JP2012078506A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、カバーにおける取手部の近傍に配置された表示部のバックライトを利用して、取手部の位置を明示することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】プリンタ1は、開口部210を有するケース本体BDと、開口部210を覆うように配置される閉位置と、ケース本体BDにおける内部空間と外部空間とを開口部210を介して連通させる開位置とに開閉移動可能なトップカバー部材M2と、トップカバー部材M2の外縁に形成される取手部200と、トップカバー部材M2が閉位置に位置した状態において取手部200の近傍に配置され表示面300Aとバックライト部材310とを有する表示部300と、バックライト部材310から発光された光を取手部200側に導光すると共に導光した光を取手部200に照射させる導光板320と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、プリンタやコピー機等の画像形成装置は、用紙に画像を形成する画像形成部を有する。画像形成部は、ケース体に収容される。
ケース体には、複数のカバーが開閉可能に取り付けられる。カバーは、例えば、画像形成部を構成する部品の交換時や、内部で用紙が詰まった等の不具合が生じた際に、ユーザにより開閉される。
ここで、画像形成部を構成する部品に不具合が生じた場合、ユーザに不具合が生じたことを報知する報知部を有する画像形成装置が存在する。
しかし、このような画像形成装置において、報知部により部品に不具合が生じたことが報知された場合でも、ケース体の内部で生じた不具合のため、ユーザは、どのような対応をすればよいか、すぐには分らないことがある。
これに対し、交換部材の近傍に設けられた発光部と、発光部に対応してカバーに設けられて発光部の光を装置本体の外部から確認可能にする視認部とを有する画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−85887号公報
しかし、特許文献1の画像形成装置において、ユーザは、交換部材の位置や、開閉すべきカバーは認識できるが、カバーを開閉させるための取手部の位置が分らず、速やかな対応ができないという問題があった。
また、特許文献1の画像形成装置において、発光部の数が多いことや、視認部を配置するための作用が必要であり、製造上の手間やコストがかかるという問題があった。
本発明は、カバーにおける取手部の近傍に配置された表示部のバックライトを利用して、取手部の位置を明示することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像形成部と、前記画像形成部を収容するケース本体であって、開口部を有するケース本体と、前記ケース本体に連結されるカバー部であって、前記開口部を覆うように配置される閉位置と、外縁における一部が前記ケース本体から所定距離だけ離間して前記ケース本体における内部空間と外部空間とを前記開口部を介して連通させる開位置と、に開閉移動可能なカバー部と、前記カバー部の外縁に形成又は配置される取手部と、前記カバー部が前記閉位置に位置した状態において前記取手部の近傍に配置され、表示面とバックライト部とを有する表示部と、前記バックライト部から発光された光を前記取手部側に導光すると共に、導光した光を前記取手部に照射させる導光部と、を備える画像形成装置に関する。
また、画像形成装置は、エラー情報を出力するエラー情報出力部と、前記エラー情報出力部より出力されたエラー情報が所定のエラー情報であるかを判定する判定部と、前記判定部により、前記出力されたエラー情報が前記所定のエラー情報であると判定された場合、発光状態を変化させるよう前記バックライト部に指示するバックライト制御部と、を備えることが好ましい。
また、画像形成装置において、前記バックライト制御部は、発光状態の変更として、発光される光の強さの変更、発光される光の色の変更、及び通常発光から点滅発光への変更のうちいずれか1以上を前記バックライト部に指示することが好ましい。
また、画像形成装置は、前記導光部に配置され、該導光部により導光される光を前記取手部に照射させないよう遮蔽する遮蔽状態と、該導光部により導光される光を遮蔽しない非遮蔽状態とに状態変化可能なシャッター部と、前記シャッター部を前記遮蔽状態と、前記非遮蔽状態とに状態変化させるシャッター駆動部と、エラー情報を出力するエラー情報出力部と、前記エラー情報出力部より、前記出力されたエラー情報が所定のエラー情報であるかを判定する判定部と、前記判定部により、前記出力されたエラー情報が前記所定のエラー情報であると判定された場合、前記シャッター部を前記非遮蔽状態に状態変化させるよう前記シャッター駆動部を制御する駆動制御部と、を備えることが好ましい。
また、画像形成装置において、前記駆動制御部は、前記シャッター部における基準状態が前記遮蔽状態となるよう前記シャッター駆動部を制御することが好ましい。
本発明によれば、カバーにおける取手部の近傍に配置された表示部のバックライトを利用して、取手部の位置を明示することが可能な画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施形態としてのプリンタ1における各構成要素の配置を説明するための図である。 トップカバー部材M2が閉位置に位置した状態のプリンタ1を示す図である。 トップカバー部材M2が開位置に位置した状態のプリンタ1を示す図である。 図2における化粧パネル370を取り外した状態を説明する部分拡大図である。 表示部300、導光板320及び取手部200を説明する模式図である。 表示部300及び導光板320の構造を説明する模式図である。 プリンタ1における機能部の構成を説明するブロック図である。 プリンタ1における動作を説明するフロー図である。 他の実施形態における表示部300、導光板320及び取手部200を説明する模式図である。 他の実施形態における表示部300及び導光板320の構造を説明する模式図である。 他の実施形態のプリンタ1における機能部の構成を説明するブロック図である。 他の実施形態のプリンタ1における動作を説明するフロー図である。
以下、図面を参照して、本発明の画像形成装置の実施形態を説明する。
図1により、一実施形態の画像形成装置としてのプリンタ1における全体構造を説明する。図1は、本発明の一実施形態としてのプリンタ1における各構成要素の配置を説明するための正面図である。
以下の説明において、プリンタ1の前側(図1において左側)に立ったユーザから見て(図2参照)、左右方向を矢印Xの方向とし、前後(奥行き)方向を矢印Yの方向とし、上下方向を矢印Zの方向とする。
