JP2012084738A - 半導体装置及びその製造方法、並びにデータ処理システム - Google Patents

半導体装置及びその製造方法、並びにデータ処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】ワード線とコンタクトプラグとの短絡や、ワード線とビット配線との短絡を防ぐことが可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】本発明の半導体装置100は、半導体基板50と、前記半導体基板50の表層に、形成された複数の活性領域Kと、前記活性領域Kの表層から深さ方向に形成された不純物拡散層22,24と、前記複数の活性領域Kを横切るように形成された複数の溝部7に、セルゲート絶縁膜7Aを介して前記半導体基板50の上面50aよりも下方に位置するように埋め込まれたワード9線と、前記ワード線9上を埋め込むように形成された窒化シリコンからなる埋込絶縁膜11と、前記不純物拡散層22,24に接続するビット配線と容量コンタクトプラグと、を具備し、前記ビット配線15と容量コンタクトプラグ19の少なくとも一方が、前記埋込絶縁膜11上の一部に重なるように配置されていることを特徴とする。
【選択図】図3B

Description

本発明は半導体装置及びその製造方法、並びにデータ処理システムに関する。
近年、コンピューターや電気機器の主要部分に、多数のMOSトランジスタを一つの半導体チップ上に集積化する大規模集積回路(以下、LSIという)が採用されている。また、LSIの中でも、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの素子の急速な微細化に伴い、MOSトランジスタのゲート長も短くなりつつある。また、多数のMOSトランジスタをメモリセル領域に集積させることにより、隣接するMOSトランジスタ同士の距離も短くなる。一方、ゲート長が短くなればなるほど、MOSトランジスタの短チャネル効果によるトランジスタ特性の悪化が問題となる。
このようなMOSトランジスタの短チャネル効果を抑制する手段の一つとして、ゲート電極として機能するワード線を半導体基板内に形成した溝部に埋め込み、更に、溝部内側のワード線上部を絶縁膜で埋め込んだ構成のMOSトランジスタ(埋め込みゲート型MOSトランジスタ)を形成する方法が知られている(特許文献1)。埋め込みゲート型MOSトランジスタは、ワード線同士の間の活性領域の表層部に不純物拡散層が形成されるため、一定の長さの有効チャネル長(ゲート長)を物理的に確保できる。このため、埋め込みゲート型MOSトランジスタは、DRAMのセルトランジスタの微細化に対応できる構造とされている。
また、酸化シリコン膜をスピンコート法により溝内に充填する方法が、溝部内側を絶縁膜で埋め込む方法として知られている(特許文献2)。
特開2008−300843号公報 特開平11−307626号公報
しかし、本願発明者が、特許文献1に示される構成の埋め込みゲート型MOSトランジスタをメモリセルのトランジスタとして形成する場合の製造工程について検討したところ、不純物拡散層に接続するコンタクトプラグと、ワード線との間で短絡が生じやすいことが明らかになった。通常、不純物拡散層に接続されるコンタクトプラグは、ドライエッチングでコンタクト開口を形成した後に、フッ酸を用いた湿式エッチングにより自然酸化膜等を除去して清浄なコンタクト開口の底面を露出させてから、コンタクト開口内に導電体を埋め込むことにより形成される。このコンタクト開口形成の際に、コンタクト開口の側面部に露出している層間絶縁膜(酸化シリコン)も湿式エッチングの薬液にさらされるため、コンタクト開口形成の際に絶縁膜が部分的に大きくエッチングされることがある。層間絶縁膜が大きくエッチングされるとワード線上面が露出し、コンタクトプラグとワード線との短絡の原因となる。
また、特許文献2に示される、スピンコート法により形成された酸化シリコン膜からなる絶縁膜は、微細化した隙間を容易に埋め込むことができるが、フッ酸等を用いた湿式エッチングによりエッチングされやすい。このため、特許文献2に示される方法で、溝部内側のワード線上部を絶縁膜で埋め込むと、コンタクト開口形成の際に絶縁膜が大きくエッチングされやすい。
一方、酸化シリコン膜からなる絶縁膜のエッチングを防ぐ方法として、絶縁膜をプラズマCVD法で形成する方法が考えられる。しかし、プラズマCVD法等で形成された酸化シリコン膜のエッチング速度は、スピンコート法により形成した酸化シリコン膜より遅くなるものの、ワード線の露出を完全に防止することができない。
このため、従来の埋め込みゲート型MOSトランジスタの製造方法では、半導体装置の信頼性が低下し、製造歩留まりが低下する問題があった。
本発明の半導体装置の製造方法は、メモリセル領域を有する半導体装置の製造方法であって、前記メモリセル領域において、半導体基板の表層に形成した素子分離用の溝部に素子分離絶縁膜を埋め込むことによって、該素子分離絶縁膜の間に第一の方向に延在する複数の活性領域を並べて形成する工程と、前記半導体基板の表層に、前記複数の活性領域を横切るように第二の方向に延在する複数の埋め込みゲート用の溝部を並べて形成する工程と、前記溝部に、セルゲート絶縁膜を介して前記半導体基板の上面よりも下方に位置するようにワード線を埋め込み形成する工程と、前記溝部内側の前記ワード線上を埋め込むように、窒化シリコンからなる埋込絶縁膜を形成する工程と、前記埋込絶縁膜及び前記半導体基板上に層間絶縁膜を形成したのちに、エッチングにより前記層間絶縁膜に、前記埋込絶縁膜と前記活性領域とに達する第一のコンタクト開口を形成する工程と、前記第一のコンタクト開口に第一の導電膜を充填することにより、前記埋込絶縁膜上の一部に重なるようにして前記活性領域に接続する第一のコンタクトプラグを形成する工程と、を有することを特徴とする。
本発明の半導体装置の製造方法によれば、ワード線を半導体基板に埋め込み形成した後に、前記ワード線上を埋め込むように窒化シリコンからなる埋込絶縁膜を形成する。窒化シリコンは、フッ酸によりエッチングされないため、埋め込み絶縁膜上を露出するコンタクト開口を形成する際にフッ酸を用いた洗浄処理を行っても、前記埋込絶縁膜のエッチングを防ぐことができる。このため、ワード線上面の露出を防ぐことができる。このため、ワード線とコンタクトプラグとの短絡や、ワード線とビット配線との短絡を防ぐことができる。また、ワード線と容量コンタクトプラグとの短絡と、ワード線とビット配線との短絡とを防ぐことにより、半導体装置の動作不良の発生を防ぐことができる。これにより、半導体装置の信頼性を向上できると共に、半導体装置の製造歩留まりを向上させることができる。
本発明を適用した半導体装置を模式的に示す平面図である。 本発明方法により形成された半導体装置を備えたメモリセルの配線構造などの一部要素の一例を示す平面図である。 本発明を適用した一実施形態である半導体装置を説明するための断面図であって、図2中に示すA−A’線に沿った断面図である。 本発明を適用した一実施形態である半導体装置を説明するための断面図であって、図2中に示すB−B’線に沿った断面図である。 本発明を適用した一実施形態である半導体装置を説明するための断面模式図である。 本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図であって、図2中に示すA−A’線に沿った断面図である。 本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図であって、図2中に示すB−B’線に沿った断面図である。 本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図であって、図2中に示すA−A’線に沿った断面図である。 本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図であって、図2中に示すB−B’線に沿った断面図である。 本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図であって、図2中に示すA−A’線に沿った断面図である。 本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図であって、図2中に示すB−B’線に沿った断面図である。 本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図であって、図2中に示すA−A’線に沿った断面図である。 本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図であって、図2中に示すB−B’線に沿った断面図である。 本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 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以下、本発明の半導体装置について図面を参照にして説明する。なお、以下の説明において参照する図面は、特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される原料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
はじめに、図1を用いて、第一の実施形態に係る半導体装置(DRAM)100の一例である半導体チップの概略構成について説明する。図1は、半導体装置100のメモリセル領域101と、周辺回路領域102の位置関係を説明するための平面図であるため、半導体装置100を構成する具体的な構成要素の図示を省略する。
図1に示すように、半導体装置100には、メモリセル領域101と、メモリセル領域101を囲むように形成された周辺回路領域102とから概略構成されている。
