JP2012087505A - 鉄橋用まくらぎ固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】まくらぎに孔を穿つことなく鉄橋の敷設された桁に対して簡単、容易にまくらぎを固定することができる鉄橋用まくらぎ固定装置を提供する。
【解決手段】まくらぎにおける上面端部を跨ぐように形成された端子部材21が形成され、かつ、端子部材21の両端から垂下された垂下部材22とからなるスライド支柱と、端子部材21から挿入されるボルト23を螺合するための雌ねじが形成された軸杆部32を有し、前記ガイド受けは、軸杆部32と、軸杆部32の下端からまくらぎの長手方向の側面側に沿って一体的に形成されたまくらぎ端部固定アーム33と桁下部固定アーム34と、まくらぎ端部固定アーム33の先端に取付けられたまくらぎの端部下面を支持する端部固定手段35と、桁下部固定アーム34の先端に取付けられまくらぎが載置される桁の裏面を支持する桁圧接部材36とより構成した鉄橋用まくらぎ固定装置。
【選択図】図4

Description

本発明は、鉄道用鉄橋の構造部材の一部である桁(例えば、H型鋼等)に対して容易にまくらぎを取付けることが可能な鉄橋用まくらぎ固定装置に関する。
近年、環境保全の観点から自動車輸送から鉄道輸送の利用が増加している。そこで新設の鉄道路線を新設されているが、従来における鉄橋の桁にまくらぎを固定する装置としては、図11に示す方法が行われている。
図11の固定方法は、全てのまくらぎAの桁Bの端部に近接した位置の両端に電動ドリル等によって孔A1を開口し、該孔A1に桁Bの下側から該桁Bの裏面と係合可能な引掛部C1を有するボルトCを挿入し、前記孔A1から突出したボルトCをまくらぎAの上面の両側面と係合するコ字状の第1係合部材Dを貫通させた後、該係合部材Dと直交状態で係合される第2係合部材Eを貫通させ、貫通したボルトCの雄ねじ部にC型スプリングワッシャーFを介してナットGを螺合して締め付けてまくらぎAを桁Bに固定するものであった。なお、図においてHはレールである。
ところで、前記した従来の固定方法にあっては、全てのまくらぎの両端近くに桁Bの種類および桁間の距離に合わせて孔A1を開口しなければならないため、全てのまくらぎAにおける孔A1の開口位置の精度を高める作業が困難であると共に建設費の高騰に繋がるといった問題があった。
また、まくらぎAの種類、特に、コンクリート製のまくらぎでは孔の開口作業が非常に面倒であると共に強度が劣化する可能性もあり、さらに、ボルトCを桁Bの下側からまくらぎAの孔A1に挿入してボルト締めすることから、高所にある鉄橋の下側を覗き込みながら作業となって危険を伴うと共に挿入作業においてボルトCを落下させたような場合には、鉄橋が道路上に掛けられている場合には道路を走行あるいは歩行している車両や人に対する危険性もあるといった問題があった。
本発明は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、従来のようにまくらぎに孔を穿つことなく鉄橋の敷設された桁に対して簡単、かつ、容易にまくらぎを固定することができる鉄橋用まくらぎ固定装置を提供せんとするにある。
本発明の鉄橋用まくらぎ固定装置は、前記した目的を達成せんとするもので、請求項1の手段は、まくらぎにおける上面端部を跨ぐように形成された端子部材が形成され、かつ、該端子部材の両端から垂下された垂下部材とからなるスライド支柱と、前記端子部材から挿入されるボルトを螺合するための雌ねじが形成された軸杆部を有し、かつ、前記垂下部材に形成されたガイド部を案内するガイド受けが形成されると共に前記ガイド受けは前記垂下部材に形成されたストッパー部と係合される軸杆部と、該軸杆部の下端からまくらぎの長手方向の側面側に沿って一体的に形成されたまくらぎ端部固定アームと桁下部固定アームと、前記まくらぎ端部固定アームの先端に取付けられたまくらぎの端部下面を支持する端部固定手段と、前記桁下部固定アームの先端に取付けられまくらぎが載置される桁の裏面を支持する桁圧接部材とより構成し、前記ボルトを締め付けて前記軸杆部を引き上げることで、前記まくらぎは、前記端子部材と前記端部固定手段および前記桁圧接部材とで挟持された状態で桁に固定されることを特徴とする。
