JP2012061000A - 泌乳動物の乳頭を洗浄するためのシステム及び方法 - Google Patents

泌乳動物の乳頭を洗浄するためのシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の泌乳動物の乳頭を洗浄するためのシステムであって、これらの動物を搾乳室エリアに収容し、搾乳操作が始まる前にその乳頭を洗浄又は消毒する。
【解決手段】搾乳室24で提供される水溶性の二酸化塩素消毒液ソース、及び、ハウジング容積を有する携帯型アプリケーター26を備え、この容積内部において、洗浄のためにこの容積中に挿入されている泌乳動物の乳頭と接触するように1又は複数のスクラブ部が配置される。この携帯型アプリケーターは、消毒液ソースに対して遠隔操作可能である。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、泌乳動物の乳頭を洗浄するために用いられるシステム及び方法に関する。より具体的には、本発明は、泌乳動物の乳頭を洗浄するための消毒液の送達に関連した、遠隔操作可能な消毒剤のアプリケーターを利用するシステムに関する。
現在、泌乳動物の乳頭を洗浄するための様々な異なる方法及びシステムが利用可能である。いくつかの方法は、洗浄液又は消毒液を含む浸漬カップ中に1分間以上乳頭を浸漬させることを含む、乳頭を洗浄するための手作業を組み込む、もしくは、利用する。通常は、このような洗浄液は、ヨウ素ベースの溶液である、もしくは、5,000ppmの二酸化塩素を含有してもよい。また、シロップのような濃い濃度を有してもよく、かつ/又は、調整剤を含有してもよい。作業者は、浸漬カップ中に乳頭を挿入して、消毒剤中に乳頭を浸漬させる。これを動物のすべての乳頭に対して連続して行う。これらの溶液は、より濃く、もしくは、1又は複数の調整化合物を含むため、搾乳の前に乳頭から除去しなければならない残留物(時にべとつく残留物)を残す。従って、作業者は、搾乳に備えてタオルを用いて各乳頭を乾かす。これらの手作業のステップを組み込むこのような方法は、何千もの乳牛を抱えるより大きな搾乳場では非実用的である。さらに、このような方法は、遠隔操作可能な溶液アプリケーターを含むシステムより遅い。
乳頭を洗浄にするために洗浄液と組み合わせて回転ブラシを利用するシステムが利用可能である。このようなシステムの1つは、米国特許出願第11/490,072号に開示されており、Puli−Sistem S.r.lが、販売し、流通させている。このようなシステムは、3本の回転ブラシを有するアプリケーターを含むこともある。この場合、これらのうちの2本は、乳頭の基部をスクラブ/洗浄するために回転し、また、第3のブラシは、乳頭の先端をスクラブ/洗浄するために配置される。これらのアプリケーターは、消毒剤ソースと流体連通しており、ブラシが回転して乳頭をスクラブする際に、消毒剤がアプリケーターに送達される。これらのアプリケーターは、この溶液ソースに対して、遠隔操作される。
しかしながら、このようなシステムは、乳頭の長さの違いを考慮していない。諸外国の乳牛飼育者からの脱却の際、米国の飼育者及び種牛業者は、より短い乳頭の方が、従来の長い乳頭の乳牛よりも多くの利点を提示すると結論付けた。より短い乳頭は、米国の搾乳場及び搾乳慣行にとってより機能性があり、踏まれたり負傷したりしにくく、かつ、より感染症(乳腺炎)を進行させにくい。科学雑誌、及び、乳牛の典型的な形質をリスト化するデータの概要を含む複数の情報源から、米国の乳牛の乳頭が、平均長で1.8”〜1.9”と徐々に短くなっていることが分かっている。現在の乳牛の乳頭の長さの場合、先に参照したPuli−Sistem洗浄システムを含む先行技術では、末端ブラシが乳頭から非常に遠いため、米国の飼育乳牛の乳頭のほとんどを十分に洗浄することができない。
さらに、このブラシは、通常はポリプロピレンフィラメント毛で、1,000rpmで回転する毛を含む。このポリプロピレン毛が高速で回転するため、洗浄中、動物に不快感をもたらす。これは、ミルクの産出に悪影響を及ぼし得る。また、現在のシステムは、乳頭から除去した、汚れ、砂等のような残屑から可動部品を十分に密閉できていない。潤滑剤は、ギア、及び、ギアとブラシの間のインターフェースにおいて用いられる。潤滑剤と結合した残屑は、摩耗性のアマルガムを形成し、アプリケーターの構成部品の劣化を早める。さらに、超過速度は、ギア、ブッシング、及び、同種のもののような構成部品の早期摩耗を引き起こす。
回転ブラシシステムに関する他の問題には、消毒液が含まれる。つまり、これらは、飼育場の場所が異なれば水質が変わることを多くの場合考慮していない。水溶性の二酸化塩素消毒液を利用した先行技術システムは、ClO消毒剤を約75ppmの濃度で送達した。この濃度は洗浄のために有効であるとはいえ、給水源における不純物がClOと反応するため、この有効成分の濃度が低下して溶液の有効性が低減し得る。さらに、これらの溶液は、上記問題に影響を与える調整剤を含有していた。
さらに、多くの場合、現在の溶液送達システムは、消毒液を一定の活性化学物質濃度で回転ブラシへ提供しない。より具体的には、この活性化学物質は、溶液で送達されるのではなく、パルス状の活性化学物質がパルス状の水に散在してブラシに送達される。各乳頭は、独立した洗浄事象及び消毒事象であるため、任意の1つの乳頭で消毒剤が不足した場合、不十分な洗浄となると考えられる。従って、動物の乳頭を洗浄するために一定の濃度で消毒液をアプリケーターに送達し、また、搾乳操作の前に不快感を生じさせず、かつ、搾乳施設が異なれば水質が変わることを考慮した濃度で、溶液の活性化学物質濃度を提供するシステム又は方法を提供する必要が存在する。また、好ましくは、このようなシステムは、動物の乳頭の長さの違いを考慮してもよい。
本発明の一実施形態は、泌乳動物の乳頭を洗浄するためのシステムであって、これらの動物を搾乳室エリアに収容し、搾乳操作を始める前にその乳頭を洗浄又は消毒するシステムを対象とする。このシステムは、搾乳室エリアで提供される水溶性の二酸化塩素消毒液ソース、及び、ハウジング容積を有する携帯型アプリケーターを備え、この容積内部において、洗浄のためにこの容積中に挿入されている泌乳動物の乳頭と接触するように1又は複数のスクラブ部が配置されることを特徴とする。この携帯型アプリケーターは、消毒液ソースに対して遠隔操作可能である。
