JP2008149859A - 車両用シート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートクッションフレームとシートバックフレームの相対位置が変化した場合でも、シートクッションスプリングの長さを維持して着座者に対する着座性を良好に維持できる車両用シート装置を得る。
【解決手段】シートクッションスプリング140の後端が取り付けられる後側保持パイプ134と、前端が取り付けられる前側保持パイプ136とは、突出部132及びリンク144を介して連結されている。シートクッション106のリクライニング時の回動中心と、後側保持パイプ134とが異なる位置に設定されており、シートバックフレーム110のリクライニング動作で後側保持パイプ134が移動するが、リンク144によって前側保持パイプ136との間隔が維持されるので、シートクッションスプリング140の長さも一定に維持できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用シート装置に関する。
車両に備えられるシート(車両用シート)には、たとえば特許文献1に示されるように、シートバックをシートバック下部とシートバック上部とに上下分割し、シートバック下部のリクライニング角度に応じて、シートクッションを前後方向に移動させることで、快適な運転姿勢を取ることができるようにされたものがある。
ところで一般に、車両用シート装置のシートクッション内には、シートクッションスプリングが配置される。ところが、シートクッションスプリングの前端をシートクッションフレームに取り付け、後端をシートバックフレームに取り付けてしまうと、上記したようなシートクッションの前後移動等でシートクッションフレームとシートバックフレームの相対位置が変化したときに、シートクッションスプリングの前端の取付部分と後端の取付部分の距離も変化してしまう。このため、シートクッションスプリングの長さも変化し、着座者に対する弾性力も変化して、着座性が低下する。
特開2005−52433号公報
本発明は上記事実を考慮し、シートクッションフレームとシートバックフレームの相対位置が変化した場合でも、シートクッションスプリングの長さを維持して着座者に対する着座性を良好に維持できる車両用シート装置を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、車両用シートのシートクッションを構成するシートクッションフレームと、車両用シートのシートバックを構成すると共にシートクッションフレームに対して回動してリクライニング可能とされたシートバックフレームと、前記シートクッション内に配置されるシートクッションスプリングと、前記シートバックフレームに設けられ前記シートクッションスプリングの後端が取り付けられる第一取付部材と、前記シートクッションフレームに設けられ前記シートクッションスプリングの前端が取り付けられる第二取付部材と、前記第一取付部材と前記第二取付部材との間隔を維持する間隔維持手段と、を有することを特徴とする。
本発明では、シートクッションスプリングの後端が、シートバックフレームに設けられた第一取付部材に取り付けられ、前端が、シートクッションフレームに設けられた第二取付部材に取り付けられている。ここで、シートクッションフレームに対してシートバックフレームが回動して、これらの相対位置が変化しても、第一取付部材と第二取付部材の間隔は、間隔維持手段によって維持される。このため、シートクッションスプリングの後端と前端の長さも維持される。着座者に対する弾性力も変化しないので、着座性を良好に維持できる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記シートクッションスプリングの後端が、前記シートバックフレームの回動中心と異なる位置で前記第一取付部材に取り付けられていることを特徴とする。
このように、シートクッションスプリングの後端をシートバックフレームの回動中心と異なる位置で第一取付部材に取り付けることで、シートクッションスプリングの配置の自由度や、シートバックフレームの設計の自由度が増す。
また、この構成において、シートクッションスプリングの前端をたとえばシートクッションフレームに固定してしまうと、シートクッションスプリングの後端はシートクッションスプリングの回動に伴って移動するので、シートクッションスプリングの後端と前端の長さも変化してしまう。しかし、本発明では、第一取付部材と第二取付部材の間隔が間隔維持手段によって維持されるので、シートクッションスプリングの後端と前端の長さも維持される。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明において、前記間隔維持手段が、前記第一取付部材と前記第二取付部材とを連結する連結部材を有することを特徴とする。
このように、連結部材を有する簡単な構造で、間隔維持手段を構成して、第一取付部材と第二取付部材との間隔を維持できるようになる。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記シートバックフレームに、シートバックフレームの回動中心点を中心として下に向かって一定の曲率で湾曲し、前記シートクッションスプリングの後端部分を上側から押圧する湾曲板、が設けられていることを特徴とする。
したがって、シートクッションスプリングの後端部分は湾曲板で押されて、シートバックフレームの回動中心点を中心として湾曲される。これにより、シートクッションスプリングの後端部分がシートバックフレームと滑らかに接続されるので、着座者の着座感を向上させることができる。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の発明において、前記湾曲板と前記シートクッションスプリングとの接触部分の前側端部が、湾曲板の前端よりもシートバックフレーム側に位置していることを特徴とする。
したがって、シートクッションスプリングは、湾曲板との接触部分の前端(以下、これを「離点」という)よりも前側では湾曲板との接触部分に対する接線として直線状となり、離点よりも後側では湾曲板に沿って所定の曲率で湾曲する。離点では、シートクッションスプリングの直線部分と湾曲部分とが段差無く滑らかに連続するので、着座者の着座感を向上させることができる。
シートバックフレームの前傾時にはシートクッションスプリングが湾曲板に押されて、シートバックフレームの回動中心を中心とする円弧状に湾曲する。また、シートバックフレームの後傾時には、湾曲板がシートクッションスプリングから離れるので、シートクッションスプリングは直線状になる。いずれの場合でも、シートクッションスプリングとシートバックフレームとの段差を少なくすることが可能となる。
本発明は上記構成としたので、シートクッションフレームとシートバックフレームの相対位置が変化した場合でも、シートクッションスプリングの長さを維持して着座者に対する着座性を良好に維持できる。
図1及び図3には、本発明の第1実施形態の車両用シート装置102の内部構造が概略的に示されている。また、図2及び図4には、この車両用シート装置102の外観形状が概略的に示されている。なお、図面において、車両前方を矢印FRで、車幅方向を矢印Wで、上方を矢印UPで示す。車両用シート装置のなかには、上下方向の回転中心周りに回転可能とされたものもあり、回転によって車両前方と車両用シート装置の前方とが一致しなくなることもあるが、ここでは便宜上、車両用シート装置102は車両前方を向いて設置されているとして説明する。
図2及び図4に示すように、車両用シート装置102は、シートクッション104とシートバック106とを備えており、後に詳述するように、シートバック106がシートクッション104に対してリクライニングする構成である。図3及び図4は、図1及び図2の状態からシートバック106が傾斜(後傾)してリクライニング角度が増した状態を示している。
シートクッション104内にはシートクッションフレーム108が、シートバック106内にはシートバックフレーム110がそれぞれ備えられて、形状を維持できるようになっている。
シートクッションフレーム108は、車幅方向に一定の間隔をあけて平行に配置される一対のシートクッションサイドフレーム112を有している。これに対し、シートバックフレーム110は、略逆U字状に形成されており、上端において略水平に配置されるシートバックトップフレーム114と、このシートバックトップフレーム114の両端からシートクッションフレーム108の後部に向けて延出された、一対の平行なシートバックサイドフレーム116と、を有している。シートバックサイドフレーム116は、着座者の上体の形状に合わせて、所定位置で湾曲されている。
さらに、シートバックフレーム110の下部には、円弧部118が形成されている。この円弧部118は、車両用シート装置102に対してあらかじめ想定された想定回動中心点DP1を中心とする円弧状に形成されている。以下、この想定回動中心点DP1について説明する。
図8に詳細に示すように、シートバック106がリクライニングにより後傾するとき、着座者SPの上体の回動中心点を考える。このとき、回動中心点は、着座者の体型や姿勢等に応じて異なった位置となる。ここで、本実施形態では、複数の着座者の平均を取ることで、想定回動中心点DP1が設定されている。したがって、想定回動中心点DP1としては、着座者のヒップポイントや坐骨結節の位置の平均を挙げることができる。特に本実施形態では、着座者のヒップポイントの平均位置を想定回動中心点DP1としている。そして、図5〜図7にも示すように、このようにして設定された想定回動中心点DP1を中心として円弧状になるように、円弧部118が形成されている。
