JP2000116261A - 乳頭洗浄用カップ及び乳頭洗浄装置 - Google Patents

乳頭洗浄用カップ及び乳頭洗浄装置

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JP2000116261A
JP2000116261A JP10306321A JP30632198A JP2000116261A JP 2000116261 A JP2000116261 A JP 2000116261A JP 10306321 A JP10306321 A JP 10306321A JP 30632198 A JP30632198 A JP 30632198A JP 2000116261 A JP2000116261 A JP 2000116261A
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JP
Japan
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washing
water
teat
nipple
washing water
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JP10306321A
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English (en)
Inventor
Makoto Kato
良 加藤
Kiyoshi Suzuki
潔 鈴木
Toyohiko Doi
豊彦 土井
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Morinaga Milk Industry Co Ltd
Original Assignee
Morinaga Milk Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡便で安価、しかもハンディでありな
がら、効果的に乳頭を洗浄することができる乳頭洗浄用
カップ及び乳頭洗浄装置を提供する。 【解決手段】 動物の乳頭洗浄用カップであって、次の
a)〜c)、a)一端に乳頭の差し込み口が開口し、洗
浄水が貯留される乳頭洗浄用カップ本体、b)前記a)
の乳頭洗浄用カップ本体に設けられる超音波振動子、
c)前記b)の超音波振動子に結線される超音波発信
器、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乳頭洗浄用カップ
及び乳頭洗浄装置に関する。更に詳しくは、本発明は、
乳牛、山羊等の動物の乳を搾乳する際に、乳頭を洗浄す
るための乳頭洗浄用カップ及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、乳牛等の動物から搾乳する場合
には、その前段階の手順として、乳頭を洗浄、殺菌する
作業が行われている。
【0003】従来、この作業は、最初に温湯のシャワ−
を乳頭に噴射して乳頭を洗浄し、その後、有効塩素濃度
100ppm程度の濃厚な次亜塩素酸ナトリウム液に浸
した布で乳頭を拭き取るという操作により行なわれてい
た(この技術を、以下、従来技術1と記載する。)。こ
の従来技術1は、手軽で簡便であるため、特に小規模な
酪農家では多用されてきた。
【0004】また、乳頭の自動洗浄方法及び装置とし
て、特開平9−285236号に開示された技術が知ら
れている。この技術は、回転ブラシを備え、この回転ブ
ラシを乳頭に接触させながら、乳頭を洗浄するものであ
る(この技術を、以下、従来技術2と記載する。)。
【0005】一方、近年、種々の溶液を電気分解して得
られる電解水に殺菌効果があることが知られており、こ
のような電解水を手指の消毒に用いることが公知であ
る。この場合、貯留した電解水に手指を15秒間程度接
触させる方法が知られている(芝紀代子ら著、「強電解
水ハンドブック」、医学情報社、平成7年)。
【0006】このような電解水は、例えば、特開平1−
180293号公報に開示された技術により製造される