請求項2の手段は、前記した請求項1において、前記端子部材は隣接するまくらぎに一端が固定されている延長部材と前記ボルトによって一体構造とされ、それぞれのまくらぎが所定の間隔で維持されるようにしたことを特徴とする。
請求項3の手段は、前記した請求項1において、前記端部固定手段は、前記まくらぎ端部固定アームに対して移動、かつ、固定可能に形成されており、かつ、対向する前記端部固定手段には回転自在に軸支された圧接アームで連結され、該圧接アームがまくらぎ端部裏面に圧接されることを特徴とする。
請求項4の手段は、前記した請求項3において、前記端部固定手段は、前記まくらぎ端部固定アームに対して、ネジ孔を有する移動部材が移動可能に取付け、該移動部材を前記まくらぎ端部固定アーム側に回転自在に軸支されたネジ棒と前記移動部材のネジ孔と螺合することで、前記移動部材に軸支されている前記圧接アームをまくらぎの端部裏面に近接させることができるようにしたことを特徴とする。
請求項5の手段は、前記した請求項3において、前記端部固定手段は、前記まくらぎ端部固定アームの長手方向に鋸歯上の歯部を形成し、この歯部に対して手により上下動させることで噛合と離脱か可能な移動部材をまくらぎ端部固定アームに対して移動し固定することで、前記移動部材に軸支されている前記圧接アームをまくらぎの端部裏面に近接させることができるようにしたことを特徴とする。
請求項6の手段は、前記した請求項1において、前記桁圧接部材は、前記桁下部固定アームの先端に形成された円弧状の凹部に対して回動自在に支持される凸部が形成されると共に前記凸部の上面側に桁の下面と対向する平坦面に形成されていることを特徴とする。
請求項7の手段は、前記した請求項6において、前記桁圧接部材は、前記桁下部固定アームの先端に形成された円弧状の凹部に対して回動は可能で分離しない構造としたことを特徴とする。
本発明は前記したように、ボルトを締め付けて軸杆部を引き上げることで、まくらぎは、端子部材と端部固定手段および桁圧接部材とで挟持された状態で桁に固定されるので、まくらぎを鉄橋に対して確実、かつ、容易に固定することができるものである。
また、端子部材は隣接するまくらぎに一端が固定されている延長部材とボルトによって一体構造としたことにより、それぞれのまくらぎが所定の間隔で維持され車両の走行の安全性を確保することができる。
さらに、まくらぎ端部固定アームに対して移動、かつ、固定可能に形成された相対向する移動部材に対して圧接アームを回動自在に取付けたことで、該圧接アームはまくらぎ端部裏面に確実に圧接状態となるので、まくらぎの端部裏面を確実に保持することが可能となる。
また、桁下部固定アームの先端に回動自在に桁圧接部材を取付け、該桁圧接部材の上面の平坦面を桁の裏面側に圧接するようにしたので、桁の裏面形状が不均一であったとしても桁圧接部材が回動して桁裏面形状に沿った状態で圧接されることとなり桁圧接部材と桁裏面との圧接状態が密着状態となり両者の密着状態が確実に行われる。
さらに、桁下部固定アームと桁圧接部材とを回動は可能で分離しない構造としたことにより、取付け作業中に桁圧接部材が桁下部固定アームより離脱して落下することがなく、従って、作業が中断されるようなことがない等の効果を有するものである。
本発明の鉄橋用まくらぎ固定装置によって鉄橋の桁にまくらぎを固定した状態の斜視図である。 スライド支軸の側面図である。 スライド支軸とまくらぎ固定部材との取付け状態を示す斜視図である。 図1の一部を拡大した状態の斜視図である。 まくらぎ固定アームによるまくらぎの前端への固定状態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 他の実施例を示す斜視図である。 桁の取付け面の形状に順応させて取付ける状態を示す正面図であり、(a)は桁が水平な状態、(b)は左方向に傾いた状態、(c)は右方向に傾いた状態を示している。 図7の他の実施例を示す斜視図である。 延長部材の他の実施例を示す斜視図である。 ボルトに回り止めを装着したものであり、ボルト回り止めを延長部材に取付けた状態の斜視図と、ボルト回り止め単体を示す斜視図である。 従来の鉄橋用まくらぎの固定装置を示す分解斜視図である。
