JP2012094972A - 車載カメラシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に搭載されたカメラを有効に利用する。
【解決手段】通常撮影モードにおいては、ユーザは、ステアリングスイッチ17やハプティックデバイス18を操作することにより、カメラ24の向きを車内及び車外の任意の撮影方向にして、画像を撮影することができる。これに対し、記録制御部3が車両に搭載された各種制御ユニットの車両信号を監視し、特定信号を検知したときには、カメラ24により車外周辺を撮影しその画像データを記憶するドライブレコーダモードに強制的に切替えられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載されたカメラにより、車内及び車外を撮影することができる車載カメラシステムに関する。
近年、自動車等の車両においては、例えば特許文献1に示されるように、運転中に事故やいわゆるヒヤリ−ハットに遭遇した際に、車両の周囲の画像を撮影して記憶するドライブレコーダの普及が進んでいる。このドライブレコーダは、車室内に、車両の前方を撮影するカメラを備え、加速度センサにより検出した車両の加速度が上限値を超えると、カメラの撮影画像を保存データ記憶手段に記憶するように構成されている。保存データ記憶手段に記憶された画像データを再生することにより、事故やヒヤリ−ハットの原因の解明に利用される。尚、特許文献1では、車両の右左折時に、カメラの撮影方向を、目標方向に追従するように制御する技術が開示されている。
特開2006−295676号公報
上記したドライブレコーダにおいては、カメラは、車両が事故等の危険な状態に遭遇したなど、特定の状況でのみ、周囲の撮影に使用されるものであった。従って、カメラに電源が供給されている時間のうち、ほとんどの時間において活用されていないのが現状であった。このため、カメラの有効利用を図るといった観点から、改善が望まれるのである。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、車両に搭載されたカメラを有効に利用することができる車載カメラシステムを提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の車載カメラシステムは、車両に搭載されたカメラを車内及び車外の任意の撮影方向に駆動する駆動装置を設け、前記撮影方向を指示するための操作装置をユーザにより操作可能に設け、この操作装置により指示された撮影方向に応じて撮影制御手段により前記駆動装置を制御する車載カメラシステムであって、車両に搭載された各種制御ユニットから出力される車両信号を監視する車両信号監視手段と、この車両信号監視手段が特定信号を検知したときに、前記操作装置により指示された撮影方向にカメラの向きを駆動して撮影を行う通常撮影モードから、前記操作装置の指示に関わらずカメラの向きを駆動して車外を撮影しその画像データを不揮発性メモリへ記憶するドライブレコーダモードに切替えるモード変更手段とを備えるところに特徴を有する(請求項1の発明)。
これによれば、通常撮影モードにおいては、ユーザは、操作装置を操作することにより、車量に搭載されたカメラの撮影方向を車内及び車外の任意の撮影方向にして、画像を撮影することができる。これに対し、車両に搭載された各種制御ユニットの車両信号を監視する車両信号監視手段が、特定信号を検知したときには、モード変更手段によって、前記カメラにより車外を撮影しその画像データを記憶するドライブレコーダモードに強制的に切替えられる。
従って、例えば、車両が危険な状態に遭遇したなど、特定の状況が発生したときには、車両信号監視手段が特定信号を検知することに基づき、カメラにより車外の必要な方向を撮影しその画像データを記憶することができ、ドライブレコーダとしての機能を実現することができる。そして、それ以外の時間においては、車載カメラを使って、ユーザが、友人、恋人、家族等の同乗者と一緒に車室内で写真を撮ったり、車外の景色などを撮影したりして楽しむことができ、思い出作りが可能となる。この結果、車両に搭載されたカメラを有効に利用することができるものである。
尚、上記のカメラについては、例えば、車室内のルームミラーの近傍部分に設けることができ、駆動装置として、そのカメラを、鉛直軸を中心に回動させる機構を備えたものとすることができる。また、カメラによる撮影画像としては、静止画は勿論、動画や連写画像であっても良い。更には、操作装置としては、例えば運転席近傍に位置して運転者が容易に操作できるものが望ましく、例えば、センターコンソール部分に設けられるいわゆるハプティックデバイスや、ステアリングホイール部分に設けられるステアリングスイッチ等を採用することができる。
本発明においては、上記車両信号監視手段は、例えばCAN(Controller Area Network)等の、車両に搭載された複数の制御ユニットを相互に接続する通信ネットワークに接続することにより、車両信号を監視することができる。このとき、より具体的には、車両信号監視手段が監視する車両信号(検知する特定信号)として、以下のような構成が可能である。
