JP6923879B2 - 拡径孔部付き孔の穿孔装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート等の被穿孔物に対して所定深さのドリル孔を穿孔するのと同時に、孔奥に孔径を大きくした拡径孔部を削成する拡径孔部付き孔の穿孔装置に関する。
コンクリート等の被穿孔物にアンカーボルトを植設する場合、軸方向にスリットを設けた円筒体を先端部に組み付けたアンカーボルトを用いることがある。該アンカーボルトを植設するには、被穿孔物に所定の深さでドリル孔を穿設し、このドリル孔に前記アンカーボルトの先端部を挿入してから孔内で円筒体を拡開させる。これにより、アンカーボルトはドリル孔から抜け難くなる。
このアンカーボルトの引抜き強度は、ドリル孔の孔壁と、拡開された切溝付き円筒体との接合強度によって大きく左右される。そこで、アンカーボルトの植設基部に対応してドリル孔の孔奥に、孔壁を切削して孔径を大きくした拡径孔部を予め削成しておくと、アンカーボルトの引抜き強度を格段に大きくすることが出来る。
このために、従来より被穿孔物に対して所定深さのストレートなドリル孔を穿孔するとともに、このドリル孔の孔奥に拡径孔部を削成する拡径孔部付き孔の穿孔装置が種々提案されている。
この種の穿孔装置として、出願人は以前に図7に示す穿孔装置1を提案している(特許文献1参照)。以下の記載では、穿孔装置が被穿孔物に対して進行する方向を前方、逆方向を後方とする。これは、後端部にシャンク20を、前端部側にフランジ21を夫々有する本体2と、該本体2が嵌まる筒状のスリーブ3と、直線状のドリル孔を穿孔するための穿孔刃40が先端に固着されたドリル刃体4と、該ドリル刃体4の側面に沿って前後に移動自在に設けられ先端部に拡径孔部を削成するための切削刃50を設けた拡径孔部削成部材5と、本体2に対してスリーブ3を前方に付勢する第1の圧縮バネ7と、ドリル刃体4に対して拡径孔部削成部材5を後方に付勢する第2の圧縮バネ70と、本体2の内部に枢軸80を中心として上下に揺動可能に設けられたカム片8を設けている。ドリル刃体4の側面内側には、前方に向かって拡径する傾斜面45が形成されている。スリーブ3の上面には凹部30が形成され、スリーブ3と本体2は図示しない係止機構によって連結され、一体に回転する。
図8(a)-(c)は、従来の穿孔装置1を用いた穿孔作業手順を示す図である。穿孔作業前は、カム片8の一端部は拡径孔部削成部材5の上端に接し、他端部はスリーブ3の凹部30の底面に接する。作業者は、本体2のシャンク20を電動工具(図示せず)に取り付けて被穿孔物60の表面に穿孔刃40を押し当て本体2とスリーブ3を一体に回転させながら被穿孔物60内に下降させて、ドリル孔を穿孔する(図8(a))。スリーブ3の下面が被穿孔物60の表面に当接すると、スリーブ3の下降が止まる。しかし、本体2は第1の圧縮バネ7に抗して下降を続けるから、カム片8及び枢軸80も下降する。カム片8の他端部は凹部30の底面に接しているから、枢軸80の下降により、カム片8は枢軸80を中心として、反時計方向に回転して拡径孔部削成部材5を第2の圧縮バネ70に抗して下向きに押す。切削刃50は傾斜面45に沿ってドリル刃体4の側方に突出し、ドリル孔側壁の切削を行う。本体2のフランジ21がスリーブ3の上端面に接すると、本体2の下降が停止する(図8(b))。この後、本体2とスリーブ3の回転を停止し、本体2を被穿孔物60に押し込む力を抜くと、第2の圧縮バネ70によって拡径孔部削成部材5が押し上げられて、切削刃50がドリル刃体4内に引っ込む。この結果、図8(c)に示すように、孔奥に拡径孔部62が削成された拡径孔部付きのドリル孔61が被穿孔物60に形成される。
日本国特許第5806782号
