JP2012066643A - サンルーフ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リンクアームの起立動作がスムースとなるサンルーフ装置を提供する。
【解決手段】ルーフパネル3と、第2リフトガイド溝26が形成された後部スライダ8と、後部スライダ8をガイドする後部ガイドレール10と、一端が第1連結ピン33を介してルーフパネル3に回転自在に連結し、他端が第2連結ピン34を介して後部ガイドレール10に回転自在に連結し、中間部が第2リフトガイドピン35を介して第2リフトガイド溝26に摺動係合するリンクアーム30と、を備え、ルーフパネル3の全閉時における第2連結ピン34の位置を略中心に円弧状をなす円弧ピンガイド溝29を後部ガイドレール10に形成し、リンクアーム30を円弧ピンガイド溝29にガイドさせることにより、定位置とした第2連結ピン34を回転中心としてリンクアーム30を起倒させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両のサンルーフ装置に関する。
開閉自在なルーフパネルと、リフトガイド溝が形成されたスライダと、スライダをガイドするガイドレールと、一端がルーフパネルに回転自在に連結し、他端がスライダに回転自在に連結し、中間部がリフトガイドピンを介して前記リフトガイド溝に摺動係合するリンクアームと、を備えたサンルーフ装置の従来例として特許文献1に記載のものが挙げられる。
具体的には、特許文献1に記載のリンクアーム(チルティングレバー)は、一端がパネルに回転自在に連結し、他端のピン(第1ガイドピン)がスライダの溝(第1ガイドカーブ)に連結し、中間部のリフトガイドピン(第2ガイドピン)がリフトガイド溝(第2ガイドカーブ)に摺動係合した構造であり、スライダの移動時にリフトガイド溝がリフトガイドピンを押圧することでリンクアームが起倒する。
欧州特許公報1741588A1
特許文献1の技術では、リンクアームの起立時に他端のピン(第1ガイドピン)がスライダの溝(第1ガイドカーブ)内を摺動する。しかし、この構造では、リンクアームが起立するにしたがい、リフトガイド溝(第2ガイドカーブ)によるリフトガイドピン(第2ガイドピン)への押圧力をピン(第1ガイドピン)の移動力に変える変換効率が低下しやすくなり、リンクアームの起立動作をスムースに行えないおそれがある。
本発明はこのような課題を解決するために創作されたものであり、リンクアームの起立動作がスムースとなるサンルーフ装置を提供することを目的としている。
本発明は、前記課題を解決するため、車両の固定ルーフに開閉自在に設けられるルーフパネルと、リフトガイド溝が形成されたスライダと、前記スライダをガイドするガイドレールと、一端が第1連結ピンを介して前記ルーフパネルに回転自在に連結し、他端が第2連結ピンを介して前記ガイドレールまたは前記スライダに回転自在に連結し、中間部がリフトガイドピンを介して前記リフトガイド溝に摺動係合するリンクアームと、を備え、前記スライダが移動して前記リフトガイド溝が前記リフトガイドピンを押圧することにより前記リンクアームが起倒するサンルーフ装置であって、前記ルーフパネルの全閉時における前記第2連結ピンの位置を略中心に円弧状をなす円弧ピンガイド溝を前記ガイドレールに形成し、前記リンクアームを前記円弧ピンガイド溝にガイドさせることにより、定位置とした前記第2連結ピンを回転中心として前記リンクアームを起倒させることを特徴とする。
このサンルーフ装置によれば、円弧ピンガイド溝を後部ガイドレールに形成し、リンクアームを円弧ピンガイド溝にガイドさせることにより、定位置とした第2連結ピンを回転中心としてリンクアームを起倒させる構造としたので、第2連結ピンを前方に引き込む力を要することがなくなり、リフトガイド溝によるリフトガイドピンへの押圧力をリンクアームの起立力に効率的に変換でき、リンクアームの起立動作を終始スムースにすることができる。
また、本発明は、前記第1連結ピンを、前記ルーフパネル側および前記リンクアームのどちらか一方に形成した逃げ溝に摺動係合させたことを特徴とする。
このサンルーフ装置によれば、定位置の第2連結ピンを中心とする第1連結ピンの円弧状の移動軌跡とルーフパネルの所望の上昇軌跡との差をスムースに吸収できる。