送達ステーションは、携帯型アプリケーターのハウジング容積に所定の濃度の二酸化塩素で消毒液を送達するために、携帯型アプリケーター及び消毒液ソースを流体連通して提供される。さらに、コントローラーは、携帯型アプリケーター及び送達ステーションを電気的に連通して提供される。コントローラーは、スクラブ部の作動を開始し、スクラブ部が作動する際に携帯型アプリケーターへの消毒液の送達を開始するように構成される。ここで、この消毒液は、所定の濃度で携帯型アプリケーターに送達される。好ましくは、この消毒剤は、実質的に水のそれと等しい粘度及び蒸気圧を有し、かつ、調節剤、湿潤剤、保湿剤等のような、溶液の粘度を増加させ得る、もしくは、溶液の蒸気圧を減少させ得る化合物又は材料を含まない。従って、洗浄操作後、乳頭を部分的に乾かすことで、若干量残存する消毒液が乳頭に残ることにより、洗浄液の昇華によって乳頭を乾かすことができる。これにより、乳頭に接して消毒剤が残ることができるため、より効果的に乳頭を衛生的にできる。
好ましい実施形態において、この消毒液は、体積当たり約100ppm〜約200ppmの二酸化塩素の濃度でアプリケーターに送達される。好ましくは、この携帯型アプリケーターに送達された二酸化塩素の所定の濃度は、150ppmである。
好ましい実施形態において、このスクラブ部は、ミルクが放出される乳頭の端部と接触するためにハウジング中に配置される第1のブラシ、及び、乳頭の端部の上方の乳頭のエリアと接触するためにハウジング中に配置される第2のブラシを含む少なくとも2つのスクラブ部を含む。この第1及び第2ブラシは、並列植えされたナイロン繊維を備える。また、このブラシは、約400rpm〜約700rpmの速度で、また好ましくは、約500rpmで回転する。好ましい実施形態において、この第1のブラシは、第1の長さを有する第1の毛束、及び、異なる長さの乳頭の端部と接触するために、第1の長さよりも長い第2の長さを有する第2の毛束を含む並列植えされた毛を含む。
また、本発明は、泌乳動物を搾乳室エリアに収容し、搾乳操作を始める前にその乳頭を洗浄又は消毒することを特徴とする、複数の泌乳動物の乳頭を洗浄する方法を含む。この方法は、搾乳室の内部の、あるいは、該搾乳室の場所で水溶性の二酸化塩素消毒液ソースを提供することを備える。また、この方法は、第1の所定の継続時間の間、ハウジング容積内に乳頭を挿入している携帯型アプリケーターのハウジングに、所定の濃度、好ましくは、体積当たり約150ppmの濃度の二酸化塩素を含む水溶性の二酸化塩素消毒液を送達することを含む。上記のように、このアプリケーターはハウジング部中に可動スクラブ部を有する。この方法は、所定の継続時間の間、溶液の存在下で乳頭を洗浄するためにスクラブ部を同時に作動させることをさらに備える。ここで、このアプリケーターは、溶液ソースに対して遠隔操作可能である。また、この方法は、第2の継続時間の間、乳頭を乾かすために溶液をアプリケーターに送達しないまま、スクラブ部を作動させることを備えてもよい。好ましい実施形態において、乳頭を部分的にのみ乾かす結果、残存する消毒液が乳頭に残る。この溶液は、上述の調節剤、湿潤剤、保湿剤等を含まないため、残存する溶液は、搾乳機の取付け前に乳頭から十分に昇華する、又は、蒸発する。その結果として、若干残存する消毒剤が、先行技術の溶液と比較して、より長い期間乳頭に接して残ることができる。
図1は、乳頭を洗浄するためのシステムの接続図である。
図2は、ロジックボード、アプリケーター、及び、アプリケーターを駆動するためのモータを有する希釈ステーションの略図である。
図3は、希釈ステーション中に組み込まれた静的ミキサーの断面図である。
図4は、携帯型アプリケーターの透視図である。
図5は、図4のアプリケーターの分解斜視図である。
図6は、ブラシ/ベアリング・インターフェース、及び、ブラシ/シール/ギア・インターフェースを示すブラシ並びにギアハウジングの断面図である。
図7は、複数の長さのフィラメント毛を有する乳頭末端ブラシの端面図である。
図8Aは、より短い長さ乳頭を洗浄するための乳頭末端ブラシを含むアプリケーター中のブラシの略図である。
図8Bは、より長い長さ乳頭の洗浄するための乳頭末端ブラシを含むアプリケーター中のブラシの略図である。
図9は、泌乳動物の乳頭を洗浄する方法又はプロセスにおけるステップを含むフローチャートである。
図10は、先行技術の溶液と比較した、150ppmの二酸化塩素溶液を備える消毒液を用いる体細胞数を示すグラフである。
図11は、浸漬洗浄操作、及び、約1,000rpmで回転するポリプロピレン毛を有するブラシでの洗浄操作と比較した、約500rpmで回転するナイロン毛を有するブラシでの洗浄操作を比較する棒グラフである。
先に簡潔に記載した本発明のより個別の記載は、添付の図面中で説明するその具体的な実施形態を参照することにより表現される。これらの図面は、本発明の典型的な実施形態のみを表しているため、この範囲を制限すると考えるべきではないことを理解して、本発明を記述し説明する。
図1に関して、泌乳動物の乳頭を洗浄するためのシステム10が概略的に示される。示されるように、システム10は、搾乳室24中に配置された1又は複数の溶液アプリケーター26に、さらに、泌乳動物の乳頭に、水溶性の消毒液を送達するように構成される。一般的に、システム10は、開始剤である化学溶剤を活性剤と混合することにより、高濃度の消毒剤を生成する化学物質の混合/希釈ステーション12を含む。消毒剤ソースは、亜塩素酸ナトリウムの容器16、及び、高濃度の消毒剤を生成するための酸活性化剤の容器18を含んで提供される。ここで、この高濃度の消毒剤は、搾乳室24に送達するためにステーション12で希釈される。従って、図1は、溶液アプリケーター26を含み、かつ、混合/希釈ステーション12の構成部品も含み得る送達部14について言及する。
