JP2012084400A - 回転陽極型x線管及びx線管装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 回転陽極型X線管は、固定体と、回転体20と、潤滑剤と、陽極ターゲットと、陰極と、真空外囲器とを備えている。径小部12は、軸に沿った方向に並べられ、径大部11から遠くなるにつれて段階的に小さくなる外径を有し、多段外周面を形成する複数の固定部13を有している。蓋部22は、軸に沿った方向に並べられ、本体21から遠くなるにつれて段階的に小さくなる内径を有し、多段内周面を形成する複数の回転部23を有している。径大部11側から数えてN段目の固定部13は、本体21から数えてN段目の回転部23と対向している。N段目の回転部23の内径は、N段目の固定部13の外径より大きく、N−1段目の固定部13の外径より小さい。
【選択図】図2
Description
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、潤滑剤の漏れを防止することができる回転陽極型X線管及び上記回転陽極型X線管を備えたX線管装置を提供することにある。
円柱状に形成され、一端に位置したスラスト軸受面及び側面に位置したラジアル軸受面を有した径大部と、前記径大部より外径の小さい円柱状に形成され、前記径大部の一端側に位置し、前記径大部とともに同軸的に一体に形成された径小部と、を具備した固定体と、
筒状に形成され、前記径大部の外周に位置し、前記ラジアル軸受面に隙間を置いて対向した他のラジアル軸受面を有した本体と、筒状に形成され、前記径小部の側面に隙間を置いて位置し、前記本体に固定され、前記スラスト軸受面に隙間を置いて対向した他のスラスト軸受面を有した蓋部と、を具備し、前記固定体と同軸的に延出して形成され、前記固定体を中心に回転可能な回転体と、
前記径大部及び回転体間の隙間に充填され、前記スラスト軸受面及び他のスラスト軸受面とともに動圧形のスラストすべり軸受を形成し、前記ラジアル軸受面及び他のラジアル軸受面とともに動圧形のラジアルすべり軸受を形成する潤滑剤と、
前記回転体に固定され、電子が入射されることによりX線を放出する陽極ターゲットと、
前記陽極ターゲットに照射する電子を放出する陰極と、
前記固定体、回転体、陽極ターゲット及び陰極を収容し、前記固定体を固定する真空外囲器と、を備え、
前記径小部は、前記軸に沿った方向に並べられ、前記径大部から遠くなるにつれて段階的に小さくなる外径を有し、多段外周面を形成する複数の固定部を有し、
前記蓋部は、前記軸に沿った方向に並べられ、前記本体から遠くなるにつれて段階的に小さくなる内径を有し、多段内周面を形成する複数の回転部を有し、
2以上の自然数をNとすると、
前記径大部側から数えてN段目の固定部は、前記本体から数えてN段目の回転部と対向し、
前記N段目の回転部の内径は、前記N段目の固定部の外径より大きく、N−1段目の固定部の外径より小さいことを特徴としている。
円柱状に形成され、一端に位置したスラスト軸受面及び側面に位置したラジアル軸受面を有した径大部と、前記径大部より外径の小さい円柱状に形成され、前記径大部の一端側に位置し、前記径大部とともに同軸的に一体に形成された径小部と、を具備した固定体と、筒状に形成され、前記径大部の外周に位置し、前記ラジアル軸受面に隙間を置いて対向した他のラジアル軸受面を有した本体と、筒状に形成され、前記径小部の側面に隙間を置いて位置し、前記本体に固定され、前記スラスト軸受面に隙間を置いて対向した他のスラスト軸受面を有した蓋部と、を具備し、前記固定体と同軸的に延出して形成され、前記固定体を中心に回転可能な回転体と、前記径大部及び回転体間の隙間に充填され、前記スラスト軸受面及び他のスラスト軸受面とともに動圧形のスラストすべり軸受を形成し、前記ラジアル軸受面及び他のラジアル軸受面とともに動圧形のラジアルすべり軸受を形成する潤滑剤と、前記回転体に固定され、電子が入射されることによりX線を放出する陽極ターゲットと、前記陽極ターゲットに照射する電子を放出する陰極と、前記固定体、回転体、陽極ターゲット及び陰極を収容し、前記固定体を固定する真空外囲器と、を備えた回転陽極型X線管と、
前記回転体に与える磁界を発生して前記回転体及び陽極ターゲットを回転させるコイルと、
前記回転陽極型X線管及びコイルを収容した筐体と、を備え、
前記径小部は、前記軸に沿った方向に並べられ、前記径大部から遠くなるにつれて段階的に小さくなる外径を有し、多段外周面を形成する複数の固定部を有し、
前記蓋部は、前記軸に沿った方向に並べられ、前記本体から遠くなるにつれて段階的に小さくなる内径を有し、多段内周面を形成する複数の回転部を有し、
