JP5149208B2 - 電子キーシステムの車両出力電波調整装置 - Google Patents

電子キーシステムの車両出力電波調整装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5149208B2
JP5149208B2 JP2009004990A JP2009004990A JP5149208B2 JP 5149208 B2 JP5149208 B2 JP 5149208B2 JP 2009004990 A JP2009004990 A JP 2009004990A JP 2009004990 A JP2009004990 A JP 2009004990A JP 5149208 B2 JP5149208 B2 JP 5149208B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
transmitter
electronic key
radio wave
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009004990A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010162955A (ja
Inventor
洋祐 長谷川
繁則 新田
敏昌 柴垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2009004990A priority Critical patent/JP5149208B2/ja
Publication of JP2010162955A publication Critical patent/JP2010162955A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5149208B2 publication Critical patent/JP5149208B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

この発明は、車内に無線信号を発信する車内発信機の発信電波を調整可能な電子キーシステムの車両出力電波調整装置に関する。
近年、多くの車両には、無線通信により車両に固有のIDコードを発信可能な電子キーを車両のキーとして使用する電子キーシステムが搭載されている。この電子キーシステムでは、電子キーから発信されたIDコードを車両に搭載された車載装置が受信すると、車載装置が電子キーのIDコードと自身に予め登録されているIDコードとを照合するID照合を行い、これらIDコードが一致してID照合が成立すれば、車載機器の制御、例えば車両のドアロックの施解錠やエンジンの始動が許可又は実行される(例えば、特許文献1参照)。
この電子キーシステムは、電子キーからIDコードを発信するに際して電子キーにおいてボタン操作を必要としない、つまり電子キーからIDコードの発信を自動で行うものである。詳しくは、電子キーシステムでは、電子キーにIDコードの発信を要求するリクエスト信号を間欠的に車載装置から発信させ、電子キーがこのリクエスト信号を受信すると、これに応答する形で電子キーがIDコードを含むIDコード信号を車両に向けて発信して、車載装置が受信したこのIDコード信号のIDコードでID照合を実行する。
また、電子キーシステムには、車内に設けられたエンジンスイッチを操作するのみでエンジンを始動及び停止することが可能なエンジンスタートシステムが含まれている。このエンジンスタートシステムは、車内に入り込んだ電子キーとの間でID照合を行い、このID照合が成立したことを条件に、ブレーキペダルを踏み込み操作された状態でエンジンスイッチが操作されると、エンジンが始動する。このため、運転者は、電子キーを衣服のポケットに入れたり、かばん等に入れたりして携帯していれば、エンジンの始動が実行されるようになっている。
特開2002−29385号公報
ところで、この種の電子キーシステムでは、ドアロックの施解錠の許可は車外でのID照合が成立したことが条件とされ、エンジン始動許可は車内でのID照合の成立が条件とされている。このため、車両には、車両周辺の所定領域(車外領域)に無線信号を発信可能な車外発信機と、車両室内の所定領域(車内領域)に無線信号を発信可能な車内発信機とが設けられ、運転者が車外及び車内のどちらにいるかによって、これら発信機のどちらか一方が選択的に動作してりクエスト信号が発信される動作がとられる。そして、車両は、どちらの領域に発信したリクエスト信号に応答して電子キーからIDコード信号が返信されたかに基づいて電子キーが車外と車内とのどちらに存在するかを判断し、その判断結果に基づく動作を実行する。
電子キーシステムがこのような通信型式をとることを踏まえ、この種の電子キーシステムでは、車外発信機と車内発信機とから発信される発信電波(無線信号)の出力が、車外領域と車内領域とが重複しないように調整されなければならない。詳しくは、車外発信機から発信される所定の信号強度のエリアからなる車外発信領域の境界と、車内発信機から発信される所定の信号強度のエリアからなる車内発信領域の境界とがほぼ一致していなくてはならない。しかし、車内発信機の発信領域は車内の隅々まで届かせる必要があるので、どうしても大きめに設定されてしまう傾向があり、こうなると車内発信領域が車外発信領域に重複してしまい、正常な通信成立に影響を及ぼす問題に繋がる。なお、車外発信機は、車両の外側へ向かって無線信号を発信するように取り付けられるため、無線信号の出力が多少変更したとしても車外領域と車内領域との重複を避けることができる。
