JP2012078021A - 蒸発器及びこれを用いた冷却庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の増加や加工工数の増加を抑えるとともに、チャタリング音等の騒音を抑制した蒸発器及びこの蒸発器を用いた冷却庫を提供する。
【解決手段】キャピラリー管保持部511は、2本のキャピラリー管41、42が互いの軸が並ぶように接触した状態で挿入され、ロウ付け固定される長円筒形状の内周部と、軸方向の投影面が、前記内周部と同じ方向に延びる長円形状であり、その投影面積が前記入口側配管の他の部分に比べ小さく形成されている外周部とを有している蒸発器5。
【選択図】図3

Description

本発明は、内部を冷媒が通過する蒸発器及びこの蒸発器を用いた冷蔵庫、冷凍庫等の冷却庫に関するものである。
冷蔵(冷凍)庫等の冷却庫は、冷却装置として、圧縮式冷凍機を備えているものが多い。前記圧縮式冷凍機は、圧縮機で圧縮され凝縮器で液化された冷媒の圧力を下げる絞り器として、キャピラリー管を備えているものがある。前記冷媒は前記キャピラリー管で減圧され、蒸発器に流入して気化する。前記気化した低温の冷媒は前記蒸発器の周囲の空気と熱交換し、前記蒸発器の周囲の空気を冷却する。前記蒸発器を出た冷媒はサクションパイプを通り前記圧縮機に流入する。
前記圧縮式冷凍機において、冷凍サイクルの効率を向上させるために、抵抗の異なる(内径及び/又は長さの異なる)2本のキャピラリー管と、切り替え弁とを備え、前記キャピラリー管を選択することで冷凍能力を調整しているものが実用化されている。前記圧縮式冷凍機では、前記2本のキャピラリー管が合流する部分では、前記2本のキャピラリー管を挿入して1本の配管にまとめるための合流部材が用いられている(例えば、特許3076522号公報、実用新案3118033号公報、特開2009−168196号公報等)。
圧縮式冷凍機では、前記キャピラリー管は前記蒸発器の入口側配管に接続され、前記サクションパイプ側の配管に対しては熱交換のため接合される。上述したような、2本のキャピラリー管を備えている場合、特許3076522号公報、実用新案3118033号公報、特開2009−168196号公報等に記載されているような合流部材を用いて前記2本のキャピラリー管をまとめており、部品点数が増える。
また、前記蒸発器は冷却庫の内部に配置された後、配管を接続する構成となっており、ロウ付けの熱源として引火の危険が高いトーチを用いることができない。そこで、局所的に加熱可能な誘導式の加熱装置が用いられている。前記合流部材を加熱する場合、ロウ付け部分を逐次加熱しなくてはならず、手間と時間が増える。
そこで、1つの配管に2本のキャピラリー管を直接入口側配管に挿入する構成が提案されている。この構成とすることで、部品点数を減らすことが可能である。図7は2本のキャピラリー管を直接入口側配管に挿入した斜視図である。図7に示しているように、入口側配管95の先端の形状が、2つの並んだ円筒部951と、円筒部951同士を接続する渡し部952とを備えた構造となっており、円筒部951のそれぞれにキャピラリー管941、942を挿入する。そして、円筒部951とキャピラリー管941、942の間に溶融したロウを流し込んで固定している。
特許3076522号公報 実用新案3118033号公報 特開2009-168196号公報
しかしながら、図7に示すような、2本のキャピラリー管それぞれを囲むような円筒を並べて接続した断面形状の場合、渡り部952で表面が凹んだ形状となっているので、全体を一度に均一に加熱することが難しい。精度良くロウ付けするためには、円筒部951、951を別々に加熱してやる必要があり、さらに、渡り部952の隙間もロウ付けが必要であり、加工工数が増加する。
また、隣り合うキャピラリー管941、942が離れて配置されているので、力がそれぞれのキャピラリー管941、942に作用するので、キャピラリー管941、942が変形したり、破損したりしやすい。
キャピラリー管941、942の先端は、微小な開口部がロウに埋もれるのを防ぐため、ロウが浸透する円筒部951よりも入口側配管95の内側に達する必要がある。キャピラリー管941、942で絞られた冷媒が蒸発器に流入するとき、急激な圧力差で気化し、衝撃が生じる。2本のキャピラリー管941、942が入口側配管95内で近接して配置されていると、各々のキャピラリー管先端部は冷媒が噴射されるときの衝撃によって、振動し、一方のキャピラリー管が他方のキャピラリー管に接触を繰り返すチャタリングが発生しやすい。
