JP2009154640A - 起倒式ヘッドレスト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】急激な起倒動作を抑え、安定的な起倒動作を行える電動式の起倒式ヘッドレスト装置を提供する。
【解決手段】車両シートのシートバック12上部に設けられた起倒式ヘッドレスト装置であって、表皮とクッションとを有するヘッドレスト13を支持して動作させるヘッドレストステイ15と、ヘッドレストステイ15一端部を装着してヘッドレストステイ15を上下移動及び起倒動作させるヘッドレスト作動装置16と、ヘッドレスト作動装置16を駆動させるモーターASSY17とを備え、ヘッドレスト作動装置16は、モーターASSY17から伝達される回転運動を上下運動に変える変換部と、変換された上下運動によりヘッドレストステイ15を上下移動及び起倒動作に連動させる連動部とを有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両シートのシートバック上部に取り付けられるヘッドレスト装置であって、特に起倒可能な起倒式ヘッドレスト装置に関するものである。
車両シートの背もたれであるシートバックの上部に取り付けられているヘッドレスト装置は、座席乗員の頭部や頚部を保護するものであり、特に後続車から受ける追突の際に頭部や頚部へ起こる衝撃を緩和するものである。
追突事故によるムチウチ症発生に対処すべく、ヘッドレスト装置にも種々の改良が加えられている。例えば追突を受けたときに、シートバックに沈み込む乗員からの圧力によりヘッドレストを前方に移動させて乗員の頭部を支持するアクティブヘッドレスト装置(特許文献1参照)や、車両の衝突が予知もしくは検知されたときに、乗員の頭部に対する拘束性を高めるプリクラッシュ対応ヘッドレスト装置(特許文献2参照)などが開示されている。
しかしながらこのようなヘッドレスト装置も着座する乗員がいないときは、後部の座席に着座する者の前方視界を妨げる障害物となっている。特に狭い空間である車両内部では後部座席の乗員の前方視界を確保したいという要望がある。
このような要望に対し、ヘッドレストの支持ステーを起倒自在とする車両用電動ヘッドレスト装置が開示されている(特許文献3参照)。
特開2005−104259号公報 特開2006−27593号公報 特公平6−20852号公報
上記特許文献3に開示されたヘッドレスト装置は、ヘッドレストステイを下から樹脂ピースにより支持すると共に、この樹脂ピースをレール内で上下動させ、さらにレールの上部湾曲部で摺動回転させることでヘッドレストを前方に倒すものである。
そのためヘッドレストの重量により摺動回転が急激におこなわれ、ヘッドレストの起倒動作も急激になるおそれがある。そのため使用頻度を重ねることにより装置の損傷や摩耗も起こりやすくなる。
本発明は、急激な起倒動作を抑え、安定的な起倒動作を行える電動式の起倒式ヘッドレスト装置を提供することを目的とする。
本発明は、ヘッドレストの起倒動作を駆動装置から変換された上下運動に連動させることに工夫することで、急激な起倒動作とならず、安定的なヘッドレストの起倒を達成するものである。
すなわち、前記目的を達成するために本発明が提案するものは、車両シートのシートバック上部に設けられた起倒式ヘッドレスト装置であって、表皮とクッションとを有するヘッドレストを支持して動作させるヘッドレスト支持部材と、該ヘッドレスト支持部材の一端部を装着して前記ヘッドレスト支持部材を上下移動及び起倒動作させるヘッドレスト作動手段と、該ヘッドレスト作動手段を駆動させる駆動手段とを備え、前記ヘッドレスト作動手段は、前記駆動手段から伝達される回転運動を上下運動に変える変換部と、変換された上下運動により前記ヘッドレスト支持部材を上下移動及び起倒動作に連動させる連動部とを有することを特徴とする起倒式ヘッドレスト装置である。
このようにヘッドレスト作動手段により、ヘッドレスト支持部材を変換された上下運動に連動されて上下移動及び起倒動作させるので、急激なヘッドレストの起倒を防止することができる。そのため安定したヘッドレストの起倒使用ができ、ヘッドレスト装置を含む車両シートの損傷も防止することができる。
また前記連動部は、第1の回動軸と、該第1の回動軸と連結部材で連結された第2の回動軸とを有し、前記第1の回動軸と第2の回動軸は、前記変換部で変換された前記上下運動により、それぞれ設けられた案内溝に沿って上下移動することにより前記ヘッドレスト支持部材を上下移動させ、さらに上下移動の上端位置において前記第1の回動軸の移動を規制し、前記第2の回動軸を前記第1の回動軸の前記上端位置を中心にして案内溝に沿った回動をさせることにより前記ヘッドレスト支持部材を起倒動作させることができる。
