JP5529783B2 - 電子キーシステム - Google Patents

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Description

この発明は、電子キーと車両とが相互通信することにより車両の車載装置の動作を許可する電子キーシステムに関する。
従来、多くの車両には、IDコードを無線により送信可能な電子キーを車両キーとして使用し、この電子キーによって車両と無線によりID照合を実行する電子キーシステムが搭載されている(例えば、特許文献1参照)。この種の電子キーシステムには、車両から送信されたリクエストを電子キーが受信すると、これに応答する形で電子キーがIDコードを車両に自動返信して、ID照合を実行させる。電子キーシステムは、車室外でID照合が成立するとドアロック施解錠が許可され、例えばドアロック施錠時に車室外ドアハンドルが握られるとドアロックが解錠され、ドアロック解錠時に車室外ドアハンドルのロックセンサに触れるとドアロックが施錠される。また、車室内でID照合が実行するとエンジン始動操作が許可される。
特許文献1に記載の電子キーシステムでは、車室内用の送信機と車室外用の送信機とを区別して設けず、車室外と車室内とにリクエストを送信する2つの送信機を設けることで、送信機の数量を減らしている。すなわち、車両は、運転席側の車室外と車室内とにリクエストを送信する運転席側送信機と、助手席側の車室外と車室内とにリクエストを送信する助手席側送信機とを備えている。車室内には、両送信機によって重複して通信エリアが形成されている。なお、通信エリアは、送信機から送信されたリクエストに電子キーが応答してIDコードを返信するエリアである。車両は、両送信機が形成する通信エリアにおいて電子キーからIDコードが返信された際に電子キーが車室内にいると判定し、どちらか一方の送信機が形成する通信エリアにおいてのみ電子キーからIDコードが返信された際に電子キーが車室外にあると判定する。
特開2005−76329号公報
ところで、上記特許文献1に記載の電子キーシステムでは、車室外判定を行う際に、運転席側送信機又は助手席側送信機によって所望の車室外照合通信エリアを形成し、車室内判定を行う際に、運転席側送信機及び助手席側送信機によって所望の車室内照合通信エリアを形成しなければならない。そこで、車室外と車室内との両方にリクエストを送信する送信機を備えた電子キーシステムにおいて、電子キーの位置判定に掛かる時間を抑制することが求められていた。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、各送信手段からの問い合わせに対する電子キーの応答の組み合わせにより電子キーの位置を判定する電子キーシステムにおいて、電子キーの位置判定に掛かる時間を抑制することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、電子キーに対してID照合の開始の問い合わせを送信する送信手段を車両に複数設け、これら前記送信手段の通信エリアに一部分が交わる重複領域を設け、前記送信手段からの前記問い合わせに対する前記電子キーの応答組み合わせを確認することにより、前記電子キーの位置を判定しながら前記ID照合を行う電子キーシステムにおいて、車載装置を動作させる際に操作され、操作時において前記送信手段から前記問い合わせを行わせる操作手段と、前記操作手段が操作されたとき、車室内と、前記操作手段が操作された側の車室外とを含む第1通信エリアを形成し、このときの前記電子キーの応答結果を確認することにより、前記電子キーが車室外にあるか否かの車室外判定を行い、続いて車室内と、前記操作手段が操作された側と反対側の車室外とを含む第2通信エリアを形成し、先に実行した前記第1通信エリア形成時の前記電子キーの応答結果と、前記第2通信エリアを形成した際の前記電子キーの応答結果とを確認することにより、前記電子キーが車室内にあるか否かの車室内判定を行う判定手段とを前記車両に備えたことをその要旨としている。
同構成によれば、車室外判定を操作手段が操作された側の第1通信エリアによって実行し、車室内判定を第1通信エリアと操作手段が操作された側と反対側の第2通信エリアによって実行する。よって、車室外判定に用いた第1通信エリアの判定結果を車室内判定に共用することで、車室外判定に続いて車室内判定を行う際の通信エリアの形成回数を抑制することが可能となる。従って、電子キーの位置判定、つまりID照合に要する時間を抑制することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子キーシステムにおいて、前記判定手段は、前記操作手段が操作されたとき、前記第1通信エリアを形成して前記車室外判定を行い、当該車室外判定において前記電子キーの存在を認識しなければ、その時点で判定を終了することをその要旨としている。
