JP2003287983A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2003287983A
JP2003287983A JP2002088028A JP2002088028A JP2003287983A JP 2003287983 A JP2003287983 A JP 2003287983A JP 2002088028 A JP2002088028 A JP 2002088028A JP 2002088028 A JP2002088028 A JP 2002088028A JP 2003287983 A JP2003287983 A JP 2003287983A
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function
image forming
light
image processing
liquid crystal
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Application number
JP2002088028A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Watabe
俊彦 渡部
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Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2種以上の画像形成機能の選択状況に対する
視認性を高め、誤操作の発生を可及的に阻止する。 【解決手段】 装置本体にプリンタ、ファックス、コピ
ー及びスキャナの4種類の画像形成機能を備えた画像処
理装置である。操作部60に外部からの操作により画像
形成機能の選択を行うキー群を有する入力部61と、液
晶表示部62とを備えると共に、複数種類の発光色での
発光が可能な液晶表示部62のバックライト用のLED
を備える。機能選択判断部115により選択中の画像形
成機能の種別を判断し、光源切替部117により選択さ
れた画像形成機能の種別に対応してLEDの発光の組み
合わせを切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数種類の画像形
成機能を備える複合機としての画像処理装置に係り、特
に機能選択状態の視認を容易にする画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複写装置は入力部から受け付けた
指示内容の確認表示用としての、あるいは表面に透明タ
ッチパネルが重畳され、押圧指示可能な構成の液晶表示
部を備えている。この液晶表示部は表示面に十分な輝度
を付与する目的からバックライトを備えているものが一
般的である。この種の装置として、特開平8−8721
0号公報の段落56には、多数の入力キー等が配置され
た入力操作部の一部に設けられた液晶表示部のバックラ
イト光を正常動作中はグリーン色で、異常時はオレンジ
色に切り替えて正常か異常かの識別性を高めるようにし
たものが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公開公報に記載さ
れた複写装置の目的は、あくまで異常の発生を早急に報
知するために液晶パネルの表示色を切り替えるためのも
のである。
【0004】ところで、近年では複数種類の機能を実行
可能にする複合機が市販されている。この種の複合機で
はオペレータの操作を受け付ける入力部の一部に機能選
択スイッチが設けられるのが一般的であるものの、操作
部の寸法上の制約などの理由により、機能を示す表記文
字が小サイズとなりがちであり、また各機能に沿った表
示を行う必要から表示内容も複雑となって、現在選択中
の機能を即座に認識する事が困難な場合が考えられる。
このような場合、オペレータが意図した機能とは違う機
能を実行させてしまうと、例えば原稿をコピーするつも
りが、誤ってファックス送信してしまうと情報の漏洩上
重大な結果を招来することにもつながる。また、自席の
コンピュータ等から離れた場所に設置されている共有の
複合機に指示を発する場合を想定すると、複合機の機能
選択が適正に行われているか否かを、その都度、機器の
設置場所まで行って確認しなければならないとすると、
作業性を著しく低下させる原因となる。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、2種以上の画像形成機能を備えた装置に対して、
機能の選択状況に対する視認性を高め、誤操作の発生を
可及的に阻止し得る画像処理装置を適用することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
装置本体にプリンタ、ファックス、コピー及びスキャナ
