JP2016089340A - スマートキーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の携帯機の照合を行うにあたって、その場に携帯機のいずれかがない場合に、トータルの照合完了までの時間を短縮可能とするスマートキーシステムを提供する。
【解決手段】それぞれ固有の識別情報IDA〜IDDが割り当てられた複数の携帯機102A〜102Dと、開閉体11に設けられて、複数の携帯機102A〜102Dに対して電波送信による問合せを行い、携帯機102A〜102Dから応答された識別情報の照合に成功すると、開閉体11の施錠あるいは解錠を行う制御部130とを備えるスマートキーシステムにおいて、制御部130は、識別情報IDA〜IDDの照合を実施する前に、複数の携帯機102A〜102Dの応答エリア内の存在有無の確認を行う簡易照合を実施すると共に、簡易照合によって、複数の携帯機102A〜102Dのうち、存在が確認できたものに対して、正式に識別情報の照合を実施する。
【選択図】図1

Description

本発明は、開閉体に設けられた鍵の施錠または解錠を行うスマートキーシステムに関するものである。
従来のスマートキーシステムとして、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1のスマートキーシステム(キーレスシステム)では、まず、電気錠装置は、複数の携帯機に対して認証を行う際に、全携帯機を対象としたグローバルIDを含む起動信号を送信する。このとき、携帯機が1台しか存在しないときは、複数の携帯機の間における混信が発生することがなく、すぐに携帯機から識別情報の照合(認証)を行うことができ、照合に要する時間を短縮することができるようになっている。
また、携帯機が複数存在し、グローバルIDを含む起動信号を送信したときに、複数の携帯機の間における混信によって照合が成立しなかった場合、電気錠装置は、所定の送信順序で固有IDを含む起動信号を各携帯機に送信する。これにより、携帯機が複数存在するときは、各携帯機の間における混信を起こすことなく、携帯機から返送された識別信号を順番に受信して、照合を行うことができるようになっている。所定の送信順序としては、例えば、過去の使用頻度に応じて、使用頻度が多い携帯機ほど順序が先になるように設定される、あるいは、前回の照合時に照合に成功した携帯機の順序が先になるように設定されるようになっている。
特開2008−150836号公報
しかしながら、上記特許文献1のスマートキーシステムでは、複数の携帯機のすべての照合を行うにあたって、優先順位を付けることが考慮されているに過ぎない。例えば、複数の携帯機のうち、いずれかの携帯機がその場にない状況があっても、単純に複数の携帯機のすべてに対して順番に照合が行われることになるので、その場にない携帯機に対しても照合の時間が費やされて、すべての照合を完了するまでのトータル時間を短縮することはできない。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、複数の携帯機の照合を行うにあたって、その場に携帯機のいずれかがない場合に、トータルの照合完了までの時間を短縮可能とするスマートキーシステムを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
第1の発明は、ユーザによる携帯が可能となっており、それぞれ固有の識別情報(IDA〜IDD)が割り当てられた複数の携帯機(102A〜102D)と、
開閉体(11)に設けられて、複数の携帯機(102A〜102D)に対して電波送信による問合せを行い、携帯機(102A〜102D)から応答された識別情報の照合に成功すると、開閉体(11)の施錠あるいは解錠を行う制御部(130)とを備えるスマートキーシステムであって、
制御部(130)は、識別情報(IDA〜IDD)の照合を実施する前に、複数の携帯機(102A〜102D)の応答エリア内の存在有無の確認を行う簡易照合を実施すると共に、簡易照合によって、複数の携帯機(102A〜102D)のうち、存在が確認できたものに対して、正式に識別情報の照合を実施することを特徴としている。
この発明によれば、制御部(130)は、まず、簡易照合を実施することで、複数の携帯機(102A〜102D)に対して、応答エリア内における存在有無を確認する。そして、簡易照合によって、複数の携帯機(102A〜102D)のうち、存在が確認できたものに対して、正式の識別情報の照合を実施する。よって、応答エリア内に存在しない携帯機(102B、102C)があった場合、その分の正式照合が割愛されるので、その分の照合時間を短縮することができ、トータルの照合完了までの時間を短縮することが可能となる。
第2の発明は、ユーザによる携帯が可能となっており、それぞれ固有の識別情報(IDA〜IDD)が割り当てられた複数の携帯機(102A〜102D)と、
開閉体(11)に設けられて、複数の携帯機(102A〜102D)に対して電波送信による問合せを行い、携帯機(102A〜102D)から応答された識別情報の照合に成功すると、開閉体(11)の施錠あるいは解錠を行う制御部(130)とを備えるスマートキーシステムであって、
複数の携帯機(102A〜102D)のそれぞれは、他の携帯機が制御部(130)へ応答した応答内容を受信する相互通信が可能となっており、
複数の携帯機(102A〜102D)は、制御部(130)からの問合せがあると、制御部(130)に対して、応答エリア内の存在有無を示す簡易応答を順番に行い、相互通信によって簡易応答のない携帯機(102B、102C)を把握すると、その携帯機(102B、102C)を除外して、詰めた順番で問合せに対する正式応答を行うことを特徴としている。
