JP5978483B2 - スマートパーキングアシストシステム - Google Patents
スマートパーキングアシストシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5978483B2 JP5978483B2 JP2014157747A JP2014157747A JP5978483B2 JP 5978483 B2 JP5978483 B2 JP 5978483B2 JP 2014157747 A JP2014157747 A JP 2014157747A JP 2014157747 A JP2014157747 A JP 2014157747A JP 5978483 B2 JP5978483 B2 JP 5978483B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- subunit
- image
- main unit
- distance
- camera
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Telephone Function (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Description
また、自動車は、駐停車中に車体や車両周辺を監視するセキュリティシステムを有している。当該セキュリティシステムは、車両周辺の所定範囲内に入ったものを検知するような複数個のセンサと、侵入者を撮影する少なくとも一台のカメラと、センサで侵入者を検知したことをトリガとして撮像するようにセンサやカメラを制御する制御装置からなる。また好ましくはセンサと連動する警報装置を設けても良い。これにより、セキュリティシステムは、当て逃げ等の事故や車上荒らしといった盗難が起きることを防止することができる。
ここで、実用新案登録第3179256号の無線通信伝送によるカーオーディオシステムは、車載カーオーディオシステムに無線通信回線で接続するスマートフォンを設け、当該スマートフォンとバックカメラとを接続して、スマートフォンのモニタ画面にバックカメラによる画像を映し出すことを開示している。
しかしながら、自動車に上記のような、パーキングアシストシステムを後付けで搭載しようとする場合、パーキングアシストシステムを取り付ける取付作業や、パーキングアシストシステムとキーの関連付けといったセットアップ作業、モニタの設置作業、センサ等の配線作業に手間とコストがかかるのはもちろんのこと、たとえば、ICチップに取り付けたパーキングアシストシステムの情報を書き込んだり、純正品のキーに無線通信手段を取り付けてパーキングアシストシステムとペアリングさせることは非常に困難である。そのため、後付けのパーキングアシストシステムは、純正品のパーキングアシストシステムとは異なり、上記のようにキーとのペアリングがなされていない機能が大幅に制限されたモデルが一般的となっている。すなわち、後付けのパーキングアシストシステムは、簡単に操作できるものとはいい難い。
前記メインユニットは、車両周辺又は車内を撮影可能な少なくとも一台のカメラと、
当該カメラで撮影した画像に係る画像処理を制御するメイン制御手段を有し、
前記サブユニットは、前記画像を表示可能なモニタ画面を有する表示手段と、
当該表示手段で表示する前記画像に係る画像処理を制御するサブ制御手段を有し、
前記メインユニットと前記サブユニットは、前記無線通信回線に係る互いに双方向通信可能な双方向通信手段を、それぞれ前記メイン制御手段と前記サブ制御手段に有し、
前記カメラで画像を撮像したとき、
当該画像を前記メインユニットで電子的な画像データに変換処理して、
当該画像データに係る画像信号が前記無線通信回線上を前記メインユニットから前記サブユニットへ伝送し、
前記画像信号を受信した前記サブユニットで前記画像データを前記画像に変換処理して、
当該画像を前記モニタ画面に再生表示するようにしたスマートパーキングアシストシステムであって、
前記無線通信回線が、
前記メインユニットと前記サブユニットとの距離が所定距離以下の場合に、前記メインユニットと前記サブユニット間の通信を担当する近距離無線通信回線と、
前記所定距離を超えた場合に、前記メインユニットと前記サブユニット間の通信を担当する通信を担当する遠距離無線通信回線とからなり、
前記サブユニットに、前記メインユニットに対して距離判定信号を周期的に発信する発信手段を設け、
前記メインユニットに、前記距離判定信号に応じて、前記サブユニットとの距離を判定する距離判定手段、及び当該距離判定手段の判定結果に基づいて、前記近距離無線通信回線又は前記遠距離無線通信回線のいずれか一方の前記無線通信回線を選択する回線選択手段を設けて、
前記発信手段から発信された前記距離判定信号が前記メインユニットで受信されている間、前記距離判定手段は前記メインユニットと前記サブユニットとの距離が所定距離以下であると判定し、
前記距離判定信号を前記メインユニットが受信できなくなったとき、前記距離判定手段は前記メインユニットと前記サブユニットとの距離が所定距離を超えたと判定して、
前記メインユニットと前記サブユニットとの距離が所定距離以下のとき、
前記回線選択手段は、前記近距離無線通信回線を選択し、
当該近距離無線通信回線を通じて、前記カメラで撮像した画像に係る画像データを前記サブユニットへ送信し、
当該画像データを受信した前記サブユニットは、当該画像データに基づく画像を前記モニタ画面に略遅延なく再生表示するようにして、
前記メインユニットと前記サブユニットは、前記カメラで撮像した車両周辺の画像を前記モニタ画面へ表示することによってドライバーの運転操作を支援するパーキングアシストモードで動作し、
前記メインユニットと前記サブユニットとの距離が所定距離を超えたとき、
前記回線選択手段は、前記遠距離無線通信回線を選択し、
当該遠距離無線通信回線を通じて、前記カメラで撮像した画像に係る画像データを前記サブユニットへ送信し、
当該画像データを受信した前記サブユニットは、当該画像データに基づく画像を前記モニタ画面に表示して、
前記メインユニットと前記サブユニットは、前記カメラで撮像した車両周辺又は車内の画像を前記モニタ画面へ表示することによって車両周辺若しくは車内又は車体の状況を監視するセキュリティモードで動作するようにして、
前記メインユニットと前記サブユニットの間の距離に応じて、
前記パーキングアシストモードと前記セキュリティモードとが自動的に切り替わるようにしたことを特徴とする。
前記メイン制御手段に、前記セキュリティモード下で、前記カメラで撮像した画像に係る画像データを前記外部記録媒体へ記録保存する記録手段を設けたことを特徴とする。
当該検知手段から出力された検知信号に応じて、
前記メインユニットが、前記パーキングアシストモード又は前記セキュリティモードのいずれか一方のモードのとき、それぞれ所定の動作をするようにしたことを特徴とする。
これにより、運転中にはドライバーの運転操作をアシストし、駐停車中にはセキュリティ装置として働くスマートパーキングアシストシステムを、安価で容易に導入することができる。