そこで本発明は、2つのキャピラリー管を1つの蒸発器に接続する構造を有する蒸発器であって、部品点数の増加や加工工数の増加を抑えるとともに、チャタリング音等の騒音を抑制した蒸発器及びこの蒸発器を用いた冷却庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、端部に形成されている開口より2本のキャピラリー管がまとめて挿入される入口側配管を備えた蒸発器において、前記入口側配管は先端部分に前記2本のキャピラリー管が挿入されロウ付け固定されるキャピラリー管保持部を備えており、前記キャピラリー管保持部は、前記2本のキャピラリー管が互いの軸が並ぶように接触した状態で保持できる長円筒形状の内周部と、軸方向の投影面が、前記内周部と同じ方向に延びる長円形状であり、その投影面積が前記入口側配管の他の部分に比べ小さく形成されている外周部とを有していることを特徴とする。
この構成によると、前記2本のキャピラリー管のそれぞれが接触した状態で前記入口側配管に保持されている。前記2本のキャピラリー管は、互いの側面同士の線接触となる。入口配管のロウ付け時に線接触部に対し毛細管現象によってロウが微細に浸透する。これにより、前記2本のキャピラリー管は一体となり、冷媒の急激な圧力の低下による衝撃等で一方のキャピラリー管に振動が伝達されても、他方のキャピラリー管と接触と離反を繰り返さない。これにより、接触離間によって発生するチャタリング音を抑制することができる。
また、2本のキャピラリー管を保持しているキャピラリー管保持部の軸方向投影面積が他の部分の軸方向投影面積に対して小さくなっている。これにより、前記キャピラリー管保持部の外周部から内周部までの厚さが大幅変化する部分が無く、高周波誘導加熱装置を用いても、キャピラリー管を短時間で加熱することが可能である。これにより、溶融されているロウを前記キャピラリー管及び前記キャピラリー管保持部の隙間に短時間で確実に流し込むことが可能である。さらに、前記キャピラリー管と前記キャピラリー管保持部とを確実に固定することで、接合部分の強度とロウ付けの精度を上げることができ、振動や衝撃による接合はずれ、前記2本のキャピラリー管が接触離間を繰り返すチャタリング音の発生を抑制することができる。
上記構成において、前記キャピラリー管保持部は、前記2本のキャピラリー管の先端が貫通できる長さで形成されている。
この構成によると、前記キャピラリー管の先端が前記キャピラリー管保持部を貫通しているので、前記キャピラリー管の先端と前記入口側配管とのクリアランスが大きくなっている。これにより、前記ロウが多く流れ込んだ場合でも、前記キャピラリー管のロウ詰まりを抑制することが可能である。
上記構成において、前記2本のキャピラリー管は管の内径又は長さの少なくとも一方が異なる配管である。
上記構成において、前記入口側配管が、前記蒸発器の熱交換部の配管と異なる金属で形成されており、前記入口側配管と前記熱交換部の配管との接合面を付き合わせ、管内面をあわせるように接合されている。
この構成によると、前記2本のキャピラリー管に同時に冷媒を流す運転をする場合、各キャピラリー管から前記キャピラリー管保持部に流入する冷媒の流速が異なる。このとき、前記キャピラリー管保持部で冷媒は渦を発生しやすい状態となっているが、管内面を合わせるように接合されているので、冷媒の流路で渦を促進しにくく、渦による騒音、振動の発生、促進を抑制することができる。
上記構成において、前記キャピラリー管保持部の内周は、前記蒸発器を冷却庫内部に設置したとき、前記2本のキャピラリー管が前記冷却庫の奥行き方向に並ぶように形成されている。
この構成によると、前記2本のキャピラリー管と前記キャピラリー管保持部の内周との間にロウを冷却庫の奥側の壁体に邪魔されずに流入させることが可能である。これにより、前記2本のキャピラリー管を前記キャピラリー管保持部にしっかりと固定することができ、振動によるキャピラリー管相互のチャタリング音の発生を抑えることができる。
上記構成において、前記開口には、先端に向かって外側に開いたテーパーが形成されている。このとき、前記テーパーとして、前記蒸発器を設置場所に設置したとき、下側の斜面長さが他の部分に比べて長いものを挙げることができる。
上述の蒸発器を備えた装置として庫内を冷却する冷却庫を挙げることができる。
本発明によると、2つのキャピラリー管を1つの蒸発器に接続することで、部品点数の増加や加工工数の増加を抑えるとともに、チャタリング音等の騒音を抑制した蒸発器及びこの蒸発器を用いた冷却庫を提供することができる。