この発明によれば、複数の携帯機(102A〜102D)は、制御部(130)からの問合せがあると、制御部(130)に対して、応答エリア内の存在有無を示す簡易応答を順に行う。そして、複数の携帯機(102A〜102D)は、相互通信に基づいて得られる簡易応答のない携帯機(102B、102C)を除外して詰めた順番で、問合せに対する正式応答を行っていく。よって、応答エリア内に存在しない携帯機(102B、102C)があった場合、その分の正式照合が割愛されるので、その分の照合時間を短縮することができ、トータルの照合完了までの時間を短縮することが可能となる。
第3の発明は、ユーザによる携帯が可能となっており、それぞれ固有の識別情報(IDA〜IDD)が割り当てられた複数の携帯機(102A〜102D)と、
開閉体(11)に設けられて、複数の携帯機(102A〜102D)に対して電波送信による問合せを行い、携帯機(102A〜102D)から応答された識別情報の照合に成功すると、開閉体(11)の施錠あるいは解錠を行う制御部(130)とを備えるスマートキーシステムであって、
複数の携帯機(102A〜102D)のそれぞれは、他の携帯機が制御部(130)へ応答した応答内容を受信する相互通信が可能となっており、
制御部(130)からの問合せに対して、複数の携帯機(102A〜102D)は、所定の時間差を持って応答するように順番が予め規定されており、順番の下位の携帯機が順番に基づいて応答をする際に、順番の上位の携帯機が応答中であると、所定時間待って順番の上位の携帯機と重ならないように応答することを特徴としている。
この発明によれば、複数の携帯機(102A〜102D)には応答の順番が規定されている。よって、応答エリア内に存在しない携帯機があった場合、その携帯機による応答が自動的に割愛される形となるので、トータルの照合完了までの時間を短縮することが可能となる。
また、規定された順番の下位の携帯機が順番に基づいて応答をする際に、順番の上位の携帯機が応答中であると、所定時間待って順番の上位の携帯機と重ならないように応答する。よって、複数の携帯機(102A〜102D)同士が混信することなく、制御部(130)は応答結果を確実に得ることができる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態におけるスマートキーシステムの構成を示す構成図である。 第1実施形態における車両制御部の問合せと、携帯制御部の応答との対応を示すタイムチャートである。 第1実施形態における車両制御部が実施する制御内容を示すフローチャートである。 第2実施形態における車両制御部の問合せと、携帯制御部の応答との対応を示すタイムチャートである。 第2実施形態における車両制御部が実施する制御内容を示すフローチャートである。 第3実施形態におけるスマートキーシステムの構成を示す構成図である。 第3実施形態における車両制御部の問合せと、携帯制御部の応答との対応を示すタイムチャートである。 第3実施形態における車両制御部が実施する制御内容を示すフローチャートである。 第4実施形態における車両制御部の問合せと、携帯制御部の応答との対応を示すタイムチャートである。 第5実施形態における車両制御部の問合せと、携帯制御部の応答との対応を示すタイムチャートである。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態におけるスマートキーシステム100について、図1〜図3を用いて説明する。第1実施形態のスマートキーシステム100は、車両10のドア11のキーシリンダーに直接、キーを差し込むことなく、ドア11の施錠あるいは解錠を可能とするシステムとなっている。ドア11は、本発明の開閉体に対応する。スマートキーシステム100においては、ドア11が施錠されていない状態(解錠状態)で、例えば、携帯機102を携帯するユーザがドア11のノブの所定部位に触れるとドア11の施錠が行われるようになっている。また、ドア11が施錠された状態(施錠状態)で、例えば、携帯機102を携帯するユーザが、ドア11のノブの所定部位に触れるかノブを握るように触れると、あるいは車両10に対して所定の距離に近づくとドア11の解錠が行われるようになっている。
スマートキーシステム100は、図1に示すように、車両側本体部101と、携帯機102とを備えている。携帯機102は、ここでは、複数(4つ)の携帯機102A、102B、102C、102Dの設定となっている。携帯機102の本数は、4本に限ったものではない。
車両側本体部101は、車両10のドア11のノブ付近に設けられており、本体送信部110、本体受信部120、本体制御部130等を備えている。
本体送信部110は、長波としてのLF(low Frequency)波を用い、無線通信によって、車両外部の各携帯機102A〜102Dに対して問合せ信号を送信する送信部となっている。本体送信部110は、問合せ信号を送信する送信用アンテナとして形成されている。
本体受信部120は、各携帯機102A〜102Dから送信される高周波としてのRF(Radio Frequency)波による応答信号を受信する受信部となっている。本体受信部120は、応答信号を受信する受信用アンテナとして形成されている。本体受信部120は、受信した応答信号を本体制御部130に出力するようになっている。
