JP2012061648A - 葉書付き印刷物 - Google Patents

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Abstract

【課題】記入部分における粘着剤を最小限にすることができ、また記入後に葉書部分を取り外すという使い方のできる葉書付き印刷物を提供すること。
【解決手段】連設した複数のシート部11〜13がそれらの周辺領域で粘着剤gにより貼着されて折畳み状態で封印され、粘着剤gを剥がすことで見開き状態にできる印刷物であって、所定のシート部11に葉書部分14が切抜きaにより区画されており、葉書部分14が動かないように切抜きaの一部につなぎαが残されているとともに、葉書部分14は浮き上がらないように仮止め箇所16で粘着剤により対向するシート部12,13に貼着されている。葉書部分14は仮止め箇所でシート部11から外れるのが防止され、見開き状態にすると、葉書部分14は切抜きaにより囲まれるが、その切抜きaに残されたつなぎαによりシート部11と一体化したままになる。
【選択図】図2

Description

本発明は、新聞の折込みチラシとして使用するのに好適な印刷物の技術分野に属し、詳しくは、一部に葉書部分を備えた葉書付き印刷物に関するものである。
従来より、広告の一手段として、全国紙等の新聞に折込みチラシを挟んで配達することが行われている。そして、例えば広告を見てすぐに応募したり資料請求が行えるようにとの観点から、切取り可能な葉書部分を一部に備えた葉書付き印刷物が利用されており、それらの中でも、広告量の多い見開き状態とすることができるタイプであって、かつ葉書部分の付いたタイプの印刷物が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載の印刷物は、チラシとして利用可能な広告用印刷物であって、所定の箇所に剥離可能な接着剤が塗布され、圧着されていて左右に開くことができるようになっており、表面の所定の箇所に葉書部分を設けてある。この印刷物では、葉書部分がミシン目で切り取られるようになっており、その葉書部分は紙を2枚重ねたようになっているので、葉書としての重さ、厚さ等の条件を適合させることができる。
特許文献2に記載の印刷物は、左側面部と中央面部と右側面部とからなる印刷物であって、中央面部に葉書部分が区画されており、左側面部の裏面は葉書部分の上部、下部、左側部の内側及び外側に該当する部分に粘着剤が塗布され、右側面部の裏面は葉書部分の上部、下部、右側部の内側及び外側に該当する部分に粘着剤が塗布され、左側面部の裏面及び右側面部の裏面が中央面部の裏面及び葉書部分に貼着されており、葉書部分の周囲に切込みが入った形態をしている。この印刷物では、左側面部と右側面部を開くと、最初に開いた方に葉書部分が貼着したまま付いてくるので、印刷物を開くだけで自動的に葉書部分を手にすることができる。
実用新案登録第3096910号公報 特開2005−238503号公報
上記の引用文献1に記載の印刷物は、読者にとって葉書部分をミシン目で切り取らなければならないという手間がかかる。また、引用文献2に記載の印刷物は、このような手間はかからないものの、粘着剤で仮止めしている葉書部分を外れにくくするため、葉書面に対する粘着剤の塗布量が多くなり、この粘着剤の付いた部分は記入しにくくなるので、葉書面における記入部分が制約を受けるという問題が生じる。また、見開きを開くと葉書部分が引っ繰り返ってしまい、開く前と同じ面が出現することになり、葉書部分を取り外して記入しなければならないという問題もある。
本発明は、上記のような背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、記入部分における粘着剤を最小限にすることができ、また記入後に葉書部分を取り外すという使い方のできる葉書付き印刷物を提供することにある。
