JP2012071505A - アンカーボルト植設用孔の拡径部削成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ガイド溝1aを周面に有する拡径ガイドブロック1と、その基端方に延設されたガイドブロック支持ロッド2と、ガイド溝内を移動して拡径する拡径刃体を有しガイドブロック支持ロッドに沿って摺動する拡径部材3と、拡径部材の基端に先端が連結されガイドブロック支持ロッドの長手方向に摺動自在にその外周方に配置され基端部に軸長手方向に延びる長孔を有するスリーブ4と、長孔及びガイドブロック支持部とを軸長手方向に直交する向に貫通する連結ピン5と、連結ピン側とスリーブとの間に配置されるスプリング部材6とを備え、前記ガイド溝1aが、少なくとも4箇所以上周方向において均等な間隔を設けて形成され、前記拡径刃体3aが、均等の間隔を有するように各ガイド溝1a内にそれぞれ配設されている。
【選択図】 図3
Description
次に、前記円柱状の孔の長手方向の途中の部位、例えば、孔の底部に近い部分に、拡径部削成装置を用いて、環状の拡径部分を削成する。
そして、前記アンカーボルトを回転させることによって、前記スリーブの拡径部を拡径させて、アンカーボルトをアンカーボルト植設用孔に固定して、該アンカーボルトを用いて、前記工作機械等の装置を固定する。
つまり、穿設時に、前記拡径刃体を拡径させるために、作業者が大きな軸力を付与しなければならず、無用な疲労を強いられることにもなっていた。
前記拡径ガイドブロックの外周面に、前記ガイド溝が、少なくとも4箇所以上周方向に均等な間隔を設けて形成されるとともに、
前記拡径刃体が、前記拡径ガイドブロックの各ガイド溝内にそれぞれ配設されていることを特徴とする。
また、前記した少なくとも4箇所以上に配置された拡径刃体によって、アンカーボルト植設用孔の拡径部の穿設(切削)がおこなわれることから、拡径部削成装置1回転当りの穿設量が多くなることから、高い切削効率を得ることができる。
さらに、前記拡径刃体が、少なくとも4箇所以上に周方向において分割されているため、拡径刃体が拡径ガイドブロックのガイド溝に沿って拡径する場合にも、拡径刃体の軸長手方向に対する屈曲性が高くなって、円滑に拡径方向に変形して拡径し、この結果、拡径作業時に軸方向(長手方向)に無用に大きな押圧力を与える必要がない。このため、作業者に無用な疲労を強いることはない。
(実施例)
図1,図2において、Aはアンカーボルト植設用孔の拡径部削成装置である。かかる拡径部作成装置Aは、先端に拡径ガイドブロック1を有し、かかる拡径ガイドブロック1は、全体の形状が先端側が大径になった段付の略円柱状の形態を有する。
そして、拡径ガイドブロック1は、その周面に、周方向に4箇所均等に間隔を明けて、後述する拡径刃体3aを外径方へガイドする、ガイド溝1aを有する。
かかるガイド溝1aは、先端方に行くに従って外径方へ偏位する方向に傾斜したガイド面1fを、底面に有する。
また、かかる拡径ガイドブロック1の先端部には、前記ガイド溝1aと周方向において一致する位置に、拡径部31(図6(c)参照)を削成する際に発生する切り屑を一時的に収納する、切削屑収納ポケット1Pが、ガイド溝1aの数だけ設けられている。
そして、図5に示す前記拡径ガイドブロック1及びガイドブロック支持ロッド2の外周方には、図4に示す、中心部が空洞になった拡径部材3が該拡径ガイドブロック1及びガイドブロック支持ロッド2に沿って、軸長手方向に摺動自在に配置されている。つまり、拡径部材3は、前記拡径ガイドブロック1及びガイドブロック支持ロッド2の外周方にそれらを外方から覆うように配置されている。
前記拡径部材3の先端には、周方向に均等の間隔で設けられた拡径刃体3aが、ガイド溝1aに周方向に係合するとともに軸長手方向Xには摺動自在に、且つ、前記摺動に伴って径方向Rに拡径自在に配置されている。また、かかる拡径刃体3aは、この拡径部材3の円筒状の基部3Bに対して自由端となるように片持ち状に該基部3Bに保持されている。
