JP2012053193A - 光配向性の新規な液晶配向剤、及び新規なジアミン化合物 - Google Patents
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Abstract
Description
液晶配向膜は、液晶の配向状態を制御する目的で使用されるが、液晶表示素子の高精細化に伴い、液晶表示素子のコントラスト低下の抑制や残像現象の低減といった要求から、使用される液晶配向膜においては、電圧保持率が高いことや、直流電圧を印加した際の残留電荷が少ない、及び/又は直流電圧により蓄積した残留電荷の緩和が早いという特性が次第に重要となっている。
本発明は以下に記載する要旨を有するものである。
2.上記式[1]又は、上記式[2]で表されるいずれかのジアミン化合物を、全ジアミン化合物中、5〜100モル%含有される上記1に記載の液晶配向剤。
3.ポリアミック酸、ポリアミック酸エステル、及びポリイミドの合計含有量が、2〜20重量%である上記1又は2に記載の液晶配向剤。
5.前記式[1]又は式[2] におけるR5がメチル基である上記4に記載のジアミン化合物。
6.下記式[3]、下記式[4]又は下記式[5]で表される上記4又は5に記載のジアミン化合物。
また、光反応性のポリアミド、ポリアミック酸、ポリアミック酸エステル、及びポリイミドなどの原料モノマーとして使用される新規なジアミン化合物が提供される。
本発明のジアミン化合物は、上記の式[1]又は式[2]で表される。
式[1]及び式[2]中、ベンゼン環における二つのアミノ基(−NH2)の結合位置は限定されない。具体的には、側鎖の結合基に対して、ベンゼン環上の2,3の位置、2,4の位置、2,5の位置、2,6の位置、3,4の位置、又は3,5の位置が挙げられる。なかでも、ポリアミック酸を合成する際の反応性の点から、2,4の位置、2,5の位置、又は3,5の位置が好ましい。ジアミン化合物を合成する際の容易性も加味すると、2,4の位置、又は3,5の位置がより好ましい。
式[1]及び式[2]中のR1は、好ましくは、合成の容易性から、単結合又は−CH2−である。
式[1]及び式[2]中のR2は、通常の有機合成的手法で形成させることが出来るが、合成の容易性の点から、単結合、−O−、−COO−、−OCO−、−NHCO−、−CONH−、又は−NH−が好ましい。
式[1]及び式[2]中のR3は、好ましくは、炭素数1〜6のアルキレン、1,4−フェニレン、単結合である。
炭素環、複素環の具体例は、R3で示した具体例と同じである。垂直配向用の液晶配向剤の原料として用いる場合には、垂直配向性を高めるために、直鎖状の炭素数1〜20のアルキル基、又は、以下のような炭素環を含む構造が好ましい。
前記式[1]で表されるジアミン化合物を合成する方法は特に限定されないが、例えば下記式[6]で表されるジニトロ化合物を合成し、次いで、該ジニトロ化合物のニトロ基を還元してアミノ基に変換することで得ることができる。式[6]中のR1〜R5は、式[1]のR1〜R5の定義と同じである。
また、式[6]中のR3、又はR4に非芳香族不飽和結合を含む場合には、非芳香族不飽和結合が水素化されない還元反応を用いることができる。非芳香族不飽和結合が水素化されなければ、その方法に特に制限はないが、例えば、還元鉄、塩化鉄、スズ、塩化スズ、亜鉛などを触媒として用い、酢酸エチル、トルエン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アルコール系溶剤、水などの溶媒中、ヒドラジン、塩化水素、塩化アンモニウムなどによって還元する方法がある。
式[6]のR2が単結合でない場合には、−O−、−COO−、−OCO−、−NHCO−、−CONH−、−NH−、−N(CH3)−、−CON(CH3)−、及び−N(CH3)CO−より選ばれる結合基であり、これらの結合基は通常の有機合成化学的手法で形成させることができる。
例えば、式[6]のR2が−O−の場合は、対応するジニトロフェニル基含有ハロゲン置換体、あるいはジニトロフェニル基含有スルホナート基置換体と、R3、及びR5を含むウラシル構造を有する水酸基置換体とをアルカリ存在下で反応させる方法、又はジニトロフェニル基含有水酸基置換体と、R3、及びR5を含むウラシル構造を有するハロゲン又はスルホナート置換誘導体とをアルカリ存在下で反応させる方法などが挙げられる。
式[6]のR2が−CONH−、又は−CON(CH3)−の場合は、対応するジニトロフェニル基含有酸クロリドと、R3、及びR5を含むウラシル構造を有するアミノ基置換体とをアルカリ存在下で反応させる方法、又は対応するジニトロフェニル基含有カルボン酸と、R3、及びR5を含むウラシル構造を有するアミノ基置換体とを脱水縮合剤存在下で反応させる方法などが挙げられる。
式[6]のR2が−COO−の場合は、対応するジニトロフェニル基含有酸クロリドと、R3、及びR5を含むウラシル構造を有する水酸基置換体とをアルカリ存在下で反応させる方法、又は対応するジニトロフェニル基含有カルボン酸と、R3及びR5を含むウラシル構造を有する水酸基置換体とを脱水縮合剤存在下で反応させる方法などが挙げられる。
上記のように、R1を含むジニトロフェニル基含有化合物に対して、R2を介して、R3を結合させる場合に、R4を導入する段階はジニトロフェニル基含有化合物とウラシル構造を有する化合物を反応させる前でも、反応させた後でもよいが、副生成物の生成を避けるために、反応前に導入するか、あるいは、R4の導入されるウラシル構造の窒素原子をtert−ブトキシカルボニル基などの保護基で保護した状態で反応を行い、その後に導入することが好ましい。
この方法の具体的な例としては、R1、R2、及びR3を含むジニトロフェニル基含有ハロゲン又はスルホナート置換体と、R5を含むウラシル構造を有する化合物をアルカリ存在下で反応する方法などが挙げられる。
また、ウラシル基と結合するR3の炭素原子がエテニレン基、又はフェニレン基などのsp2混成炭素原子、あるいはエチニレン基などのsp混成炭素原子の場合は、R1、R2、及びR3を含むジニトロフェニル基含有ハロゲン又はスルホナート置換体と、R5を含むウラシル構造を有する化合物をパラジウム触媒とアルカリの存在下で反応する方法、又は、R1、R2、及びR3を含むジニトロフェニル基含有ホウ酸とR5を含むウラシル構造を有する化合物を銅触媒存在下で反応するなどが挙げられる。
また、ウラシル構造と結合するR4の炭素原子がエテニレン基、又はフェニレン基などのsp2混成炭素原子、あるいはエチニレン基のようなsp混成炭素原子の場合は、ウラシル構造を有する化合物と、R5のハロゲン又はスルホナート置換体とをパラジウム触媒とアルカリの存在下で反応する方法、又は、ウラシル構造を有する化合物と、R5のホウ酸誘導体とを銅触媒存在下で反応する方法などが挙げられる。
式[7]のジニトロ体を得る方法に特に制限はなく、式[6]のジニトロ体を得る方法において、ウラシル構造上のR3及びR4の位置が交換されたウラシル構造を有する化合物を用いる以外は、式[6]のジニトロ体を得る方法において、例示した方法を用いることができる。
本発明の液晶配向剤は、上記の式[1]及び上記式[2]で表されるジアミン化合物のいずれかを含有するジアミン化合物と、テトラカルボン酸誘導体と、を反応させて得られるポリイミド前駆体、及び/又はポリイミドを含有する。
以下に、ジアミン化合物を含むジアミン化合物と反応させるテトラカルボン酸誘導体について説明する。
テトラカルボン酸誘導体の好ましい例は、下記の式[8]〜[10]のいずれかで表される。
本発明の液晶配向剤を得る場合、本発明の効果を損なわない限りにおいて、ジアミン成分として、上記特定のジアミン化合物以外の下記式[11]で表されるその他のジアミン化合物を併用することができる。
ポリアミック酸(以下、ポリマーともいう)は、テトラカルボン酸二無水物とジアミン化合物(以下、モノマーともいう)との縮重合反応により合成することができる。
上記のようにして得られたポリアミック酸は、反応溶液をよく撹拌させながら貧溶媒に注入することで、ポリマーを析出させて回収することができる。また、析出を数回行い、貧溶媒で洗浄後、常温あるいは加熱乾燥することで精製されたポリアミック酸の粉末を得ることができる。貧溶媒は、特に限定されないが、水、メタノール、エタノール、ヘキサン、ブチルセロソルブ、アセトン、トルエンなどが挙げられる。
ポリアミック酸エステルは、以下に示す(A)〜(C)のいずれかの方法で合成することができる。
(A)ポリアミック酸からポリアミック酸エステルを合成する場合
ポリアミック酸エステルは、テトラカルボン酸二無水物とジアミンから得られるポリアミック酸をエステル化することによって合成することができる。
(B)テトラカルボン酸ジエステルジクロリドとジアミンからポリアミック酸エステル合成する場合
ポリアミック酸エステルは、テトラカルボン酸ジエステルジクロリドとジアミンから合成することができる。
上記の反応に用いる溶媒は、モノマー及びポリマーの溶解性からN−メチル−2−ピロリドン、γ−ブチロラクトンが好ましく、これらは1種又は2種以上を混合して用いてもよい。合成時の濃度は、ポリマーの析出が起こりにくく、かつ高分子量体が得やすいという点から、1〜30質量%が好ましく、5〜20質量%がより好ましい。また、テトラカルボン酸ジエステルジクロリドの加水分解を防ぐため、ポリアミック酸エステルの合成に用いる溶媒はできるだけ脱水されていることが良く、窒素雰囲気中で、外気の混入を防ぐのが好ましい。
ポリアミック酸エステルは、テトラカルボン酸ジエステルとジアミンを縮合剤により縮合することにより合成することができる。
前記縮合剤には、トリフェニルホスファイト、ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、N,N'−カルボニルジイミダゾール、ジメトキシ−1,3,5−トリアジニルメチルモルホリニウム、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N',N'−テトラメチルウロニウム テトラフルオロボラート、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N',N'−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート、(2,3−ジヒドロ−2−チオキソ−3−ベンゾオキサゾリル)ホスホン酸ジフェニルなどが使用できる。縮合剤の添加量は、テトラカルボン酸ジエステルに対して2〜3倍モルであることが好ましい。
また、上記反応において、ルイス酸を添加剤として加えることで反応が効率的に進行する。ルイス酸としては、塩化リチウム、臭化リチウムなどのハロゲン化リチウムが好ましい。ルイス酸の添加量はジアミン成分に対して0〜1.0倍モルであることが好ましい。
上記3つのポリアミック酸エステルの合成方法の中でも、高分子量のポリアミック酸エステルが得られるため、(A)及び(B)の合成法が特に好ましい。
ポリイミド前駆体の分子量は、ワニスの粘度や、ポリイミド膜の物理的な強度に影響を与える。ワニスの良好な塗布作業性や塗膜の良好な均一性を得るという点からは重量平均分子量で500,000以下が好ましく、十分な強度のポリイミド膜を得るという点からは2,000以上が好ましい。同様の点で、より好ましくは2,000〜300,000であり、さらに好ましくは、5,000〜100,000である。ポリイミド前駆体の分子量は、前記重合反応に用いるジアミン成分とテトラカルボン酸誘導体の比率を調整することで制御できる。この比率としてはモル比で1:0.7〜1.2を例示することができる。このモル比が1:1に近いほど得られるポリイミド前駆体の分子量は大きくなる。
本発明のポリイミドは、前記ポリイミド前駆体をイミド化することにより合成することができる。ポリイミド前駆体からポリイミドを合成する簡便で好ましい方法としては、ジアミン成分とテトラカルボン酸二無水物との反応で得られた前記ポリアミック酸の溶液に触媒を添加する化学的イミド化であり、比較的低温でイミド化反応が進行し、イミド化の過程で重合体の分子量低下が起こりにくいので好ましい。
本発明の液晶配向剤は、上記のようにして得られたポリイミド前駆体及び/又はポリイミド(以下、これらをポリマー成分ともいう。)を含有するワニス状の溶液であり、これから液晶配向膜を形成するのに用いられる。
本発明の液晶配向剤は、2種類以上のポリイミド前駆体や2種類以上のポリイミドを含有していてもよく、ポリイミド前駆体とポリイミドの両方を含有していてもよい。更には、液晶配向剤は、本発明のポリイミド前駆体又は本発明のポリイミド以外のポリマーを含有してもよい。
ポリイミド前駆体又はポリイミドを溶解させるための有機溶媒としては、ポリマー成分が均一に溶解するものであれは特に限定されない。あえて、その具体例を挙げるならば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、N−メチルカプロラクタム、2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホン、γ−ブチロラクトン、1,3−ジメチル−イミダゾリジノン、3−メトキシ−N,N−ジメチルプロパンアミドなどを挙げることができる。これらは1種又は2種以上を混合して用いてもよい。また、単独ではポリマー成分を均一に溶解できない溶媒であっても、重合体が析出しない範囲であれば、上記の有機溶媒に混合してもよい。
シランカップリング剤は、液晶配向剤が形成される基板と、そこに形成される液晶配向膜との密着性を向上させる目的で添加される。以下にその具体例を挙げるが、本発明の液晶配向剤に使用可能なシランカップリング剤はこれに限定されるものではない。
上記のようにして得られた液晶配向剤を基板に塗布し、乾燥、焼成して得られた塗膜であり、必要に応じてこの塗膜面に既知の配向処理をする。本発明の液晶配向剤を塗布する基板としては透明性の高い基板であれば特に限定されず、ガラス基板、窒化珪素基板、アクリル基板やポリカーボネート基板などのプラスチック基板などを用いることができ、液晶駆動のためのITO電極などが形成された基板を用いることがプロセスの簡素化の点から好ましい。また、反射型の液晶表示素子では片側の基板のみにならばシリコンウエハーなどの不透明な物でも使用でき、この場合の電極はアルミニウムなどの光を反射する材料も使用できる。
上記した手法により本発明の液晶配向剤から液晶配向膜付き基板を得た後、既知の方法で液晶セルを作製し、液晶表示素子としたものである。
液晶セルの製造方法は特に限定されないが、一例を挙げるならば、液晶配向膜が形成された1対の基板を液晶配向膜面を内側にして、好ましくは1〜30μm、より好ましくは2〜10μmのスペーサーを挟んで設置した後、周囲をシール剤で固定し、液晶を注入して封止する方法が一般的である。液晶封入の方法については特に制限されず、作製した液晶セル内を減圧にした後液晶を注入する真空法、液晶を滴下した後封止を行う滴下法などが例示できる。
上記の液晶配向層とは、液晶を配向させる為の樹脂膜であり、前記の液晶配向剤を用いて形成される基板上に液晶配向層を形成する工程は、前記[液晶配向膜]で記載した塗布方法及び塗布した後の焼成方法が適用できる。
[分子量]
ポリマーの分子量はGPC(常温ゲル浸透クロマトグラフィー)装置によって測定し、ポリエチレングリコール、ポリエチレンオキシド換算値として数平均分子量を算出した。
GPC装置:昭和電工社製(GPC−101)
カラム:昭和電工社製(KD803、KD805の直列)
カラム温度:50℃
溶離液:N,N−ジメチルホルムアミド(添加剤として、臭化リチウム−水和物(LiBr・H2O)が30mmol/L(リットル)、リン酸・無水結晶(o−リン酸)が30mmol/L、テトラヒドロフランが10mL/L)
流速:1.0mL/分
検量線作成用標準サンプル:東ソー社製 TSK 標準ポリエチレンオキサイド(重量平均分子量(Mw) 約900,000、150,000、100,000、30,000)、及び、ポリマーラボラトリー社製 ポリエチレングリコール(ピークトップ分子量(Mp) 約12,000、4,000、1,000)。測定は、ピークが重なるのを避けるため、900,000、100,000、12,000、1,000の4種類を混合したサンプル、及び150,000、30,000、4,000の3種類を混合したサンプルの2サンプルを別々に測定した。
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド
THF:テトラヒドロフラン
NMP:N−メチル−2−ピロリドン
BCS:エチレングリコールモノブチルエーテル
CBDA:1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物
APC18:2,4−ジアミノ−1−オクタデシルオキシベンゼン
<実施例1> ジアミン化合物(3):1−(2,4−ジアミノフェニル)−3−メチルチミンの合成
そこに塩化アンモニウム水溶液(10重量%、150mL)を加え、室温で16時間攪拌した。酢酸エチル(200mL)を加え、しばらく攪拌し、有機層を抽出し、水、及び飽和食塩水にて洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過により硫酸マグネシウムを除き、溶媒を減圧下留去すると薄ピンク色の固体が得られた。これを酢酸エチルとヘキサン1:10(体積比)の混合溶媒にて再結晶することで4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)フェニルボロン酸(18.3g)を白色固体として得た(収率83%)。
次いで、有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過により硫酸マグネシウムを除き、溶媒を減圧下留去し、40℃で4時間減圧乾燥を行うことで、メタンスルホン酸4−(2,4−ジニトロフェノキシ)ブチル(24.5g)を黄色油状物として得た(収率>99%)。
第3ステップ〜第5ステップは、実施例2における第1ステップ〜第3ステップと同様にして、3−ヘプチルチミンを合成した。
<実施例4> ポリアミドPA−A[アジピン酸クロリド/ジアミン(3)]の合成
ジアミン化合物(3)(1.00g、4.06mmol)をNMP(8.0mL)に溶解し、ピリジン(0.78mL)を加え、0℃に冷却し、アジピン酸クロリド(0.729g、3.98mmol)を加えた。0℃で4時間撹拌後、室温で24時間撹拌した。その後、反応溶液にNMP(18.7mL)を加え、水(144mL)に注ぎ、ポリマーを析出させた。析出したポリマーを吸引ろ過で回収し、水(144g)で1回、メタノール(144g)で1回、メタノール(36g)で3回洗浄し、40℃で6時間真空乾燥することで、ポリアミドPA−Aを黄色粉末として得た(1.05g)。ポリマーの数平均分子量は5,204であった。
ジアミン化合物(5)(0.800g、1.99mmol)をNMP(8.9mL)に溶解し、ピリジン(0.38mL)を加え、0℃に冷却し、アジピン酸クロリド(0.373g、1.97mmol)を加え、室温に戻し4時間撹した。その後、反応溶液にNMP(9.9mL)を加え、水(102mL)に注ぎ、ポリマーを析出させた。析出したポリマーを吸引ろ過で回収し、水(102g×1)、メタノール(102g×1、25g×3)で洗浄し、40℃で6時間真空乾燥することで、ポリアミドPA−Bを紫色粉末として得た(0.87g)。ポリマーの数平均分子量は5,948であった。
<実施例6> ポリアミドワニスPA−A−1の調製
ポリアミドA(0.97g)をNMP(8.74g)に溶解し、BCS(2.43g)を加え、8重量%のポリアミドワニスPA−A−1とした。
<実施例7> ポリアミドワニスPA−B−1の調製
ポリアミドB(0.18g)をNMP(1.59g)に溶解し、BCS(0.44g)を加え、8重量%のポリアミドワニスPB−B−1とした。
<実施例8> ポリアミック酸PAA−A[CBDA/ジアミン(1)(90)、APC18(10)]の合成
ジアミン(1)(0.66g、2.7mmol)、APC18(0.11g、0.30mmol)をNMP(5.45mL)に溶解し、CBDA(0.59g、3.0mmol)を加え、室温で17時間反応させ、ポリアミック酸Aを合成した。ポリマーの数平均分子量は6,865であった。
ジアミン(2)(0.76g、1.8mmol)、APC18(0.075g、0.20mmol)をNMP(4.9mL)に溶解し、CBDA(0.38g、2.0mmol)を加え、室温で18時間反応させ、ポリアミック酸Bを合成した。ポリマーの数平均分子量は13,753であった。
ジアミン(3)(0.98g、2.4mmol)、APC18(0.10g、0.30mmol)をNMP(6.4mL)に溶解し、CBDA(0.53g、0.99mmol)を加え、室温で18時間反応させ、ポリアミック酸Cを合成した。ポリマーの数平均分子は量14,571であった。
[ポリアミック酸ワニスの調製]
20重量%のPAA−AのNMP溶液(4.48g)に、NMP(7.22g)、BCS(2.94g)を加え、6重量%のポリアミック酸ワニスPAA−A−1を調製した。
20重量%のPAA−BのNMP溶液(4.90g)に、NMP(3.92g)、BCS(2.44g)を加え、8重量%のポリアミック酸ワニスPAA−B−1を調製した。
18重量%のPAA−CのNMP溶液(4.30g)に、NMP(6.15g)、BCS(2.61g)を加え、6重量%のポリアミック酸ワニスPAA−C−1を調製した。
<実施例14>
実施例11で調製したポリアミック酸ワニスPAA−A−1を、画素サイズが100×300ミクロンで、ライン/スペースがそれぞれ5ミクロンのITO電極パターンが形成されているITO電極基板のITO面にスピンコートした。80℃で90秒間、さらに160℃で60分間加熱し、膜厚100nmの液晶配向膜を作製した。また、同様のポリアミック酸ワニスPAA−A−1を、電極パターンが形成されていないITO面にスピンコートし、80℃で90秒間、さらに160℃で60分間加熱し、膜厚100nmの液晶配向膜を作製した。これらの2枚の基板の一方の液晶配向膜面上に、6μmのビーズスペーサーを散布した後、その上からシール剤を印刷した。ここへ、他方の基板を液晶配向膜面を内側にして張り合わせた後、シール剤を硬化させて空セルを作製した。この空セルに液晶MLC−6608(メルク社製商品名)を減圧注入法によって注入し、液晶セルを作製した。
次に、この液晶セルに20Vp−pの電圧を印加した状態で、液晶セルの外側から紫外光を20J照射した。その後、再び応答速度を測定した。その結果を190msであり、応答速度の向上が確認された。
ポリアミック酸ワニスPAA−B−1を用いて実施例14と同様の手法で応答速度を測定した。その結果、初期の応答速度は770ms、紫外光照射後の応答速度は160msであり、応答速度の向上が確認された。
<実施例16>
ポリアミック酸ワニスPAA−C−1を用いて実施例14と同様の手法で応答速度を測定した。その結果、初期の応答速度は760ms、紫外光照射後の応答速度は57msであり、応答速度の向上が確認された。
Claims (6)
- ジアミン化合物とテトラカルボン酸誘導体とを反応させて得られるポリアミック酸、ポリアミック酸エステル、及び/又はポリイミドを含有する液晶配向剤であって、上記ジアミン化合物が、下記式[1]又は、下記式[2]で表されるジアミン化合物のいずれかを含有することを特徴とする液晶配向剤。
- 上記式[1]又は、上記式[2]で表されるいずれかのジアミン化合物を、全ジアミン化合物中、5〜100モル%含有される請求項1に記載の液晶配向剤。
- ポリアミック酸、ポリアミック酸エステル、及びポリイミドの合計含有量が、2〜20重量%である請求項1又は2に記載の液晶配向剤。
- 下記の式[1]又は式[2]で表されるジアミン化合物。
- 前記式[1]又は式[2] におけるR5がメチル基である請求項4に記載のジアミン化合物。
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