以下、本発明に係る鍛造、鋳物等の金属で作成した鉄橋用まくらぎ固定装置の一実施例を図1〜図8と共に説明する。なお、従来例と同一符号は同一部材を示し説明は省略する。
図1〜図3において、1は少なくとも隣接するまくらぎAの間隔より長い長さに形成され全体が断面コ字状に形成された延長部材にして、裏面には鋸刃状の係合歯1aが形成されると共に両端にボルト挿通用の長孔1bが形成されている。
2は、スライド支柱にして、全長がまくらぎAの幅より若干長く形成された端子部材21と、該端子部材21の両端裏面から垂下された垂下部材22とより形成されている。そして、前記端子部材21には前記延長部材1の前記係合歯1aと噛合する係合歯21bが両端に形成され、この係合歯21bの部分にはボルト挿通孔21aが形成されている。また、係合歯21bの側面には前記延長部材1の断面コ字状部を覆う起立片21cが形成されている。
また、垂下部材22には、前記端子部材21の係合歯21aより下部の両側に切欠部22aが形成され、該切欠部22aより下側には断面が台形状のガイド部22bが形成され、さらに、ガイド部22bの下端には横方向に突出されたストッパー部22cが形成されている。
3は、まくらぎ固定部材にして、前記垂下部材22の前記ガイド部22bを案内する台形状の溝が形成されたガイド受け31aを有する頭部31と、該頭部31には雌ねじ31bが形成され、かつ、頭部31から下側には軸杆部32が形成されている。また、前記軸杆部32の下部一側面からは斜め上方に向かって延びるまくらぎ端部固定アーム33が、他側面からは水平方向に延びる桁下部固定アーム34が形成されている。
なお、前記した垂下部材22のガイド部22bを、前記頭部31のガイド受け31aに対してガイドするには、ガイド部22bの上方に形成されている切欠部22aからガイド受け31aに挿入することで垂下部材22は固定部材3のガイド受け31aにガイドされる。この状態において、垂下部材22側を把持した状態でまくらぎ固定部材3から手を離してもストッパー22cが頭部31の裏面に当接して係止されるので、スライド支柱2に対してまくらぎ固定部材3が落下することはない。
そして、前記延長部材1の長孔1bとスライド支柱2の端子部材21とを重ねた状態で長孔1bからボルト23を挿通し、該ボルト23の下端部をまくらぎ固定部材3に形成した雌ねじ31bに螺合し、ボルト23をねじ込むことでまくらぎ固定部材3は引き上げられることになる。
次に、前記まくらぎ端部固定アーム33の先端に取付けてまくらぎAの端部裏面に圧接して、後述する桁Bに圧接固定される桁固定手段36と共にまくらぎAを鉄橋の構成部材である桁Bに固定する端部固定手段35の構造について説明する。なお、図3、図4に示す端部固定手段35は概略を示しており、以下の説明は詳細図である図5と共に説明する。
まくらぎ端部固定アーム33の上面側にはガイド突条33aが形成されており、このガイド突条33aにガイドされる移動部材35aが案内されている。この移動部材35aにはネジ孔35a1が形成されており、このネジ孔35a1に、まくらぎ端部固定アーム33の先端に固定されている支持台35bに回転自在に軸支された長尺なネジ棒35cが螺合されている。
なお、ネジ棒35cの先端には回転摘み35c1が取付けら、また、該ネジ棒35cの前記支持台35bに回転自在に軸支される部分にはリング状溝35c2が形成されている。そして、このリング状溝35c2に、支持台35bに螺合されているネジ35b1の先端が係合されているので、ネジ棒35cは回転のみが行われるようになっている。
従って、ネジ棒35cの回転摘み35c1を回転することで移動部材35aはガイド突条33aに案内されながらまくらぎ端部固定アーム33の長手方向に沿って移動するので、回転摘み35c1の操作を停止することで移動部材35aを所望の位置で停止することができる。
