JP2012043044A - 硬貨処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】硬貨処理装置を小型化する。
【解決手段】硬貨投入部1から1枚ずつ繰り出された硬貨を計数する識別部4を有し、計数できなかった硬貨を通過させるリジェクト口5および計数できた硬貨を通過させる受入れ口6が形成された円盤状の硬貨搬送部3と、計数された硬貨を貯留し、該硬貨の放出先としての返却放出口と収納放出口とを選択可能に開閉する底部を有する一時保留部11と、リジェクト口5から落下した硬貨をリジェクト硬貨収容部8へ案内するリジェクトシュート7と、受入れ口6から落下した硬貨を一時保留部11へ案内する受入れシュート10と、一時保留部11から落下して返却放出口を通過した硬貨を硬貨返却箱へ案内する返却シュート12と、一時保留部11から落下して収納放出口を通過した硬貨を硬貨回収カセット15へ案内する収納シュート14とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、硬貨投入部に投入された硬貨を計数する硬貨処理装置に関する。
従来の硬貨処理装置は、硬貨投入部に一括して投入された硬貨を硬貨繰出し部で1枚ずつ繰出し、その硬貨繰出し部により繰り出された硬貨を1枚ずつ直列に並べた状態で移送する硬貨搬送部を装置の前後方向に沿って配置しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−20785号公報(段落「0007」〜段落「0010」、図1)
しかしながら、上述した従来の技術においては、硬貨処理装置の前後方向に沿って配置される硬貨搬送部は移送する硬貨の上面および下面に接触して挟持する搬送ベルト対や搬送ローラ対およびそれらを駆動するモータ等の駆動手段等で構成する必要があり、その構成は複雑なものとなり、硬貨処理装置が大型化してしまい、また製造コストも高くなるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、硬貨処理装置を小型化することを目的とする。
そのため、本発明は、硬貨投入部に投入された硬貨を計数する硬貨処理装置において、硬貨投入部から1枚ずつ繰り出された硬貨を計数する識別部を有し、前記識別部により計数できなかった硬貨を通過させるリジェクト口および前記識別部により計数された硬貨を通過させる受入れ口が形成された円盤状の硬貨搬送部と、前記識別部により計数された硬貨を貯留し、該硬貨の放出先としての返却放出口と収納放出口とを選択可能に開閉する底部を有する一時保留部と、前記リジェクト口の下方に配設され、前記リジェクト口から落下した硬貨をリジェクト硬貨収容部へ案内するリジェクトシュートと、前記受入れ口の下方に配設され、前記受入れ口から落下した硬貨を前記一時保留部へ案内する受入れシュートと、前記一時保留部の返却放出口の下方に配設され、前記一時保留部から落下して前記返却放出口を通過した硬貨を硬貨返却箱へ案内する返却シュートと、前記一時保留部の収納放出口の下方に配設され、前記一時保留部から落下して前記収納放出口を通過した硬貨を硬貨収納庫へ案内する収納シュートとを備えたことを特徴とする。
このようにした本発明は、硬貨処理装置を小型化することができるという効果が得られる。
第1の実施例における硬貨処理装置の構成を示す概略側断面図 第1の実施例における硬貨処理装置の構成を示す概略正面図 第1の実施例における硬貨回収カセットの構成を示す説明図 第1の実施例における硬貨搬送部の構成を示す平面説明図 第1の実施例における一時保留部の構成を示す側面説明図 第1の実施例における硬貨返却経路を示す説明図 第1の実施例における硬貨収納経路を示す説明図 第2の実施例における硬貨返却経路を示す説明図 第3の実施例における硬貨収納経路を示す説明図 第4の実施例における硬貨処理装置の構成を示す概略正面図 第4の実施例における硬貨返却経路を示す説明図 第4の実施例における硬貨搬送部の構成を示す平面説明図 第5の実施例における硬貨処理装置の構成を示す概略正面図 第5の実施例における硬貨収納経路を示す説明図 第5の実施例における硬貨搬送部の構成を示す平面説明図
以下、図面を参照して本発明による硬貨処理装置の実施例を説明する。
図1は第1の実施例における硬貨処理装置の構成を示す概略側断面図、図2は第1の実施例における硬貨処理装置の構成を示す概略正面図、図3は第1の実施例における硬貨回収カセットの構成を示す説明図、図4は第1の実施例における硬貨搬送部の構成を示す平面説明図、図5は第1の実施例における一時保留部の構成を示す側面説明図である。なお、図1において図中左側が硬貨処理装置の前面、図中右側が硬貨処理装置の後面である。
図1および図2において、100は硬貨処理装置であり、図示しないディスプレイ等の表示部およびタッチパネル等の操作部や図示しない紙幣処理装置等が接続され、操作者による操作を操作部で受け付けて硬貨投入部に投入された硬貨の計数を行い、その計数結果を表示部に表示等するものである。
1は硬貨投入部であり、装置の上部前面側に設けられた開口部の下方に硬貨を一括して受け入れる円錐台状に形成された部材である。
2は硬貨繰出し部であり、硬貨投入部1の下方に配設され、硬貨投入部1に投入された硬貨を1枚ずつ繰出す繰出回転円盤等で構成されたものである。
