JP6338112B2 - シェア車両用キー照合システム - Google Patents

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Description

本発明は、対応するキーが複数あり、それら各キーを所持した複数のユーザーによってシェアされる車両、いわゆるシェア車両用のキー照合システムに関する。
近年では、登録された複数のユーザーの間で車両を共同利用する、いわゆるカーシェアリングが増加している。こうしたカーシェアリングにおいては、車両のキーを複数のユーザーがそれぞれに所持することになるため、一人がキーを盗難されると、その被害を登録ユーザー全員が被ることになる。したがって、カーシェアリングにおいてセキュリティの更なる向上が望まれている。
特開2011−39712号公報
本発明の課題は、シェア車両用のキー照合システムにおいてセキュリティを向上させることにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために本発明の車両用キー照合システムは、
対応するキーが複数あり、それら各キーを所持した複数のユーザーによってシェアされる車両用のキー照合システムであって、
使用するキーが指定される形で、少なくとも前記車両を使用する使用期間を指定する使用期間情報の入力を受け付ける使用予約受付手段と、
受け付けた前記使用期間情報に基づいて、指定されたキーの照合コードを、指定された使用期間となった場合に、少なくとも指定されていない他のキーとは異なるコードとなるように切り替えて設定するキー側コード切替手段と、
受け付けた前記使用期間情報に基づいて、指定されたキーの使用期間となった場合に、前記車両がキー照合用に設定しているマスターコードを、当該キーに設定されている前記照合コードと照合一致するよう切り替えて設定する車両側コード切替手段と、
各前記キーに設けられ、指定されている前記使用期間中、ユーザーによる予め定められた照合開始操作がなされた場合に、前記キーがそのとき設定している照合コードを外部に無線送信する切替コード送信手段と、
前記車両に設けられ、前記キーから前記照合コードを無線受信するとともに、受信した当該照合コードと当該車両がそのとき設定している前記マスターコードとを照合して、照合一致した場合に限り予め定められた車両制御の実行を許可する使用時照合手段と、
を備えることを特徴とする。
上記本発明の構成によれば、ユーザーによってシェア車両を使用する期間が指定された場合に、その使用期間となると、キーとシェア車両との双方において、照合コードが一斉に切り替わり、その切り替わったコード同士においてのみ照合が成功する。しかもキーは、使用予約されたキーの照合コードのみが切り替わり、他のキーの照合コードは切り替わらないから、他のキーでは認証されない。また、仮にキーが盗難にあったとしても、他のキーで使用予約をしておくことで、その車両を事実上使えなくすることもできる。
また、上記本発明において、使用指定を受けたキーの照合コードと、車両のマスターコードとが、使用期間中において、所定周期で別コードへと順次切り替わるようにしておけば、セキュリティはより向上する。
また、上記本発明において、使用指定を受けたキーにおける使用期間中の照合コードの切り替えを、キーの記憶情報のみに基づいて行う構成とし、さらに、車両における使用期間中のマスターコードの切り替えを、車両の記憶情報のみに基づいて行う構成とすることができる。この場合、キーや車両がコード切り替えに関して外部から取得する情報は、使用期間に関する情報のみとなるから、無線通信等の通信過程で、照合コードそのものが外部に漏れる可能性がなくなり、セキュリティがより向上する。
本発明のシェア車両用キー照合システムの概要を簡易に示した図。 図1のシェア車両用キー照合システムの構成を簡略的に示したブロック図。 図1のシェア車両用キー照合システムにおける照合エリアを示した図。 照合処理の流れを示すフローチャート。 シェア車両を使用するための予約処理の流れを示すフローチャート。 キーにおける照合コードの切替処理の流れを示すフローチャート。 車両におけるマスターコードの切替処理の流れを示すフローチャート。 図2とは異なるシェア車両用キー照合システムの構成を簡略的に示したブロック図。 図2及び図8とは異なるシェア車両用キー照合システムの構成を簡略的に示したブロック図。
