JP2019157500A - ドア制御システムおよびドア制御方法 - Google Patents

ドア制御システムおよびドア制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019157500A
JP2019157500A JP2018045593A JP2018045593A JP2019157500A JP 2019157500 A JP2019157500 A JP 2019157500A JP 2018045593 A JP2018045593 A JP 2018045593A JP 2018045593 A JP2018045593 A JP 2018045593A JP 2019157500 A JP2019157500 A JP 2019157500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
control device
request signal
door
portable device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018045593A
Other languages
English (en)
Inventor
雄生 徳山
Takeo Tokuyama
雄生 徳山
洋輔 富田
Yosuke Tomita
洋輔 富田
弘樹 坂本
Hiroki Sakamoto
弘樹 坂本
康之 高田
Yasuyuki Takada
康之 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Mobility Corp
Original Assignee
Omron Automotive Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Automotive Electronics Co Ltd filed Critical Omron Automotive Electronics Co Ltd
Priority to JP2018045593A priority Critical patent/JP2019157500A/ja
Publication of JP2019157500A publication Critical patent/JP2019157500A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】使用者が意図しない解錠/開扉がされることを抑制する。【解決手段】車両Cに設けられ、応答を要求する旨の応答要求信号を間欠的に送信する制御装置10と、制御装置に対して車両のドアDを解錠/開扉の予約を行う旨の予約信号を送信すると共に、応答要求信号に対して応答信号を返信する携帯機20とを備え、制御装置が応答信号を受信することにより車両のドアの解錠/開扉を制御するドア制御システム100を提供する。制御装置10は、携帯機から予約信号を受信すると、応答要求信号の送信を開始する前に携帯機の存在を確認するための確認要求信号を送信し、携帯機から該確認要求信号に対応した確認信号を受信した場合、車両のドアの解錠/開扉を行わない。【選択図】図1

Description

本発明は、ドア制御システムおよびドア制御方法に関し、特に、携帯機と車両に設けられた制御装置の間で通信を行い、車両のドアの解錠や開扉を制御するドア制御システムおよびドア制御方法に関する。
従来から、携帯機と車両に設けられた制御装置の間で通信を行い、車両のドアの解錠や開扉を制御する技術が知られている。例えば、特許文献1は、ノイズ環境下においても通信エリアの大きさを適切に維持する電子キーシステムを開示する。この電子キーシステムでは、車載装置から電子キーへ送信されるRSSI測定用信号に、オン時間及びオフ時間が設定され、オン時間においては信号レベルが振幅するとともに、オフ時間においては信号レベルがゼロに固定される。そして、RSSI検出回路はRSSI測定用信号のRSSIをオン時間及びオフ時間に亘って複数回検出する。判定部は、RSSI検出回路の検出結果に基づき、RSSI測定用信号にノイズが印加されているか否かを判断する。そして、ノイズが印加している旨判断された場合には電子キーが通信エリア内に存在することの確証が得られないとして、以降の車載装置及び電子キー間での通信が行われない。
また、特許文献2は、車両の遠隔制御を確実に行うことができる車両制御装置を開示する。この車両制御装置は、本体マイコンで検知されるスマートキーの位置情報に基づいて、スマートキーが、車室外のうちサーチ信号を受信する車室外領域内からサーチ信号を受信不可能な車外領域へと移動したことを検知したとき、または車室外領域におけるスマートキーの位置が所定の変化を示したことを検知したとき、車両を遠隔制御する。
特開2012−077587号公報 特開2007−146396号公報
従来技術において、車両のドアの解錠や開扉を行う制御を遠方から予約し、接近した時にドアが自動的に解錠/開扉される機能がある。しかし、使用者が車両の近くで予約をした場合、使用者が意図しない解錠/開扉がされる場合があり危険が伴う。
本発明は、かかる事情を鑑みて考案されたものであり、使用者が意図しない解錠および/または開扉がされることを抑制するドア制御システムおよびドア制御方法を提供する。
上記課題を解決するために、車両に設けられ、応答を要求する旨の応答要求信号を間欠的に送信する制御装置と、制御装置に対して車両のドアを解錠および/または開扉の予約を行う旨の予約信号を送信すると共に、応答要求信号に対して応答信号を返信する携帯機と、を備え、制御装置が応答信号を受信することにより車両のドアの解錠および/または開扉を制御するドア制御システムにおいて、制御装置は、携帯機から予約信号を受信すると、応答要求信号の送信を開始する前に携帯機の存在を確認するための確認要求信号を送信し、携帯機からその確認要求信号に対応した確認信号を受信した場合、車両のドアの解錠および/または開扉を行わないドア制御システムが提供される。
これによれば、応答要求信号の送信を開始する前に確認要求信号を送信することで、使用者が意図しない解錠および/または開扉がされることを抑制するドア制御システムを提供することができる。