同構成によれば、第1通信エリアによって車室外判定を実行し、このときの判定で電子キーの存在を確認できなければ、電子キーが車室外及び車室内に存在しないとして、判定をその時点で終了する。よって、操作手段が操作された側のみに通信エリアを形成するだけで済むので、通信エリアの形成回数を抑制することが可能となる。従って、電子キーの位置判定、つまりID照合に要する時間を抑制することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電子キーシステムにおいて、前記操作手段は、前記車両の左右それぞれに設けられ、前記第1通信エリア及び前記第2通信エリアは、車室内と前記車両の右側の車室外とを含む範囲に形成される右側通信エリアと、車室内と前記車両の左側の車室外とを含む範囲に形成される左側通信エリアとのいずれかの通信エリアであることをその要旨としている。
同構成によれば、車両の右側の右側通信エリアと車両の左側の左側通信エリアとの両通信エリアにおけるID照合の成立可否に基づいて電子キーが車室内又は車室外に存在するか否かを判定する。このため、各通信エリアのみでID照合を行って電子キーの位置判定を試みた際と比較して、電子キーの位置判定の精度を向上させることが可能である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子キーシステムにおいて、前記送信手段は、複数の電子キーが前記車両に登録された際には、予め決められた順番で各電子キーとID照合を試みるとともに、前記ID照合が前回成立した電子キーから順に前記ID照合を試みることをその要旨としている。
同構成によれば、ID照合が前回成立した電子キーから予め決められた順でID照合を試みるので、ID照合成立の可能性が高い電子キーの存在を早期に確認でき、電子キーの存在判定に掛かる時間を低減することが可能となる。
本発明によれば、各送信手段からの問い合わせに対する電子キーの応答の組み合わせにより電子キーの位置を判定する電子キーシステムにおいて、電子キーの位置判定に掛かる時間を抑制することができる。
電子キーシステムの概略構成を示すブロック図。 運転席側照合通信エリアを示す車両の上面図。 助手席側照合通信エリア及び車室内照合通信エリアを示す車両の上面図。 電子キーシステムの通信動作を示すタイムチャート。 電子キーシステムの通信動作を示すタイムチャート。 電子キーシステムの通信動作を示すタイムチャート。 電子キーシステムの通信動作を示すタイムチャート。 乗車時に運転席側リクエストスイッチが操作された際における電子キーシステムの位置判定処理及び動作を示すフローチャート。 乗車中にエンジンスイッチが操作された際における電子キーシステムの位置判定処理及び動作を示すフローチャート。 降車時に運転席側リクエストスイッチが操作された際における電子キーシステムの位置判定処理及び動作を示すフローチャート。
以下、本発明を車両に具体化した電子キーシステムの一実施形態について図1〜図10を参照して説明する。
図1に示されるように、車両2には、例えば運転者が実際に車両キーを操作しなくても機器としてのドアロックの施解錠やエンジンの始動及び停止等の車両動作を行うことが可能な電子キーシステム3が搭載されている。電子キーシステム3は、キー固有のIDコードを無線通信で発信可能な電子キー1が車両キーとして使用され、車両2と狭域無線通信(通信範囲:数m)によりID照合を実行する。
電子キーシステム3には、車両2のドアを操作した際に自動でID照合が行われてドアロックの施解錠が許可されるキー操作フリーシステムがある。これを以下に説明すると、車両2には、電子キー1との間で狭域無線通信(以降、スマート通信という)を行う際にID照合を行う照合ECU(Electronic Control Unit)21と、ドアロックの施解錠等を管理するメインボディECU31とが設けられている。照合ECU21には、車両2の運転席ドア(右側ドア)25に埋設されてLF(Low Frequency)帯の信号を発信可能な運転席側LF発信機22と、車両2の助手席ドア(左側ドア)27に埋設されてLF帯の信号を発信可能な助手席側LF発信機23と、車室内前方の車体等に埋設されてUHF(Ultra High Frequency)帯の無線信号を受信可能なUHF受信機24とが接続されている。照合ECU21には、例えばメインボディECU31やエンジンECU32が車内LAN(Local Area Network)30を介して接続されている。照合ECU21は、LF発信機22,23から送信したリクエスト信号Srqに対する電子キー1の応答の組み合わせ(ID照合成立)を基に、電子キー1の車室内外判定を実行する。なお、運転席側LF発信機22と助手席側LF発信機23とが送信手段として機能する。また、ID照合の結果が応答結果に相当する。
一方、電子キー1には、車両2との間で電子キーシステムに準じた無線通信を行う際のコントロールユニットとして通信制御部11が設けられている。通信制御部11は、固有のキーコードとしてIDコードが記憶されたメモリ11aを備えている。通信制御部11には、外部で発信されたLF帯の信号を受信可能なLF受信部12と、通信制御部11の指令に従いUHF帯の信号を発信可能なUHF発信部13とが接続されている。
運転席ドア25には、ユーザが運転席側の車室外から車両ドアロックを施解錠するときに操作する運転席側リクエストスイッチ26が設けられている。また、助手席ドア27には、ユーザが助手席側の車室外から車両ドアロックを施解錠するときに操作する助手席側リクエストスイッチ28が設けられている。これらリクエストスイッチ26,28は、モーメンタリ式のプッシュスイッチとなっている。なお、運転席側リクエストスイッチ26と助手席側リクエストスイッチ28とが操作手段に相当する。