メモリセル領域101は、後述するMOSトランジスタおよびキャパシタを含む複数のメモリセルが所定の規則に従って配列されている領域である。
周辺回路領域102は、たとえば半導体チップ外部への入出力回路等の回路ブロックが配置される領域であり、具体的には、図示しないセンスアンプ回路、ワード線の駆動回路、デコーダ回路、半導体チップ外部への入出力回路等を含む、メモリセルアレイ以外の回路ブロックが設けられている。また、周辺回路領域102は、各メモリセル領域101を囲むように形成されている。
このような構成により、半導体装置100は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)をとして機能する。
次いで、上記メモリセル領域101の構成について図2を用いて説明する。図2は、半導体装置100のメモリセル領域101を示す平面図である。なお、本実施形態の半導体装置100は、図2に示すように、6Fセル配置(Fは最小加工寸法)とされている。
半導体装置100のメモリセル領域には、素子分離領域4に区画された帯状の複数の活性領域Kが、所定の間隔で形成されている。また、活性領域Kは後述する半導体基板50の表面に形成され、各第一のワード線9と各ビット配線15の延在方向に対し所定の角度で傾斜するように延在している。なお、活性領域Kの平面形状や整列方向は、図2に示すものに限定されない。
また、ゲート電極として機能する第一のワード線9と、素子分離用の第二のワード線13が、活性領域Kを縦断するように、所定方向(図2中に示すY方向)に所定の間隔で埋め込み形成されている。第二のワード線13は所定の固定電位を印加して素子分離として用いるシールド配線であり、個々のメモリセルに配置されたMOSトランジスタの選択配線としては機能しない。後述のように第一および第二のワード線は同時に形成するので、本実施形態では、この素子分離用のシールド配線を便宜的に第二のワード線と記載する。また、複数の第一のワード線9は、Y方向に延在しつつ、互いにX方向に離間した状態で形成されている。また、本実施形態の構造では、図2に示すように、2本の第一のワード線9と1本の第二のワード線13とがこの順で交互にX方向に配列されている。また、第一のワード線9と活性領域Kとが交差する領域に、それぞれメモリセルが形成されている。
また、複数のビット線15が、第一のワード線9及び第二のワード線13と直交する方向(図2中に示すX方向)に、所定の間隔で配置されている。
また、ビット配線接続領域16が、各ビット配線15の下方に位置する活性領域Kの部分に区画形成されている。
また、容量コンタクトプラグ形成領域17が、Y方向に互いに隣接するビット配線15同士の間で、かつ、X方向に隣接する前記第一のワード線9と第二のワード線13との間の領域のうち領域Kと重なる部分に区画形成されている。また、容量コンタクトプラグ形成領域17は、平面視において、第一のワード線9の一部と、素子分離領域4の一部と、活性領域Kの一部に跨っている。
また、詳述する容量コンタクトパッド18が、容量コンタクトプラグ形成領域17に対し、Y方向に沿って互い違いの位置に形成されている。容量コンタクトパッド18は、ビット配線15同士の間に配置されているが、Y方向に沿って1つおきに第一のワード線9上にその中心部を配置するか、Y方向に沿って1つおきに第一のワード線9の側方上方にその中心部を配置するかの、いずれかの位置を繰り返すように互い違いに配置されている。
また、メモリセル領域全体には、複数のメモリセルが形成されており、個々のメモリセルには、それぞれキャパシタ素子(図示略)が設けられている。それらの容量コンタクトプラグ19は、図2に示すように、互いに重ならないように、メモリセル領域内に所定の間隔で配置されている。
容量コンタクトプラグ19の平面視形状はたとえば矩形状であり、平面視において、容量コンタクトプラグ形成領域17の一部と、第一のワード線9の一部と、STI領域の一部と、活性領域Kの一部に跨って形成されている。また、容量コンタクトプラグ19の一部分は、各第一のワード線9上に位置している。また、容量コンタクトプラグ19の他の部分は、隣接するビット配線15同士の間の領域であって第一のワード線9と第二のワード線13との間の上方に配置され、後述するキャパシタ47に個々に接続されている。
次に、図3を用いて、本実施形態の半導体装置100を構成するメモリセルについて説明する。図3は半導体装置100の部分断面構造であり、図3Aには図2のA−A’線に沿う断面構造を示し、図3Bには図2のB−B’線に沿う断面構造を示す。本実施形態のメモリセルは、トランジスタ形成層1とキャパシタ形成層2と配線層3から概略構成されている。
トランジスタ形成層1は埋め込みゲート型MOSトランジスタ(第一のMOSトランジスタ)Tr1が形成された領域であり、半導体基板50と、第一のMOSトランジスタTr1と、ビット配線15と、容量コンタクトプラグ19とが形成されている。
半導体基板50は、たとえばP型のシリコン基板からなり、その表面(一面)に、活性領域Kと素子分離領域4が形成されている。また、素子分離領域4は、素子分離溝4Aの内面を覆うように形成された窒化シリコン膜からなるSTI素子分離膜7Aと、素子分離溝4Aの内側を埋めるように形成された酸化シリコン膜(SiO)からなる素子分離絶縁膜6と、から構成されている。
活性領域Kは素子分離領域4により区画形成され、ライン状に延在している。このため、従来の半導体装置の島状の孤立パターンを配置した活性領域で問題となる、活性領域端部でのパターンの変形を回避し、リソグラフィの解像度高く、活性領域を所望の形状に形成できる。
第一のワード線9はタングステン(W)等の高融点金属からなり、図2のY方向に延在すると共に、図3BのX方向に所定の間隔で複数配列されている。また、第一のワード線9は、溝部7の底部に、第一のゲート絶縁膜(セルゲート絶縁膜)7Aと、窒化チタン(TiN)などからなる内面層8とを介して埋め込み形成されている。また、溝部7と活性領域Kとが重なる領域は、第一のMOSトランジスタTr1のチャネル領域として機能する。
また、第一のワード線9の上面9aは、半導体基板50の上面50aよりも下方に位置している。また、埋込絶縁膜11が、第一のワード線9上を覆うとともに、溝部7を埋め込むよう形成されている。
また、埋込絶縁膜11の上面は、半導体基板50の上面50aとほぼ面一になるように積層されている。
また、埋込絶縁膜11は、たとえばLP−CVD法(減圧CVD法)によって形成された窒化シリコン膜(Si膜)により構成されている。埋込絶縁膜11が窒化シリコンで形成されていることにより、エッチングによる侵食を確実に食い止めることができる。
また、図3Aに示すように、Y方向に隣接する素子分離溝4A同士の間の領域(活性領域K)には、素子分離溝4Aよりも浅いチャネル溝5が形成されている。また、チャネル溝5の内面及びチャネル溝5に隣接する素子分離溝4Aの上面には、第一のゲート絶縁膜7Aおよび内面層8を介して、第一のワード線9と同じ構造の、第二のワード線13が形成されている。
また、図3Bに示すように、第一のワード線9と第二のワード線13とは、X方向に所定の間隔を空けて隣接するように配列されている。また、第二のワード線13は、溝部7の底部に、第一のゲート絶縁膜7Aと、内面層8とを介して埋め込み形成されている。
また、第二のワード線13上には、埋込絶縁膜11が形成されている。なお、図3Aに示すこれらの膜と、図3Bに示す膜は、後述する製造方法においてそれぞれ同時に形成されたものである。
また、第二のワード線13は、第一のワード線9と同時に形成されたものである。第二のワード線13は、ライン状に形成された活性領域Kにおいて、隣接する各々の第一のMOSトランジスタTr1を構成するソース領域およびドレイン領域(図3に示した第二のワード線13の両側に形成される不純物拡散層)を電気的に分離する機能を有するものである。たとえば、第二のワード線13を所定の電位(例えば−0.1V)に固定することで、隣接するメモリセル間を電気的に分離することが可能となる。
また、図2に示すように、第一のワード線9はY方向に延在しつつX方向に複数離間した状態で形成されているが、本実施形態の構造では図3Bに示すように、2本の第一のワード線9と1本の第二のワード線13とがこの順で交互にX方向に配列されている。
図3A、Bをもとに、トランジスタ形成層1について更に説明すると、図3Bに示すように、X方向に隣接する第一のワード線9同士の間に位置する半導体基板50の上面50a側であって前記活性領域Kに相当する領域に、深い方から順に第一の低濃度不純物拡散層21と第二の高濃度不純物拡散層22とが形成されている。また、X方向に隣接する第一のワード線9と第二のワード線13の間に位置する半導体基板50の上面50a側であって前記活性領域Kに相当する領域に深い方から順に、第二の低濃度不純物拡散層23と第二の高濃度不純物拡散層24が形成されている。
また、図3Aに示す領域では、第一の層間絶縁膜26が埋込絶縁膜11の上を覆うように形成されている。また、図3Bに示す領域では、半導体基板50の上面50a上、即ち、第一の高濃度不純物拡散層22、24の上と、埋込絶縁膜11上を覆うように、第一の層間絶縁膜26が形成されている。
また、第一の層間絶縁膜26に対し、図3BのX方向に隣接する溝部7同士の間の領域に、第一のコンタクト開口28が形成されている。また、第一の層間絶縁膜26上に、図2に示すように第一のワード線9と直交する方向に延在するビット配線15が形成されている。これらのビット配線15は、前記第一のコンタクト開口28の部分において、第一のコンタクト開口28の底部側にまで延出形成されている。また、ビット配線15は、埋込絶縁膜11上に一部が重なり、かつ、各第一のコンタクト開口28の下の第一の高濃度不純物拡散層22に接続するように形成されている。従って、第一のコンタクト開口28が形成されている領域において、ビット配線15が存在する部分であって、その下に第一の高濃度不純物拡散層22が存在する領域が、図2で示されるビット配線接続領域16となる。