さらに、携帯機は、車両のドアを解錠および/または開扉する予約の指示を受け付ける指示受付部と、応答信号および指示受付部が指示を受け付けると予約信号を送信する携帯機送信部と、制御装置からの応答要求信号および確認要求信号を受信する携帯機受信部と、を備え、制御装置は、携帯機から予約信号と応答信号を受信する制御装置受信部と、応答要求信号および確認要求信号を送信する制御装置送信部と、ドアの解錠および/または開扉を制御する制御部と、を備え、制御装置送信部が送信する信号の到達距離は、携帯機送信部が送信する信号の到達距離より短いことを特徴としてもよい。
これによれば、車両側が送信する信号の到達距離は、携帯機が送信する信号の到達距離より短いことで、使用者が車両の近くで予約をした場合には、使用者が意図しない解錠等を確実に抑制するドア制御システムを提供することができる。
さらに、制御装置受信部が携帯機から予約信号を受信すると、制御装置送信部は応答要求信号の送信を開始する前に確認要求信号を送信し、制御装置受信部が確認信号を受信した場合、制御装置送信部は、応答要求信号の送信を開始しないことを特徴としてもよい。
これによれば、確認要求信号に対応した確認信号を受信した場合は応答要求信号の送信を開始しないことで、車両の近傍で予約した場合には意図しない解錠等を確実に抑制することができる。
さらに、制御装置受信部が携帯機から予約信号を受信すると、制御装置送信部は応答要求信号の送信を開始する前に確認要求信号の間欠的な送信を開始し、制御装置受信部が確認信号を受信した場合、制御装置送信部は、応答要求信号の送信を開始せず、制御装置受信部が確認信号を受信しなくなった場合、制御装置送信部は、応答要求信号の送信を開始することを特徴としてもよい。
これによれば、携帯機が予約信号を送信した時には車両の近傍にあったが、その後車両から離れた位置に行き、確認要求信号に対応した確認信号を受信しなくなった場合に応答要求信号の送信を開始することで、予約状態を維持することができる。
さらに、制御装置受信部が確認信号を所定時間以上受信し続けた場合、制御装置送信部は、応答要求信号の送信を開始しないことを特徴としてもよい。
これによれば、確認要求信号に対応した確認信号を所定時間以上受信し続けた場合には応答要求信号の送信を開始しないことで、長い時間車両の近傍に居続ける場合は予約をキャンセルすることができる。
さらに、制御装置受信部が携帯機から予約信号を受信すると、制御装置送信部は応答要求信号の送信を開始する前に確認要求信号を送信し、制御装置受信部が確認信号を受信した場合であって、その確認信号に含まれる車両と携帯機間の距離が所定距離以下である場合、制御装置送信部は、応答要求信号の送信を開始しないことを特徴としてもよい。
これによれば、車両と携帯機間の距離が所定距離以下である場合は応答要求信号の送信を開始しないことで、車両の近傍内で、使用者が意図しない解錠等を抑制する携帯機までの距離を調整することができる。
さらに、制御装置受信部が携帯機から予約信号を受信すると、制御装置送信部は応答要求信号の送信を開始する前に確認要求信号を送信し、制御装置受信部は、確認信号を受信した場合であって、その予約信号を受信した方向とほぼ同じ方向から確認信号を受信した場合、制御装置送信部は、応答要求信号の送信を開始しないことを特徴としてもよい。
これによれば、予約信号を受信した方向と同じ方向から確認信号を受信した場合は応答要求信号の送信を開始しないことで、近傍であって同じ方向に居る場合に限定して使用者が意図しない解錠等を抑制することができる。
さらに、携帯機は、第一携帯機と第二携帯機から構成され、第一携帯機は、指示受付部と、指示受付部が指示を受け付けると予約信号を送信する携帯機送信部とを備え、第二携帯機は、応答信号を送信する携帯機送信部と、制御装置からの応答要求信号および確認要求信号を受信する携帯機受信部とを備えることを特徴としてもよい。
これによれば、携帯機を機能に応じた別体とすることで、柔軟な構成を取ることができる。
上記課題を解決するために、車両が応答を要求する旨の応答要求信号を間欠的に送信し、携帯機が車両のドアを解錠および/または開扉の予約を行う旨の予約信号を送信すると共に、応答要求信号に対して応答信号を返信し、車両が応答信号を受信することにより車両のドアの解錠および/または開扉を制御するドア制御方法において、車両は、携帯機から予約信号を受信すると、応答要求信号の送信を開始する前に携帯機の存在を確認するための確認要求信号を送信し、携帯機から確認信号を受信した場合、車両のドアの解錠および/または開扉を行わないドア制御方法が提供される。
これによれば、応答要求信号の送信を開始する前に確認要求信号を送信することで、使用者が意図しない解錠および/または開扉がされることを抑制するドア制御方法を提供することができる。
本発明によれば、使用者が意図しない解錠および/または開扉がされることを抑制するドア制御システムおよびドア制御方法を提供することができる。
本発明に係る第一実施例のドア制御システムのブロック図。 本発明に係る第一実施例のドア制御システムにおける応答要求信号および確認要求信号の到達範囲を示す説明図。 本発明に係る第一実施例のドア制御システムの制御方法を示すフローチャート。 本発明に係る第一実施例の第1変形例のドア制御システムの制御方法を示すフローチャート。 本発明に係る第一実施例の第2変形例のドア制御システムの制御装置における制御方法を示すフローチャート。 本発明に係る第一実施例の第3変形例のドア制御システムの制御装置における制御方法を示すフローチャート。 本発明に係る第二実施例のドア制御システムのブロック図。 本発明に係る第二実施例のドア制御システムの制御方法を示すフローチャート。
以下では、図を参照して、各実施例におけるドア制御システムおよびドア制御方法について説明する。
<第一実施例>