一実施形態は、ハンドルに取り付けられたハウジング、及び、消毒液の存在下で乳頭を洗浄するためのハウジングの内部の回転ブラシを含むアプリケーターを示し記述するが、本発明は、回転ブラシの使用に制限されるものではない。本発明は、アプリケーター機構に送達される消毒剤ソースに対して遠隔操作される他のアプリケーター機構を含むアプリケーターであって、このアプリケーター機構は、乳頭と接触し、かつ、消毒液の存在下で乳頭をスクラブ及び洗浄するために乳頭に対して移動することを特徴とするアプリケーター26を包含し得る。
消毒液
乳頭に塗布する消毒液は、好ましくは、二酸化塩素の濃度が約50ppm〜約200ppmの範囲を有する水溶性の二酸化塩素溶液である。好ましい実施形態において、二酸化塩素の濃度は、約125ppm〜約175ppmであり、好ましくは、約150ppmである。さらに、この溶液は、溶液の濃度を上昇させ得る、すなわち、粘度を増加させ、又は、溶液の蒸気圧を減少させ得る調節剤、湿潤剤、保湿剤等のような添加物を含まない。従って、この溶液は、水のそれと実質的に等しい粘度及び/又は蒸気圧を有する。25℃でpH3.00を有する200ppmの酸性化された二酸化塩素溶液の推定蒸気圧は、約23.8mmHg±1mmHgである。20℃での同じ溶液の推定粘度は、約1.002mPa±0.001mPaである。この溶液で乳頭を洗浄した後に乳頭を部分的に乾かすことにより、若干残存する消毒剤が、昇華又は蒸発のために乳頭に残るようにしてもよい。これにより、先行技術の溶液と比較してより長い期間、この消毒剤が乳頭に接して残ることができる。以下でより詳細に説明されるように、アプリケーター26は、乳頭をスクラブするブラシハウジング内に取り付けられた回転ブラシを有する。さらに、水溶性の消毒液は、このブラシハウジングの容積内に送達され、乳頭に塗布される。
図10で示すグラフは、ナイロン毛の回転ブラシを有し、また、これらのブラシが約500rpmで回転する下記の乳頭スクラブユニットで用いた、およそ150ppmの二酸化塩素の濃度の上記の消毒剤を実験的に使用した体細胞数の試験結果を示す。体細胞数は、生産されたミルクの品質の指標である。体細胞数は、乳腺炎を引き起こし得る病原菌に応じて増加する。体細胞数は、1ミリリットル当たりで定量される。
150ppmの二酸化塩素の濃度を有する消毒液に対する体細胞数の結果は、約75ppmの二酸化塩素の濃度を有する消毒液と比較して提供される。また、濃度の低い方の溶液は、保湿剤のような1又は複数の添加物を含んだ。さらに、この75ppmの溶液は、ポリプロピレンフィラメント毛が約1,000rpmで回転する回転ブラシを有する先行技術のスクラブユニットで用いられた。
また、データは、ヨウ素浸漬溶液を用いて乳頭を洗浄し、かつ、タオルで拭いて乳頭を乾かす場合の体細胞数と比較して提供される。これら体細胞数は、同一の搾乳場で各月初めに得た。これは、本発明の溶液の実験的使用を用いた搾乳場では通常の手順である。グラフ中で示されるように、より濃度の低い、75ppmの二酸化塩素の濃度の溶液は、約2年の期間を通じて約200,000個/ml〜約275,000個/mlの体細胞数を生成した。150ppmの二酸化塩素を有する本発明の溶液の試験が開始した際、体細胞数は、これにより150,000個/ml以下に低下した。これは、本発明の消毒液が乳腺炎を引き起こし得る病原体に直接効果があることを示す。
溶液を塗布するためのシステム
水溶性の二酸化塩素消毒液は、亜塩素酸イオン(ClO )(亜塩素酸ナトリウムのような金属塩の形をとる)を酸性の活性剤と結合させることにより生成する。従って、消毒剤ソース15は、図1に準拠して提供され、亜塩素酸ナトリウムの容器16、及び、酸活性化剤の容器18を含む。本発明の実施形態において、タンク18中の酸活性化剤は、クエン酸、好ましくは、50%のクエン酸溶液であり、容器16中の2%〜5%の水溶性の亜塩素酸ナトリウム溶液、好ましくは、3%〜4%の亜塩素酸ナトリウム溶液(約32,000ppmの亜塩素酸ナトリウムを含む)と結合させる。
タンク16及びタンク18は、ライン30及びライン32をそれぞれ経由して、化学物質活性化システム20と流体連通する。さらに、水ライン36は、亜塩素酸ナトリウム及び酸活性化剤(クエン酸)を水と混合するために給水源(図示せず)から給水する。本明細書で言及された活性化システム20は、水ライン36からの水流を用いたベンチュリ原理で一般的に作動してサクションを生成し、水と混合しながら亜塩素酸ナトリウム及び酸活性化剤を活性化システム20中へ引き込む。この亜塩素酸ナトリウムは、酸活性化剤及び水と混合され、好ましくは、約6,400ppmの二酸化塩素の濃度を有する水溶性の二酸化塩素溶液を生成する。これは、以下でより詳細に説明される、希釈ステーション22でさらに希釈される。
このような活性化システムの一例は、Bio−Cide International,Inc.(ノーマン,オクラホマ州)から購入することができるAutomated Activation Non−Electric(AANE)システムである。活性化システム20は、混合された溶液の体積を制御するためにフロート機構を用いて作動してもよい。より具体的には、活性化システム20中で混合された溶液の体積が、所定のレベル又は所定の体積まで低下した場合、水ライン36への制御弁は、水流を開始するために開かれ、その結果、亜塩素酸ナトリウム及び酸活性化剤が活性化システム20の中へ引き込まれる。いったん混合溶液が所定の体積に達すれば、フロート機構は、適正水流制御弁を閉じる。
活性化システム20及び希釈ステーション22は、水溶性の二酸化塩素を希釈ステーション22に送達するために、ライン28を経由して流体連通する。図2で概略的に示されるように、希釈ステーション22は、活性化システム20から希釈ステーション22へ水溶性の二酸化塩素溶液を注入するポンプ42を含む。さらに、水は、水ライン34を経由して希釈ステーション22へ向かい、活性化システム20からの二酸化塩素と混合される。より具体的には、二酸化塩素の水溶液及び水を静的ミキサー28に通して、二酸化塩素の水溶液を所定の濃度に希釈し、搾乳室24中のアプリケーターであるアプリケーター26に一定の流量で洗浄溶液を生成する。消毒液は、ライン40を経由してアプリケーター26に送達される。