のうち少なくとも2以上の画像形成機能を備え、入力部
からの操作により画像形成機能が選択可能になされた画
像処理装置において、複数種類の発光形態での照明が可
能なバックライトとしての照明用光源を備え、画像形成
内容に関する表示を行う液晶表示部と、選択中の画像形
成機能の種別を判断する機能判断手段と、選択された画
像形成機能の種別に対応して前記照明用光源の発光形態
を切り替える光源切替手段とを備えたことを特徴とする
ものである。
【0007】この構成によれば、入力部からの操作によ
り複数の画像形成機能のうちの1つが選択されると、液
晶表示面の画面の地色が、当該選択された画像形成機能
に対応した発光形態、例えば対応する色の照明で得られ
るように切り替わる。画面に文字などが表示される態様
では、文字等の部分を除いた部分が地色として発光す
る。これにより、オペレータは画像形成機能の種類と発
光形態、例えば色との関係を認知しておれば、実際の機
能が自己の指定した画像形成機能と一致しているかどう
かを液晶表示部の画面の発光形態、例えば色だけで容易
に視認可能となる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像処理装置において、装置本体にプリンタ、ファック
ス、コピー及びスキャナの画像形成機能を備えているこ
とを特徴とする。この構成によれば、4つの機能はそれ
ぞれ異なる色で表示される。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の画像処理装置において、画像形成機能の実行中の動
作異常を検出する異常検出手段を備え、前記光源切替手
段は、動作異常が検出されたときは前記照明用光源の発
光形態を異常を示す発光形態に切り替えることを特徴と
する。この構成によれば、液晶表示部は動作異常が発生
した時に異常を示す発光形態、例えば特定の色等で発光
するので、異常の認識が容易となる。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の画像処理装置において、照明用光源は、
個々に異なる色で発光する複数の発光素子からなること
を特徴とする。この構成によれば、複数の発光素子がそ
れぞれ異なる色で発光するので、色の切り替えが発光素
子の選択という簡単な処理で行われる。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項4記載の画
像処理装置において、複数の発光素子は、赤色、青色、
緑色で発光するものを含むことを特徴とする。この構成
によれば、各機能を光の3原色という識別性の高い色を
利用して表示するようにしたので、機能の認識性が向上
する。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項5記載の画
像処理装置において、複数の発光素子は、白色で発光す
るものを含むことを特徴とする。この構成によれば、白
色を混合することで発光の明度を上げることでき、その
分、離間していても視認性が確保される。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項4〜6のい
ずれかに記載の画像処理装置において、複数の発光素子
は所定の配置で配設され、その上方に配設される液晶表
示部の液晶パネルとの間に上面が光拡散処理された導光
板を有することを特徴とする。この構成によれば、液晶
表示部の画面が均一光量で発光することとなる。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項1〜7のい
ずれかに記載の画像処理装置において、光源切替手段
は、選択された機能に対応する色として赤色以外を用
い、異常を示す色として少なくとも赤色を含めることを
特徴とする。この構成によれば、異常時に赤色を使用乃
至は混合することで異常報知に対する視認性が高くな
る。
【0015】請求項9記載の発明は、請求項1〜8のい
ずれかに記載の画像処理装置において、液晶表示部は装
置本体の前部上面に設けられ、この前部上面は前方に傾
斜していることを特徴とする。この構成によれば、液晶
表示部の配設位置が前方に傾斜しているので、オペレー
タは離間位置からでも液晶表示部の画面すなわち発光面
を直視することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る画像処理装
置の一実施形態を示す外観構成図であり、図2はブロッ
ク構成図である。本画像処理装置1は、構成の基本とし
てコピー(複写)機能を実行する処理部を備えると共
に、ファクス機能、プリンタ機能及びスキャナ機能の4
種類の機能処理部を備える。また、本画像処理装置1
は、ファクス機能、プリンタ機能及びスキャナ機能を実
行する処理部として、コピー機能部を兼用し、かつ各機
能の実行に必要な追加の処理部を備える。
【0017】本画像処理装置1は、図1に示すように、
