JP2012063874A - チップセレクト信号を切り替えるセレクタ、ストレージ装置、及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】SDRAMコントローラから出力されるチップセレクト信号に基づいて、SDRAMインタフェースを備えた増設デバイスを適切な期間だけ選択できるようにする。
【解決手段】実施形態によれば、セレクタは、タイミング検出器とチップセレクト生成器とを具備する。タイミング検出器は、SDRAMコントローラによってRAS信号がアサートされる第1の時点に当該SDRAMコントローラから出力される行アドレスの示すアクセス先が、SDRAMが割り当てられている第1のアドレス空間とは異なる第2のアドレス空間に割り当てられた、SDRAMインタフェースを備えた増設デバイスである場合に、前記第1の時点から次に前記RAS信号がアサートされる第2の時点までの期間を検出する。チップセレクト生成器は、前記増設デバイスを選択するためのチップセレクト信号を、前記検出された期間に応じてアサートする。
【選択図】 図1
【解決手段】実施形態によれば、セレクタは、タイミング検出器とチップセレクト生成器とを具備する。タイミング検出器は、SDRAMコントローラによってRAS信号がアサートされる第1の時点に当該SDRAMコントローラから出力される行アドレスの示すアクセス先が、SDRAMが割り当てられている第1のアドレス空間とは異なる第2のアドレス空間に割り当てられた、SDRAMインタフェースを備えた増設デバイスである場合に、前記第1の時点から次に前記RAS信号がアサートされる第2の時点までの期間を検出する。チップセレクト生成器は、前記増設デバイスを選択するためのチップセレクト信号を、前記検出された期間に応じてアサートする。
【選択図】 図1
Description
本発明の実施形態は、チップセレクト信号を切り替えるセレクタ、ストレージ装置、及び電子機器に関する。
外部デバイス(以下、既存デバイスと称する)へのアクセスを制御するコントローラを備えた電子機器において、別の外部デバイスを増設することがある。コントローラから、増設される外部デバイス(以下、増設デバイスと称する)にアクセスするためには、当該増設デバイスを選択する必要がある。しかしコントローラは、外部デバイスの増設に無関係に、単一のチップセレクト信号のみサポートとするように設計されているのが一般的である。
このため従来技術では、コントローラから増設デバイスへのアクセスを可能とするために、コントローラと既存デバイス及び増設デバイスとの間に、セレクタを追加するのが一般的である。このセレクタは、コントローラから出力されるチップセレクト信号を、既存デバイスまたは増設デバイスのいずれかに切り替えて出力する機能を有する。
既存デバイス及び増設デバイスが割り当てられるアドレス空間は異なる。そこでセレクタは、コントローラから出力されるアドレスをデコードすることにより、当該アドレスの示すアクセス先が既存デバイスまたは増設デバイスのいずれであるかを判定する。セレクタは、この判定結果とコントローラから出力されるチップセレクト信号とに基づいて、既存デバイスを選択するための第1のチップセレクト信号または増設デバイスを選択するための第2のチップセレクト信号を出力する。
上述した従来技術では、チップセレクト信号がアサートされている間、コントローラから出力されるアドレスは常に利用可能な状態になっている。もし、既存デバイスが、例えばSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)であり、コントローラが、SDRAMへのアクセスを制御するSDRAMコントローラである場合、当該SDRAMコントローラはアドレスを行アドレスと列アドレスとに分けて順次出力する。より詳細には、SDRAMコントローラは、行アドレス及び列アドレスを、予め定められたシーケンスにおけるそれぞれ異なるタイミングで出力する。つまり行アドレス及び列アドレスは、それぞれ対応するタイミングでのみ有効である。
このため、増設デバイスがSDRAMインタフェースを備えている場合、行アドレス及び列アドレスは、それぞれ対応するタイミングでのみ有効であることを考慮する必要がある。そこで、増設デバイスが選択される期間を、列アドレスが出力されるタイミングも考慮して適切に設定することが要求される。
本発明の目的は、SDRAMコントローラから出力されるチップセレクト信号に基づいて、SDRAMインタフェースを備えた増設デバイスを適切な期間だけ選択することができるセレクタ、ストレージ装置、及び電子機器を提供することにある。
実施形態によればセレクタが提供される。セレクタは、タイミング検出器と、チップセレクト生成器とを具備する。前記タイミング検出器は、SDRAMへのアクセスを制御するSDRAMコントローラから出力されるアドレスが、前記SDRAMコントローラによってRAS信号がアサートされる第1の時点に出力される行アドレスであり、且つ当該行アドレスの示すアクセス先が、前記SDRAMが割り当てられている第1のアドレス空間とは異なる第2のアドレス空間に割り当てられた、SDRAMインタフェースを備えた増設デバイスである場合に、前記第1の時点から次に前記RAS信号がアサートされる第2の時点までの期間を検出する。前記チップセレクト生成器は、前記SDRAMコントローラから出力されるチップセレクト信号に基づいて、前記SDRAMを選択するための第1のチップセレクト信号または前記増設デバイスを選択するための第2のチップセレクト信号を生成する。前記チップセレクト生成器は、前記タイミング検出器によって検出された期間に応じて前記第2のチップセレクト信号をアサートする。
以下、実施の形態につき図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は第1の実施形態に係るストレージ装置を備えた電子機器の典型的な構成を示すブロック図である。
[第1の実施形態]
図1は第1の実施形態に係るストレージ装置を備えた電子機器の典型的な構成を示すブロック図である。
図1において、電子機器は、ストレージ装置10及びホスト装置20を備えている。電子機器は、例えば、パーソナルコンピュータである。ホスト装置20は、ホストインタフェース21を介してストレージ装置10と接続されている。ホスト装置20は、ストレージ装置10を当該ホスト装置20の記憶装置として利用する。ストレージ装置10は、例えばソリッドステートドライブ(SSD)である。しかしストレージ装置10が、SSD以外の記憶装置、例えば磁気ディスクドライブ(HDD)であっても構わない。
ストレージ装置10は、システムLSI11、SDRAM12、増設チップ13、フラッシュメモリ14及びセレクタ15から構成される。システムLSI11は、SDRAMコントローラ110を含む複数の要素が単一チップに集積されたSOC(System on Chip)と呼ばれるLSIであり、ストレージ装置10の主コントローラとして機能する。ストレージ装置10がHDDの場合、システムLSI11は、記憶媒体としての磁気ディスクにヘッドを介してアクセスする。