本体制御部130は、本体送信部110に対して問合せ信号を出力すると共に、本体受信部120から各携帯機102A〜102Dの応答信号を受信する制御部となっている。本体制御部130は、ドア11の施錠時あるは解錠時において、各携帯機102A〜102Dのうち、少なくとも1つの携帯機を携帯するユーザによるドア11のノブに対する操作(触れる、握る、近づく等)があると、これらがトリガとなって、予め登録された問合せ信号を、本体送信部110に出力するようになっている。問合せ信号は、例えば、各携帯機102A〜102Dにおける携帯識別情報IDA〜IDDを含む車両識別用の車両識別情報IDである。また、本体制御部130には、本スマートキーシステム100において設定された各携帯機102A〜102Dの登録本数(ここでは4つ)が、予め記憶されている。
そして、本体制御部130は、各携帯機102A〜102Dから得られる応答信号の照合(簡易照合、および正式照合)を行い、照合の結果に基づいてドア11のロック機構に対して施錠あるいは解錠を行うための指令を出力するようになっている。本体制御部130においては、各携帯機102A〜102Dに対して簡易照合を行う際の順番は、予め定められた順番となっている。予め定められた順番は、例えば、携帯機102A、102B、102C、102Dの順である。
一方、各携帯機102A〜102Dは、ユーザによる携帯が可能な携帯型キーとなっている。各携帯機102A〜102Dのうち、例えば、1つはメインの携帯機102Aであり、残りはスペアの携帯機102B〜102Dとなっている。各携帯機102A〜102Dは、例えば、1つの家族内(父親、母親、息子、娘等)にて使用される。
各携帯機102A〜102Dのうち、運転者が携帯するいずれか1つの携帯機によって、車両10の起動、操作、停止等が行われる。そのとき、残りの携帯機のうち、同乗者と共に残りのすべてが携帯される場合、あるいは同乗者と共に残りの一部が携帯される場合、あるは同乗者がなく残りのすべてが携帯されない場合等がある。
各携帯機102A〜102Dは、携帯受信部140、携帯制御部150、および携帯送信部160等を備えている。
携帯受信部140は、本体送信部110から送信される問合せ信号を受信して、携帯制御部150に出力する受信部となっている。携帯受信部140は、問合せ信号を受信する受信用アンテナとして形成されている。
携帯制御部150は、携帯受信部140から入力された問合せ信号に基づいて、照合に必要とされる応答信号を携帯送信部160に出力する制御部となっている。応答信号は、携帯制御部150に予め登録された(割り当てられた)信号であり、例えば、車両10における車両識別情報IDを含む携帯識別情報IDA〜IDDとなっている。各携帯機102A〜102Dの携帯識別情報IDA〜IDDは、携帯機102Aでは携帯識別情報IDA、携帯機102Bでは携帯識別情報IDB、携帯機102Cでは携帯識別情報IDC、携帯機102Dでは携帯識別情報IDD、となっている。各携帯識別情報IDA〜IDDは、本発明の固有の識別情報に対応する。
携帯送信部160は、携帯制御部150からの応答信号を本体受信部120に送信する送信部となっている。携帯送信部160は、応答信号を送信するアンテナとして形成されている。
次に、上記のように構成されるスマートキーシステム100の作動について、図2のタイムチャート、および図3のフローチャートを加えて説明する。尚、図3のフローチャートは、本体制御部130が行う制御内容を示している。
本スマートキーシステム100においては、施錠時あるいは解錠時に、本体制御部130は、各携帯機102A〜102Dからの携帯識別情報IDA〜IDDの照合を実施する前に、まず、各携帯機102A〜102Dの応答エリア内の存在有無の確認を行う簡易照合を実施する。そして、この簡易照合によって、各携帯機102A〜102Dのうち、応答エリア内に存在が確認できたものに対して、正式に携帯識別情報(IDA〜IDD)の照合を実施する(正式照合)ようになっている。
尚、応答エリアとは、本体送信部110からの問合わせ信号に対して、携帯制御部150(各携帯機102A〜102D)が応答可能となる領域であり、本体制御部130から問合せ信号が届き得る範囲(例えば、5m程度以内)の領域となる。車両10を使用するにあたって、各携帯機102A〜102Dのうち、その場(車両10の近傍)に携帯されている携帯機は、応答エリア内に存在することになり、携帯されていない携帯機は、応答エリア内に存在しないことになる。
まず、図2、図3において、例えば、ドア11の施錠を行う場合に、ユーザは、ドア11のノブの所定部位に触れる。すると、ステップS100で、本体制御部130は、簡易照合を開始するための問合せ信号として車両認証情報IDを、本体送信部110から各携帯機102A〜102Dに送信する。この送信の状態は、図2における「Request VehicleID」の表示に対応する。簡易照合においては、各携帯機102A〜102Dは、問合せ信号に対して予め定められた順番(携帯機102A〜102Dの順番)で、本体制御部130に応答する。
次に、ステップS110で、本体制御部130は、各携帯機102A〜102Dをカウントするためのカウント数として、n=1を設定する。カウント数は、各携帯機102A〜102Dの登録本数に対応する。ここでは、携帯機102A〜102Dは、4つの設定となっているので、カウント数は、n=1〜4となる。また、n=1〜4の順番は、各携帯機102A〜102Dの順番に対応するように予め定められている。