本発明によれば、リンクアームの起立動作がスムースとなり、高品位なサンルーフ装置を提供できる。
本発明に係るサンルーフ装置の外観図であり、(a)、(b)はそれぞれルーフパネルが閉じた状態、開いた状態を示す。 本発明に係るサンルーフ装置の平面図である。 本発明に係るサンルーフ装置の側面図である。 (a)は前部スライダ周りの分解斜視図、(b)は後部スライダ周りの分解斜視図である。 (a)は前部スライダ周りの断面図、(b)は後部スライダ周りの断面図である。 本発明に係るサンルーフ装置の作用側面図である。 本発明に対する比較例として、円弧ピンガイド溝を設けない場合のリンクアームの動作説明図である。
図1に示すように、本発明に係るサンルーフ装置1は、車両の固定ルーフ2に対して開閉自在に設けられ、開時にはチルトアップして後方に移動するルーフパネル3を備える。さらに固定ルーフ2には、ルーフパネル3の後方に位置するように固定パネル4が取り付けられ、ルーフパネル3の前方に位置するように車幅方向に長尺のフロントガーニッシュ5が取り付けられ、ルーフパネル3および固定パネル4の両側に位置するように前後方向に長尺のサイドガーニッシュ6が取り付けられている。固定パネル4、フロントガーニッシュ5およびサイドガーニッシュ6はいずれも固定ルーフ2に対して固定されている。ルーフパネル3および固定パネル4は例えばガラス製のパネルであり、フロントガーニッシュ5およびサイドガーニッシュ6は例えば樹脂製のパネルである。ルーフパネル3の縁部にはゴム材等からなるウェザストリップ36が取り付けられ、固定パネル4の前縁にはゴム材等からなるウェザストリップ37が取り付けられている。ルーフパネル3の全閉時、ウェザストリップ36は弾性変形を伴ってウェザストリップ37、フロントガーニッシュ5およびサイドガーニッシュ6に圧接される。
ルーフパネル3は比較的大型で重量のあるパネルであり、開時にはパネルの四隅周りが図2に示す左右の前部スライダ7および後部スライダ8によって重量支持される。閉じた状態のルーフパネル3の側縁部の下方には前部スライダ7の摺動をガイドする前部ガイドレール9が配設され、固定パネル4の側縁部の下方には後部スライダ8の摺動をガイドする後部ガイドレール10が配設されている。なお、符号39は室内開口部を示す。
図4(a)および図5(a)に示すように、前部ガイドレール9は、駆動モータM(図2)により前後移動するプッシュプルケーブル11(図5)を挿通させるためのケーブル溝12と、前部スライダ7のシュー7Bをガイドするガイド溝13と、第1ピンガイド部材18が嵌合する嵌合溝14と、を有する。前部ガイドレール9は、例えばアルミニウム合金の押出形材から構成される。前部スライダ7は図示しない連結部を介してプッシュプルケーブル11と連結している。
前部スライダ7は、前部ガイドレール9に沿って鉛直に起立する本体部7Aと、本体部7Aの下部から左右に突設される複数のシュー7Bとを有する。シュー7Bは本体部7Aとは別体のものであってもよいし、一体に成形されたものでもよい。本体部7Aには、第1リフトガイド溝15が本体部7Aを左右に貫通する態様で形成されている。図3に示すように、第1リフトガイド溝15は、前部スライダ7の後寄りで水平に延設される第1水平ストローク15Aと、第1水平ストローク15Aの前端から前上がりに緩傾斜する第1傾斜ストローク15Bと、第1傾斜ストローク15Bの上端から前方に水平に延設される第2水平ストローク15Cと、第2水平ストローク15Cの前端から前上がりに傾斜する第2傾斜ストローク15Dと、を有する溝形状からなる。
ルーフパネル3の裏面における側縁部前寄りには第1パネルブラケット16が固設されており、図4(a)および図5(a)に示すように、この第1パネルブラケット16に車幅方向を軸方向として取り付けられる第1リフトガイドピン17の一端が前記第1リフトガイド溝15に摺動可能に係合している。第1リフトガイドピン17の他端は、第1ピンガイド部材18に形成されたピンガイド溝19に摺動可能に係合している。ピンガイド部材18は前部ガイドレール9の嵌合溝14内に固定される部材であり、ピンガイド溝19は、前部ガイドレール9に沿う水平溝19Aと、水平溝19Aの前端から前下がりに直線状に傾斜する傾斜溝19Bとを有する。
本実施形態では第1リフトガイドピン17の一端および他端をそれぞれ第1リフトガイド溝15、ピンガイド溝19に係合させているが、別体からなる2つのピンをそれぞれ第1リフトガイド溝15、ピンガイド溝19に係合させる形態にしてもよい。
なお、第1リフトガイドピン17や後記する連結ピン33等としてはボルトやねじ等が利用される場合もあるが、図4では単なるピン形状として簡略化して図示している。
図4(b)および図5(b)に示すように、後部ガイドレール10は、前記プッシュプルケーブル11を挿通させるためのケーブル溝20と、後部スライダ8のシュー8Bをガイドするガイド溝21と、第2リフトガイドピン35をガイドする上部ピンガイド溝22と、上部ピンガイド溝22の下方に形成され、連結ピン34をガイドする下部ピンガイド溝23とを有する。後部ガイドレール10も例えばアルミニウム合金の押出形材から構成される。後部スライダ8も図示しない連結部を介してプッシュプルケーブル11と連結している。つまり、後部スライダ8はプッシュプルケーブル11を介して前部スライダ7と一体に移動する。
プッシュプルケーブル11は、図1および図2に示すようにモータMと前部ガイドレール9との間においてはガイドパイプ24によりガイドされ、前部ガイドレール9と後部ガイドレール10との間においては接続パイプ25によりガイドされる。接続パイプ25は、図4に示した前部ガイドレール9のケーブル溝12の後端口と、後部ガイドレール10のケーブル溝20の前端口とを接続するように設けられている。
後部スライダ8は、後部ガイドレール10に沿って鉛直に起立する本体部8Aと、本体部8Aの下部から左右に突設される複数のシュー8Bとを有する。シュー8Bは本体部8Aとは別体のものであってもよいし、一体に成形されたものでもよい。本体部8Aには、第2リフトガイド溝26が本体部8Aを左右に貫通する態様で形成されている。図3に示すように、第2リフトガイド溝26は、後部スライダ8の後寄りで水平に延設される第1水平ストローク26Aと、第1水平ストローク26Aの前端から前上がりに傾斜する傾斜ストローク26Bと、傾斜ストローク26Bの上端から前方に水平に延設される第2水平ストローク26Cと、を有する溝形状からなる。
ここで、第1リフトガイドピン17のルーフパネル全閉時の位置(図3に実線にて示す位置)から第2水平ストローク15Cの到達位置(後端位置)までの水平方向ストロークaは、第2リフトガイドピン35のルーフパネル全閉時の位置(図3に実線にて示す位置)から第2水平ストローク26Cの到達位置(後端位置)までの水平方向ストロークbよりも小さく設定されている。なお、図3において、ルーフパネル3のチルトアップが完了したときの第1リフトガイドピン17、第2リフトガイドピン35の位置は仮想線にて示してある。
ルーフパネル3の裏面における側縁部後寄りには第2パネルブラケット27が固設されている。図4(b)および図5(b)に示すように、後部ガイドレール10の一部の切り欠きを利用して後部ガイドレール10には第2ピンガイド部材28が固定され、この第2ピンガイド部材28には円弧ピンガイド溝29が形成されている。第2ピンガイド部材28が後部ガイドレール10に固定された際、円弧ピンガイド溝29は、後部ガイドレール10の上部ピンガイド溝22の途中から前下がりに円弧状に傾斜する溝となるように形成されている。円弧ピンガイド溝29は、概ね、ルーフパネル3の全閉時における第2連結ピン34の位置を中心に円弧を描くように形成されている。
符号30は、一端が第2パネルブラケット27に対して車幅方向の軸回りに回転自在に連結し、他端が後部ガイドレール10に対して車幅方向の軸回りに回転自在かつ後部ガイドレール10に沿って移動自在に連結したリンクアームである。リンクアーム30の前端には逃げ溝31としての長孔32が穿設され、第2パネルブラケット27に取り付けられる第1連結ピン33が長孔32に摺動可能に係合している。リンクアーム30の後端に取り付けられる第2連結ピン34は後部ガイドレール10の下部ピンガイド溝23に摺動可能に係合している。リンクアーム30の長手方向中間部には車幅方向を軸方向とした第2リフトガイドピン35が取り付けられ、この第2リフトガイドピン35は第2リフトガイド溝26と、円弧ピンガイド溝29および上部ピンガイド溝22とに摺動可能に係合している。