以下、本発明の第一実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例のシェア車両用キー照合システム1は、図1に示すように、対応するキー200が複数あり、それら各キー200を所持した複数のユーザーによってシェアされるシェア車両100(ここでは自動車)用のキー照合システムである。
車両100は、図2に示すように、キーから照合コード(暗号鍵コード)を無線受信するとともに、受信した当該照合コードと当該車両がそのとき設定しているマスターコードとを照合して、照合一致した場合に限り予め定められた車両制御の実行を許可するキー照合システム1を備える。なお、本実施例におけるキー照合システム1は、スマートエントリーシステムと、スマートスタートシステムと、キーレスエントリーシステムとの全てを含んでいるが、これらのうちのいずれか又は複数であってもよい。
キー照合システム1に関する構成として、車両100は、制御部10と、送信部11と、受信部12と、ドアの開錠操作部13と、エンジン(図示なし)の始動操作部14と、記憶部15と、を備える。制御部10は、スマートエントリーシステムやスマートスタートシステムに関する制御全般を司るものである。記憶部15は、スマートエントリーシステムやスマートスタートシステムにおいて、対応するキー200との照合に用いるそれぞれのマスターコードを記憶している。
送信部11は、制御部10からの指令に基づき、スマートエントリーシステム、スマートスタートシステムに関する各種信号をLF(low frequency)帯域の電磁波として発信するものであり、図3に示すアンテナ10aあるいはアンテナ11aと共に車両100側の無線送信部を構成する。
アンテナ10aは、それぞれ車両100の各ドア102に配置されて、送信部11から送信されてきた、スマートエントリーシステムにおける車室外照合に関係したLF信号を、図3に示す車外の所定のドア周辺エリア110へ送信するドアアンテナであり、送信部11と共に車外無線送信部を構成する。
アンテナ11aは、送信部11から送信されてきた、スマートスタートシステムにおける車室内照合に関係するLF信号を、車室内全体を通信エリア120(図3参照)とする形で送信する室内アンテナであり、LF送信部11と共に車室内無線送信部を構成する。
受信部12は、キー200から発信される、スマートエントリーシステム、スマートスタートシステムにおけるキー照合に関係したRF(UHF:Ultra High Frequency)帯域の信号を受信するものであり、受信アンテナ12aと共に車両100側の無線受信部を構成する。
キー200は、本実施例のキー照合システム1におけるスマートキーである。キー200は、その主な構成として、図2に示すように、制御部20と、送信部21と、アンテナ21aと、受信部22と、アンテナ22aと、記憶部25と、操作部26,27と、を備える。送信部21及びアンテナ21aはRF帯域の信号を送信する無線送信部を構成する。受信部22及びアンテナ22aは、LF帯域の信号を受信する無線受信部を構成する。
制御部20は、キー200においてそれぞれ必要となる情報処理全般を行う。送信部21は、スマートエントリーシステム、スマートスタートシステム、キーレスエントリーシステム等に関するRF(UHF)帯域の信号を、アンテナ21aを介して車両100に向けて送信する。送信される信号には、キー200に固有の照合コード(識別情報)が含まれる。受信部22は、スマートエントリーシステム、スマートスタートシステム、キーレスエントリーシステム等に関係して車両100から送信されるLF信号を、アンテナ22aを介して受信する。記憶部25は、キー200で必要となる各種情報を記憶する記憶部であり、対応する車両100に固有の照合コードを記憶している。
ここで、車両100によるキー200の照合処理について説明する。
車両100の制御部10は、所定の車外エリア110において、所定周期で対応するキー200を探索して照合する車外照合処理(照合手段)を実行する。一方で、制御部10は、所定の車内エリア120においても、所定周期で対応するキー200を探索して照合する車内照合処理(照合手段)を実行する。
以下、それら車外照合処理と車内照合処理について説明する。なお、双方とも基本的には共通処理であるから、双方を図4を用いて説明することとする。