SDRAMコントローラ110は、SDRAM12へのアクセスを制御するように設計されている。つまりSDRAMコントローラ110は、外部デバイスの増設に無関係に、単一のチップセレクト信号CS#のみサポートとするように設計されている。
SDRAMコントローラ110は、SDRAM12へのアクセスを制御するために、RAS(行アドレスストローブ)信号(RAS#信号)、CAS(列アドレスストローブ)信号(CAS#信号)、WE(ライトイネーブル)信号(WE#信号)を含む制御信号群153を、所定のタイミングで出力する。SDRAMコントローラ110はまた、SDRAM12へのアクセスを制御するために、チップセレクト信号CS#を、所定のタイミングで出力する。SDRAMコントローラ110はまた、アドレスを行アドレスRA*と列アドレスCA*とに分けて、当該行アドレスRA*及び列アドレスCA*を所定のタイミングでアドレスバス154に順次出力する。SDRAMコントローラ110はまた、データバス155を介してデータ(リード/ライトデータ)を入出力する。
SDRAM12は、例えばSDRAMチップであり、SDRAMコントローラ110の外部デバイスである。SDRAM12が、DDR(Double Data Rate) SDRAM、DDR2 SDRAM、またはDDR3 SDRAMのようなSDRAMであっても構わない。DDR SDRAM、DDR2 SDRAM、及びDDR3 SDRAを総称してDDR* SDRAMと表記することもある。つまりSDRAMコントローラ110が、DDR* SDRAMコントローラであっても構わない。
増設チップ13は、SDRAMコントローラ110の外部デバイス(増設デバイス)であり、SDRAMインタフェースを備えている。第1の実施形態において、増設チップ13は、SDRAMインタフェースで動作するフラッシュコントローラである。増設チップ(フラッシュコントローラ)13は、SDRAMコントローラ110から出力される制御信号群153等に応じて選択されて、アクセスされる。第1の実施形態のようにストレージ装置10がSSDの場合、フラッシュメモリ14は当該ストレージ装置10の記憶媒体として用いられる。
フラッシュメモリ14は増設チップ(フラッシュコントローラ)13に接続されている。フラッシュメモリ14は、SDRAMコントローラ110から増設チップ13を介してアクセスされる。なお、フラッシュメモリ14が増設チップ13に内蔵されていてもよい。
セレクタ15は、SDRAMコントローラ110から増設チップ13にアクセスするのを可能とするために、SDRAMコントローラ110とSDRAM12及び増設チップ13との間に設けられる。セレクタ15は、SDRAMコントローラ110から出力されるチップセレクト信号CS#、制御信号群153及びアドレスに基づいて、SDRAM12を選択するためのチップセレクト信号(第1のチップセレクト信号)CS0#または増設チップ13を選択するためのチップセレクト信号(第2のチップセレクト信号)CS1#を切り替えて出力する。セレクタ15は、SDRAMコントローラ110から出力される制御信号群153及びアドレス(アドレスバス154上のアドレス)を、SDRAM12及び増設チップ13に共通に転送する。セレクタ15はまた、SDRAMコントローラ110とSDRAM12及び増設チップ13との間でデータバス155を介してデータを転送する。
セレクタ15は、タイミング検出器151及びチップセレクト生成器152とを備えている。タイミング検出器151は、SDRAMコントローラ110からアドレスバス154上に出力されるアドレスが、前記SDRAMコントローラによってRAS#信号がアサートされる第1の時点に出力される行アドレスRA*であり、且つ当該行アドレスRA*の示すアクセス先が増設チップ13である場合に、第1の時点から次にRAS#信号がアサートされる第2の時点までの期間を検出する。タイミング検出器151は、検出された期間、増設チップ13の選択への切り替えを指定する高レベルの切り替え信号156を出力する。
チップセレクト生成器152は、チップセレクト信号CS#及び切り替え信号156に基づいて、チップセレクト信号CS0#またはチップセレクト信号CS1#を生成する。チップセレクト生成器152は、切り替え信号156が高レベルである期間(つまり、タイミング検出器151によって検出された期間)、チップセレクト信号CS1#をアサートする。
図2は、図1に示されるセレクタ15の詳細な構成の一例を示すブロック図である。
タイミング検出器151は、アクティブコマンド検出器(ACT検出器)21、RAS信号検出器(RAS検出器)22、アドレスデコーダ23、判定器24及びタイミングラッチ25を備えている。
タイミング検出器151は、アクティブコマンド検出器(ACT検出器)21、RAS信号検出器(RAS検出器)22、アドレスデコーダ23、判定器24及びタイミングラッチ25を備えている。
ACT検出器21、RAS検出器22、アドレスデコーダ23、判定器24及びタイミングラッチ25について説明する前に、SDRAMアクセスの動作シーケンス、制御信号群の状態の組み合わせによるコマンドの定義、及びアドレス空間とアドレスとの関係について説明する。
まず、SDRAMコントローラ110によって実行されるSDRAMアクセスの一般的な動作シーケンスについて、図3を参照して説明する。
SDRAMコントローラ110は、動作シーケンスがアイドル状態31にあるときに、バンクアクティブコマンド(ACTコマンド)を発行し、且つアドレスバス154上にアドレスとして行アドレスを出力する。これにより動作シーケンスは、バンクアクティブ(ACT)状態32に遷移する。
SDRAMコントローラ110は、動作シーケンスがアイドル状態31にあるときに、バンクアクティブコマンド(ACTコマンド)を発行し、且つアドレスバス154上にアドレスとして行アドレスを出力する。これにより動作シーケンスは、バンクアクティブ(ACT)状態32に遷移する。
SDRAMコントローラ110は、動作シーケンスがバンクアクティブ状態32にあるときに、アドレスバス154上にアドレスとして列アドレスを出力し、且つリードコマンドまたはライトコマンドを発行する。これにより動作シーケンスは、リードアクセス状態33またはライトアクセス状態34に遷移し、データ転送が行われる。
その後、SDRAMコントローラ110はプリチャージコマンド(PREコマンド)を発行する。これにより、動作シーケンスはプリチャージ状態35に遷移し、次のアクセスが準備される。
図4は、制御信号群の状態の組み合わせによるコマンドの定義の例を示す。