図1に示すように、画像形成装置としてのプリンタ1は、装置本体Mと、所定の画像情報に基づいてシート状の被転写材としての用紙Tに所定のトナー画像を形成する画像形成部GKと、用紙Tを画像形成部GKに給紙すると共にトナー画像が形成された用紙Tを排紙する給排紙部KHとを有する。
装置本体Mにおける外形は、筐体としてのケース本体BDにより構成されている。
図1に示すように、画像形成部GKは、像担持体(感光体)としての感光体ドラム2a、2b、2c、2dと、帯電部10a、10b、10c、10dと、露光ユニットとしてのレーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dと、現像器16a、16b、16c、16dと、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dと、トナー供給部6a、6b、6c、6dと、ドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dと、除電器12a、12b、12c、12dと、中間転写ベルト7と、1次転写ローラ37a、37b、37c、37dと、2次転写ローラ8と、対向ローラ18と、定着部9と、を備える。
図1に示すように、給排紙部KHは、給紙カセット52と、手差し給紙部64と、用紙Tの搬送路Lと、レジストローラ対80と、複数のローラ又はローラ対と、排紙部50と、を備える。なお、搬送路Lは、後述するように、第1搬送路L1と、第2搬送路L2と、第3搬送路L3と、手差し搬送路Laと、戻り搬送路Lbとの集合体である。
以下、画像形成部GK及び給排紙部KHの各構成について詳細に説明する。
まず、画像形成部GKについて説明する。
画像形成部GKにおいては、画像形成時に感光体ドラム2a、2b、2c、2dが回転すると順に、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対して、帯電部10a、10b、10c、10dによる帯電、レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dによる露光、現像器16a、16b、16c、16dによる現像、中間転写ベルト7及び1次転写ローラ37a、37b、37c、37dによる1次転写、除電器12a、12b、12c、12dによる除電、及びドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dによるクリーニングが行われる。
また、画像形成部GKにおいては、中間転写ベルト7、2次転写ローラ8及び対向ローラ18による2次転写、並びに定着部9による定着が行われる。
感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、円筒形状の部材からなり、感光体又は像担持体として機能する。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、中間転写ベルト7の進行方向に対して直交する方向に延びる回転軸を中心に、図1に示した矢印の方向に回転可能に配置されている。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれにおける表面には、静電潜像が形成され得る。
帯電部10a、10b、10c、10dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置されている。帯電部10a、10b、10c、10dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を一様に正(プラス極性)に帯電させる。
レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dは、露光ユニットとして機能するものであり、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面から離間して配置されている。レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dそれぞれは、不図示のレーザ光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モータ等を有して構成されている。
レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dそれぞれは、PC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器から入力された画像情報に基づいて、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を走査露光する。レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dそれぞれにより走査露光されることで、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面の露光された部分の電荷が除去される。これにより、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に静電潜像が形成される。
現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dにそれぞれ対応して設けられ、感光体ドラム2a、2b、2c、2dの表面に対向して配置されている。現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に形成された静電潜像の帯電電荷が除去された箇所に各色のトナーを付着させて、カラーのトナー画像を感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に形成する。現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの色に対応する。現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dの表面に対向配置された現像ローラ、トナー攪拌用の攪拌ローラ等を有して構成されている。
トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれは、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれに対応して設けられており、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれに対して供給される各色のトナーを収容する。トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれは、イエローのトナー、シアンのトナー、マゼンタのトナー、ブラックのトナーを収容する。
