JP2008233482A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示部2が前方を向いている状態において、表示部2に設けられた光源3の点灯を視認し易くし、使用者が遠くからでも光源3の点灯を容易に確認できる画像形成装置1を提供する。
【解決手段】装置に関する情報を表示するため複数の光源3を備える表示部2と、表示部2に備えられた複数の光源3の点灯を制御して表示部2の表示を制御する表示制御部60とを有する画像形成装置1において、表示部2は、回動し、上方を向いている状態と、上方を向いている状態よりも表示部2が前方に向いている状態に変更可能に構成され、表示制御部60は、表示部2が前方を向いている場合、表示部2が上方を向いている状態よりも、複数の光源3の光量等を変更することが可能である。
【選択図】図5

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリやこれら機能を複数有する複合機等の画像形成装置に関する。
一般に、複写機、複合機等の画像形成装置には、複数の光源(例えばLED)を備えた表示部が設けられる。そして、画像形成装置に関する情報の表示のため、これらの光源が適宜選択され点灯される。使用者は、この光源の点灯状態を見て、選択されている機能、ジョブの種類及びその進行状況やエラー状態等、装置の状態を視覚により認識する。言い換えると、光源は、使用者に画像形成装置に関する情報を伝達するために設けられる。
そして、表示部は、回動可能に構成され、上方を向いている状態と、前方を向いている状態に変更可能とされることがある。表示部が前方を向くようにすれば、例えば、使用者が座っている場合など、画像形成装置の前方から表示部を視認でき、利便性が向上する。このような、表示部の角度を変更可能な画像形成装置が特許文献1に記載されている。
具体的に、特許文献1には、操作表示面が上方を向いている状態と前方を向いている状態と位置変更自在に操作表示ユニットがファクシミリ装置に取り付けられ、この操作表示ユニットにファクシミリの着信があったことをユーザに知らせるための表示灯が設けられたファクシミリ装置が開示されている。そして、この表示灯を設けることにより、遠くの使用者に、ファクシミリの着信を知らせる。(特許文献1:請求項1、段落0014、図1等参照)。
特開2001−069282
ここで、特許文献1記載の発明は、操作表示ユニットに表示灯を設けるが(表示灯の一例として段落0009にLEDが記載)、たとえ、操作表示ユニット(表示部)が前方を向いている状態で表示灯が点灯しても、使用者と画像形成装置の距離によっては視認できず、使用者が画像形成装置から遠く離れるほど、使用者の視認性は悪くなる。又、画像形成装置の設置環境における室内照明等の要因から、表示灯を視認し難い場合もある。
従って、特許文献1記載の発明のように単に表示灯を設けただけでは、使用者に情報を伝達できない場合があり、特に、画像形成装置から離れた位置にいる使用者にとって視認し難い場合があるという問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、表示部が前方を向いている状態において、表示部に設けられた光源の点灯を視認し易くし、使用者が遠くからでも光源の点灯を容易に確認できる画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため請求項1に係る発明は、装置に関する情報を表示するため複数の光源を備える表示部と、前記表示部に備えられた複数の前記光源の点灯を制御して前記表示部の表示を制御する表示制御部とを有する画像形成装置において、前記表示部は、回動し、上方を向いている状態と、上方を向いている状態よりも前記表示部が前方に向いている状態に変更可能に構成され、前記表示制御部は、前記表示部が前方を向いている場合、前記表示部が上方を向いている状態よりも、複数の前記光源の光量を大きくすることが可能であることとした。
又、請求項2に係る発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記表示制御部は、前記表示部が前方を向いている場合、前記表示部が上方を向いている状態よりも点灯させる前記光源の数を増やすことが可能であることとした。
又、請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記表示制御部は、前記表示部が前方を向いている場合、前記表示部が上方を向いている状態と複数の前記光源の点灯パターンを異ならせることが可能であることとした。
又、請求項4に係る発明は、請求項1乃至3いずれか1項に記載の画像形成装置において、前記表示部は、装置本体を操作し、装置が行うべき処理を入力するための操作入力部を併せて備え、前記表示制御部は、前記表示部が前方を向いている状態で前記操作入力部に入力があった場合、前記表示部が上方を向いている状態と同じ点灯状態となるように複数の前記光源を制御することとした。
又、請求項5に係る発明は、請求項1乃至3いずれか1項に記載の画像形成装置において、前記表示部は、装置本体を操作し、装置が行うべき処理を入力するための操作入力部を併せて備え、前記表示制御部は、前記表示部が前方を向いている場合、前記操作入力部への入力がなくなった後、所定時間経過するまでは、前記表示部が上方を向いている状態と同じ点灯状態となるように複数の前記光源を制御することとした。
又、請求項6に係る発明は、請求項5に記載の画像形成装置において、前記操作入力部から前記所定時間の設定を行うことにより、前記所定時間を変更可能であることとした。
又、請求項7に係る発明は、請求項4乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記表示制御部は、前記表示部が前方を向いている場合、前記操作入力部から入力されたジョブが完了するまで、前記表示部が上方を向いている状態と同じ点灯状態となるように複数の前記光源を制御することとした。
