JP2000253730A - 結球野菜収穫機のフローティング機構 - Google Patents

結球野菜収穫機のフローティング機構

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JP2000253730A
JP2000253730A JP11063806A JP6380699A JP2000253730A JP 2000253730 A JP2000253730 A JP 2000253730A JP 11063806 A JP11063806 A JP 11063806A JP 6380699 A JP6380699 A JP 6380699A JP 2000253730 A JP2000253730 A JP 2000253730A
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JP
Japan
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hydraulic cylinder
harvesting
head
gas spring
vegetables
Prior art date
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Application number
JP11063806A
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English (en)
Inventor
Shinya Ino
真也 伊野
Hiroaki Zushi
宏明 頭司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobashi Industries Co Ltd
Original Assignee
Kobashi Industries Co Ltd
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Publication date
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 収穫部をフローティング可能に支持し、収穫
部を上下動させる油圧シリンダにガススプリングを添設
してフローティングをスムーズに行わせる。 【解決手段】 .走行機体3の先端部分に、圃場に植
生している結球野菜を掻き込む掻き込み装置6を設け、
この掻き込み装置6に続いて搬送装置7を設け、この搬
送装置7の下側に結球野菜の収穫畝の両側に接するゲー
ジ車輪10を設け、収穫部の後端部を上下回動可能に支
持し、油圧シリンダ12の伸縮により収穫部の高さを調
節すると共に、ゲージ車輪10を収穫畝の両側に接した
状態で油圧シリンダ12をフリーにして収穫部をフロー
ティング可能とし、油圧シリンダ12にガススプリング
13を添設した。.ガススプリング13は、油圧シリ
ンダ12が伸長しているときは支持点13aがフリーと
なり、油圧シリンダ12が収縮しているときは支持点1
3aが固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、収穫部をフローティン
グ可能に支持した油圧シリンダに、ガススプリングを添
設した結球野菜収穫機のフローティング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圃場に植生している結球野菜のよ
うな結球野菜を収穫する結球野菜収穫機として、走行機
体の先端部分に、圃場に植生している結球野菜を機体の
進行と共に掻き込む左右一対の掻き込み装置を設け、こ
の掻き込み装置に続いて該掻き込み装置により掻き込ま
れた結球野菜の基部を挟持して引き抜いて後方に向け搬
送する搬送装置を設け、この搬送装置の下側に結球野菜
の収穫畝の両側に接するゲージ車輪を設けて収穫部を構
成し、この収穫部の後端部を機体に対して上下回動可能
に支持し、収穫部と機体との間に介装した油圧シリンダ
の伸縮作動により収穫部の高さを調節すると共に、前記
ゲージ車輪を収穫畝の両側に接した状態で油圧シリンダ
をフリーにすることにより収穫部をフローティング可能
としたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記結球野菜収穫機に
おいては、収穫部をフローティング可能な状態で作業を
行うと、収穫部の荷重によりゲージ車輪が土中に沈みが
ちとなるので、これを防ぐために油圧シリンダにコイル
スプリングを介装してゲージ車輪に掛かる荷重を軽減す
るようにしている。ところが、このコイルスプリングは
バネ定数が大きいものであり、このため、ゲージ車輪に
掛かる荷重の変化が大きい(おどる)、という問題点が
あった。また、油圧シリンダを伸長させるときはその速
度が早くなり、油圧シリンダを収縮させるときはその速
度が遅くなり、安定した上下調節が行えない、という問
題点もあった。
【0004】本発明は、上記の問題点を解決することを
目的になされたもので、収穫作業時に掻き込み装置を頻
繁に上下調節しても、ゲージ車輪に掛かる荷重が軽減さ
れていることでその上下調節の追従性が良好となり、ス
ムーズなフローティングが行われるようにした結球野菜
収穫機のフローティング機構を提供しようとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、 A.走行機体の先端部分に、圃場に植生している結球野
菜を機体の進行と共に掻き込む左右一対の掻き込み装置
を設け、この掻き込み装置に続いて該掻き込み装置によ