トナー供給部6a、6b、6c、6dそれぞれは、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5d及び現像器16a、16b、16c、16dにそれぞれ対応して設けられており、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれに収容された各色のトナーを、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれに対して供給する。トナー供給部6a、6b、6c、6dそれぞれと現像器16a、16b、16c、16dそれぞれとは、トナー搬送装置500a、500b、500c、500dによって結ばれている。トナー搬送装置500a、500b、500c、500dの詳細については、後述する。
中間転写ベルト7には、感光体ドラム2a、2b、2c、2dに形成された各色のトナー画像が順次1次転写される。中間転写ベルト7は、従動ローラ35、駆動ローラとして機能する対向ローラ18、テンションローラ36等に掛け渡されている。テンションローラ36が中間転写ベルト7を内側から外側に付勢するため、中間転写ベルト7には所定の張力が与えられる。
中間転写ベルト7を挟んで感光体ドラム2a、2b、2c、2dと反対の側には、1次転写ローラ37a、37b、37c、37dそれぞれが対向して配置されている。
中間転写ベルト7は、1次転写ローラ37a、37b、37c、37dそれぞれと、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれとにより挟み込まれる。この挟み込まれた部分は、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれにおける表面に押し当てられる。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれと1次転写ローラ37a、37b、37c、37dそれぞれとの間で、それぞれ1次転写ニップN1a、N1b、N1c、N1dが形成されている。1次転写ニップN1a、N1b、N1c、N1dそれぞれにおいて、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれに形成された各色のトナー画像が中間転写ベルト7に順次1次転写される。これにより、中間転写ベルト7には、フルカラーのトナー画像が形成される。
1次転写ローラ37a、37b、37c、37dそれぞれには、不図示の1次転写バイアス印加部により、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれに形成された各色のトナー画像を中間転写ベルト7に転写させるための1次転写バイアスが印加される。
除電器12a、12b、12c、12dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置されている。除電器12a、12b、12c、12dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に光を照射することにより、1次転写が行われた後の感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を除電する(電荷を除去する)。
ドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置されている。ドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に1次転写後に残存したトナーや付着物を除去すると共に、除去されたトナー等を所定の回収機構へ搬送して、回収させる。
2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7に1次転写されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに2次転写させる。2次転写ローラ8には、不図示の2次転写バイアス印加部により、中間転写ベルト7に形成されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに転写させるための2次転写バイアスが印加される。
2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7に対して当接したり離間したりする。具体的には、2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7に当接される当接位置と中間転写ベルト7から離間する離間位置とに移動可能に構成されている。詳細には、2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7の表面に1次転写されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに2次転写させる場合には当接位置に配置され、他の場合には離間位置に配置される。
中間転写ベルト7における2次転写ローラ8とは反対側には、対向ローラ18が配置されている。中間転写ベルト7は、2次転写ローラ8と対向ローラ18とによって挟み込まれる。そして、用紙Tは中間転写ベルト7の外面(トナー画像が1次転写された面)に押し当てられる。中間転写ベルト7と2次転写ローラ8との間に2次転写ニップN2が形成されている。2次転写ニップN2において、中間転写ベルト7に1次転写されたフルカラーのトナー画像が用紙Tに2次転写されている。
定着部9は、用紙Tに2次転写されたトナー画像を構成する各色のトナーを溶融及び加圧して、用紙Tに定着させる。定着部9は、ヒータにより加熱される加熱回転体9aと、加熱回転体9aに圧接される加圧回転体9bと、を備える。加熱回転体9aと加圧回転体9bとは、トナー画像が2次転写された用紙Tを挟み込んで加圧すると共に、搬送する。加熱回転体9aと加圧回転体9bとの間に挟まれた状態で用紙Tが搬送されることによって、用紙Tに転写されたトナーは、溶融及び加圧をされることで用紙Tに定着される。
次に、給排紙部KHについて説明する。
図1に示すように、装置本体Mの下部には、用紙Tを収容する給紙カセット52が配置されている。給紙カセット52は、装置本体Mのケース本体BDから水平方向に引き出し可能に構成されている。給紙カセット52には、用紙Tが載置される載置板60が配置されている。給紙カセット52には、用紙Tが載置板60の上に積層された状態で収容されている。載置板60に載置された用紙Tは、給紙カセット52の用紙送り出し側の端部(図1において右側の端部)に配置されているカセット給紙部51により搬送路Lに送り出されている。カセット給紙部51は、載置板60上の用紙Tを取り出すための前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すための給紙ローラ対81とからなる重送防止機構を備える。
