JP3857600B2 - 車両用盗難防止システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用盗難防止システムに係り、詳しくは駐車場に駐車された車両の盗難を防止するシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、駐車場に駐車された車両の盗難防止を図るために、特開平5−202635号公報に記載される防犯装置や、特開平8−167081号公報に記載される自動車盗難検知装置などが提案されている。
【0003】
特開平5−202635号公報に記載の防犯装置では、駐車スペースに車両が駐車されると駐車スペースに設けられた駐車検知器が監視モードとなり、これによって車両が監視される。そして、この監視モードにおいては、該車両の所有者の許可無く車が移動されると、駐車検知器から警報音または警報光が発せられるようになっている。また、特開平8−167081号公報に記載の自動車盗難検知装置では、駐車スペースに設けられた車止め部が車を検知すると車止め部が監視モードとなり、車止め部から赤外線が発せられ、その赤外線によって車を監視し始める。そして、この監視モードにおいては、車両の所有者の許可無く車が移動されると、車止め部から警報が発せられるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特開平5−202635号公報に記載の防犯装置では、駐車スペースに車両が駐車された後、車両の所有者によって所持される個人識別カードを駐車検知器に設けられたカードリーダによって読み込ませないと監視モードとならない。また、監視モードを解除するためには、個人識別カードをカードリーダに再び読み込ませる操作が必要であった。
【0005】
一方、特開平8−167081号公報に記載の自動車盗難検知装置では、車止め部に設けられたキースイッチ部に車両の所有者によって所持されるキーを挿し込まないと監視モードとならない。また、監視モードを解除するためには、該キースイッチ部にキーを再び挿し込む操作が必要であった。
【0006】
すなわち、従来では、監視モードの設定・解除を行うためには、車両の所有者の操作が必要であり、その操作が煩雑であった。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、煩雑な操作を行うことなく車両の盗難防止性を向上させることができる車両用盗難防止システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、車両の駐車スペース近辺に設けられ車両の駐車有無を検出する駐車検出装置と、車両に搭載され前記駐車検出装置と近距離無線通信可能に構成された車載装置と、前記車載装置と近距離無線通信可能に構成された携帯機とを備え、前記車載装置は、前記携帯機との相互通信が確立したことを条件としてドア錠を自動的に解錠させ、該相互通信が確立しなくなったことを条件としてドア錠を自動的に施錠させる施解錠制御と、該携帯機との相互通信が確立したことを条件としてエンジンの始動を許可し、該相互通信が確立しなくなったことを条件としてエンジンの始動を禁止するエンジン始動許可制御とのうちの少なくとも一方を行うものであり、前記駐車検出装置は、所定の条件に基づいて車両の監視を行う監視モードとなるとともに、その監視モードにおいて車両近辺に前記携帯機の存在を検出したことを条件として該監視モードを解除することを要旨とする。
【0008】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両用盗難防止システムにおいて、前記駐車検出装置は、該駐車検出装置と該車載装置との相互通信が行われている状態で車両近辺に前記携帯機の存在を検出できなくなったことを条件として前記監視モードとなることを要旨とする。
【0009】
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の車両用盗難防止システムにおいて、前記車載装置は、前記携帯機との相互通信が可能か否かに基づいて車両近辺における前記携帯機の存在を検出するとともに、前記駐車検出装置が前記監視モードとなる場合にはその検出結果を前記駐車検出装置に対して送信し、該駐車検出装置は、前記車載装置からの検出結果に基づいて前記監視モードの設定・解除を行うことを要旨とする。
【0010】
請求項4に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の車両用盗難防止システムにおいて、前記駐車検出装置は、前記携帯機と近距離無線通信可能に構成されるとともに、前記駐車検出装置が前記監視モードとなる場合、該駐車検出装置は、前記携帯機との相互通信が可能か否かに基づいて該監視モードの設定・解除を行うことを要旨とする。
【0011】
請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用盗難防止システムにおいて、少なくとも前記駐車検出装置及び車載装置は近距離無線通信モジュールを備え、それら近距離無線通信モジュールを用いて両者の相互通信を行うことを要旨とする。