請求項1記載の発明によれば、表示部を上方に向け、通常通り、使用者が画像形成装置の前面に立って操作入力を行うことも、表示部を前方に向けて表示面を画像形成装置から離れている使用者に向けることもできる。そして、表示部が前方を向いている状態で、表示制御部は、表示部が上方を向いている状態よりも光源の光量を上げることができるから、使用者は、遠く離れていても画像形成装置の表示部の光源の点灯状態を明確に視認でき、画像形成装置の状態を容易に把握できる。
即ち、表示部が上方を向いている状態での使用者にとって見難くならない光源の光量を基準とし、そして、表示部が前方を向いている場合、この基準よりも遠方からでも視認し易いように光量を大きくするから、表示部の視認性の高い画像形成装置が提供される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、表示部が前方を向いている場合、表示部において点灯させる光源の数を、増やすことができるから、画像形成装置の表示部の光源の点灯状態を遠くからでも視認し易くなり、使用者は、遠く離れていても、画像形成装置の状態を容易に把握することができる。
請求項3は、請求項1又は2記載の発明の効果に加え、表示部が前方を向いている状態では、光源の光量や点灯数を増やすことにより、上方を向いている状態と表示部の表示パターンを異ならせることで、使用者は、遠く離れていても、画像形成装置の状態を容易に把握することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1乃至3記載の発明の効果に加え、表示部が前方を向いている状態で、画像形成装置に操作・入力を行う場合の表示部の視認性を向上させることができる。具体的に言うと、表示部が前方を向いている場合、座りながら使用者は、操作・入力を行うことがあり、この操作・入力の際に光源の光量が大きく、光源の点灯数が多く、点灯パターンが異なるとむしろ眩しくて見づらいことがある。しかし、本発明では、表示部が上方を向いている状態と同じ状態で表示部が点灯するから、使用者にとって見づらいということがなくなる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1乃至3記載の発明の効果に加え、表示部が前方に向けられた場合、使用者が継続して画像形成装置に操作入力をしようとしているにも係わらず、直ちに、光源の光量が大きくなり、光源の点灯数が増え、点灯パターンが異なると、使用者にとって表示部が見づらい場合がある。しかし、本発明によれば、最後の入力から何ら入力がなく所定時間経過し、使用者が画像形成装置から離れたと考えられる場合に光源の光量等を変化させる制御を表示制御部が行うので、使用者にとって画像形成装置の近くにいても、離れた場所にいても、表示部の視認性が高い画像形成装置を提供することができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の発明の効果に加え、所定時間を使用者が設定可能とすることができ、使用者にとって利便性の高い画像形成装置を提供することができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項1乃至3記載の発明の効果に加え、画像形成装置に行うべきジョブを入力した後、もし使用者が画像形成装置から離れても、ジョブ完了時に上述の光源の光量を増加させ、点灯数を増やし、点灯パターンが異なるように、表示制御部が表示部を動作するから、使用者は遠くからジョブの完了を容易に認識することができる。
以下、本発明の実施形態について図1〜6を参照しつつ説明する。但し、本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
まず、図1を用いて、本発明の実施形態における電子写真方式の画像形成装置1の概略を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の概略構成を示す模型的断面図である。尚、以下の説明では、本発明の実施形態に係る画像形成装置1は、コピー、プリンタ、スキャナ、ファクシミリといった機能を備えた、複合機である場合について説明する。
本実施形態にかかる画像形成装置1は、図1に示すように最上部に原稿押さえ板11が、その下部の画像形成装置1本体には、原稿読取部12、シート供給部14、シート搬送路20、画像形成部25、定着部35、シート排出部36、表示部2(図1において破線で図示)が設けられる。尚、表示部2の詳細は後述する。
原稿押さえ板11は、原稿を押さえるためのものであり、紙面奥側において支点が設けられ、上方に持ち上げることができ、例えば書籍等の原稿を載置読取用コンタクトガラス13aに載せ、原稿押さえ板11で原稿をコンタクトガラス13の間に挟み込み固定する。尚、原稿押さえ板11に変え、自動かつ連続的に原稿を搬送する原稿自動送り装置(不図示)を設け、原稿送り用コンタクトガラス13b上で原稿を通過させて読み取りが行われてもよい。
前記原稿読取部12は、原稿を読み取り、読み取った原稿の画像データを形成する。原稿読取部12内に、露光ランプ、反射板、ミラー、レンズ、CCDセンサ等が設けられ(不図示)、光学的に原稿を走査し、画像データを生成する。又、原稿読取部12の上面には透光性のコンタクトガラス13が設けられ、コンタクトガラス13上に載置される原稿を走査し画像データを生成する。
前記シート供給部14は、画像形成部25にシートSを供給する。シート供給部14は、各サイズの用紙等のシートSが収納されるカセット15、16、各カセット15、16からシートSを1枚ずつシート搬送路20に送り出すためのピックアップローラ17、18を備える。例えば、使用者が、画像形成装置1に装置を使用する旨の入力を行うとシートSが1枚ずつシート搬送路20に供給される。