また、ビット配線15は、ポリシリコンからなる底部導電膜30とタングステンなどの高融点金属からなる金属膜31と窒化シリコン膜などの上部絶縁膜32からなる3層構造とされており、図3Bに示すビット配線15の幅方向両側、及び、図3Aに示す第1の層間絶縁膜26の上には、ビット配線15の幅方向両側に位置するように窒化シリコン膜からなる絶縁膜33とライナー膜34とがそれぞれ形成されている。より詳細には、底部導電膜30は、後述する製造方法の説明においても述べるように、リン(P)などの不純物をドープした不純物ドープ型のポリシリコンからなる。
また、平面視矩形状の第二のコンタクト開口36が、図2に示すY方向に隣接するビット配線15同士の間の領域であって、かつ、第一のワード線9の上方領域からそれに隣接する第二のワード線13との間の領域にかけて形成されている。また、窒化シリコン膜などのサイドウォール37に囲まれた容量コンタクトプラグ19が、第二のコンタクト開口36の内側に形成されている。
従って、第二のコンタクト開口36内において、活性領域Kと重なっている部分が、図2に示す容量コンタクトプラグ接続領域17に対応している。
また、図3Bに示すように、容量コンタクトプラグ19は、ポリシリコンなどからなる底部導電膜40と、CoSiなどからなるシリサイド層41と、タングステンなどの金属膜42と、からなる3層構造とされている。
また、ビット配線15と容量コンタクトプラグ19の上面は、半導体基板50上において、略同一の高さに形成されている。また、半導体基板50上の、ビット配線15と容量コンタクトプラグ19が形成されていない領域においては、埋込絶縁膜43が、ビット配線15と容量コンタクトプラグ19の上面とほぼ同一の高さになるように形成されている。
図3A、Bに示すキャパシタ形成層2においては、図2に示したように、平面視形状略円形の容量コンタクトパッド18が、各容量コンタクトプラグ19上に平面視で一部重なるように互い違いに形成されている。また、各容量コンタクトパッド18は、ストッパー膜45により覆われている。また、第3の層間絶縁膜46がストッパー膜45上に形成されている。また、第3の層間絶縁膜46の内部に、個々のキャパシタ47が、前記容量コンタクトパッド18上にそれぞれ位置するように形成されている。
また、図3A、Bに示すように、本実施形態におけるキャパシタ47は、容量コンタクトパッド18と接触するように形成されたカップ型の下部電極47Aと、下部電極47Aの内面から第3の層間絶縁膜46上に延出形成されている容量絶縁膜47Bと、容量絶縁膜47Bの内側において下部電極47Aの内部側を埋めるとともに容量絶縁膜47Bの上面側にまで延出形成された上部電極47Cとによって構成されている。
また、上部電極47Cの上面は、第4の層間絶縁膜48によって覆われている。
なお、本実施形態におけるキャパシタ47の構造は一例であって、本実施形態の構造の他、クラウン型やペデスタル型(ピラー型)などのようなDRAMのメモリセルに一般的に適用されている他のキャパシタ構造を配置しても良い。
配線層3は、キャパシタ形成層2上に設けられている。本実施形態では、3層の金属配線として、第1配線106、第2配線109、第3配線112が設けられている。
第1配線106は、第4の層間絶縁膜48上に形成されている。また、第1配線106と第4の層間絶縁膜48上を覆うように第5の層間絶縁膜107が形成されている。また、第2配線109が、第5の層間絶縁膜107上に形成されている。また、第6の層間絶縁膜110が、第2配線109と第5の層間絶縁膜107上を覆うように形成されている。また、第3配線112が、第6の層間絶縁膜110上に形成されている。また、保護膜113が、第3配線112と第6の層間絶縁膜110を覆うように形成されている。
次いで、第一の実施形態の半導体装置100を構成する周辺回路領域について、図4を用いて説明する。図4に示すように、本実施形態の半導体装置100の周辺回路領域は、トランジスタ形成層1と、メモリセル領域のキャパシタ形成層に対応した層2と、配線層3と、から概略構成されている。
トランジスタ形成層1の半導体基板50上には、第二のMOSトランジスタTr2と、第二のMOSトランジスタTr2と異なる導電型の第三のMOSトランジスタTr3とが形成されている。
半導体基板50は、たとえばP型のシリコン基板から構成されている。
また、半導体基板50の上面50a側に、素子分離領域である酸化シリコン膜57が埋め込み形成され、活性領域Kを区画している。
第二のMOSトランジスタTr2はプレナー型のPチャネル型トランジスタであり、第二のゲート電極120aを有している。
第二のゲート電極120aは、活性領域K上に、第二のゲート絶縁膜60aを介して形成されている。また、第二のゲート電極120aは、第2ゲートポリシリ膜116(後述する底部導電膜と周辺回路領域の第1ゲートポリシリ膜115とが一体化した膜)、金属膜79および窒化シリコン膜80との積層体から構成されている。また、活性領域Kの上面近傍の、第二のゲート電極120aと第二のゲート絶縁膜60aを介して接する領域は、第二のMOSトランジスタTr2のチャネル領域として機能する。
また、窒化シリコン膜からなる窒化膜サイドウォール121が、第二のゲート電極120aの側面に形成されている。
また、N型不純物(リン等)が拡散された第一の不純物拡散層114が、活性領域Kの第二のMOSトランジスタTr2が配置される領域に形成されている。また、第一の不純物拡散層114はN型ウェルとして機能する。
また、第二のゲート電極120a周囲の第一の不純物拡散層114(N型ウェル)内に、P型の第二の不純物拡散層122が形成されている。また、第二の不純物拡散層122は第二のMOSトランジスタTr2のソース・ドレイン領域として機能する。
第三のMOSトランジスタTr3はプレナー型のNチャネル型トランジスタであり、第二のゲート電極120aと異なる導電型の第三のゲート電極120bを有している。ここでは、第二のゲート電極120aはP型、第三のゲート電極120bはN型となるように形成されている。
第三のゲート電極120bは、活性領域K上に、第三のゲート絶縁膜60bを介して形成されている。また、活性領域Kの上面近傍の、第三のゲート電極120bと第三のゲート絶縁膜60bを介して接する領域は、第三のゲート電極120bのチャネル領域として機能する。また、窒化シリコン膜からなる窒化膜サイドウォール121が、第三のゲート電極120bの側面に形成されている。
また、第三のゲート電極120b周囲の活性領域K内に、N型の第三の不純物拡散層123が形成されている。第三の不純物拡散層123は第三のMOSトランジスタTr3のソース・ドレイン領域として機能する。
また、10〜20nmの膜厚の窒化シリコン膜等からなるライナー膜83が、半導体基板50の上面50a側と、第二のゲート電極120aと、第三のゲート電極120bとを覆うように形成されている。また、ライナー膜83の一面側を覆うように、堆積膜85と第二の層間絶縁膜86とが積層されている。
また、シリサイド層125と金属膜93とからなる複数の周辺コンタクトプラグ126が、堆積膜85および第二の層間絶縁膜86を貫通するように形成されている。また、周辺コンタクトプラグ126は、第二の不純物拡散層122および第三の不純物拡散層123にそれぞれ接続されている。
キャパシタ形成層に対応した層2は、局所配線127と、ストッパー膜97と、第3の層間絶縁膜98と、第4の層間絶縁膜105と、局所コンタクトプラグ130と、から概略構成されている。
局所配線127は、メモリセル領域の容量コンタクトパッド18と同時に、同じ導電層から形成されたものであり、第二の層間絶縁膜86上に形成されている。
また、局所配線127は、周辺コンタクトプラグ126を介して、各MOSトランジスタ(第二のMOSトランジスタTr2、第三のMOSトランジスタTr3)のソース・ドレイン領域(第二の不純物拡散層122、第三の不純物拡散層123)に接続されている。
また、局所配線127上面を覆うように、窒化シリコン膜からなるストッパー膜97と、1〜2μm程度の膜厚の酸化シリコン膜等からなる第3の層間絶縁膜98とが、この順で積層されている。また、酸化シリコン膜等からなる第4の層間絶縁膜105(48)が、第3の層間絶縁膜98を覆うように形成されている。
また、タングステン等の金属膜からなる複数の局所コンタクトプラグ130が、第4の層間絶縁膜105、第3の層間絶縁膜98およびストッパー膜97を貫通するように形成されている。また、局所コンタクトプラグ130は、局所配線127に接続されている。
配線層3は、キャパシタ形成層に対応した層2上に設けられている。本実施形態では、3層の金属配線として、第1配線106、第2配線109、第3配線112が設けられている。
第1配線106は、第4の層間絶縁膜105上に形成されている。また、第1配線106と第4の層間絶縁膜105上を覆うように第5の層間絶縁膜107が形成されている。また、タングステン等の金属膜からなる第1コンタクトプラグ131が、第5の層間絶縁膜107を貫通し、かつ、第1配線106に接続するように形成されている。
また、第2配線109が、第5の層間絶縁膜107上に形成されている。また、第6の層間絶縁膜110が、第2配線109と第5の層間絶縁膜107上を覆うように形成されている。また、タングステン等の金属膜からなる第2コンタクトプラグ132が、第6の層間絶縁膜110を貫通し、かつ、第2配線109に接続するように形成されている。
また、第3配線112が、第6の層間絶縁膜110上に形成されている。また、保護膜113が、第6の層間絶縁膜110を覆うように形成されている。また、第3配線112の上面112aは、保護膜113に設けられた開口113aから露出しており、ボンディング用のパッドとして機能する。