まず車両100の制御部10は、キー200との無線通信により、対応するキー200を探索し、そのキー200から照合コードを受信する(S1)。
この無線通信(S1)に関して、スマートエントリーシステムとスマートスタートシステムの場合は、ここでの無線通信が車両100とキー200との双方向無線通信となる。以下、この双方向無線通信の一例を示す。
この場合、車両100の制御部10は、対応するキー200を探索する探索信号を、送信部11から探索対象エリア110,120に所定周期で送信させる。そこへ、車外のユーザーがキー200を携帯しつつ車両100のドア102に接近して当該エリア110,120に進入すると、そのキー200の制御部20は、その探索信号を受信部22で受信し、その探索信号に対する応答信号(探索応答信号)を、送信部21から送信する。
車両100の制御部10は、その応答信号を受信部12にて受信すると、送信元のキー200に対し照合コードを要求する要求信号を、送信部11から対応するエリア110,120(図3参照)に送信する。キー200の制御部20は、その要求信号を受信部22にて受信すると、要求された照合コードを含む応答信号(要求応答信号)を、送信部21から送信する(コード送信手段)。車両100の制御部10は、この応答信号を受信部12にて受信することにより、照合コードを取得する(S1)。なお、この双方向無線通信処理は所定周期で繰り返し実行される。
ただし、このとき応答信号に含まれる照合コードは、当該キー200において照合用コードとして設定されているコードである。この照合用のコードは常に一定のコードではなく、後述するように切り替えられる場合がある。
一方で、この無線通信(S1)に関して、キーレスエントリーシステムの場合は、ここでの無線通信がキー200から車両100への片方向無線通信となる。以下、この片方向無線通信の一例を示す。
この片方向無線通信では、操作部26,27が操作を受け付けると、キー200の制御部20が、対応する制御を車両100に実行させる制御指令と共にキー200の照合コードを送信部21から送信させる(コード送信手段)。車両100の制御部10は、この指令信号を受信可能なエリアに存在している場合に、当該指令信号を受信部12にて受信して、照合コードを取得する(S1)。
車両100の制御部10は、こうした照合コードを含む信号を受信部12にて受信すると(S1)、信号に含まれる照合コードと、マスターコードとを照合する(S2:照合手段)。本実施例では、応答信号に含まれる照合コードとマスターコードとが一致した場合(S3:Yes)を照合OKとし、不一致の場合(S3:No)を照合NGとする。
ただし、このとき照合で用いるマスターコードは、当該車両100において照合用マスターコードとして設定されているコードである。この照合用のマスターコードは常に一定のコードではなく、後述するように切り替えられる場合がある。
制御部10は、照合NGとなった場合(S3:No)、予め定められた車両制御の実行を許可しない(S5:照合手段)。他方、制御部10は、照合OKとなった場合(S3:Yes)、当該車両制御の実行を許可する(S4:照合手段)。ここでの車両制御とは、車外照合処理の場合はドア102の開錠であり、車内照合処理の場合はエンジンの始動である。
また、ここで述べたS1における無線通信については、キー200から照合コードを受信するものであればよく、上記のような通信内容に限るものではない。
ところで、本実施例の車両100は、図1に示すように、各キー200を所持した複数のユーザーによってシェアされるシェア車両である。各ユーザーは、それぞれが所持するユーザー端末装置300から当該車両100を使用するための使用予約をすることができ、予約が確定した場合には、予約した使用期間中、予約したユーザーのキーのみが有効化されて、そのユーザーのみが当該車両100を使用することができる。具体的にいえば、その使用期間となった場合に、使用予約されたユーザーのキー200において照合用に設定されている照合コードと、車両100において照合用に設定されるマスターコードとがそれ以前とは別のコードへと切り替わり、かつそれら双方のコードが照合一致するコードとなるように切り替わる。切り替わった後のコードは、他のユーザーのキー200とは異なるコードとなるから、他のユーザーのキー200では、ドア開やエンジン始動がNGとなる。