また、図2に示すように、メインユニット11は、シート下、ダッシュボード裏といった目立たない場所に設置される。サブユニット12は、スマートフォン、携帯電話、或いはタブレット型端末装置又はこれらに類する携帯端末装置を有し、当該携帯端末装置は、ダッシュボード上やメーターパネル近傍といった、ドライバーが視認容易な場所に設置される。カメラ13は、撮影範囲に合わせてレンズが当該撮影範囲を指向するように車体各所に取り付けられている。図2には、後方のナンバープレート上端角隅部近傍に設けられたバックカメラ70、前方のナンバープレートの上端角隅部近傍に設けられたフロントカメラ71、ルームミラー近傍に設けられた室内カメラ72が例示されている。各種センサ14もまた、それぞれの用途に合わせて車体各所に取り付けられている。
近距離無線通信回線16は、メインユニット11を中心にした所定の通信可能範囲内にサブユニット12が有るとき、メインユニット11とサブユニット12とを無線で通信可能に接続する通信回線である。
本実施例の場合、近距離無線通信回線16は、Bluetooth(登録商標)規格に準拠した信号が伝送する無線通信回線をいい、メインユニット11を中心にして半径が概ね25m前後の範囲内がサブユニット12との通信可能範囲となる。なお、通信規格は、Bluetooth(登録商標)に限定されるものでは無く、またメインユニット11又はサブユニット12の無線出力を調整することによって通信可能範囲を広げたり狭くしたりすることができる。
本実施例の場合、遠距離無線通信回線17は、CDMA方式による3G通信規格や、LTE(Long Term Evolution)規格に準拠した通信方式による、いわゆる携帯電話回線である。なお、これに限定されず、さらに高速通信可能な携帯電話回線を使用しても良い。従来の携帯電話回線を利用することによって、導入コストを抑えることができる。
これにより、カメラ13から送信されてきた大容量の画像データを圧縮して、サブユニットへ送信することができる。
また、複数台のカメラ13を追加して設置したときに、当該カメラ13で撮像される画像に係る画像データの規格が夫々相違する場合であってもデコーダ手段27で当該画像データを一度復号した後、エンコーダ手段28で所定の通信規格に準拠した通信画像データへ統一することができる。これによって、後付したカメラ13で撮像される画像に係る画像データ規格を気にすることなくスマートパーキングアシストシステム10へ当該カメラ13を容易に組み込むことができる。
検知手段29は、センサ14から入力された検知信号に基づいて、制御部24に対してトリガ信号を出力するように形成されている。当該トリガ信号は、制御部24がカメラ13や音声出力部25に後述するような所定の動作を行わせるために制御部24に対してきっかけを与えるための信号である。
メイン近距離通信手段31は、カメラ13で撮像され、画像入力部20でエンコードされた通信画像データをサブユニット12へ送信するように形成されている。
また、メイン近距離通信手段31は、メインユニット11とサブユニット12との間の距離を測定するために、サブユニット12から送信された距離判定信号を受信可能に形成されている。当該距離判定信号がメイン近距離通信手段31で受信可能である間は、サブユニット12は、メインユニット11を中心とした近距離無線通信回線16の通信可能範囲内に有ると制御部24で判定される。当該メインユニット11とサブユニット12との間の距離の判定については後述する。
さらに、メイン近距離通信手段31は、音声入出力部25と接続されている。そのため、メイン近距離通信手段31は、音声入出力部25からマイク25a又は音声入力端子25cに接続した外部マイクを介して入力された音声信号をサブユニット12へ送信可能に形成され、サブユニット12から受信した音声信号を音声入出力部25を介してスピーカ15b又は音声出力端子25dに接続した車載オーディオの外部スピーカから出力可能に形成されている。これにより、サブユニット12が有する携帯端末装置に着信があったとき、ハンズフリーで通話することができる。
通信装置33は、携帯電話回線である遠距離無線通信回線17を介して、サブユニット12と無線で通話可能に接続するように形成されている。
カードスロット34は、SIMカードが挿嵌可能に形成されている。SIM(Subscriber Identity Module)カードは、遠距離無線通信回線17である携帯電話回線を使用する契約者情報が記録されたICカードであって、当該契約者情報に基づいて契約者(利用者)を識別するために使われている。
通信装置33とSIMカードによって、メインユニット11自体を携帯端末とし、サブユニット12が有する携帯端末装置と遠距離無線通信回線17を介して、遠距離無線通信を行うことができる。
主電源入力手段36は、自動車のバッテリー電源と接続される主電源入力端子36aを有し、画像入力部20、センサ入力部21、通信部22、及び制御部24、並びに外部記録媒体44の記録手段へ電源を供給するように形成されている。
なお、本実施例に係る副電源出力端子37bは、電源供給可能に規格されたUSBコネクタに含まれているが、USBコネクタに限定されるものでは無く、電源供給可能な端子を含んだコネクタであれば良い。
当該画像処理は、たとえば、画像入力部20から入力された通信画像データに、タイムスタンプ等からなる撮影情報を付加したり、当該通信画像データに基づく画像からノイズを取り除いたり、当該画像が広角画像であった場合には、所定の画角の画像をトリミングしたりといった処理をいう。
メインユニット11を中心とした所定の通信可能範囲内にサブユニット12が有る場合には、当該距離判定信号が入力され続けている間、メイン近距離通信手段31は、距離判定信号を受信し続けることができ、距離判定手段41には、常に距離判定信号が所定の周期で入力されることになる。
このとき、距離判定手段41はメインユニット11とサブユニット12との間の距離が所定の距離以下であると判定し、当該判定の結果を判定是信号として回線選択手段42へ出力するように形成されている。
そして、メイン近距離通信手段31で距離判定信号を受信することができず、距離判定手段41へ距離判定信号が入力されなくなったとき、距離判定手段41はメインユニット11とサブユニット12との間の距離が所定の距離を超えたと判定し、当該判定の結果を判定否信号として回線選択手段42へ出力するように形成されている。
これにより、メインユニット11とサブユニット12との間の距離に応じて、より詳しくは、車からサブユニット12が所定の距離以上離れた場合、メインユニット11とサブユニット12間の無線通信回線15、及び無線通信回線15に係る通信方式を自動的に変更することができる。
一方、距離判定手段41が判定否信号を出力しているときには、メイン制御手段40は、反応の有ったセンサ14に応答して所定のカメラで車両周辺又は車内を撮影して駐停車している車両の周辺や車内を監視するセキュリティモードで動作するように、メインユニット11のカメラ13及びセンサ14、並びに通信部22を制御するように形成されている。
これによって、メインユニット11とサブユニット12との間の距離に応じて、自動的にモードを切り替えることができる。
これによって、マイク25a若しくはマイク入力端子25cに接続した外部マイクから入力された音声に係る音声信号は、近距離無線通信回線16を介して、サブユニット12へ送信することができ、スピーカ25または音声出力端子25dを介した外部スピーカは、近距離無線通信回線16を介して、サブユニット12から送信された音声信号に基づく音声を出力することができる。
