JP2012044115A - 半導体装置の製造方法及び半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】基板に化合物半導体を結晶成長する際の基板の反りを抑制する。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、基板の一方の面にアモルファス半導体層を形成する工程と、基板の他方の面に化合物半導体層を形成する際の加熱処理により、アモルファス半導体層を結晶化させる工程と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体装置の製造方法及び半導体装置に関する。
化合物半導体デバイスについて、高い飽和電子速度や広いバンドギャップなどの特徴を利用して、高耐圧・高出力デバイスとしての開発が活発に行われている。化合物半導体デバイスについては、電界効果トランジスタ、特に高電子移動度トランジスタ(HEMT)についての報告が数多くなされている。HEMTについては、例えば、AlGaNを電子供給層として用いたAlGaN/GaN HEMTが知られている。AlGaN/GaN
HEMTでは、AlGaNとGaNとの格子定数差に起因したひずみがAlGaNに生じる。これにより発生したピエゾ分極により、高濃度の二次元電子ガスが得られるため、AlGaN/GaN HEMTについては、高出力デバイスが実現できる。
特開平05−36699号公報 特開平10−287497号公報 特開2008−218479号公報
基板に化合物半導体を結晶成長する際、結晶成長が所定の温度以上で行われると、基板と化合物半導体との熱膨張係数差に起因して、基板に反りが発生するという問題がある。本件は、基板に化合物半導体を結晶成長する際の基板の反りを抑制する技術を提供することを目的とする。
本件の一観点による半導体装置の製造方法は、基板の一方の面にアモルファス半導体層を形成する工程と、基板の他方の面に化合物半導体層を形成する際の加熱処理により、アモルファス半導体層を結晶化させる工程と、を備える。
本件によれば、基板に化合物半導体を結晶成長する際の基板の反りを抑制することができる。
実施例1に係る半導体装置の製造工程図(その1)である。 実施例1に係る半導体装置の製造工程図(その2)である。 実施例1に係る半導体装置の製造工程図(その3)である。 実施例1に係る半導体装置の製造工程図(その4)である。 実施例1に係る半導体装置の製造工程図(その5)である。 実施例1の変形例に係る半導体装置の製造工程図である。 実施例2に係る半導体装置の製造工程図(その1)である。 実施例2に係る半導体装置の製造工程図(その2)である。 実施例2に係る半導体装置の製造工程図(その3)である。 実施例2に係る半導体装置の製造工程図(その4)である。 実施例2に係る半導体装置の製造工程図(その5)である。 実施例2に係る半導体装置の製造工程図(その6)である。 実施例2に係る半導体装置の製造工程図(その7)である。 実施例2に係る半導体装置の製造工程図(その8)である。 実施例2に係る半導体装置の製造工程図(その9)である。 実施例2に係る半導体装置の製造工程図(その10)である。 実施例2の変形例に係る半導体装置の製造工程図である。 実施例2の変形例に係る半導体装置の製造工程図である。 本実施形態に係る半導体装置を利用した電源装置を示す図である。 本実施形態に係る半導体装置を利用した高出力増幅器を示す図である。
以下、図面を参照して、発明を実施するための形態(以下、実施形態という)に係る半導体装置の製造方法について実施例を挙げて説明する。以下の実施例の構成は例示であり、本実施形態は実施例の構成に限定されない。
実施例1に係る半導体装置及びその製造方法について説明する。実施例1においては、MES−FET(Metal Semiconductor Field Effect Transistor)構造のHEMT(High Electron Mobility Transistor)である半導体装置を例として説明する。
まず、イオン注入により、半導体基板1の裏面にC(炭素)を導入し、図1に示すように、半導体基板1の裏面にα−SiC(アモルファス炭化ケイ素)層2を形成する。
半導体基板1は、例えば、Si(シリコン)基板である。C(炭素)のイオン注入は、例えば、ドーズ量約1.0×1018/cm2、注入電圧約150keV、室温の条件で行
われる。C(炭素)のイオン注入は、室温で行われるため、半導体基板1の裏面にアモルファス状態のSiCが形成される。半導体基板1の裏面に形成されたSiCはアモルファス状態であるため、応力はほとんど生じないので、半導体基板1に反りが発生しない。半導体体基板1に反りがなく、半導体基板1が略平板である場合、半導体基板1を加熱しても、半導体基板1の温度分布を均一にすることができる。