図1および図2を参照し、本実施例におけるドア制御システム100を説明する。ドア制御システム100は、車両Cに設けられた制御装置10と、車両Cの使用者が所持し、制御装置10と通信を行う携帯機20とを備える。制御装置10は、携帯機20に対して応答を要求する旨の応答要求信号を間欠的に送信し、携帯機20は、その応答要求信号に対して応答信号を返信する。そして、ドア制御システム100では、制御装置10は、携帯機20が返信した応答信号により、車両CのドアDの解錠のみまたは解錠と開扉の両方を制御する。なお、ドアDは、本明細書では、パワースライドドア(以下、PSDと言う)として説明する。PSDとは、主に車両Cの側方に設けられ、電動でスライドすることにより開扉および閉扉を行うドアである。PSDを開扉するとは、閉状態のPSDを横にスライドさせて開状態にすることを言う。もちろん、ドアDは、これに限定されるものではなく、たとえば、車両の後方に設けられたリアドア(テールゲート)であってもよい。
携帯機20は、車両CのドアDを解錠および/または開扉する(以下、解錠等と言う)予約の指示を携帯機20を所持する使用者から受け付ける指示受付部25と、指示受付部25が指示を受け付けると、制御装置10に対してドアDを解錠等の予約を行う旨の予約信号などを送信する携帯機UHF送信部22(携帯機送信部)と、制御装置10からの応答要求信号および確認要求信号を受信する携帯機LF受信部212(携帯機受信部)と、使用者に通知を行う通知部26と、これらを制御する携帯機制御部23とを備える。
指示受付部25は、使用者がドアDを解錠等する予約を行う場合に指示を受け付ける、たとえば携帯機20に設けられた操作ボタンや使用者の音声を収集するマイクである。操作ボタンであれば、解錠等の予約を操作するためのボタンとして、マイクであれば収集した音声が解錠等の予約であることを認識できるように構成されている。以下では、指示受付部25は操作ボタンとして記載する。使用者は、通常車両Cから離れたところから車両Cに向かおうとする際に指示受付部25を操作して、車両Cに近づいた時に何ら操作せずに(自動的に)ドアDを解錠等するべく予約を行う。指示受付部25が操作されると、携帯機制御部23はそれを検出して、以下のように携帯機UHF送信部22に予約信号を送信させる。
携帯機UHF送信部22は、指示受付部25が操作されると、制御装置10に対してドアDを解錠等の予約を行う旨の予約信号を含むUHF帯の電波を発信する。予約信号を含むUHF帯の電波は、一般に後述するLF帯の電波よりも遠くへ到達することができる。したがって、使用者は、比較的車両Cから遠くに離れていたとしても、指示受付部25を操作することにより、ドアDの解錠等を予約することができる。また、携帯機UHF送信部22は、携帯機LF受信部212が制御装置10からのLF帯の応答要求信号または確認要求信号を受信すると、その応答要求信号に対する応答信号およびその確認要求信号に対する確認信号をUHF帯の電波で送信する。到達距離が短いLF帯の応答要求信号または確認要求信号を受信した時、到達距離が長いUHF帯の応答信号または確認信号を送信することで確実に応答信号または確認信号を制御装置10へ送達することができる。携帯機UHF受信部211は、制御装置10がUHF帯で送信した予約受付信号を受信するために選択的に設けられてもよい。
携帯機制御部23は、典型的にはマイクロコンピュータから構成され、後述するように、携帯機LF受信部212で受信した応答要求信号と確認要求信号に基づいて、携帯機UHF送信部22からこれらの信号にそれぞれ対応する応答信号と確認信号の送信を制御する。通知部26は、選択的に設けられた携帯機UHF受信部211が予約受付信号を受信した場合、使用者に許可された旨を通知するために設けられてもよい。通知部26が通知する方法は、視覚的、聴覚的、触角的のいずれかまたはこれらの組合せであってもよい。たとえば、視覚的な通知を行う場合は、発光ダイオードを備えて所定のパターンで光らせてもよい。聴覚的な通知を行う場合は、ブザーを備えて所定のパターンで鳴らしてもよい。触覚的な通知を行う場合は、振動モータを備えて所定のパターンで振動してもよい。
制御装置10は、携帯機20から予約信号、応答信号および確認信号を受信する制御装置UHF受信部11(制御装置受信部)と、応答要求信号および確認要求信号を送信する制御装置LF送信部122(制御装置送信部)と、携帯機20からの予約信号に基づき予約処理を行うと共に、ドアDの解錠および/または開扉を制御する制御装置制御部13とを備える。制御装置UHF受信部11は、指示受付部25が操作されたことにより携帯機20が送信した予約信号を受信すると、制御装置制御部13に伝達する。制御装置制御部13は、予約信号を受信したことを伝達されると、後述する予約処理を行う。制御装置LF送信部122は、制御装置制御部13の指示により、制御装置UHF受信部11が予約信号を受信したのを契機に、確認要求信号を送信し、次いで、所定の間隔で間欠的な応答要求信号の送信を開始する。なお、上述したように、制御装置制御部13は、選択的に制御装置UHF送信部121に予約受付信号を送信させてもよい。
制御装置制御部13は、マイクロコンピュータで構成され、ドアDを駆動するドア開閉装置OC、ウェルカムライトWL、エンジンスイッチEや電源装置Pなどと接続されている。そして、制御装置制御部13は、制御装置UHF受信部11、制御装置UHF送信部121、制御装置LF送信部122を制御すると共に、携帯機20が送信した応答信号を受信することにより車両CのドアDの解錠等を制御する。すなわち、制御装置UHF受信部11が応答要求信号に対応する応答信号を受信した場合、制御装置制御部13は、ドア開閉装置OCに指令を行い、ドアDの解錠等を行う。
また、制御装置制御部13は、同時にウェルカムライトWLに開扉等を行う旨をしらせるように点灯させる指示してもよいし、電源装置PやエンジンスイッチEに指示を出し、車両Cの電源を入れ、エンジンを始動してもよい。このように、使用者が車両CのドアDの解錠等の予約と共に、車両Cの電源をオンしたりエンジンをスタートしたりするなどの車両制御の予約を行うことができる。そして、その使用者が車両Cに接近した時に携帯機20等を操作することなくドアDの解錠等その他車両制御をすることで、使用者の利便性を向上させたドア制御システム100を提供することができる。