下部筐体には例えばシート状の記録紙を給送可能にする
積層状態で収納する記録紙収納部10を備えると共に、
上部筐体には原稿を読み取る画像読取部20と、読み取
った画像に対して各機能に沿った処理を施すための画像
形成部30とを備え、頂部には原稿押さえを兼用する原
稿の自動給送を行う原稿搬送部40を搭載してなる。ま
た、上部、下部筐体間の左側の連結部には記録紙収納部
10から給送された記録紙を画像形成部30に導く用紙
搬送系50の一部が内装されている。上部筐体の前部
(手前側)には卓状の操作部60が設けられている。
【0018】また、図2に示すように、本画像処理装置
1は、公衆回線との通信用としての回線通信部70、及
び画像データ等を記憶する記憶装置を備える外部情報処
理装置との間でデータ通信を可能にする端末通信部80
を備える。制御部100は本画像処理装置1の各部の動
作を統括的に制御するもので、例えばマイクロコンピュ
ータ等から構成されている。ROM101は本装置が実
行する各種機能、処理の実行プログラム、必要な各種デ
ータ類を記憶するものであり、RAM102は処理途中
のデータを一時的に格納するものである。
【0019】記録紙収納部10は、図1には詳細は示さ
れていないが、積載されたシート状記録紙の最上紙面上
に当接した給送ローラを回転駆動して繰り出すと共に、
互いに相対回転する捌きローラ対を経由させるなどして
1枚ずつ用紙搬送系50に繰り出すものである。記録紙
が繰り出されて所定枚数以下乃至は無くなると、収納記
録紙の有無を検出する紙検出装置によってアラーム信号
が制御部100に出力されるようになっている。
【0020】画像読取部20は、本実施形態では光学的
に画像を読み取る光学系と、読み取った画像を記憶する
メモリ部21(図2参照)とから構成される。光学系の
構成は、図1には詳細は示されていないが、頂部に原稿
を載置するプラテンガラスを有し、その直ぐ下方を原稿
読取部が、図1の左右方向(副走査方向)に往復駆動可
能に構成されているものである。原稿読取部は前後方向
(主走査方向)に設けられたセルフォックレンズとその
直ぐ下方に対面するCCDなどからなるラインセンサ、
及び原稿照明用のライン状の光源から構成されている。
なお、後述するように自動原稿搬送部40により原稿を
自動給送する態様では、画像読取部20の光学系は所定
位置例えばホームポジション位置(図1では左端側適
所)に静止して、搬送中に原稿の像を読み取るようにし
ている。読み取った原稿の画像データは、例えばメモリ
部21に一時的に格納される。
【0021】原稿搬送部40は、原稿載置部41に載置
された所要枚数の原稿を前記記録紙収納部10の記録紙
繰り出し機構と同様な構成を有する左端部(図1参照)
の原稿給送部42によって1枚ずつ取り込み、その下部
のコンタクトガラスに接する一部にて主走査方向に開口
されたスリットを介して(対向するように位置決めされ
た光学系で)搬送中の原稿の像を経時的に読み取るよう
になされている。原稿給送部42によって内部に取り込
まれた原稿が、給送方向を変更されて、あるいは逆転さ
れた後に排出経路を経る等して原稿押さえ43の上面4
31に左側の開口(図略)から順次搬出されるようにな
っている。
【0022】用紙搬送系50は記録紙収納部10から繰
り出された記録紙を画像形成部30に導くと共に、画像
形成部30を経てその下流側の排出口まで搬送して排出
トレイ51に排出するものである。用紙搬送系50は搬
送経路に沿って少なくとも搬送される記録紙の長さ寸法
以下で搬送ローラ対乃至は搬送ベルト等の搬送部材が順
次所要数だけ配置されてなるものである。
【0023】画像形成部30は所定の構成部を備えてな
り、画像形成機能の種類によって使用する処理部が異な
る。コピー機能を実現するために必要な処理部として
は、図には示していないが、画像読取部20で読み取っ
た画像の静電潜像を形成する感光体ドラムを備えると共
に、その周囲に感光体ドラムを帯電させる帯電部と、メ
モリ部21からの画像データをレーザ光に変調して感光
体ドラム面に照射して静電潜像を形成するレーザ発生装
置と、静電潜像にトナーを供給して顕在化する現像部
と、顕在化された像を記録紙に転写し、かつ感光体ドラ
ムから記録紙を分離させる転写分離部と、転写後の感光
体ドラムの表面を清掃するクリーニング部とを備え、更
に用紙搬送系50の下流側にてトナーを記録紙に融着さ
せる定着部を備える。これら記録紙収納部10〜用紙搬
送系50は従来装置の構成と基本的に同一のものであ
る。コピー機能は記録紙収納部10〜用紙搬送系50及
びこれらの動作を制御するコピー機能制御部111から
構成される。
【0024】ファックス機能を実行するために必要な処
理部は、送信原稿を装置内に取り込む自動原稿搬送部4
0、原稿を読み取る画像読取部20、読み取った画像を
記憶するメモリ部21、回線通信部70及びこれらの動
作を制御するファックス機能制御部112から構成され