り掻き込まれた結球野菜の基部を挟持して引き抜いて後
方に向け搬送する搬送装置を設け、この搬送装置の下側
に結球野菜の収穫畝の両側に接するゲージ車輪を設けて
収穫部を構成し、この収穫部の後端部を機体に対して上
下回動可能に支持し、収穫部と機体との間に介装した油
圧シリンダの伸縮作動により収穫部の高さを調節すると
共に、前記ゲージ車輪を収穫畝の両側に接した状態で油
圧シリンダをフリーにすることにより収穫部をフローテ
ィング可能とし、この油圧シリンダにガススプリングを
添設したことを特徴としている。
【0006】B.上記ガススプリングを、油圧シリンダ
が伸長しているときは支持点がフリーとなり、油圧シリ
ンダが収縮してフリーの状態のときは支持点が固定され
て反力が作用するように設けたことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記の構成によって本発明の結球野菜収穫機の
フローティング機構は、以下の作用をする。 .上記A.の構成により、油圧シリンダに添設された
ガススプリングは、油圧シリンダが収縮した状態のとき
に弾発作用を行い、油圧シリンダが伸長した状態のとき
に弾発作用を行わない。そして、ゲージ車輪に掛かる荷
重が軽減されて収穫部の上下追従性が向上し、また、収
穫部の上下追従が安定して行われる。また、油圧シリン
ダを収縮した状態から伸長させるときは油圧シリンダの
伸長力が少なくて済む。
【0008】.上記B.の構成により、ガススプリン
グは、油圧シリンダが伸長しているときは作用せず、油
圧シリンダが収縮してフリーの状態のときに反力が作用
して、収穫部をフローティング状態で使用しているとき
はゲージ車輪に掛かる荷重が軽減されて収穫部の上下追
従性が向上し、安定した収穫作業が行われる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
の図面を参照して具体的に説明する。図1において、符
号1は結球野菜収穫機で、この結球野菜収穫機1は、左
右対をなしスピン旋回を可能にしたクローラ2を装備し
ている。このクローラ2上の機体3の左右一側寄りにエ
ンジン4を搭載し、このエンジン4の反対側で機体3の
他側寄りに、図示しない操縦部を設けている。機体3の
左右ほぼ中央位置(クローラ2間のほぼ中央位置)に、
油圧ポンプ、油圧無段変速装置(HST)を含むトラン
スミッション5を搭載している。
【0010】機体3の先端部分に、圃場の栽培畝に植生
している結球野菜を機体の進行と共に掻き込む左右一対
の掻き込みディスクからなる掻き込み装置6を設けてい
る。この掻き込み装置6は、機体3から前方に突出して
おり、この掻き込み装置6に続いて該掻き込み装置6に
より掻き込まれた結球野菜の基部を挟持して引き抜いて
後方に向け搬送する一対のスクリュウコンベヤからなる
搬送装置7を設け、収穫部を構成している。この収穫部
のフレーム8の基端部は、図3及び図4に拡大して示す
ように、機体3に対し軸8aを介して上下回動可能に軸
支されている。
【0011】搬送装置7の上側に、搬送装置7により搬
送される結球野菜の頂部を押さえて結球野菜を安定よく
搬送するための無端ベルトからなる押えベルト9が配設
されている。搬送装置7の後方には、図示しないが調製
装置が設けられ、その後方に調製された結球野菜を収容
するコンテナ11が上下移動可能に設けられている。搬
送装置7の下側の収穫部フレーム8に、結球野菜の収穫
畝の両側に接するゲージ車輪10が、上下調節、左右間
隔調節可能に設けられている。収穫部フレーム8と機体
3との間には油圧シリンダ12を介装している。そし
て、油圧シリンダ12の伸縮作動により収穫部の高さを
調節する(図2参照)と共に、前記ゲージ車輪10を収
穫畝の両側に接した状態で油圧シリンダ12をフリーに
することにより、収穫部をフローティング可能としてい
る。
【0012】上記油圧シリンダ12の側部に、本発明に
係るガススプリング13を添設している。このガススプ
リング13は、図2及び図4の油圧シリンダ12が伸長
しているときは支持点13aがフリーとなり、図1及び
図3の油圧シリンダ12が収縮してフリーの状態のとき
は支持点13aが固定されて反力が作用するように、連
繋アーム14により連繋して設けられている。
【0013】次に、上記のように構成された結球野菜収
穫機1の動作について説明する。結球野菜収穫機1は、
結球野菜を栽培している圃場において収穫作業を行うと
き、クローラ2を結球野菜の栽培畝に跨らせ、ゲージ車
輪10を結球野菜の収穫畝の両側に接して導入し、掻き
込み装置6を結球野菜列に対向させた状態で各回転駆動
部を回転駆動させる。そして、クローラ2により機体を
走行させと、栽培畝に植生している結球野菜は、掻き込
み装置6により根茎部が掻き込まれて搬送装置7により
挟持され、機体の前進とによって引き抜かれ、停滞なく
後方へ送られる。機体はゲージ車輪10に誘導されて自
動走行が可能である。
【0014】そして、搬送装置7により根茎部が挟持搬
送される結球野菜の結球部は、押えベルト9により頂部
を押さえて結球野菜を安定よく搬送され、その搬送の間
に根茎部や下葉などの不要部分が図示しない切断装置よ
り切除される。不要部が切除された結球野菜は結球部が
後方に搬送されてその搬送端から調製装置に排出され、
作業者により調製されてコンテナ11に収容される。
【0015】結球野菜収穫機1が結球野菜の収穫作業を
行っているときは、機体3はゲージ車輪10に誘導され
て自動走行可能であり、作業者は操縦装置から手を離し
た状態で、上述のように結球部の仕上げ調製を行う。こ