図7及び図8に示す従来の穿孔装置1を用いた穿孔作業手順では、作業者は本体2のフランジ21がスリーブ3の上端面に接することにより、拡径孔部62付きのドリル孔61が形成されたことが判る。しかし、一旦穿孔装置1が拡径孔部62付きのドリル孔61から抜かれると、被穿孔物60の外側からは拡径孔部62付きのドリル孔61が正しく形成されたか否かが判らない。
そこで、出願人は拡径孔部62付きのドリル孔61が形成された後に、被穿孔物60の表面にて、ドリル孔61の近傍に拡径孔部62付きのドリル孔61が形成されたことを示すマーキングを付すことを着想した。この場合、穿孔装置1にて拡径孔部62付きのドリル孔61を形成するのと同時に、マーキングを付すことが出来れば、マーキングを別途付す手間を省くことが出来る。
本発明の目的は、拡径孔部付きのドリル孔を形成するのと同時に、マーキングを付すことが出来る穿孔装置を提供することにある。
被穿孔物に対して前後に延びた所定深さのドリル孔を穿孔する穿孔装置であって、
前端部に穿孔刃を設け、側面に前後に延びたガイド溝を形成したドリル刃体を備えた本体と、
前端部に被穿孔物の表面に接する当て面を形成し、ドリル刃体が前後移動可能に嵌まるスリーブと、
前端部に切削刃を設けており前記ドリル刃体のガイド溝に前後方向に摺動自在に設けられ、前記ドリル刃体に対して前方に移動する際に前記切削刃がガイド溝に沿って前記ドリル刃体の側方へ突出する拡径孔部削成部材と、
前記本体に揺動可能に支持され、一端部がスリーブ内部に当接し、他端部が拡径孔部削成部材に当接したカム片とを備え、
前記拡径孔部削成部材は、前記ドリル刃体に対して前方に移動した際に、被穿孔物の表面にてドリル孔の周囲に当接するマーキング部材を有し、又はマーキング部材と連繋し、
前記スリーブの当て面が被穿孔物に接した状態で、更に前記本体が前方に移動することにより、前記カム片の揺動によって前記拡径孔部削成部材は前記ガイド溝に沿って前方に移動するとともに、前記マーキング部材が被穿孔物の表面にてドリル孔の周囲に当接する。
本発明に係る穿孔装置では、スリーブの当て面が被穿孔物に接した状態で、更にドリル刃体が前進すると、カム片の揺動によって拡径孔部削成部材はガイド溝に沿って前進して、切削刃がドリル刃体の側方へ突出して拡径孔部を形成する。これとともに、マーキング部材が被穿孔物の表面にてドリル孔の周囲に当接し、マーキングを付す。
即ち、穿孔装置によって、被穿孔物に拡径孔部付きのドリル孔を形成するのと同時に、マーキングを付すことが出来るので、マーキングを別途付す手間を省くことが出来る。
穿孔装置の分解正面図である。 (a)は、スリーブの拡大断面図であり、 (b)は、(a)の下面図、(c)は、スリーブにドリル刃体が挿入された状態を図1のA-A線を含む面にて破断した断面図である。 拡径孔部削成部材の拡大図である。 (a)-(c)は、穿孔装置の穿孔動作を示す図である。 ドリル孔の正面図である。 嵌め筒を拡大した詳細図である。 従来の穿孔装置を示す分解図である。 (a)-(c)は、従来の穿孔装置を用いた穿孔作業手順を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図を参照しながら説明する。以下では、全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。本実施形態にあっては、穿孔時に被穿孔物の表面にマーキングを付すことに特徴があるが、先ず穿孔装置1の全体構成を説明する。
(穿孔装置の全体構成)
