JP2012086814A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで、且つ、使用感の良い車両用シートを提供する。
【解決手段】アッパーフレーム3には、ピニオンギア7が回転可能に取り付けられている。アッパーフレーム3には、後側リンク5bの上端に連結され、外周にピニオンギア7に噛み合う複数の歯部7aが円弧状に並列されたセクタギア8が回転可能に取り付けられている。ピニオンギア7の回転に伴うセクタギア8の回転に連動して前側リンク5a及び後側リンク5bが車両前後方向に同期して回動し、アッパーフレーム3がロアフレーム4に対し車両前後方向に移動しながら昇降する。互いに噛み合うセクタギア8及びピニオンギア7の各々の歯部8a、7a間のバックラッシsはアッパーフレーム3の下降に伴い次第に小さくなるように設定されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、乗員が着座するシートクッションを上下動させることが可能な車両用シートに関する。
従来より、一般的な車両用シートは、車体のフロア部分に対して所定の高さに位置するロアフレームと、該ロアフレームの上方において、乗員が着座するシートクッションが取り付けられたアッパーフレームとを備えている。上記ロアフレーム及びアッパーフレームの前後には、前側リンク及び後側リンクが左右一対ずつ設けられていて、各々の一端がアッパーフレームに、他端がロアフレームに回動可能に取り付けられている。また、アッパーフレーム側方には、ピニオンギアと操作レバーとが回転可能に取り付けられていて、乗員が操作レバーを操作することにより、上記ピニオンギアが回転するようになっている。さらに、上記アッパーフレームには、上記ピニオンギアに噛み合う複数の歯部が円弧状に並列されたセクタギアが回転可能に取り付けられていて、該セクタギアは上記前側リンク又は後側リンクの上端に連結されている。そして、乗員が操作レバーを回転させると、ピニオンギアの回転に伴って上記セクタギアが回転し、該セクタギアの回転に連動して前側リンク及び後側リンクが車両前後方向に同期して回動し、上記アッパーフレームが上記ロアフレームに対して車両前後方向に移動しながら昇降するようになっていて、これにより、乗員が着座するシートクッションを上下動させることができるようになっている。
ところで、互いに噛み合うピニオンギア及びセクタギアの各々の歯部間には、上記ピニオンギア及びセクタギアの円滑な回転を可能とするためにバックラッシが設けられている。一般的に、アッパーフレームがロアフレームに対して上昇している状態で乗員がシートクッションに着座しても、前側リンク及び後側リンクが上下に延びる位置となっていて、下向きに加わる荷重では上記前側リンク及び後側リンクが回動しないので、当該前側リンク及び後側リンクの回動に連動するセクタギアも回転せず、当該セクタギアがピニオンギアに接触して異音を発生させてしまうということはない。しかし、アッパーフレームがロアフレームに対して下降している状態では、前側リンク及び後側リンクがアッパーフレーム及びロアフレームに対して傾いていて、下向きに加わる荷重で前側リンク及び後側リンクが回動してしまい、それに連動してセクタギアが回転して当該セクタギアがピニオンギアに接触して異音を発生させて、ひいては乗員を不快にさせてしまう。
これを回避するために、特許文献1に開示されている車両用シートは、セクタギアと略同形状の補助ギアを備えていて、該補助ギアは、上記セクタギアに沿うように、且つ、上記セクタギアに対して上記ピニオンギア側に移動可能に取り付けられ、上記セクタギアと共に上記ピニオンギアに噛み合っている。そして、上記補助ギアは、弾性材により上記ピニオンギア側に付勢されていて、セクタギア及びピニオンギアが回転する際は、反ピニオンギア側に弾性的に移動することにより、セクタギア及びピニオンギアの円滑な回転を可能とする一方、シートクッションに乗員が着座してセクタギアが回転しようとしても、補助ギアでセクタギアの回転を弾性的に受け止めて異音の発生を防ぐようになっている。
特開2007−62530号公報(段落0026欄〜0028欄、図4)
しかし、特許文献1の車両用シートの場合、セクタギアと略同形状の補助ギアを製作する必要があるだけでなく、補助ギアをピニオンギア側へ付勢する弾性材等の細かな部品を追加して組み付ける必要があるため、部品コストだけでなく組立コストも嵩むこととなる。また、構造が複雑となるので、例えば、経年変化等によりセクタギアに対して補助ギアが滑らかに動かなくなり、それに伴ってピニオンギア及びセクタギアの回転時に負荷がかかるようになってしまい、ひいては乗員の使用感を損ねる可能性がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、低コストで、且つ、使用感の良い車両用シートを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、互いに噛み合うピニオンギア及びセクタギアの各歯部間のバックラッシを、アッパーフレームがロアフレームに対して上昇している状態より下降している状態の方が小さくなるようにしたことを特徴とする。
具体的には、乗員が着座するシートクッションと、該シートクッションの骨格をなすアッパーフレームと、上記アッパーフレーム下方に対応するように床面に設けられたロアフレームと、上記アッパーフレーム及びロアフレームの車幅方向両サイドでそれぞれ車両前後方向に離間して配置され、一端が上記アッパーフレームに回動可能に取り付けられるとともに他端が上記ロアフレームに回動可能に取り付けられた一対の前側リンク及び後側リンクと、上記アッパーフレームに回転可能に取り付けられたピニオンギアと、乗員の操作により上記ピニオンギアを回転させる操作手段と、上記アッパーフレームに回転可能に取り付けられるとともに上記前側リンク又は後側リンクの上端に連結され、外周に上記ピニオンギアに噛み合う複数の歯部が円弧状に並列されたセクタギアとを備え、上記ピニオンギアの回転に伴うセクタギアの一方向の回転に連動して上記前側リンク及び後側リンクが車両前方に同期して回動し、上記アッパーフレームが上記ロアフレームに対し車両前方に移動しながら上昇する一方、上記セクタギアの他方向の回転に連動して上記前側リンク及び後側リンクが車両後方に同期して回動し、上記アッパーフレームが上記ロアフレームに対し車両後方に移動しながら下降するように構成された車両用シートにおいて、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明では、互いに噛み合う上記セクタギア及び上記ピニオンギアの各々の歯部間のバックラッシは、上記アッパーフレームの下降に伴い次第に小さくなるように設定されていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記セクタギアの複数の歯部がなす円弧の中心は、当該セクタギアの回転中心に対しバックラッシが上記アッパーフレームの下降に伴い次第に小さくなるように偏位していることを特徴とする。
第3の発明では、第1の発明において、上記セクタギアの各歯部間のピッチは、上記アッパーフレームの下降に伴い次第に小さくなるように形成されていることを特徴とする。
第4の発明では、第1の発明において、上記セクタギアの各歯部の歯厚は、上記アッパーフレームの下降に伴い次第に大きくなるように形成されていることを特徴とする。
第1の発明によれば、アッパーフレームが下降している状態で乗員がシートクッションに着座する場合、セクタギア及びピニオンギアの各々の歯部間のバックラッシが小さいので、乗員の荷重で前側リンク及び後側リンクに回動方向の力が加わって当該前側リンク又は後側リンクに連結されたセクタギアが回転しても、セクタギアの歯部がピニオンギアの歯部に接触する際の衝撃が小さくなり、異音を小さくすることができる。また、特許文献1の如き補助ギアや弾性材を設ける必要がないので、部品コストや組付コストが嵩まない。さらに、構造がシンプルなので、経年変化等による部品の早期劣化を極力抑え、滑らかな駆動を長期間維持することができ、使用感を良好とすることができる。
第2の発明では、アッパーフレームの下降に伴うバックラッシを次第に小さくするために、セクタギアの複数の歯部がなす円弧の中心からずれた位置を回転中心として当該セクタギアをアッパーフレームに取り付けるだけなので、部品点数を増やすことなく、コストが嵩まない車両用シートにすることができる。
第3及び第4の発明では、アッパーフレームが下降している状態でセクタギア及びピニオンギアの各々の歯部間のバックラッシが小さくなるので、異音を小さくして乗員の使用感をよくすることができる。特に第4の発明では、セクタギアの各歯部の歯厚がアッパーフレームの下降に伴い次第に大きくなるので、セクタギア及びピニオンギアの各々の歯部間のバックラッシが小さくなる箇所における上記セクタギアの歯部の剛性が高くなり、当該箇所の経年変化等による早期劣化を極力抑えることができる。
実施形態1の車両用シートの斜視図である。 実施形態1の車両用シートのフレーム構造を示す斜視図である。 実施形態1の車両用シートを右側から見た側面図であり、アッパーフレームがリアフレームに対して上昇している状態を示す。 実施形態1の車両用シートを右側から見た側面図であり、アッパーフレームがリアフレームに対して下降している状態を示す。 図3におけるA部拡大図である。 図4におけるB部拡大図である。 実施形態2の図5相当図である。 実施形態2の図6相当図である。 実施形態3の図5相当図である。 実施形態3の図6相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
《発明の実施形態1》
図1は、本発明の実施形態1の車両用シート1を示す。該車両用シート1は、車両内部に配設されて乗員が着座するためのものであり、乗員の背もたれとなるシートバック1aと、座面を構成するシートクッション1bとを備えている。
上記車両用シート1は、図2に示すように、シートバック1aの骨格をなす略門型状のシートバックフレーム2と、シートクッション1bの骨格をなすアッパーフレーム3と、該アッパーフレーム3の下方に対応するように設けられた断面略L字状のロアフレーム4とで骨格が形成されている。上記アッパーフレーム3及びロアフレーム4の間には、車幅方向両サイドで車両前後方向に離間した位置に略細長板状の前側リンク5a及び後側リンク5bがそれぞれ一対配置されていて、該前側リンク5a及び後側リンク5bは、一端が支軸Sh2及び支軸Sh4で上記アッパーフレーム3に回動可能に取り付けられるとともに他端が支軸Sh3及び支軸Sh5で上記ロアフレーム4に回動可能に取り付けられている。そして、車体フロアPには、車両前後方向に延びる左右一対のスライドレール10が固定されるとともに、上記各ロアフレーム4下部には、車両前後方向に延びる角棒状スライダー11が取り付けられていて、該スライダー11が上記スライドレール10に車両前後方向にスライド可能に係合するようになっている。
上記アッパーフレーム3は、図2乃至図4に示すように、略矩形板状で中央が下方に緩やかに湾曲する座面部材31と、該座面部材31の車幅方向両サイドで車両前後方向に延びる一対の板状サイドフレーム32とを備えている。
車幅方向左側に位置するサイドフレーム32の中央前寄りには、操作レバー(操作手段)6が回転可能に取り付けられている。該操作レバー6には、車両前方に延びる略棒状の把持部6aが設けられていて、乗員が上記把持部6aを把持して上記操作レバー6を回転させることができるようになっている。
一方、車幅方向右側に位置するサイドフレーム32の中央前寄りには、ピニオンギア7が回転可能に取り付けられている。該ピニオンギア7は、外周に歯部7aを等ピッチに6つ有していて、上記操作レバー6の回転に同期して回転するようになっている。尚、ピニオンギア7の歯部7aの個数は6つに限らず複数あればよい。
また、車幅方向右側に位置するサイドフレーム32の略中央には、略扇形板状のセクタギア8が支軸Shにより基端側(鋭角な形状をなす側)を回転中心r2として回転可能に取り付けられている。
さらに、上記セクタギア8の円弧状をなす外周には、上記ピニオンギア7に噛み合う複数の歯部8aが並列されていて、複数の歯部8aがなす円弧の中心r1は、上記セクタギア8の回転中心r2に対し、互いに噛み合うセクタギア8及びピニオンギア7の各々の歯部8a、7a間のバックラッシsがアッパーフレームの下降に伴い次第に小さくなるように車両前方の斜め下側に偏位している。
また、上記セクタギア8の略中央には、矩形状の貫通孔8bが形成されていて、該貫通孔8bの内周縁上方寄りには、略L字状のフック8cが一体に形成されている。
上記支軸Sh1には、図3乃至図6に示すように、渦巻きバネSpが巻装されていて、該渦巻きバネSpは、一端側が当該支軸Sh1に、他端側が上記セクタギア8のフック8cにそれぞれ固定され、右側からの側面視で上記セクタギア8を時計回りに回転するように常時付勢している。
上記車幅方向右側に位置する後側リンク5b及びセクタギア8の間には、水平方向に延びる帯状の連結リンク9が配設されていて、一端側が支軸Sh6で後側リンク5bの上端に、他端側が支軸Sh7で上記セクタギア8の車両後方側に回動可能に連結されている。
そして、アッパーフレーム3、ロアフレーム4、前側リンク5a及び後側リンク5bは平行リンクを構成していて、乗員が操作レバー6を操作すると、ピニオンギア7の回転に伴うセクタギア8の一方向の回転(右側からの側面視で時計回りの回転)に連動して前側リンク5a及び後側リンク5bが車両前方に同期して回動し、アッパーフレーム3がロアフレームに対し車両前方に移動しながら上昇する一方、セクタギア8の他方向の回転(右側からの側面視で反時計回りの回転)に連動して前側リンク5a及び後側リンク5bが車両後方に同期して回動し、アッパーフレーム3がロアフレーム4に対し車両後方に移動しながら下降するようになっている。
次に、上記のように構成された車両用シート1について乗員がシートクッション1bの高さを調整する場合について説明する。
まず、シートクッション1bを高くする場合、乗員が操作レバー6を操作すると、図3及び図4に示すように、車両用シート1を右側から見た側面視において、ピニオンギア7が反時計回りに回転し、当該ピニオンギア7の回転によりセクタギア8が渦巻きバネSpの付勢力の補助を受けながら時計回りに回転する。すると、セクタギア8が連結リンク9を介して後側リンク5bの上端を車両前方へ引っ張り、それに連動して、前側リンク5a及び後側リンク5bが車両前方に同期して回動し、アッパーフレーム3がロアフレーム4に対し車両前方に移動しながら上昇する。
このとき、複数の歯部8aがなす円弧の中心r1が、セクタギア8の回転中心r2より車両前方の斜め下側に偏位しているので、互いに噛み合うセクタギア8及びピニオンギア7の各々の歯部8a、7a間のバックラッシsは、アッパーフレーム3の上昇に伴い次第に大きくなる。
一方、シートクッション1bの位置を低くする場合、乗員が操作レバー6を操作すると、車両用シート1を右側から見た側面視において、ピニオンギア7が時計回りに回転し、当該ピニオンギア7の回転によりセクタギア8が渦巻きバネSpの付勢力に抗して反時計回りに回転する。すると、セクタギア8が連結リンク9を介して後側リンク5bの上端を車両後方へ押して、それに連動して、前側リンク5a及び後側リンク5bが車両後方に同期して回動し、アッパーフレーム3がロアフレーム4に対し車両後方に移動しながら下降する。
このとき、複数の歯部8aがなす円弧の中心r1が、セクタギア8の回転中心r2より車両前方の斜め下側に偏位しているので、互いに噛み合うセクタギア8及びピニオンギア7の各々の歯部8a、7a間のバックラッシsは、アッパーフレーム3の下降に伴い次第に小さくなる。したがって、アッパーフレーム3が下降している状態で乗員がシートクッション1bに着座する場合、セクタギア8及びピニオンギア7の各々の歯部8a、7a間のバックラッシsが小さいので、乗員の荷重で前側リンク5a及び後側リンク5bに回動方向の力が加わって当該前側リンク5a及び後側リンク5bに連結されたセクタギア8が回転しても、セクタギア8の歯部8aがピニオンギア7の歯部7aに接触する際の衝撃が小さくなり、異音を小さくすることができる。また、特許文献1の如き補助ギアや弾性材を設ける必要がないので、部品コストや組付コストが嵩まない。さらに、構造がシンプルなので、経年変化等による部品の早期劣化を極力抑え、滑らかな駆動を長期間維持することができる。
また、アッパーフレーム3の下降に伴うバックラッシsを次第に小さくするために、セクタギア8の複数の歯部8aがなす円弧の中心r1からずれた位置を回転中心r2として当該セクタギア8をアッパーフレーム3に取り付けるだけなので、部品点数を増やすことなく、コストが嵩まない車両用シート1にすることができる。
《発明の実施形態2》
図7及び図8は、本発明の実施形態2に係る車両用シート1を示す。この実施形態2では、セクタギア8の形状が実施形態1と異なっているだけで、その他は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と異なる部分のみを詳細に説明する。
図7及び図8に示すように、セクタギア8の各歯部8aのピッチpは、アッパーフレーム3の下降に伴い次第に小さくなるように設定されていて、互いに噛み合うセクタギア8及びピニオンギア7の各々の歯部8a、7a間のバックラッシsは、アッパーフレーム3の下降に伴い次第に小さくなる。したがって、アッパーフレームが下降している状態で乗員がシートクッションに着座しても、実施形態1と同様に、異音を小さくして乗員の使用感をよくすることができる。
《発明の実施形態3》
図9及び図10は、本発明の実施形態3に係る車両用シート1を示す。この実施形態2では、セクタギア8の形状が実施形態1と異なっているだけで、その他は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と異なる部分のみを詳細に説明する。
図9及び図10に示すように、セクタギア8の各歯部8dの歯厚wは、アッパーフレーム3の下降に伴い次第に大きくなるように形成されていて、互いに噛み合うセクタギア8及びピニオンギア7の各々の歯部8a、7a間のバックラッシsは、アッパーフレーム3の下降に伴い次第に小さくなる。したがって、したがって、アッパーフレームが下降している状態で乗員がシートクッションに着座しても、異音を小さくして乗員の使用感をよくすることができ、しかも、セクタギア8の各歯部8dの歯厚wがアッパーフレーム3の下降に伴い次第に大きくなるので、セクタギア8及びピニオンギア7の各々の歯部8d、7a間のバックラッシsが小さくなる箇所における上記セクタギア8の歯部8dの剛性が高くなり、当該箇所の経年変化等による早期劣化を極力抑えることができる。
尚、本実施形態1〜3では、操作レバー6を手動で操作することによりピニオンギア7を回転させる構造としたが、これに限らず、ピニオンギア7が電動で回転する構造のものであってもよい。
また、本実施形態1〜3では、ピニオンギア、セクタギア8及び連結リンク9が車両右側のサイドフレーム32に取り付けられているが、車両左側のサイドフレーム32に取り付ける構造であってもよい。
また、本実施形態1〜3では、セクタギア8が後側リンク5bの上端に連結されているが、前側リンク5aの上端に連結する構造であってもよい。
本発明は、乗員が着座するシートクッションを上下動させることが可能な車両用シートに適している。
1 車両用シート
1b シートクッション
3 アッパーフレーム
4 ロアフレーム
5a 前側リンク
5b 後側リンク
6 操作レバー(操作手段)
7 ピニオンギア
7a 歯部
8 セクタギア
8a 歯部
8d 歯部
s バックラッシ
r1 円弧の中心
r2 回転中心
p ピッチ
w 歯厚

Claims (4)

  1. 乗員が着座するシートクッションと、
    該シートクッションの骨格をなすアッパーフレームと、
    上記アッパーフレーム下方に対応するように床面に設けられたロアフレームと、
    上記アッパーフレーム及びロアフレームの車幅方向両サイドでそれぞれ車両前後方向に離間して配置され、一端が上記アッパーフレームに回動可能に取り付けられるとともに他端が上記ロアフレームに回動可能に取り付けられた一対の前側リンク及び後側リンクと、
    上記アッパーフレームに回転可能に取り付けられたピニオンギアと、
    乗員の操作により上記ピニオンギアを回転させる操作手段と、
    上記アッパーフレームに回転可能に取り付けられるとともに上記前側リンク又は後側リンクの上端に連結され、外周に上記ピニオンギアに噛み合う複数の歯部が円弧状に並列されたセクタギアとを備え、
    上記ピニオンギアの回転に伴うセクタギアの一方向の回転に連動して上記前側リンク及び後側リンクが車両前方に同期して回動し、上記アッパーフレームが上記ロアフレームに対し車両前方に移動しながら上昇する一方、上記セクタギアの他方向の回転に連動して上記前側リンク及び後側リンクが車両後方に同期して回動し、上記アッパーフレームが上記ロアフレームに対し車両後方に移動しながら下降するように構成された車両用シートであって、
    互いに噛み合う上記セクタギア及び上記ピニオンギアの各々の歯部間のバックラッシは、上記アッパーフレームの下降に伴い次第に小さくなるように設定されていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    上記セクタギアの複数の歯部がなす円弧の中心は、当該セクタギアの回転中心に対しバックラッシが上記アッパーフレームの下降に伴い次第に小さくなるように偏位していることを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    上記セクタギアの各歯部間のピッチは、上記アッパーフレームの下降に伴い次第に小さくなるように形成されていることを特徴とする車両用シート。
  4. 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    上記セクタギアの各歯部の歯厚は、上記アッパーフレームの下降に伴い次第に大きくなるように形成されていることを特徴とする車両用シート。
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