図3で示すように、静的ミキサー28は、一般的にらせん構造を有するミキサー部48を含み、ハウジング50内に配置される。らせん構造について言及しているが、当業者に知られる他の設計を用いてもよい。ミキシング部48は、ステンレス鋼又はポリプロピレンのような、消毒剤を製造するのに使用される化学物質に対して化学的に不活性な材料でできている。ミキシング部、及び/又は、静的ミキサーは、Sulzer Ltd.(本社:スイス)から購入することができる。ハウジング50は、水吸入ポート52、及び、ハウジングの第1の端部50Aに配置された溶液吸入ポート54を含む。排出ポート56は、希釈された水溶性の二酸化塩素(すなわち、消毒剤)を静的ミキサー28から排出するために、ハウジング50の反対端部(すなわち、第2の端部)50Bに配置される。
ミキサー部48がらせん構造していることにより、高濃度の二酸化塩素を水と適切に混合し、搾乳室24中のアプリケーター26に一定の流量の消毒剤を提供することができる。静的ミキサーを用いない先行技術システムは、消毒液がアプリケーターにパルス状に提供されるため、消毒剤が乳頭に一定に塗布されなかった、もしくは、されない結果、洗浄/消毒操作中にいくつかの乳頭には消毒剤が全く塗布されないことにしばしば悩まされる。静的ミキサー28を組み込むことでこれらの問題を解決する。
高濃度の消毒剤を静的ミキサー28へ導入するために用いられ得るポンプの一例は、1パルス当たり約0.6mlを注入し得る6立方センチの隔膜ポンプである。さらに、ライン34を経由した水は、約40psi(約1,450ml/分)で導入されてもよい。ポンプ42の起動、及び、ライン34を経由した水の流量は、アプリケーター26上のスイッチ132によって一般的に制御される。これを図2で概略的に示す。より具体的には、アプリケーター26は、ポンプ42に電気的に接続されるスイッチ60を含む。さらに、図2で示すように、電磁弁32は、水ライン34及び静的ミキサー28の間に配置され、スイッチ132を作動させる際に開かれてもよい。システム10の操作者がアプリケーター26上のスイッチ132を作動させる際、ポンプ42は、希釈ステーション22において高濃度の二酸化塩素を静的ミキサー28に送達する。さらに、電磁弁32を開くことで、水を静的ミキサー28に送達して、水を高濃度の二酸化塩素と混合させる。
好ましくは、流体流量調節器46は、静的ミキサー28への水の流速を制御するために、電磁弁32及び静的ミキサー28の間に配置され、その結果、二酸化塩素溶液が上記の所定の濃度に希釈され、アプリケーター26に送達される。例えば、水は、40psi(約1.45リットル/分)でライン34を経由して導入されてもよい。
再び、図2を参照して、希釈ステーション22は、消毒液の流量を制御するための1又は複数の逆止弁を含んでもよい。示されるように、消毒剤が水ライン34に逆流するのを防ぐために、第1の逆止弁58は、電磁弁32及び静的ミキサー28の間に配置されてもよい。さらに、システム10が使用されていない場合に、消毒液がアプリケーター26に流れるのを防ぐために、第2の逆止弁60は、静的ミキサー28の排出ポート54及びアプリケーター26の間で配置されてもよく、好ましくは、静的ミキサー28に隣接してもよい。従って、逆止弁60は、ライン40Aにおける流圧が、使用中に消毒液がアプリケーター26に送達されることを示す所定圧力を超える場合に限り、開くことになっていてもよい。
携帯型アプリケーター
本発明の実施形態において用い得る消毒液アプリケーター26を、図2、図4、及び、図5で概略的に示す。1又は複数のアプリケーター26は、搾乳のために搾乳室24へ集められた乳牛のような複数の泌乳動物の乳頭を洗浄かつ消毒するために、搾乳室24内に配置される。アプリケーター26は、複数のギア88を含むギアシステムと作動的に接続された複数の回転ブラシ86を含む。複数のギア88は、駆動シャフト90によって作動し、次いで、駆動シャフト90は、モータ138によって駆動する。
一実施形態において、少なくとも1つのアプリケーター26は、水溶性の消毒剤が送達される上記希釈ステーションと流体連通かつ電気的に連通して提供される。アプリケーター26は、希釈ステーション22、電源(図示せず)、及び、論理制御盤130に対して遠隔に配置され、遠隔操作可能である。その結果、操作者は、搾乳室24中の様々な場所において、アプリケーター26を保持し使用し得る。従って、システム10及びアプリケーター26は、平行の搾乳室、ヘリンボンの搾乳室、及び、回転する搾乳室のような様々な設計の搾乳室で使用することができる。
再び、図2に関して、アプリケーター26は、フレキシブルコンジット/ライン40によって希釈ステーション22に流体連通し、かつ、フレキシブル絶縁ジャケット98内に含まれた送電線96により電気的に連通して接続される。好ましくは、このコンジット/ライン40は、ネオプレン又はサントプレーンでできており、約0.17インチの直径を有する。図2で示すように、送電線96は、希釈ステーション22において高濃度の消毒剤を希釈し、かつ、アプリケーター26に希釈した消毒剤の送達するためのポンプ42及び電磁弁32の起動を制御するようにプログラムされたロジックボード130に接続される。さらに、ロジックボード130は、アプリケーターへ希釈した消毒剤を送達するのと同期してブラシ86が回転することを命じるようにプログラムされる。
好ましい実施形態において、ロジックボード130は、スイッチ132を押圧する又は作動させる時に、希釈ステーション22からブラシ86が占有するアプリケーター26の内部の容積に消毒剤を送達するように、プログラムされる。スイッチ132が作動する限り、消毒剤は、アプリケーター26及びブラシ86に送達される。ここで、これらは回転している。好ましくは、ロジックボード130は、スイッチ132を開放する時に、電磁弁32が閉まり、ポンプ42が停止するように、プログラムされる。しかしながら、ロジックボード130は、消毒剤の送達を中止した後、ブラシ86が所定の継続時間の間回転し続けるように、遅れを有するようにプログラムされてもよい。一実施形態において、消毒剤の塗布の後に部分的に乳頭を乾かすために回転ブラシ86を使用するように、時間遅延は約4秒〜約7秒でもよい。