シート搬送路20は、シート供給部14から供給されたシートSを、カセット15、16から、画像形成部25、定着部35を経てシート排出部36まで搬送する。シート搬送路20には、複数の搬送ローラ対21及び搬送されるシートSを画像形成部25の手前で待機させるレジストローラ22が設けられる。
画像形成部25は、シート搬送路20よって搬送されてきたシートSに対して所定の画像形成を行うものである。画像形成部25は、同図中に示す矢印方向に回転可能に支持された感光体ドラム26、感光体ドラム26の周囲に配設された帯電部27、現像部28、露光装置29、転写ローラ30、クリーニング部31を備える。
感光体ドラム26は、画像形成部25の中心に設けられており、所定の方向に回転駆動される。帯電部27は、感光体ドラム26の上方に設けられ、感光体ドラム26の表面を所定電位に均一に帯電させる。露光装置29は、例えば、レーザ走査ユニットとしてユニット化され、帯電部27の上方に設けられ、原稿読取部12で形成された画像データやネットワークにより接続されている外部コンピュータ80(図4参照)からの画像データに基づき、レーザ光29aをレーザ出力部(不図示)から出力し、感光体ドラム26表面を走査露光することにより画像情報に応じた静電潜像を形成する。現像部28は、感光体ドラム26の右方に設けられ、感光体ドラム26上の静電潜像にトナーを供給して現像する。感光体ドラム26の下方に設けられる転写ローラ30と感光体ドラム26との間ではニップが形成され、このニップをシートSが通過する際、シートSに感光体ドラム26上のトナー像が転写される。クリーニング部31は、転写の終了後、感光体ドラム26の表面に残留するトナーを清掃するものである。
定着部35は、シートSに転写されたトナー像を定着させる。本実施形態における定着部35は、主として加熱ローラ35aと加圧ローラ35bとで構成される。加熱ローラ35aと加圧ローラ35bは圧接されていて、ニップが形成される。又、加熱ローラ35aに、発熱体Hが内蔵され、トナー像が、加熱ローラ35aと加圧ローラ35bとのニップを通過することで加熱・加圧される。これにより、トナーが溶融・加熱され、トナー像がシートSに定着する。
シート排出部36は、画像形成装置1内のシート搬送路20の終端であって画像形成済みのシートSを排出する。シート排出部36には、排出用ローラ対37が設けられ、この排出用ローラ対37から排出トレイ38に向けてシートSが排出される。
次に、図2及び図3に基づき、本発明の実施形態に係る表示部2について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る表示部2の回動を説明するための説明図である。(a)は、表示部2が上方を向いている状態を示し、(b)は、表示部2が前方を向いている状態を示す。図3は本発明の実施形態に係る表示部2の一例を示す表示部2の上面図である。
まず、図2に示すように、画像形成装置1の正面側上部に配され、表示部2は、装置に関する情報を表示するため複数の光源3を備える(図3参照)。そして、表示部2は、回動し、上方を向いている状態と、上方を向いている状態よりも表示部2が前方に向いている状態に変更可能に構成されている。尚、表示部2を回動させるための構成としては、表示部2の下方に支点を設け、ダンパー等により、上方を向いている状態(倒れている状態)から、表示部2を起立させて、前方を向くようにしてもよいし、曲面を有する台座(不図示)を設け、この台座に適合するように表示部2の底面を形成し、スライドすることで表示部2が回動するようにしてもよく、表示部2を回動させることができればよい。
図2(a)に示す表示部2が上方を向いている状態は、主として、使用者が画像形成装置1の正面に立った際にとられるポジションである。即ち、一般に表示部2は、使用者の視点よりも下方に設けられるから、使用者は、表示部2を見下して、画像形成装置1の状態を確認する。
一方、図2(b)に示す表示部2が前方を向いている状態は、主として、使用者が画像形成装置1から離れた位置にいる場合にとられるポジションである。表示部2の表示面が離れた場所にいる使用者に向くから、表示部2が上方を向いている状態に比べ、使用者は表示部2を視認し易くなる。又、使用者が座席に座りながら画像形成装置1の正面に立つ場合や、車椅子を使用している場合なども、表示部2が前方を向いている状態のポジションが用いられる。
尚、本実施形態においては、表示部2が前方若しくは上方を向いている状態は、択一的に選択される。尚、上方を向いている状態から、表示面が垂直となるまで、任意に、角度を調節できるようにしてもよい。
次に、図3を用いて、表示部2について詳細に説明する。
図3に示すように、表示部2全体は矩形状かつ板状に形成され、複数の光源3やキーを備える。表示部2の左からみてメニューキー群40、液晶表示部41、テンキー群42を有する。そして、メニューキー群40、液晶表示部41、テンキー群42の上方には、表示部2が前方を向いている状態での各種パターンを表示するための光源群43が備えられる。
前記メニューキー群40は、画像形成装置1において、用いる機能を選択し、又、選択されている若しくは処理されている機能を表示するための部分である。具体的に、前記メニューキー群40には、コピー機能(複写)を選択するためのコピーキー44、プリンタ機能を選択するためのプリンタキー45、スキャナ機能を選択するためのスキャナキー46、ファクシミリ機能を選択するためのファクシミリキー47が備えられる。そして、各キーの両側に、光源3がそれぞれ設けられる。例えば、コピー機能が選択され、コピー処理を行っている場合等にコピーキー44の片側若しくは両側の光源3が点灯する(他のキーも同様)。場合によっては、点滅させてもよい。
