JP2001223341A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2001223341A
JP2001223341A JP2000031231A JP2000031231A JP2001223341A JP 2001223341 A JP2001223341 A JP 2001223341A JP 2000031231 A JP2000031231 A JP 2000031231A JP 2000031231 A JP2000031231 A JP 2000031231A JP 2001223341 A JP2001223341 A JP 2001223341A
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power supply
supply device
gan
fet
semiconductor
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Yuichi Watanabe
勇一 渡辺
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型軽量化を実現し、放熱設計を含めた設計
を柔軟に行うことができ、設計にかかる時間と労力とを
格段に減少させること。 【解決手段】 入力端子11と出力端子12との間を流
れる主電流上に配置し、導通時の抵抗が小さいGaN−
FET10と、出力電圧Voutを設定するツェナーダイ
オードZDおよび抵抗Rを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車、電気車
両、建設機械、各種民生機器(ビデオ機器、テレビジョ
ン受像機、オーディオ機器など)、各種産業機器(パー
ソナルコンピュータ、通信機器、FA用制御機器など)
などに用いられる各種の電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種の電源装置には、ダイオ
ード、サイリスタ、トライアック、GTO(Gate Turn
Off)サイリスタ、バイポーラトランジスタ、MOS−
FET、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジス
タ:Insulated Gate Bipolar Transistor)等のパワー
半導体デバイスが用いられている。これらのパワー半導
体デバイスは、スイッチング制御あるいはアナログ的制
御によって、パワー半導体デバイス内を流れる主電流を
制御し、スイッチングレギュレータやリニアレギュレー
タ等の安定化電源装置あるいは任意の周波数および出力
電圧をもつ電力に変換するインバータを実現する核とな
るデバイスである。
【0003】これらのパワー半導体デバイスは、スイッ
チング時の過渡的な電圧と電流との重なりによるスイッ
チング損失と導通時に発生する導通損失とが存在し、こ
れらの損失は主として熱に変換される。なお、導通損失
は、オン抵抗が低いほど小さくなる特性を有する。この
オン抵抗は、パワー半導体デバイスにおける電極と半導
体層界面との接触抵抗を除いた半導体内部のチャネル抵
抗とバルク抵抗などの合成抵抗に相当する。このパワー
半導体デバイスによって発生する熱は、パワー半導体デ
バイス自体の温度上昇を招き、この温度上昇によってパ
ワー半導体デバイスが高温動作し、この高温動作によっ
てパワー半導体デバイスの発熱を促進するという正帰還
を生じさせ、結果として、熱暴走によるパワー半導体デ
バイスの熱破壊をもたらす。
【0004】このため、電源装置は、パワー半導体デバ
イス自体に放熱機構を持たせ、さらにはパワー半導体デ
バイスが発生する熱を放熱する放熱フィン等の放熱器を
持たせるのが通常である。さらに、放熱効果を向上させ
るために放熱ファンを持たせる場合もある。さらに、パ
ワー半導体デバイスの温度をセンシングして、熱暴走に
至る温度まで上昇すると、動作を停止させる等のフェー
ルセーフ機構を持たせている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、放熱器
は、ヒートシンクとしての機能をも持たせるべく、アル
ミニウム等の良熱伝導性材料よって形成されるため、電
源装置全体が大重量化および大容量化するという問題点
があった。特に、車両等の移動体用あるいは携帯用の電
源装置では、小型軽量化した電源装置の出現が強く要望
されている。
【0006】たとえば、図10に示す従来の電源装置で
は、大重量、かつ大容量の放熱器202を必要とする。
図10に示した電源装置は、車両のDC−DCコンバー
タ電源装置であり、Si系半導体材料を用いたMOS−
FETがスイッチング素子として組み込まれている。装
置本体201内には、電源装置を構成する各素子が組み
込まれている。装置本体201の上部には、アルミニウ
ムによって形成された放熱器202が設けられる。この
放熱器202と装置本体201との接合面では、図示し
ないMOS−FETが放熱器202に密着し、MOS−
FETが発する熱は、放熱器202によって吸収され、
放熱器202上部のフィンによって放熱される。この放