図4及び図5に関して、アプリケーター26の構成部品がより詳細に説明される。示されるように、アプリケーター26は、ハンドル80、ギアハウジング82、及び、ブラシハウジング84を含む。シェルケース100は、フレキシブルコンジット/ライン40及び送電線96を有する絶縁ジャケット98、並びに、フレキシブル駆動シャフト90を収容するハンドル80を形成するために、一方の端に構成される。図2で概略的に示されるように、コンジット40及び送電線96を覆うジャケット98は、フレキシブル駆動シャフト90を作動させるモータ138用のハウジング136に取り付けられるアダプター134に接続される。モータ138は、送電線96のうちの1つを経由してロジックボード130と電気的に連通する24ボルトの直流ブラシレス非同期モータであってもよい。好ましくは、モータ138を約900rpmで駆動させて、好ましくは、ブラシ86を500rpmで回転させる。
フレキシブルコンジット40は、送電線96及び駆動シャフト90を残して、フレキシブルジャケット98を通じてアプリケーター26に伸びる。より具体的には、これらの構成部品は、また、駆動シャフトが、以下で参照するギアハウジング82で終了する状態で、かつ、送電線96が、スイッチ132及びグラウンドに接続される状態で、アプリケーター26のハンドル80中に収容される。
シェルケース100は、また、ギアハウジング82を部分的に形成する。これは、駆動シャフト90が終了する点で開始するギア88を収容する。駆動シャフト90は、第1の取付プレート104を通じて伸び、セントラルギア88Dに作動的に接続され、さらに、アダプター108で第1の取付プレート104に固定される。第2の取付プレート106は、第1のプレート104と離隔して固定される。ここで、シェルケース100、第1の取付プレート104、及び、第2の取付プレート106は、ギアハウジング82の輪郭を定める。
好ましい実施形態において、アプリケーター26は、3つのブラシ86A、86B、及び、86Cを含み、ここで、このような各ブラシは、対応するギア88A、88B、及び、88Cに作動的に接続される。さらに、セントラルギア88Dは、駆動シャフト90に上記のように作動的に接続され、かつ、ブラシ86A、86B、及び、86Cを回転させるために、ギア88A、88B、及び、88Cの各々に作動的に接続される。カバー110は、第2のプレート106に取り付けられ、ブラシハウジング84を形成する。カバー110は、洗浄のために動物の乳頭を挿入する第1の開口部112、及び、洗浄操作の間、残屑と流体がブラシハウジング84から流出することを可能にする第2の開口部114を含む。
図6に関して、単一のブラシ86及びギア88を参照することにより、ブラシ86を有するギア88のインターフェースを表す。第2プレート106は、ハブ116を含み、これを通じて、対応するギア88と係合するためにブラシ86の基部118を挿入する。ブッシング120は、各ハブ116内で配置され、リップ122を含む。さらに、各ブラシ86の基部118は、リップ122との嵌合関係でブッシング120に取り付けられるステップ124を含む。このように、ギアハウジング82及びブラシハウジング84が、互いから密閉される結果、乳頭から除去した残屑は、ブラシハウジング84から除去され、かつ、ギアハウジング82に侵入しないため、ギアハウジング82及びブッシング120中の構成部品(すなわち、ギア88)を汚さない。
ギア88A〜88D及びブッシング120は、好ましくはHydex(登録商標)4101Lでできている。これは、比較的低い摩擦係数を有し、かつ、潤滑材料を必要としないポリブチレンテレフタレートのプラスチックである。通常、先行技術の乳頭スクラバーは、潤滑材料を必要とした構成部品を使用する。残屑がギアハウジングに入る場合、潤滑材料が残屑を捕捉し、ギア構成部品を汚す摩耗性のアマルガムを形成する。
図8Aに関して、ブラシ86A、86B、及び、86Cの配置をより詳細に示す。示されるように、好ましい実施形態は、隣り合わせに並んで、かつ、カバー110の第1の開口部112と隣接して配置された2つの基部ブラシ86A及び86Bを含む。また、ブラシ86Cは、他の基部ブラシ86A及び86Bに相関し、かつ、乳頭の先端を洗浄するために動物の乳頭に相関して配置される先端ブラシと呼ばれてもよい。一実施形態において、ブラシ86上の毛は、好ましくは、0.12mmの直径を有するナイロンフィラメントである。ブラシ86は、好ましくは、約400rpm〜約700rpmの回転速度で回転し、理想的には、約500rpmの速度で回転する。ブラシを含む先行技術のアプリケーターは、ナイロンフィラメントでできている毛よりも乳頭により硬い感触を提供する0.10mmの直径を有するポリプロピレンフィラメントを利用する。さらに、ポリプロピレンフィラメント毛を有する先行技術システムは、約900〜約1,000rpmの速度で回転する。これは、洗浄中、動物の快適性に悪影響を及ぼし、また、搾乳中の産出されたミルクの量に影響を与え得る。
図11に関して、棒グラフは、ヨウ素浸漬溶液を使用してタオルで拭いて乾かす場合、1,000rpmで回転するブラシを用いた乳頭スクラブユニットを使用した場合、及び、500rpmで回転したブラシを使用する乳頭スクラブユニットを使用した場合の、搾乳の最初の2分間に産出されたミルクのパーセンテージを示す。1,000rpmで回転したブラシは、ポリプロピレンフィラメント毛を含む先行技術のブラシだった。500rpmで回転したブラシは、上記のナイロンフィラメント毛を含んだ。約150ppmの水溶性の二酸化塩素(保湿の添加物あり)の濃度を有する消毒液、及び、75ppmの水溶性の塩素溶液(添加物なし)が、1,000rpmでブラシを回転するスクラブユニットで使用された。75ppmの水溶性の二酸化塩素溶液(添加物なし)が、1,000rpmで回転するブラシを有するスクラブユニット使用された。データは、3つの異なる乳頭洗浄技術を各々使用して、6つの異なる搾乳場から取られた。