次に、ステップS120で、本体制御部130は、ステップS100における問合せ信号に対して、n本目の携帯機からの応答があったかなかったかを判定する。応答がなかったと判定すると、n本目の携帯機は、応答エリア内に存在しないことになり、本体制御部130は、ステップS130に進み、以下で説明する正式の照合時の照合対象からその携帯機を除外する。応答があったと判定した場合は、n本目の携帯機は、応答エリア内に存在することになり、本体制御部130は、ステップS130を飛ばしてステップS140に進む。
次に、ステップS140で、本体制御部130は、カウント数が各携帯機102A〜102Dの登録本数になったか否かを判定する。否と判定すれば、本体制御部130は、ステップS150に進み、カウント数をn=n+1に更新し、ステップS120に戻り、ステップS120〜S150を繰り返す。
つまり、本体制御部130は、カウント数がn=1からn=4(登録本数)になるまで、順番に簡易照合に対する応答があったか否かを判定していき、つまり、順番に各携帯機102A〜102Dの応答エリア内における存在の有無を確認していき、応答がなかった(応答エリア内に存在しない)携帯機については、正式の照合時の照合対象から除外していくのである。
各携帯機102A〜102Dの応答の状態は、図2における「KeyIDA〜KeyID4」の表示に対応する。図2(a)では、応答があった(検知エリア内に存在する)携帯機が、携帯機102Aのみの場合を示しており、携帯機102B、102C、102Dは、以下の正式照合の対象から除外されることになる。また、図2(b)では、応答があった(検知エリア内に存在する)携帯機が、携帯機102A、102Dの場合を示しており、携帯機102B、102Cは、以下の正式照合の対象から除外されることになる。
上記ステップS140で、カウント数がn=登録本数になったと判定すると、ステップS160で、本体制御部130は、正式な照合(本照合)を開始する。正式照合は、簡易照合において、応答のなかった携帯機を除外して実施される。
まず、ステップS170で、本体制御部130は、ステップS110と同様に各携帯機102A〜102Dのカウント数としてn=1を設定する。
次に、ステップS180で、本体制御部130は、n本目の携帯機について、上記のステップS130で正式な照合対象から除外をしたか否かを判定する。除外をしていなかった場合は、ステップS190に進み、本体制御部130は、n本目の携帯機に対して、携帯識別情報(IDA〜IDD)を要求する信号を送信し、n本目の携帯機からの応答を確認する。除外をしていた場合は、本体制御部130は、ステップS190を飛ばしてステップS200に進む。
次に、ステップS200で、本体制御部130は、カウント数が各携帯機102A〜102Dの登録本数になったか否かを判定する。否と判定すれば、本体制御部130は、ステップS210に進み、カウント数をn=n+1に更新し、ステップS180に戻り、ステップS180〜S210を繰り返す。つまり、本体制御部130は、カウント数がn=1からn=4(登録本数)になるまで、簡易照合で応答のなかった携帯機を正式照合の対象から除外して、応答のあった携帯機に対して携帯識別情報(IDA〜IDD)を送信し、その応答確認(正式照合)を行うのである。そして、ステップS200で肯定判定すると、ステップS220で、本体制御部130は、照合を完了する。
各携帯機102A〜102Dのうち、簡易照合にて応答のあったものに対する正式照合の状態は、図2における「Request KeyID」、および「Respons」の表示に対応する。本体制御部130は、簡易照合にて応答のなかった携帯機の順番を詰めて、簡易照合にて応答のあった携帯機に対して正式照合を順番に実施する。図2(a)では、簡易照合にて応答のあった携帯機102Aのみについて正式照合が実施されている。また、図2(b)では、簡易照合にて応答のあった携帯機102A、102Dについて正式照合が順番に実施されている。
そして、正式照合が成立すれば、本体制御部130は、ドア11のロック機構に対して施錠を行うための指令を出力するようになっている。また、ドア11の解錠の際にも、本体制御部130は、上記と同様の制御を行う。
以上のように、本実施形態では、本体制御部130は、まず、簡易照合を実施することで、複数の携帯機102A〜102Dに対して、応答エリア内における存在有無を確認する。そして、簡易照合によって、複数の携帯機102A〜102Dのうち、存在が確認できたものに対して、正式照合を実施する。よって、応答エリア内に存在しない携帯機があった場合、その分の正式照合が割愛されるので、その分の照合時間を短縮することができ、トータルの照合完了までの時間を短縮することが可能となる。
正式照合時は、応答エリア内の存在が確認できなかった携帯機の順番が詰められて実施されるので、確実に照合時間を短縮することができる。
また、各携帯機102A〜102Dに対する簡易照合の順番は、予め定められた順番で実施されるようにしているので、各携帯機102A〜102Dが同時に応答信号を送信することがなく、混信することなく簡易照合を行うことができる。
(第1実施形態の変形例1)
上記第1実施形態では、簡易照合における各携帯機102A〜102Dの順番は、予め定められた順番を用いるものとして説明した。しかしながら、これに代えて、本体制御部130は、問合せの結果(携帯機からの応答の有無の実績)を毎回保存するようにして、前回までの問合せで応答エリア内の存在確率の高かった携帯機の順に、簡易照合の順番が設定されるようにしてもよい。前回までのデータとしては、過去の複数のデータを用いたもの、あるいは、最新の前回の1回のデータを用いたもの等とすることができる。
更に、この存在確率の高かった順に、正式照合の順番を決めて、応答のなかった携帯機の順番を詰めて照合するとよい。
