JP2012044913A - 葉菜収穫機 - Google Patents

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準一 西沢
Hidenobu Nishizawa
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Abstract

【課題】刈刃で切断した葉菜の葉部をブラシロールでコンベアベルト前端部上に載せ上げて収穫するようにした葉菜収穫機において、刈刃の高さを維持するための接地部材に加わる荷重を極力小さくすることで、該接地部材が土壌中に沈み込みにくくする。
【解決手段】走行装置1と、走行装置1に固定されている固定支持体6と、葉菜Yの茎部Ybを切断して後方に搬送できる刈取・搬送ユニット2と、切断直後の葉部をコンベアベルト前端部41a上に載せ上げるブラシロール51とを備え、刈取・搬送ユニットの前部側が自重で下動するように設置し、刈取・搬送ユニット2の前部寄り位置に接地部材71を設けた葉菜収穫機において、ブラシロール51は、左右の各支持アーム52を介して固定支持体6の適所に支持させていることにより、刈取・搬送ユニット前部下面の接地部材71に加わる荷重を軽減し得るようにしている。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、ホウレン草のような葉菜を収穫するためのものであって、特に葉菜の葉部のみを収穫するようにした葉菜収穫機に関するものである。
従来からホウレン草の収穫作業は、主として手作業で1本ずつ根部を引き抜いて収穫していたが、このような手作業による収穫作業では、長時間不自然な姿勢(中腰や足を屈めた姿勢)が続き、身体的に苛酷な作業となるとともに、作業能率が非常に悪かった。
他方、従来から、例えば特開平9−308353号公報(特許文献1)に開示されるような葉菜収穫機が知られているが、この公知の葉菜収穫機は、自走式であって根切り刃により葉菜の根を1株ごと切断し、その根切り葉菜を圃場から引き抜いて搬送・収集し得るようにしたものである。
ところが、この公知の葉菜収穫機では、収穫機を自走させながら葉菜を収穫できる(身体の疲労度が少ない)ものの、根切り刃(地中の表層部分に潜って根を切断する)が葉菜の根を1株ずつしか切断できず、従って収穫能率が悪いものであった。又、根きり刃は、地中を進行するので、比較的短期間で切れにくくなり、刃物の耐久性が悪いという問題もあった。
ところで、ホウレン草のような葉菜は、葉部を食用にするものであり、特に加工用に使用する場合は葉部のみを収穫すればよい。その場合は、圃場面から露出している茎部(葉部の付け根部分)を切断して(各葉部がバラバラになる)、その各葉部のみを収穫すればよい。
このように、葉菜の葉部のみを収穫し得るようにした葉菜収穫機として、本件出願人は特願2009−114124号(特許文献2)のものを既に特許出願している。
この既出願(特許文献2)の葉菜収穫機は、図8〜図10に示すように、走行装置1上に左右の各支柱61,61と左右の各側板22,22を有し、該各側板22,22の前端位置に圃場面(畝上面)Aaから僅かに離間した位置において圃場(畝)Aに栽培している葉菜Yの茎部Ybを切断する刈刃31を設け、該各側板22,22間に刈刃31で切断した各葉部Yaを乗せて後方側へ搬送するコンベアベルト41を設け、該コンベアベルト41の前端部に刈刃31で切断した直後の各葉部Yaをコンベアベルト前端部上に載せ上げる葉部載せ上げ用のブラシロール51を設けている。
この既出願の葉菜収穫機では、左右の側板22,22と刈取装置となる刈刃31と搬送装置となるコンベアベルト41と載せ上げ装置となるブラシロール51とで収穫ユニットUを構成している。この収穫ユニットUは、その重心より後側において左右の支柱61,61に対して左右向きの軸24で上下揺動自在に枢支していて、該収穫ユニットUの前側が自重で下動するように設置している。
ブラシロール51は、左右の支持アーム152,152の先端部に取付けられている。各支持アーム152,152は、その各基端部が左右の側板22,22に軸153で枢支されている一方、各支持アームの中間部が支えフレーム154で側板22に支持されている。従って、ブラシロール51、支持アーム152、支えフレーム154等の重量は全て側板22に加わっており、且つブラシロール51が側板22の前端部上方にあるので、該ブラシロール51の荷重により収穫ユニットUの前部側に対する下動力が大きくなっている。
左右各側板22,22の前部寄り位置には、収穫ユニットUの刈刃31の高さを畝Aの上面Aaから所定高さだけ離間した位置に位置決めするための高さ調節装置7が設けられている。
図8〜図10の葉菜収穫機に使用されている高さ調節装置7は、両側板22,22の前部寄り下面において左右向きに設置された所定長さを有する接地ローラ71と、該接地ローラ71を高さ調節するための操作装置75とを有している。
接地ローラ71は、前後に揺動可能なアーム72の先端部に取付けられている。操作装置75は、ハンドル78によってスライド部77を前後に移動させることで、アーム72を前後に揺動させ、そのアーム72の前後揺動によって両側板22,22の先端部(刈刃31)の高さを調節し得るようになっている。即ち、図8に示すようにアーム72が前方側に最大倒伏している状態では刈刃31が圃場面Aaに近接した位置まで下動し、該アーム72が鉛直姿勢まで立ち起こされた姿勢のときに刈刃31が最大高さ位置に位置するようになる。
尚、収穫すべき葉菜Yがホウレン草の場合は、葉部Yaをバラバラにするために茎部Yb(葉部の付け根部分)を切断する関係で、刈刃31の高さを圃場面(畝上面)Aaから僅かに(例えば1〜2cm程度)離間する程度に設定するが、収穫すべき葉菜の種類によっては高い位置で切断するものもあり、その場合は高さ調節装置7によって刈刃31を所定高さまで高くする。又、図8〜図10の使用例では、畝Aのある圃場で使用する場合を示しているが、この種の葉菜(ホウレン草)は平地栽培する場合もあり、その場合は接地ローラ71が平地面に接触するまで収穫ユニットUの前部側が下動するので(側板22の傾斜が大きくなって刈刃31が地面に接触するので)、高さ調節装置7を操作して刈刃31の高さを調節する。