示されるように、約500rpmで回転するナイロンフィラメント毛を有するブラシは、搾乳操作の最初の2分間に、より多くのミルクを産出した。より具体的には、このシステムは、搾乳操作の最初の2分間に、搾乳操作で産出されたミルク総量の平均約63.33%を産出した。1,000rpmで回転するポリプロピレンフィラメントブラシを使用する場合、搾乳操作の最初の2分間に、搾乳操作中の産出されたミルク総量の平均51.33%を産出した。ヨウ素浸漬を使用して乳頭を拭いて乾かす場合、搾乳操作の最初の2分間に、搾乳操作中の産出されたミルク総量の平均44.67%を産出した。
搾乳操作は、同時に搾乳している全乳頭で平均約4及び1/2(すなわち4.5)〜6分であり、また、搾乳場によっては4分未満の搾乳操作である場合もある。搾乳操作の最初の2分間に、より多くのミルクを産出することによって、搾乳操作の総時間を減少させることができる。さらに、この最初の2分間の搾乳操作の間に、より多くのミルクを産出する乳牛は、完全に「ミルクアウト」する可能性がより高く、これにより乳腺炎の機会が減ることが知られている。さらに、搾乳操作の最初の2分間で産出されたミルクがより多いことは、洗浄プロセスが乳頭に良質な刺激を提供している指標である。
一実施形態において、ブラシ86A、86B、及び、86Cはすべて、同一の直径を有する。例えば、ブラシ86A、86B、及び、86Cは、乳牛の乳頭を洗浄するために、毛の端部から直径方向に正反対の毛の端部まで測定して約1.625インチの直径を有してもよい。しかしながら、ブラシ直径は、洗浄のために挿入された乳頭126の直径サイズ/長さ、及び、互いに相関するブラシのポジショニングに従って変化してもよい。
図7、図8A、及び、図8Bを参照して、本発明の別の実施形態が概略的に示す。ここでは、乳頭末端ブラシ86Cは、複数の長さを有する毛を含み、かつ、乳頭末端ブラシ86Cのポジショニングは、円筒型ブラシ86A及び86B、並びに、乳頭124に相関している。複数の長さの毛、システム10、及び、アプリケーターを提供することで、異なる長さの乳頭を考慮できる。例として、米国で飼育された乳牛は、約1.8インチ〜約1.9インチである乳頭の長さを有する。一方、他国で飼育された乳牛の乳頭は、これより長いこともある。
図7を参照して、乳頭末端ブラシ86Cは、乳頭の洗浄するために毛140を含む。ここで、毛140は、第1の毛束140A、及び、第2の毛束140Bを含む。第1の毛束140Aは、第2の毛束140Bの長さより短い長さを有する。図8A中で示すように、乳頭124を、アプリケーター26のブラシハウジング84の中であって、かつ、円筒型ブラシ86A及び86B間に挿入した。回転する円筒型ブラシ86A及び86Bは、乳頭基部126と接触し、また、乳頭末端ブラシ86Cは、乳頭先端128と接触する。より具体的には、図8Aは、より長い毛である第2の毛束140Bが、より短い長さを有する乳頭124の先端128と接触するところを示す。また、図8Bにおいて、より長い長さを有する乳頭124の乳頭先端128は、第2の毛束140Bに比べてより短い長さを有する第1の毛束140Aによって接触される。
異なる乳頭の長さに適合するために、先端ブラシ86Cは、開口部112に隣接するカバー110の外側表面110Aから、毛140A及び毛140Bの自由端部への距離が変化するように、ブラシハウジング84中で配置される。例として、図8Aで示す、表面110Aから毛140Bの自由端部への距離D1は、より短い長さの乳頭のために約1.8インチであってもよい。また、図8Bで示す、表面110Aから毛140Bの自由端部への距離D2は、より長い乳頭の長さのために約2.2インチであってもよい。毛140A及び140Bが、乳頭124をブラッシングするところ示すが、図8A及び図8Bでそれぞれ示す距離D1及び距離D2は、毛140が静止位置で作動していない場合の、表面110Aから毛140の自由端部への距離で決定される。
消毒液を塗布する方法
消毒液を塗布するステップを、図9で示すフローチャート中で説明する。ステップ200では、2つの操作が行われる。ここで、ステップ200Aでは、所定の継続時間の間、水溶性の消毒液をアプリケーターに送達することが行なわれる。ステップ200Bでは、消毒液が送達されている間の所定の継続時間の間、このアプリケーターが乳頭をスクラブために同時に起動される。上記のように、スイッチ132の作動により、指令信号又は電気信号を開始させ、その結果、電磁弁32を開き、かつ、ポンプ42を起動させる。従って、(ライン34を経由した)水、及び、(活性化システム20からライン28を経由した)高濃度の消毒液はそれぞれ、ミキサー28を通って、アプリケーター26に流れる。
また、スイッチ132の作動により、ブラシ86を回転させる信号が送信され、従って、消毒液がブラシハウジング84に送達される際に、乳頭124がスクラブされる。乳牛のような泌乳動物には4つの乳頭がある。洗浄する操作は、好ましくは、乳牛の後部又は側部から行なわれ、最も遠い乳頭から開始して、時計回り、あるいは、反時計回りの方向に移動する。スイッチ132が作動する限り、この溶液は回転ブラシ86に送達される。ブラシが回転している際、約5〜8秒の第1の継続時間の間、この溶液が送達されてもよい。好ましくは、十分に乳頭を洗浄するために、溶液を塗布する間、アプリケーター26を上下運動及びツイスト運動して往復運動させる。
先に示したように、この溶液は、約150ppmの濃度を有する水溶性の二酸化塩素溶液であり、約40psi(すなわち、約1.45L/分)の流量でブラシ86に送達される。好ましくは、ブラシ86は、ナイロン毛でできており、約500rpm〜約520rpmの速度で回転する。