【0012】
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1に記載の発明によると、携帯機は、車載装置と近距離無線通信が可能となっている。そして、駐車検出装置と車載装置とは近距離無線通信が可能となっている。このため、駐車検出装置が監視モードになるように設定されている場合、駐車検出装置は、携帯機と車載装置との通信状態を車載装置との通信によって得ることにより、携帯機が車両近辺に存在するか否かを判断することが可能となる。つまり、駐車検出装置は車載装置と携帯機との近距離無線通信が可能か否かにより、携帯機が車両近辺に存在するか否かを判断する。そして、駐車検出装置は、所定の条件によって監視モードとなった場合、駐車検出装置と車載装置との相互通信が行われている状態で携帯機が車両近辺に存在することを検出した際に監視モードを解除する。よって、携帯機の所有者は、車両に対して近接するだけで駐車検出装置の監視モードの解除を行うことが可能となり、そのための操作を何ら行う必要がない。
【0013】
請求項2に記載の発明によると、駐車検出装置は、駐車検出装置と車載装置との相互通信が行われている状態で携帯機が車両近辺に存在しない場合に監視モードとなる。よって、携帯機の所有者は、駐車スペースに車両を駐車した後、車両から離間するだけで駐車検出装置の監視モードの設定を行うことが可能となり、そのための操作を何ら行う必要がない。
【0014】
請求項3に記載の発明によると、車両近辺における携帯機の存在有無は、携帯機と車載装置との相互通信が可能か否かに基づいて検出される。このため、駐車検出装置が監視モードとなるように設定されている場合、車載装置から駐車検出装置に対して携帯機の存在有無の検出結果が送信される。すなわち、駐車検出装置の監視モードの設定・解除は、駐車検出装置と車載装置との相互通信に基づいて行われ、駐車検出装置と携帯機との相互通信が不要となる。
【0015】
請求項4に記載の発明によると、駐車検出装置が前記監視モードとなる場合、駐車検出装置の監視モードの設定・解除は、駐車検出装置と携帯機との相互通信が可能か否かに基づいて行われる。
【0016】
請求項5に記載の発明によると、少なくとも駐車検出装置と車載装置とは近距離無線通信モジュールによって相互通信が行われる。このため、駐車検出装置及び車載装置の構造が簡素化されるとともに、大幅な小型化が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図4に基づき詳細に説明する。
【0018】
図1及び図2に示すように、車両用盗難防止システム1は、車両2の所有者(運転者)によって所持される携帯機11と、車両2内に配設された車載装置21と、駐車スペース3の近辺に設けられた駐車検出装置31を備えている。
【0019】
図1に示すように、携帯機11は、受信回路12、送信回路13及びマイクロコンピュータ(マイコン)14を備えている。また、受信回路12には受信アンテナ12aが接続され、送信回路13には送信アンテナ13aが接続されている。
【0020】
受信回路12はマイコン14に接続され、車載装置21から出力されるリクエスト信号を受信アンテナ12aによって受信したときに、その信号をパルス信号に復調してマイコン14に入力する。
【0021】
送信回路13はマイコン14に接続され、同マイコン14から出力されたIDコード信号を所定周波数(本実施形態では300MHz)の電波に変調し、送信アンテナ13aを介して外部に送信する。
【0022】
マイコン14は、具体的には図示しないCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットであり、不揮発性のメモリ14aを備えている。このマイコン14は、受信回路12からリクエスト信号が入力されると、メモリ14aに予め記録された所定のIDコードを含む送信信号(IDコード信号)を送信回路13に対して出力する。
【0023】
一方、車載装置21は、送信回路22、受信回路23、近距離無線通信モジュールとしての第1インターフェイス部24及びマイクロコンピュータ(マイコン)25を備え、図2に示すように車両2の室内の略中央に配設されている。マイコン25には、ドアロック駆動装置26及びエンジン駆動制御装置27が接続されている。ドアロック駆動装置26は、ドア錠を施解錠するアクチュエータを備え、入力された電気信号に基づいて同アクチュエータの駆動制御を行う装置である。また、エンジン駆動制御装置27は、セルモータ及び燃料供給制御装置(共に図示略)の駆動制御を行う装置であり、マイコン25から駆動許可信号が入力されたときにセルモータの駆動を許可する。
【0024】
送信回路22には第1送信アンテナ22aが接続され、受信回路23には受信アンテナ23aが接続されている。送信回路22は、マイコン25から出力されるリクエスト信号を所定周波数(ここでは134kHz)の電波に変換する。そして、送信回路22は、その電波を、第1送信アンテナ22aを介して車両2の周辺の所定領域(図2に示す領域A1)に出力する。したがって、このリクエスト信号の出力領域A1内において携帯機11と車載装置21との相互通信が可能となる。
