JP5532332B2 - 回転陽極型x線管及びx線管装置 - Google Patents
回転陽極型x線管及びx線管装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5532332B2 JP5532332B2 JP2010229915A JP2010229915A JP5532332B2 JP 5532332 B2 JP5532332 B2 JP 5532332B2 JP 2010229915 A JP2010229915 A JP 2010229915A JP 2010229915 A JP2010229915 A JP 2010229915A JP 5532332 B2 JP5532332 B2 JP 5532332B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ray tube
- main body
- fixed
- anode
- lid portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- X-Ray Techniques (AREA)
Description
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、潤滑剤の漏れを防止することができる回転陽極型X線管及び上記回転陽極型X線管を備えたX線管装置を提供することにある。
円柱状に形成され、スラスト軸受面を有した固定体と、
前記固定体と同軸的に延出して筒状に形成され、前記固定体が内部に嵌合された本体と、前記固定体及び本体と同軸の環状に形成され、前記本体に固定され、前記スラスト軸受面に隙間を置いて対向した他のスラスト軸受面を有した蓋部と、を含み、前記固定体を中心に回転可能な回転体と、
前記固定体及び回転体間の隙間に充填され、前記スラスト軸受面及び他のスラスト軸受面とともに動圧形のスラストすべり軸受を形成する潤滑剤と、
前記回転体に固定され、電子が入射されることによりX線を放出する陽極ターゲットと、
前記陽極ターゲットに照射する電子を放出する陰極と、
前記固定体、回転体、陽極ターゲット及び陰極を収容し、前記固定体を固定する真空外囲器と、を備え、
前記蓋部は、前記本体の開口した端部の内周面に全体に亘って密接されていることを特徴としている。
円柱状に形成され、スラスト軸受面を有した固定体と、前記固定体と同軸的に延出して筒状に形成され、前記固定体が内部に嵌合された本体と、前記固定体及び本体と同軸の環状に形成され、前記本体に固定され、前記スラスト軸受面に隙間を置いて対向した他のスラスト軸受面を有した蓋部と、を含み、前記固定体を中心に回転可能な回転体と、前記固定体及び回転体間の隙間に充填され、前記スラスト軸受面及び他のスラスト軸受面とともに動圧形のスラストすべり軸受を形成する潤滑剤と、前記回転体に固定され、電子が入射されることによりX線を放出する陽極ターゲットと、前記陽極ターゲットに照射する電子を放出する陰極と、前記固定体、回転体、陽極ターゲット及び陰極を収容し、前記固定体を固定する真空外囲器と、を備えた回転陽極型X線管と、
前記回転体に与える磁界を発生して前記回転体及び陽極ターゲットを回転させるコイルと、
前記回転陽極型X線管及びコイルを収容した筐体と、を具備し、
前記蓋部は、前記本体の開口した端部の内周面に全体に亘って密接されていることを特徴としている。
図1に示すように、回転陽極型X線管装置は、回転陽極型X線管1と、磁界を発生させるコイルとしてのステータコイル2と、回転陽極型X線管1及びステータコイル2を収容した筐体3と、筐体3内に充填された冷却液7とを備えている。
また、回転体20は、筒部25を有している。筒部25は、本体21の側面と接合され、本体21に固定されている。筒部25は、例えばCu(銅)で形成されている。
図1に示すように、第1固定部11は、回転軸に沿った方向に並んだ複数の掻き込み部15a、15b、15c、15dを有している。掻き込み部15a、15b、15c、15dは、ラジアル軸受面S11cに形成され、かつ、回転体20の回転方向に沿って並べられているとともに回転方向に対して斜線状に延出して配列されている複数のパターン部Pをそれぞれ有している。この実施の形態において、パターン部Pは、数十μmの深さを有した溝で形成されている。
筐体3は、陰極60と対向したターゲット層52付近にX線を透過させるX線透過窓3aを有している。筐体3の内部には、回転陽極型X線管1及びステータコイル2が収容されている他、冷却液7が充填されている。
上記のように回転陽極型X線管1を備えたX線管装置が形成されている。
図1及び図3に示すように、まず、本体21内に固定シャフト10を差し込む。続いて、外径D22をもつ蓋部22を用意する。上記密接界面I1に重なった位置において、蓋部22の外径D22は、本体21の開口した端部(他端部)の内径D21より大きくなるように設定されている(D22>D21)。次いで、用意した蓋部22を冷却し、蓋部22の外径D22を縮小する。
これにより、回転体20に固定シャフト10を嵌合する製造工程が終了する。