即ち、車両信号監視手段は、運転を支援する運転支援制御ユニットから出力される車両信号を監視し、モード変更手段は、特定信号としてそれら運転支援制御ユニットからの警告信号を検知したときに、カメラの向きを駆動して車外前方を撮影するドライブレコーダモードに切替えるように構成することができる(請求項2の発明)。尚、前記運転支援制御ユニットとしては、ACC(アダプティブクルーズコントロール)、LKA(レーンキーピングアシスト)、PCS(プリクラッシュセーフティ)などが知られている。
或いは、車両信号監視手段は、車両に搭載された盗難防止装置の信号を監視し、モード変更手段は、特定信号として盗難防止装置からのセキュリティ警告信号を検知すると、カメラの向きを回転駆動して車外の全周を撮影するドライブレコーダモードに切替えるように構成することができる(請求項3の発明)。
或いは、車両信号監視手段は、ステアリング、ブレーキ、アクセルの操作量を監視すると共に、それらの操作量が通常時よりも急激に増加する急ステアリング、急ブレーキ、急加速を判断する判断手段を含み、モード変更手段は、判断手段が急ステアリング、急ブレーキ、急加速のいずれかを判断したときに、カメラ音向きを駆動して車外の前方又は後方を撮影するドライブレコーダモードに切替えるように構成することができる(請求項4の発明)。
或いは、車両信号監視手段は、車両に搭載され、車体の所定方向に存在する障害物との距離を検出する障害物検出装置の信号を監視し、モード変更手段は、特定信号として障害物検出装置の検出した障害物との距離が所定距離内になったことを検知すると、カメラの向きを駆動して前記障害物方向を撮影するドライブレコーダモードに切替えるように構成することができる(請求項5の発明)。
或いは、車両信号監視手段は、車両に搭載されたエアバッグ用の加速度センサの信号を監視し、モード変更手段は、特定信号として加速度センサの衝突検知信号を検知すると、カメラの向きを回転駆動して車外の全周を撮影するドライブレコーダモードに切替えるように構成することができる(請求項6の発明)。
これらの構成によれば、例えば車両が事故等の危険な状態に遭遇したなどの必要時において、ドライブレコーダモードに確実に切替えることができ、カメラにより、車外の周辺の必要な画像を撮影することができる。尚、上記特定信号のうち、セキュリティ警告信号や加速度センサの衝突検知信号を検知してドライブレコーダモードに切替えた場合には、カメラによる撮影画像データ、及び/又は、それら信号が出力された旨の報知情報を、通信手段(後述)を介して外部の情報センタのサーバや、ユーザの所持する携帯通信端末装置に自動的に送信する構成としても良い。
本発明においては、カメラによる撮影画像を車室内に設けられた表示器に表示する表示制御手段を設けると共に、撮影画像のデータを加工するための画像データ加工手段を設けることができる(請求項7の発明)。これにより、カメラにより撮影した撮影画像を車室内で表示器に表示したり、更に撮影画像のデータを加工して楽しんだりすることができ、ユーザにとってより一層楽しいものとすることができる。
また、本発明の車載カメラシステムにおいては、前記カメラによる撮影画像のデータを外部に送信する通信手段を設けることができる(請求項8の発明)。このとき、撮影画像データを、情報センタのサーバにアップロードさせるアップロード手段を設けると共に、サーバに保存されている撮影画像データを閲覧する閲覧手段を設けることもできる(請求項9の発明)。これらによれば、撮影画像データによる楽しみをより一層拡げることができる。
本発明の車載カメラシステムにおいては、ユーザの所持する携帯通信端末装置に、該携帯通信端末装置を前記カメラの撮影方向を遠隔操作により指示するための操作装置として機能させるための専用アプリケーションをインストールすることにより、該携帯通信端末装置を、操作装置としてのリモコン端末として使用することが可能に構成することができる(請求項10の発明)。専用のリモコン端末を設けなくても、ユーザの所持する携帯通信端末装置を、遠隔からカメラを操作するためのリモコン端末として使用することが可能となり、ユーザにとっての利便性を高めることができる。
ところで、本発明では、ユーザの知らないうちに、モード変更手段より通常撮影モードからドライブレコーダモードに強制的に切替えられていることがあるため、カメラが動作している際に、通常撮影モードとドライブレコーダモードとのどちらのモードで動作しているかを示す報知手段を設けることができ(請求項11の発明)、これにより、ユーザに、現在のモードの種類や、ドライブレコーダモードによる動作中であるかどうかを判りやすく知らせることができる。
前記モード変更手段により通常撮影モードからドライブレコーダモードに切替えられた際には、通常撮影モードにて動作していたときのカメラの撮影方向を記憶しておき、その後、ドライブレコーダモードから通常撮影モードに切替えられる際に、当該記憶されていた撮影方向に前記カメラの向きを駆動するように構成することもできる(請求項12の発明)。ユーザが通常撮影モードにおける撮影を行っていたときに、モード変更手段により強制的にドライブレコーダモードに切替えられた場合でも、ドライブレコーダモードが終了して通常撮影モードに戻る際に、カメラがモード切替え前の撮影方向に戻るため、ユーザは、切替えられる直前の状態から撮影を容易に続行させることができる。