装置本体Mの右側面(図1において右側)には、手差し給紙部64が設けられる。手差し給紙部64は、給紙カセット52にセットされている用紙Tとは異なる大きさや種類の用紙Tを装置本体Mに供給することを主目的として設けられる。手差し給紙部64は、閉状態において装置本体Mの右側面の一部を構成するシート載置部としての手差しトレイ65と、給紙コロ66とを備える。手差しトレイ65は、その下端が給紙コロ66の近傍に回動自在(開閉自在)に取り付けられる。開状態の手差しトレイ65には、用紙Tが載置されている。給紙コロ66は、開状態の手差しトレイ65に載置された用紙Tを手差し搬送路Laに給紙する。
用紙Tを搬送する搬送路Lは、カセット給紙部51から2次転写ニップN2までの第1搬送路L1と、2次転写ニップN2から定着部9までの第2搬送路L2と、定着部9から排紙部50までの第3搬送路L3と、手差し給紙部64から供給される用紙を第1搬送路L1に合流させる手差し搬送路Laと、第3搬送路L3を下流側から上流側へ搬送する用紙を、表裏反転させて第1搬送路L1に戻す戻り搬送路Lbと、を備える。
また、第1搬送路L1の途中には、第1合流部P1及び第2合流部P2が設けられている。第3搬送路L3の途中には、第1分岐部Q1が設けられている。
第1合流部P1は、手差し搬送路Laが第1搬送路L1に合流する合流部である。第2合流部P2は、戻り搬送路Lbが第1搬送路L1に合流する合流部である。
第1分岐部Q1は、戻し搬送路Lbが第3搬送路L3から分岐する分岐部である。
第1搬送路L1の途中(詳細には、第2合流部P2と2次転写ニップN2との間)には、用紙Tを検出するための用紙検知センサ(図示せず)と、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正や画像形成部GKにおけるトナー画像の形成とタイミングを合わせるためのレジストローラ対80とが配置されている。前記用紙検出センサは、用紙Tの搬送方向におけるレジストローラ対80の直前(搬送方向における上流側)に配置されている。レジストローラ対80は、前記用紙検出センサからの検出信号情報に基づいて上述の補正やタイミング調整をして用紙Tを搬送する。
第1搬送路L1における第1合流部P1と第2合流部P2との間には、中間ローラ対82が配置されている。中間ローラ対82は、給紙ローラ対81に関して用紙搬送方向の下流側に配置され、給紙ローラ対81より搬送されている用紙Tを挟持して、レジストローラ対80へ搬送する。
戻し搬送路Lbは、用紙Tに両面印刷を行う際に、既に印刷されている面とは反対面(未印刷面)を中間転写ベルト7に対向させるために設けられた搬送路である。戻し搬送路Lbによって、第1分岐部Q1から排紙部50側に搬送された用紙Tを表裏反転させて第1搬送路L1に戻して、2次転写ローラ8の上流側に配置されたレジストローラ対80の上流側に搬送させることができる。戻し搬送路Lbにより表裏反転された用紙Tには、2次転写ニップN2において未印刷面に対してトナー画像が転写されている。
第1分岐部Q1には、整流部材58が設けられている。整流部材58は、定着部9から搬出され第3搬送路L3を上流側から下流側に向けて搬送する用紙Tの搬送方向を、排紙部50に向かう方向に整流すると共に、排紙部50から第3搬送路L3を下流側から上流側に向けて搬送する用紙Tの搬送方向を、戻し搬送路Lbに向かう方向に整流する。
第3搬送路L3における端部には、排紙部50が形成されている。排紙部50は、装置本体Mの上部に配置されている。排紙部50は、装置本体Mの左側面側(図1において左側)に向けて開口している。排紙部50は、用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。排紙部50は、排出ローラ対53を有している。排出ローラ対53によって、第3搬送路L3を上流側から下流側に搬送されている用紙Tを装置本体Mの外部に排紙すると共に、排紙部50において用紙Tの搬送方向を反転させて用紙Tを第3搬送路L3の上流側に向けて搬送することができる。
排紙部50の開口側には、排紙集積部M1が形成されている。排紙集積部M1は、装置本体Mの上面(外面)に形成されている。排紙集積部M1は、装置本体Mの上面が下方に窪んで形成された部分である。排紙集積部M1の底面は、装置本体Mの上面の一部を構成する。排紙集積部M1には、所定のトナー画像が形成され排紙部50から排紙された用紙Tが積層して集積される。
なお、各搬送路の所定位置には用紙検出用のセンサ390(図1において不図示)が配置されている。
図2及び図3により、プリンタ1におけるケース本体BD及びトップカバー部材M2(カバー部)について、説明する。図2は、トップカバー部材M2が閉位置に位置した状態のプリンタ1を示す図である。図3は、トップカバー部材M2が開位置に位置した状態のプリンタ1を示す図である。
図2及び図3に示すように、プリンタ1は、装置本体M(筐体)の外形を構成するケース本体BDと、トップカバー部材M2とを有する。トップカバー部材M2は、連結部230により、ケース本体BDに開閉可能に連結される。
図2及び図3に示すように、ケース本体BDは、略立方体状の部材である。ケース本体BDは、画像形成部GK等を構成する各種部材を収容する。
ケース本体BDは、垂直方向上側に形成された開口部210を有する。開口部210は、ケース本体BDの内部空間と外部空間とを連通させる。
開口部210は、ユーザが、ケース本体BDに収容された画像形成部GKを構成する各種部材(例えば、トナーカートリッジ5aから5d等)を取り付け及び取り外し可能に形成される。
開口部210は、トップカバー部材M2により遮蔽され内部空間と外部空間とを連通させない状態と、トップカバー部材M2により遮蔽されず内部空間と外部空間とを連通させる状態とに状態変化する。
ケース本体BDには、表示部300と、警告ランプ部340と、操作部330とが外部に露出して取り付けられる。
表示部300は、表示面300Aに所定の情報を表示可能に構成される。表示部300は、例えば、表示面300Aに所定のエラー情報を表示可能に構成される。
表示部300の構成については、後に詳述する。
また、図2に示すように、表示部300は、トップカバー部材M2が後述する閉位置に位置した状態における取手部200の近傍に配置される(取り付けられる)。
警告ランプ部340は、表示部300の近傍に配置される。警告ランプ部340は、プリンタ1において生じるエラーに対応した複数のランプ部材により構成される。警告ランプ部340を構成する複数のランプ部材は、対応するエラーが生じた場合に発光するよう構成される。