【0025】
受信回路23は、携帯機11から出力されたIDコード信号を、受信アンテナ23aを介して受信する。そして、受信回路23は、そのIDコード信号をパルス信号に復調して受信信号を生成するとともに、その受信信号をマイコン25へ出力する。
【0026】
第1インターフェイス部24は、2.4GHz帯における10メートル程度の近距離無線通信が可能なBluetooth(R)用チップによって構成されている。この第1インターフェイス部24は、マイコン25に電気的に接続されている。そして、第1インターフェイス部24は、駐車検出装置31から送信された無線信号を受信すると、その無線信号をパルス信号に復調してマイコン25に対して出力する。また、第1インターフェイス部24は、後記する車両情報信号がマイコン25から出力されると、その車両情報信号を無線通信に適したパケット形式に変換するとともに、そのパケット信号を電波信号に変調する。そして、第1インターフェイス部24は、その電波信号を外部に送信する。
【0027】
マイコン25は、具体的には図示しないCPU、ROM、RAMからなるCPUユニットであり、不揮発性のメモリ25aを備えている。このメモリ25aには、予め設定された所定のIDコードが記録されている。
【0028】
このマイコン25は、ROM内に格納された所定のプログラムに基づき、送信回路22に対してリクエスト信号を間欠的に出力する。また、マイコン25は、受信回路23から前記受信信号が入力されたときには、自身のIDコードと受信信号に含まれるIDコードとを比較する。そして、マイコン25は、それらIDコード同士が一致したときにドアロック駆動装置26に対して解錠の旨を示す駆動信号(解錠駆動信号)を出力してドア錠を解錠させる。すなわち、マイコン25は、ドア錠の施錠状態において携帯機11との相互通信が確立したときにドア錠を解錠させる。これに対し、マイコン25は、該IDコード信号を受信できなくなると、ドアロック駆動装置26に対して施錠の旨を示す駆動信号(施錠駆動信号)を出力してドア錠を施錠させる。すなわち、マイコン25は、ドア錠の解錠状態において携帯機11との相互通信が確立しなくなったときにドア錠を施錠させる。
【0029】
このため、運転者が車両に近づいてリクエスト信号の出力領域A1内に携帯機11を位置させるだけで、ドア錠は自動的に解錠される。すなわち、運転者は、ドア錠を解錠するための操作を一切行う必要がない。また、運転者が車両から離間して該領域A1外に携帯機11を位置させるだけで、ドア錠は自動的に施錠される。すなわち、運転者は、ドア錠を施錠するための操作を一切行う必要がない。したがって、こうした車両用盗難防止システム1によれば、何ら操作を行うことなくドア錠を施解錠させることができる。
【0030】
また、マイコン25は、第1インターフェイス部24によって受信された受信信号が入力されると、その受信信号に含まれる認証コードとメモリ25aなどに予め記録された認証コードとの比較(認証コード照合)を行う。そして、それら認証コード同士が一致した場合、マイコン25は、受信信号に基づく処理を行うとともに、携帯機11と相互通信しているか否かを示す情報(携帯機情報)などを含む車両情報信号を第1インターフェイス部24に対して出力する。すなわち、車載装置21は、第1インターフェイス部24によって駐車検出装置31との相互通信を行う。
【0031】
さらに、マイコン25は、駐車検出装置31との相互通信が確立している状態において携帯機11との相互通信が確立できない場合には監視モードとなり、エンジン駆動制御装置27に対して駆動禁止信号を出力する。これによりエンジン駆動制御装置27は、セルモータの駆動を禁止するとともに、エンジンの燃料供給制御装置に対して供給禁止信号を出力して燃料供給を禁止させる。すなわち、監視モードにおいてマイコン25は、エンジンの駆動を禁止して車両2の走行を不能にする走行規制制御を行う。
【0032】
また、マイコン25は、監視モードにおいて携帯機11との相互通信が確立した場合には監視モードを解除し、エンジン駆動制御装置27に対して駆動許可信号を出力する。これによりエンジン駆動制御装置27は、セルモータの駆動を許可するとともに、燃料供給制御装置に対して供給許可信号を出力して燃料供給を許可する。
【0033】
ところで、図1に示すように、駐車検出装置31は、近距離無線通信モジュールとしての第2インターフェイス部32、マイクロコンピュータ(マイコン)33及び警報器34を備えている。また、この駐車検出装置31は、図2に示すように駐車スペース3の近傍に配設されている。
【0034】