本発明にかかる蒸発器を備えた圧縮式冷凍機及び冷却庫の概略図である。 蒸発器の一例の斜視図である。 本発明にかかる蒸発器の入口側配管の斜視図である。 図3に示す入口側配管の軸線に沿う方向からみた側面図である。 図4に示す入口側配管のV−V線で切断した断面である。 図4に示す入口側配管のVI−VI線で切断した断面である。 従来の2本のキャピラリー管を直接入口側配管に挿入した斜視図である。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明にかかる蒸発器を備えた圧縮式冷凍機及び冷却庫の概略図である。図1に示すように、冷却庫は、断熱箱体の内部に冷蔵領域である冷蔵室R1と、冷凍領域である冷凍室R2とを備えている。また、冷却庫Rfには、冷蔵室R1、冷凍室R2の内部を冷却する圧縮式冷凍機Aが備えられている。圧縮式冷凍機Aは、圧縮機1、凝縮器2、切替弁3及び熱交換装置を備え、内部に冷媒が封入された冷凍サイクルである。
冷却庫Rfでは、冷蔵室R1と冷凍室R2とは断熱体で仕切られている。冷蔵室R1と冷凍室R2との間を仕切る断熱体には、冷蔵室R1と冷凍室R2との間で空気を流動させるためのダクト(不図示)が形成されている。後述するが、蒸発器5は冷凍室R2だけに配置されるものであり、圧縮式冷凍機Aは冷凍室R2を冷却する。冷却庫Rfでは、ダクトを介して冷凍室R2の冷気を冷蔵室R1に送ることで、冷蔵室R1を冷却する構成となっている。そして、蒸発器5と熱交換した冷気を冷凍室R2の内部に循環させるためのファン(不図示)及びダクトを介して冷凍室R2の冷気を冷蔵室R1に送るファン(不図示)が取り付けられている。
まず、圧縮式冷凍機Aについて説明する。圧縮機1は冷媒を圧縮し、凝縮器2に送る電動機である。圧縮機1は冷却庫Rfの断熱箱体の外部に配置されている。凝縮器2は圧縮機1より送られてきた冷媒を冷却し凝縮する。圧縮式冷凍機Aでは、凝縮器2は冷却庫Rfの断熱箱体の外部に引き回された配管で構成されており、この配管を通過するときに冷媒の熱を冷却庫Rfの外部に排出する。なお、凝縮器2の構成としてはこれに限定されるものではなく、一般的に良く用いられる空冷式又は水冷式の熱交換器を利用したものであってもよい。また、凝縮器2は熱交換効率を高めるため、熱伝導率の高い銅等の金属で形成されている。なお、銅に限定されるものではなく、アルミニウム(合金)等、導電性が高い金属を採用することができる。
切替弁3は凝縮器2からの冷媒を第1キャピラリー管41又は第2キャピラリー管42のいずれか一方もしくは両方に流動させるための電磁弁である。切替弁3は冷蔵室R1及び(又は)冷凍室R2の内部温度をもとに切替動作を行うように構成されている。また切替弁3は、第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42の両方への冷媒の流動を封鎖する機能も備えている。圧縮機1が停止しているとき、切替弁3を操作し、凝縮器2からの冷媒の流出を抑制することで、凝縮器2側の冷媒圧力の低下を抑え、圧縮式冷凍機Aを省エネルギ化することが可能である。
第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42は、凝縮器2からの配管よりも小さな内径を有する銅管であり、凝縮器2からの冷媒の圧力を下げる絞り器である。第1キャピラリー管41又は第2キャピラリー管42から出る冷媒は拡散され蒸発する。なお、第1キャピラリー管41と第2キャピラリー管42は異なる内径を有している。このように、第1キャピラリー管41と第2キャピラリー管42との内径が異なることで、第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42は抵抗が異なる。なお、圧縮式冷凍機Aではキャピラリー管の内径の差で抵抗を調整しているが、同じ内径の管を用い、長さで抵抗を調整してもよいし、内径及び長さを調整するようにしてもよい。
そして、第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42を流通する冷媒は高温であり、第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42は断熱箱体に形成されている断熱部に配置されている。第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42はともに蒸発器5の入口側配管51に接続される。