応答要求信号および確認要求信号は、制御装置LF送信部122によりLF帯の電波で送信されるので、UHF帯の電波に比し遠くまでは到達しない。LF帯は波長が長く、車両C近辺の距離オーダーにおいては、UHF帯よりも急激に放射強度が低減(距離の3乗に反比例)する。したがって、応答要求信号および確認要求信号は、図2に示すような到達範囲A1、A2、A3の内側にある携帯機20には到達するが、これより外側にある携帯機20’には到達しない。なお、本図では、3つの制御装置LF送信部122A、122B、122Cがそれぞれ右ドア付近、左ドア付近、リアドア付近に設けられ、これら3つの制御装置LF送信部122A、122B、122Cから送信された応答要求信号および確認要求信号が到達する範囲A1、A2、A3をそれぞれ示している。一方、予約信号、応答信号および確認信号は携帯機UHF送信部22によりUHF帯の電波で送信されるので、応答要求信号および確認要求信号が到達する範囲A1、A2、A3を超えて比較的遠くに位置する携帯機20’と車両Cとの間で通信することができる。
まず、使用者が車両Cの近傍にいないときに予約を行う場合を説明する。使用者が車両CのドアD(PSD)の解錠等を予約する場合、通常使用者は車両Cの近傍にはおらず、ある程度離れた位置にいる。使用者は、その位置でドアDの解錠等を予約し、徐々に、車両Cにすなわち応答要求信号が到達する範囲A1、A2、A3に接近してくる。予約信号を受信して、制御装置LF送信部122が応答要求信号の送信を開始した後所定の間隔で間欠的に応答要求信号を送信し続ける。したがって、使用者が応答要求信号の送信が継続している間に応答要求信号が到達する範囲A1、A2、A3内に入ってきて、携帯機LF受信部212が応答要求信号を受信した場合、携帯機UHF送信部22は、使用者の操作を伴わず自動的に応答信号を返信する。応答信号を受信した制御装置10は、予約された内容であるドアDの解錠等を制御する。なお、本明細書における車両Cの近傍とは、LF帯の電波が到達する範囲A1、A2、A3を言う。
このように、使用者が車両Cの近傍にいないときに予約を行う場合には、制御装置10が予約信号を受信して直ぐに応答要求信号を送信しても、ドアDが直ぐに解錠等されることはない。しかし、使用者が車両CのドアDの解錠等を予約する時に車両Cの近傍にいるときに制御装置10が予約信号を受信して直ぐに応答要求信号を送信すると、携帯機20は応答要求信号を受信し、応答信号を直ぐに返信してしまう。そうすると、使用者が意図しない解錠等がされる場合があり危険が伴う場合がある。
そこで、本発明に係るドア制御システム100における制御装置10は、携帯機20から予約信号を受信すると、直ぐに応答要求信号を送信せず、応答要求信号の送信を開始する前に携帯機20の存在を確認するための確認要求信号を送信する。そして、制御装置10は、携帯機20からその確認要求信号に対応した確認信号を受信した場合、車両CのドアDの解錠および/または開扉を行わない。このようにすることで、仮に使用者が車両Cの近傍にいるときに予約操作を行ったとしても、制御装置10は車両CのドアDの解錠等を行わないので、使用者が意図しない解錠等がされることを抑制するドア制御システム100を提供することができる。
制御装置LF送信部122が送信する信号の到達距離は、携帯機UHF送信部22が送信する信号の到達距離より短いことが好ましい。本実施例では、制御装置LF送信部122が送信する信号はLF帯の信号であり、携帯機UHF送信部22が送信する信号はUHF帯の信号である。これによれば、使用者が車両の近傍で予約をした場合には確認要求信号が携帯機20に到達し、携帯機20が確認要求信号を受信すると、確認要求信号より到達距離の長い確認信号を返信することで確実に制御装置10へ送達されるので、使用者が意図しない解錠等を確実に抑制することができる。なお、本実施例では、制御装置LF送信部122が送信する信号はLF帯の電波であり、携帯機UHF送信部22が送信する信号はUHF帯の電波を使用したが、これに限定されず、両方ともほぼ同じ到達距離を有する電波を使用してもよい。
図3を参照し、ドア制御システム100の制御装置10と携帯機20における予約処理などの制御方法を説明する。なお、フローチャートにおいてSはステップを意味する。また、フローチャートにおいて、携帯機20と制御装置10の送受信タイミングや制御装置側の予約動作の終了条件は考慮しないものとする。携帯機20は、S100において、ドアDの解錠等を行うための車両制御について、予約操作があるか否かを検査する。予約操作があった場合、携帯機20は、S102において、車両制御のための予約信号を送信する。一方、制御装置10は、S150において、携帯機20からの予約信号を受信するか否かを検査している。制御装置10は、予約信号を受信しない場合は処理を行わず終了する。制御装置10は、携帯機20がS102で送信した予約信号を受信した場合、S152において、使用者が所持する携帯機20が車両Cの近傍に存在しないか否かを確認するため、確認要求信号を送信する。
携帯機20は、S102において予約信号を送信した後、S104において、制御装置10が送信する確認要求信号を受信するか否かを検査している。携帯機20は、確認要求信号を受信すると、S106において、その確認要求信号に対応する確認信号を送信する。なお、携帯機20は、S100で予約操作がない場合およびS104で確認要求信号を受信しない場合、S108に飛んで、応答要求信号を受信するか否かを検査する。制御装置10は、S152において確認要求信号を送信した後、S154において、携帯機20が送信する確認信号を受信するか否かを検査している。
制御装置10は、確認信号を受信した場合、後続の応答要求信号の送信などの処理を行わず終了する。すなわち、制御装置10の制御装置UHF受信部11が携帯機20の携帯機UHF送信部22から予約信号を受信すると、制御装置LF送信部122は応答要求信号の送信を開始する前に確認要求信号を送信し、制御装置UHF受信部11がその確認要求信号に対応した確認信号を受信した場合、制御装置LF送信部122は、応答要求信号の送信を開始しない。このようにすることで、車両Cの近傍で予約した場合には意図しない解錠等を確実に抑制することができる。