ユーザー端末装置300は、本実施例においては可搬型の端末装置をなす携帯型電話機であって、ここでは周知のスマートフォンである。ユーザー端末装置300は、制御部30と、画面表示部31と、タッチパネル(操作部)32と、通話機能部33と、通信部39と、記憶部35等を有して構成される。
ここで、シェア車両100の予約処理について、図5を用いて説明する。
まずユーザーは、自身の端末装置300の予約アプリを起動する。予約アプリを起動した制御部30は、画面表示部31に予約情報入力画面を表示して、使用日時や使用時間帯といった使用期間を示す使用期間情報等を含む使用予約情報の入力を、タッチパネル32へのユーザー操作に基づいて受け付ける(S301:使用予約受付手段)。なお、このとき制御部30は、通信部39を介して予約管理データベース(管理DB)400にアクセスし、現在確定されている予約情報を取得し、予約情報入力画面に使用予約済みの期間が表示される。そして、使用予約済みの期間については、使用期間に指定できないようになっている。
また、この使用予約情報入力時には、使用するキー200の指定もなされる。使用するキー200の指定については、例えば画面表示部31の予約情報入力画面から行うことができる。予約情報入力画面において、複数あるキー200のいずれかから使用するキー200を選択させる形で、あるいは各キーに定められたキー識別情報を入力させる形で、使用するキー200を指定することができる。また、各キー200がユーザーの識別情報に対応付けられていれば、予約情報入力画面において、使用するユーザーを選択させる形で、あるいは各ユーザーに定められたユーザー識別情報を入力させる形で、使用するキー200を指定することもできる。また、ユーザー端末装置300そのものが予めキー200に対応付けられている、あるいはユーザー端末装置300そのものがキー200であるならば、入力等の操作がなくても、使用予約情報の入力に使用されているユーザー端末装置300が記憶している対応するキー200との対応情報に基づいて、当該ユーザー端末装置300に対応するキー200が指定されるようにしてもよい。このようにして使用するキー200が指定されることにより、キー200を指定するキー指定情報が、入力される使用予約情報に対応付けられる。
次に制御部30は、受け付けた使用予約情報に基づいて、使用すると指定されたキー200に対し、指定された使用期間となった場合に当該キー200の照合コードを切り替えさせる切替指令情報を送信する(S302:車両側コード切替手段の車両側切替指令手段及びキー側コード切替手段のキー側切替指令手段)。切替指令情報の送信は、ユーザー端末装置300の制御部30が通信部39を介して外部に送信し、指定されたキー200及び対応する車両100のみが、送信された切替指令情報をそれぞれの通信部19,29にて受信する。ここでは、切替指令情報を、使用すると指定されたキー200と対応する車両100のみが受信するよう、送信先を指定する形で送信する。通信方法については、キー200及び車両100に対し直接信号を送信する周知の近距離通信でもよいし、インターネット等の通信手段500を介した周知の通信でもよい。
なお、ここで送信される切替指令情報には、車両100を使用する使用期間を指定する日時情報や使用するキー200を指定するキー指定情報が含まれるが、この後にキー200及び車両100で新たに設定される照合コード及びマスターコードを直接示す情報は含まれていない。
この切替指令情報の送信が完了することにより、本予約処理は終了となる。
一方で、この切替指令情報は、使用指定されたキー200と対応する車両100との双方にて受信される。
図6に示すように、キー200の制御部20は、この切替指令情報を受信すると(S201:キー側コード切替手段の切替指令受信手段)、受信した切替指令情報に基づいて車両100を使用予約した使用期間を特定して(使用期間特定手段)、特定された使用期間に照合コードを切り替える予約設定をする(S202:キー側コード切替手段の切替予約設定手段)。そして、制御部20は、その使用期間となった場合に(S203:Yes)、当該キー200において照合用に設定されている照合コードを、直前のコードとは異なるように、かつ車両100で設定されるマスターコードと照合一致が得られるコードとなるように、予め定められた切替処理に従い切り替えて設定する(S204:キー側コード切替手段のキー側切替実行手段)。図4の照合処理(S2)では、この切替処理によって設定された照合コードが使用されることになる。なお、この切替処理の詳細については後述する。使用期間が終了すると(S205:Yes)、制御部20は、通常時に設定されている通常照合コードを記憶部25から読み出して設定し(S206)、本処理を終了する。