3は硬貨搬送部であり、硬貨繰出し部2から1枚ずつ繰出された硬貨を搬送する搬送路を有し、その搬送路の上流より、硬貨の真偽、金種等を識別するとともに識別された金種毎の硬貨を計数するセンサ等で構成された硬貨識別部4、硬貨識別部4で偽硬貨と識別された硬貨や金種識別ができなかった硬貨等の計数できなかった硬貨(以下、「リジェクト硬貨」という。)を選択的に通過させるリジェクト口5、および硬貨識別部4で真硬貨と識別かつ金種識別され、計数された硬貨(以下、「正規硬貨」という。)を通過させる受入れ口6が順に配設されている。
この硬貨搬送部3は、図4に示すように硬貨収容部としてのU字状の切欠部31が形成された円盤状の搬送ディスク32で構成され、硬貨識別部4、リジェクト口5、および受入れ口6が搬送ディスク32の硬貨収容部の回転軌跡に配置されている。この搬送ディスク32が回転することにより、硬貨収容部に収容されて搬送される硬貨が硬貨識別部4で識別されるとともに、その識別結果に応じてリジェクト口5または受入れ口6を通過するように構成されている。なお、リジェクト口5には、硬貨識別部4の識別結果に応じて開閉可能なシャッタが設けられている。
7はリジェクトシュートであり、リジェクト口5の下方に、装置の前面下方に向かって斜めに配設され、筒状に形成された硬貨案内路である。このリジェクトシュート7は、リジェクト口5を通過し、落下する硬貨を後述するリジェクト硬貨収容部へ案内する。
8はリジェクト硬貨収容部であり、リジェクトシュート7の出口に配置され、リジェクトシュート7で案内された硬貨を収容するものである。
9は扉であり、操作者の操作により開閉可能になっており、リジェクト硬貨収容部8の前方の装置の前面に設けられたものである。この扉9を開放することにより、リジェクト硬貨収容部8に収容された硬貨を取り出すことができるようになっている。
10は受入れシュートであり、受入れ口6の下方に、装置の略直下に向かって配設または装置のやや後方に向かって斜めに配設され、筒状に形成された硬貨案内路である。この受入れシュート10は、受入れ口6を通過し、落下する硬貨を後述する一時保留部へ案内する。
ここで、リジェクトシュート7および受入れシュート10は、図2に示すように装置の幅方向における左側と右側にスペースを分けるようにして配置されている。
11は一時保留部であり、受入れシュート10の出口に配置され、受入れシュート10で案内された硬貨、すなわち硬貨識別部4で真硬貨と識別され、かつ金種識別された正規硬貨を一時的に貯留するものである。この一時保留部11は、貯留した硬貨を返却するための返却経路または貯留した硬貨を収納するための収納経路の2つの経路に選択的に接続されている。
ここで、一時保留部11は、図5に示すように、対向配置された平板状の一対の側板112に、一端が硬貨貯留部110の上部で回動可能に軸支され、櫛歯状に形成された自由端が互いに内側に傾斜した2つのガイド部材111a、111bを対向して配置し、その自由端が噛み合って硬貨貯留部110の底部を形成し、その一方のガイド部材(111aまたは111b)を回動させることにより硬貨貯留部110に貯留した硬貨を、後述する返却シュート12の入り口である返却放出口121または後述する収納シュート14の入り口である収納放出口141側に開放された底部から、返却放出口121または収納放出口141へ放出するように構成されている。
すなわち、一時保留部11は、対向配置された平板状の一対の側板112と、その一対の側板112の間に対向配置されるとともに、それぞれの一端が回動可能に軸支され、それぞれの自由端が互いに内側に傾斜し、それぞれの自由端が当接して硬貨を貯留する空間としての硬貨貯留部110の底部を形成する二つのガイド部材(111a、111b)とを有し、そのガイド部材(111a、111b)のいずれか一方を回動させて返却放出口121と収納放出口141とを選択して底部を開放することができるようになっている。
なお、ガイド部材111aを図中時計方向へ回動させることにより硬貨貯留部110に貯留した硬貨を返却放出口121側に開放された底部から返却放出口121へ放出し、ガイド部材111bを図中反時計方向へ回動させることにより硬貨貯留部110に貯留した硬貨を収納放出口141側に開放された底部から収納放出口141へ放出する。
このように一時保留部11は、受入れシュート10で案内された正規硬貨を貯留し、その硬貨の放出先としての返却放出口121と収納放出口141とを選択可能に開閉する底部を有している。
12は返却シュートであり、一時保留部11の返却放出口の下方に、装置の前面下方に向かって斜めに配設され、筒状に形成された硬貨案内路である。この返却シュート12は、一時保留部11から落下した硬貨を後述する硬貨返却箱に案内するための返却経路である。
13は硬貨返却箱であり、返却シュート12の出口に配置され、返却シュート12で案内された硬貨を収容するものである。この硬貨返却箱13は、一時保留部11に貯留されたすべての硬貨を収容することができる容量を有し、装置前面より引き出し可能になっており、引き出すことにより収容した硬貨を取り出すことができるようになっている。
14は収納シュートであり、一時保留部11の収納放出口の下方に、装置の略直下に向かって配設され、筒状に形成された硬貨案内路である。この収納シュート14は、一時保留部11から落下した硬貨を後述する硬貨回収カセットへ案内するための収納経路である。
15は硬貨収納庫としての硬貨回収カセットであり、収納シュート14の出口に配設され、収納シュート14で案内された硬貨を収納するものである。この硬貨回収カセット15の上部には収納シュート14の出口と対向する開口部16が形成され、その開口部16を通過して収納シュート14で案内された硬貨が収納される。