2以上の自然数をNとすると、
前記径大部側から数えてN段目の固定部は、前記本体から数えてN段目の回転部と対向し、
前記N段目の回転部の内径は、前記N段目の固定部の外径より大きく、N−1段目の固定部の外径より小さいことを特徴としている。
図1に示すように、回転陽極型のX線管装置は、回転陽極型X線管1と、磁界を発生させるコイルとしてのステータコイル2と、回転陽極型X線管1及びステータコイル2を収容した筐体3と、筐体3内に充填された冷却液7とを備えている。
径小部12は、径大部11より外径の小さい円柱状に形成され、径大部11の一端側に位置している。
また、回転体20は、筒部26を有している。筒部26は、本体21の側面と接合され、本体21に固定されている。筒部26は、例えばCu(銅)で形成されている。
図2に示すように、径大部11は、回転軸に沿った方向に並んだ複数の掻き込み部15a、15bを有している。掻き込み部15a、15bは、ラジアル軸受面S11cに形成され、かつ、回転体20の回転方向に沿って並べられているとともに回転方向に対して斜線状に延出して配列されている複数のパターン部Pをそれぞれ有している。この実施の形態において、パターン部Pは、数十μmの深さを有した溝で形成されている。
筐体3は、陰極60と対向したターゲット層52付近にX線を透過させるX線透過窓3aを有している。筐体3の内部には、回転陽極型X線管1及びステータコイル2が収容されている他、冷却液7が充填されている。
上記のように回転陽極型X線管1を備えたX線管装置が形成されている。
図2に示すように、径小部12は、軸(中心軸)に沿った方向に並べられ、一体に形成された複数の固定部13を有している。複数の固定部13は、径大部11から遠くなるにつれて段階的に小さくなる外径を有し、多段外周面を形成している。ここでは、径小部12は、4段に形成され、4個の固定部13を有している。
ここで、2以上の自然数をNとする。すると、径大部11側から数えてN段目の固定部13は、本体21から数えてN段目の回転部23と対向している。N段目の回転部23の内径は、N段目の固定部13の外径より大きく、N−1段目の固定部13の外径より小さい。
上記したことから、液体金属LMの漏れを防止することができる回転陽極型X線管1及びX線管装置を得ることができる。
上記したことから、液体金属LMの漏れを防止することができる回転陽極型X線管1及びX線管装置を得ることができる。
この発明は、上記回転陽極型X線管及びX線管装置に限らず、各種の回転陽極型X線管及びX線管装置に適用することができる。
Claims (4)
- 円柱状に形成され、一端に位置したスラスト軸受面及び側面に位置したラジアル軸受面を有した径大部と、前記径大部より外径の小さい円柱状に形成され、前記径大部の一端側に位置し、前記径大部とともに同軸的に一体に形成された径小部と、を具備した固定体と、
筒状に形成され、前記径大部の外周に位置し、前記ラジアル軸受面に隙間を置いて対向した他のラジアル軸受面を有した本体と、筒状に形成され、前記径小部の側面に隙間を置いて位置し、前記本体に固定され、前記スラスト軸受面に隙間を置いて対向した他のスラスト軸受面を有した蓋部と、を具備し、前記固定体と同軸的に延出して形成され、前記固定体を中心に回転可能な回転体と、
前記径大部及び回転体間の隙間に充填され、前記スラスト軸受面及び他のスラスト軸受面とともに動圧形のスラストすべり軸受を形成し、前記ラジアル軸受面及び他のラジアル軸受面とともに動圧形のラジアルすべり軸受を形成する潤滑剤と、
前記回転体に固定され、電子が入射されることによりX線を放出する陽極ターゲットと、
前記陽極ターゲットに照射する電子を放出する陰極と、
前記固定体、回転体、陽極ターゲット及び陰極を収容し、前記固定体を固定する真空外囲器と、を備え、
前記径小部は、前記軸に沿った方向に並べられ、前記径大部から遠くなるにつれて段階的に小さくなる外径を有し、多段外周面を形成する複数の固定部を有し、
前記蓋部は、前記軸に沿った方向に並べられ、前記本体から遠くなるにつれて段階的に小さくなる内径を有し、多段内周面を形成する複数の回転部を有し、
2以上の自然数をNとすると、
前記径大部側から数えてN段目の固定部は、前記本体から数えてN段目の回転部と対向し、
前記N段目の回転部の内径は、前記N段目の固定部の外径より大きく、N−1段目の固定部の外径より小さいことを特徴とする回転陽極型X線管。 - 前記蓋部は、内周面を窪めて形成され、前記スラストすべり軸受から押し出された前記潤滑剤を収容する収容部をさらに有していることを特徴とする請求項1に記載の回転陽極型X線管。