隣接する一対の前記移動部材35aには断面がT字状の圧接アーム35eが回動自在に軸支されている。この圧接アーム35eの長さはまくらぎAの幅と略同じ長さに形成されている。そして、前記一対の移動部材35aをネジ棒35cの回転によって移動すると圧接アーム35eはまくらぎAの裏面側に対して上下動することとなる。この状態において、ボルト23を雌ねじ31bにねじ込んでまくらぎ固定部材3を引き上げると圧接アーム35eがまくらぎAの端部裏面に当接することとなる。
図6は端部固定手段35の他の実施例を示し、前記まくらぎ端部固定アーム33の上面における短手方向に鋸歯状の歯部33bが長手方向に沿って多数形成され、また、この歯部33bに沿ってガイド突条33cが形成されている。そして、このガイド突条33cと上下方向で隙間が生じるガイド孔35fが形成され、かつ、該ガイド孔35fの上面に前記歯部33bと噛合される歯部35f1が形成されたものである。
このような構成における端部固定手段35にあっても、隣接するまくらぎ端部固定アーム33にも同様な端部固定手段35が取付けられており、夫々の端部固定手段35どうしを圧接アーム35eで連結することで、両方の端部固定手段35を手で持ち上げながら移動し、圧接アーム35eがまくらぎAの端部真下に移動した時点で手を離すと端部固定手段35の歯部35f1がまくらぎ端部固定アーム33の歯部33bと螺合するので、圧接アーム35eは移動することなく固定される。そして、この状態において、まくらぎ固定部材3を引き上げると圧接アーム35eがまくらぎAの端部裏面に当接することとなる。
次に、桁下部固定アーム34の先端に取付けられ桁Bに圧接される桁圧接部材36について図3、図4、図7と共に説明する。
桁下部固定アーム34の先端には円弧状の凹部34aが形成されている。また、前記凹部34aの中央真下にはネジ孔34bが形成され、このネジ孔34bにボルト34cが螺合され、該ボルト34cの先端が凹部34aより突出可能に取付けられている。
36は、前記凹部34aに載置される凸部36aと、該凸部36aから上方に延長された延長部36bと、該延長部36bの上方に形成された平坦部36cとから形成された桁圧接部材である。
このような構成とすることで、先ず、桁Bの裏面に位置している桁圧接部材36をボルト34bをねじ込み桁圧接部材36の平坦面36cに近接させる。この状態においてまくらぎ固定部材3を引き上げられると、桁下部固定アーム34も引き上げられ桁圧接部材36も引き上げられ桁Bの裏面に密接する。この密接時において桁Bは鉄等の金属で構成されていることから、桁Bの形状が平坦でなく変形している可能性があるが、このような変形があっても桁圧接部材36は桁下部固定アーム34における凹部34aに対して回動可能であることから密着した状態となる。
図8は前記桁圧接部材36の他の実施例を示すものであり、前記した桁圧接部材36は桁下部固定アーム34の凹部34aに載置され桁の形状に合致するように回動可能となっていることから、まくらぎ固定部材3が垂下されたスライド支柱2をまくらぎの端部側から引き下ろす際に、振動等によって桁圧接部材36が凹部34aから外れてしまう可能性がある。
そこで図8の実施例では、桁圧接部材36の正面側に垂下片36dの上端を溶接等の手段で固定し、この垂下片36dを桁圧接部材36が揺動可能なように隙間を持って支持する保持金具34dを桁下部固定アーム34の側面に溶接等の手段で固定する。また、垂下片36dの下端には落下防止用のネジ36eがネジ止めされている。このような構成とすることで、桁下部固定アーム34が上下前後方向に揺れても桁圧接部材36は揺動方向には回動可能で、上下前後方向への移動が規制されるので桁圧接部材36が凹部34aから外れるのを防止できる。
なお、桁下部固定アーム34に対して桁圧接部材36が振動等によって落下させない構造としては、前記した図8の実施例に限定されるものではなく、例えば、桁下部固定アーム34と桁圧接部材36の対向面に回転は可能で分離するのを防止するような溝と凸条との組み合わせなど種々のものが含まれる。