第2インターフェイス部32は、2.4GHz帯における10メートル程度の近距離無線通信が可能なBluetooth用チップによって構成され、前記第1インターフェイス部24と近距離無線通信可能となっている。つまり、図2に示す駐車検出装置31を中心とした半径10m程度の領域A2内に車載装置21が位置しているときに、第1インターフェイス部24と第2インターフェイス部32との近距離無線通信が可能となる。この第2インターフェイス部32は、マイコン33に電気的に接続されている。そして、第2インターフェイス部32は、第1インターフェイス部24から送信された無線信号を受信すると、その無線信号をパルス信号に復調してマイコン33に対して出力する。また、第2インターフェイス部32は、後記する監視制御信号がマイコン33から出力されると、その監視制御信号を無線通信に適したパケット形式に変換するとともに、そのパケット信号を電波信号に変調する。そして、第2インターフェイス部32は、その電波信号を外部に送信する。
【0035】
警報器34はブザーや警告灯などによって構成され、マイコン33と電気的に接続されている。そして、警報器34は、マイコン33から出力される作動信号に基づいて作動するようになっている。
【0036】
マイコン33は不揮発性のメモリ33aを備え、同メモリ33aには所定の認証コードが記録されている。このマイコン33は、第2インターフェイス部32によって受信された受信信号が入力されると、その受信信号に含まれる認証コードとメモリ33aに記録された認証コードとの比較(認証コード照合)を行う。そして、それら認証コード同士が一致した場合、マイコン33は、受信信号に基づく処理を行うとともに、監視制御信号を第2インターフェイス部32に対して出力する。すなわち、駐車検出装置31は、第2インターフェイス部32によって車載装置21との相互通信を行う。
【0037】
マイコン33は、前記受信信号に含まれる携帯機情報に基づき、携帯機11と車載装置21との相互通信が行われていないと判断した場合には、監視モードとなる。そして、この監視モードにおいて第1インターフェイス部24と第2インターフェイス部32との相互通信が不能になると、マイコン33は警報器34に対して作動信号を出力して同警報器34を作動させる。すなわち、マイコン33は、監視モードにおいて車載装置21との相互通信が不能になると、警報を発生させる警報制御を行う。また、マイコン33は、監視モードにおいて携帯機11と車載装置21との相互通信が行われていると判断した場合には、監視モードを解除する。
【0038】
次に、このように構成された車両用盗難防止システム1の監視モード設定手順及び監視モード解除手順を、図3及び図4に示すシーケンスチャートに従って説明する。
【0039】
<1>監視モード設定手順
図3にT1及びP1で示すように車両2が駐車スペース3に駐車されて車載装置21と駐車検出装置31との相互通信が確立すると、T2で示すように車載装置21は図2に示した領域A1に対してリクエスト信号を出力する。この状態において携帯機11は車両室内に存在するため、携帯機11はこのリクエスト信号を受信し、S1で示すようにIDコード信号を自動的に送信する。
【0040】
車載装置21は、IDコード信号を受信するとIDコード照合を行い、T3で示すようにそれらIDコード同士が一致すると一致信号を車両情報信号として駐車検出装置31に送信する。
【0041】
駐車検出装置31は、一致信号を受信すると、P2で示すように監視モードへの準備状態となるスタンバイモードとなり、スタンバイ信号を監視制御信号として車載装置21に送信する。そして、車載装置21は、このスタンバイ信号を受信するとT4で示すように自身もスタンバイモードとなり、T5で示すように再びリクエスト信号を出力する。
【0042】
携帯機11は、S2で示すように領域A1外へ移動し、S3で示すようにリクエスト信号を受信できなくなると、IDコード信号を送信しなくなる。そして、車載装置21は、IDコード信号を受信できなくなると、T6で示すように、ドアロック駆動装置26に施錠駆動信号を出力してドア錠を施錠させるとともに、監視セット信号を車両情報信号として駐車検出装置31に送信する。
【0043】
駐車検出装置31は、この監視セット信号を受信するとP3で示すように監視モードとなり、車載装置21に対して監視モードとなったことを示すコール信号を監視制御信号として送信する。また、車載装置21は、コール信号を受信するとT7で示すように監視モードとなる。
【0044】
そして、T8で示すように車載装置21は、監視モードにおいてはエンジン駆動制御装置27に対して駆動禁止信号を出力してエンジンの駆動を禁止する。また、P4で示すように駐車検出装置31は、監視モードにおいて車載装置21との相互通信が確立しなくなると、警報器34を作動させて警報を発生させる。
【0045】
<2>監視モード解除手順
図4にT9及びP5で示すように車載装置21及び駐車検出装置31が監視モードとなっている状態でT10及びP6で示すように両者間の相互通信が確立している場合にも、T11で示すように車載装置21はリクエスト信号を出力する。そして、S4で示すように携帯機11がリクエスト信号の出力領域A1内へ侵入すると、携帯機11はリクエスト信号を受信する。このため、携帯機11は、S5で示すようにIDコード信号を車載装置21に対して自動的に送信する。
【0046】
車載装置21は、IDコード信号を受信するとIDコード照合を行い、T12で示すようにそれらIDコード同士が一致すると、ドアロック駆動装置26に解錠駆動信号を出力してドア錠を解錠させるとともに、リセット信号を車両情報信号として駐車検出装置31に送信する。
【0047】
駐車検出装置31は、リセット信号を受信すると、P7で示すように監視モードを解除するとともに、車載装置21に対して監視モードが解除されたことを示すコール信号を監視制御信号として送信する。このため、駐車検出装置31は、この状態で車載装置21との相互通信が確立しなくなっても、警報器34を作動させなくなる。
【0048】
そして、車載装置21は、このコール信号を受信すると、T13で示すように監視モードを解除してエンジン駆動禁止状態を解除する。つまり、車載装置21は、エンジン駆動制御装置27に対して駆動許可信号を出力し、セルモータの駆動を許可するとともに、燃料供給制御装置の燃料供給を許可する。このため、車載装置21は、この状態で駐車検出装置31との相互通信が確立しなくなっても、エンジンの始動及び駆動が可能となる。
【0049】
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)車両2が駐車スペース3に駐車されて車載装置21と駐車検出装置31との相互通信が確立し、この状態で携帯機11と車載装置21との相互通信が確立しなくなると、車載装置21及び駐車検出装置31は監視モードとなる。そして、この監視モードにおいて車載装置21と駐車検出装置31との相互通信が確立しなくなると、車両2のエンジン駆動が不能となるとともに、駐車検出装置31から警報が発せられる。このため、車載装置21によって車両2を走行不能状態にすることにより、車両2の盗難を防止することができる。また、駐車検出装置31から警報を発生させることによって車両2の不正移動を周囲に知らせることができるため、車両2の盗難をより確実に防止することができる。そして、監視モードにおいて車載装置21と携帯機11との相互通信が再び確立すると、監視モードが解除される。こうした監視モードの設定・解除は、駐車スペース3に駐車された車両2に対して携帯機11の所有者が近接・離間するだけで行われるため、該所有者は、監視モードの設定・解除を行うための操作を何ら行う必要がない。よって、煩雑な操作を行うことなく車両2の盗難防止性を向上させることができる。
【0050】
(2)車載装置21は、携帯機11との相互通信が可能か否かに基づいてドア錠の施解錠制御を行うようになっている。このため、ドア錠を施解錠させるための操作を何ら行う必要がなく、車両2の操作性をより向上させることができる。しかも、駐車検出装置31は、車両2の近辺における携帯機11の存在有無を、携帯機11と車載装置21との相互通信が可能な否かに基づいて判断するようになっている。このため、携帯機と駐車検出装置とを直接的に相互通信させる必要がなく、当該車両用盗難防止システム1のハードウェア構成が複雑になってしまうのを防止することができる。
【0051】
(3)車載装置21と駐車検出装置31との相互通信は、近距離無線通信モジュールによって構成された第1インターフェイス部24及び第2インターフェイス部32を用いて行われる。このため、車載装置21及び駐車検出装置31の構造を簡素化することができ、両装置21,31の小型化を図ることができる。しかも、近距離無線通信モジュールを用いることにより、両装置21,31間で多量の情報通信を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図5及び図6に基づいて説明する。ここでは第1実施形態と相違する点を主に述べ、共通する点については同一部材番号を付すのみとしてその説明を省略する。
【0052】
図5に示すように、本実施形態においては、携帯機11及び車載装置21の構成が前記第1実施形態における携帯機11及び車載装置21の構成と相違している。つまり、本実施形態の携帯機11は、前記第1実施形態の携帯機11における受信回路12、受信アンテナ12a、送信回路13及び送信アンテナ13aを、近距離無線通信モジュールによって構成された第3インターフェイス部15に変更したものである。詳しくは、第3インターフェイス部15は、前記第1及び第2インターフェイス部24,32と同様に、2.4GHz帯における10メートル程度の近距離無線通信が可能なBluetooth用チップによって構成されている。そして、第3インターフェイス部15は、前記第1及び第2インターフェイス部24,32と近距離無線通信可能となっている。
【0053】
また、本実施形態の車載装置21は、前記第1実施形態の車載装置21における送信回路22、送信アンテナ22a、受信回路23及び受信アンテナ23aを省略したものである。
【0054】
こうした車載装置21は、第1インターフェイス部24と第3インターフェイス部15との近距離無線通信を行うことによって携帯機11との相互通信を行うようになっている。詳しくは、車載装置21は第1インターフェイス部24からリクエスト信号を送信し、携帯機11は第3インターフェイス部15によってそのリクエスト信号を受信する。そして、携帯機11は第3インターフェイス部15からIDコード信号を送信し、車載装置21は第1インターフェイス部24によってそのIDコード信号を受信する。このため、車載装置21は、こうした携帯機11との相互通信に基づいてドア錠の施解錠制御を行い、加えて駐車検出装置31との相互通信に基づいて監視モードの設定・解除を行うようになっている。
【0055】
また、本実施形態において駐車検出装置31は、第2インターフェイス部32によってリクエスト信号及びIDコード信号を受信する。駐車検出装置31のメモリ33aには携帯機11に設定されたIDコードを記録可能となっており、IDコード信号を受信した際に駐車検出装置31は、IDコード信号に含まれるIDコードとメモリ33aに記録されたIDコードとの比較(IDコード照合)を行う。そして、駐車検出装置31は、携帯機11及び車載装置21との相互通信に基づいて監視モードの設定・解除を行うようになっている。
【0056】
そこで、本実施形態の車両用盗難防止システム1における監視モード設定・解除手順を、図6に示すシーケンスチャートに従って説明する。
図6にT21及びP11で示すように車両2が駐車スペース3に駐車されて車載装置21と駐車検出装置31との相互通信が確立すると、T22で示すように車載装置21は図2に示した領域A1に対してリクエスト信号を出力する。この状態において携帯機11は車両室内に存在するため、携帯機11はこのリクエスト信号を受信し、S11で示すようにIDコード信号を自動的に送信する。また、駐車検出装置31は、P12で示すようにリクエスト信号をモニタして、IDコード信号の受信準備状態となる。
【0057】
車載装置21は、IDコード信号を受信するとIDコード照合を行い、T23で示すようにそれらIDコード同士が一致するとスタンバイモードとなる。また、駐車検出装置31は、IDコード信号を受信するとIDコード照合を行い、P13で示すようにそれらIDコード同士が一致するとスタンバイモードとなる。
【0058】
その後、車載装置21は、T24で示すように再びリクエスト信号を出力する。
携帯機11は、S12で示すように領域A1外へ移動し、S13で示すようにリクエスト信号を受信できなくなると、IDコード信号を送信しなくなる。そして、車載装置21は、IDコード信号を受信できなくなると、T25で示すように、ドアロック駆動装置26に施錠駆動信号を出力してドア錠を施錠させるとともに、監視モードとなる。そして、T26で示すように車載装置21は、監視モードにおいてはエンジン駆動制御装置27に対して駆動禁止信号を出力してエンジンの駆動を禁止する。
【0059】
また、駐車検出装置31は、P14で示すようにリクエスト信号をモニタしてIDコード信号の受信準備状態となった後、携帯機11からのIDコード信号を受信できなくなると、P15で示すように監視モードとなる。そして、P16で示すように駐車検出装置31は、監視モードにおいて車載装置21との相互通信が確立しなくなると、警報器34を作動させて警報を発生させる。
【0060】
ところで、こうした車載装置21及び駐車検出装置31が監視モードとなっている場合にも、T27で示すように車載装置21はリクエスト信号を出力する。そして、S14で示すように携帯機11がリクエスト信号の出力領域A1内へ侵入すると、携帯機11はリクエスト信号を受信してIDコード信号を送信する。
【0061】
車載装置21は、このIDコード信号を受信するとIDコード照合を行い、T28で示すようにそれらIDコード同士が一致すると、ドアロック駆動装置26に解錠駆動信号を出力してドア錠を解錠させるとともに、監視モードを解除する。
【0062】
また、駐車検出装置31は、P17で示すようにリクエスト信号をモニタしてIDコード信号の受信準備状態となった後、携帯機11からのIDコード信号を受信すると、IDコード照合を行う。そして、P18で示すように駐車検出装置31は、IDコード同士が一致すると監視モードを解除する。すなわち、本実施形態においては、駐車検出装置31の監視モードの設定・解除は、駐車検出装置31と携帯機11との直接的な相互通信に基づいて行われるようになっている。
【0063】
したがって、本実施形態によれば、前記第1実施形態における上記(1),(3)に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(4)携帯機11の無線通信機構として、近距離無線通信モジュールが用いられている。このため、受信回路12や送信回路13などを個別に設ける必要がなくなり、携帯機11の構造を簡素化することができ、同携帯機11の小型化を図ることができる。
【0064】
(5)駐車検出装置31が監視モードとなる場合、駐車検出装置31の監視モードの設定・解除は、駐車検出装置31と携帯機11との相互通信が可能か否かに基づいて行われる。つまり、駐車検出装置31の監視モードの設定・解除は、駐車検出装置31と携帯機11との直接的な通信によって行われる。このため、前記第1実施形態に比べて、駐車検出装置31の監視モードの設定・解除を迅速且つ確実に行うことができる。
【0065】
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 例えば図1に2点鎖線で示すように、車載装置21のマイコン25に車載カメラ41及び車載マイク42を接続する。そして、これら車載カメラ41及び車載マイク42によって記録された情報を第1インターフェイス部24から駐車検出装置31に送信させ、駐車検出装置31のメモリ33aなどにその情報を記録させるようにする。このようにした場合、車載カメラ41及び車載マイク42を車両室内に設置しておけば、監視モードにおいて車載装置21と駐車検出装置31との相互通信が不能になった際に、その直前の車両室内の様子が記録として残る。よって、仮に車両2が盗難された場合でも、その盗難の過程などを証拠として残すことができる。
【0066】
・ 前記各実施形態では、車載装置21と駐車検出装置31との相互通信が行われている状態で携帯機11が車両2の近辺に存在しない場合に監視モードとなるようになっている。しかし、監視モードの設定は、例えば車両2の所有者が駐車検出装置31に暗証番号を入力したり、駐車検出装置31に指紋照合させたりすることによって行われるようになっていてもよい。すなわち、監視モードの解除時にのみ、車両2の近辺に携帯機11が存在するか否かに基づく制御を行わせるようにしてもよい。
【0067】
・ 例えば駐車検出装置31に携帯電話やPHSなどの公衆回線通信機器を設け、監視モードにおいて車載装置21と駐車検出装置31との相互通信が不能になった際に、その旨を警察や携帯機11の所有者等に自動的に通報させるようにしてもよい。
【0068】
・ 駐車検出装置31は、例えば自身に強い衝撃が加わった場合など自身に危害が加わったと判断できるときに、警報器34を作動させるようになっていてもよい。
【0069】
・ 前記各実施形態において車載装置21は、監視モードとなっているときには、エンジンの駆動を禁止することによって車両2を走行不能な状態にしている。しかし、車載装置21は、こうしたエンジンの駆動禁止に限らず、例えば車輪ロックやステアリングロックなどを行うことによって車両2を走行不能にしてもよい。
【0070】
・ 前記各実施形態において駐車検出装置31は、監視モードにおいて車載装置21と駐車検出装置31との相互通信が不能になった場合、警報器34を作動させるようになっている。しかし、例えば駐車スペース3の近辺に車両2の出庫を規制するゲートなどを設け、該相互通信が不能になった場合には、警報器34の作動に併せて、該ゲートによる遮蔽によって車両2の出庫禁止を行うようにしてもよい。
【0071】
・ 駐車検出装置31は、車載装置21との相互通信に基づき、例えば駐車スペース3への入出庫管理や料金精算などの管理を行うようになっていてもよい。・ 前記各実施形態では、車載装置21は、携帯機11との相互通信に基づいてドア錠の施解錠制御を行うようになっている。しかし、車載装置21は、こうしたドア錠の施解錠制御を必ずしも行う必要はない。
【0072】
・ 車載装置21は、駐車検出装置31との通信状態にかかわらず、携帯機11との相互通信が確立しているときにエンジンを始動可能な状態にし、該相互通信が確立していないときにエンジンを始動不能にするといったスマートイグニッション機能を備えていてもよい。
【0073】
・ 当該車両用盗難防止システム1は、自宅駐車場、公衆駐車場など、どのような駐車場に適用してもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
【0074】
(1) 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用盗難防止システムにおいて、前記車載装置は、前記携帯機との相互通信が確立したことを条件としてドア錠を自動的に解錠させ、該相互通信が確立しなくなったことを条件としてドア錠を自動的に施錠させる施解錠制御と、該携帯機との相互通信が確立したことを条件としてエンジンの始動を許可し、該相互通信が確立しなくなったことを条件としてエンジンの始動を禁止するエンジン始動許可制御とのうちの少なくとも一方を行うこと。この技術的思想(1)に記載の発明によれば、車両の防犯性及び操作性をより向上させることができるとともに、ハードウェア構成を変更することなくそれら制御を実現させることができる。
【0075】
(2) 請求項1〜3、技術的思想(1)のいずれか1項に記載の車両用盗難防止システムにおいて、駐車検出装置は、自身に危害が加わったことを検知したときに、その旨を知らせる警報を発すること。
【0076】
(3) 車両の駐車スペース近辺に設けられ車両の駐車有無を検出する駐車検出装置、及び車両の所有者によって所持される携帯機とそれぞれ近距離無線通信可能に構成された車載装置であって、前記駐車検出装置との相互通信が行われている状態で前記携帯機との相互通信が不能となったことを条件として車両の監視を行う監視モードとなるとともに、その監視モードにおいて前記携帯機との相互通信が再開されたことを条件として該監視モードを解除し、前記監視モードにおいて前記駐車検出装置との相互通信が不能となった際に車両を走行不能状態にさせる走行規制制御を行うこと。