操作部330は、幅方向Xにおいて、表示部300と並んで配置される。操作部330は、複数の操作ボタンを有して構成される。操作部330は、ユーザからの操作を受け付ける。
ケース本体BDの表示部300や操作部330が配置される領域には、化粧パネル370が取り付けられる。
化粧パネル370は、表示部300における表示面300Aや、操作部330を構成する複数の操作ボタンそれぞれの一部(ユーザにより操作される部分)を外部に露出させると共に、他の部分は被覆して外部に露出させないように配置される。
ここで、化粧パネル370は、表示部300を構成するバックライト部材310や、後述する導光板320を被覆する。
図2及び図3に示すように、トップカバー部材M2は、ケース本体BDの垂直方向上側に配置される。トップカバー部材M2は、上述の通り、連結部230を介してケース本体BDに開閉可能に取りけられる。
具体的には、トップカバー部材M2は、開口部210を覆うように配置される閉位置(図2に示す位置)と、外縁における一部がケース本体BDから所定距離だけ離間してケース本体BDにおける内部空間と外部空間とを開口部210を介して連通させる開位置(図3に示す位置)と、に開閉移動可能にケース本体BDに取り付けられる。
トップカバー部材M2は、外縁の一部であって連結部230に連結される一端と、外縁の一部であって一端と対向する他端とを有する。他端は、自由端として機能する。
トップカバー部材M2は、他端(自由端)側に形成される取手部200を有する。
取手部200は、トップカバー部材M2の他端側におけるケース本体BD側(垂直方向下側)に形成される。取手部200は、本実施形態において、凹状に形成された部分である。取手部200は、トップカバー部材M2を開閉移動させる際に、ユーザにより把持される(ユーザの手が当接される)部分である。取手部200は、特に、閉位置に位置したトップカバー部材M2を開位置に移動させる際に、ユーザにより把持される部分である。
取手部200は、表示部300の近傍に配置される。また、取手部200には、後述する通り、表示部300において発光された光が導光板320を介して照射される。
図4から図6により、表示部300、導光板320及び取手部200について説明する。図4は、図2における化粧パネル370を取り外した状態を説明する部分拡大図である。図5は、表示部300、導光板320及び取手部200を説明する模式図である。図6は、表示部300及び導光板320の構造を説明する模式図である。
図4から図6に示すように、表示部300は、トップカバー部材M2の取手部200に近接して配置される。また、表示部300は、導光板320に連続して(並んで)配置される。ここで、本実施形態において、表示部300は、液晶ディスプレイである。
図4から図6に示すように、表示部300は、表示部材301と、固定部材302と、バックライト部材310(バックライト部)とを有する。
表示部材301は、表示面300Aを有する。
表示部材301は、実施形態において、液晶パネルである。表示部材301は、バックライト部材310における一方側に積層配置される。表示部材301は、不図示の駆動回路や駆動制御部の作用により、表示面300Aに所定の文字や画像を表示させる。表示部材301は、バックライト部材310から供給される光を利用して所定の文字や画像を表示面300Aに表示させる。
ここで、表示部材301は、後述するエラー情報出力部402からのエラー情報を受け付けた駆動制御部の制御により、ユーザに報知するための所定の文字列等を表示面300Aに表示する。
バックライト部材310は、表示部材301における表示面300Aと反対の面側に積層配置される。
バックライト部材310は、発光部310aと、導光・拡散板310bとを有する。
発光部310aは、導光・拡散板310bにおける側面に連続して配置される。
発光部310aは、導光・拡散板310bに対して側面から光を供給するための部材である。
発光部310aは、本実施形態においては、後述の通り、LED(Light Emitting Diode)を含んで構成される。
発光部310aは、LED発光部311と、ミラー部315とを有する。
LED発光部311は、複数のLED部材を有して構成される。
LED発光部311は、後述するバックライト制御部404からの制御に基づいて、所定強さ及び色の光を発光するよう構成される。
ミラー部315は、第1反射面316と、第2反射面317とを有する。
第1反射面316は、LED発光部311から発光された光Hをバックライト部材310の導光・拡散板310bに向けて反射させる反射面である。第1反射面316は、光Hにおける一部を反射して、反射光H1を導光・拡散板310bに供給する。
第2反射面317は、LED発光部311から発光された光Hを導光・拡散板310bと反対側に配置された導光板320に向けて反射させる反射面である。第2反射面317は、光Hにおける一部を反射して、反射光H2を導光板320に供給する。
つまり、発光部310aにより発光された光は、バックライト部材310の導光・拡散板310bと、導光板320とに供給される。
ここで、LED発光部311は、本実施形態において、複数のLED部材を有して構成される。これにより、LED発光部311は、複数のLED部材のうち所定のLED部材を発光又は非発光とすることで、導光・拡散板310b及び導光板320に供給される反射光H1、H2の強さを簡易に調整することができる。
また、LED発光部311は、異なる色の光を発光するLED部材を複数有していてもよい。これにより、LED発光部311は、異なる色の光を発光する複数のLED部材のうち所定のLED部材を発光又は非発光とすることで、導光・拡散板310b及び導光板320に供給される反射光H1、H2の色を簡易に調整することができる。
導光・拡散板310bは、表示部材301における表示面300Aと反対の面側に積層配置される。
導光・拡散板310bは、発光部310aにより側面から供給された反射光H1を面方向に導光すると共に、導光した光を拡散しながら表示部材301側に供給する部材である。
固定部材302は、表示部材301及びバックライト部材310を一体的に固定する部材である。固定部材302における表示面300A側の部分は、表示面300Aにおける所定の表示領域を外部に露出させるよう表示面300Aの外周を囲むように配置される。
導光板320は、表示部300と連続して配置される。導光板320は、発光部310aと連続して配置される。導光板320は、発光部310aに対向すると共に連続して配置される入光部320aと、トップカバー部材M2の取手部200に対向して配置される出光部320bとを有する。
導光板320は、バックライト部材310の発光部310aから発光された光(反射光H2)を取手部200側に導光すると共に、導光した光を取手部200に照射させる。