図1は、穿孔装置1の分解正面図である。穿孔装置1は、後端部にシャンク20を、前端部に前後に延びたドリル刃体4を夫々有する本体2と、該本体2が嵌まる筒状のスリーブ3と、該ドリル刃体4の側面に沿って前後に移動自在に設けられ先端部に拡径孔部を削成するための切削刃50を設けた拡径孔部削成部材5と、本体2に対してスリーブ3を前方に付勢する第1の圧縮バネ7と、ドリル刃体4に対して拡径孔部削成部材5を後方に付勢する第2の圧縮バネ70と、本体2の内側に枢軸80を中心として前後に揺動可能に設けられたカム片8を設けている。第1及び第2の圧縮バネ7、70が、本願発明の第1及び第2の付勢部材に該当する。被穿孔物にはコンクリート壁等が想定され、本体2、スリーブ3、拡径孔部削成部材5は何れも金属から形成される。本体2上にて、シャンク20とドリル刃体4の間には、フランジ21、嵌め筒22、摺動筒23が後側から前側に向かって順に設けられている。摺動筒23に前記の枢軸80が取り付けられ、嵌め筒22の側面には後記するように、第1の圧縮バネ7の後端部が嵌まる凹溝24が開設されている。本体2とスリーブ3は中心軸Lに同軸に設けられ、該中心軸Lは穿孔装置1の回転中心軸でもある。
ドリル刃体4の先端部には、被穿孔物に直線状のドリル孔を穿孔するための穿孔刃40が固着されている。ドリル刃体4の側面には、穿孔刃40に達しないように軸方向に延びたガイド溝44が設けられ、拡径孔部削成部材5はガイド溝44に沿って前後に摺動する。ガイド溝44の前端部分には前方外向きに傾斜した傾斜面45が形成されている。
図2(a)は、スリーブ3の拡大断面図であり、図2(b)は、図2(a)の下面図、図2(c)は、スリーブ3にドリル刃体4が挿入された状態を図1のA-A線を含む面にて破断した断面図である。スリーブ3の上面には凹部30が形成され、該凹部30の下側には中空体31が設けられている。中空体31の中心部には、凹部30に連続した嵌め孔32が凹部30と同軸に形成されている。中空体31上にて嵌め孔32の周囲には、前後に延びた複数のバネ挿入孔33、軽量化用孔34及び嵌め孔32に連なった1つのマーキング軸挿入孔35が開設されている。スリーブ3の下面にてマーキング軸挿入孔35の下側には透孔36が開設され、この透孔36の役目は後記する。凹部30の側壁には、枢軸80が嵌まる長孔37が開設され、該長孔37の幅は枢軸80の径に略等しい。該枢軸80が長孔37に嵌まることによって本体2とスリーブ3が中心軸Lを中心として一体となって回転し、また本体2の前後方向の移動が案内される。スリーブ3の前端部は、被穿孔物60の表面に接する当て面38を形成している。
尚、バネ挿入孔33、軽量化用孔34の位置及び数は図2(b)に示されたものに限定されない。
前記のフランジ21は凹部30の上面周縁に接する大きさに、嵌め筒22は凹部30に嵌まる大きさに夫々形成される。第1の圧縮バネ7はバネ挿入孔33に対応して複数設けられて、バネ挿入孔33に挿入される。第1の圧縮バネ7は自由長さがスリーブ3の前後長さより稍長く設けられ、後端部が嵌め筒22の凹溝24の前端部に嵌まる。これにより、第1の圧縮バネ7は本体2に対してスリーブ3を常に前方に付勢する。バネ挿入孔33に嵌まった複数の第1の圧縮バネ7が周方向に等間隔に配置されれば、スリーブ3は周方向に沿って略均等に付勢されるから、スリーブ3を安定して前方に付勢することが出来る。また、第2の圧縮バネ70はマーキング軸挿入孔35に嵌まって、下端がスリーブ3の底面に接する。
ドリル刃体4が嵌め孔32に嵌まった状態では、図2(c)に示すように、ドリル刃体4のガイド溝44に拡径孔部削成部材5の一部(後記する支持片51)が接している。ガイド溝44の幅は、ガイド溝44に接する拡径孔部削成部材5の一部分の幅に略等しく、拡径孔部削成部材5がドリル刃体4に対して位置ずれすることを防ぐ。