図4において、信号名に付されている記号#は、対応する信号が低レベルでアクティブであることを示す。図4から、リード、ライト以外のコマンドが定義される場合、RAS#信号は、低レベル(L)、つまりアサート状態であることがわかる。第1の実施形態では、このことを利用して、増設チップ13へのアクセスを開始するためのACTコマンドが発行された時点(第1の時点)から、次にRAS#信号がアサートされる時点(第2の時点)までの期間に応じて、チップセレクト信号CS1#をアサートすることで、増設チップ13へのアクセスを実現している。
図4において、信号名に付されている記号#は、対応する信号が低レベルでアクティブであることを示す。図4から、リード、ライト以外のコマンドが定義される場合、RAS#信号は、低レベル(L)、つまりアサート状態であることがわかる。第1の実施形態では、このことを利用して、増設チップ13へのアクセスを開始するためのACTコマンドが発行された時点(第1の時点)から、次にRAS#信号がアサートされる時点(第2の時点)までの期間に応じて、チップセレクト信号CS1#をアサートすることで、増設チップ13へのアクセスを実現している。
図5は、行アドレス及び列アドレスから構成されるアドレスとアドレス空間との関係の一例を示す。
第1の実施形態において、SDRAMコントローラ110がサポートするアドレスのビット数はn+1である。このn+1ビットのアドレスは、図5(a)に示すように行アドレス及び列アドレスから構成される。SDRAMコントローラ110は、行アドレス及び列アドレスを順次出力することによりn+1ビットのアドレスを指定する。行アドレスは、n+1ビットのアドレスの上位アドレスであり、列アドレスはn+1ビットのアドレスの下位アドレスである。
第1の実施形態において、SDRAMコントローラ110がサポートするアドレスのビット数はn+1である。このn+1ビットのアドレスは、図5(a)に示すように行アドレス及び列アドレスから構成される。SDRAMコントローラ110は、行アドレス及び列アドレスを順次出力することによりn+1ビットのアドレスを指定する。行アドレスは、n+1ビットのアドレスの上位アドレスであり、列アドレスはn+1ビットのアドレスの下位アドレスである。
第1の実施形態において、n+1ビットのアドレスで指定されるアドレス空間、つまりSDRAMコントローラ110がサポートするアドレス空間は、図5(b)に示すようにSDRAM用アドレス空間AS0と増設チップ用アドレス空間AS1とから構成される。SDRAM用アドレス空間AS0にはSDRAM12が割り当てられ、増設チップ用アドレス空間AS1には増設チップ13が割り当てられる。SDRAM用アドレス空間AS0は低アドレス側に位置し、増設チップ用アドレス空間AS1は高アドレス側に位置する。SDRAM用アドレス空間AS0及び増設チップ用アドレス空間AS1は同一サイズである。
この場合、n+1ビットのアドレスの最上位ビットAnの値、つまり行アドレスの最上位ビットAnの値を切り替えることによって、n+1ビットのアドレス、つまり行アドレスの指定するアクセス先をSDRAM用アドレス空間AS0(SDRAM12)または増設チップ用アドレス空間AS1(増設チップ13)のいずれかに切り替えることができる。図5(b)の例では、最上位ビットAnが“0”の行アドレスによりSDRAM用アドレス空間AS0(SDRAM12)がアクセス先として指定され、最上位ビットAnが“1”の行アドレスにより増設チップ用アドレス空間AS1(増設チップ13)がアクセス先として指定される。
このように第1の実施形態では、SDRAMコントローラ110が行アドレス及び列アドレスを順次出力することによりSDRAMアクセスが指定されることを利用して、行アドレスの上位フィールド(ここでは最上位ビットAn)でアクセス先が切り替えられる。これによりSDRAMコントローラ110がサポートするアドレス空間を、SDRAM12が割り当てられるSDRAM用アドレス空間AS0と増設チップ13が割り当てられる増設チップ用アドレス空間AS1とに分けて使用することができる。
第1の実施形態では、行アドレスの最上位ビットAn(つまり行アドレス及び列アドレスから構成されるn+1ビットのアドレスの最上位ビットAn)でアクセス先が切り替えられる。このため行アドレスの少なくとも最上位ビットAnに基づいて、当該行アドレスの示すアクセス先が増設チップ13であるかを検出することが可能である。なお、例えば増設チップ用アドレス空間AS1のサイズがSDRAM用アドレス空間AS0のそれの3倍である場合、行アドレスの少なくとも上位2ビットに基づいて当該行アドレスの示すアクセス先が増設チップ13であるかを検出することが可能である。
再び図2を参照すると、ACT検出器21はSDRAMコントローラ110から出力される、RAS#信号を含む制御信号群153(つまり、RAS#信号、CAS#信号及びWE#信号)に基づいて、SDRAMコントローラ110からACTコマンドが発行されたことを検出する。ACT検出器21はアンドゲート210から構成される。アンドゲート210は、RAS#信号が低レベル(“L”)で、且つCAS#信号及びWE#信号が高レベル(“H”)である期間、ACTコマンド発行が検出されたことを示す高レベルのACT検出信号211を出力する。
RAS検出器22は、ACTコマンドの発行時以外でRAS#信号がアサートされたことを検出する。このRAS検出器22による検出を、非ACTRAS検出と称する。RAS検出器22はアンドゲート220から構成される。アンドゲート220は、ACT検出信号211が低レベルで、且つRAS#信号が低レベルである期間、非ACTRAS検出を示す高レベルのクリア信号221を出力する。
アドレスデコーダ23は、アドレスバス154上のアドレスを行アドレスとして当該行アドレスをデコードすることにより、当該行アドレスが、SDRAM12が割り当てられたSDRAM用アドレス空間AS0に属しているかを検出する。つまりアドレスデコーダ23は、行アドレスの示すアクセス先が増設チップ13であるかを検出する。アドレスデコーダ23は、アクセス先が増設チップ13であることを検出している期間、高レベルのアクセス先検出信号230を出力し、それ以外の期間、低レベルのアクセス先検出信号230を出力する。なお、アドレスデコーダ23が、アドレスバス154上のアドレスを行アドレスとして当該行アドレスの上位フィールド(例えば最上位ビットAn)をデコードすることにより、当該行アドレスの示すアクセス先が増設チップ13であるかを検出してもよい。
判定器24は、ACT検出信号211及びアクセス先検出信号230に基づいて、ACTコマンド発行時のアドレスバス154上のアドレス(つまり行アドレス)によって指定されるアクセス先が増設チップ13であるかを判定する。判定器24はアンドゲート240から構成される。アンドゲート240は、ACT検出信号211及びアクセス先検出信号230がいずれも高レベルである期間、アクセス先が増設チップ13であることを示す高レベルのセット信号241を出力する。