る。回線通信部70はメモリ部21に取り込まれた画像
データをファクシミリ通信可能なデータフォーマットに
変換して外部の送信先に送信するモデム71と通信回線
の接断処理を制御する回線制御部72とから構成され
る。
【0025】プリンタ機能を実行するために必要な処理
部は、外部情報処理装置からのプリント要求コマンドを
受けて、外部記憶装置から伝送されてきた画像データを
メモリ部21に格納する端末通信部80と共にメモリ部
21に格納された画像データを読み出して記録紙にプリ
ントする画像形成部30及びこれらの動作を制御するプ
リンタ機能制御部113から構成される。
【0026】スキャナ機能を実行するために必要な処理
部は、原稿を装置内に取り込む自動原稿搬送部40、原
稿を読み取る画像読取部20、読み取った画像を記憶す
るメモリ部21、メモリ部21に取り込んだ画像データ
を外部情報処理装置の記憶装置へ伝送する端末通信部8
0及びこれらの動作を制御するスキャナ機能制御部11
4から構成される。
【0027】操作部60は、図2に示すように、複数の
キー群を備える入力部61と操作内容乃至は動機能の内
容等の表示を視認的に行う表示部としての液晶表示部6
2とを備える。
【0028】図3は、操作部60の操作パネル60aの
入力部61及び液晶表示部62の配置を示す上面図であ
る。図3において、操作パネル60aには主に周辺領域
に入力部61の各キー群が配設され、略中央に液晶表示
部62の表示面(液晶パネル)が位置している。
【0029】操作パネル60aの左側には、各画像形成
機能を択一的に選択するための機能選択キー611が配
置されている。各機能選択キーは作業者が指で押し込み
することでオンし、再度の押し込みでオフする構造を有
する機械的なスイッチで、本実施形態では横長の押圧面
部を備え、各押圧面部には、それぞれ上側から「ファッ
クス」、「コピー」、「スキャナ」及び「プリント」の
文字が表記されている。本実施形態では、機能選択キー
611の押圧面部は半透明の材料(あるいは透明材料で
あって裏面が光拡散処理されている)例えば樹脂材など
から構成され、かつ内部には所定色のランプが個々に配
設されており、キーオン状態で内装されているランプが
点灯するようになっている。従って、キーが押下されて
当該キーの機能が選択された状態になると、ランプが点
灯して表記文字が顕在化されるようになっている。
【0030】操作パネル60aの右側には、処理枚数、
部数、送信先ファックス番号などを指示するテンキー6
12、動作開始、動作停止、指示内容のクリアをそれぞ
れ指示するキースイッチ群613が設けられている。な
お、プリンタ機能に関しては、その動作開始〜指示内容
のクリアは外部情報処理装置から行われるため、ここで
は受け付けられない。また、液晶表示部62の下部(手
前側)には、所要のキー群614、例えば、露光濃度指
示、用紙サイズ指示、片面、両面処理指示、倍率指示の
ためのキーが配設されている。
【0031】液晶表示部62の画面には作業者の指示内
容の確認表示として、乃至は機能の動作状況とか異常内
容等の表示が行われる。なお、液晶表示部62の画面に
は機能選択キー611で選択した機能に応じた画面がコ
ピー機能処理部111〜スキャナ機能処理部114によ
り表示される態様とすることが操作上好ましい。
【0032】図4は、液晶表示部62の構造を示す分解
斜視図である。液晶表示部62は液晶パネル620(配
線などは図略)と、バックライトとしての照明用光源、
例えばLED621及び導光板622とから構成され、
図略の遮光用枠体に収納され、液晶パネルの上面が露出
した形態とされている。LED621は液晶パネル62
0の下方であって、液晶パネル620と等間隔となる一
つの面上に所定個数、本実施形態では8個が適宜の配置
を有して、例えば4個ずつの2列で配設されている。L
ED621は発光色が赤(R)色のものが2個、青
(B)色のものが2個、緑(G)色のものが2個及び白
(W)色のものが2個である。また、LED621は、
各列に4色分が配置され、かつ各色が互いに離れる配置
とされて、液晶パネル620に対して可及的に輝度の均
一を図っている。
【0033】導光板622は液晶パネル620とLED
622との間に介設され、透明なガラスあるいは樹脂材
等で構成され、上面には下方のLED621の光を分散
させて液晶パネル620の下面に導くべく光拡散処理が
施されている。導光板622として半透明材を採用する
態様では、上面の光拡散処理を施す必要はない。
【0034】図2に戻って、機能選択判断部115は、
機能選択スイッチ611が選択され、あるいは外部情報
処理装置からプリント指示があったことを受けて、装置
の各部に選択乃至は指示された機能を実行する処理を行
わせるためのものである。機能選択判断部115はいず
れかの機能の実行が終了して所定時間経過後に、無選択
状態に移行してもよいし、あるいは優先モードを有して