本発明に係る葉書付き印刷物は、連設した複数のシート部がそれらの周辺領域で粘着剤により貼着されて折畳み状態で封印され、粘着剤を剥がすことで見開き状態にできる印刷物であって、所定のシート部に葉書部分が切抜きにより区画されており、葉書部分が動かないように切抜きの一部につなぎが残されているとともに、葉書部分は浮き上がらないように仮止め箇所で粘着剤により対向するシート部に貼着されていることを特徴とする。
この葉書付き印刷物は、所定のシート部に葉書部分が切抜きにより区画されているが、葉書部分が動かないように切抜きの一部につなぎが残され、葉書部分が浮き上がらないように対向するシート部と仮止め箇所で貼着されているので、葉書部分は所定のシート部から外れるのが防止されている。そして、複数のシート部を見開き状態にすると、葉書部分は切抜きにより囲まれるが、その切抜きに残されたつなぎにより所定のシート部と一体化したままになる。したがって、見開いた状態で記入してからつなぎを破断して葉書部分を取り外すことができる。
また、本発明に係る葉書付き印刷物は、中央シート部の左右にそれぞれ側方シート部が折返し状態で連設されており、左右の側方シート部を開くことで見開き状態にできる印刷物であって、中央シート部には、左右の側方シート部のいずれもが掛かる位置に葉書部分が切抜きにより区画されており、左右の側方シート部は、いずれもが葉書部分を除く周辺領域で粘着剤により中央シート部に貼着されており、一方の側方シート部が重なる切抜きのところに葉書部分が動かないようにつなぎが残されており、他方の側方シート部が重なる葉書部分のところに位置する仮止め箇所で葉書部分は浮き上がらないように粘着剤により他方の側方シート部と貼着されていることを特徴とする。
この葉書付き印刷物は、左右の側方シート部の下に位置する中央シート部に葉書部分が切抜きにより区画されているが、一方の側方シート部のところでは切抜きにつなぎがあり、他方の側方シート部のところでは当該側方シート部と仮止め箇所で貼着されているので、葉書部分は中央シート部から外れるのが防止されている。そして、左右の側方シート部を剥がして見開き状態にすると、葉書部分は切抜きにより囲まれるが、その切抜きに残されたつなぎにより中央シート部と一体化したままになる。したがって、見開いた状態で記入してからつなぎを破断して葉書部分を取り外すことができる。
また、本発明に係る葉書付き印刷物は、中央シート部の左右にそれぞれ側方シート部が折返し状態で連設されており、左右の側方シート部を開くことで見開き状態にできる印刷物であって、左右の側方シート部の間に隙間があり、中央シート部には、左右の側方シート部のいずれもが掛かる位置に葉書部分が切抜きにより区画されており、左右の側方シート部は、いずれもが葉書部分を除く周辺領域で粘着剤により中央シート部に貼着されており、葉書部分を区画する切抜きには、左右の側方シート部の間にある隙間のところに葉書部分が動かないようにつなぎが残されており、少なくとも左右いずれか一方の側方シート部が重なる葉書部分のところに位置する仮止め箇所で葉書部分は浮き上がらないように粘着剤により左右いずれかの側方シート部と貼着されていることを特徴とする。
この葉書付き印刷物は、左右の側方シート部の間に隙間による段差があるので、葉書部分の周囲にハーフカット装置で半抜きして切抜きを形成する際に、刃先の一部を欠いた打抜き刃を使用することなく切抜きの途中につなぎを形成することができる。そして、左右の側方シート部の下に位置する中央シート部に葉書部分が切抜きにより区画されているが、左右の側方シート部の間には切抜きにつなぎがあり、少なくとも左右いずれか一方の側方シート部のところでは当該側方シート部と仮止め箇所で貼着されているので、葉書部分は中央シート部から外れるのが防止されている。そして、左右の側方シート部を剥がして見開き状態にすると、葉書部分は切抜きにより囲まれるが、その切抜きに残されたつなぎにより中央シート部と一体化したままになる。したがって、見開いた状態で記入してからつなぎを破断して葉書部分を取り外すことができる。