具体的には、入光部320aには、発光部310aから発光された光であってミラー部315における第2反射面317により反射された反射光H2が入光される。入光部320aから入光された反射光H2は、導光板320の内部において出光部320b側へ導光される。そして、入光部320aから入光された反射光H2は、出光部320bから取手部200に向けて出光される。
導光板320は、発光部310aから発光された光をトップカバー部材M2の取手部200に照射させる。
続けて、図7により、プリンタ1における機能部の構成を説明する。図7は、プリンタ1における機能部の構成を説明するブロック図である。
図7に示すように、プリンタ1は、複数のセンサ390と、表示部300と、導光板320と、CPU400と、メモリ450とを有する。
複数のセンサ390は、画像形成部GKや搬送路Lにおける所定位置に配置される。複数のセンサ390は、紙詰まりや、所定部品の不具合を検知するために配置される。複数のセンサ390は、検知情報を後述するエラー検知部401に出力する。
表示部300は、上述の通り、バックライト部材310を有する。バックライト部材310は、LED発光部311を有する。
LED発光部311は、後述するバックライト制御部404からの指示に基づいて、発光状態を変更する。
CPU400は、エラー検知部401と、エラー情報出力部402と、判定部403と、バックライト制御部404とを含む。
エラー検知部401は、複数のセンサ390から出力された検知情報に基づいて、エラーを検知する。エラー検知部401は、複数のセンサ390から出力された検知情報に基づいて、エラー箇所やエラーの種類を検知する。
エラー検知部401は、検知した情報を後述するエラー情報出力部402に出力する。
エラー情報出力部402は、エラー検知部401からの情報に基づくエラー情報を、表示部300の表示内容を制御する不図示のLCD駆動制御部と、判定部403とに出力する。エラー情報出力部402は、エラーの種類、箇所、メッセージ内容等を示すエラー情報を、表示部300の表示内容を制御する不図示のLCD駆動制御部と、判定部403とに出力する。
判定部403は、エラー情報出力部402より出力されたエラー情報が所定のエラー情報であるかを判定する。
判定部403は、エラー情報出力部402より出力されたエラー情報が、紙詰まりや部品交換を要する故障等を示すエラーであって、ユーザがトップカバー部材M2を開位置に移動させて対応することが必要なエラーを示す所定のエラー情報であるか否かを判定する。
判定部403は、エラー情報出力部402より出力されたエラー情報が所定のエラー情報であると判定した場合、バックライト制御部404に所定の情報を出力する。
バックライト制御部404は、バックライト部材310を構成するLED発光部311を制御する。バックライト制御部404は、発光状態を変更するようLED発光部311を制御する。
バックライト制御部404は、判定部403により、エラー情報が所定のエラー情報であると判定された場合(判定部403から所定の情報を受けた場合)、発光状態を変化させるようLED発光部311(バックライト部)に指示する。
バックライト制御部404は、発光状態の変更として、発光される光の強さの変更、発光される光の色の変更、及び通常発光から点滅発光への変更のうちいずれか1以上をLED発光部311(バックライト部)に指示する。
バックライト制御部404は、LED発光部311における発光状態(発光態様、発光パターン)を、後述する発光パターン記憶部451に記憶されるエラーの種類、箇所に応じた発光状態(発光態様、発光パターン)に変更させる。詳細には、バックライト制御部404は、複数のLEDのうち所定のLEDを発光又は非発光させることで、光の強さや光の色を調整すると共に、所定のパターンで点滅発光させるようLED発光部311を制御する。
メモリ450は、発光パターン記憶部451を含む。
発光パターン記憶部451は、エラーの種類と、各エラーの種類に対応した発光状態(発光パターン)の情報を関連付けて記憶する。
発光パターン記憶部451に記憶されるエラーとして、例えば、紙詰まり、故障、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dの交換(トナー切れ)等を例示できる。
また、発光状態(発光パターン)の情報として、例えば、光の強さ、光の色、点滅パターンに関する情報を例示できる。
続けて、図8により、プリンタ1における動作を説明する。図8は、プリンタ1における動作を説明するフロー図である。
まず、図8に示すように、ステップST101において、センサ390は、所定間隔で検出結果を示す信号を出力する。
次いで、ステップST102において、エラー検知部401は、センサ390から出力された信号に基づいて、エラーが発生しているかを検知する。
続けて、ステップST103において、エラー情報出力部402は、エラー検知部401により検知されたエラーに関するエラー情報を判定部403に出力する。
続けて、ステップST104において、判定部403は、エラー情報出力部402から出力されたエラー情報に基づいて、該エラーが所定のエラーであるかを判定する。具体的には、判定部403は、エラー情報出力部402により出力されたエラー情報が所定のエラー情報であるかを判定する。更に具体的には、判定部403は、エラー情報出力部402により出力されたエラー情報が、トップカバー部材M2を開位置に移動させて部品交換等する必要がある所定のエラーを示すエラー情報であるかを判定する。
判定部403は、エラー情報出力部402により出力されたエラー情報が所定のエラー情報であると判定した場合(ST104、YES)、バックライト制御部404に所定の情報を出力する。そして、処理は、ステップST105に進む。
また、判定部403は、エラー情報出力部402により出力されたエラー情報が所定のエラー情報ではないと判定した場合(ST104、NO)、バックライト制御部404に所定の情報を出力しない。そして、処理は、終了する。
続けて、ステップST105において、バックライト制御部404は、判定部403から出力された所定の情報に基づいて、LED発光部311を制御する。
具体的には、バックライト制御部404は、判定部403から出力された所定の情報に基づいて、発光状態を変化させるようLED発光部311に指示する。
詳細には、バックライト制御部404は、判定部403から出力された所定の情報に基づいて、該所定のエラーに対応する発光状態(発光パターン)の情報を発光パターン記憶部451から取得する。
そして、バックライト制御部404は、発光パターン記憶部451から取得した発光状態(発光パターン)の情報に基づいて、LED発光部311における発光状態(発光パターン)を変化させる。