本発明の車載カメラシステムにおいては、緊急時のカメラ操作用の特定の操作手段を予め登録しておき、モード変更手段によりドライブレコーダモードに切替えられた場合でも、登録されている操作手段によるカメラ操作が優先されるように構成しても良い(請求項13の発明)。これによれば、例えば事故時のような緊急状態において、カメラにより撮影したい場所をユーザの意思で撮影させることが可能となる。
車両信号監視手段が監視する各種制御ユニットの車両信号に故障コードが含まれている場合には、当該制御ユニットから特定信号が出力された場合でも、モード変更手段により、通常撮影モードからドライブレコーダモードへの切替えを行わない(無効化する)ように構成しても良い(請求項14の発明)。これにより、不必要時にドライブレコーダモードに切替えられてしまうことを未然に防止することができる。
本発明の一実施例を示すもので、車載カメラシステム及び関連する部分の電気的構成を概略的に示す図 車室内の様子を概略的に示す斜視図 通常撮影モードにおいて記録制御部が実行する処理手順を示すフローチャート 警告信号に基づいてドライブレコーダモードに切替える場合の処理手順を示すフローチャート 盗難防止装置の警告信号に基づいてドライブレコーダモードに切替える場合の処理手順を示すフローチャート 急ステアリング等の特定信号に基づいてドライブレコーダモードに切替える場合の処理手順を示すフローチャート
以下、本発明を具体化した一実施例について、図面を参照しながら説明する。尚、本実施例では、車載カメラシステム1は、図1に示すように、車両(自動車)に搭載され、運転中に事故やいわゆるヒヤリ−ハット等、特定状況が発生(遭遇)した際に、車両の周囲の画像を撮影して記憶するドライブレコーダとしての機能を兼用する(ドライブレコーダに含まれる)システムとして構成されている。
図1は、本実施例に係る車載カメラシステム1の構成、及び、車両(自動車)に設けられる例えばCAN等の車両通信ネットワーク2の構成を概略的に示している。以下に述べるように、前記車両通信ネットワーク2は、例えばバスを介して、自動車に搭載される複数の制御ユニットや各種車載センサ、スイッチ装置間を、相互に接続するものであり、それら制御ユニット間でデータの共有が図られる。
前記車載カメラシステム1は、全体の動作を制御する記録制御部3を備えている。詳しく図示はしないが、前記記録制御部3は、コンピュータ(CPU)を主体として構成されていると共に、通信制御を行う通信コントローラを備えている。この記録制御部3は、前記通信コントローラを介して前記車両通信ネットワーク(バス)2に接続されている。
前記車両通信ネットワーク2には、例えば次のような車載機器が接続されている。即ち、車両通信ネットワーク2には、制御ユニットとして、例えば、エンジン制御装置4、ブレーキ制御装置5、トランスミッション制御装置6、エアバッグ制御装置7、ナビゲーション装置8が接続されている。これら各車載装置の構成についての詳しい説明は、いずれも周知のため省略する。また、前記ナビゲーション装置8は、自車位置を検出し、車室R内に設けられた表示器21(図2参照)の画面に周辺地図と共に自車位置を表示する機能を備えている。
本実施例では、車両通信ネットワーク2には、制御ユニットとして、運転支援制御ユニットである、ACC(アダプティブクルーズコントロール)システム9、LKA(レーンキーピングアシスト)システム10、PCS(プリクラッシュセーフティ)システム11が接続されている。そのうちACCシステム9は、速度及び先行車両との車間距離の維持を支援するシステムである。LKAシステム10は、道路の白線認識に基づいて車線維持を支援するシステムである。PCSシステム11は、先行車両や障害物を認識し、車間距離が縮まると警告及び自動ブレーキにより衝突を回避するシステムである。
また、車両通信ネットワーク2には、周知構成の盗難防止装置12や、障害物検出装置としてのクリアランスソナー13も接続されている。前記盗難防止装置12は、例えばセンサで窃盗者を検知するとアラーム等で警報を発するものである。前記クリアランスソナー13は、例えば車両の四隅部における障害物との距離を超音波により検知し、距離に応じた警告信号を発するものである。さらに、車両通信ネットワーク2には、加速度センサ14、速度センサ15、ステアリングセンサ16等の、車両信号を出力する各種センサが接続されている。
そして、車両通信ネットワーク2には、操作装置としての、ステアリングスイッチ17、ハプティックデバイス18、前記表示器21に設けられたタッチパネル等を含むその他の各種スイッチ19が接続されている。前記ステアリングスイッチ17は、運転席のステアリングホイール20部分(図2参照)に設けられている。また、図2に示すように、前記ハプティックデバイス18は、車室R内のセンターコンソール22部分に設けられている。このセンターコンソール22には、前記表示器21や、後席用表示装置23が設けられている。前記ステアリングスイッチ17及びハプティックデバイス18は、後述するように、カメラの向きや撮影動作を指示するために運転者が容易に操作できる操作装置として機能する。
次に、前記車載カメラシステム1について述べる。この車載カメラシステム1は、カメラ24を備えている。図2に示すように、このカメラ24は、例えば車室R内のルームミラー25の近傍部分に、鉛直軸を中心に回動可能(撮影方向を周囲360度方向に変更可能)設けられている。このとき、カメラ24は、モータやギア機構等からなる図示しない駆動装置によって回転駆動され、車内及び車外の任意の撮影方向を撮影できるように構成されている。図1に示すように、カメラ24及び前記駆動装置は、撮影制御手段としての、カメラ駆動制御装置26により駆動制御される。前記カメラ駆動制御装置26は前記記録制御部3により制御される。