ものであった(以下、従来電解水1と記載する。)。こ
の従来電解水1の製造技術においては、食塩を添加した
水を隔膜付きの電解槽に通水し、これを電気分解し、陰
極側に生成する強酸性水を電解水として取得するもので
あり、この電解水のpHは1.5以上3.2以下であ
り、単なる低pH液に比して殺菌効果が高いとされてい
る。
【0007】また、電解水の他の例としては、特許第2
627100号の明細書に開示された技術によって製造
される電解水(以下、従来電解水2と記載する。)を例
示できる。この電解水は、塩化ナトリウムを添加した水
と、塩酸を添加した水とを混合し、これを無隔膜電解槽
によって電気分解して得られるものであり、この塩化ナ
トリウムを添加することは、電解する際の電解効率を上
げるために不可欠とされている。
【0008】以上のような電解水は、例えば、次亜塩素
酸ソ−ダを水に溶解して調製した殺菌水に比して、低塩
素濃度であっても殺菌効果が高く、また、毎回使用する
度に細かい濃度調整を行なう必要がないという利点があ
る。
【0009】しかしながら、従来このような電解水を、
乳頭の洗浄・殺菌に使用した例は、知られておらず、文
献も皆無であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術1は、全
ての作業を人手で行うものであり、作業者の負担が大き
いのみならず、作業に時間を要し、作業効率が悪いとい
う問題があった。また、一般に乳牛等の乳頭には深浅、
大小の横襞が多数存在しており、これらの横襞の中が汚
染されている場合が多く、このような汚染箇所は前記従
来技術1では完全に洗浄することが困難であった。
【0011】前記従来技術2は、回転ブラシを使用する
ため装置が大掛かりとなり、複雑な構造の洗浄ロボット
を使用する必要があり、投資額が大きくなるため、小規
模な酪農家には、採用することが困難であった。
【0012】本発明者らは、手軽で安価な乳頭の洗浄装
置について鋭意研究を続けた結果、洗浄水と超音波とを
組み合わせることを着想し、更に洗浄水として前記電解
水を採用することを着想することにより本発明を完成さ
せた。
【0013】本発明の目的は、構造が簡単であって安価
であり、しかも作業に便利であるにもかかわらず、効果
的に乳頭を洗浄することができる乳頭洗浄用カップを提
供すること、である。
【0014】本発明の他の目的は、前記乳頭洗浄用カッ
プを利用した乳頭の洗浄装置を提供すること、である。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の第一の発明は、動物の乳頭洗浄用カップであ
って、次のa)〜c)、 a)一端に乳頭の差し込み口が開口し、洗浄水が貯留さ
れる乳頭洗浄用カップ本体、 b)前記a)の乳頭洗浄用カップ本体に設けられる超音
波振動子、 c)前記b)の超音波振動子に結線される超音波発信
器、を備えたことを特徴とする乳頭洗浄用カップ、であ
る。
【0016】また、前記本発明の第一の発明は、次の
d)〜f)、 d)前記a)〜c)を有する乳頭洗浄用カップ、 e)前記a)の乳頭洗浄用カップ本体に開口する洗浄水
供給口、 f)前記a)の乳頭洗浄用カップ本体に設けられ、洗浄
水を溢出させる洗浄水溢出口、を備えたことを望ましい
態様としている。
【0017】前記課題を解決するための本発明の第二の
発明は、次のg)〜h)、 g)前記d)〜f)を有する乳頭洗浄用カップ、 h)前記e)の洗浄水供給口に連結され、洗浄水を供給
する洗浄水供給手段、を備えたことを特徴とする乳頭洗
浄装置、である。
【0018】また、前記本発明の第二の発明は、前記
h)の洗浄水供給手段が、電解水製造装置であること、
及び、電解水製造装置が、塩化ナトリウムを実質的に添
加しない水に塩酸を添加した原料水を無隔膜電解槽によ
り電気分解する装置であること、を望ましい態様として
いる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、前記課題を解決するための
本発明を説明するが、本発明の要素には後記する実施例