そして、図8〜図10に示す葉菜収穫機では、刈刃31の高さを高さ調節装置7により圃場A上に栽培している葉菜Yの切断高さ(茎部Ybの近傍高さ)に合わせた状態で、収穫ユニットU(刈刃31とコンベアベルト41とブラシロール51)を作動させながら走行装置1(左右のクローラ11,11)により前進させると、刈刃31で畝幅方向に位置する複数株の葉菜Y,Y・・の各茎部Ybを同時に切断し、その切断した直後の各葉部Ya(バラバラになっている)をブラシロール51でコンベアベルト41の前端部上に載せ上げて、該各葉部Yaをコンベアベルト41により後方に搬送することができる(各葉部Yaをコンベアベルト41の終端部から順次収集容器18内に収容できる)。従って、この既出願(図8〜図10)の葉菜収穫機を使用すると、圃場に栽培している葉菜を軽作業で且つ効率よく収穫できる。
ところで、この葉菜収穫機では、設計上、側板22のかなり後方寄り位置を軸24で枢支しており、且つブラシロール51が側板22の前端部上方に位置している関係で、収穫ユニットUの前部側に大きな下方付勢力が働いている。即ち、この既出願の葉菜収穫機では、収穫ユニットU部分の重量が約85Kgあって、接地ローラ71に対して常時50〜60Kg程度の荷重がかかっている(該接地ローラ71が圃場面に対してかなりの圧接力で接地している)。
他方、圃場面の土壌の固さは、含水量や土質によって変化するが、このような土壌の固さ変化は進行方向の部分的場所に発生することがある。そして、圃場面に土壌が非常に軟らかい場所があると、そこに接地ローラ71が乗り上げたときに収穫ユニットUの前部側の荷重で該接地ローラ71が圃場面Aaから沈下することがある。尚、接地ローラ71の沈下深さは、圃場面の土壌の固さに応じて刻々変化していく。
特開平9−308353号公報 特願2009−114124号
図8〜図10に示す既出願の葉菜収穫機で収穫作業を行う際には、スタート位置において高さ調節装置7により刈刃31による葉菜刈取り高さを所望高さに設定しておく。従って、接地ローラ71の下面(接地面)から刈刃31までの高さが一定の状態で刈取り作業が行われる。
ところで、上述したように、圃場面Aaの土壌が部分的に軟らかい場所があると、その軟らかい場所に接地ローラ71が乗り上げたときに、収穫ユニットUの前部側に大きな荷重が加わっている関係で、該接地ローラ71が圃場面Aaから沈下することがある。
このように、接地ローラ71が部分的場所(軟らかい場所)で圃場面Aaから沈下すると、その分、収穫ユニットUの前部側が軸24を中心にして下動し、それに連動して刈刃31も下動してしまう。すると、刈刃31が下動した分、該刈刃31による葉菜切断位置が当初の設定高さより低くなってしまい、刈刃31で刈取られる葉菜Yが一株にまとまった状態で切断されてしまうことになる。
従って、この場合は、この葉菜収穫機の本来の機能である各葉部Yaをバラバラに切断して収穫するという機能を達成できず、収穫後に各葉部Yaをバラバラに分離する作業が必要になる(手間がかかる)という問題が生じる。
又、接地ローラ71が圃場面からかなり深く(例えば2cm以上)沈下した場合には、刈刃31が圃場表面の土壌中を進行するようになり、刈刃31の摩耗が速くなるとともに、上下の刈刃間に砂が噛み込んで故障の原因になるという問題も生じる。
そこで、本願発明は、上記の葉菜収穫機において、収穫ユニット全体の重量を軽くすることなしに(設計上、機能を低下させることなしに)該収穫ユニットの前部側に加わる荷重を軽減して、軟弱土壌であっても接地部材(接地ローラ)の沈下を可及的に小さくし得るようにすることを目的としてなされたものである。
本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。尚、本願発明は、圃場で栽培している葉菜(例えばホウレン草)を茎部で切断して各葉部をバラバラにした状態で収穫するのに適した葉菜収穫機を対象にしている。
[本願請求項1の発明]
本願請求項1の発明の葉菜収穫機は、走行装置と、該走行装置に固定されていて左右の各支柱を有した固定支持体と、該固定支持体の各支柱間に設置されていて左右の各側板と該各側板の前端位置において圃場に栽培している左右複数株の葉菜の各茎部を同時に切断し得る所定長さをもつ刈刃と該刈刃で切断した各葉部を乗せて後方側に搬送するコンベアベルトとを有した刈取・搬送ユニットと、コンベアベルトの前端部に刈刃で切断した直後の各葉部をコンベアベルト前端部上に載せる葉部載せ上げ用のブラシロールとを備えている。
又、この請求項1の葉菜収穫機では、前記刈取・搬送ユニットは、その重心より後側において各支柱に対して左右向きの軸で枢支して該軸を中心にして刈取・搬送ユニットの前側が自重で下動するように設置し、刈取・搬送ユニットの前部寄り位置に、圃場面に接地して刈刃を圃場面から所定高さ位置で保持する接地部材を設け、ブラシロールは、その回転中心軸の左右各端部を左右の各支持アームを介して前記固定支持体の適所に支持させている。
尚、以下に例示する各寸法は、本願の葉菜収穫機を理解し易くするためのものであって、それぞれ特に限定するものではなく、要件を満たす範囲で自由に設計変更できるものである。
本願の葉菜収穫機は、走行装置により自走できるものであるが、走行装置の駆動源としてはモータやエンジンが使用できる。又、走行部には車輪やクローラ(それぞれ左右一対ある)が使用できる。左右の走行部(車輪やクローラ)の間隔は、畝(ホウレン草栽培用の畝幅は90〜110cm程度のものが多い)を跨ぎ得る程度(例えば120〜140cm)のものであり、各走行部が畝の左右にある各溝を走行できるようになっている。尚、この走行装置による収穫作業時の走行スピードは、低速から例えば60m/分程度までの範囲で自由に調整できる(中でも20m〜40m/分程度の走行スピードが安定状態で運転できる)。
走行装置に固定している固定支持体は、前記刈取・搬送ユニットや前記ブラシロール等を支持するもので、走行装置に対して変位しないものである。この固定支持体には、左右の各支柱と、ブラシロールの支持アームを支持するアーム支持体とを有している。尚、この固定支持体の適所(例えば一方の支柱の上部寄り位置)には、操舵用のハンドルを取付けるとよい。
刈取・搬送ユニットは、左右に所定間隔をもたせて配置された2つの側板と、該両側板の前端位置の下面側に設けた刈刃と、両側板間に設置されていて刈刃で切断した各葉部を乗せて後方側に搬送するコンベアベルトとを有している。
