JP6923879B2 - 拡径孔部付き孔の穿孔装置 - Google Patents
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Description
そこで、出願人は拡径孔部62付きのドリル孔61が形成された後に、被穿孔物60の表面にて、ドリル孔61の近傍に拡径孔部62付きのドリル孔61が形成されたことを示すマーキングを付すことを着想した。この場合、穿孔装置1にて拡径孔部62付きのドリル孔61を形成するのと同時に、マーキングを付すことが出来れば、マーキングを別途付す手間を省くことが出来る。
本発明の目的は、拡径孔部付きのドリル孔を形成するのと同時に、マーキングを付すことが出来る穿孔装置を提供することにある。
前端部に穿孔刃を設け、側面に前後に延びたガイド溝を形成したドリル刃体を備えた本体と、
前端部に被穿孔物の表面に接する当て面を形成し、ドリル刃体が前後移動可能に嵌まるスリーブと、
前端部に切削刃を設けており前記ドリル刃体のガイド溝に前後方向に摺動自在に設けられ、前記ドリル刃体に対して前方に移動する際に前記切削刃がガイド溝に沿って前記ドリル刃体の側方へ突出する拡径孔部削成部材と、
前記本体に揺動可能に支持され、一端部がスリーブ内部に当接し、他端部が拡径孔部削成部材に当接したカム片とを備え、
前記拡径孔部削成部材は、前記ドリル刃体に対して前方に移動した際に、被穿孔物の表面にてドリル孔の周囲に当接するマーキング部材を有し、又はマーキング部材と連繋し、
前記スリーブの当て面が被穿孔物に接した状態で、更に前記本体が前方に移動することにより、前記カム片の揺動によって前記拡径孔部削成部材は前記ガイド溝に沿って前方に移動するとともに、前記マーキング部材が被穿孔物の表面にてドリル孔の周囲に当接する。
即ち、穿孔装置によって、被穿孔物に拡径孔部付きのドリル孔を形成するのと同時に、マーキングを付すことが出来るので、マーキングを別途付す手間を省くことが出来る。
図1は、穿孔装置1の分解正面図である。穿孔装置1は、後端部にシャンク20を、前端部に前後に延びたドリル刃体4を夫々有する本体2と、該本体2が嵌まる筒状のスリーブ3と、該ドリル刃体4の側面に沿って前後に移動自在に設けられ先端部に拡径孔部を削成するための切削刃50を設けた拡径孔部削成部材5と、本体2に対してスリーブ3を前方に付勢する第1の圧縮バネ7と、ドリル刃体4に対して拡径孔部削成部材5を後方に付勢する第2の圧縮バネ70と、本体2の内側に枢軸80を中心として前後に揺動可能に設けられたカム片8を設けている。第1及び第2の圧縮バネ7、70が、本願発明の第1及び第2の付勢部材に該当する。被穿孔物にはコンクリート壁等が想定され、本体2、スリーブ3、拡径孔部削成部材5は何れも金属から形成される。本体2上にて、シャンク20とドリル刃体4の間には、フランジ21、嵌め筒22、摺動筒23が後側から前側に向かって順に設けられている。摺動筒23に前記の枢軸80が取り付けられ、嵌め筒22の側面には後記するように、第1の圧縮バネ7の後端部が嵌まる凹溝24が開設されている。本体2とスリーブ3は中心軸Lに同軸に設けられ、該中心軸Lは穿孔装置1の回転中心軸でもある。
尚、バネ挿入孔33、軽量化用孔34の位置及び数は図2(b)に示されたものに限定されない。
ドリル刃体4が嵌め孔32に嵌まった状態では、図2(c)に示すように、ドリル刃体4のガイド溝44に拡径孔部削成部材5の一部(後記する支持片51)が接している。ガイド溝44の幅は、ガイド溝44に接する拡径孔部削成部材5の一部分の幅に略等しく、拡径孔部削成部材5がドリル刃体4に対して位置ずれすることを防ぐ。
図4(a)-(c)は、穿孔装置1の穿孔動作を示す図である。図4(a)に示す未穿孔状態では、第1の圧縮バネ7によって嵌め筒22及び本体2が押し上げられ、フランジ21がスリーブ3の凹部30の上面周縁から後方に離間している。また、第2の圧縮バネ70によって拡径孔部削成部材5の切削刃50は、傾斜面45に対して後方に位置する。カム片8の一端部は接続片52の上端に接し、他端部はスリーブ3内にて中空体31の上面に接する。カム片8の揺動中心である枢軸80は長孔37の後端部に位置する。
マーキング63の深さを変えたい場合は、枢軸80から拡径孔部削成部材5との接点とまでの距離を変えた複数のカム片8を予め用意し、カム片8を適宜交換すればよい。