また、図7に示すように、車両100の制御部10は、この切替指令情報を受信すると(S101:車両側切替指令手段の切替指令受信手段)、受信した切替指令情報に基づいて使用予約された使用期間を特定して(使用期間特定手段)、特定された使用期間に照合コードを切り替える予約設定をする(S102:車両側コード切替手段の切替予約設定手段)。そして、制御部10は、その使用期間となった場合に(S103:Yes)、当該車両100において照合用に設定されているマスターコードを、直前のコードとは異なるように、かつキー200で設定される照合コードと照合一致が得られるコードとなるように、予め定められた切替処理に従い切り替えて設定する(S104:車両側コード切替手段の車両側切替実行手段)。図4の照合処理(S2)では、この切替処理によって設定されたマスターコードが使用されることになる。なお、この切替処理の詳細については後述する。使用期間が終了すると(S105:Yes)、制御部10は、通常時に設定されている通常マスターコードを記憶部15から読み出して設定し(S106)、本処理を終了する。
このように本実施例では、切替指令情報によって、キー200と車両100の使用期間が設定され、使用期間となるに伴い一斉に、使用予約されたキー200の照合コードと車両100のマスターコードとが切り替わる。つまり、この切替指令情報がタイマー情報として機能し、使用予約されたキー200と車両100とにおいて使用期間開始までのカウントダウンがスタートし、カウントゼロとなったときに、照合コードとマスターコードとが同時に切り替わる。これにより、同じタイミングで、使用予約されたキー200の照合コードと車両100のマスターコードとが照合一致可能な別コードに切り替わる。一方で、この切り替わりにより、使用予約されていない他のキー200の照合コードと車両100のマスターコードとでは、照合不一致となり、他のキー200は使えなくなる。
ここで切替処理(図6のS204,図7のS104)について説明する。本実施例における切替処理は、車両100とキー200の双方で同一の処理として実行される。これにより、車両100のマスターコードとキー200の照合コードとが互いに一致したコードとなる。例えば、予め定められた複数の照合コードが順序番号を定められた形で各キー200及び車両100の記憶部25,15にそれぞれ記憶させておき、切替指令情報の受信に基づいて得られる所定の数値を、車両100とキー200の双方の記憶部25,15に記憶されている同一の演算式に入力し、その演算結果として得られる順序番号の照合コードを、使用期間の開始直後に設定するキー200の照合コード及び車両100のマスターコードとして設定する。切替指令情報の受信に基づいて得られる所定の数値とは、例えば切替指令情報に含まれる日時情報から得られる数値や、切替指令情報の受信日時から得られる数値等とすることができる。
このように本実施例では、切替指令情報に、照合コード及びマスターコードを直接示す情報は含まれていないが、キー200と車両100の制御部20,10は、そうした切替指令情報に基づいて切替処理を行い、新たな照合コードとマスターコードとを設定する。そして、設定された最新の照合コード及びマスターコードを用いて図4の照合処理(S2)を実行する。
さらに本実施例における切替処理(図6のS204,図7のS104)では、使用期間となるに伴い、車両100やキー200において照合用に設定されるマスターコードや照合コードに新たなコードが設定されるが、この使用期間開始直後に設定されるコードは、使用期間中、所定の切替タイミングで別コードへと順次切り替わる。つまり、車両100に設定されるマスターコードとキー200に設定される照合コードとは、予約された使用期間中、切替タイミングをそろえる形で、互いが照合一致する別コードへと順次切り替わる。これらのコードを切り替えるタイミングについては、固定された周期として定められていてもよいが、照合コードやマスターコードの切替処理と同様にして、車両100とキー200の制御部10,20が、使用期間となった場合に、切替指令情報に基づく切替処理(切替タイミング設定手段)によって設定するようにしてもよい。例えば、切替指令情報の受信に基づいて得られる所定の数値を、車両100とキー200の双方の記憶部25,15に記憶されている同一の演算式に入力し、その演算結果として得られる数値が示す時間を1周期とする切替周期を定めるようにしてもよい。