制御装置10は、S154において確認信号を受信しなかった場合携帯機20は車両Cの近傍に存在しなかったと判断して、S156において、応答要求信号の間欠的な送信を開始する。携帯機20は、S100において予約操作をしなかった場合、S108において、応答要求信号を受信するか否かを検査している。すなわち、使用者が携帯機20で予約操作を行わず、車両Cの近傍に接近してきた場合を検知するためである。また、携帯機20は、S104において確認要求信号を受信しなかった場合、S108において、応答要求信号を受信するか否かを検査している。すなわち、使用者が予約操作は行ったが、車両Cの近傍には存在しなかった場合にその後車両Cの近傍に接近してきた場合を検知するためである。また、携帯機20は、S106において確認信号を送信した場合、S108において、応答要求信号を受信するか否かを検査している(なお、この場合は、応答要求信号の受信の検査や応答信号の送信を行わなくともよい)。
携帯機20は、S108において応答要求信号を受信した場合、S110において、自分の識別番号(携帯機ID)を含む応答信号を制御装置10に送信する。制御装置10は、S156で応答要求信号を送信した後、S158において、携帯機20から応答信号を受信するか否かを検査している。受信しない場合、制御装置10は、S158で応答信号の受信を継続する。制御装置10は、応答信号を受信した場合、S160において、携帯機IDを照合することにより携帯機20が正規のものか否かの認証を行う。制御装置10は、S162において認証が成功したか否かを検査し、成功しなければS156に戻り、成功した場合には、S164において、ドアDの解錠等を行うなどの車両制御を自動的に行う。
なお、上述したことは、車両Cが応答を要求する旨の応答要求信号を間欠的に送信し、携帯機20が車両CのドアDを解錠および/または開扉の予約を行う旨の予約信号を送信すると共に、応答要求信号に対して応答信号を返信し、車両Cが応答信号を受信することにより車両Cのドアの解錠および/または開扉を制御するドア制御方法である。このドア制御方法では、車両Cは、携帯機20から予約信号を受信すると、応答要求信号の送信を開始する前に携帯機20の存在を確認するための確認要求信号を送信し、携帯機20から確認信号を受信した場合、車両CのドアDの解錠および/または開扉を行わないように制御する。このようなドア制御方法では、使用者が意図しない解錠および/または開扉がされることを抑制することができる。
<第一実施例の第1変形例>
図4を参照し、ドア制御システム100の制御装置10と携帯機20における予約処理などの制御方法の変形例を説明する。なお、重複記載を避けるため、上記実施例と異なる点を中心に述べる。携帯機20の制御方法については、S200〜S202、S208〜S210は、上記実施例のS100〜S102、S108〜110と同じであるが、S202において予約信号を送信した後、S204において、制御装置10が送信する確認要求信号を受信するか否かを検査し確認要求信号を受信すると、S206において、その確認要求信号に対応する確認信号を送信することを繰り返す点で異なっている。
また、制御装置10の制御方法については、S250、S256〜S264は、上記実施例のS150、S156〜S164と同じであるが、S250において予約信号を受信した後、S252において確認要求信号を送信し、S254において、携帯機20からの確認信号を受信したか否かを検査し、受信した場合はS252で確認要求信号の送信を繰り返す点で異なっている。すなわち、本変形例では、制御装置10では、予約信号を受信した後確認要求信号を間欠的に送信して確認信号を受信するか否かを検査し、携帯機20では、予約信号を送信した後確認要求信号を受信した場合には確認信号を送信することを繰り返すことになる。この場合、携帯機20では確認要求信号を受信しなくなり、制御装置10では確認信号を受信しなくなると、制御装置10と携帯機20の間では応答要求信号と応答信号のやり取りに進み、ドアDの解錠等の自動制御を行う。
すなわち、制御装置UHF受信部11が携帯機20から予約信号を受信すると、制御装置LF送信部122は応答要求信号の送信を開始する前に確認要求信号の間欠的な送信を開始し、制御装置UHF受信部11が確認信号を受信した場合、制御装置LF送信部122は、応答要求信号の送信を開始せず、制御装置UHF受信部11が確認信号を受信しなくなった場合、制御装置LF送信部122は、応答要求信号の送信を開始する。これによれば、携帯機が予約信号を送信した時には車両の近傍にあったため確認要求信号と確認信号のやり取りがあったが、その後車両から離れた位置に行き、確認要求信号に対応した確認信号を受信しなくなった場合に応答要求信号の送信を開始することで、予約状態を維持することができる。
なお、所定時間経過しても、確認要求信号と確認信号のやり取りが繰り返されている場合には、この繰り返しを脱して予約をキャンセルしてもよい。すなわち、制御装置UHF受信部11が確認信号を所定時間以上受信し続けた場合、制御装置LF送信部122は、応答要求信号の送信を開始しないことが好ましい。このようにすることで、使用者が長い時間車両Cの近傍に居続ける場合は予約をキャンセルすることができる。
<第一実施例の第2変形例>
図5を参照し、ドア制御システム100の制御装置10と携帯機20における予約処理などの制御方法の変形例を説明する。なお、重複記載を避けるため、上記実施例と異なる点を中心に述べる。携帯機20の制御方法については、S400〜S410は、上記実施例のS100〜S110と同じである。また、制御装置10の制御方法については、S454を除いてS450〜S464は、上記実施例のS150〜S164と同じである。S454は、S154が携帯機20からの確認信号を受信したか否かを検査するところ、それに加えて、受信した確認信号に含まれるRSSIの値が一定以上である場合には、後続の応答要求信号の送信などの処理を行わず終了する。なお、RSSI(RSSI:Receive Signal Strength Indication)とは、LF帯の信号の強度のことであり、携帯機20と制御装置LF送信部122(122A/122B/122C)間の距離に応じて値が変化するので、RSSIの値は距離の代用値として使用される。
