JP6477322B2 - トロリ線把持具及び電力供給設備 - Google Patents

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Description

本発明は、電気鉄道のトロリ吊架線や、地下鉄・モノレール・クレーンなどの剛体架線といった電力供給設備の給電線として用いられるトロリ線の把持具及び電力供給設備に関する。
従来、この種のトロリ線把持具として、特許文献1及び2に示される技術が提供されている。
特許文献1には、T型架台のウエブ先端に添わせたトロリ線を該ウエブの両側から挾みつけて支持する2個が一対のボルト締め方式のイヤー金具に関する構成が示されている。また、このようなイヤー金具では、イヤー金具の先端に位置する爪部にて、トロリ線の周面に形成された溝部を把持するようにしている。
特許文献2には、トロリ線を外側から挟持する一対のイヤー片を有し、該イヤー片の本体に外側に鍔を有するボスを嵌合して一体とし、このボスを介したボルト締結により該イヤー片の間にトロリ線を挟持するハンガイヤーに関する構成が示されている。また、このようなハンガイヤーでは、イヤー片の先端に位置する爪部にて、トロリ線の周面に形成された溝部を把持するようにしている。
実開平6−75866号公報 実開平6−47030号公報
上記のように構成されたトロリ線把持具では、把持金具となるイヤー片の先端に位置する爪部にて、トロリ線の周面でかつ該トロリ線と摺動する摺動面と反対側に位置する偏心箇所に形成された溝部を把持するようにしている。
このような構造でトロリ線を把持する理由としては、パンタグラフなどの集電器との摺動によりトロリ線の摺動面が中心付近にまで摩耗したとしても、該集電器がイヤー片と衝突することを防止できるからである。
ところが、上記のようなトロリ線把持具では、トロリ線の溝部にイヤー片先端の爪部が当接される構造となっており、トロリ線とイヤー先端が相互に面接触するために、イヤー片先端の角度及び寸法を高い精度で製作する必要があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、トロリ線とイヤー先端が相互に接触するためのイヤー片先端の角度及び寸法の製作精度を緩和して、製作に係るコストを削減することができる、トロリ線把持具及び電力供給設備を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
すなわち、第1の発明では、基台となる支持ブロックと、該支持ブロックに設置されかつ水平方向に延びるトロリ線を側方から押圧して支持する押圧部材と、前記押圧部材を貫通した上で前記支持ブロックに螺合されるとともに、該押圧部材をその頭部で押さえ付けるねじ部材と、から構成され、前記支持ブロック及び前記押圧部材は、先端部が半円筒状に形成されて前記トロリ線の外周面に形成された溝部に線接触される固定イヤー片及び可動イヤー片をそれぞれ有し、前記ねじ部材を前記支持ブロックに螺合することにより、これらイヤー片の先端部で前記トロリ線の溝部を側方から把持させることを特徴とする。
そして、本発明によれば、支持ブロック及び押圧部材に、トロリ線の外周面に形成された溝部に線接触される先端部が半円筒状のイヤー片(固定イヤー片、可動イヤー片)を設け、ねじ部材を支持ブロックに螺合した場合に、該イヤー片の先端部でトロリ線の溝部を側方から把持させるようにした。
これによって、支持ブロック及び押圧部材のイヤー片がガタつくことなく、安定した状態で、これら支持ブロック及び押圧部材の間にトロリ線を把持させることができる。具体的には、従来のイヤーなどの把持具では、締めシロや形状製造誤差がある場合には把持具の爪部と、トロリ線の溝部表面とは密着しないことがあるが、本発明では、イヤー片の半円筒状の先端部が、該トロリ線の外周面に形成された溝部に線接触されるので、該イヤー片がガタつかず、安定した状態で、該押圧部材にトロリ線を把持させることが可能となる。