ユーザが車室外に位置するとき、照合ECU21は、運転席側リクエストスイッチ26又は助手席側リクエストスイッチ28が操作されたことをトリガとして運転席側LF発信機22及び助手席側LF発信機23からリクエスト信号Srqを間欠的に発信させ、スマート通信の成立を試みる。電子キー1は、リクエスト信号SrqをLF受信部12で受信してスマート通信が確立すると、リクエスト信号Srqに応答する形で、自身のメモリ11aに登録されたIDコードを含ませたIDコード信号SidをUHF発信部13から返信する。照合ECU21は、電子キー1が返信するIDコード信号SidのIDコードと自身のメモリ21aに登録されたIDコードとを照らし合わせてID照合を行い、このID照合が成立することを確認すると、電子キー1が車室外に位置するとして、車室外照合成立として処理する。よって、照合ECU21は、メインボディECU31にドアロックの解錠動作を実行させる。つまり、電子キー1を所持して車両2に近づいて運転席側リクエストスイッチ26又は助手席側リクエストスイッチ28をプッシュ操作するだけで、ドアロックが解錠される。
また、電子キーシステム3には、エンジン始動停止操作の際に実際の車両キー操作を必要とせずに単なるスイッチ操作のみでエンジン始動停止操作を行うことが可能な機能としてスマートスタートシステムがある。このスマートスタートシステムを以下に説明すると、車両2には、照合ECU21のID照合成立結果を基に、エンジンの点火制御及び燃料噴射制御を行うエンジンECU32が設けられている。エンジンECU32は、車内LAN30を通じて照合ECU21等の各種ECUに接続されている。車両2の運転席には、車両2の電源状態(電源ポジション)を切り換える際に操作されるエンジンスイッチ33が設けられている。エンジンスイッチ33は、照合ECU21に接続されている。なお、エンジンスイッチ33が操作手段に相当する。
照合ECU21は、エンジンスイッチ33が押し操作されると、LF発信機22,23からリクエスト信号Srqを順に発信させて、車室内におけるID照合を実行する。照合ECU21は、運転席側LF発信機22及び助手席側LF発信機23の両方でID照合が成立することを確認すると、電子キー1が車室内に位置するとして、車室内照合を成立として処理する。
照合ECU21は、車室内照合が成立することを確認すると、エンジンスイッチ33の操作を許可する。照合ECU21は、電子キー1が車室内に存在する場合に、エンジンスイッチ33が押し操作される度に電源状態をACCオン→IGオン→電源オフの順に繰り返し遷移させる。また、照合ECU21は、電子キー1が車室内に存在する場合に、エンジン停止時にブレーキペダルが踏み込み操作された状態でエンジンスイッチ33が操作されると、エンジンECU32にエンジンを始動させる。
照合ECU21は、これらリクエストスイッチ26,28が操作されたことを検出すると、まず車室外照合を実行し、電子キー1が車室外に存在するか否かを確認する。照合ECU21は、車室外照合が成立することを確認すると、電子キー1の車室内置き忘れ検知として車室内照合を実行する。照合ECU21は、車室内照合が成立しないことを確認すると、電子キー1が車室内に置き忘れられていないとして、メインボディECU31にドアロックの施錠動作を実行させる。
また、ID照合は、チャレンジレスポンス認証により暗号化された暗号通信となっている。チャレンジレスポンス認証とは、ID照合時に車両2が電子キー1にチャレンジ信号Sccを投げかけて、電子キー1にチャレンジ信号Sccのレスポンスを演算させ、このレスポンス信号Sreが正しい演算結果をとるかどうかを車両2が確認する認証の一種である。照合ECU21は、電子キー1からチャレンジ信号Sccに対する演算結果としてレスポンス信号Sreを受信すると、電子キー1のレスポンスと、自ら演算したレスポンスとを照らし合わせてレスポンス照合を行い、同レスポンス照合の成立をID照合成立の一条件とする。
照合ECU21は、LF発信機22,23が形成する通信エリアを、車室外照合及び車室内照合の各状況でそれぞれ同じ大きさに形成させる。すなわち、運転席側LF発信機22は、リクエスト信号Srqを発信することによって運転席側照合通信エリアAd(図2参照)を形成する。運転席側照合通信エリアAdは、運転席ドア25を中心として、車室内と車両2の運転席側車室外の前後方向とを十分に含む範囲となっている。一方、助手席側LF発信機23は、リクエスト信号Srqを発信することによって助手席側照合通信エリアAp(図3参照)を形成する。助手席側照合通信エリアApは、助手席ドア27を中心として、車室内と車両2の助手席側車室外の前後方向とを十分に含む範囲となっている。なお、運転席側照合通信エリアAdと助手席側照合通信エリアApとはその一部分が交わる重複領域が車室内を含むように形成される。この重複領域を車室内照合通信エリアAiとする。運転席側照合通信エリアAdが右側通信エリアに相当し、助手席側照合通信エリアApが左側通信エリアに相当する。運転席側照合通信エリアAd及び助手席側照合通信エリアApが第1通信エリア及び第2通信エリアに相当する。
