JP2017036604A - 枕木固定用機具 - Google Patents

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Atsushi Takakusaki
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Abstract

【課題】躯体に枕木を堅固に固定することができる枕木固定用機具を提供する。【解決手段】コ字形に形成されて枕木4に嵌合する固定バンド11と、この固定バンド11の下方側と連結すると共に躯体1の内側フランジ3および外側フランジ2に係止される結合部材20とで枕木固定用機具10を構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道のレールの下に敷かれる枕木を躯体に固定する際に用いられる枕木固定用機具に関するものである。
従来、鉄道のレールの下に敷かれる枕木が躯体に固定される際、例えば下記特許文献1に記載されたフックボルトなどが用いられる。特許文献1に記載されているとおり、一般的に、レールが橋梁に渡される場合、枕木は、例えばH形鋼材などの躯体に載せられており、枕木の端で枕木の厚み方向に貫通して取り付けられたフックボルトによって躯体のフランジに固定される。
特開2014−34762号公報
しかし、上記したフックボルトによる固定方法によれば、鉄道が通過する際の振動が、フックボルトによる枕木の固定状態に影響を及ぼす場合がある。
本発明は、上記の実情に鑑みて提案されたものである。すなわち、鉄道が通過する際の振動による影響を最小限に抑え、躯体に枕木を堅固に固定することができる枕木固定用機具の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る枕木固定用機具は、レールの下に敷かれる枕木を、この枕木が載せられた躯体に固定する枕木固定用機具において、前記枕木の上面および、前記枕木の長手方向と交差する側に向けられた側面と対面する枠体が備えられ、前記枠体に連結されると共に前記躯体に結合される結合部が備えられた、ことを特徴とする。
本発明に係る枕木固定用機具は、前記結合部が、前記枕木の両側方のそれぞれに配置された、ことを特徴とする。
本発明に係る枕木固定用機具は、前記結合部に、前記躯体のうち、前記枕木の長手方向の端に向けて張り出された外側フランジに係止されると共に前記枠体に連結される端側結合部と、前記躯体のうち、前記外側フランジの反対側に向けて張り出された内側フランジに係止される基側結合部と、が備えられた、ことを特徴とする。
本発明に係る枕木固定用機具は、前記端側結合部に係止部が形成され、この係止部が前記外側フランジの端に接触した結合部が、前記枕木の厚み方向に連結された前記枠体と前記端側結合部とに作用した連結による力に応じて、前記外側フランジに対して前記枕木の長手方向の端に向けてずれて前記躯体に結合された、ことを特徴とする。
本発明に係る枕木固定用機具は上記した構成である。すなわち、枕木の上面および側面と対面することで枕木に嵌合する枠体と、躯体に結合する結合部とが連結されている。そのため、枠体は、枕木に嵌合した状態で、結合部によって躯体に固定される。したがって、従来と比較して、枕木を貫通させたフックボルトが振動によって影響を受けるものではなく、躯体に枕木を堅固に固定することができる。
また、枕木の上面と側面に配置されて枕木に取り付けられるため、枕木を加工することなく、容易に既存の枕木に着脱することができる。
本発明に係る枕木固定用機具は、結合部が、枕木の両側方のそれぞれに配置されている。この構成により、結合部が複数の点で躯体に係止される。したがって、躯体に枕木を堅固に固定することができる。
本発明に係る枕木固定用機具は、結合部に、躯体のうち、枕木の長手方向の端に向けて張り出された外側フランジに係止されると共に枠体に連結される端側結合部と、躯体のうち、外側フランジの反対側に向けて張り出された内側フランジに係止される基側結合部と、が備えられている。この構成により、端側結合部と基側結合部とで各フランジに係止される。したがって、躯体に枕木を、さらに堅固に固定することができる。
本発明に係る枕木固定用機具は、端側結合部に係止部が形成され、この係止部が外側フランジの端に接触した結合部が、枕木の厚み方向に連結された枠体と端側結合部とに作用した連結による力に応じて、外側フランジに対して枕木の長手方向の端に向けてずれて前記躯体に結合されている。すなわち、結合部は、基側結合部が内側フランジに係止された状態で、端側結合部の係止部が外側フランジの端に接触することで、結合部が枕木の長手方向の端に向けてずらされる。このことにより、内側フランジに対する基側結合部の係止状態が堅固となる。したがって、躯体に枕木を、さらに堅固に固定することができる。