なお、本実施例において、キー200の制御部20は、使用期間に指定されていない期間中、ユーザーによる操作部26,27への操作(予め定められた照合開始操作)がなされた場合に、そのキー200が切り替え設定される照合コードとは別に記憶部25に記憶している通常照合コードを、送信部21から外部に送信する(通常コード送信手段)。この通常照合コードは、複数あるすべてのキー200の記憶部25にて共通のコードとして記憶されている。他方、車両100は、受信部12にてキー200からの通常照合コードを受信する。車両100の制御部10は、この通常照合コードを、すべてのキー200が使用期間に指定されていない期間中に受信した場合には、この受信した通常照合コードと、当該車両100が切り替え設定されるマスターコードとは別に記憶部15に記憶している予め定められた通常マスターコードとを照合する(通常時照合手段)。そして、受信した通常照合コードと通常マスターコードとが照合一致した場合に限り、車両100の制御部10は、ドア102の開錠やエンジンの始動といった所定の車両制御を許可する(通常コード通常時照合手段)。当然、他のキーの使用期間に指定された期間中に受信したのであれば、受信した通常照合コードと、切り替えられたマスターコードとが照合されるため、照合一致することはなく、車両100の制御部10は、ドア102の開錠やエンジンの始動といった所定の車両制御を禁止する(通常コード通常時照合手段)。
以上、本発明の第一実施例を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、追加及び省略等の種々の変更が可能である。
以下、本発明の他の実施例について説明する。なお、上記実施例と共通の機能部や同様の機能部については、同一の符号を付する等により詳細な説明を省略する。また、上記実施例と下記複数の変形例は、技術的な矛盾を生じない範囲において適宜組み合わせて実施できる。
上記第一実施例においては、車両100の使用予約をするユーザー端末装置300としてスマートフォンが採用されているが、この端末装置300は他の端末装置でもよい。例えば図8に示す第二実施例のように、ユーザー端末装置300を、車両に搭載されたカーナビゲーション装置としてもよい。これにより、シェア車両100内での使用予約が可能になる。例えば、シェア車両100の使用中に、次の使用予約を行うことも可能になる。
上記第一実施例においては、車両100の使用予約をするユーザー端末装置300としてスマートフォンが採用され、それとは別にキー200が存在するが、このユーザー端末装置300とキー200とが一体となった端末装置200(300)としてもよい。例えば図9に示す第三実施例のようにスマートフォンの機能部とキー200の機能部との双方を備えた構成することができる。これにより、この端末装置を所持しているだけで、スマートフォンの機能と、キー200の機能と、シェア車両100の使用予約をする端末装置300の機能との3機能を同時に使用可能になる。
1 シェア車両用キー照合システム
100 車両
200 キー
300 ユーザー端末装置(使用予約端末装置)

Claims (9)

  1. 対応するキーが複数あり、それら各キーを所持した複数のユーザーによってシェアされる車両用のキー照合システムであって、
    使用するキーが指定される形で、少なくとも前記車両を使用する使用期間を指定する使用期間情報の入力を受け付ける使用予約受付手段と、
    受け付けた前記使用期間情報に基づいて、指定されたキーの照合コードを、指定された使用期間となった場合に、少なくとも指定されていない他のキーとは異なるコードとなるように切り替えて設定するキー側コード切替手段と、
    受け付けた前記使用期間情報に基づいて、指定されたキーの使用期間となった場合に、前記車両がキー照合用に設定しているマスターコードを、当該キーに設定されている前記照合コードと照合一致するよう切り替えて設定する車両側コード切替手段と、
