JP2012081925A - ドライビングポジション設定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のキーシステムが同時に照合成立状態となっていても、問題なくドライビングポジションの設定動作を実行することができるドライビングポジション設定装置を提供する。
【解決手段】ドライビングポジションECU20に、キー操作フリーシステム3及び近距離無線通信システム13がともにID照合成立を認識しているか否かを判定する同時認識有無判定部27を設ける。ドライビングポジション設定装置19が動作を開始するとき、同時認識有無判定部27は2つのシステム3,13がともにID照合成立を認識しているか否かを確認する。両システム3,13がともにID照合成立を認識しているとき、優先設定部28は近距離無線通信システム13に準じた仕様にドライビングポジションを設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、座席のドライビングポジションを設定するドライビングポジション設定装置に関する。
近年、車両には、ドライビングポジション設定装置(特許文献1等参照)が搭載された車種がある。ドライビングポジション設定装置は、例えばドアロックを車両キーにより解錠してドアを開けたとき、予め車体に登録しておいたドライビングポジションに関連する設定データを基に、例えば座席の前後位置、座席の背もたれ角度、ステアリングホイールの高さ位置、ステアリングホイールの角度などを自動調整する。
また、多くの車両には、携帯機(スマートキー)を電子キーとして使用するキー操作フリーシステムが搭載されている。キー操作フリーシステムは、車両からの通信をトリガとして携帯機と無線によりID照合する電子キーシステムの一種である。キー操作フリーシステムは、車外で電子キーとID照合が成立するとドアロック施解錠を許可又は実行し、車内で電子キーとID照合が成立するとエンジン始動を許可する。
ところで、近年、利便性向上を目的として、車両専用の電子キーである携帯機以外の端末も電子キーとして使用したいニーズがある。この場合は、例えばNFC(Near Field Communication)等を用いた近距離無線通信システムを車両に別途搭載し、ICカードや携帯電話等の近距離無線端末を電子キーとして用い、車両とID照合を実行する。なお、近距離無線通信システムは通信距離が数10cm以下と非常に短いため、通信に際しては近距離無線端末を車両のアンテナにかざす(密着させる)操作が必要である。
特開平9−123924号公報
この場合、車両には、異なる2種類の電子キーシステム(キー操作フリーシステム及び近距離無線通信システム)が搭載されることになる。ここで、キー操作フリーシステムの通信距離は例えば1〜2m程度というように近距離無線通信システムに比べて距離が長いため、例えば近距離無線端末を車両のアンテナにかざしてID照合を成立させたときに、仮にユーザが携帯機を所持していたとすると、ユーザの意に反して携帯機でもID照合が成立する状況となってしまう。
よって、このとき、ドライビングポジション設定装置は、キー操作フリーシステム及び近距離無線通信システムの両方で照合成立を認識するので、どちらのシステムに準じて動作してよいか判断がつかなくなる問題があった。つまり、キー操作フリーシステム及び近距離無線通信システムの両方でID照合を同時に認識した場合、どちらのシステムを優先するのか不明であった。従って、このような状況になったときにどちらのシステムを優先するのかを決めておきたいニーズがあった。
本発明の目的は、複数のキーシステムが同時に照合成立状態となっていても、問題なくドライビングポジションの設定動作を実行することができるドライビングポジション設定装置を提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、車内の座席のドライビングポジションを自動調整するドライビングポジション設定装置において、車両に複数のキーシステムが搭載されている場合、前記ドライビングポジションの設定動作を開始するときに前記キーシステムのうち少なくとも2つで照合成立状態となっているか否かを確認する確認手段と、前記キーシステムの少なくとも2つが同時に照合成立状態となっているとき、特定の1つのキーシステムに準じた態様に前記ドライビングポジションを設定する設定手段とを備えたことを要旨とする。