また、図1に示すように、前記記録制御部3には、画像データなどのデータを一時的に記憶する揮発性メモリ27、及び、画像データ等を記憶する不揮発性メモリ28が接続されている。不揮発性メモリ28は、例えばHDDなどから構成されている。さらに、不揮発性メモリ28に記憶されていた画像データ等は、外部出力コネクタ29を介して記憶媒体(例えばUSBメモリやメモリカード)に書込むことができるようになっている。
更に、前記記録制御部3には、外部通信機31が接続されている。外部通信機31は、外部との無線通信を行う通信手段として機能するものである。この場合、詳しく図示はしていないが、外部通信機31は、例えば情報センタのサーバ32との間で、携帯電話機、DSRC、無線LANなどにより無線通信を行うものと、ユーザの所持する携帯電話機33との間で、ブルートゥース等により短距離ワイヤレス接続を行うものとを含んでいる。
これにより、本実施例では、後述のように、カメラ24による撮影画像のデータを、外部通信機31を用いた通信により、外部の情報機器(パソコンや携帯電話機等)に送信することができる。このとき、撮影画像のデータを、情報センタのサーバ32にアップロードさせることができると共に、サーバ32に保存されている撮影画像データを閲覧することが可能とされている。更に、詳しい説明は省略するが、ユーザの所持する携帯通信端末装置この場合携帯電話機33に、該携帯電話機33を、カメラ24の撮影方向を遠隔操作により指示するための操作装置として機能させるための専用アプリケーションをインストールすることにより、該携帯電話機33を、操作装置としてのリモコン端末として使用することもできる。
さて、本実施例では、記録制御部3は、通常時(後述のドライブレコーダモード以外の状態)には、ユーザの操作装置即ちステアリングスイッチ17やハプティックデバイス18の操作に基づき、カメラ24及び駆動装置を制御して撮影を行うようになっている。このようにカメラ24をユーザが自由に操作できるモードを、通常撮影モードと称する。この通常撮影モードにおいては、ユーザは、操作装置17、18を操作することによって、前記カメラ24の向きを車内及び車外の任意の撮影方向にして、画像を撮影することができる。また上記のように、携帯電話機33を、操作装置としてのリモコン端末として使用することも可能である(図2のイメージA)。
このとき、記録制御部3は、カメラ24により撮影された画像データを、車内の表示器21や、後席用表示装置23に表示させる。詳しい説明は省略するが、ユーザは、図2に示すように、タッチペン34を用いて表示器21や後席用表示装置23に表示されている画像中に書込みを行うなど、撮影画像のデータを加工することも可能となっている(イメージB)。従って、記録制御部3は、表示制御手段及び画像データ加工手段としても機能する。
更に、撮影画像データを、不揮発性メモリ28に記憶することができ、例えば所定のファイルに自分のアルバムとして保存させておくことができる(図2のイメージC)ことは勿論である。それに加えて、外部出力コネクタ29を介してUSBメモリ等の記憶媒体に記憶させて車外へ持ち出したり(図2のイメージD)、外部通信機31を介して外部との間で撮影画像データの送受信を行ったりすることができる。
そして、前記記録制御部3は、前記車両通信ネットワーク2を介して、常に、車両に搭載された各種制御ユニットの車両信号を監視する。そして、特定信号を検知したとき、つまり車両が事故等の危険な状態に遭遇した等の特定の状況が発生したときに、前記通常撮影モードから、前記カメラ24により車外周辺を撮影しその画像データを不揮発性メモリ28に記憶するドライブレコーダモードに強制的に切替えるようになっている。従って、記録制御部3が、車両信号監視手段及びモード変更手段として機能する。
具体的には、後の作用説明(フローチャート説明)でも述べるように、まず、記録制御部3は、前記ACCシステム9、LKAシステム10、PCSシステム11の車両信号を監視する。そして、特定信号としてそれら運転支援制御ユニットからの警告信号を検知したときに、ドライブレコーダモードに切替えて、カメラ24により車外の前方を撮影して記録する。また、記録制御部3は、盗難防止装置12の信号を監視し、特定信号としてセキュリティ警告信号を検知すると、ドライブレコーダモードに切替え、カメラ24を回転させながら車外の全周を撮影して記録する。
そして、記録制御部3は、各種車載センサ14〜16等からステアリング、ブレーキ、アクセルの操作量の車両信号を監視すると共に、それらの操作量が通常時よりも急激に増加する急ステアリング、急ブレーキ、急加速を判断する判断手段として機能する。このとき、急ステアリング、急ブレーキ、急加速の判断は、例えば、ステアリング、ブレーキ、アクセルの操作量の変化度合を、しきい値と比較して変化度合がしきい値を超えたときに、急ステアリング、急ブレーキ、急加速が発生したと判断することができる。また、ドライバの過去の運転データを蓄積し、その運転データを比較して「急」かどうかを判断することができる。更に、1つの車両を複数のドライバが運転している場合には、ドライバ毎の運転パターンを記憶しておき、マッチングにより現在どのドライバが運転しているかを判定し、ドライバ毎の運転データを用いて「急」かどうかを判断することもできる。