さらに、かかる拡径刃体3aは、図4に図示するように、先端部位で肉厚になっており、該拡径刃体3aの底面(内径方の面)が、前記ガイド面1fに接触して、該拡径刃体3aがガイド溝1aにガイドされて先端方(図1,図2において下方)へ移動すると、図1に示す状態から図2に示す状態に、外径方に拡径するように、構成されている。
そして、かかる連結ピン5は、前記スリーブ4の外周から外径方に突出するように延設されており、かかる延設された部位に、スプリング6の下端が下部保持スリーブ7を介して保持されている。
そして、前記スプリング6の上端は、前記スリーブ4の上端部に配設されている上部保持スリーブ8に保持され、かかるスプリング6は、前記上部保持スリーブ8と前記下部保持スリーブ7とを離間する方向に付勢している。換言すると、前記スリーブ4と前記ガイドブロック支持ロッド2との間に、両者を軸長手方向Xに離間させる方向(図1,図2においてスリーブ4に対して前記ガイドブロック支持ロッド2を先端方向)に付勢するよう、スプリング(スプリング部材)6が配設されている。
図6(a)に図示するように、通常のストレート状のコンクリートドリル(図示せず)で穿設した円筒状の孔30に、非拡径状態の本拡径部削成装置Aを挿入する。なお、図6では、前記シャンク部9に取着される電動ドリル等の図示は省略している。
かかる状態においては、前記スプリング6が伸長して、スリーブ4を前記拡径ブロック支持ロッド2に対して、基端方に付勢した状態となっているため、前記拡径刃体3aは、前記径ブロック支持ロッド2の先端部分の細径の部位に収納された状態(外径方に突出していない状態)となっている。
また、かかる切削屑収納ポケット1Pが、ガイド溝1aの数だけ設けられているため、各切削屑収納ポケット1Pの軸長手方向の長さを大きくする必要がないため、従来のもの比べて、拡径ガイドブロック1の強度を高めることができる。
1…拡径ガイドブロック
1a…ガイド溝
2…ガイドブロック支持ロッド
3…拡径部材
3a…拡径刃体
4…スリーブ
5…連結ピン
6…スプリング
9…シャンク部
Claims (2)
- 先端方に行くに従って外径方へ偏位するガイド面を備えたガイド溝を周面に有しこの装置の先端に配置される拡径ガイドブロックと、該拡径ガイドブロックから基端方に延設され該拡径ガイドブロックより細くなったガイドブロック支持ロッドと、前記ガイド溝にガイドされて先端方への移動に従って拡径する拡径刃体を先端に片持ち状に保持し、基部が前記ガイドブロック支持ロッドの長手方向に沿って摺動するように該拡径ガイドブロックの基端方に隣接してその外周方に配置される拡径部材と、前記拡径部材の基端に対して先端が連結され前記ガイドブロック支持ロッドに対しその長手方向に摺動自在にその外周方に配置され基端部に軸長手方向に延びる長孔を有するスリーブと、前記長孔に沿って軸長手方向に移動自在に前記ガイドブロック支持ロッドから軸長手方向に直交する方向に外径方に突出する連結エレメントと、前記ガイドブロック支持ロッド側と前記スリーブ側との間に配置されスリーブ側をガイドブロック支持ロッド側に対して基端方に付勢するスプリング部材とを有する拡径削成装置において、
前記拡径ガイドブロックの外周面に、前記ガイド溝が、少なくとも4箇所以上周方向に均等な間隔を設けて形成されるとともに、
前記拡径刃体が、前記拡径ガイドブロックの各ガイド溝内にそれぞれ配設されていることを特徴とするアンカーボルト植設用孔の拡径部削成装置。 - 前記拡径ガイドブロックのガイド溝の軸長手方向における先端方に、該ガイド溝と周方向における位置が一致するように、切削屑収納ポケットが設けられていることを特徴とする請求項1記載のアンカーボルト植設用孔の拡径部削成装置。
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