本発明の実施形態に係る枕木固定用機具の使用状態が示された外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る枕木固定用機具の使用状態が示された外観側面図である。 本発明の実施形態に係る枕木固定用機具の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る枕木固定用機具の取付手順が示された外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る枕木固定用機具の取付手順が示された外観側面図である。 本発明の実施形態に係る枕木固定用機具の取付手順が示された外観側面図である。 本発明の実施形態に係る枕木固定用機具の取付手順が示された拡大外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る枕木固定用機具の取付手順が示された外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る枕木固定用機具の取付手順が示された外観側面図である。
以下に、本発明の実施形態に係る枕木固定用機具を図面に基づいて説明する。図1および図2は、本実施形態に係る枕木固定用機具10の使用状態における外観が示されている。なお、以下の説明では、図1において枕木4を基準とし、枕木4の長手方向のうち、先端側を端側とし、この端側と反対側を基側とし、平面上において枕木4の長手方向と交差する側を側方とし、枕木4の厚み方向を上方および下方とする。
図1および図2に示されているとおり、一般的に、躯体1は、例えばH形鋼材などであり、端側に向けて張り出された外側フランジ2と、この外側フランジ2の反対側である基方に向けて張り出された内側フランジ3とが形成されている。枕木4は、平面上において躯体1の長手方向と交差する方向に配置されると共に、躯体1の上面に載せられている。枕木4の上面には、鉄道(図示省略)を案内するレール(図示省略)が載せられてボルトで固定される。本実施形態に係る枕木固定用機具10は、レールの下に敷かれる枕木4を、この枕木4が載せられた躯体1に固定する際に用いられるものである。
枕木固定用機具10は、枕木4の端側(外側フランジ2側)において、上面および両側面と対面して取り付けられる枠体としての固定バンド11と、この固定バンド11に連結されると共に躯体1に結合される結合部材20とが備えられている。
ここで、各部材について詳説する。図3は、分解された本発明の実施形態に係る枕木固定用機具10の各部材が示されている。
図3に示されているとおり、固定バンド11は、全体が、ほぼ“コ”字型に形成され、次の各部によって形成されている。すなわち、平板状に形成された枠上部12と、この枠上部12の側方端に連接されて枠上部12に対して下方に向けて直角に折り曲げられた平板状の枠側部13と、この枠側部13の下端に連接されて枠側部13に対して側方に向けて直角に折り曲げられた平板状の枠連結片14と、この枠連結片14の側方端に連接されて枠連結片14に対して上方に向けて直角に折り曲げられた枠係止片15とから、固定バンド11が形成されている。
枠上部12は、枕木4に固定される際にネジ釘5が用いられ、このネジ釘5が挿入される二つのネジ孔6が、両側方側に形成されている。また、枠連結片14は、結合部材20と連結される際にボルト7が用いられ、このボルト7が挿入されるボルト孔8が形成されている。このように構成された固定バンド11は、枕木4に取り付けられると、枠上部12が枕木4の上面と対面し、枠側部13が枕木4の側面と対面する(図1参照)。
結合部材20は、各フランジ2,3に渡って躯体1に取り付けられるクランプ金具上部材21と、このクランプ金具上部材21と共に固定バンド11と連結されるクランプ金具下部材32とから構成され、端側において、外側フランジ2に係止されると共に固定バンド11の枠連結片14に連結される端側結合部と、基側において、内側フランジ3に係止される基側結合部とが備えられている。なお、結合部材20は、枕木4の両側方のそれぞれに配置されるが、各結合部材20は同じ構成であるため、以下の説明では、一方の結合部材20のみを説明する。
クランプ金具上部材21は、次の各部材から構成されている。すなわち、各フランジ2,3に渡る長さに形成されて下方が開放されたほぼ直方体の上金具本体部材22と、この上金具本体部材22の下端に取り付けられる上金具受板部材29と、上金具本体部材22の基側に取り付けられるフック部受板部材31とから、クランプ金具上部材21が構成されている。