その結果、本発明では、トロリ線と相互接触するイヤー片先端の角度及び寸法の製作精度を緩和して、製作に係るコストを削減することが可能となる。
また、本発明では、支持ブロック、押圧部材及びねじ部材といった僅か三部材でトロリ線を把持できる構成であり、最小の部品点数により製作に係るコスト削減が可能となるとともに、押圧部材を介した支持ブロックへのねじ部材の締付けだけでトロリ線を把持できるために、トロリ線設置の作業性も向上させることができる。
第2の発明では、前記ねじ部材は、前記トロリ線の中心を通過する法線に対して傾斜した方向に配置され、前記押圧部材は、前記トロリ線の溝部に接触する前記可動イヤー片の先端部と、前記支持ブロックに接触するベース接触部とを結ぶ直線が傾斜するように設けられることを特徴とする。
そして、本発明によれば、ねじ部材を支持ブロックに傾斜方向から螺合させる構造と、押圧部材の可動イヤー片の先端部と支持ブロックに接触するベース接触部とを結ぶ直線が傾斜している構造とにより、ねじ部材の締結力を確保しつつ上下方向の全体寸法を短くすることが可能となる。
第3の発明では、前記トロリ線の溝部は、2つの傾斜した平面が所定の角度で合わさることで形成され、該平面に前記支持ブロック及び前記押圧部材の半円筒状のイヤー片が線接触されることを特徴とする。
そして、本発明によれば、トロリ線の溝部が、2つの傾斜した平面が所定の角度で合わさることで形成され、該平面に該支持ブロック及び押圧部材の半円筒状のイヤー片が線接触される構造が採用されているので、該イヤー片がガタつくことなく、安定した状態で、該押圧部材にトロリ線の溝部を把持させることができる。
第4の発明では、前記支持ブロックの固定イヤー片は、前記トロリ線の一方側の外周面に形成された溝部に線接触され、前記押圧部材は、前記トロリ線の他方側に配置されて、前記可動イヤー片が該トロリ線の他方側の外周面に形成された溝部に線接触され、前記ねじ部材は、前記支持ブロックに螺合した場合に、前記支持ブロックの固定イヤー片と、前記押圧部材の可動イヤー片とで、前記トロリ線の一方側及び他方側に形成された溝部を挟み込むように把持することを特徴とする。
そして、本発明によれば、支持ブロックの固定イヤー片にてトロリ線の一方側の外周面に形成された溝部を線接触で支持し、かつ押圧部材の可動イヤー片にてトロリ線の他方側の外周面に形成された溝部を線接触で支持することにより、該トロリ線を安定して把持することができる。
第5の発明では、前記トロリ線の溝部は、該トロリ線の周面でかつ該トロリ線と摺動する摺動面と反対側に位置する偏心箇所に形成されていることを特徴とする。
そして、本発明によれば、トロリ線の溝部を、該トロリ線の周面でかつ該トロリ線と摺動する摺動面と反対側に位置する偏心箇所に形成したので、パンタグラフなどの集電器との摺動によりトロリ線の摺動面が中心付近にまで摩耗したとしても、該集電器がイヤー片と衝突することを防止できる。
第6の発明では、前記押圧部材は、可動イヤー片の先端部と支持ブロックに接触するベース接触部とを結ぶ直線が、水平面に対して45°以下の角度で傾斜するように設けられていることを特徴とする。
そして、本発明によれば、前記押圧部材が、前記可動イヤー片の先端部とベース接触部とを結ぶ直線が、水平面Lに対して45°以下の角度で傾斜するように設けられており、これによって該押圧部材をねじ部材で締結した場合に、45°より大きい傾斜角と比較して、押圧部材の可動イヤー片によるトロリ線への把持力を増大させることができる。
第7の発明では、上記記載のトロリ線把持具にて、前記トロリ線の摺動面を上側に向くように配置し、該摺動面の上方位置にて接触子を移動させることにより、該トロリ線から接触子へ電力供給を行うことを特徴とする。
そして、本発明によれば、上述したトロリ線把持具にて、トロリ線の摺動面を上側に向くように配置し、該摺動面の上方位置にて接触子を移動させて、該トロリ線から接触子へ電力供給を行う方式を採用した場合に、第三軌条方式などの給電用レールを使用した鉄道、クレーンなどの電力供給設備において、トロリ線への把持力を確保しつつ上下方向の全体寸法を短くすることが可能となり、設置スペースに関する制約を最小限に抑えることができる。