尚、本実施形態における表示部2の各光源3には、LED(Light Emitting Diode)が用いられる。以下、説明における光源3は、特に説明のない限り、LEDを用いるものとして説明するが、LEDの代わりに、(小型)電球を用いてもよく、光源3としては公知のものを採用することができる。又、各光源3は同じタイプのものを用いるとは限らないが、便宜上、光源3として統一する。
そして、メニューキー群40に隣接して、液晶表示部41が設けられる。液晶表示部41は、タッチパネル式のものであり、使用するシートSのサイズや、倍率設定、濃度設定、シートS枠消し、両面印刷等、画像形成装置1の有する各機能を設定できる。
前記テンキー群42は、0〜9、*、♯のキーを有し、数値、番号等を入力するためのテンキー部48と、画像形成装置1の動作開始を指示するためのスタートキー49、画像形成装置1の動作や入力を中断、解除するためのクリア/ストップキー50、設定をリセットするためのリセットキー51、主電源投入のための電源キー53等が配される。そして、これらのキーの上方に、横一列に、節電モードを選択するための節電キー54、割り込み処理を行うための割り込みキー55、画像形成装置1の使用について管理するための部門管理キー56、システムメニューを呼び出すためのシステムメニューキー57が配される。
そして、例えばスタートキー49や電源キー53等のこれらテンキー群42を構成する各キーは、一部又は全部を透光性若しくは半透光性の部材(例えば樹脂)で構成し、各キーの下方に光源3を設け、例えば、スタートキー49はジョブ中は点滅させるような構成を取ることができる。又、節電キー54や割り込みキー55等が押され、その機能を使用している状態では、照光式押しボタンスイッチのように、キーの下方に設けられた光源3を点灯させるようにしてもよい。即ち、前記テンキー群42は、入力・操作・設定用のキーとしてだけではなく、光源3として機能し得る。
前記光源群43は、本実施形態では光源3を5つ(3B1、3B2、3B3、3B4、3R)備える。その点灯パターンの詳細は後述するが、前記光源群43は、表示部2が前方を向いている場合に、画像形成装置1の状態やジョブの進行状況等を表示するために用いられる。尚、光源群43を構成する各光源3は、スペースの有効活用の観点からキーとして兼用されてもよく、例えば、文書管理、出力管理、再コピー出力、応用コピー、原稿サイズ混載等の何らかの機能を有するキーの下方に、照光式押しボタンスイッチのように光源3を配置して構成されていてもよい。言い換えると光源群43は、キーとしても光源3としても機能させてもよい。
このように、表示部2に設けられた各光源3が、例えば、画像形成装置1において選択されている機能や処理状態のような装置に関する情報を表示する。そして、液晶表示部41や上記に列挙した各キーが、装置本体を操作し、装置が行うべき処理を入力するための操作入力部58となる。即ち、本実施形態では、表示部2の光源3と操作入力部58は、混在する形態である。
次に、図4を用いて、本発明の実施形態に係る表示制御部60について説明する。図4は、本発明の実施形態に係る表示部2の表示を制御する構成を説明するためのブロック図である。
まず、表示制御部60は、表示部2に備えられた複数の光源3の点灯を制御して表示部2の表示制御を行う。ここで、本実施形態では、表示制御部60は、画像形成装置1全体の制御を集中的に行うため画像形成装置1内の基板に設けられる制御部61の一部を構成する。尚、表示制御部60のみを制御部61から分離して、信号線でつなぎ、表示部2内の基板上に搭載されるようにしてもよい。
そこで、本実施形態の画像形成装置1の制御部61の構成について説明する。図4に示すように、制御部61は、少なくとも、CPU62、記憶部63、画像形成制御部64、計時部65、そして表示制御部60を備え、これらは信号線で(不図示)接続される。
前記CPU62は、中央演算処理装置である。前記記憶部63は、制御に必要となる処理プログラムやデータや使用者の設定データなどを記憶しておくためROMや、場合によりHDD、フラッシュメモリ等を有する(不図示)。又、記憶部63は、表示部2の回動状態及び点灯状態や、選択されている機能や、画像形成装置1の状態データや、画像データ等、画像形成装置1を制御し、機能させるために必要となるデータを一時的に記憶しておくためRAMも有する(不図示)。
前記画像形成制御部64は、原稿読取部12、シート供給部14、シート搬送路20、画像形成部25、定着部35、シート排出部36の制御を行って、シートS上に画像データに基づき、画像が形成されるように制御する。例えば、各部に備えられたモータ(不図示)の回転制御や各部に印加する電圧、電流を制御する。
前記計時部65は、表示部2が前方を向けられてから、又は、操作入力部58に入力がなくなってから、カウントを開始し、所定時間(詳細は後述)計時する。即ち、タイマーとして機能する。そして所定時間が経過した場合、表示制御部60にその旨の信号を伝達する。
前記表示制御部60は、表示部2の表示の制御を行う。そのため、表示部2を構成する状態検知部70、メニューキー群40、液晶表示部41、テンキー群42、光源群43と信号線で接続され、これらを制御することにより、表示部2の表示を制御する。
前記状態検知部70は、表示部2が上方を向いている状態か、前方を向いている状態であるかを検知する。使用者は表示部2を回動させることが可能であり(図2参照)、回動状態によって本実施形態の表示部2は表示を異ならせることが可能であるから(詳細は後述)、状態検知部70は、この表示部2の回動状態の検知を行う。状態検知部70は、例えば、角度センサ(不図示)で構成されてもよい。この角度センサの出力値が、表示制御部60に出力され、表示制御部60は、この出力値に基づき、表示部2が上方を向いている状態か、前方を向いている状態であるかを判定する。例えば、角度センサの出力について、閾値を設けておき、閾値以上か以下により、表示部2が上方を向いている状態か、前方を向いている状態かを判定するようにしてもよい。尚、この閾値を適宜設定できるようにしておけば、使用者は、表示部2がどれくらい傾けられた際に前方を向いている場合の表示部2の制御がなされるかを設定することができる。又、用いるセンサは、角度センサに限られず、光センサを用いてもよく、表示部2の状態を検知できればよい。