記録制御部3は、急ステアリング、急ブレーキ、急加速のいずれかの発生を判断したときに、ドライブレコーダモードに切替え、カメラ24により車外の前方を撮影して記録する。但し、ギアがバックに入っている場合には、車外の前方だけでなく、図示しないリアカメラにより後方についても撮影して記録する。
さらに、記録制御部3は、クリアランスソナー13の信号を監視し、特定信号としてクリアランスソナー13の警告信号を検知すると、ドライブレコーダモードに切替え、カメラ24により該クリアランスソナー13の警告方向を撮影して記録する。また、記録制御部3は、エアバッグ用の加速度センサの信号を監視し、特定信号として加速度センサの衝撃信号を検知すると、ドライブレコーダモードに切替え、カメラ24を回転させながら車外の全周を撮影して記録する。
また、本実施例では、例えば前記表示器21に、通常撮影モードとドライブレコーダモードとのどちらのモードで動作しているかを表示するための、報知手段としてのインジケータ35が設けられている(図2参照)。記録制御部3は、このインジケータ35の点灯表示を制御し、例えば通常撮影モードでは青色又は緑色、ドライブレコーダモードでは赤色でインジケータ35を点灯させ、カメラ24による実際の撮影状態(画像の不揮発性メモリ28への記録状態)では、それらインジケータ35を点滅させる。インジケータ35は、運転席前部のコンビネーションメータ内に設けるようにしても良い。
尚、上記のように通常撮影モードからドライブレコーダモードに切替えられた際には、記録制御部3は、直前までの前記カメラ24の撮影方向を記憶しておき、ドライブレコーダモードにおける動作終了時、つまり警告信号等が解除された時点もしくは解除されてから所定時間経過後に、ドライブレコーダモードから通常撮影モードに切替えると共に、前記カメラ24を記憶されていた直前の撮影方向に戻すようにしても良い。これによれば、ユーザが通常撮影モードにおける撮影を行っていたときに強制的にドライブレコーダモードに切替えられた場合でも、ドライブレコーダモードが終了すると、カメラ24がモード切替え前の撮影方向に自動的に戻るため、ユーザは、切替えられる直前の状態から撮影を容易に続行させることができる。
次に、上記構成の車載カメラシステム1の作用について、図3ないし図6も参照して述べる。図3〜図6のフローチャートは、記録制御部3が実行するカメラ24関連の制御手順を示している。これらフローチャートは、夫々、通常操作モードにおける処理手順、車載装置からの警告信号に基づいてドライブレコーダモードに切替えられた際の処理手順、盗難防止装置12からの警告信号に基づいてドライブレコーダモードに切替えられた際の処理手順、急ステアリング等の特定信号に基づいてドライブレコーダモードに切替えられた際の処理手順、を示している。以下、これらフローチャートについて順に説明する。
即ち、図3において、ステップS1ではカメラ24の待機状態とされている。ここで、上述のように、ユーザは、操作装置(ステアリングスイッチ17、ハプティックデバイス18、リモコン装置としての携帯電話機33のいずれか)を操作することにより、カメラ24の向きや撮影動作の実行を指示したり、不揮発性メモリ28に記憶されている画像データをUSBメモリ等の記憶媒体に記憶させたりすることができる。
ここで、ステップS2では、画像データの外部出力(記憶媒体への書込み)の指示操作があったかどうかが判断され、ステップS3では、カメラ24の角度(向き)の指示操作があったかどうかが判断され、ステップS4では、カメラ24による撮影の指示操作があったかどうかが判断される。カメラ24の角度の指示操作があった場合には(ステップS3にてYes)、ステップS5にて、駆動装置が駆動されてカメラ24が指定された角度に調整される。
そして、撮影の指示操作があった場合には(ステップS4にてYes)、ステップS6にて、カメラ24による撮影が実行される。また、ステップS7にて、カメラ24による撮影画像が、表示器21及び後席表示装置23に表示される。このとき、ユーザは、表示器21及び後席表示装置23に表示されている画像データの加工、この場合画像中への文字等の書込みを行うことができる(ステップS8)。書込みを行わない場合には(ステップS8にてNo)、ステップS9にて、そのまま画像データの保存が行われ、ステップS1(待機状態)に戻る。
これに対し、書込みを行う場合には(ステップS8にてYes)、図2に示したように、タッチペン34で表示器21又は後席表示装置23の画面をタッチすることにより、所望の文字などを書込むことができる。この場合、ステップS10では、ユーザによる書込みを受付け、次のステップS11では、その書込みを画像データに反映した状態で、画像データの保存が行われる。この後、ステップS1(待機状態)に戻る。
上記した操作装置の操作において、ユーザが、画像データの外部出力指示を行った場合には(ステップS2にてYes)、ステップS12にて、保存されている画像データの選択処理が行われ、ステップS13にて、当該画像データの記憶媒体への書込み処理が行われる。この後、ステップS1(待機状態)に戻る。
尚、この図3には図示してはいないが、上述のように、ユーザが撮影画像のデータを、情報センタのサーバ32にアップロードさせることができると共に、サーバ32に保存されている撮影画像データを閲覧することも可能とされている。従って、記録制御部3が、アップロード手段及び閲覧手段としても機能する。また、カメラ24による撮影画像としては、静止画は勿論、動画や連写画像であっても良い。
上記のような通常撮影モードに対し、記録制御部3は常に車両通信ネットワーク2の信号を監視し、車両が事故等の危険な状態に遭遇した等、特定の状況が発生したときに、図4ないし図6のフローチャートに示すように、記録制御部3が特定信号を検知することに基づいてドライブレコーダモードに切替えられる。
即ち、まず図4において、ステップS1ではカメラ24の待機状態とされているのであるが、ステップS21では、運転支援制御ユニット(ACCシステム9、LKAシステム10、PCSシステム11)からの警告信号が監視され、ステップS22では、クリアランスソナー13からの警告信号が監視される。
そして、運転支援制御ユニット、即ち、ACCシステム9、LKAシステム10、PCSシステム11のいずれかから、警告信号を受信した場合には(ステップS21にてYes)、ドライブレコーダモードに切替えられ、ステップS23にて、カメラ24を前方へ回転し、ステップS24にて、カメラ24による記録つまり車外の前方の撮影が実行される。その後、ステップS25にて、撮影画像データの保存が行われ、ステップS1の待機状態に戻る。
クリアランスソナー13からの警告信号を受信した場合には(ステップS22にてYes)、ドライブレコーダモードに切替えられ、ステップS26にて、カメラ24をその警告方向へ回転し、ステップS27にて、カメラ24による記録つまり車両外部の警告方向の撮影が実行される。なお、警告信号の警告レベル、すなわち、障害物への接近度合を見て、最も警告レベルが高いときに、ドライブレコーダモードへ切替える用に構成しても良い。この後、ステップS25にて、撮影画像データの保存が行われ、ステップS1の待機状態に戻る。
図5は、盗難防止装置12からのセキュリティ警告信号を監視する場合のフローチャートである。ステップS31では、盗難防止装置12がオンされているかどうかが判断される。ここで、盗難防止装置12は、イグニッションオフもしくはドアロックに連動して、オン状態とされる。イグニッションオンもしくはドアアンロックで、盗難防止装置12はオフされる。
盗難防止装置12がオンの場合には(ステップS31にてYes)、次のステップS32で、盗難防止装置12からのセキュリティ警告信号が監視される。そして、盗難防止装置12からのセキュリティ警告信号を受信した場合には(ステップS32にてYes)、ドライブレコーダモードに切替えられ、ステップS33にて、カメラ24を回転させながら車両の外部の全方位(全周)を撮影することが行われる。上記と同様に、ステップS34にて撮影画像データの保存が行われる。これに加えて、ステップS35にて、セキュリティ警告信号及び撮影画像データが、セキュリティセンタに送信されると共に、ステップS36にて、そのセキュリティ警告信号及び撮影画像データが、ユーザの所持する携帯電話機33にも送信される。
次に、図6において、ステップS1ではカメラ24の待機状態とされているのであるが、ステップS41では、各種車載センサ14〜16からの信号、つまり、急ステアリング、急ブレーキ、急加速の車両信号が監視される。そして、それら急ステアリング、急ブレーキ、急加速のいずれかの信号を受信すると(ステップS41にてYes)、ドライブレコーダモードに切替えられ、ステップS42にて、カメラ24を前方へ回転し、ステップS43にて、カメラ24による記録つまり車外の前方の撮影が実行される。
また、このときには、ステップS44にて、ギアがバックに入っているかどうかが判断され、Rギアでない場合には(ステップS44にてNo)、ステップS45にてそのまま撮影画像データの保存が行われる。これに対し、ギアがバックに入っている場合には(ステップS44にてYes)、ステップS46にて、例えば駐車支援に用いる図示しないリアカメラにより、車外の後方の撮影が実行される。その後、ステップS45にて、前方、もしくは前方及び後方の双方の画像データが保存される。この後、ステップS1の待機状態に戻る。
尚、上記フローチャートには図示しなかったが、本実施例では、記録制御部3は、エアバッグ用の加速度センサの信号を監視し、特定信号として加速度センサの衝突検知信号を検知すると、ドライブレコーダモードに切替え、カメラ24を回転させながら車外の全周を撮影して記録する。また、記録制御部3は、表示器21に設けられたインジケータ35の点灯表示を制御し、ユーザに対して、現在のカメラ24のモードを表示すると共に、カメラ24による実際の撮影状態を表示するようになっている。
このように本実施例によれば、通常撮影モードにおいては、ユーザは、ステアリングスイッチ17やハプティックデバイス18を操作することにより、カメラ24の向きを車内及び車外の任意の撮影方向にして、画像を撮影することができる。これに対し、記録制御部3が車両に搭載された各種制御ユニットの車両信号を監視し、特定信号を検知したときには、カメラ24により車外周辺を撮影しその画像データを記憶するドライブレコーダモードに強制的に切替えられる。