熱器202の設置のために、電源装置全体の重量および
容積が極端に大きくなってしまっている。
【0007】また、放熱器は、パワー半導体デバイスか
らの熱を良好に伝達させるために、パワー半導体デバイ
スに密着させる必要があることから、電源装置の筐体の
外周や放熱経路を十分考慮した上で配置させる必要があ
るという設計上の制限をもたらし、電源装置の設計の自
由度を減少させるという問題点があった。これに加え
て、電源装置を用いる車両等の機器は、この電源装置の
配置位置によって機器全体の設計変更をしなければなら
ず、機器全体の設計にも大きな影響を及ぼすという問題
点もあった。
【0008】さらに、放熱器の設計に当たっては、電源
装置の周囲環境も考慮した十分な放熱設計が行われる必
要があるとともに、熱源であるパワー半導体デバイスに
よって、耐熱性が低い他の回路素子に影響が及ばないよ
うにしなければならず、放熱設計および電源装置を構成
する他の回路素子の配置設計に多大の時間と労力とがか
かるという問題点があった。
【0009】また、電源装置の熱暴走を防止するための
熱保護回路が必要となる。この熱保護回路は、電源装置
内のパワー半導体デバイス等の重要部品の温度変化を監
視し、一定温度まで上昇した場合に、電源装置を停止さ
せ、低消費モードに移行させるなどのフェールセーフ制
御を行う。ここで、この熱保護回路は、温度、出力電流
等をセンシングし、論理処理回路を用いてフェールセー
フ制御に移行する処理を行う複雑な回路であり、電源装
置は、このような複雑な回路をもつ熱保護回路を設けな
ければないないという問題点があった。
【0010】なお、近時、高耐熱性、高耐圧性、高速動
作、および導通損失の低い半導体デバイスとしてGaN
(窒化ガリウム)−FET(電界効果トランジスタ)が
開発されている。
【0011】この発明は、上記に鑑みてなされたもの
で、小型軽量化を実現し、放熱設計を含めた設計を柔軟
に行うことができ、設計にかかる時間と労力とを格段に
減少させることができる電源装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1にかかる電源装置は、電力制御対
象である主電流上に配置し、GaN系化合物を用いて形
成した半導体素子と、前記半導体素子を流れる主電流の
導通を制御する制御手段と、を備えたことを特徴として
いる。
【0013】この発明によれば、GaN系化合物を用い
て形成した半導体素子を電力制御対象である主電流上に
配置し、制御手段が、前記半導体素子を流れる主電流の
導通を制御する。半導体素子は、導通時の抵抗が小さい
ため、発熱がほとんどなく、電源装置に放熱器を備える
必要がなくなる。また、半導体素子を放熱器に密着させ
る必要がなくなり、半導体素子は、電源装置内の任意の
位置に配置することができる。
【0014】また、本発明の請求項2にかかる電源装置
は、電力制御対象である主電流上に配置し、GaN系化
合物を用いて形成した半導体素子と、前記半導体素子を
流れる主電流の導通をスイッチング制御する制御手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0015】この発明によれば、GaN系化合物を用い
て形成した半導体素子を電力制御対象である主電流上に
配置し、制御手段が、前記半導体素子を流れる主電流の
導通をスイッチング制御する。半導体素子は、導通時の
抵抗が小さいため、発熱がほとんどなく、電源装置に放
熱器を備える必要がなくなる。また、半導体素子を放熱
器に密着させる必要がなくなり、半導体素子は、電源装
置内の任意の位置に配置することができる。
【0016】また、本発明の請求項3にかかる電源装置
は、上記請求項1または2に記載の発明において、前記
半導体素子を複数備え、前記複数の半導体素子を並列接
続したことを特徴としている。
【0017】この発明によれば、電力制御対象である主
電流上に配置される半導体素子を複数設け、各半導体素
子を並列接続し、制御できる主電流の限界を大幅に向上
させるようにしている。なお、半導体素子を並列接続し
た場合でも、半導体素子自体の発熱がほとんどないた
め、半導体素子自体の温度はほとんど上昇せず、温度特
性のバラツキによる各半導体素子間の電流アンバランス
は小さい。
【0018】また、本発明の請求項4にかかる電源装置
は、上記請求項3に記載の発明において、前記複数の半
導体素子を隣接配置したことを特徴としている。
【0019】この発明によれば、電力制御対象である主
電流上に配置される半導体素子を複数設け、各半導体素
子を並列接続する際、電源装置内における半導体素子ど
うしを隣接配置するようにしている。
【0020】また、本発明の請求項5にかかる電源装置
は、上記請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明にお
いて、前記半導体素子は、GaN−FETであることを
特徴としている。
【0021】この発明によれば、電力制御対象である主
電流上に配置される半導体素子をGaN−FETで形成
し、導通時の抵抗を極めて小さくし、半導体素子の発熱
がほとんどないようにしている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる電源装置の好適な実施の形態を詳細に説明
する。
【0023】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1である電源装置の概要回路構成を示す図であ
る。この電源装置は、リニアレギュレータであり、直流
12Vの入力電圧Vinを、最大10Aとする直流5Vの
出力電圧Voutとして変換出力する安定化電源装置であ
る。
【0024】図1において、GaN−FET10は、入
力電圧Vin側の入力端子11と出力電圧Vout側の出力
端子12との間に接続される。GaN−FET10のド
レインDおよびソースSは、それぞれ入力端子11側お
よび出力端子12側に接続され、GaN−FET10の
ゲートGは、ツェナーダイオードZDに接続される。す
なわち、GaN−FET10は、入力電圧Vin側から出
力端子Vout側に流れる主電流を制御する。
【0025】電解コンデンサC1は、入力電圧Vinがブ
リッジダイオードなどによって全波整流されている場合
に電圧波形を平滑するコンデンサである。ツェナーダイ
オードZDおよび抵抗Rは、シャントレギュレータを形
成し、12Vの入力電圧Vinを5Vの出力電圧Voutに
電圧設定する。ここで、出力電圧Voutは、ツェナーダ
イオードZDの端子電圧を電圧Vzとし、GaN−FE
T10のゲート・ソース間電圧を電圧Vgsとすると、出
力電圧Voutは、次式(1)で示される。
【0026】すなわち、 Vout=Vz−Vgs ・・・(1) となる。ここで、ツェナーダイオードZDの電圧Vz
は、具体的に5.6Vに設定され、電圧Vgsは0.3V
であるため、出力電圧Voutは、5.6V−0.3V=
5.3Vとして出力される。なお、セラミックコンデン
サC2は、GaN−FET10の発振防止用のコンデン
サである。また。電解コンデンサC3は、出力電圧Vou
tに接続される図示しない負荷の瞬時的な変動を平滑す
るためのコンデンサである。これによって、図1に示し
た電源装置は、出力電圧Voutを5.3Vとする安定し
た電源電圧を負荷に対して供給する。
【0027】ここで、一般的なFETとしては、微細加
工が容易なSi系半導体を用い、高速動作を可能とする
FETの場合には、GaAs系化合物半導体を用いてい
た。図1に示したGaN−FET10は、GaN系化合
物半導体を用い、高耐熱性、高耐圧性、高速動作、およ
び導通損失の低いFETであり、たとえば、HEMT
型、MES(金属−半導体)型FET構造である。
【0028】図2に示したGaN−FET10は、半絶
縁性のサファイア基板1の上に、GaNバッファ層2を
積層し、半絶縁性のGaN層3およびn型AlGaN層
4を順次積層し、さらにn型AlGaN層4の表層部中
央の一部にInとCまたはMgがドーピングされた拡散
層4aが形成され、拡散層4a上にゲートGの電極が装
荷される。n型AlGaN層4の表層部の他の部分に
は、n型GaN層5が積層され。n型AlGaN層4の
表層部の他の部分のうちの一方は、ソースSの電極が装
荷され、他方は、ドレインDの電極が装荷される。各電
極の以外の部分は、SiOの絶縁膜6で被覆される。
【0029】図2に示したGaN−FET10の各半導
体層は、GaN系化合物半導体によって形成され、MO
CVD法あるいはMBE法などのエピタキシャル結晶成
長法を用いて成膜される。GaN系化合物半導体とは、
GaN、AlGaN、InGaN、InAlGaN、I
nGaNAs、InGaNP等の総称である。
【0030】GaN−FET10は、Si系半導体のF
ETに比して、単位面積当たりのオン抵抗が〜1/10
0以下の値になり、導通損失が小さい。このため、Ga
N−FET10自体の発熱量は極端に小さくなる。ま
た、Si系半導体の動作温度が最大125℃〜150℃
程度であるのに対し、GaN−FET10は、500℃
でも安定動作が可能である。ここで、GaN−FET1
0は、最大で10Aの電流を導通させるため、GaN−
FET10のチャネル(ジャンクション)発熱最大温度
T1chmaxを、最大10Aの電流を導通させるSi系半
導体のFETのチャネル発熱最大温度T2chmaxと比較
して検討する。
【0031】チャネル発熱最大温度Tchmaxは、周囲最
大温度Tamax、オン時最大抵抗Ronmax、オン時最大電
流Ionmax、チャネルと周囲との間の熱抵抗係数Rth(ch
-a)を用いると、次式(2)として表すことができる。
すなわち、 Tchmax=Tamax+Ronmax*Ionmax*Ionmax*Rth(ch-a) ・・・(2) である。
【0032】ここで、周囲最大温度Tamaxを85℃と
し、熱抵抗係数Rth(ch-a)を50℃/Wとし、Si系半
導体のFETのオン時最大抵抗Ronmaxを0.013Ω
とすると、Si系半導体のFETのチャネル発熱最大温
度T2chmaxは、 T2chmax=85℃+0.013Ω*10A*10A*50℃/W =150℃ となる。
【0033】一方、GaN−FET10のチャネル発熱
最大温度T1chmaxは、Si系半導体のFETのオン時
最大抵抗Ronmaxの1/100以下であるため、 T2chmax=85℃+(0.013Ω/100)*10A*10A*50℃/W =85.65℃ となる。
【0034】この結果、最大10Aの電流が導通した場
合、Si系半導体のFETでは150℃まで温度上昇し
たにもかかわらず、GaN−FET10は、ほとんど周
囲温度Tamaxと同じであり、ほとんど温度上昇していな
いことがわかる。このため、図1に示した電源装置のG
aN−FET10を冷却するための放熱器は不必要とな
る。
【0035】図3は、Si系半導体のFETを用いた場
合の電源装置とGaN−FET10を用いた場合の電源
装置との構造の差異を示す図である。図3(a)は、図
10に示した従来の電源装置に対応した電源装置の断面
図であり、Si系半導体のFET20を用いている。F
ET20は発熱量が大きいので、良熱伝導性のアルミニ
ウムによって形成された放熱器22を装置本体21の上
部に設け、放熱器22の一端面は、装置本体21側に向
けられ、装置本体21の蓋としての機能をなすととも
に、放熱器22の他端面には、放熱フィンが設けられて
FET20によって発生した熱を周囲に放射する。この
従来の電源装置における発熱は、FET20による発熱
が大部分を占めるため、FET20は、放熱器22の一
端面に接触面積を大きくして接合される。
【0036】これに対し、図3(b)は、GaN−FE
T10を用いた電源装置の断面図であり、放熱器22が
設けられていない点が、図3(a)に示した電源装置と
異なる。これは、上述したように、図3(b)に示した
電源装置が発熱の少ないGaN−FET10を用いてい
るからである。この結果、GaN−FET10を用いた
電源装置では、重量および容量の大きな放熱器22を削
除することができるので、電源装置の小型軽量化を実現
することができるとともに、放熱器22の設計のための
放熱設計計算を行わなくてもよいことになる。
【0037】また、GaN−FET10自体が発熱しな
いため、GaN−FET10は、装置本体23の任意の
箇所に配置することができる。このため、電源装置を構
成する各素子の配置、すなわちレイアウト設計を柔軟に
行うことができる。
【0038】さらに、GaN−FET10の発熱を考慮
しなくてもよいので、電源装置全体の放熱設計が容易に
なるとともに、レイアウト設計が柔軟に行えることか
ら、図3(c)に示すように、電源装置を構成する各素
子のレイアウトを集積化することが可能となる。この結
果、電源装置本体23自体を縮小した電源装置本体24
とすることができる。これによって、一層、電源装置の
小型軽量化が実現される。さらに、電源装置の小型軽量
化と、電源装置自体の発熱が少ないことから、電源装置
を用いた車両等の機器の任意の箇所に、この電源装置を
配置することができる。
【0039】なお、図3(b),(c)に示したGaN
−FET10の大きさを図3(a)に示したFET20
の大きさに比して小さくしたのは、GaN−FET10
自体の発熱量が小さいため、GaN−FET10自体の
放熱構造が不要となり、GaN−FET10自体が小型
軽量化されるからである。
【0040】また、図1に示した電源装置は、最も簡易
なリニアレギュレータの一例を示したが、さらに負荷変
動に伴う出力電圧Voutを安定化するための回路を設け
るようにしてもよい。たとえば、出力電圧Vout間に、
直列接続した抵抗を用いて分圧し、各抵抗を半固定抵抗
として微調整することによって、ツェナーダイオードZ
Dの電圧Vzを調整するようにしてもよい。
【0041】さらに、直列接続した抵抗の分圧と基準電
圧とを比較する差動アンプを用いて過電流や負荷短絡か
らの保護を行う保護回路を設けるようにしてもよい。た
だし、過電流によっても、GaN−FET10自体は、
温度上昇がほとんどないため、熱保護回路を簡素化し、
または熱保護回路を設けなくてもよい。この場合、入力
電圧Vin側にヒューズ等を設けておくことによって、他
素子の破壊を防止すればよい。この結果、GaN−FE
T10を用いた電源装置では、熱保護回路の簡素化また
は削減が可能であるため、一層、電源装置の小型軽量化
が促進され、電源装置の設計にかかる時間と労力とを削
減することができる。
【0042】この実施の形態1によれば、オン抵抗の小
さいGaN−FET10を用いているので、電源装置の
放熱器22を必要とせず、電源装置内においてGaN−
FET10を任意の位置に配置することができるため、
電源装置を格段に小型軽量化することができる。また、
放熱器を含む放熱設計および熱保護回路の設計にかかる
時間と労力とを軽減することができるとともに、GaN
−FET10を電源装置内において任意の位置に配置す
ることができるので、電源装置全体のレイアウト設計に
かかる時間と労力をも軽減することができる。さらに、
GaN−FET10自体の発熱量が小さく、かつ500
℃以上の高耐熱性を有するため、電源装置の長時間使用
が可能となり、電源装置にかかるメンテナンスも軽減さ
れる。
【0043】(実施の形態2)つぎに、この発明の第2
の実施の形態について説明する。この実施の形態2によ
る電源装置では、GaN−FET10を並列接続するよ
うにしている。
【0044】図4は、この発明の実施の形態2である電
源装置の概要回路構成を示す図である。図4に示した電
源装置では、GaN−FET10と同じ構成のGaN−
FET30を並列接続した構成としている。GaN−F
ET10とGaN−FET30との並列接続とは、各G
aN−FET10,30のソースS、ドレインD、ゲー
トGを接続することである。その他の構成は、図1に示
した電源装置と同じであり、同一構成部分には同一符号
を付している。
【0045】上述したように、GaN−FET10,3
0自体は、オン抵抗が極めて小さいため、導通損失が少
なく、発熱量が小さい。このため、複数のGaN−FE
Tの隣接配置が可能となり、GaN−FET10単体の
ときに比較して、大きな重量変化および容積変化を伴わ
ないGaN−FETの並列接続が可能となる。結果とし
て、電源装置の最大電流値を倍増することができる。す
なわち、図4に示したGaN−FET10,30は、そ
れぞれ最大10Aの電流を導通させることが可能であっ
たが、これらを並列接続させることによって、最大20
Aの電流を導通させることができる。その結果、電源装
置全体の電力供給能力が倍増することになる。
【0046】図5は、Si系半導体のFETを用いた場
合の電源装置と、並列接続したGaN−FET10,3
0を用いた場合の電源装置との構造の差異を示す図であ
る。図5(a)は、図3(a)に示した従来の電源装置
の断面図である。図5(b)は、並列接続したGaN−
FET10,30を隣接配置した電源装置の断面図であ
る。並列接続したGaN−FET10,30と同じ20
Aの電流を導通させる電源装置をSi系半導体のFET
20を用いて実現する場合、FET20の発熱量がさら
に大きくなるため、図5(a)に示した放熱器22をさ
らに大きなものとしなければならない。
【0047】これに対し、図5(b)に示した電源装置
では、図5(a)に示した電源装置の電力供給量の2倍
の能力を有するにもかかわらず、放熱器22を不要とす
ることから、格段の小型軽量化を実現している。また、
各GaN−FET10,30は隣接配置することが可能
であるので、電源装置の設計も容易となる。
【0048】また、図5(c)では、図3(c)と同様
に、電源装置を構成する各素子のレイアウト設計を柔軟
に行うことによって、一層、小型軽量化した電源装置を
実現している。
【0049】なお、図4では、2つのGaN−FET1
0,30を並列接続した構成としたが、これに限らず、
3つ以上のGaN−FETを並列接続した構成としても
よい。この場合、さらに電力供給能力を向上させること
ができる。
【0050】この実施の形態2によれば、実施の形態1
の作用効果に加え、GaN−FET10,30を並列接
続するのみで、1つのGaN−FETを用いたときの重
量および容積と同じ規模で電源装置自体の電力供給能力
を倍増することができる。また、大電流の通電を可能と
するGaN−FET単体の開発が進行中である現状を考
えると、GaN−FETの並列接続は、大電力用電源装
置の小型軽量化を容易に実現するための有効な手段とな
る。
【0051】(実施の形態3)つぎに、この発明の実施
の形態3について説明する。上述した実施の形態1,2
では、いずれもリニアレギュレータとしての電源装置で
あったが、この実施の形態3では、スイッチングレギュ
レータとしての電源装置に上述したGaN−FETを用
いるようにしている。
【0052】図6は、この発明の実施の形態3である電
源装置の概要回路構成を示す図である。図6に示す電源
装置は、スイッチングレギュレータである。すなわち、
実施の形態1,2で示した電源装置は、GaN−FET
10,30を用いて電流量をリニアに制御するようにし
ていたが、この電源装置では、スイッチング制御によっ
て電流量を制御するようにしている。
【0053】図6に示したスイッチングレギュレータ
は、フォワード型のスイッチングレギュレータである。
このスイッチングレギュレータでは、パルス幅制御回路
41が出力するパルス幅変調(PWM)信号がGaN−
FET40のゲートに印加され、GaN−FET40が
スイッチングされる。GaN−FET40がオンのと
き、電解コンデンサC41に蓄積された入力電圧Vinの
エネルギーは、トランスT1、ダイオードD1、インダ
クタL1を介し、電解コンデンサC42に転送される。
GaN−FET40がオフのとき、インダクタL1に残
ったエネルギーは、ダイオードD2を介して電解コンデ
ンサC42に転送される。電解コンデンサC42は、出
力電圧Voutとして出力する。
【0054】差動アンプ42は、出力電圧Vout間に直
列接続された抵抗R1,R2の分圧と基準電圧Vrefと
を比較し、負荷変動に伴う制御量をフォトカプラPCを
介してパルス幅制御回路41に通知する。パルス幅制御
回路41は、フォトカプラPCから入力された制御量に
対応したPWM信号をGaN−FET40のゲートに印
加し、GaN−FET40の通電量を制御することによ
って、出力電圧Vout側(2次側)の電力制御を行う。
【0055】このスイッチングレギュレータでは、一次
側のスイッチング素子としてGaN−FET40を用い
ているが、このGaN−FET40は、実施の形態1,
2におけるGaN−FET10,30と同様に、従来の
Si系半導体のFETに比して、オン抵抗が小さい。し
たがって、GaN−FET40自体による発熱量はほと
んどなく、放熱のための放熱器が不要となる。
【0056】また、GaN−FET40自体の発熱がほ
とんどないことと、放熱器を不要とすることから、スイ
ッチングレギュレータ内におけるGaN−FET40の
配置に任意にとることができる。この結果、スイッチン
グレギュレータの小型軽量化を実現できるとともに、放
熱設計を含む設計にかかる時間と労力とを軽減すること
ができる。
【0057】図7は、この発明の実施の形態3である他
の電源装置の概要回路構成を示す図である。図6に示し
た電源装置は、フォワード型のスイッチングレギュレー
タであったが、図7に示す電源装置は、フライバック型
のスイッチングレギュレータである。すなわち、図6に
示した電源装置は、GaN−FET40がオンのとき
に、1次側の電力エネルギーが2次側に転送されたが、
図7に示した電源装置は、GaN−FET50がオフの
ときに、1次側の電力エネルギーが2次側に転送され
る。
【0058】図7において、このスイッチングレギュレ
ータでは、パルス幅制御回路51が出力するパルス幅変
調(PWM)信号がGaN−FET50のゲートに印加
され、GaN−FET50がスイッチングされる。トラ
ンスT2の巻き方向は、トランスT1の巻き方向と異な
り、GaN−FET50がオンのとき、入力電圧Vinの
エネルギーは、トランスT1に蓄積される。GaN−F
ET50がオフとき、トランスT2に蓄積されたエネル
ギーは、ダイオードD3を介して電解コンデンサC52
に転送され、電解コンデンサC52は、出力電圧Vout
を出力する。
【0059】差動アンプ52は、出力電圧Vout間に直
列接続された抵抗R1,R2の分圧と基準電圧Vrefと
を比較し、負荷変動に伴う制御量をフォトカプラPCを
介してパルス幅制御回路51に通知する。パルス幅制御
回路51は、フォトカプラPCから入力された制御量に
対応したPWM信号をGaN−FET50のゲートに印
加し、GaN−FET50の通電量を制御することによ
って、出力電圧Vout側の電力制御を行う。
【0060】このフライバック型のスイッチングレギュ
レータも、GaN−FET50を用いているので、放熱
器が不要となり、スイッチングレギュレータ全体の小型
軽量化が実現され、放熱設計を含む設計を柔軟に行うこ
とができる。
【0061】同様にして、図8は、GaN−FETを用
いた他のスイッチングレギュレータの一例を示してい
る。図8(a)は、プッシュプル型(センタタップ型)
のスイッチングレギュレータの一例を示す。また、図8
(b)は、ハーフブリッジ型のスイッチングレギュレー
タの一例を示す。さらに、図8(c)は、フルブリッジ
型のスイッチングレギュレータの一例を示す。図8
(a)〜図8(c)に示すスイッチングレギュレータで
は、スイッチング素子としていずれもGaN−FET6
1,62、71,72、81〜84を用いている。
【0062】この図8(a)〜図8(c)に示した各ス
イッチングレギュレータも、GaN−FET61,6
2、71,72、81〜84を用いているので、放熱器
が不要となり、スイッチングレギュレータ全体の小型軽
量化が実現され、放熱設計を含む設計を柔軟に行うこと
ができる。特に、スイッチング素子を複数用いている
が、各スイッチング素子として複数のGaN−FET6
1,62、71,72、81〜84を用いているので、
GaN−FET間の隣接配置が可能となり、スイッチン
グレギュレータの小型軽量化を促進する。
【0063】なお、その他のスイッチングレギュレータ
も同様にして、スイッチングレギュレータが用いるスイ
ッチング素子をGaN−FETとすることによって、上
述した作用効果を達成することができる。たとえば、R
CC(リンギング・チョーク・コイル)方式を用いた自
励型のスイッチングレギュレータであってもよい。
【0064】また、上述したスイッチングレギュレータ
は、いずれもパルス幅制御によるものであったが、これ
に限らず、パルスの周波数制御によって各GaN−FE
Tの通電量を制御するようにしてもよい。
【0065】この実施の形態3によれば、実施の形態
1,2と同様に、電源装置がスイッチングレギュレータ
である場合でも、スイッチング素子にオン抵抗の小さい
GaN−FETを用いることによって、電源装置の放熱
器を必要とせず、電源装置内においてGaN−FETを
任意の位置に配置することができるため、電源装置を格
段に小型軽量化することができる。
【0066】また、放熱器を含む放熱設計にかかる時間
と労力とを軽減することができるとともに、GaN−F
ETを電源装置内において任意の位置に配置することが
できるので、電源装置全体のレイアウト設計にかかる時
間と労力とを軽減することができる。さらに、GaN−
FET自体は、発熱量が小さく、かつ高耐熱性を有して
いるため、電源装置の長時間使用が可能となり、電源装
置にかかるメンテナンスも軽減される。
【0067】(実施の形態4)つぎに、この発明の実施
の形態4について説明する。上述した実施の形態1〜3
の電源装置は、いずれもDC−DCコンバータであった
が、この実施の形態4では、DC−ACインバータに用
いられるスイッチング素子にGaN−FETを用いるよ
うにしている。
【0068】図9は、この発明の実施の形態4である電
源装置の概要回路構成を示す図である。図9に示した電
源装置は、商用の三相交流電源90からの交流電流を整
流回路91内のダイオード群によって整流し、電解コン
デンサC91によって平滑する。平滑された電流は、イ
ンバータ回路92によって所望の周波数および所望の出
力電圧をもつ交流電流に変換され、誘導電動機(IM)
94に出力される。
【0069】インバータ回路92は、U層、V層、W層
の各相に対応して、それぞれ一対のスイッチング素子と
してのGaN−FET101,102、103,10
4、105,106を有する。駆動制御部93は、各一
対のGaN−FET101〜106に対し、各相に対応
するPWM信号を送出して、各GaN−FET101〜
106をスイッチング制御し、所望の周波数および出力
電圧をもった三相交流電力を供給させる。なお、各Ga
N−FET102,104,106に対しては、各Ga
N−FET101,103,105のPWM信号の反転
信号がゲートに入力される。
【0070】図9に示したインバータとしての電源装置
の場合も、GaN−FET101〜106を用いている
ので、放熱器が不要となり、電源装置全体の小型軽量化
が実現され、放熱設計を含む設計を柔軟に行うことがで
きる。
【0071】なお、その他のインバータとしての電源装
置、たとえば誘導加熱を用いた炊飯ジャーに用いられる
インバータであって、1つのスイッチング素子を用いて
直流電流を所望の交流電流に変換するインバータの場合
であっても、スイッチング素子をGaN−FETとする
ことによって、同様な作用効果を得ることができる。
【0072】この実施の形態4によれば、実施の形態1
〜3と同様に、インバータに用いられるスイッチング素
子にオン抵抗の小さいGaN−FETを用いることによ
って、電源装置の放熱器を必要とせず、電源装置内にお
いてGaN−FETを任意の位置に配置することができ
るため、電源装置を格段に小型軽量化することができ
る。また、放熱器を設計するための放熱設計にかかる時
間と労力とを軽減することができるとともに、GaN−
FETを電源装置内において任意の位置に配置すること
ができるので、電源装置全体のレイアウト設計にかかる
時間と労力とを軽減することができる。さらに、GaN
−FET自体は、発熱量が小さく、かつ高耐熱性を有し
ているため、電源装置の長時間使用が可能となり、電源
装置にかかるメンテナンスも軽減される。
【0073】なお、上述した実施の形態1〜4では、G
aN−FETとしてMES型のFETを用いて説明した
が、これに限らず、HEMT型、MOS型のFETであ
ってもよい。また、サイリスタ、トライアック、GTO
サイリスタ、バイポーラトランジスタ、MOS−FE
T、IGBTなどの各種半導体素子も、GaN系化合物
半導体を用いた半導体素子としてもよい。
【0074】また、上述した実施の形態1〜4では、い
ずれもGaN系化合物半導体を用いた半導体素子を電源
装置に適用する場合を示したが、これに限らず、オン抵
抗を小さくできる半導体材料を用いた半導体素子であれ
ばよい。たとえば、SiC化合物半導体材料を用いた半
導体素子としてもよく、AlN系化合物半導体材料を用
いた半導体素子としてもよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にかかる
発明によれば、GaN系化合物を用いて形成した半導体
素子を電力制御対象である主電流上に配置し、制御手段
が、前記半導体素子を流れる主電流の導通を制御するよ
うにしているので、半導体素子は、導通時の抵抗が小さ
く、発熱がほとんどなく、電源装置に大重量および大容
量の放熱器を備える必要がなくなるため、電源装置の小
型軽量化を実現することができるとともに、放熱設計に
かかる時間と労力とを格段に減少させることができると
いう効果を奏する。また、半導体素子を放熱器に密着さ
せる必要がなくなり、半導体素子は、電源装置内の任意
の位置に配置することができるため、放熱設計の容易さ
に加えて、電源装置全体の設計の自由度が増大し、ひい
ては電源装置内の各素子配置の集積化が可能となり、電
源装置の小型軽量化を一層促進させることができるとい
う効果を奏する。さらに、半導体素子自体の熱暴走がな
くなるため、過電流保護等の熱保護回路の簡素化を行う
ことができるという効果を奏する。
【0076】また、請求項2にかかる発明によれば、G
aN系化合物を用いて形成した半導体素子を電力制御対
象である主電流上に配置し、制御手段が、前記半導体素
子を流れる主電流の導通をスイッチング制御するように
しているので、半導体素子は、導通時の抵抗が小さく、
発熱がほとんどなく、電源装置に大重量および大容量の
放熱器を備える必要がなくなるため、電源装置の小型軽
量化を実現することができるとともに、放熱設計にかか
る時間と労力とを格段に減少させることができるという
効果を奏する。また、半導体素子を放熱器に密着させる
必要がなくなり、半導体素子は、電源装置内の任意の位
置に配置することができるため、放熱設計の容易さに加
えて、電源装置全体の設計の自由度が増大し、ひいては
電源装置内の各素子配置の集積化が可能となり、電源装
置の小型軽量化を一層促進させることができるという効
果を奏する。さらに、半導体素子自体の熱暴走がなくな
るため、過電流保護等の熱保護回路の簡素化を行うこと