もし、アドレスデコーダ23がアドレスバス154上のアドレスの最上位ビットに基づいて、当該アドレスの示すアクセス先が増設チップ13であるかを検出する場合、後述するようにプリチャージ時やリフレッシュ時に任意の値のアドレスが出力されるならば、アドレスデコーダ23は、行アドレス以外のアドレスに基づく誤ったデコード結果をアクセス先検出信号230として出力する可能性がある。しかし第1の実施形態では、ACT検出信号211が高レベルの期間におけるアクセス先検出信号230が、判定器24によってチェックされる。ACT検出信号211が高レベルの期間におけるアクセス先検出信号230は、アドレスデコーダ23による行アドレスに基づくデコード結果を示す。よって判定器24は、ACTコマンド発行時の行アドレスの示すアクセス先が増設チップ13であるかを正しく判定できる。
タイミングラッチ25は、セット信号241の高レベルへの遷移に応じて第1の状態に設定され、クリア信号221の高レベルへの遷移に応じて第2の状態に設定される。タイミングラッチ25は、第1の状態に設定されている第1の期間、増設チップ13の選択への切り替えを指定するために、高レベルの切り替え信号156を出力する。またタイミングラッチ25は、第2の状態に設定されている第2の期間、SDRAM12の選択への切り替えを指定するために、低レベルの切り替え信号156を出力する。
チップセレクト生成器152は、オアゲート260及び261から構成される。オアゲート260は、チップセレクト信号CS#が低レベルで(アサートされていて)、且つ切り替え信号156が低レベルである期間、チップセレクト信号CS0#をアサートする。オアゲート261は、チップセレクト信号CS#が低レベルで、且つ切り替え信号156が高レベルである期間、チップセレクト信号CS1#をアサートする。
次に、第1の実施形態におけるストレージ装置10の動作について、セレクタ15の動作を中心に、図6のタイミングチャートを参照して説明する。
SDRAMコントローラ110が、増設チップ13が割り当てられている増設チップ用アドレス空間AS1内にリードアクセスし、続いてSDRAM12が割り当てられているSDRAM用アドレス空間AS0にライトアクセスするものとする。この場合、SDRAMコントローラ110は、チップセレクト信号CS#をアサートする。またSDRAMコントローラ110は、リードアクセスのためにACTコマンド(以下、第1のACTコマンドと称する)を発行する。同時にSDRAMコントローラ110は、最上位ビットAnが“1”の行アドレスRA1をアドレスバス154上に出力する。
SDRAMコントローラ110が、増設チップ13が割り当てられている増設チップ用アドレス空間AS1内にリードアクセスし、続いてSDRAM12が割り当てられているSDRAM用アドレス空間AS0にライトアクセスするものとする。この場合、SDRAMコントローラ110は、チップセレクト信号CS#をアサートする。またSDRAMコントローラ110は、リードアクセスのためにACTコマンド(以下、第1のACTコマンドと称する)を発行する。同時にSDRAMコントローラ110は、最上位ビットAnが“1”の行アドレスRA1をアドレスバス154上に出力する。
ACT検出器21のアンドゲート210は、制御信号群153に含まれているRAS#信号、CAS#信号及びWE#信号の状態から第1のACTコマンドの発行を検出し、当該第1のACTコマンドが発行されている期間、高レベルのACT検出信号211を出力する。
アドレスデコーダ23は、アドレスバス154上のアドレス(または当該アドレスの上位フィールド、例えば最上位ビット)をデコードする。ACT検出器21によって第1のACTコマンドの発行が検出されている状態では、アドレスバス154上に、最上位ビットAnが“1”の行アドレスRA1が出力されている。この場合、アドレスデコーダ23は、最上位ビットAnが“1”の行アドレスRA1をデコードすることにより、当該行アドレスRA1の示すアクセス先が増設チップ13であることを検出する。アドレスデコーダ23は、アクセス先が増設チップ13であることを検出している期間、つまりSDRAMコントローラ110からアドレスバス154上に行アドレスRA1が出力されている期間、高レベルのアクセス先検出信号230を出力する。
判定器24のアンドゲート240は、ACT検出信号211及びアクセス先検出信号230がいずれも高レベルである期間、第1のACTコマンド発行時の行アドレスRA1によって指定されるアクセス先が増設チップ13であることを示す高レベルのセット信号241を出力する。セット信号241が低レベルから高レベルに遷移する時点は、ACT検出器21によって第1のACTコマンドの発行が検出された第1の時点、つまり第1のACTコマンドの発行のためにRAS#信号がアサートされた第1の時点に対応する。このことは、判定器24が、アドレスデコーダ23によってアクセス先が増設チップ13であることが検出された状態でACT検出器21によって第1のACTコマンドの発行が検出された時点を第1の時点と判定したことと等価である。
タイミングラッチ25は、高レベルのセット信号241に応じて第1の状態に設定され、高レベルの切り替え信号156を出力する。するとチップセレクト生成器152のオアゲート261は、アサートされているチップセレクト信号CS#及び高レベルの切り替え信号156に基づいて、チップセレクト信号CS1#をアサートする。これにより増設チップ13が選択され、SDRAMコントローラ110はセレクタ15を介して増設チップ13にアクセスすることができる。
このように増設チップ13が選択されている状態で、SDRAMコントローラ110は、リードコマンドを発行する。同時にSDRAMコントローラ110は、列アドレスCA1をアドレスバス154上に出力する。これによりSDRAMコントローラ110は、行アドレスRA1及び列アドレスCA1で指定される増設チップ用アドレス空間AS1にリードアクセスできる。つまりSDRAMコントローラ110は、増設チップ13にリードアクセスできる。
SDRAMコントローラ110は、リードコマンドの発行の後、次のアクセス(SDRAMアクセス)の準備のために、PREコマンドを発行する。SDRAMコントローラ110は、次のアクセスがSDRAM12へのアクセスであるか増設チップ13へのアクセスであるかを区別しておらず、常にSDRAM12へのアクセス(SDRAMアクセス)として動作する。そのためSDRAMコントローラ110は、リードコマンドまたはライトコマンドの発行の後は、常に次のアクセスの準備のために、PREコマンドを発行する。
PREコマンドが発行される場合、図4から明らかなように、RAS#信号が再びアサートされる。RAS検出器22のアンドゲート220は、このようにACTコマンドの発行時以外でRAS#信号がアサートされる状態を検出する。つまりRAS検出器22のアンドゲート220は、第1のACTコマンドの発行のためにRAS#信号がアサートされた後、当該RAS#信号が再びアサートされたことを検出する。そしてRAS検出器22のアンドゲート220は、非ACTRAS検出を示す高レベルのクリア信号221を出力する。
