JP2014126311A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014126311A JP2014126311A JP2012284052A JP2012284052A JP2014126311A JP 2014126311 A JP2014126311 A JP 2014126311A JP 2012284052 A JP2012284052 A JP 2012284052A JP 2012284052 A JP2012284052 A JP 2012284052A JP 2014126311 A JP2014126311 A JP 2014126311A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hairpin
- return bend
- cooling device
- refrigerant
- welding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
【課題】食品冷凍庫等は食品を扱うため、頻繁に庫内を洗浄し、常に庫内を清潔に保つ必要がある。食品冷凍庫等にアルミニウムフィンと銅パイプを備える熱交換器を採用した場合、庫内に水を直接かけて洗浄すると銅パイプが腐食してしまうので、庫内に水を直接かけて洗浄することができないという問題点があった。ヘアピンとリターンベンドの溶接の信頼性を向上した熱交換器を備える冷却装置を提供する。
【解決手段】冷却装置における蒸発器2bは、金属パイプをU字状に曲げ加工したU字状屈曲部31hとU字状屈曲部31hの屈曲終端部31eから連続形成された所定の長さの直線部31sとを有するヘアピン31と、U字型を成す金属パイプであるリターンベンド30を有し、両者のいずれかが一方が他方の内側に挿入され、外側に配置された他方の端面31又は30aから所定の距離P1だけオフセットした位置において他方の外周に沿って溶接される。
【選択図】図4
【解決手段】冷却装置における蒸発器2bは、金属パイプをU字状に曲げ加工したU字状屈曲部31hとU字状屈曲部31hの屈曲終端部31eから連続形成された所定の長さの直線部31sとを有するヘアピン31と、U字型を成す金属パイプであるリターンベンド30を有し、両者のいずれかが一方が他方の内側に挿入され、外側に配置された他方の端面31又は30aから所定の距離P1だけオフセットした位置において他方の外周に沿って溶接される。
【選択図】図4
Description
本発明は、食品冷凍庫等の冷却装置に関するものであり、特に、金属パイプを備える製造品質が優れた熱交換器に関するものである。
食品冷凍庫等の冷却装置や空気調和機等に用いる熱交換器は、次のように構成されている。アルミニウム等の薄板であるフィンが所定の間隔で平行に配置され、それらフィンとフィンの隙間が空気などの流体の流路となる。一方、1本の金属パイプを長手方向の中央でU字状に曲げ加工し、U字状屈曲部と当該屈曲部の終端から連続形成される所定の長さの直線部を有する形状であるヘアピンを形成する。フィンには、所定の間隔で複数の穴加工が施されており、それらの穴へヘアピンの直線部を串状に差し込んで固定させる。熱交換器は、ヘアピンの直線部の端面側にU字型を成す金属パイプであるリターンベンドを接合することによって連続した金属パイプの配管構造を備えている。このように所定の間隔で配置されたフィンに串状に差し込んで固定された金属パイプ内に冷媒等を通過させることによって、冷媒からの熱が金属パイプからフィンを経てフィンの隙間を流れる空気等の流体に伝わることにより、空気等の流体は任意の温度に冷却、または加熱される。
このように、フィンと金属パイプを備える熱交換器は、特許文献1に記載されているように、アルミニウムフィンと銅パイプを備えている。
しかし、上述した従来における当該装置は、次のような解決すべき課題が存在した。食品冷凍庫等は食品を扱うため、頻繁に庫内を洗浄し、常に庫内を清潔に保つ必要がある。食品冷凍庫等にアルミニウムフィンと銅パイプを備える熱交換器を採用した場合、庫内に水を直接かけて洗浄すると銅パイプが腐食してしまう。このため、庫内に水を直接かけて洗浄することができないという問題点があった。
また、熱交換器のパイプが腐食することから、銅パイプを他の材質に変更した場合、ヘアピンとリターンベンドとの接合不良の発生率を低減できないという問題点もあった。