また、硬貨回収カセット15は、一時保留部11の硬貨の貯留容量よりはるかに大きい容量を有する金庫であり、カセットベース18およびその上に設置された保持ガイド19a〜19dで仕切られた領域内に搭載されている。さらに、硬貨回収カセット15は、装置前面扉20を開放した後、もしくは装置前面扉20とともにカセットベース18を引き出すことができるようになっており、カセットベース18および保持ガイド19a〜19dの上方から着脱可能になっている。
また、硬貨回収カセット15の開口部16には、図3に示すように回収庫シャッタ29が設けられており、装置に装着されているときは図示しない装置側のレバー等の係合部とシャッタ開閉機構とが係合して回収庫シャッタ29は開口部16を開放し、装置から取り外されたときは付勢手段により付勢されて回収庫シャッタ29は開口部16を閉塞するようになっている。
このように硬貨処理装置100は、硬貨投入部1、硬貨繰出し部2、硬貨搬送部3、硬貨識別部4、リジェクトシュート7、リジェクト硬貨収容部8、受入れシュート10、一時保留部11、返却シュート12、硬貨返却箱13、収納シュート14、硬貨回収カセット15等で構成され、図2に示すように、硬貨繰出し部2、硬貨搬送部3、硬貨識別部4、リジェクトシュート7、リジェクト硬貨収容部8、受入れシュート10、一時保留部11、返却シュート12、硬貨返却箱13、収納シュート14、および硬貨回収カセット15は硬貨投入部1の幅よりも狭く構成されている。
なお、硬貨処理装置100は、図示しないメモリ等の記憶部に記憶された制御プログラムに基づき中央処理演算装置等の制御部により、その全体の動作が制御される。
上述した構成の作用を図1に基づいて説明する。
硬貨投入部1に硬貨が一括して投入されると硬貨繰出し部2に硬貨が落下する。硬貨繰出し部2は、硬貨投入部1から落下してきた硬貨を1枚ずつ硬貨搬送部3へ送り出す。硬貨搬送部3は、図示しないモータにより回転して硬貨を搬送し、その硬貨は硬貨識別部4で真偽、金種が判別されるとともに計数される。
硬貨識別部4でリジェクト硬貨と識別されると図示しないシャッタによりリジェクト口5が開放され、硬貨搬送部3で搬送されるリジェクト硬貨はリジェクト口5から自由落下する。
リジェクト口5から自由落下したリジェクト硬貨は、リジェクトシュート7内を回転運動しながら落下してリジェクト硬貨収容部8に収容される。リジェクト硬貨収容部8に収容されたリジェクト硬貨は、扉9を押圧して開放することにより取り出すことができる。
一方、硬貨識別部4で正規硬貨と識別されると図示しないシャッタはリジェクト口5を閉塞し、硬貨搬送部3で搬送される正規硬貨はリジェクト口5を通過し受入れ口6から自由落下する。
受入れ口6から自由落下した正規硬貨は、受入れシュート10内を回転運動しながら落下して一時保留部11に貯留される。一時保留部11が貯留された硬貨で満杯または硬貨繰出し部2からすべての硬貨が繰り出されると、一時保留部11に貯留された硬貨の計数結果として金額が表示部に表示され、操作者はその金額を確認し、操作者は操作部により一時保留部11に貯留した硬貨を硬貨回収カセット15に収納するか硬貨返却箱13に返却するかを選択操作する。
操作者は、計数した金額を確認し、一時保留部11に貯留した硬貨を硬貨回収カセット15に収納する場合は収納を指示する操作を行い、一方、一時保留部11に貯留した硬貨を硬貨回収カセット15に収納せず、硬貨返却箱13に返却する場合(例えば、硬貨の収納を中止する場合や硬貨の計数を行いその硬貨を返却する場合)は返却を指示する操作を行うものとする。
ここで、一時保留部11に貯留した硬貨を硬貨回収カセット15に収納せず、硬貨返却箱13に返却する場合の動作を図6に基づいて説明する。
一時保留部11に貯留した硬貨を硬貨返却箱13に返却する場合、一時保留部11のガイド部材111aを図中矢印Aが示す返却シュート12の方向へ回動させて一時保留部11の返却シュート12側の底部を開口する。ガイド部材111aを回動させると一時保留部11に貯留されていた硬貨は返却シュート12を回転運動しながら落下し、硬貨返却箱13に集積される。このとき、一時保留部11のガイド部材111bを回動させず停止させておくことにより、一時保留部11に貯留されていた硬貨はガイド部材111bに形成された斜面に案内されて返却シュート12へ自由落下する。操作者は、硬貨返却箱13を装置前面から引き出すことにより硬貨返却箱13に集積された硬貨を取り出すことができる。
次に、一時保留部11に貯留した硬貨を硬貨回収カセット15に収納する場合の動作を図7に基づいて説明する。
一時保留部11に貯留した硬貨を硬貨回収カセット15に収納する場合、一時保留部11のガイド部材111bを図中矢印Bが示す収納シュート14の方向へ回動させて一時保留部11の収納シュート14側の底部を開口する。ガイド部材111bを回動させると一時保留部11に貯留されていた硬貨は収納シュート14を回転運動しながら落下し、開口部16を通過して硬貨回収カセット15に収納される。このとき、一時保留部11のガイド部材111aを回動させず停止させておくことにより、一時保留部11に貯留されていた硬貨はガイド部材111aに形成された斜面に案内されて収納シュート14へ自由落下する。
硬貨回収カセット15を装置から取り出す際は、図1に示すように前扉20を開放した後、硬貨回収カセット15が載置されたカセットベース18を引き出し、硬貨回収カセット15を上方へ引き上げる。このとき、硬貨回収カセット15の回収庫シャッタ29は閉塞されており、硬貨回収カセット15に収納された硬貨には触手できないようになっている。装置から取り出された硬貨回収カセット15は警備会社等の現金集配センタとしての警送センタ等において専用の鍵で扉が開錠され、収納された硬貨が取り出されるものとする。
このように硬貨搬送部3を円盤状に形成するとともに、その硬貨搬送部3からリジェクト硬貨収容部8および一時保留部11への硬貨の搬送、ならびに一時保留部11から硬貨返却箱13および硬貨回収カセット15への硬貨の搬送を、搬送ベルトや搬送ローラ等を用いることなく、筒状のシュートを用いて行い、そのシュート内を自由落下させて硬貨を移送するようにしたことにより、硬貨処理装置100の幅および奥行きを小さくすることができ、硬貨処理装置100の小型化を図ることができる。
なお、本実施例では、リジェクト硬貨収容部8を装置内に固定されたものとして説明したが、硬貨返却箱13と同様に装置から取り出し可能な構成としても良い。
以上説明したように、第1の実施例では、硬貨搬送部を円盤状に形成するとともに、その硬貨搬送部からリジェクト硬貨収容部および一時保留部への硬貨の搬送、ならびに一時保留部から硬貨返却箱および硬貨回収カセットへの硬貨の搬送を、搬送ベルトや搬送ローラ等を用いることなく、筒状のシュートを用いて行い、そのシュート内を自由落下させて硬貨を移送するようにしたことにより、硬貨処理装置の幅および奥行きを小さくすることができ、硬貨処理装置の小型化を図ることができるという効果が得られる。
また、硬貨処理装置の小型化を図ることにより、狭い空間にも設置することができるという効果が得られる。
さらに、硬貨処理装置の低コスト化を実現することができるという効果が得られる。
第2の実施例の構成は第1の実施例の構成と同様なので同一の符号を付してその説明を省略し、第2の実施例の作用を図8の第2の実施例における硬貨返却経路を示す説明図に基づいて説明する。なお、図8において図中左側が硬貨処理装置の前面、図中右側が硬貨処理装置の後面である。
まず、操作者の操作により、投入した硬貨を計数し、計数したすべての硬貨を硬貨返却箱へ返却する取引が操作部で選択されるものとする。
投入した硬貨を計数し、計数したすべての硬貨を硬貨返却箱へ返却する取引が選択されると図8に示すように予め一時保留部11のガイド部材111aを返却シュート12の方向へ回動させて一時保留部11の返却シュート12(返却放出口)側の底部を開口し、その状態を保持する。
次に、硬貨投入部1に硬貨が一括して投入されると硬貨繰出し部2に硬貨が落下する。硬貨繰出し部2は、硬貨投入部1から落下してきた硬貨を1枚ずつ硬貨搬送部3へ送り出す。硬貨搬送部3は、図示しないモータにより回転して硬貨を搬送し、その硬貨は硬貨識別部4で真偽、金種が判別されるとともに計数される。
硬貨識別部4でリジェクト硬貨と識別されると図示しないシャッタによりリジェクト口5が開放され、硬貨搬送部3で搬送されるリジェクト硬貨はリジェクト口5から自由落下する。
リジェクト口5から自由落下したリジェクト硬貨は、リジェクトシュート7内を回転運動しながら落下してリジェクト硬貨収容部8に収容される。リジェクト硬貨収容部8に収容されたリジェクト硬貨は、扉9を押圧して開放することにより取り出すことができる。
一方、硬貨識別部4で正規硬貨と識別されると図示しないシャッタはリジェクト口5を閉塞し、硬貨搬送部3で搬送される正規硬貨はリジェクト口5を通過し受入れ口6から自由落下する。
受入れ口6から自由落下した正規硬貨は、受入れシュート10内を回転運動しながら落下して一時保留部11を通過し、返却シュート12を回転運動しながら落下し、硬貨返却箱13に集積される。
このとき、一時保留部11のガイド部材111bを回動させず停止させておくことにより、受入れ口6から自由落下した硬貨はガイド部材111bに形成された斜面に案内されて返却シュート12へ自由落下する。
操作者は、硬貨返却箱13を装置前面から引き出すことにより硬貨返却箱13に集積された硬貨を取り出すことができる。
このように硬貨投入部1に投入した硬貨を計数し、計数されたすべての硬貨を硬貨返却箱13へ移送することが目的の場合、予め一時保留部11のガイド部材111aを回動させて一時保留部11の底部を返却シュート12(返却放出口)側に開放しておくことにより、一時保留部11に硬貨を貯留することなく、硬貨投入後に、硬貨を返却することを選択する操作が簡略化されるとともに一時保留部11のガイド部材111aの回動の動作も必要なくなり、処理時間を短縮することができる。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、計数されたすべての硬貨を返却することが目的の場合、予め一時保留部のガイド部材を回動させて一時保留部の返却シュート側の底部を開放しておくことにより、一時保留部に硬貨を貯留することなく、硬貨投入後に、硬貨を返却することを選択する操作が簡略化されるとともに一時保留部のガイド部材の回動の動作も必要なくなり、処理時間を短縮することができるという効果が得られる。
また、一時保留部に硬貨を貯留することがないのでガイド部材への硬貨の張り付きや引っ掛かりを防止することができるという効果が得られる。
第3の実施例の構成は第1の実施例の構成と同様なので同一の符号を付してその説明を省略し、第3の実施例の作用を図9の第3の実施例における硬貨収納経路を示す説明図に基づいて説明する。なお、図9において図中左側が硬貨処理装置の前面、図中右側が硬貨処理装置の後面である。