ができるという効果を奏する。
【0077】また、請求項3にかかる発明によれば、電
力制御対象である主電流上に配置される半導体素子を複
数設け、各半導体素子を並列接続し、制御できる主電流
の限界を大幅に向上させることができるとともに、半導
体素子の発熱がほとんどないので、1つの半導体素子を
配置した場合の電源装置とほぼ同じ重量、かつ同じ容量
の電源装置によって、電力制御能力の高い電源装置を実
現することができるという効果を奏する。
【0078】また、請求項4にかかる発明によれば、電
力制御対象である主電流上に配置される半導体素子を複
数設け、各半導体素子を並列接続する際、各半導体素子
自体の発熱がほとんどないため、電源装置内における半
導体素子どうしを隣接配置するようにしているので、設
計の自由度をさらに向上させることができるという効果
を奏する。
【0079】また、請求項5にかかる発明によれば、電
力制御対象である主電流上に配置される半導体素子をG
aN−FETで形成し、導通時の抵抗を極めて小さく
し、半導体素子の発熱がほとんどないようにしているの
で、電源装置の小型軽量化を一層促進するとともに、放
熱設計を含む設計にかかる時間と労力とを格段に減少さ
せることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1である電源装置の概要
回路構成を示す図である。
【図2】図1に示したGaN−FETの構成を示す図で
ある。
【図3】Si系半導体のFETを用いた場合の電源装置
とGaN−FETを用いた実施の形態1の電源装置との
構造の差異を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態2である電源装置の概要
回路構成を示す図である。
【図5】Si系半導体のFETを用いた場合の電源装置
とGaN−FETを用いた実施の形態2の電源装置との
構造の差異を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態3である電源装置の概要
回路構成を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態3である他の電源装置の
概要回路構成を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態3である他の電源装置の
概要回路構成を示す図である。
【図9】この発明の実施の形態4である電源装置の概要
回路構成を示す図である。
【図10】従来における電源装置の構成を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
10,30,40,50,61,62,71,72,8
1〜84,101〜106 GaN−FET 11 入力端子 12 出力端子 23,24 装置本体 41,51 パルス幅制御回路 91 整流回路 92 インバータ回路 93 駆動制御部 Vin 入力電圧 Vout 出力電圧 C1,C3 電解コンデンサ ZD ツェナーダイオード R,R1,R2 抵抗 T1,T2 トランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02M 3/337 H01L 29/80 E 7/537 27/06 F 7/5387 Fターム(参考) 5F102 FA02 FA10 GA14 GB01 GC01 GD01 GJ10 GK04 GL04 GM04 GN04 GQ01 HC01 5H007 AA03 AA06 BB06 CA02 CB04 CB05 CC23 DB03 EA02 HA03 HA04 HA05 5H730 AA06 AA08 AA14 AA20 AS01 BB23 BB25 BB26 BB27 BB43 DD04 EE07 EE08 FD01 FF19 FG06 ZZ07 ZZ11 ZZ13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力制御対象である主電流上に配置し、
    GaN系化合物を用いて形成した半導体素子と、 前記半導体素子を流れる主電流の導通を制御する制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 電力制御対象である主電流上に配置し、
    GaN系化合物を用いて形成した半導体素子と、 前記半導体素子を流れる主電流の導通をスイッチング制
    御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体素子を複数備え、複数の前記
    半導体素子を並列接続したことを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の半導体素子を隣接配置したこ
    とを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体素子は、GaN−FETであ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載
    の電源装置。
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