JPH075511A - 光パラメトリック発振器及び該光パラメトリック発振器を用いた癌治療装置 - Google Patents
光パラメトリック発振器及び該光パラメトリック発振器を用いた癌治療装置Info
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- JPH075511A JPH075511A JP5143879A JP14387993A JPH075511A JP H075511 A JPH075511 A JP H075511A JP 5143879 A JP5143879 A JP 5143879A JP 14387993 A JP14387993 A JP 14387993A JP H075511 A JPH075511 A JP H075511A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 励起光5を入射させた際にシグナル光6とア
イドラ光7を発生する非線形光学結晶1と、該非線形光
学結晶1の一端面に対峙するように配置された光パラメ
トリック発振器の共振器を構成するフロントミラー2
と、非線形光学結晶1の他端面に設けた光パラメトリッ
ク発振器の共振器のリアミラーとして動作するコーティ
ング部14とを備えている。 【効果】 コーティング部14が非線形光学結晶1の他
端面に設けられているので、共振器を構成するフロント
ミラー2とコーティング部14との間隔すなわち共振器
長Lを短縮化することができ、従ってシグナル光6のラ
ウンドトリップ数を増大させて該シグナル光6を高効率
で発振させることが可能となる。このとき共振器内の非
線形光学結晶1の一端面の反射損失に相当するロスがな
くなることも、発振の高効率化に寄与できる。
イドラ光7を発生する非線形光学結晶1と、該非線形光
学結晶1の一端面に対峙するように配置された光パラメ
トリック発振器の共振器を構成するフロントミラー2
と、非線形光学結晶1の他端面に設けた光パラメトリッ
ク発振器の共振器のリアミラーとして動作するコーティ
ング部14とを備えている。 【効果】 コーティング部14が非線形光学結晶1の他
端面に設けられているので、共振器を構成するフロント
ミラー2とコーティング部14との間隔すなわち共振器
長Lを短縮化することができ、従ってシグナル光6のラ
ウンドトリップ数を増大させて該シグナル光6を高効率
で発振させることが可能となる。このとき共振器内の非
線形光学結晶1の一端面の反射損失に相当するロスがな
くなることも、発振の高効率化に寄与できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光パラメトリック発振器
及び該光パラメトリック発振器を用いた癌治療装置に関
するものである。
及び該光パラメトリック発振器を用いた癌治療装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ光の波長を変換する手段と
して光パラメトリック発振器が用いられている。
して光パラメトリック発振器が用いられている。
【0003】図10並びに図11は従来の光パラメトリ
ック発振器の一例を示すもので、1は非線形光学結晶、
2は光パラメトリック発振器の共振器を構成するフロン
トミラー、3は光パラメトリック発振器の共振器を構成
するリアミラーである。
ック発振器の一例を示すもので、1は非線形光学結晶、
2は光パラメトリック発振器の共振器を構成するフロン
トミラー、3は光パラメトリック発振器の共振器を構成
するリアミラーである。
【0004】フロントミラー2は非線形光学結晶1の一
端と対峙するように、また、リアミラー3は非線形光学
結晶1の他端と対峙するようにそれぞれ配置されてお
り、これら非線形光学結晶1、フロントミラー2、リア
ミラー3によって光パラメトリック発振器を構成してい
る。
端と対峙するように、また、リアミラー3は非線形光学
結晶1の他端と対峙するようにそれぞれ配置されてお
り、これら非線形光学結晶1、フロントミラー2、リア
ミラー3によって光パラメトリック発振器を構成してい
る。
【0005】4はプリズムであり、該プリズム4はフロ
ントミラー2を介して非線形光学結晶1の一端と対峙す
るように配置されている。
ントミラー2を介して非線形光学結晶1の一端と対峙す
るように配置されている。
【0006】8は基台、9は結晶マウント、10はフロ
ントミラーマウント、11はリアミラーマウントであ
り、前記の結晶マウント9は、基台8の略中央部に固定
されている。
ントミラーマウント、11はリアミラーマウントであ
り、前記の結晶マウント9は、基台8の略中央部に固定
されている。
【0007】フロントミラーマウント10並びにリアミ
ラーマウント11は、結晶マウント9を介して対峙し且
つ該結晶マウント9に対して近接あるいは離反する方向
に位置調整可能に前記の基台8に支持されている。
ラーマウント11は、結晶マウント9を介して対峙し且
つ該結晶マウント9に対して近接あるいは離反する方向
に位置調整可能に前記の基台8に支持されている。
【0008】上記の結晶マウント9には非線形光学結晶
1が、フロントミラーマウント10にはフロントミラー
2が、リアミラーマウント11にはリアミラー3がそれ
ぞれ取り付けられている。
1が、フロントミラーマウント10にはフロントミラー
2が、リアミラーマウント11にはリアミラー3がそれ
ぞれ取り付けられている。
【0009】また、12はフロントミラー2の角度微調
整機構、13はリアミラー3の角度微調整機構であり、
前記の基台8、結晶マウント9、フロントミラーマウン
ト10、リアミラーマウント11によって光パラメトリ
ック発振器のアライメント機構を構成している。
整機構、13はリアミラー3の角度微調整機構であり、
前記の基台8、結晶マウント9、フロントミラーマウン
ト10、リアミラーマウント11によって光パラメトリ
ック発振器のアライメント機構を構成している。
【0010】なお、図10並びに図11においてLは共
振器長を表している。
振器長を表している。
【0011】上述した各部材により構成される光パラメ
トリック発振器では、リアミラー3へ励起光(レーザ
光)5を入射させると、該励起光5はリアミラー3を透
過して非線形光学結晶1に入射し、該非線形光学結晶1
の内部において、下記の式(1)に基づき前記の励起光
5とは異なる波長を有するシグナル光6とアイドラ光7
とが発生する。
トリック発振器では、リアミラー3へ励起光(レーザ
光)5を入射させると、該励起光5はリアミラー3を透
過して非線形光学結晶1に入射し、該非線形光学結晶1
の内部において、下記の式(1)に基づき前記の励起光
5とは異なる波長を有するシグナル光6とアイドラ光7
とが発生する。
【0012】
【数1】1/λp=1/λs+1/λi…(1) (λp:励起光の波長、1/λs:シグナル光の波長、λ
i:アイドラ光の波長)
i:アイドラ光の波長)
【0013】前記のフロントミラー2、リアミラー3
は、シグナル光6の波長のみを共振させる分光特性を有
しており、フロントミラー2からは、非線形光学結晶1
により発生し且つ共振器を構成するフロントミラー2と
リアミラー3とにより共振、増幅されたシグナル光6
と、該シグナル光6と共に発生したアイドラ光7と、シ
グナル光6並びにアイドラ光7に変換されなかった残り
の励起光5とが出力され、これらシグナル光6、アイド
ラ光7、励起光5はプリズム4により分離される。
は、シグナル光6の波長のみを共振させる分光特性を有
しており、フロントミラー2からは、非線形光学結晶1
により発生し且つ共振器を構成するフロントミラー2と
リアミラー3とにより共振、増幅されたシグナル光6
と、該シグナル光6と共に発生したアイドラ光7と、シ
グナル光6並びにアイドラ光7に変換されなかった残り
の励起光5とが出力され、これらシグナル光6、アイド
ラ光7、励起光5はプリズム4により分離される。
【0014】上記の光パラメトリック発振器において、
シグナル光6を高効率で発振させるためには、シグナル
光6のラウンドトリップ数(発振に至るまでにシグナル
光6がフロントミラー2とリアミラー3との間を往復す
る回数)を増大させる必要がある。
シグナル光6を高効率で発振させるためには、シグナル
光6のラウンドトリップ数(発振に至るまでにシグナル
光6がフロントミラー2とリアミラー3との間を往復す
る回数)を増大させる必要がある。
【0015】一方、通常光パラメトリック発振器に用い
られる励起光5のパルス幅は、ns(ナノセカンド)オ
ーダ以下であるので、シグナル光6のラウンドトリップ
数を増大させるためには、フロントミラー2とリアミラ
ー3の間隔(共振器長L)を短縮化するのが有効であ
る。
られる励起光5のパルス幅は、ns(ナノセカンド)オ
ーダ以下であるので、シグナル光6のラウンドトリップ
数を増大させるためには、フロントミラー2とリアミラ
ー3の間隔(共振器長L)を短縮化するのが有効であ
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光パラメトリック発振器では、基台8、結晶マウント
9、フロントミラーマウント10、リアミラーマウント
11により構成されるアライメント機構の構造上から共
振器長Lの短縮化には限界があり、シグナル光6のラウ
ンドトリップ数を簡単に増大させることができない。
光パラメトリック発振器では、基台8、結晶マウント
9、フロントミラーマウント10、リアミラーマウント
11により構成されるアライメント機構の構造上から共
振器長Lの短縮化には限界があり、シグナル光6のラウ
ンドトリップ数を簡単に増大させることができない。
【0017】また、近年、研究開発が行われている光パ
ラメトリック発振器を用いたレーザ治療装置において
も、高効率でレーザ光を出力させることが要求されてい
る。
ラメトリック発振器を用いたレーザ治療装置において
も、高効率でレーザ光を出力させることが要求されてい
る。
【0018】本発明は光パラメトリック発振器の発振効
率を向上させることを目的としている。
率を向上させることを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
した光パラメトリック発振器においては、励起光を入射
させた際にシグナル光とアイドラ光を発生する非線形光
学結晶と、該非線形光学結晶の一方の端面に対峙するよ
うに配置された光パラメトリック発振器の共振器を構成
する共振器ミラーと、前記の非線形光学結晶の他方の端
面に設けた光パラメトリック発振器の共振器を構成する
コーティング部とを備えている。
した光パラメトリック発振器においては、励起光を入射
させた際にシグナル光とアイドラ光を発生する非線形光
学結晶と、該非線形光学結晶の一方の端面に対峙するよ
うに配置された光パラメトリック発振器の共振器を構成
する共振器ミラーと、前記の非線形光学結晶の他方の端
面に設けた光パラメトリック発振器の共振器を構成する
コーティング部とを備えている。
【0020】本発明の請求項2に記載した光パラメトリ
ック発振器においては、励起光を入射させた際にシグナ
ル光とアイドラ光を発生する非線形光学結晶と、該非線
形光学結晶の一方の端面に設けた光パラメトリック発振
器の共振器のフロントミラーとして動作するコーティン
グ部と、前記の非線形光学結晶の他方の端面に設けた光
パラメトリック発振器の共振器のリアミラーとして動作
するコーティング部とを備えている。
ック発振器においては、励起光を入射させた際にシグナ
ル光とアイドラ光を発生する非線形光学結晶と、該非線
形光学結晶の一方の端面に設けた光パラメトリック発振
器の共振器のフロントミラーとして動作するコーティン
グ部と、前記の非線形光学結晶の他方の端面に設けた光
パラメトリック発振器の共振器のリアミラーとして動作
するコーティング部とを備えている。
【0021】本発明の請求項3に記載した光パラメトリ
ック発振器を用いた癌治療装置においては、BBO結晶
よりなる非線形光学結晶と、該非線形光学結晶の一方の
端面に対峙するように配置された光パラメトリック発振
器の共振器を構成する共振器ミラーと、前記の非線形光
学結晶の他方の端面に設けた光パラメトリック発振器の
共振器を構成するコーティング部と、該コーティング部
あるいは共振器ミラーのいずれかへ波長355nmのY
AGレーザ第3高調波を入射させるYAGレーザ発生装
置と、前記の共振器ミラーあるいはコーティング部のい
ずれかより出射されるレーザ光を癌病巣部に対し照射し
得る光ファイバー及びファイバースコープとを備えてい
る。
ック発振器を用いた癌治療装置においては、BBO結晶
よりなる非線形光学結晶と、該非線形光学結晶の一方の
端面に対峙するように配置された光パラメトリック発振
器の共振器を構成する共振器ミラーと、前記の非線形光
学結晶の他方の端面に設けた光パラメトリック発振器の
共振器を構成するコーティング部と、該コーティング部
あるいは共振器ミラーのいずれかへ波長355nmのY
AGレーザ第3高調波を入射させるYAGレーザ発生装
置と、前記の共振器ミラーあるいはコーティング部のい
ずれかより出射されるレーザ光を癌病巣部に対し照射し
得る光ファイバー及びファイバースコープとを備えてい
る。
【0022】本発明の請求項4に記載した光パラメトリ
ック発振器を用いた癌治療装置においては、BBO結晶
よりなる非線形光学結晶と、該非線形光学結晶の両端面
にそれぞれ設けた光パラメトリック発振器の共振器のフ
ロントミラー及びリアミラーとして動作するコーティン
グ部と、両コーティング部の一方へ波長355nmのY
AGレーザ第3高調波を入射させるYAGレーザ発生装
置と、両コーティング部の他方より出射されるレーザ光
を癌病巣部に対し照射し得る光ファイバー及びファイバ
ースコープとを備えている。
ック発振器を用いた癌治療装置においては、BBO結晶
よりなる非線形光学結晶と、該非線形光学結晶の両端面
にそれぞれ設けた光パラメトリック発振器の共振器のフ
ロントミラー及びリアミラーとして動作するコーティン
グ部と、両コーティング部の一方へ波長355nmのY
AGレーザ第3高調波を入射させるYAGレーザ発生装
置と、両コーティング部の他方より出射されるレーザ光
を癌病巣部に対し照射し得る光ファイバー及びファイバ
ースコープとを備えている。
【0023】
【作用】本発明の請求項1に記載した光パラメトリック
発振器では、非線形光学結晶の一端に共振器のフロント
ミラー、またはリアミラーとして動作するコーティング
部を形成させているので共振器長を短縮化でき、ラウン
ドトリップ数を増大させてシグナル光あるいはアイドラ
光を高効率で発振させることが可能となる。
発振器では、非線形光学結晶の一端に共振器のフロント
ミラー、またはリアミラーとして動作するコーティング
部を形成させているので共振器長を短縮化でき、ラウン
ドトリップ数を増大させてシグナル光あるいはアイドラ
光を高効率で発振させることが可能となる。
【0024】本発明の請求項2に記載した光パラメトリ
ック発振器においては、非線形光学結晶の両端にそれぞ
れ共振器のフロントミラー、リアミラーとして動作する
コーティング部を形成させているため共振器長を更に短
縮化でき、ラウンドトリップ数を更に増大させてシグナ
ル光あるいはアイドラ光をより高効率で発振させること
が可能となる。
ック発振器においては、非線形光学結晶の両端にそれぞ
れ共振器のフロントミラー、リアミラーとして動作する
コーティング部を形成させているため共振器長を更に短
縮化でき、ラウンドトリップ数を更に増大させてシグナ
ル光あるいはアイドラ光をより高効率で発振させること
が可能となる。
【0025】本発明の請求項3に記載した光パラメトリ
ック発振器を用いた癌治療装置においては、非線形光学
結晶の一端に共振器のフロントミラー、またはリアミラ
ーとして動作するコーティング部を形成させているので
共振器長を短縮化でき、ラウンドトリップ数を増大させ
てシグナル光を高効率で発振させ、癌治療を効果的に行
うことが可能になる。
ック発振器を用いた癌治療装置においては、非線形光学
結晶の一端に共振器のフロントミラー、またはリアミラ
ーとして動作するコーティング部を形成させているので
共振器長を短縮化でき、ラウンドトリップ数を増大させ
てシグナル光を高効率で発振させ、癌治療を効果的に行
うことが可能になる。
【0026】本発明の請求項4に記載した光パラメトリ
ック発振器を用いた癌治療装置においては、非線形光学
結晶の両端にそれぞれ共振器のフロントミラー、リアミ
ラーとして動作するコーティング部を形成させているた
め共振器長を更に短縮化でき、ラウンドトリップ数を更
に増大させて、シグナル光を高効率で発振させ、癌治療
をより効果的に行うことが可能になる。
ック発振器を用いた癌治療装置においては、非線形光学
結晶の両端にそれぞれ共振器のフロントミラー、リアミ
ラーとして動作するコーティング部を形成させているた
め共振器長を更に短縮化でき、ラウンドトリップ数を更
に増大させて、シグナル光を高効率で発振させ、癌治療
をより効果的に行うことが可能になる。
【0027】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
する。
【0028】図1並びに図2は本発明の光パラメトリッ
ク発振器の第1の実施例を示すもので、図中、図10並
びに図11と同一の符号を付した部分は同一物を表して
いる。
ク発振器の第1の実施例を示すもので、図中、図10並
びに図11と同一の符号を付した部分は同一物を表して
いる。
【0029】2は光パラメトリック発振器の共振器を構
成するフロントミラー(共振器ミラー)であり、該フロ
ントミラー2は、励起光5を入射させた際にシグナル光
6とアイドラ光7を発生する非線形光学結晶1の一端面
に対峙するように配置されている。
成するフロントミラー(共振器ミラー)であり、該フロ
ントミラー2は、励起光5を入射させた際にシグナル光
6とアイドラ光7を発生する非線形光学結晶1の一端面
に対峙するように配置されている。
【0030】フロントミラー2は、合成石英よりなる基
材の一面側にシグナル光6に対応する波長の光を70%
程度反射し且つ励起光5と略等しい波長の光を透過させ
るコーティングを施し、基材の他面側に前記のシグナル
光6に対応する波長の光、励起光5と略等しい波長の光
の反射を防止する反射防止コーティングを施したもので
ある。
材の一面側にシグナル光6に対応する波長の光を70%
程度反射し且つ励起光5と略等しい波長の光を透過させ
るコーティングを施し、基材の他面側に前記のシグナル
光6に対応する波長の光、励起光5と略等しい波長の光
の反射を防止する反射防止コーティングを施したもので
ある。
【0031】14は光パラメトリック発振器の共振器の
リアミラーとして動作するコーティング部であり、該コ
ーティング部14は、前記の非線形光学結晶1の他端面
に形成されている。
リアミラーとして動作するコーティング部であり、該コ
ーティング部14は、前記の非線形光学結晶1の他端面
に形成されている。
【0032】コーティング部14は、非線形光学結晶1
に入射させるべき励起光5と略等しい波長の光の反射を
防止し且つシグナル光6に対応する波長の光を全反射す
る分光特性を有しており、このため光パラメトリック発
振器の共振器のリアミラーとして動作できるようになっ
ている。
に入射させるべき励起光5と略等しい波長の光の反射を
防止し且つシグナル光6に対応する波長の光を全反射す
る分光特性を有しており、このため光パラメトリック発
振器の共振器のリアミラーとして動作できるようになっ
ている。
【0033】このようなコーティング部14を形成させ
ることが可能な非線形光学結晶1には、下記のようなも
のがある。 BBO(β−BaB2O4)結晶 LBO(LiB3O5)結晶 KTP(KTiOPO4)結晶 KN(KNbO3)結晶 LN(LiNbO3)結晶
ることが可能な非線形光学結晶1には、下記のようなも
のがある。 BBO(β−BaB2O4)結晶 LBO(LiB3O5)結晶 KTP(KTiOPO4)結晶 KN(KNbO3)結晶 LN(LiNbO3)結晶
【0034】4はプリズムであり、該プリズム4は フ
ロントミラー2を介して前記の非線形光学結晶1と対峙
するように配置されている。
ロントミラー2を介して前記の非線形光学結晶1と対峙
するように配置されている。
【0035】上記の非線形光学結晶1は結晶マウント9
に、フロントミラー2はフロントミラーマウント10に
それぞれ取り付けられている。
に、フロントミラー2はフロントミラーマウント10に
それぞれ取り付けられている。
【0036】上述した構成を有する光パラメトリック発
振器において、光パラメトリック発振を行う際には、コ
ーティング部14に対し励起光5を入射させる。
振器において、光パラメトリック発振を行う際には、コ
ーティング部14に対し励起光5を入射させる。
【0037】励起光5はコーティング部14を透過して
非線形光学結晶1に入射し、該非線形光学結晶1の内部
において、前記の式(1)に基づき前記の励起光5とは
異なる波長を有するシグナル光6とアイドラ光7とが発
生する。
非線形光学結晶1に入射し、該非線形光学結晶1の内部
において、前記の式(1)に基づき前記の励起光5とは
異なる波長を有するシグナル光6とアイドラ光7とが発
生する。
【0038】シグナル光6はフロントミラー2とコーテ
ィング部14との間を往復する過程で増幅され、非線形
光学結晶1により発生し且つ共振器を構成するフロント
ミラー2とコーティング部14とにより共振増幅された
シグナル光6と、該シグナル光6とともに発生したアイ
ドラ光7と、シグナル光6並びにアイドラ光7に変換さ
れなかった残りの励起光5とがフロントミラー2より出
力され、これらシグナル光6、アイドラ光7、励起光5
はプリズム4により分離される。
ィング部14との間を往復する過程で増幅され、非線形
光学結晶1により発生し且つ共振器を構成するフロント
ミラー2とコーティング部14とにより共振増幅された
シグナル光6と、該シグナル光6とともに発生したアイ
ドラ光7と、シグナル光6並びにアイドラ光7に変換さ
れなかった残りの励起光5とがフロントミラー2より出
力され、これらシグナル光6、アイドラ光7、励起光5
はプリズム4により分離される。
【0039】本実施例においては、共振器のリアミラー
として動作するコーティング部14が非線形光学結晶1
の端面に設けられているので、フロントミラー2とコー
ティング部14との間隔、すなわち共振器長Lを短縮化
することができ、従ってシグナル光6のラウンドトリッ
プ数を増大させて該シグナル光6を高効率で発振させる
ことが可能となる。
として動作するコーティング部14が非線形光学結晶1
の端面に設けられているので、フロントミラー2とコー
ティング部14との間隔、すなわち共振器長Lを短縮化
することができ、従ってシグナル光6のラウンドトリッ
プ数を増大させて該シグナル光6を高効率で発振させる
ことが可能となる。
【0040】上述した本実施例の光パラメトリック発振
器は、 (1)温度調節機構によって非線形光学結晶1の温度を
掃引、制御することにより、シグナル光6並びにアイド
ラ光7の波長を変化させる温度同調方式の波長可変型。 (2)温度調節機構によって非線形光学結晶1の温度を
特定の温度に制御することにより、所定波長のシグナル
光6並びにアイドラ光7を発生させる温度同調方式の波
長固定型。 (3)非線形光学結晶1の角度(結晶の光学軸と入射光
のなす角度)を特定の角度に制御することにより、所定
波長のシグナル光6並びにアイドラ光7を発生させる角
度同調方式の波長固定型。 (4)非線形光学結晶1に入射させる励起光5の波長を
掃引、制御することにより、シグナル光6並びにアイド
ラ光7の波長を変化させる励起波長同調方式の波長可変
型。 (5)非線形光学結晶1に入射させる励起光5の波長を
特定の波長に制御することにより、所定波長のシグナル
光6並びにアイドラ光7を発生させる励起波長同調方式
の波長固定型。 等の各方式に適用することができる。
器は、 (1)温度調節機構によって非線形光学結晶1の温度を
掃引、制御することにより、シグナル光6並びにアイド
ラ光7の波長を変化させる温度同調方式の波長可変型。 (2)温度調節機構によって非線形光学結晶1の温度を
特定の温度に制御することにより、所定波長のシグナル
光6並びにアイドラ光7を発生させる温度同調方式の波
長固定型。 (3)非線形光学結晶1の角度(結晶の光学軸と入射光
のなす角度)を特定の角度に制御することにより、所定
波長のシグナル光6並びにアイドラ光7を発生させる角
度同調方式の波長固定型。 (4)非線形光学結晶1に入射させる励起光5の波長を
掃引、制御することにより、シグナル光6並びにアイド
ラ光7の波長を変化させる励起波長同調方式の波長可変
型。 (5)非線形光学結晶1に入射させる励起光5の波長を
特定の波長に制御することにより、所定波長のシグナル
光6並びにアイドラ光7を発生させる励起波長同調方式
の波長固定型。 等の各方式に適用することができる。
【0041】また、本実施例においては、フロントミラ
ー2並びにコーティング部14により構成される共振器
にシグナル光6のみを共振増幅する特性を具備させてい
るが、フロントミラー2並びにコーティング部14によ
り構成される共振器の分光特性を、アイドラ光7のみを
共振増幅させる特性を具備させるようにすること、ある
いは、シグナル光6、アイドラ光7の双方を共振増幅さ
せる特性を具備させるようにすることも可能である。
ー2並びにコーティング部14により構成される共振器
にシグナル光6のみを共振増幅する特性を具備させてい
るが、フロントミラー2並びにコーティング部14によ
り構成される共振器の分光特性を、アイドラ光7のみを
共振増幅させる特性を具備させるようにすること、ある
いは、シグナル光6、アイドラ光7の双方を共振増幅さ
せる特性を具備させるようにすることも可能である。
【0042】図3並びに図4は本発明の光パラメトリッ
ク発振器の第2の実施例を示すもので、図中、図1並び
に図2と同一の符号を付した部分は同一物を表してい
る。
ク発振器の第2の実施例を示すもので、図中、図1並び
に図2と同一の符号を付した部分は同一物を表してい
る。
【0043】15は光パラメトリック発振器の共振器の
フロントミラーとして動作するコーティング部であり、
該コーティング部15は、非線形光学結晶1の一端面に
形成されている。
フロントミラーとして動作するコーティング部であり、
該コーティング部15は、非線形光学結晶1の一端面に
形成されている。
【0044】コーティング部15は、シグナル光6に対
応する波長の光を70%程度反射し且つ励起光5と略等
しい波長の光を透過させる分光特性を有しており、この
ため光パラメトリック発振器の共振器のフロントミラー
として動作できるようになっている。
応する波長の光を70%程度反射し且つ励起光5と略等
しい波長の光を透過させる分光特性を有しており、この
ため光パラメトリック発振器の共振器のフロントミラー
として動作できるようになっている。
【0045】このようなコーティング部15を形成させ
ることが可能な非線形光学結晶1の種類は、前述したコ
ーティング部14を形成可能なものと同一である。
ることが可能な非線形光学結晶1の種類は、前述したコ
ーティング部14を形成可能なものと同一である。
【0046】3は光パラメトリック発振器の共振器を構
成するリアミラー(共振器ミラー)であり、該リアミラ
ー3は、前記の非線形光学結晶1の他端面に対峙するよ
うに配置されている。
成するリアミラー(共振器ミラー)であり、該リアミラ
ー3は、前記の非線形光学結晶1の他端面に対峙するよ
うに配置されている。
【0047】リアミラー3は、合成石英よりなる基材の
一面側に非線形光学結晶1に入射させるべき励起光5と
略等しい波長の光の反射を防止する反射防止コーティン
グを施し、また前記の基材の他面側にシグナル光6に対
応する波長の光を全反射するとともに励起光5と略等し
い波長の光の反射を防止するコーティングを施したもの
である。
一面側に非線形光学結晶1に入射させるべき励起光5と
略等しい波長の光の反射を防止する反射防止コーティン
グを施し、また前記の基材の他面側にシグナル光6に対
応する波長の光を全反射するとともに励起光5と略等し
い波長の光の反射を防止するコーティングを施したもの
である。
【0048】前記のコーティング部15に対しては、該
コーティング部15と対峙するようにプリズム4が配置
されている。
コーティング部15と対峙するようにプリズム4が配置
されている。
【0049】上記の非線形光学結晶1は結晶マウント9
に、リアミラー3はリアミラーマウント11にそれぞれ
取り付けられている。
に、リアミラー3はリアミラーマウント11にそれぞれ
取り付けられている。
【0050】上述した構成を有する光パラメトリック発
振器において、光パラメトリック発振を行う際には、リ
アミラー3に対し励起光5を入射させる。
振器において、光パラメトリック発振を行う際には、リ
アミラー3に対し励起光5を入射させる。
【0051】励起光5はリアミラー3を透過して非線形
光学結晶1に入射し、該非線形光学結晶1の内部におい
て、前記の式(1)に基づき前記の励起光5とは異なる
波長を有するシグナル光6とアイドラ光7とが発生す
る。
光学結晶1に入射し、該非線形光学結晶1の内部におい
て、前記の式(1)に基づき前記の励起光5とは異なる
波長を有するシグナル光6とアイドラ光7とが発生す
る。
【0052】シグナル光6はコーティング部15とリア
ミラー3との間を往復する過程で増幅され、非線形光学
結晶1により発生し且つ共振器を構成するコーティング
部15とリアミラー3とにより共振増幅されたシグナル
光6と、該シグナル光6とともに発生したアイドラ光7
と、シグナル光6並びにアイドラ光7に変換されなかっ
た残りの励起光5とがコーティング部15より出力さ
れ、これらシグナル光6、アイドラ光7、励起光5はプ
リズム4により分離される。
ミラー3との間を往復する過程で増幅され、非線形光学
結晶1により発生し且つ共振器を構成するコーティング
部15とリアミラー3とにより共振増幅されたシグナル
光6と、該シグナル光6とともに発生したアイドラ光7
と、シグナル光6並びにアイドラ光7に変換されなかっ
た残りの励起光5とがコーティング部15より出力さ
れ、これらシグナル光6、アイドラ光7、励起光5はプ
リズム4により分離される。
【0053】本実施例においては、共振器のフロントミ
ラーとして動作するコーティング部15が非線形光学結
晶1の端面に設けられているので、コーティング部15
とリアミラー3との間隔、すなわち共振器長Lを短縮化
することができ、従ってシグナル光6のラウンドトリッ
プ数を増大させて、該シグナル光6を高効率で発振させ
ることが可能となる。
ラーとして動作するコーティング部15が非線形光学結
晶1の端面に設けられているので、コーティング部15
とリアミラー3との間隔、すなわち共振器長Lを短縮化
することができ、従ってシグナル光6のラウンドトリッ
プ数を増大させて、該シグナル光6を高効率で発振させ
ることが可能となる。
【0054】上述した本実施例の光パラメトリック発振
器は、温度同調方式の波長可変型、温度同調方式の波長
固定型、角度同調方式の波長固定型、励起波長同調方式
の波長可変型、励起波長同調方式の波長固定型のいずれ
にも適用することができる。
器は、温度同調方式の波長可変型、温度同調方式の波長
固定型、角度同調方式の波長固定型、励起波長同調方式
の波長可変型、励起波長同調方式の波長固定型のいずれ
にも適用することができる。
【0055】また、本実施例においては、コーティング
部15並びにリアミラー3により構成される共振器にシ
グナル光6のみを共振増幅する特性を具備させている
が、コーティング部15並びにリアミラー3により構成
される共振器の分光特性を、アイドラ光7のみを共振増
幅させる特性を具備させるようにすること、あるいは、
シグナル光6、アイドラ光7の双方を共振増幅させる特
性を具備させるようにすることも可能である。
部15並びにリアミラー3により構成される共振器にシ
グナル光6のみを共振増幅する特性を具備させている
が、コーティング部15並びにリアミラー3により構成
される共振器の分光特性を、アイドラ光7のみを共振増
幅させる特性を具備させるようにすること、あるいは、
シグナル光6、アイドラ光7の双方を共振増幅させる特
性を具備させるようにすることも可能である。
【0056】図5並びに図6は本発明の光パラメトリッ
ク発振器の第3の実施例を示すもので、図中、図1から
図4と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
ク発振器の第3の実施例を示すもので、図中、図1から
図4と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
【0057】本実施例においては、非線形光学結晶1の
一端面に共振器のリアミラーとして動作するコーティン
グ部14を形成し、また非線形光学結晶1の他端面に共
振器のフロントミラーとして動作するコーティング部1
5を形成し、該コーティング部15と対峙するようにプ
リズム4を配置している。
一端面に共振器のリアミラーとして動作するコーティン
グ部14を形成し、また非線形光学結晶1の他端面に共
振器のフロントミラーとして動作するコーティング部1
5を形成し、該コーティング部15と対峙するようにプ
リズム4を配置している。
【0058】上記の非線形光学結晶1は結晶マウント9
に取り付けられている。
に取り付けられている。
【0059】上述した構成を有する光パラメトリック発
振器において、光パラメトリック発振を行う際には、コ
ーティング部14に対し励起光5を入射させる。
振器において、光パラメトリック発振を行う際には、コ
ーティング部14に対し励起光5を入射させる。
【0060】励起光5はコーティング部14を透過して
非線形光学結晶1に入射し、該非線形光学結晶1の内部
において、前記の式(1)に基づき前記の励起光5とは
異なる波長を有するシグナル光6とアイドラ光7とが発
生する。
非線形光学結晶1に入射し、該非線形光学結晶1の内部
において、前記の式(1)に基づき前記の励起光5とは
異なる波長を有するシグナル光6とアイドラ光7とが発
生する。
【0061】シグナル光6はコーティング部15とコー
ティング部14との間を往復する過程で増幅され、非線
形光学結晶1により発生し且つ共振器を構成するコーテ
ィング部15とコーティング部14とにより共振増幅さ
れたシグナル光6と、該シグナル光6とともに発生した
アイドラ光7と、シグナル光6並びにアイドラ光7に変
換されなかった残りの励起光5とがコーティング部15
より出力され、これらシグナル光6、アイドラ光7、励
起光5はプリズム4により分離される。
ティング部14との間を往復する過程で増幅され、非線
形光学結晶1により発生し且つ共振器を構成するコーテ
ィング部15とコーティング部14とにより共振増幅さ
れたシグナル光6と、該シグナル光6とともに発生した
アイドラ光7と、シグナル光6並びにアイドラ光7に変
換されなかった残りの励起光5とがコーティング部15
より出力され、これらシグナル光6、アイドラ光7、励
起光5はプリズム4により分離される。
【0062】本実施例においては、それぞれ共振器のリ
アミラー、フロントミラーとして動作するコーティング
部14,15が非線形光学結晶1の端面に設けられてい
るので、コーティング部14,15の間隔、すなわち共
振器長Lを更に短縮化することができ、従ってシグナル
光6のラウンドトリップ数を更に増大させて該シグナル
光6を高効率で発振させることが可能となる。
アミラー、フロントミラーとして動作するコーティング
部14,15が非線形光学結晶1の端面に設けられてい
るので、コーティング部14,15の間隔、すなわち共
振器長Lを更に短縮化することができ、従ってシグナル
光6のラウンドトリップ数を更に増大させて該シグナル
光6を高効率で発振させることが可能となる。
【0063】上述した本実施例の光パラメトリック発振
器は、温度同調方式の波長可変型、温度同調方式の波長
固定型、角度同調方式の波長固定型、励起波長同調方式
の波長可変型、励起波長同調方式の波長固定型のいずれ
にも適用することができる。
器は、温度同調方式の波長可変型、温度同調方式の波長
固定型、角度同調方式の波長固定型、励起波長同調方式
の波長可変型、励起波長同調方式の波長固定型のいずれ
にも適用することができる。
【0064】また、コーティング部14,15により構
成される共振器にシグナル光6のみを共振増幅する特性
を具備させているが、コーティング部14,15により
構成される共振器の分光特性を、アイドラ光7のみを共
振増幅させる特性を具備させるようにすること、あるい
は、シグナル光6、アイドラ光7の双方を共振増幅させ
る特性を具備させるようにすることも可能である。
成される共振器にシグナル光6のみを共振増幅する特性
を具備させているが、コーティング部14,15により
構成される共振器の分光特性を、アイドラ光7のみを共
振増幅させる特性を具備させるようにすること、あるい
は、シグナル光6、アイドラ光7の双方を共振増幅させ
る特性を具備させるようにすることも可能である。
【0065】図7は本発明の光パラメトリック発振器を
用いた癌治療装置の第1の実施例を示すもので、本実施
例における光パラメトリック発振器は、図1並びに図2
に示すものと略同一構成を有し、非線形光学結晶1にB
BO結晶を用いている。
用いた癌治療装置の第1の実施例を示すもので、本実施
例における光パラメトリック発振器は、図1並びに図2
に示すものと略同一構成を有し、非線形光学結晶1にB
BO結晶を用いている。
【0066】16は波長355nmのYAGレーザ第3
高調波を発生するYAGレーザ発生装置であり、該YA
Gレーザ発生装置16より発生される波長355nmの
YAGレーザ第3高調波は、励起光5として非線形光学
結晶1のコーティング部14に入射するようになってい
る。
高調波を発生するYAGレーザ発生装置であり、該YA
Gレーザ発生装置16より発生される波長355nmの
YAGレーザ第3高調波は、励起光5として非線形光学
結晶1のコーティング部14に入射するようになってい
る。
【0067】尚、前記のYAGレーザ発生装置16は、
第2、第3高調波発生器を内蔵している。
第2、第3高調波発生器を内蔵している。
【0068】17はファイバースコープであり、該ファ
イバースコープ17は照射用光ファイバー18を内装し
ており、該照射用光ファイバー18は、プリズム4によ
って分離されたシグナル光6を癌病巣部19に対し照射
し得るようになっている。
イバースコープ17は照射用光ファイバー18を内装し
ており、該照射用光ファイバー18は、プリズム4によ
って分離されたシグナル光6を癌病巣部19に対し照射
し得るようになっている。
【0069】上述した構成を有する光パラメトリック発
振器を用いた癌治療装置により癌治療を行う際には、波
長355nmの励起光に対し波長630nmのシグナル
光6が発生するように非線形光学結晶1の角度等を適宜
調整しておく。
振器を用いた癌治療装置により癌治療を行う際には、波
長355nmの励起光に対し波長630nmのシグナル
光6が発生するように非線形光学結晶1の角度等を適宜
調整しておく。
【0070】また、癌組織に対して親和性を有するヘマ
トポルフィリン誘導体(HPD)を癌病巣部19に予め
吸収、集積させておく。
トポルフィリン誘導体(HPD)を癌病巣部19に予め
吸収、集積させておく。
【0071】上記ヘマトポルフィリン誘導体は、癌組織
に対しては特異的に集積されるが、正常な生体組織から
は短時間で排出される。
に対しては特異的に集積されるが、正常な生体組織から
は短時間で排出される。
【0072】このヘマトポルフィリン誘導体を集積した
癌病巣部19に波長630nmのレーザ光を照射する
と、ヘマトポルフィリン誘導体を集積した癌組織はレー
ザ光によって破壊され、一方、ヘマトポルフィリン誘導
体を既に排出している正常な生体組織はレーザ光の影響
を受けない。
癌病巣部19に波長630nmのレーザ光を照射する
と、ヘマトポルフィリン誘導体を集積した癌組織はレー
ザ光によって破壊され、一方、ヘマトポルフィリン誘導
体を既に排出している正常な生体組織はレーザ光の影響
を受けない。
【0073】癌病巣部19にヘマトポルフィリン誘導体
が集積されたならば、ファイバースコープ17の先端部
を癌病巣部19に対峙させる。
が集積されたならば、ファイバースコープ17の先端部
を癌病巣部19に対峙させる。
【0074】この状態で、YAGレーザ発生装置16か
ら波長355nmのYAGレーザ第3高調波を励起光5
として非線形光学結晶1のコーティング部14に入射さ
せると、非線形光学結晶1の内部において波長355n
mのYAGレーザ第3高調波から、前記の式(1)に基
づいて前記の波長630nmのシグナル光6と波長81
3nmのアイドラ光7とが発生する。
ら波長355nmのYAGレーザ第3高調波を励起光5
として非線形光学結晶1のコーティング部14に入射さ
せると、非線形光学結晶1の内部において波長355n
mのYAGレーザ第3高調波から、前記の式(1)に基
づいて前記の波長630nmのシグナル光6と波長81
3nmのアイドラ光7とが発生する。
【0075】共振器を構成するフロントミラー2とコー
ティング部14とにより共振増幅されたシグナル光6
は、フロントミラー2、プリズム4、照射用光ファイバ
ー18を経て癌病巣部19に照射され、波長630nm
のシグナル光6によってヘマトポルフィリン誘導体が集
積した癌組織が破壊される。
ティング部14とにより共振増幅されたシグナル光6
は、フロントミラー2、プリズム4、照射用光ファイバ
ー18を経て癌病巣部19に照射され、波長630nm
のシグナル光6によってヘマトポルフィリン誘導体が集
積した癌組織が破壊される。
【0076】本実施例においては、先に述べたように光
パラメトリック発振器の共振器長Lを短縮化することが
でき、シグナル光6を高効率で発振させることができる
ので、癌治療を効果的に行うことが可能になる。
パラメトリック発振器の共振器長Lを短縮化することが
でき、シグナル光6を高効率で発振させることができる
ので、癌治療を効果的に行うことが可能になる。
【0077】図8は本発明の光パラメトリック発振器を
用いた癌治療装置の第2の実施例を示すもので、本実施
例における光パラメトリック発振器は、図3並びに図4
に示すものと略同一構成を有し、また、その他構成は図
7に示す癌治療装置に準じている。
用いた癌治療装置の第2の実施例を示すもので、本実施
例における光パラメトリック発振器は、図3並びに図4
に示すものと略同一構成を有し、また、その他構成は図
7に示す癌治療装置に準じている。
【0078】本実施例においては、YAGレーザ発生装
置16より発生される波長355nmのYAGレーザ第
3高調波は、励起光5としてリアミラー3に入射するよ
うになっている。
置16より発生される波長355nmのYAGレーザ第
3高調波は、励起光5としてリアミラー3に入射するよ
うになっている。
【0079】上述した構成を有する光パラメトリック発
振器を用いた癌治療装置により癌治療を行う際には、波
長630nmのシグナル光6が発生するように非線形光
学結晶1の角度等を適宜調整し、また、ヘマトポルフィ
リン誘導体を癌病巣部19に予め吸収、集積させ、ファ
イバースコープ17の先端部を癌病巣部19に対峙させ
る。
振器を用いた癌治療装置により癌治療を行う際には、波
長630nmのシグナル光6が発生するように非線形光
学結晶1の角度等を適宜調整し、また、ヘマトポルフィ
リン誘導体を癌病巣部19に予め吸収、集積させ、ファ
イバースコープ17の先端部を癌病巣部19に対峙させ
る。
【0080】YAGレーザ発生装置16から波長355
nmのYAGレーザ第3高調波を励起光5としてリアミ
ラー3に入射させると、非線形光学結晶1の内部におい
て、波長355nmのYAGレーザ第3高調波から、前
記の式(1)に基づいて前記の波長630nmのシグナ
ル光6と波長813nmのアイドラ光7とが発生する。
nmのYAGレーザ第3高調波を励起光5としてリアミ
ラー3に入射させると、非線形光学結晶1の内部におい
て、波長355nmのYAGレーザ第3高調波から、前
記の式(1)に基づいて前記の波長630nmのシグナ
ル光6と波長813nmのアイドラ光7とが発生する。
【0081】共振器を構成するコーティング部15とリ
アミラー3とにより共振増幅されたシグナル光6は、コ
ーティング部15、プリズム4、照射用光ファイバー1
8を経て癌病巣部19に照射され、波長630nmのシ
グナル光6によってヘマトポルフィリン誘導体が集積し
た癌組織が破壊される。
アミラー3とにより共振増幅されたシグナル光6は、コ
ーティング部15、プリズム4、照射用光ファイバー1
8を経て癌病巣部19に照射され、波長630nmのシ
グナル光6によってヘマトポルフィリン誘導体が集積し
た癌組織が破壊される。
【0082】本実施例においては、先に述べたように光
パラメトリック発振器の共振器長Lを短縮化することが
でき、シグナル光6を高効率で発振させることができる
ので、癌治療を効果的に行うことが可能になる。
パラメトリック発振器の共振器長Lを短縮化することが
でき、シグナル光6を高効率で発振させることができる
ので、癌治療を効果的に行うことが可能になる。
【0083】図9は本発明の光パラメトリック発振器を
用いた癌治療装置の第3の実施例を示すもので、本実施
例における光パラメトリック発振器は、図5並びに図6
に示すものと略同一構成を有し、また、その他構成は図
7並びに図8に示す癌治療装置に準じている。
用いた癌治療装置の第3の実施例を示すもので、本実施
例における光パラメトリック発振器は、図5並びに図6
に示すものと略同一構成を有し、また、その他構成は図
7並びに図8に示す癌治療装置に準じている。
【0084】本実施例においては、YAGレーザ発生装
置16より発生される波長355nmのYAGレーザ第
3高調波は、励起光5としてコーティング部14に入射
するようになっている。
置16より発生される波長355nmのYAGレーザ第
3高調波は、励起光5としてコーティング部14に入射
するようになっている。
【0085】上述した構成を有する光パラメトリック発
振器を用いた癌治療装置により癌治療を行う際には、波
長630nmのシグナル光6が発生するように非線形光
学結晶1の角度等を適宜調整し、また、ヘマトポルフィ
リン誘導体を癌病巣部19に予め吸収、集積させ、ファ
イバースコープ17の先端部を癌病巣部19に対峙させ
る。
振器を用いた癌治療装置により癌治療を行う際には、波
長630nmのシグナル光6が発生するように非線形光
学結晶1の角度等を適宜調整し、また、ヘマトポルフィ
リン誘導体を癌病巣部19に予め吸収、集積させ、ファ
イバースコープ17の先端部を癌病巣部19に対峙させ
る。
【0086】YAGレーザ発生装置16から波長355
nmのYAGレーザ第3高調波を励起光5としてコーテ
ィング部14に入射させると、非線形光学結晶1の内部
において、波長355nmのYAGレーザ第3高調波か
ら、前記の式(1)に基づいて前記の波長630nmの
シグナル光6と波長813nmのアイドラ光7とが発生
する。
nmのYAGレーザ第3高調波を励起光5としてコーテ
ィング部14に入射させると、非線形光学結晶1の内部
において、波長355nmのYAGレーザ第3高調波か
ら、前記の式(1)に基づいて前記の波長630nmの
シグナル光6と波長813nmのアイドラ光7とが発生
する。
【0087】共振器を構成するコーティング部15とコ
ーティング部14とにより共振増幅されたシグナル光6
は、コーティング部15、プリズム4、照射用光ファイ
バー18を経て癌病巣部19に照射され、波長630n
mのシグナル光6によってヘマトポルフィリン誘導体が
集積した癌組織が破壊される。
ーティング部14とにより共振増幅されたシグナル光6
は、コーティング部15、プリズム4、照射用光ファイ
バー18を経て癌病巣部19に照射され、波長630n
mのシグナル光6によってヘマトポルフィリン誘導体が
集積した癌組織が破壊される。
【0088】本実施例においては、先に述べたように光
パラメトリック発振器の共振器長Lを更に短縮化するこ
とができ、シグナル光6を高効率で発振させることがで
きるので、癌治療をより効果的に行うことが可能にな
る。
パラメトリック発振器の共振器長Lを更に短縮化するこ
とができ、シグナル光6を高効率で発振させることがで
きるので、癌治療をより効果的に行うことが可能にな
る。
【0089】なお、本発明の光パラメトリック発振器及
び該光パラメトリック発振器を用いた癌治療装置は、上
述した実施例のみに限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
び該光パラメトリック発振器を用いた癌治療装置は、上
述した実施例のみに限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
【0090】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の光パラメト
リック発振器及び該光パラメトリック発振器を用いた癌
治療装置によれば、下記のような種々の優れた効果を奏
し得る。
リック発振器及び該光パラメトリック発振器を用いた癌
治療装置によれば、下記のような種々の優れた効果を奏
し得る。
【0091】(1)本発明の請求項1に記載した光パラ
メトリック発振器においては、非線形光学結晶の一端面
に共振器のフロントミラー、またはリアミラーとして動
作するコーティング部を形成させているので共振器長を
短縮化することができ、従ってシグナル光あるいはアイ
ドラ光のラウンドトリップ数を増大させてシグナル光あ
るいはアイドラ光を高効率で発振させることが可能とな
る。このとき共振器内の非線形光学結晶の一端面の反射
損失に相当するロスがなくなることも、発振の高効率化
に寄与することになる。
メトリック発振器においては、非線形光学結晶の一端面
に共振器のフロントミラー、またはリアミラーとして動
作するコーティング部を形成させているので共振器長を
短縮化することができ、従ってシグナル光あるいはアイ
ドラ光のラウンドトリップ数を増大させてシグナル光あ
るいはアイドラ光を高効率で発振させることが可能とな
る。このとき共振器内の非線形光学結晶の一端面の反射
損失に相当するロスがなくなることも、発振の高効率化
に寄与することになる。
【0092】(2)本発明の請求項2に記載した光パラ
メトリック発振器においては、非線形光学結晶の両端面
にそれぞれ共振器のリアミラー、フロントミラーとして
動作するコーティング部を形成させているので共振器長
を更に短縮化することができ、従ってシグナル光あるい
はアイドラ光のラウンドトリップ数を更に増大させてシ
グナル光あるいはアイドラ光を高効率で発振させること
が可能となる。このとき共振器内の非線形光学結晶の両
端面での反射損失に相当するロスがなくなることも、発
振の更なる高効率化に寄与することになる。
メトリック発振器においては、非線形光学結晶の両端面
にそれぞれ共振器のリアミラー、フロントミラーとして
動作するコーティング部を形成させているので共振器長
を更に短縮化することができ、従ってシグナル光あるい
はアイドラ光のラウンドトリップ数を更に増大させてシ
グナル光あるいはアイドラ光を高効率で発振させること
が可能となる。このとき共振器内の非線形光学結晶の両
端面での反射損失に相当するロスがなくなることも、発
振の更なる高効率化に寄与することになる。
【0093】(3)本発明の請求項3に記載した光パラ
メトリック発振器を用いた癌治療装置においては、共振
器長を短縮化することができ、従ってラウンドトリップ
数を増大させてシグナル光を高効率で発振させることが
できるので、癌治療を効果的に行うことが可能になる。
メトリック発振器を用いた癌治療装置においては、共振
器長を短縮化することができ、従ってラウンドトリップ
数を増大させてシグナル光を高効率で発振させることが
できるので、癌治療を効果的に行うことが可能になる。
【0094】(4)本発明の請求項4に記載した光パラ
メトリック発振器を用いた癌治療装置においては、共振
器長を更に短縮化することができ、従ってラウンドトリ
ップ数を更に増大させてシグナル光を高効率で発振させ
ることができるので、癌治療をより効果的に行うことが
可能になる。
メトリック発振器を用いた癌治療装置においては、共振
器長を更に短縮化することができ、従ってラウンドトリ
ップ数を更に増大させてシグナル光を高効率で発振させ
ることができるので、癌治療をより効果的に行うことが
可能になる。
【図1】本発明の光パラメトリック発振器の第1の実施
例を示す概念図である。
例を示す概念図である。
【図2】本発明の光パラメトリック発振器の第1の実施
例のマウント構造を示す部分切断側面図である。
例のマウント構造を示す部分切断側面図である。
【図3】本発明の光パラメトリック発振器の第2の実施
例を示す概念図である。
例を示す概念図である。
【図4】本発明の光パラメトリック発振器の第2の実施
例のマウント構造を示す部分切断側面図である。
例のマウント構造を示す部分切断側面図である。
【図5】本発明の光パラメトリック発振器の第3の実施
例を示す概念図である。
例を示す概念図である。
【図6】本発明の光パラメトリック発振器の第3の実施
例のマウント構造を示す部分切断側面図である。
例のマウント構造を示す部分切断側面図である。
【図7】本発明の光パラメトリック発振器を用いた癌治
療装置の第1の実施例を示す概念図である。
療装置の第1の実施例を示す概念図である。
【図8】本発明の光パラメトリック発振器を用いた癌治
療装置の第2の実施例を示す概念図である。
療装置の第2の実施例を示す概念図である。
【図9】本発明の光パラメトリック発振器を用いた癌治
療装置の第3の実施例を示す概念図である。
療装置の第3の実施例を示す概念図である。
【図10】従来の光パラメトリック発振器の一例を示す
概念図である。
概念図である。
【図11】従来の光パラメトリック発振器の一例のマウ
ント構造を示す部分切断側面図である。
ント構造を示す部分切断側面図である。
1 非線形光学結晶(BBO結晶) 2 フロントミラー(共振器ミラー) 3 リアミラー(共振器ミラー) 5 励起光(レーザ光)(YAGレーザ第3高調波) 6 シグナル光 7 アイドラ光 14,15 コーティング部 17 ファイバースコープ 19 癌病巣部
Claims (4)
- 【請求項1】 励起光を入射させた際にシグナル光とア
イドラ光を発生する非線形光学結晶と、該非線形光学結
晶の一方の端面に対峙するように配置された光パラメト
リック発振器の共振器を構成する共振器ミラーと、前記
の非線形光学結晶の他方の端面に設けた光パラメトリッ
ク発振器の共振器を構成するコーティング部とを備えて
なることを特徴とする光パラメトリック発振器。 - 【請求項2】 励起光を入射させた際にシグナル光とア
イドラ光を発生する非線形光学結晶と、該非線形光学結
晶の一方の端面に設けた光パラメトリック発振器の共振
器のフロントミラーとして動作するコーティング部と、
前記の非線形光学結晶の他方の端面に設けた光パラメト
リック発振器の共振器のリアミラーとして動作するコー
ティング部とを備えてなることを特徴とする光パラメト
リック発振器。 - 【請求項3】 BBO結晶よりなる非線形光学結晶と、
該非線形光学結晶の一方の端面に対峙するように配置さ
れた光パラメトリック発振器の共振器を構成する共振器
ミラーと、前記の非線形光学結晶の他方の端面に設けた
光パラメトリック発振器の共振器を構成するコーティン
グ部と、該コーティング部あるいは共振器ミラーのいず
れかへ波長355nmのYAGレーザ第3高調波を入射
させるYAGレーザ発生装置と、前記の共振器ミラーあ
るいはコーティング部のいずれかより出射されるレーザ
光を癌病巣部に対し照射し得る光ファイバー及びファイ
バースコープとを備えてなることを特徴とする光パラメ
トリック発振器を用いた癌治療装置。 - 【請求項4】 BBO結晶よりなる非線形光学結晶と、
該非線形光学結晶の両端面にそれぞれ設けた光パラメト
リック発振器の共振器のフロントミラー及びリアミラー
として動作するコーティング部と、両コーティング部の
一方へ波長355nmのYAGレーザ第3高調波を入射
させるYAGレーザ発生装置と、両コーティング部の他
方より出射されるレーザ光を癌病巣部に対し照射し得る
光ファイバー及びファイバースコープとを備えてなるこ
とを特徴とする光パラメトリック発振器を用いた癌治療
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5143879A JPH075511A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 光パラメトリック発振器及び該光パラメトリック発振器を用いた癌治療装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5143879A JPH075511A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 光パラメトリック発振器及び該光パラメトリック発振器を用いた癌治療装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH075511A true JPH075511A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15349145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5143879A Pending JPH075511A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 光パラメトリック発振器及び該光パラメトリック発振器を用いた癌治療装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075511A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002535698A (ja) * | 1999-01-15 | 2002-10-22 | グレゴリー・エス・ハーマン | コヒーレントなテラヘルツ波源を提供するための方法及び装置 |
JP2010204507A (ja) * | 2009-03-05 | 2010-09-16 | Nippon Signal Co Ltd:The | 光パラメトリック発振器 |
JP2012049425A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Nippon Signal Co Ltd:The | 固体レーザー |
WO2018038287A1 (ko) * | 2016-08-24 | 2018-03-01 | 사단법인 원텍 단국 의광학 연구센터 | 파장가변 레이저 장치를 이용한 지방융해 장치 |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP5143879A patent/JPH075511A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002535698A (ja) * | 1999-01-15 | 2002-10-22 | グレゴリー・エス・ハーマン | コヒーレントなテラヘルツ波源を提供するための方法及び装置 |
JP4756741B2 (ja) * | 1999-01-15 | 2011-08-24 | グレゴリー・エス・ハーマン | 電磁波生成方法及び装置、並びに中心波長決定方法 |
JP2010204507A (ja) * | 2009-03-05 | 2010-09-16 | Nippon Signal Co Ltd:The | 光パラメトリック発振器 |
JP2012049425A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Nippon Signal Co Ltd:The | 固体レーザー |
WO2018038287A1 (ko) * | 2016-08-24 | 2018-03-01 | 사단법인 원텍 단국 의광학 연구센터 | 파장가변 레이저 장치를 이용한 지방융해 장치 |
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