そのため、サブユニット12が有する携帯端末装置に着信があったとき、ハンズフリーで通話することができる。
これにより、スマートパーキングアシストシステム10のユーザーは、メインユニット11の動作確認をすることができる。
また、サブユニット本体50は、図4に示すように、下面に吸盤を有するクレードル50aによって固定されている。クレードル50aに固定されたサブユニット本体50は、図2に示すように、ダッシュボード上に取り付け可能に形成されている。
なお、取付方法はクレードル50aに限定されず、クリップ、ブラケットその他任意の方法によって、車体の適当な場所に取り付けるようにしても良い。
サブ近距離通信手段58は、近距離無線通信回線16を介して、メインユニット11のメイン近距離通信手段31と双方向通信を行うように形成されている。これにより、サブユニット12はメインユニット11から通信画像データを受信することができる。
サブ遠距離通信手段59は、遠距離無線通信回線17を介して、メインユニット11のメイン遠距離通信手段32と双方向通信を行うように形成されている。また、サブ遠距離通信手段59は、サブユニット本体50が本来有する携帯電話としての機能を実現可能に形成されている。そして、サブユニット本体50を携帯電話として利用する場合には、サブ近距離通信手段58を介して音声信号をメインユニット11と送受信し、音声入出力手段25を利用してハンズフリー通話をすることができる。これにより、運転中に携帯電話を使用することによるわき見運転等の事故原因を除き、ドライバーが事故を起こさないように運転操作をアシストすることができる。
また、メインユニット11が起動したとき、サブユニット12がメインユニット11の距離判定信号に係る通信可能範囲内に有る場合に、近距離無線通信回線16並びにメイン近距離通信手段31及びサブ近距離通信手段58を介して、サブユニット12側から発信された距離判定信号にメインユニット11が即時応答するように形成されている。これによって、メインユニット11とサブユニット12とは、自動的にペアリングに係る処理が行われ、スマートパーキングアシストシステム10の起動を高速化することができる。
上記のサブ制御手段60は、携帯電話回線又はインターネットを通じたダウンロードによって入手可能なアプリケーションソフトとして配布するようにしても良い。
発信手段67は、近距離無線通信回線16を介して、距離判定信号を発信するように形成されている。
距離判定信号は、Bluetooth(登録商標)規格に準拠した通信規格に基づいて形成された信号であって、所定の周期で発信するように形成されている。また信号の強度は、キータグ51とメインユニット11との距離が25m程度であれば到達可能に調整されている。なお、当該信号強度は発信手段67の出力を調整することによって任意の強度に調整することができる。
距離判定信号が、メインユニット11のメイン近距離通信手段31で受信することができる通信可能範囲内に有るときには、近距離無線通信回線16が使用されると共に、ドライバーの運転操作をアシストするパーキングアシストモードでスマートパーキングアシストシステム10は動作し、通信可能範囲外に有るときには、遠距離無線通信回線17が使用されると共に、車両周辺若しくは車内又は車体の状況を監視するセキュリティモードでスマートパーキングアシストシステム10は動作することができる。
すなわち、図6に示すように、ドライバーがメインユニット11を搭載した自動車に対して距離判定信号の通信可能範囲内に近寄った場合にはパーキングアシストモードを自動的に起動させることができる。
一方、ドライバーが自動車から降りて当該通信可能範囲外にまで離れた場合には、セキュリティモードを自動的に起動させることができる。これによって、モードの切り替えを忘れてしまうことを防止することができ、またスマートパーキングアシストシステム10を容易に使用することができる。
なお、本実施例において、メインユニット11とサブユニット12との間の距離判定に用いる発信手段67をサブユニット本体50とは別体に設けたキータグ51に設けたが、これに限定されるものでは無く、サブユニット本体50内に発信手段67を設けるようにしても良い。この場合、当該発信手段67は、上記のサブ制御手段と同様に、携帯電話回線又はインターネットを通じたダウンロードによって入手可能なアプリケーションソフトとして配布するようにしても良い。
本実施例に係るカメラ13は、車体後方を撮影可能なバックカメラ70と、車体前方を撮影可能なフロントカメラ71と、車室内及びドライバーの視点に近い位置から前方を撮影可能な室内カメラ72からなる。
バックカメラ70及びフロントカメラ71で撮像された画像は、画像入力部20を介して、制御部24へ出力される。制御部24のメイン制御手段40は、入力された画像に係る通信画像データに時間データを埋め込み、またバックカメラ70とフロントカメラ71の画像を時間的に同期させる画像処理を行う。当該画像処理後の画像に係る通信画像データは、通信部22を介して、サブユニット本体50へ送信される。サブユニット本体50のモニタ画面56では、図9に示すように、メインユニット11から送信されてきたバックカメラ70の画像とフロントカメラ71の画像が並べて表示される。これによって、ドライバーは、車体前後の死角を見ることができる。
車内カメラは、図10に示すように、筒状の室内カメラ72本体の一方の端面に車体前方を指向するフロントレンズ73が角度調整可能に配され、他方の端面に車内全体を撮影範囲に収め、車室内を指向するルームレンズ74が角度調整可能に配されている。フロントレンズ73側で撮影した画像と、ルームレンズ74側で撮像した画像は、室内カメラ72本体に集約され、そこから、メインユニット11に送信される。これにより、車内カメラ72は、図11に示すように、車体前方と車室内を同時に撮影可能に形成されている。
また好ましくは、室内カメラ72本体の胴部にサブモニタ75を設けて、室内カメラ72で撮像した画像を再生表示するようにしても良い。
なお、本実施例に係る上記のカメラ13の種類はこれに限定されず、たとえば、車体の左右両側部に車体の側方を撮影するサイドカメラを増設したり、室内カメラ72を増設してバックウィンドウ上部から後方及び室内を撮影可能に設置するようにしても良い。
センサ14は、図1及び図3に示すように、コーナーセンサ80、赤外線センサ81、フィールドセンサ82、ドアセンサ83、衝撃センサ84からなる。
当該コーナーセンサ80は、図12に示すように、フロントバンパーの角隅部近傍にそれぞれ、左フロントセンサ80aと右フロントセンサ80bが配置され、リアバンパーには、角隅部近傍にそれぞれ、第1左バックセンサ80c、第2左バックセンサ80d、第1右バックセンサ80e、第2右バックセンサ80fが配置されている。
リアバンパーの角隅部の左側に二つのバックセンサ80c,80dを設け、右側に二つのバックセンサ80e,80fを設けたことにより、バックするとき、より鋭敏に障害物の検知をすることができる。
メインユニット11とキータグ51との間の距離に応じて、スマートパーキングアシストシステム10がパーキングアシストモードとセキュリティモードとを自動的に切り替える切替方法について以下説明する。
距離判定信号が入力された距離判定手段41は、キータグ51がメインユニット11を中心とした近距離無線通信回線16の通信可能範囲内に有ると判定して判定是信号を回線選択手段42へ出力する。