さらに案内溝に沿った回動をすることで、ヘッドレストの急激な起倒動作を抑えるものである。
また前記第1の回動軸が移動する第1の案内溝と、前記第2の回動軸が移動する第2の案内溝とは、それぞれ同じ長さの平行な上下方向の直線溝を有するとともに、更に前記第2の案内溝のみ前記第1の案内溝の上端部を中心とする円弧状の案内溝が付加されているので、前記第2の回動軸を前記第1の回動軸を中心にした案内溝に沿って回動させることにより前記ヘッドレスト支持部材を起倒動作させることができる。
前記連動部は、更に前記第1の回動軸が移動を規制された位置を保持するための位置規制弾性部材を有するようにすることで、例えば自重等により第1の回動軸が規制位置より下降してしまうのを抑えることができる。
このような位置規制弾性部材は、線状の弾性部材または樹脂性の弾性部材を使用することができる。例えば、ワイヤで構成した係止部材、樹脂性の弾性部材を第1の回動軸と嵌合し、枢設可能とするようにしてもよい。
本発明によれば、ヘッドレストの起倒動作を駆動装置の回転装置から変換された上下運動に連動させるので、ヘッドレストの急激な起倒動作を抑えることができる。したがって安定的な動作を確保した起倒式ヘッドレストを提供することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施の形態を説明する。
図1(a)はヘッドレスト装置の構造前方斜視図、同(b)はヘッドレスト装置の内部構造後方斜視図である。
図1(a)(b)に示すように、本発明に係るヘッドレスト装置は、車両シートのバックシート12の上部に設けられるヘッドレスト13と、このヘッドレスト13を支持して動作をさせるヘッドレスト支持部材のヘッドレストステイ15と、このヘッドレストステイ15を上下動作及び起倒動作するヘッドレスト作動手段であるヘッドレスト作動装置16と、ヘッドレスト作動装置16を駆動させる駆動手段のモーターASSY(アッセンブリ)17とを備えてなるものである。
車両シートの背もたれ部であるシートバック12は、表皮とクッション(両者図示せず)とその内部にあるメインフレーム18を有するものである。メインフレーム18は、略方形状の構造体であり、横長の下部フレーム21と、両端を下向きにするコ字形状のパイプ材である上部パイプ22と、下部フレーム21と上部パイプ22とにそれぞれ両端を接続する左右に位置する側部フレーム23a、23bとで構成されている。
ヘッドレスト13は、搭乗者の頭部や頚部を保護するもので、略直方体形状をなし、表皮とクッション(外縁のみ図示)と、ヘッドレスト13を支持するとともにヘッドレスト13を動作させるヘッドレストステイ15を有してなるものである。
ヘッドレストステイ15は、コ字形状のパイプ部材からなり、両側の足の途中でやや車両シート側に屈曲しているものである。ヘッドレストステイ15は両側の足の途中から端部までをヘッドレスト13から外部に出し、他はヘッドレスト13の内部に位置するようになっている。ヘッドレストステイ15の足の両端部は後述するヘッドレスト作動装置16の両側に位置するヘッドレストガイドブラケット26a、26bに挿着されている。ヘッドレストステイ15が車両シートの前方に起倒できるように上部パイプ22の前にヘッドレストステイ15が位置するように挿着される。
ヘッドレスト作動装置16は、その上部を上部パイプ22に取り付けられ、その下部を側部フレーム23a、23bに渡された2本の上横桟部材27a、下横桟部材27bのうちの上横桟部材27aに取り付けられている。そしてモーターASSY17は、上横桟部材27aと下横桟部材27とに取り付けられたモーター取付部材28に固着されている。
ヘッドレスト作動装置16は、縦長直方体の形状をなし、その両側にはヘッドレストステイの両足端部をそれぞれ挿着するヘッドレストガイドブラケット26a、26bが取り付けられている。また図1(a)に示すようにヘッドレスト作動装置16は、車両シート前部側の正面とその左右側面の3面体からなるガイドブラケット31と、図1(b)に示す背面側の正面下部に位置するリードブラケット32と、モーターASSY17の回転運動を受けて、モーター回転軸と直交して回転するシャフト33とを有している。
次に、図2を参照してヘッドレスト作動装置の構造を説明する。図2はシートバック12の背面側から見たヘッドレスト作動装置の分解斜視図である。
図2に示すように、ヘッドレスト作動装置16は、シートバック12の内部構造体であるメインフレーム18に取り付けられている。またヘッドレスト作動装置16を駆動させる駆動手段であるモーターASSY17もメインフレーム18の上部横桟27aと下部横桟27bとの間に設けたモーター取付部材28に固着されている。