これにより、上記第1実施形態のように予め定められた順番では、最もよく使用される携帯機が、例えば、携帯機102Dであると、正式照合の順番は、常に最後となり、全体の照合時間の最後の部分で、携帯機102Dの使用可否が確定されることになる。しかしながら、前回までのデータをもとに存在確率の高かった携帯機の照合順を先にすることで、その分、その携帯機の使用可否が照合されるタイミングが早くなり、すぐに使用することができるようになる。
(第1実施形態の変形例2)
簡易照合における各携帯機102A〜102Dの順番は、上記第1実施形態、および変形例1に対して、更に、前回の問合せで応答エリア内に存在した携帯機の優先順位を上げることで設定される順番としてもよい。これにより、上記変形例1と同様の効果を得ることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態を図4、図5に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対して、スマートキーシステム100の構成は同一であるが、本体制御部130が実施する制御の内容を一部変更している。図5に示すフローチャートは、上記第1実施形態の図3におけるフローチャートのステップS160、S190を、ステップS160A、S190Aに変更したものである。
図5に示すように、上記第1実施形態と同様に、本体制御部130は、ステップS100〜S150を実施した後に、ステップS160Aで、正式照合を開始する。このとき、本体制御部130は、ステップS120で応答のあった携帯機について、正式照合に対する応答の順番を規定した車両認証情報IDを最初に送信する。この送信の状態は、図4における「Request VehicleID Sequence」の表示に対応する。「Sequence」は、応答の順番を示す指示である。
そして、ステップS170〜S210の間において、ステップS190Aで、本体制御部130は、ステップS160Aで規定した応答の順番で、検知エリア内に存在する携帯機からの応答を確認していく。
これにより、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。本実施形態においては、正式照合を実施する際に、最初に、検知エリア内に存在する携帯機について応答の順番を指示するようにしているので、上記第1実施形態のように、毎回、各携帯機に対して、携帯識別情報(IDA〜IDD)を要求する指示を出す必要がない。
(第3実施形態)
第3実施形態のスマートキーシステム100Aを図6〜図8に示す。第3実施形態は、上記第1実施形態に対して、各携帯機102A〜102Dにおける携帯送信部160を携帯送受信部161に変更したものである。
図6に示すように、携帯送受信部161は、本体制御部130(本体受信部120)への応答信号の送信を行うと共に、RF波を用いて各携帯機102A〜102D間の相互通信を可能とする送受信部となっている。つまり、各携帯機102A〜102Dのそれぞれは、他の携帯機が本体制御部130に送信した応答内容を受信することで、その応答内容を互いに共有できるようになっている。
また、各携帯機102A〜102D(各携帯制御部150)には、それぞれ本体制御部130との応答を行う際の順番(応答順序)が予め定められている。応答順序は、例えば、携帯機102A=1番、携帯機102B=2番、携帯機102C=3番、携帯機102D=4番である。
本実施形態のスマートキーシステム100Aの作動について、図7のタイムチャート、および図8のフローチャートを加えて説明する。尚、図8のフローチャートは、各携帯機102A〜102Dにおける各携帯制御部150が行う制御内容を示している。
まず、ステップS300で、各携帯制御部150は、本体制御部130からの簡易照合(簡易応答)を開始するための問合せ信号として車両認証情報IDを受信する。車両認証情報IDには、各携帯機102A〜102Dが応答する際の応答順序が規定されている。本体制御部130からの問合せ信号は、図7における「Request VehicleID」の表示に対応する。
次に、ステップS310で、各携帯制御部150は、各携帯機102A〜102Dをカウントするためのカウント数として、n=1を設定する。上記第1実施形態と同様に、カウント数は、各携帯機102A〜102Dの登録本数に対応する。ここでは、携帯機102A〜102Dは、4つの設定となっているので、カウント数は、n=1〜4となる。
次に、ステップS320で、各携帯制御部150は、設定されたnが自分の応答順序と等しいか否かを判定する。ステップS320で、各携帯制御部150のうち、nに対して自分の応答順序はnに等しいと判定した携帯制御部150は、ステップS330に進む。
ステップS330では、応答順序に対応する携帯制御部150は、検知エリア内に存在すれば、本体制御部130に対して、簡易照合に対する応答を行う。しかしながら、検知エリア内に応答順序nの携帯機(携帯制御部)が存在しなければ当然、応答ができないため、本体制御部130への応答は成されないことになる。ステップS330の後は、ステップS360に進む。
一方、ステップS320で、設定されたnが自分の応答順序ではないと判定した携帯制御部150は、ステップS340で、n番目の携帯機は、簡易応答したか否かを判定する。ステップS340で否定判定すれば、ステップS350で、n番目の携帯機を照合(正式応答)の対象から除外する。また、ステップS340で、肯定判定すると、ステップS350を飛ばしてステップS360に進む。