各側板は、細幅の板状で前後にかなりの長さ(例えば120〜130cm程度)を有している。この両側板は、左右に所定間隔(例えば110〜130cm程度)を隔てた状態で、その前後中間位置よりかなり後方位置を左右の支柱に横向きの軸で枢支している。
刈刃としては、それぞれ突起状刃先を左右に多数配置した上刃と下刃とを有するものが使用できる。又、この刈刃は、畝幅(90〜110cm程度)と同程度かそれよりやや長い左右長さのものを採用するとよい。そして、この刈刃は、モータによって上刃と下刃を相互に左右逆方向に振動させることで葉菜の茎部を剪断し得るようになっている。
コンベアベルトは、畝幅よりやや広幅のものが好適である。例えば畝幅が90〜110cm程度であればコンベアベルトの幅を100〜120cm程度にするとよい。又、このコンベアベルトは、前低後高の傾斜姿勢で設置されるが、コンベアベルト前端部は刈刃の先端より僅かに(例えば2〜3cm程度)後退した位置で且つ該刈刃に可及的に近接する位置まで降下させておくとよい(切断した葉部がコンベアベルト前端部上に乗り上げ易くなる)。このコンベアベルトは、モータにより上面側が後方に走行するように駆動される。コンベアベルトの搬送スピードは、収穫機の走行スピードよりやや速い程度(例えば5〜10%速い程度)で駆動される。尚、コンベアベルトの後端部の下方には、葉菜収集用の容器が設置される。
刈取・搬送ユニットは、その重心より後方位置を左右の支柱に対して左右向きの軸で枢支していることにより、該左右向きの軸を中心にして刈取・搬送ユニットの前部側が自重で下動するように設置している。尚、以下の説明では、前記左右向きの軸を上下揺動軸ということがある。
左右の側板の前部寄り下面には、刈取・搬送ユニットの前端部下面にある刈刃の高さを葉菜切断高さ(圃場面より若干高位置)に維持させるための接地部材を設けているが、この接地部材は刈刃の後側近傍位置に接地している。この接地部材としては、例えば左右に所定長さ(例えば60〜90cm程度)を有する一本の長尺ローラや、左右に間隔をもった2つの短小ローラを共通軸で連結したもの等が使用できる。尚、刈刃の高さは、接地部材を含む高さ調節装置(後述の実施例のものを参照)により調整し得るようにしたものが好ましい。
刈刃で切断した葉菜の葉部は、ブラシロールでコンベアベルトの前端部上に載せ上げるようにしているが、このブラシロールは比較的大径(例えば外径が40〜50cm程度)でコンベアベルト幅とほぼ同長さ(100〜120cm程度)のものが使用される。
このブラシロールに使用されるブラシは、柔軟なもの(葉菜の葉部を載せ上げるときに該葉部を傷つけないもの)がよい。又、このブラシロールは、その最下面がコンベアベルト前端部の上面に適度に近接する(又は接触させてもよい)ように設置されている。そして、このブラシロールは、モータによってブラシロール下面側が後方に移動するように回転せしめられる。ブラシロールの駆動スピードは、その周速度がコンベアベルトの搬送スピードよりやや速い程度に設定される。
このブラシロールは、その回転中心軸の両端部を左右の支持アームの各先端部で支持している一方、該両支持アームの基端側を固定支持体の適所に支持させている。従って、ブラシロール及び両支持アームの重量を固定支持体側で支持し得るようになっている。つまり、ブラシロール及びその支持アームの重量が刈取・搬送ユニット(左右の側板)に加わらない状態で、該ブラシロール及び支持アームを支持できる。尚、この支持アームは、固定支持体に対して高さ調整手段(後述の実施例のハンドル付きネジ棒)により支持アーム前部側を上下揺動可能に支持させるようにすると、ブラシロールの高さを調節できる。
本願発明の葉菜収穫機は次のように使用される。即ち、この葉菜収穫機は、走行装置を刈り取り方向に向けた状態で配置させると、刈取・搬送ユニットの前側が自重で下動することにより接地部材が圃場面に接地して、刈刃が所定の刈り取り高さに維持される。尚、収穫すべき葉菜がホウレン草の場合は、刈刃による刈り取り高さは圃場面から僅かに(例えば1〜2cm程度)離間した位置が適当である。
そして、刈刃とコンベアベルトとブラシロールとをそれぞれ駆動させながら、この収穫機を前進走行させると、刈取・搬送ユニットの前端部にある刈刃で、該刈刃の長さ範囲ににある複数条の各葉菜の茎部を同時に且つ順次連続して切断していく。このとき、刈刃が常に圃場面と平行姿勢で前進するので、各葉菜の茎部をそれぞれ同高さ位置で切断するようになる。
各葉菜の茎部が切断されると各葉部がバラバラに分離する(不安定に状態となる)が、このときコンベアベルトが駆動状態で前進しており且つブラシロールが載せ上げ方向に駆動されていることにより、分離した各葉部が直ちにコンベアベルトの前端部(載せ上げ方向に回転している)に接触するとともにブラシロールでコンベアベルト前端部上に載せ上げられるようになる。従って、切断された各葉部は、そのほとんどがスムーズにコンベアベルト前端部上に載せ上げられ、順次コンベアベルト上を後送されてコンベアベルト後端部からその下方の収集容器内に落下・収容される。尚、切断された各葉部の一部(特に小さい葉)は、コンベアベルト上に乗せられずに圃場に残ることがあるが、その収穫できない残量はごく少量となる。
このように、本願の葉菜収穫機を使用すると、走行装置による走行スピードで畝上の各葉菜(葉部のみ)を刈り取ることができる。又、圃場面に高差(凹凸部)があっても、刈取・搬送ユニットの前側が自重により下動していることにより、接地部材が常に圃場面に接地しているので、刈刃が圃場面から一定の高さ位置に追従するようになり、常に葉菜を所定高さ(葉部の付け根)で切断できる。
ところで、接地部材には、刈取・搬送ユニットの重量バランス(前部側が重い)によって常時下方(圃場面)に押付けられているが、圃場面の土壌が進行方向の部分的箇所に軟かい部分があると、刈取・搬送ユニットの前部側の荷重によって接地部材が圃場面に沈み込むことがある。そして、接地部材が圃場面に沈み込むと、刈刃も下動して該刈刃が下動した分、刈刃による葉菜切断位置が当初の設定高さより低くなってしまい、刈刃で刈取られる葉菜が一株にまとまった状態で切断されてしまうことになる(各葉部をバラバラに切断できなくなる)。又、接地部材が圃場面からかなり深く(例えば2cm以上)沈下した場合には、刈刃が圃場表面の土壌中を進行するようになる(刈刃の摩耗が速くなるとともに、上下の刈刃間に砂が噛み込んで故障の原因になる)。