本実施形態の半導体装置100によれば、ビット配線15と容量コンタクトプラグ19の少なくとも一方が埋込絶縁膜11の一部に重なるように形成されているため、半導体装置100の集積度が向上する。
また、第一のワード線9の上面9aが半導体基板50の上面50aよりも下方に位置し、かつ、第一のワード線9の上面9aに、窒化シリコンからなる埋込絶縁膜11が形成されているため、第一のワード線9と、ビット配線15およびコンタクトプラグ(容量コンタクトプラグ19)との間の短絡が防がれる。このため、半導体装置1の不良発生が防がれる。このため、半導体装置1の動作不良の発生が防がれ、半導体装置100の信頼性を向上できる。
次いで、第一の実施形態の半導体装置100の製造方法について図面を参照にして説明する。まず、図1〜図4に示す半導体装置100の製造方法の一例について、図5〜図53に基づいて説明する。なお、メモリセル領域と周辺回路領域は、特に指定した場合を除いて同時に形成されるものとする。また、メモリセル領域と周辺回路領域の断面図は、異なる縮尺で記載されている。また、メモリセル領域の断面図において、それぞれの図Aは図2のA−A‘線に沿う部分の断面構造を示し、それぞれの図Bは図2のB−B’線に沿う部分の断面構造を示す。
はじめに、図5A、Bに示すように、メモリセル領域に、活性領域Kを区画するための素子分離溝53を形成する。まず、メモリセル領域および周辺回路領域の半導体基板50の上面50aを覆うように、酸化シリコン膜51と、マスク用の窒化シリコン膜(Si膜)52とを順次積層する。
次いで、図5Aに示すように、フォトリソグラフィ技術およびドライエッチング技術を用いて、窒化シリコン膜52をパターニングする。次いで前記窒化シリコン膜52をマスクにして、酸化シリコン膜51と半導体基板50とをエッチングすることにより、素子分離溝(トレンチ)53を形成する。素子分離溝53は、例えば半導体基板50を平面視した場合に、図2の帯状の活性領域Kの両側を挟むように所定の方向に延在するライン状のパターン溝として形成される。このとき、活性領域Kとなる領域の上面50aは窒化シリコン膜52で覆われている。
この素子分離溝53の形成と同時に、図6に示すように、窒化シリコン膜52をマスクにして、周辺回路領域の酸化シリコン膜51と半導体基板50とをエッチングする。このエッチングにより、周辺回路領域の半導体基板50に素子分離溝117が形成される。
素子分離溝117は、後述するMOSトランジスタ(第二のMOSトランジスタTr2、第三のMOSトランジスタTr3)の形成領域(活性領域)を区画するように形成する。このときMOSトランジスタの形成領域となる領域は、マスク用の窒化シリコン膜52で覆われた状態となる。
次いで、図7A、B、図8に示すように、熱酸化法によって酸化シリコン膜55を、素子分離溝53の内壁面、窒化シリコン膜52、素子分離溝117の内壁面を覆うように形成する。このとき、素子分離溝117の内部が、窒化シリコン膜55によって完全に充填されないように、酸化シリコン膜55の形成条件(膜厚)を調整する。
次いで、図7A、Bに示すように、窒化シリコン膜56aを、メモリセル領域の素子分離溝53の内部を完全に充填するように堆積する。次いで、湿式エッチングを行い、素子分離溝53内部の下部側にのみ窒化シリコン膜56aを残存させる。このエッチングにより、半導体基板50の上面50aより若干低い位置まで充填された窒化シリコン膜56aからなる素子分離絶縁膜56が形成される。ここで、メモリセル領域の素子分離溝53の幅をW1とする。
このとき、図8に示すように、周辺回路領域の素子分離溝117は、図7に示すメモリセル領域の素子分離溝53の幅W1よりも十分広い幅W2となるように形成されている。このため、周辺回路領域の素子分離溝117内では、窒化シリコン膜56aが隙間を有するように埋め込まれるため、先に実施した湿式エッチングによって、埋め込んだ窒化シリコン膜56aはすべて除去されることになる。
次いで、図9A、B、図10に示すように、CVD法によって、酸化シリコン膜57を、メモリセル領域の素子分離溝53の内部(素子分離絶縁膜56の上方)と、周辺回路領域の素子分離溝117の内側とを充填するように堆積する。
次いで、図9A、Bに示すように、マスク用の窒化シリコン膜52が露出するまでCMP(Chemical Mechanical Polishing)処理を行い、酸化シリコン膜57の表面を平坦化する。
このCMP処理により、図10に示すように周辺回路領域においても酸化シリコン膜57の表面が平坦化され、素子分離溝117の内部に酸化シリコン膜57が残留する。この素子分離溝117の内部に残留した酸化シリコン膜57を、素子分離57aとする。
次いで、図11に示すように、N型ウェルとして機能する第一の不純物拡散層114を、周辺回路領域の活性領域Kの表層部に形成する。
まず、湿式エッチングによって、酸化シリコン膜57の一部およびマスク用の窒化シリコン膜52を除去する。このとき、酸化シリコン膜57(素子分離57a)の上面を、酸化シリコン膜51の上面の位置と概略同等の高さになるようにエッチング条件を調整する。なお、以降の周辺回路領域の断面図においては、簡略化のため、素子分離溝117の内部には酸化シリコン膜57のみを記載する。
次いで、図示しないフォトレジスト膜をマスクとして、半導体基板50の表面にN型不純物(リン等)をイオン注入し、第一の不純物拡散層114を形成する。この第一の不純物拡散層114は、後の工程でPチャネル型のMOSトランジスタ(第二のMOSトランジスタTr2)が配置されるN型ウェル領域となる。このとき、同様にして周辺回路領域の第一の不純物拡散層114以外の領域、および、メモリセル領域にホウ素(B)等のP型不純物をイオン注入することにより、P型ウェルを形成してもかまわない。
次いで、図12A、B、図13に示すように、第1ゲートポリシリ膜115を形成する。
まず、湿式エッチングによって、メモリセル領域および周辺回路領域の半導体基板50表面の酸化シリコン膜51を除去して、半導体基板50の上面50aを露出させる。メモリセル領域ではライン状の活性領域Kの表面が露出する。メモリセル領域を区画する素子分離58は、素子分離溝53の内部に残存させた窒化シリコン膜56および酸化シリコン膜57により形成されている。
次いで、熱酸化法により半導体基板50の上面50aを覆うように周辺ゲート絶縁膜60を形成する。この周辺ゲート絶縁膜60は、周辺回路領域に配置されるMOSトランジスタ(第二のMOSトランジスタTr2、第三のMOSトランジスタTr3)のゲート絶縁膜(第二のゲート絶縁膜60aおよび第三のゲート絶縁膜60b)として機能する。
次いで、CVD法により、20〜30nm程度の膜厚のノンドープポリシリコン膜からなる第1ゲートポリシリ膜115を、周辺ゲート絶縁膜60上を覆うように形成する。
次いで、図13に示したように、周辺回路領域をフォトレジスト膜200で覆い、図12A、Bに示すように、メモリセル領域の活性領域Kの表層部に、第1ゲートポリシリ膜115を貫通させて低濃度のN型不純物としてリンをイオン注入する。このイオン注入により、メモリセル領域の活性領域Kの表層部にN型の低濃度不純物拡散層61が形成される。このイオン注入の際のイオンのドーズ量としては、たとえば5×1012〜1×1013atoms/cmの範囲を例示できる。この低濃度不純物拡散層61は、メモリセル領域に配置される埋め込みゲート型MOSトランジスタ(第一のMOSトランジスタTr1)のソース・ドレイン領域として機能する。
次いで、周辺回路領域をフォトレジスト膜200でマスクした状態でドライエッチングを行い、メモリセル領域上の第1ゲートポリシリ膜115を除去する。ドライエッチング実施後にフォトレジスト膜200は除去する。
次いで周辺回路領域およびメモリセル領域に、マスク用の酸化シリコン膜62および、カーボン膜(アモルファス・カーボン膜)63を順次堆積する。次いで、図14A、Bに示すように、前記酸化シリコン膜62およびカーボン膜63を、メモリセル領域の溝部65(トレンチ)形成用のパターンにパターニングする。このとき、図15に示すように、周辺回路領域では、前記酸化シリコン膜62およびカーボン膜63のパターニングを行わない。このため、周辺回路領域では半導体基板50上が周辺ゲート絶縁膜60、第1ゲートポリシリ膜115、酸化シリコン膜62およびカーボン膜63によって覆われたままの状態となる。
次いで、図16A、Bに示すように、メモリセル領域の半導体基板50をエッチングし、複数の溝部65を互いに隣接するように形成する。溝部65は、活性領域Kと交差する所定の方向(図2のY方向)に延在するライン状のパターンとして形成される。
この時、溝部65内に位置する素子分離領域58の上面もエッチングされ、半導体基板50の上面よりも低い位置となって浅溝を構成する。酸化シリコン膜のエッチング速度が半導体基板50のエッチング速度よりも遅くなるようにエッチング条件を制御することにより、溝部65は半導体基板50がエッチングされた相対的に深い溝と、素子分離領域58がエッチングされた相対的に浅い溝が連続し、底部に段差を有する溝として形成される。その結果、図16Aに示すように、素子分離領域58と接する溝部65の側面部分には薄膜状のシリコンがサイドウォール66として残存し、リセス型のセルトランジスタのチャネル領域として機能する。
なお、素子分離58よりも半導体基板50のシリコンの部分を深くエッチングすることも可能であり、その場合にはチャネル領域の形成される場所が上述のセルトランジスタとは異なるリセス型のトランジスタを設けることができる。
次いで、図16A、B、図17に示すように、メモリセル領域および周辺回路領域のカーボン膜63を除去する。カーボン膜63の除去により、図17に示すように、周辺回路領域の半導体基板50の上面50aは、周辺ゲート絶縁膜60、第1ゲートポリシリ膜115および酸化シリコン膜62によって覆われた状態となる。