そして、表示制御部60は、メニューキー群40、テンキー群42、光源群43とも接続され、それぞれの光源3のON/OFFや点灯時間、点滅など、光源3の点灯に関する制御を行う。又、表示制御部60は、液晶表示部41とも接続されており、液晶表示部41や表示部2に設けられた各キーにより構成される操作入力部58に対し、使用者により入力がなされた場合、押されたキーや選択された機能等に関するデータが、CPU62に送信されるとともに、表示制御部60にも送られる。そして、この使用者の入力に対し、必要に応じ、各光源3の点灯、消灯を制御する。
又、メニューキー群40、テンキー群42、光源群43における各光源3には、具体的に点灯動作させるため点灯回路71が設けられる。言い換えると、表示制御部60は、点灯回路71に信号を送信することで、各光源3の点灯、消灯を制御することができる。尚、表示制御部60は各光源3を個別に制御するようにしてもよい。
このように、表示制御部60は、各光源3を制御することが可能であり、表示部2に備えられる全光源3のON/OFFを制御でき、一部の光源3を組み合わせて点灯することや、全ての光源3を点灯又は消灯することや、1つの光源3のみを点灯させることもできる。
更に、表示制御部60は、各光源3の光量を変化させることも可能である。本実施形態における光源3には、LEDを用いているので、例えば、表示制御部60は、点灯回路71を制御してLEDに流れる電流値を変化させ、光量を大きくしたり、小さくさせたりすることができる。言い換えると、点灯回路71は、LEDに流れる電流量をコントロールできる。
尚、本実施形態に係る画像形成装置1は、図4に示すように、外部コンピュータ80とネットワークやケーブル等(不図示)により接続され、外部コンピュータ80から送信される画像データを制御部61が受け取ることができ、又、制御部61から外部コンピュータ80に向けてデータを送信できる。従って、本実施形態における画像形成装置1は、外部コンピュータ80からの画像データについて画像形成を行うことができるからプリンタとして機能し得る。又、本実施形態に係る画像形成装置1は、原稿読取部12で読み取った画像データを記憶部63に記憶し、外部コンピュータ80に送信できるから、スキャナとして機能しうる。
更に、電話線等を介し、ファクシミリ装置81とも接続されるから、画像データの送受信を行うことが可能であるから、ファクシミリとして機能し得る。従って、本実施形態における画像形成装置1は、複合機として用いられる。
次に、図5に基づき、本発明の実施形態に係る表示制御部60の具体的な制御内容について説明する。図5は、本発明の実施形態に係る表示制御部60の制御を説明するためのフローチャートである。
まず、本実施形態における表示部2は、前方を向いている場合、上方を向いている状態と異なる表示を行う点に特徴がある。具体的には、表示制御部60は、表示部2が上方を向いている状態よりも表示部2に備えられる各光源3の光量を大きくし、各光源3の点灯数を増加させ、各光源3の点灯パターンを異ならせる。そのため、本発明に関する表示制御部60が行う制御は、表示部2が前方に向けられた時点で開始される。従って、図5のスタートは、使用者により表示部2が前方に向けられたことを、状態検知部70が検出し、それを表示制御部60が認識した時点を意味する。
まず、表示制御部60は、表示部2が前方に向けられた際の最初の段階では、表示部2が上方を向いている際の点灯状態(表示状態)と差異はない。即ち、表示部2が前方に向けられた当初は、表示部2で点灯させられている光源3は、上方を向いている状態でも、前方を向いている状態でも同一である(ステップS1)。
次に、表示制御部60は、表示部2の各キー及び液晶表示部41から構成される操作入力部58に入力がないか確認する(ステップS2)。これは、表示部2が前方を向いていても、いすに座りつつ、表示部2での入力が行われる場合があり、この段階で光量を大きくすることを回避し、使用者にとって見づらくならないようにするためである。そして、操作入力部58に入力があった場合、表示制御部60は、表示部2が上方を向いている状態と同じ点灯状態となるように各光源3を制御する。
次に、操作入力部58に入力がないことが確認されれば(ステップS2のYes)、表示制御部60は、表示部2が前方を向いた状態から、若しくは、表示部2が前方を向いた状態とされた後に操作入力部58に入力があった場合は、この入力時から計時部65により測定される所定時間(例えば、10秒)が経過しているか確認する(ステップS3)。これは、操作入力部58に入力がなくなって間もない段階では、使用者が次の入力のため考えている場合等、画像形成装置1から離れていない場合があり、この段階で光量を大きくすることを回避し、使用者にとって見づらくならないようにするためである。そして、所定時間を経過していれば、表示制御部60は表示部2の点灯状態を変更する処理に移行する(ステップS3のYes)。又、所定時間を経過していなければ(ステップS3のNo)、所定時間が経過するまで操作入力部58に入力がないことを確認し続け、表示制御部60は、操作入力部58への入力がなくなってから所定時間経過するまでは、表示部2が上方を向いている状態と同じ点灯状態となるように各光源3を制御する。