そこで、本願発明では、ブラシロールをその支持アームを介して走行装置に固定した固定支持体に支持させることによって、ブラシロールの荷重が刈取・搬送ユニットの前部側に加わらないようにしている。従って、本願発明の葉菜収穫機では、図8〜図10に示す既出願の収穫機に比して、刈取・搬送ユニットの前部側に加わる荷重をブラシロールの重量分だけ軽減できる。このことは、圃場面に軟弱部分があっても、接地部材に加わる押し下げ力が小さくなることにより、該接地部材が圃場面に対して沈下する深さが小さくなる(刈刃の上下変動高さが小さくなる)ことを意味する。
[本願請求項2の発明]
本願請求項2の発明は、上記請求項1の葉菜収穫機において、次の構成を付加したものである。
まず、刈取・搬送ユニットを傾動させることにより該刈取・搬送ユニットの前端部の高さを調節し得る高さ調節装置を備えている。
又、ブラシロールの各支持アームは、前後方向の中間部において固定支持体に固定した基側アームと該基側アームに対して上下揺動可能に枢支された先側アームとに2分割している一方、先側アームと刈取・搬送ユニットの側板の前部寄り位置とを連結棒で連結して、刈取・搬送ユニットの前部側の上下動作に連動して連結棒及び先側アームを介してブラシロールが上下動作するようにしている。この連結棒による側板と先側アームとの間隔は、調整部材(後述の実施例のスライダー)で調整し得るようにしている。
さらに、支持アームの基側アームと先側アームとの間には、刈取・搬送ユニットの前端部が所定の下動位置(通常の刈り取り位置)まで下動した作業状態のときに、先側アームが基側アームに対して下方揺動するのを禁止するストッパーを設けている。
ところで、栽培する葉菜の種類によっては、収穫すべき葉部の付け根(切断すべき部分)の高さが異なるものがあるが、高さ調節装置で刈取・搬送ユニットの前端部の高さを調節する(刈刃の高さが変動する)ことによって、葉菜の切断すべき高さを調節できる。
そして、刈取・搬送ユニットの前端部の高さを変動させる(コンベアベルトの先端部の高さも変動する)ときには、コンベアベルトの前端部高さに合わせてブラシロールの高さも変動させる必要があるが、ブラシロールの支持アームを基側アームと先側アームに2分割し、先側アームと刈取・搬送ユニットの側板の前部寄り位置とを連結棒で連結しているので、刈取・搬送ユニットの前部側が上下に変動すると、それに連動してブラシロールも自動的に上下に追従するようになっている。即ち、刈取・搬送ユニットの前端部の上下変動に合わせて、ブラシロールを個別に(別作業で)高さ調節する必要がなくなる。
さらに、収穫作業中(特に畝栽培の葉菜の収穫時)において、走行装置の姿勢が変わることなく接地部材のみが圃場面の隆起部に乗り上げたときには、刈取・搬送ユニットの前部が上に押し上げられるが、そのとき連結棒及び先側アームを介してブラシロールも押し上げられるので、ブラシロール下面がコンベアベルト先端部の上面に接触しない。
又、刈取・搬送ユニットが所定の下動位置にあるときには、基側アームと先側アーム間に設けたストッパーにより、先側アームが基側アームに対して下方揺動するのを禁止するが、そのとき先側アーム及びブラシロールが基側アームを介して固定支持体に支持されているので、ブラシロールの荷重が刈取・搬送ユニットの前部側に加わることがない。尚、刈取・搬送ユニットの前部側が所定の下動位置より上動したときには、ブラシロールと基側アームとの荷重が連結棒を介して刈取・搬送ユニットの側板に加わるが、ブラシロールを上下揺動自在に支持しているアーム長さ(ブラシロールの回動半径)は基側アームの長さであるので、テコの原理によりブラシロールによる下動付勢力は該アーム長さが支持アーム全長(基側アームと先側アームの合計長さ)のものより軽減される。又、この場合、基側アームの支持角度を調整して、該基側アームと先側アームとをストッパーが機能する一直線状に設定すれば、ブラシロールの荷重も先側アーム及び基側アームを介して固定支持体で支持できる。
[本願請求項1の発明の効果]
請求項1の葉菜収穫機には、次のような効果がある。
(1) この葉菜収穫機を使用すると、圃場に栽培されている葉菜(例えばホウレン草)の葉部を作業員が立ったままで収穫でき、手作業による収穫作業に比して疲労度が大幅に軽減できる。
(2) 走行装置による走行スピード(最高で60m/分程度が可能であるが20m/分〜40m/分程度が安定状態で運転できる)で葉菜(葉部)を収穫できるので、収穫時間を飛躍的に短縮できる。
(3) 刈刃は、地上に露出している茎部を切断するようにしているので、一度に左右広幅範囲を刈り取ることができ、1回当たりの進行で広い面積の葉菜(葉部)を収穫できる。
(4) 葉菜の茎部を切断した直後の各葉部はバラバラになっていて不安定な状態であるが、茎部切断直後の各葉部をブラシロールでコンベアベルト前端部上にスムーズに載せ上げることができ、葉部のみを収穫する場合であっても各葉部を効率よく収穫することができる(歩留まりの良好な収穫作業が行える)。
(5) 刈取・搬送ユニットの前側が上下揺動軸を中心にして自重で下動するようになっているので、圃場面に進行方向に高差(凹凸部)があっても、刈刃が圃場面に対して常に一定間隔をもって追従して、各葉菜の茎部切断高さが一定となり(茎部より上の収穫すべき葉部を切断しない)、畝上に残る葉部がほとんどなくなって収量増になる。
(6) 葉菜の各葉部のみを収穫できるので、葉部を加工用(例えば混ぜ物)に使用する場合に、根付き葉菜のように根切り作業が不要になり、後の処理工程が簡単となる。
(7) ブラシロールが支持アームを介して固定支持体に支持されているので、ブラシロールの重量が刈取・搬送ユニットの前部側に加わることがなく、刈取・搬送ユニットの前部寄り下面に設けている接地部材に対する押し下げ力を軽減できる。つまり、圃場面が軟弱土壌であっても接地部材が圃場面に沈み込みにくくなり、葉菜に対する刈り取り高さを均一にすることができるとともに、刈刃が圃場面の土壌に接触しなくなる。
[本願請求項2の発明]
本願請求項2の葉菜収穫機には、上記請求項1の効果に加えて次のような効果がある。
(8) 高さ調節装置で刈取・搬送ユニットの前端部の高さを調節する(刈刃の高さが変動する)ことによって、葉菜の切断すべき高さを調節できるので、切断すべき葉部の付け根の高さが異なるものにも適用できる。