おり、いずれかの機能の実行が終了して所定時間経過後
に予め設定された機能例えばコピー機能の選択状態に復
帰する態様としてもよい。
【0035】異常検出部116は、本装置の種々の箇所
に配設された異常検出手段、センサが動作異常などを検
出した時に出するアラーム信号を受信して、異常報知の
ための制御信号を出力するものである。異常検出のため
の各種センサは、前記用紙切れの他、記録紙収納部10
からの用紙繰り出し動作異常(紙詰まり)、画像読取部
20の往復動作異常、画像形成部30での主にトナー切
れ、搬送路適所に配設された原稿搬送部40での原稿搬
送動作異常(紙詰まり)、用紙搬送系50での用紙搬送
動作異常(紙詰まり)を個別に検出する。紙詰まりが、
装置筐体の例えば前面パネルを開閉可能にしておき、こ
れを開いて異常箇所から詰まった紙等を抜き取ることで
解除可能である。
【0036】また、異常検出部116は、データ類に関
しては、各画像形成機能の種類に応じて、すなわちコピ
ー(複写)機能ではメモリ部21がメモリオーバーにな
ったことを検出し、ファクス機能では送信/着信データ
の異常を検出し、プリンタ機能ではデータ異常を検出
し、スキャナ機能ではメモリ部21がメモリオーバーに
なったことを検出して、光源切替部117にその旨を通
知する。
【0037】光源切替部117は、本装置がいずれの画
像形成機能の選択状態にあるかに応じてLED621の
発光形態、本実施形態では色を決定している。本実施形
態では、コピー(複写)機能の選択中は青色2個と白色
1個(BBW)を選択し、ファクス機能の選択中は緑色
2個と白色1個(BBW)、プリンタ機能の選択中は青
色1個と白色2個(BWW)、スキャナ機能の選択中は
青色1個と緑色1個と白色1個(BGW)が点灯するよ
うに制御される。また、光源切替部117は異常検出部
116からの制御信号を受けて、LED621の発光形
態を機能選択状態の表示から異常の表示に切り替えるも
のである。
【0038】光源切替部117は、各画像形成機能の種
類に応じた異常に応じてLED621の発光形態、本実
施形態では色を変更するように決定している。データ類
の異常に関しては、コピー(複写)機能ではメモリ部2
1がメモリオーバー(コピーメモリオーバー)になった
ときに青色2個と赤色1個(BBR)を選択し、ファク
ス機能では送信/着信データの異常(ファックス通信エ
ラー)を検出したときに緑色2個と赤色1個(BB
R)、プリンタ機能ではデータ異常(プリンタデータエ
ラー)を検出したときに青色1個と白色1個と赤色2個
(BWRR)、スキャナ機能ではメモリ部21がメモリ
オーバー(スキャナ通信エラー)になったとき青色1個
と緑色1個と赤色1個(BGR)が点灯するように制御
される。機械的な異常に関しては、例えば紙詰まり等が
発生した時は、本実施形態では一律に赤色2個と白色1
個(RRW)が点灯するように制御される。これら画像
形成機能や異常の種類と点灯するLEDの組み合わせ、
すなわち発光色との対応関係はROM101に予め格納
されている。
【0039】このように、画像形成機能の選択内容や異
常の種類に応じて液晶画面の地色の色を異なるようにし
ているので、作業者に対して現在の装置の状況(画像形
成機能の種類、異常の種類)をそれぞれ識別可能に視認
させることが可能となる。しかも、操作部60は上面が
手前に傾斜しているため、離れた位置からでも表示パネ
ル面の地色を容易に認識することが容易、可能となる。
【0040】図5は、バックライト発光動作を示すフロ
ーチャートである。先ず、コピー機能が選択中か否かが
判断され(ステップS1)、そうでなければファクス機
能が選択中であるか否かが判断され(ステップS4)、
そうでなければスキャナ機能が選択中であるか否かが判
断され(ステップS7)、そうでなければプリンタ機能
が選択中であるか否かが判断され(ステップS10)、
そうでなければ機械的な異常である紙詰まり等であるか
否かが判断され(ステップS13)、そうでなければ、
本フローを抜け、所定の制御周期でステップS1に戻
る。なお、本実施形態では、紙詰まりなどの異常が発生
すると、一旦機能選択状態がクリアされて異常報知状態
に移行し、異常が作業者等による作業により解消される
と、直前の選択機能に復帰する態様としている。
【0041】先ず、ステップS1でコピー機能が選択中
であれば、コピーメモリオーバーの異常が発生している
か否かが判断され(ステップS2)、異常でなければバ
ックライトBBWで点灯される。一方、異常であれば、
異常がリセットされているか否かが判断され(ステップ
S3)、リセットされていれば、バックライトBBWで
点灯される。リセットされていなければ、異常を示すバ
ックライトBBRで点灯される。
【0042】ステップS4でファクス機能が選択中であ
れば、ファックス通信エラーの異常が発生しているか否
かが判断され(ステップS5)、異常でなければバック