蒸発器5は内部を流通する冷媒が外部の空気と熱交換し外部の空気を冷却する熱交換器である。図2は蒸発器の一例の斜視図である。図2に示すように、蒸発器5は熱交換部50と、熱交換部50に冷媒を流入させる入口側配管51と、熱交換部50の冷媒が排出される出口側配管52とを備えている。熱交換部50は蛇行する配管501と、互いに平行に配置され配管が貫通した複数枚のフィンとを備えている。なお、配管501は直線部分と曲線部分とを有しており、熱交換部50では直線部分でフィンを貫通している。フィンによって熱交換部50の表面積が大きくなり、冷媒による冷却効果が高められる。
蒸発器5の出口側配管52にはサクションパイプ6が接続されている。サクションパイプ6は蒸発器5と圧縮機1とを接続する配管である。サクションパイプ6は第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42と接触している。サクションパイプ6を流れる冷媒と第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42を流れる冷媒とで熱交換を行う。なお、サクションパイプ6は、内部を流れる冷媒と第1キャピラリー管41又は第2キャピラリー管42を流れる冷媒とで熱交換を行うことから、銅、アルミニウム等の熱伝導性の高い金属(ここでは、銅管)で形成されている。また、サクションパイプ6も第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42と同様に断熱箱体に形成されている断熱部に配置されている。また、第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42とサクションパイプ6との固定方法として、はんだ付けや、金属テープを巻きつけて固定する方法を採用することができる。また、これらの方法以外にも、第1キャピラリー管41、第2キャピラリー管42及びサクションパイプ6への弊害のすくない固定方法を広く採用することが可能である。
なお、サクションパイプ6は圧縮機1に接続されており、断熱部から圧縮機1までの部分では、断熱箱体の断熱層の外部に配置される。サクションパイプ6を流れる冷媒が第1キャピラリー管41又は第2キャピラリー管42を流れる冷媒と熱交換をすることで暖められるので、サクションパイプ6も暖められ、サクションパイプ6の断熱層の外側に配置されている部分に霜や露が付着するのを抑制することができる。
次に圧縮式冷凍機の動作について説明する。冷媒は圧縮機1で圧縮され、高温高圧の冷媒ガスとなり、凝縮器2に流入する。高温高圧の冷媒ガスは凝縮器2の内部を流動するときに、外部の空気と熱交換することで凝縮液化する。凝縮液化された冷媒は、切替弁3が切替動作されることで、第1キャピラリー管41又は第2キャピラリー管42のいずれかに流入する。
冷媒は第1キャピラリー管41又は第2キャピラリー管42で減圧される。なお、第1キャピラリー管41と第2キャピラリー管42とは抵抗が異なっており、圧縮機1の回転数によって第1キャピラリー管41又は第2キャピラリー管42のいずれか適切な方が選択されるようになっている。また、圧縮機1の回転数はそのままで第1キャピラリー管41又は第2キャピラリー管42を選択することで、蒸発器5における冷媒の蒸発温度を調整することも可能である。また、第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42は低温の冷媒が流れるサクションパイプ6と接触しているので、第1キャピラリー管41又は第2キャピラリー管42を流れる高温の冷媒は冷却される。これにより、蒸発器5における冷却力を高めることができる。
第1キャピラリー管41又は第2キャピラリー管42で減圧された冷媒は、低温低圧状態で蒸発器5に流入する。なお、第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42は蒸発器5の入口側配管51に接続されており、第1キャピラリー管41又は第2キャピラリー管42のいずれを通過した冷媒も入口側配管51から蒸発器5に流入する。