- 前記収容部は、前記N段目の固定部及びN−1段目の固定部間の境界を跨いでいることを特徴とする請求項2に記載の回転陽極型X線管。
- 円柱状に形成され、一端に位置したスラスト軸受面及び側面に位置したラジアル軸受面を有した径大部と、前記径大部より外径の小さい円柱状に形成され、前記径大部の一端側に位置し、前記径大部とともに同軸的に一体に形成された径小部と、を具備した固定体と、筒状に形成され、前記径大部の外周に位置し、前記ラジアル軸受面に隙間を置いて対向した他のラジアル軸受面を有した本体と、筒状に形成され、前記径小部の側面に隙間を置いて位置し、前記本体に固定され、前記スラスト軸受面に隙間を置いて対向した他のスラスト軸受面を有した蓋部と、を具備し、前記固定体と同軸的に延出して形成され、前記固定体を中心に回転可能な回転体と、前記径大部及び回転体間の隙間に充填され、前記スラスト軸受面及び他のスラスト軸受面とともに動圧形のスラストすべり軸受を形成し、前記ラジアル軸受面及び他のラジアル軸受面とともに動圧形のラジアルすべり軸受を形成する潤滑剤と、前記回転体に固定され、電子が入射されることによりX線を放出する陽極ターゲットと、前記陽極ターゲットに照射する電子を放出する陰極と、前記固定体、回転体、陽極ターゲット及び陰極を収容し、前記固定体を固定する真空外囲器と、を備えた回転陽極型X線管と、
前記回転体に与える磁界を発生して前記回転体及び陽極ターゲットを回転させるコイルと、
前記回転陽極型X線管及びコイルを収容した筐体と、を備え、
前記径小部は、前記軸に沿った方向に並べられ、前記径大部から遠くなるにつれて段階的に小さくなる外径を有し、多段外周面を形成する複数の固定部を有し、
前記蓋部は、前記軸に沿った方向に並べられ、前記本体から遠くなるにつれて段階的に小さくなる内径を有し、多段内周面を形成する複数の回転部を有し、
2以上の自然数をNとすると、
前記径大部側から数えてN段目の固定部は、前記本体から数えてN段目の回転部と対向し、
前記N段目の回転部の内径は、前記N段目の固定部の外径より大きく、N−1段目の固定部の外径より小さいことを特徴とするX線管装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010229916A JP5531293B2 (ja) | 2010-10-12 | 2010-10-12 | 回転陽極型x線管及びx線管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010229916A JP5531293B2 (ja) | 2010-10-12 | 2010-10-12 | 回転陽極型x線管及びx線管装置 |
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JP2012084400A true JP2012084400A (ja) | 2012-04-26 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102015204488A1 (de) | 2015-03-12 | 2016-09-15 | Siemens Healthcare Gmbh | Flüssigmetall-Gleitlager |
WO2021163741A1 (de) | 2020-02-20 | 2021-08-26 | Plansee Se | RÖNTGENDREHANODE MIT INTEGRIERTER FLÜSSIGMETALLLAGER-AUßENSCHALE |
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2010
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DE102015204488A1 (de) | 2015-03-12 | 2016-09-15 | Siemens Healthcare Gmbh | Flüssigmetall-Gleitlager |
DE102015204488B4 (de) * | 2015-03-12 | 2018-01-04 | Siemens Healthcare Gmbh | Flüssigmetall-Gleitlager |
WO2021163741A1 (de) | 2020-02-20 | 2021-08-26 | Plansee Se | RÖNTGENDREHANODE MIT INTEGRIERTER FLÜSSIGMETALLLAGER-AUßENSCHALE |
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