次に、本発明に係る鉄橋用まくらぎ固定装置を使用してまくらぎAを橋梁に固定する方法について説明する。
先ず、まくらぎ固定部材3のガイド受け31aにスライド支柱2の切欠部22aを利用して垂下部材22のガイド受け31aに差し込むことでまくらぎ固定部材3は垂下部材22に対して上下方向に摺動自在に接続される。この状態において、垂下部材22に対してまくらぎ固定部材3のガイド受け31に対して垂下部材22のストッパー22cが当接するので、まくらぎ固定部材33は垂下部材22に対して落下することはない。
また、端子部材22の両端に一体に形成されている垂下部材22の間隔は、まくらぎAの幅より若干広めに形成されているので、垂下部材22とまくらぎ固定部材3はまくらぎAを跨いだ状態となっている。
前記まくらぎAを跨いだ状態にある端子部材21の上に他のまくらぎAを跨いだ延長部材1の長孔1bが形成されている部分を重ねた状態で、長孔1bからボルト23を挿通し、該ボルト23のネジ下端部をまくらぎ固定部材3に形成した雌ねじ32aに螺合し、ボルト23をねじ込むとまくらぎ端部固定アーム33とまくらぎ下部固定アーム34は引き上げられる。
前記まくらぎ端部固定アーム33が引き上げられると前記圧接アーム35eがまくらぎAの端部裏面に接近する方向に移動し、また、前記まくらぎ下部固定アーム34の前記桁圧接部材36が桁Bの裏面に接近する方向に移動するが、圧接アーム35eがまくらぎAの端部裏面に、また、桁圧接部材36が桁Bの裏面に密着する以前まで近接させる。
この状態において、前記ネジ棒35cを回転操作して移動部材35aを前後方向に移動させて圧接アーム35eがまくらぎAの端部裏面に近接するように、あるいは手によって移動部材35aを持ち上げるようにして前後方向に移動させて圧接アーム35eがまくらぎAの端部裏面に接近するように調整する。
一方、桁圧接部材36をボルト34cを締め付けて、該桁圧接部材36の平坦面36cを桁Bの裏面に接近するように調整する。
この状態において、前記ボルト23をねじ込んでまくらぎ端部固定アーム33を引き上げることで圧接アーム35eがまくらぎAの端部裏面に圧着固定され、また、桁圧接部材36の平坦面36cも桁Bの形状に沿って変位しながら桁Bの裏面に圧着固定される。従って、まくらぎAは鉄橋の桁Bに確実に固定されることとなる。
図9は前記した延長部材1にボルト23が挿通される孔が長孔1bであるのに対し、前記端子部材21と重なり会いボルト23が挿通する部分の孔を一端が開放された長孔となし、ボルト23を端子部材21を介して雌ねじ32aに螺合した後でも延長部材1を端子部材23に重ねてネジ止めできるようにしたものである。
図10は前記スライド支柱2に対してまくらぎ固定部材3を引き上げるためのボルト23の緩み止めを行うための緩み止め用ワッシャー4にして、中央にボルト23が挿通する孔4aが形成され、かつ、前記延長部材1の幅と一致する幅に形成され、また、他の2片には折り返し片4bが形成されている。
そして、ボルト23を長孔1bに挿入する前にワッシャー4をボルト23に挿入し、その後、長孔1bに挿入して雌ねじ32aにねじ込みし、固定状態とする時に折り返し片4bをボルト23の頭部に押し当てることでボルト23の緩みを防止することが可能となる。
なお、前記した実施例にあっては、スライド支柱2の端子部材21に、隣接するまくらぎAに一端が固定され他端が延長された延長部材1を重ねてボルト23によって一体化することで、隣接するまくらぎAどうしが互いに所定の距離を隔てて固定されるというメリットがあるが、前記延長部材1と端子部材21とは必ずしも一体化する必要はなく、端子部材21の部分をまくらぎAの上面を跨ぐようにして配置したものであっても、まくらぎAを桁Bを介して鉄橋に安全、かつ、強固に固定することが可能となるものである。
また、まくらぎAの裏面端部を固定する手段として、まくらぎ端部固定アーム33に対して移動可能な移動部材35aに圧接アーム35eを回動自在に取付け、前記移動部材35aを移動して圧接アーム35eをまくらぎAの裏面端部に移動することでボルト23の締め付け時に、確実にまくらぎAの裏面端部に固定できるようにしたが、まくらぎAの裏面端部を固定する手段としては実施例に記載した構造に限定されるものではない。