図7は、銅パイプを他の材質に変更し、従来の溶接方法で溶接した際に発生し得る不良を説明する図である。図7(a)は、溶接部を上から見た上面図、図7(b)は、溶接部の断面図、図7(c)は、図7(a)における歪みDt部の断面を拡大し側面側から見た拡大断面図である。
図7では、U字状屈曲部とU字状屈曲部の屈曲終端部から連続形成される所定の長さの直線部を有する形状に形成されたヘアピン101とU字型を成す金属パイプであるリターンベンド100を溶接した状況を表わしている。ヘアピン101は径の寸法精度を向上させるために径を拡大する拡管加工が施され、ヘアピン拡管部101bを有する。リターンベンド側もヘアピン同様に径の寸法精度を向上させるために径を拡大する拡管加工が施され、リターンベンド拡管部100bを有する。ヘアピン拡管部101bに、リタンーンベンド拡管部100bが挿入される。ヘアピン101とリターンベンド100は、ヘアピン端面101aに溶接アークWを当て、溶接部を溶かし、適量の溶接材Soを加えることにより隅肉溶接を行う。
上記のような溶接方法で溶接を行う、すなわち、図7(a)に示すように円周方向Wdに周回するように溶接を行うと、周回の最終地点において、ヘアピン101が外側に開いてしまう症状の歪みDtが発生する。歪みDtが発生すると、図7(c)に示すように、溶接材Soとヘアピン101の間に隙間Spが形成されたり、溶接材So中に空洞のボイドVoが生じたりしてしまう可能性がある。溶接材So中に空洞であるボイドVoが生じることにより、結果的に溶接部の破断が発生する可能性も小さくない。また、図7(b)に示す用に、盛られた溶接材Soに小さな穴が開いてしまう症状のピンホールPhが発生する可能性もある。ピンホールPhが生じると、ヘアピン101とリターンベンド100の間が完全に塞がらず、ピンホールPhから冷媒漏れが発生するという問題点もあった。
本発明は、このような課題を解決するために、ヘアピンとリターンベンドの溶接の信頼性を向上した熱交換器を備える冷却装置の提供を目的とするものである。
本発明の冷却装置1は、少なくとも冷媒を圧縮する圧縮機24と冷媒を凝縮する凝縮器25と冷媒を膨張させる膨張弁11a、11bと冷媒を蒸発させる蒸発器2a、2bとを有する冷却装置であって、前記蒸発器2a、2bは、金属パイプをU字状に曲げ加工されたU字状屈曲部31hとU字状屈曲部31hの屈曲終端部31eから連続形成された所定の長さの直線部31sとを有するヘアピン31と、U字型を成す金属パイプであるリターンベンド30を有し、前記ヘアピン31の前記直線部31sの先端部であるヘアピン端部31cと前記リターンベンド30の先端部であるリターンベンド端部30cの内いずれか一方が他方の内側に挿入され、外側に配置された前記他方のヘアピン端面31a又はリターンベンド端面30aから所定の距離P1だけオフセットした位置において前記他方の外周に沿って溶接されていることを特徴とする。
さらに、本発明に係る請求項2の冷却装置1は、外側に配置された前記他方の肉厚は、内側に配置された前記一方の肉厚よりも薄いことを特徴とする。
さらに、本発明に係る請求項3の冷却装置1は、ヘアピン31の前記ヘアピン端部31cとリターンベンド30の前記リターンベンド端部30cは拡管され、この拡管された部分の外周に沿って溶接されていることを特徴とする。
さらに、本発明に係る請求項4の冷却装置1は、ヘアピン31の直線部31sの前記ヘアピン端部31cとリターンベンド30の前記リターンベンド端部30cはいずれも拡管されず、この拡管されていない部分の外周に沿って溶接されていることを特徴とする。
本発明に係る請求項1の冷却装置1によれば、他方のヘアピン端面31a又はリターンベンド端面30aから所定の寸法P1だけオフセットした位置において他方のヘアピン端部31c又はリターンベンド端部30cの外周に沿って溶接されていることにより、ヘアピン端面31a又はリターンベンド端面30aに溶接材を盛ることにより溶接する従来溶接方式の場合に発生し得るピンホール、ボイドと呼ばれるような症状による冷媒漏れ等の不良の発生率を低減することができる。これにより、溶接工程において、溶接材を加えるという要素がなくなるので、溶接材自体のコストを削減できる。また、量産の見込みがある場合は、生産工程の自動化も容易になり、生産工程が自動化すれば、生産コストが低減されることにより、冷却装置のコストダウンが可能となる。品質を向上させた上でのコストダウンになるので、付加価値を向上させることにもなる。