ヘッドレスト作動装置16は、モーターASSY17の回転軸と直交して回転するシャフト33に、モーターASSY17の回転を伝達するギア装置35と、シャフトを回転可能に上部パイプ22に取り付けるシャフト支持部材36とを有している。そしてヘッドレスト作動装置16は、シャフト33の回転を受けて上下移動するナットASSY37と、ナットASSY37をその内側に取り付けた平断面がコ字形状の板部材であるリードブラケット32と、リードブラケット32の左右両側に設けたヘッドレストガイドブラケット26a、26bと、ヘッドレストガイドブラケット26aに装着されたピン41a及びピン42aと、ヘッドレストガイドブラケット26bに装着されたピン41b及び42bと、そしてピン41a、ピン41b、ピン42a及びピン42bを連結する連結ブラケット45を有している。この連結ブラケット45による連結により、ピン41aとピン41bとで第1の回動軸であるピンA46が構成され(ピン41aとピン41bとは連結ブラケット45を介して同軸となる)、またピン42aとピン42bとで第2の回動軸であるピンB47(ピン42aとピン42bとは連結ブラケット45を介して同軸となる)が構成される。そしてピンA46とピンB47もまた連結ブラケット45で連結されている。
ピンA46とピンB47とは、その真ん中に連結ブラケット45を有し、両端部をガイドブラケット31の左右側面にそれぞれ形成した案内溝51a、51b、52a、52bに挿通して、さらにヘッドレストガイドブラケット26a、26bが取り付けられている。ピンA46が挿通される案内溝51a、51bには位置規制弾性部材である線材のストッパースプリング55が設けられている。ガイドブラケット31の左側面(車両シート背面側から視認)にはピンAが挿入される案内溝51a、ピンBが挿入される案内溝52aがそれぞれ形成され、ガイドブラケット31の右側面(車両シート背面側から視認)にはピンAが挿入される案内溝51b、ピンB47が挿入される案内溝52bがそれぞれ形成されている。
案内溝51(51a、51b)は直線状の斜め上下方向の溝であり、案内溝52(51a、52b)は案内溝51(51a、51b)とそれぞれ平行で長さが略等しい直線状の斜め上下方向の溝に、さらに円弧状の溝が付加形成されている。案内溝52(51a、52b)に形成されるこの円弧状の溝は、案内溝51(51a、51b)の上端位置を中心とする円弧になっている。そして上記したストッパースプリング55が案内溝51(51a、51b)に係合されていて、ピンA46が案内溝51(51a、51b)の上端位置に達したときにピンA46をその上端位置で保持、係止するようになっている。
なお上記したギア装置35及びシャフト33とで変換部を構成し、またナットASSY37、リードブラケット32、連結ブラケット45、ピンA46及びピンB47、ヘッドレストガイドブラケット26a、26bとで連動部を構成している。
次にヘッドレスト13の上下移動について、図3を参照して説明する。図3(a)はヘッドレスト13が下端位置にあるときの側面図(車両シート背面側から視認した左側面図)、同(b)はヘッドレスト13が上端位置にあるときの側面図(車両シート背面側から視認した左側面図)である。
図3(a)に示すように、ピンA46は案内溝51aの最下端に位置し、ピンB47は案内溝52aの最下端にそれぞれ位置している。ピンA46とピンB47とは上記したように連結ブラケット45にて連結され(図3(a)(b)では連結ブラケット45は現れていない)、さらにピンB47はリードブラケット32に形成されている開口穴に係合されている。これによりリードブラケット32の上下移動にともなってピンB47、さらにピンA46が上下移動することができる。すなわち図2で示したように、モーターASSY17の回転運動がギア装置35によりシャフト33の回転になり、このシャフト33に歯合するナットASSY37を組み込んだリードブラケット32の上下移動につながっていくことになっている。
図3(b)に示すように、リードブラケット32の上昇移動にともなって、ピンB47がガイドブラケット31の案内溝52aに沿って、同じくピンA46がガイドブラケット31の案内溝51aに沿って斜め上に向けてそれぞれ平行に上昇する。このときピンA46及びピンB47の両端に取り付けられているヘッドレストガイドブラケット26a、26bにはヘッドレストステイ15の端部が挿着されているので、ヘッドレストステイ15に支持されるヘッドレスト13が上昇する。ヘッドレスト13が最上端位置にあるときは、ピンA46が案内溝51(51a、51b)の最上端に位置するときであり、このときピンA46は、ストッパースプリング55の屈曲した部分に当接され、弾性力を受けて係止される。