また、本発明に係る葉書付き印刷物は、中央シート部の左右にそれぞれ側方シート部が折返し状態で連設されており、左右の側方シート部を開くことで見開き状態にできる印刷物であって、左右の側方シート部は、いずれもが周辺領域で粘着剤により中央シート部に貼着されており、いずれか一方の側方シート部には、葉書部分が切抜きにより区画されており、側端縁に近い方か遠い方のいずれかに位置する切抜きのところに葉書部分が動かないようにつなぎが残されており、つなぎが残された方とは反対側に位置する仮止め箇所で葉書部分は浮き上がらないように粘着剤により中央シート部と貼着されていることを特徴とする。
この葉書付き印刷物は、いずれか一方の側方シート部に葉書部分が切抜きにより区画されているが、側端縁に近い方か遠い方のいずれかに位置する切抜きのところにつなぎがあり、つなぎが残された方とは反対側に位置する仮止め箇所で中央シート部と貼着されているので、葉書部分は一方の側方シート部から外れるのが防止されている。そして、印刷物において一方の側方シート部を剥がすと、葉書部分は切抜きにより囲まれるが、つなぎにより一方の側方シート部と一体化したままになる。したがって、見開いた状態で記入してからつなぎを破断して葉書部分を取り外すことができる。
また、本発明に係る葉書付き印刷物は、中央シート部の左右いずれかに側方シート部が折返し状態で連設されており、その側方シート部を開くことで見開き状態にできる印刷物であって、側方シート部は、周辺領域で粘着剤により中央シート部に貼着されており、その側方シート部には、葉書部分が切抜きにより区画されており、側端縁に近い方か遠い方のいずれかに位置する切抜きのところに葉書部分が動かないようにつなぎが残されており、つなぎが残された方とは反対側に位置する仮止め箇所で葉書部分は浮き上がらないように粘着剤により中央シート部と貼着されていることを特徴とする。
この葉書付き印刷物は、側方シート部に葉書部分が切抜きにより区画されているが、側端縁に近い方か遠い方のいずれかに位置する切抜きのところにつなぎがあり、つなぎが残された方とは反対側に位置する仮止め箇所で中央シート部と貼着されているので、葉書部分は側方シート部から外れるのが防止されている。そして、側方シート部を剥がして見開き状態にすると、葉書部分は切抜きにより囲まれるが、つなぎにより側方シート部と一体化したままになる。したがって、見開いた状態で記入してからつなぎを破断して葉書部分を取り外すことができる。
本発明の葉書付き印刷物は、見開き可能な印刷物において葉書部分を切抜きで区画するが、その葉書部分の周囲にある切抜きにつなぎを残し、葉書部分が浮き上がらないように仮止め箇所で対向するシート部に粘着剤により貼着するようにしたので、葉書部分を仮止めする粘着剤の塗布量が少なくて済み、記入部分における粘着剤を最小限にすることができる。また、印刷物を見開いた面と葉書部分の記入面とが同じになるため、開いた印刷面を見ながら葉書面に記入し、その後に葉書部分を取り外すという使い方ができる。
本発明に係る第1実施形態の葉書付き印刷物の一例を示す平面図である。 図1の葉書付き印刷物を開いた状態で示す展開図である。 本発明に係る第2実施形態の葉書付き印刷物の一例を示す平面図である。 図3の葉書付き印刷物を開いた状態で示す展開図である。 本発明に係る第3実施形態の葉書付き印刷物の一例を示す平面図である。 図5の葉書付き印刷物を開いた状態で示す展開図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は本発明に係る第1のタイプの葉書付き印刷物A1 を示し、図2は図1に示す葉書付き印刷物A1 を開いた状態で示す展開図である。
図1に示す葉書付き印刷物A1 は、新聞の折込みチラシのサイズをした見開きタイプのチラシである。図1は未開封状態であり、その展開形状は、図2に示すように、中央シート部11の左右にそれぞれ側方シート部12,13が連設した横長状をしており、右側の側方シート部13よりも左側の側方シート12の方が幅が広く、両者を合わせた幅が中央シート部11と同じである。すなわち、中央シート部11の左右にそれぞれ側方シート部12,13が折返し状態で連設されており、左右の側方シート部12,13を開くことで見開き状態にできるようになっている。