照合ECU21には、ドアロック操作時において電子キー1が車室外か車室内のいずれに存在するかを判定するキー位置判定部21bが設けられている。本例のキー位置判定部21bは、ドアロック操作時において車室外照合が成立する際、一対のLF発信機22,23のうち、ドアロック操作が行われた側と反対側の発信機によって通信エリアを形成して、車室内照合を実行し、この車室内照合が成立しなければ、電子キー1が車室内に置き忘れていないとして処理する。一方、キー位置判定部21bは、ドアロック操作が行われた側と反対側の発信機によって通信エリアを形成したとき、車室内照合が成立すれば、ドアロック操作が行われた側の発信機で通信エリアを再度形成して、車室内照合を実行し、電子キー1の車室内置き忘れを確認する。なお、キー位置判定部21bが判定手段として機能する。
また、照合ECU21には、キー位置判定部21bの判定による電子キー1の位置に基づいてドアロックやエンジン等の動作を許可する動作許可部21cが設けられている。動作許可部21cは、電子キー1が車室外にあり車室内には存在しないとキー位置判定部21bが判定したとき、ドアロックの施錠を許可する。ドアロック操作時、車室内に電子キー1が置き忘れられている場合、照合ECU21は電子キー1が車室内にあることを報知する。照合ECU21は、例えば「電子キーが車室内にあります」とスピーカ35から音声を出力させる。なお、ドアロックやエンジン等が車載装置に相当する。
次に、本例の電子キーシステム3による基本的な通信動作について図4を参照して説明する。ここでは、運転席側LF発信機22について説明し、助手席側LF発信機23については、運転席側と助手席側とを入れ替えれば同様であるので説明を割愛する。
図4に示されるように、照合ECU21は、電子キー1とスマート通信を実行する際、まず停止状態(スリープ状態)になっている電子キー1を起動させるべく、ウェイク信号Swkを運転席側LF発信機22から発信させる。ウェイク信号Swkは、運転席側LF発信機22から一定間隔をおいて繰り返し発信され、車室外及び車室内における電子キー1の有無が監視される。
電子キー1が運転席側LF発信機22のウェイク信号Swkの運転席側照合通信エリアAdに存在すると、LF受信部12がウェイク照合を実行する。LF受信部12は、ウェイク照合の成立を確認すると、通信制御部11をそれまでのスリープ状態(待機状態)から起動状態に切り換える。そして、通信制御部11は、自身が起動状態に切り換わると、アック信号SacをUHF発信部13から発信する。
車両2は、ウェイク信号Swkを発信した後の所定時間内にアック信号Sacを受信すると、電子キー1が運転席側照合通信エリアAdに存在すると認識し、チャレンジ信号Sccを運転席側LF発信機22から発信する。このチャレンジ信号Sccには、車両2を識別するための車両固有のIDとしてビークルIDと、発信の度に毎回値が変わるチャレンジコードと、電子キー1のキー番号とが含まれている。なお、キー番号は、何番目のキーであるのかを通知するものである。
電子キー1は、チャレンジ信号Sccを受信すると、ビークルIDをメモリ11aに登録されたビークルIDと照らし合わせるビークルID照合を行い、照合が一致すると、キー番号の正否を見る番号照合を実行し、自身がこのときの通信相手であるか否かを判断する。なお、この番号照合は、通信相手の電子キー1についてキー種を判定する照合である。そして、通信制御部11は、番号照合が成立すると、チャレンジコードを自身の暗号鍵によって演算することにより、レスポンスコードを生成する。通信制御部11は、レスポンスコードの生成が終了すると、自身のメモリ11aに登録されたIDコードと、このレスポンスコードとを含むレスポンス信号SreをUHF発信部13から発信させる。なお、レスポンス信号Sre内におけるIDコードとレスポンスコードとの並び順は、適宜変更可能である。
照合ECU21は、チャレンジ信号Sccを発信する際、自身が持つ暗号鍵によってチャレンジコードを演算するとともに、自らもレスポンスコードを生成する。そして、照合ECU21は、電子キー1からレスポンス信号SreをUHF受信機24で受信すると、電子キー1のレスポンスコードと、自身が演算したレスポンスコードとを照らし合わせて、レスポンス照合を実行する。照合ECU21は、このレスポンス照合が成立することを確認すると、レスポンス信号Sreに含まれるIDコードをメモリ11aに登録されたIDコードと照らし合わせるID照合を行う。
また、電子キーシステム3に複数の電子キー1(1a,1b,…)が登録されて、1番目の電子キー1aではなく、2番目の電子キー1bが運転席側照合通信エリアAdに存在する場合には、照合ECU21は以下のように動作する。なお、照合ECU21は、予め決められた順番で登録された電子キー1の存在を確認する。また、照合ECU21は、前回ID照合が成立した電子キー1を優先して、成立した電子キー1から存在を確認する。
図5に示されるように、照合ECU21は、1番目の電子キー1aに相当するキー番号1を含むチャレンジ信号Sccを運転席側LF発信機22から発信させる。そして、照合ECU21は、所定時間内にレスポンス信号SreをLF受信部12で受信しない場合には、続いて2番目の電子キー1bに相当するキー番号2を含むチャレンジ信号Sccを運転席側LF発信機22から発信させる。2番目の電子キー1bは、自身に対応するチャレンジ信号SccをLF受信部12で受信すると、自身のIDコードを含んだレスポンス信号SreをUHF発信部13から発信する。そして、照合ECU21は、上記と同様に、ID照合を行う。