発信機の出力電波を調整する場合、その作業例としては、これらの発信機から発信される発信電波の受信信号強度を測定することができる測定機器を外部から車外領域や車内領域に持ち込んで行うことが一般的である。しかし、この作業では、測定機器のある場所、例えば車両の生産工場や販売店等でしか発信機の出力を調整することができないので、例えばなんらかの原因によって、発信機から発信される無線信号の発信領域が変更されてしまっても、それに気付いた上で販売店等まで持って行かなければ発信機の出力を調整することができず、非常に面倒さを感じるデメリットがあった。よって、外部の測定機器を使わずとも、車内発信機の発信電波出力を自ら調整することができる新たな電波調整方法が求められていた。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、外部の測定機器を使わずとも、車内発信機の発信電波出力を自ら調整することができる電子キーシステムの車両出力電波調整装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、車内に狭域無線通信によって信号発信可能な車内発信機から応答要求信号を発信し、電子キーが同応答要求信号に応答して発信したIDコード信号を狭域無線通信によって信号受信可能な受信機で受信した際、受信した同IDコード信号でID照合が成立すれば車載機器の操作が可能となる電子キーシステムに適用される電子キーシステムの車両出力電波調整装置において、受信する無線信号の信号強度を測る受信信号強度入力端子を持つ電波調整用受信機と、前記車内発信機からの発信電波を同受信信号強度入力端子で受信した際、このときの受信信号強度を基に前記車内発信機の発信電波出力を調整する調整手段と、前記電子キー又は他端末と近距離無線通信が可能で、当該通信に基づく前記車載機器の操作も可能となる近距離無線通信機と、を備え、前記電波調整用受信機は、受信する無線信号の信号強度を測るべく前記近距離無線通信機が使用されていることをその要旨としている。
同構成によれば、車内発信機から応答要求信号が発信された際、電波調整用受信機が持つ受信信号強度入力端子を利用し、この受信信号強度入力端子で受信した応答要求信号の受信信号強度から、そのときの車内発信機の発信電波の出力を確認し、この出力が好適な値をとるように車内発信機の発信電波出力の値が調整される。よって、車内発信機の発信電波出力を好適な値に設定することが可能となり、外部の測定機器を使わずとも、車内発信機の発信電波出力を自ら調整することが可能となる。
また、車内発信機から応答要求信号が発信された際、近距離無線通信機が持つ受信信号強度入力端子を利用し、この入力端子で受信した応答要求信号の受信信号強度から、そのときの車内発信機の発信電波の出力を確認し、この出力が好適な値をとるように車内発信機の発信電波出力の値が調整される。よって、車内発信機の発信電波出力を好適な値に設定することが可能となる。また、この発信電波出力の調整に際しては、近距離無線通信機が予め持つ受信信号強度入力端子を利用して行うので、新たな部品追加が必要とならずに済む。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の電子キーシステムの車両出力電波調整装置において、前記近距離無線通信は、前記電子キーに埋め込まれたIDタグとの間で、当該近距離無線通信に準じたID照合を実行し、同ID照合が成立すれば前記車載機器の操作が可能となる通信であることをその要旨としている。
同構成によれば、もし仮に例えば電子キーが電池切れになって電子キーシステムを動作させることができなくなっても、この代替として近距離無線通信により車載機器を問題なく動作させることが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2項に記載の電子キーシステムの車両出力電波調整装置において、前記調整手段は、前記車内発信機が複数搭載される場合、1つの車内発信機から電波発信を行い、その車内発信機の発信電波の出力を調整するという作業を、それぞれ1つずつ順番に行うことにより、各々の前記車内発信機の電波出力の調整を実行することをその要旨としている。
同構成によれば、複数の車内発信機が車両に備えられた際には、1つずつ順番に車内発信機からの電波発信とその発信電波の出力調整とが実行される。このため、複数の車内発信機を備えた場合でも、それぞれの車内発信機の発信電波出力を自ら調整することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載の電子キーシステムの車両出力電波調整装置において、前記調整手段は、前記車載機器に対して所定操作が行われたことを条件に、前記車内発信機の発信電波出力の調整を実行することをその要旨としている。
同構成によれば、車載機器として例えば車両のドアロックを解錠する所定操作が行われたことを条件に、車内発信機から電波発信を行い、車内発信機から発信される発信電波出力を調整する。このため、所定の操作が行われる度に車内発信機の発信電波出力を調整することが可能となり、定期的に車内発信機の発信電波出力を調整することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載の電子キーシステムの車両出力電波調整装置において、前記調整手段は、前記発信電波出力の調整をした後、前記電子キーとの間の前記ID照合に準じた無線通信が正常に実行可能かを見る自己診断通信を実行することをその要旨としている。
同構成によれば、発信電波出力の調整をした後、車両では自己診断通信が実行され、ID照合の通信が正常に実行可能であるか否かが確認される。ところで、従来では車内発信機から電子キーへ無線信号を実際に発信し、電子キーが発信した無線信号を受信機が受信する作業により自己診断を行う必要があるので、車内発信機の自己診断には電子キーが必要であった。しかし、本構成の場合は、電子キーを介さずとも車内発信機と第2受信機との自己診断が可能となるので、この点で利便性が高いと言える。
本発明によれば、外部の測定機器を使わずとも、車内発信機の発信電波出力を自ら調整することができる電子キーシステムの車両出力電波調整装置を提供することができる。
電子キーシステムの構成を示すブロック図。 車両の通信エリアを示す上面図。 車内発信機の受信信号強度範囲を示す図。 リクエスト信号調整装置の動作を示すフローチャート。
以下、本発明にかかる電子キーシステムの車両出力電波調整装置を具体化した一実施形態について図1〜図4を参照して説明する。
図1に示されるように、車両2には、例えば運転者が実際に車両キーを操作しなくてもドアロックの施解錠やエンジンの始動及び停止等の車両動作を行うことが可能な電子キーシステムが搭載されている。電子キーシステムは、キー固有のIDコードを無線通信で発信可能な電子キー1が車両キーとして使用されている。電子キーシステムは、車両2から応答要求信号としてリクエスト信号Srqを発信させ、このリクエスト信号Srqを電子キー1が受信すると、それに応答する形で電子キー1が自身のIDコードを含ませたIDコード信号Sidを狭域無線通信により車両2に返信し、電子キー1のIDコードが車両2のIDコードと一致すると、ドアロックの施解錠やエンジンの始動及び停止が許可又は実行されるシステムである。