の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号
をカッコで囲んだものを付記している。本発明を後記の
実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理
解を容易にするためであって、本発明の技術的範囲を実
施例に限定するためではない。
【0020】本発明の第一の発明は、乳頭洗浄用カップ
である。図1は、本発明の乳頭洗浄用カップの一実施例
を示す外観図である。図1において、(ア)は平面図、
(イ)は正面図、(ウ)は側面図である。
【0021】本発明の乳頭洗浄用カップ(1)は、乳頭
洗浄用カップ本体(2)を備えている。乳頭洗浄用カッ
プ本体(2)の一端には、乳頭差し込み口(3)が開口
している。乳頭洗浄用カップ本体(2)の大きさは、手
で容易に取り扱うことができることが望ましく、容量1
20〜500mlの範囲のものが特に望ましい。また、
形状は、乳頭の挿入が容易である縦型のものが望まし
く、円筒状、角筒状、多角形筒状等、いかなるものでも
良い。材質は、ステンレスが最適である。
【0022】乳頭洗浄用カップ本体(2)には、超音波
振動子(10)が設けられている。超音波振動子(1
0)は市販の平板型、その他の振動子でも良いが、可及
的に軽量小型の振動子が望ましく、超音波発信器(1
1)と結線する。
【0023】超音波振動子(10)は、乳頭洗浄用カッ
プ本体(2)の底部に設けても良いが、側壁部であって
も良い。
【0024】超音波発信器(11)は、超音波振動子
(10)に結線されるが、乳頭洗浄用カップ(1)と別
体又は一体のいずれに構成しても良い。超音波発信器
(11)としては、20〜80kHz、特に望ましくは
30〜40kHzの範囲の超音波を印加する。
【0025】以上の乳頭洗浄用カップ(1)の使用方法
を説明すれば、次のとおりである。最初に、乳頭洗浄用
カップ本体(2)に洗浄水を貯留する。洗浄水は、単な
る水又は温湯であっても良いが、適当な洗剤を含有させ
ることが望ましい。また、洗浄水は消毒液を含んでいて
も良く、次亜塩素酸ナトリウム、オゾン水、逆性石鹸水
等の消毒液を添加することことができる。この場合、洗
浄と共に殺菌又は除菌を行うことが可能である。
【0026】乳頭洗浄用カップ本体(2)に洗浄水を貯
留し、装置全体を持ち上げ、乳頭差し込み口(3)に洗
浄すべき動物の乳頭を挿入する。これによって、乳頭
は、洗浄水に浸漬される。
【0027】この状態で、超音波振動子(10)を発振
させ、洗浄水に超音波を印加する。洗浄水に浸漬された
乳頭は、この超音波によって効率良く洗浄される。この
超音波の印加により、前記従来技術1では除去すること
が困難であった、乳頭の襞内の汚染を効果的に除去する
ことができる。
【0028】また、本発明は前記従来技術2にように、
大掛かりな装置を必要とせず、特に乳頭洗浄用カップの
大きさを手で容易に保持し得る程度に設定すれば、乳頭
を簡便に洗浄、殺菌することが可能であり、制作コスト
も安価である。
【0029】尚、洗浄水に洗剤を添加している場合は、
洗浄後にすすぎの工程を追加することもできる。この場
合は、洗浄水を水又は温水に替えて前記の操作を反復す
る。
【0030】尚、乳頭洗浄用カップ(1)には、取り扱
いを容易にするために取手(図示せず)を配設しても良
い。この場合は、より効率的に乳頭の出し入れを行うこ
とができる。また、長尺の柄(図示せず)を取り付ける
こともできる。
【0031】また、乳頭洗浄用カップ(1)を動物の体
に固定するためのベルトを備えることもできる。更に、
乳頭洗浄用カップ本体(2)の乳頭差し込み口(3)を
大口径に設計し、複数の乳頭を同時に処理可能にするこ
ともできる。
【0032】本発明は、このような乳頭洗浄用カップ
(1)において、乳頭洗浄用カップ本体(2)に洗浄水
供給口(4)、及び洗浄水溢出口(5)を備えたこと
を、望ましい態様とする。
【0033】洗浄水供給口(4)は、乳頭洗浄用カップ
本体(2)に洗浄水を供給するための口であり、乳頭差
し込み口(3)の他端に設けることが望ましい。即ち、
乳頭洗浄用カップ本体(2)において、乳頭差し込み口
(3)が上向きに開口している場合は、洗浄水供給口
(4)は、乳頭洗浄用カップ本体(2)の底部に設ける
のである。
【0034】逆に、洗浄水溢出口(5)は、乳頭差し込
み口(3)の近傍に設けることが望ましい。
【0035】このように、洗浄水供給口(4)及び洗浄
水溢出口(5)を備えた乳頭洗浄用カップ(1)であれ
ば、洗浄水供給口(4)から連続的に洗浄水を供給し、
洗浄水溢出口(5)より連続的に溢出させ、乳頭洗浄用
カップ本体(2)の中の洗浄水を常に入れ替えながら乳
頭を洗浄することが可能である。
【0036】尚、この場合、乳頭洗浄用カップ本体
(2)の中においては、洗浄水溢出口(5)より洗浄水
が溢出されるため、洗浄水の液面の位置は、洗浄水溢出
口(5)の高さ位置となる。このため、前記したとおり
洗浄水溢出口(5)を設ける場合には、乳頭差し込み口
(3)の近傍に設けることが望ましいのである。
【0037】次に本発明の第二の発明である乳頭洗浄装
置について説明する。図2は、本発明の乳頭洗浄装置の
一実施例の構造を示す模式図である。
【0038】本発明の乳頭洗浄装置(100)は、前記
望ましい態様として説明した乳頭洗浄用カップ(1。図
1参照。)を備えている。
【0039】また、本発明の乳頭洗浄装置(100)
は、洗浄水供給手段(101)を備えている。洗浄水供
給手段(101)は、洗浄水を連続的に供給する手段で
あり、例えば、次亜塩素酸ナトリウム液を貯留したタン
クと、これを送液するポンプとから構成することができ
る。
【0040】洗浄水供給手段(101)は、前記乳頭洗
浄用カップ(1)の洗浄水供給口(4)に連結される。
このような連結は、柔軟なホ−ス等で行うことが望まし
い。
【0041】次に、このような乳頭洗浄装置(100)
の作用を説明すれば、洗浄水供給手段(101)は、洗
浄水供給口(4)を介して連続的に乳頭洗浄用カップ本
体(2)に洗浄水を供給し、洗浄水溢出口(5)より洗
浄水を溢出させる。この状態で、乳頭を洗浄水に浸漬す
る。次いで、超音波発信器(11)を稼動して超音波振
動子(10)を発信させて、洗浄水に超音波を印加す
る。これによって、乳頭洗浄用カップ(1)の洗浄水を
入れ替えながら乳頭を洗浄することができる。この場
合、洗浄水は洗浄水溢出口(5)より溢出されるため、
周囲に洗浄水をまき散らすことなく、より清潔に作業を
行うことができる。
【0042】尚、「溢出」とは、オ−バ−フロ−させる
ことを意味している。洗浄水は、汚れが蓄積した場合、
洗浄効果が低下するため、常に新しい洗浄水と交換する
ことが望ましい。このために、乳頭洗浄用カップには洗
浄水を連続的に供給するのであるが、洗浄水の液面には
汚れが浮遊するという問題が生じる。このため、洗浄水
溢出口(5)より洗浄水をオ−バ−フロ−させることに
よって、このように浮遊する汚れを除去することができ
るのである。
【0043】本発明の第二の発明においては、洗浄水供
給手段(101)が電解水製造装置(101)であるこ
とを望ましい態様とする。この場合の電解水は、原料水
を電気分解して製造する塩素含有水のことを意味してお
り、このような電解水を本発明の洗浄水とするのであ
る。電解水としては、前記従来電解水1又は2を例示す
ることができる。
【0044】しかしながら、本発明で使用する電解水製
造装置は、次のようなものであることが望ましい。
【0045】そもそも本発明の装置で使用する洗浄水
は、ナトリウムイオン濃度200ppm以下の電解水を
pH4.5〜6.8の範囲に調整して得られたものであ
ることを最も望ましいものとする。即ち、前記従来電解
水1又は2とは異なり、ナトリウムを含有しない電解水
を使用し、ほぼ中性のpHに調整して洗浄水とするので
ある。
【0046】前記従来電解水1又は2は、水を電気分解
して得られるものであるが、電解効率を上昇させるため
に原料に塩化ナトリウムを添加することが行われてい
た。従って、前記したナトリウムイオン濃度が200p
pm以下の電解水は、前記従来電解水1又は2とは全く
別個のものである。
【0047】前記従来電解水1は、pH1.5以上3.
2以下の強酸性水であり、また前記従来電解水1及び2
のいずれもが食塩が含有され低pHであるため、金属を
腐食する性質がある。
【0048】また、前記従来電解水1及び2は、いずれ
も食塩を含有しているので、使用した後に、食塩が固体
として析出する問題があった。即ち、電解水を長期間使
用した場合に周囲に食塩が析出し、析出した食塩の結晶
を清掃除去するわずらしさがあった。
【0049】従って、電解水としては、ナトリウムイオ
ン濃度が200ppm以下の電解水を使用し、最終的に
pHを4.5〜6.8の範囲に調整して使用することが
推奨されるのである。このような電解水は、前記従来電
解水1又は2のように金属を腐食することが少なく、ま
た、殺菌作用も強力である。
【0050】また、このような電解水を洗浄水として使
用した後には、仮に蒸発したとしても食塩が析出するこ
とはない。従って、乳頭を洗浄した後に水洗いを行う必
要がなく、作業量が軽減されるのである。
【0051】以上のような理由により、本発明における
好ましい電解水製造装置(101)としては、市販の電
解水製造装置であるピュアスタ−(101。商標。森永
エンジニアリング社製、以下同じ。)を使用することが
望ましい。
【0052】この装置に、21重量%(以下、特に断り
のない限り同じ。)又は3%の塩酸を貯留したタンク
(102)を設置し、前者の場合は21%の塩酸と水と
を混合して無隔膜電解槽(105)に通水し、後者の場
合には3%の塩酸のみを無隔膜電解槽(105)に通水
し、連続的に電気分解し、電気分解液を製造することが
可能である。得られた電気分解液を水により希釈して、
洗浄水を得ることができる。
【0053】このように、電解水製造装置ピュアスタ−
(101)は、塩化ナトリウムを実質的に添加しない水
に濃塩酸を添加した原料水を利用する装置である。尚、
ここで「水」は、水道水、地下水、伏流水、脱塩水、蒸
留水、精製水(RO水、膜処理水)、これらの混合水等
であって、実質的に塩化ナトリウムを含有しないものを
意味している。「塩化ナトリウムを実質的に添加しな
い」とは、人為的に塩化ナトリウムを添加することがな
いという意味である。
【0054】前記「塩化ナトリウムを実質的に添加しな
い」原料水を無隔膜電解槽(105)に通水し、電気分
解して電気分解物を取得するが、無隔膜電解槽(10
5)であるため、電気分解した後に陰極水及び陽極水が
分離されることがなく、一括して電気分解物として取得
することができる。
【0055】また、この電気分解物には、当然のことな
がら塩化ナトリウムは全く添加されておらず、換言すれ
ば、ナトリウムイオン濃度が、前記「水」に含有されて
いたナトリウムイオン濃度を越えることがない。即ち、
ナトリウムイオン濃度200ppm以下となるのであ
る。
【0056】得られた電気分解物は希釈し、最終的にp
Hを4.5〜6.8の洗浄水に調整する。このようにし
て得られた洗浄水は、高濃度の塩化ナトリウムを含有す
ることがなく、しかもpHは、ほぼ中性の付近にあり、
前記従来電解水1又は2に比して、より自然水に近い物
性を有しているのである。
【0057】尚、この場合の無隔膜電解槽(105)の
構造について説明する。一般に電解槽において、電極
を、複数の電極板によって構成する場合には、電極に通
電する方法として、従来、単極式及び複極式の二種類の
形式が公知であった(社団法人電気化学協会編、「電気
化学便覧」、第510ペ−ジ、丸善、昭和29年)。
【0058】単極式とは、電極板の全てが陰極又は陽極
のいずれかである形式であり、複極式とは、例えば、複
数の電極を一定間隔で相互に絶縁して重ね合わせた構造
を有し、電源の陽極に接続された電極板と、電源の陰極
に接続された電極板との間に、いずれの極とも接続され
ない電極(以下、中間電極と記載する。)が、少なくと
も1枚存在する形式である。一般に複極式の電解槽は、
ランニングコストが上昇し、電圧が過大に上昇する可能
性があるため、電解水の技術分野では採用されることが
なかった。
【0059】しかしながら、本発明では、無隔膜電解槽
(105)としては、複極式の電解槽を採用することが
好ましい。即ち、本発明のように、実質的に塩化ナトリ
ウムを添加しない塩酸水溶液を通液する場合には、複極
式電解槽を採用しても、電力効果が低下せず、ランニン
グコストが上昇することがない。また電圧が過度に上昇
することがないのある。そして、複極式電解槽を採用し
た場合には、中間電極の枚数を増加するほど塩素の発生
量が増加するという利点がある。
【0060】従って、本発明の乳頭洗浄装置(100)
には、このように複極式の無隔膜電解槽を用いた電解水
製造装置を使用することが望ましい。
【0061】以上、説明した本発明の乳頭洗浄用カッ
プ、及び乳頭洗浄装置は、適用する動物には特に制約は
なく、ウシ、ヤギ、ヒツジ等、いかなる動物の乳頭にも
適用することができる。特にこれらの動物を搾乳する場
合、乳頭を洗浄、殺菌することにより、衛生上望ましい
搾乳した乳汁が得られ、より安全性の高い乳汁を得るこ
とができる。
【0062】また、本発明を、搾乳の後に乳頭を洗浄、
殺菌する操作に使用すれば、乳頭からの感染症の防止に
有効であり、換言すれば、本発明は、動物の疾病防止の
ためにも使用することができるのである。
【0063】更に、本発明は、別な搾乳設備、又は前記
従来技術2のような乳頭洗浄設備のような各種の機械装
置と結合させ、これと組み合わせて使用することも可能
である。
【0064】
【実施例】次に、実施例を示して本発明を詳述するが、
本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0065】実施例1 最初に、本発明の乳頭洗浄用カップの実施例について説
明する。図1は、本発明の乳頭洗浄用カップの一実施例
を示す外観図である。図1において、(ア)は平面図、
(イ)は正面図、(ウ)は側面図である。
【0066】図1において、乳頭洗浄用カップ1は、乳
頭洗浄用カップ本体2を備えている。乳頭洗浄用カップ
本体2は、ステンレス製であり、内容積は、断面積6c
m×8cm、深さ10cmである。乳頭洗浄用カップ本
体2には、乳頭差し込み口3が形成されている。
【0067】乳頭洗浄用カップ本体2は、架台20に設
置されているが、架台20とは、アングル21、22、
23、及び24を介してビス(図示省略)によって一体
的に結合されている。
【0068】乳頭洗浄用カップ本体2には洗浄水供給口
4が設けられている。この洗浄水供給口4は、乳頭洗浄
用カップ本体2の底部孔3aに連通しており、この底部
孔3aより架台20を貫通して外部に洗浄水供給口4が
露出されている。洗浄水供給口4には、コック6が設置
されており、このコック6は、乳頭洗浄用カップ本体2
に流れる洗浄水の流量調節又は乳頭洗浄用カップ本体2
に洗浄水を貯留する場合、停止弁として使用する。
【0069】尚、乳頭洗浄用カップ本体2には、洗浄水
溢出口5が備えられており、乳頭差し込み口3から洗浄
水が溢れ出る前に洗浄水を溢出させる機能を有する。
【0070】また、乳頭洗浄用カップ本体2には、超音
波振動子10が設けられている。超音波振動子10は、
乳頭洗浄用カップ本体2に洗浄水が貯留された際に、洗
浄水に接する形で配置されている。超音波振動子10
は、超音波発振器11に結線されており、超音波発振器
11は架台20の内部に設置され、稼動又は停止を操作
するためのスイッチ12と結線されている。また、超音
波発振器11の電源コ−ド13は架台20より突出して
おり、末端は図示しない電源と結線される。
【0071】以上の構成を備えた乳頭洗浄用カップ1の
使用法を説明する。
【0072】最初に、回分式洗浄法を行う場合を説明す
れば、回分式の場合は、コック6を閉止し、乳頭洗浄用
カップ本体2に洗浄水(例えば、次亜塩素酸ナトリウム
溶液)を貯留する。次いで、乳頭洗浄用カップ本体2を
手で持ち、乳頭差し込み口3より乳頭を差し込む。これ
によって乳頭は、乳頭洗浄用カップ本体2内の洗浄水に
浸漬される。
【0073】この状態で、スイッチ12を入れ、超音波
発振器11を稼動して超音波振動子10を発振させるこ
とにより、乳頭洗浄用カップ本体2に貯留された洗浄水
に超音波が印加され、洗浄水に浸漬した乳頭が洗浄され
るのである。洗浄終了後には、コック6を開放し、洗浄
水供給口4より、洗浄水を排出することができる。
【0074】次に連続式洗浄法を行う場合は、予め、洗
浄水供給口4に、洗浄水を連続的に送液する手段をホ−
ス等によって連結し、洗浄水供給口4を介して乳頭洗浄
用カップ本体2に洗浄水を連続的に送液する。この場合
は、乳頭洗浄用カップ本体2に送液された洗浄水は、洗
浄水溢出口5より排出されることになる。
【0075】尚、洗浄水溢出口5から溢出される洗浄水
を、前記の洗浄水を送液する手段に戻すことにより、洗
浄水を循環させる形式にすることも可能である。
【0076】実施例2 次に、本発明の乳頭洗浄装置の実施例について説明す
る。図2は、本発明の乳頭洗浄装置の一実施例を示す模
式図である。図2において、図1と共通する要素には図
1と同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0077】図2において、本発明の乳頭洗浄装置10
0は、前記実施例1の乳頭洗浄用カップ1を備えてい
る。また本発明の乳頭洗浄装置100は、電解水製造装
置101を備えている。
【0078】電解水製造装置101は、塩酸貯留タンク
102を備えており、3%の塩酸が貯留されている。こ
の3%塩酸は、塩化ナトリウムを実質的に添加しない水
に、濃塩酸を添加して3%に調整したものである。
【0079】塩酸貯留タンク102は、塩酸供給配管1
03を介して無隔膜電解槽105の入口側に連結されて
いる。また塩酸供給配管103は定量ポンプ104を備
えている。
【0080】無隔膜電解槽105の出口側には電解水送
出配管106の一端が連結されており、この電解水送出
配管106の他端は希釈配管107と合流している。
【0081】希釈配管107の起端は、水源108に連
結されており、また、希釈配管107には、流量調節弁
109を備えられている。
【0082】以上の希釈配管107と前記電解水送出配
管106とが合流した後は、前記実施例1の乳頭洗浄用
カップ1の洗浄水供給口4に連結されるのである。
【0083】以上の構成を備えた電解水製造装置101
の作用は、最初に塩酸貯留タンク102より定量ポンプ
104によって無隔膜電解槽105に3%塩酸を供給す
る。無隔膜電解槽105において電解し、電解水を電解
水送出配管106より送出する。塩酸貯留タンク102
に貯留されていた塩酸は、実質的に塩化ナトリウムを添
加されていないため、電解水送出配管106を流れる電
解水は、ナトリウムイオン濃度200ppm以下の電解
水となる。
【0084】水源108より希釈配管107を介して希
釈水を流し、前記電解水と混合して希釈し、前記実施例
1の乳頭洗浄用カップ1の洗浄水供給口4に送給する。
この場合、希釈は、pH4.5〜6.8の範囲に調整す
ることが望ましい。
【0085】このように、前記実施例1の乳頭洗浄用カ
ップ1に、希釈された電解水を連続的に送液し、洗浄水
溢出口5より排出させながら、乳頭を洗浄するのであ
る。
【0086】尚、以上の実施例2においては、塩酸貯留
タンク102に、より濃度の高い塩酸を貯留しておき、
希釈水と混合しながら無隔膜電解槽105に送液する態
様に変更することもできる。
【0087】
【発明の効果】(1)本発明の乳頭洗浄用カップは、構
造が簡単であって安価であり、しかも作業に便利であり
ながら、効果的に乳頭を洗浄することができる。従っ
て、搾乳において、より安全で衛生的な乳を簡単に得る
ことが可能となる。 (2)本発明の乳頭洗浄装置は、構造が簡便で、安価で
あり、しかもハンディでありながら、効果的に乳頭を洗
浄することができる。従って、小規模な酪農家であって
も容易に採用することができる。 (3)特に、洗浄水として電解水を使用した場合は、搾
乳の際に乳頭を効果的に殺菌することができる。 (4)また、電解水製造装置として、塩化ナトリウムを
実質的に添加しない水に塩酸を添加した原料水を無隔膜
電解槽により電気分解する装置を採用した場合には、ナ
トリウムイオン濃度が200ppm以下の電解水をpH
4.5〜6.8の範囲に調整した洗浄水を使用すること
ができる。このため、洗浄水が金属を腐食することが少
なく、殺菌作用も強力になる。また、洗浄した後には、
仮に蒸発したとしても食塩が析出することがなく、乳頭
を洗浄した後に水洗いを行う必要がないため、作業量が
軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の乳頭洗浄用カップの一実施例
を示す外観図である。
【図2】図2は、本発明の乳頭洗浄装置の一実施例を示
す模式図である。
【符号の説明】
1 乳頭洗浄用カップ 2 乳頭洗浄用カップ本体 3 乳頭差し込み口 4 洗浄水供給口 5 洗浄水溢出口 6 コック 10 超音波振動子 11 超音波発振器 12 スイッチ 13 電源コ−ド 20 架台 21 アングル 22 アングル 23 アングル 24 アングル 100 乳頭洗浄装置 101 電解水製造装置 102 塩酸貯留タンク 103 塩酸供給配管 104 定量ポンプ 105 無隔膜電解槽 106 電解水送出配管 107 希釈配管 108 水源 109 流量調節弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土井 豊彦 東京都東大和市立野4−515 森永乳業株 式会社装置開発研究所内 Fターム(参考) 3B201 AA46 AB51 BB02 BB03 BB04 BB83 BB92

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動物の乳頭洗浄用カップであって、次の
    a)〜c)、a)一端に乳頭の差し込み口が開口し、洗
    浄水が貯留される乳頭洗浄用カップ本体、 b)前記a)の乳頭洗浄用カップ本体に設けられる超音
    波振動子、 c)前記b)の超音波振動子に結線される超音波発信
    器、を備えたことを特徴とする乳頭洗浄用カップ。
  2. 【請求項2】 次のd)〜f)、 d)前記a)〜c)を有する請求項1に記載の乳頭洗浄
    用カップ、 e)前記a)の乳頭洗浄用カップ本体に開口する洗浄水
    供給口、 f)前記a)の乳頭洗浄用カップ本体に設けられ、洗浄
    水を溢出させる洗浄水溢出口、 を備えたことを特徴とする乳頭洗浄用カップ。
  3. 【請求項3】 次のg)〜h)、 g)前記d)〜f)を有する請求項2に記載の乳頭洗浄
    用カップ、 h)前記e)の洗浄水供給口に連結され、洗浄水を供給
    する洗浄水供給手段、を備えたことを特徴とする乳頭洗
    浄装置。
  4. 【請求項4】 前記h)の洗浄水供給手段が、電解水製
    造装置である請求項3に記載の乳頭洗浄装置。
  5. 【請求項5】 電解水製造装置が、塩化ナトリウムを実
    質的に添加しない水に塩酸を添加した原料水を無隔膜電
    解槽により電気分解する装置である請求項4に記載の乳
    頭洗浄装置。
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