第8の発明では、上記記載のトロリ線把持具にて、前記トロリ線の摺動面を下側に向くように配置し、該摺動面の下方位置にて接触子を移動させることにより、該トロリ線から接触子へ電力供給を行うことを特徴とする。
そして、本発明によれば、上述したトロリ線把持具にて、トロリ線の摺動面を下側に向くように配置し、該摺動面の下方位置にて接触子を移動させ、該トロリ線から接触子へ電力供給を行う方式を採用した場合に、架空電車線方式などの電力供給設備において、トロリ線への把持力を確保しつつ上下方向の全体寸法を短くすることが可能となり、設置スペースに関する制約を最小限に抑えることができる。
本発明では、トロリ線と相互接触するイヤー片先端の角度及び寸法の製作精度を緩和して、製作に係るコストを削減することが可能となる。
また、本発明では、支持ブロック、押圧部材及びねじ部材といった僅か三部材でトロリ線を把持できる構成であり、最小の部品点数により製作に係るコスト削減が可能となるとともに、押圧部材を介した支持ブロックへのねじ部材の締付けだけでトロリ線を把持できるために、トロリ線設置の作業性も向上させることができる。
第1実施形態に係るトロリ線把持具を示す正断面図である。 図1のトロリ線把持具を逆転して使用した場合の一部断面を含む正面図である。 第2実施形態に係るトロリ線把持具を示す正断面図である。 図3のトロリ線把持具を逆転して使用した場合の正面図である。 第3実施形態に係るトロリ線把持具を示す正断面図である。
(第1実施形態)
第1実施形態に係るトロリ線把持具について、図1及び図2を参照して説明する。
図1は第三軌条方式などの給電用レール、クレーンなどの電力供給設備に適用されるトロリ線把持具100が示されるものであって、符号1で示すものはトロリ線Tを支持するための基台となる支持ブロックである。
このトロリ線Tは、断面が丸型又はほぼ丸型に近い形状であり、水平方向(紙面と直交する方向)に延びるように配置されたものであって、その外周面10には2つの溝部11(11A、11B)が形成されている。これら溝部11(11A、11B)は、トロリ線Tの中心Oから偏心して、給電用の接触子と摺動する摺動面Aと反対側に位置する偏心箇所に形成されている。
また、トロリ線Tは、摺動面Aが上側に向くように配置され、該摺動面Aの上方位置にて接触子が移動して、該トロリ線Tの上方から接触子へ電力供給を行う方式が採用されている。
支持ブロック1は、トロリ線Tの一方側の外周面10に形成された溝部11Aに当接される固定イヤー片2を有しているものであって、その底面が符号Gで示す設置面上に固定されている。
また、トロリ線Tの他方側には、トロリ線Tの他方側の外周面10に形成された溝部11Bに当接される可動イヤー片3を有する押圧部材4が配置されている。
押圧部材4は、トロリ線Tの他方側の外周面10に形成された溝部11Bに向けて矢印(イ)方向に沿う水平方向に押圧する可動イヤー片3を有するとともに、その中央部には、ねじ部材(後述する)を挿通させるための貫通孔5を有している。
また、押圧部材4において、貫通孔5を挟んで可動イヤー片3の反対側には、支持ブロック1の段部1Aと係合して該支持ブロック1との接触点となるベース接触部6が設けられている。
また、支持ブロック1の固定イヤー片2、及び押圧部材4の可動イヤー片3は先端部がそれぞれ半円筒状に形成されて、トロリ線Tの外周面10に形成された溝部11A、11Bに線接触される。これにより、支持ブロック1の固定イヤー片2及び押圧部材4の可動イヤー片3がガタつくことなく、安定した状態で、これら固定イヤー片2、可動イヤー片3にトロリ線Tを把持させることができる。
押圧部材4の貫通孔5に挿通されるように軸線7Aを有するねじ部材7が配置されている。
該ねじ部材7は、押圧部材4の貫通孔5を経由した上で支持ブロック1に螺合されるとともに、トロリ線Tの中心Оを通過する法線Yに対して傾斜した方向に配置されるものであって、その頭部8で押圧部材4を押さえ付けている。また、このねじ部材7は、トロリ線Tの中心Oを通過する法線Yに先端の螺合部9が向くように配置されている。