ライトGGWで点灯される。一方、異常であれば、異常
がリセットされているか否かが判断され(ステップS
6)、リセットされていれば、バックライトGGWで点
灯される。リセットされていなければ、異常を示すバッ
クライトGGRで点灯される。
【0043】ステップS7でスキャナ機能が選択中であ
れば、スキャナ通信エラーの異常が発生しているか否か
が判断され(ステップS8)、異常でなければバックラ
イトBGWで点灯される。一方、異常であれば、異常が
リセットされているか否かが判断され(ステップS
9)、リセットされていれば、バックライトGGWで点
灯される。リセットされていなければ、異常を示すバッ
クライトBGRで点灯される。
【0044】ステップS10でプリンタ機能が選択中で
あれば、プリンタデータエラーの異常が発生しているか
否かが判断され(ステップS11)、異常でなければバ
ックライトBWWで点灯される。一方、異常であれば、
異常がリセットされているか否かが判断され(ステップ
S12)、リセットされていれば、バックライトBWW
で点灯される。リセットされていなければ、異常を示す
バックライトBWRRで点灯される。
【0045】ステップS13で紙詰まり等の異常が発生
しているか否かが判断され、異常であれば、異常が解除
されたか否かが判断され(ステップS14)、解除され
ていなければ、バックライトRRWで点灯される。異常
が解除されていれば、本フローを抜ける。
【0046】なお、本発明は、以下の変形態様が採用可
能である。 (1)本実施形態では、表示形態として色の組み合わせ
を変更するようにしたが、それぞれの機能、異常に対し
て発光色の異なる光源を採用しても良い。また、表示態
様としては、色違いや色の組み合わせに限らず、点灯と
点滅とを利用したり、その周期を可変する態様、さらに
は色(例えば輝度)を周期的に可変するものであっても
よい。 (2)本実施形態では、コピー(複写)機能、ファクス
機能、プリンタ機能、スキャナ機能の4つの画像形成機
能を備えたものとしたが、2種類又は3種類の画像形成
機能を有する複合機にも適用可能である。好ましくはコ
ピー機能と他の1又は2の機能を有する複合機が好まし
い。更には、他の画像形成機能を含めても良い。 (3)照明用光源としてはLEDに限定されず、表示形
態が変更可能であれば、種々の光源が採用可能である。
LEDの色の種類も4色に限定されず、機能の種類等に
応じて好適な種類数に設定することが可能である。さら
に、LEDの個数は2個ずつの8個に限定されず、少な
くとも1個ずつであっても良く、あるいは3個以上であ
ってもよく、さらには好適な色を得る目的からそれらの
個数は同一でなくてもよい。 (4)本実施形態では、異常が発生すると、機能選択状
態が一旦異常報知状態に移行し、異常解消後に直前の選
択機能に復帰するようにしたが、異常の発生を、機能の
選択状態中に、例えば割り込み処理として発生させ、こ
の割り込みを受けて、機能種類の表示に優先して異常表
示状態に移行させ、異常解消後に、元の機能に復帰させ
る態様としてもよい。 (5)表示部は液晶表示部の他、CRT、プラズマディ
スプレイ、有機EL等でもよい。この場合、バックライ
トは表示画面の文字や図形の存しない地色部分に付され
る色と対応するものとなり、地色が付された表示画面上
に、文字や図形などを重畳させて表示すればよい。すな
わち、この場合、装置本体にプリンタ、ファックス、コ
ピー及びスキャナのうち少なくとも2以上の画像形成機
能を備え、入力部からの操作により画像形成機能が選択
可能になされた画像処理装置において、複数種類の地色
で画面を表示可能な、画像形成内容に関する表示を行う
表示部と、選択中の画像形成機能の種別を判断する機能
判断手段と、選択された画像形成機能の種別に対応して
前記地色の表示形態を切り替える切替手段とを備えたこ
とを特徴とする画像処理装置が構成できることとなる。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、2種以上
の画像形成機能を備えた装置に対して、機能の選択状況
に対する視認性を高め、誤操作の発生を可及的に阻止し
得る。特に、実際の機能が自己の指定した画像形成機能
と一致しているかどうかを液晶表示部の画面の発光形
態、例えば色だけで容易に視認可能となる。
【0048】請求項2記載の発明によれば、4つの機能
をそれぞれ異なる色で表示できる。
【0049】請求項3記載の発明によれば、液晶表示部
を動作異常が発生した時に異常を示す発光形態、例えば
特定の色等で発光させるので、異常の認識が容易とな
る。
【0050】請求項4記載の発明によれば、複数の発光
素子をそれぞれ異なる色で発光させるので、色の切り替
えが発光素子の選択という簡単な処理でできる。
【0051】請求項5記載の発明によれば、各機能を光
の3原色という識別性の高い色を利用して表示するよう
にしたので、機能の認識性が向上する。
【0052】請求項6記載の発明によれば、白色を混合
することで発光の明度を上げることでき、その分、離間
していても視認性が確保できる。
【0053】請求項7記載の発明によれば、液晶表示部
の画面を均一光量で発光させることができる。
【0054】請求項8記載の発明によれば、異常時に赤
色を使用乃至は混合することで異常報知に対する視認性
を高くできる。
【0055】請求項9記載の発明によれば、液晶表示部
の配設位置を前方に傾斜させたので、オペレータは離間
位置からでも液晶表示部の画面すなわち発光面を直視す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置の一実施形態を示す
外観構成図である。
【図2】本発明に係る画像処理装置の一実施形態を示す
ブロック構成図である。
【図3】操作部の操作パネルの入力部及び液晶表示部の
配置を示す上面図である。
【図4】液晶表示部の構造を示す分解斜視図である。
【図5】バックライト発光動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 画像処理装置 10 記録紙収納部 20 画像読取部 30 画像形成部 40 原稿搬送部 50 用紙搬送系 60 操作部 61 入力部 62 液晶表示部 620 液晶パネル 621 LED 622 導光板 70 回線通信部 80 端末通信部 100 制御部 111 コピー機能処理部 112 ファックス機能処理部 113 プリンタ機能処理部 114 スキャナ機能処理部 115 機能選択判断部 116 異常検出部 117 光源切替部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体にプリンタ、ファックス、コピ
    ー及びスキャナのうち少なくとも2以上の画像形成機能
    を備え、入力部からの操作により画像形成機能が選択可
    能になされた画像処理装置において、複数種類の発光形
    態での照明が可能なバックライトとしての照明用光源を
    備え、画像形成内容に関する表示を行う液晶表示部と、
    選択中の画像形成機能の種別を判断する機能判断手段
    と、選択された画像形成機能の種別に対応して前記照明
    用光源の発光形態を切り替える光源切替手段とを備えた
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 装置本体にプリンタ、ファックス、コピ
    ー及びスキャナの画像形成機能を備えていることを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 画像形成機能の実行中の動作異常を検出
    する異常検出手段を備え、前記光源切替手段は、動作異
    常が検出されたときは前記照明用光源の発光形態の異常
    を示す発光形態に切り替えることを特徴とする請求項1
    又は2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 照明用光源は、個々に異なる色で発光す
    る複数の発光素子からなることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 複数の発光素子は、赤色、青色、緑色で
    発光するものを含むことを特徴とする請求項4記載の画
    像処理装置。
  6. 【請求項6】 複数の発光素子は、白色で発光するもの
    を含むことを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 複数の発光素子は所定の配置で配設さ
    れ、その上方に配設される液晶表示部の液晶パネルとの
    間に上面が光拡散処理された導光板を有することを特徴
    とする請求項4〜6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 光源切替手段は、選択された機能に対応
    する色として赤色以外を用い、異常を示す色として少な
    くとも赤色を含めることを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれかに記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 液晶表示部は装置本体の前部上面に設け
    られ、この前部上面は前方に傾斜していることを特徴と
    する請求項1〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012078506A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

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