また、図1、図3及び図7に詳細に示すように、シートクッションフレーム108のそれぞれの後部には、想定回動中心点DP1を中心とする円弧状の長孔120が形成されている。これに対し、シートバックフレーム110のそれぞれには、長孔120内に一定間隔をあけて収容されるピン122が、1つのシートバックフレーム110あたり2つずつ設けられている。したがって、長孔120内をピン122が相対移動(摺動)することで、円弧部118は想定回動中心点DP1を中心として回動する。そしてこの円弧部118の回動により、シートバックフレーム110も、図1及び図5に示す通常姿勢と、図3及び図6に示すリクライニング姿勢との間を移動する。なお、ピン122の位置は、このようにシートクッションフレーム108が通常位置とリクライニング位置との間を移動可能となるように、長孔120との関係において決められている。
シートクッションフレーム108の円弧部118のそれぞれには、想定回動中心点DP1を中心とする外歯が形成されたシートバックフレーム側ギヤ124が取り付けられている。また、シートクッションサイドフレーム112のそれぞれにはシートクッションフレーム側ギヤ126が回転可能に取り付けられており、その歯がシートバックフレーム側ギヤ124の外歯と噛み合っている。それぞれのシートクッションフレーム側ギヤ126は、車幅方向に延在する駆動力伝達ロッド128で連結されており、一体的に回転するようになっている。
さらに、図1及び図3に示すように、シートクッションサイドフレーム112の一方にはシートバックフレーム側ギヤ124を回転駆動するモータ130が取り付けられている。したがって、モータ130が回転すると、2つのシートクッションフレーム側ギヤ126が一体的に回転し、このシートクッションフレーム側ギヤ126と噛み合ったシートバックフレーム側ギヤ124も想定回動中心点DP1を中心として回転する。これにより、モータ130の回転駆動力を利用して、円弧部118を想定回動中心点DP1回りに回動させることができる。
図5〜図7に示すように、シートバックフレーム110の円弧部118からは、下方に向かって突出部132が突出されており、円弧部118と突出部132との境界部分(下側のピン122の近傍)の間に、後側保持パイプ134が掛け渡されている。図1及び図3に示すように、後側保持パイプ134には、シートクッション104内に配置されて、シートクッション104のクッションパッド148(図2及び図4参照)を内側から弾性的に支持するシートクッションスプリング140の後端が取り付けられている。このように、後側保持パイプ134を設けてシートクッションスプリング140の後端を取り付けるようにしたので、たとえば、シートバックフレーム110にシートバック106のリクライニング時の回動中心となるシャフトを設け(シャフトの位置は固定されている)、このシャフトにシートクッションスプリング140の後端を取り付けた構成と比較して、シートクッションスプリング140の配置の自由度が高くなっている。
これに対し、シートクッションサイドフレーム112のそれぞれの前端近傍には、前後方向に沿ってパイプ摺動スリット138が形成されており、2つのパイプ摺動スリット138に前側保持パイプ136の端部がそれぞれ収容されている。そして、前側保持パイプ136は、パイプ摺動スリット138内を摺動して、前後方向に移動可能とされている。前側保持パイプ136には、シートクッションスプリング140の前端が取り付けられている。
突出部132の突出端近傍と前側保持パイプ136とは、リンク144で連結されており、これらの間隔が常に一定に維持されるようになっている。したがって、後側保持パイプ134と前側保持パイプ136とは、突出部132とリンク144によって、これらの間隔が一定になるように連結されていることになる。たとえば、シートクッションフレーム108の傾斜角度が前傾あるいは後傾によって変化すると、後側保持パイプ134の位置も変化するが、これに対応して前側保持パイプ136も前後にスライドして、後側保持パイプ134と前側保持パイプ136との間隔が常に一定に維持される。
図5及び図6に示すように、ぞれぞれのシートクッションフレーム108の円弧部118には、シートクッションスプリング押圧板146が取り付けられている。シートクッションスプリング押圧板146は、想定回動中心点DP1を中心とする円弧状に形成された押圧片146Pを有している。押圧片146Pの位置は、図5に示すように、シートクッションスプリング140と押圧片146Pの接触部分と離間部分との境界点(以下、離点PPという)は、押圧片146Pの前端よりもシートバックフレーム110側、すなわち押圧片146Pの前端よりも後方に位置している。