すべての乳頭がスクラブされていて、目に見える汚れがない後、スイッチ132が開放され、アプリケーター26へ消毒液を送達するのを中止する、又は、停止する。これは、ステップ202Aで説明される。しかしながら、論理制御130は、ステップ202Bで記載されているように、ブラシ86が乳頭に接したままで、第2の所定の継続時間の間、ブラシ86が回転し続けるように時間遅延でプログラムされる。ブラシ86は、乳頭を乾かすのに十分な時間(すなわち、4〜7秒)の間、回転し続けてもよい。好ましくは、第2の継続時間は、乳頭の溶液が完全に乾かされない長さで、乳頭をさらに消毒するために、若干の溶液残余が乳頭に残ってもよい。乳頭を洗浄し乾かした後、アプリケーター26は次の乳頭に移動する。最も遠くに位置する乳頭から開始して、時計回り、あるいは、反時計回転の方向に移動することによって、相互汚染を回避できる。その結果、消毒液は、60〜120秒間、乳頭の皮膚に接している。この溶液が調整化合物を含んでいないため、この溶液は搾乳機に取り付ける前に昇華する。
本発明の一定の実施形態が、本明細書で示され、記述されているが、このような実施形態は、ほんの一例として提供される。この技術分野における知識を有する者であれば、本明細書における本発明から外れることなく、多数の変形、変更、及び、置換を思いつくであろう。従って、添付のクレームの精神及び範囲によってのみ本発明が制限されることが意図される。

Claims (23)

  1. 泌乳動物の乳頭を洗浄するためのシステムであり、該動物は、搾乳室エリア中に収容され、搾乳操作が始まる前に該乳頭を洗浄又は消毒するシステムであって、該システムは、
    実質的に水と等しい粘度、及び/又は、蒸気圧を有することを特徴とする該搾乳室エリアで提供される水溶性の二酸化塩素消毒液と、
    ハウジング容積を有する携帯型アプリケーターであって、該容積内部において、洗浄するために該容積中に挿入されている該泌乳動物の乳頭と接触するために、1又は複数のスクラブ部が配置される携帯型アプリケーターと、
    該携帯型アプリケーターの該ハウジング容積に所定の濃度の二酸化塩素で該消毒液を送達するために、該携帯型アプリケーター及び該消毒液ソースと流体連通した送達ステーションと、
    該携帯型アプリケーター及び該送達ステーションと電気的に連通しており、該スクラブ部を作動させ、かつ、該スクラブ部を作動させる際に該携帯型アプリケーターへの該消毒液の送達を開始するように構成されるコントローラーと、を備え、
    該携帯型アプリケーターは、該消毒液ソースに対して遠隔操作可能であることを特徴とする泌乳動物の乳頭を洗浄するためのシステム。
  2. 該携帯型アプリケーターに送達された該消毒液は、体積当たり約100ppm〜200ppmの二酸化塩素を含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 該携帯型アプリケーターに送達された該消毒液は、体積当たり約150ppmの二酸化塩素を含むことを特徴とする請求項2に記載のシステム。
  4. 該1又は複数のスクラブ部は、該携帯型アプリケーターの該ハウジングに配置された少なくとも2本の回転可能なブラシを含み、第1のブラシは、ミルクを放出する該乳頭の端部と接触するために、該ハウジング中に配置され、かつ、第2のブラシは、該乳頭の端部の上方の該乳頭のエリアと接触するために該ハウジング中に配置され、なおかつ、該第1及び第2ブラシは、並列植えされたナイロン繊維を備え、かつ、該ブラシは、約400rpm〜約700rpmの間の回転速度で回転することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  5. 該ブラシは、約500rpm〜約550rpmの回転速度で回転することを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  6. 該スクラブ部は、ミルクを放出する該乳頭の端部と接触するために該ハウジング中に配置される回転可能なブラシを含み、かつ、該ブラシは、第1の長さを有する第1の毛束、及び、該第1の長さより長い第2の長さを有する第2の毛束を含む並列植えされた毛を含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  7. 該スクラブ部が、ミルクを放出する該乳頭の端部と接触するために該ハウジング中に配置される回転可能なブラシを含み、かつ、該ブラシは、並列植えされた毛であって、各毛は、該乳頭を挿入する開口部に隣接する該ハウジングの外側表面から第1の距離で該ハウジング中に配置される自由端部を有する第1の毛束、及び、各毛は、該ハウジングの該外側表面から第2の距離で該ハウジング中に配置される自由端部を有する第2の毛束を含み、なおかつ、該第1の距離は、該第2の距離より大きいことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  8. 水溶性かつ高濃度の亜塩素酸塩溶液、及び、クエン酸溶液を備える消毒液ソースをさらに備え、該亜塩素酸塩溶液は、体積当たり約32,000ppmの亜塩素酸塩を含み、かつ、該クエン酸溶液は、50%のモル濃度のクエン酸水溶液である、請求項1に記載のシステムであって、該システムは、
    該携帯型アプリケーターと流体連通しており、所定の比で該クエン酸を該亜塩素酸塩溶液と混合して、約3,200ppm〜約9,600ppmの濃度の二酸化塩素を有する高濃度の二酸化塩素溶液を形成する活性化システムと、
    該携帯型アプリケーター及び該活性化システムとの間を流体連通して、かつ、該コントローラーと電気的に連通しており、該コントローラーからのコマンドは、該二酸化塩素溶液を所定の濃度の二酸化塩素に希釈し、かつ、該携帯型アプリケーターに送達する希釈ステーションを含む該送達ステーションと、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  9. 該希釈ステーションは、
    給水源、該活性化システム、及び、該携帯型アプリケーターを流体連通した静的ミキサーと、
    該静的ミキサー及び該活性化システムとの間に配置されたポンプであって、該ポンプは、該コントローラーと電気的に連通しており、該コントローラーからのコマンドは、該活性化システムから該静的ミキサーに所定の流速で該高濃度の二酸化塩素を注入するポンプと、