続いて、電子キーシステム3の通信動作による電子キー1の位置判定及び車載装置の動作許可について図1〜図10を参照して説明する。ここでは、運転席側リクエストスイッチ26が操作された際について説明し、助手席側リクエストスイッチ28が操作された際については、運転席側と助手席側とを入れ替えれば同様であるので説明を割愛する。
まず、ユーザが車両2に乗車する際の電子キーシステム3の動作について説明する。
図8に示されるように、駐車状態(エンジン停止、ドアロック施錠)の車両2に乗車する際には、ユーザが車両2の運転席側に近づき、電子キー1が図2の位置Xに位置した状態で、ユーザが運転席側リクエストスイッチ26を操作する。操作された運転席側リクエストスイッチ26は、操作信号を照合ECU21に出力する。図4に示されるように、照合ECU21は、操作信号が入力されると、リクエスト信号Srq(ウェイク信号Swk)を運転席側LF発信機22から発信させることで、運転席側照合通信エリアAdを形成させる(ステップS11)。電子キー1は、運転席側照合通信エリアAd内に位置するので、LF受信部12で受信したウェイク信号Swkに応答してアック信号SacをUHF発信部13から発信する。照合ECU21は、アック信号Sacに応答してチャレンジ信号Sccを運転席側LF発信機22から発信させる。電子キー1は、チャレンジ信号Sccに応答してIDコード信号Sid(レスポンス信号Sre)をUHF発信部13から発信する。
図8に示されるように、照合ECU21は、受信したレスポンス信号Sreに含まれるIDコードによってID照合を行う(ステップS12)。照合ECU21は、ID照合(車室外照合)が成立する(ステップS12:YES)と、電子キー1が車室外に存在すると判定する(ステップS13)。すなわち、ドアロックが施錠状態であって、車室内には電子キー1が存在しないことが前提であるので、照合ECU21は、運転席側照合通信エリアAdに電子キー1が存在することをもって、電子キー1が車室外に存在すると判定する。そして、照合ECU21は、メインボディECU31を介してドアロック装置34によってドアロックを解錠動作させる(ステップS14)。すなわち、メインボディECU31は、ドアロック装置34によるドアロックの解錠動作を許可する。なお、運転席側照合通信エリアAdにおいて、照合ECU21は、ID照合が成立しない場合(ステップS12:NO)には、処理を終了する。すなわち、照合ECU21は、ドアロック装置34の動作を許可しない。
また、電子キー1が図3の位置Yに位置した状態で、ユーザが助手席側リクエストスイッチ28を操作した場合には、照合ECU21は、リクエスト信号Srq(ウェイク信号Swk)を助手席側LF発信機23から発信させる。よって、照合ECU21は、助手席側照合通信エリアApを形成させて、上記と同様に、電子キー1の位置判定とドアロック装置34の動作許可を行う。
次に、ユーザが車両2に乗車中の電子キーシステム3の動作について説明する。
図9に示されるように、ユーザが車室内に乗り込んでいて、電子キー1が図3の位置Zに位置した状態で、ユーザがエンジンスイッチ33を操作したとする。操作されたエンジンスイッチ33は、操作信号を照合ECU21に出力する。図6に示されるように、照合ECU21は、操作信号が入力されると、車室内照合を実行すべく、弱めの出力でリクエスト信号Srq(ウェイク信号Swk)を運転席側LF発信機22から発信させることで、運転席側照合通信エリアAdを形成させる(ステップS21)。電子キー1は、運転席側照合通信エリアAd内に位置するので、LF受信部12で受信したウェイク信号Swkに応答してアック信号SacをUHF発信部13から発信する。照合ECU21は、アック信号Sacに応答してチャレンジ信号Sccを運転席側LF発信機22から発信させる。電子キー1は、チャレンジ信号Sccに応答してIDコード信号Sid(レスポンス信号Sre)をUHF発信部13から発信する。
図9に示されるように、照合ECU21は、受信したレスポンス信号Sreに含まれるIDコードによってID照合を行う(ステップS22)。照合ECU21は、ID照合が成立する(ステップS22:YES)と、図6に示されるように、リクエスト信号Srq(ウェイク信号Swk)を助手席側LF発信機23から発信させることで、助手席側照合通信エリアApを形成させる(ステップS23)。電子キー1は、助手席側照合通信エリアAp内に位置するので、LF受信部12で受信したウェイク信号Swkに応答してアック信号SacをUHF発信部13から発信する。照合ECU21は、アック信号Sacに応答してチャレンジ信号Sccを助手席側LF発信機23から発信させる。電子キー1は、チャレンジ信号Sccに応答してIDコード信号Sid(レスポンス信号Sre)をUHF発信部13から発信する。なお、助手席側照合通信エリアApにおいて、ID照合が成立しない場合(ステップS22:NO)には、照合ECU21は処理を終了する。すなわち、キー位置判定部21bは、電子キー1が車室内に存在しないと判定する。