電子キーシステムを以下に説明すると、車両2には、電子キー1との間で狭域無線通信を行う際にID照合を行う照合ECU(Electronic Control Unit)21が設けられている。照合ECU21には、車両2の各ドアに埋設されて車外にLF(Low Frequency)帯の信号を発信可能な車外LF発信機22と、車内床下等に埋設されて車内にLF帯の無線信号を発信可能な車内発信機としての第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24と、車内後方の車体等に埋設されてRF(Radio Frequency)帯の無線信号を受信可能なRF受信機25とが接続されている。これら車外LF発信機22、第1車内LF発信機23、及び第2車内LF発信機24は、リクエスト信号Srqを車外LF発信アンテナ22a、第1車内LF発信アンテナ23a、及び第2車内LF発信アンテナ24aからその周囲に発信可能である。車外LF発信機22が車両2の周囲にリクエスト信号Srqの所定の信号強度の通信エリア(車外通信エリアAo)を形成し、第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24が車内全域にリクエスト信号Srqの所定の信号強度の通信エリア(車内通信エリアAi)を形成する(図2参照)。なお、車内通信エリアAiは、車内の前側に設置される第1車内LF発信機23によって車内の前側部分に形成される第1車内通信エリアAi1と、車内の後側に設置される第2車内LF発信機24によって車内の後側部分に形成される第2車内通信エリアAi2とからなる。車外通信エリアAoと車内通信エリアAiとは、電子キー1が車外と車内とのいずれにあるか判断するため重複しないように設定される。RF受信機25は、自身のRF受信アンテナ25aで受信したLF帯の信号を復調するとともに、その復調後の信号を受信データとして照合ECU21に出力する。
照合ECU21には、例えば車外ドアハンドル26に埋設されたタッチセンサ27が接続されている。タッチセンサ27は、運転者が施錠状態のドアロックを解除する時に車外ドアハンドル26をタッチする操作を検出する。照合ECU21には、例えば車外ドアハンドル26に設けられたロックボタン28が接続されている。ロックボタン28は、運転者が解錠状態のドアロックを施錠する時に押し操作される。照合ECU21には、例えばドアロックの施解錠等を管理するメインボディECU33が車内LAN(Local Area Network)30を介して接続されている。メインボディECU33は、照合ECU21からの指令を基にドアロック装置46を駆動制御することでドアロックを施錠状態又は解錠状態にする。
一方、電子キー1には、車両2との間で電子キーシステムに準じた無線通信を行う際のコントロールユニットとして通信制御部11が設けられている。通信制御部11には、外部で発信されたLF帯の信号を受信可能なLF受信部12と、通信制御部11の指令に従いRF帯の信号を発信可能なRF発信部13とが接続されている。LF受信部12は、自身のLF受信アンテナ12aで受信したLF帯の信号を復調するとともに、その復調後の信号を受信データとして通信制御部11に出力する。また、RF発信部13は、通信制御部11から得た通信データを変調し、電子キー1が持つ固有のIDコードを含ませたRF帯のIDコード信号SidをRF発信アンテナ13aから発信可能である。
車両2が駐車状態(エンジン停止及びドアロック施錠状態)の際、照合ECU21は、車外LF発信機22からLF帯のリクエスト信号Srqを間欠的に発信させ、車両2の周辺に車外通信エリアAoを形成する。電子キー1がこの車外通信エリアAoに入り込んでリクエスト信号SrqをLF受信部12で受信すると、電子キー1はリクエスト信号Srqに応答する形で、自身のメモリ11aに登録されたIDコードを含ませたRF帯のIDコード信号SidをRF発信部13から返信する。照合ECU21は、RF受信機25でIDコード信号Sidを受信すると、自身のメモリ21aに登録されたIDコードと電子キー1のIDコードとを照らし合わせてID照合(車外照合)を行う。照合ECU21は、車外照合が成立すると、メモリ21aに車外照合フラグを一定時間立てて、待機状態のタッチセンサ27をその期間起動させる。照合ECU21は、車外ドアハンドル26がタッチ操作されたことを起動中のタッチセンサ27が検出すると、メインボディECU33にドアロックの解錠指令を出力する。解錠指令を受け付けたメインボディECU33は、ドアロック装置46を駆動させて、施錠状態のドアロックを解錠する。
一方、車両2が停止状態(エンジン停止及びドアロック解錠状態)の際、照合ECU21は、ロックボタン28が押されたことを検出すると、車外LF発信機22からリクエスト信号Srqを発信させる。照合ECU21は、このリクエスト信号Srqを受けて電子キー1が返信してきたIDコード信号Sidにおいて車外照合が成立したことを認識すると、メインボディECU33にドアロックの施錠指令を出力する。施錠指令を受け付けたメインボディECU33は、ドアロック装置46を駆動させて、解錠状態のドアロックを施錠する。
また、電子キーシステムには、エンジン始動停止操作の際に実際の車両キー操作を必要とせずに単なるスイッチ操作のみでエンジン始動停止操作を行うことが可能な機能としてワンプッシュエンジンスタートシステムがある。このワンプッシュエンジンスタートシステムを以下に説明すると、車両2には、エンジンの点火制御及び燃料噴射制御を行うエンジンECU31と、シフトレバーの操作を基に自動変速機を制御するシフトECU32と、車載電装品の電源管理を行うメインボディECU33が設けられている。これらエンジンECU31と、シフトECU32と、メインボディECU33とは、車内LAN30を通じて照合ECU21等の各種ECUに接続されている。
車両2の運転席には、例えば図2に示されるように、車両2の電源状態(電源ポジション)を切り換える際の操作手段としてエンジンスイッチ34がインストルメントパネルに設けられている。エンジンスイッチ34は、その操作箇所であるスイッチ操作部35を押し込み操作する押圧操作式であって、ハーネスを介してメインボディECU33に接続されている。このエンジンスイッチ34は、エンジンを始動状態又は停止状態に切り換えるエンジン始動停止操作機能と、車両2の電源状態をオフ状態からACC(Accessory)オン状態やIG(Ignition)オン状態に切り換える電源遷移操作機能とを持っている。