リンクアーム30の他端を、後部ガイドレール10に連結する代わりに後部スライダ8に回転自在に連結する、つまり、リンクアーム30の他端を、第2連結ピン34を介して後部スライダ8に回転自在に連結する構成にしてもよい。
「作用」
主に図6を参照してサンルーフ装置1の動作を説明する。図6(a)はルーフパネル3が全閉となった状態を示しており、このとき前部スライダ7および後部スライダ8は最前進位置にある。第1リフトガイドピン17は第1リフトガイド溝15の第1水平ストローク15Aに位置するとともにピンガイド溝19の傾斜溝19Bの下部に位置している。第2リフトガイドピン35は第2リフトガイド溝26の第1水平ストローク26Aに位置するとともに円弧ピンガイド溝29の下部に位置している。リンクアーム30は倒伏した状態で格納され、第1連結ピン33は長孔32の後端に位置している。
図6(a)の状態から、モータMの駆動によりプッシュプルケーブル11を介して前部スライダ7および後部スライダ8が一体で後方に移動すると、図6(b)に示すように、第1リフトガイド溝15の第1傾斜ストローク15Bの内壁が第1リフトガイドピン17を上方に押し上げるとともに、第2リフトガイド溝26の傾斜ストローク26Bの内壁が第2リフトガイドピン35を上方に押し上げる。第1リフトガイドピン17は傾斜溝19Bにガイドされることにより後方側に若干量変位しつつ上昇し、第2リフトガイドピン35も円弧ピンガイド溝29にガイドされることにより後方側に若干量変位しつつ上昇する。ルーフパネル3は、チルトアップの初期段階ではフロントガーニッシュ5との間で開口部を形成しないように略平行移動の態様で上昇する。円弧ピンガイド溝29は、前記したようにルーフパネル3の全閉時における連結ピン34の位置を略中心に円弧を描くように形成されているので、この円弧の溝内を第2リフトガイドピン35が上昇する過程で、第2連結ピン34の位置はほとんど変わらず、したがってリンクアーム30はほぼ定位置の第2連結ピン34を回転中心として起立する。この間、第1連結ピン33は長孔32の前側に移動する。
このように、ほぼ定位置の第2連結ピン34を回転中心としてリンクアーム30を起立させることで、リンクアーム30の起立動作をスムースにさせることができる。ここで、円弧ピンガイド溝29を設けない場合の作用を図7を参照して説明すれば、後部スライダ8の移動に伴い第2リフトガイドピン35が第2リフトガイド溝26の内壁に押圧されリンクアーム30´が図7(a)から図7(b)の状態に起立する過程で、第2連結ピン34は定位置に留まらずに符号Lで示すように前方に引き込まれていく。このように第2連結ピン34を前方に引き込む構造では、リンクアーム30´の起立最終段階において、第2リフトガイド溝26による第2リフトガイドピン35への押圧力を第2連結ピン34の引き込み力に変える変換効率が低下しやすいため、リンクアーム30´の起立をスムースに行えないおそれがある。
これに対し、円弧ピンガイド溝29を後部ガイドレール10に形成し、リンクアーム30を円弧ピンガイド溝29にガイドさせることにより、定位置とした第2連結ピン34を回転中心としてリンクアーム30を起立または倒伏させる本発明の構造によれば、第2連結ピン34を前方に引き込む力を要することがなく、第2リフトガイド溝26による第2リフトガイドピン35への押圧力をリンクアーム30の起立力に効率的に変換でき、リンクアーム30の起立動作を終始スムースにすることができる。
また、第1連結ピン33を、リンクアーム30に形成した逃げ溝31に摺動係合させることにより、定位置の第2連結ピン34を中心とする第1連結ピン33の円弧状の移動軌跡とルーフパネル3の後縁の所望の上昇軌跡との差をスムースに吸収できる。第1連結ピン33をリンクアーム30に設け、逃げ溝31をルーフパネル側、具体的には第2パネルブラケット27に形成しても同様の効果が得られる。
そして、図3に示したように、前部スライダ7側における水平方向ストロークaは、後部スライダ8側における水平方向ストロークbよりも小さく設定されており、第1リフトガイドピン17が第2水平ストローク15Cに位置するタイミングが、第2リフトガイドピン35が第2水平ストローク26Cに位置するタイミングよりも早いので、ルーフパネルの後縁に比べてルーフパネルの前縁のチルトアップの動作時間が短くなる。これにより、フロントガーニッシュ5に対してルーフパネル3の前縁(具体的にはウェザストリップ36)が擦れる時間を短くでき、擦れ音の低減やウェザストリップ36の損傷の低減が図れる。