次に、例えば、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法又はMB
E(Molecular Beam Epitaxy)法によって、半導体基板1の表面に化合物半導体を結晶成長することにより、図2に示すように、半導体基板1の表面に化合物半導体層3を形成する。
化合物半導体層3は、電子走行層10、スペーサ層11、電子供給層12及びキャップ層13を有する。電子走行層10は、例えば、i−GaN等である。スペーサ層11は、例えば、i−AlGaNやi−InAlN等である。電子供給層12は、例えば、n−AlGaNやn−InAlN等である。キャップ層13は、例えば、n−GaN等である。ただし、これに限定されず、化合物半導体層3は、同様の機能を生じる半導体構造であってもよく、例えば、酸化亜鉛(ZnO)等のII−VI族化合物半導体により化合物半導体層3を形成してもよい。
半導体基板1の表面に化合物半導体層3を形成する方法の一例を以下で説明する。まず、例えば、MOCVD法又はMBE法により、半導体基板1の表面に、例えば、i−GaNを結晶成長することにより、半導体基板1の表面に約2μmの膜厚の電子走行層10を形成する。例えば、Ga(ガリウム)原料として(CH33Ga、N(窒素)原料としてNH3を用いる。ここでは、i−GaNの結晶成長時の圧力を常圧とし、成長温度を10
00℃以上1100℃以下としている。i−GaNは、意図的に不純物のドーピングを行
っていないGaNである。
次に、例えば、MOCVD法又はMBE法により、電子走行層10の上に、例えば、i−AlGaNを結晶成長することにより、電子走行層10の上に約5nmの膜厚のスペーサ層11を形成する。例えば、Al(アルミニウム)原料として(CH33Al、Ga(ガリウム)原料として(CH33Ga、N(窒素)原料としてNH3を用いる。ここでは
、i−AlGaNの結晶成長時の圧力を常圧とし、成長温度を1000℃以上1100℃以下としている。i−AlGaNは、意図的に不純物のドーピングを行っていないAlGaNである。
次に、例えば、MOCVD法又はMBE法により、スペーサ層11の上に、例えば、n−AlGaNを結晶成長することにより、スペーサ層11の上に約30nmの電子供給層12を形成する。例えば、Al(アルミニウム)原料として(CH33Al、Ga(ガリウム)原料として(CH33Ga、N(窒素)原料としてNH3を用いる。n−AlGa
Nの結晶成長時の圧力を常圧とし、成長温度を約1000℃以上1100℃以下としている。n−AlGaNは、n型の不純物のドーピングを行っているAlGaNである。例えば、n型の不純物としてSi(ケイ素)を用い、不純物濃度は1×1018/cm3以上1
×1020/cm3以下である。
電子供給層12に含まれるn型の不純物の電子走行層10への拡散は、スペーサ層11によって防止される。電子走行層10中のキャリアが不純物によって散乱されるのを抑制することができ、キャリアの移動度を高めることによるデバイスの高出力化を図ることができる。ただし、電子走行層10中のキャリアの散乱が問題にならない場合には、スペーサ層11の形成を省略して、電子走行層10の上に電子供給層12を直接形成してもよい。
次に、例えば、MOCVD法又はMBE法により、電子供給層12の上に、例えば、n−GaNを結晶成長することにより、電子供給層12の上に約10nmのキャップ層13を形成する。例えば、Ga(ガリウム)原料として(CH33Ga、N(窒素)原料としてNH3を用いる。n−GaNの結晶成長時の圧力を常圧とし、成長温度を約1000℃
以上1100℃以下としている。n−GaNは、n型の不純物のドーピングを行っているGaNである。例えば、n型の不純物としてSi(ケイ素)を用い、不純物濃度は1×1018/cm3以上1×1020/cm3以下である。
半導体基板1の表面に、電子走行層10、スペーサ層11、電子供給層12及びキャップ層13を形成することで、半導体基板1の表面に化合物半導体層3が形成される。一般的に、アモルファスSiCを1000℃以上に加熱することにより、アモルファスSiCの再結晶化が行われる。上述のように、半導体基板1の表面に化合物半導体層3を形成する際に、半導体基板1は1000℃以上の温度になる。そのため、半導体基板1の裏面に形成されたα−SiC層2が、化合物半導体層3の形成時に結晶化する。半導体基板1の裏面に形成されたα−SiC層2が結晶化することにより、図3に示すように、半導体基板1の裏面に結晶SiC層20が形成される。すなわち、半導体基板1の表面に化合物半導体層3を形成する際の加熱処理により、半導体基板1の裏面に形成されたα−SiC層2を結晶化させて、半導体基板1の裏面に結晶SiC層20を形成する。結晶SiC層20は、単結晶SiCであってもよいし、多結晶SiCであってもよい。なお、実施例1では、例えば、約0.7μmの膜厚の結晶SiC層20が形成される。
Si(ケイ素)の熱膨張係数は、2.6×10-6/Kである。結晶SiC層20の大部分は3C−SiCであり、3C−SiCの熱膨張係数は、3.8×10-6/Kである。例えば、半導体基板1がSi基板の場合、結晶SiC層20の熱膨張係数は、半導体基板1
の熱膨張係数よりも大きい。GaNのa軸の熱膨張係数は、5.6×10-6/Kであり、AlNのa軸の熱膨張係数は、4.2×10-6/Kである。AlGaNのa軸の熱膨張係数は、Al(アルミニウム)の比率により、4.2×10-6〜5.6×10-6/Kの間で変動する。例えば、半導体基板1がSi基板であり、化合物半導体層3が、GaN、AlN及びAlGaNを含む場合、化合物半導体層3の熱膨張係数は、半導体基板1の熱膨張係数よりも大きい。
化合物半導体層3の熱膨張係数が半導体基板1の熱膨張係数よりも大きい場合、半導体基板1に化合物半導体を1000℃以上の温度で結晶成長させた後、半導体基板1を室温まで降温させたとき、化合物半導体層3に応力が生じる。また、結晶SiC層20の熱膨張係数が半導体基板1の熱膨張係数よりも大きい場合、半導体基板1に化合物半導体を1000℃以上の温度で結晶成長させた後、半導体基板1を室温まで降温させたとき、結晶SiC層20に応力が生じる。したがって、化合物半導体層3の応力と同じ方向の応力が、結晶SiC層20に生じるため、半導体基板1に化合物半導体層3を形成する際に発生する半導体基板1の反りが抑制される。そして、化合物半導体層3の応力と、結晶SiC層20の応力とが釣り合うことにより、半導体基板1が略平板の状態となる。
化合物半導体層3及び結晶SiC層20のそれぞれについて、ヤング率×熱膨張係数×膜厚により算出される値が、略等しくなる場合、化合物半導体層3の応力と結晶SiC層20との応力とが釣り合う。ここで、化合物半導体層3についてのヤング率×熱膨張係数×膜厚により算出される値を算出値Aとし、結晶SiC層20についてのヤング率×熱膨張係数×膜厚により算出される値を算出値Bとする。算出値Aと算出値Bとの差の絶対値が所定値α以下の場合、算出値Aと算出値Bとが略等しくなるとしてもよい。所定値αは、実験又はシミュレーションにより求めてもよい。
半導体基板1の表面に化合物半導体層3を形成する際の半導体基板1に対する加熱によって、半導体基板1の裏面に形成されたα−SiC層2が結晶化して、半導体基板1の裏面に結晶SiC層20が形成される。したがって、化合物半導体層3の応力と、結晶SiC層20の応力とがほぼ同時に発生するため、半導体基板1の表面に化合物半導体層3を形成する前後で、半導体基板1の反りの発生を抑制することができる。
半導体基板1の裏面に結晶SiC層20を形成せずに、半導体基板1の表面に化合物半導体層3を形成すると、半導体基板1の熱膨張係数と、化合物半導体層3の熱膨張係数とが近似していない場合、半導体基板1に大きい反りが発生する。すなわち、半導体基板1に化合物半導体を1000℃以上の温度で結晶成長させた後、半導体基板1を室温まで降温させたとき、化合物半導体層3の熱膨張係数が半導体基板1の熱膨張係数よりも大きい場合、化合物半導体層3に応力が生じる。化合物半導体層3に応力が生じることにより、半導体基板1に大きな反りが発生する。
半導体装置の製造方法の説明に戻る。開口部を有するレジストパターンを化合物半導体層3の上に形成し、レジストパターンの開口部に、例えば、Ti(チタン)及びAl(アルミニウム)を蒸着法により形成する。そして、レジストパターンをリフトオフすることにより、図4に示すように、ソース電極30及びドレイン電極31を化合物半導体層3の上に形成する。その後、窒素雰囲気中にて約600℃で熱処理を行い、オーミックコンタクトを確立する。
次に、例えば、PECVD(plasma-enhanced chemical vapor deposition)法により
、化合物半導体層3、ソース電極30及びドレイン電極31を覆うように、パッシベーション膜32を形成する。パッシベーション膜32は、例えば、SiN膜である。そして、例えば、フォトリソグラフィ及び異方性エッチングにより、パッシベーション膜32にゲ
ート電極形成用の開口部を形成する。次いで、例えば、開口部を有するレジストパターンをパッシベーション膜32の上に形成し、レジストパターンの開口部に、例えば、Ni(ニッケル)及びAu(金)を蒸着法により形成する。次に、レジストパターンをリフトオフすることにより、図5に示すように、ゲート電極33を化合物半導体層3の上に形成する。その後、必要に応じて、配線(図示せず)等を形成する。