シートバックフレーム110の通常状態では、離点PPが相対的に前方へと移動し、シートクッションスプリング140の後部を押圧して円弧状に撓ませている。これに対し、図6に示すように、シートバックフレーム110の後傾状態では、離点PPが相対的に後方へと移動し、押圧片146Pの前部がシートクッションスプリング140から徐々に離間していくように設定されている。押圧片146Pとシートクッションスプリング140との離点PPよりも前方側ではシートクッションスプリング140が押圧片146Pとの接触部分に対する接線として直線状となり、後方側では想定回動中心点DP1を中心として円弧状に湾曲している。そして、シートクッションスプリング140は、離点PPよりも前方側で直線状となった部分と、離点PPよりも後方側で円弧状に湾曲した部分とが、離点PPにおいて滑らかに、すなわち急激に屈曲することなく連続していることになる。
図2及び図4に示すように、シートクッションフレーム108及びシートバックフレーム110には、それぞれ、クッションパッド148及びバックパッド150が装着されて固定されている。さらに、クッションパッド148とバックパッド150の間には、中間パッド152が配置され、クッションパッド148に固定されている。中間パッド152は、伸縮可能に形成されており、クッションパッド148とバックパッド150との距離が変化すると、この変化を吸収して、クッションパッド148とバックパッド150との間に隙間が生じないようになっている。
このような構成とされた本実施形態の車両用シート装置102では、自動車の運転等をする場合には、図1、図2及び図5に示すように、シートバック106(シートバックフレーム110)の傾斜角度が小さい通常状態となる。この状態から、モータ130を回転駆動すると、図3、図4及び図6に示すように、シートクッションフレーム側ギヤ126が回転し、これに噛み合ったシートバックフレーム側ギヤ124も回転するので、円弧部118が想定回動中心点DP1を中心として回動し、シートバックフレーム110も後方に傾斜する。すなわち、モータ130を回転駆動することで、シートバック106の傾斜角度を増大させて、リクライニング状態とすることができる。
このとき、上記説明から分かるように、本実施形態では、シートバック106が、想定回動中心点DP1を中心として回動しつつ後方へと傾斜する。すなわち、リクライニング姿勢を取るときの着座者の上体の挙動の回動中心、換言すれば、着座者の上体が後傾するときの回動中心を基準にしてシートバック106が後方へと傾斜するので、リクライニング時の着座者の上体の動きにシートバック106が追従することになる。したがって、シートバック106の傾斜角度の増大に伴う着座者とシートバック106との相対位置のズレが少なくなり、たとえば着座者の背中とシートバック106との間にいわゆる折れが生じたり、着座者の衣服がシートバック106との摩擦で不用意に引っ張られたりすることがなくなる。そして、着座者は、シートバック106の傾斜角度が増大する場合においても、快適な着座姿勢をとることが可能になる。
また、バックパッド150は、着座者の上体とのズレを考慮する必要がないので、着座者の上体により適合した形状とすることができ、着座者に対するフィット感、サポート感を向上させることができる。
シートバック106の傾斜角度が変化すると、後側保持パイプ134の位置も変化する。ここで、本実施形態では、図5及び図6に示したように、突出部132の突出端近傍と前側保持パイプ136とは、リンク144で連結されているので、前側保持パイプ136も前後にスライドして、後側保持パイプ134と前側保持パイプ136との間隔が常に一定に維持される。したがって、後側保持パイプ134と前側保持パイプ136のそれぞれに取り付けられたシートクッションスプリング140の長さも一定に維持できる。これにより、シートクッションスプリング140の弾性力、すなわちシートクッションスプリング140がクッションパッド148に作用させる張力も一定に維持される。
また、本実施形態では、図5及び図6から分かるように、シートバック106の通常状態あるいは前傾時には、シートクッションスプリング押圧板146の押圧片146Pがシートクッションスプリング140の後部を押圧して円弧状に撓ませている。そして、シートバックフレーム110の後傾に伴って、シートクッションスプリング144の押圧片146Pとの接触部分の前端(離点PP)が相対的に徐々に後方へと移動し。押圧片146Pの前部がシートクッションスプリング140から離間する。このため、シートクッションスプリング140は、離点PPにおいて滑らかに、すなわち急激に屈曲することなく円弧部118と滑らかに連続する。これにより、本実施形態では、シートバック106の前傾時及び後傾時の双方において、シートクッションスプリング140が連続することになるので、クッションパッド148を所望の形状に維持することができる。