バックライト制御部404は、LED発光部311の発光における光の強さ、光の色、光の点滅パターンを変更させる。
ここで、光の強さ、光の色、光の点滅パターンを変更する具体的な態様は、上述の通りである。
これにより、導光板320を介して取手部200に照射される光の強さ、色や点滅状態が変更されるので、ユーザは、取手部200の位置を認識すると共に、トップカバー部材M2を開けるべき所定のエラーが生じていることを認識する。
続けて、ステップST106において、不図示の開閉検知部は、トップカバー部材M2が開位置に位置したか否かを検知する。
開閉検知部によりトップカバー部材M2が開位置に位置していることが検知された場合(ST106、YES)、処理は、ステップST107に進む。
開閉検知部によりトップカバー部材M2が開位置に位置していることが検知されない場合(ST106、NO)、処理は、ステップST106の前に戻り、開閉検知部は、所定間隔後にトップカバー部材M2が開位置に位置しているか否かを検知する(これを繰り返す)。
続けて、ステップST107において、バックライト制御部404は、LED発光部311を制御する。具体的には、バックライト制御部404は、発光状態を通常に戻す(変更前の発光状態に戻す)ようLED発光部311に指示する。そして、処理は、終了する。
本実施形態によれば、プリンタは、表示部のバックライト部材を構成するLED発光部からの光を導光板を介してトップカバー部材の取手部に照射させる。
これにより、プリンタ1は、表示部を構成する発光部(バックライト部)において発光される光を取手部に照射させることができる。
また、これにより、プリンタ1は、トップカバー部材における取手部の位置をユーザに容易に認識させることができる。
また、これにより、プリンタ1は、別個の発光部材を設けることなく、トップカバー部材の取手部に光を照射させるよう構成される。
また、本実施形態によれば、プリンタ1は、所定のエラーが生じた場合、取手部に照射される光の発光状態を変更させる。これにより、プリンタ1は、トップカバー部材における取手部の位置をユーザに容易に認識させることができると共に、プリンタ1がトップカバー部材を開ける(開位置に移動させる)必要があるエラー状態であることをユーザに認識させることができる。
つまり、本実施形態におけるプリンタ1は、トップカバー部材を開ける必要がある所定にエラーが生じた場合、トップカバー部材を開けることをユーザに認識(喚起)させることができる。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。
本実施形態におけるプリンタは、導光路に配置され、該導光路により導光される光を取手部に照射させないよう遮蔽する遮蔽状態と、該導光路により導光される光を遮蔽しない非遮蔽状態とに状態変化可能なシャッター部と、シャッター部を遮蔽状態と、非遮蔽状態とに状態変化させるシャッター駆動部と、エラー情報を出力するエラー情報出力部と、エラー情報出力部より、前記出力されたエラー情報が所定のエラー情報であるかを判定する判定部と、判定部により、出力されたエラー情報が前記所定のエラー情報であると判定された場合、シャッター部を非遮蔽状態に状態変化させるようシャッター駆動部を制御する駆動制御部と、を備えるよう構成されてもよい。
上記他の実施形態における特徴部分について、図9から図12により説明する。図9は、他の実施形態における表示部300、導光板320及び取手部200を説明する模式図である。図10は、他の実施形態における表示部300及び導光板320の構造を説明する模式図である。図11は、他の実施形態のプリンタ1における機能部の構成を説明するブロック図である。図12は、他の実施形態のプリンタ1における動作を説明するフロー図である。ここで、以下において、上述した実施形態において説明した内容と重複する内容については、説明を省略する。
まず、図9から図11により、他の実施形態におけるプリンタ1の構成について説明する。
図9及び図10に示すように、他の実施形態におけるプリンタ1は、シャッター部350を有する。シャッター部350は、発光部310aと取手部200までの導光路に配置される。シャッター部350は、発光部310aと導光板320との間に配置される。
シャッター部350は、導光部(他の実施形態においてシャッター部350及び導光板320)により導光される光を取手部200に照射させないよう遮蔽する遮蔽状態と、該導光部により導光される光を遮蔽しない非遮蔽状態とに状態変化可能に構成される。ここで、シャッター部350は、液晶等を含んで構成される電気的なシャッターや、メカシャッターを有して構成される。シャッター部350は、後述するシャッター駆動部360により状態変更するよう駆動される。
シャッター駆動部360は、シャッター部350を遮蔽状態と、非遮蔽状態とに状態変化させる。シャッター駆動部360は、後述する駆動制御部405により制御される。
図11に示すように、CPU400は、駆動制御部405を有する。
駆動制御部405は、判定部403により、エラー情報出力部402から出力されたエラー情報が所定のエラー情報であると判定された場合、シャッター部350を(遮蔽状態から)非遮蔽状態に状態変化させるようシャッター駆動部360を制御する。
駆動制御部405は、シャッター部350における基準状態が遮蔽状態となるようシャッター駆動部360を制御する。
つまり、駆動制御部405は、通常状態においては取手部200に光が照射されず、所定のエラーが生じた状態においては取手部200に光が照射されるようシャッター駆動部360を制御する。
続けて、図12により、他の実施形態におけるプリンタ1の動作について説明する。
ここで、ステップST201からステップST204は、上述の実施形態におけるステップST101からステップST104と同様であるので、説明を省略する。
図12に示すように、ステップST205において、駆動制御部405は、判定部403から出力された所定の情報に基づいて、シャッター駆動部360を制御する。
具体的には、駆動制御部405は、判定部403から出力された所定の情報に基づいて、シャッター部350を遮蔽状態から非遮蔽状態に状態変化させるようシャッター駆動部360に指示する。
これにより、導光板320を介して取手部200に光が照射されるので、ユーザは、トップカバー部材M2を開けるべき所定のエラーが生じていることを認識する。
続けて、ステップST206において、不図示の開閉検知部は、トップカバー部材M2が開位置に位置したか否かを検知する。
開閉検知部によりトップカバー部材M2が開位置に位置していることが検知された場合(ST206、YES)、処理は、ステップST207に進む。
開閉検知部によりトップカバー部材M2が開位置に位置していることが検知されない場合(ST206、NO)、処理は、ステップST206の前に戻り、開閉検知部は、所定間隔後にトップカバー部材M2が開位置に位置しているか否かを検知する(これを繰り返す)。
続けて、ステップST207において、駆動制御部405は、シャッター駆動部360を制御する。具体的には、駆動制御部405は、シャッター部350を非遮蔽状態から遮蔽状態に状態変化させるようシャッター駆動部360に指示する。そして、処理は、終了する。
当該他の実施形態によれば、プリンタは、表示部のバックライト部材を構成するLED発光部からの光を導光板を介してトップカバー部材の取手部に照射させる。
これにより、プリンタ1は、表示部を構成する発光部(バックライト部)において発光される光を取手部に照射させることができる。
また、これにより、プリンタ1は、トップカバー部材における取手部の位置をユーザに容易に認識させることができる。
また、これにより、プリンタ1は、別個の発光部材を設けることなく、トップカバー部材の取手部に光を照射させるよう構成される。
また、本実施形態によれば、プリンタ1は、所定のエラーが生じた場合、取手部に光を照射される。これにより、プリンタ1は、トップカバー部材における取手部の位置をユーザに容易に認識させることができると共に、プリンタ1がトップカバー部材を開ける(開位置に移動させる)必要があるエラー状態であることをユーザに認識させることができる。
つまり、本実施形態におけるプリンタ1は、トップカバー部材を開ける必要がある所定にエラーが生じた場合、トップカバー部材を開けることをユーザに認識(喚起)させることができる。
また、実施形態及び上述した他の実施形態において、カバー部として、トップカバー部材が説明されているが、これに限定されない。カバー部は、例えば、側面に開閉可能に配置されたカバー部材であってもよい。
また、実施形態及び上述した他の実施形態において、取手部は、トップカバー部材に直接形成されているが、これに限定されない。取手部は、例えば、トップカバー部材に連結部された部材であってもよい。
また、実施形態及び上述した他の実施形態において、導光体は、図5及び図9に示される形状であるが、これに限定されない。導光板は、例えば、扇状、逆三角形、逆台形、長方形、楕円形や平行四辺形状であってもよく、特に形状は限定されない。
また、実施形態及び上述した他の実施形態において、発光部は、LEDを含んで構成されているが、これに限定されない。発光部は、例えば、電球、冷陰極管や熱陰極蛍光灯等のいずれかであってもよい。
また、実施形態及び上述した他の実施形態において、発光部は、ミラー部を有しているが、これに限定されない。発光部の種類や発光面を調整することで、ミラー部を配置ない形態としてもよい。
また、実施形態及び上述した他の実施形態において、LED発光部の構成を工夫することで、発光される光の強さ、光の色、点滅パターンを変更しているが、これに限定されない。例えば、供給する電力を調整することで光の強さを調整するようにしてもよい。また、例えば、カラーフィルターを配置/退避の動作可能に構成することで光の色を変更させてもよい。また、上述した他の実施形態において用いられるシャッター部材を利用して点滅パターンを変更させてもよい。
また、本発明の画像形成装置の種類に特に制限はなく、プリンタのほか、コピー機、ファクシミリ、又はこれらの複合機等であってもよい。
シート状の被転写材は、用紙Tに制限されず、例えば、フィルムシートであってもよい。
1……プリンタ(画像形成装置)、200……取手部、210……開口部、300……表示部、300A……表示面、301……表示部材、310……バックライト部材(バックライト部)、310a……発光部、310b……導光板・拡散板、311……LED発光部、315……ミラー部、320……導光板、401……エラー検知部、402……エラー情報出力部、403……判定部、404……バックライト制御部、GK……画像形成部、BD……ケース本体、M2……トップカバー部材M2(カバー部)

Claims (5)

  1. 画像形成部と、
    前記画像形成部を収容するケース本体であって、開口部を有するケース本体と、
    前記ケース本体に連結されるカバー部であって、
    前記開口部を覆うように配置される閉位置と、
    外縁における一部が前記ケース本体から所定距離だけ離間して前記ケース本体における内部空間と外部空間とを前記開口部を介して連通させる開位置と、に開閉移動可能なカバー部と、
    前記カバー部の外縁に形成又は配置される取手部と、
    前記カバー部が前記閉位置に位置した状態において前記取手部の近傍に配置され、表示面とバックライト部とを有する表示部と、
    前記バックライト部から発光された光を前記取手部側に導光すると共に、導光した光を前記取手部に照射させる導光部と、を備える
    画像形成装置。
  2. エラー情報を出力するエラー情報出力部と、
    前記エラー情報出力部より出力されたエラー情報が所定のエラー情報であるかを判定する判定部と、
    前記判定部により、前記出力されたエラー情報が前記所定のエラー情報であると判定された場合、発光状態を変化させるよう前記バックライト部に指示するバックライト制御部と、を備える
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記バックライト制御部は、発光状態の変更として、発光される光の強さの変更、発光される光の色の変更、及び通常発光から点滅発光への変更のうちいずれか1以上を前記バックライト部に指示する
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記導光部に配置され、該導光部により導光される光を前記取手部に照射させないよう遮蔽する遮蔽状態と、該導光部により導光される光を遮蔽しない非遮蔽状態とに状態変化可能なシャッター部と、
    前記シャッター部を前記遮蔽状態と、前記非遮蔽状態とに状態変化させるシャッター駆動部と、
    エラー情報を出力するエラー情報出力部と、
    前記エラー情報出力部より、前記出力されたエラー情報が所定のエラー情報であるかを判定する判定部と、
    前記判定部により、前記出力されたエラー情報が前記所定のエラー情報であると判定された場合、前記シャッター部を前記非遮蔽状態に状態変化させるよう前記シャッター駆動部を制御する駆動制御部と、を備える
    請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記駆動制御部は、
    前記シャッター部における基準状態が前記遮蔽状態となるよう前記シャッター駆動部を制御する
    請求項4に記載の画像形成装置。
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