次にヘッドレスト13の起倒動作について図4を参照して説明する。図4はヘッドレストの起倒動作の説明図で、(a)はヘッドレストが起立状態にある側面図(車両シート背面側から視認した左側面図)、(b)はヘッドレストが倒置状態にある側面図(車両シート背面側から視認した左側面図)、(c)は第1の回動軸であるピンA及び第2の回動軸であるピンBの位置関係を示す拡大図である。なお右側面も同様であるので、以下は左側面から視認した状態で説明する。
図4(a)に示すように、ピンA46は案内溝51aの上端位置においてストッパースプリング55による弾性力を受けて係止されている。
そして図4(b)に示すように、リードブラケット32の上昇移動により、ピンB47は案内溝52aの上部に位置する円弧状の溝を、係止されて移動しないピンA46を中心にして円運動の一部である回動運動を行う。このピンB47の回動運動により、ヘッドレストガイドブラケット26a、26bに挿着されたヘッドレストステイ15及び、ヘッドレスト13がそれぞれ倒置する。ここでピンB47の回動運動は、リードブラケット32の上昇移動と連動しておこなわれるのでヘッドレスト13の急激な倒置を招くことはない。
図4(c)に示した位置にピンB47が達するときに、ヘッドレスト13の倒置が完了する。このときリードブラケット32の上昇移動も停止する。図4(c)ではピンA46がストッパースプリング55の屈曲部で弾性力を受けて係止されている。
ヘッドレスト13の倒置状態から起立状態へは、逆の動作となり、係止されているピンA46を中心にしてピンB47が円弧状の溝に沿って円運動である回動運動を行う。そしてピンB47の回動運動が終了すると、ヘッドレスト13は図4(a)に示す位置、すなわち起立状態になる。
そしてさらにリードブラケット32の下降移動に伴って、ピンB47は案内溝52aの直線部分を下降し、ピンA46はストッパースプリング55との係合が解除され、案内溝51aに沿って下降する。これによりヘッドレスト13が下降移動することになる。
図5は第1の回動軸であるピンAの移動規制を行う位置規制弾性部材の他の実施例を示す図で、(a)は全体図、(b)は部分拡大図である。図5に示すようにワイヤ等の線材であるストッパースプリング55にかえて樹脂製のストッパー部材61がガイド溝51aの上端に設けられている。ストッパー部材61はピンA46が挿入される凹部を有しており、樹脂の弾性力により挿入されたピンA46を押圧することで、その位置を保持するようになっている。これによりピンB47が案内溝52aの円弧状部分を移動するときは、ピンA46はその中心として位置が保持されるものである。またこの押圧力はピンB47の下降移動とともにピンA46が下降移動する際には解除される程度の押圧力となっている。なおストッパー部材61は弾性力を有し、回転中心の位置を保持できるものであれば、樹脂製にかぎるものではない。
図6は本発明のヘッドレスト装置の応用例を示す図であり、ヘッドレストステイ15の下端からケーブル線14を挿入してヘッドレスト13内に導入できるので、アクティブ化やプリクラッシュ化の各機構19をヘッドレスト13の内部に設けることができる。
図7は本発明に係るヘッドレスト装置の他の実施形態を示す図で、(a)はヘッドレスト装置の内部構造後方斜視図、(b)はヘッドレスト装置の内部構造背面図である。上記した実施形態と同機能のものは同じ符号を用いて説明する。
図7に示すように、駆動装置取付部材63にモーターASSY17や、ヘッドレスト作動装置16が一体的に取り付けられている点がその特徴である(図7(b)参照)。これによりモーターASSY17の回転運動が円滑にヘッドレスト作動装置16に伝達され、ヘッドレストステイ15の上下移動及び倒起動作も円滑に行われる。
図8〜図11はヘッドレスト装置の他の実施形態によるヘッドレスト13の上下移動および倒起動作を示すものである。
図8(a)(b)に示すようにリードブラケット32が下端位置にあり、ピンA46及びピンB47も同様に案内溝51a、52aの下端位置にある。
図9(a)(b)に示しよにリードブラケット32の上昇に伴い、ピンA46及びピンBも上昇移動し、案内溝51aの上端位置、案内溝52aの直線部分上端位置にそれぞれ達し、ヘッドレスト13も上端位置となっている。このとき図9(c)に示すようにピンA46はストッパースプリング55の屈曲部により弾性力を受けて係止され、当該位置を保持されている。