中央シート部11には、左右の側方シート部12,13のいずれもが掛かる位置に葉書部分14が切抜きaにより区画されており、左右の側方シート部12,13は、いずれもが葉書部分14を除く周辺領域で粘着剤gにより中央シート部11に貼着されている。ここで、図2に示すように、葉書部分14を所定の紙厚とするため、中央シート部11の右寄りの位置に帯状の補強用紙15を貼着している。また、左右の側方シート部12,13に、それらが向かい合う下端コーナー部分に粘着剤gの未塗布部分を設けておくことで、見開き時の取っ掛かり部分を形成している。
そして、右側の側方シート部13が重なる切抜きaのところ、すなわちここでは葉書部分14の右辺に上下2つのつなぎαが残されており、これによって葉書部分14が動かないようになっている。また、左側の側方シート部12が重なる葉書部分14のところに位置する2箇所の仮止め箇所16で葉書部分14は浮き上がらないように粘着剤gにより貼着されている。この仮止め箇所16は、葉書部分14が浮き上がりを防止すればよいので小さくてよく、サイズ、個数、場所は紙厚等に応じて適宜決めればよいものである。
このように、図1に示す葉書付き印刷物A1 は、左右の側方シート部12,13の下に位置する中央シート部11に葉書部分14が切抜きaにより区画されているものの、右側の側方シート部13のところでは切抜きaにつなぎαがあり、左側の側方シート部12のところではその側方シート部12と仮止め箇所15で粘着剤により貼着されているので、葉書部分14は中央シート部11から外れるのが防止されている。
図1の葉書付き印刷物A1 を製造する手順は次のようである。まず、連続用紙を送りながら印刷機により所定の印刷を施した後、図2に示す位置に粘着剤gを糊付けしてから、左右の側方シート部12,13を折り返してそれぞれ中央シート部11に貼り合わせる。次いで、連続用紙のままハーフカット装置に送り、葉書部分14の周囲を半抜きして切抜きaを形成する。この半抜きに際し、刃先の一部を欠いた打抜き刃を使用してつなぎαを残すようにする。そして、連続用紙の状態から横方向に次々と断裁して個々の葉書付き印刷物A1 が得られる。
この葉書付き印刷物A1 は、図1の矢印でに示すように、左右の側方シート部12,13をその取っ掛かり部分をきっかけとして剥がすことで見開き状態とする。このとき、葉書部分14は切抜きaにより囲まれるが、つなぎαにより中央シート部11と一体化したままになる。したがって、見開いた状態で記入してからつなぎαを破断して葉書部分14を取り外すことができる。
〔第2実施形態〕
図3は本発明に係る第2のタイプの葉書付き印刷物A2 を示し、図4は図3に示す葉書付き印刷物A2 を開いた状態で示す展開図である。
図3に示す葉書付き印刷物A2 は、新聞の折込みチラシのサイズをした見開きタイプのチラシである。図3は未開封状態であり、その展開形状は、図4に示すように、中央シート部21の左右にそれぞれ側方シート部22,23が連設した横長状をしており、右側の側方シート部23よりも左側の側方シート22の方が幅が広く、両者を合わせた幅が中央シート部11よりわずかに小さくなっており、左右の側方シート部22,23の間に隙間bがある。すなわち、この葉書付き印刷物A2 も、中央シート部21の左右にそれぞれ側方シート部22,23が折返し状態で連設されており、左右の側方シート部22,23を開くことで見開き状態にできるようになっている。
中央シート部21には、左右の側方シート部22,23のいずれもが掛かる位置に葉書部分24が切抜きaにより区画されており、左右の側方シート部22,23は、いずれもが葉書部分24を除く周辺領域で粘着剤gにより中央シート部21に貼着されている。ここで、図2に示すように、葉書部分24を所定の紙厚とするため、中央シート部21の右寄りの位置に帯状の補強用紙25を貼着している。また、左右の側方シート部22,23に、それらが向かい合う下端コーナー部分に粘着剤gの未塗布部分を設けておくことで、見開き時の取っ掛かり部分を形成している。