判定是信号が入力された回線選択手段42は、近距離無線通信回線16を選択する回線選択信号を通信部22へ出力する。当該回線選択信号が入力された通信部22は、近距離無線通信回線16を介して、サブユニット12の通信部53と近距離無線通信を開始する。
また、メイン制御手段40は、近距離無線通信回線16に係る回線選択信号にしたがって、スマートパーキングアシストシステム10、特にメインユニット11とサブユニット12が動作するモードをパーキングアシストモードに設定するように形成されている。
距離判定信号の入力が途絶えた距離判定手段41は、キータグ51がメインユニット11を中心とした近距離無線通信回線16の通信可能範囲内には無いと判定して判定否信号を回線選択手段42へ出力する。
判定否信号が入力された回線選択手段42は、遠距離無線通信回線17を選択する回線選択信号を通信部22へ出力する。当該回線選択信号が入力された通信部22は、遠距離無線通信回線17を介して、サブユニット12の通信部53と遠距離無線通信を開始する。
また、メイン制御手段40は、遠距離無線通信回線17に係る回線選択信号にしたがって、スマートパーキングアシストシステム10、特にメインユニット11とサブユニット12が動作するモードをパーキングアシストモードからセキュリティモードに切り替えるように形成されている。
このように、メインユニット11に対してキータグ51が近寄ったり離れたりしたとき、メインユニット11とキータグ51との間の距離に応じて、パーキングアシストモードとセキュリティモードは、自動的に切り替えられる。
割込要求信号の送受信が正常に行われ、要求された画像がサブユニット本体50に表示されることによって、メインユニット11とサブユニット本体50が近距離無線通信回線16で正常に接続されて、スマートパーキングアシストシステム10が正常に動作しているか確認することができる。
ここで、割込要求信号が無いかどうかを問い、無い場合にはステップ115へ移行し、有る場合には、割込処理を行うステップ155へ移行する。当該ステップ155については後述する。
反応が無いと判断した場合には、ステップ150へ移行する。
フロントセンサ80a,80bであるか確認できなかった場合にはステップ140へ移行する。
バックセンサ80c,80d,80e,80fであるか確認できなかった場合には、ステップ135へ移行する。
撮像された画像は、メインユニット11の近距離通信手段31から、近距離無線通信回線16を介してサブユニット本体50へ送信される。当該サブユニット本体50へ送信された画像は、図 に示すように、フロントカメラ71からの画像とバックカメラ70からの画像からなり、サブユニット本体50の表示部52のモニタ画面56へ表示される。これにより、サブユニット本体50で、フロントカメラ71からの画像とバックカメラ70からの画像の両方を表示することができる。
このとき、表示手段52は、フロントカメラ71からの画像とバックカメラ70からの画像を並べて表示したり、また、周期的にフロント側とバック側の画像を切り替えて表示したり、或いは、フロント側又はバック側の画像の一部にバック側又はフロント側の画像を重ねるようにして表示するといった任意の表示方法によってメインユニット11から送信された画像を表示するように形成されている。また、画像の切り替えは自動で行っても良く、手動で切り替えて、フロント側或いはバック側の何れか一方の画像を主として表示するようにしても良い。
上記のように、パーキングアシストモードでフロントセンサ80a,80bとバックセンサ80c,80d,80e,80fが共に反応して、フロントカメラ71とバックカメラ70からの両方の画像が表示される場合は、たとえば、縦列駐車のような運転操作を行っているときが考えられる。
撮像された画像は、メインユニット11の近距離通信手段31から、近距離無線通信回線16を介してサブユニット本体50へ送信される。当該サブユニット本体50へ送信された画像は、図 に示すように、フロントカメラ71からの画像からなり、サブユニット本体50の表示部52のモニタ画面56へ表示される。これにより、サブユニット本体50で、フロントカメラ71からの画像を表示することができる。
このように、パーキングアシストモードで、フロントセンサ80a,80bが反応して、フロントカメラ71の画像が表示される場合は、たとえば、フロントセンサ80a,80bにフロントバンパーの左右角隅部の前方下部の死角にある路肩が反応するほどに、当該路肩ギリギリまで幅寄せしてすれ違うような運転操作を行っているときが考えられる。
バックセンサ80c,80d,80e,80fであると確認できた場合には、ステップ145へ移行するとともに、センサ入力部21から出力するトリガ信号に係るトリガデータに、バックセンサ80c,80d,80e,80fに感有りとするフラグが立てられる。
バックセンサ80c,80d,80e,80fであるか確認できなかった場合には、ステップ150へ移行する。
撮像された画像は、メインユニット11の近距離通信手段31から、近距離無線通信回線16を介してサブユニット本体50へ送信される。当該サブユニット本体50へ送信された画像は、図 に示すように、バックカメラ70からの画像からなり、サブユニット本体50の表示部52のモニタ画面56へ表示される。これにより、サブユニット本体50で、バックカメラ70からの画像を表示することができる。
このように、パーキングアシストモードでバックセンサ70のみが反応して、バックカメラ70の画像が表示される場合は、たとえば、車庫入れや駐停車時にバックするような運転操作を行っているときが考えられる。
これにより、パーキングアシストモードにおいては、フロントカメラ71か、若しくはバックカメラ70からの画像を、メインユニット11から、近距離無線通信回線16、たとえば本実施例のようなBluetooth(登録商標)、を介して、サブユニット本体50へ送信して、当該サブユニット本体50のモニタ画面56で再生表示することができる。
なお、当該再生表示は、カメラ13で撮像した画像を1秒あたり30フレームで連続表示するような、いわゆる動画再生であることが好ましいが、これに限定されず、たとえば障害物を検知したときだけ、撮像した数フレーム分をコマ送り再生するようにしても良いし、障害物に最も近付いたときの画像を静止画として表示するようにしても良い。
ステップ150は、メインユニット11から、近距離無線通信回線16を介して、サブユニット本体50へ、バックカメラ70で撮像した画像を送信するように処理するステップである。
しかしながら、バックカメラ70は、バックセンサ80c,80d,80e,80fが反応していないので、実際には撮像が行われず、たとえば、ブルースクリーンのような画面に係るデータが送信され、表示手段55のバックグラウンドで表示するように処理される。
これによって、サブユニット本体50のモニタ画面56では、たとえば、カーナビゲーション途中の地図画面を表示させておくことができ、その間バックグラウンドでコーナーセンサ80、並びにバックカメラ70及びフロントカメラ71をスタンバイさせておくことができる。そのため、コーナーセンサ80の何れかが障害物を検知したとき、素早く画像を送信することができる。
ステップ155は、ステップ110で割込要求信号があった場合に移行するステップであって、バックカメラ70及びフロントカメラ71で撮像した画像を、メインユニット11から近距離無線通信回線16を介して、サブユニット本体50へ強制的に送信する処理を行うように形成されている。