蒸発器5に流入した冷媒は急激な圧力差によって気化する。冷媒は気化することで低温の冷媒ガスとして、蒸発器5の熱交換部50を流通する。このとき、熱交換部50を流通するときに冷凍室R2の内部の空気と熱交換し、冷凍室R2を冷却する。熱交換部50を流通した冷媒は熱交換により温度を上げ、出口側配管52からサクションパイプ6に流入する。サクションパイプ6は第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42と接触しており、サクションパイプ6を流通する低温の冷媒は第1キャピラリー管41又は第2キャピラリー管42を流通する高温の冷媒と熱交換することで加熱され適度な冷媒ガスとなって圧縮機1に吸入される。
本発明にかかる蒸発器について、図面を参照して説明する。図3は本発明にかかる蒸発器の入口側配管の斜視図であり、図4は図3に示す入口側配管の軸線に沿う方向からみた側面図であり、図5は図4に示す入口側配管のV−V線で切断した断面であり、図6は図4に示す入口側配管のVI−VI線で切断した断面図である。
熱交換部50の配管501はアルミニウム製の管体であり、入口側配管51は銅製の管体である。すなわち、配管501と入口側配管51とは異種金属の接合部になっている。そして、異種金属の配管同士の接合方法として、先端の内径を拡げた一方の配管に先端を細く形成した他方の配管を挿入し、接触部を熱溶着する方法(側面接合法)と、軸線方向に端面をつきあわせて熱溶着する方法(フラッシュバット法)とがよく用いられている。
側面接合法の場合、内部にバリが発生しにくく接合後のバリ取り加工が不要であるが、管の先端の一方を拡げ、一方を細める加工が必要であり、管厚の調整が難しく、管厚を調整する加工は、バリ取り加工よりも高コストである。一方で、フラッシュバット法の場合、接合後の内面をバリ取りする必要があるが、接合部の内面を円滑に形成することができる。総合的に見ると、フラッシュバット法が側面接合法に比べてコストを抑えることができるとともに、内面を円滑に形成することができる。このことから、本発明の蒸発器5では、フラッシュバット法で入口側配管51と、熱交換部50の配管501とを接合している。
また、本実施形態では考慮されていないが、切替弁3の構造によっては、第1キャピラリー管41、第2キャピラリー管42のいずれか一方或いは両方に冷媒を流通させることができる場合もある。第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42は抵抗が異なるため、両方のキャピラリー管41、42に冷媒を流通させると、噴出し口での冷媒の流速が異なり渦が発生しやすい。このような渦が発生する或いは発生しやすい冷媒が流れている配管を、側面接合法のように接合部を絞ることで、渦を促進し、騒音が大きくなる。この点からも、本発明のような2本のキャピラリー管41、42を保持する入口側配管51と熱交換部50の配管501とはフラッシュバット法で接合されることが好ましい。
そして、入口側配管51は先端側に第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42とをまとめて保持する、キャピラリー管保持部511が形成されている。図3、図4に示すようキャピラリー管保持部511は、中心軸と直交する方向の切断端面が長円形状に形成されている。なお、入口側配管51は製造時に、端部がキャピラリー管保持部511のように長円形状に形成されていてもよく、均一な断面形状を有する管体を加工することで、長円形状のキャピラリー管保持部511を形成するものであってもよい。
束ねた第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42がキャピラリー管保持部511に挿入された後、第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42とキャピラリー管保持部511の間には、加熱され溶融されたロウが流し込まれ固定される。このとき、キャピラリー管保持部511と第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42とを加熱する必要がある。
冷却庫Rfにおいて入口側配管51と第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42との接合は蒸発器5を冷凍室R2の内部に設置した後に行われる。それゆえ、冷却庫Rfの内箱や断熱材等に引火する危険性の高いトーチによる加熱ではなく、電気による誘導加熱が行われている。