制御装置UHF受信部11が携帯機20から予約信号を受信すると、制御装置LF送信部122は応答要求信号の送信を開始する前に確認要求信号を送信し、制御装置UHF受信部11が確認信号を受信した場合であって、その確認信号に含まれる車両Cと携帯機20間の距離が一定距離以下(RSSIの値が一定値以上)である場合、制御装置LF送信部122は、応答要求信号の送信を開始しない。これによれば、車両Cと携帯機20間の距離が一定の距離以下である場合は応答要求信号の送信を開始しないことで、車両の近傍内で、使用者が意図しない解錠等を抑制する携帯機までの距離を調整することができる。たとえば、LF帯の確認信号の到達距離が十数メートルである場合、その内側であって数メートル程度の距離に携帯機20が存在する場合に限って応答要求信号の送信を開始しないようにすることができる。
<第一実施例の第3変形例>
図6を参照し、ドア制御システム100の制御装置10と携帯機20における予約処理などの制御方法の変形例を説明する。なお、重複記載を避けるため、上記実施例と異なる点を中心に述べる。携帯機20の制御方法については、S500〜S510は、上記実施例のS100〜S110と同じである。ただし、S500においては、ドアDの中でその位置を指定して、たとえばリアドアを解錠等するものと指定して予約するものとする。また、制御装置10の制御方法については、S554を除いたS550〜S564は、上記実施例のS150〜S164と同じである。S554は、S154が携帯機20からの確認信号を受信したか否かを検査するところ、それに加えて、受信した確認信号に含まれる複数のRSSIの値に基づいて携帯機20が存在する方向を計算し、その方向が予約したドアの方向とほぼ一致する場合には、後続の応答要求信号の送信などの処理を行わず終了する。たとえば、リアドアを解錠等すると指定して予約し、予約した位置がリアドアの方向ならば応答要求信号を送信しないが、予約した位置が運転席のドアであるならば応答要求信号を送信し始める。
すなわち、制御装置UHF受信部11が携帯機20から予約信号を受信すると、制御装置LF送信部122は応答要求信号の送信を開始する前に確認要求信号を送信し、制御装置UHF受信部11は、確認信号を受信した場合であって、その予約信号を受信した方向とほぼ同じ方向から確認信号を受信した場合、制御装置LF送信部122は、応答要求信号の送信を開始しない。これによれば、予約信号を受信した方向と同じ方向から確認信号を受信した場合は応答要求信号の送信を開始しないことで、近傍であって同じ方向に居る場合に限定して使用者が意図しない解錠等を抑制することができる。
<第二実施例>
図7を参照し、本実施例におけるドア制御システム100Aを説明する。なお、同じ構成要素には同じ符号を付し、重複記載を避けるため上記実施例と異なる点を中心に説明する。上記実施例においては、携帯機20は1つであったが、予約操作端末20A1(第一携帯機)と通常の携帯機20A2(FOBとも言う。第二携帯機)の2つから構成されてもよい。なお、制御装置10は、上記実施例と同じである。
本実施例では、予約操作端末20A1は、指示受付部25と、指示受付部25が指示を受け付けると予約信号を送信する携帯機UHF送信部22と、予約操作端末制御部23A1とを備える。予約操作端末20A1は、たとえばスマートフォンであり、予約操作端末制御部23A1は、スマートフォンのマイクロコンピュータである。FOB20A2は、応答信号を送信する携帯機UHF送信部22と、制御装置10からの応答要求信号および確認要求信号を受信する携帯機LF受信部212と、FOB制御部23A2とを備える。FOB20A2は、たとえば車両Cのキーであり、FOB制御部23A2は、キーのマイクロコンピュータである。このように、携帯機を機能に応じた別体とすることで、柔軟な構成を取ることができる。すなわち、スマートフォンの予約操作端末20A1では、表現力豊かな表示装置やユーザビリティの高い入力装置があるため、機能の高い指示受付部25や通知部(図示せず)などを備えることができるし、FOB20A2では、車両Cのキーとして単機能だがコスト安いものとすることができる。
図8を参照し、ドア制御システム100の制御装置10と携帯機20における予約処理などの制御方法を説明する。使用者が所持する予約操作端末20A1は、S300において、ドアDの解錠等を行うための車両制御について、予約操作があるか否かを検査する。予約操作があった場合、予約操作端末20A1は、S302において、車両制御のための予約信号を送信する。一方、制御装置10は、S350において、予約操作端末20A1からの予約信号を受信するか否かを検査している。制御装置10は、予約信号を受信しない場合は処理を行わず終了する。制御装置10は、予約操作端末20A1がS302で送信した予約信号を受信した場合、S352において、使用者が所持するFOB20A2が車両Cの近傍に存在しないか否かを確認するため、確認要求信号を送信する。
FOB20A2は、S304において、制御装置10が送信する確認要求信号を受信するか否かを検査している。FOB20A2は、確認要求信号を受信すると、S306において、その確認要求信号に対応する確認信号を送信する。なお、FOB20A2は、S304で確認要求信号を受信しない場合、S308に飛んで、応答要求信号を受信するか否かを検査する。制御装置10は、S352において確認要求信号を送信した後、S354において、FOB20A2が送信する確認信号を受信するか否かを検査している。
制御装置10は、確認信号を受信した場合、後続の応答要求信号の送信などの処理を行わず終了する。すなわち、制御装置10の制御装置UHF受信部11が予約操作端末20A1の携帯機UHF送信部22から予約信号を受信すると、制御装置LF送信部122は応答要求信号の送信を開始する前に確認要求信号を送信し、制御装置UHF受信部11がその確認要求信号に対応した確認信号を受信した場合、制御装置LF送信部122は、応答要求信号の送信を開始しない。このようにすることで、車両Cの近傍で予約した場合には意図しない解錠等を確実に抑制することができる。