タイミングラッチ25は、高レベルのクリア信号221に応じて第2の状態に設定される。これにより、タイミングラッチ25から出力される切り替え信号156は、高レベルから低レベルに遷移する。
するとチップセレクト生成器152のオアゲート260は、アサートされているチップセレクト信号CS#及び低レベルの切り替え信号156に基づいて、チップセレクト信号CS0#をアサートする。一方、チップセレクト生成器152のオアゲート261は、低レベルの切り替え信号156に基づいて、チップセレクト信号CS1#をデアサートする。これにより選択されるデバイスは、増設チップ13からSDRAM12に切り替えられる(戻される)。この結果、SDRAMコントローラ110は、SDRAM12へのアクセスを準備することができる。
上述のように、タイミングラッチ25は、セット信号241が高レベルに遷移する時点(第1の時点)から次にクリア信号221が高レベルに遷移する時点(第2の時点)までの第1の期間、第1の状態に設定される。つまりタイミングラッチ25は、第1の期間を保持する。明らかなように第1の期間は、増設チップ13へのアクセスを指定する行アドレスRA1及び第1のACTコマンドが発行された第1の時点から次にRAS#信号がアサートされる第2の時点(つまりリードコマンドの発行の後、PREコマンドが発行される第2の時点)までの期間である。この第1の期間の後、つまりPREコマンドの発行時に、タイミングラッチ25は第2の状態に設定され、選択されるデバイスは、増設チップ13からSDRAM12に戻される。
さてSDRAMコントローラ110は、PREコマンドの発行によって次のアクセスを準備し終えると、チップセレクト信号CS#をアサートしている状態で、当該次のアクセス(ここではSDRAM用アドレス空間AS0へのライトアクセス)のためのシーケンスを開始する。まずSDRAMコントローラ110は、ライトアクセスのために再びACTコマンド(以下、第2のACTコマンドと称する)を発行する。同時にSDRAMコントローラ110は、最上位ビットAnが“0”の行アドレスRA0をアドレスバス154上に出力する。
ACT検出器21は第2のACTコマンドの発行を検出し、当該第2のACTコマンドが発行されている期間、高レベルのACT検出信号211を出力する。
ACT検出器21によって第2のACTコマンドの発行が検出されている状態では、アドレスバス154上に、最上位ビットAnが“0”の行アドレスRA0が出力されている。この場合、アドレスデコーダ23は、最上位ビットAnが“0”の行アドレスRA0をデコードすることにより、当該行アドレスRA0の示すアクセス先が増設チップ13でないことを検出する。アドレスデコーダ23は、アクセス先が増設チップ13でないことを検出している期間、低レベルのアクセス先検出信号230を出力する。
ACT検出器21によって第2のACTコマンドの発行が検出されている状態では、アドレスバス154上に、最上位ビットAnが“0”の行アドレスRA0が出力されている。この場合、アドレスデコーダ23は、最上位ビットAnが“0”の行アドレスRA0をデコードすることにより、当該行アドレスRA0の示すアクセス先が増設チップ13でないことを検出する。アドレスデコーダ23は、アクセス先が増設チップ13でないことを検出している期間、低レベルのアクセス先検出信号230を出力する。
判定器24は、アクセス先検出信号230が低レベルの場合、ACT検出信号211の状態に無関係に、アクセス先がSDRAM12であることを示す低レベルのセット信号241を出力する。この場合、タイミングラッチ25は第2の状態を保持する。つまりタイミングラッチ25から出力される切り替え信号156は低レベルに維持される。これにより、チップセレクト信号CS0#はアサートされた状態に、チップセレクト信号CS1#はデアサートされた状態に、それぞれ維持される。つまり増設チップ13が選択される状態が継続される。
上述したように第1の実施形態では、図3に示すSDRAMアクセスの動作シーケンスのように、リードアクセスまたはライトアクセス(リード/ライトアクセス)のためにACTコマンドとリード/ライトコマンドとが連続して発行されることを利用することにより、増設チップ13が選択される期間が適切に設定される仕組みを適用している。具体的には、ACTコマンド発行時の行アドレスによって指定されるアクセス先が増設チップ用アドレス空間AS1(増設チップ13)である場合、当該ACTコマンドの開始時から後続のリード/コマンドの終了時までの期間、チップセレクト信号CS1#がアサートされて増設チップ13が選択される。リード/ライトコマンドの終了は、ACTコマンドの発行のためにRAS#信号がアサートされた後、次にRAS#信号がアサートされたことをRAS検出器22が検出することによって検出される。
つまり第1の実施形態では、SDRAMコントローラ110が、増設チップ用アドレス空間AS1を指定する行アドレスを出力し、続いて列アドレスを出力し、しかる後にRAS#信号を再びアサートするまでの期間、増設チップ13が選択される。これにより第1の実施形態では、増設デバイスが選択される期間を、列アドレスが出力されるタイミングも考慮して適切に設定することができる。
ACTコマンド及びリード/ライトコマンド以外のコマンド(プリチャージコマンド、リフレッシュコマンド、及びレジスタ設定コマンド)に対応する期間は、当該ACTコマンドの発行時の行アドレスによって指定されるアクセス先が増設チップ用アドレス空間AS1であっても、常にSDRAM12が選択される。これにより第1の実施形態では、増設チップ13へのアクセス後に、次のSDRAM12へのアクセスの準備(プリチャージ)を行うことができ、増設チップ13へのアクセス後に、SDRAM12へのアクセスのためのACTコマンドが発行されても対応できる。
上述のように第1の実施形態では、ACTコマンド及びリード/ライトコマンド以外のコマンドに対応する期間は常にSDRAM12が選択される。このため、増設チップ13(フラッシュコントローラ)は、ACTコマンド及びリード/ライトコマンドに従ってリード/ライトアクセスを実行することを前提としている。
[第2の実施形態]
次に第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態の特徴は、第1の実施形態と比較してセレクタ15内のタイミング検出器151の構成を簡略化した点にある。セレクタ15全体の概略構成は第1の実施形態と同様である。したがって、第2の実施形態の説明に図1を援用する。また、第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、行アドレスの最上位ビットAnの値を切り替えることによって、当該行アドレスの指定するアクセス先をSDRAM用アドレス空間AS0(SDRAM12)または増設チップ用アドレス空間AS1(増設チップ13)のいずれかに切り替えることができるものとする。