ここで、所定時間は、使用者が適宜定めることができる。例えば、使用者が、液晶表示部41に設定、入力画面を呼び出し(不図示)、希望する所定時間を入力することで定めることができる。尚、入力がなくなってから10秒程度経過すれば、使用者は、画像形成装置1から離れている場合が多いと考えられるので、初期設定では、10秒とすることができる。即ち、使用者は、操作入力部58から所定時間の設定を行うことにより、所定時間を変更可能することができ、変更された所定時間は、記憶部63に記憶される。これにより、使用者の利便性が高まる。
そして、機能選択等、使用者が、操作入力部58に何らかの入力した場合(ステップS2のNo)、表示制御部60は、使用者がジョブの入力、即ち、コピー等、何らかの処理の実行を指示する入力がなされたか確認する(ステップS4)。例えば、表示制御部60は、表示部2のスタートキー49が押された場合、ジョブの実行入力があったものと判定する(ステップS4のYes)。なければ、操作入力部58への入力監視を再度行う(ステップS4のNo)。
ジョブの実行入力があった場合、表示制御部60は、上方を向いている状態と同じ光源3の点灯状態となるように制御し続けるとともに、ジョブが完了したか否かを確認する(ステップS5)。ジョブが完了したか否かの信号は、例えば、制御部61のCPU62から表示制御部60に与えられる。この装置本体が行うべきジョブが完了するまでの間、基本的に表示制御部60は、表示部2が上方を向いている状態と同じ点灯状態となるように各光源3を制御する。
しかし、ジョブが完了していなくても(ステップS5のNo)、ジョブの実行入力がされ、複数部の複写を行う場合など、実行開始してから所定時間経過していれば、使用者はジョブの完了を待つことなく、画像形成装置1から離れている場合も多いと考えられる。そのため、ジョブが完了していない場合、表示制御部60は、ジョブの実行入力から所定時間が経過しているか、確認する。(ステップS6)。所定時間経過していなければ、再度、ジョブの完了確認を行う(ステップS6のNo)。
そして、操作入力部58に入力がなく所定時間が経過した場合(ステップS3のYes)、ジョブが完了した場合(ステップS5のYes)、ジョブの実行入力があってから所定時間が経過した場合(ステップS6のYes)、表示制御部60は、表示部2が上方を向いている状態よりも、光源3の光量を大きくする(ステップS7)。又、表示制御部60は、表示部2が上方を向いている状態よりも点灯させる光源3の数を増やす(ステップS8)。更に、表示制御部60は、表示部2が上方を向いている状態と各光源3の点灯パターンを異ならせる(ステップS9)。
このステップS7〜9により、使用者が遠くに離れていても表示部2の光源3を視認しやすくなり、ジョブの完了を認識したり、画像形成装置1の現在の状態を認識したりし易くなる。
そして、表示部2が上方を向いている状態よりも、前方を向いている状態の方が明るく、多くの光源3が点灯している状態となった後、表示制御部60は、状態検知部70による表示部2が上方を向けられたという状態検知部70によるがあるまで(ステップS10)、原則としてこの状態を維持する(ステップS2、3、7、8、9のループ)。例えば、この状態となった後、外部コンピュータ80から画像データが送信されたり、FAXを受信した場合などは、操作入力部58自体には入力がないから、光量が大きく、点灯数が増加し、異なるパターンでの光源3の点灯が行われる。しかし、操作入力部58に入力があった場合は(ステップS2のNo)、表示部2の正面に、使用者が存在しているから、光源3の光量、点灯数、点灯パターンを、上方に表示部2が向いている状態と同じ状態に変更し、表示が見難くならないようにする。
次に、図6に基づき、本発明の実施形態に係る表示部2が、前方を向いている場合の上方を向いている状態と異なる光源3の点灯パターンの具体例について説明する。図6は、本発明の実施形態に係る表示部2及びその光源3の点灯パターンの一例を示す説明図である。(a)は、表示部2を説明のため簡略化した模型的斜視図であり、(b)は、光源群43の表示パターンの一例を示す図である。
図6(a)に示すように、本実施形態の表示部2には、5つの横一列に配された例えばLEDからなる光源群43が設けられる(図3参照)。この光源群43は、左から光源3B1、3B2、3B3、3B4、3Rで構成され、本実施形態では、光源3B1〜3B4は青色で発光し、光源3は赤色で発光するように設定することができる。以下、この光源群43の点灯パターンについて説明する。
ここで、図6(b)では、画像形成装置1の状態による光源群43の点灯パターンの一例を示しているが、表示パターンにおける各光源3において、白抜きの○は、各光源3が点灯されていない状態を示し、塗りつぶされている丸印は、各光源3が点灯されている状態を示す。又、塗りつぶされている○のうち、ハーフトーンで薄く塗りつぶされている各光源3は、点滅状態を示し、濃く塗りつぶされている各光源3は、常時点灯状態を示す。
まず、図6(b)に示すパターン1は、画像形成装置1がレディ状態にあることを示す点灯パターンである。言い換えると、画像形成装置1に異常がなく、又、実行中のジョブもなく、画像形成装置1が入力をいつでも受け付けられる状態である。この状態では、表示制御部60は、光源群43の光源3B1〜3B4、3Rのいずれも点灯させない状態とする。
次に、図6(b)に示すパターン2は、画像形成装置1がエラー状態にあることを示す点灯パターンである。言い換えると、画像形成装置1に異常が生じ、実行中のジョブが中断し又は、画像形成装置1が入力を受け付けられない状態である。例えば、画像形成動作中にジャムが生じてしまった場合等に、表示制御部60はこの点灯状態を表示させる。この場合、表示制御部60は、光源群43の各光源3のうち右端に位置する赤色で発光する右端の光源3Rを点灯させ、遠くに離れた使用者の注意を喚起する。