本発明に係る請求項2の冷却装置1によれば、外側に配置された前記他方の肉厚は、内側に配置された前記一方の肉厚よりも薄いことにより、ヘアピン31とリターンベンド30を溶接する際に、内側配置された前記一方の肉厚が前記他方の肉厚より厚いことにより、前記一方の内側まで溶接アークWが貫通して穴が開いてしまうことを防止することができる。しかも、前記他方の肉厚が薄いことにより熱が伝わり易いことにより溶接のし易さが向上するので、生産コストの低減が見込まれ、冷却装置1のコストダウンにもつながる。
本発明に係る請求項3の冷却装置1によれば、ヘアピン端部31cとリターンベンド端部30cが拡管されることにより、ヘアピン端面31aとリターンベンド端面30aの直径寸法と真円度のバラツキが筒状の部材から切り出したままの状態よりも抑制される。このため、一方を他方に挿入した際に、リターンベンド30とヘアピン31の隙間寸法の精度を向上させることができる。これにより、溶接がし易くなり、作業性が向上し、冷媒漏れの可能性も低減することができる。また、両者の径を拡げた上で接合するので、配管径狭窄による配管抵抗の増加を防止することもできる。結果として、冷却装置1の品質が向上される。
本発明に係る請求項4の冷却装置1によれば、ヘアピン端部31cとリターンベンド端部30cはいずれも拡管されず、この拡管されていない部分の外周に沿って溶接されていることにより、拡管する工程を省くことができるので、製造コストを削減することができる。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態に係る冷却装置1の外形を示す図である。図1(a)は、冷却装置1を上から見た上面図である。図1(b)は、冷却装置1を正面から見た正面図である。図1(c)は、冷却装置1を右側から見た一部断右側面図である。図1(d)は、冷却装置1内の空気の流れ方向を示す図である。
図1は、本発明の実施形態に係る冷却装置1の外形を示す図である。図1(a)は、冷却装置1を上から見た上面図である。図1(b)は、冷却装置1を正面から見た正面図である。図1(c)は、冷却装置1を右側から見た一部断右側面図である。図1(d)は、冷却装置1内の空気の流れ方向を示す図である。
冷却装置1はその内部に、冷媒を蒸発させることにより空気を冷却する蒸発器2a、2bを有する。冷却装置1内の空気が、蒸発器2a、2b内を流れる冷媒と熱交換することにより冷却される。また、冷却装置1は、冷却装置1内の空気を循環させるためのファン3を有し、冷却装置1内の空気は、図1(d)の矢印で示される流れ方向で冷却装置1内を循環する。
図2は、本発明の実施形態1に係る冷媒回路20を示す図である。本実施形態1において、冷却装置1の冷媒回路20は、室内機7、室外機29、第1接続部21と第2接続部22から構成されている。
室内機7は、冷媒の流れを制するための電磁弁10、冷媒を膨張させるための膨張弁11a、11b、冷媒を蒸発させるための蒸発器2a、2b、膨張弁11a、11bの開度を制御する目的で蒸発器2a、2b出口側の冷媒温度を測定するための温度センサ12a、12bを有する。室内機7は、第1接続部21と第2接続部22により室外機29と接続される。
室外機29は、冷媒内に残留した水分を除去するためのアキュームレータ23、冷媒を圧縮するための圧縮機24、冷媒を凝縮するための凝縮器25、凝縮器25に対して送風し凝縮器25内の冷媒を凝縮させるための送風機28、凝縮器25において凝縮された液冷媒を蓄えるための受液器26、凝縮器25と受液器26を経た冷媒を更に冷却するための過冷却器27を備える。
圧縮機24で圧縮された冷媒は、圧縮機24から吐出され、凝縮器25、受液器26、過冷却器27、電磁弁10、膨張弁11a、11b、蒸発器2a、2b、アキュームレータ23の順番で冷媒回路20を循環し、圧縮機24へと戻って来る。
図3は、本発明の実施形態1に係る冷却装置1の冷媒回路20が備える蒸発器2bを示す図である。図3(a)は、蒸発器2bを正面側から見た正面図である。図3(b)は蒸発器2bを側面側から見た側面図である。
冷媒は、冷媒を蒸発させることで冷媒と空気を熱交換させ冷媒を冷却するための蒸発器2bを通過することで、冷却される。蒸発器2bは、金属パイプをU字状に曲げ加工されたU字状屈曲部31hとこのU字状屈曲部31hの屈曲終端部31eから連続形成された所定の長さの直線部31sとを有するヘアピン31と、U字型を成す金属パイプであるリターンベンド30を有する。空気は、蒸発器2bの吸込み側である吸込み面2b1から吸い込まれ、蒸発器2bの吹出し側である吹出し面2b2から吹き出され、冷凍装置1内を循環する。蒸発器2aについても、基本的構成は同じである。ヘアピン31とリターンベンド30は、両者が同じ材質であるので溶接がし易く、溶接後の接合力を向上させ、長期安定性が維持される。