次いで、図18A、Bに示すように、熱酸化法により4〜7nm程度の膜厚の酸化シリコン膜からなるセルゲート絶縁膜67を、半導体基板50のシリコン面が露出している部分を覆うように形成する。これにより、メモリセル領域におけるセルゲート絶縁膜67は、溝部65の内面を覆うように形成される。このセルゲート絶縁膜67は、メモリセル領域に配置される埋め込みゲート型MOSトランジスタ(第一のMOSトランジスタTr1)の第一のゲート絶縁膜7Aとして機能する。
次いで、メモリセル領域および周辺回路領域に、窒化チタン(TiN)からなる内面層68とタングステン(W)層69とを順次堆積する。このとき、メモリセル領域におけるタングステン層69は、溝部65の内部を完全に充填する膜厚で形成する。
次に、図19A、Bに示すように、タングステン膜69の上面69aを、半導体基板50の上面50aよりも下方になるまでエッチバックを行う。このとき、溝部65の底部に、窒化チタン層68およびタングステン膜69を残存させるようにエッチバックの条件を調整する。このエッチバックにより、ゲート電極を一部兼ねる構造の、タングステン膜69からなる第一のワード線70と第二のワード線73とが、溝部65の内側に形成される。
このとき、図20に示すように、周辺回路領域における半導体基板50の上面50aは平坦であるため、内面層68およびタングステン層69は、図19A、Bで説明したエッチバック時にすべて除去される。
次に、図21A、Bに示すように、第一のワード線70と第二のワード線73の上面(タングステン膜69の上面69a)を覆い、かつ、溝部65の内部を埋め込むように、窒化シリコン(Si)膜72を形成する。このとき、窒化シリコン膜72の形成方法としては、ジクロルシラン(SiHCl)とアンモニア(NH)を原料ガスとして用いたLP−CVD法(減圧CVD法)を用いることが好ましい。窒化シリコン膜72をこのような方法で形成することにより、溝部65の内部でのボイド(空洞)発生を防ぐことができる。
次に、図22A、Bに示すように、マスク用の酸化シリコン膜62で覆われていない領域の窒化シリコン膜72のエッチバックを行い、窒化シリコン膜72からなる埋込絶縁膜74を形成する。このとき、窒化シリコン膜72の上面が半導体基板50の上面50aと略同一の高さとなるように、エッチバック量を調節する。このエッチバックにより、図23に示すように、周辺回路領域における窒化シリコン膜72はすべて除去される。また、マスク用の酸化シリコン膜62も一部除去され、薄膜化した酸化シリコン膜62aが周辺回路領域に残存する。
引き続き、湿式エッチングによって、メモリセル領域および周辺回路領域に残存している酸化シリコン膜62aを除去する。周辺回路領域では、第1ゲートポリシリ膜115が露出する。
以上の工程により、メモリセル領域では第一のワード線70上面と第二のワード線73上面を覆い、かつ、溝部65の上部領域を埋め込む構成の埋込絶縁膜74が窒化シリコン膜によって形成される。
次いで、図25A、Bに示すように、メモリセル領域および周辺回路領域に、たとえば酸化シリコン膜からなる40〜50nm程度の膜厚の第1の層間絶縁膜75を形成する。
次いで、図25Bに示すように、メモリセル領域の第一の層間絶縁膜75の一部を除去し、第一のコンタクト開口76を形成する。
このとき、第一のコンタクト開口76は、図2に示した場合と同様に、第一のワード線70と同じ方向(図2のY方向)に延在するライン状の開口パターンとして形成される。この開口パターンの形成により、第一のコンタクト開口76のパターンと活性領域Kとの交差した部分では、半導体基板50の上面50aが露出する。また、この露出領域がビット配線接続領域とされる。また、このとき、第一のコンタクト開口76の底部に、埋込絶縁膜74の上面74aの一部が露出する。
次いで、N型不純物(ヒ素等)を、第一のコンタクト開口76底部から露出する活性領域Kの表層部にリン等をイオン注入し、N型の第一の高濃度不純物拡散層77を形成する。このとき、イオン注入のドーズ量としては1×1014〜5×1014atoms/cmの範囲を例示できる。このイオン注入は第一のコンタクト開口76を形成するためのフォトレジストマスク層を除去する前に実施してもよい。このN型の第一の高濃度不純物拡散層77は、リセス型のセルトランジスタのソース・ドレイン領域として機能するとともに、後の工程で形成するビット配線の接続抵抗を低下させる機能を有している。
この時点で、メモリセル領域の第一のコンタクト開口76の底部ではシリコン面(半導体基板50の上面)が露出し、周辺回路領域では第1ゲートポリシリ膜115が露出している。希釈したフッ酸(HF)を薬液とした湿式エッチングを行うことで自然酸化膜を除去し、半導体基板50の清浄なシリコン面(上面50a)を露出させる。
また、このエッチングにより、第1ゲートポリシリ膜115の表面も清浄化される。
この湿式エッチングの際に、本実施形態では埋込絶縁膜74を窒化シリコン膜で形成しているので、埋込絶縁膜74はエッチングされず、第一のワード線70と第二のワード線73の上面が露出することを防止できる。
次いで、図27A、B、図28に示すように、メモリセル領域および周辺回路領域に、不純物を含有しないポリシリコン膜からなる底部導電膜78を形成する。この底部導電膜78の形成により、図28に示すように、周辺回路領域では第1ゲートポリシリ膜115と底部導電膜78とが一体となり、第2ゲートポリシリ膜116が形成される。
次いで、図28に示すように、図示しないフォトレジスト膜をマスクにして、ホウ素等のP型不純物を、周辺回路領域のPチャネル型MOSトランジスタ(第二のMOSトランジスタTr2)を形成する領域T1上の第2ゲートポリシリ膜116にイオン注入する。同様にして、リン等のN型不純物を、Nチャネル型MOSトランジスタ(第三のMOSトランジスタTr3)を形成する領域T2上の第2ゲートポリシリ膜116にイオン注入する。
このように、第2ゲートポリシリ膜116の各領域(T1、T2)上に異なる導電型のイオンを注入することにより、周辺回路領域上に形成される第二のMOSトランジスタTr2の第二のゲート電極120aの導電型がP型となり、第三のMOSトランジスタTr3の第三のゲート電極120bの導電型がN型となる。このため、トランジスタ特性を向上できる。
また、第2ゲートポリシリ膜116にN型不純物をイオン注入する際に、同時にメモリセル領域上の底部導電膜78にN型不純物をイオン注入してもよい。底部導電膜78にN型不純物をイオン注入することにより、メモリセル領域に形成するビット配線の抵抗を低減できる。
次いで、メモリセル領域および周辺回路領域の底部導電膜78(第2ゲートポリシリ膜116)上に、タングステン膜などの金属膜79、窒化シリコン膜80を順次堆積する。
次いで、図29A、B、図30に示すように、メモリセル領域および周辺回路領域の底部導電膜78、金属膜79、窒化シリコン膜80の積層膜を所定の形状にパターニングする。このパターニングにより、メモリセル領域に、第一のワード線70と交差する方向(図2に示す構造説明の場合のX方向)に延在するライン形状のビット配線81が形成される。なお、図29A、Bに示すビット配線81は、図2に示すビット配線15の構造と同様に、第一のワード線70と直交する直線形状となっているが、ビット配線81の形状は直線形状に限られず、一部を湾曲させた折れ線形状や波型形状としてもかまわない。また、ビット配線81の下層の底部導電膜78は、第一の高濃度不純物拡散層77と接続している。
また、このパターニングにより、図30に示すように、周辺回路領域には第二のMOSトランジスタTr2の第二のゲート電極120aと、第三のMOSトランジスタTr3の第三のゲート電極120bが形成される。
本実施形態においては、メモリセル領域のビット配線81と、周辺回路領域のゲート電極(第二のゲート電極120a、第三のゲート電極120b)とを同時に形成することにより、製造工程の増加を抑えることができる。
次いで、図31A、Bに示すように、メモリセル領域のビット配線81および周辺回路領域のゲート電極(第二のゲート電極120a、第三のゲート電極120b)を覆うように、窒化シリコン膜82を形成する。
次いで、メモリセル領域を図示しないフォトレジスト膜でマスクし、異方性ドライエッチングを行う。このエッチングにより、図32に示すように、周辺回路領域のゲート電極(第二のゲート電極120a、第三のゲート電極120b)の側面に、窒化シリコン膜82からなる窒化膜サイドウォール121が形成される。このとき、窒化膜サイドウォール121の膜厚は、所望のMOSトランジスタの特性に応じて調整すればよい。なお、窒化膜サイドウォール121を形成する前に、イオン注入により、ゲート電極の両側の活性領域K内に低濃度の不純物拡散層(LDD層)を形成しておいてもよい。
次いで、図示しないフォトレジスト膜をマスクとして周辺回路領域にイオン注入を行い、図33に示すように、活性領域の表層部に第二の不純物拡散層122と第三の不純物拡散層123とを形成する。第二の不純物拡散層122は、P型の不純物が拡散された領域であり、第二のMOSトランジスタTr2のソース・ドレイン領域として機能する。また、第三の不純物拡散層123は、N型の不純物が拡散された領域であり、第三のMOSトランジスタTr3のソース・ドレイン領域として機能する。
次いで、図34A、B、図35に示すように、メモリセル領域および周辺回路領域を覆うように、10〜20nmの膜厚の窒化シリコン膜等からなるライナー膜83を形成する。ここで、耐酸化性を備えた膜からなるライナー膜83を形成しておくことにより、後述するSOD膜のアニール処理工程において、すでに形成されている下層の素子の酸化によるダメージを防止できる。
次いで、図36A、B、図37に示すように、メモリセル領域のビット配線81同士の間、および、周辺回路領域の第二のゲート電極120aと第三のゲート電極120bとの間を充填するように、塗布膜であるSOD膜を堆積する。SOD膜としては、たとえばポリシラザンを例示できる。次いで、高温の水蒸気(HO)雰囲気中でアニール処理を行い、前記SOD膜を固体の堆積膜85に改質する。次いで、メモリセル領域のライナー膜83の上面が露出するまでCMP処理を行い、堆積膜85の表面を平坦化する。