そして、ステップS360で、各携帯制御部150は、カウント数が各携帯機102A〜102Dの登録本数になったか否かを判定する。否と判定すれば、各携帯制御部150は、ステップS370に進み、カウント数をn=n+1に更新し、ステップS320に戻り、ステップS320〜S370を繰り返す。
つまり、各携帯制御部150は、カウント数がn=1からn=4(登録本数)になるまで、予め定められた応答順序に従って、検知エリア内に存在するならば、簡易応答を行っていく。このとき、応答順序に対応しない他の携帯制御部150は、相互通信によって、応答順序に対応する携帯制御部150が簡易応答を行ったか否かを把握していく。ここで、検知エリア内に存在しない携帯機(携帯制御部)は、当然応答ができない。したがって、応答順序に対応しない他の携帯制御部150は、相互通信によって、応答のない携帯制御部を把握し、本体制御部130との応答(正式応答)における対象から除外していくのである。
各携帯機102A〜102Dの応答の状態は、図7における「KeyIDA〜KeyID4」の表示に対応する。図7(a)では、応答を行った(検知エリア内に存在する)携帯機が、携帯機102Aのみの場合を示しており、携帯機102B、102C、102Dは、以下の正式応答の対象から除外されることになる。また、図7(b)では、応答を行った(検知エリア内に存在する)携帯機が、携帯機102A、102Dの場合を示しており、携帯機102B、102Cは、以下の正式応答の対象から除外されることになる。
次に、ステップS380で、各携帯制御部150は、Response応答(正式応答)を開始する。
まず、ステップS390で、各携帯制御部150は、ステップS310と同様に、各携帯機102A〜102Dをカウントするためのカウント数として、n=1を設定する。
次に、ステップS400で、各携帯制御部150は、設定されたnが自分の応答順序と等しいか否かを判定する。ステップS400で、各携帯制御部150のうち、nに対して自分の応答順序はnに等しいと判定した携帯制御部150は、ステップS410に進む。
ステップS410では、応答順序に対応する携帯制御部150は、検知エリア内に存在すれば、本体制御部130に対して、正式応答を行う。しかしながら、検知エリア内に応答順序nの携帯機(携帯制御部)が存在しなければ当然、応答ができないため、本体制御部130への応答は成されないことになる。ステップS410の後は、ステップS440に進む。このとき、他の携帯制御部150は、応答順序に対応する携帯制御部150が、応答したか否かを相互通信によって把握することになる。
一方、ステップS400で、設定されたnが自分の応答順序ではないと判定した携帯制御部150は、ステップS420で、n番目の携帯機について、正式応答の対象から除外するか否かを判定する。つまり、設定されたnが自分の応答順序ではないと判定した携帯制御部150は、ステップS410における応答がなかった場合は、その携帯制御部を正式応答の対象から除外し、逆に、ステップS410における応答があった場合は、その携帯制御部を正式応答の対象に残す。
ステップS420で、否定判定すると、設定されたnが自分の応答順序ではないと判定した携帯制御部150は、ステップS430で正式応答待ちとする。また、ステップS420で肯定判定すると、ステップS430を飛ばしてステップS440に進む。
そして、ステップS440で、各携帯制御部150は、カウント数が各携帯機102A〜102Dの登録本数になったか否かを判定する。否と判定すれば、各携帯制御部150は、ステップS450に進み、カウント数をn=n+1に更新し、ステップS400に戻り、ステップS400〜S450を繰り返す。
つまり、各携帯制御部150は、カウント数がn=1からn=4(登録本数)になるまで、予め定められた応答順序に従って、正式応答を行っていく。このとき、応答順序に対応する携帯制御部150は、検知エリア内に存在すれば正式応答を行い、検知エリア内に存在しなければ正式応答を行わない(できない)。また、応答順序に対応しない他の携帯制御部150は、相互通信によって、応答順序に対応する携帯制御部150によって正式応答がなされたか否かを把握していく。したがって、正式応答があった場合は、次の順番の携帯制御部は応答を待ち、また、正式応答がなかった場合は、その携帯制御部を正式応答の対象から除外して、次の順番がきたときに応答を行っていくのである。そして、ステップS440で肯定判定すると、ステップS460で、各携帯制御部150は、照合(正式応答)を完了する。
各携帯機102A〜102Dのうち、簡易応答のあったものに対する正式応答の状態は、図7における「Respose」の表示に対応する。各携帯制御部150は、簡易応答にて応答のなかった携帯機を除外して詰めた順番で、正式応答を実施する。図7(a)では、簡易応答のあった携帯機102Aのみが、正式応答を実施している。また、図7(b)では、簡易応答のあった携帯機102A、102Dが、順番に正式応答を実施している。
そして、正式応答による照合が成立すれば、本体制御部130は、ドア11のロック機構に対して施錠を行うための指令を出力するようになっている。また、ドア11の解錠の際にも、本体制御部130は、上記と同様の制御を行う。
以上のように、本実施形態では、複数の携帯機102A〜102Dは、本体制御部130からの問合せがあると、本体制御部130に対して、応答エリア内の存在有無を示す簡易応答を順に行う。そして、複数の携帯機102A〜102Dは、相互通信に基づいて得られる簡易応答のない携帯機を除外して詰めた順番で、問合せに対する正式応答を行っていく。よって、応答エリア内に存在しない携帯機があった場合、その分の正式照合が割愛されるので、その分の照合時間を短縮することができ、トータルの照合完了までの時間を短縮することが可能となる。
(第4実施形態)
第4実施形態を図9に示す。第4実施形態は、上記第3実施形態に対して、本体制御部130は、各携帯機102A〜102Dに対して問合せを行う際に、各携帯機102A〜102Dが応答する順番を事前に規定したものである。
本体制御部130は、問合せに対する応答の順番を規定した車両認証情報IDを最初に送信する。この応答の順番に基づき、各携帯制御部150は、簡易応答、および正式応答を行う。このとき、検知エリア内に存在しない携帯機があると、その携帯機は、応答の順番から除外されて、詰めた順番で応答が行われていく。
本体制御部130の最初の送信の状態は、図9における「Request VehicleID Sequence」の表示に対応する。「Sequence」は、応答の順番を示す指示である。
また、各携帯制御部150の簡易応答の状態は、図9における「KeyIDA〜KeyID4」の表示に対応する。検知エリアに存在しない携帯機は、応答がなく、破線表示となっている。また、各携帯制御部150の正式応答の状態は、図9における「Response(KeyIDA〜KeyID4)」の表示に対応する。検知エリアに存在しない携帯機の順番がつめられた状態で応答が実施されていく。
これにより、上記第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
第5実施形態を図10に示す。第5実施形態は、上記第1実施形態に対して、本体制御部130からの問合せによる各携帯機102A〜102Dの応答の要領を、予め設定したものである。
各携帯機102A〜102Dは、上記第3実施形態と同様に、携帯送受信部161を有しており、各携帯機102A〜102D間の相互通信が可能となっている。各携帯機102A〜102Dのそれぞれは、他の携帯機が本体制御部130に送信した応答内容を受信することで、その応答内容を互いに共有できるようになっている。
そして、本体制御部130の問合せに対して、各携帯機102A〜102Dは、それぞれ所定の遅れ時間(所定の時間差)を持って応答するように順番が予め規定されている。例えば、応答する順番は、携帯機102A、102B、102C、102Dの順となっている。そして、携帯機102Aの応答時刻に対して、所定時間遅れて携帯機102Bは応答するように設定されている。以下同様に、携帯機102Bの応答時刻に対して、所定時間遅れて携帯機102Cは応答するように設定され、また、携帯機102Cの応答時刻に対して、所定時間遅れて携帯機102Dは応答するように設定されている。
携帯機102Bの遅れ時間、携帯機102Cの遅れ時間、および携帯機102Dの遅れ時間の総和は、例えば、携帯機102Aの応答に要する時間よりも短く設定されている。
そして、各携帯機102A〜102Dは、本体制御部130の問合せに対して、上記の順番に基づいて応答していくが、順番の1つ下位の携帯機は、順番の1つ上位の携帯機が応答中であると、所定時間待って順番の1つ上位の携帯機と重ならないように応答するようになっている。
つまり、図10(a)に示すように、例えば、検知エリア内に携帯機102Aが存在すると、本体制御部130からの問合せに対して、携帯機102Aは携帯識別情報IDAを持って応答する。また、図10(b)に示すように、例えば、検知エリア内に携帯機102A、102Dが存在すると、まず、携帯機102Aが応答し、携帯機102Aの応答開始から所定の遅れ時間を待っても携帯機102B、102Cからの応答はなく、次に、携帯機102Dが応答することになる。
ここで、携帯機102Dは、携帯機102B、102C用の所定の遅れ時間をそれぞれ待った後に、図10(b)中の破線の「Response」に示すように応答しようとする。しかしながら、このタイミングで携帯機102Aが応答中であると(応答中であるので)、携帯機102Dは、所定時間待って、携帯機102Aの応答と重ならないようにして応答する。
以上のように、本実施形態では、各携帯機102A〜102Dには応答の順番が規定されているので、応答エリア内に存在しない携帯機があった場合、その携帯機による応答が自動的に割愛される形となり、トータルの照合完了までの時間を短縮することが可能となる。
また、規定された順番の下位の携帯機が順番に基づいて応答をする際に、順番の上位の携帯機が応答中であると、所定時間待って順番の上位の携帯機と重ならないように応答するようになっている。よって、検知エリア内に存在する複数の携帯機同士が混信することなく、本体制御部130は応答結果を確実に得ることができる。
尚、本体制御部130の問合せに対する各携帯機102A〜102Dの応答する順番は、上記のように、予め規定された順番に限定されるものではない。例えば、上記変形例1と同様に、前回までの問合せで応答エリア内の存在確率の高かった携帯機の順番としてもよい。また、例えば、上記変形例2と同様に、前回の問合せで応答エリア内に存在した携帯機の優先順位を上げることで設定される順番としてもよい。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、本スマートキーシステム100、100Aを車両10のドア11を施錠または解錠するものに適用したが、これに限らず、例えば、住宅用のドア等に適用してもよい。
11 ドア(開閉体)
100、100A スマートキーシステム
130 本体制御部(制御部)
102(102A、102B、102C、102D) 携帯機

Claims (13)