サブユニット本体50で表示される画像は、ステップ130の場合と同様に、表示手段55によってモニタ画面56へ表示される。当該処理の次は、ステップ160へ移行する。
割込要求信号が停止した場合には、ステップ110に移行して、次の割込要求信号の有無を判断し、コーナーセンサ80からの反応の有無を待機する通常のルートに戻る。
割込要求信号が続いている場合には、ステップ155へ戻り、割込要求信号が停止するまで繰り返される。これにより、サブユニット本体50では割込要求信号にしたがって、バックカメラ70及びフロントカメラ71で撮像した画像が、連続的に再生表示されるようにすることができる。
次に、キータグ51がメインユニット11から所定距離以上離れたときに切り替わるセキュリティモードについて添付した図にしたがって説明する。図14は、セキュリティモードにおける各センサ14及びカメラ13の動作を説明するチャート図である。
当該待機時間中にキータグ51から発信される距離判定信号が近距離通信手段31で再度受信できたとき、仮起動していたセキュリティモードは解除され、再度パーキングアシストモードに戻る。
これにより、ドライバーの目の届く範囲内に車が止められている場合であって、当該ドライバーが一時的に近距離通信手段31の通信可能範囲外まで車から離れたとしても、頻繁にセキュリティモードへ自動的に切り替わってしまうことを防止することができる。
一方、待機時間内に距離判定信号が再度受信できなかったときは、仮起動されていたセキュリティモードを本起動するように形成されている。当該本起動に係る処理は、ステップ210以降の処理によって行われる。
エンジンロック制御信号は、第1スタンバイステップ205で所定の待機時間が経過したとき、係起動させていたセキュリティモードを本起動して、パーキングアシストモードからセキュリティモードへ完全に切り替わったというエンジンロック条件が満たされた場合に出力される信号である。
エンジンロック手段38は、エンジンロック制御信号に基づいて、エンジンスタータの近傍に設けたリレースイッチへスタータカット信号を出力するように形成されている。スタータカット信号がリレースイッチをオフにしたとき、エンジンスタータがカットされ、エンジンがロックされる。
ステップ210のエンジンロック処理の後、セキュリティモードはスタンバイ状態へ移行する。スタンバイ状態への移行と同時にステップ215の処理が行われる。ステップ215は、インジケータランプ43のLEDを点滅させてスタンバイ状態であることを報知する処理を行うステップである。
セキュリティモードが続行している場合にはステップ225へ移行する。
セキュリティモードが解除された場合には、ステップ270へ移行する。当該ステップ270については後述する。
反応が有った場合には、ステップ230へ移行する。
反応が無かった場合には、ステップ220へ戻り、何れかのセンサ14の反応が有るまでセキュリティモードを維持する処理が行われる。
ステップ230は、所定の時間待機する処理を行うステップであって、以下第2スタンバイステップとする。第2スタンバイステップの待機時間は任意に設定可能である。本実施例では、当該待機時間が10秒に設定されている。これにより、たとえば、通りすがりの人や動物がコーナーセンサ80の検知範囲内に入ってしまったり、風で車体が揺らされたときに衝撃センサ84が反応したりしたというような、センサ14の誤動作を防止することができる。
所定の待機時間が経過した後に、センサ14の反応が消えているときには、ステップ220へ戻る処理が行われて、何れかのセンサ14の反応が有るまでセキュリティモードを維持する処理が行われる。
ここで、本実施例では、第2スタンバイステップ230で待機している間、ずっとセンサ14が反応していたのか、又はセンサ14の反応が断続的に途切れているのかは検知されない。しかしながら、これに限定されることなく、所定の待機時間内で連続検知していたときにはじめてステップ235でスタンバイ状態を解除するようにしても良い。
また、警告処理は、音声入出力部25のスピーカ25b又は音声出力端子25dから警報音或いは警告メッセージを出力して、スピーカ25b又は車載オーディオの外部スピーカから当該警報音又は警告メッセージを流すようにしても良い。警告処理が行われた後はルームライト点灯手段39はルームランプを点灯させたままにして、ステップ245へ移行する。
なお、ステップ250で全てのカメラ13を起動して撮影するようにしても良い。
本実施例では、当該撮影処理と同時に音声入出力部25のスピーカ25b又は音声出力端子25dからシャッター音が出力される。これにより、侵入者を威嚇することができ、侵入者に対して撮影されたと気が付かせることによって、それ以上の被害を防止することができる。
また、本実施例において静止画を撮影するようにしたが、たとえば、ステップ225で少なくとも一つのセンサで侵入者を検知したときからカメラを起動して、動画撮影をするようにしても良い。当該動画撮影は、数秒ごとに撮影する画像がコマ落ちしたタイムラプス画像でも良く、またフレームが連続する通常の動画でも良い。撮影処理が終了したときは、ステップ255へ移行する。
なお、本実施例において遠距離通信手段32は、遠距離無線通信回線17として利用している携帯電話回線の回線容量に合わせて、静止画、若しくはコマ落ち画像を送信したり、又は圧縮した動画を送信するように形成されているが、これ限定されるものでは無く、遠距離無線通信回線17に負担がかからないのであれば、高画質なハイディフィニション(HD)動画を長時間送信するようにしても良い。
また、サブユニット本体50へ画像を送信すると共に、メインユニット11に設けた外部記録媒体に撮影した画像を記録するようにしても良い。
これにより、サブユニット本体50とメインユニット11の双方に犯行現場を撮影した記録が保存されるので、撮影時刻や画像の改竄を防止することができる。画像をサブユニット本体50へ送信する処理が行われた後は、ステップ260へ移行する。
ここで、スタンバイ状態が解除されるのは、キータグ51を有したドライバーが車体に近づき、キータグ51から発信される距離判定信号が、メインユニット11の近距離通信手段31で受信されたときである。近距離通信手段31が距離判定信号を受信したときと略同時に、通信部22は、遠距離通信手段32から近距離通信手段31へ通信手段を切り替える処理を行う。
ステップ270は、インジケータランプ43のLEDを消灯する処理を行うステップであり、続くステップ275で、エンジンロック手段38がスタータリレーを接続してエンジンロックを解除する処理が行われる。これによって、セキュリティモードは解除される。そしてステップ280に至って、たとえば、エンジンの始動と共に、図13に示したパーキングアシストモードが起動する。
次にサブユニット本体50の動作を添付した図面にしたがって説明する。図15は、サブユニット本体50にインストールしたアプリケーションソフトの動作状態を示すチャート図である。
これらの携帯端末装置は、アプリケーションソフトをインストールすることによって所定の動作をさせることができる。アプリケーションソフトは、遠距離無線通信回線17又はインターネット回線を介してダウンロードによってインストールするか、又は光学記録媒体やフラッシュメモリに記録したプログラムを、パソコンを経由してインストールするか、或いは直接携帯端末装置のカードスロットを介してインストールすることによってサブユニット本体50へ記録保存するように形成されている。
近距離無線通信回線16が開かれている場合には、ステップ315へ移行する。
近距離無線通信回線16が開かれていない場合には、ステップ385へ移行する。ステップ385については、後述する。
ステップ315に続くステップ320では、再度、サブユニット本体50とメインユニット11との間の近距離無線通信回線16が開かれているか否かを確認する処理が行われる。これによって、サブユニット本体50とメインユニット11との間の通信状態が良好であるか否か確認することができる。
近距離無線通信回線16が開かれている場合には、ステップ325へ移行する。
近距離無線通信回線16が開かれていない場合には、ステップ385へ移行する。
近距離無線通信回線16を介して割込要求信号がメインユニット11とサブユニット本体50間で正常に送受信され、メインユニット11から画像がサブユニット本体50に送信されて、モニタ画面56へ表示された場合、スマートパーキングアシストシステム10は正常に動作していると確認することができる。
また、割込要求信号を自動又は手動で送信可能にしたことによって、アプリケーションが立ち上がった時に自動で近距離無線通信回線16の接続状況を確認すると共に、使用中に近距離無線通信回線16に不具合が発生したといった場合に手動でもまた近距離無線通信回線16の接続状況を確認することができる。
このような割込処理を行うことによって、サブユニット本体50とメインユニット11との間の近距離無線通信回線16が正常に接続しているか否かを目視確認することのほか、手動で強制的に撮像した画像を表示させることができる。
また、フロントカメラ71及びバックカメラ70双方からの画像に替えて、フロントカメラ71のみ、バックカメラ70のみの画像としても良く、また、室内カメラ72で撮像した画像を表示するようにしても良い。
画像が正常に受信でき、待機しない場合には、そのままモニタ画面56に、バックカメラ70及びフロントカメラ71で撮像した画像が表示され、ステップ340へ移行する。
画像の受信に不具合が有り、待機する場合には、ステップ330へ戻り、メインユニット11から送信される次の画像又は更新画像を受信できるように待機する。
また、画像が正常に受信できている場合には待機せずに次のステップへ移行するが、画像が正常に受信できず待機している場合にメインユニット11が有するクロック35で計時して、所定時間内に画像の正常な受信ができなかったとき、ステップ300に戻って再起動するようにしても良い。
割込要求信号が停止した後は、ステップ345へ移行する。
次に当該スタンバイモードについて説明する。
一方、サブユニット本体50又はアプリケーションソフトに不具合があって、アプリケーションソフトが正常に動作していない場合にはサブユニット本体50又はアプリケーションソフトは、再起動される。
サブユニット本体50又はアプリケーションソフトが再起動したとき、アプリケーションソフトの常駐状態が解除されると共に、サブユニット本体50とメインユニット11との間の近距離無線通信回線16もまた切断される。そのため、ステップ310に戻り、アプリケーションソフトを再起動し、近距離無線通信回線16を再接続する処理が行われる。
接続状態が維持されている場合には、ステップ360へ移行する。
接続状態が維持されておらず、近距離無線通信回線16が断線している場合には、ステップ385へ移行する。
確認した場合にはステップ365へ移行する。
確認できない場合はステップ350へ戻り、アプリケーションソフトの稼働状況を繰り返し確認すると共に通信画像信号を受信するまで待機するように形成されている。
通信画像データの送信が終了したときは、ステップ375に続くステップ380へ移行して、アプリケーションソフトをバックグラウンドの常駐状態へ戻す処理が行われる。
通信画像データの送信が終了していないときは、ステップ370へ戻り、通信画像データの送信終了までモニタ画面56へ画像を表示する処理が繰り返して行われる。
ステップ380でアプリケーションソフトをサブユニット本体50のバックグラウンドに戻した後は、ステップ350に戻り、サブユニット本体50のバックグラウンドに常駐しているソフトとしてスタンバイモードで保持される。
これにより、運転中にはドライバーの運転操作をアシストし、駐停車中にはセキュリティ装置として働くスマートパーキングアシストシステム10を、安価で容易に導入することができる。
また、キータグ51を別体に設けることによって、携帯端末装置からなるサブユニット本体50にメインユニット11との距離を計測するためのセンサ等を別途設けなくとも容易にスマートパーキングアシストシステム10を導入することができる。
そして、メインユニット11とサブユニット本体50は、ドライバーの運転操作を支援するパーキングアシストモードのときは、Bluetooth(登録商標)規格に準拠した近距離無線通信回線16で接続されるようにした。これにより、サブユニット本体50を車載するときに特別な配線作業を行わなくても容易に当該サブユニット本体50をメインユニット11と関連付けて車体へ取り付けることができる。
なお、本実施例によれば、メインユニット11とサブユニット本体50とはBluetooth(登録商標)規格に準拠した通信方式で接続するようにしたので、たとえば、既設の車載オーディオシステムやカーナビゲーションシステムが当該Bluetooth(登録商標)に対応している場合には、これら車載オーディオシステムやカーナビゲーションシステムが有するモニタを流用することもできる。この場合にはセキュリティモードのとき、撮影した画像を車載オーディオシステムやカーナビゲーションシステムの外部記憶媒体に記録するようにしても良い。
これにより、サブユニット本体50側で特に操作しなくても自動的に画像を表示させることができるので、ドライバーはサブユニット本体50の操作に気を取られること無く、運転操作に集中することができる。
また、セキュリティモードのとき、センサ14が異常を検知した場合に撮像した車両周辺又は車内の画像を静止画又はコマ落ち動画でメインユニット11からサブユニット本体50へ、携帯電話回線である遠距離無線通信回線17を介して送信するようにした。このように静止画又はコマ落ち動画の場合には、送信するデータ容量を抑えることができるので、撮像した画像を即時送信することができる。これにより、サブユニット本体50側で異常検知に気付いたドライバーは、検知された異常事態に即応することができるので、車上荒らしや当て逃げ等の被害を最小限に抑えることができる。
メインユニット…11、サブユニット…12、カメラ…13、センサ…14、無線通信回線…15、
近距離無線通信回線…16、遠距離無線通信回線…17、
画像入力部…20、センサ入力部…21、通信部…22、電源部…23、制御部…24、
音声入出力部…25、マイク…25a、スピーカ…25b、音声入力端子…25c、音声出力端子…25d、
リモコン入力部…26、受光器…26a、リモコン…26b、
デコーダ手段…27、エンコーダ手段…28、
検知手段…29、検知信号入力端子…29a、
メイン双方向通信手段…30、メイン近距離通信手段…31、メイン遠距離通信手段…32、通信装置…33、カードスロット…34、クロック…35、
主電源…36、副電源…37、エンジンロック手段…38、ルームランプ点灯手段…39、