また、図1に示されるように、メインボディECU33には、ブレーキペダルの操作量を検出するブレーキセンサ41が接続されている。メインボディECU33は、ブレーキセンサ41から取得するペダル踏込量情報を基にブレーキペダルの踏み込み有無を判定可能である。また、メインボディECU33には、各種車載アクセサリに繋がるACCリレー42と、エンジンECU31に繋がるIGリレー43と、エンジンのスタータモータに繋がるスタータリレー44とが接続されている。
照合ECU21は、車外照合が成立してドアロックが解錠された後、ドアが開けられて運転者が乗車したことを例えばカーテシスイッチ45で認識すると、第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24からリクエスト信号Srqを発信して車内全域に車内通信エリアAiを形成する。照合ECU21は、電子キー1がこの車内通信エリアAiに入り込んで返信してきたIDコード信号SidをRF受信機25で受信すると、自身に登録されたIDコードと電子キー1のIDコードとを照らし合わせてID照合(車内照合)を行う。照合ECU21は、この車内照合が成立すると、メモリ21aに車内照合フラグを立てる。
メインボディECU33は、運転者が車両2の電源状態を切り換えるべくエンジンスイッチ34を押圧操作したことを検出すると、まずは照合ECU21に車内照合成立の有無を確認する。このとき、メインボディECU33は、照合ECU21から車内照合が成立の旨の通知を受ければ車内照合が成立済みであることを認識するが、逆に照合ECU21から車内照合が不成立の旨の通知を受け付けると、照合ECU21に車内照合を再実行させて車内照合の成否を再確認する。メインボディECU33は、照合ECU21に車内照合を再実行させても、照合ECU21から車内照合が成立した旨の通知を受け付けないと、車内照合は不成立であると認識する。
メインボディECU33は、エンジンが停止している際にブレーキペダルが踏み込み操作された状態でエンジンスイッチ34が押圧操作されたことを検出すると、車内照合の成立を条件として、停止状態のエンジンを始動すべく1つのACCリレー42、IGリレー43、及びスタータリレー44をオンしつつ、エンジンECU31に起動信号を出力する。起動信号を受け付けたエンジンECU31は、車内照合結果の確認し、点火制御及び燃料噴射制御を開始してエンジンを始動する。一方、メインボディECU33は、エンジンが稼働中の際にエンジンスイッチ34が押圧操作されたことを検出すると、車両2が停止していることを条件に1つのACCリレー42、IGリレー43、及びスタータリレー44を全てオフ状態にして、エンジンを停止状態にする。
また、メインボディECU33は、エンジンが停止している際にブレーキペダルが踏み込み操作されずにエンジンスイッチ34のみが押圧操作されたことを検出すると、車内照合の成立を条件としつつ、しかもシフトレバーがPレンジ位置にあれば、エンジンスイッチ34が押される度に、操作一巡において電源状態をオフ状態→ACCオン状態→IGオン状態の順に切り換える。例えば、エンジンが停止している時にエンジンスイッチ34が押圧操作されると、車両2の電源状態がオフ状態からACC状態に切り換わり、この状態から更にエンジンスイッチ34がもう一度押圧操作されると、車両2の電源状態がIGオン状態となり、この状態からエンジンスイッチ34が更にもう一度押圧操作されると、車両2の電源状態がオフ状態に戻る。
また、車両2には、電子キー1と近距離無線通信によりID照合を行うイモビライザーシステムが設けられている。前述した照合ECU21は、イモビライザーシステムのコントロールユニットとしても機能する。照合ECU21には、イモビライザーコイル37を備えたイモビライザー通信機36が接続されている。イモビライザー通信機36は、車内のインストルメントパネル、すなわち第1車内通信エリアAi1内に設置され、近距離無線通信機として機能する。このイモビライザー通信機36は、イモビライザーコイル37から電子キー1を起動するLF帯の駆動電波Sivが発信可能であるとともに、電子キー1から返信されたLF帯の無線信号をイモビライザーコイル37で受信する。
イモビライザー通信機36には、自身が受信する無線信号の信号強度を測定するとともに、その測定結果(例えば、検出電圧)を照合ECU21へ出力する受信信号強度入力端子(RSSI:Received Signal Strength Indicator)38が設けられている。本例のRSSI38は、イモビライザーコイル37で無線信号を受信した際、この無線信号が所定の受信信号強度以上であれば無線信号を受信したと判定する。そして、RSSI38は、受信した無線信号を復調し、その復調後の信号を受信データとして照合ECU21へ出力する。イモビライザーコイル37は、エンジンスイッチ34の筐体内においてスイッチ操作部35を囲むようにリング状に巻回された取り付け状態をとっている(図2の拡大図参照)。一方、電子キー1には、近距離無線を受信し、受信した電波を駆動源として固有のコード(トランスポンダコード)を発信可能なIDタグとしてのトランスポンダ14が設けられている。
イモビライザーシステムは、ブレーキペダルを踏みながら電子キー1をイモビライザーコイル37にかざすように近づけることにより、イモビライザーコイル37から発信される駆動電波Sivで電子キー1を起動させ、起動した電子キー1が返信してきたトランスポンダコードを含むトランスポンダ信号Strを車両2側で照らし合わせてID照合(イモビライザー照合)を行う。エンジンスイッチ34を押圧操作してエンジンを始動する際、エンジン始動の前段階の認証動作として車内照合成立の有無を確認する。なお、車内照合成立を条件とすることに限らず、イモビライザー照合が成立していれば、エンジン始動が許可される。