そして、上記のようなトロリ線把持具100では、押圧部材4の貫通孔5に挿通したねじ部材7を支持ブロック1に螺合することにより、支持ブロック1の固定イヤー片2と、押圧部材4の可動イヤー片3とで、トロリ線Tの一方側及び他方側に形成された溝部11A、11Bを挟み込むように把持する。
すなわち、トロリ線把持具100では、押圧部材4を貫通した上で支持ブロック1に対して傾斜した方向から螺合され、かつ該押圧部材4をその頭部8で押さえ付けるねじ部材7を有し、該ねじ部材7の螺合によって、支持ブロック1の固定イヤー片2と押圧部材4の可動イヤー片3との間で、トロリ線Tの溝部11A、11Bを把持することができる。
その結果、トロリ線把持具100では、押圧部材4を介在させつつ、ねじ部材7を支持ブロック1に傾斜方向から螺合させる構造となることで、締結手段となる螺合部9を一定長さ確保して締結力を保持し、これによってトロリ線Tへの把持力を確保しつつ上下方向の全体寸法を短くすることが可能となる。
また、押圧部材4は、可動イヤー片3の先端部とベース接触部6とを結ぶ直線mが、水平面Lに対して45°以下の傾斜角度θ1で傾斜するように設けられ、これによって該押圧部材4をねじ部材7で締結した場合に、45°より大きい傾斜角と比較して、押圧部材4の可動イヤー片3によるトロリ線Tへの把持力を増大させることができる。
以上詳細に説明したように本実施形態に示されるトロリ線把持具100によれば、支持ブロック1及び押圧部材4に、トロリ線Tの外周面10に形成された溝部11(11A、11B)に線接触される先端部半円筒状の固定イヤー片2及び可動イヤー片3を設け、ねじ部材7を支持ブロック1に螺合した場合に、これら固定イヤー片2及び可動イヤー片3の先端部でトロリ線Tの溝部11(11A、11B)を側方から把持させるようにした。
これによって、支持ブロック1の固定イヤー片2及び押圧部材4の可動イヤー片3がガタつくことなく、安定した状態で、支持ブロック1及び押圧部材4にトロリ線Tを把持させることができる。具体的には、従来のイヤーなどの把持具では、締めシロや形状製造誤差がある場合には把持具の爪部と、トロリ線Tの溝部表面とは密着しないことがあるが、本実施形態に示されるトロリ線把持具100では、支持ブロック1の固定イヤー片2及び押圧部材4の可動イヤー片3の半円筒状先端部が、該トロリ線Tの外周面10に形成された溝部11(11A、11B)に線接触されるので、これらイヤー片2、3がガタつかず、安定した状態で、支持ブロック1及び押圧部材4にトロリ線Tを把持させることが可能となる。
その結果、本実施形態に示されるトロリ線把持具100では、トロリ線Tと相互に接触するイヤー片2、3先端の角度及び寸法の製作精度を緩和して、製作に係るコストを削減することが可能となる。
また、上記トロリ線把持具100では、支持ブロック1、押圧部材4及びねじ部材7といった僅か三部材でトロリ線Tを把持できる構成であり、最小の部品点数により製作に係るコスト削減が可能となるとともに、押圧部材4を介した支持ブロック1へのねじ部材7の締付けだけでトロリ線Tを把持できるために、トロリ線設置の作業性も向上させることができる。
また、上記トロリ線把持具100では、ねじ部材7を支持ブロック1に傾斜方向から螺合させる構造と、押圧部材4の可動イヤー片3の先端部と支持ブロック1に接触するベース接触部6とを結ぶ直線が傾斜している構造とにより、ねじ部材7の締結力を確保しつつ上下方向の全体寸法を短くすることが可能となる。
また、上記トロリ線把持具100では、トロリ線Tの溝部11が、2つの傾斜した平面が所定の角度で合わさることで形成され、該平面に押圧部材4の半円筒状の可動イヤー片3が線接触される構造が採用されているので、押圧部材4の可動イヤー片3がガタつくことなく、安定した状態で、該押圧部材4にトロリ線Tの溝部11を把持させることができる。