更に、パターン2においては、光源3Rとともに残りの光源3B1〜3B4を組み合わせて点灯させてもよい。例えば、ジャムが発生した場合は、光源3Rと光源3B1を発光させ、シートSがカセット15、16内になくなってしまった場合(シートS切れ)は、光源3Rと光源3B1、3B2を発光するなど、エラー状態にあわせ、様々に組み合わせて使用者にエラーの種類を通知することができる。本実施形態においては、光源3Rに併せ、4つの光源3B1〜3B4を組み合わせて使用するから、組み合わせは、24=16通りあり、エラー表示を行うには十分である。
次に、図6(b)に示すパターン3は、画像形成装置1が画像形成を行っている場合に表示する点灯パターンである。言い換えると、画像形成装置1が外部コンピュータ80からのプリント入力を受け付けた場合や、記憶部63に保存してある画像データを連続的に画像形成する入力を受け付けた場合等、画像形成装置1がプリンタとして機能する場合に表示される。又、画像形成装置1に原稿自動送り装置(不図示)が備わっている場合、複数部の原稿を読み込んだ上でシートSに画像形成を行う場合に表示されるようにしてもよい。尚、パターン3における実線矢印は、ジョブの進行度(経過時間)を示す。
この場合、表示制御部60は、まず、青色の光源3B1〜3B4を全て点灯させるとともに、時間が経過するにつれて、点灯させている光源3B1〜3B4のうち左端に位置する光源3をジョブの進行状況に応じて次第に消灯させる。即ち、表示制御部60は、CPU62等からジョブの進行情報を受け取りつつ、青色の光源3B1〜3B4は4つ存在するからジョブが25%進行するごとに、1つずつ左端から消灯する。更に、表示制御部60は、点灯させておく光源3B1〜3B4のうちの左端の光源3を点滅させてもよい(使用者にとって点滅が移動しているように見える)。この点灯パターンにより、遠くに離れた使用者に対しジョブの進行状況を知らせることができ、又、使用者は画像形成後のシートSを取りに行くタイミングをはかることができる。
次に、図6(b)に示すパターン4は、画像形成装置1がファクシミリとして機能し受信を行っている場合に表示する点灯パターンである。言い換えると、画像形成装置1が相手方のファクシミリ装置81からの送信を受け付けた場合に、パターン4が表示される。尚、パターン4における実線矢印は、ジョブの進行度(経過時間)を示す。
この場合、表示制御部60は、まず、青色の光源3B1〜3B4を全て点灯させるとともに、時間が経過するにつれて、点灯させている光源3B1〜3B4のうち右端に位置する光源3を受信の進行状況に応じて次第に消灯させる。即ち、表示制御部60は、CPU62等から受信の進行情報を受け取りつつ、青色の光源3B1〜3B4は4つ存在するから、受信が25%終わるごとに、1つずつ右端から消灯する。更に、表示制御部60は、点灯させておく光源3B1〜3B4のうちの右端の光源3を点滅させてもよい(使用者にとって点滅が移動しているように見える)。この点灯パターンにより、遠くに離れた使用者に対し、ファクシミリ受信の進行状況を知らせることができ、更に、受信した画像データをプリントする場合には、使用者は、画像形成後のシートSを取りに行くタイミングをはかることができる。尚、パターン4は、複数の原稿を相手方のファクシミリ装置81に送信する場合に表示されてもよい。
このようにして、画像形成装置1に関する情報を表示するため複数の光源3を備える表示部2と、表示部2に備えられた複数の光源3の点灯を制御して表示部2の表示を制御する表示制御部60とを有する画像形成装置1において、表示部2は、回動し、上方を向いている状態と、上方を向いている状態よりも表示部2が前方に向いている状態に変更可能に構成され、表示制御部60は、表示部2が前方を向いている場合、表示部2が上方を向いている状態よりも、複数の光源3の光量を大きくすることが可能であるようにすれば、表示部2を上方に向け、通常通り、使用者が画像形成装置1の前面に立ち操作入力を行うことも、表示部2を前方に向けて表示面を画像形成装置1から離れている使用者に向けることもできる。そして、表示部2が前方を向いている状態で、表示制御部60は、表示部2が上方を向いている状態よりも光源3の光量を上げることができるから、使用者は、遠く離れていても画像形成装置1の表示部2の光源3の点灯状態を明確に視認でき、画像形成装置1の状態を容易に把握できる。即ち、表示部2が上方を向いている状態での使用者にとって見難くならない光源3の光量を基準とし、そして、表示部2が前方を向いている場合、この基準よりも遠方からでも視認し易いように光量を大きくするから、表示部2の視認性の高い画像形成装置1が提供される。
又、表示制御部60は、表示部2が前方を向いている場合、表示部2が上方を向いている状態よりも点灯させる光源3の数を増やすことが可能であるようにすれば、表示部2が前方を向いている場合、表示部2において点灯させる光源3の数を、増やすことができるから、画像形成装置1の表示部2の光源3の点灯状態を遠くからでも視認し易くなり、使用者は、遠く離れていても、画像形成装置1の状態を容易に把握することができる。
又、表示制御部60は、表示部2が前方を向いている場合、表示部2が上方を向いている状態と複数の光源3の点灯パターンを異ならせることが可能であるようにすれば、表示部2が前方を向いている状態では、光源3の光量や点灯数を増やすことにより、上方を向いている状態と表示部2の表示パターンを異ならせることで、使用者は、遠く離れていても、画像形成装置1の状態を容易に把握することができる。
又、表示部2は、装置本体を操作し、装置が行うべき処理を入力するための操作入力部58を併せて備え、表示制御部60は、表示部2が前方を向いている状態で操作入力部58に入力があった場合、表示部2が上方を向いている状態と同じ点灯状態となるように複数の光源3を制御するようにすれば、表示部2が前方を向いている状態で、画像形成装置1に操作・入力を行う場合の表示部2の視認性を向上させることができる。具体的に言うと、表示部2が前方を向いている場合、座りながら使用者は、操作・入力を行うことがあり、この操作・入力の際に光源3の光量が大きく、光源3の点灯数が多く、点灯パターンが異なるとむしろ眩しくて見づらいことがある。しかし、本発明では、表示部2が上方を向いている状態と同じ状態で表示部2が点灯するから、使用者にとって見づらいということがなくなる。