図4は、本発明の実施形態1に係る冷却装置における蒸発器2a、2bが備えるヘアピン31とリターンベンド30の接合部を示す図である。図4(a)は、ヘアピン31とリターンベンド30の接合部を上から見た上面図である。図4(b)は、ヘアピン31とリターンベンド30の接合部の断面図である。図4(c)は、ヘアピン31とリターンベンド30が蒸発器2a、2bに組み込まれている様子を部分的に示した図である。
図4(c)に示す通り、蒸発器2bは、ステンレス鋼製(SUS316)パイプをU字状に曲げ加工されたU字状屈曲部31hとU字状屈曲部31hの屈曲終端部31eから連続形成された所定の長さの直線部31sとを有するヘアピン31と、U字型を成すステンレス鋼製(SUS316)パイプであるリターンベンド30と、冷媒と空気の伝熱面積を増やすためのアルミニウム製のフィン33と、蒸発器2bの両端を固定するための固定板32とを備える。なお、フィン33は、防錆を目的として、耐食性樹脂とリン酸クロメートを成分とした表面処理がなされているフィンを採用している。
図4(b)に示す通り、リターンベンド30の先端部であるリターンベンド端部30cを所定の工具を用いて直径を拡げたリターンベンド拡管部30bを形成する。同様に、ヘアピン31の端部であるヘアピン端部31cを所定の工具を用いて直径を拡げたヘアピン拡管部31bを形成する。リターンベンド端部30cを、ヘアピン端部31cの内側に挿入する。この時に、リターンベンド端部30cとヘアピン端部31cは、リターンベンド端面30aの外径とヘアピン端面31aの内径の間に所定の寸法である隙間Sが形成されるように拡管する。リターンベンド端部30cとヘアピン端部31cは、両者の径を拡げた上で接合するので、配管径狭窄による配管抵抗の増加を防止することもできる。
リターンベンド端面30aの位置がヘアピン端面31aから所定の距離P2になるようにリターンベンド30を挿入する。リターンベンド端部30cをヘアピン端部31cに挿入後、ヘアピン端面31aから所定の距離P1の位置でヘアピン端部31cの外周に沿って溶接アークWを当て、溶接状態が溶接ビードBの状態になるように溶接を行う。帯を巻くように周回し溶接することから、以下、この溶接方式を帯溶接と呼ぶ。なお、ヘアピン肉厚31tは、リターンベンド肉厚30tよりも薄い肉厚となっている。ヘアピン肉厚31tは0.35mm程度が望ましく、リターンベンド肉厚30tは、ヘアピン肉厚31tの1.6倍程度が望ましい。
所定の距離P1、所定の距離P2、リターンベンド肉厚30t、ヘアピン肉厚31tの実施形態1における実際の寸法は、所定の距離P1は5±1mm、所定の距離P2は8mm、リターンベンド肉厚30tは0.5mm、ヘアピン肉厚31tは0.35mmとなっている。所定の距離P2は所定の距離P1に対して1.6倍程度が望ましい。
図5は、本発明の実施形態1に係る冷却装置1におけるヘアピン31とリターンベンド30との溶接部を説明する図及び、従来事例におけるヘアピン101とリターンベンド100との溶接部を説明する図である。図5(a)は、実施形態1におけるヘアピン31とリターンベンド30の接合部を上から見た上面図である。図5(b)は、実施形態1におけるヘアピン31とリターンベンド30の接合部の断面図である。図5(c)は、従来方式の溶接方法におけるヘアピン101とリターンベンド100の接合部を上から見た上面図である。図5(d)は、従来方式の溶接方法におけるヘアピン101とリターンベンド100の接合部を横から見た図である。
実施形態1においては、図5(b)に示す通り、ヘアピン端面31aから所定の距離P1の位置で前述のように溶接アークWを当て帯溶接するため、溶接後も、図5(a)に示す通り、接合部を上から見ると全周に渡って隙間Sが見える。対照的に、従来方式の溶接方法においては、図5(d)に示す通り、ヘアピン101の端面であるヘアピン端面101aに溶接アークWを当て、溶かしながら、溶接材Soを加えることにより、円周方向Wdに周回するように隅肉溶接を行う。したがって、図5(c)に示す通り、接合部を上から見ても隙間Sは見えない。