メイン制御手段…40、距離判定手段…41、回線選択手段…42、
インジケータランプ…43、発行手段…44、外部記憶媒体…45、記録手段…46、
サブユニット本体…50、クレードル…50a、キータグ…51、
表示部…52、通信部…53、制御部…54
表示手段…55、モニタ画面…56、
サブ双方向通信手段…57、サブ近距離通信手段…58、サブ遠距離通信手段…59、
サブ制御手段…60、
キータグ本体…65、キーリング…66、発信手段…67、
バックカメラ…70、フロントカメラ…71、室内カメラ…72、フロントレンズ…73、ルームレンズ…74、サブモニタ…75、
コーナーセンサ…80、フロントセンサ…80a,80b、バックセンサ…80c,80d,80e,80f、赤外線センサ…81、フィールドセンサ…82、ドアセンサ…83、衝撃センサ…84。
Claims (12)
- 互いに無線通信回線で通信可能に接続されたメインユニットとサブユニットからなり、
前記メインユニットは、車両周辺又は車内を撮影可能な少なくとも一台のカメラと、
当該カメラで撮影した画像に係る画像処理を制御するメイン制御手段を有し、
前記サブユニットは、前記画像を表示可能なモニタ画面を有する表示手段と、
当該表示手段で表示する前記画像に係る画像処理を制御するサブ制御手段を有し、
前記メインユニットと前記サブユニットは、前記無線通信回線に係る互いに双方向通信可能な双方向通信手段を、それぞれ前記メイン制御手段と前記サブ制御手段に有し、
前記カメラで画像を撮像したとき、
当該画像を前記メインユニットで電子的な画像データに変換処理して、
当該画像データに係る画像信号が前記無線通信回線上を前記メインユニットから前記サブユニットへ伝送し、
前記画像信号を受信した前記サブユニットで前記画像データを前記画像に変換処理して、
当該画像を前記モニタ画面に再生表示するようにしたスマートパーキングアシストシステムであって、
前記無線通信回線が、
前記メインユニットと前記サブユニットとの距離が所定距離以下の場合に、前記メインユニットと前記サブユニット間の通信を担当する近距離無線通信回線と、
前記所定距離を超えた場合に、前記メインユニットと前記サブユニット間の通信を担当する通信を担当する遠距離無線通信回線とからなり、
前記サブユニットに、前記メインユニットに対して距離判定信号を周期的に発信する発信手段を設け、
前記メインユニットに、前記距離判定信号に応じて、前記サブユニットとの距離を判定する距離判定手段、及び当該距離判定手段の判定結果に基づいて、前記近距離無線通信回線又は前記遠距離無線通信回線のいずれか一方の前記無線通信回線を選択する回線選択手段を設けて、
前記発信手段から発信された前記距離判定信号が前記メインユニットで受信されている間、前記距離判定手段は前記メインユニットと前記サブユニットとの距離が所定距離以下であると判定し、
前記距離判定信号を前記メインユニットが受信できなくなったとき、前記距離判定手段は前記メインユニットと前記サブユニットとの距離が所定距離を超えたと判定して、
前記メインユニットと前記サブユニットとの距離が所定距離以下のとき、
前記回線選択手段は、前記近距離無線通信回線を選択し、
当該近距離無線通信回線を通じて、前記カメラで撮像した画像に係る画像データを前記サブユニットへ送信し、
当該画像データを受信した前記サブユニットは、当該画像データに基づく画像を前記モニタ画面に略遅延なく再生表示するようにして、
前記メインユニットと前記サブユニットは、前記カメラで撮像した車両周辺の画像を前記モニタ画面へ表示することによってドライバーの運転操作を支援するパーキングアシストモードで動作し、
前記メインユニットと前記サブユニットとの距離が所定距離を超えたとき、
前記回線選択手段は、前記遠距離無線通信回線を選択し、
当該遠距離無線通信回線を通じて、前記カメラで撮像した画像に係る画像データを前記サブユニットへ送信し、
当該画像データを受信した前記サブユニットは、当該画像データに基づく画像を前記モニタ画面に表示して、
前記メインユニットと前記サブユニットは、前記カメラで撮像した車両周辺又は車内の画像を前記モニタ画面へ表示することによって車両周辺若しくは車内又は車体の状況を監視するセキュリティモードで動作するようにして、
前記メインユニットと前記サブユニットの間の距離に応じて、
前記パーキングアシストモードと前記セキュリティモードとが自動的に切り替わるようにしたことを特徴とするスマートパーキングアシストシステム。 - 前記発信手段を、前記サブユニットのサブユニット本体とは別体に形成したキータグに設けたことを特徴とする請求項1に記載のスマートパーキングアシストシステム。
- 前記メインユニットに、外部記録媒体を設け、
前記メイン制御手段に、前記セキュリティモード下で、前記カメラで撮像した画像に係る画像データを前記外部記録媒体へ記録保存する記録手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のスマートパーキングアシストシステム。 - 前記カメラが前記車両の後方を指向するバックカメラであることを特徴とする請求項1に記載のスマートパーキングアシストシステム。
- 前記カメラが前記車両の前方を指向するフロントカメラであることを特徴とする請求項1に記載のスマートパーキングアシストシステム。
- 前記カメラが少なくとも前記車内全体を撮影可能なカメラであることを特徴とする請求項1に記載のスマートパーキングアシストシステム。
- 前記メインユニットに、センサを有する検知手段を設け、
当該検知手段から出力された検知信号に応じて、
前記メインユニットが、前記パーキングアシストモード又は前記セキュリティモードのいずれか一方のモードのとき、それぞれ所定の動作をするようにしたことを特徴とする請求項1に記載のスマートパーキングアシストシステム。 - 前記センサが車体の角隅部近傍の障害物を検知するコーナーセンサであることを特徴とする請求項7に記載のスマートパーキングアシストシステム。
- 前記センサが前記車内の熱源を検知する赤外線センサであることを特徴とする請求項7に記載のスマートパーキングアシストシステム。
- 前記センサが前記車両周辺の所定範囲内に侵入した動体を検知するフィールドセンサであることを特徴とする請求項7に記載のスマートパーキングアシストシステム。
- 前記センサが前記車体のドアの開閉を検知するドアセンサであることを特徴とする請求項7に記載のスマートパーキングアシストシステム。
- 前記センサが前記車体に加えられた衝撃を検知する衝撃センサであることを特徴とする請求項7に記載のスマートパーキングアシストシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014157747A JP5978483B2 (ja) | 2014-08-01 | 2014-08-01 | スマートパーキングアシストシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014157747A JP5978483B2 (ja) | 2014-08-01 | 2014-08-01 | スマートパーキングアシストシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016036067A JP2016036067A (ja) | 2016-03-17 |