制御装置10は、S354において確認信号を受信しなかった場合FOB20は車両Cの近傍に存在しなかったと判断して、S356において、応答要求信号の間欠的な送信を開始する。予約操作端末20A1がS100において予約操作をしなかった場合、FOB20A2は、S308において、応答要求信号を受信するか否かを検査している。すなわち、使用者が予約操作端末20A1で予約操作を行わず、車両Cの近傍に接近してきた場合を検知するためである。また、FOB20A2は、S304において確認要求信号を受信しなかった場合、S308において、応答要求信号を受信するか否かを検査している。すなわち、使用者が予約操作は行ったが、車両Cの近傍には存在しなかった場合にその後車両Cの近傍に接近してきた場合を検知するためである。また、FOB20A2は、S306において確認信号を送信した場合、S308において、応答要求信号を受信するか否かを検査している。
FOB20A2は、S308において応答要求信号を受信した場合、S310において、自分の識別番号(携帯機ID)を含む応答信号を制御装置10に送信する。制御装置10は、S356で応答要求信号を送信した後、S358において、FOB20A2から応答信号を受信するか否かを検査している。受信しない場合、制御装置10は、S358で応答信号の受信を継続する。制御装置10は、応答信号を受信した場合、S360において、携帯機IDを照合することによりFOB20A2が正規のものか否かの認証を行う。制御装置10は、S362において認証が成功したか否かを検査し、成功しなければS356に戻り、成功した場合には、S364において、ドアDの解錠等を行うなどの車両制御を自動的に行う。
なお、本発明は、例示した実施例に限定するものではなく、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
100 ドア制御システム
10 制御装置
11 制御装置UHF受信部(制御装置受信部)
121 制御装置UHF送信部
122 制御装置LF送信部(制御装置送信部)
13 制御部
20 携帯機
211 携帯機UHF受信部
212 携帯機LF受信部(携帯機受信部)
22 携帯機UHF送信部(携帯機送信部)
23 携帯機制御部
25 指示受付部
26 通知部
C 車両
D ドア
OC ドア開閉装置
WL ウェルカムライト
E エンジンスイッチ
P 電源装置
A1、A2、A3 応答要求信号の到達範囲

Claims (9)

  1. 車両に設けられ、応答を要求する旨の応答要求信号を間欠的に送信する制御装置と、
    前記制御装置に対して前記車両のドアを解錠および/または開扉の予約を行う旨の予約信号を送信すると共に、応答要求信号に対して応答信号を返信する携帯機と、
    を備え、前記制御装置が応答信号を受信することにより前記車両のドアの解錠および/または開扉を制御するドア制御システムにおいて、
    前記制御装置は、前記携帯機から予約信号を受信すると、応答要求信号の送信を開始する前に前記携帯機の存在を確認するための確認要求信号を送信し、前記携帯機から該確認要求信号に対応した確認信号を受信した場合、前記車両のドアの解錠および/または開扉を行わない、
    ドア制御システム。
  2. 前記携帯機は、
    前記車両のドアを解錠および/または開扉する予約の指示を受け付ける指示受付部と、
    応答信号および前記指示受付部が指示を受け付けると予約信号を送信する携帯機送信部と、
    前記制御装置からの応答要求信号および確認要求信号を受信する携帯機受信部と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記携帯機から予約信号と応答信号を受信する制御装置受信部と、
    応答要求信号および確認要求信号を送信する制御装置送信部と、
    前記ドアの解錠および/または開扉を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御装置送信部が送信する信号の到達距離は、前記携帯機送信部が送信する信号の到達距離より短いことを特徴とする請求項1に記載のドア制御システム。
  3. 前記制御装置受信部が前記携帯機から予約信号を受信すると、前記制御装置送信部は応答要求信号の送信を開始する前に確認要求信号を送信し、
    前記制御装置受信部が確認信号を受信した場合、前記制御装置送信部は、応答要求信号の送信を開始しないことを特徴とする請求項2に記載のドア制御システム。
  4. 前記制御装置受信部が前記携帯機から予約信号を受信すると、前記制御装置送信部は応答要求信号の送信を開始する前に確認要求信号の間欠的な送信を開始し、
    前記制御装置受信部が確認信号を受信した場合、前記制御装置送信部は、応答要求信号の送信を開始せず、
    前記制御装置受信部が確認信号を受信しなくなった場合、前記制御装置送信部は、応答要求信号の送信を開始することを特徴とする請求項2に記載のドア制御システム。
  5. 前記制御装置受信部が確認信号を所定時間以上受信し続けた場合、前記制御装置送信部は、応答要求信号の送信を開始しないことを特徴とする請求項4に記載のドア制御システム。
  6. 前記制御装置受信部が前記携帯機から予約信号を受信すると、前記制御装置送信部は応答要求信号の送信を開始する前に確認要求信号を送信し、
    前記制御装置受信部が確認信号を受信した場合であって、該確認信号に含まれる前記車両と前記携帯機間の距離が所定距離以下である場合、前記制御装置送信部は、応答要求信号の送信を開始しないことを特徴とする請求項2に記載のドア制御システム。
  7. 前記制御装置受信部が前記携帯機から予約信号を受信すると、前記制御装置送信部は応答要求信号の送信を開始する前に確認要求信号を送信し、
    前記制御装置受信部は、確認信号を受信した場合であって、その予約信号を受信した方向と略同じ方向から確認信号を受信した場合、前記制御装置送信部は、応答要求信号の送信を開始しないことを特徴とする請求項2に記載のドア制御システム。
  8. 前記携帯機は、第一携帯機と第二携帯機から構成され、
    前記第一携帯機は、前記指示受付部と、前記指示受付部が指示を受け付けると予約信号を送信する携帯機送信部とを備え、
    前記第二携帯機は、応答信号を送信する携帯機送信部と、前記制御装置からの応答要求信号および確認要求信号を受信する携帯機受信部とを備えることを特徴とする請求項2乃至7のいずれかに記載のドア制御システム。