次に、図6(c)はルーフパネル3のチルトアップが完了した状態を示している。この状態においては、第1リフトガイドピン17は第1リフトガイド溝15の第2水平ストローク15Cに位置する。同時に、第1リフトガイドピン17はピンガイド溝19の傾斜溝19Bの上部周りに位置するが、水平溝19Aの高さ位置までには達していない。一方、第2リフトガイドピン35は第2リフトガイド溝26の第2水平ストローク26Cに位置する。同時に、第2リフトガイドピン35は円弧ピンガイド溝29の上端に位置する。この上端の位置は後部ガイドレール10の上部ピンガイド溝22の高さ位置と同じである。
図6(c)の状態から前部スライダ7および後部スライダ8がさらに後方に移動すると、第1リフトガイド溝15の第2傾斜ストローク15Dの内壁が第1リフトガイドピン17を上方に押し上げる。第1リフトガイドピン17は傾斜溝19Bにガイドされることにより後方側に変位しつつ上昇し、上昇しきった時点で図6(d)に示すように水平溝19Aにガイドされることで後方に水平移動する。一方、第2リフトガイドピン35は第2リフトガイド溝26の第2水平ストローク26Cの前端内壁に押圧され、上部ピンガイド溝22にガイドされることで後方に水平移動する。第2連結ピン34も下部ピンガイド溝23にガイドされて後方に水平移動するので、第2リフトガイドピン35と第2連結ピン34との2点支持によりリンクアーム30は同姿勢のまま後方に水平移動する。つまり、ルーフパネル3はチルトアップ完了の状態から、前縁側のみさらに上昇したうえで後方に移動する。
なお、ルーフパネル3の移動時には、第2パネルブラケット27とリンクアーム30は図5(b)に示すように固定パネル4とサイドガーニッシュ6との隙間を通過し、その際には第2パネルブラケット27とリンクアーム30は、固定パネル4とサイドガーニッシュ6との隙間を塞ぐシールリップ38を局所的に押しのけるようにして通過する。
ルーフパネル3が閉じるときの動作は以上の動作と逆であり、その説明は省略する。
以上、本発明の好適な実施形態について説明した。ルーフパネル3の前縁を大きく上昇させたい場合等には、本発明のリンクアーム30を前部スライダ7側に設けることも可能である。その他、本発明は図面に記載したものに限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
1 サンルーフ装置
2 固定ルーフ
3 ルーフパネル
4 固定パネル
5 フロントガーニッシュ
6 サイドガーニッシュ
7 前部スライダ
8 後部スライダ
9 前部ガイドレール
10 後部ガイドレール
15 第1リフトガイド溝
16 第1パネルブラケット
17 第1リフトガイドピン
26 第2リフトガイド溝
27 第2パネルブラケット
29 円弧ピンガイド溝
30 リンクアーム
31 逃げ溝
33 第1連結ピン
34 第2連結ピン
35 第2リフトガイドピン

Claims (2)

  1. 車両の固定ルーフに開閉自在に設けられるルーフパネルと、
    リフトガイド溝が形成されたスライダと、
    前記スライダをガイドするガイドレールと、
    一端が第1連結ピンを介して前記ルーフパネルに回転自在に連結し、他端が第2連結ピンを介して前記ガイドレールまたは前記スライダに回転自在に連結し、中間部がリフトガイドピンを介して前記リフトガイド溝に摺動係合するリンクアームと、
    を備え、前記スライダが移動して前記リフトガイド溝が前記リフトガイドピンを押圧することにより前記リンクアームが起倒するサンルーフ装置であって、
    前記ルーフパネルの全閉時における前記第2連結ピンの位置を略中心に円弧状をなす円弧ピンガイド溝を前記ガイドレールに形成し、
    前記リンクアームを前記円弧ピンガイド溝にガイドさせることにより、定位置とした前記第2連結ピンを回転中心として前記リンクアームを起倒させることを特徴とするサンルーフ装置。
  2. 前記第1連結ピンを、前記ルーフパネル側および前記リンクアームのどちらか一方に形成した逃げ溝に摺動係合させたことを特徴とする請求項1に記載のサンルーフ装置。
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