そして、葉書部分24を区画する切抜きaには、左右の側方シート部22,23の間にある隙間bのところにつなぎαが残されており、これによって葉書部分24が動かないようになっている。また、左側の側方シート部22が重なる葉書部分24のところに位置する2箇所の仮止め箇所26と、左側の側方シート部22が重なる葉書部分24のところに位置する2箇所の仮止め箇所27とで、葉書部分24は浮き上がらないように粘着剤gにより貼着されている。これらの仮止め箇所26,27は、葉書部分24が浮き上がりを防止すればよいので小さくてよく、サイズ、個数、場所は紙厚等に応じて適宜決めればよいものである。また、例えば、つなぎαの位置が葉書部分24の左にもっと寄っている場合は、左側の側方シート部22は浮き上がらないので、こちらの仮止め箇所26は省略することができる。
このように、図3に示す葉書付き印刷物A2 は、左右の側方シート部22,23の下に位置する中央シート部21に葉書部分24が切抜きaにより区画されているものの、左右の側方シート部22,23の間には切抜きaにつなぎαがあり、側方シート部22,23の少なくともいずれか一方のところではその側方シート部と仮止め箇所で粘着剤により貼着されているので、葉書部分24は中央シート部21から外れるのが防止されている。
図3の葉書付き印刷物A2 を製造する手順は次のようである。まず、連続用紙を送りながら印刷機により所定の印刷を施した後、図4に示す位置に粘着剤gを糊付けしてから、左右の側方シート部22,23を折り返してそれぞれ中央シート部21に貼り合わせる。次いで、連続用紙のままハーフカット装置に送り、葉書部分24の周囲を半抜きして切抜きaを形成する。この半抜きに際しては、刃先の連続した打抜き刃を使用すればよい。すなわち、左右の側方シート部22,23の間には隙間bによる段差があるので、刃先の一部を欠いた打抜き刃を使用しなくても切抜きaの途中で隙間に対応する部分につなぎαを形成することができる。
この葉書付き印刷物A2 は、図3の矢印でに示すように、左右の側方シート部22,23をその取っ掛かり部分をきっかけとして剥がすことで見開き状態とする。このとき、葉書部分24は切抜きaにより囲まれるが、切抜きaに残されたつなぎαにより中央シート部21と一体化したままになる。したがって、見開いた状態で記入してからつなぎαを破断して葉書部分24を取り外すことができる。
〔第3実施形態〕
図5は本発明に係る第3のタイプの葉書付き印刷物A3 を示し、図6は図5に示す葉書付き印刷物A3 を開いた状態で示す展開図である。
図5に示す葉書付き印刷物A3 は、新聞の折込みチラシのサイズをした見開きタイプのチラシである。図5は未開封状態であり、その展開形状は、図6に示すように、中央シート部31の左右にそれぞれ側方シート部32,33が連設した横長状をしており、両者の幅は同じで、かつ両者を合わせた幅が中央シート部31と同じになっている。すなわち、中央シート部31の左右にそれぞれ同じ幅の側方シート部32,33が折返し状態で連設されており、左右の側方シート部32,33を開くことで見開き状態にできるようになっている。
右側の側方シート部33には葉書部分34が切抜きaにより区画されており、左右の側方シート部32,33は、いずれもが周辺領域で粘着剤gにより中央シート部31に貼着されている。ここで、図6に示すように、葉書部分34を所定の紙厚とするため、右側の側方シート部33に帯状の補強用紙35を貼着している。また、左右の側方シート部32,33に、それらが向かい合う下端コーナー部分に粘着剤gの未塗布部分を設けておくことで、見開き時の取っ掛かり部分を形成している。
そして、側端縁に近い方の切抜きaのところ、すなわちここでは葉書部分34の右辺に上下2つのつなぎαが残されており、これによって葉書部分34が動かないようになっている。また、側端縁から遠い葉書部分34のところに位置する2箇所の仮止め箇所36で葉書部分34は浮き上がらないように粘着剤gにより貼着されている。この仮止め箇所36は、葉書部分34が浮き上がりを防止すればよいので小さくてよく、サイズ、個数、場所は紙厚等に応じて適宜決めればよいものである。