図3は、拡径孔部削成部材5の拡大図である。拡径孔部削成部材5は、前後に延びて前端部に拡径部を形成する為の切削刃50を設けた支持片51と、該支持片51の後端部から水平外向きに延びた接続片52と、該接続片52の外端部から前方に延びたマーキング軸53とを備えている。支持片51は前端部が外向きに弾性変形可能に設けられ、該支持片51がガイド溝44に接する。この状態で、切削刃50は傾斜面45に臨んで、稍後側に位置する。マーキング軸53の先端部には、先端が尖ったマーキング部材54が設けられ、マーキング軸53は、第2の圧縮バネ70に嵌まる。マーキング部材54は被穿孔物60の表面に浅い溝を形成することが出来る程度の硬度を有する金属製である。第2の圧縮バネ70は接続片52の下縁に接して、拡径孔部削成部材5を後方に付勢し、被穿孔物に穿孔しない状態(未穿孔状態)では、マーキング部材54はスリーブ3の透孔36から後方に離間している。
(穿孔装置の穿孔動作)
図4(a)-(c)は、穿孔装置1の穿孔動作を示す図である。図4(a)に示す未穿孔状態では、第1の圧縮バネ7によって嵌め筒22及び本体2が押し上げられ、フランジ21がスリーブ3の凹部30の上面周縁から後方に離間している。また、第2の圧縮バネ70によって拡径孔部削成部材5の切削刃50は、傾斜面45に対して後方に位置する。カム片8の一端部は接続片52の上端に接し、他端部はスリーブ3内にて中空体31の上面に接する。カム片8の揺動中心である枢軸80は長孔37の後端部に位置する。
穿孔開始時には、作業者は本体2のシャンク20を、例えば電動工具のチャックに取り付けてシャンク20を把持し、被穿孔物60の表面にドリル刃体4の穿孔刃40を押し付ける。次に作業者は、電動工具を駆動して、本体2を回転させながら前進させ、ドリル孔61を穿孔する。枢軸80によって本体2に接続されたスリーブ3も本体2と共に回転する。このドリル孔が所定の深さに達してスリーブ3の当て面38が被穿孔物60の表面に接すると、図4(b)に示すように、スリーブ3の前進が止まる。
しかし、本体2は第1の圧縮バネ7に抗して前進を続ける。本体2の摺動筒23の前端部が、スリーブ3の嵌め孔32に嵌まりながら前進する。マーキング軸53もマーキング軸挿入孔35に嵌まって前進を案内される。カム片8の揺動中心である枢軸80も前進し、カム片8の他端部は前記の如く、スリーブ3内にて中空体31の上面に接しているから、カム片8は枢軸80を中心に反時計方向に回転し、カム片8の一端部が拡径孔部削成部材5を前方に押す。支持片51がガイド溝44に沿って前進し、切削刃50が傾斜面45に沿って外向きに移動し、ドリル刃体4の側方に突出する。スリーブ3と本体2はスリーブ3の前進が停止したまま回転を続けているから、切削刃50がドリル孔側壁を切削し、拡径孔部62を形成する。フランジ21がスリーブ3の上端面に接すると、本体2の下降が停止する(図4(c))。このとき、枢軸80は長孔37の前端に達する。なお、このとき、枢軸80は長孔37の前端の間に隙間が空いていてもよい。
拡径孔部削成部材5の前進により、マーキング部材54の先端がスリーブ3の透孔36を通って被穿孔物60の表面に押し当たる。即ち、透孔36はマーキング部材54を被穿孔物60の表面に押し当てるために開設されている。拡径孔部削成部材5は本体2とともに回転しているから、被穿孔物60の表面に環状溝であるマーキングを形成する(図5参照)。
この後、作業者は電動工具の回転駆動を停止して、本体2とスリーブ3の回転を停止し、本体2を被穿孔物60に押し込む力を抜く。第2の圧縮バネ70によって拡径孔部削成部材5が押し上げられて、切削刃50がドリル刃体4内に引っ込む。従来と同様に、図8(c)に示すように、孔奥に拡径孔部62が削成された拡径孔部付きのドリル孔61が被穿孔物60に形成される。