上金具本体部材22の側方の面である上本体側面部23は、下端が、躯体1の上面の形状に応じて凹凸が形成されている。上本体側面部の23下端は、ほぼ平板状に形成された上金具受板部材29が中央に取り付けられる。この上金具受板部材29は、側方の端に連接されて上方に向けて直角に折り曲げられた上金具受板係止片30が形成されている。上本体側面部23の基側は、端側に向けて鉤状に突出した基側結合部としてのフック部28が形成されている。このフック部28は、内側フランジ3に係止する大きさの溝が形成され、この溝にフック部受板部材31が取り付けられる。フック部受板部31材は、フック部28の溝に応じて湾曲して形成されている。
上金具本体部材22の端側の面である上本体端面部24は、下端に連接されて上本体端面部24に対して端側に向けて直角に折り曲げられた平板状の上本体連結片25が形成されている。この上本体連結片25は、端側の端に連接されて上本体連結片25に対して下方に向けて直角に折り曲げられた上本体連結係止片26が形成されている。上本体端面部24と上本体連結片25との間は、係止部27が形成されている。係止部27は、上本体端面部24と上本体連結片25とが連接された角であり、上方から下方に至って端側に向けて傾斜している。
クランプ金具下部材32は、次の各部材から構成されている。すなわち、上金具本体部材22の上本体連結片25と対面して連結される下金具本体部材33と、この下金具本体部材33の下端に取り付けられる下金具第一受板部材37と、下金具本体部材33に取り付けられる下金具第二受板部材39とから、クランプ金具下部材32が構成されている。
下金具本体部材33は、平板状の下本体板部34と、この下本体板部34の側方の端に連接されて下本体板部34に対して下方に向けて直角に折り曲げられた平板状の下本体側面部35と、下本体板部34に対して階段状に形成された下本体段部36とから構成されている。
下本体側面部35の下端は、ほぼ平板状に形成された下金具第一受板部材37が取り付けられる。この下金具第一受板部材37は、四辺の端に連接されて上方に向けて直角に折り曲げられた下金具第一受板係止片38が形成されている。
下本体段部36は、両下本体側面部35から基側に向けて張り出されると共に上端が互いに向き合う方向に折り曲げられて形成されている。下本体段部36は、平板状に形成された下金具第二受板部材39が取り付けられる。この下金具第二受板部材39は、側方の端に連接されて下方に向けて直角に折り曲げられた下金具第二受板係止片40が形成されている。
下本体板部34は、クランプ金具上部材21の上金具本体部材22に形成された上本体連結片25と連結される際にボルト7が用いられ、このボルト7が挿入されるボルト孔8が形成されている。同様に、下金具第一受板部材37は、下金具本体部材33と連結される際にボルト7が用いられ、このボルト7が挿入されるボルト孔8が形成されている。
各部材がボルト7で連結される際、皿バネ51、フランジナット52、カラー53、抜け止めピン54、ピン落下防止リング55が適宜用いられる。なお、皿バネ51は例えばコイルスプリングなどでもよい。
上記した構成から、外側フランジ2は、クランプ金具上部材21の上金具本体部材22に形成された上本体連結片25と、クランプ金具下部材32(下金具本体部材33、下金具第一受板部材37、下金具第二受板部材39)とで挟まれ、上本体端面部24と上本体連結片25とが連接された角である係止部27に押されて係止される。すなわち、端側において、外側フランジ2に係止されると共に固定バンド11の枠連結片14に連結される端側結合部は、上本体連結片25、係止部27およびクランプ金具下部材32とから構成されている。
上記のとおり、本実施形態に係る枕木固定用機具10が形成されている。
次に、本実施形態に係る枕木固定用機具10の取付手順を図面に基づいて説明する。図4,5,6,7および8は、本実施形態に係る枕木固定用機具10の取付手順が示されている。なお、以下の説明では、クランプ金具上部材21は、個別に形成された上金具本体部材22、上金具受板部材29およびフック部受板部材31が組み合わさって構成され、同様に、クランプ金具下部材32は、個別に形成された下金具本体部材33、下金具第一受板部材37および下金具第二受板部材39が組み合わさって構成されているが、各部材22,29,31が溶接などによって一体とされてクランプ金具上部材21が構成されていてもよく、各部材33,37,39が溶接などによって一体とされてクランプ金具下部材32が構成されていてもよい。場合によっては、フック部受板部材31が省略されていてもよい。
図4に示されているとおり、枕木4の端側において、“コ”字型の固定バンド11を枕木4に上方から嵌合させ、枠上部12を枕木4の上面と対面させ、枠側部13を枕木4の側面と対面させる。枠上部12のネジ孔6にネジ釘5を通し、ネジ釘5で固定バンド11を枕木4に固定する。
次いで、図5に示されているとおり、結合部材20を固定バンド11に連結させると共に躯体1に結合する。詳説すれば、クランプ金具上部材21において、上金具本体部材22の下端に、上金具受板部材29を取り付けると共に、上金具受板係止片30を係止する。また、フック部28にフック部受板部材31を取り付ける。この状態で、クランプ金具上部材21を枕木4に対して傾斜させ、フック部受板部材31を介してフック部28を内側フランジ3に係止する。次いで、クランプ金具上部材21を枕木4に対して水平にし(図5における矢印100参照)、固定バンド11の枠連結片14に、上金具本体部材22の上本体連結片25を取り付けると共に、上本体連結係止片26を係止する。同時に、上本体連結片25に枠連結片14の枠係止片15を係止する。
一方、クランプ金具下部材32において、下金具本体部材33の下本体段部36に、下金具第二受板部材39を取り付けると共に、下金具第二受板係止片40を係止する。また、下金具本体部材33の下端に、下金具第一受板部材37を取り付けると共に、下金具第一受板係止片38を係止する。
この状態で、上本体連結片25に、枠連結片14を介して下金具本体部材33の下本体板部34を取り付けることで、上本体連結片25とクランプ金具下部材32とでフランジ2を挟む。その際、上金具本体部材22に係止された係止部27を、外側フランジ2の端に接触させる。上本体連結片25、枠連結片14、下金具本体部材33の下本体板部34、および下金具第一受板部材37のそれぞれに形成されたボルト孔8が上下方向に同軸上に揃うため、各ボルト孔8にボルト7を下方から挿入し(図5における矢印101参照)、フランジナット52および皿バネ51を介して各部を連結する。
図6に示されているとおり、ボルト7を、上本体連結片25、枠連結片14、下本体板部34および下金具第一受板部材37の各ボルト孔8に挿入し(図6における矢印102参照)、ボルト7の上方側にフランジナット52および皿バネ51を取り付ける(図6における矢印103参照)。フランジナット52を締めることで、固定バンド11を介して枕木4を躯体1に押し付ける(図6における矢印104参照)。
その際、図7に示されているとおり、上金具本体部材22の係止部27が、外側フランジ2の端に接触した状態で、クランプ金具状部材21が、上本体連結片25、枠連結片14、下本体板部34および下金具第一受板部材37に作用した連結による上下方向の力に応じて、外側フランジ2に対して端側にずれる。詳説すれば、係止部27は、上方から下方に至って端側に向けて傾斜しているため、外側フランジ2の端に接触した係止部27が下方に向けて外側フランジ2の端に押し当てられると、外側フランジ2からの反力により、外側フランジ2の端に沿って係止部27が端側にずれる。すなわち、結合部材20は、フック部28が内側フランジ3に係止された状態で、全体として端側にずらされる。
図8に示されているとおり、ボルト7の上方側にカラー53を取り付け、このカラー53とボルト7に抜け止めピン54を挿入してボルトにカラー53を固定する。抜け止めピン54を留めるために、ピン落下防止リング55をカラー53の外周に取り付ける。
以上により、図1、図2および図9に示されているとおり、枕木固定用機具10によって枕木4が躯体1に固定される。
次に、本実施形態の効果を説明する。
上記したとおり、本実施形態によれば、固定バンド11は、“コ”字型に形成され、枕木4に取り付けられると、枠上部12が枕木4の上面と対面し、枠側部13が枕木4の側面と対面し、固定バンド11が枕木4に嵌合する。また、結合部材20は、クランプ金具上部材21が各フランジ2,3に渡って躯体1に取り付けられ、クランプ金具下部材32がクランプ金具上部材21と共に固定バンド11と連結される。特に、クランプ金具上部材21の上金具本体部材22に形成されたフック部28が、内側フランジ3に係止され、上金具本体部材22に形成された上本体連結片25と、クランプ金具下部材32(下金具本体部材33、下金具第一受板部材37、下金具第二受板部材39)とで、枠連結片14を介して挟まれて外側フランジ2が係止される。したがって、躯体1に枕木4を堅固に固定することができる。
また、上本体連結片25に、枠連結片14を介して下金具本体部材33の下本体板部34を取り付けることで、上本体連結片25とクランプ金具下部材32とでフランジ2を挟み、各ボルト孔8にボルト7を下方から挿入して各部を連結するため、躯体1の各フランジ2,3の厚みに応じて、様々な大きさの躯体1に対応することができる。