(9) 刈取・搬送ユニットの前端部の高さを変動させると、それに連動して先側アームと刈取・搬送ユニットの側板の前部寄り位置とを連結している連結棒を介してブラシロールも自動的に上下に追従するようになっているので、刈取・搬送ユニットの前端部の上下変動に合わせて、ブラシロールを個別に高さ調節する必要がなくなる(ブラシロールの上下調整作業が不要になる)。
(10) ブラシロールが先側アームと共に上下揺動するものであっても、刈取・搬送ユニットが所定の下動位置にあるときには、ストッパーにより先側アームが基側アームに対して下方揺動するのを禁止しているので、先側アーム及びブラシロールが基側アームを介して固定支持体に支持された状態となり、ブラシロールの荷重が刈取・搬送ユニットの前部側に加わることがない(請求項1の上記(7)の効果を達成できる)。尚、刈取・搬送ユニットの前部側が最下動位置より上動したときには、ブラシロールと基側アームとの荷重が連結棒を介して刈取・搬送ユニットの側板に加わるが、ブラシロールを上下揺動自在に支持しているアーム長さ(ブラシロールの回動半径)は基側アームの長さであるので、テコの原理によりブラシロールによる下動付勢力は該アーム長さが支持アーム全長(基側アームと先側アームの合計長さ)のものより軽減される。又、この場合、基側アームの支持角度を調整して、該基側アームと先側アームとをストッパーが機能する一直線状に設定すれば、ブラシロールの荷重も先側アーム及び基側アームを介して固定支持体で支持できる。
本願実施例の葉菜収穫機の側面図で、平地栽培において切断高さの低い葉菜を収穫する場合の説明図ある。 図1の葉菜収穫機の平面図である。 図1の葉菜収穫機の左側面図である。 図1の葉菜収穫機におけるブラシロール支持部分の拡大斜視図である。 図1の葉菜収穫機で切断高さの高い葉菜を収穫する場合の説明図ある。 図1の葉菜収穫機で畝栽培の葉菜を収穫する場合の説明図ある。 図1の葉菜収穫機を旋回又は路上走行させる場合の説明図である。 本出願人の既出願(特許文献2)にかかる葉菜収穫機の側面図である。 図8の葉菜収穫機の平面図である。 図8の葉菜収穫機の左側面図である。
[実施例]
図1〜図7を参照して本願実施例の葉菜収穫機を説明すると、図1〜図4には平地栽培している葉菜(例えばホウレン草)Yを低位置で切断する場合の使用例を示し、図5には同じく平地栽培している葉菜Yを高位置で切断する場合の使用例を示し、図6には畝栽培している葉菜(ホウレン草)Yを収穫する場合の使用例を示し、図7にはこの収穫機を圃場で旋回又は路上走行させる場合の使用例を示している。
尚、図2に示すように、以下の説明で、前後とはこの葉菜収穫機の進行方向の前後のことであり、左右とは進行方向の前側から見ての左右のことである。又、以下に例示する各寸法は、本願の葉菜収穫機を理解し易くするためのものであって、それぞれ特に限定するものではなく、要件を満たす範囲で自由に設計変更できるものである。
図1〜図4に示す葉菜収穫機は、走行装置1と、該走行装置1に固定された固定支持体6と、該固定支持体6の左右の支柱61,61間に設置されていて刈取装置3及び搬送装置4を有した刈取・搬送ユニット2と、刈取装置3で刈り取った葉菜の葉部Yaを刈取・搬送ユニット2の搬送装置4(コンベアベルト41)上に載せ上げる載せ上げ装置5とを基本構成にしている。
走行装置1は、この葉菜収穫機を自走させるものであり、この実施例では、走行部に左右一対のクローラ11,11を採用している。この左右のクローラ11,11間の間隔は、圃場の畝A(図6)を跨いで両側の畝溝を走行し得るように設定している。尚、ホウレン草栽培用の畝幅は、一般的に90〜110cm程度のものが多く、この実施例では畝幅を100cmとしたもので説明する。その場合(畝幅を100cmとした場合)には、左右のクローラ11,11の内幅間隔を畝幅より例えば30cm程度広い130cm程度に設定するのが適当である。尚、他の実施例では、走行装置1の走行部としてクローラに代えて前後・左右の車輪(4輪)を使用することができる。
走行装置1に固定された固定支持体6は、左右の支柱61,61と、各支柱61,61のそれぞれ外側に設置された動力伝達部材14のカバー体(左右に一対ある)62,62と、該各カバー体62,62に固定されたブラシロール51の支持アーム52(後述する)を支持するためのアーム支持体63とを有している。
左右の各支柱61,61は、畝幅よりやや広い間隔(畝幅を100cmとした場合には120〜125cm程度)をもって配置されている。各支柱61,61の下端部は、それぞれクローラ11,11の駆動輪11a,11aの各軸12,12で支持されている。尚、この実施例では、各支柱61,61は、図1に示すようにやや前傾姿勢で設置している。
この葉菜収穫機には、各種駆動源(モータ)の電源となるバッテリー10が搭載されている。又、この葉菜収穫機の後部には、収集容器18を載置するための置き台17が設けられている。さらに、この葉菜収穫機の右側後部には、操舵用のハンドル9が取付けられている。尚、バッテリー10、置き台17、及びハンドル9は、それぞれ支柱61に取付けられている。
右側の支柱61の上部には、走行装置1の動力源となるモータ13が設置されている。このモータ13からの動力は、各プーリ(又はスプロケット)や各ベルト(又はチエン)等からなる動力伝達部材14を介して各クローラ11,11の駆動輪11a,11aを駆動するようになっている。この走行装置1による収穫作業時の走行スピードは、低速から例えば60m/分程度までの範囲で自由に調整できる(中でも20m/分〜40m/分程度の走行スピードが安定状態で運転できる)。尚、他の実施例では、走行装置1の駆動源てしてエンジンを使用することもできる。
各クローラ11,11のそれぞれ外側には、動力伝達部材14の一部をカバーするカバー体62,62が各支柱61,61と平行姿勢で設けられている。この各カバー体62,62は、両支柱61,61の補強部材としての機能も有している。
各カバー体62,62の外面には、後述するブラシロール51の各支持アーム52,52を取付けるためのアーム支持体63が取付けられている。このアーム支持体63は、各カバー体62,62から前方に向けて突出させた左右の腕板64,64と、該各腕板64,64から上方に立上げた門型パイプ65とを有している。そして、このアーム支持体63は、走行装置1に対して姿勢が変更不能な状態で取付けられている。
