JP2012092315A - ポリアリーレンスルフィドの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】環式ポリアリーレンスルフィドを、低原子価鉄化合物存在下に加熱することを特徴とするポリアリーレンスルフィドの製造方法。
低原子価鉄化合物としては、II価の鉄化合物などが挙げられる。
環式ポリアリーレンスルフィドへの低原子価鉄化合物の添加、環式ポリアリーレンスルフィドに低原子価化合物を添加した混合物の加熱を、非酸化性雰囲気下かつ酸化性物質を含まない条件下、水分を含まない条件下で行うことが好ましい。
【選択図】なし
Description
(1)環式ポリアリーレンスルフィドを低原子価鉄化合物存在下に加熱することを特徴とするポリアリーレンスルフィドの製造方法。
(2)低原子価鉄化合物がII価の鉄化合物であることを特徴とする上記(1)に記載のポリアリーレンスルフィドの製造方法。
(3)加熱を非酸化性雰囲気下かつ酸化性物質を含まない条件下で行うことを特徴とする上記(1)または(2)に記載のポリアリーレンスルフィドの製造方法。
(4)加熱を水分を含まない条件下で行うことを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載のポリアリーレンスルフィドの製造方法。
(5)環式ポリアリーレンスルフィドへの低原子価鉄化合物の添加を非酸化性雰囲気下かつ酸化性物質を含まない条件下で行うことを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載のポリアリーレンスルフィドの製造方法。
(6)環式ポリアリーレンスルフィドへの低原子価鉄化合物の添加を水分を含まない条件下で行うことを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載のポリアリーレンスルフィドの製造方法。
本発明におけるポリアリーレンスルフィドとは、式、−(Ar−S)−の繰り返し単位を主要構成単位とする、好ましくは当該繰り返し単位を80モル%以上含有するホモポリマーまたはコポリマーである。Arとしては下記の式(A)〜式(K)などで表される単位などがあるが、なかでも式(A)が特に好ましい。
この繰り返し単位を主要構成単位とする限り、下記の式(L)〜(N)などで表される少量の分岐単位または架橋単位を含むことができる。これら分岐単位または架橋単位の共重合量は、−(Ar−S)−の単位1モルに対して0〜1モル%の範囲であることが好ましい。
本発明のポリアリーレンスルフィドの製造方法における環式ポリアリーレンスルフィドとは式、−(Ar−S)−の繰り返し単位を主要構成単位とし、好ましくは当該繰り返し単位を80モル%以上含有する下記一般式(O)のごとき環式化合物を、少なくとも50重量%以上含むものであり、好ましくは70重量%以上、より好ましくは80重量%以上、さらに好ましくは90重量%以上含むものが好ましい。Arとしては前記式(A)〜式(K)などで表される単位などがあるが、なかでも式(A)が特に好ましい。
本発明において、種々の低原子価鉄化合物が重合触媒として用いられる。鉄原子は理論的に−II、−I、0、I、II、III、IV、V、VI価の価数状態を取りうることが知られており、ここで、低原子価鉄化合物とは、−II〜II価の価数を有する鉄化合物であることを指す。また、ここで述べる低原子価鉄化合物とは、加熱による環式ポリアリーレンスルフィドのポリアリーレンスルフィドへの転化の際の、反応系内における鉄化合物の価数が−II〜II価であることを指す。
本発明におけるポリアリーレンスルフィドを製造する際の加熱温度は、環式ポリアリーレンスルフィドが溶融解する温度であることが好ましく、このような温度条件であれば特に制限はない。ただし、加熱温度が環式ポリアリーレンスルフィドの溶融解温度未満ではポリアリーレンスルフィドを得るのに長時間が必要となる傾向がある。なお、環式ポリアリーレンスルフィドが溶融解する温度は、環式ポリアリーレンスルフィドの組成や分子量、また、加熱時の環境により変化するため、一意的に示すことはできないが、例えば環式ポリアリーレンスルフィドを示差走査型熱量計で分析することで溶融解温度を把握することが可能である。加熱温度の下限としては、180℃以上が例示でき、好ましくは200℃以上、より好ましくは220℃以上、さらに好ましくは240℃以上である。この温度範囲では、環式ポリアリーレンスルフィドが溶融解し、短時間でポリアリーレンスルフィドを得ることができる。