まず、操作者の操作により、投入した硬貨の金額確認が不要であり、投入した硬貨を計数し、計数したすべての硬貨を硬貨回収カセットに収納する取引が操作部で選択されるものとする。
投入した硬貨を計数し、計数したすべての硬貨回収カセットに収納する取引が選択されると図9に示すように予め一時保留部11のガイド部材111bを収納シュート14の方向へ回動させて一時保留部11の収納シュート14(収納放出口)側の底部を開口し、その状態を保持する。
次に、硬貨投入部1に硬貨が一括して投入されると硬貨繰出し部2に硬貨が落下する。硬貨繰出し部2は、硬貨投入部1から落下してきた硬貨を1枚ずつ硬貨搬送部3へ送り出す。硬貨搬送部3は、図示しないモータにより回転して硬貨を搬送し、その硬貨は硬貨識別部4で真偽、金種が判別されるとともに計数される。
硬貨識別部4でリジェクト硬貨と識別されると図示しないシャッタによりリジェクト口5が開放され、硬貨搬送部3で搬送されるリジェクト硬貨はリジェクト口5から自由落下する。
リジェクト口5から自由落下したリジェクト硬貨は、リジェクトシュート7内を回転運動しながら落下してリジェクト硬貨収容部8に収容される。リジェクト硬貨収容部8に収容されたリジェクト硬貨は、扉9を押圧して開放することにより取り出すことができる。
一方、硬貨識別部4で正規硬貨と識別されると図示しないシャッタはリジェクト口5を閉塞し、硬貨搬送部3で搬送される正規硬貨はリジェクト口5を通過し受入れ口6から自由落下する。
受入れ口6から自由落下した正規硬貨は、受入れシュート10内を回転運動しながら落下して一時保留部11を通過し、収納シュート14を回転運動しながら落下し、硬貨回収カセット15に収納される。
このとき、一時保留部11のガイド部材111aを回動させず停止させておくことにより、受入れ口6から自由落下した硬貨はガイド部材111aに形成された斜面に案内されて収納シュート14へ自由落下する。
このように硬貨投入部1に投入した硬貨を計数し、計数されたすべての硬貨を硬貨回収カセット15に移送することが目的の場合、予め一時保留部11のガイド部材111bを回動させて一時保留部11の底部を収納シュート14(収納放出口)側に開放しておくことにより、一時保留部11に硬貨を貯留することなく、硬貨投入後に、硬貨を収納することを選択する操作が簡略化されるとともに一時保留部11のガイド部材111bの回動の動作も必要なくなり、処理時間を短縮することができる。
以上説明したように、第3の実施例では、第1の実施例の効果に加え、計数された硬貨を硬貨回収カセットに収納することが目的の場合、予め一時保留部のガイド部材を回動させて一時保留部の収納シュート側の底部を開放しておくことにより、一時保留部に硬貨を貯留することなく、硬貨投入後に、硬貨を収納することを選択する操作が簡略化されるとともに一時保留部のガイド部材の回動の動作も必要なくなり、処理時間を短縮することができるという効果が得られる。
また、一時保留部に硬貨を貯留することがないのでガイド部材への硬貨の張り付きや引っ掛かりを防止することができるという効果が得られる。
さらに、硬貨搬送部の受入れ口から受入れシュート、一時保留部、収納シュート、および硬貨回収カセットの開口部が略直線になるので投入されたすべての硬貨が硬貨回収カセットに収納されやすく、途中で硬貨が残留することを抑制することができるという効果が得られる。
図10は第4の実施例における硬貨処理装置の構成を示す概略正面図、図11は第4の実施例における硬貨返却経路を示す説明図、図12は第4の実施例における硬貨搬送部の構成を示す平面説明図である。なお、図11において図中左側が硬貨処理装置の前面、図中右側が硬貨処理装置の後面であり、また上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図10および図11において、硬貨搬送部3には、リジェクト口5および受入れ口6のほかに、正規硬貨と識別され計数された硬貨を通過させ、落下させる返却口23が配設されている。
この硬貨搬送部3は、第1の実施例と同様に硬貨収容部としてのU字状の切欠部31が形成された円盤状の搬送ディスク32で構成され、図12に示すように硬貨識別部4、リジェクト口5、返却口23および受入れ口6が搬送ディスク32の硬貨収容部の回転軌跡に配置されている。この搬送ディスク32が回転することにより、硬貨収容部に収容されて搬送される硬貨が硬貨識別部4で識別されるとともに、その識別結果に応じてリジェクト口5または返却口23もしくは受入れ口6を通過するように構成されている。なお、返却口23には、硬貨識別部4の識別結果に応じて開閉を切替えることができる開閉可能なシャッタが設けられている。
24は直接返却シュートであり、返却口23の下方に、装置の前面下方に向かって斜めに配設され、筒状に形成された硬貨案内路である。この直接返却シュート24は、返却口23を通過し、落下した硬貨を硬貨返却箱13へ直接案内する。
上述した構成の作用について説明する。
操作者の操作により、投入した硬貨を計数し、計数したすべての硬貨を硬貨返却箱へ返却する取引、投入した硬貨の中から所定金種の所定枚数の硬貨を硬貨返却箱へ返却する取引、または投入した硬貨の中から所定金種の所定枚数の硬貨を硬貨回収カセットへ収納する取引が操作部で選択されるものとする。なお、所定の金種および所定の枚数は、操作者の操作により操作部で入力されるものとする。
まず、投入した硬貨を計数し、計数したすべての硬貨を硬貨返却箱へ返却する取引の動作を説明する。
硬貨投入部1に硬貨が一括して投入されると硬貨繰出し部2に硬貨が落下する。硬貨繰出し部2は、硬貨投入部1から落下してきた硬貨を1枚ずつ硬貨搬送部3へ送り出す。硬貨搬送部3は、図示しないモータにより回転して硬貨を搬送し、その硬貨は硬貨識別部4で真偽、金種が判別されるとともに計数される。
硬貨識別部4でリジェクト硬貨と識別されると図示しないシャッタによりリジェクト口5が開放され、硬貨搬送部3で搬送されるリジェクト硬貨はリジェクト口5から自由落下する。
リジェクト口5から自由落下したリジェクト硬貨は、リジェクトシュート7内を回転運動しながら落下してリジェクト硬貨収容部8に収容される。リジェクト硬貨収容部8に収容されたリジェクト硬貨は、扉9を押圧して開放することにより取り出すことができる。
一方、硬貨識別部4で正規硬貨と識別されると図示しないシャッタはリジェクト口5を閉塞し、硬貨搬送部3で搬送される正規硬貨はリジェクト口5を通過しシャッタが開放された返却口23から自由落下する。返却口23から自由落下した正規硬貨は、直接返却シュート24内を回転運動しながら落下して硬貨返却箱13に集積される。
次に、投入した硬貨の中から所定金種の所定枚数の硬貨を硬貨返却箱へ返却する取引の動作を説明する。
硬貨投入部1に硬貨が一括して投入されると硬貨繰出し部2に硬貨が落下する。硬貨繰出し部2は、硬貨投入部1から落下してきた硬貨を1枚ずつ硬貨搬送部3へ送り出す。硬貨搬送部3は、図示しないモータにより回転して硬貨を搬送し、その硬貨は硬貨識別部4で真偽、金種が判別されるとともに計数される。
硬貨識別部4でリジェクト硬貨と識別されると図示しないシャッタによりリジェクト口5が開放され、硬貨搬送部3で搬送されるリジェクト硬貨はリジェクト口5から自由落下する。リジェクト口5から自由落下したリジェクト硬貨は、リジェクトシュート7内を回転運動しながら落下してリジェクト硬貨収容部8に収容される。
一方、硬貨識別部4で正規硬貨と識別されると図示しないシャッタはリジェクト口5を閉塞し、硬貨搬送部3で搬送される正規硬貨が所定の金種の硬貨であり、その金種の硬貨が所定の枚数以下であると識別されたとき、硬貨搬送部3で搬送される正規硬貨はリジェクト口5を通過しシャッタが開放された(シャッタの開閉が切替えられた)返却口23から自由落下する。返却口23から自由落下した正規硬貨は、直接返却シュート24内を回転運動しながら落下して硬貨返却箱13に集積される。
なお、硬貨搬送部3で搬送される正規硬貨が所定の金種でない硬貨と識別されたとき、または所定の金種が所定の枚数を超えた硬貨と識別されたとき、返却口23のシャッタを閉塞し、その硬貨はリジェクト口5および返却口23を通過し、受入れ口6から落下して一時保留部11に貯留される。
次に、投入した硬貨の中から所定金種の所定枚数の硬貨を硬貨回収カセットへ収納する取引の動作を説明する。
硬貨投入部1に硬貨が一括して投入されると硬貨繰出し部2に硬貨が落下する。硬貨繰出し部2は、硬貨投入部1から落下してきた硬貨を1枚ずつ硬貨搬送部3へ送り出す。硬貨搬送部3は、図示しないモータにより回転して硬貨を搬送し、その硬貨は硬貨識別部4で真偽、金種が判別されるとともに計数される。
硬貨識別部4でリジェクト硬貨と識別されると図示しないシャッタによりリジェクト口5が開放され、硬貨搬送部3で搬送されるリジェクト硬貨はリジェクト口5から自由落下する。リジェクト口5から自由落下したリジェクト硬貨は、リジェクトシュート7内を回転運動しながら落下してリジェクト硬貨収容部8に収容される。
一方、硬貨識別部4で正規硬貨と識別されると図示しないシャッタはリジェクト口5を閉塞し、硬貨搬送部3で搬送される正規硬貨が所定の金種の硬貨であり、その金種の硬貨が所定の枚数以下であると識別されたとき、返却口23のシャッタを閉塞し、その硬貨はリジェクト口5および返却口23を通過し、受入れ口6から落下して一時保留部11に貯留される。
なお、硬貨搬送部3で搬送される正規硬貨が所定の金種でない硬貨と識別されたとき、または所定の金種が所定の枚数を超えた硬貨と識別されたとき、返却口23のシャッタを開放し、その硬貨はリジェクト口5を通過し、シャッタの開閉が切替えられた返却口23から自由落下する。返却口23から自由落下した硬貨は、直接返却シュート24内を回転運動しながら落下して硬貨返却箱13に集積される。
このようにすることにより投入した硬貨の一部または全部の硬貨を硬貨返却箱13に集積することができ、操作者は、硬貨返却箱13を装置前面から引き出し、硬貨返却箱13に集積された硬貨を取り出すことができる。
なお、硬貨返却箱13に集積された硬貨を取り出し、その硬貨返却箱13を装置に装着した後、操作者の収納または返却の選択操作を操作部で受け付け、一時保留部11に貯留された硬貨を硬貨回収カセット15に収納または硬貨返却箱13に返却することができる。
このように直接返却シュート24は、一時保留部11を経由しないため、ガイド部材への硬貨の張り付きや引っ掛かりを防止することができる。
以上説明したように、第4の実施例では、直接返却シュートは一時保留部を経由しないため、第2の実施例と比較して、よりガイド部材への硬貨の張り付きや引っ掛かりを防止することができ、残留硬貨の発生を防止できるという効果が得られる。
また、直接返却シュートを設けたことにより、所望の金種・枚数の硬貨を振り分ける取引の処理時間を短縮することができるという効果が得られる。
さらに、第3の実施例と組み合わせて一時保留部に硬貨を貯留しておく必要がない場合、予めガイド部材を回動させて一時保留部の収納シュート側の底部を開放しておくことにより、さらに処理時間を短縮することができるという効果が得られる。
図13は第5の実施例における硬貨処理装置の構成を示す概略正面図、図14は第5の実施例における硬貨収納経路を示す説明図、図15は第5の実施例における硬貨搬送部の構成を示す平面説明図である。なお、図14において図中左側が硬貨処理装置の前面、図中右側が硬貨処理装置の後面であり、また上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図13および図14において、硬貨搬送部3には、リジェクト口5および受入れ口6のほかに、正規硬貨と識別され計数された硬貨を通過させ、落下させる収納口25が配設されている。
この硬貨搬送部3は、第1の実施例と同様に硬貨収容部としてのU字状の切欠部31が形成された円盤状の搬送ディスク32で構成され、図15に示すように硬貨識別部4、リジェクト口5、収納口25および受入れ口6が搬送ディスク32の硬貨収容部の回転軌跡に配置されている。この搬送ディスク32が回転することにより、硬貨収容部に収容されて搬送される硬貨が硬貨識別部4で識別されるとともに、その識別結果に応じてリジェクト口5または収納口25もしくは受入れ口6を通過するように構成されている。なお、収納口25には、硬貨識別部4の識別結果に応じて開閉可能なシャッタが設けられている。
26は直接収納シュートであり、収納口25の下方に、装置の後面下方に向かって斜めに配設され、筒状に形成された硬貨案内路である。この直接収納シュート26は、収納口25を通過し、落下した硬貨を硬貨回収カセット15へ直接案内する。
上述した構成の作用について説明する。
操作者の操作により、投入した硬貨を計数し、計数したすべての硬貨を硬貨回収カセットへ収納する取引、または投入した硬貨の中から所定金種の所定枚数の硬貨を硬貨回収カセットへ収納する取引が操作部で選択されるものとする。なお、所定の金種および所定の枚数は、操作者の操作により操作部で入力されるものとする。
まず、投入した硬貨を計数し、計数したすべての硬貨を硬貨回収カセットへ収納する取引の動作を説明する。
硬貨投入部1に硬貨が一括して投入されると硬貨繰出し部2に硬貨が落下する。硬貨繰出し部2は、硬貨投入部1から落下してきた硬貨を1枚ずつ硬貨搬送部3へ送り出す。硬貨搬送部3は、図示しないモータにより回転して硬貨を搬送し、その硬貨は硬貨識別部4で真偽、金種が判別されるとともに計数される。
硬貨識別部4でリジェクト硬貨と識別されると図示しないシャッタによりリジェクト口5が開放され、硬貨搬送部3で搬送されるリジェクト硬貨はリジェクト口5から自由落下する。
リジェクト口5から自由落下したリジェクト硬貨は、リジェクトシュート7内を回転運動しながら落下してリジェクト硬貨収容部8に収容される。リジェクト硬貨収容部8に収容されたリジェクト硬貨は、扉9を押圧して開放することにより取り出すことができる。
一方、硬貨識別部4で正規硬貨と識別されると図示しないシャッタはリジェクト口5を閉塞し、硬貨搬送部3で搬送される正規硬貨はリジェクト口5を通過しシャッタが開放された収納口25から自由落下する。収納口25から自由落下した正規硬貨は、直接収納シュート26内を回転運動しながら落下して硬貨回収カセット15に収納される。
次に、投入した硬貨の中から所定金種の所定枚数の硬貨を硬貨回収カセットへ収納する取引の動作を説明する。
硬貨投入部1に硬貨が一括して投入されると硬貨繰出し部2に硬貨が落下する。硬貨繰出し部2は、硬貨投入部1から落下してきた硬貨を1枚ずつ硬貨搬送部3へ送り出す。硬貨搬送部3は、図示しないモータにより回転して硬貨を搬送し、その硬貨は硬貨識別部4で真偽、金種が判別されるとともに計数される。
硬貨識別部4でリジェクト硬貨と識別されると図示しないシャッタによりリジェクト口5が開放され、硬貨搬送部3で搬送されるリジェクト硬貨はリジェクト口5から自由落下する。リジェクト口5から自由落下したリジェクト硬貨は、リジェクトシュート7内を回転運動しながら落下してリジェクト硬貨収容部8に収容される。
一方、硬貨識別部4で正規硬貨と識別されると図示しないシャッタはリジェクト口5を閉塞し、硬貨搬送部3で搬送される正規硬貨が所定の金種の硬貨であり、その金種の硬貨が所定の枚数以下であると識別されたとき、収納口25のシャッタを開放し、その硬貨はリジェクト口5を通過し、収納口25から自由落下する。収納口25から自由落下した硬貨は、直接収納シュート26内を回転運動しながら落下して硬貨回収カセット15に収納される。
なお、硬貨搬送部3で搬送される正規硬貨が所定の金種でない硬貨と識別されたとき、または所定の金種が所定の枚数を超えた硬貨と識別されたとき、収納口25のシャッタを閉塞し、その硬貨はリジェクト口5を通過し、受入れ口6から落下して一時保留部11に貯留される。
このようにすることにより投入した硬貨の一部または全部の硬貨を硬貨回収カセット15に収納することができる。
なお、投入されたすべての硬貨の計数が終了した後、操作者の収納または返却の選択操作を操作部で受け付け、一時保留部11に貯留された硬貨を硬貨回収カセット15に収納または硬貨返却箱13に返却することができる。
このように直接収納シュート26は、一時保留部11を経由しないため、ガイド部材への硬貨の張り付きや引っ掛かりを防止することができる。
以上説明したように、第5の実施例では、直接収納シュートは一時保留部を経由しないため、第3の実施例と比較して、よりガイド部材への硬貨の張り付きや引っ掛かりを防止することができ、残留硬貨の発生を防止できるという効果が得られる。
また、直接収納シュートを設けたことにより、所望の金種・枚数の硬貨を振り分ける取引の処理時間を短縮することができるという効果が得られる。
さらに、第2の実施例と組み合わせて一時保留部に硬貨を貯留しておく必要がない場合、予めガイド部材を回動させて一時保留部の返却シュート側の底部を開放しておくことにより、さらに処理時間を短縮することができるという効果が得られる。
1 硬貨投入部
2 硬貨繰出し部
3 硬貨搬送部
4 硬貨識別部
5 リジェクト口
6 受入れ口
7 リジェクトシュート
8 リジェクト硬貨収容部
9 扉
10 受入れシュート
11 一時保留部
12 返却シュート
13 硬貨返却箱
14 収納シュート
15 硬貨回収カセット
16 開口部
18 カセットベース
19a〜19d 保持ガイド
20 前面扉
23 返却口
24 直接返却シュート
25 収納口
26 直接収納シュート
100 硬貨処理装置

Claims (12)

  1. 硬貨投入部に投入された硬貨を計数する硬貨処理装置において、
    硬貨投入部から1枚ずつ繰り出された硬貨を計数する識別部を有し、前記識別部により計数できなかった硬貨を通過させるリジェクト口および前記識別部により計数された硬貨を通過させる受入れ口が形成された円盤状の硬貨搬送部と、
    前記識別部により計数された硬貨を貯留し、該硬貨の放出先としての返却放出口と収納放出口とを選択可能に開閉する底部を有する一時保留部と、
    前記リジェクト口の下方に配設され、前記リジェクト口から落下した硬貨をリジェクト硬貨収容部へ案内するリジェクトシュートと、
    前記受入れ口の下方に配設され、前記受入れ口から落下した硬貨を前記一時保留部へ案内する受入れシュートと、
    前記一時保留部の返却放出口の下方に配設され、前記一時保留部から落下して前記返却放出口を通過した硬貨を硬貨返却箱へ案内する返却シュートと、
    前記一時保留部の収納放出口の下方に配設され、前記一時保留部から落下して前記収納放出口を通過した硬貨を硬貨収納庫へ案内する収納シュートとを備えたことを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 請求項1の硬貨処理装置において、
    前記一時保留部は、
    対向配置された平板状の一対の側板と、
    前記一対の側板の間に対向配置されるとともに、それぞれの一端が回動可能に軸支され、それぞれの自由端が互いに内側に傾斜し、前記それぞれの自由端が当接して硬貨を貯留する空間の底部を形成する二つのガイド部材とを有し、
    前記ガイド部材のいずれか一方を回動させて前記返却放出口と前記収納放出口とを選択して底部を開放することを特徴とする硬貨処理装置。
  3. 請求項1または請求項2の硬貨処理装置において、
    前記識別部により計数された硬貨をすべて前記硬貨返却箱へ移送する場合、前記一時保留部の底部を予め返却放出口側に開放しておくことを特徴とする硬貨処理装置。
  4. 請求項1または請求項2の硬貨処理装置において、
    前記識別部により計数された硬貨をすべて前記硬貨収納庫へ収納する場合、前記一時保留部の底部を予め収納放出口側に開放しておくことを特徴とする硬貨処理装置。
  5. 請求項1または請求項2の硬貨処理装置において、
    前記硬貨搬送部に、前記識別部により計数された硬貨を通過させる返却口を形成し、
    前記返却口の下方に配設され、前記返却口から落下した硬貨を前記硬貨返却箱へ直接案内する直接返却シュートを備えたことを特徴とする硬貨処理装置。
  6. 請求項5の硬貨処理装置において、
    前記返却口は、開閉可能なシャッタを有し、
    前記識別部により計数された硬貨が所定枚数を超えたとき、前記シャッタの開閉を切替えることを特徴とする硬貨処理装置。
  7. 請求項6の硬貨処理装置において、
    前記識別部により計数された硬貨が所定枚数を超えたとき、前記返却口をシャッタで閉塞して前記硬貨を前記受入れ口から落下させることを特徴とする硬貨処理装置。
  8. 請求項6の硬貨処理装置において、
    前記識別部により計数された硬貨が所定枚数を超えたとき、前記返却口のシャッタを開放して前記硬貨を前記返却口から落下させることを特徴とする硬貨処理装置。
  9. 請求項7または請求項8の硬貨処理装置において、
    前記一時保留部の底部を予め収納放出口側に開放しておくことを特徴とする硬貨処理装置。
  10. 請求項1または請求項2の硬貨処理装置において、
    前記硬貨搬送部に、前記識別部により計数された硬貨を通過させる収納口を形成し、
    前記収納口の下方に配設され、前記収納口から落下した硬貨を前記硬貨収納庫へ直接案内する直接収納シュートを備えたことを特徴とする硬貨処理装置。
  11. 請求項10の硬貨処理装置において、
    前記収納口は、開閉可能なシャッタを有し、
    前記識別部により計数された硬貨が所定枚数を超えたとき、前記収納口をシャッタで閉塞して前記硬貨を前記受入れ口から落下させることを特徴とする硬貨処理装置。
  12. 請求項12の硬貨処理装置において、
    前記一時保留部の底部を予め返却放出口側に開放しておくことを特徴とする硬貨処理装置。
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