実施例1では、ノーマリオン(デプレッションモード)の半導体装置の製造方法を示した。しかし、本実施形態はこれに限定されず、実施例1に係る半導体装置の製造方法を、ノーマリオフ(エンハンスドモード)の半導体装置の製造方法に適用してもよい。実施例1に係る半導体装置の製造方法を、ノーマリオフの半導体装置の製造方法に適用する場合、以下に示すように、実施例1を変形するようにすればよい。
例えば、図4に示した工程を行った後、例えば、PECVD法により、化合物半導体層3、ソース電極30及びドレイン電極31を覆うように、パッシベーション膜32を形成する。そして、例えば、フォトリソグラフィ及び異方性エッチングにより、パッシベーション膜32にゲート電極形成用の開口部を形成するとともに、電子供給層12及びキャップ層13にリセスを形成する。次いで、例えば、開口部を有するレジストパターンをパッシベーション膜32の上に形成し、レジストパターンの開口部に、例えば、Ni(ニッケル)及びAu(金)を蒸着法により形成する。次に、レジストパターンをリフトオフすることにより、図6に示すように、電子供給層12及びキャップ層13に形成されたリセスにゲート電極33を形成する。その後、必要に応じて、配線(図示せず)等を形成する。
実施例2に係る半導体装置及びその製造方法について説明する。なお、実施例1と同一の構成要素については、実施例1と同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、例えば、イオン注入により、半導体基板1の裏面に、Ge(ゲルマニウム)を導入し、図7に示すように、半導体基板1の裏面にα−SiGe(アモルファスシリコンゲルマニウム)層40を形成する。Ge(ゲルマニウム)のイオン注入は、例えば、ドーズ量約1.0×1018/cm2、注入電圧約80keV、室温の条件で行われる。Ge(ゲ
ルマニウム)のイオン注入は、室温で行われるため、半導体基板1の裏面にアモルファス状態のSiGeが形成される。半導体基板1の裏面に形成されたSiGeはアモルファス状態であるため、応力はほとんど生じないので、半導体基板1に反りが発生しない。半導体体基板1に反りがなく、半導体基板1が略平板である場合、半導体基板1を加熱しても、半導体基板1の温度分布を均一にすることができる。
次に、例えば、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法又はMB
E(Molecular Beam Epitaxy)法によって、半導体基板1の表面に化合物半導体を結晶成長することにより、図8に示すように、半導体基板1の表面に化合物半導体層3を形成する。
半導体基板1の表面に形成される化合物半導体層3、及び、半導体基板1の表面に化合物半導体層3を形成する方法については、実施例1と同様であるのでその説明を省略する。なお、実施例1と同様に、スペーサ層11の形成を省略して、電子走行層10の上に電子供給層12を直接形成してもよい。
一般的に、アモルファスSiGeを800℃以上に加熱することにより、アモルファスSiGeの再結晶化が行われる。上述のように、半導体基板1の表面に化合物半導体層3を形成する際に、半導体基板1は1000℃以上の温度になる。そのため、半導体基板1の裏面に形成されたα−SiGe層40が、化合物半導体層3の形成時に結晶化する。半
導体基板1の裏面に形成されたα−SiGe層40が結晶化することにより、図9に示すように、半導体基板1の裏面に結晶SiGe層50が形成される。すなわち、半導体基板1の表面に化合物半導体層3を形成する際の加熱処理により、半導体基板1の裏面に形成されたα−SiGe層40を結晶化させて、半導体基板1の裏面に結晶SiGe層50を形成する。結晶SiGe層50は、単結晶SiGeであってよいし、多結晶SiGeであってもよい。
Si(ケイ素)の熱膨張係数は、2.6×10-6/Kである。結晶SiGe層50の熱膨張係数は、約4.4×10-6/Kである。例えば、半導体基板1がSi基板の場合、結晶SiGe層50の熱膨張係数は、半導体基板1の熱膨張係数よりも大きい。GaNのa軸の熱膨張係数は、5.6×10-6/Kであり、AlNのa軸の熱膨張係数は、4.2×10-6/Kである。AlGaNのa軸の熱膨張係数は、Al(アルミニウム)の比率により、4.2×10-6〜5.6×10-6/Kの間で変動する。例えば、半導体基板1がSi基板であり、化合物半導体層3が、GaN、AlN及びAlGaNを含む場合、化合物半導体層3の熱膨張係数は、半導体基板1の熱膨張係数よりも大きい。