図9に示されるように、照合ECU21は、受信したレスポンス信号Sreに含まれるIDコードによってID照合を行う(ステップS24)。照合ECU21は、ID照合が成立する(ステップS24:YES)と、電子キー1が車室内に存在すると判定する(ステップS25)。すなわち、照合ECU21は、運転席側照合通信エリアAdと助手席側照合通信エリアApとの重複する車室内照合通信エリアAiに電子キー1が存在することをもって、電子キー1が車室内に存在する(車室内照合が成立する)と判定する。そして、照合ECU21は、エンジンECU32によってエンジンを始動させる(ステップS26)。すなわち、エンジンECU32は、エンジンの始動を実行する。なお、助手席側照合通信エリアApにおいて、照合ECU21は、ID照合が成立しない場合(ステップS24:NO)には、処理を終了する。すなわち、照合ECU21は、エンジンECU32の動作を許可しない。
次に、ユーザが車両2から降車した際の電子キーシステム3の動作について説明する。
図10に示されるように、ユーザが車両2から降車した際に、電子キー1が図2の位置Xに位置した状態で、ユーザが運転席側リクエストスイッチ26を操作したとする。操作された運転席側リクエストスイッチ26は、操作信号を照合ECU21に出力する。図7に示されるように、照合ECU21は、操作信号が入力されると、車室外照合を実行すべく、リクエスト信号Srq(ウェイク信号Swk)を運転席側LF発信機22から発信させることで、運転席側照合通信エリアAdを形成させる(ステップS31)。電子キー1は、運転席側照合通信エリアAd内に位置するので、LF受信部12で受信したウェイク信号Swkに応答してアック信号SacをUHF発信部13から発信する。照合ECU21は、アック信号Sacに応答してチャレンジ信号Sccを運転席側LF発信機22から発信させる。電子キー1は、チャレンジ信号Sccに応答してIDコード信号Sid(レスポンス信号Sre)をUHF発信部13から発信する。
図10に示されるように、照合ECU21は、受信したレスポンス信号Sreに含まれるIDコードによってID照合を行う(ステップS32)。照合ECU21は、ID照合が成立する(ステップS32:YES)と、図7に示されるように、電子キー1の車室内置き忘れを確認すべく、車室内照合を実行する。このときの車室内照合は、車室外照合として先に実施した運転席側照合通信エリアAdにおけるID照合を車室内照合に利用する。よって、本例の照合ECU21は、リクエスト信号Srq(ウェイク信号Swk)を助手席側LF発信機23から発信させることで、助手席側照合通信エリアApを形成させる(ステップS33)。電子キー1は、助手席側照合通信エリアAp内に位置しないので、LF受信部12でウェイク信号Swkを受信せず、アック信号Sacを発信しない。そして、照合ECU21は、電子キー1からアック信号Sacを受信しないので、ID照合は成立せず(ステップS34:NO)、電子キー1が車室外にあり、車室内にないと判定する(ステップS35)。すなわち、キー位置判定部21bは、運転席側照合通信エリアAdに電子キー1が存在して、助手席側照合通信エリアApに電子キー1が存在しないことをもって、電子キー1が車室外に存在して車室内にないと判定する。そして、照合ECU21は、メインボディECU31を介してドアロック装置34によってドアロックを施錠動作させる(ステップS36)。すなわち、動作許可部21cは、ドアロック装置34によるドアロックの施錠動作を許可する。
一方、ユーザが車両2から降車した際に、電子キー1を車室内に置き忘れて図2の位置Z等に位置した状態で、ユーザが運転席側リクエストスイッチ26を操作したとする。図6に示されるように、運転席側照合通信エリアAdにおいてID照合が成立する(ステップS32:YES)とともに、助手席側照合通信エリアApにおいてもID照合が成立する(ステップS34:YES)。そして、キー位置判定部21bは、運転席側照合通信エリアAdと助手席側照合通信エリアApとの両方においてID照合が成立することを確認する。よって、キー位置判定部21bは、運転席側照合通信エリアAdと助手席側照合通信エリアApとの重複する車室内照合通信エリアAiに電子キー1が存在することをもって、電子キー1が車室内に置き忘れられていると判定する(ステップS37)。
そして、照合ECU21は、スピーカ35によって「車室内にキーがあります」と報知させる(ステップS38)。すなわち、動作許可部21cは、スピーカ35による報知を許可する。
なお、ユーザが車両2から降車した際に、サブキー(電子キー1)を所持する同乗者も同時に降車して、図3の位置Y等に位置した状態で、ユーザが運転席側リクエストスイッチ26を操作したとする。このとき、運転席側照合通信エリアAdにおいてID照合が成立し(ステップS32:YES)、先程と同様の処理が実行される。
すなわち、キー位置判定部21bは、運転席側LF発信機22での照合動作の後、助手席側LF発信機23から、リクエスト信号Srq(ウェイク信号Swk)を送信して、ID照合を実行する。この場合、助手席側にはサブキーが存在するので、サブキーのキー番号でID照合は成立するものの、マスターキーのキー番号ではID照合が成立しない。よって、キー位置判定部21bは、それぞれのキーが一方の通信エリアにおいてのみID照合が成立することをもって、電子キー1が車室内に存在しないことを認識する。照合ECU21は、運転席側照合通信エリアAdにおいてID照合が成立しつつ助手席側照合通信エリアApのID照合は成立しないことを確認するので、ドアロックの施錠を許可する。