    該給水源及び該静的ミキサーとの間に配置されるバルブであって、該コントローラーと電気的に連通しており、該ポンプが、該活性化システムから該静的ミキサーへ該高濃度の二酸化塩素を注入することを命じられる場合に、該コントローラーから命令で開かれるバルブと、
    該高濃度の二酸化塩素を該所定の濃度に希釈するために該静的ミキサーへの該水の流速を制御するために、該静的ミキサー及び該給水源との間に配置される調節器と、を備え、
    該消毒液は、該ポンプが起動し、かつ、該バルブが開かれる場合に、該携帯型アプリケーターに該所定の濃度で送達されることを特徴とする請求項8に記載のシステム。
  10. 複数の泌乳動物の乳頭を洗浄するためのシステムであり、該動物は、搾乳室エリア中に収容され、搾乳操作が始まる前に該乳頭を洗浄又は消毒するためのシステムであって、該システムは、
    該搾乳室エリアで提供される水溶性の二酸化塩素消毒液ソースと、
    ハウジング容積を有する携帯型アプリケーターであって、該容積内部において、洗浄するために該容積中に挿入されている該泌乳動物の乳頭と接触するために、1又は複数の回転可能なブラシが配置される携帯型アプリケーターと、
    該消毒液中の消毒剤の活性化合物が所定の濃度である該消毒液を該携帯型アプリケーターの該ハウジング容積に送達するために、該携帯型アプリケーター及び該消毒液ソースと流体連通した送達ステーションと、
    該携帯型アプリケーター及び該送達ステーションを電気的に連通しており、該ブラシの回転、及び、該携帯型アプリケーターへの該消毒液の送達を同時に開始するように構成されるコントローラーと、を備え、
    該携帯型アプリケーターは、該消毒液ソースに対して遠隔操作可能であり、かつ、少なくとも1つの第1のブラシは、ミルクを放出する該乳頭の端部と接触し、なおかつ、該ブラシは、第1の半径の長さを有する第1の毛束、及び、該第1の半径の長さより長い第2の半径の長さを有する第2の毛束を含むずらりと並ぶ毛を含むことを特徴とする複数の泌乳動物の乳頭を洗浄するためのシステム。
  11. 該ブラシは、該第1のブラシが接触する該乳頭の該端部の上方の該乳頭のエリアと接触する少なくとも1つの第2のブラシを備えることを特徴とする請求項10に記載のシステム。
  12. 該第1及び第2のブラシの毛は、ナイロン繊維でできており、かつ、該ブラシは、乳頭を洗浄するために約900rpmの回転速度で回転することを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  13. 該携帯型アプリケーターに送達された、該溶液中の二酸化塩素の該所定の濃度は、体積当たり約100ppm〜約200ppmであることを特徴とする、請求項10に記載のシステム。
  14. 該携帯型アプリケーターに送達された、該溶液中の二酸化塩素の該所定の濃度は、体積当たり約150ppmであることを特徴とする、請求項10に記載のシステム。
  15. 搾乳操作の間に複数の泌乳動物の乳頭を洗浄するための方法であり、該動物は、搾乳室エリア中に収容され、該搾乳操作が始まる前に該乳頭を洗浄又は消毒する方法であって、該方法は、
    該搾乳室の内部の、あるいは、該搾乳室の場所で水溶性の二酸化塩素消毒液ソースを提供することと、
    第1の所定の継続時間の間、携帯型アプリケーターのハウジングであって、該ハウジング容積内に乳頭を挿入している該携帯型アプリケーターの該ハウジングに、所定の濃度の体積当たり約150ppmの二酸化塩素を含む該水溶性の二酸化塩素消毒液を送達し、かつ、該アプリケーターは、該ハウジング部中に可動スクラブ部を有することと、
    該所定の継続時間の間、該消毒液の存在下で該乳頭を洗浄するための該スクラブ部を同時に作動させ、該アプリケーターは、該消毒液ソースに対して遠隔操作可能であることを特徴とすることと、
    を備える搾乳操作の間に複数の泌乳動物の乳頭を洗浄するための方法。
  16. 該消毒液ソースを提供するステップは、該携帯型アプリケーターに送達する際より高い濃度で該消毒液に二酸化塩素を提供すること、及び、該消毒液を該携帯型アプリケーターに送達する前に該所定の濃度に該消毒液を希釈することを備えることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 該スクラブ部を駆動するモータと電気的に連通し、該消毒液ソースと流体連通したポンプ電気的に連通し、かつ、給水源と流体連通したバルブと電気的に連通する制御論理を提供することを備え、
    該制御論理は、該高濃度の消毒液を希釈して該所定の消毒液にし、該所定の濃度の二酸化塩素で該消毒液を送達し、かつ、該第1の所定の継続時間の間、該スクラブ部を作動させるために、該モータの起動、該ポンプの起動、及び、該バルブの開放を同時に行うように構成されることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 該乳頭を乾かすために該第1の継続時間が経過した後に、第2の継続時間の間、該スクラブ部を作動させ続けることをさらに備える請求項15に記載の方法。
  19. 該第2の継続時間は、若干残存する消毒液が該乳頭に残るのに十分な時間の長さであることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 該第2の継続時間が経過した後に、残存する消毒液が該乳頭に残ることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  21. 水のそれと実質的に等しい粘度及び/又は蒸気圧を有する水溶性の二酸化塩素溶液を備えることを特徴とする、泌乳動物の乳頭を洗浄するための消毒液。
  22. 該二酸化塩素の濃度が体積当たり約100ppm〜約200ppmであることを特徴とする請求項20に記載の消毒液。
  23. 該消毒液は、乳頭皮膚の保湿剤又は調整剤を含まないことを特徴とする請求項20に記載の消毒液。
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