従来方式の溶接方法においては、盛られた溶接材Soに小さな穴が開く症状であるピンホールPh等の不良の発生を防ぎきることができなかったが、実施形態1においては、不良の発生を低減することができた。
なお、実施形態1は、段落0015〜段落0017に示す効果と同じ効果を得ることができる。
(実施形態2)
図6は、本発明の実施形態2に係る冷却装置における蒸発器2a、2bが備えるヘアピン31とリターンベンド30の接合部を示す図である。
図6は、本発明の実施形態2に係る冷却装置における蒸発器2a、2bが備えるヘアピン31とリターンベンド30の接合部を示す図である。
実施形態2における所定の距離P1、所定の距離P2、リターンベンド肉厚30t、ヘアピン肉厚31tの実際の寸法は、実施形態1と同じである。
実施形態2が実施形態1と異なる点は、ヘアピン端部31cとリターンベンド端部30c共に、拡管の加工をせずにストレート管のままあてがわれ、溶接されている点である。実施形態1のように所定の工具を用いて拡管の加工をした場合、ヘアピン31とリターンベンド30の真円度の精度を向上でき、拡管の加工をしないままの管は、拡管の加工をした管に比べ、その真円度と接合をする際の作業性が劣るが、加工プロセスを1工程減らすことができるので、製造コスト削減になるというメリットがある。実施形態2においては、段落18に示す効果と同じ効果を示すことができる。
以上、好適な実施例を詳細に説明したが、本発明は実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、以下のような例が考えられる。
(変形例1)
ヘアピン31とリターンベンド30は実施形態1とは逆、すなわちヘアピン31を内側、リターンベンド30を外側にし、外周を全周に渡って溶接する様にしても良い。
ヘアピン31とリターンベンド30は実施形態1とは逆、すなわちヘアピン31を内側、リターンベンド30を外側にし、外周を全周に渡って溶接する様にしても良い。
(変形例2)
ヘアピン31とリターンベンド30は、同じ材質が好ましいが、溶接のし易さや、耐腐食性の観点から問題がなければ異なる材質としても良い。
ヘアピン31とリターンベンド30は、同じ材質が好ましいが、溶接のし易さや、耐腐食性の観点から問題がなければ異なる材質としても良い。
(変形例3)
帯溶接の溶接条件は、溶接アークWの強さと周回速度が一定であることが望ましいが、溶接の仕上がりに問題がなければ、周回中に、溶接アークWの強さや、周回速度を変化させても良い。
帯溶接の溶接条件は、溶接アークWの強さと周回速度が一定であることが望ましいが、溶接の仕上がりに問題がなければ、周回中に、溶接アークWの強さや、周回速度を変化させても良い。
(変形例4)
本実施形態1において、冷媒回路20は、冷却装置1と室外機29と第1接続部21と第2接続部22とから構成されているが、冷却装置1と室外機29を分離するのではなく、一体化しても良い。
本実施形態1において、冷媒回路20は、冷却装置1と室外機29と第1接続部21と第2接続部22とから構成されているが、冷却装置1と室外機29を分離するのではなく、一体化しても良い。
(変形例5)
本実施形態1において、送風機28が室外機29の凝縮器25と過冷却器27に対して送風することによって、凝縮、過冷却を行っているが、送風機28により送風するのではなく、冷却した水を凝縮器25、過冷却器27に供給しても良い。
本実施形態1において、送風機28が室外機29の凝縮器25と過冷却器27に対して送風することによって、凝縮、過冷却を行っているが、送風機28により送風するのではなく、冷却した水を凝縮器25、過冷却器27に供給しても良い。
2a:蒸発器、2b:蒸発器、11a:膨張弁、11b:膨張弁、
24:圧縮機、25:凝縮器、30:リターンベンド、30a:リターンベンド端面、
30c:リターンベンド端部、31:ヘアピン、31a:ヘアピン端面、
31c:ヘアピン端部、31e:屈曲終端部、31h:U字状屈曲部、31s:直線部、
33:フィン、P1:所定の距離、W:溶接アーク
24:圧縮機、25:凝縮器、30:リターンベンド、30a:リターンベンド端面、
30c:リターンベンド端部、31:ヘアピン、31a:ヘアピン端面、
31c:ヘアピン端部、31e:屈曲終端部、31h:U字状屈曲部、31s:直線部、
33:フィン、P1:所定の距離、W:溶接アーク
Claims (4)
- 少なくとも冷媒を圧縮する圧縮機と冷媒を凝縮する凝縮器と冷媒を膨張させる膨張弁と冷媒を蒸発させる蒸発器とを有する冷却装置1であって、