JP5978483B2 true JP5978483B2 (ja) | 2016-08-24 |
Family
ID=55523709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014157747A Expired - Fee Related JP5978483B2 (ja) | 2014-08-01 | 2014-08-01 | スマートパーキングアシストシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5978483B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2559169B (en) * | 2017-01-30 | 2021-02-17 | Jaguar Land Rover Ltd | Controlling movement of a vehicle |
JP7209321B2 (ja) * | 2018-02-20 | 2023-01-20 | 株式会社ユピテル | システム及びプログラム |
KR102049964B1 (ko) * | 2018-05-28 | 2019-11-28 | 주식회사 디젠 | 후방 카메라와 연동되는 avn 장치 |
DE102018208513A1 (de) * | 2018-05-29 | 2019-12-05 | Continental Automotive Gmbh | Kamera-Monitor-System für ein Kraftfahrzeug und Verwendung eines Spiegelersatzsystems für ein Kraftfahrzeug |
JP2020035034A (ja) * | 2018-08-28 | 2020-03-05 | パイオニア株式会社 | 情報送信装置 |
JP7044382B2 (ja) * | 2019-06-11 | 2022-03-30 | Necプラットフォームズ株式会社 | 運転支援装置、方法、プログラム及びシステム |
CN113924788B (zh) * | 2019-07-01 | 2023-12-01 | 住友电气工业株式会社 | 车载装置及其控制方法和车辆 |
CN111746519A (zh) * | 2020-06-05 | 2020-10-09 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 近距离遥控泊车的安全监控方法及计算机可读存储介质 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3857600B2 (ja) * | 2002-02-28 | 2006-12-13 | 株式会社東海理化電機製作所 | 車両用盗難防止システム |
JP6077214B2 (ja) * | 2012-02-06 | 2017-02-08 | 富士通テン株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、及び画像処理システム |
-
2014
- 2014-08-01 JP JP2014157747A patent/JP5978483B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016036067A (ja) | 2016-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5978483B2 (ja) | スマートパーキングアシストシステム | |
US8855621B2 (en) | Cellphone controllable car intrusion recording and monitoring reaction system | |
JP4113560B1 (ja) | 記録装置 | |
GB2373392A (en) | Image recording and voice monitoring for vehicle | |
JP2006321357A (ja) | 車両用監視装置 | |
WO2020129279A1 (ja) | 記録制御装置、記録制御システム、記録制御方法、および記録制御プログラム | |
CN103786685A (zh) | 一种驻车防盗方法和系统 | |
CN111183458B (zh) | 记录再现装置、记录再现方法以及程序 | |
US20050275510A1 (en) | Vehicular anti-theft system capable of supplying images related to a vehicle status to an authorized driver | |
US20090109008A1 (en) | Anti-theft device for motor vehicle | |
JP2008087651A (ja) | 車載カメラシステム | |
JP6655318B2 (ja) | 車両防犯システム | |
JP7378854B2 (ja) | システム | |
KR101580567B1 (ko) | 이벤트 영상 촬영 녹화 장치, 이벤트 영상 제공 방법 | |
CN102259621B (zh) | 一种防逃逸自动拍摄系统 | |
KR101533814B1 (ko) | 이벤트 영상 촬영 녹화 장치 및 그 방법과, 이를 이용한 차량 도난 방지 시스템 및 그 방법 | |
WO2020183800A1 (ja) | 車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム | |
KR20140050805A (ko) | 차량용 미러 일체형 카메라 송수신 시스템 및 이의 제어 방법 | |
KR101145510B1 (ko) | 차량 감시 장치 및 방법 | |
CN111066314A (zh) | 汽车行驶记录仪 | |
KR20150121775A (ko) | 차량용 블랙박스를 이용한 주정차 차량의 무단 이동 정보 서비스 방법 및 그 시스템 | |
JP3176875U (ja) | カーセキュリティーシステムと連動してドライブレコーダーを動作させるためのタイマーを内蔵したアダプター | |
JP2003023565A (ja) | 撮像方法、携帯撮像装置、車両用制御装置、並びにコンピュータ・プログラム | |
TWI798001B (zh) | 手勢控制行車紀錄器的方法及系統 | |
KR100909675B1 (ko) | 실시간 감시장치가 구비된 차량 및 이를 이용한 감시방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160113 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160624 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160629 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5978483 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |