JP2012053544A - 情報処理装置及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来、画像形成装置の行われた印刷やコピーに関して、もし両面印刷、集約印刷を行っていたらどれだけ環境負荷量を削減できたのかといった柔軟なシミュレーションの仕組みが提供されていなかった。
【解決手段】 画像形成装置から収集したジョブ履歴情報から実績として集計した出力された用紙枚数と、前記ジョブ履歴情報に基づき求められる前記画像形成装置で消費した消費電力量とを用いて求められる温室効果ガスの排出量を示す画面を表示するための表示用データの生成に際して、前記ジョブ履歴情報に含まれる履歴に対応するジョブに対して、さらに節約設定が行われた場合に出力されるであろう用紙枚数を分析して、前記画面の表示において、当該分析された用紙枚数を用いて求められる温室効果ガスの排出量をも示すように、表示用データを生成することを特徴とする。
【選択図】 図17

Description

画像形成装置を使用したときの環境負荷量を算出するなどして求める技術に関する。
近年、二酸化炭素(CO2)等の温室効果ガスの排出量を低減するために、プリンタや複写機、複合機などの画像形成装置(以下、デバイスとも記す)の使用時における消費電力量の低減や、用紙の使用量を削減することが求められている。このため、デバイス使用時におけるCO2排出量、消費電力量をユーザが認識可能にすること(いわゆる「見える化」)が求められている。さらに、両面印刷、集約印刷を行うことで、デバイス使用時におけるCO2排出量、消費電力量、及び用紙使用量を削減することが求められている。例えば、特許文献1には、複写機で、印刷・コピー操作を行うときに、印刷条件に基づいてCO2排出量を算出し表示する。さらに、印刷上限値に収めるための印刷条件を表示する技術が開示されている。これによれば、今から行う印刷の印刷条件によってCO2排出量がどのように変化するかを把握することができる。
特開2003−150695号公報
ここで、上記特許文献1に記載のシステムでは、印刷・コピー操作の際に、原稿情報を使用して、両面印刷、集約印刷を行ったときの印刷ページ数や用紙枚数を算出している。しかしながら、環境負荷を削減するためには、これだけでは十分といえない。具体的には、オフィス全体ですでに行われた印刷やコピーに関して、両面印刷、集約印刷をどの程度行ったか、実はどれだけ温室効果ガス(CO2など)排出量、消費電力量、及び用紙使用量をさらに削減できたのかといった情報も得られことが望ましい。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、実際に実行されたジョブに対して設定変更を行った場合の環境負荷量の変化を分析して、その結果を確認できるようなシミュレーションの手法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置において実行された複数のジョブの内容を記録したジョブ履歴情報を収集する情報処理装置は、前記ジョブ履歴情報を参照して、画像形成装置により出力された用紙枚数を、実績として集計する集計手段と、前記ジョブ履歴情報に基づき求められるジョブの実行で消費される電力量を含む、前記画像形成装置で消費した消費電力量を記憶装置に格納する第1の格納手段と、前記集計手段により集計された用紙枚数を用いて求められる温室効果ガスの排出量、及び前記格納手段により格納された消費電力量を用いて求められる温室効果ガスの排出量を前記記憶装置に格納する第2の格納手段と、前記第2の格納手段により格納された前記用紙枚数を用いて求められる温室効果ガスの排出量、及び前記消費電力量を用いて求められる温室効果ガスの排出量を示す画面を表示するための表示用データを生成する生成手段と、前記ジョブ履歴情報に含まれる履歴に対応するジョブに対して、さらに集約印刷設定及び両面印刷設定の少なくともいずれかの設定が行われた場合の画像形成装置により出力されるであろう用紙枚数を分析する分析手段とを有し、前記生成手段は、前記画面の表示において、前記分析手段により分析された用紙枚数を用いて求められる温室効果ガスの排出量を示すように、表示用データを生成することを特徴とする。
本発明によれば、実際に実行されたジョブに対して設定変更を行った場合の環境負荷量の変化を分析して、その結果を確認できるシミュレーションの手法を提供できる。
本発明の実施例1に係る環境負荷量分析システムの構成を示す図である。 ホストコンピュータ101の内部構成を示す図である。 ホストコンピュータ101の機能的構成を示す図である。 分析サーバ104の機能的構成を示す図である。 画像形成装置の内部構成を示す図である。 画像形成装置の機能的構成を示す図である。 ジョブ履歴情報テーブル、印刷ページ情報テーブル、ジョブ履歴用紙情報テーブルの一例を示す図である。 消費電力テーブル及び用紙CO2排出量テーブルの一例を示す図である。 集計結果テーブルの一例を示す図である。 CO2排出量を求める分析処理の処理手順を示す図である。 ジョブの消費電力量、CO2排出量を求める分析処理(S1302)の詳細な処理手順を示す図である。 用紙使用によるCO2排出量を求める分析処理(S1303)の詳細な処理手順を示す図である。 印刷設定変更後のページ数、用紙枚数計算処理(S1306)の詳細な処理手順を示す図である。 集約印刷設定への変更によるページ数計算処理(S1605)の詳細な処理手順を示す図である。 両面印刷設定への変更による用紙枚数・両面枚数計算処理(S1606)の詳細な処理手順を示す図である。 本発明の集約印刷設定への変更によるページ数計算後の印刷ページ情報テーブルおよび、削減印刷設定へ変更後のジョブ履歴情報テーブルの一例を示す図である。 本発明の消費電力量、CO2排出量の分析結果の表示画面の一例を示す図である。 本発明に係るデバイス情報テーブル及びデバイス状態ごと消費電力テーブルの一例を示す図である。 本発明に係るアプリケーション種別ごとの印刷設定テーブルおよび、管理コードごとの印刷設定テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施例2に係るCO2排出量集計結果表示画面の一例を示す図である 本発明の実施例2に係るデバイスマップ情報テーブルの一例を示す図である
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲を限定するものでなく、また、実施形態で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<実施例1>
[環境負荷量分析システムの全体構成(図1)]
本発明における環境負荷量を分析する分析システムは、ホストコンピュータ101と、画像形成装置102、103と、分析サーバ104とを備える。ホストコンピュータ101、画像形成装置102、103及び分析サーバ104は、イーサネット(登録商標)等の既知の技術によるネットワーク105により相互に通信可能に接続されている。
ホストコンピュータ101は、ユーザが使用して画像データを生成し、印刷指示等を行う。画像形成装置102、103は、ネットワーク105を介して受信した印刷データを受け取り、電子写真技術やインクジェット技術等の既知の印刷技術を利用して実際の用紙に印刷を行うデバイスである。画像形成装置102、103は、スキャナを介して紙原稿を読み取り、コピーを行ったり、画像データに変換してEmail等で送信したりする機能を有する。画像形成装置102、103は、もちろん、スキャナ機能を有さず、プリンタ機能のみを有するものであっても構わない。分析サーバ104は、画像形成装置102、103の消費電力分析を行う。
なお、本実施例では、分析サーバ104を画像形成装置102、103とは別の構成として設けているが、同様の機能を有するモジュールを画像形成装置102、103の内部に設けるように構成しても構わない。この場合、分析サーバ104と画像形成装置102、103との間で行われるネットワーク通信は、システムバス等を介したデータの受け渡しに置き換えて考えることができる。
[ホストコンピュータ101の構成]
図2を用いて、ホストコンピュータなどの情報処理装置のハードウェア構成を説明する。
ホストコンピュータ101は、ROM202又は大規模記憶装置であるハードディスク211に記憶されたソフトウェアを実行するCPU201を備える。CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスを総括的に制御する。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。キーボードコントローラ205(KBDC)は、ホストコンピュータ101に備えられたキーボード209からの指示入力を制御する。ディスプレイコントローラ206(DISPC)は、例えば液晶ディスプレイ等で構成される表示モジュール210(DISPLAY)の表示を制御する。ディスクコントローラ207(DKC)は、ハードディスク211(HD)を制御する。ネットワークインタフェースカード208(NIC)は、ネットワーク105を介して、他のノードと双方向にデータをやりとりする。
図3を用いて、ホストコンピュータ101の機能的な構成を説明する。ホストコンピュータ101は、印刷アプリケーション401と、プリンタドライバ402と、印刷ジョブ制御部403と、Webブラウザ404と、HTTP通信部405とを備える。印刷アプリケーション401は、プリンタドライバ402に対して描画命令等を送信することにより印刷指示を行う。プリンタドライバ402は、印刷アプリケーション401から受けた描画命令等を画像形成装置が解釈可能な印刷データ、すなわちPDL(Page Description Language)に変換する。更に、プリンタドライバ402は、デバイス認証が設定されている場合、ユーザ認証ダイアログを表示し、ユーザに画像形成装置を使用するためにユーザ名、パスワードの入力を要求する。プリンタドライバ402は、入力されたユーザ名、パスワードをネットワーク106を経由して印刷先の画像形成装置に送信して認証要求を行う。画像形成装置では、後述する認証処理部612でユーザ名、パスワードを照合し、認証の成否を返信する。プリンタドライバ402は、認証が失敗した場合に印刷をキャンセルし、認証が成功した場合に入力されたユーザ名をジョブオーナー情報として印刷ジョブに付加して印刷ジョブを作成する。プリンタドライバ402は、デバイス認証が設定されていない場合にホストコンピュータ101へログインしているユーザ名をジョブオーナー情報として印刷ジョブに付加して印刷ジョブを作成する。
続いて、プリンタドライバ402は図示しない設定部において設定された管理コードの入力有無設定を参照し、管理コード入力が有りに設定されている場合、管理コード入力画面を表示する。管理コードは、課金対象の指定や印刷目的などを任意に指定可能なコードである。ユーザが管理コードを入力すると管理コードをジョブに付加する。
続いて、プリンタドライバ402は、作成した印刷ジョブデータを印刷ジョブ送信部403に送信する。印刷ジョブ送信部403は、プリンタドライバ402より受け取った印刷ジョブを画像形成装置に送信する。Webブラウザ404は、HTMLデータを解釈し、表示モジュール210へ画面描画を行い、キーボード等からのユーザ操作を受け付け、HTTP通信部405へ要求を送信する。HTTP通信部405は、Webブラウザからの通信要求を受けて画像処理装置等とNIC208を経由してHTTP又はHTTPSプロトコルを用いて通信を行いWebページの要求、Webページデータの受信等を行う。
[分析サーバ104の構成]
内部のハードウェア構成は、ホストコンピュータ101と同様である(図2参照)。
図4を用いて、分析サーバ104の機能的な構成を説明する。インタフェース部501と、分析処理部502と、ジョブ履歴収集部503と、デバイス情報管理部505とを備える。インタフェース部501は、NIC208及びネットワーク105を経由して、画像形成装置102、103との通信を行う。分析処理部502は、ジョブ履歴や電源状態履歴を元に画像形成装置の消費電力の分析処理を行う。ジョブ履歴収集部503は、インタフェース部501を経由して画像形成装置102、103よりジョブ履歴を収集して保管する。デバイス情報管理部505は、インタフェース部501を経由して画像形成装置102、103より能力情報や設定情報等の情報を取得して保管する。
[画像形成装置102、103の構成]
図5を用いて、画像形成装置102、103のハードウェア構成を示す。CPU301は、ROM302又は大規模記憶装置であるハードディスク311に記憶されたソフトウェアを実行し、システムバス304に接続される各デバイスを総括的に制御する。RAM303は、CPU301の主メモリ、ワークエリア等として機能する。パネルコントローラ(PanelC)305は、画像形成装置102、103に備えられたオペレーションパネル309からの指示入力を制御する。ディスプレイコントローラ306(DISPC)は、例えば液晶ディスプレイ等で構成される表示モジュール310(DISPLAY)の表示を制御する。ディスクコントローラ307(DKC)は、大容量記憶デバイスであるハードディスク311(HD)を制御する。ネットワークインタフェースカード308(NIC)は、ネットワーク105を介して、他のノードとデータをやりとりする。スキャナコントローラ312(SCANC)は、画像形成装置102、103に備えられた光学式スキャナ313を制御し、紙原稿の読み取りを行う。プリンタコントローラ314(PRNC)は、画像形成装置102、103に備えられたプリンタ315を制御し、電子写真技術やインクジェット技術等の既知の印刷技術を利用して実際の用紙に印刷を行う。
図6を用いて、画像形成装置102、103の機能的な構成を説明する。インタフェース部601は、ネットワーク105と接続され、ホストコンピュータ101から印刷ジョブを受信したり、分析サーバ104へ電源状態を通知する。また、インタフェース部601は、分析サーバ104からのジョブ履歴取得要求を受けてジョブ履歴を送信する。印刷データ格納部602は、RAM303やハードディスク311(HD)に、印刷ジョブデータを一時的に格納する。
UI制御部610は、パネルコントローラ305(PanelC)を経由してオペレーションパネル309を制御し、ユーザの画像形成装置102、103へのログイン要求や、コピー指示や、スキャン送信指示を受け付ける。ユーザからのログイン要求を受けると、認証処理部612にユーザ名、パスワード等の認証情報を送り認証要求を行う。UI制御部610は、認証処理部612で認証が成功すると、認証IDを受け取る。続いて、図示しない設定部において設定された管理コード入力有無設定を参照し、管理コード入力が有りに設定されている場合、UI制御部610は、管理コード入力画面を表示する。ユーザが管理コードを入力すると管理コードを保持する。その後、UI制御部610は、ログアウト要求を受けるまでユーザ名、認証ID、管理コードを保持し、ユーザ操作によりコピー等のジョブ発行が指示されると、ジョブ管理部603へジョブ発行要求と共にユーザ名、認証ID、管理コードを送る。また、オペレーションパネルからログアウト操作がなされるとログアウト処理を行う。また、UI制御部610は、動作設定情報として[タイムアウト時間]を持ち、オペレーションパネルに[タイムアウト時間]で設定された時間操作が行われなかった場合には、ログアウト処理を行う。[タイムアウト時間]の設定値は、外部モジュール(例えば、分析サーバ等)からも参照可能とする。UI制御部610は、ログアウト処理において、認証処理部612にユーザ名、認証ID、ログアウト要因情報と共にログアウト通知を行い、認証情報や認証IDを破棄する。
ジョブ管理部603は、印刷ジョブを解析し、ユーザ名や管理コード、印刷部数やカラー印刷等の出力属性情報を取得し、ジョブの開始時刻と共にジョブ情報として管理する。オペレーションパネルからのジョブ(例えば、印刷ジョブ)が発行された場合にはUI制御部610から、Webブラウザからのジョブが発行された場合にはリモートUI制御部611から、出力属性情報やユーザ名等を受信する。
印刷データ展開部604は、ジョブ管理部603に格納されたジョブ情報に従い、印刷データ格納部602から印刷データを取得して画像生成処理を行い、イメージデータを生成する。スキャナ制御部605は、スキャナコントローラ312を制御し、紙原稿のスキャンを行い、作成されたイメージデータを作成する。イメージ格納部606は、印刷データ展開部604、スキャナ制御部605が生成したイメージデータをRAM303やハードディスク311(HD)に一時的に格納する。プリンタ制御部607は、プリンタエンジンを制御し、イメージ格納部606に格納されたイメージデータの印刷を行わせる。プリンタエンジン608は、イメージ格納部606に格納されたイメージデータを電子写真技術やインクジェット技術等の既知の印刷技術を用いて印刷用紙等のメディアに実際に印刷するプリンタ装置である。
ジョブ履歴管理部609は、図7で後述するジョブ履歴情報を含む情報などを管理する。ジョブ管理部603は、ジョブが完了すると管理するジョブ情報をジョブ履歴情報としてジョブ履歴管理部609に送信し、ジョブ履歴管理部609が保管する。ジョブ履歴管理部609は、分析サーバ104からの要求に応答してジョブ履歴情報を分析サーバ104に送信する。
リモートUI制御部611は、HTTP又はHTTPSサーバとして機能し、ホストコンピュータ101上で動作するWebブラウザ404からの要求を受け付ける。リモートUI制御部611は、Webブラウザからの要求を受け付けるとセッション情報から認証情報を取得し、認証処理部612にアクセス可否を問い合わせる。リモートUI制御部611は、アクセスが許可された場合には要求されたHTMLデータをWebブラウザに送信し、許可されない場合にはログインフォーム画面を表示するためのHTMLデータをWebブラウザに送信する。リモートUI制御部611は、Webブラウザ404からログインフォームへの入力データを受信すると、認証処理部612へ認証要求を出し、認証が成功した場合には要求されたHTMLデータをWebブラウザに送信する。
認証処理部612は、画像形成装置102、103の認証処理及び管理を行う。認証処理部612は、ユーザが、オペレーションパネル309やWebブラウザ404のログインフォームへ入力したログイン名、パスワード等を元にユーザ認証を行う。また、認証処理部612は、プリンタドライバ402からの認証要求を受け、ユーザ名、パスワードの照合を行い、認証が成功した場合には認証IDを発行し、認証の成否と共にオペレーションパネル309やWebブラウザ404に返信する。認証処理部612は、認証情報テーブルを保持し、該テーブルに登録されたユーザ名、パスワードと比較することによりユーザ認証を行う。なお、図示しない認証サーバとの通信を行い、認証サーバ側で保持する認証情報テーブルを使用してユーザ認証を行ってもよい。
図7を用いて、ジョブ履歴情報テーブル、印刷ページ情報テーブル、及びジョブ履歴用紙情報テーブルに関して説明を行う。
(図7(a)ジョブ履歴情報テーブルの一例) ジョブ履歴情報テーブルについて説明する。ジョブ履歴ID701は、ジョブ履歴をシステム内で一意に識別するIDである。デバイスID702は、画像形成装置を識別するIDである。例えば、MACアドレスやIPアドレスを用いることが考えられる。ジョブタイプ703としては、ホストコンピュータ101からの印刷であるプリントや、コピー、スキャン、ファクス、画像形成装置内に保存された文書を印刷するボックスプリント等が挙げられる。
両面枚数706は、該当ジョブにより両面印刷された枚数が記録される。ジョブなどで指定される4ページの原稿データを両面印刷した場合には、2ページが1枚の出力用紙に印刷され物理ページの合計2枚となる。このときには、両面枚数が2枚とカウントされる。両面枚数708の代わりに、該当ジョブが両面設定で印刷されたかどうかを記録するようにすることもできる。両面枚数が1枚以上である場合には、両面印刷されたと判定することができる。集約設定707は、該当ジョブの集約印刷設定が記録される。集約設定707が「2in1」である場合、2ページの原稿データ(論理ページ数が2)を出力用紙の1つの面(物理ページ数が1)に集約印刷されたことを示す。また、集約印刷枚数を記録するようにすることもできる。部数708は、該当ジョブの部数設定が記録される。
文書名709は、該当ジョブの印刷アプリケーション401によりジョブに設定される文書名である。この文書名で印刷アプリケーション種別がある程度判定可能である。管理コード710は、該当ジョブにユーザが付加するコードであり、印刷目的などを示す。管理コードは、図示しない印刷アプリケーション401から印刷指示後に表示される管理コード指定ダイアログや、UI制御部610において認証画面で指定できる。
(図7(b)印刷ページ情報テーブルの一例) 続いて、印刷ページ情報テーブルについて説明する。印刷ページ情報テーブルには、ジョブ履歴情報テーブルに格納されたジョブ履歴情報の印刷ページに関する詳細情報を記録する。
ジョブ履歴ID801は、ジョブ履歴をシステム内で一意に識別するIDであり、ジョブ履歴ID701において同じIDを持つジョブ履歴と関連付けられる。711と811は、ジョブ履歴ID(701,801)が1000であり、関連付けられ、811の印刷ページ情報は、711の示すジョブにおいて印刷されたページについての詳細情報を示している。
カラー種別802は、印刷がカラーまたは白黒、クリア(透明で光沢を持たせる効果のある色材を用いた特殊印刷)で行われたかを示している。図示しないが、単色カラー、2色カラー、シルバーなど様々な印刷方法を示す属性を設定することもできる。ページサイズ803は、印刷ページのサイズが記録される。A4,B5などの既定の用紙サイズや、高さ×幅で指定することも可能である。ページ数804は、該当ジョブにより802のカラー種別、803のページサイズで印刷されたページ数が記録される。
1つのジョブで複数のカラー種別、ページサイズが混載する印刷が行われた場合、複数の行でそれぞれ記録する。たとえば、815、816、817は、ジョブ履歴ID1003のジョブに関する詳細情報である。該ジョブでは、白黒・A4で5ページ(815)、カラー・A4で5ページ(816)、白黒・A3で5ページ(817)の計15ページ印刷されたことを示している。
(図7(c)ジョブ履歴用紙情報テーブルの一例) 続いて、ジョブ履歴用紙情報テーブルについて説明する。ジョブ履歴用紙情報テーブルには、ジョブ履歴情報テーブルに格納されたジョブ履歴情報の印刷用紙枚数に関する詳細情報を記録する。
ジョブ履歴ID901は、ジョブ履歴をシステム内で一意に識別するIDであり、801と同様にジョブ履歴ID701において同じIDを持つジョブ履歴と関連付けられる。用紙タイプ802は、印刷に使用された用紙の種別(普通紙、再生紙など)を示している。用紙サイズ903は、印刷に使用された用紙のサイズが記録される。A4,B5などの既定の用紙サイズや、高さ×幅で指定することも可能である。枚数904は、該当ジョブにより902の用紙タイプ、903の用紙サイズで印刷された枚数が記録される。
1つのジョブで複数の用紙タイプ、用紙サイズが混載する印刷が行われた場合、複数の行でそれぞれ記録する。たとえば、914、915、916は、ジョブ履歴ID1003のジョブに関する詳細情報であり、該ジョブでは、再生紙・A4で6枚(914)、普通紙・A4で4枚(915)、再生紙・A3で5枚(916)の計15枚使用されたことを示している。
図7で示す情報により、例えば、ジョブ履歴711は、画像形成装置Aで2009/09/25_14:25:30に開始し、2009/09/25_14:40:30に終了したコピージョブが実行されたことを示している。更に、このジョブでは、カラー・A4で10ページ印刷が行われ、普通紙・A4で10枚使用されたことを示している。なお、ジョブ履歴情報テーブル、印刷ページ情報テーブル、ジョブ履歴用紙情報テーブルをジョブタイプ毎に作成するように構成してもよい。
図8を用いて、分析処理部502が管理するテーブルの説明を行う。
(図8(a) 印刷時の消費電力テーブルの一例) 消費電力テーブルについて説明する。本テーブルには、画像形成装置ごとに、1ページ印刷するときに消費する消費電力量が格納されている。
デバイスID1001は、画像形成装置を識別するIDである。ジョブタイプ1021は、プリントやコピーなどジョブのタイプを示す。カラー種別1022は、印刷がカラー印刷であるか、白黒印刷であるか、またはクリア印刷であるか(不図示)を示す。ページサイズ1023は、印刷ページサイズを示す。ここでは用紙サイズをLarge、Smallという2つに区別しているが、A4、B5サイズなど具体的な用紙サイズを指定するようにすることもできる。本実施例では、B4以上のサイズLarge、B4より小さいサイズをSmallと分類する。両面1024は、印刷が両面印刷であるか、片面印刷であるかを示す。
たとえば、1002は、ジョブタイプがプリントのカラー印刷、ページサイズLarge、片面印刷のときの1ページ印刷するときに消費される電力を示しており、画像形成装置Aの消費電力量は2Whである。消費電力は、デバイスの機種ごとや、オプションの有無で異なるため、個別に設定可能としている。
(図8(b) 用紙利用によるCO2の排出量テーブルの一例) 用紙CO2排出量テーブルについて説明する。本発明においては、温室効果ガスとしてとくにCO2を用いて説明している。図8に示す排出量テーブルは、用紙1枚を使用したときのCO2排出量が格納されている。具体的には、用紙の製造時のCO2排出量であったり、木が伐採されることによる環境負荷(木が吸収するCO2量を排出量と換算するなど)を考慮したCO2排出量を指定される。
用紙サイズ1101は、A4などの用紙のサイズを示し、用紙タイプ1102は、普通紙、再生紙、厚紙、コート紙などの用紙の種別を示す。CO2排出量1103は、用紙サイズ1101、用紙タイプ1102で指定された用紙を1枚使用したときのCO2排出量を示す。単位としては、[g](グラム)や[oz](オンス)などを使用できるが、本実施例では[g]を使用するたとえば、1111は、普通紙・A4の用紙を1枚使用した場合、CO2は5g排出されることを示している。
[ジョブ履歴収集処理]
分析サーバ104のジョブ履歴収集部503は、インタフェース部501を介して画像形成装置102、103と通信し、ジョブ履歴管理部609で管理されているジョブ履歴を収集する。取得したジョブ履歴は、図7(a)ジョブ履歴情報テーブル,図7(b)印刷ページ情報テーブル,図7(c)ジョブ履歴用紙情報テーブルと同等もしくは拡張された形式のテーブルで、ジョブ履歴収集部503に保管される。複数の画像形成装置からジョブ履歴情報を収集する場合、それら画像形成装置の識別子を列に加えることが考えられる。
図18を用いて、デバイス情報管理部505が管理するテーブルの説明を行う。
(図18(a) デバイス情報テーブルの一例) デバイス情報テーブルには、画像形成装置の各種設定情報や能力情報が格納される。デバイスID2201は、画像形成装置を識別する情報であり、該当行がどの画像形成装置に関する設定値であるかを示す。属性2202は、用紙サイズ小・白黒印刷速度(ページ/分)であり、画像形成装置の用紙サイズ小の白黒ページの印刷速度を示す。用紙サイズ大・白黒印刷速度2203は、画像形成装置の用紙サイズ大・白黒ページの印刷速度(ページ/分)を示す。用紙サイズ小・カラー印刷速度2204は、画像形成装置の用紙サイズ小・カラーページの印刷速度(ページ/分)を示す。用紙サイズ大・カラー印刷速度2205は、画像形成装置の用紙サイズ大・カラーページの印刷速度(ページ/分)を示す。
例えば、2211は画像形成装置Aの情報であり、画像形成装置Aの印刷速度は以下の通りである。これらの情報は、デバイス情報管理部505により、例えばSNMPプロトコル等を使用して、ネットワークを経由して画像形成装置から取得することが可能である。
・用紙サイズ小・白黒印刷速度が60ページ/分
・用紙サイズ大・白黒印刷速度が30ページ/分
・用紙サイズ小・カラー印刷速度が60ページ/分
・用紙サイズ大・カラー印刷速度が30ページ/分
(図18(b) デバイス状態消費電力テーブルの一例) デバイス状態消費電力テーブルには、画像形成装置の各動作モードにおける消費電力が格納される。この消費電力情報は予め分析サーバに設定される情報であってもよいし、例えばSNMPプロトコルなどを使用してネットワークを経由して画像形成装置から取得するようにしてもよい。
デバイスID2101は、画像形成装置を識別する情報であり、該当行がどの画像形成装置に関する情報であるかを示す。通常モード2102は、画像形成装置が通常モードである場合の消費電力を示す。省電力モード2103は、画像形成装置が省電力モードである場合の消費電力を示す。ジョブ処理中2104は、画像形成装置がジョブ処理中である場合の基本消費電力を示す。ジョブ処理中の消費電力はページ数などより計算した消費電力量と、ジョブ処理中2104の基本消費電力を加算した値となる。消費電力の単位は[W](ワット)などを使用する。
図19を用いて、分析処理部502で管理するテーブルを説明する。
図19(a)は、アプリケーション種別ごとの用紙削減などのために利用できる印刷設定を示すアプリケーション種別ごとの印刷設定テーブルの一例を示す。
アプリケーション2301は、印刷アプリケーションの種別を示す。拡張子2302は、印刷アプリケーションで扱われるファイルの拡張子であり、ジョブの文書名の最後に使用される。このことから、ジョブを印刷した印刷アプリケーションの種別を判定するために使用する。両面への変更2303は、該当行の印刷アプリケーションを利用した印刷要求の場合に、用紙削減などのために利用できる設定(削減印刷設定)として両面への変更が許可されるかを示す。ここで、○が許可、×は不許可を示す。集約印刷設定の変更2304は、該当行の印刷アプリケーションを利用した印刷要求の場合に、削減印刷設定として2in1や4in1への変更が許可されるかを示す。ここで、○が許可、×は不許可、「2in1まで」は2in1への変更は許可するが、4in1への変更を許可しないことを示す。
例えば、行2312は、拡張子2302がDOC、またはDOCXであり、これらの拡張子が文書名709の最後に現れるジョブの印刷アプリケーションが、アプリケーション2301の「ワープロ」である。この「ワープロ」に分類されるアプリケーションからの印刷の場合に、削減印刷設定として両面への変更が許可されるが、集約印刷設定と指定は2in1までであることを示している。このように、印刷アプリケーション種別に応じて削減印刷設定の範囲を指定可能とすることにより、全てのジョブを両面、2in1などに変換できるとは限らず、文書の種類などによってその範囲が変わることに対応することができる。
図19(b)に、管理コードごとの印刷設定テーブルの一例を示す。
管理コード2401は、ジョブに指定される管理コードを示す。両面への変更2402は、該当行の管理コードが指定されたジョブの場合に、削減印刷設定として両面への変更が許可されるかを示す。ここで、○が許可、×は不許可を示す。集約印刷設定の変更2403は、該当行の管理コードが指定されたジョブの場合に、削減印刷設定として2in1や4in1への変更が許可されるかを示す。ここで、○が許可、×は不許可、「2in1まで」は2in1への変更は許可するが、4in1への変更を許可しないことを示す。
例えば、行2401は、管理コード2401にB2が指定されたジョブに関して、削減印刷設定として両面印刷は許可されるが、集約印刷設定の変更は許可されないことを示す。
このように、管理コードに応じて削減印刷設定の範囲を指定可能とすることにより、全てのジョブを両面、2in1などに変換できるとは限らず、管理コードが意味する印刷目的によってその範囲が変わることに対応することができる。
[CO2排出量を求める分析処理]
分析サーバ104の分析処理部502におけるCO2排出量を求める処理について、図10〜15のフローチャートを用いて説明する。
図10は、CO2排出量を求める分析処理の全体の処理手順に関するフローチャートである。S1300において、ジョブ履歴収集部503からまだ本分析処理を行っていないジョブ履歴を取得する。分析サーバ104は、本分析処理が済んだジョブ履歴IDを記録しておき、次回の分析処理の実行時にはそれ以降のジョブ履歴を取得する。ジョブ履歴収集部503は、ジョブ履歴IDを指定されるとジョブ履歴情報テーブル、印刷ページ情報テーブル、ジョブ履歴用紙情報テーブルより指定されたジョブ履歴ID以降のジョブ履歴情報を分析処理部502に返す。
続いて、取得した未処理のジョブ履歴ごとにS1301〜S1313の処理を行う。S1302では、ジョブ履歴の情報に基づき、ジョブの実行に際しての消費電力量、及びCO2排出量を求める分析処理が行われ、詳細は、図11を用いて後述する。S1303では、ジョブ履歴の情報に基づき、ジョブの実行に際しての用紙の使用によるCO2排出量を求める分析処理であり、詳細は、図12を用いて後述する。
続いて、S1304〜S1311で、履歴として記録されたジョブの印刷設定を変更することにより、どれだけの印刷ページ数、用紙枚数、消費電力量、及びCO2排出量が削減できるかを計算する。S1304〜S1311までの処理は、用紙枚数、消費電力、及びCO2排出量などのいずれかが削減される可能性のあるような削減印刷設定(例えば、Nin1印刷(N≧2)、両面印刷、それら設定の組み合わせ、などの印刷設定)ごとに関して、繰り返して行われる。
S1305では、削減可否フラグをFALSEで初期化する。削減可否フラグは、該当する削減印刷設定において削減が可能であるかを示すフラグである。このフラグがFALSEである場合には、該当する削減印刷設定では、印刷ページ数、出力枚数などの削減できないことを示す。TRUEである場合には、削減が可能であること示す。
S1306で、印刷設定変更後のページ数、用紙枚数を求める分析を行う。詳細は、図13を用いて後述する。
S1307では、削減可否フラグについて判定し、TRUEである場合にはS1308に進み、それ以外の場合にはS1310に進む。S1308では、S1306で求めた印刷ページ数に基づいて消費電力量、CO2排出量を分析する。処理内容はS1302と同様であり、その詳細は図11を用いて後述する。S1309では、下記の式により、印刷設定変更後(以下、「変更後」と省略)の用紙使用によるCO2排出量を求める。
[変更後の用紙使用によるCO2排出量] = [実績の用紙使用によるCO2排出量]×[変更後の用紙枚数2004]/[実績の総用紙枚数]
この計算により、ジョブ履歴の情報から求めた実績値となる出力された用紙の総枚数と設定変更後で使用されるであとう用紙枚数の比率を適用して、設定変更後の用紙使用によるCO2の排出量が分析される。ここで、使用される用紙のタイプが混在しているジョブについては、集約(Nin1)印刷、両面印刷へ変更した場合、どのページがどの用紙に印刷されるか不明である。よって、本実施例では、たとえば、片面印刷で普通紙1枚と再生紙1枚に印刷されたページを両面印刷に変更した場合、普通紙0.5枚、再生紙0.5枚で印刷したとして設定変更後の計算を行うことにして、用紙タイプも考慮して本分析を行ってもよい。
S1304〜S1311の繰り返しの処理が終了すると、続いてS1312において、計算結果を集計テーブル(図9)に格納する。集計結果テーブルは、分析処理部502に格納される。以下、図9を参照し、集計テーブルについて説明する。
デバイスID1201は、画像形成装置を識別するための識別情報であり、該当行がどの画像形成装置に関する情報であるかを示す。集計月1202は、該当行がいつの集計結果であるかを示している。デバイスID1201と集計月1202の組合せにより行を一意に識別できる。本実施例では、月ごとに集計を行うこととするが、集計期間(年、月、週など)をユーザが指定可能するようにしてもかまわない。
1203〜1210は、ジョブの履歴から分析された出力実績であるページ数やCO2排出量を示す。1211〜1218は、削減印刷設定として2in1印刷が適用された場合に出力されたであろうページ数やCO2排出量を示す。同様に、1219〜1226、1227〜234、1235〜1242、1243〜1250は、削減印刷設定として、4in1印刷、両面印刷、両面かつ2in1印刷、両面かつ4in1印刷が適用された場合のページ数やCO2排出量を示している。
1203、1211、1219,1227,1235,及び1243は、実績や各削減印刷設定の場合の合計ページ数(面数)を示す。1204、1212、1220,1228,1236,及び1244は、実績や各削減印刷設定の場合の全ページ数のうち2in1により印刷されたページ数を示す。1205、1213、1221,1229,1237,及び1245は、実績や各削減印刷設定の場合の全ページ数のうち4in1により印刷されたページ数を示す。1206、1214、1222,1230,1238,及び1246は、実績や各削減印刷設定の場合の全ページ数のうち両面設定での印刷回数を示す。
1207、1215、1223,1231,1239,及び1247は、実績や各削減印刷設定の場合の出力される合計の用紙枚数を示す。1208、1216、1224,1232,1240,及び1248は、実績や各削減印刷設定の場合の消費電力量を示す。本実施例では単位は[Wh]を使用する。1209、1217、1225,1233,1241,及び1249は、実績や各削減印刷設定の場合の電力消費によるCO2排出量を示す。単位は[kg](キログラム)や[lb](ポンド)などを使用する。本実施例では、[kg](キログラム)を使用する。1210、1218、1226,1234,1242,及び1250は、実績や各削減印刷設定の場合の用紙使用によるCO2排出量を示す。一般的に、単位には、[kg](キログラム)や[lb](ポンド)などが使用される。本実施例では、[kg]を使用する。
S1312では、S1302〜S1311で求めた、実績や各削減印刷設定が適用された場合の各ページ数、枚数、消費電力量、及びCO2排出量を、対応する画像形成装置の集計月の行の各値に加算して更新する。対応する画像形成装置とは、ジョブ履歴のデバイスID702と、デバイスID1201が一致する行であり、対応する集計月とは、ジョブ履歴の終了時刻705の年月部分が集計月1202と一致する行である。本実施例では、終了時刻705を使用するが開始時刻704の年月部分と一致する行としても構わない。
例えば、ジョブ履歴情報テーブルの行711の示すジョブ履歴は、デバイスIDは画像形成装置Aであり、終了時刻705が2009/9/25 14:40であり、その年月部分は、2009/9である。これと一致するのは、デバイスID1201が画像形成装置Aであり、集計月1202が2009/9である行1252である。
S1313において取得した未処理のジョブ履歴ごとの処理が終了すると本分析処理を終了する。
[ジョブの消費電力量、CO2排出量を求める分析処理]
図11は、ジョブの消費電力量、CO2排出量を求める分析処理を説明するためのフローチャートを示す。図10におけるS1302およびS1308における処理の詳細を示している。ジョブの消費電力量、CO2排出量を求める分析処理は、S1302から呼び出された場合には、ジョブ履歴に基づき実際のジョブの処理実績についての消費電力、及び電力消費によるCO2排出量を計算する。一方、S1308から呼び出された場合には、各削減印刷設定を適用した場合の消費電力、及び電力消費によるCO2排出量を計算することになる。
S1401で、本処理で用いる変数である「全て片面時の消費電力量(A)」、「全て両面時の消費電力量(B)」を0で初期化する。ここで、「全て片面時の消費電力量(A)」は、ジョブの全てのページが片面で印刷されたと仮定したときの消費電力量である。「全て両面時の消費電力量(B)」は、ジョブの全てのページが両面で印刷されたと仮定したときの消費電力量である。
S1402で、ジョブの両面ページ数を算出する。本実施例では、ジョブ履歴情報として両面枚数706が記録されている。このため、以下の式により、両面ページ数を算出する。
両面ページ数 = 両面枚数 × 2
なお、ジョブ履歴情報として両面ページ数を記録するようにしてもよい。各削減印刷設定の削減後の消費電力を計算している場合には、S1306で求めた印刷設定変更後の両面枚数2003を当てはめて計算する。
続いて、S1403では、以下の式により片面ページ数を算出する。
片面ページ数 = 全ページ数 − 両面ページ数
両面ページ数は、S1402で求めた値を利用する。全ページ数は、印刷ページ情報テーブルより、該当ジョブの行のページ数804を合計した値である。たとえば、ジョブ履歴ID801が1003であるジョブの全ページ数は、行815,816,817のページ数804を合計した値であり、15となる。なお、ジョブ履歴情報として片面ページ数を記録するようにしてもよい。また、各削減印刷設定の削減後の消費電力を計算している場合には、S1306で計算された結果の全ての印刷ページ情報のページ数1905の合計である。
次に、S1404〜S1408の処理を、図7(B)を参照し、ジョブ履歴に関して印刷ページ情報ごとに繰り返して行う。例えば、ジョブ履歴IDが1003であるジョブ履歴に関しては、行815,816,817を対象に繰り返し処理を行う。各削減印刷設定の適用後の消費電力を求める場合には、S1306で計算された結果の印刷ページ情報ごとに繰り返し処理を行う。
S1405では、分析処理部502は、図8(a)に示した消費電力テーブルを参照して、対象となるジョブ履歴に関する、片面および両面の1ページあたりの印刷時の消費電力量を取得する。ここでは、ジョブタイプ703、ページサイズ803、カラー種別804、対象デバイス(デバイスID702)などをもとに、該当する消費電力量を取得する。各削減印刷設定の適用後の消費電力を求める場合には、S1306で計算された結果の印刷ページ情報のページサイズ1904、カラー種別1903を当てはめて処理する。例えば、ジョブ履歴ID1001のジョブ履歴を対象に処理する場合、ジョブタイプがプリント、ページサイズがA4なのでSmall、カラー種別が”白黒”である。これに該当する片面の1ページあたりの印刷時の消費電力量は1008であり、ジョブ履歴1001のデバイスIDが画像形成装置Aであるので、これに該当する行1025の1[Wh]を取得する。同様に、両面の1ページあたりの印刷時の消費電力量は1009であり、行1025の1.2[Wh]を取得する。
次に、S1406では、全て片面時の消費電力量(A)に以下の式より算出した値を加算する。
片面の1ページ当たりの印刷時の消費電力量×ページ数
次に、S1407では、全て両面時の消費電力量(B)に以下の式より算出した値を加算する。
両面の1ページ当たりの印刷時の消費電力量×ページ数
S1406、S1407はともに、ページ数は、該当印刷ページ情報テーブルの804に当たるページ数である。各削減印刷設定を適用後の消費電力の場合には、上記式のページ数は、S1306で計算された結果の印刷ページ情報のページ数1905である。
続いて、S1409は、以下の式でジョブの消費電力量を求める。ここで、全ページ数は、S1403の全ページ数と同じである。
ジョブの消費電力量=(全て片面時の消費電力量(A)×片面ページ数 +
全て両面時の消費電力量(B)×両面ページ数)/全ページ数
S1410において、ジョブ処理時間の短縮による消費電力の補正処理を行う。まず、デバイス状態消費電力テーブルより該当デバイスのジョブ処理中の消費電力2104、通常モードの消費電力2102、省電力モードの消費電力2103を取得する。続いて、ジョブ処理時間の実績を、ジョブの開始時刻704と終了時刻705より、下記の式により求める。
実績のジョブ処理時間 = ジョブ終了時刻−ジョブ開始時刻
続いて、S1303から呼び出され、実際のジョブ処理の実績としての消費電力量を求めている場合には、ジョブ処理時間の実績に該当デバイスのジョブ処理中の消費電力2104を乗じた消費電力量をジョブの消費電力に加算する。
S1308から呼び出され、削減印刷設定を適用した場合の消費電力を求める場合には、以下の式により、短縮されるジョブ処理時間を計算する。
短縮されるジョブ処理時間=
(実績の用紙サイズ大・白黒ページ数−削減後の用紙サイズ大・白黒ページ数)/用紙サイズ大・白黒印刷速度2203
+(実績の用紙サイズ小・白黒ページ数−削減後の用紙サイズ小・白黒ページ数)/用紙サイズ小・白黒印刷速度2202
+(実績の用紙サイズ大・カラーページ数−削減後の用紙サイズ大・カラーページ数)/用紙サイズ大・カラー印刷速度2205
+(実績の用紙サイズ小・カラーページ数−削減後の用紙サイズ小・カラーページ数)/用紙サイズ小・カラー印刷速度2204
この計算にあたり、デバイス情報テーブルより、該当するデバイスID2201の行の各印刷速度情報(2202〜2205)を取得する。各ページ数は、印刷ページ情報テーブルや、集約設定変更によるページ数計算後の印刷ページ情報テーブルから取得する。また、用紙サイズ大/小の区分は、例えばB4サイズ以上を大、B4サイズ未満を小のように区分けして計算する。さらに、下記の式で求められる消費電力量を、ジョブの消費電力に加算する。
(実績のジョブ処理時間−短縮されるジョブ処理時間)×ジョブ処理中の消費電力
このことにより、削減印刷設定が適用されることによる印刷ページ数の削減に応じてジョブ処理時間が短縮され、それによる消費電力の削減も考慮することができる。
S1411では、ジョブの消費電力量よりジョブのCO2排出量をもとめる。図示していないが、分析処理部502は、CO2排出量原単位[kg/Wh]を保持し、これを係数として以下の式よりジョブ処理に関するCO2排出量をもとめる。
ジョブのCO2排出量=ジョブの消費電力量×CO2排出量原単位
本処理後、図10に記載の処理に戻ることになる。
[ジョブの用紙使用によるCO2排出量を求める分析処理]
図12は、ジョブの用紙使用によるCO2排出量を求める分析処理(S1303)を説明するためのフローチャートである。
S1501で、変数:「用紙CO2排出量」を0で初期化する。続いて、対象のジョブ履歴の用紙情報ごとにS1502〜S1505の処理を繰り返す。例えば、ジョブ履歴IDが1003のジョブ履歴が対象である場合、ジョブ履歴用紙情報テーブルに含まれるジョブ履歴ID901が1003である行914、915,916について以下の処理を行うことになる。
S1503で、対象となるジョブ履歴の用紙タイプ902、用紙サイズ903にあたるCO2排出量を、用紙CO2排出量をテーブル(図8(b))より取得する。例えば、行914の用紙情報を参照し、用紙タイプ902が再生紙であり、用紙サイズ903がA4である。これに該当するCO2排出量は、用紙CO2排出量テーブルの行1112であり、CO2排出量は6[g]であるS1504で、変数:「用紙CO2排出量」に以下の式で求められる値を加算する。
用紙枚数×該当用紙サイズ・用紙タイプのCO2排出量
例えば、行914の用紙情報の場合、用紙枚数904が6であり、用紙サイズ・用紙タイプのCO2排出量が6[g]であるので、6×6=36を変数:「用紙CO2排出量」に加算することになる。S1505で、繰り返し処理が終了すると、用紙使用によるCO2排出量を求める分析処理を終了し、図10の処理に戻る。
[印刷設定を変更後のページ数、用紙枚数を求める分析処理]
図13は、印刷設定を変更した後のページ数、用紙枚数を求める処理(S1306)を説明するためのフローチャートを示す。
S1601では、印刷ページ情報テーブル(図7(b))を参照して、対象となるジョブ履歴の印刷ページ情報を取得する。対象となるジョブ履歴のデバイスID701とデバイスID801が一致する行を印刷ページ情報テーブルより取得する。S1602で、S1601で、取得した印刷ページ情報の各行のページ数804をジョブ履歴の部数708で割る。S1603で、S1602での計算の結果、ページ数を部数で割って余りが出る印刷ページ情報がないかを判定する。余りが出る印刷ページ情報がない場合、正常と判断しS1604に進む。余りが出る印刷ページ情報があった場合、異常と判断し本処理を終了して、図10の処理に戻る。ここでは、余りが出ると判断された場合には、ジョブが途中で中断したり、途中から開始されたりしたことが予想される。本分析処理においては、これらの処理に関する実績を無視することにしている。
S1604では、印刷ページ情報をページサイズ803ごとにグルーピングする。たとえば、ジョブ履歴IDが1003のジョブ履歴の場合、ページサイズ803がA4である行815と816が1つのグループとなり、A3である行817が1つのグループとなるようにグルーピングする。
S1605では、集約印刷設定の変更によるページ数を求める計算処理を行う。この処理の詳細については、図14を用いて後述する。また、S1606では、両面印刷設定の変更による用紙枚数・両面枚数を求める計算処理を行う。この処理の詳細については、図15を用いて後述する。
S1607では、削減印刷設定へ変更後のページ数1905、2in1ページ数1906、4in1ページ数1907、用紙枚数、両面枚数に対して、部数708を掛ける。この処理で、ジョブ全体の削減印刷設定へ変更後のページ数、用紙枚数、両面枚数が求まる。その後、図10の処理に戻る。
[集約印刷設定の変更によるページ数の計算処理]
図14は、集約印刷設定の変更によるページ数を算出する処理(S1605)を説明するためのフローチャートを示す。
S1701では、実績としてジョブ履歴に記録された集約設定707が、削減印刷設定の集約設定(S1304で指定される)よりも小さいかを判定する。実績の集約設定の方が小さい場合、S1717に進む。その他の場合にはS1715に進む。また、S1717では、集約印刷設定の制限があるかどうかを判定し、制限がない場合にはS1702に進み、制限がある場合には、S1715に進む。集約印刷設定の制限については、以下のように行う。アプリケーション種別ごとの印刷設定テーブル(図19(a))を参照し、対象となるジョブ履歴の文書名709の最後の拡張子と一致する行の集約印刷設定の変更2304についての情報を取得する。集約印刷設定の変更がと削減印刷設定を比較し制限があるかを判定する。制限の範囲内におさまっていればアプリケーション種別における制限なしと判定する。さらに、管理コードごとの印刷設定テーブル(図19(b))を参照し、対象となるジョブ履歴の管理コード710と一致する行の集約印刷設定の変更2403についての情報を取得する。集約印刷設定の変更がと削減印刷設定を比較し制限があるかを判定する。制限の範囲内におさまっていれば管理コードにおける制限なしと判定する。アプリケーション種別における制限なし、かつ、管理コードにおける制限なしである場合に、S1717で制限なしとの判定とする。
S1702では、変数「削減可否フラグ」をTRUEで初期化する。S1604でグルーピングした印刷ページ情報の同ページサイズのグループごとに、S1703〜S1714の処理を繰り返す。これら処理が終了したら、本処理が終了し、図13の処理に戻る。
以下では、集約設定を変更した際の印刷ページ情報テーブル(図16(a))に、削減印刷設定へ変更後のページ数を格納し、管理する。ここで、1901は、ジョブ履歴IDであり、ジョブ履歴ID801と対応する。1902は、削減印刷設定であり、S1304で指定される。1903は、カラー種別であり、削減印刷設定への変更後の印刷ページのカラー種別を示す。1904は、ページサイズであり、削減印刷設定への変更後の印刷ページのページサイズであり、S1703で指定される。1905、1906,1907は、ジョブ履歴ID1901で指定されるジョブ履歴の削減印刷設定1902に変更時の、カラー種別1903、ページサイズ1904のページ数、2in1ページ数、4in1ページ数を示す。例えば、行1911は、ジョブ履歴IDが1000で、ジョブ履歴の削減印刷設定で2in1が指定されたときの印刷ページ情報を示している。該印刷ページ情報は、カラー種別1903がカラー、ページサイズ1904がA4、ページ数1905が5ページであり、そのうち2in1ページ数1906は5ページ、4in1ページ数1907が0ページであることを示している。
S1704では、印刷ページ情報のグループの中にカラー種別802が“カラー”である印刷ページ情報が含まれるかを判定する。含まれる場合にはS1705に進み、含まれない場合にはS1706に進む。例えば、ジョブ履歴IDが1003のジョブ履歴で、ページサイズがA4のグループに関しては、行816のカラー種別が”カラー”であるので、A4のグループにはカラーが含まれると判定する。
S1705では、集約設定を変更した場合の印刷ページ情報として以下を追加する。
変更後のページサイズ1904 = ページサイズグループのページサイズ
変更後のカラー種別1903 = カラー
変更後のページ数1905 = (ページサイズグループのページ数804の合計)/(変更後の集約設定/実績集約設定) (小数点以下繰上げ)
また、S1705の別の実施形態として、カラー種別が”白黒”の印刷ページ情報がある場合には、下記の集約設定を変更した場合の印刷ページ情報を追加する。
変更後のページサイズ1904 = ページサイズグループのページサイズ
変更後のカラー種別1903 = 白黒
変更後のページ数1905 = (カラー種別=白黒のページ数804)/(変更後の集約設定/実績集約設定) (余り切り捨て)
さらに、下記の集約設定を変更した場合の印刷ページ情報を追加する。
変更後のページサイズ1904 = ページサイズグループのページサイズ
変更後のカラー種別1903 = カラー
変更後のページ数1905 = (カラー種別=カラーのページ数804)+((カラー種別=白黒のページ数804)/(変更後の集約設定/実績集約設定)の余り)/(変更後の集約設定/実績集約設定) (小数点以下切り上げ)
このようにすることにより、白黒ページはできるだけ白黒ページでまとめて集約設定による印刷を行い、残りをカラーページと集約印刷にしたように計算することができる。
S1706では、集約設定を変更した場合の印刷ページ情報として以下を追加する。
変更後のページサイズ1904 = ページサイズグループのページサイズ
変更後のカラー種別1903 = 白黒
変更後のページ数1905 = (ページサイズグループのページ数804の合計)/(変更後の集約設定/実績集約設定) (小数点以下繰上げ)
S1704〜S1706の処理により、同じページサイズの中にカラーページが含まれる場合に、集約設定を変更後はすべてカラーページとする。同じページサイズが全て白黒の場合には、そのまま全て白黒ページとして集約設定を変更した際の計算を行う。また、削減印刷設定の集約設定を、実績としてのジョブ履歴に記録される集約設定で割った値で同じページサイズの合計ページ数を割り、その小数点以下を繰り上げ、変更後のページ数を求めている。実績として記録された設定が2in1で、削減印刷設定が4in1であった場合には、4÷2=2で合計ページ数を割ることになる。このようにすることにより、2in1のジョブを4in1に変更するのと、1in1のジョブを2in1に変更するのを同じように扱うことができる。
S1707では、削減印刷設定に変更後の集約設定について判定し、2in1である場合にはS1708へ進み、4in1である場合にはS1709へ進む。
S1708では、変更すべき集約設定として2in1を適用して、印刷されたページ数を以下の式により求める。
集約設定変更後の2in1のページ数1906
= (実績白黒ページ数+実績カラーページ数)/2 (小数点以下切り捨て)
S1715では、(実績白黒ページ数+実績カラーページ数)/2の余りについて判定し、1である場合にはS1716に進む。0である場合にはS1714に進む。S1716では、ジョブ履歴に実績として記録された集約設定が2in1である場合には、S1717に進み、1in1である場合にはS1714に進む。S1717では、集約設定変更後の2in1印刷ページを1に設定する。
S1709では、集約設定変更後の4in1で印刷されたページ数を以下の式により求める。
集約設定変更後の4in1のページ数1907
= (実績白黒ページ数+実績カラーページ数)/4 (小数点以下切り捨て)
続いて、S1710では、集約設定変更後の余りのページ数を以下の式により求める
集約設定変更後の集約設定のページ数
= (実績白黒ページ数+実績カラーページ数)/4 の余り
S1711では、集約設定変更後の余りページ数について判定し、1以下である場合にはS1714へ進み該当のページサイズグループの処理を終了する。2であった場合には、S1712に進み、3であった場合にはS1713に進む。S1712では、集約設定変更後の2in1印刷ページ数1906を1に設定する。S1713では、集約設定変更後の4in1のページ数1907に1ページ分、加算する。
S1715、S1716では、削減印刷設定の集約設定では該当ジョブページ数は変わらないため、変更後の各ページ数情報が、ジョブ履歴に記録された実績と一致するように設定する。S1715では、集約設定変更後の印刷ページ数情報に、ジョブ履歴に記録された実績の印刷ページ情報を設定する。カラー種別802を1903へ、ページサイズ803を1904へ、ページ数804を1905へコピーする。S1716では、変更後の2in1ページ数1906または4in1ページ数1907に、印刷ページ情報テーブルのページ数804の合計を設定する。
[両面印刷設定の変更によるページ数の計算処理]
図15は、両面印刷設定の変更による用紙枚数、両面枚数を算出する処理(S1606)を説明するためのフローチャートを示す。
S1801において、ジョブ履歴の両面枚数706が0であり、かつ削減印刷設定に両面印刷が含まれるかを判定し、真である場合にはS1812に進み、偽である場合にはS1803に進む。この判定で、両面設定が削減理由になるかを判定している。
S1812では、両面印刷設定の制限があるかどうかを判定し、制限がない場合にはS1802に進み、制限がある場合にはS1803に進む。両面印刷設定の制限については、以下のように行う。アプリケーション種別ごとの印刷設定テーブル(図19(a))を参照し、対象となるジョブ履歴の文書名709の最後の拡張子と一致する行の両面印刷への変更2303についての情報を取得する。両面印刷設定への変更と削減印刷設定を比較し制限があるかを判定する。制限の範囲内におさまっていればアプリケーション種別における制限なしと判定する。さらに、管理コードごとの印刷設定テーブル(図19(b))を参照し、対象となるジョブ履歴の管理コード710と一致する行の両面印刷への変更2402についての情報を取得する。両面印刷設定の変更と削減印刷設定を比較し制限があるかを判定する。制限の範囲内におさまっていれば管理コードにおける制限なしと判定する。アプリケーション種別における制限なし、かつ、管理コードにおける制限なしである場合に、S1812において制限なしの判定となる。
S1802では変数:削減可否フラグにTRUEを設定する。S1803では、変数:削減可否フラグがTRUEであるかを判定し、TRUEである場合にはS1804に進み、TRUEでない場合には本処理を終了し、図13の処理に戻る。この判定により、両面設定が削減理由にならない場合と、集約設定変更によるページ数の計算処理においてページ数の計算が行われていた場合に、S1804以降の処理を行うようにしている。
以下では、削減印刷設定への変更後の用紙枚数、両面枚数を、ジョブ履歴情報テーブル(図16(b))に格納し、管理する。2001は、ジョブ履歴IDであり、ジョブ履歴ID801と対応する。2002は、削減印刷設定であり、S1304で指定される。2003は、両面枚数、2004は用紙枚数であり、各ジョブ履歴の各削減印刷設定の場合の両面枚数、用紙枚数を示す。
続いて、S1804〜S1811の処理を、印刷ページ情報(図16(a))を参照し、ページサイズごとにグルーピングし、ページサイズグループごとに繰り返して行う。
S1805では、対象のジョブ履歴に実績として記録された両面枚数706が1以上であるか、または、削減印刷設定に両面印刷が含まれるかを判定し、真の場合にはS1806へ進み、偽の場合にはS1808に進む。
S1806では、削減印刷設定へ変更後の該当のページサイズグループの両面枚数を以下の式により求める。
変更後の両面枚数=(該当ページサイズグループのページ数1905の合計)/2 (小数点以下切捨て)
S1807では、削減印刷設定へ変更後の更後の該当のページサイズグループの用紙枚数を以下の式により求める。
変更後の用紙枚数=(該当ページサイズグループのページ数1905の合計)/2 (小数点以下切り上げ)
S1808では、削減印刷設定へ変更後の両面枚数を0に設定する。S1809では、削減印刷設定へ変更後の用紙サイズごとの枚数に、該当ページサイズグループのページ数1905の合計を設定する。
S1809では、削減印刷設定へ変更後のジョブ履歴情報テーブルに、計算後の値を設定または加算する。該当ジョブ履歴についての処理が初回の場合には、テーブルに行を追加し、ジョブ履歴ID2001、削減印刷設定2002を設定し、計算した両面枚数、用紙枚数を2003、2004に設定する。2回目以降は該当の行の両面枚数2003、用紙枚数2004にそれぞれ加算する。以上の処理について終了すると、図13の処理に戻る。
図17を用いて、消費電力量、及びCO2排出量の分析結果を示す表示画面の一例を説明する。ホストコンピュータ101のWebブラウザ404から分析サーバ102のインタフェース部501にアクセスし、集計結果の表示用データの取得要求を送信する。インタフェース部501は要求を受信すると、分析処理部502より集計結果を取得して、HTMLなどのWebブラウザ404上で表示可能な形式の表示用データを生成する。インタフェース部501は作成したHTMLなどの表示用データをWebブラウザ404に送信する。Webブラウザ404は受信した表示用データを解釈し、集計結果をディスプレイ210に表示する。図17は、Webブラウザ404によりディスプレイに表示した内容を示している。
表示内容としては、以下の項目が含まれる。集計項目2521は、CO2排出量や消費電力、印刷ページ数を含む集計項目を選択するためのドロップダウンリストである。削減印刷設定2522は、「2in1」,「4in1」,「両面」、「両面、2in1」、及び「両面,4in1」を含む削減印刷設定のいずれかを選択するためのドロップダウンリストである。
2523は、削減印刷設定の適用率を指定するためのコントロールである。たとえば、削減印刷設定の適用率は、削減印刷設定が「両面」である場合、実績の適用率=実績の両面ページ数1206/ページ数1203から、最大の適用率=削減印刷設定が両面の両面ページ数1230/ページ数1227までの間から指定可能とする。より具体的には、画像形成装置Aの集計月「2009/8」で削減印刷設定が「両面」である場合、実績の10/100=10%から、20/100=20%の間から削減印刷設定の適用率を指定可能とする。
全ての印刷処理に対して、できる限り両面設定を適用したとしても、全てのページに対して両面印刷が適用されるわけではない。ページ数が奇数のジョブは両面印刷にしても、最後のページは片面印刷となる。さらに、実績として、すでに両面設定の印刷が行われている場合もある。したがって、ほとんどの場合、両面印刷の適用率が100%となることがない。また、公的文書など、業務上において片面印刷が行われた出力物が必ず必要となる場合もある。したがって、本発明では、削減印刷設定の適用率を任意に指定可能として、指定された適用率により分析を行うようにしている。これにより、どの程度、削減印刷設定を適用したら、目標の省電力やCO2排出量の削減が達成できるのかなどを、ユーザが把握できるようになる。
なお、2in1についても同様に、として適用率の指定可能な範囲を計算する。
実績に対する適用率=実績の2in1ページ数1204/ページ数1203
最大の適用率=削減印刷設定が2in1の2in1ページ数1212/ページ数12114in1のついては、2in1ページの半数を4in1ページと換算し、適用率の指定可能範囲な範囲を計算する。
実績の適用率=実績の((2in1ページ数1204/2)+4in1ページ数1205)/ページ数1203
最大の適用率= 削減印刷設定が2in1の((2in1ページ数1221/2)+4in1ページ数1222)/ページ数1219
削減印刷設定が「両面、2in1」である場合は、上記のように両面の場合と2in1の場合の実績の適用率、最大の適用率をそれぞれ求め、それらの乗を実績の適用率、最大の適用率とする。「両面、4in1」についても同様である。
集計項目2521および削減印刷設定2522で選択された内容に応じて、集計結果テーブル(図9)より、集計結果を取得して表示する。図17の例では、集計項目としてCO2排出量が選択され、削減印刷設定として「両面,4in1」が選択されている。このため、実績の消費電力によるCO2排出量1209と用紙使用によるCO2排出量1210、削減印刷設定が両面,4in1である消費電力によるCO2排出量1249と用紙使用によるCO2排出量1250を取得する。そして、2511、2512、2513、及び2514の組が2501に示す画像形成装置Aの集計結果を表している。
2511は、実績の用紙使用によるCO2排出量を示しており、画像形成装置Aの用紙使用によるCO2排出量1210に基づく表示となる。2512は、実績の消費電力によるCO2排出量を示しており、画像形成装置Aの消費電力によるCO2排出量1209に基づく表示となる。2513は、削減印刷設定へ変更後の用紙使用によるCO2排出量を示しており、画像形成装置Aの用紙使用によるCO2排出量1250に基づく表示となる。2514は、削減印刷設定へ変更後の消費電力によるCO2排出量を示しており、画像形成装置Aの消費電力によるCO2排出量1249に基づく表示となる。同様に、2502は画像形成装置B,2503は画像形成装置C、2504は画像形成装置Dの集計結果を表示している。
適用率が最大の適用率でなかった場合、以下の式により削減印刷設定への変更後の集計結果を計算する。
指定適用率時の削減印刷設定への変更後の値=
実績の値−(実績の値‐削減印刷設定に変更後の値)/((指定された適用率/(実績の適用率−最大の適用率))
図17で示すように、実績として記録された情報による集計結果と、削減印刷設定へ変更後の分析結果を比較できる形式で表示し、さらにCO2排出量の内訳をその要因ごとに別に表示することにより、より詳細な状況把握が可能となる。また、集計項目をCO2排出量やページ数、枚数など切り替えて表示可能とすることにより、1つの項目だけでなくいろいろな観点から削減印刷設定への変更時の削減効果を確認することが可能となる。
<実施例2>
図21にデバイスマップ情報テーブルの一例を示す。ここで、デバイスマップとは地図(オフィスなど)に、設置されているデバイスの配置した状態のものである。2501は、デバイスIDであり、画像形成装置を識別する情報であり、該当行がどの画像形成装置に関する設定値であるかを示す。2502は、マップ名であり、該当行の画像形成装置が登録されるマップの名前を指定する。マップの地図画像は図示しないが別途分析サーバに登録される。2503はX座標、2504はY座標であり、この2列で、該当行の画像形成装置がマップ名2502で指定されたマップ上のどの位置に配置されるかを座標で指定する。本実施例では、地図の左上をX座標=0、Y座標=0としている。
<CO2排出量マップとドリルダウン>
図20に消費電力量、CO2排出量の分析結果の表示画面の一例を示す。図17に示した表示画面と同様に、ホストコンピュータ101のWebブラウザ404から分析サーバ102にアクセスし、集計結果やマップ情報の取得要求を送信する。分析サーバ102は、HTMLや画像ファイルなどのWebブラウザ404上で表示可能な形式の表示用データを作成し返送する。Webブラウザ404は受信した表示用データを解釈し、集計結果をディスプレイ210に表示する。図20は、Webブラウザ404によりディスプレイに表示した内容を示している。
図20は、大きく上下に2つのグラフ領域に分かれている。上部の2791は、月ごとの集計結果グラフを表示しており、下部の2792は、デバイスマップグラフを表示している。
集計結果の表示内容の設定は中央部の、集計項目2701、削減印刷設定272によって選択可能としている。これらは図17で示した、2521、2522と同様である。図20の例では、集計項目2701でCO2排出量が選択されており、削減印刷設定2702では「両面、4in1」が選択されており、2791、2792のグラフで表示する内容を指定している。
図20の上部の2791では、集計項目2701、削減印刷設定2702で設定された集計内容を月ごとに表示している。月ごとの集計結果は、分析処理部502において、図9の集計結果テーブルの集計月1202が同一である行の合計し、月ごとの集計結果と求める。2721は、2010年6月の実績の用紙使用によるCO2排出量を表示している。2722は、2010年6月の実績の消費電力によるCO2排出量を表示している。2723は、2010年6月の削減印刷設定へ変更後の用紙使用によるCO2排出量を表示している。2724は、2010年6月の削減印刷設定へ変更後の消費電力によるCO2排出量を表示している。
さらに、上部の2791のグラフの棒グラフをマウスポインタなどで選択することで、下部2792のグラフで表示する集計月を指定することができる。たとえば、2721、2722,2723,2724のどれかを選択した場合には、その棒グラフが示している集計月である2010年6月の集計結果を下部2792で表示する。また、マウスポインタ選択時に選択メニューを表示し、下部2792に表示するグラフの種類を選択可能とする。「デバイスごと」「デバイスマップ」などの選択メニューを表示し、「デバイスごと」が選択された場合には、下部2792に、図17のグラフを表示することも可能である。
図20の下部2792には、本発明における画像形成装置ごとのCO2排出量をマップ上に配置表示したデバイスマップグラフの例である。図20のデバイスマップグラフでは、図9の集計結果テーブルの各値を画像形成装置ごとに円グラフ化したものを表示している。
2703はマップ選択コントロールであり、グラフ表示するマップの名前を指定する。図の例では「Map A」が選択されている。
デバイスマップグラフでは、選択されたマップのマップ画像上に、選択されたマップに登録された画像形成装置をその位置情報に基づき、消費電力量、CO2排出量などを円グラフで表示している。選択されたマップとデバイスマップ情報テーブルのマップ名2502が一致する画像形成装置を検索し、デバイスID2501、その座標2503,2504を取得し、マップ上に表示する。
表示画面の上部2791で指定された集計月の、マップ上に表示する画像形成装置の集計結果を図9の集計結果テーブルより取得し、集計結果を円グラフで表示する。円グラフ自体の大小は消費電力量、CO2排出量などの量に比例した大きさで描画され、ユーザが感覚的に、消費電力量、CO2排出量が多いデバイスを認識できるようになっている。マップ画像を斜めに倒したように表示し、それに合わせ画像形成装置の座標位置も変換して表示位置を決めている。さらに、画像形成装置の表示位置の上部に円グラフを表示し、立体的な表示を実現している。ここで、2715は、画像形成装置Aの位置情報に基づき、マップ上の配置表示している。
円グラフの表示方法として、実績として記録されている用紙使用によるCO2排出量2711と、消費電力によるCO2排出量2712の値を用いて、1つの円グラフ(外円)として表示している。また、削減印刷設定へ変更後の用紙使用によるCO2排出量2713と、消費電力によるCO2排出量2714とを用いて、もう1つの円グラフ(内円)として表示している。この二つの円グラフを、同心円上に表示することにより、これらの大小を比較することで排出量の変化を把握できるようにしている。
(他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (9)

  1. 画像形成装置において実行された複数のジョブの内容を記録したジョブ履歴情報を収集する、記憶装置を備える情報処理装置であって、
    前記ジョブ履歴情報を参照して、画像形成装置により出力された用紙枚数を、実績として集計する集計手段と、
    前記ジョブ履歴情報に基づき求められるジョブの実行で消費される電力量を含む、前記画像形成装置で消費した消費電力量を前記記憶装置に格納する第1の格納手段と、
    前記集計手段により集計された用紙枚数を用いて求められる温室効果ガスの排出量、及び前記格納手段により格納された消費電力量を用いて求められる温室効果ガスの排出量を前記記憶装置に格納する第2の格納手段と、
    前記第2の格納手段により格納された前記用紙枚数を用いて求められる温室効果ガスの排出量、及び前記消費電力量を用いて求められる温室効果ガスの排出量を示す画面を表示するための表示用データを生成する生成手段と、
    前記ジョブ履歴情報に含まれる履歴に対応するジョブに対して、さらに集約印刷設定及び両面印刷設定の少なくともいずれかの設定が行われた場合の画像形成装置により出力されるであろう用紙枚数を分析する分析手段とを有し、
    前記生成手段は、前記画面の表示において、前記分析手段により分析された用紙枚数を用いて求められる温室効果ガスの排出量を示すように、表示用データを生成することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示用データにより表示される画面において、集約印刷設定及び両面印刷設定の少なくともいずれかの設定を適用することが指定され、前記分析手段は、当該指定に応じて、画像形成装置により出力されるであろう用紙枚数を分析することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示用データにより表示される画面において、集約印刷設定及び両面印刷設定の少なくともいずれかの設定を適用する際の適用率が指定され、前記分析手段は、当該適用率に応じて、画像形成装置により出力されるであろう用紙枚数を分析することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記画像形成装置で消費した消費電力量は、前記ジョブ履歴情報より算出されるジョブ処理時間に応じて求められるジョブの実行で消費される電力量を含み、
    前記分析手段は、前記ジョブ履歴情報に含まれる履歴に対応するジョブに対して、さらに集約印刷設定及び両面印刷設定の少なくともいずれかの設定が行われた場合のジョブ処理時間を算出して、該算出したジョブ処理時間に応じて、設定変更後の消費される電力量を分析することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記生成手段は、前記画面の表示において、前記分析手段により分析された設定変更後の消費される電力量を含む画像形成装置で消費した消費電力量を用いて求められる温室効果ガスの排出量を示すように、表示用データを生成することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記画像形成装置で消費した消費電力量には、通常モード及び省電力モードの際に消費された電力量を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置、
  7. 前記生成手段は、デバイスマップ上に配置される画像形成装置と対応させて当該画像形成装置での温室効果ガスの排出量を示す円グラフをデザインした画面を表示するための表示用データを生成し、
    前記温室効果ガスの排出量を示す円グラフは、排出量に比例した大きさであって、前記用紙枚数を用いて求められる温室効果ガスの排出量、及び前記消費電力量を用いて求められる温室効果ガスの排出量の割合を示すことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 画像形成装置において実行された複数のジョブの内容を記録したジョブ履歴情報を収集する、記憶装置を備える情報処理装置における方法であって、
    前記ジョブ履歴情報を参照して、画像形成装置により出力された用紙枚数を、実績として集計する集計工程と、
    前記ジョブ履歴情報に基づき求められるジョブの実行で消費される電力量を含む、前記画像形成装置で消費した消費電力量を前記記憶装置に格納する第1の格納工程と、
    前記集計工程で集計された用紙枚数を用いて求められる温室効果ガスの排出量、及び前記格納工程で格納された消費電力量を用いて求められる温室効果ガスの排出量を前記記憶装置に格納する第2の格納工程と、
    前記第2の格納手段により格納された前記用紙枚数を用いて求められる温室効果ガスの排出量、及び前記消費電力量を用いて求められる温室効果ガスの排出量を示す画面を表示するための表示用データを生成する生成工程と、
    前記ジョブ履歴情報に含まれる履歴に対応するジョブに対して、さらに集約印刷設定及び両面印刷設定の少なくともいずれかの設定が行われた場合の画像形成装置により出力されるであろう用紙枚数を分析する分析工程とを有し、
    前記生成工程では、前記画面の表示において、前記分析工程で分析された用紙枚数を用いて求められる温室効果ガスの排出量を示すように、表示用データを生成することを特徴とする方法。
  9. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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