従って、例えば、車両が事故等の危険な状態に遭遇したなど、特定の状況が発生したときには、カメラ24により車外周辺を撮影しその画像データを記憶することができ、ドライブレコーダとしての機能を実現することができる。そして、それ以外の時間においては、車載カメラ24を使って、ユーザが、友人、恋人、家族等の同乗者と一緒に車室R内で写真を撮ったり、車外の景色などを撮影したりして楽しむことができ、思い出作りが可能となる。この結果、本実施例によれば、車両に搭載されたカメラ24を有効に利用することができるものである。
特に本実施例では、複数の運転支援制御ユニット9,10,11、盗難防止装置12、クリアランスソナー13などからの警告信号、急ステアリング、急ブレーキ、急加速の判断に基づいて通常撮影モードからドライブレコーダモードに切替えるようにしたので、例えば車両が事故等の危険な状態に遭遇したなどの必要時において、ドライブレコーダモードに確実に切替えることができ、カメラ24により、車外の周辺の必要な画像を撮影することができる。
また、本実施例では、カメラ24により撮影した撮影画像を車室R内で表示器21、23に表示したり、更に撮影画像のデータを加工して楽しんだりすることができ、ユーザにとってより一層楽しいものとすることができる。さらに本実施例では、カメラ24による撮影画像のデータを外部通信機31を介して情報センタのサーバ32にアップロードさせることができると共に、サーバ32に保存されている撮影画像データを閲覧可能としたので、撮影画像データによる楽しみをより一層拡げることができる。
本実施例では、ユーザの所持する携帯電話機33に専用アプリケーションをインストールすることにより、操作装置としてのリモコン端末として使用することができるので、専用のリモコン端末を設けなくても済み、ユーザにとっての利便性を高めることができる。通常撮影モードとドライブレコーダモードとのどちらのモードで動作しているかを表示するインジケータ35を設けたので、ユーザに、現在のモードの種類や、ドライブレコーダモードによるカメラ24の撮影中であるか等を判りやすく知らせることができる。
尚、本発明は、上記した一実施例に限定されるものではなく、種々の拡張・変更が可能である。
例えば、本発明においては、緊急時のカメラ24操作用の特定の操作手段(例えば携帯電話機33等の外部リモコン機器)を予め登録しておき、ドライブレコーダモードに強制的に切替えられた場合でも、登録されている操作手段によるカメラ操作が優先されるように構成しても良い。これによれば、例えば事故時のような緊急状態において、カメラ24により撮影したい場所をユーザの意思で撮影させることが可能となる。
また、上記のような車両通信ネットワーク2においては、各種制御ユニット等において故障(例えばセンサ類の断線、短絡など)があった場合に、車両信号に故障コードが含まれる。そこで、車両信号に故障コードが含まれている場合には、当該制御ユニットから特定信号が出力された場合でも、モード切替えを無効にするように構成しても良い。これにより、不必要にドライブレコーダモードへ切替えられてしまうことを未然に防止することができる。
その他、上記実施例では、カメラ24をルームミラー25部分に垂直軸を中心に回転可能に設けるようにしたが、カメラを設ける位置については、車室の天井部に設ける等、様々な変更が可能であり、また、カメラを鉛直軸周りの回転だけでなく、例えば上下方向の首振りを可能に構成したり、自在にズームイン、ズームアウトできる構成としたりしても良い。カメラを複数個設ける構成としてもよい。さらには、表示器やインジケータを設ける位置についても種々の変更が可能である等、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
図面中、1は車載カメラシステム、2は車両通信ネットワーク、3は記録制御部(撮影制御手段、車両信号監視手段、モード変更手段、表示制御手段、画像データ加工手段)、9はACCシステム、10はLKAシステム、11はPCSシステム、12は盗難防止装置、13はクリアランスソナー、17はステアリングスイッチ(操作装置)、18はハプティックデバイス(操作装置)、21は表示器、23は後席表示装置、24はカメラ、26はカメラ駆動制御装置、28は不揮発性メモリ、29は外部出力コネクタ、31は外部通信機(通信手段)、32はサーバ、33は携帯電話機(携帯通信端末装置)、35はインジケータを示す。

Claims (14)

  1. 車両に搭載されたカメラと、
    このカメラを車内及び車外の任意の撮影方向に駆動する駆動装置と、
    ユーザにより操作可能に設けられ、前記撮影方向を指示するための操作装置と、
    この操作装置により指示された前記撮影方向に応じて前記駆動装置を制御する撮影制御手段とを備える車載カメラシステムであって、
    車両に搭載された各種制御ユニットから出力される車両信号を監視する車両信号監視手段と、
    この車両信号監視手段が特定信号を検知したときに、前記操作装置により指示された前記撮影方向に前記カメラの向きを駆動して撮影を行う通常撮影モードから、前記操作装置による指示に関わらず前記カメラの向きを駆動して車外を撮影しその画像データを不揮発性メモリへ記憶するドライブレコーダモードに切替えるモード変更手段とを設けたことを特徴とする車載カメラシステム。