また、上記トロリ線把持具100では、支持ブロック1の固定イヤー片2にてトロリ線Tの一方側の外周面10に形成された溝部11を線接触で支持し、かつ押圧部材4の可動イヤー片3にてトロリ線Tの他方側の外周面10に形成された溝部11を線接触で支持することにより、該トロリ線Tを安定して把持することができる。
また、上記トロリ線把持具100では、トロリ線Tの溝部11を、該トロリ線Tの周面でかつ該トロリ線Tと摺動する摺動面Aと反対側に位置する偏心箇所に形成したので、パンタグラフなどの集電器との摺動によりトロリ線Tの摺動面Aが中心付近にまで摩耗したとしても、該集電器がイヤー片2、3と衝突することを防止できる。
また、上記トロリ線把持具100では、押圧部材4が、可動イヤー片3の先端部とベース接触部6とを結ぶ直線が、水平面Lに対して45°以下の角度で傾斜するように設けられており、これによって該押圧部材4をねじ部材7で締結した場合に、45°より大きい傾斜角と比較して、押圧部材4の可動イヤー片3によるトロリ線Tへの把持力を増大させることができる。
(変形例)
なお、上記第1実施形態に示される電力供給設備のトロリ線把持具100では、トロリ線Tの摺動面Aが上側に向くように配置され、該摺動面Aの上方位置にて接触子が移動して、該トロリ線Tの上方から接触子へ電力供給を行う方式が示されているが、これに限定されず、図2で示される方式であっても良い。
すなわち、図2に示される電力供給設備のトロリ線把持具101では、トロリ線Tの摺動面Aが下側に向くように配置され、該摺動面Aの下方位置にて接触子が移動して、該トロリ線Tの下方から接触子へ電力供給を行う方式が示されている。
このトロリ線把持具101は、支持ブロック1の底部が連結部材30及びハンガーバー31を介して吊架線32に吊架されており、このような構成によって、トロリ線Tの摺動面Aが下側に向くように配置され、該摺動面Aの下方位置にて、電気鉄道の車両に搭載されたパンタグラフ等の接触子が移動して、該トロリ線Tの下方から接触子へ電力供給を行う方式が示されている。
そして、このような方式を採用することにより、架空電車線方式などの電力供給設備において、トロリ線Tへの把持力を確保しつつ上下方向の全体寸法を短くすることが可能となり、設置スペースに関する制約を最小限に抑えることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係るトロリ線把持具について、図3及び図4を参照して説明する。
まず、この第2実施形態に係るトロリ線把持具200が第1実施形態と構成を異にする点は、図3に示されるように、トロリ線Tの外周面10に形成された溝部11A、11Bを支持するための支持形態である。
すなわち、この第2実施形態では、支持ブロック20に対して、押圧部材21を水平に貫通したねじ部材22を螺合することにより、トロリ線Tの両側の溝部11A、11Bを締結支持するようにしている。
支持ブロック20は、トロリ線Tの一方側の外周面10に形成された溝部11Aに当接される固定イヤー片23を有しているものであって、その底面が符号Gで示す設置面上に固定されている。
押圧部材21は、トロリ線Tの他方側に配置されるものであって、トロリ線Tの一方側の外周面10に形成された溝部11Bに当接される可動イヤー片24を有するとともに、その中央部には、ねじ部材22を挿通させる水平方向(イ)に沿う貫通孔25を有している。
また、支持ブロック20の固定イヤー片23、及び押圧部材21の可動イヤー片24は先端部がそれぞれ半円筒状に形成されて、トロリ線Tの外周面10に形成された溝部11(11A、11B)に線接触される。これにより、支持ブロック20の固定イヤー片23及び押圧部材21の可動イヤー片24がガタつくことなく、安定した状態で、これら固定イヤー片23、可動イヤー片24にトロリ線Tを把持させることができる。
押圧部材21には、水平方向(イ)に形成された貫通孔25に挿通されるように軸線22Aを有するねじ部材22が配置されている。