束ねた第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42をキャピラリー管保持部511に挿入した後、キャピラリー管保持部511の外側から誘導加熱装置のコイルを配置して加熱を行う。そして、溶融したロウを第1キャピラリー管41と第2キャピラリー管42の接触部とキャピラリー管保持部511の内壁との隙間に流し込む。このように、ロウを第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42とキャピラリー管保持部511との間で加熱時の温度差が大きいと、ロウの流動が偏って固定が不十分になったり、冷媒が抜ける空隙があいてしまったりする。そのため、図4に示しているように、キャピラリー管保持部511は、周方向に略均等な肉厚を持つ管体で形成されており、キャピラリー管保持部511が周方向で略均等な温度となる。
また、図4、図5に示しているように、キャピラリー管保持部511の長円筒状の内周は、第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42が外周を摺動させつつ、挿入可能な形状及び大きさで形成されている。第1キャピラリー管41と第2キャピラリー管42とは束ねられてキャピラリー管保持部511の開口510に挿入される。このとき、第1キャピラリー管41と第2キャピラリー管42とは、互いの側面同士の線接触となっている。この状態で第1キャピラリー管41、第2キャピラリー管42及びキャピラリー管保持部511を加熱し、溶融したロウを流し込む。溶融したロウは、線接触部に対し毛細管現象によって浸透する。これにより、第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42の先端部は一体となる。
そして、第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42の先端が、キャピラリー管保持部511を貫通し、入口側配管51の内部が広くなっている部分まで到達している。このことにより、溶融したロウが多く浸透してしまっても、入口側配管51の広い空間に流れ込み、第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42の先端がロウで埋まる不具合を抑制することができる。また、上述したように、誘導加熱法で加熱することで、第1キャピラリー管41、第2キャピラリー管42及びキャピラリー管保持部511を局所的に加熱することができる。これにより、入口側配管51の開口510近傍は高温に、第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42の先端が到達している近傍の温度をロウが凝縮する程度の温度となるように加熱することで、ロウが入口側配管51の内部に多量に浸透するのを抑制することが可能である。
入口側配管51の開口510には、外側に拡がるテーパー部512が形成されている。このテーパー部512は、束ねられた第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42の挿入を容易にしているともに、第1キャピラリー管41、第2キャピラリー管42及びキャピラリー管保持部511とを接合するロウを溜めることができる。このロウの溜まっている部分からロウが2本の第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42に沿って浸透するので、第1キャピラリー管41及び(又は)第2キャピラリー管42がねじれて、第1キャピラリー管41及び(又は)第2キャピラリー管42とキャピラリー管保持部511との間にねじれによる隙間ができても、固定に必要な量のロウを流し込むことができる。これにより、第1キャピラリー管41と第2キャピラリー管42とを一体化することができ、さらに、第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42をキャピラリー管保持部511にしっかり固定される。さらには、テーパー部512にロウを溜めておけるので、ロウを多めに供給した場合でも、ロウが第1キャピラリー管41及び(又は)第2キャピラリー管42の先端を塞ぐ不具合が発生しにくい。