上記のことから、液体金属LMの漏れを防止することができる回転陽極型X線管1及び上記回転陽極型X線管を備えたX線管装置を得ることができる。
図4及び図5に示すように、まず、本体21内に固定シャフト10を差し込む。続いて、外径D22をもつ蓋部22を用意する。上記密接界面I1に重なった位置において、蓋部22の外径D22は、本体21の開口した端部(他端部)の内径D21より大きくなるように設定されている(D22>D21)。次いで、図示しない加圧治具を用い、用意した蓋部22を、本体21の他端部内に圧入する。この際、フィン26の曲がりにより、蓋部22の圧入を容易に行うことができる。
これにより、回転体20に固定シャフト10を嵌合する製造工程が終了する。
上記のことから、液体金属LMの漏れを防止することができる回転陽極型X線管1及び上記回転陽極型X線管を備えたX線管装置を得ることができる。
図6及び図7に示すように、まず、本体21内に固定シャフト10を差し込む。続いて、外径D22をもつ蓋部22を用意する。上記密接界面I1に重なった位置において、蓋部22の外径D22は、本体21の開口した端部(他端部)の内径D21より大きくなるように設定されている(D22>D21)。次いで、図示しない加圧治具を用い、用意した蓋部22を、本体21の他端部内に圧入する。この際、本体21はテーパ面S21cを有し、蓋部22はテーパ面S22cを有しているため、蓋部22の圧入を容易に行うことができる。
これにより、回転体20に固定シャフト10を嵌合する製造工程が終了する。
上記のことから、液体金属LMの漏れを防止することができる回転陽極型X線管1及び上記回転陽極型X線管を備えたX線管装置を得ることができる。
Claims (7)
- 円柱状に形成され、スラスト軸受面を有した固定体と、
前記固定体と同軸的に延出して筒状に形成され、前記固定体が内部に嵌合された本体と、前記固定体及び本体と同軸の環状に形成され、前記本体に固定され、前記スラスト軸受面に隙間を置いて対向した他のスラスト軸受面を有した蓋部と、を含み、前記固定体を中心に回転可能な回転体と、
前記固定体及び回転体間の隙間に充填され、前記スラスト軸受面及び他のスラスト軸受面とともに動圧形のスラストすべり軸受を形成する潤滑剤と、
前記回転体に固定され、電子が入射されることによりX線を放出する陽極ターゲットと、
前記陽極ターゲットに照射する電子を放出する陰極と、
前記固定体、回転体、陽極ターゲット及び陰極を収容し、前記固定体を固定する真空外囲器と、を備え、
前記蓋部は、前記本体の開口した端部の内周面に全体に亘って密接されていることを特徴とする回転陽極型X線管。 - 前記蓋部は、締り嵌めにより、前記本体の端部の内周面に密接されていることを特徴とする請求項1に記載の回転陽極型X線管。
- 前記蓋部は、前記本体の端部内に圧入されることにより、前記本体の端部の内周面に密接されていることを特徴とする請求項1に記載の回転陽極型X線管。
- 前記蓋部は、それぞれ、外周に位置し、環状に形成され、軸に沿った方向に間隔を置いて並べられ、前記本体の端部の内周面に対向した凹凸面を形成する複数のフィンを有し、
前記複数のフィンの外周面が、前記本体の端部の内周面に密接されていることを特徴とする請求項3に記載の回転陽極型X線管。 - 前記複数のフィンの外周面は、同一円周面上に位置していることを特徴とする請求項4に記載の回転陽極型X線管。
- 互いに対向した前記本体の端部の内周面及び前記蓋部の外周面は、それぞれ前記蓋部の圧入方向に沿って次第に縮小するテーパを有していることを特徴とする請求項3に記載の回転陽極型X線管。
- 円柱状に形成され、スラスト軸受面を有した固定体と、前記固定体と同軸的に延出して筒状に形成され、前記固定体が内部に嵌合された本体と、前記固定体及び本体と同軸の環状に形成され、前記本体に固定され、前記スラスト軸受面に隙間を置いて対向した他のスラスト軸受面を有した蓋部と、を含み、前記固定体を中心に回転可能な回転体と、前記固定体及び回転体間の隙間に充填され、前記スラスト軸受面及び他のスラスト軸受面とともに動圧形のスラストすべり軸受を形成する潤滑剤と、前記回転体に固定され、電子が入射されることによりX線を放出する陽極ターゲットと、前記陽極ターゲットに照射する電子を放出する陰極と、前記固定体、回転体、陽極ターゲット及び陰極を収容し、前記固定体を固定する真空外囲器と、を備えた回転陽極型X線管と、
前記回転体に与える磁界を発生して前記回転体及び陽極ターゲットを回転させるコイルと、
前記回転陽極型X線管及びコイルを収容した筐体と、を具備し、
前記蓋部は、前記本体の開口した端部の内周面に全体に亘って密接されていることを特徴とするX線管装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010229915A JP5532332B2 (ja) | 2010-10-12 | 2010-10-12 | 回転陽極型x線管及びx線管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010229915A JP5532332B2 (ja) | 2010-10-12 | 2010-10-12 | 回転陽極型x線管及びx線管装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012084399A JP2012084399A (ja) | 2012-04-26 |
JP5532332B2 true JP5532332B2 (ja) | 2014-06-25 |
Family
ID=46243054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010229915A Active JP5532332B2 (ja) | 2010-10-12 | 2010-10-12 | 回転陽極型x線管及びx線管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5532332B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6419587B2 (ja) * | 2015-01-16 | 2018-11-07 | 東芝電子管デバイス株式会社 | 回転陽極型x線管 |
-
2010
- 2010-10-12 JP JP2010229915A patent/JP5532332B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012084399A (ja) | 2012-04-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5259406B2 (ja) | 回転陽極型x線管 | |
US9972472B2 (en) | Welded spiral groove bearing assembly | |
US20100128848A1 (en) | X-ray tube having liquid lubricated bearings and liquid cooled target | |
US10438767B2 (en) | Thrust flange for x-ray tube with internal cooling channels | |
JP5532332B2 (ja) | 回転陽極型x線管及びx線管装置 | |
JP2006302648A5 (ja) | ||
EP3358208B1 (en) | Ring seal for liquid metal bearing assembly | |
JP2016009617A (ja) | 回転陽極型x線管 | |
US9275822B2 (en) | Liquid metal containment in an X-ray tube | |
JP5531293B2 (ja) | 回転陽極型x線管及びx線管装置 | |
JP2010103046A (ja) | 回転陽極型x線管 | |
JP2011233364A (ja) | 回転陽極型x線管及び回転陽極型x線管装置 | |
JP7066568B2 (ja) | 回転陽極x線管及び回転陽極x線管装置 | |
US20150103978A1 (en) | Cooled Rotary Anode for an X-Ray Tube | |
JP6419587B2 (ja) | 回転陽極型x線管 | |
JP2010212088A (ja) | 回転陽極型x線管 | |
JP5370966B2 (ja) | 回転陽極型x線管及びx線管装置 | |
JP2015041432A (ja) | 回転陽極型x線管及びx線管装置 | |
JP5618693B2 (ja) | X線管装置及びx線管装置の製造方法 | |
JP5284020B2 (ja) | すべり軸受ユニット及び回転陽極型x線管装置 | |
JP2012043555A (ja) | 回転陽極型x線管及びx線管装置 | |
JP2014160604A (ja) | 回転陽極型x線管 | |
WO2023228430A1 (ja) | 回転陽極型x線管 | |
JP2024009635A (ja) | 回転陽極x線管 | |
JP2023154827A (ja) | 回転陽極型x線管 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20130826 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130828 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140311 |
|
RD07 | Notification of extinguishment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427 Effective date: 20140319 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140409 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5532332 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |