JP2012049425A - 固体レーザー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】励起光によりポンプ光を発生させ励起光と波長の異なるレーザー光を出力する固体レーザー1において、励起光によりポンプ光を発生するレーザー結晶4と、レーザー結晶4と対向配置され、ポンプ光をレーザー結晶4とは反対側の端面S4で反射する共振器ミラー5と、を備え、ポンプ光を共振させる第1共振器6を、レーザー結晶4の共振器ミラー5とは反対側の端面S1と共振器ミラー5のレーザー結晶4とは反対側の端面S4で形成し、第1共振器6で共振させたポンプ光の一部を共振させる第2共振器7を、共振器ミラー5のレーザー結晶4側の端面S3と共振器ミラーのレーザー結晶4とは反対側の端面S4で形成し、第2共振器7から単一縦モードのポンプ光を出力する構成とした。
【選択図】図1
Description
図1(a)は、本発明に係る固体レーザー1の第1実施形態を示す概略構成図である。図1(b)は本実施形態における固体レーザー1の各区間でのレーザー光の主な波長の一例を示す説明図である。
図1(a)において、本実施形態の固体レーザー1は、励起光源2から出力される励起光により励起された後述するレーザー結晶4から発生するポンプ光を増幅して励起光とは波長の異なるレーザー光を出力するもので、励起光源2と、集光レンズ3と、レーザー結晶4と、共振器ミラー5とを備え、レーザー結晶4と共振器ミラー5とで第1共振器6を形成し、共振器ミラー5で第2共振器7を形成している。また、図1(a)において破線は励起光の光路を示し、点線は、ポンプ光の光路を示し、外部へポンプ光を出力している状況を示している。
FSR = C/(2nd) ・・・・・(1)
FSR1 = C/(2n1d1) ・・・(2)
なお、d1は、端面S1と端面S4間の距離であり、n1は、端面S1〜端面S4内の材質によって複合的に定まる屈折率である。本実施形態においては、レーザー結晶4及び共振器ミラー5の厚みは、端面S2と端面S3間の距離に対して無視できるほど薄いため、第1共振器の屈折率n1は、空気の屈折率とほぼ等しいとみなす。
FSR2 = C/(2n2d2) ・・・(3)
なお、d2は、共振器ミラー5の端面S3と端面S4間の厚みであり、d1と比べて極めて小さな値であり、例えば、数百μmである。また、n2は、共振器ミラー5の材質によって定まる値である。
図8(a)は、本発明に係る固体レーザー1の第3実施形態を示す概略構成図であり、破線は励起光の光路を示し、点線は、励起光とは波長の異なるレーザー光の光路を示し、外部へアイドラ光を出力している状況を示している。また、図8(b)は、各区間で伝播するレーザー光の主な波長の一例を示す図である。なお、図1の第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
1/λp=1/λs+1/λi ・・・・・(4)
2・・・励起光源
4・・・レーザー結晶
5・・・共振器ミラー
6・・・第1共振器
7・・・第2共振器
8・・・波長変換素子
Claims (10)
- 励起光源から出力される励起光に基づいてポンプ光を発生させ、共振器で増幅して前記励起光とは波長の異なるレーザー光を出力する固体レーザーにおいて、
前記励起光の入力により前記ポンプ光を発生するレーザー結晶と、
前記レーザー結晶と対向して配置され、前記レーザー結晶で発生したポンプ光を、前記レーザー結晶とは反対側の端面で反射する共振器ミラーと、
を備え、
前記レーザー結晶から発生した前記ポンプ光を共振させる第1共振器を、前記レーザー結晶の前記共振器ミラーとは反対側の端面と前記共振器ミラーの前記レーザー結晶とは反対側の端面で形成し、
前記第1共振器で共振させたポンプ光の一部を共振させる第2共振器を、前記共振器ミラーの前記レーザー結晶側の端面と前記共振器ミラーの前記レーザー結晶とは反対側の端面で形成し、
前記第2共振器から単一縦モードのポンプ光を出力することを特徴とする固体レーザー。 - 前記レーザー結晶は、前記励起光源と前記共振器ミラーとの間に配置され、前記共振器ミラーとは反対側の端面を、前記励起光についてはほぼ透過し、前記ポンプ光についてはほぼ反射するように形成し、前記共振器ミラー側の端面を、前記ポンプ光についてはほぼ透過するように形成し、
前記共振器ミラーは、前記レーザー結晶とは反対側の端面を、前記ポンプ光についてはほぼ反射するように形成し、前記レーザー結晶側の端面を、前記レーザー結晶とは反対側の端面で反射されたポンプ光の一部が反射するように形成したことを特徴とする請求項1に記載の固体レーザー。 - 前記レーザー結晶は、前記共振器ミラーを挟んで前記励起光源と対向して配置され、前記共振器ミラー側の端面を、前記励起光及び前記ポンプ光についてはほぼ透過するように形成し、前記共振器ミラーとは反対側の端面を、前記ポンプ光についてはほぼ反射するように形成し、
前記共振器ミラーは、前記レーザー結晶とは反対側の端面を、前記励起光についてはほぼ透過し、前記ポンプ光についてはほぼ反射するように形成し、前記レーザー結晶側の端面を、前記励起光についてはほぼ透過し、前記レーザー結晶とは反対側の端面で反射されたポンプ光の一部は反射するように形成したことを特徴とする請求項1に記載の固体レーザー。 - 前記レーザー結晶と前記共振器ミラーとの間に配置され、出力強度が所定の閾値以上のポンプ光を、該ポンプ光とは波長の異なるシグナル光とアイドラ光とに変換する波長変換素子を有し、前記共振器ミラーのレーザー結晶側の端面及び前記共振器ミラーのレーザー結晶とは反対側の端面を前記アイドラ光についてはほぼ透過するように形成し、外部へ前記アイドラ光を出力することを特徴とする請求項2に記載の固体レーザー。
- 前記共振器ミラーを挟んで前記レーザー結晶と対向して配置され、出力強度が所定の閾値以上のポンプ光を、該ポンプ光とは波長の異なるシグナル光とアイドラ光とに変換する波長変換素子を有し、外部へ前記アイドラ光を出力することを特徴とする請求項2に記載の固体レーザー。
- 前記レーザー結晶を挟んで前記共振器ミラーと対向して配置され、出力強度が所定の閾値以上のポンプ光を、該ポンプ光とは波長の異なるシグナル光とアイドラ光とに変換する波長変換素子を有し、外部へ前記アイドラ光を出力することを特徴とする請求項3に記載の固体レーザー。
- 励起光源から出力される励起光に基づいてポンプ光を発生させ共振器で増幅して前記励起光とは波長の異なるレーザー光を出力する固体レーザーにおいて、
前記励起光の入力により前記ポンプ光を発生するレーザー結晶と、
前記励起光源と前記レーザー結晶との間に配置され、前記レーザー結晶で発生したポンプ光を、前記レーザー結晶とは反対の端面で反射する共振器ミラーと、
前記レーザー結晶を挟んで前記共振器ミラーと対向して配置され、出力強度が所定の閾値以上のポンプ光を、該ポンプ光とは波長の異なるシグナル光とアイドラ光とに変換し、外部へ前記アイドラ光を出力する波長変換素子と、
を備え、
前記レーザー結晶から発生した前記ポンプ光を共振させる第1共振器を、前記波長変換素子の前記レーザー結晶とは反対側の端面と前記共振器ミラーの前記レーザー結晶とは反対の端面で形成し、
前記第1共振器で共振させたポンプ光の一部を共振させる第2共振器を、前記共振器ミラーの前記レーザー結晶とは反対側の端面と前記共振器ミラーの前記レーザー結晶側の端面で形成し、
前記第2共振器から出力され、前記出力強度が所定の閾値以上の単一縦モードのポンプ光に基づいて、前記波長変換素子から前記アイドラ光を外部へ出力することを特徴とする固体レーザー。 - 前記波長変換素子は、前記レーザー結晶側の端面とレーザー結晶側とは反対側の端面とで前記シグナル光を共振させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の固体レーザー。
- 前記レーザー結晶は、前記励起光の入力側とは反対側の端面を、前記励起光についてはほぼ反射するように形成したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の固体レーザー。
- 前記共振器ミラーは、前記レーザー結晶側の端面が平面形状であり、前記レーザー結晶とは反対側の端面が凸面形状であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の固体レーザー。
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2010
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