ねじ部材22は、押圧部材21の貫通孔25を経由した上で支持ブロック20に螺合される螺合部26を有し、かつトロリ線Tの中心Оを通過する法線Yに対して直交した水平方向(イ)に配置されるものであって、その頭部27にて押圧部材21を押さえ付けている。
そして、上記のようなトロリ線把持具200では、押圧部材21の貫通孔25に挿通したねじ部材22を支持ブロック20に螺合することにより、支持ブロック20の固定イヤー片23と、押圧部材21の可動イヤー片24とで、トロリ線Tの一方側及び他方側に形成された溝部11A、11Bを挟み込むように把持する。
すなわち、トロリ線把持具200では、押圧部材21を貫通した上で支持ブロック20に対して水平方向(イ)に螺合され、かつ該押圧部材21をその頭部27で押さえ付けるねじ部材22を有しており、該ねじ部材22の螺合によって、支持ブロック20の固定イヤー片23と押圧部材21の可動イヤー片24との間に、トロリ線Tの溝部11A、11Bを把持することができる。
以上詳細に説明したように本実施形態に示されるトロリ線把持具200によれば、支持ブロック20及び押圧部材21に、トロリ線Tの外周面10に形成された溝部11に線接触される先端部半円筒状の固定イヤー片23及び可動イヤー片24をそれぞれ設け、ねじ部材22を支持ブロック20に螺合した場合に、これらイヤー片23、24の先端部でトロリ線Tの溝部11を側方から把持させるようにした。
これによって、固定イヤー片23及び可動イヤー片24がガタつくことなく、安定した状態でトロリ線Tを把持することができる。具体的には、従来のイヤーなどの把持具では、締めシロや形状製造誤差がある場合には把持具の爪部と、トロリ線Tの溝部表面とは密着しないことがあるが、本実施形態に示されるトロリ線把持具200では、固定イヤー片23及び可動イヤー片24の半円筒状先端部が、該トロリ線Tの外周面10に形成された溝部11(11A、11B)に線接触されるので、これらイヤー片23、24がガタつかず、安定した状態で、支持ブロック20及び押圧部材21にトロリ線Tを把持させることが可能となる。
その結果、本実施形態に示されるトロリ線把持具200では、トロリ線Tと相互に接触する固定イヤー片23及び可動イヤー片24先端の角度及び寸法の製作精度を緩和して、製作に係るコストを削減することが可能となる。
また、上記トロリ線把持具200では、支持ブロック20、押圧部材21及びねじ部材22といった僅か三部材でトロリ線Tを把持できる構成であり、最小の部品点数により製作に係るコスト削減が可能となるとともに、押圧部材21を介した支持ブロック20へのねじ部材22の締付けだけでトロリ線Tを把持できるために、トロリ線設置の作業性も向上させることができる。
また、上記トロリ線把持具200では、支持ブロック20の固定イヤー片23にてトロリ線Tの一方側の外周面10に形成された溝部11を線接触で支持し、かつ押圧部材21の可動イヤー片24にてトロリ線Tの他方側の外周面10に形成された溝部11を線接触で支持することにより、該トロリ線Tを安定して把持することができる。
また、上記トロリ線把持具200では、トロリ線Tの溝部11を、該トロリ線Tの周面でかつ該トロリ線Tと摺動する摺動面Aと反対側に位置する偏心箇所に形成したので、パンタグラフなどの集電器との摺動によりトロリ線Tの摺動面Aが中心付近にまで摩耗したとしても、該集電器がイヤー片23、24と衝突することを防止できる。
(変形例)
なお、第2実施形態に示される電力供給設備のトロリ線把持具200では、トロリ線Tの摺動面Aが上側に向くように配置され、該摺動面Aの上方位置にて接触子が移動して、該トロリ線Tの上方から接触子へ電力供給を行う方式が示されているが、これに限定されず、図4で示される方式であっても良い。
すなわち、図4に示される電力供給設備のトロリ線把持具201では、トロリ線Tの摺動面Aが下側に向くように配置され、該摺動面Aの下方位置にて接触子が移動して、該トロリ線Tの下方から接触子へ電力供給を行う方式が示されている。