    各前記キーに設けられ、指定されている前記使用期間中、ユーザーによる予め定められた照合開始操作がなされた場合に、前記キーがそのとき設定している照合コードを外部に無線送信するコード送信手段と、
    前記車両に設けられ、前記キーから前記照合コードを無線受信するとともに、受信した当該照合コードと当該車両がそのとき設定している前記マスターコードとを照合して、照合一致した場合に限り予め定められた車両制御の実行を許可する照合手段と、
    を備えることを特徴とするシェア車両用キー照合システム。
  2. 前記キー側コード切替手段は、受け付けた前記使用期間情報に基づいて、指定されたキーが設定している前記照合コードを、指定された使用期間中、所定の切替タイミングで別コードへと順次切り替え、
    前記車両側コード切替手段は、受け付けた前記使用期間情報に基づいて、前記車両が設定しているマスターコードを、指定された使用期間中、当該キーにおいて順次切り替わる前記照合コードと照合一致するよう、切替タイミングをそろえる形で順次切り替える請求項1に記載のシェア車両用キー照合システム。
  3. 前記使用予約受付手段は、各ユーザー端末装置に設けられる請求項1又は請求項2に記載のシェア車両用キー照合システム。
  4. 前記ユーザーの端末装置は、前記キー又は携帯型電話機である請求項3に記載のシェア車両用キー照合システム。
  5. 前記キー側コード切替手段は、
    前記ユーザー端末装置に設けられ、前記使用予約受付手段によって受け付けた前記使用期間情報に基づいて、指定されたキーに対し、指定された使用期間となった場合に、その照合コードを切り替えさせる切替指令情報を送信するキー側切替指令手段と、
    各前記キーに設けられ、前記切替指令情報を受信し、受信した前記切替指令情報に基づいて前記使用期間を特定するとともに、その使用期間となった場合には、当該キーの照合コードを、予め定められた切替処理に従い切り替えるキー側切替実行手段と、
    を備える請求項3又は請求項4に記載のシェア車両用キー照合システム。
  6. 前記切替指令情報は、前記使用期間を指定する日時情報を含む一方で、前記照合コード及び前記マスターコードを直接示す情報を含んでおらず、
    前記キー側切替実行手段は、前記使用期間となった場合には、前記切替指令情報に基づく切替処理によって、前記照合コードを切り替える請求項5に記載のシェア車両用キー照合システム。
  7. 前記車両側コード切替手段は、
    前記ユーザー端末装置に設けられ、前記使用予約受付手段によって受け付けた前記使用期間情報に基づいて、指定された前記使用期間となった場合に、車両が設定しているマスターコードを切り替えるための切替指令情報を、前記車両に送信する車両側切替指令手段と、
    前記車両に設けられ、前記切替指令情報を受信し、受信した前記使用期間情報に基づいて、前記車両の使用期間を特定するとともに、その使用期間となった場合には、前記マスターコードを、予め定められた切替処理に従い切り替える車両側切替実行手段と、
    を備える請求項3ないし請求項6のいずれか1項に記載のシェア車両用キー照合システム。
  8. 前記切替指令情報は、前記使用期間を指定する日時情報を含む一方で、前記照合コード及び前記マスターコードを直接示す情報を含んでおらず、
    前記車両側切替実行手段は、前記使用期間となった場合には、前記切替指令情報に基づく切替処理によって、前記マスターコードを切り替える請求項7に記載のシェア車両用キー照合システム。
  9. 各前記キーに設けられ、全ての前記キーが前記使用期間に指定されていない期間中、ユーザーによる予め定められた照合開始操作がなされた場合に、前記キーが前記照合コードとは別に記憶している通常照合コードを外部に送信する通常コード送信手段と、
    前記車両に設けられ、前記キーから前記通常照合コードを受信するとともに、全ての前記キーが前記使用期間に指定されていない期間中であれば、受信した通常照合コードを当該車両がマスターコードとは別に記憶している予め定められた通常マスターコードと照合し、照合一致した場合に限り前記車両制御の実行を許可する通常時照合手段と、
    を備える請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のシェア車両用キー照合システム。
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