図10(a)(b)に示すように、ピンA46は上端位置に係止されていて、その上端位置を回転中心としてピンB47が案内溝52aの円弧状部分を移動する。これによりヘッドレストステイ15が倒置することになり、ヘッドレスト13も同じく倒置する。
図11(a)(b)に示すように、ピンB47の円運動の終了によりヘッドレストステイ15及びヘッドレスト13の倒置が完了する。なおヘッドレスト13の起立及び下降移動は、上記手順と逆に行うことで当初の下端位置に戻ることができる。
(a)はヘッドレスト装置の構造前方斜視図、(b)はヘッドレスト装置の内部構造後方斜視図。 ヘッドレスト作動装置の分解斜視図。 ヘッドレストの上下動作の説明図で、(a)はヘッドレストが下限位置にある側面図、(b)はヘッドレストが上限位置にある側面図である。 ヘッドレストの起倒動作の説明図で、(a)はヘッドレストが起立状態にある図、(b)はヘッドレストが倒置状態にある図、(c)は第1の回動軸であるピンA及び第2の回動軸であるピンBの位置関係を示す拡大図である。 第1の回動軸であるピンAの移動規制を行う位置規制弾性部材の他の実施例を示す図で、(a)は全体図、(b)は部分拡大図である。 本発明に係るヘッドレスト装置の応用例を示す断面図。 本発明に係るヘッドレスト装置の他の実施形態を示す図で、(a)はヘッドレスト装置の内部構造後方斜視図、(b)はヘッドレスト装置の内部構造背面図である。 本発明に係るヘッドレスト装置の他の実施形態の動作説明図で、(a)はヘッドレスト支持部材を下限位置にする断面図、(b)はその一部拡大断面図である。 同じく本発明に係るヘッドレスト装置の他の実施形態の動作説明図で、(a)はヘッドレスト支持部材を上限位置にする断面図、(b)はその一部拡大断面図、(c)はストッパー部材の拡大断面図である。 同じく本発明に係るヘッドレスト装置の他の実施形態の動作説明図で、(a)はヘッドレスト支持部材の起倒動作の途中においたときの断面図、(b)はその一部拡大断面図である。 同じく本発明に係るヘッドレスト装置の他の実施形態の動作説明図で、(a)はヘッドレスト支持部材を倒置したときの断面図、(b)はその一部拡大断面図である。
符号の説明
12 シートバック
13 ヘッドレスト
15 ヘッドレストステイ
17 モーターASSY
26a、26b ヘッドレストガイドブラケット
31 ガイドブラケット
32 リードブラケット
33 シャフト33
35 ギア装置
37 ナットASSY
45 連結ブラケット
46 ピンA
47 ピンB
51、52 案内溝

Claims (5)

  1. 車両シートのシートバック上部に設けられた起倒式ヘッドレスト装置であって、
    表皮とクッションとを有するヘッドレストを支持して動作させるヘッドレスト支持部材と、
    該ヘッドレスト支持部材の一端部を装着して前記ヘッドレスト支持部材を上下移動及び起倒動作させるヘッドレスト作動手段と、
    該ヘッドレスト作動手段を駆動させる駆動手段とを備え、
    前記ヘッドレスト作動手段は、前記駆動手段から伝達される回転運動を上下運動に変える変換部と、変換された上下運動により前記ヘッドレスト支持部材を上下移動及び起倒動作に連動させる連動部とを有することを特徴とする起倒式ヘッドレスト装置
  2. 前記連動部は、第1の回動軸と、該第1の回動軸と連結部材で連結された第2の回動軸とを有し、前記第1の回動軸と第2の回動軸は、前記変換部で変換された前記上下運動により、それぞれ設けられた案内溝に沿って上下移動することにより前記ヘッドレスト支持部材を上下移動させ、さらに上下移動の上端位置において前記第1の回動軸の移動を規制し、前記第2の回動軸を前記第1の回動軸の前記上端位置を中心にして案内溝に沿った回動をさせることにより前記ヘッドレスト支持部材を起倒動作させることを特徴とする請求項1に記載の起倒式ヘッドレスト装置。
  3. 前記第1の回動軸が移動する第1の案内溝と、前記第2の回動軸が移動する第2の案内溝とは、それぞれ同じ長さの平行な上下方向の直線溝を有するとともに、更に前記第2の案内溝のみ前記第1の案内溝の前記上端位置を中心とする円弧状の案内溝が付加されていることを特徴とする請求項2に記載の起倒式ヘッドレスト装置
  4. 前記連動部は、更に前記第1の回動軸が移動を規制された位置を保持するための位置規制弾性部材を有することを特徴とする請求項3に記載の起倒式ヘッドレスト装置。
  5. 前記位置規制弾性部材は、線状の弾性部材または樹脂性の弾性部材であることを特徴とする請求項4に記載の起倒式ヘッドレスト装置。
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