  2. 前記車両信号監視手段は、運転を支援する運転支援制御ユニットから出力される車両信号を監視し、
    前記モード変更手段は、特定信号として前記運転支援制御ユニットからの警告信号を検知したときに、前記カメラの向きを駆動して車外前方を撮影するドライブレコーダモードに切替えることを特徴とする請求項1記載の車載カメラシステム。
  3. 前記車両信号監視手段は、車両に搭載された盗難防止装置の信号を監視し、
    前記モード変更手段は、特定信号として前記盗難防止装置からのセキュリティ警告信号を検知すると、前記カメラの向きを回転駆動して車外の全周を撮影するドライブレコーダモードに切替えることを特徴とする請求項1又は2記載の車載カメラシステム。
  4. 前記車両信号監視手段は、ステアリング、ブレーキ、アクセルの操作量の車両信号を監視すると共に、それらの操作量が通常時よりも急激に増加する急ステアリング、急ブレーキ、急加速を判断する判断手段を含んでおり、
    前記モード変更手段は、前記判断手段が急ステアリング、急ブレーキ、急加速のいずれか判断したときに、前記カメラの向きを駆動して車外の前方又は後方を撮影するドライブレコーダモードに切替えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車載カメラシステム。
  5. 前記車両信号監視手段は、車両に搭載され、車体の所定方向に存在する障害物との距離を検出する障害物検出装置の信号を監視し、
    前記モード変更手段は、特定信号として前記障害物検出装置の検出した障害物との距離が所定距離内になったことを検知すると、前記カメラの向きを駆動して前記障害物方向を撮影するドライブレコーダモードに切替えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の車載カメラシステム。
  6. 前記車両信号監視手段は、車両に搭載されたエアバッグ用の加速度センサの信号を監視し、
    前記モード変更手段は、特定信号として前記加速度センサの衝突検知信号を検知すると、前記カメラの向きを回転駆動して車外の全周を撮影するドライブレコーダモードに切替えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の車載カメラシステム。
  7. 前記カメラによる撮影画像を車室内に設けられた表示器に表示する表示制御手段を備えると共に、前記撮影画像のデータを加工するための画像データ加工手段を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の車載カメラシステム。
  8. 前記カメラによる撮影画像のデータを外部に送信する通信手段を備えることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の車載カメラシステム。
  9. 前記撮影画像データを、情報センタのサーバにアップロードさせるアップロード手段を備えると共に、前記サーバに保存されている撮影画像データを閲覧する閲覧手段を備えることを特徴とする請求項8記載の車載カメラシステム。
  10. ユーザの所持する携帯通信端末装置に、該携帯通信端末装置を前記カメラの撮影方向を遠隔操作により指示するための操作装置として機能させるための専用アプリケーションをインストールすることにより、該携帯通信端末装置を、前記操作装置としてのリモコン端末として使用することが可能とされていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の車載カメラシステム。
  11. 前記通常撮影モード及びドライブレコーダモードのどちらのモードで動作しているかを示す報知手段を備えることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の車載カメラシステム。
  12. 前記モード変更手段により前記通常撮影モードから前記ドライブレコーダモードに切替えられた際には、前記通常撮影モードにて動作していたときの前記カメラの撮影方向を記憶しておき、その後、前記ドライブレコーダモードから前記通常撮影モードに切替えられる際に、当該記憶されていた撮影方向に前記カメラの向きを駆動することを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の車載カメラシステム。
  13. 緊急時の前記カメラ操作用の特定の操作手段を予め登録しておくことができ、前記モード変更手段によりドライブレコーダモードに切替えられた場合でも、前記登録されている操作手段によるカメラ操作が優先されることを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の車載カメラシステム。
  14. 前記車両信号監視手段が監視する各種制御ユニットの車両信号に故障コードが含まれている場合には、当該制御ユニットから特定信号が出力された場合でも、前記モード変更手段により、前記通常撮影モードから前記ドライブレコーダモードへの切替えを行わないことを特徴とする請求項1ないし13のいずれかに記載の車載カメラシステム。
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