さらに、桁Bの裏面に固定する手段としては、まくらぎ下部固定アーム34に揺動可能に支持された桁圧接部材36によって固定するものに限定されるものではなく、桁圧縮部材36に相当するものをまくらぎ下部固定アーム34に一体的に形成したような構造のものであって良い。
A まくらぎ
B 桁
2 スライド支柱
21 端子部材
22 垂下部材
22b ガイド部
22c ストッパー
23 ボルト
3 まくらぎ固定部材
31a ガイド受け
32 軸杆部
33 まくらぎ端部固定アーム
34 桁下部固定アーム
35 端部固定手段
36 桁圧接部材

Claims (7)

  1. まくらぎにおける上面端部を跨ぐように形成された端子部材21が形成され、かつ、該端子部材の両端から垂下された垂下部材22とからなるスライド支柱2と、
    前記端子部材から挿入されるボルト23を螺合するための雌ねじ32aが形成された軸杆部32を有し、かつ、前記垂下部材に形成されたガイド部22bを案内するガイド受け31aが形成されると共に前記ガイド受けは前記垂下部材に形成されたストッパー部22cと係合される軸杆部32と、
    該軸杆部の下端からまくらぎの長手方向の側面側に沿って一体的に形成されたまくらぎ端部固定アーム33と桁下部固定アーム34と、
    前記まくらぎ端部固定アームの先端に取付けられたまくらぎの端部下面を支持する端部固定手段35と、
    前記桁下部固定アームの先端に取付けられまくらぎが載置される桁の裏面を支持する桁圧接部材36とより構成し、
    前記ボルトを締め付けて前記軸杆部を引き上げることで、前記まくらぎは、前記端子部材と前記端部固定手段および前記桁圧接部材とで挟持された状態で桁に固定されることを特徴とする鉄橋用まくらぎ固定装置。
  2. 前記端子部材は隣接するまくらぎに一端が固定されている延長部材1と前記ボルトによって一体構造とされ、それぞれのまくらぎが所定の間隔で維持されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の鉄橋用まくらぎ固定装置。
  3. 前記端部固定手段は、前記まくらぎ端部固定アームに対して移動、かつ、固定可能に形成されており、かつ、対向する前記端部固定手段には回転自在に軸支された圧接アーム35eで連結され、該圧接アームがまくらぎ端部裏面に圧接されることを特徴とする請求項1記載の鉄橋用まくらぎ固定装置。
  4. 前記端部固定手段は、前記まくらぎ端部固定アームに対して、ネジ孔35a1を有する移動部材35aが移動可能に取付け、該移動部材を前記まくらぎ端部固定アーム側に回転自在に軸支されたネジ棒と前記移動部材のネジ孔と螺合することで、前記移動部材に軸支されている前記圧接アームをまくらぎの端部裏面に近接させることができるようにしたことを特徴とする請求項3記載の鉄橋用まくらぎ固定装置。
  5. 前記端部固定手段は、前記まくらぎ端部固定アームの長手方向に鋸歯上の歯部を形成し、この歯部に対して手により上下動させることで噛合と離脱か可能な移動部材をまくらぎ端部固定アームに対して移動し固定することで、前記移動部材に軸支されている前記圧接アームをまくらぎの端部裏面に近接させることができるようにしたことを特徴とする請求項3記載の鉄橋用まくらぎ固定装置。
  6. 前記桁圧接部材は、前記桁下部固定アームの先端に形成された円弧状の凹部に対して回動自在に支持される凸部が形成されると共に前記凸部の上面側に桁の下面と対向する平坦面に形成されていることを特徴とする請求項1記載の鉄橋用まくらぎ固定装置。
  7. 前記桁圧接部材は、前記桁下部固定アームの先端に形成された円弧状の凹部に対して回動は可能で分離しない構造としたことを特徴とする請求項6記載の鉄橋用まくらぎ固定装置。
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