さて、例えば運転席側リクエストスイッチ26が操作された際、まずは車室外判定として操作された側の運転席側LF発信機22によって形成される運転席側照合通信エリアAdにおけるID照合の成立可否によって行う。続いて行う車室内判定は前述の運転席側照合通信エリアAdにおけるID照合結果と、操作された側と反対側の助手席側LF発信機23によって形成される助手席側照合通信エリアApにおけるID照合の成立可否によって行う。そして、運転席側照合通信エリアAdにおいてID照合が成立し、助手席側照合通信エリアApにおいてID照合が成立しないことをもって、電子キー1が車室内に置き忘れられていないことを確認すると、ドアロック施錠を許可する。よって、通信回数を減らすことが可能となるので、ID照合に要する通信時間を短く抑えることができる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)車室外判定を例えば運転席側リクエストスイッチ26(28)が操作された側の運転席側照合通信エリアAd(Ap)によって実行し、車室内判定を運転席側照合通信エリアAd(Ap)と運転席側リクエストスイッチ26(28)が操作された側と反対側の助手席側照合通信エリアAp(Ad)によって実行する。よって、車室外判定に用いた運転席側照合通信エリアAdの判定結果を車室内判定に共用することで、車室外判定に続いて車室内判定を行う際の通信エリアの形成回数を抑制することができる。従って、電子キー1の位置判定、つまりID照合に要する時間を抑制することができる。
(2)例えば運転席側照合通信エリアAd(Ap)によって車室外判定を実行し、このときの判定で電子キー1の存在を確認できなければ、電子キー1が車室外及び車室内に存在しないとして、判定をその時点で終了する。よって、運転席側リクエストスイッチ26(28)が操作された側のみに通信エリアを形成するだけで済むので、通信エリアの形成回数を抑制することができる。従って、電子キー1の位置判定、つまりID照合に要する時間を抑制することができる。
(3)車両2の右側の運転席側照合通信エリアAdと車両2の左側の助手席側照合通信エリアApとの両通信エリアにおけるID照合の成立可否に基づいて電子キー1が車室内又は車室外に存在するか否かを判定する。このため、各通信エリアのみでID照合を行って電子キー1の位置判定を試みた際と比較して、電子キー1の位置判定の精度を向上させることができる。
(4)ID照合が前回成立した電子キー1から予め決められた順でID照合を試みるので、ID照合成立の可能性が高い電子キー1の存在を早期に確認でき、電子キー1の存在判定に掛かる時間を低減することができる。
(5)リクエストスイッチ26,28が運転席ドア25と助手席ドア27とのそれぞれに搭載されるので、車両2の側面の前後方向におけるほぼ中央付近となり、電子キー1を携帯したユーザがリクエストスイッチ26,28を操作した際に、照合通信エリアAd,Ap内に確実に位置させることができる。
(6)ウェイク信号Swkに対するアック信号Sacの返信の有無によって電子キー1が通信エリアに存在するか確認した後に、チャレンジ信号Sccに対するレスポンス信号Sreの返信を受信して、ID照合を行う。このため、電子キー1が通信エリアに存在しない際には、ウェイク信号Swkのみで電子キー1が存在しないと判定できるので、通信時間を低減することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態では、運転席側LF発信機22を運転席ドア25に設けるとともに、助手席側LF発信機23を助手席ドア27に設けたが、それぞれのLF発信機22,23をピラーに設けてもよい。例えば、車両2の前後方向の中央に位置するBピラー(センターピラー)に設けるのが望ましい。
・上記実施形態では、照合ECU21に複数の電子キー1が登録された際には、予め決められた順番で電子キー1のID照合を試みたが、任意な順番で電子キー1のID照合を試みてもよい。
・上記実施形態では、エンジンスイッチ33が押し操作された際には、運転席側照合通信エリアAdによるID照合を行い、続いて助手席側照合通信エリアApによるID照合を行った。しかしながら、助手席側照合通信エリアApによるID照合を行い、続いて運転席側照合通信エリアAdによるID照合を行ってもよい。
・上記実施形態では、運転席側LF発信機22と助手席側LF発信機23とから車両2の運転席側と助手席側とに分けて通信エリアを形成したが、これらLF発信機22,23によって形成される通信エリアによって、車室内と車室外とを含むエリアが形成されれば、左右に関わらず前後等に分けて通信エリアを形成してもよい。
・上記実施形態では、操作された側の例えば運転席側照合通信エリアAdにおいてID照合が成立しなければ、車室外及び車室内に電子キー1が存在しないとして、判定を終了した。しかしながら、車室外判定において電子キー1が存在しなかったとしても、念のため車室内判定を続けて行ってもよい。
・上記実施形態では、ドアロックの施解錠時にリクエストスイッチ26,28を操作するようにしたが、ドアロックの施錠と解錠とで別々のスイッチを設けてもよい。
・上記実施形態では、チャレンジ信号SccにビークルIDとチャレンジコードとを含めたが、ビークルIDを含むビークル信号を別途発信して、ビークル信号に対するアック信号Sacの返信があった場合に、チャレンジコードを含むチャレンジ信号Sccを発信してもよい。このようにすれば、対応しない車両2の電子キー1であった場合に、チャレンジコードの受信をせずに通信を終えることが可能となる。
・上記実施形態では、ID照合の結果を応答結果としたが、電子キー1からの無線信号の返信有無を応答結果としてもよい。
・上記実施形態において、電子キーシステム3で使用する無線信号の周波数は、必ずしもLFやUHFに限定されず、これら以外の周波数が使用可能である。また、車両2から電子キー1に無線信号を発信するときの周波数と、電子キー1から車両2に無線信号を返信するときの周波数とは、必ずしも異なるものに限定されず、これらを同じ周波数としてもよい。
・上記実施形態では、車室内に電子キー1があることをスピーカ35による音声で報知したが、ブザーの吹鳴やライトの点灯等によって報知してもよい。
・上記実施形態において、電子キーシステムは、車両2からの通信を契機としてID照合を行うものに限定されず、電子キー1側からの通信を契機とするものでもよい。
・上記構成において、LF発信機22,23の位置は任意に変更可能である。
・上記構成において、LF発信機22,23の数量は任意に変更可能である。
・上記実施形態において、本例のキー位置判定の方式は、ドアロックの施解錠操作時とエンジンの始動操作時との両方に適用されることに限定されず、いずれか一方のみに適用されるものでもよい。
次に、上記実施形態から把握できる技術的思想をその効果と共に記載する。
(イ)請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子キーシステムにおいて、前記操作手段は、運転席ドアと助手席ドアとのそれぞれ近傍に搭載されることを特徴とする電子キーシステム。
同構成によれば、操作手段が運転席ドアと助手席ドアとのそれぞれ近傍に搭載されるので、車両の側面の前後方向におけるほぼ中央付近となり、電子キーを携帯したユーザが操作手段を操作した際に、通信エリア内に確実に位置させることが可能である。
1,1a,1b…電子キー、2…車両、3…電子キーシステム、11…通信制御部、12…LF受信部、13…UHF発信部、21…照合ECU、21b…判定手段としての位置判定部、21c…動作許可部、22…運転席側LF発信機、23…助手席側LF発信機、24…UHF受信機、25…運転席ドア、26…運転席側リクエストスイッチ、27…助手席ドア、28…助手席側リクエストスイッチ、30…車内LAN、31…メインボディECU、32…エンジンECU、33…エンジンスイッチ、34…ドアロック装置、35…スピーカ、Ad…運転席側照合通信エリア、Ai…車室内照合通信エリア、Ap…助手席側照合通信エリア、Sid…IDコード信号、Srq…リクエスト信号。

Claims (4)

  1. 電子キーに対してID照合の開始の問い合わせを送信する送信手段を車両に複数設け、これら前記送信手段の通信エリアに一部分が交わる重複領域を設け、前記送信手段からの前記問い合わせに対する前記電子キーの応答組み合わせを確認することにより、前記電子キーの位置を判定しながら前記ID照合を行う電子キーシステムにおいて、
    車載装置を動作させる際に操作され、操作時において前記送信手段から前記問い合わせを行わせる操作手段と、
    前記操作手段が操作されたとき、車室内と、前記操作手段が操作された側の車室外とを含む第1通信エリアを形成し、このときの前記電子キーの応答結果を確認することにより、前記電子キーが車室外にあるか否かの車室外判定を行い、続いて車室内と、前記操作手段が操作された側と反対側の車室外とを含む第2通信エリアを形成し、先に実行した前記第1通信エリア形成時の前記電子キーの応答結果と、前記第2通信エリアを形成した際の前記電子キーの応答結果とを確認することにより、前記電子キーが車室内にあるか否かの車室内判定を行う判定手段とを前記車両に備えた
    ことを特徴とする電子キーシステム。
  2. 前記判定手段は、前記操作手段が操作されたとき、前記第1通信エリアを形成して前記車室外判定を行い、当該車室外判定において前記電子キーの存在を認識しなければ、その時点で判定を終了する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子キーシステム。
  3. 前記操作手段は、前記車両の左右それぞれに設けられ、
    前記第1通信エリア及び前記第2通信エリアは、車室内と前記車両の右側の車室外とを含む範囲に形成される右側通信エリアと、車室内と前記車両の左側の車室外とを含む範囲に形成される左側通信エリアとのいずれかの通信エリアである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子キーシステム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記送信手段は、複数の電子キーが前記車両に登録された際には、予め決められた順番で各電子キーとID照合を試みるとともに、前記ID照合が前回成立した電子キーから順に前記ID照合を試みる
    ことを特徴とする電子キーシステム。
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