  1. ユーザによる携帯が可能となっており、それぞれ固有の識別情報(IDA〜IDD)が割り当てられた複数の携帯機(102A〜102D)と、
    開閉体(11)に設けられて、複数の前記携帯機(102A〜102D)に対して電波送信による問合せを行い、前記携帯機(102A〜102D)から応答された前記識別情報の照合に成功すると、前記開閉体(11)の施錠あるいは解錠を行う制御部(130)とを備えるスマートキーシステムであって、
    前記制御部(130)は、前記識別情報(IDA〜IDD)の照合を実施する前に、複数の前記携帯機(102A〜102D)の応答エリア内の存在有無の確認を行う簡易照合を実施すると共に、前記簡易照合によって、複数の前記携帯機(102A〜102D)のうち、存在が確認できたものに対して、正式に前記識別情報の照合を実施することを特徴とするスマートキーシステム。
  2. 前記簡易照合における順番は、予め定められた順番であることを特徴とする請求項1に記載のスマートキーシステム。
  3. 前記簡易照合における順番は、前回までの前記問合せで前記応答エリア内の存在確率の高かった前記携帯機(102A〜102D)の順番であることを特徴とする請求項1に記載のスマートキーシステム。
  4. 前記簡易照合における順番は、前回の前記問合せで前記応答エリア内に存在した前記携帯機(102A〜102D)の優先順位を上げることで設定される順番であることを特徴とする請求項1に記載のスマートキーシステム。
  5. 前記制御部(130)は、前記応答エリア内の存在が確認できなかった前記携帯機(102B、102C)の順番を詰めて、正式な前記識別情報の照合を順に実施することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のスマートキーシステム。
  6. 前記制御部(130)は、正式な前記識別情報の照合を行う際に、前記応答エリア内の存在が確認できた前記携帯機(102A、102D)に対して順番を規定して、順番を規定した前記携帯機(102A、102D)から前記問合せに対する応答を順に取得することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のスマートキーシステム。
  7. ユーザによる携帯が可能となっており、それぞれ固有の識別情報(IDA〜IDD)が割り当てられた複数の携帯機(102A〜102D)と、
    開閉体(11)に設けられて、複数の前記携帯機(102A〜102D)に対して電波送信による問合せを行い、前記携帯機(102A〜102D)から応答された前記識別情報の照合に成功すると、前記開閉体(11)の施錠あるいは解錠を行う制御部(130)とを備えるスマートキーシステムであって、
    複数の前記携帯機(102A〜102D)のそれぞれは、他の携帯機が前記制御部(130)へ応答した応答内容を受信する相互通信が可能となっており、
    複数の前記携帯機(102A〜102D)は、前記制御部(130)からの前記問合せがあると、前記制御部(130)に対して、応答エリア内の存在有無を示す簡易応答を順番に行い、前記相互通信によって前記簡易応答のない前記携帯機(102B、102C)を把握すると、その携帯機(102B、102C)を除外して、詰めた順番で前記問合せに対する正式応答を行うことを特徴とするスマートキーシステム。
  8. 前記簡易応答を行う順番は、複数の前記携帯機(102A〜102D)に予め規定された順番であることを特徴とする請求項7に記載のスマートキーシステム。
  9. 前記簡易応答を行う順番は、前記問合せのときに前記制御部(130)から指示される順番であることを特徴とする請求項7に記載のスマートキーシステム。
  10. ユーザによる携帯が可能となっており、それぞれ固有の識別情報(IDA〜IDD)が割り当てられた複数の携帯機(102A〜102D)と、
    開閉体(11)に設けられて、複数の前記携帯機(102A〜102D)に対して電波送信による問合せを行い、前記携帯機(102A〜102D)から応答された前記識別情報の照合に成功すると、前記開閉体(11)の施錠あるいは解錠を行う制御部(130)とを備えるスマートキーシステムであって、
    複数の前記携帯機(102A〜102D)のそれぞれは、他の携帯機が前記制御部(130)へ応答した応答内容を受信する相互通信が可能となっており、
    前記制御部(130)からの前記問合せに対して、複数の前記携帯機(102A〜102D)は、所定の時間差を持って応答するように順番が予め規定されており、前記順番の下位の携帯機(102B)が前記順番に基づいて応答をする際に、前記順番の上位の携帯機(102A)が応答中であると、所定時間待って前記順番の上位の携帯機(102A)と重ならないように応答することを特徴とするスマートキーシステム。
  11. 前記問合せにおける順番は、予め定められた順番であることを特徴とする請求項10に記載のスマートキーシステム。
  12. 前記問合せにおける順番は、前回までの前記問合せで前記応答エリア内の存在確率の高かった前記携帯機(102A〜102D)の順番であることを特徴とする請求項10に記載のスマートキーシステム。
  13. 前記問合せにおける順番は、前回の前記問合せで前記応答エリア内に存在した前記携帯機(102A〜102D)の優先順位を上げることで設定される順番であることを特徴とする請求項10に記載のスマートキーシステム。
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