一方、温度が高すぎると環式ポリアリーレンスルフィド間、加熱により生成したポリアリーレンスルフィド間、及びポリアリーレンスルフィドと環式ポリアリーレンスルフィド間などでの架橋反応や分解反応に代表される好ましくない副反応が生じやすくなる傾向にあり、得られるポリアリーレンスルフィドの特性が低下する場合があるため、このような好ましくない副反応が顕著に生じる温度は避けることが望ましい。加熱温度の上限としては、400℃以下が例示でき、好ましくは360℃以下、より好ましくは320℃以下、さらに好ましくは300℃以下、よりいっそう好ましくは270℃以下である。この温度以下では、好ましくない副反応による得られるポリアリーレンスルフィドの特性への悪影響を抑制できる傾向にあり、前述した特性を有するポリアリーレンスルフィドを得ることができる。
ポリアリーレンスルフィド及び環式ポリアリーレンスルフィドの分子量はサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)の一種であるゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により、ポリスチレン換算で数平均分子量(Mn)と重量平均分子量(Mw)を算出した。GPCの測定条件を以下に示す。
装置:センシュー科学 SSC−7100
カラム名:センシュー科学 GPC3506
溶離液:1−クロロナフタレン
検出器:示差屈折率検出器
カラム温度:210℃
プレ恒温槽温度:250℃
ポンプ恒温槽温度:50℃
検出器温度:210℃
流量:1.0mL/min
試料注入量:300μL (スラリー状:約0.2重量%)。
環式ポリフェニレンスルフィドのポリフェニレンスルフィドへの転化率の算出は、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて下記方法で行った。
装置:島津株式会社製 LC−10Avpシリーズ
カラム:Mightysil RP−18 GP150−4.6(5μm)
検出器:フォトダイオードアレイ検出器(UV=270nm)。
鉄化合物のX線吸収微細構造の測定は下記条件で行った。
実験施設:高エネルギー加速器研究機構 放射光科学研究施設
分光器:Si(111)2結晶分光器
ミラー:集光ミラー
吸収端:Fe K (7113eV) 吸収端
使用検出器:イオンチャンバー及びライトル検出器。
撹拌機付きの70リットルオートクレーブに、47.5%水硫化ナトリウム8.27kg(70.0モル)、96%水酸化ナトリウム2.96kg(71.0モル)、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)11.44kg(116モル)、酢酸ナトリウム1.72kg(21.0モル)、及びイオン交換水10.5kgを仕込み、常圧で窒素を通じながら約240℃まで約3時間かけて徐々に加熱し、精留塔を介して水14.8kg及びNMP280gを留出した後、反応容器を160℃に冷却した。なお、この脱液操作の間に仕込んだイオウ成分1モル当たり0.02モルの硫化水素が系外に飛散した。
参考例1で得られた環式ポリフェニレンスルフィドに、環式ポリフェニレンスルフィド中の硫黄原子に対して塩化鉄(III)無水物を1モル%、空気中で混合した粉末350mgを、ガラス製アンプルに仕込み、アンプル内を窒素で置換した。電気炉内にアンプルを設置し、50℃から260℃まで15℃/分で昇温した後、アンプルを取り出し室温まで冷却し、こげ茶色固体を得た。検知管を用いて加熱後の試験管内のガス成分を調べた結果、塩素成分が検出された。固体の赤外分光分析における吸収スペクトルより、固体はフェニレンスルフィド単位からなる化合物であることを確認した。固体は1−クロロナフタレンに250℃で一部不溶であったが、不溶部はフェニレンスルフィド構造からなる化合物ではなく鉄化合物であることがわかり、生成したPPS成分は可溶であった。HPLC測定の結果、環式ポリフェニレンスルフィドのPPSへの転化率は6%であることがわかった。
参考例1で得られた環式ポリフェニレンスルフィドに、環式ポリフェニレンスルフィド中の硫黄原子に対して塩化鉄(II)無水物を3モル%、窒素雰囲気下で混合した粉末350mgを、ガラス製アンプルに仕込み、アンプル内を窒素で置換した。電気炉内にアンプルを設置し、50℃から260℃まで15℃/分で昇温した後、アンプルを取り出し室温まで冷却し、こげ茶色固体を得た。固体の赤外分光分析における吸収スペクトルより、固体はフェニレンスルフィド単位からなる化合物であることを確認した。固体は1−クロロナフタレンに250℃で一部不溶であったが、不溶部はフェニレンスルフィド構造からなる化合物ではなく鉄化合物であることがわかり、生成したPPS成分は可溶であった。HPLC測定の結果、環式ポリフェニレンスルフィドのPPSへの転化率は11%であることがわかった。
参考例1で得られた環式ポリフェニレンスルフィドに、環式ポリフェニレンスルフィド中の硫黄原子に対して塩化鉄(III)無水物を1モル%、塩化銅(I)を1モル%、空気中で混合した粉末350mgを、ガラス製アンプルに仕込み、アンプル内を窒素で置換した。電気炉内にアンプルを設置し、50℃から260℃まで15℃/分で昇温した後、アンプルを取り出し室温まで冷却し、こげ茶色固体を得た。固体の赤外分光分析における吸収スペクトルより、固体はフェニレンスルフィド単位からなる化合物であることを確認した。固体は1−クロロナフタレンに250℃で一部不溶であったが、不溶部はフェニレンスルフィド構造からなる化合物ではなく鉄化合物及び銅化合物であることがわかり、生成したPPS成分は可溶であった。HPLC測定の結果、環式ポリフェニレンスルフィドのPPSへの転化率は8%であることがわかった。
参考例1で得られた環式ポリフェニレンスルフィド350mgをガラス製アンプルに仕込み、アンプル内を窒素で置換した。電気炉内にアンプルを設置し、50℃から260℃まで15℃/分で昇温した後、アンプルを取り出し室温まで冷却し、薄灰色透明の固体を得た。固体の赤外分光分析における吸収スペクトルより、固体はフェニレンスルフィド単位からなる化合物であることを確認した。固体は1−クロロナフタレンに250℃で溶解した。HPLC測定の結果、環式ポリフェニレンスルフィドのPPSへの転化率は1%であることがわかった。
加熱を50℃から300℃まで15℃/分で昇温後、300℃で20分保持とした以外は実施例1と同様の操作を行い、こげ茶色固体を得た。検知管を用いて加熱後の試験管内のガス成分を調べた結果、塩素成分が検出された。固体の赤外分光分析における吸収スペクトルより、固体はフェニレンスルフィド単位からなる化合物であることを確認した。固体は1−クロロナフタレンに250℃で一部不溶であったが、不溶部はフェニレンスルフィド構造からなる化合物ではなく鉄化合物であることがわかり、生成したPPS成分は可溶であった。HPLC測定の結果、環式ポリフェニレンスルフィドのPPSへの転化率は51%であることがわかった。
加熱を50℃から300℃まで15℃/分で昇温後、300℃で20分保持とした以外は実施例2と同様の操作を行い、こげ茶色固体を得た。固体の赤外分光分析における吸収スペクトルより、固体はフェニレンスルフィド単位からなる化合物であることを確認した。固体は1−クロロナフタレンに250℃で一部不溶であったが、不溶部はフェニレンスルフィド構造からなる化合物ではなく鉄化合物であることがわかり、生成したPPS成分は可溶であった。HPLC測定の結果、環式ポリフェニレンスルフィドのPPSへの転化率は34%であることがわかった。
参考例1で得られた環式ポリフェニレンスルフィドに、環式ポリフェニレンスルフィド中の硫黄原子に対して塩化鉄(II)四水和物を1モル%、空気中で混合した粉末350mgを、ガラス製アンプルに仕込み、アンプル内を窒素で置換した。電気炉内にアンプルを設置し、50℃から300℃まで15℃/分で昇温し、300℃で20分保持した後、アンプルを取り出し室温まで冷却し、茶色固体を得た。固体の赤外分光分析における吸収スペクトルより、固体はフェニレンスルフィド単位からなる化合物であることを確認した。固体は1−クロロナフタレンに250℃で一部不溶であったが、不溶部はフェニレンスルフィド構造からなる化合物ではなく鉄化合物であることがわかり、生成したPPS成分は可溶であった。HPLC測定の結果、環式ポリフェニレンスルフィドのPPSへの転化率は30%であることがわかった。
加熱を50℃から300℃まで15℃/分で昇温後、300℃で20分保持とした以外は比較例1と同様の操作を行い、こげ茶色固体を得た。固体の赤外分光分析における吸収スペクトルより、固体はフェニレンスルフィド単位からなる化合物であることを確認した。固体は1−クロロナフタレンに250℃で溶解した。HPLC測定の結果、環式ポリフェニレンスルフィドのPPSへの転化率は23%であることがわかった。
参考例1で得られた環式ポリフェニレンスルフィドに、環式ポリフェニレンスルフィド中の硫黄原子に対して酸化鉄(III)を0.5モル%、空気中で混合した粉末350mgを、ガラス製アンプルに仕込み、アンプル内を窒素で置換した。電気炉内にアンプルを設置し、50℃から300℃まで15℃/分で昇温し、300℃で20分保持した後、アンプルを取り出し室温まで冷却し、赤茶色固体を得た。HPLC測定の結果、環式ポリフェニレンスルフィドのPPSへの転化率は17%であることがわかった。