【0077】
(4) 車両の駐車スペース近辺に設けられ、車両に搭載された車載装置との近距離無線通信に基づいて車両の駐車有無を検出する駐車検出装置であって、車両の所有者によって所持される携帯機が車両近辺に存在するか否かを検出し、前記車載装置との相互通信が行われている状態で前記携帯機の存在を検出できなくなったことを条件として車両の監視を行う監視モードとなるとともに、その監視モードにおいて車両近辺に前記携帯機の存在を検出したことを条件として該監視モードを解除すること。
【0078】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1〜5に記載の発明によれば、煩雑な操作を行うことなく車両の盗難防止性を向上させることができる。
【0079】
請求項2に記載の発明によれば、監視モードの設定・解除を容易且つ確実に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、携帯機と駐車検出装置とを直接的に相互通信させる必要がないため、ハードウェア構成が複雑になってしまうのを防止することができる。
【0080】
請求項4に記載の発明によれば、駐車検出装置の監視モードの設定・解除を迅速且つ確実に行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、駐車検出装置及び車載装置の構造を簡素化することができ、小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における車両用盗難防止システムの概略構成を示す概略ブロック図。
【図2】同実施形態の車載装置を備えた車両と駐車検出装置との関係を示す概略平面図。
【図3】同実施形態の車両用盗難防止システムの監視モード設定手順を示すシーケンスチャート。
【図4】同実施形態の車両用盗難防止システムの監視モード解除手順を示すシーケンスチャート。
【図5】第2実施形態における車両用盗難防止システムの概略構成を示す概略ブロック図。
【図6】同実施形態の車両用盗難防止システムの監視モード設定・解除手順を示すシーケンスチャート。
【符号の説明】
1…車両用盗難防止システム、2…車両、3…駐車スペース、11…携帯機、21…車載装置、24…近距離無線通信モジュールとしての第1インターフェイス部、25…マイクロコンピュータ(マイコン)、31…駐車検出装置、32…近距離無線通信モジュールとしての第2インターフェイス部、33…マイクロコンピュータ(マイコン)。

Claims (5)

  1. 車両の駐車スペース近辺に設けられ車両の駐車有無を検出する駐車検出装置と、車両に搭載され前記駐車検出装置と近距離無線通信可能に構成された車載装置と、前記車載装置と近距離無線通信可能に構成された携帯機とを備え、
    前記車載装置は、前記携帯機との相互通信が確立したことを条件としてドア錠を自動的に解錠させ、該相互通信が確立しなくなったことを条件としてドア錠を自動的に施錠させる施解錠制御と、該携帯機との相互通信が確立したことを条件としてエンジンの始動を許可し、該相互通信が確立しなくなったことを条件としてエンジンの始動を禁止するエンジン始動許可制御とのうちの少なくとも一方を行うものであり、
    前記駐車検出装置は、所定の条件に基づいて車両の監視を行う監視モードとなるとともに、その監視モードにおいて車両近辺に前記携帯機の存在を検出したことを条件として該監視モードを解除することを特徴とする車両用盗難防止システム。
  2. 前記駐車検出装置は、該駐車検出装置と該車載装置との相互通信が行われている状態で車両近辺に前記携帯機の存在を検出できなくなったことを条件として前記監視モードとなることを特徴とする請求項1に記載の車両用盗難防止システム。
  3. 前記車載装置は、前記携帯機との相互通信が可能か否かに基づいて車両近辺における前記携帯機の存在を検出するとともに、前記駐車検出装置が前記監視モードとなる場合にはその検出結果を前記駐車検出装置に対して送信し、該駐車検出装置は、前記車載装置からの検出結果に基づいて前記監視モードの設定・解除を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用盗難防止システム。
  4. 前記駐車検出装置は、前記携帯機と近距離無線通信可能に構成されるとともに、前記駐車検出装置が前記監視モードとなる場合、該駐車検出装置は、前記携帯機との相互通信が可能か否かに基づいて該監視モードの設定・解除を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用盗難防止システム。
  5. 少なくとも前記駐車検出装置及び車載装置は近距離無線通信モジュールを備え、それら近距離無線通信モジュールを用いて両者の相互通信を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用盗難防止システム。
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