この電子キーシステムには、第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24から発信されるリクエスト信号Srqの電波出力値を調整する車両出力電波調整装置としてのリクエスト信号調整装置が備えられている。本例のリクエスト信号調整装置は、イモビライザー通信機36のRSSI38を利用し、このRSSI38で受け付けるリクエスト信号Srqの受信信号強度の値を見ながら、リクエスト信号Srqを調整するものである。このリクエスト信号調整装置には、発信電波出力を調整する調整手段として機能する発信制御部39が設けられている。発信制御部39は、第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24からリクエスト信号Srqを一定時間Tの間発信させ、イモビライザー通信機36のRSSI38で受信した無線信号の受信信号強度を測定し、入力された受信信号強度を基に好適な車内通信エリアAiを形成するように第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の発信電波出力を調整する(以下、一連の動作を出力確認調整動作という)。本実施形態では、2つの車内発信機(第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24)を備えるため、それぞれ1つずつ順番に出力確認調整動作を行うことにより、各第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の発信電波出力を調整する。
図3に示されるように、発信制御部39は、イモビライザー通信機36のRSSI38から入力される受信したリクエスト信号Srqの受信信号強度が所定の受信信号強度範囲内となるように第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の発信電波出力を調整する。詳しくは、発信制御部39は、第1車内LF発信機23の出力確認調整動作時には、RSSI38から入力される受信信号強度が第1受信信号強度範囲(Min1〜Max1)内となるように例えば抵抗を変更させることにより第1車内LF発信機23の発信電波出力を調整する。また、発信制御部39は、第2車内LF発信機24の出力確認調整動作時には、RSSI38から入力される受信信号強度が第2受信信号強度範囲(Min2〜Max2)内となるように例えば抵抗を変更させることにより第2車内LF発信機24の発信電波出力を調整する。ここで、これら第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24は、各第1車内通信エリアAi1及び第2車内通信エリアAi2を形成する信号強度が同一第1受信信号強度範囲(Min1〜Max1)となるように設定される。しかしながら、イモビライザー通信機36は第1車内通信エリアAi1内に位置し第2車内通信エリアAi2内に位置していないため、第2車内LF発信機24の出力確認調整動作では第2車内通信エリアAi2が好適に形成されるように第1受信信号強度範囲(Min1〜Max1)よりも小さな値である第2受信信号強度範囲(Min2〜Max2)を使用する。
発信制御部39は、トリガとして車載機器として例えば車両2のドアロックを解錠する所定操作が行われたことを条件に第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の出力確認調整動作を実行する。すなわち、発信制御部39は、車外照合が成立して車外ドアハンドル26がタッチ操作されたことを起動中のタッチセンサ27が検出すると、第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の出力確認調整動作を実行する。例えば車両2に乗り込む際には、車両2のドアロックが解錠された後に電子キー1が車内に入り込んで第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24から発信されたリクエスト信号Srqを受信して電子キー1がIDコード信号Sidを返信することで車内照合を行う。このため、車内照合を行う前に第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の発信電波出力を調整することが可能となり、定期的に第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の発信電波出力を調整することができる。
次に、リクエスト信号調整装置で第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の出力確認調整動作を図4に示すフローチャートに従って説明する。図4は、左側のフローチャートがリクエスト信号調整装置の動作の概要を示し、右側のフローチャートが各第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の出力調整動作を示している。
まず、リクエスト信号調整装置は、トリガがオンしているか否かを判定する(ステップS1)。すなわち、発信制御部39は、トリガとして車両2のドアロックを解錠する所定操作が行われたか否かを判定する。発信制御部39は、所定操作が行われない場合(ステップS1:NO)には待機する。
一方、発信制御部39は、所定操作が行われた場合(ステップS1:YES)には、第1車内LF発信機23の出力確認調整動作を行う(ステップS2)。そして、発信制御部39は、第1車内LF発信機23の出力確認調整動作が終わると、第2車内LF発信機24の出力確認調整動作を行う(ステップS3)。
第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の各出力確認調整動作は、以下のように行う。第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24は同様の動作を行うため、第1車内LF発信機23について説明する。
まず、発信制御部39は、第1車内LF発信機23からリクエスト信号Srqを一定時間Tの間発信させる(ステップS10)。すると、イモビライザー通信機36のイモビライザーコイル37で第1車内LF発信機23から発信されたリクエスト信号Srqを受信する(ステップS11)。発信制御部39は、RSSI38から入力される受信信号強度が第1所定範囲(Min1〜Max1)であるか否かを判定する(ステップS12)。すなわち、RSSI38は、イモビライザーコイル37で無線信号を受信すると受信信号強度を測定し、照合ECU21へ出力する。そして、発信制御部39は、第1車内通信エリアAi1が好適に形成できる第1受信信号強度範囲(Min1〜Max1)であるか否かを判定する。発信制御部39は、受信信号の受信信号強度が第1受信信号強度範囲(Min1〜Max1)である場合(ステップS12:YES)には、第1車内通信エリアAi1が好適に形成できていると判定して処理を終了する。
一方、発信制御部39は、受信信号の受信信号強度が第1受信信号強度範囲(Min1〜Max1)でない場合(ステップS12:NO)には、第1車内通信エリアAi1が好適に形成できていないと判定して、第1車内LF発信機23の発信電波出力を調整する(ステップS13)。そして、発信制御部39は、RSSI38から入力される受信信号強度が第1所定範囲(Min1〜Max1)であるか否かを判定する(ステップS14)。すなわち、発信制御部39は、調整した発信電波出力で第1車内LF発信機23から発信されたリクエスト信号Srqが第1車内通信エリアAi1を好適に形成しているか否かを判定する。発信制御部39は、受信信号の受信信号強度が第1受信信号強度範囲(Min1〜Max1)でない場合(ステップS14:NO)には、第1車内通信エリアAi1が好適に形成できていないと判定して、ステップS13へ移行する。一方、発信制御部39は、受信信号の受信信号強度が第1受信信号強度範囲(Min1〜Max1)である場合(ステップS14:YES)には、第1車内通信エリアAi1が好適に形成できていると判定して処理を終了する。
続いて、発信制御部39は、第2車内LF発信機24の発信電波出力を調整する。第2車内LF発信機24の場合にはステップS12及びステップS14の判定で第2受信信号強度範囲(Min2〜Max2)を用いる。
これらの一連の調整により、車内通信エリアAiが車外通信エリアAoと重ならないように好適に形成される。
さて、第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24からリクエスト信号Srqが発信された際、イモビライザー通信機36が持つRSSI38を利用し、このRSSI38で受信したリクエスト信号Srqの受信信号強度から、そのときの第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の発信電波の出力を確認し、この出力が好適な値をとるように第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の発信電波出力の値が調整される。よって、第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の発信電波出力を好適な値に設定することが可能となる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24からリクエスト信号Srqが発信された際、第2受信機としてのイモビライザー通信機36が持つRSSI38を利用し、このRSSI38で受信したリクエスト信号Srqの受信信号強度から、そのときの第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の発信電波の出力を確認し、この出力が好適な値をとるように第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の発信電波出力の値が調整される。よって、第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の発信電波出力を好適な値に設定することが可能となる。よって、外部の測定機器を使わずとも、第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の発信電波出力を自ら調整することが可能となる。
(2)発信電波出力の調整に際しては、予め車両2に搭載されているイモビライザーシステム(イモビライザー通信機36)を利用して行うので、新たな部品追加が必要とならずに済む。
(3)もし仮に例えば電子キー1が電池切れになって電子キーシステムを動作させることができなくなっても、この代替として電子キー1に設けられたトランスポンダ14との間で近距離無線通信により車載機器を問題なく動作させることが可能となる。
(4)1つずつ順番に第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24からの電波発信とその発信電波の出力調整とが実行される。このため、複数の車内発信機(第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24)を備えた場合でも、それぞれの第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24が順番に電波調整を行うので、車内発信機が複数あっても、これに対応することができる。
(5)車載機器として例えば車両2のドアロックを解錠する所定操作が行われたことを条件に、第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24から電波発信を行い、第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24から発信される発信電波出力を調整する。このため、所定の操作が行われる度に第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の発信電波出力を調整することが可能となり、第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の発信電波出力を定期的に調整することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態では、第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の出力確認調整動作において、第1受信信号強度範囲と第2受信信号強度範囲との異なる範囲を用いた。しかしながら、例えばイモビライザー通信機36を第1車内通信エリアAi1と第2車内通信エリアAi2との重複するエリアAi3内に設置するようにすれば、第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の出力確認調整動作のどちらにも第1受信信号強度範囲を用いることができる。このようにすれば、出力確認調整動作に用いる受信信号強度を1つにすることができる。