このトロリ線把持具201は、支持ブロック20の底部が連結部材30及びハンガーバー31を介して吊架線32に吊架されており、このような構成によって、トロリ線Tの摺動面Aが下側に向くように配置され、該摺動面Aの下方位置にて、電気鉄道の車両に搭載されたパンタグラフ等の接触子が移動して、該トロリ線Tの下方から接触子へ電力供給を行う方式が示されている。
(第3実施形態)
第3実施形態に係るトロリ線把持具100´について、図5を参照して説明する。
この第3実施形態に係るトロリ線把持具100´は第1実施形態と近似する構成を有するものであり、その相違点は、支持ブロック1において、押圧部材4のベース接触部6の外側を引っ掛かり部1Bに接触させるようにした点にある。
引っ掛かり部1Bは支持ブロック1の外側に配置されるものであって、該引っ掛かり部1Bにより、押圧部材4のベース接触部6の水平方向(イ)へのスライドを規制して、該支持ブロック1上の所定位置に押圧部材4を保持する。
また、押圧部材4のベース接触部6は、支持ブロック1上に形成された水平な設置面1S上に設置されており、その外側角部が、該支持ブロック1の引っ掛かり部1Bに接触配置されることにより、水平方向(イ)へのスライドが規制されている。
ここで、支持ブロック1の引っ掛かり部1Bに形成された傾斜面1Cの傾斜角度θ3(水平な設置面1Sに対する傾斜面1Cの角度θ3)は、押圧部材4の設置角度θ2(すなわち、イヤー片3の先端部及びベース接触部6を結ぶ直線mが法線Yに対してなす角度θ2)より小さくなるように「θ3<θ2」の関係に設定されている。
ここで、仮に、引っ掛かり部1Bの傾斜面1Cにおける斜面角度θ3と、押圧部材4の設置角度θ2との関係を「θ3>θ2」とした場合には、引っ掛かり部1Bの傾斜面1Cの角度が大きすぎて、支持ブロック1及び押圧部材4で把持されているトロリ線Tから、該押圧部材4を取り外す際に傾斜面1Cが干渉する(図5において、押圧部材4を外した状態を二点鎖線で示す)。
通常、1本のトロリ線Tには複数の把持具が設けられるため、前記干渉があると、1本のトロリ線Tに付く全ての把持具の取り付け取り外し作業を同時に行わなくてはならず、押圧部材4の取付け及び取外しの作業性が損なわれる。
本実施形態では、引っ掛かり部1Bの傾斜面1Cにおける斜面角度θ3と、押圧部材4の設置角度θ2との関係を「θ3<θ2」となるように、押圧部材4の移動範囲における支持ブロック1の形状を設定することにより、押圧部材4を容易に取付けあるいは取外すことができる。
以上詳細に説明したように第3実施形態に示されるトロリ線把持具100´によれば、支持ブロック1の固定イヤー片2及び押圧部材4の可動イヤー片3に形成された半円筒状の先端部が、トロリ線Tの外周面10に形成された溝部11(11A、11B)に線接触されるので、第1実施形態と同様、これら支持ブロック1の固定イヤー片2及び押圧部材4の可動イヤー片3がガタつかず、安定した状態で、支持ブロック1及び押圧部材4にトロリ線Tを把持させることが可能となる。その結果、本実施形態に示されるトロリ線把持具100´では、トロリ線Tと相互に接触するイヤー片2、3先端の角度及び寸法の製作精度を緩和して、製作に係るコストを削減することが可能となる。
さらに、本実施形態に示されるトロリ線把持具100´では、支持ブロック1において、ベース接触部6の外側を支持ブロック1の引っ掛かり部1Bに接触させるようにしたので、該引っ掛かり部1Bにより、ねじ部材7の締結時において、押圧部材4のベース接触部6の水平方向(イ)へのスライドを規制して、該支持ブロック1上の所定位置に押圧部材4を保持することができ、支持ブロック1と押圧部材4との間に、安定的にトロリ線Tを挟持することが可能となる。
さらに、本実施形態に示されるトロリ線把持具100´では、引っ掛かり部1Bの傾斜面1Cにおける斜面角度θ3と、押圧部材4の設置角度θ2との関係を「θ3<θ2」となるように、該押圧部材4の支持形態を定めることにより、押圧部材4の取付ける又は取外す際の作業性を損なうことなく、トロリ線Tへの大きな把持力を得ることができ、これによっても、安定した状態で、支持ブロック1と押圧部材4との間にトロリ線Tを把持させることが可能となるものである。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、電気鉄道のトロリ吊架線や、地下鉄・モノレール・クレーンなどの剛体架線といった電力供給設備の給電線として用いられるトロリ線の把持具及び電力供給設備に関する。
1 支持ブロック
2 固定イヤー片
3 可動イヤー片
4 押圧部材
5 貫通孔
6 ベース接触部
7 ねじ部材
8 頭部
9 螺合部
10 外周面
11A 溝部
11B 溝部
20 支持ブロック
21 押圧部材
22 ねじ部材
23 固定イヤー片
24 可動イヤー片
25 貫通孔
26 螺合部
27 頭部
100 トロリ線把持具
100´トロリ線把持具
101 トロリ線把持具
200 トロリ線把持具
201 トロリ線把持具
T トロリ線
A 摺動面

Claims (7)

  1. 基台となる支持ブロックと、
    該支持ブロックに設置されかつ水平方向に延びるトロリ線を側方から押圧して支持する押圧部材と、
    前記押圧部材を貫通した上で前記支持ブロックに螺合されるとともに、該押圧部材をその頭部で押さえ付けるねじ部材と、から構成され、
    前記支持ブロック及び前記押圧部材は、先端部が半円筒状に形成されて前記トロリ線の外周面に形成された溝部に線接触される固定イヤー片及び可動イヤー片をそれぞれ有し、
    前記ねじ部材を前記支持ブロックに螺合することにより、これらイヤー片の先端部で前記トロリ線の溝部を側方から把持させて構成され、
    前記ねじ部材は、前記トロリ線の中心を通過する法線に対して傾斜した方向に配置され、
    前記押圧部材は、前記トロリ線の溝部に接触する前記可動イヤー片の先端部と、前記支持ブロックに接触するベース接触部とを結ぶ直線が傾斜するように設けられることを特徴とするトロリ線把持具。
  2. 前記トロリ線の溝部は、2つの傾斜した平面が所定の角度で合わさることで形成され、該平面に前記支持ブロック及び前記押圧部材のイヤー片先端部が線接触されることを特徴とする請求項1に記載のトロリ線把持具。
  3. 前記支持ブロックの固定イヤー片は、前記トロリ線の一方側の外周面に形成された溝部に線接触され、
    前記押圧部材は、前記トロリ線の他方側に配置されて、前記可動イヤー片が該トロリ線の他方側の外周面に形成された溝部に線接触され、
    前記ねじ部材は、前記支持ブロックに螺合した場合に、前記支持ブロックの固定イヤー片と、前記押圧部材の可動イヤー片とで、前記トロリ線の一方側及び他方側に形成された溝部を挟み込むように把持することを特徴とする請求項1に記載のトロリ線把持具。
  4. 前記トロリ線の溝部は、該トロリ線の周面でかつ該トロリ線と摺動する摺動面と反対側に位置する偏心箇所に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のトロリ線把持具。
  5. 前記押圧部材は、前記可動イヤー片の先端部と前記支持ブロックに接触するベース接触部とを結ぶ直線が、水平面に対して45°以下の角度で傾斜するように設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のトロリ線把持具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のトロリ線把持具を、前記トロリ線の摺動面が上側に向くように配置し、該摺動面の上方位置にて接触子を移動させることにより、該トロリ線から接触子へ電力供給を行うことを特徴とする電力供給設備。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のトロリ線把持具を、前記トロリ線の摺動面が下側に向くように配置し、該摺動面の下方位置にて接触子を移動させることにより、該トロリ線から接触子へ電力供給を行うことを特徴とする電力供給設備。
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