冷媒は第1キャピラリー管41及び(又は)第2キャピラリー管42から入口側配管511に流入するとき、急激に減圧され、気化される。このとき、第1キャピラリー管41及び(又は)第2キャピラリー管42(特に先端)には衝撃が発生する。第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42はロウ付けにより一体化されているとともに、キャピラリー管保持部511にしっかり保持されているので衝撃による破損等の不具合が発生しにくい。また、急減圧による衝撃によって、第1キャピラリー管41及び(又は)第2キャピラリー管42に振動が発生する場合がある。この場合でも、第1キャピラリー管41と第2キャピラリー管42は先端部までロウ付けで一体化されているので、入口側配管51の内部で細かく接触離間を繰り返すことで発生するチャタリング音を抑制することが可能である。なお、第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42から流出する冷媒の急減圧は、例えば、圧縮機1の運転を開始(再開)直後、冷媒を流すキャピラリー管を切り替えた直後に発生しやすい。また、急減圧によるものではないが、切替弁3の動作によって、急に冷媒の流通が停止された場合も衝撃が発生しやすい。
なお、第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42が開口510よりどのくらい奥まで挿入されたか、入口側配管51の外側から確認するために、第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42の少なくとも一方の外周の先端から予め決められた長さ離れた位置に、マーカーを形成していてもよい。作業者は、第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42を挿入したとき、マーカーが開口510と重なったことで、第1キャピラリー管41及び第2キャピラリー管42の先端が開口510からどのくらいの長さ挿入されているか知ることが可能である。なお、以上の説明において、ロウ付けと称している接合方法は、溶融時の浸透性(流動性)が高い無銀リン銅ロウ(BCuP−2:JIS)が用いられている。
本発明は、冷蔵庫、冷凍庫等、冷媒を用い、庫内を冷却するための冷凍装置の蒸発器として利用することが可能である。
Rf 冷却庫
R1 冷蔵室
R2 冷凍室
A 圧縮式冷凍機
1 圧縮機
2 凝縮器
3 切替弁
41 第1キャピラリー管
42 第2キャピラリー管
5 蒸発器
50 熱交換部
501 配管
51 入口側配管
510 開口
511 キャピラリー管保持部
512 テーパー部
52 出口側配管
6 サクションパイプ

Claims (8)

  1. 端部に形成されている開口より2本のキャピラリー管がまとめて挿入される入口側配管を備えた蒸発器において、
    前記入口側配管は先端部分に前記2本のキャピラリー管が挿入されロウ付け固定されるキャピラリー管保持部を備えており、
    前記キャピラリー管保持部は、前記2本のキャピラリー管が互いの軸が並ぶように接触した状態で保持できる長円筒形状の内周部と、軸方向の投影面が、前記内周部と同じ方向に延びる長円形状であり、その投影面積が前記入口側配管の他の部分に比べ小さく形成されている外周部とを有していることを特徴とする蒸発器。
  2. 前記キャピラリー管保持部は、前記2本のキャピラリー管の先端が貫通できる長さで形成されている請求項1に記載の蒸発器。
  3. 前記2本のキャピラリー管は管の内径又は長さの少なくとも一方が異なる配管である請求項1又は請求項2に記載の蒸発器。
  4. 前記入口側配管が、前記蒸発器の熱交換部の配管と異なる金属で形成されており、
    前記入口側配管と前記熱交換部の配管との接合面を付き合わせ、管内面をあわせるように接合されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の蒸発器。
  5. 前記キャピラリー管保持部の内周は、前記蒸発器を冷却庫内部に設置したとき、前記2本のキャピラリー管が前記冷却庫の奥行き方向に並ぶように形成されている請求項1から請求項4のいずれかに記載の蒸発器。
  6. 前記開口には、先端に向かって外側に開いたテーパーが形成されている請求項1から請求項5のいずれかに記載の蒸発器。
  7. 前記テーパーは、前記蒸発器を設置場所に設置したとき、下側の斜面長さが他の部分に比べて長い請求項6に記載の蒸発器。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の蒸発器を備えている冷却庫。
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