の結球野菜収穫機1の自動走行時には、油圧シリンダ1
2をフリーにすることにより、収穫部はフローティング
可能であり、結球野菜の栽培畝や左右の溝に起伏がある
と、収穫部は自動的に上下動してフローティングし、結
球野菜の収穫作業が支障なく行われる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の結球野菜収
穫機のフローティング機構によれば、以下の作用効果を
奏することができる。
【0017】.走行機体の先端部分に、圃場に植生し
ている結球野菜を機体の進行と共に掻き込む左右一対の
掻き込み装置を設け、この掻き込み装置に続いて該掻き
込み装置により掻き込まれた結球野菜の基部を挟持して
引き抜いて後方に向け搬送する搬送装置を設け、この搬
送装置の下側に結球野菜の収穫畝の両側に接するゲージ
車輪を設けて収穫部を構成し、この収穫部の後端部を機
体に対して上下回動可能に支持し、収穫部と機体との間
に介装した油圧シリンダの伸縮作動により収穫部の高さ
を調節すると共に、前記ゲージ車輪を収穫畝の両側に接
した状態で油圧シリンダをフリーにすることにより収穫
部をフローティング可能とし、この油圧シリンダにガス
スプリングを添設したので、油圧シリンダに添設された
ガススプリングは、油圧シリンダが収縮した状態のとき
に弾発作用を行い、油圧シリンダが伸長した状態のとき
に弾発作用を行わない。従って、ゲージ車輪に掛かる荷
重が軽減されて収穫部の上下追従性が向上する。また、
収穫部の上下追従が安定して行われる。さらに、油圧シ
リンダを収縮した状態から伸長させるときは、ガススプ
リングの弾発力により油圧シリンダの伸長力を少なくす
ることができる。
【0018】.ガススプリングを、油圧シリンダが伸
長しているときは支持点がフリーとなり、油圧シリンダ
が収縮してフリーの状態のときは支持点が固定されて反
力が作用するように設けたので、ガススプリングは、油
圧シリンダが伸長しているときは作用せず、油圧シリン
ダが収縮してフリーの状態のときに反力が作用して、収
穫部をフローティング状態で使用しているときはゲージ
車輪に掛かる荷重を軽減して収穫部の上下追従性を向上
させることができ、安定した収穫作業を行ことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による結球野菜収穫機の全体側面図であ
る。
【図2】収穫部を上昇させた状態の結球野菜収穫機の全
体側面図である。
【図3】油圧シリンダを収縮させた状態の側面図であ
る。
【図4】油圧シリンダを伸長させた状態の側面図であ
る。
【符号の説明】 1 結球野菜収穫機 2 クローラ 3 機体 4 エンジン 5 トランスミッション 6 掻き込み装置 7 搬送装置 8 収穫部フレーム 8a 軸 9 押えベルト 10 ゲージ車輪 11 コンテナ 12 油圧シリンダ 13 ガススプリング 13a 支持点 14 連繋アーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体の先端部分に、圃場に植生して
    いる結球野菜を機体の進行と共に掻き込む左右一対の掻
    き込み装置を設け、この掻き込み装置に続いて該掻き込
    み装置により掻き込まれた結球野菜の基部を挟持して引
    き抜いて後方に向け搬送する搬送装置を設け、この搬送
    装置の下側に結球野菜の収穫畝の両側に接するゲージ車
    輪を設けて収穫部を構成し、この収穫部の後端部を機体
    に対して上下回動可能に支持し、収穫部と機体との間に
    介装した油圧シリンダの伸縮作動により収穫部の高さを
    調節すると共に、前記ゲージ車輪を収穫畝の両側に接し
    た状態で油圧シリンダをフリーにすることにより収穫部
    をフローティング可能とし、この油圧シリンダにガスス
    プリングを添設したことを特徴とする結球野菜収穫機の
    フローティング機構。
  2. 【請求項2】 上記ガススプリングを、油圧シリンダが
    伸長しているときは支持点がフリーとなり、油圧シリン
    ダが収縮してフリーの状態のときは支持点が固定されて
    反力が作用するように設けたことを特徴とする請求項1
    記載の結球野菜収穫機のフローティング機構。
JP11063806A 1999-03-10 1999-03-10 結球野菜収穫機のフローティング機構 Pending JP2000253730A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014018085A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Yanmar Co Ltd 結球野菜収穫機
CN108271510A (zh) * 2018-02-11 2018-07-13 广西科技大学 一种菠萝采摘装置
CN114931028A (zh) * 2022-05-30 2022-08-23 农业农村部南京农业机械化研究所 高度自适应的捡拾设备

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014018085A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Yanmar Co Ltd 結球野菜収穫機
CN108271510A (zh) * 2018-02-11 2018-07-13 广西科技大学 一种菠萝采摘装置
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