・上記実施形態では、出力確認調整動作を受信信号強度の範囲を基に行うようにしたが、最良なエリアを形成するために受信信号強度の値を基に行うようにしてもよい。
・上記実施形態では、調整時に第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24からリクエスト信号Srqを発信するようにしたが、リクエスト信号Srqとは異なる調整用の信号を別途発信するようにしてもよい。
・上記実施形態において、発信電波出力の調整をした後、車両2では自己診断通信を実行し、ID照合の通信が正常に実行可能であるか否かを確認するようにしてもよい。ところで、従来では第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24から電子キー1へ無線信号を実際に発信し、電子キー1が発信した無線信号を受信機が受信する作業により自己診断を行う必要があるので、第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の自己診断には電子キーが必要であった。しかし、本構成の場合は、電子キー1を介さずとも第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24とイモビライザー通信機36との自己診断が可能となるので、この点で利便性が高いと言える。
・上記実施形態では、車載機器として例えば車両2のドアロックを解錠する所定操作が行われたことを条件に、第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の出力確認調整動作を実行するようにしたが、所定操作が行われたことを条件とせずに、所定時間毎に実行したり、使用者が出力確認調整動作を行うスイッチ等によって実行したりするようにしてもよい。
・上記実施形態では、IDタグとしてのトランスポンダ14を電子キー1に設けてID照合を行うようにしたが、狭域無線通信のみでID照合を行うようにしてもよい。
・トランスポンダ14は、個別のタグICから形成されることに限らず、例えばこれが通信制御部11に一機能として組み込まれることにより、通信制御部11と一体となっていてもよい。
・電波調整用受信機の通信相手は、必ずしも電子キー1に限定されず、それ以外の通信端末として例えば携帯電話を採用してもよい。
・上記実施形態では、イモビライザー通信機36を電波調整用受信機としたが第1車内LF発信機23及び第2車内LF発信機24の発信電波の受信信号強度を測定する専用の受信機を車両2に別途設けるようにしてもよい。
・上記実施形態では2つの車内発信機を車両2に設けるようにしたが、3つ以上の車内発信機を車両2に設けるようにしてもよい。また、1つの車内発信機のみを車両2に設けるようにしてもよい。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想をその効果と共に記載する。
(a)請求項1〜のいずれか一項に記載の電子キーシステムの車両出力電波調整装置において、前記調整手段は、前記車内発信機と前記電波調整用受信機との距離に応じて同車内発信機の発信電波出力を調整する受信信号強度の値を変更することを特徴とする電子
キーシステムの車両出力電波調整装置。
同構成によれば、車内発信機と電波調整用受信機との距離に応じて車内発信機の発信電波出力を調整する際に基準となる受信信号強度の値を変更するため、車内発信機の設置位置に合わせて発信電波出力を的確に調整することができる。
(b)請求項に記載の電子キーシステムの車両出力電波調整装置において、前記車内発信機が複数搭載される場合、これらの車内発信機から発信される発信電波によって形成される通信エリアが重複する位置に前記電波調整用受信機を設置することを特徴する電子キーシステムの車両出力電波調整装置。
車内発信機が複数搭載される場合には、各車内発信機に車内の通信エリアが割り当てられている。そこで、同構成によれば、車内発信機が複数搭載される場合、これらの車内発信機から発信される発信電波によって形成される通信エリアが重複する位置に電波調整用受信機が設置される。このため、電波調整用受信機は各車内発信機の発信電波出力を調整する受信信号強度の値を同一にすることができる。
1…電子キー、2…車両、11…通信制御部、12…LF受信部、13…RF発信部、14…トランスポンダ、21…照合ECU、22…車外LF発信機、23…第1車内LF発信機、24…第2車内LF発信機、25…RF受信機、26…車外ドアハンドル、27…タッチセンサ、28…ロックボタン、30…車内LAN、31…エンジンECU、32…シフトECU、33…メインボディECU、34…エンジンスイッチ、35…スイッチ操作部、36…イモビライザー通信機、37…イモビライザーコイル、38…RSSI、39…発信制御部、41…ブレーキセンサ、42…ACCリレー、43…IGリレー、44…スタータリレー、45…カーテシスイッチ、46…ドアロック装置、Ai1…第1車内通信エリア、Ai2…第2車内通信エリア、Ao…車外エリア、Sid…IDコード信号、Siv…駆動電波、Srq…リクエスト信号、Str…トランスポンダ信号。

Claims (5)

  1. 車内に狭域無線通信によって信号発信可能な車内発信機から応答要求信号を発信し、電子キーが同応答要求信号に応答して発信したIDコード信号を狭域無線通信によって信号受信可能な受信機で受信した際、受信した同IDコード信号でID照合が成立すれば車載機器の操作が可能となる電子キーシステムに適用される電子キーシステムの車両出力電波調整装置において、
    受信する無線信号の信号強度を測る受信信号強度入力端子を持つ電波調整用受信機と、
    前記車内発信機からの発信電波を同受信信号強度入力端子で受信した際、このときの受信信号強度を基に前記車内発信機の発信電波出力を調整する調整手段と
    前記電子キー又は他端末と近距離無線通信が可能で、当該通信に基づく前記車載機器の操作も可能となる近距離無線通信機と、を備え
    前記電波調整用受信機は、受信する無線信号の信号強度を測るべく前記近距離無線通信機が使用されている
    ことを特徴とする電子キーシステムの車両出力電波調整装置。
  2. 前記近距離無線通信は、前記電子キーに埋め込まれたIDタグとの間で、当該近距離無線通信に準じたID照合を実行し、同ID照合が成立すれば前記車載機器の操作が可能となる通信である
    ことを特徴とする請求項に記載の電子キーシステムの車両出力電波調整装置。
  3. 前記調整手段は、前記車内発信機が複数搭載される場合、1つの車内発信機から電波発信を行い、その車内発信機の発信電波の出力を調整するという作業を、それぞれ1つずつ順番に行うことにより、各々の前記車内発信機の電波出力の調整を実行する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子キーシステムの車両出力電波調整装置。
  4. 前記調整手段は、前記車載機器に対して所定操作が行われたことを条件に、前記車内発信機の発信電波出力の調整を実行する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の電子キーシステムの車両出力電波調整装置。
  5. 前記調整手段は、前記発信電波出力の調整をした後、前記電子キーとの間の前記ID照合に準じた無線通信が正常に実行可能かを見る自己診断通信を実行する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の電子キーシステムの車両出力電波調整装置。
JP2009004990A 2009-01-13 2009-01-13 電子キーシステムの車両出力電波調整装置 Expired - Fee Related JP5149208B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009004990A JP5149208B2 (ja) 2009-01-13 2009-01-13 電子キーシステムの車両出力電波調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009004990A JP5149208B2 (ja) 2009-01-13 2009-01-13 電子キーシステムの車両出力電波調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010162955A JP2010162955A (ja) 2010-07-29
JP5149208B2 true JP5149208B2 (ja) 2013-02-20

Family

ID=42579492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009004990A Expired - Fee Related JP5149208B2 (ja) 2009-01-13 2009-01-13 電子キーシステムの車両出力電波調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5149208B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020106441A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 株式会社オートネットワーク技術研究所 測距装置、通信装置、通信システム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006045908A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Denso Corp 車載機器遠隔操作システム
JP2007138381A (ja) * 2005-11-14 2007-06-07 Calsonic Kansei Corp 車両キーレス装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010162955A (ja) 2010-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5685073B2 (ja) 電子キーシステム
US7388466B2 (en) Integrated passive entry and remote keyless entry system
JP4723415B2 (ja) 電子キーシステム
JP5438048B2 (ja) 電子キーシステム
JP5529783B2 (ja) 電子キーシステム
US8150563B2 (en) Anti-theft system for a vehicle, and method for the operation of an anti-theft system
JP5502284B2 (ja) 電子キーシステム
JP5600532B2 (ja) 電子キーシステム
EP2251837A2 (en) Portable device and remote control system
JP4505425B2 (ja) 車両用遠隔制御装置
CN111094082B (zh) 车辆共享系统
US20100277273A1 (en) System and method for assigning driver status to a spare key and for programming the spare key to a vehicle
JP2016079749A (ja) 車載装置
JP5152011B2 (ja) 電子キーシステム及び車両制御用携帯機
JP2012117292A (ja) 電子キーシステム
KR20060117248A (ko) 차량 엔진 제어 시스템 및 방법
JP6139371B2 (ja) 電子キーシステム
JP5508241B2 (ja) 電子キーシステム
US10760322B2 (en) Vehicle door opening/closing device and detection unit
JP2017155604A (ja) エンジン制御装置
JP2009262856A (ja) エンジン始動装置
JP5149208B2 (ja) 電子キーシステムの車両出力電波調整装置
JP5211896B2 (ja) 車載機器制御システム
JP5048584B2 (ja) ノイズ監視通信システム
JP2010132233A (ja) 電子キー置き忘れ抑制システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110808

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees