JPH0819593A - 消毒用液体組成物およびその利用方法 - Google Patents
消毒用液体組成物およびその利用方法Info
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- JPH0819593A JPH0819593A JP6311027A JP31102794A JPH0819593A JP H0819593 A JPH0819593 A JP H0819593A JP 6311027 A JP6311027 A JP 6311027A JP 31102794 A JP31102794 A JP 31102794A JP H0819593 A JPH0819593 A JP H0819593A
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- A61L2/16—Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using chemical substances
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Abstract
(57)【要約】
【目的】時間的に安定な着色した消毒用液体組成物、並
びに、病院の廃棄物などの物品および特に人体または動
物の表面などの表面の消毒などにこれを利用する方法を
提供すること。 【構成】 消毒用液体組成物において、少なくとも1つ
の消毒性過酸化物と少なくとも1つの着色剤を含み、少
なくとも15日間以上は安定な組成物。該組成物は、
水、物品、あるいは表面の消毒および着色に利用するこ
とができる。
びに、病院の廃棄物などの物品および特に人体または動
物の表面などの表面の消毒などにこれを利用する方法を
提供すること。 【構成】 消毒用液体組成物において、少なくとも1つ
の消毒性過酸化物と少なくとも1つの着色剤を含み、少
なくとも15日間以上は安定な組成物。該組成物は、
水、物品、あるいは表面の消毒および着色に利用するこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時間的に安定な着色し
た消毒用液体組成物、並びに、病院の廃棄物などの物品
および特に人体または動物の表面などの表面の消毒など
にこれを利用する方法に関する。
た消毒用液体組成物、並びに、病院の廃棄物などの物品
および特に人体または動物の表面などの表面の消毒など
にこれを利用する方法に関する。
【0002】
【従来技術】消毒剤には、二酸化塩素、スルフォン酸ド
デシルベンゼン、クロロヘキシジン、次亜塩素酸ナトリ
ウムなど、着色された溶液の形で市販されているものが
多い。これらの溶液は、着色することによって他の製品
と区別することが可能となる。これら消毒用組成物は、
人体または動物の表面、通常は皮膚または粘膜、例えば
乳牛の乳首の消毒などに塗布して用いられる。
デシルベンゼン、クロロヘキシジン、次亜塩素酸ナトリ
ウムなど、着色された溶液の形で市販されているものが
多い。これらの溶液は、着色することによって他の製品
と区別することが可能となる。これら消毒用組成物は、
人体または動物の表面、通常は皮膚または粘膜、例えば
乳牛の乳首の消毒などに塗布して用いられる。
【0003】また、有機過酸化物が有効な消毒剤である
こともよく知られている。しかしながら、現在までのと
ころ、このような過酸化物をベースにした時間的に安定
な着色液体組成物を調製することは不可能であった。例
えば、H. MUCKE, "Uber Moglichkeiten Anfarbung von
Peressigsaure fur Hautesinfektion"(皮膚消毒のため
の過酢酸による着色の可能性について), Pharmazie, 2
9, H.3(1974)の206〜207ページには、エオシン、
メチレン・グリーン、メチレン・ブルー、メチレン・バ
イオレット、スルホロダミンB、マラカイトグリーンな
どの着色剤で着色した過酢酸をベースとする組成物が記
載されている。しかし、この種の組成物は、1日程度し
か安定でない。したがって、この種の組成物を使用する
場合には、使用に先立って数時間前にこれらを調製する
ことが必要となる。すなわち、それらを貯蔵すること
は、不可能である。
こともよく知られている。しかしながら、現在までのと
ころ、このような過酸化物をベースにした時間的に安定
な着色液体組成物を調製することは不可能であった。例
えば、H. MUCKE, "Uber Moglichkeiten Anfarbung von
Peressigsaure fur Hautesinfektion"(皮膚消毒のため
の過酢酸による着色の可能性について), Pharmazie, 2
9, H.3(1974)の206〜207ページには、エオシン、
メチレン・グリーン、メチレン・ブルー、メチレン・バ
イオレット、スルホロダミンB、マラカイトグリーンな
どの着色剤で着色した過酢酸をベースとする組成物が記
載されている。しかし、この種の組成物は、1日程度し
か安定でない。したがって、この種の組成物を使用する
場合には、使用に先立って数時間前にこれらを調製する
ことが必要となる。すなわち、それらを貯蔵すること
は、不可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の一つ
の目的は、時間的に安定な過酸化物をベースにした着色
された消毒用液体組成物を提供することである。該組成
物は、使用に先立つ数時間前に調製する必要がなく、数
カ月間、さらには数年間貯蔵することが可能である。
の目的は、時間的に安定な過酸化物をベースにした着色
された消毒用液体組成物を提供することである。該組成
物は、使用に先立つ数時間前に調製する必要がなく、数
カ月間、さらには数年間貯蔵することが可能である。
【0005】本発明の他の一つの目的は、過酸化物をベ
ースにした着色した消毒用組成物を、特に水、物品、あ
るいは表面の消毒に利用する利用方法を提供することで
ある。
ースにした着色した消毒用組成物を、特に水、物品、あ
るいは表面の消毒に利用する利用方法を提供することで
ある。
【0006】本発明の他の更なる一つの目的は、着色し
た消毒用水溶液を、廃棄物の消毒およびマーキングに利
用する利用方法を提供することである。
た消毒用水溶液を、廃棄物の消毒およびマーキングに利
用する利用方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に基づく消毒用液
体組成物は、少なくとも1つの消毒性過酸化物と少なく
とも1つの着色剤を含み、前記有機過酸化物は、 1)式(I)であらわされるモノ過酸化物、 R1 −CO3 H (I) ただし、R1 は、直鎖状または枝分れ鎖状のC1 −C24
のアルキル基、アリール基、またはC3 −C10のシクロ
アルキル基をあらわす。
体組成物は、少なくとも1つの消毒性過酸化物と少なく
とも1つの着色剤を含み、前記有機過酸化物は、 1)式(I)であらわされるモノ過酸化物、 R1 −CO3 H (I) ただし、R1 は、直鎖状または枝分れ鎖状のC1 −C24
のアルキル基、アリール基、またはC3 −C10のシクロ
アルキル基をあらわす。
【0008】2)式(II)であらわされるジ過酸化
物、 H3 OC−R2 −CO3 H (II) ただし、R2 は、直鎖状または枝分れ鎖状のC1 −C24
のアルキル基、アリーレン基、またはC3 −C10のシク
ロアルキレン基をあらわし、R1 およびR2 は、それぞ
れ、1または複数の官能基または遊離基で置換されまた
はされない。
物、 H3 OC−R2 −CO3 H (II) ただし、R2 は、直鎖状または枝分れ鎖状のC1 −C24
のアルキル基、アリーレン基、またはC3 −C10のシク
ロアルキレン基をあらわし、R1 およびR2 は、それぞ
れ、1または複数の官能基または遊離基で置換されまた
はされない。
【0009】で構成される。
【0010】この組成物は、15日間以上安定である。
【0011】通常、本発明にもとづく組成物は、例えば
6カ月ないし1年程度以上の期間安定である。
6カ月ないし1年程度以上の期間安定である。
【0012】「安定」という語は、本明細書に関する限
り、液体組成物の過酸化物、並びにその着色の滴定量、
より詳しくはその比色定量の値が、示された期間にわた
って10%以内の変動しか示さないことを意味する。
り、液体組成物の過酸化物、並びにその着色の滴定量、
より詳しくはその比色定量の値が、示された期間にわた
って10%以内の変動しか示さないことを意味する。
【0013】本発明に関する限り、特に基が置換される
ときには、置換基は好ましくは以下の官能基または遊離
基で構成されるグループから選ばれる。
ときには、置換基は好ましくは以下の官能基または遊離
基で構成されるグループから選ばれる。
【0014】−エステル若しくはアミド、またはアルカ
リ、アルカリ土類、アンモニウム、またはホスホニウム
対イオン塩の形をとる遊離カルボキシル基、 −1または複数、通常は1ないし5のカルボキシルおよ
び/またはアミド官能基で置換されまたはされない直鎖
状または枝分れ鎖状のC1 −C24のアルキル基、 −下式であらわされるアシル基、 R−CO−、 ただし、Rは、直鎖状または枝分れ鎖状のC1 −C24の
アルキル基をあらわす。
リ、アルカリ土類、アンモニウム、またはホスホニウム
対イオン塩の形をとる遊離カルボキシル基、 −1または複数、通常は1ないし5のカルボキシルおよ
び/またはアミド官能基で置換されまたはされない直鎖
状または枝分れ鎖状のC1 −C24のアルキル基、 −下式であらわされるアシル基、 R−CO−、 ただし、Rは、直鎖状または枝分れ鎖状のC1 −C24の
アルキル基をあらわす。
【0015】−1または複数、通常は1ないし5のカル
ボキシルおよび/またはアミド官能基で置換されまたは
されない直鎖状または枝分れ鎖状のC1 −C24のアルコ
キシ基、 −アリール基、 −ヒドロキシル、ニトリル、トリフルオロメチル、スル
ホニル官能基、 −フッ素、塩素、又は臭素のようなハロゲン原子。
ボキシルおよび/またはアミド官能基で置換されまたは
されない直鎖状または枝分れ鎖状のC1 −C24のアルコ
キシ基、 −アリール基、 −ヒドロキシル、ニトリル、トリフルオロメチル、スル
ホニル官能基、 −フッ素、塩素、又は臭素のようなハロゲン原子。
【0016】式(I)であらわされる好ましいモノ過酸
化物の例としては、R1 がC1 −C12のアルキル基をあ
らわすものを挙げることができる。
化物の例としては、R1 がC1 −C12のアルキル基をあ
らわすものを挙げることができる。
【0017】式(I)または(II)の過酸化物として
は、特に、過酢酸、過プロピオン酸、モノ過アゼライン
酸、過カプリル酸、過ウンデシレン酸、過ラウリン酸、
モノ過コハク酸、モノ過グルラト酸、ジ過コハク酸、ジ
過アゼライン酸、オクチル−2−ペロキシ−ブタン−ジ
オイックアシッド,1−4、デシル−2−ペロキシ−ブ
タンジオイックアシッド,4、ドデシル−2−ペロキシ
−ブタンジオイックアシッド,1−4、ジペロキシ−ド
デカンジオイックアシッド,1−2を挙げることができ
る。本発明に関しては、過酢酸が特に好ましい有機過酸
化物である。また、過安息香酸、およびその誘導体、例
えば、メタクロロ過安息香酸、p−tert−ブチル過安息
香酸、p−ニトロ過安息香酸、モノ過フタル酸、アミド
フタロイル過酢酸、または、アミドフタロイル過ヘキサ
ン酸を挙げることができる。
は、特に、過酢酸、過プロピオン酸、モノ過アゼライン
酸、過カプリル酸、過ウンデシレン酸、過ラウリン酸、
モノ過コハク酸、モノ過グルラト酸、ジ過コハク酸、ジ
過アゼライン酸、オクチル−2−ペロキシ−ブタン−ジ
オイックアシッド,1−4、デシル−2−ペロキシ−ブ
タンジオイックアシッド,4、ドデシル−2−ペロキシ
−ブタンジオイックアシッド,1−4、ジペロキシ−ド
デカンジオイックアシッド,1−2を挙げることができ
る。本発明に関しては、過酢酸が特に好ましい有機過酸
化物である。また、過安息香酸、およびその誘導体、例
えば、メタクロロ過安息香酸、p−tert−ブチル過安息
香酸、p−ニトロ過安息香酸、モノ過フタル酸、アミド
フタロイル過酢酸、または、アミドフタロイル過ヘキサ
ン酸を挙げることができる。
【0018】本発明に基づく組成物の過酸化物の含有量
は、重量で、0.0001%ないし5%の間、好ましく
は0.001%ないし1%の間、さらに好ましくは0.
001%ないし0.4%の間とすることができる。これ
らの含有量、並びに、特に異なる表示がある場合を除い
て、以下に示す全ての含有量は、平衡状態にある組成物
に関するものとする。
は、重量で、0.0001%ないし5%の間、好ましく
は0.001%ないし1%の間、さらに好ましくは0.
001%ないし0.4%の間とすることができる。これ
らの含有量、並びに、特に異なる表示がある場合を除い
て、以下に示す全ての含有量は、平衡状態にある組成物
に関するものとする。
【0019】本発明に基づく組成物に使用することがで
きる着色剤は、本発明に基づく組成物を少なくとも15
日間、好ましくは6カ月ないし12カ月間安定に保つこ
とのできるすべての着色剤である。該着色剤は、食品添
加物に関するECの法律によって定められた規格に基づ
く食品に使用可能な着色剤であることが望ましい。
きる着色剤は、本発明に基づく組成物を少なくとも15
日間、好ましくは6カ月ないし12カ月間安定に保つこ
とのできるすべての着色剤である。該着色剤は、食品添
加物に関するECの法律によって定められた規格に基づ
く食品に使用可能な着色剤であることが望ましい。
【0020】本発明に基づく好ましい着色剤は、モノア
ゾ型の着色性化合物、すなわち1つのアゾ基−N=N−
を有する化合物でより成る。
ゾ型の着色性化合物、すなわち1つのアゾ基−N=N−
を有する化合物でより成る。
【0021】この種の着色剤は、すでによく知られてい
る。例えば、 "Nomenclature ofOrganic Chemistry"
(有機化学命名法)−既出−の277−283ページに
も記載されている。
る。例えば、 "Nomenclature ofOrganic Chemistry"
(有機化学命名法)−既出−の277−283ページに
も記載されている。
【0022】より詳しくは、該着色剤は、式(III)
であらわされるモノアゾ化合物である。
であらわされるモノアゾ化合物である。
【0023】 R3 −N=N−R4 (III) ただし、R3 およびR4 は、同一、または異なってお
り、アリール基、好ましくはナフチル基またはフェニル
基をあらわし、R3 およびR4 は、各々が3つのOHま
たは−SO3 M官能基で置換されまたはされない。ただ
し、Mは、水素またはナトリウムなどのアルカリ金属の
カチオンである。この種の化合物としては、例えば、濃
赤色(Rouge vif )W3002、太陽橙色W2002な
どの商品名でヴァクヘル社が販売しているものを挙げる
ことができる。
り、アリール基、好ましくはナフチル基またはフェニル
基をあらわし、R3 およびR4 は、各々が3つのOHま
たは−SO3 M官能基で置換されまたはされない。ただ
し、Mは、水素またはナトリウムなどのアルカリ金属の
カチオンである。この種の化合物としては、例えば、濃
赤色(Rouge vif )W3002、太陽橙色W2002な
どの商品名でヴァクヘル社が販売しているものを挙げる
ことができる。
【0024】本発明に基づく好ましい他の着色剤は、顔
料である。顔料は、周知の天然の有機、無機若しくは有
機金属化合物である。着色剤とは反対に、顔料は、水に
溶けない着色剤であり、水中に分散される。特に好まし
い顔料としては、フタロシアニン類を挙げることができ
る。
料である。顔料は、周知の天然の有機、無機若しくは有
機金属化合物である。着色剤とは反対に、顔料は、水に
溶けない着色剤であり、水中に分散される。特に好まし
い顔料としては、フタロシアニン類を挙げることができ
る。
【0025】溶液中への分散をよくするために、本発明
に基づく顔料は、本来の顔料に加えて、分散剤および非
イオン性湿潤剤を含む調製済みの顔料分散液の形で使用
することができる。フタロシアニンを含むこの種の調製
済みの顔料分散液としては、「ホスタフィン(HOSTAFIN
E )」の商品名でヘキスト社が販売しているものを挙げ
ることができる。
に基づく顔料は、本来の顔料に加えて、分散剤および非
イオン性湿潤剤を含む調製済みの顔料分散液の形で使用
することができる。フタロシアニンを含むこの種の調製
済みの顔料分散液としては、「ホスタフィン(HOSTAFIN
E )」の商品名でヘキスト社が販売しているものを挙げ
ることができる。
【0026】本発明に基づく組成物は、通常、前記着色
剤を重量で0.0001%ないし1%、好ましくは0.
001%ないし0.5%含む。
剤を重量で0.0001%ないし1%、好ましくは0.
001%ないし0.5%含む。
【0027】本発明の一側面に基づけば、該着色剤およ
び過酸化物は、例えばアルコールなどの有機溶媒または
水とアルコールの混合液などを用いた溶液の形をとる。
ただし、溶媒は、好ましくは水である。
び過酸化物は、例えばアルコールなどの有機溶媒または
水とアルコールの混合液などを用いた溶液の形をとる。
ただし、溶媒は、好ましくは水である。
【0028】通常、前記組成物は、また、カルボン酸を
含む。有機過酸化物が上に述べた式(I)または式(I
I)の化合物である場合には、カルボン酸は、それぞ
れ、式(IV)、 R1 COOH (IV) または式(V) HOOC−R2 −COOH (V) であらわされる化合物であることがのぞましい。ただ
し、R1 およびR2 は、前記過酸化物に用いられるもの
と同じものをあらわす。
含む。有機過酸化物が上に述べた式(I)または式(I
I)の化合物である場合には、カルボン酸は、それぞ
れ、式(IV)、 R1 COOH (IV) または式(V) HOOC−R2 −COOH (V) であらわされる化合物であることがのぞましい。ただ
し、R1 およびR2 は、前記過酸化物に用いられるもの
と同じものをあらわす。
【0029】従って、有機過酸化物が過酢酸である場合
には、本発明に基づく組成物中のカルボン酸は、酢酸で
ある。本発明に基づく組成物のカルボン酸の含有量は、
重量で0.01%ないし20%とすることができる。
には、本発明に基づく組成物中のカルボン酸は、酢酸で
ある。本発明に基づく組成物のカルボン酸の含有量は、
重量で0.01%ないし20%とすることができる。
【0030】本発明に基づく組成物は、さらに、過酸化
物化水素を含むものとするとができる。該組成物中の過
酸化物化水素の濃度は、重量で0.001%ないし35
%、好ましくは0.15%ないし10%とすることがで
きる。使用する過酸化物化水素は、好ましくは精製され
た、すなわち有機および金属不純物をほぼ完全に取り除
いた形のものである。精製された過酸化物化水素は、当
業者には既知の方法、特に蒸留によって得ることができ
る。
物化水素を含むものとするとができる。該組成物中の過
酸化物化水素の濃度は、重量で0.001%ないし35
%、好ましくは0.15%ないし10%とすることがで
きる。使用する過酸化物化水素は、好ましくは精製され
た、すなわち有機および金属不純物をほぼ完全に取り除
いた形のものである。精製された過酸化物化水素は、当
業者には既知の方法、特に蒸留によって得ることができ
る。
【0031】本発明にもとづく液体組成物のpHは、通
常、5以下、好ましくは1ないし3.5である。
常、5以下、好ましくは1ないし3.5である。
【0032】本発明に基づく好ましい消毒用液体組成物
は、過酸化物化水素を0.1ないし10重量%、上に定
義した有機過酸化物を0.001ないし0.4重量%、
カルボン酸を0.1ないし10重量%、上に定義したア
ゾ化合物または顔料からなる着色剤を0.0001ない
し0.03重量%含む水溶液より成る。
は、過酸化物化水素を0.1ないし10重量%、上に定
義した有機過酸化物を0.001ないし0.4重量%、
カルボン酸を0.1ないし10重量%、上に定義したア
ゾ化合物または顔料からなる着色剤を0.0001ない
し0.03重量%含む水溶液より成る。
【0033】上に述べた化合物に加えて、本発明に基づ
く組成物は、また、界面活性剤を含むものとすることが
できる。界面活性剤は、アニオン界面活性剤、非イオン
界面活性剤、カチオン界面活性剤、あるいは両性界面活
性剤とすることができる。
く組成物は、また、界面活性剤を含むものとすることが
できる。界面活性剤は、アニオン界面活性剤、非イオン
界面活性剤、カチオン界面活性剤、あるいは両性界面活
性剤とすることができる。
【0034】アニオン界面活性剤としては、1または複
数のカチオンで塩化させたアルキルエーテルスルホネー
ト、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルスルフェ
ート、オレフィンスルホネート、およびアルキルエーテ
ルカルボキシレートを挙げることができる。非イオン界
面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチルおよび/またはポリオキシプロピルソルビタ
ン脂肪酸エステル、および特許出願EP−A−7716
7に記載のアルキルポリグリコシドを挙げることができ
る。両性界面活性剤としては、ベタイン、スルタイン、
イミダゾリン、およびそれらの誘導体を挙げることがで
きる。カチオン界面活性剤としては、ジデシルラウリル
アンモニウム(didecylaurylammnonium )の塩化物ある
いはベンジルアルコニウムの塩化物および臭化物などの
四級アンモニウムのハロゲン化物を挙げることができ
る。
数のカチオンで塩化させたアルキルエーテルスルホネー
ト、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルスルフェ
ート、オレフィンスルホネート、およびアルキルエーテ
ルカルボキシレートを挙げることができる。非イオン界
面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチルおよび/またはポリオキシプロピルソルビタ
ン脂肪酸エステル、および特許出願EP−A−7716
7に記載のアルキルポリグリコシドを挙げることができ
る。両性界面活性剤としては、ベタイン、スルタイン、
イミダゾリン、およびそれらの誘導体を挙げることがで
きる。カチオン界面活性剤としては、ジデシルラウリル
アンモニウム(didecylaurylammnonium )の塩化物ある
いはベンジルアルコニウムの塩化物および臭化物などの
四級アンモニウムのハロゲン化物を挙げることができ
る。
【0035】さらに、本発明に基づく組成物は、下記の
ものを含有するとすることができる。
ものを含有するとすることができる。
【0036】−過酸化組成物を安定させるために従来か
ら使用されている試剤、例えば、有機ホスホン酸化合
物、ピロリン酸ナトリウム、ジピコリン酸、またはスズ
酸ナトリウム(stannate de sodium)などのスズの誘導
体、 −硝酸、リン酸、硫酸、または塩酸などの強酸0.1%
ないし1%、これらの強酸は、既知の方法で、腐食防止
剤としておよび/または過酸化物を含む組成物形成の触
媒として有用である、 −分子量が1000ないし20000のポリオキシエチ
レン化合物およびポリオキシプロピル化合物などのシッ
クナー、例えばダプラル(DAPRAL)(登録商標)の商品
名でアクゾ社が販売しているもの、 −香料、 −軟化剤、 −グリセロールなどの緩和剤(adoucissants)。
ら使用されている試剤、例えば、有機ホスホン酸化合
物、ピロリン酸ナトリウム、ジピコリン酸、またはスズ
酸ナトリウム(stannate de sodium)などのスズの誘導
体、 −硝酸、リン酸、硫酸、または塩酸などの強酸0.1%
ないし1%、これらの強酸は、既知の方法で、腐食防止
剤としておよび/または過酸化物を含む組成物形成の触
媒として有用である、 −分子量が1000ないし20000のポリオキシエチ
レン化合物およびポリオキシプロピル化合物などのシッ
クナー、例えばダプラル(DAPRAL)(登録商標)の商品
名でアクゾ社が販売しているもの、 −香料、 −軟化剤、 −グリセロールなどの緩和剤(adoucissants)。
【0037】本発明に基づく組成物は、好ましくは単に
成分を混ぜ合わせるだけで調製することができる。まず
最初に、例えばレール・リキド社による特許出願EP−
A−24219、EP−A−193416、EP−A−
370850に記載の方法によって着色していない過酸
化物の溶液を調製し、次に、該溶液に粉末、溶液、また
は水中に分散させた状態の着色剤を添加する。
成分を混ぜ合わせるだけで調製することができる。まず
最初に、例えばレール・リキド社による特許出願EP−
A−24219、EP−A−193416、EP−A−
370850に記載の方法によって着色していない過酸
化物の溶液を調製し、次に、該溶液に粉末、溶液、また
は水中に分散させた状態の着色剤を添加する。
【0038】本発明の他の側面に基づけば、本発明は、
また、上記の消毒用液体組成物の利用方法に関する。該
組成物は、物品または表面、特に、人体または動物の表
面、通常は皮膚または粘膜、例えば乳牛の乳首の消毒な
どのために使用される。
また、上記の消毒用液体組成物の利用方法に関する。該
組成物は、物品または表面、特に、人体または動物の表
面、通常は皮膚または粘膜、例えば乳牛の乳首の消毒な
どのために使用される。
【0039】本発明に基づく組成物により物品または表
面を着色することによって、処置した部分にマーキング
を施して識別し、また、該部分が消毒済みであることを
確認することができる。
面を着色することによって、処置した部分にマーキング
を施して識別し、また、該部分が消毒済みであることを
確認することができる。
【0040】本発明に基づく組成物は、また、水および
水の導管の消毒に使用することができる。本発明に基づ
く組成物が消毒する水の中で希釈されると、水がわずか
に着色され、水の流れた経路を辿ることができ、また、
消毒した量を識別することができる。
水の導管の消毒に使用することができる。本発明に基づ
く組成物が消毒する水の中で希釈されると、水がわずか
に着色され、水の流れた経路を辿ることができ、また、
消毒した量を識別することができる。
【0041】本発明の他の更なる側面に基づけば、本発
明は、上記の利用方法において、廃棄物、とくに、ウイ
ルス、バクテリア、こうじ菌などのかび菌その他の微生
物に汚染された病院の投棄用廃棄物の着色および消毒あ
るいは殺菌に使用する利用方法に関する。廃棄物の処理
は、例えば前記組成物に浸すなど単に接触させることに
よって行なうことができる。
明は、上記の利用方法において、廃棄物、とくに、ウイ
ルス、バクテリア、こうじ菌などのかび菌その他の微生
物に汚染された病院の投棄用廃棄物の着色および消毒あ
るいは殺菌に使用する利用方法に関する。廃棄物の処理
は、例えば前記組成物に浸すなど単に接触させることに
よって行なうことができる。
【0042】今日まで、血液透析用フィルターあるいは
注射器など、多くはポリマー類を主としたこの種の廃棄
物は、通常、焼却によって破壊されてきた。このような
焼却は、費用が高く、また環境に対して危険である。着
色していない従来の消毒剤溶液によるこの種の物品の消
毒あるいは殺菌は、今日まで検討の対象とはなっていな
い。実際、この種の溶液で物品を効果的に消毒する試み
には信頼性が欠如している。したがって、環境および公
衆衛生への危険なしにこの種の物品を排出することは不
可能である。
注射器など、多くはポリマー類を主としたこの種の廃棄
物は、通常、焼却によって破壊されてきた。このような
焼却は、費用が高く、また環境に対して危険である。着
色していない従来の消毒剤溶液によるこの種の物品の消
毒あるいは殺菌は、今日まで検討の対象とはなっていな
い。実際、この種の溶液で物品を効果的に消毒する試み
には信頼性が欠如している。したがって、環境および公
衆衛生への危険なしにこの種の物品を排出することは不
可能である。
【0043】これに対して、この種の物品を着色した液
体で消毒あるいは殺菌した場合には、物品自身が着色さ
れるため、消毒あるいは殺菌されたことが容易に識別で
き、環境への危険なしに排出することができる。
体で消毒あるいは殺菌した場合には、物品自身が着色さ
れるため、消毒あるいは殺菌されたことが容易に識別で
き、環境への危険なしに排出することができる。
【0044】
【実施例】以下に示す例は、本発明の利用方法に関する
ものである。
ものである。
【0045】すべての例を通じて、使用した過酸化水素
は、蒸留によって精製した。
は、蒸留によって精製した。
【0046】例1 下記の成分を攪拌しながら単に混ぜ合わせることによっ
て水溶液を調製した。
て水溶液を調製した。
【0047】平衡状態で、該水溶液の組成は、下記の通
りである(重量%)。
りである(重量%)。
【0048】 過酸化物化水素 7 % 酢酸 3.9 % 過酢酸 0.35% 安定剤 0.06% 太陽橙色W2002 0.02% 水 必要量100 % 太陽橙色W2002は、ヴァクヘル社が販売している着
色剤で、化学構造式は下記の通りである。
色剤で、化学構造式は下記の通りである。
【0049】
【化1】 この水溶液の平衡状態での色の強度は、73.8であ
る。色の強度は、蒸留水中の光の透過率の測定値と前記
水溶液中の光の透過率の測定値の比から求めた。これら
の測定は、ミノルタ色度計CT310、2mmのガラス
槽、光源D65を用いて行なった。
る。色の強度は、蒸留水中の光の透過率の測定値と前記
水溶液中の光の透過率の測定値の比から求めた。これら
の測定は、ミノルタ色度計CT310、2mmのガラス
槽、光源D65を用いて行なった。
【0050】2カ月後、上に示した条件下で測定した水
溶液の色の強度は、74.0であった。
溶液の色の強度は、74.0であった。
【0051】水溶液中の過酸化物化物の含有量をセリメ
トリーで測定した。2カ月後、過酸化水素の含有量は、
6.98%、過酢酸の含有量は、0.35%であった。
トリーで測定した。2カ月後、過酸化水素の含有量は、
6.98%、過酢酸の含有量は、0.35%であった。
【0052】測定誤差を考慮すれば、水溶液の着色およ
び過酸化物化物の含有量が2カ月間の貯蔵後ほぼ変化し
ていないことが実証された。
び過酸化物化物の含有量が2カ月間の貯蔵後ほぼ変化し
ていないことが実証された。
【0053】例2 1リットルのビーカー内に、下記の化合物を攪拌しなが
ら下記の順序で導入した。
ら下記の順序で導入した。
【0054】 −蒸留水 912.3g −ピロリン酸ナトリウム 0.2g −過酸化物化水素35重量%溶液 80 g −酢酸 5 g −濃赤色W3002の1%水溶液 10 g 平衡状態での過酢酸の含有量は、0.01重量%、過酸
化物化水素の含有量は、2.8重量%であった。
化物化水素の含有量は、2.8重量%であった。
【0055】光線を避けて20℃で6カ月間貯蔵した
後、例1と同じ条件で測定した色の強度ならびに過酸化
物化水素および過酢酸の含有量は、変化がなかった。
後、例1と同じ条件で測定した色の強度ならびに過酸化
物化水素および過酢酸の含有量は、変化がなかった。
【0056】濃赤色W3002は、ヴァクヘル社が販売
している着色剤で、化学構造式は下記の通りである。
している着色剤で、化学構造式は下記の通りである。
【0057】
【化2】 例3 1リットルのビーカー内に、下記の化合物を攪拌しなが
ら下記の順序で導入した。
ら下記の順序で導入した。
【0058】 −蒸留水 912.3g −ピロリン酸ナトリウム 0.2g −過酸化物化水素35重量%水溶液 80 g −酢酸 5 g −太陽橙色W2002の1%水溶液 10 g 平衡状態での過酢酸の含有量は、0.01重量%、過酸
化物化水素の含有量は、2.8重量%であった。
化物化水素の含有量は、2.8重量%であった。
【0059】光線を避けて20℃で6カ月間貯蔵した
後、例1と同じ条件で測定した水溶液の着色ならびに過
酸化物化水素および過酢酸の含有量は、変化がなかっ
た。
後、例1と同じ条件で測定した水溶液の着色ならびに過
酸化物化水素および過酢酸の含有量は、変化がなかっ
た。
【0060】例4 機械攪拌式2リットルの反応装置内に、下記の化合物を
下記の順序で導入した。
下記の順序で導入した。
【0061】 −蒸留水 792.65g −過酸化物化水素35重量%水溶液 27.40g −酢酸 3.1 g −バクティパルD(登録商標)(1) 2.7 g −ダプラルT210(2) 35 g −オラミックスNS(3) 18.2 g −テキサポンNSO(4) 20.25g −グリセリン(Glycerol) 100 g −ピロリン酸ナトリウム 0.2 g −太陽橙色W2002の1重量%水溶液 10 cm3 (1)セピック社が販売している過酢酸および過酸化物
化水素を含む水溶液。
化水素を含む水溶液。
【0062】(2)アクゾ社が販売しているポリアルキ
レングリコール。
レングリコール。
【0063】(3)セピック社が販売しているアルキル
ポリグリコシド。
ポリグリコシド。
【0064】(4)ソドブル・シノヴァ社が販売してい
るNaのラウリルエーテル硫酸塩溶液。
るNaのラウリルエーテル硫酸塩溶液。
【0065】平衡状態での過酢酸の含有量は、0.00
3重量%、過酸化物化水素の含有量は、1重量%であっ
た。
3重量%、過酸化物化水素の含有量は、1重量%であっ
た。
【0066】光線を避けて20℃で6カ月間貯蔵した
後、例1と同じ条件で測定した水溶液の着色ならびに過
酸化物化水素および過酢酸の含有量は、変化がなかっ
た。
後、例1と同じ条件で測定した水溶液の着色ならびに過
酸化物化水素および過酢酸の含有量は、変化がなかっ
た。
【0067】例6 下記の成分を攪拌しながら単に混ぜ合わせることによっ
て水溶液を調製した(重量で)。
て水溶液を調製した(重量で)。
【0068】平衡状態で、該水溶液の組成は、下記の通
りである。
りである。
【0069】 過酢酸 0.0095% 酢酸 0.05 % 過酸化物化水素 2.8 % ホスタフィン・ブルーB26(1) 0.01% 水 必要量100 % (1)ヘキスト社が販売しているフタロシアニン顔料の
分散液。
分散液。
【0070】この水溶液の色の強度を、例1の条件下
で、ただし1cmのガラス槽を用いて測定した。
で、ただし1cmのガラス槽を用いて測定した。
【0071】7カ月半後、色の強度の変化は、2%以下
であった。換言すれば、該溶液の色の強度の変化は、目
で見ることができなかった。
であった。換言すれば、該溶液の色の強度の変化は、目
で見ることができなかった。
【0072】例7 着色剤をホスタフィン・グリーンGN(ヘキスト社が販
売しているフタロシアニン顔料の分散液)にして例6と
同様な実験を行なった。
売しているフタロシアニン顔料の分散液)にして例6と
同様な実験を行なった。
【0073】7カ月半後、例5と同じ条件で測定した色
の強度の変化は、2%以下であった。
の強度の変化は、2%以下であった。
【0074】例8 着色剤を本発明に適した酸性着色剤E102の0.01
%溶液にして例6と同様な実験を行なった。E102の
化学構造式は、下記の通りである。
%溶液にして例6と同様な実験を行なった。E102の
化学構造式は、下記の通りである。
【0075】
【化3】 7カ月半後、例5と同じ条件で測定した色の強度の変化
は、2%以下であった。
は、2%以下であった。
【0076】例9(比較例) 着色剤を H. MUCKE, Pharmazie, 29, H.3(1974) の20
6−207ページに記載のもの、すなわちメチレン・ブ
ルーの0.01%溶液にして例6と同様な実験を行なっ
た。溶液が平衡状態に達した7時間後、その色の強度
は、10%以上変化した。すなわち、溶液の最初の青紫
色は、青緑色に変化した。
6−207ページに記載のもの、すなわちメチレン・ブ
ルーの0.01%溶液にして例6と同様な実験を行なっ
た。溶液が平衡状態に達した7時間後、その色の強度
は、10%以上変化した。すなわち、溶液の最初の青紫
色は、青緑色に変化した。
Claims (17)
- 【請求項1】 消毒用液体組成物において、少なくとも
1つの消毒性過酸化物と少なくとも1つの着色剤を含
み、前記有機過酸化物が、 1)式(I)であらわされるモノ過酸化物、 R1 −CO3 H (I) ただし、R1 は、直鎖状または枝分れ鎖状のC1 −C24
のアルキル基、アリール基、またはC3 −C10のシクロ
アルキル基をあらわす。 2)式(II)であらわされるジ過酸化物、 H3 OC−R2 −CO3 H (II) ただし、R2 は、直鎖状または枝分れ鎖状のC1 −C24
のアルキル基、アリール基、またはC3 −C10のシクロ
アルキレン基をあらわす;で構成され、R1 およびR2
は、それぞれ、1または複数の官能基または遊離基で置
換されまたはされず、前記組成物は、15日間以上安定
である、ことを特徴とする組成物。 - 【請求項2】 請求項1に記載の組成物において、該有
機過酸化物が、式(I)(ただし、R1 がC1 −C12の
アルキル基である)であることを特徴とする組成物。 - 【請求項3】 請求項2に記載の組成物において、該有
機過酸化物は、過酢酸であることを特徴とする組成物。 - 【請求項4】 請求項1ないし3の一項に記載の組成物
において、該組成物が、重量で、0.001%ないし5
%の間、好ましくは0.001%ないし0.4%の間で
有機過酸化物を含むことを特徴とする組成物。 - 【請求項5】 請求項1ないし4の一項に記載の組成物
において、該組成物が、重量で、0.001%ないし3
5%の間、好ましくは0.1%ないし10%の間で過酸
化水素を含むことを特徴とする組成物。 - 【請求項6】 請求項1ないし5の一項に記載の組成物
において、該着色剤が、モノアゾ化合物であることを特
徴とする組成物。 - 【請求項7】 請求項6項に記載の組成物において、該
着色剤が、式(III)であらわされるモノアゾ化合物
であることを特徴とする組成物。 R3 −N=N−R4 (III) ただし、R3 およびR4 は、同一、または異なってお
り、アリール基、好ましくはナフチル基またはフェニル
基をあらわし、R3 およびR4 は、各々が3つのOHま
たは−SO3 M官能基で置換されまたはされず、Mは、
水素またはナトリウムなどのアルカリ金属のカチオンで
ある。 - 【請求項8】 請求項1ないし5の一項に記載の組成物
において、該着色剤が、顔料であることを特徴とする組
成物。 - 【請求項9】 請求項7に記載の組成物において、該顔
料が、フタロシアニンまたはフタロシアニンを含む分散
物であることを特徴とする組成物。 - 【請求項10】 請求項1ないし9の一項に記載の組成
物において、該組成物が、重量で、0.0001%ない
し1%の間、好ましくは0.001%ないし0.5%の
間で前記着色剤を含むことを特徴とする組成物。 - 【請求項11】 消毒用液体組成物において、該組成物
が、重量で、過酸化水素を0.1%ないし10%、有機
過酸化物を0.001%ないし0.4%、カルボン酸を
0.1%ないし10%、アゾ化合物および/またはフタ
ロシアニンからなる着色剤を0.0001%ないし0.
03%、および水を含む水溶液からなる組成物。 - 【請求項12】 請求項11に記載の組成物において、
有機過酸化物が、請求項1で定義された式(I)または
式(II)の化合物であり、カルボン酸が、それぞれ、
式(IV)、 R1 COOH (IV) または式(V) HOOC−R2 −COOH (V) ただし、R1 およびR2 は、前記過酸化物に用いられる
ものと同じものをあらわす。で表される化合物であるこ
とを特徴とする組成物。 - 【請求項13】 請求項12に記載の組成物において、
該有機過酸化物が、過酢酸であり、該カルボン酸が、酢
酸であることを特徴とする組成物。 - 【請求項14】 物品または表面の消毒および着色にの
ための請求項1ないし13の一項に記載の組成物の利用
方法。 - 【請求項15】 請求項13に記載の利用法において、
前記表面が、皮膚または粘膜など、人体または動物の体
の表面であることを特徴とする利用方法。 - 【請求項16】 水または水の導管の消毒のための請求
項1ないし13の一項に記載の組成物の利用方法。 - 【請求項17】 破棄物、特に病院の廃棄物の消毒のた
めの請求項1ないし13の一項に記載の組成物の利用方
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9314981A FR2713444B1 (fr) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | Composition liquide désinfectante et ses utilisations. |
FR9314981 | 1993-12-14 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0819593A true JPH0819593A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=9453894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6311027A Pending JPH0819593A (ja) | 1993-12-14 | 1994-12-14 | 消毒用液体組成物およびその利用方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0658309A1 (ja) |
JP (1) | JPH0819593A (ja) |
FR (1) | FR2713444B1 (ja) |
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ITMI20020568A1 (it) * | 2002-03-18 | 2003-09-18 | Caffaro Spa Ind Chim | Procedimento e apparecchiatura per la disinfezione delle acque |
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- 1994-12-13 EP EP94402865A patent/EP0658309A1/fr not_active Withdrawn
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