又、表示部2は、装置本体を操作し、装置が行うべき処理を入力するための操作入力部58を併せて備え、表示制御部60は、表示部2が前方を向いている場合、操作入力部58への入力がなくなった後、所定時間経過するまでは、表示部2が上方を向いている状態と同じ点灯状態となるように複数の光源3を制御するようにすれば、表示部2が前方に向けられた場合、使用者が継続して画像形成装置1に操作入力をしようとしているにも係わらず、直ちに、光源3の光量が大きくなり、光源3の点灯数が増え、点灯パターンが異なると、使用者にとって表示部2が見づらい場合がある。しかし、本発明によれば、最後の入力から何ら入力がなく所定時間経過し、使用者が画像形成装置1から離れたと考えられる場合に光源3の光量等を変化させる制御を表示制御部60が行うので、使用者にとって画像形成装置1の近くにいても、離れた場所にいても、表示部2の視認性が高い画像形成装置1を提供することができる。
又、操作入力部58から所定時間の設定を行うことにより、所定時間を変更可能であるようにすれば、所定時間を使用者が設定可能とすることができ、使用者にとって利便性の高い画像形成装置1を提供することができる。
又、表示制御部60は、表示部2が前方を向いている場合、操作入力部58から入力されたジョブが完了するまで、表示部2が上方を向いている状態と同じ点灯状態となるように複数の光源3を制御するようにすれば、画像形成装置1に行うべきジョブを入力した後、もし使用者が画像形成装置1から離れても、ジョブ完了時に上述の光源3の光量を増加させ、点灯数を増やし、点灯パターンが異なるように、表示制御部60が表示部2を動作するから、使用者は遠くからジョブの完了を容易に認識することができる。
本発明は、装置に関する情報を表示するために複数の光源を有する表示部とこの光源の点灯を制御するための表示制御部を備えた画像形成装置等に利用可能である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す模型的断面図である。 本発明の実施形態に係る表示部の回動を説明するための説明図である。(a)は、表示部が上方を向いている状態を示し、(b)は、表示部が前方を向いている状態を示す。 本発明の実施形態に係る表示部の一例を示す表示部2の上面図である。 本発明の実施形態に係る表示部の表示を制御する構成を説明するためのブロック図である。 本発明の実施形態に係る表示制御部の制御を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係る表示部及びその光源の点灯パターンの一例を示す説明図である。(a)は、光源群の説明のため表示部を簡略化した模型的斜視図であり、(b)は、光源群の表示パターンの一例を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 表示部
3 光源
58 操作入力部
60 表示制御部

Claims (7)

  1. 装置に関する情報を表示するため複数の光源を備える表示部と、前記表示部に備えられた複数の前記光源の点灯を制御して前記表示部の表示を制御する表示制御部とを有する画像形成装置において、
    前記表示部は、回動し、上方を向いている状態と、上方を向いている状態よりも前記表示部が前方に向いている状態に変更可能に構成され、
    前記表示制御部は、前記表示部が前方を向いている場合、前記表示部が上方を向いている状態よりも、複数の前記光源の光量を大きくすることが可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記表示制御部は、前記表示部が前方を向いている場合、前記表示部が上方を向いている状態よりも点灯させる前記光源の数を増やすことが可能であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記表示制御部は、前記表示部が前方を向いている場合、前記表示部が上方を向いている状態と複数の前記光源の点灯パターンを異ならせることが可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記表示部は、装置本体を操作し、装置が行うべき処理を入力するための操作入力部を併せて備え、
    前記表示制御部は、前記表示部が前方を向いている状態で前記操作入力部に入力があった場合、前記表示部が上方を向いている状態と同じ点灯状態となるように複数の前記光源を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記表示部は、装置本体を操作し、装置が行うべき処理を入力するための操作入力部を併せて備え、
    前記表示制御部は、前記表示部が前方を向いている場合、前記操作入力部への入力がなくなった後、所定時間経過するまでは、前記表示部が上方を向いている状態と同じ点灯状態となるように複数の前記光源を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記操作入力部から前記所定時間の設定を行うことにより、前記所定時間を変更可能であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記表示制御部は、前記表示部が前方を向いている場合、前記操作入力部から入力されたジョブが完了するまで、前記表示部が上方を向いている状態と同じ点灯状態となるように複数の前記光源を制御することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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