また、マーキング部材54は拡径孔部削成部材5と一体に形成されているとしたが、別個の部材で構成した上で、ネジ等で接続してマーキング部材54が拡径孔部削成部材5と連繋して移動するように移動してもよい。
2 本体
3 スリーブ
4 ドリル刃体
5 拡径孔部削成部材
7 第1の圧縮バネ
8 カム片
20 シャンク
44 ガイド溝
45 傾斜面
50 切削刃
54 マーキング部材
Claims (4)
- 被穿孔物に対して前後に延びた所定深さのドリル孔を穿孔する穿孔装置であって、
前端部に穿孔刃を設け、側面に前後に延びたガイド溝を形成したドリル刃体を備えた本体と、
前端部に被穿孔物の表面に接する当て面を形成し、ドリル刃体が前後移動可能に嵌まるスリーブと、
前端部に切削刃を設けており、前記ドリル刃体のガイド溝に前後方向に摺動自在に設けられ、前記ドリル刃体に対して前方に移動する際に前記切削刃がガイド溝に沿って前記ドリル刃体の側方へ突出する拡径孔部削成部材と、
前記本体に揺動可能に支持され、一端部がスリーブ内部に当接し、他端部が拡径孔部削成部材に当接したカム片とを備え、
前記拡径孔部削成部材は、前記ドリル刃体に対して前方に移動した際に、被穿孔物の表面にてドリル孔の周囲に当接するマーキング部材を一体に有し、
前記スリーブの当て面が被穿孔物に接した状態で、更に前記本体が前方に移動することにより、前記カム片の揺動によって前記拡径孔部削成部材は前記ガイド溝に沿って前方に移動するとともに、前記マーキング部材が被穿孔物の表面にてドリル孔の周囲に当接し、
前記拡径孔部削成部材とマーキング部材とは、前記スリーブに形成された1つのマーキング軸挿入孔によって前進を案内される、穿孔装置。 - 前記本体は、後端部に回転駆動用に把持されるシャンクを備えている、請求項1に記載の穿孔装置。
- 更に前記本体に対してスリーブを前方に付勢する第1の付勢部材と、前記ドリル刃体に対して拡径孔部削成部材を後方に付勢する第2の付勢部材とを備えた、請求項1又は2に記載の穿孔装置。
- 前記本体は前記ドリル刃体の後側にフランジを設け、該フランジとスリーブの後端部との当接により、前記ドリル刃体の前進が停止される、請求項1乃至3の何れかに記載の穿孔装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017116564A JP6923879B2 (ja) | 2017-06-14 | 2017-06-14 | 拡径孔部付き孔の穿孔装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017116564A JP6923879B2 (ja) | 2017-06-14 | 2017-06-14 | 拡径孔部付き孔の穿孔装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019001033A JP2019001033A (ja) | 2019-01-10 |
JP6923879B2 true JP6923879B2 (ja) | 2021-08-25 |
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ID=65004604
Family Applications (1)
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JP2017116564A Active JP6923879B2 (ja) | 2017-06-14 | 2017-06-14 | 拡径孔部付き孔の穿孔装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6923879B2 (ja) |
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2017
- 2017-06-14 JP JP2017116564A patent/JP6923879B2/ja active Active
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JP2019001033A (ja) | 2019-01-10 |
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