次いで、CVD法により、酸化シリコン膜からなる第二の層間絶縁膜86を、メモリセル領域および周辺回路領域を覆うように形成する。
次いで、フォトリソグラフィ技術およびドライエッチング技術を用いて、図38A、Bに示すように、接続孔(第二のコンタクト開口)87を形成する。このとき、第二のコンタクト開口87を形成する位置は、図2を基に先に説明した構造の場合、図2の容量コンタクトプラグ形成領域17に対応する位置とする。ここでは、先にビット配線81の側面に形成した窒化シリコン膜82およびライナー膜83をサイドウォールとして用いたSAC(Self Alignment Contact)法によって、第二のコンタクト開口87を形成することができる。
この第二のコンタクト開口87形成の際のエッチングにより、第二のコンタクト開口87と、図2に示した活性領域Kの交差する領域とにおいて、半導体基板50の上面50aと埋込絶縁膜74の上面74aとが露出する。また、この半導体基板50の露出領域の下には、溝部65を埋め込む構成の第一のワード線70が位置し、また、その上には埋込絶縁膜74が埋め込み形成されている。
次いで、第二のコンタクト開口87の内壁を覆うように、窒化シリコン膜からなるサイドウォール88を形成する。次いで、第二のコンタクト開口87の底部に露出する半導体基板50の上面50aに、N型不純物(リン等)をイオン注入する。このイオン注入により、第二のコンタクト開口87の底部に露出する半導体基板50の上面50a近傍にN型の第二の高濃度不純物拡散層90が形成される。イオン注入のドーズ量としては1×1014 〜5×1014 atoms/cmの範囲を例示できる。なお、この第二の高濃度不純物拡散層90は、本実施形態のリセス型のトランジスタにおいて、ソース・ドレイン領域として機能する。
次に、希釈したフッ酸(HF)を薬液とした湿式エッチングによって、半導体基板50の清浄なシリコン面(上面50a)を露出させる。本実施形態では、第一のワード線70上を埋め込むように、窒化シリコン膜からなる埋込絶縁膜74を形成していることにより、このエッチングの際に、埋込絶縁膜74がエッチングされることを防ぐことができる。このため、第一のワード線70の露出を防止できる。
次いで図39A、Bに示すように、リンを含有したポリシリコン膜を、第二のコンタクト開口87内を充填し、かつ、第二の層間絶縁膜86上を覆うように堆積させる。次いで、第二のコンタクト開口87の底部にポリシリコン膜を残存させるようにエッチバックを行う。このエッチバックにより、ポリシリコン膜からなる底部導電膜91が形成される。
次いで、図40に示すように、図示しないフォトレジスト膜をマスクとして用いた異方性ドライエッチングにより、周辺回路領域の第二の層間絶縁膜86と堆積膜85とを貫通し、半導体基板50の上面50aを露出するように、周辺コンタクト開口124を形成する。このとき、周辺コンタクト開口124の底部で、第二の不純物拡散層122および第三の不純物拡散層123が露出するように、周辺コンタクト開口124の形成位置を調整する。
次いで、周辺コンタクト開口124の底面の、第二の不純物拡散層122および第三の不純物拡散層123が露出している部分に、コバルトシリサイド(CoSi)等からなるシリサイド層125を形成する。
このとき、メモリセル領域においては、図41A、Bに示すように、シリサイド層92(125)が、底部導電膜91の上面を覆うように形成される。
次いで、周辺回路領域の周辺コンタクト開口124と、メモリセル領域の第二のコンタクト開口87内とを充填するように、たとえばタングステンからなる金属膜93を形成する。金属膜93を形成する前に、窒化チタン等のバリア膜を形成してもよい。
次いで、CMP処理を行い、メモリセル領域の堆積膜85上面と周辺回路領域の第二の層間絶縁膜86とが露出するまで表面を平坦化し、堆積膜85上と第二の層間絶縁膜86上の金属膜93を除去する。
このCMP処理により、底部導電膜91、シリサイド層92および金属膜93からなる3層構造の容量コンタクトプラグ95がメモリセル領域に形成される。また、シリサイド層125(92)および金属膜93からなる周辺コンタクトプラグ126が、周辺回路領域に形成される。このような構成により、周辺コンタクトプラグ126は、トランジスタのソース・ドレイン領域とそれぞれ導通する。
本実施形態の構成によれば、図41Bに示すように、隣接する第一のワード線70と第二のワード線73との間に位置する第二の高濃度不純物拡散層90の上に容量コンタクトプラグ95を形成し、隣接する第一のワード線70同士の間に位置する第一の高濃度不純物拡散層77の上にビット配線81を形成することにより、容量コンタクトプラグ95とビット配線81とを、トレンチ構造の第一のワード線70上に密に配置できる。このため、半導体装置の微細化に寄与することができる。
次いで、図42A、Bに示すように、メモリセル領域および周辺回路領域に、窒化タングステン(WN)とタングステン(W)とを順次堆積し、図示しない積層膜からなる導電層を形成する。次いで、メモリセル領域および周辺回路領域の前記導電層を同時にパターニングする。このパターニングにより、前記導電層からなる容量コンタクトパッド96が、メモリセル領域に形成される。また、図43に示すように、前記導電層からなる局所配線127が、前記容量コンタクトパッド96と同時に、周辺回路領域に形成される。
また、図42A、Bに示すように、容量コンタクトパッド96は、容量コンタクトプラグ95と接続する構成となる。また、図43に示すように、局所配線127は、周辺コンタクトプラグ126と接続する構成となる。
また、局所配線127は、図示していない部分で周辺回路領域に配置されている他のMOSトランジスタのゲート電極等と導通していてもかまわない。
次いで、図44A、B、図45に示すように、メモリセル領域の容量コンタクトパッド96上と、周辺回路領域の局所配線127上を覆うように、窒化シリコン膜からなるストッパー膜97と、1〜2μm程度の膜厚の酸化シリコン膜等からなる第3の層間絶縁膜98とを順次積層する。このとき、第3の層間絶縁膜98の膜厚は、メモリセル領域に配置する最適なキャパシタの静電容量に応じて適宜設定すればよい。
次いで、図46A、Bに示すように、メモリセル領域の容量コンタクトパッド96の上面を露出させるように、第3の層間絶縁膜98およびストッパー膜97を貫通する開口(コンタクト開口)99を形成する。次いで、開口99の内壁面を覆うように、窒化チタン等からなる第一の電極103aを形成する。第一の電極103aは、後述するキャパシタ素子の下部電極として機能する。また、第一の電極103aの底部は容量コンタクトパッド96と接続している。
次いで、図47A、Bに示すように、キャパシタ103を形成する。まず、第一の電極103aの内壁面を覆うように容量絶縁膜103bを形成する。このとき、容量絶縁膜103bとしては、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化アルミニウム(Al)、酸化ハフニウム(HfO)やそれらの積層膜を用いることができる。
次いで、容量絶縁膜103bの内壁面を覆うように、窒化チタン等からなる上部電極103cを形成する。以上によりキャパシタ103が形成される。
次いで、図48A、B、図49に示すように、メモリセル領域の上部電極103c上と、周辺回路領域の第3の層間絶縁膜98とを覆うように、酸化シリコン膜等からなる第4の層間絶縁膜105を形成する。この後に、周辺回路領域の局所配線127に接続する局所コンタクトプラグ130を形成する。局所コンタクトプラグ130は、ストッパー膜97、第3の層間絶縁膜98、第4の層間絶縁膜105を貫通するように形成したコンタクトホール130a内をタングステン等の金属膜で充填することで形成できる。
次いで、図50A、B、図51に示すように、メモリセル領域および周辺回路領域の第4の層間絶縁膜105上に、アルミニウム(Al)や銅(Cu)等からなる第1配線106を形成する。このとき、図51に示すように、周辺回路領域における第1配線106は、局所コンタクトプラグ130に接続するように形成される。次いで、酸化シリコン膜等からなる第5の層間絶縁膜107を、メモリセル領域および周辺回路領域の第1配線106を覆うように形成する。
次いで、図51に示すように、タングステン等の金属膜からなる第1コンタクトプラグ131を、第5の層間絶縁膜107を貫通し、かつ、第1配線106に接続するように形成する。
次いで、図52A、Bに示すように、第5の層間絶縁膜107上に、アルミニウム(Al)や銅(Cu)等からなる第2配線109を形成する。このとき、周辺回路領域における第2配線109は、第1コンタクトプラグ131に接続するように形成される。
次いで、酸化シリコン膜等からなる第6の層間絶縁膜110を、メモリセル領域および周辺回路領域の第2配線109を覆うように形成する。
次いで、第3配線112を層間絶縁膜110上に形成する。第3配線112は、最上層の配線層であり、半導体チップの組立時にボンディングを行うためのパッドを兼ねる。そのため、第3配線112の材料としては、銅等の自然酸化されやすい金属膜を避けることが好ましい。このような材料としては、たとえばアルミニウムを用いることができる。
このとき、第3配線112は、第2コンタクトプラグ132に接続するように形成される。次いで、第3配線112を覆うように、たとえばシリコン酸窒化膜(SiON)からなる保護膜113を形成する。次いで、周辺回路領域の保護膜113を一部除去し、第3配線112の上面112aを露出させる。露出させた第3配線112はボンディング用のパッドとして機能する。
以上により、図2および図3示す構造のメモリセル領域と、図4に示す周辺回路領域とを備えた半導体装置100が完成する。