次に第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態の特徴は、第1の実施形態と比較してセレクタ15内のタイミング検出器151の構成を簡略化した点にある。セレクタ15全体の概略構成は第1の実施形態と同様である。したがって、第2の実施形態の説明に図1を援用する。また、第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、行アドレスの最上位ビットAnの値を切り替えることによって、当該行アドレスの指定するアクセス先をSDRAM用アドレス空間AS0(SDRAM12)または増設チップ用アドレス空間AS1(増設チップ13)のいずれかに切り替えることができるものとする。
SDRAMインターフェース仕様では、プリチャージ時やリフレッシュ時には、任意の値のアドレスを出力することができる。しかし第2の実施形態では、行アドレス及び列アドレスの出力時以外は、常に全ビットが“0”のアドレスが出力されるものとする。つまりアドレスバス154上のアドレスの全ビットは、行アドレス及び列アドレスの出力時以外は、常に“0”であるものとする。
図7は第2の実施形態で適用されるセレクタ15の詳細な構成の一例を示すブロック図である。図7において、図2と等価な要素には同一参照番号を付してある。
図7に示すように、第2の実施形態においてタイミング検出器151は、データラッチ70及び遅延素子(DL)71から構成される。遅延素子71は、アドレスバス154上のアドレスの最上位ビットの2値状態を所定時間だけ遅延する。アドレスバス154上のアドレスの最上位ビットは、当該アドレスが行アドレスの場合Anである。
図7に示すように、第2の実施形態においてタイミング検出器151は、データラッチ70及び遅延素子(DL)71から構成される。遅延素子71は、アドレスバス154上のアドレスの最上位ビットの2値状態を所定時間だけ遅延する。アドレスバス154上のアドレスの最上位ビットは、当該アドレスが行アドレスの場合Anである。
データラッチ70は、データ端子D、ゲート端子G及び出力端子Qを備えている。データラッチ70のデータ端子Dには、遅延素子71によって遅延された最上位ビットが入力され、データラッチ70のゲート端子Gには、制御信号群153中のRAS#信号が入力される。なお、遅延素子71を用いる代わりに、アドレスバス154上のアドレスの最上位ビットをデータラッチ70のデータ端子Dに伝達する信号線の例えば長さを、RAS#信号をデータラッチ70のゲート端子Gに伝達する信号線よりも長く設定することにより、最上位ビットの2値状態をRAS#信号よりも遅延するようにしてもよい。
データラッチ70は、ゲート端子Gに入力されるRAS#信号が低レベルの期間ゲートを開き、その期間にデータ端子Dに入力される信号(つまり遅延された最上位ビットの2値状態)をそのまま出力端子Qから切り替え信号156として出力する。データラッチ70はまた、ゲート端子Gに入力されるRAS#信号が低レベルから高レベルに遷移する際にデータ端子Dに入力される信号(遅延された最上位ビット)の2値状態を保持する。データラッチ70は、保持されている2値状態を示す切り替え信号156を出力する。
次にストレージ装置10の動作について、セレクタ15の動作を中心に、図8のタイミングチャートを参照して説明する。
まず、第1の実施形態と同様に、SDRAMコントローラ110が、増設チップ13が割り当てられている増設チップ用アドレス空間AS1内にリードアクセスし、続いてSDRAM12が割り当てられているSDRAM用アドレス空間AS0にライトアクセスするものとする。この場合、SDRAMコントローラ110は、チップセレクト信号CS#をアサートする。またSDRAMコントローラ110は、リードアクセスのためにACTコマンドを発行し、且つ最上位ビットAnが“1”の行アドレスRA1をアドレスバス154上に出力する。ACTコマンドが発行される場合、RAS#信号がアサートされる。
まず、第1の実施形態と同様に、SDRAMコントローラ110が、増設チップ13が割り当てられている増設チップ用アドレス空間AS1内にリードアクセスし、続いてSDRAM12が割り当てられているSDRAM用アドレス空間AS0にライトアクセスするものとする。この場合、SDRAMコントローラ110は、チップセレクト信号CS#をアサートする。またSDRAMコントローラ110は、リードアクセスのためにACTコマンドを発行し、且つ最上位ビットAnが“1”の行アドレスRA1をアドレスバス154上に出力する。ACTコマンドが発行される場合、RAS#信号がアサートされる。
データラッチ70は、ACTコマンドの発行のためにRAS#信号がアサートされている期間、データ端子Dに入力される、遅延された最上位ビットの2値状態を、そのまま出力端子Qから切り替え信号156として出力する。ACTコマンドの発行時に出力された行アドレスRA1の最上位ビットAnは“1”である。このため、データ端子Dに入力される信号は、RAS#信号がアサートされた時点から所定時間後に“0”(低レベル)から“1”(高レベル)に遷移する。これによりデータラッチ70の出力端子Qから出力される切り替え信号156も、低レベルから高レベルに遷移する。するとチップセレクト生成器152のオアゲート261は、アサートされているチップセレクト信号CS#及び高レベルの切り替え信号156に基づいて、チップセレクト信号CS1#をアサートする。
やがてRAS#信号がデアサートされると、データラッチ70は、その際にデータ端子Dに入力されている、遅延された最上位ビットAnの値(“1”)を保持する。これによりデータラッチ70は、高レベルの切り替え信号156を引き続き出力する。
その後、SDRAMコントローラ110は、リードコマンドを発行する。同時にSDRAMコントローラ110は、列アドレスCA1をアドレスバス154上に出力する。SDRAMコントローラ110はまた、リードコマンドの発行の後、次のアクセスの準備のために、PREコマンドを発行する。PREコマンドが発行される場合、RAS#信号が再びアサートされる。
データラッチ70は、PREコマンドの発行のためにRAS#信号が再びアサートされている期間、データ端子Dに入力される信号(遅延された最上位ビットの2値状態)をそのまま出力端子Qから切り替え信号156として出力する。このとき遅延された最上位ビットは“0”である。このため、データラッチ70の出力端子Qから出力される切り替え信号156は低レベルとなる。
チップセレクト生成器152のオアゲート260は、アサートされているチップセレクト信号CS#及び低レベルの切り替え信号156に基づいて、チップセレクト信号CS0#をアサートする。一方、チップセレクト生成器152のオアゲート261は、低レベルの切り替え信号156に基づいて、チップセレクト信号CS1#をデアサートする。
このようにデータラッチ70は、ACTコマンドの発行のためにRAS#信号がアサートされる第1の時点にSDRAMコントローラ110から出力される行アドレスRA1の最上位ビットが、増設チップ用アドレス空間AS1(増設チップ13)をアクセス先として指定する“1”の場合、上記第1の時点から次にRAS#信号がアサートされる第2の時点までの期間に応じて、高レベルの切り替え信号156を出力する。このことは、データラッチ70が上記第1の時点から上記第2の時点までの期間を検出することと等価である。
第2の実施形態によれば、セレクタ15内のタイミング検出器151の構成を、第1の実施形態と比較して簡略化できる。これにより、セレクタ15を、SDRAMコントローラ110とSDRAM12及び増設チップ13との間に挿入することによる、SDRAMインターフェース信号群の遅延を、第1の実施形態と比較して低減できる。
[第3の実施形態]
次に第3の実施形態について説明する。
第1の実施形態では、説明が省略されているが、少なくともSDRAMコントローラ110、SDRAM12及び増設チップ13は、同一クロック信号CLKに同期して動作する。しかし、SDRAMコントローラ110とSDRAM12及び増設チップ13との間にはセレクタ15が挿入される。このセレクタ15での信号遅延を考慮すると、ストレージ装置10にSDRAM12のみを直接接続する場合に比較して、クロック信号CLKの周波数の低下を招く。そこで第3の実施形態の特徴は、クロック信号CLKの周波数の低下を抑止する点にある。
次に第3の実施形態について説明する。
第1の実施形態では、説明が省略されているが、少なくともSDRAMコントローラ110、SDRAM12及び増設チップ13は、同一クロック信号CLKに同期して動作する。しかし、SDRAMコントローラ110とSDRAM12及び増設チップ13との間にはセレクタ15が挿入される。このセレクタ15での信号遅延を考慮すると、ストレージ装置10にSDRAM12のみを直接接続する場合に比較して、クロック信号CLKの周波数の低下を招く。そこで第3の実施形態の特徴は、クロック信号CLKの周波数の低下を抑止する点にある。
図9は、第3の実施形態に係るストレージ装置を備えた電子機器の典型的な構成を示すブロック図である。図9において、図1と等価な要素には同一参照番号を付してある。
第3の実施形態では、図1に示すセレクタ15に代えてセレクタ150が用いられる。セレクタ150はセレクタ15と同様に、タイミング検出器151及びチップセレクト生成器152を備えている。但し、図9に示されるタイミング検出器151は、クロック信号CLKに同期して動作するレジスタ91を内蔵する。レジスタ91は、切り替え信号156をクロック信号CLKに同期化することで、当該切り替え信号156をクロック信号CLKの1サイクル(以下、単に1サイクルと称する)遅延する同期化モジュールである。なおレジスタ91が、タイミング検出器151内のタイミングラッチ25(図2参照)に代えて用いられる、クロック信号CLKに同期してセットまたはリセットするラッチであっても構わない。つまりレジスタ91が、セット信号241が高レベルの場合にクロック信号CLKに同期して第1の状態に設定され、クリア信号221が高レベルの場合にクロック信号CLKに同期して第2の状態に設定されるラッチであっても構わない。
第3の実施形態では、図1に示すセレクタ15に代えてセレクタ150が用いられる。セレクタ150はセレクタ15と同様に、タイミング検出器151及びチップセレクト生成器152を備えている。但し、図9に示されるタイミング検出器151は、クロック信号CLKに同期して動作するレジスタ91を内蔵する。レジスタ91は、切り替え信号156をクロック信号CLKに同期化することで、当該切り替え信号156をクロック信号CLKの1サイクル(以下、単に1サイクルと称する)遅延する同期化モジュールである。なおレジスタ91が、タイミング検出器151内のタイミングラッチ25(図2参照)に代えて用いられる、クロック信号CLKに同期してセットまたはリセットするラッチであっても構わない。つまりレジスタ91が、セット信号241が高レベルの場合にクロック信号CLKに同期して第1の状態に設定され、クリア信号221が高レベルの場合にクロック信号CLKに同期して第2の状態に設定されるラッチであっても構わない。
セレクタ150は、レジスタ92及び93を更に備えている。レジスタ92は、制御信号群153をクロック信号CLKに同期化することで、当該制御信号群153を1サイクル遅延する同期化モジュールである。レジスタ93は、アドレスバス154上のアドレスをクロック信号CLKに同期化することで、当該アドレスを1サイクル遅延する同期化モジュールである。
このようなセレクタ150をSDRAMコントローラ110とSDRAM12及び増設チップ13の間に挿入した場合、リード/ライトコマンドとデータ転送とのタイミングがずれる。そこで、SDRAMコントローラ110に備えられたタイミング設定器111は、このタイミングを合わせるために、CASレイテンシー、つまりリード/ライトコマンドの発行からデータ転送が行われるまでのサイクル数を1サイクル増加する。この場合、CASレイテンシーは1サイクル増加するものの、クロック信号CLKの周波数の低下を防ぐことができる。
なお、タイミング検出器151内にレジスタ91を備える代わりに、図9において破線で示されているレジスタ94及び95を用いてもよい。レジスタ94及び95は、それぞれ、チップセレクト信号CS0#及びCS#1を1サイクル遅延する同期化モジュールである。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、SDRAMコントローラから出力されるチップセレクト信号に基づいて、SDRAMインタフェースを備えた増設デバイスを適切な期間だけ選択することができるセレクタ、ストレージ装置、及び電子機器を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…ストレージ装置、20…ホスト装置、11…システムLSI、12…SDRAM、13…増設チップ(増設デバイス)、15,150…セレクタ、21…ACT検出器(バンクアクティブコマンド検出器)、22…RAS検出器(RAS信号検出器)、23…アドレスデコーダ、24…判定器、25…タイミングラッチ、91,94…レジスタ(第3の同期化モジュール)、92…レジスタ(第1の同期化モジュール)、93…レジスタ(第2の同期化モジュール)、95…レジスタ(第4の同期化モジュール)、110…SDRAMコントローラ、151…タイミング検出器、152…チップセレクト生成器。
Claims (9)
- SDRAMへのアクセスを制御する、アドレスと、RAS信号及びチップセレクト信号とを出力するSDRAMコントローラと接続されるセレクタであって、
前記アドレスが、前記RAS信号がアサートされる第1の時点に出力される行アドレスであり、且つ当該行アドレスの示すアクセス先が、前記SDRAMが割り当てられている第1のアドレス空間とは異なる第2のアドレス空間に割り当てられた、SDRAMインタフェースを備えた増設デバイスである場合に、前記第1の時点から次に前記RAS信号がアサートされる第2の時点までの期間を検出するタイミング検出器と、
前記チップセレクト信号に基づいて、前記SDRAMを選択するための第1のチップセレクト信号または前記増設デバイスを選択するための第2のチップセレクト信号を生成するチップセレクト生成器であって、前記タイミング検出器によって検出された期間に応じて前記第2のチップセレクト信号をアサートするチップセレクト生成器と
を具備するセレクタ。 - 前記タイミング検出器は、前記検出された期間に対応して第1の状態に設定され、前記検出された期間以外に対応して第2の状態に設定されるタイミングラッチを備えており、
前記チップセレクト生成器は、前記タイミングラッチが前記第1の状態にある期間、前記第2のチップセレクト信号を生成する
請求項1記載のセレクタ。 - 前記タイミング検出器は、
前記SDRAMコントローラから出力される、前記RAS信号を含む制御信号群に基づいて、バンクアクティブコマンドが発行されたことを検出するバンクアクティブコマンド検出器と、
前記制御信号群に基づいて、前記バンクアクティブコマンドの発行後最初に前記RAS信号がアサートされる時点を前記第2の時点として検出するRAS信号検出器と、
前記行アドレスの少なくとも上位フィールドをデコードすることにより、当該行アドレスの示す前記アクセス先が前記増設デバイスであるかを検出するアドレスデコーダと、
前記アドレスデコーダによって前記アクセス先が前記増設デバイスであると検出された状態で前記バンクアクティブコマンドの発行が検出された時点を前記第1の時点と判定する判定器とを更に備えている
請求項2記載のセレクタ。 - 前記タイミングラッチは、前記判定器による前記第1の時点の判定に応じて前記第1の状態に遷移し、前記RAS信号検出器による前記第2の時点の検出に応じて前記第2の状態に遷移する請求項3記載のセレクタ。
- 前記SDRAMコントローラから前記SDRAM及び前記増設デバイスに転送される前記RAS信号を含む制御信号群を前記SDRAMコントローラ、前記SDRAM及び前記増設デバイスのためのクロック信号に同期化する第1の同期化モジュールと、
前記SDRAMコントローラから前記SDRAM及び前記増設デバイスに転送される前記アドレスを前記クロック信号に同期化する第2の同期化モジュールと、
前記タイミング検出器によって検出される期間を前記クロック信号に同期化する第3の同期化モジュールとを更に具備し、
前記チップセレクト生成器は、前記同期化された期間、前記第2のチップセレクト信号をアサートする請求項1記載のセレクタ。 - 前記SDRAMコントローラから前記SDRAM及び前記増設デバイスに転送される前記RAS信号を含む制御信号群を前記SDRAMコントローラ、前記SDRAM及び前記増設デバイスのためのクロック信号に同期化する第1の同期化モジュールと、
前記SDRAMコントローラから前記SDRAM及び前記増設デバイスに転送される前記アドレスを前記クロック信号に同期化する第2の同期化モジュールと、
前記第1のチップセレクト信号を前記クロック信号に同期化する第3の同期化モジュールと、
前記第2のチップセレクト信号を前記クロック信号に同期化する第4の同期化モジュールと
を更に具備する請求項1記載のセレクタ。 - 前記SDRAMコントローラから前記SDRAM及び前記増設デバイスに転送される前記RAS信号を含む制御信号群を前記SDRAMコントローラ、前記SDRAM及び前記増設デバイスのためのクロック信号に同期化する第1の同期化モジュールと、
前記SDRAMコントローラから前記SDRAM及び前記増設デバイスに転送される前記アドレスを前記クロック信号に同期化する第2の同期化モジュールとを更に具備し、
前記タイミング検出器は、前記検出された期間を前記クロック信号に同期化し、同期化された期間第1の状態に設定され、前記同期化された期間以外第2の状態に設定されるタイミングラッチを備えており、
前記チップセレクト生成器は、前記タイミングラッチが前記第1の状態にある期間、前記第2のチップセレクト信号を生成する
請求項1記載のセレクタ。 - 第1のアドレス空間に割り当てられるSDRAMと、
SDRAMインタフェースを備え、第2のアドレス空間に割り当てられる増設デバイスと、
前記SDRAMへのアクセスを制御するSDRAMコントローラを備えた主コントローラと、
前記SDRAMコントローラから出力されるチップセレクト信号に基づいて、前記SDRAMを選択するための第1のチップセレクト信号または前記増設デバイスを選択するための第2のチップセレクト信号を出力するセレクタとを具備し、
前記セレクタは、
前記SDRAMコントローラから出力されるアドレスが、前記SDRAMコントローラによってRAS信号がアサートされる第1の時点に出力される行アドレスであり、且つ当該行アドレスの示すアクセス先が前記増設デバイスである場合に、前記第1の時点から次に前記RAS信号がアサートされる第2の時点までの期間を検出するタイミング検出器と、
前記チップセレクト信号に基づいて前記第1のチップセレクト信号または前記第2のチップセレクト信号を生成するチップセレクト生成器であって、前記タイミング検出器によって検出された期間に応じて前記第2のチップセレクト信号をアサートするチップセレクト生成器とを備えている
ストレージ装置。 - ストレージ装置と、
前記ストレージ装置を利用するホスト装置と
を具備し、
前記ストレージ装置は、
第1のアドレス空間に割り当てられるSDRAMと、
SDRAMインタフェースを備え、第2のアドレス空間に割り当てられる増設デバイスと、
前記SDRAMへのアクセスを制御するSDRAMコントローラを備えた主コントローラと、
前記SDRAMコントローラから出力されるチップセレクト信号に基づいて、前記SDRAMを選択するための第1のチップセレクト信号または前記増設デバイスを選択するための第2のチップセレクト信号を出力するセレクタとを備え、
前記セレクタは、
前記SDRAMコントローラから出力されるアドレスが、前記SDRAMコントローラによってRAS信号がアサートされる第1の時点に出力される行アドレスであり、且つ当該行アドレスの示すアクセス先が前記増設デバイスである場合に、前記第1の時点から次に前記RAS信号がアサートされる第2の時点までの期間を検出するタイミング検出器と、
前記チップセレクト信号に基づいて前記第1のチップセレクト信号または前記第2のチップセレクト信号を生成するチップセレクト生成器であって、前記タイミング検出器によって検出された期間に応じて前記第2のチップセレクト信号をアサートするチップセレクト生成器とを備えている
電子機器。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120306 |