このように、図5に示す葉書付き印刷物A3 は、右側の側方シート部33に葉書部分34が切抜きaにより区画されているものの、側端縁に近い方の切抜きのところにつなぎαがあり、側端縁から遠い葉書部分のところで中央シート部31と仮止め箇所36で粘着剤により貼着されているので、葉書部分14は右側の側方シート部33から外れるのが防止されている。
図5の葉書付き印刷物A3 を製造する手順は次のようである。まず、連続用紙を送りながら印刷機により所定の印刷を施した後、図6に示す位置に粘着剤gを糊付けしてから、左右の側方シート部32,33を折り返してそれぞれ中央シート部31に貼り合わせる。次いで、連続用紙のままハーフカット装置に送り、葉書部分34の周囲を半抜きして切抜きaを形成する。この半抜きに際し、刃先の一部を欠いた打抜き刃を使用してつなぎαを残すようにする。そして、連続用紙の状態から横方向に次々と断裁して個々の葉書付き印刷物A3 が得られる。
この葉書付き印刷物A3 は、図5の矢印でに示すように、左右の側方シート部32,33をその取っ掛かり部分をきっかけとして剥がすことで見開き状態とする。このとき、葉書部分34は切抜きaにより囲まれるが、つなぎαにより右側の側方シート部33と一体化したままになる。したがって、見開いた状態で記入してからつなぎαを破断して葉書部分34を取り外すことができる。
図5に示す葉書付き印刷物A3 では、図6に示すように、側端縁に近い方の切抜きaのところに葉書部分34が動かないようにつなぎαを残し、側端縁から遠い葉書部分34のところに粘着剤gによる仮止め箇所36を設けたが、接着力の弱い粘着剤gを用いる場合は、仮止め箇所が簡単に剥がれるので、側端縁に遠い方の切抜きaのところにつなぎを残し、側端縁に近い葉書部分34のところに仮止め箇所を設けるようにしてもよい。
<第3実施形態の変形例>
本発明の葉書付き印刷物は、図5に示す葉書付き印刷物A3 において、左半分がなく右半分のみとした形態を採ることもできる。このサイズのチラシは、情報量が少ないときに利用される。中央シート部31が縦方向に二分した半分のサイズとなり、その中央シート部31の右側に側方シート部33が折返し状態で連設した縦長状となる。すなわち、側方シート部33は、周辺領域で粘着剤gにより中央シート部31に貼着されており、その側方シート部33を開くことで見開き状態にできるものである。
そして、側方シート部33に、葉書部分34が切抜きaにより区画されており、側端縁に近い方の切抜きaのところに葉書部分34が動かないようにつなぎαが残され、側端縁から遠い葉書部分34のところに位置する仮止め箇所36で葉書部分34は浮き上がらないように粘着剤により中央シート部31と貼着されたものになる。
この葉書付き印刷物は、側方シート部33に葉書部分34が切抜きにより区画されているが、側端縁に近い方の切抜きaのところにつなぎαがあり、側端縁から遠い葉書部分34のところで中央シート部31と仮止め箇所36で貼着されているので、葉書部分34は側方シート部33から外れるのが防止される。そして、側方シート部33を側端縁の方から剥がして見開き状態にすると、葉書部分34は切抜きaにより囲まれるが、つなぎαにより側方シート部33と一体化したままになる。したがって、見開いた状態で記入してからつなぎαを破断して葉書部分34を取り外すことができる。
この変形例で説明した葉書付き印刷物では、側端縁に近い方の切抜きaのところに葉書部分34が動かないようにつなぎαを残し、側端縁から遠い葉書部分34のところに仮止め箇所36を設けることになるが、接着力の弱い粘着剤gを用いる場合は、仮止め箇所が簡単に剥がれるので、第3実施形態で説明したのと同様、側端縁に遠い方の切抜きaのところにつなぎを残し、側端縁に近い葉書部分34のところに仮止め箇所を設けるようにしてもよい。
以上、本発明を実施するための形態について詳細に説明してきたが、本発明による葉書付きチラシは、上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当然のことである。例えば、上記の各実施形態で説明したのと左右が逆になった形態を採ることもできる。
本発明の葉書付き印刷物は、チラシのほかに、葉書のように筆記を伴う部分を分離して使用するような印刷物にも適用が可能である。
1 ,A2 ,A3 葉書付き印刷物
11 中央シート部
12,13 側方シート部
14 葉書部分
15 補強用紙
16 仮止め箇所
21 中央シート部
22,23 側方シート部
24 葉書部分
25 補強用紙
26,27 仮止め箇所
31 中央シート部
32,33 側方シート部
34 葉書部分
35 補強用紙
36 仮止め箇所
a 切抜き
b 隙間
g 粘着剤
α つなぎ

Claims (5)

  1. 連設した複数のシート部がそれらの周辺領域で粘着剤により貼着されて折畳み状態で封印され、粘着剤を剥がすことで見開き状態にできる印刷物であって、所定のシート部に葉書部分が切抜きにより区画されており、葉書部分が動かないように切抜きの一部につなぎが残されているとともに、葉書部分は浮き上がらないように仮止め箇所で粘着剤により対向するシート部に貼着されていることを特徴とする葉書付き印刷物。
  2. 中央シート部の左右にそれぞれ側方シート部が折返し状態で連設されており、左右の側方シート部を開くことで見開き状態にできる印刷物であって、中央シート部には、左右の側方シート部のいずれもが掛かる位置に葉書部分が切抜きにより区画されており、左右の側方シート部は、いずれもが葉書部分を除く周辺領域で粘着剤により中央シート部に貼着されており、一方の側方シート部が重なる切抜きのところに葉書部分が動かないようにつなぎが残されており、他方の側方シート部が重なる葉書部分のところに位置する仮止め箇所で葉書部分は浮き上がらないように粘着剤により他方の側方シート部と貼着されていることを特徴とする葉書付き印刷物。
  3. 中央シート部の左右にそれぞれ側方シート部が折返し状態で連設されており、左右の側方シート部を開くことで見開き状態にできる印刷物であって、左右の側方シート部の間に隙間があり、中央シート部には、左右の側方シート部のいずれもが掛かる位置に葉書部分が切抜きにより区画されており、左右の側方シート部は、いずれもが葉書部分を除く周辺領域で粘着剤により中央シート部に貼着されており、葉書部分を区画する切抜きには、左右の側方シート部の間にある隙間のところに葉書部分が動かないようにつなぎが残されており、少なくとも左右いずれか一方の側方シート部が重なる葉書部分のところに位置する仮止め箇所で葉書部分は浮き上がらないように粘着剤により左右いずれかの側方シート部と貼着されていることを特徴とする葉書付き印刷物。
  4. 中央シート部の左右にそれぞれ側方シート部が折返し状態で連設されており、左右の側方シート部を開くことで見開き状態にできる印刷物であって、左右の側方シート部は、いずれもが周辺領域で粘着剤により中央シート部に貼着されており、いずれか一方の側方シート部には、葉書部分が切抜きにより区画されており、側端縁に近い方か遠い方のいずれかに位置する切抜きのところに葉書部分が動かないようにつなぎが残されており、つなぎが残された方とは反対側に位置する仮止め箇所で葉書部分は浮き上がらないように粘着剤により中央シート部と貼着されていることを特徴とする葉書付き印刷物。
  5. 中央シート部の左右いずれかに側方シート部が折返し状態で連設されており、その側方シート部を開くことで見開き状態にできる印刷物であって、側方シート部は、周辺領域で粘着剤により中央シート部に貼着されており、その側方シート部には、葉書部分が切抜きにより区画されており、側端縁に近い方か遠い方のいずれかに位置する切抜きのところに葉書部分が動かないようにつなぎが残されており、つなぎが残された方とは反対側に位置する仮止め箇所で葉書部分は浮き上がらないように粘着剤により中央シート部と貼着されていることを特徴とする葉書付き印刷物。
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