なお、上記では、本発明の間隔維持手段としてリンク144を有する構造を挙げたが、後側保持パイプ134と前側保持パイプ136との間隔を維持することができれば、間隔維持手段の構成はこれに限定されない。たとえば、前側保持パイプ136を車両前後方向に移動するための移動手段(一例としてモータ等)を設け、後側保持パイプ134の位置をセンサ等で検出して前側保持パイプ136を前後方向に移動させて、後側保持パイプ134と前側保持パイプ136との間隔を維持する構成でもよい。上記実施形態のようにリンク144を用いると、簡単は構成で確実に間隔を維持できる。
また、本発明の適用対象も、上記のように、第一取付部材(シートクッションスプリング140の後端が取り付けられる部材)が、後側保持パイプ136であるものに限定されない。要するに、シートバックとシートクッションとの相対位置変化(シートバックのリクライニングはその一例である)に伴って第一取付部材が移動するような場合に適用することで、第一取付部材と第二取付部材(シートクッションスプリング140の前端が取り付けられる部材)との間隔を維持できる。
本発明の第一実施形態の車両用シート装置の内部構造を通常状態で示す概略斜視図である。 本発明の第一実施形態の車両用シート装置の外観形状を通常状態で示す概略斜視図である。 本発明の第一実施形態の車両用シート装置の内部構造をリクライニング状態で示す概略斜視図である。 本発明の第一実施形態の車両用シート装置の外観形状をリクライニング状態で示す概略斜視図である。 本発明の第一実施形態の車両用シート装置の内部構造を通常状態で示す一部破断側面図である。 本発明の第一実施形態の車両用シート装置の内部構造をリクライニング状態で示す一部破断側面図である。 本発明の第一実施形態の車両用シート装置を円弧部の近傍で拡大して示す一部破断側面図である。 本発明の第一実施形態の車両用シート装置においてシートバックとその回動中心との関係を示す説明図である。
符号の説明
102 車両用シート装置
104 シートクッション
106 シートバック
108 シートクッションフレーム
110 シートバックフレーム
112 シートクッションサイドフレーム
114 シートバックトップフレーム
116 シートバックサイドフレーム
118 円弧部
120 長孔
122 ピン
124 シートバックフレーム側ギヤ
126 シートクッションフレーム側ギヤ
128 駆動力伝達ロッド
130 モータ
132 突出部
134 後側保持パイプ(第一取付部材)
136 前側保持パイプ(第二取付部材)
138 パイプ摺動スリット
140 シートクッションスプリング
144 リンク(連結部材、間隔維持手段)
146 シートクッションスプリング押圧板(湾曲板)
146P 押圧片
148 クッションパッド
150 バックパッド
152 中間パッド

Claims (5)

  1. 車両用シートのシートクッションを構成するシートクッションフレームと、
    車両用シートのシートバックを構成すると共にシートクッションフレームに対して回動してリクライニング可能とされたシートバックフレームと、
    前記シートクッション内に配置されるシートクッションスプリングと、
    前記シートバックフレームに設けられ前記シートクッションスプリングの後端が取り付けられる第一取付部材と、
    前記シートクッションフレームに設けられ前記シートクッションスプリングの前端が取り付けられる第二取付部材と、
    前記第一取付部材と前記第二取付部材との間隔を維持する間隔維持手段と、
    を有することを特徴とする車両用シート装置。
  2. 前記シートクッションスプリングの後端が、前記シートバックフレームの回動中心と異なる位置で前記第一取付部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート装置。
  3. 前記間隔維持手段が、前記第一取付部材と前記第二取付部材とを連結する連結部材を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用シート装置。
  4. 前記シートバックフレームに、シートバックフレームの回動中心点を中心として下に向かって一定の曲率で湾曲し、前記シートクッションスプリングの後端部分を上側から押圧する湾曲板、
    が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用シート装置。
  5. 前記湾曲板と前記シートクッションスプリングとの接触部分の前側端部が、湾曲板の前端よりもシートバックフレーム側に位置していることを特徴とする請求項4に記載の車両用シート装置。
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