この構成によれば、ドライビングポジションの設定動作を開始するとき、仮に複数のキーシステムが同時に照合成立状態となっていたとしても、その中の特定の1つキーシステムに準じた態様にドライビングポジションが設定される。よって、複数のキーシステムが同時に照合成立状態となっていても、どのキーシステムに準じて動作すればよいのかの道筋が付くので、ドライビングポジションの設定動作を問題なく実行することが可能となる。
本発明では、前記設定手段は、前記キーシステムの少なくとも2つが照合成立状態となっているとき、予め決められた優先順に従い、優先順位の高いキーシステムに準じた態様に前記ドライビングポジションを設定することを要旨とする。
この構成によれば、複数のキーシステムが同時に照合成立状態となっているとき、優先順位の最も高いシステムの仕様を基に、ドライビングポジションの設定動作が実行される。よって、同時に照合成立となっている複数のキーシステムの中で、優先順位の高低を確認するという簡素な処理によって、どのキーシステムに準じた仕様を選択すればよいのかが判定可能となる。
本発明では、前記キーシステムは、前記車両から狭域無線通信にて送信されたリクエスト信号を電子キーが受信すると、該電子キーがID信号を前記車両に返信してID照合するキー操作フリーシステムと、前記車両から近距離無線通信にて送信された駆動電波を電子キーが受信すると、該駆動電波を電源として前記電子キーが前記車両にID信号を返信してID照合する近距離無線通信システムとを含み、前記設定手段は、前記キー操作フリーシステム及び前記近距離無線通信システムがともに照合成立状態となっているとき、前記近距離無線通信システムに準じた態様にドライビングポジションを設定することを要旨とする。
この構成によれば、キー操作フリーシステムは狭域無線通信とは言え、ある程度の通信距離があるため、ユーザが意識しないところでID照合が成立する可能性がある。一方で、近距離無線通信システムは通信距離が例えば数10cm程度と非常に短いため、電子キーを車両にアンテナにかざすというユーザの意識的な操作で以てのみID照合が成立するはずである。よって、キー操作フリーシステム及び近距離無線通信システムがともに照合成立状態となっているとき、近距離無線通信システムを優先するようにすれば、ユーザが意図してID照合を成立させた側のシステムを必ず優先することになるので、ドライビングポジションを確実にユーザに即した態様に設定することが可能となる。
本発明によれば、複数のキーシステムが同時に照合成立状態となっていても、問題なくドライビングポジションの設定動作を実行することができる。
一実施形態のドライビングポジション設定装置の構成図。 システム優先機能のフローチャート。 ドライビングポジション設定装置の動作例を示す説明図。 ドライビングポジション設定装置の動作例を示す説明図。
以下、本発明を具体化したドライビングポジション設定装置の一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1に示すように、車両1からの通信をトリガとして車両1と携帯機2とが無線によりID照合(スマート照合)を実行するキー操作フリーシステム3が搭載されている。携帯機2は、固有のIDコード(携帯機IDコード)を記憶し、このIDコードを無線により車両1に送信可能である。なお、携帯機2が電子キーを構成し、キー操作フリーシステム3がキーシステムを構成する。
車両1には、ID照合装置4、ドアロック装置5及びエンジン始動装置6が設けられ、これらがバス7を介して接続されている。ID照合装置4には、ID照合装置4のコントロールユニットとして照合ECU8が設けられている。照合ECU8のメモリ(図示略)には、携帯機2の個別IDとして携帯機IDコードが登録されている。照合ECU8には、車外にLF(Low Frequency)帯の電波を送信可能な車外発信機9と、車内にLF電波を送信可能な車内発信機10と、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波を受信可能な車両受信機11とが接続されている。
照合ECU8は、携帯機2が車外に位置するとき、車外発信機9からリクエスト信号SrqをLF電波により数mの通信エリアにて断続的に送信させる。携帯機2が車両1に接近してリクエスト信号Srqを受信すると、ID信号Sid1をUHF電波により送信する。照合ECU8は、ID信号Sid1を車両受信機11で受信すると、ID信号Sid1に含まれる携帯機IDコードにてID照合、いわゆる車外照合を行い、この照合が成立すれば、ドアロック装置5によるドアロック施解錠を許可又は実行させる。
また、照合ECU8は、例えばドアカーテシスイッチ等により乗車を検出すると、車外発信機9に代えて車内発信機10からリクエスト信号Srqの送信を開始させる。携帯機2は、このリクエスト信号Srqを受信するとID信号Sid1を送信する。照合ECU8は、このID信号Sid1を車両受信機11で受信すると、ID照合、いわゆる車内照合を行い、この照合が成立すれば、プッシュモーメンタリ式のエンジンスイッチ12によるエンジン始動を許可する。
車両1には、通信距離が数10cm以下と非常に短い範囲にてID照合を実行可能な近距離無線通信システム13が搭載されている。近距離無線通信システム13には、例えばNFC(Near Field Communication)が使用され、携帯機2とは別に電子キーとして近距離無線端末14が設けられている。近距離無線端末14は、パッシブ式のいわゆるタグであって、例えばICカードや携帯電話等からなる。近距離無線端末14は、車両1から送信された駆動電波Svを電源にして動作する。近距離無線端末14には、近距離無線端末14の固有IDとして端末IDコードが登録されている。なお、近距離無線通信システム13がキーシステムを構成し、近距離無線端末14が電子キーを構成する。
車両1には、近距離無線通信システム13の車両1側の機器としてリーダライタ15が設けられている。なお、リーダライタ15は、車外及び車内のそれぞれでID照合できるように、車内外のそれぞれ(車外を15a、車内を15bとする)に設けられる。なお、図1では、車内外のリーダライタ15a,15bを1つにまとめて図示する。ちなみに、車外リーダライタ15aは例えばドアトリムやサイドミラー等に設置され、車内リーダライタ15bはエンジンスイッチ12の周囲等に設置される。
リーダライタ15は、リーダライタ15のコントロールユニットであるリーダライタECU16と、例えばHF(High Frequency)帯の電波を送受信可能なアンテナ17とを備えている。リーダライタECU16は、自身のメモリ(図示略)に携帯機IDコードが登録されるとともに、通信線18を介して照合ECU8に接続されている。リーダライタECU16は、アンテナ17の電波送受信動作を管理するとともに、照合ECU8と各種データをやり取りする。アンテナ17は、例えばループアンテナが使用されている。
車外リーダライタ15aは、近距離無線端末14が車外に位置するとき、アンテナ17から駆動電波Svを断続送信する。駆動電波Svは、単なる無変調搬送波である。このとき、近距離無線端末14がアンテナ17にかざされ、近距離無線端末14が駆動電波Svを受信すると、近距離無線端末14は電源オフ状態から起動し、端末IDコードを含むID信号Sid2をLF電波により送信する。車外リーダライタ15aは、アンテナ17にてID信号Sid2を受信すると、ID信号Sid2に含まれる端末IDコードによりID照合、いわゆる車外かざし照合を実行し、この照合が成立すれば、車外かざし照合成立通知を照合ECU8に出力する。照合ECU8は、車外リーダライタ15aから車外かざし照合成立通知を入力すると、ドアロック装置5によるドアロック施解錠を許可又は実行させる。
また、車内リーダライタ15bは、例えばドアカーテシスイッチ等により乗車を検出すると、車外リーダライタ15aに代わり、駆動電波Svの断続送信を開始する。このとき、車内リーダライタ15bと近距離無線端末14との通信が確立し、車内リーダライタ15bが近距離無線端末14からID信号Sid2を受信すると、その中の端末IDコードによりID照合、いわゆる車内かざし照合を実行し、この照合が成立すれば、車内かざし照合成立通知を照合ECU8に出力する。照合ECU8は、車内リーダライタ15bから車内かざし照合成立通知を入力すると、エンジンスイッチ12によるエンジン始動を許可する。
車両1には、例えばユーザが乗車するときに座席(運転席)のドライビングポジションを自動設定するドライビングポジション設定装置19が搭載されている。ドライビングポジション設定装置19は、車両走行後にエンジンを停止したとき、そのときのドライビングポジションを設定データDとして記憶し、次の運転のとき、その設定データDを基にドライビングポジションを自動調整する。ドライビングポジションには、例えば座席の前後位置、座席の背もたれ角度、ステアリングホイールの高さ位置、ステアリングホイールの角度、ヘッドレストの高さ位置、車両ミラー(バックミラーやサイドミラー等)の傾斜角度などがある。
ドライビングポジション設定装置19には、そのコントロールユニットとしてドライビングポジションECU20が設けられている。ドライビングポジションECU20には、座席やステアリングホイール等の座席周辺機器21の位置を検出する検出部22と、車両ドアを開ける際に操作する車外ドアハンドル23とが接続されている。
ドライビングポジションECU20のメモリ24には、ドライビングポジションに関連する設定データDが登録されている。設定データDは、キー操作フリーシステム3及び近距離無線通信システム13ごとに登録されている。これは、それぞれのシステムでIDコードが異なるためである。また、携帯機2や近距離無線端末14はマスターキー以外にサブキーが設けられることもあるので、同一システムであってもIDコードが違えば、各IDコードで異なる設定データDが登録される。
ドライビングポジションECU20は、車両1と電子キーとがID照合成立したとき、どのIDコードで成立したのかの通知として照合成立ID通知を、通信線25を介して照合ECU8から取得する。そして、ドライビングポジションECU20は、例えば車外ドアハンドル23の操作をトリガとしてドライビングポジションの設定動作を開始したとき、照合成立中のIDコードに対応する設定データDを読み出し、その設定データDに基づき座席周辺機器21を制御することにより、ドライビングポジションを自動調整する。
ドライビングポジション設定装置19には、キー操作フリーシステム3及び近距離無線通信システム13が同時に照合成立したときに、どちらを優先させるのかを設定するシステム優先機能が設けられている。これは、ドライビングポジション設定装置19の動作開始を車外ドアハンドル23が操作されたときとしているので、この操作があったときに、キー操作フリーシステム3及び近距離無線通信システム13が、ともに照合成立状態となっている状況も起こり得るからである。
この場合、ドライビングポジションECU20には、照合ECU8から照合に関係する情報を取得する照合成立通知取得部26が設けられている。照合成立通知取得部26は、キー操作フリーシステム3がID照合成立したときに、照合ECU8から通信線25を通じて、スマート照合に類する照合成立ID通知(スマート照合成立通知)を取得する。また、照合成立通知取得部26は、近距離無線通信システム13がID照合成立したとき、照合ECU8から通信線25を通じ、かざし照合に類する照合成立ID通知(かざし照合成立通知)を取得する。なお、照合成立通知取得部26が確認手段を構成する。
ドライビングポジションECU20には、キー操作フリーシステム3及び近距離無線通信システム13がともに照合成立を認識しているか否かを判定する同時認識有無判定部27が設けられている。同時認識有無判定部27は、ドライビングポジション設定装置19の動作開始時、照合ECU8からスマート照合成立通知及びかざし照合成立通知の両方を取得していることを確認すると、キー操作フリーシステム3及び近距離無線通信システム13がともにID照合成立していると判断する。なお、照合成立通知取得部26が確認手段を構成する。
ドライビングポジションECU20には、キー操作フリーシステム3及び近距離無線通信システム13がともにID照合成立を認識しているとき、どちらのシステムを優先するのかを設定する優先設定部28が設けられている。優先設定部28は、同時認識有無判定部27がシステムの同時ID照合成立を有りと判定しているとき、近距離無線通信システム13を優先させる。なお、優先設定部28が設定手段に相当する。
次に、ドライビングポジション設定装置19のシステム優先機能の動作を、図2〜図4に従って説明する。なお、ドライビングポジションECU20は、図2に示すフローチャートを所定時間間隔で繰り返し実行する。
ステップ100では、車両駐車時において、認識済みの電子キーがあるか否かを判断する。つまり、同時認識有無判定部27は、照合ECU8からスマート照合成立通知又はかざし照合成立通知を取得しているか否かを確認することにより、ID照合が成立しているシステムが存在するか否かを判断する。ここで、スマート照合成立通知又はかざし照合成立通知を取得していれば、ステップ101に移行し、取得していなければ、ステップ100にて待機する。
ステップ101では、近距離無線端末14によるID照合の成立を認識しているか否かを判断する。つまり、同時認識有無判定部27は、照合ECU8からかざし照合成立通知を取得しているか否かを判断する。このとき、かざし照合成立通知を取得していれば、ステップ102に移行し、かざし照合成立通知を取得していなければ、ステップ103に移行する。
ここで、図3に示すように、例えばユーザが携帯機2及び近距離無線端末14の両方を所持している状況下で、車外から近距離無線端末14にてドアロックを解錠したとする。このときは、携帯機2が車外発信機9の通信エリアに進入した時点で携帯機2による車外照合が成立しているため、近距離無線端末14で車外かざし照合が成立した時点で、結果として携帯機2及び近距離無線端末14の両方でID照合が成立した状態となる。よって、このときのドライビングポジションECU20は、照合ECU8からスマート照合成立通知及びかざし照合成立通知の両方を取得する。従って、図3の場合は、ステップ101の判定でステップ102に移行する。なお、近距離無線端末14のみ所持してドアロックを解錠したときも、同様にステップ102に移行する。
ステップ102では、近距離無線通信システム13に準じたドライビングポジションの設定動作を実行する。つまり、キー操作フリーシステム3及び近距離無線通信システム13がともにID照合成立を認識しているとき、優先設定部28は近距離無線通信システム13を優先する。よって、ドライビングポジションECU20は、メモリ24から近距離無線通信システム13に準じた設定データDを読み出し、この設定データDを基にドライビングポジションを設定する。
また、図4に示すように、例えばユーザが携帯機2のみを所持した状況下で、車外から携帯機2にてドアロックを解錠したとする。このときは、携帯機2との車外照合が成立するため、照合成立通知取得部26はスマート照合成立通知のみ取得する。従って、図4の場合は、ステップ101の判定でステップ103に移行する。
ステップ103では、キー操作フリーシステム3に準じたドライビングポジションの設定動作を実行する。つまり、ドライビングポジションECU20は、メモリ24からキー操作フリーシステム3に準じた設定データDを読み出し、この設定データDを基にドライビングポジションを設定する。
以上により、本例においては、ドライビングポジション設定装置19が設定動作を開始するとき、キー操作フリーシステム3及び近距離無線通信システム13が同時認識、つまり両方ともがID照合成立を認識していた場合には、近距離無線通信システム13に準じた仕様にドライビングポジションを設定する。よって、キー操作フリーシステム3及び近距離無線通信システム13がともにID照合成立状態をとったとしても、どちらのシステムに準じて動作すればよいか道筋が付くので、ドライビングポジションの設定動作を問題なく実行することが可能となる。
ところで、キー操作フリーシステム3の通信距離は約1〜2m程度とある程度広いため、ユーザが意識しないところでID照合が成立してしまう可能性もある。しかし、一方で近距離無線通信システム13は通信距離が数10cm以下と非常に短いので、通信に際しては近距離無線端末14をリーダライタ15にかざすというユーザの操作意志が必ず必要である。
そこで、本例の場合は、キー操作フリーシステム3及び近距離無線通信システム13がともにID照合成立状態となったとき、近距離無線通信システム13のドライビングポジションを優先して実行するようにしている。よって、本例のように近距離無線通信システム13を優先するようにすれば、ドライビングポジションの設定を必ずユーザの意志に応じたものにすることが可能となるので、ドライビングポジションの設定間違い等を生じ難くすることが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)ドライビングポジション設定装置19がドライビングポジションの設定動作を開始するとき、キー操作フリーシステム3及び近距離無線通信システム13が同時にID照合成立している場合には、近距離無線通信システム13に準じた仕様でドライビングポジションを設定する。よって、複数のキーシステムが同時に照合成立する状況になっても、滞りなくドライビングポジションの設定動作を実行することができる。
(2)キー操作フリーシステム3及び近距離無線通信システム13が同時にID照合成立する状況となったとき、近距離無線通信システム13の準じた仕様を無条件で優先する。よって、近距離無線端末14をリーダライタ15にかざすというユーザ意志が伴う行為が必要なシステム、つまり近距離無線通信システム13に準じた仕様にてドライビングポジションを設定するので、ユーザに合った正しい仕様にてドライビングポジションを設定することができる。
(3)キーシステムの同時ID照合成立の有無は、照合ECU8からドライビングポジションECU20にスマート照合成立通知やかざし照合成立通知が入力されているか否かにより判定する。よって、単なる信号入力の有無を監視するという簡単な処理によって、同時ID照合成立の有無を判定することができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・キーシステムは、キー操作フリーシステム3や近距離無線通信システム13に限定されない。例えば、電子キーからの通信をトリガとして車両1とID照合を行うワイヤレスキーシステムや、メカニカルキーにて機械的な操作によりID照合を行うメカニカルキーシステムでもよい。
・近距離無線通信システム13の通信の周波数は、HFに限定されず、たとえばLF等の他の周波数を使用してもよい。
・近距離無線通信システム13は、駆動電波Svを定期的に常時送信するポーリング式に限定されず、例えば所定操作があったときに一定時間、駆動電波Svを送信するトリガ式としてもよい。
・ドライビングポジション設定装置19は、運転席のみを設定対称とすることに限定されず、助手席や後部座席としてもよい。
・検出部22は、種々のセンサやスイッチが使用可能である。
・ドライビングポジション設定装置19の動作開始タイミング(優先の判定タイミング)は、車外ドアハンドル23を操作したときに限定されない。例えば、ドアを開操作したときなど、適宜変更可能である。
・キーシステムの選択設定は、近距離無線通信システム13を無条件で優先する形式に限定されず、例えば状況に応じて優先するシステムを切り換えてもよい。例としては、例えば車両側においてキーからの受信電波の受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を算出し、受信信号強度が高い側のシステムにドライビングポジションを設定してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)請求項1〜3のいずれかにおいて、前記ドライビングポジションの設定動作の開始は、前記車両のドアを開状態にするときに行われる操作があったことを条件とする。この構成によれば、ユーザが確実に乗車するであろうときにのみ、ドライビングポジションの設定動作を行わせることが可能となる。
(ロ)請求項1〜3、前記技術的思想(イ)のいずれかにおいて、前記近距離無線通信システムに使用する前記電子キーは、前記IDコードを登録した携帯電話である。この構成によれば、携帯電話を電子キーとしても使用することが可能となる。
(ハ)請求項1〜3、前記技術的思想(イ)、(ロ)のいずれかにおいて、前記キーシステムのうち少なくとも2つが照合成立状態になっているとき、最も通信距離の短いシステムの仕様を優先してドライビングポジションの設定動作を実行する。この構成によれば、ドライビングポジションの設定間違いを生じ難くすることが可能となる。
1…車両、
2…電子キーを構成する携帯機、3…キーシステムを構成するキー操作フリーシステム、13…キーシステムを構成する近距離無線通信システム、14…電子キーを構成する近距離無線端末、19…ドライビングポジション設定装置、26…確認手段を構成する照合成立通知取得部、27…確認手段を構成する同時認識有無判定部、28…設定手段としての優先設定部、Srq…リクエスト信号、Sid1、Sid2…ID信号、Sv…駆動電波。

Claims (3)

  1. 車内の座席のドライビングポジションを自動調整するドライビングポジション設定装置において、
    車両に複数のキーシステムが搭載されている場合、前記ドライビングポジションの設定動作を開始するときに前記キーシステムのうち少なくとも2つで照合成立状態となっているか否かを確認する確認手段と、
    前記キーシステムの少なくとも2つが同時に照合成立状態となっているとき、特定の1つのキーシステムに準じた態様に前記ドライビングポジションを設定する設定手段と
    を備えたことを特徴とするドライビングポジション設定装置。
  2. 前記設定手段は、前記キーシステムの少なくとも2つが照合成立状態となっているとき、予め決められた優先順に従い、優先順位の高いキーシステムに準じた態様に前記ドライビングポジションを設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のドライビングポジション設定装置。
  3. 前記キーシステムは、
    前記車両から狭域無線通信にて送信されたリクエスト信号を電子キーが受信すると、該電子キーがID信号を前記車両に返信してID照合するキー操作フリーシステムと、
    前記車両から近距離無線通信にて送信された駆動電波を電子キーが受信すると、該駆動電波を電源として前記電子キーが前記車両にID信号を返信してID照合する近距離無線通信システムとを含み、
    前記設定手段は、前記キー操作フリーシステム及び前記近距離無線通信システムがともに照合成立状態となっているとき、前記近距離無線通信システムに準じた態様にドライビングポジションを設定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のドライビングポジション設定装置。
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