第一の実施形態の半導体装置100の製造方法によれば、ワード線(第一のワード線70、第二のワード線73)を半導体基板50に埋め込み形成した後に、前記ワード線の上面69aを埋め込むように、窒化シリコンからなる埋込絶縁膜74を形成する。窒化シリコンは、フッ酸によるエッチングを受けにくいため、埋込絶縁膜74の上面74aを露出する第一のコンタクト開口76および第二のコンタクト開口87を形成する際に、埋込絶縁膜74のエッチングを防ぐことができる。このため、ワード線(第一のワード線70、第二のワード線73)の上面の露出を防ぐことができる。このため、ワード線と容量コンタクトプラグ95との短絡や、ワード線とビット配線81との短絡を防ぐことができる。
また、ワード線と容量コンタクトプラグ95との短絡と、ワード線とビット配線81との短絡とを防ぐことにより、半導体装置100の動作不良の発生を防ぐことができる。これにより、半導体装置100の信頼性を向上できると共に、製造歩留まりを向上させることができる。
また、ワード線を埋め込むための溝部65を形成するためのマスク層の一部として酸化シリコン膜62を用いた。これにより埋込絶縁膜74を窒化シリコン膜で形成する場合の加工が容易となる。
また、メモリセル領域および周辺回路領域に形成した導電層を同時にパターニングすることにより、メモリセル領域の容量コンタクトパッド96と、周辺回路領域の局所配線127とを、同時に形成できる。このため、製造工程の増加を抑制できる。
次いで、図56A、Bを用いて、第二の実施形態に係る半導体装置100の一例について説明する。なお、第二の実施形態の半導体装置100は、埋込絶縁膜74が第一埋込絶縁膜74bと第二埋込絶縁膜74cとからなる点のみが、第一の実施形態の半導体装置100と異なる部分である。このため、第一の実施形態と同一の部分についてはその説明を省略する。また、図56A、Bには第二の実施形態に係る半導体装置100の一部である、埋込絶縁膜74とその周辺の領域のみを示す。
図56A、Bに示すように、埋込絶縁膜74は、溝部65の内壁側面を覆う第一埋込絶縁膜74bと、溝部65内側のワード線(第一のワード線70、第二のワード線73)上を埋め込む第二埋込絶縁膜74cと、から構成されている。第一埋込絶縁膜74bと第二埋込絶縁膜74cは、たとえばLP−CVD法により形成された窒化シリコン膜から構成されている。また、第一埋込絶縁膜74bはたとえば10nm程度と、溝部65内側を充填しない程度の膜厚で形成されている。
次いで、図53〜56を用いて、第二の実施形態に係る半導体装置100の製造方法一例について説明する。なお、第二の実施形態の半導体装置100の製造方法は、第一の実施形態の図19で示す工程までは同一であるため、図19までの工程については説明を省略する。
まず、第1の実施形態の半導体装置100の製造方法と同様にして、第一のワード線70と第二のワード線73を形成する。
次いで、図53A、Bに示すように、LP−CVD法により、窒化シリコンからなる第一埋込絶縁膜74bを例えば10nm程度の膜厚で、ワード線(第一のワード線70、第二のワード線73)の上面と、溝部65の内壁側面とを覆うように形成する。このとき、溝部65内部を完全に充填しないように、第一埋込絶縁膜74bの膜厚を調整する。
次いで、図54A、Bに示すように、第一埋込絶縁膜74bをエッチバックし、サイドウォール状の第一埋込絶縁膜74bを、溝部65の内壁側面に残存させる。このエッチバックにより、第一埋込絶縁膜74bの上部は、第一埋込絶縁膜74bの下部よりも膜厚が薄くなり、第一埋込絶縁膜74bの膜厚は上に向かって先細り形状になる。また、このエッチバックにより、ワード線(第一のワード線70、第二のワード線73)の上面が露出する。
次いで、図55A、Bに示すように、窒化シリコンからなる第二埋込絶縁膜74cを、LP−CVD法により溝部65内部を充填するように形成する。これにより、ワード線(第一のワード線70、第二のワード線73)の上面は、第二埋込絶縁膜74cにより埋め込まれた構成となる。
次いで、図56A、Bに示すように、第二埋込絶縁膜74cをエッチバックする。このとき、第二埋込絶縁膜74cの上面が半導体基板50の上面50aと略同一の高さとなるように、エッチバック量を調節する。以上により、溝部65の内壁側面を覆う第一埋込絶縁膜74bと、溝部65内側のワード線(第一のワード線70、第二のワード線73)上を埋め込む第二埋込絶縁膜74cと、からなる埋込絶縁膜74が形成される。
以降の工程は、第一の実施形態と同様であるため、製造方法の説明を省略する。
第二の実施形態の半導体装置100の製造方法によれば、溝部65の内壁を覆うように第一埋込絶縁膜74bを形成した後にエッチバックすることにより、膜厚が上に向かって先細り形状の第一埋込絶縁膜74bを形成できる。これにより、第二埋込絶縁膜74cを溝部65内に充填する際に、溝部65上部が閉塞することを防止できる。このため、半導体装置100の微細化が進んで溝部65のアスペクト比が増加した場合でも、第二埋込絶縁膜74cを溝部65の内部にボイド(空洞)を生じさせることなく容易に埋め込むことができる。
以上の実施形態では、DRAM(半導体装置100)を形成する場合について説明したが、本発明はDRAMには限定されず、ワード線が半導体基板に埋め込まれた構造のメモリセルを有する半導体装置であれば、適宜適用することができる。具体的にはたとえば、容量コンタクトプラグ95までは第一の実施形態同様に形成し、キャパシタ8の代わりに別の記憶素子を容量コンタクトプラグ95に接続するように形成してもかまわない。また、例えば、記憶素子として、カルコゲナイド等の相変化材料を電極間に挟んだ素子を用いても構わない。このような素子を用いて半導体装置を形成することにより、相変化メモリ(PRAM)を形成することができる。また、電圧印加で抵抗値が変化する抵抗変化材料層を電極間に挟んだ素子を用いることで、可変抵抗メモリ(ReRAM)を形成することができる。
次に、本発明のDRAMを備えるメモリモジュールについて、図57を用いて説明する。図57は半導体メモリモジュール410の平面模式図である。
半導体メモリモジュール410は、DRAMチップを含有したパッケージ402と、インターフェースチップ403と、入出力端子401と、から概略構成されている。以下、各構成について詳細を説明する。
本実施形態の半導体メモリモジュール410には、たとえば8個のパッケージ402と、1個のインターフェースチップ403がプリント基板400上に搭載されている。なお、インターフェースチップ403はプリント基板400上に搭載されていなくても構わない。
パッケージ402は、DRAMとして動作する半導体チップを内包するパッケージであり、プリント基板400上に搭載されている。また、パッケージの種類としては、例えばBGA構造を例示できる。また、パッケージは、個片化した半導体チップを用いて公知の手段により形成されている。
また、プリント基板400には、パッケージ402を外部の装置に電気的に接続するための複数の入出力端子(I/O端子)401が設けられている。このような構成により、入出力端子401を介して、例えば外部のメモリコントローラから、各パッケージ402へのデータの入出力が行われる。
インターフェースチップ403は、各パッケージ402へのデータの入出力を制御するチップである。インターフェースチップ403は、半導体メモリモジュール410の外部から供給されたクロック信号(Clock)及びコマンドアドレス信号(Command Address)のタイミング調整や、信号波形の形成を行って、各パッケージ402へ供給する。
本実施形態の半導体メモリモジュール410は、本発明の半導体装置が設けられた、集積度の高い半導体装置(パッケージ402)が用いられている。このため、微細化に対応することが可能であり、かつ、大容量のデータ記憶を実現することができる。
次に、本発明を適用したデータ処理システム500について、図58を用いて説明する。図58は本実施形態のデータ処理システム500の概略構成図である。データ処理システム500は、上記半導体装置100、410を備えたシステムの一例である。
データ処理システム500は、データプロセッサ520と上記本発明を適用したDRAMメモリモジュール530が含まれている。
また、また、データプロセッサ520は、システムバス510を介して上記DRAMメモリモジュール530に相互に接続されているが、システムバス510を介さずにローカルなバスによって接続されてもかまわない。また、図58中には、1本のシステムバス510が図示されているが、必要に応じてコネクタなどを介して、シリアルないしパラレルに接続される。
データプロセッサ520としては、たとえばMPU(Micro Processing Unit)や、DSP(Digital Signal Processor)等を挙げることができる。また、DRAMメモリモジュール530は、本発明を用いて形成した半導体装置100、410を備えている。
データ処理システム500では、必要に応じて、不揮発性記憶デバイス550、入出力装置560、ROM(Read Only Memory)540がシステムバス510に接続されるが、必ずしも必須の構成要素ではない。
ROM540は、固定データの格納用として用いられる。また、不揮発性記憶デバイス550としては、ハードディスクや光ドライブ、SSD(Solid State Drive)などを利用できる。また、入出力装置560には、例えば液晶ディスプレイなどの表示装置や、キーボード等のデータ入力装置が含まれる。また、入出力装置560には、入力デバイス若しくは出力デバイスの何れか一方のみの場合も含まれる。
図62に示すように、データ処理システム500の各構成要素の個数は、簡略化のため1つの記載にとどめているが、各構成要素の個数は、特に限定されるものではなく、少なくとも1個又は複数個の場合も含まれる。また、このデータ処理システム500には、例えばコンピュータシステムが含まれるが、必ずしもこれに限定されるものではない。
本実施形態の半導体メモリモジュール410は、本発明を用いた半導体装置100、410を備えているため、高速のデータ処理を実現できる。
具体的には、本発明に係る半導体装置100は、ビット配線15と容量コンタクトプラグ19の少なくとも一方が埋込絶縁膜11の一部に重なるように形成されているため、半導体装置100の集積度が向上する。そして、このような高集積度の半導体装置100を具備するDRAMパッケージ402が、本実施形態に係る半導体メモリモジュール410に備えられているため、記憶容量の大きい高性能のデータ処理システム500を形成できる。また、本発明に係る半導体装置100は信頼性が向上しているため、データ処理システム500の動作不良の発生を抑制できる。
1…トランジスタ形成層、2…キャパシタ形成層、3…配線層、4…素子分離領域、7…溝部、7A…第一のゲート絶縁膜、9…第一のワード線、9a…上面、11…埋込絶縁膜、13…第二のワード線、15…ビット配線、18…容量コンタクトパッド、19…容量コンタクトプラグ、21…第一の低濃度不純物拡散層、22…第一の高濃度不純物拡散層、23…第二の低濃度不純物拡散層、24…第二の高濃度不純物拡散層、28…第一のコンタクト開口、36…第二のコンタクト開口、47…キャパシタ、50…半導体基板、50a…上面、57a…素子分離、58…素子分離領域、60…周辺ゲート絶縁膜、60a…第二のゲート絶縁膜、60b…第三のゲート絶縁膜、61a…第一の低濃度不純物拡散層、61b…第二の低濃度不純物拡散層、67…セルゲート絶縁膜、70…第一のワード線、73…第二のワード線、74…埋込絶縁膜、74a…上面、74b…第一埋込絶縁膜、74c…第二埋込絶縁膜、75…第1の層間絶縁膜、76…第一のコンタクト開口、77…第一の高濃度不純物拡散層、85…堆積膜(絶縁膜)、86…第二の層間絶縁膜、87…第二のコンタクト開口、90…第二の高濃度不純物拡散層、95…容量コンタクトプラグ、96…容量コンタクトパッド、98…第3の層間絶縁膜、114…第一の不純物拡散層、122…第二の不純物拡散層、123…第三の不純物拡散層、127…局所配線、410…半導体メモリモジュール、500…データ処理システム、510…システムバス、520…データプロセッサ、530…DRAMメモリモジュール、540…ROM、550…不揮発性記憶デバイス、560…入出力装置、K…活性領域、Tr1…第一のMOSトランジスタ、Tr2…第二のMOSトランジスタ、Tr3…第三のMOSトランジスタ

Claims (17)

  1. メモリセルを備えたメモリセル領域を有する半導体装置であって、
    半導体基板と、
    前記半導体基板の表層に形成された素子分離用の溝部に素子分離絶縁膜が埋め込まれることによって、該素子分離絶縁膜の間に第一の方向に延在するように形成された複数の活性領域と、
    前記活性領域の表層から深さ方向に形成された不純物拡散層と、
    前記半導体基板の表層に、前記複数の活性領域を横切り第二の方向に延在するように形成された複数の埋め込みゲート用の溝部と、
    前記溝部に、セルゲート絶縁膜を介して前記半導体基板の上面よりも下方に位置するように埋め込まれたワード線と、
    前記溝部内側の前記ワード線上を埋め込むように形成された窒化シリコンからなる埋込絶縁膜と、
    前記不純物拡散層に接続するビット配線と容量コンタクトプラグと、を具備し、
    前記ビット配線と容量コンタクトプラグの少なくとも一方が、前記埋込絶縁膜上の一部に重なるように配置されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記メモリセル領域を囲むように形成された周辺回路領域を備え、
    前記周辺回路領域の前記半導体基板上に、前記セルゲート絶縁膜とは異なる周辺ゲート絶縁膜を介して、プレナー型MOSトランジスタのゲート電極が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記メモリセル領域の前記半導体基板上に層間絶縁膜を介して形成された導電層からなる容量コンタクトパッドと、
    前記周辺回路領域の前記層間絶縁膜上に形成された前記導電層からなる局所配線と、を具備してなることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記プレナー型MOSトランジスタのゲート電極は、
    第一のポリシリコン膜と、該第一のポリシリコン膜上に積層した第二のポリシリコン膜を含み、
    前記ビット配線は、前記メモリセル領域上に堆積された前記第二のポリシリコン膜を用いて形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 前記埋込絶縁膜が、前記溝部内壁側面を覆う第一埋込絶縁膜と、前記溝部内側の前記ワード線上を埋め込む第二埋込絶縁膜とからなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. メモリセル領域を有する半導体装置の製造方法であって、
    前記メモリセル領域において、
    半導体基板の表層に形成した素子分離用の溝部に素子分離絶縁膜を埋め込むことによって、該素子分離絶縁膜の間に第一の方向に延在する複数の活性領域を並べて形成する工程と、
    前記半導体基板の表層に、前記複数の活性領域を横切るように第二の方向に延在する複数の埋め込みゲート用の溝部を並べて形成する工程と、
    前記溝部に、セルゲート絶縁膜を介して前記半導体基板の上面よりも下方に位置するようにワード線を埋め込み形成する工程と、
    前記溝部内側の前記ワード線上を埋め込むように、窒化シリコンからなる埋込絶縁膜を形成する工程と、
    前記埋込絶縁膜及び前記半導体基板上に層間絶縁膜を形成したのちに、エッチングにより前記層間絶縁膜に、前記埋込絶縁膜と前記活性領域とに達する第一のコンタクト開口を形成する工程と、
    前記第一のコンタクト開口に第一の導電膜を充填することにより、前記埋込絶縁膜上の一部に重なるようにして前記活性領域に接続する第一のコンタクトプラグを形成する工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 前記埋め込みゲート用の溝部を形成する工程は、酸化シリコン膜をマスクの一部として用いて、前記半導体基板をエッチングする工程を含むことを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記ワード線を埋め込み形成する工程は、前記半導体基板上に前記窒化シリコンからなる埋込絶縁膜を堆積した後に、前記酸化シリコン膜で覆われていない領域の前記埋込絶縁膜をエッチバックする工程を含むことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第一のコンタクト開口を形成する工程と、前記コンタクトプラグを形成する工程の間に、自然酸化膜を除去するための湿式エッチングの工程を有することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第一のコンタクト開口を形成する工程と、前記コンタクトプラグを形成する工程の間に、前記第一の開口を介して不純物のイオン注入を行うことで、前記半導体基板の表層に不純物拡散層を形成する工程を備え、前記コンタクトプラグを前記不純物拡散層に接続するように形成することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記第一の導電膜のパターニングを行い、前記第一のコンタクトプラグと一体になるビット配線を前記メモリセル領域に形成することを特徴とする請求項6乃至10のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第一のコンタクトプラグを形成した後に、前記埋込絶縁膜上の一部に重なるようにして前記活性領域に接続する第二のコンタクトプラグを、前記第一のコンタクトプラグに隣接して形成する工程を有することを特徴とする請求項6乃至11のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記第二のコンタクトプラグに接続するキャパシタを形成する工程を有することを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記半導体基板上に周辺回路領域を備え、
    前記周辺回路領域上にプレナー型MOSトランジスタを形成する工程において、
    前記プレナー型MOSトランジスタのゲート電極と、前記ビット配線のパターニングを同時に行うことを特徴とする請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記前記埋込絶縁膜をLP−CVD法(減圧CVD法)によって形成することを特徴とする請求項6乃至14のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 前記埋込絶縁膜を形成する工程において、
    前記溝部の内壁側面を覆うように第一埋込絶縁膜を第一の窒化シリコン膜を用いて形成する工程と、
    前記第一埋込絶縁膜をエッチバックすることにより、前記第一埋込絶縁膜の膜厚を上に向かって先細りにするとともに前記ワード線上面を露出する工程と、
    前記溝部内側の前記ワード線上を埋め込むように第二埋込絶縁膜を第二の窒化シリコン膜を用いて形成する工程と、を有することを特徴とする請求項6乃至14のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  17. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の半導体装置を備えていることを特徴とするデータ処理システム。
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