前記蒸発器は、金属パイプをU字状に曲げ加工されたU字状屈曲部とU字状屈曲部の屈曲終端部から連続形成された所定の長さの直線部とを有するヘアピンと、U字型を成す金属パイプであるリターンベンドを有し、
前記ヘアピンの前記直線部の先端部であるヘアピン端部と前記リターンベンドの先端部であるリターンベンド端部のいずれか一方が他方の内側に挿入され、外側に配置された前記他方のヘアピン端面又はリターンベンド端面から所定の距離だけオフセットした位置において前記他方の外周に沿って溶接されていることを特徴とする冷却装置。 - 外側に配置された前記他方の肉厚は、内側に配置された前記一方の肉厚よりも薄いことを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
- 前記ヘアピンの前記ヘアピン端部と前記リターンベンドの前記リターンベンド端部は拡管され、この拡管された部分の外周に沿って溶接されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷却装置。
- 前記ヘアピンの前記ヘアピン端部と前記リターンベンドの前記リターンベンド端部はいずれも拡管されず、この拡管されていない部分の外周に沿って溶接されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012284052A JP2014126311A (ja) | 2012-12-27 | 2012-12-27 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012284052A JP2014126311A (ja) | 2012-12-27 | 2012-12-27 | 熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014126311A true JP2014126311A (ja) | 2014-07-07 |
Family
ID=51405948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012284052A Pending JP2014126311A (ja) | 2012-12-27 | 2012-12-27 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014126311A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112792428A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-05-14 | 国电泉州热电有限公司 | 一种u型弯管的成型工艺 |
WO2024075931A1 (ko) * | 2022-10-06 | 2024-04-11 | 삼성전자주식회사 | 열 교환기 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5661599A (en) * | 1979-10-26 | 1981-05-27 | Hitachi Ltd | Cross-finned tube type heat exchanger having bend and production thereof |
JPH09264128A (ja) * | 1996-01-24 | 1997-10-07 | Futaba Sangyo Kk | 流路分割パイプ、その曲げ方法及び2重管型排気パイプ |
JPH11325754A (ja) * | 1998-05-12 | 1999-11-26 | Mitsubishi Shindoh Co Ltd | 熱交換器および熱交換器用u字管 |
-
2012
- 2012-12-27 JP JP2012284052A patent/JP2014126311A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5661599A (en) * | 1979-10-26 | 1981-05-27 | Hitachi Ltd | Cross-finned tube type heat exchanger having bend and production thereof |