刈取・搬送ユニット2は、左右の側板22,22と、葉菜Yを刈り取る刈取装置3と、刈り取った葉部Yaを後方に搬送する搬送装置4とを有している。
左右の各側板22,22は、比較的細幅で前後にかなりの長さ(例えば全長が120〜130cm程度)を有している。
この刈取・搬送ユニット2の詳細構成は後述するが、この刈取・搬送ユニット2は、その全体の重心位置から後側に離れた位置の左右側板22,22部分を左右の支柱61,61の中間高さ位置において一本の軸24で枢支している。従って、この刈取・搬送ユニット2は、軸24を中心にして上下に揺動自在となっており、且つ自然状態では刈取・搬送ユニット2の自重により軸24を中心にして刈取・搬送ユニット2の前側が下方に傾動するようになっている。尚、以下の説明では、刈取・搬送ユニット2を上下揺動自在に枢支している軸24を上下揺動軸ということがある。
刈取・搬送ユニット2の各側板22,22は、畝幅の間隔(100cm)よりやや広い間隔(内面間隔が例えば115cm程度)を有している。この両側板22,22間には、搬送装置4となるコンベアベルト41が側板22の全長に亘って設置されている。このコンベアベルト41は、両側板22,22間の間隔より僅かに狭い程度の広幅(例えば110cm幅)のものが採用されている。そして、このコンベアベルト41は、左側の側板22に取付けたモータ42で上面側が後方に走行するように駆動される。コンベアベルト41の搬送スピードは、走行装置1による走行スピードよりやや速く(例えば5〜10%程度高速に)設定されている。
刈取装置3は、刈刃31をモータ32で駆動すようにしたものである。刈刃31は、図2に示すように、それぞれ突起状刃先を左右に多数配置した上刃と下刃とを有するものが使用されている。この刈刃31は、畝幅(100cm)よりやや長い左右長さ(例えば110cm)のものが採用されている。
この刈刃31は、左右側板22,22の前端部下面に左右向き姿勢で且つ刃先がコンベアベルト41の前端部41aより僅かに(例えば2〜3cm程度)突出するように取付けられている。そして、この刈刃31は、モータ32によって上刃と下刃を相互に左右逆方向に高速振動(例えば1000〜2000回/分)させることで葉菜Yの茎部(葉部の付け根部分)Ybを剪断し得るようになっている。
この刈取・搬送ユニット2には、刈刃31の高さ(葉菜刈り取り高さ)を調整するための高さ調節装置7が用いられている。
この実施例で使用されている高さ調節装置7は、接地ローラ71と、該接地ローラ71を両側板22,22の前部寄り下面において高さ調節するための操作装置75とを有している。
接地ローラ71は、この実施例では左右に間隔をもった2つの短小ローラを共通軸で連結したものを採用しているが、1本ものの長尺ローラを使用してもよい。尚、この接地ローラ71は、特許請求範囲中の接地部材となるものである。
接地ローラ71は、左右両側板22,22間の前部寄り下面において、左右水平向きに設置されている。この接地ローラ71の両端部は、比較的小長さの左右各アーム72,72の先端部(下端部)に枢支しており、該各アーム72,72の基端部を左右両側板22,22間の前部寄り下面に設けた左右向きの軸74で枢支して、該接地ローラ71が両アーム72,72とともに前後に揺動し得るように取付けられている。
接地ローラ71の各アーム72,72は、操作装置75によって前後に揺動させることができる。この操作装置75は、アーム72を前後に揺動させ得るとともに該アーム72の姿勢を維持させるためのもので、中間部にネジ筒によるスライド部77を有した長尺の連結材76を使用している。この連結材76は、右側の側板22の後方寄り下面においてハンドル78を回転させることでスライド部77を前後に移動させることができるようになっており、該スライド部77を移動させることによりアーム軸74を回転させてアーム72を前後に揺動させ得るようになっている。即ち、スライド部77を後方移動させると、図1に示すようにアーム72が後方傾動して接地ローラ71が側板22に対して近接側に移動する一方、該スライド部77を前方移動させると、図5に示すようにアーム72がほぼ鉛直姿勢まで前方に揺動して接地ローラ71が側板22に対して離間側に移動するようになっている。尚、操作装置75は、接地ローラ71の高さを上下に調節し得るもの(昇降装置となるもの)であれば適宜の構成のものを採用できる。
そして、図1に示すように、アーム72が後方傾動した状態では、刈取・搬送ユニット2の前部の支持高さが低くなって、刈刃31が圃場面に小高さ間隔(例えば1〜2cmの間隔)をもって近づく一方、図5に示すように、アーム72が鉛直方向に向く姿勢まで前方揺動した状態では、刈取・搬送ユニット2の前部が持ち上げられて、刈刃31が圃場面からかなりの高さ(例えば10cm程度)離間するようになっている。
刈刃31で切断した葉菜Yの葉部Yaは、その切断直後にコンベアベルト先端部11a上に載せ上げる必要があるが、この載せ上げ装置5にはブラシロール51が採用されている。このブラシロール51は、外径が40〜50cm程度でコンベアベルト41の幅とほぼ同等の長さ(約110cm)を有している。このブラシロール51に使用されるブラシは、比較的柔軟なもの(葉菜の葉部Yaを傷つけないもの)を使用している。
このブラシロール51は、その回転中心軸51aを左右の支持アーム52,52を介して固定支持体6の一部であるアーム支持体63に支持させている。
左右の支持アーム52,52は全長が60〜70cm程度であるが、この各支持アーム52,52は、そのほぼ中間位置において基側アーム53と先側アーム54に2分割したものを使用している。尚、本願請求項1のみに対応させるものでは、該支持アーム52として一体物のアームを使用できる。
基側アーム53は、その基端部をアーム支持体63の門型パイプ65に取付けたブラケット66に支軸67で上下揺動可能に枢支している一方、基側アーム53の中間位置を門型パイプ65に取付けたハンドル69付きのネジ棒68で支持している。従って、この基側アーム53は、支軸67とネジ棒68とで2点支持されていることにより、通常は門型パイプ65に不動状態で固定されているが、ハンドル69でネジ棒68を回転させることによって上下に揺動させることができるようになっている。尚、ハンドル69付きのネジ棒68は、基側アーム53の傾斜角度を調整することで、ブラシロール51の下面がコンベアベルト41の前端部41aの上面に近接するように設定するものである。
先側アーム54は、その基端部を基側アーム53の先端部寄り位置において支軸55で枢支している。従って、先側アーム54は基側アーム53に対して支軸55部分で上下に揺動可能となっている。
基側アーム53の先端下部には、先側アーム54の基端寄り下面を下方から支持するストッパー57が設けられており、図1に示すように先側アーム54が基側アーム53に対して一直線方向に指向する姿勢では、ストッパー57により先側アーム54が基側アーム53に対してそれ以上、下方に傾動しないようにしている。又、後述するように、連結棒8を介して先側アーム54を押し上げる作用が働くと、該先側アーム54は、支軸55を中心に基側アーム53の対して上方側に傾動し得るようになっている。
ブラシロール51は、先側アーム54に取付けたモータ58により動力伝達部材(プーリ及びベルト)59を介してブラシロール下面側が後方に移動するように回転せしめられる。ブラシロール51の駆動スピードは、その周速度がコンベアベルト41の搬送スピードよりやや速い程度に設定される。
先側アーム54の中間部と刈取・搬送ユニット2の側板22の前部寄り位置とは、連結棒8で連結している。即ち、図4に示すように、連結棒8の下端部は側板22の前部寄り位置の外側面に支軸81で枢支している一方、連結棒8の所定高さ位置をスライダー83を介して支軸82で先側アーム54の外面に枢支している。スライダー83は、連結棒8に対してスライド自在であるが、止め具(蝶ネジ)84でスライド不能に固定できる。
そして、図1(及び図4)に示すように、刈取・搬送ユニット2の前端部(刈刃31)が所定の下動位置(通常の刈り取り高さ)に位置し、先側アーム54が基側アーム53に一直線状に向く姿勢で且つブラシロール51の下面がコンベアベルト先端部41aの上面に近接する状態(ブラシロール51の高さはハンドル69付きネジ棒68で調節できる)で、スライダー83を止め具84により連結棒8に固定している。
尚、この実施例では、基側アーム53の基端部を枢支しているブラケット66と側板22との間に伸縮シリンダ19を介設している。この伸縮シリンダ19は、刈取・搬送ユニット2の前部側を引き上げる際に使用するものであるが、通常は伸縮自由状態にしておいて、刈取・搬送ユニット2の上下揺動が自由になるようにしている。
この実施例の葉菜収穫機で、図1に示すように平地栽培している葉菜Yを収穫するには、走行装置1の各クローラ11を刈り取り方向に向けた状態で、高さ調節装置7で刈刃31が刈り取り高さに位置するように設定する。尚、このとき図1に示すように刈刃31の高さを所定の下動位置に設定した状態で、ブラシロール51の下面がコンベアベルト先端部41aの上面に近接し且つ支持アーム52の先側アーム54が基側アーム53に対して一直線状に向くように(先側アーム54がストッパー57で支持される)、ハンドル69付きネジ棒68で調節するとともに、その状態でスライダー83を連結棒8に固定しておく。
この状態で、刈取装置3と搬送装置4と載せ上げ装置5の各モータ(32,42,58)をそれぞれ駆動し、走行装置1により収穫機を前進させると、刈刃31が圃場の各葉菜Y,Y・・の茎部Ybを順次切断していく。各葉菜Yの茎部Ybが切断されると、各葉部Yaがバラバラに分離するが、このときコンベアベルト41が駆動状態で前進しており且つ載せ上げ装置5のブラシロール51が載せ上げ方向に回転していることにより、分離した各葉部Ya,Ya・・が直ちにコンベアベルト前端部41aに接触するとともにブラシロール51でコンベアベルト前端部41a上に載せ上げられるようになる。従って、切断された各葉部Ya,Ya・・は、その大部分(ほとんど)がコンベアベルト前端部41a上にスムーズに載せ上げられ、順次コンベアベルト41上を後送されてコンベアベルト後端部からその下方の収集容器18内に落下・収容される。
このように、この葉菜収穫機を使用すると、自動で各葉部Yaのみを収集することができ、且つ走行装置1による走行スピードで刈り取り作業が行えるので、収集効率が手作業に比して掻く段に良好となる。又、葉菜Yの葉部Yaのみを収穫するようにしたものにおいて、刈刃31で切断した直後の各葉部Yaを順次ブラシロール51でコンベアベルト前端部41a上に載せ上げるようにすると、各葉部Yaが切断されて不安定な状態であっても高確率で収集できる。尚、切断された各葉部Yaの一部(特に小さい葉)は、コンベアベルト41上に乗せられずに圃場に残ることがあるが、その収集できない残量は極めて少量となる。
ところで、収穫作業中は、刈取・搬送ユニット2の前部側に自重による荷重が働き、その荷重を接地ローラ71で支持しているが、この実施例の葉菜収穫機では、ブラシロール51及び支持アーム52の荷重を固定支持体6(アーム支持体63)で支持しているので、接地ローラ71に加わる荷重が軽減される。従って、もし圃場面に軟弱土壌部分があっても、接地ローラ71に受ける荷重によって該接地ローラ71が圃場面から沈み込みにくくなって、刈刃31の高さをほぼ一定に維持させることができる。つまり、刈刃31による葉菜Yの刈り取り高さがほぼ一定になるとともに、刈刃31が圃場面の土壌に接触しない。
他方、圃場面に隆起部(図1の符号Ab)があって接地ローラ71が隆起部Abに乗り上げたときには、刈取・搬送ユニット2の前部側が一時的に浮き上がるが、そのとき連結棒8を介して先側アーム54を上方側に揺動させるのでブラシロール51も上動させるようになり、従って、刈取・搬送ユニット2の前部側が浮き上がってもブラシロール51の下面がコンベアベルト41の上面に接触しない。尚、接地ローラ71が隆起部Abから平坦面に下りると、刈取・搬送ユニット2の前部も下動することにより、連結棒8を介してブラシロール51を自動的に元の設定高さ位置に戻すようになる。
図5は、平地圃場において葉部Yaの高さが高い葉菜Yを栽培している場合の使用例を示しているが、この場合は、高さ調節装置7により接地ローラ71のアーム72を前方に押し出して(ほぼ鉛直姿勢にする)、刈取・搬送ユニット2の前端部(刈刃31)の高さを切断すべき葉菜茎部の高さにセットする。このとき、ブラシロール51の下面高さをコンベアベルト先端部41aの上面に近接する位置でセットするためにスライダー83の止め位置を若干低くする一方、ハンドル69付きのネジ棒68基側アーム53の引き上げ側に回して該基側アーム53と先側アーム54とを一直線状(ストッパー57が機能する状態)にする。従って、この状態でも、ブラシロール51の荷重がアーム支持体63(固定支持体6)で支持されているので、刈取・搬送ユニット2の先端部(接地ローラ71)に作用する押し下げ力は小さくなっている。