化合物半導体層3の熱膨張係数が、半導体基板1の熱膨張係数よりも大きい場合、半導体基板1に化合物半導体を1000℃以上の温度で結晶成長させた後、半導体基板1を室温まで降温させたとき、化合物半導体層3に応力が生じる。結晶SiGe層50の熱膨張係数が、半導体基板1の熱膨張係数よりも大きい場合、半導体基板1に化合物半導体を1000℃以上の温度で結晶成長させた後、半導体基板1を室温まで降温させたとき、結晶SiGe層50に応力が生じる。したがって、化合物半導体層3の応力と同じ方向の応力が、結晶SiGe層50に生じるため、半導体基板1に化合物半導体層3を形成する際に発生する半導体基板1の反りが抑制される。そして、化合物半導体層3の応力と、結晶SiGe層50の応力とが釣り合うことにより、半導体基板1が略平板の状態となる。
なお、化合物半導体層3及び結晶SiGe層50のそれぞれについて、ヤング率×熱膨張係数×膜厚により算出される値が、略等しくなる場合、化合物半導体層3の応力と結晶SiGe層50の応力とが釣り合う。ここで、化合物半導体層3についてのヤング率×熱膨張係数×膜厚により算出される値を算出値Aとし、結晶SiGe層50についてのヤング率×熱膨張係数×膜厚により算出される値を算出値Cとする。算出値Aと算出値Cとの差の絶対値が所定値β以下の場合、算出値Aと算出値Cとが略等しくなるとしてもよい。所定値βは、実験又はシミュレーションにより求めてもよい。
半導体基板1の表面に化合物半導体層3を形成する際の半導体基板1に対する加熱によって、半導体基板1の裏面に形成されたα−SiGe層40が結晶化して、半導体基板1の裏面に結晶SiGe層50が形成される。したがって、化合物半導体層3の応力と、結晶SiGe層50の応力とがほぼ同時に発生するため、半導体基板1の表面に化合物半導体層3を形成する前後で、半導体基板1の反りの発生を抑制することができる。
半導体基板1の裏面に結晶SiGe層50を形成せずに、半導体基板1の表面に化合物半導体層3を形成すると、半導体基板1の熱膨張係数と、化合物半導体層3の熱膨張係数とが近似していない場合、半導体基板1に大きい反りが発生する。すなわち、半導体基板1に化合物半導体を1000℃以上の温度で結晶成長させた後、半導体基板1を室温まで降温させたとき、化合物半導体層3の熱膨張係数が半導体基板1の熱膨張係数よりも大きい場合、化合物半導体層3に応力が生じる。化合物半導体層3に応力が生じることにより、半導体基板1に大きな反りが発生する。
半導体装置の製造方法の説明に戻る。例えば、開口部を有するレジストパターンを化合物半導体層3の上に形成し、レジストパターンの開口部に例えばTi(チタン)及びAl
(アルミニウム)を蒸着法により形成する。そして、レジストパターンをリフトオフすることにより、図10に示すように、ソース電極30及びドレイン電極31を化合物半導体層3の上に形成する。その後、例えば、窒素雰囲気中にて600℃で熱処理を行い、オーミックコンタクトを確立する。
次に、例えば、PECVD(plasma-enhanced chemical vapor deposition)法により
、化合物半導体層3、ソース電極30及びドレイン電極31を覆うように、パッシベーション膜32を形成する。パッシベーション膜32は、例えば、SiN膜である。そして、例えば、フォトリソグラフィ及び異方性エッチングにより、パッシベーション膜32にゲート電極形成用の開口部を形成する。次いで、例えば、開口部を有するレジストパターンをパッシベーション膜32の上に形成し、レジストパターンの開口部に例えばNi(ニッケル)及びAu(金)を蒸着法により形成する。次に、レジストパターンをリフトオフすることにより、図11に示すように、ゲート電極33を化合物半導体層3の上に形成する。その後、必要に応じて、配線(図示せず)等を形成する。
半導体基板1の裏面にα−SiC層2を形成せずに、半導体基板1の裏面にα−SiGe層40のみを形成する場合、半導体基板1の表面に窒化物半導体層3を形成する前に半導体基板1の裏面に結晶SiGe層50が形成される場合がある。半導体基板1の表面に窒化物半導体層3を形成する前に半導体基板1の裏面に結晶SiGe層50が形成される場合、半導体基板1に反りが発生する可能性がある。実施例2に係る半導体装置及びその製造方法においては、半導体基板1と結晶SiGe層50との間に、結晶SiC層20を設けることが好ましい。以下では、半導体基板1と結晶SiGe層50との間に、結晶SiC層20を設ける例について、図12から図16を参照して説明する。
まず、例えば、イオン注入により、半導体基板1の裏面に、例えば、C(炭素)を導入し、半導体基板1の裏面にα−SiC層2を形成する。次に、例えば、イオン注入により、半導体基板1の裏面に、例えば、Ge(ゲルマニウム)を導入し、図12に示すように、半導体基板1の裏面にα−SiGe(アモルファスシリコンゲルマニウム)層40を形成する。ここでは、C(炭素)のイオン注入を先に行い、Ge(ゲルマニウム)のイオン注入を後に行っている。ただし、Ge(ゲルマニウム)のイオン注入を先に行い、C(炭素)のイオン注入を後に行ってもよい。
C(炭素)のイオン注入は、例えば、ドーズ量約1.0×1018/cm2、注入電圧約
150keV、室温の条件で行われる。C(炭素)のイオン注入は、室温で行われるため、半導体基板1の裏面にアモルファス状態のSiCが形成される。Ge(ゲルマニウム)のイオン注入は、例えば、ドーズ量約1.0×1018/cm2、注入電圧約80keV、
室温の条件で行われる。Ge(ゲルマニウム)のイオン注入は、室温で行われるため、半導体基板1の裏面にアモルファス状態のSiGeが形成される。半導体基板1の裏面に形成されたSiC及びSiGeはアモルファス状態であるため、応力はほとんど生じないので、半導体基板1に反りが発生しない。半導体体基板1に反りがなく、半導体基板1が略平板である場合、半導体基板1を加熱しても、半導体基板1の温度分布を均一にすることができる。
C(炭素)のイオン注入の際の注入電圧が、Ge(ゲルマニウム)のイオン注入の際の注入電圧よりも大きいため、図12に示すように、α−SiC層2は、α−SiGe層40よりも半導体基板1の内部に形成される。α−SiC層2によって、α−SiGe層40に含まれるGe(ゲルマニウム)の半導体基板1への拡散を抑止することができる。
次に、例えば、MOCVD法又はMBE法によって、半導体基板1の表面に窒化物半導体を結晶成長することにより、図13に示すように、半導体基板1の表面に化合物半導体
層3を形成する。
半導体基板1の表面に形成される化合物半導体層3、及び、半導体基板1の表面に化合物半導体層3を形成する方法については、実施例1と同様であるのでその説明を省略する。なお、実施例1と同様に、スペーサ層11の形成を省略して、電子走行層10の上に電子供給層12を直接形成してもよい。
半導体基板1の表面に化合物半導体層3を形成する際に、半導体基板1は1000℃以上になる。そのため、半導体基板1の裏面に形成されたα−SiC層2及びα−SiGe層40は結晶化する。
上述のように、アモルファスSiCを1000℃以上に加熱することにより、アモルファスSiCの再結晶化が行われ、アモルファスSiGeを800℃以上に加熱することにより、アモルファスSiGeの再結晶化が行われる。半導体基板1の表面に化合物半導体層3を形成する際に、半導体基板1は1000℃以上の温度になる。そのため、半導体基板1の裏面に形成されたα−SiC層2及びα−SiGe層40が、化合物半導体層3の形成時に結晶化する。半導体基板1の裏面に形成されたα−SiC層2及びα−SiGe層40が結晶化することにより、図14に示すように、半導体基板1の裏面に結晶SiC層20及び結晶SiGe層50が形成される。すなわち、半導体基板1の表面に化合物半導体層3を形成する際の加熱処理により、半導体基板1の裏面に形成されたα−SiC層2及びα−SiGe層40を結晶化させて、半導体基板1の裏面に結晶SiC層20及び結晶SiGe層50を形成する。結晶SiC層20は、単結晶SiCであってもよいし、多結晶SiCであってもよい。また、結晶SiGe層50は、単結晶SiGeであってよいし、多結晶SiGeであってもよい。なお、実施例2では、例えば、約0.7μmの膜厚の結晶SiC層20が形成され、例えば、約0.1μmの膜厚の結晶SiGe層が形成される。
α−SiGe層40は、α−SiC層2よりも結晶化温度が低い。しかし、α−SiGe層40は、半導体基板1と直接接していないため、半導体基板1と直接接しているα−SiC層2が結晶化するまでは、α−SiGe層40は結晶化しない。α−SiC層2及びα−SiGe層40を結晶化させる場合、下地となる結晶の結晶面上に結晶方位を揃えることにより、新しい結晶層を積み重ねて結晶化が行われる。つまり、α−SiC層2は、半導体基板1を下地として結晶化が行われ、α−SiGe層40は、結晶SiC層20を下地として結晶化が行われる。そのため、α−SiC層2が先に結晶化し、続いて、α−SiGe層40が結晶化する。したがって、α−SiGe層40の結晶化温度が1000℃未満であっても、半導体基板1に表面に化合物半導体層3を形成する際の温度(例えば、約1000℃以上1100℃以下の温度)で、半導体基板1の裏面に結晶SiGe層50を形成することができる。