加熱を50℃から300℃まで15℃/分で昇温後、300℃で60分保持とした以外は実施例1と同様の操作を行い、こげ茶色固体を得た。検知管を用いて加熱後の試験管内のガス成分を調べた結果、塩素成分が検出された。固体の赤外分光分析における吸収スペクトルより、固体はフェニレンスルフィド単位からなる化合物であることを確認した。固体は1−クロロナフタレンに250℃で一部不溶であったが、不溶部はフェニレンスルフィド構造からなる化合物ではなく鉄化合物であることがわかり、生成したPPS成分は可溶であった。HPLC測定の結果、環式ポリフェニレンスルフィドのPPSへの転化率は81%であることがわかった。
加熱を50℃から300℃まで15℃/分で昇温後、300℃で60分保持とした以外は実施例2と同様の操作を行い、こげ茶色固体を得た。固体の赤外分光分析における吸収スペクトルより、固体はフェニレンスルフィド単位からなる化合物であることを確認した。固体は1−クロロナフタレンに250℃で一部不溶であったが、不溶部はフェニレンスルフィド構造からなる化合物ではなく鉄化合物であることがわかり、生成したPPS成分は可溶であった。HPLC測定の結果、環式ポリフェニレンスルフィドのPPSへの転化率は60%であることがわかった。
加熱を50℃から300℃まで15℃/分で昇温後、300℃で60分保持とした以外は実施例6と同様の操作を行い、こげ茶色固体を得た。固体の赤外分光分析における吸収スペクトルより、固体はフェニレンスルフィド単位からなる化合物であることを確認した。固体は1−クロロナフタレンに250℃で一部不溶であったが、不溶部はフェニレンスルフィド構造からなる化合物ではなく鉄化合物であることがわかり、生成したPPS成分は可溶であった。HPLC測定の結果、環式ポリフェニレンスルフィドのPPSへの転化率は48%であることがわかった。
加熱を50℃から300℃まで15℃/分で昇温後、300℃で60分保持とした以外は比較例1と同様の操作を行い、こげ茶色固体を得た。生成物は1−クロロナフタレンに250℃で溶解した。生成物の赤外分光分析における吸収スペクトルより、生成物はフェニレンスルフィド単位からなる化合物であることを確認した。HPLC測定の結果、環式ポリフェニレンスルフィドのPPSへの転化率は44%であることがわかった。
加熱を50℃から300℃まで15℃/分で昇温後、300℃で60分保持とした以外は比較例3と同様の操作を行い、赤茶色固体を得た。HPLC測定の結果、環式ポリフェニレンスルフィドのPPSへの転化率は36%であることがわかった。
環式ポリフェニレンスルフィドと塩化鉄(II)無水物の混合を空気中で行った以外は実施例8と同様の操作を行い、こげ茶色固体を得た。固体の赤外分光分析における吸収スペクトルより、固体はフェニレンスルフィド単位からなる化合物であることを確認した。固体は1−クロロナフタレンに250℃で一部不溶であったが、不溶部はフェニレンスルフィド構造からなる化合物ではなく鉄化合物であることがわかり、生成したPPS成分は可溶であった。固体の赤外分光分析における吸収スペクトルより、固体はフェニレンスルフィド単位からなる化合物であることを確認した。HPLC測定の結果、環式ポリフェニレンスルフィドのPPSへの転化率は54%であることがわかった。
Claims (6)
- 環式ポリアリーレンスルフィドを低原子価鉄化合物存在下に加熱することを特徴とするポリアリーレンスルフィドの製造方法。
- 低原子価鉄化合物がII価の鉄化合物であることを特徴とする請求項1に記載のポリアリーレンスルフィドの製造方法。
- 加熱を非酸化性雰囲気下かつ酸化性物質を含まない条件下で行うことを特徴とする請求項1または2に記載のポリアリーレンスルフィドの製造方法。
- 加熱を水分を含まない条件下で行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポリアリーレンスルフィドの製造方法。
- 環式ポリアリーレンスルフィドへの低原子価鉄化合物の添加を非酸化性雰囲気下かつ酸化性物質を含まない条件下で行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のポリアリーレンスルフィドの製造方法。
- 環式ポリアリーレンスルフィドへの低原子価鉄化合物の添加を水分を含まない条件下で行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のポリアリーレンスルフィドの製造方法。
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