又、この図5の使用例の場合でも、接地ローラ71が圃場面の隆起部Abに乗り上げると、刈取・搬送ユニット2の前部側が一時的に浮き上がるが、そのとき連結棒8を介して先側アーム54を上方側に揺動させるのでブラシロール51も上動させるようになる(刈取・搬送ユニット2の前部側が浮き上がってもブラシロール51の下面がコンベアベルト41の上面に接触しない)。そして、接地ローラ71が隆起部Abから平坦面に下りると、刈取・搬送ユニット2の前部も下動することにより、連結棒8を介してブラシロール51を自動的に元の設定高さ位置に戻すようになる。
尚、高さ調節装置7で刈取・搬送ユニット2の前端部を高位置にセットする際には、一時的に伸縮シリンダ19で刈取・搬送ユニット2の前部側を引き上げた状態で、上記の各種調整を行うようにするとよい(調整後は伸縮シリンダ19をフリーにする)。
図6は、畝(符号A)に葉菜Yを栽培している場合の使用例を示しているが、この場合は、走行装置1の各クローラ11が畝溝Bに接地した状態で刈刃31の高さを畝上面Aaを基準にしてセットする。その場合も、ハンドル69付きのネジ棒68の操作とスライダー83の止め位置とを調整して、ブラシロール51の下面をコンベアベルト前端部41aの上面近傍に位置させるとともに、基側アーム53と先側アーム54とを一直線状(ストッパー57が機能する状態)にする。従って、この状態でも、ブラシロール51の荷重がアーム支持体63(固定支持体6)で支持されているので、刈取・搬送ユニット2の先端部(接地ローラ71)に作用する押し下げ力は小さくなっている。
又、この図6の使用例の場合でも、接地ローラ71が圃場面の隆起部Abに乗り上げると、刈取・搬送ユニット2の前部側が一時的に浮き上がるが、そのとき連結棒8を介して先側アーム54を上方側に揺動させるのでブラシロール51も上動させるようになる(刈取・搬送ユニット2の前部側が浮き上がってもブラシロール51の下面がコンベアベルト41の上面に接触しない)。そして、接地ローラ71が隆起部Abから平坦面に下りると、刈取・搬送ユニット2の前部も下動することにより、連結棒8を介してブラシロール51を自動的に元の設定高さ位置に戻すようになる。
図7は、この葉菜収穫機を、圃場で旋回させたり路上走行させたりする際の使用例を示しているが、この場合は、伸縮シリンダ19を縮小させて刈取・搬送ユニット2の前部側を所定高さまで引き上げた状態に維持する。このとき、ブラシロール51は、連結棒8及び先側アーム54を介してかなり上方位置で支持されているが、再度圃場で使用する際には、伸縮シリンダ19を伸長させて接地ローラ71を圃場面に接地させると、先側アーム54(及びブラシロール51)が連結棒8を介して例えば図1に示す元の使用位置まで自動的に引き降ろされる。
1は走行装置、2は刈取・搬送ユニット、3は刈取装置、4は搬送装置、5は載せ上げ装置、6は固定支持体、7は高さ調節装置、8は連結棒、22は側板、24は左右向きの軸(上下揺動軸)、31は刈刃、41はコンベアベルト、41aはコンベアベルト前端部、51はブラシロール、52は支持アーム、53は基側アーム、54は先側アーム、55は支軸、57はストッパー、61は支柱、63はアーム支持体、71は接地ローラ(接地部材)、Yは葉菜、Yaは葉部、Ybは茎部である。

Claims (2)

  1. 走行装置(1)と、該走行装置(1)に固定されていて左右の各支柱(61)を有した固定支持体(6)と、該固定支持体(6)の前記各支柱(61)間に設置されていて左右の各側板(22)と該各側板(22)の前端位置において圃場に栽培している左右複数株の葉菜(Y)の各茎部(Yb)を同時に切断し得る所定長さをもつ刈刃(31)と該刈刃(31)で切断した各葉部(Ya)を乗せて後方側に搬送するコンベアベルト(41)とを有した刈取・搬送ユニット(2)と、前記コンベアベルト(41)の前端部(41a)に前記刈刃(31)で切断した直後の各葉部(Ya)を前記コンベアベルト前端部(41a)上に載せ上げる葉部載せ上げ用のブラシロール(51)とを備えた葉菜収穫機であって、
    前記刈取・搬送ユニット(2)は、その重心より後側において前記各支柱(61)に対して左右向きの軸(24)で枢支して該軸(24)を中心にして前記刈取・搬送ユニット(2)の前側が自重で下動するように設置し、
    前記刈取・搬送ユニット(2)の前部寄り位置に圃場面に接地して前記刈刃(31)を圃場面から所定高さ位置で保持する接地部材(71)を設けているとともに、
    前記ブラシロール(51)は、その回転中心軸(51a)の左右各端部を左右の各支持アーム(52)を介して前記固定支持体(6)の適所に支持させている、
    ことを特徴とする葉菜収穫機。
  2. 請求項1において、
    前記刈取・搬送ユニット(2)を傾動させて該刈取・搬送ユニット(2)の前端部の高さを調節し得る高さ調節装置(7)を備え、
    前記ブラシロール(51)の各支持アーム(52)は、前後方向の中間部において前記固定支持体(6)に固定した基側アーム(53)と該基側アーム(53)に対して上下揺動可能に枢支された先側アーム(54)とに2分割している一方、
    前記先側アーム(54)と前記刈取・搬送ユニット(2)の側板(22)の前部寄り位置とを連結棒(8)で連結して、前記刈取・搬送ユニット(2)の前部側の上下動作に連動して前記連結棒(8)及び先側アーム(54)を介して前記ブラシロール(51)が上下動作するようにしているとともに、
    前記基側アーム(53)と前記先側アーム(54)との間に、前記刈取・搬送ユニット(2)の前端部が所定の下動位置まで下動した作業状態のときに、前記先側アーム(54)が前記基側アーム(53)に対して下方揺動するのを禁止するストッパー(57)を設けている、
    ことを特徴とする葉菜収穫機。
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