  9. 車両が応答を要求する旨の応答要求信号を間欠的に送信し、
    携帯機が車両のドアを解錠および/または開扉の予約を行う旨の予約信号を送信すると共に、応答要求信号に対して応答信号を返信し、
    車両が応答信号を受信することにより前記車両のドアの解錠および/または開扉を制御するドア制御方法において、
    前記車両は、前記携帯機から予約信号を受信すると、応答要求信号の送信を開始する前に前記携帯機の存在を確認するための確認要求信号を送信し、前記携帯機から確認信号を受信した場合、前記車両のドアの解錠および/または開扉を行わない、
    ドア制御方法。
JP2018045593A 2018-03-13 2018-03-13 ドア制御システムおよびドア制御方法 Pending JP2019157500A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018045593A JP2019157500A (ja) 2018-03-13 2018-03-13 ドア制御システムおよびドア制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018045593A JP2019157500A (ja) 2018-03-13 2018-03-13 ドア制御システムおよびドア制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019157500A true JP2019157500A (ja) 2019-09-19

Family

ID=67994664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018045593A Pending JP2019157500A (ja) 2018-03-13 2018-03-13 ドア制御システムおよびドア制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019157500A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012172436A (ja) * 2011-02-23 2012-09-10 Denso Corp 車両用制御装置
US20150161834A1 (en) * 2013-12-10 2015-06-11 Ford Global Technologies, Llc User proximity detection for activating vehicle convenience functions
JP2016160669A (ja) * 2015-03-03 2016-09-05 株式会社デンソー シェア車両用キー照合システム
JP2018003271A (ja) * 2016-06-27 2018-01-11 株式会社オートネットワーク技術研究所 車両ドア制御システム及び車載機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012172436A (ja) * 2011-02-23 2012-09-10 Denso Corp 車両用制御装置
US20150161834A1 (en) * 2013-12-10 2015-06-11 Ford Global Technologies, Llc User proximity detection for activating vehicle convenience functions
JP2016160669A (ja) * 2015-03-03 2016-09-05 株式会社デンソー シェア車両用キー照合システム
JP2018003271A (ja) * 2016-06-27 2018-01-11 株式会社オートネットワーク技術研究所 車両ドア制御システム及び車載機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5391211B2 (ja) 電子キーシステム
JP6212204B2 (ja) 車両通信システム
JP6285542B2 (ja) 車両通信システムにおけるユーザーへのステータス指標の提供
JP7009328B2 (ja) 距離測定システム
US9963108B2 (en) Vehicle control system
KR100600958B1 (ko) 차량의 도어 해정 제어 장치 및 그 제어 방법
JP2015190273A (ja) 電子キーシステム
JP2012177242A (ja) 電子キーシステム
JP2006045908A (ja) 車載機器遠隔操作システム
JP2012046918A (ja) 車両ドアアンロック用通信システム
JP6306417B2 (ja) 車両通信システム
CN107945316B (zh) 门控制系统、控制装置和移动装置
JP2011089264A (ja) 電子キーシステムの通信パターン切換装置
JP2017007365A (ja) 通信不正成立防止システム
JP2016047983A (ja) 電子キーシステム
JP6439377B2 (ja) スマートエントリーシステム
JP2017122360A (ja) 車両用制御システム
JP2019157500A (ja) ドア制御システムおよびドア制御方法
JP2018021422A (ja) 電子キーシステムおよび電子キー
JP6951044B2 (ja) キーユニット、施解錠システム、プログラム、記憶媒体
WO2018163723A1 (ja) 携帯機、車載器、及び車両用無線通信システム
JP5391215B2 (ja) 電子キーシステム
JP2016056667A (ja) 電子キーシステム
JP2009084907A (ja) スマートキーレスエントリシステム
JP2017089294A (ja) 車両用施解錠システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211223

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220315