図5は、このドリル孔61の正面図である。被穿孔物60の表面にて、ドリル孔61の周囲には、スリーブ3の前端面が被穿孔物60の表面と回転摺動することによる円形の擦れ跡領域64が形成される。該擦れ跡領域64の内にて、ドリル孔61の周囲には、マーキング部材54が被穿孔物60の表面を切削したことに依る、環状溝のマーキング63が形成される。マーキング63を確認することにより、被穿孔物60の外側からは拡径孔部62付きのドリル孔61が正しく形成されたか否かが判る。
本実施形態に係る穿孔装置1にあっては、拡径孔部62付きのドリル孔61を形成するのと同時に、マーキング63を付すことが出来るので、マーキング63を別途付す手間を省くことが出来る。
マーキング63の深さを変えたい場合は、枢軸80から拡径孔部削成部材5との接点とまでの距離を変えた複数のカム片8を予め用意し、カム片8を適宜交換すればよい。
上記の実施形態にあっては、第1の圧縮バネ7の後端部が嵌め筒22の凹溝24の前端部に嵌まるとした。これは詳細には、図6に示すように、凹溝24の前端部には面取り部25が施され、該面取り部25に第1の圧縮バネ7の後端部が接している。この凹溝24は本体2の軽量化の役目も有する。
また、マーキング部材54は拡径孔部削成部材5と一体に形成されているとしたが、別個の部材で構成した上で、ネジ等で接続してマーキング部材54が拡径孔部削成部材5と連繋して移動するように移動してもよい。
本発明は、コンクリート等の被穿孔物に対して所定深さのドリル孔を穿孔するのと同時に、孔奥に孔径を大きくした拡径孔部を削成する拡径孔部付き孔の穿孔装置に適用すると有用である。
1 穿孔装置
2 本体
3 スリーブ
4 ドリル刃体
5 拡径孔部削成部材
7 第1の圧縮バネ
8 カム片
20 シャンク
44 ガイド溝
45 傾斜面
50 切削刃
54 マーキング部材

Claims (4)

  1. 被穿孔物に対して前後に延びた所定深さのドリル孔を穿孔する穿孔装置であって、
    前端部に穿孔刃を設け、側面に前後に延びたガイド溝を形成したドリル刃体を備えた本体と、
    前端部に被穿孔物の表面に接する当て面を形成し、ドリル刃体が前後移動可能に嵌まるスリーブと、
    前端部に切削刃を設けており、前記ドリル刃体のガイド溝に前後方向に摺動自在に設けられ、前記ドリル刃体に対して前方に移動する際に前記切削刃がガイド溝に沿って前記ドリル刃体の側方へ突出する拡径孔部削成部材と、
    前記本体に揺動可能に支持され、一端部がスリーブ内部に当接し、他端部が拡径孔部削成部材に当接したカム片とを備え、
    前記拡径孔部削成部材は、前記ドリル刃体に対して前方に移動した際に、被穿孔物の表面にてドリル孔の周囲に当接するマーキング部材を一体に有し、
    前記スリーブの当て面が被穿孔物に接した状態で、更に前記本体が前方に移動することにより、前記カム片の揺動によって前記拡径孔部削成部材は前記ガイド溝に沿って前方に移動するとともに、前記マーキング部材が被穿孔物の表面にてドリル孔の周囲に当接
    前記拡径孔部削成部材とマーキング部材とは、前記スリーブに形成された1つのマーキング軸挿入孔によって前進を案内される、穿孔装置。
  2. 前記本体は、後端部に回転駆動用に把持されるシャンクを備えている、請求項1に記載の穿孔装置。
  3. 更に前記本体に対してスリーブを前方に付勢する第1の付勢部材と、前記ドリル刃体に対して拡径孔部削成部材を後方に付勢する第2の付勢部材とを備えた、請求項1又は2に記載の穿孔装置。
  4. 前記本体は前記ドリル刃体の後側にフランジを設け、該フランジとスリーブの後端部との当接により、前記ドリル刃体の前進が停止される、請求項1乃至3の何れかに記載の穿孔装置。
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