さらに、枕木4の上面と側面に配置されて枕木4に取り付けられるため、枕木4を加工することなく、容易に既存の枕木4に着脱することができる。
本実施形態によれば、上本体端面部24と上本体連結片25との間に係止部27が形成され、この係止部27は、上本体端面部24と上本体連結片25とが連接された角であり、上方から下方に至って端側に向けて傾斜している。この構成により、外側フランジ2の端に接触した係止部27が下方に向けて外側フランジ2の端に押し当てられると、外側フランジ2からの反力により、外側フランジ2の端に沿って係止部27が端側にずれる。すなわち、結合部材20は、フック部28が内側フランジ3に係止された状態で、全体として端側にずらされ、内側フランジ3に対するフック部28の係止状態が堅固となる。したがって、躯体1に枕木4を、さらに堅固に固定することができる。
本実施形態によれば、ボルト7が、上本体連結片25、枠連結片14、下本体板部34および下金具第一受板部材37の各ボルト孔8に挿入され、ボルト7の上方側にフランジナット52および皿バネ51が取り付けられる。したがって、鉄道が通過する際の振動が皿バネ51によって吸収され、振動などによる影響を抑えることができる。
本実施形態によれば、上金具本体部材22の上本体連結片25は、端側の端に連接されて上本体連結片25に対して下方に向けて直角に折り曲げられた上本体連結係止片26が形成されている。この上本体連結係止片26を、固定バンド11の枠連結片14に係止する。この構成により、鉄道が通過する際の振動などによる影響を抑えて固定バンド11と共に枕木4が留められる。したがって、躯体1に枕木4を、さらに堅固に固定することができる。
その他、フック部28に安全ネットなどを容易に取り付けることができる。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。そして本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
1 躯体
2 外側フランジ
3 内側フランジ
4 枕木
5 ネジ釘
6 ネジ孔
7 ボルト
8 ボルト孔
10 枕木固定用機具
11 枠体(固定バンド)
12 枠上部
13 枠側部
14 枠連結片
15 枠係止片
20 結合部材(結合部)
21 クランプ金具上部材
22 上金具本体部材
23 上本体側面部
24 上本体端面部
25 上本体連結片(基側結合部)
26 上本体連結係止片
27 係止部
28 フック部(端側結合部)
29 上金具受板部材
30 上金具受板係止片
31 フック部受板部材
32 クランプ金具下部材(基側結合部)
33 下金具本体部材
34 下本体板部
35 下本体側面部
36 下本体段部
37 下金具第一受板部材
38 下金具第一受板係止片
39 下金具第二受板部材
40 下金具第二受板係止片
51 皿バネ
52 フランジナット
53 カラー
54 抜け止めピン
55 ピン落下防止リング
100〜104 矢印

Claims (4)

  1. レールの下に敷かれる枕木を、この枕木が載せられた躯体に固定する枕木固定用機具において、
    前記枕木の上面および、前記枕木の長手方向と交差する側に向けられた側面と対面する枠体が備えられ、
    前記枠体に連結されると共に前記躯体に結合される結合部が備えられた、
    ことを特徴とする枕木固定用機具。
  2. 前記結合部が、前記枕木の両側方のそれぞれに配置された、
    ことを特徴とする請求項1に記載された枕木固定用機具。
  3. 前記結合部に、
    前記躯体のうち、前記枕木の長手方向の端に向けて張り出された外側フランジに係止されると共に前記枠体に連結される端側結合部と、
    前記躯体のうち、前記外側フランジの反対側に向けて張り出された内側フランジに係止される基側結合部と、
    が備えられた、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載された枕木固定用機具。
  4. 前記端側結合部に係止部が形成され、
    この係止部が前記外側フランジの端に接触した結合部が、前記枕木の厚み方向に連結された前記枠体と前記端側結合部とに作用した連結による力に応じて、前記外側フランジに対して前記枕木の長手方向の端に向けてずれて前記躯体に結合された、
    ことを特徴とする請求項3に記載された枕木固定用機具。
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