化合物半導体層3の熱膨張係数が、半導体基板1の熱膨張係数よりも大きい場合、半導体基板1に化合物半導体を1000℃以上の温度で結晶成長させた後、半導体基板1を室温まで降温させたとき、化合物半導体層3に応力が生じる。結晶SiC層20の熱膨張係数が半導体基板1の熱膨張係数よりも大きい場合、半導体基板1に化合物半導体を1000℃以上の温度で結晶成長させた後、半導体基板1を室温まで降温させたとき、結晶SiC層20に応力が生じる。結晶SiGe層50の熱膨張係数が、半導体基板1の熱膨張係数よりも大きい場合、半導体基板1に化合物半導体を1000℃以上の温度で結晶成長させた後、半導体基板1を室温まで降温させたとき、結晶SiGe層50に応力が生じる。したがって、化合物半導体層3の応力と同じ方向の応力が、結晶SiC層20及び結晶SiGe層50に生じるため、半導体基板1に化合物半導体層3を形成する際に発生する半導体基板1の反りが抑制される。そして、化合物半導体層3の応力と、結晶SiC層20
及び結晶SiGe層50の合計応力とが釣り合うことにより、半導体基板1が略平板の状態となる。
上述のように、化合物半導体層3についてのヤング率×熱膨張係数×膜厚により算出される値を算出値Aとする。結晶SiC層20についてのヤング率×熱膨張係数×膜厚により算出される値を算出値Bとする。結晶SiGe層50についてのヤング率×熱膨張係数×膜厚により算出される値を算出値Cとする。算出値Aと、算出値B及び算出値Cの合計値とが、略等しくなる場合、化合物半導体層3の応力と、結晶SiC層20及び結晶SiGe層50の合計応力とが釣り合う。算出値Aと、算出値B及び算出値Cの合計値との差の絶対値が所定値γ以下の場合、算出値Aと、算出値B及び算出値Cの合計値とが、略等しくなるとしてもよい。所定値γは、実験又はシミュレーションにより求めてもよい。
半導体基板1の表面に化合物半導体層3を形成する際の半導体基板1に対する加熱によって、半導体基板1の裏面に形成されたα−SiC層2及びα−SiGe層40が結晶化して、半導体基板1の裏面に結晶SiC層20及び結晶SiGe層50が形成される。したがって、化合物半導体層3の応力と、結晶SiC層20の応力及び結晶SiGe層50の応力とがほぼ同時に発生するため、半導体基板1の表面に化合物半導体層3を形成する前後で、半導体基板1の反りの発生を抑制することができる。
半導体装置の製造方法の説明に戻る。例えば、開口部を有するレジストパターンを化合物半導体層3の上に形成し、レジストパターンの開口部に例えばTi(チタン)及びAl(アルミニウム)を蒸着法により形成する。そして、レジストパターンをリフトオフすることにより、図15に示すように、ソース電極30及びドレイン電極31を化合物半導体層3の上に形成する。その後、例えば、窒素雰囲気中にて600℃で熱処理を行い、オーミックコンタクトを確立する。
次に、例えば、PECVD(plasma-enhanced chemical vapor deposition)法により
、化合物半導体層3、ソース電極30及びドレイン電極31を覆うように、パッシベーション膜32を形成する。パッシベーション膜32は、例えば、SiN膜である。そして、例えば、フォトリソグラフィ及び異方性エッチングにより、パッシベーション膜32にゲート電極形成用の開口部を形成する。次いで、例えば、開口部を有するレジストパターンをパッシベーション膜32の上に形成し、レジストパターンの開口部に例えばNi(ニッケル)及びAu(金)を蒸着法により形成する。次に、レジストパターンをリフトオフすることにより、図16に示すように、ゲート電極33を化合物半導体層3の上に形成する。その後、必要に応じて、配線(図示せず)等を形成する。
実施例2では、ノーマリオン(デプレッションモード)の半導体装置の製造方法を示した。しかし、本実施形態はこれに限定されず、実施例2に係る半導体装置の製造方法を、ノーマリオフ(エンハンスドモード)の半導体装置の製造方法に適用してもよい。実施例2に係る半導体装置の製造方法を、ノーマリオフの半導体装置の製造方法に適用する場合、以下に示すように、実施例2を変形するようにすればよい。
例えば、図10又は図15に示した工程を行った後、例えば、PECVD法により、化合物半導体層3、ソース電極30及びドレイン電極31を覆うように、パッシベーション膜32を形成する。そして、例えば、フォトリソグラフィ及び異方性エッチングにより、パッシベーション膜32にゲート電極形成用の開口部を形成するとともに、電子供給層12及びキャップ層13にリセスを形成する。次いで、例えば、開口部を有するレジストパターンをパッシベーション膜32の上に形成し、レジストパターンの開口部に、例えば、Ni(ニッケル)及びAu(金)を蒸着法により形成する。次に、レジストパターンをリフトオフすることにより、図17又は図18に示すように、電子供給層12及びキャップ
層13に形成されたリセスにゲート電極33を形成する。その後、必要に応じて、配線(図示せず)等を形成する。
本実施形態に係る半導体装置を利用した電源装置60を図19に示す。図19に示す電源装置は、高圧の一次側回路61、低圧の二次側回路62及び一次側回路61と二次側回路62との間に配設されるトランス63を備えている。一次測回路61は、交流電源64、いわゆるブリッジ整流回路65、複数(図19に示す例では4つ)のスイッチング素子66及び一つのスイッチング素子67等を備えている。二次側回路62は、複数(図19に示す例では3つ)のスイッチング素子68を備えている。図19に示す例では、本実施形態に係る半導体装置を、一次側回路61のスイッチング素子66及び67として用いている。なお、一次側回路61のスイッチング素子66及び67としての半導体装置は、ノーマリオフの半導体装置であることが好ましい。また、図19に示す例では、シリコンを用いた通常のMetal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor(MISFET)を、
二次側回路のスイッチング素子68として用いている。
本実施形態に係る半導体装置を利用した高周波増幅器70を図20に示す。本実施形態に係る半導体装置を利用した高周波増幅器70を、例えば、携帯電話の基地局用パワーアンプに適用してもよい。図20に示す高周波増幅器70は、ディジタル・プレディストーション回路71、ミキサー72、パワーアンプ73及び方向性結合器74を備えている。ディジタル・プレディストーション回路71は、入力信号の非線形歪みを補償する。ミキサー72は、非線形歪みが補償された入力信号と交流信号とをミキシングする。パワーアンプ73は、交流信号とミキシングされた入力信号を増幅する。図20に示す例では、パワーアンプ73は、本実施形態に係る半導体装置を有している。方向性結合器74は、入力信号や出力信号のモニタリング等を行う。なお、図20に示す回路では、例えば、スイッチの切り替えにより、ミキサー72により出力信号を交流信号とミキシングしてディジタル・プレディストーション回路71に送出することが可能である。
1 半導体基板
2 α−SiC(アモルファス炭化ケイ素)層
3 化合物半導体層
10 電子走行層
11 スペーサ層
12 電子供給層
13 キャップ層
20 結晶SiC層
30 ソース電極
31 ドレイン電極
32 パッシベーション膜
33 ゲート電極
40 α−SiGe(アモルファスシリコンゲルマニウム)層
50 結晶SiGe層

Claims (7)

  1. 基板の一方の面にアモルファス半導体層を形成する工程と、
    前記基板の他方の面に化合物半導体層を形成する際の加熱処理により、前記アモルファス半導体層を結晶化させる工程と、
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記アモルファス半導体層は、アモルファスSiC層及びアモルファスSiGe層であり、前記アモルファスSiC層は、前記アモルファスSiGe層よりも前記基板の内部に形成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記アモルファス半導体層は、アモルファスSiC層であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記アモルファス半導体層は、アモルファスSiGe層であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 基板と、
    前記基板の一方の面に形成された結晶半導体層と、
    前記基板の他方の面に形成された化合物半導体層と、を備え、
    前記結晶半導体層の応力と前記化合物半導体層の応力とが釣り合っていることを特徴とする半導体装置。
  6. 基板と、
    前記基板の一方の面に形成された結晶半導体層と、
    前記基板の他方の面に形成された化合物半導体層と、を有する半導体装置を備える高出力増幅器であって、
    前記結晶半導体層の応力と前記化合物半導体層の応力とが釣り合っていることを特徴とする高出力増幅器。
  7. 基板と、
    前記基板の一方の面に形成された結晶半導体層と、
    前記基板の他方の面に形成された化合物半導体層と、を有する半導体装置を備える電源装置であって、
    前記結晶半導体層の応力と前記化合物半導体層の応力とが釣り合っていることを特徴とする電源装置。
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