JPH09264128A (ja) * | 1996-01-24 | 1997-10-07 | Futaba Sangyo Kk | 流路分割パイプ、その曲げ方法及び2重管型排気パイプ |
JPH11325754A (ja) * | 1998-05-12 | 1999-11-26 | Mitsubishi Shindoh Co Ltd | 熱交換器および熱交換器用u字管 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112792428A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-05-14 | 国电泉州热电有限公司 | 一种u型弯管的成型工艺 |
WO2024075931A1 (ko) * | 2022-10-06 | 2024-04-11 | 삼성전자주식회사 | 열 교환기 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6928833B2 (en) | Finned tube for heat exchangers, heat exchanger, process for producing heat exchanger finned tube, and process for fabricating heat exchanger | |
JP2006071270A (ja) | 熱交換器、中間熱交換器及び冷凍サイクル | |
US9546823B2 (en) | Heat exchanger, method of manufacturing same, and refrigeration cycle apparatus | |
JP2009204166A (ja) | 二重管式熱交換器 | |
US20130219951A1 (en) | Refrigerator | |
JP2014126311A (ja) | 熱交換器 | |
JPWO2014076757A1 (ja) | 扁平形状伝熱管、それを備えたクロスフィンチューブ型熱交換器の製造方法、その方法で製造されたクロスフィンチューブ型熱交換器 | |
JP6343809B2 (ja) | 熱交換器及びそれを用いた冷却装置 | |
US20080202622A1 (en) | Refrigerant pipe for refrigeration cycle and manufacturing method of the same | |
KR100752636B1 (ko) | 냉장고용 열교환기 및 그 튜브의 제조방법 | |
US9506700B2 (en) | Air-conditioning apparatus | |
JP2006194476A (ja) | 室外熱交換器 | |
WO2017208419A1 (ja) | フィンチューブ型熱交換器、このフィンチューブ型熱交換器を備えたヒートポンプ装置、および、フィンチューブ型熱交換器の製造方法 | |
JP2009530581A (ja) | 熱交換器管の使用方法 | |
JP2019184196A (ja) | 2重管式内部熱交換器 | |
JP2013061138A (ja) | 中間熱交換器 | |
JP7227512B2 (ja) | 配管連結構造及び冷凍サイクル装置 | |
JP2007278541A (ja) | 冷却システム | |
JP4300013B2 (ja) | 熱交換器用フィン付き管、熱交換器、熱交換器用フィン付き管の製造方法および熱交換器の製造方法 | |
JP6797304B2 (ja) | 熱交換器及び空気調和機 | |
JP2007078252A (ja) | 熱交換器 | |
JP7323820B2 (ja) | 熱交換器、空気調和装置、及び熱交換器の製造方法 | |
JP2002122390A (ja) | 熱交換器 | |
KR20170130720A (ko) | 열교환기용 입출구 파이프 | |
KR20100009091A (ko) | 턴핀형 열교환기 및 그의 제조방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150213 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150929 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160225 |