JP2021149425A - 硬貨入出金装置及びプログラム - Google Patents

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Keiichi Saito
慶一 齋藤
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【課題】自動再計数の適用に伴う硬貨入出金装置の大型化を抑制すること。【解決手段】実施形態の硬貨入出金装置は、投入皿、収納部、排出機構、出金皿、一次貯留部、振分け機構、搬送部及び制御部を備える。収納部は、入金部、複数の収納スペース及び排出部を有する。入金部は、投入皿から入金された硬貨を金種ごとに枚数を計数する。複数の収納スペースは、投入皿から入金された硬貨を金種別に収納する。一次貯留部は、排出部から排出された硬貨を保持する。搬送部は、一次貯留部に保持された硬貨を投入皿へ投入する。制御部は、収納部に収納された硬貨のうちの再計数の対象の第1の金種に対応する第1の収納スペース内の硬貨の枚数が、一次貯留部により保持可能な硬貨の枚数より大きいとき、投入皿及び一次貯留部に保持された第1の金種の硬貨に関する再計数を開始する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、硬貨入出金装置及びプログラムに関する。
従来、例えばセルフタイプやセミセルフタイプのレジなどの装置に、自動釣銭機として硬貨入出金装置が搭載されている。このような硬貨入出金装置においては、入出金のジャムなどにより内部の収納庫で保持されている硬貨の在高を正確に把握できない場合には、収納庫内の硬貨を再度数えなおして在高を修正する作業(再計数)が行われていた。
このような中、硬貨入出金装置に再投入用のスペースを設け、収納庫内の硬貨を再投入用のスペースに退避させた後に収納庫に再投入することにより自動で再計数を行う自動再計数に係る技術が知られている。しかしながら、収納庫内の硬貨を退避させるためには、収納庫内の1金種分のスペース以上の大きさの再投入用のスペースが必要であった。
本発明が解決しようとする課題は、自動再計数の適用に伴う硬貨入出金装置の大型化を抑制することである。
実施形態の硬貨入出金装置は、投入皿と、収納部と、排出機構と、出金皿と、一次貯留部と、振分け機構と、搬送部と、制御部とを備える。前記投入皿は、硬貨を装置内へ入金する。前記収納部は、入金部と、複数の収納スペースと、排出部とを有する。前記入金部は、前記投入皿から入金された硬貨を金種ごとに枚数を計数する。前記複数の収納スペースは、前記投入皿から入金された硬貨を金種別に収納する。前記排出部は、前記金種別に収納された硬貨を金種ごとに枚数を計数しながら排出する。前記排出機構は、指示に応じた金種及び枚数の硬貨を前記排出部から排出する。前記出金皿は、前記排出部から排出された硬貨を出金する。前記一次貯留部は、保持可能な硬貨の枚数が前記複数の収納スペースの各々に収納可能な枚数より小さく、かつ、前記投入皿と合わせて保持可能な硬貨の枚数が前記複数の収納スペースの各々に収納可能な枚数以上であり、前記排出部から排出された硬貨を保持する。前記振分け機構は、前記排出部から排出された硬貨を前記出金皿及び前記一次貯留部のうちのいずれか一方へ振り分ける。前記搬送部は、前記一次貯留部に保持された硬貨を前記投入皿へ投入する。前記制御部は、前記収納部に収納された硬貨のうちの再計数の対象の第1の金種に対応する第1の収納スペース内の硬貨の第1の枚数が、前記一次貯留部により保持可能な硬貨の第2の枚数より大きいとき、前記第1の収納スペース内の硬貨のうちの一部の硬貨を前記投入皿へ搬送するとともに、前記第1の収納スペース内の硬貨のうちの他のすべての硬貨を前記一次貯留部へ搬送し、前記投入皿及び前記一次貯留部に保持された前記第1の金種の硬貨に関する再計数を開始する。
図1は、実施形態に係る硬貨入出金装置の外観の一例を示す斜視図である。 図2は、実施形態に係る硬貨入出金装置の内部構成を示す平面図である。 図3は、実施形態に係る硬貨入出金装置の構成を概略的に示す縦断左側面図である。 図4は、実施形態に係る硬貨入出金装置の構成を概略的に示す縦断正面図である。 図5は、実施形態に係る硬貨入出金装置の制御部の機能構成の一例を示すブロック図である。 図6は、実施形態に係る硬貨入出金装置で実行される、再計数処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施形態に係る硬貨入出金装置で実行される、再計数処理の別の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施形態に係る硬貨入出金装置で実行される、再計数処理の別の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、実施形態に係る硬貨入出金装置及びプログラムを詳細に説明する。
以下に説明する実施形態は、一例として、自動釣銭機としての硬貨入出金装置を例示する。この自動釣銭機は、例えばセルフタイプやセミセルフタイプのレジに搭載される。なお、以下に説明する実施形態により、この発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、実施形態に係る硬貨入出金装置1の外観の一例を示す斜視図である。図2は、実施形態に係る硬貨入出金装置1の内部構成を示す平面図である。図3は、実施形態に係る硬貨入出金装置1の構成を概略的に示す縦断左側面図である。図4は、実施形態に係る硬貨入出金装置1の構成を概略的に示す縦断正面図である。なお、図面を用いた説明での上下、左右、手前、奥、正面等の表現は、顧客やオペレータ(店員)などのユーザが対面する面を正面としたときのものである。
硬貨入出金装置1は、図1及び図2に示すように、投入部2を備える。投入部2は、例えばセルフタイプやセミセルフタイプのレジに硬貨入出金装置1が搭載されたとき、レジの筐体又は全面カバーに設けられた投入部カバーの直下に位置する。ここで、投入部カバーは、ユーザが投入した硬貨を投入部2にまで案内する、例えば漏斗状の部材である。投入部2は、投入皿21、投入口22及び投入口カバー23を有する。投入皿21は、硬貨を装置内へ入金する。具体的には、投入皿21は、外部に開かれた例えば漏斗状の部材である。また、投入口22は、投入皿21の底部に設けられた開口を有する。投入口22の開口には、硬貨入出金装置1の制御部100(図5参照)の制御に従い開閉可能に構成された投入口カバー23が設けられる。このように、投入部2は、硬貨を投入皿21に受け入れ、投入口カバー23の開閉に応じて、受け入れた硬貨を投入皿21に保持したり、受け入れた硬貨を投入口22から装置内部へ取り込んだり(入金)する。
硬貨入出金装置1は、図2に示すように、収納部3を備える。収納部3には、投入部2から硬貨が供給される。収納部3は、入金部31、複数の収納スペース32及び排出部33を有する。
入金部31は、投入皿21から入金された硬貨を金種ごとに枚数を計数する。入金部31は、図2に示すように、第1の入金計数センサ311、識別部312、入金搬送部313、リジェクト部314及び第2の入金計数センサ315を有する。
第1の入金計数センサ311は、投入皿21から入金された硬貨の枚数を計数するセンサである。
識別部312は、入金搬送部313による硬貨の搬送経路上に配置され、第1の入金計数センサ311により計数された硬貨の正否を識別する。
入金搬送部313は、第1の入金計数センサ311により計数された硬貨を複数の収納スペース32まで搬送する。入金搬送部313は、入金搬送面3131及び入金搬送ベルト3132を有する。入金搬送面3131は、金属板の一平面で、硬貨を下面から支える。入金搬送ベルト3132は、入金搬送面3131上に配されたエンドレスベルトであって、一対のプーリ(不図示)によって所定の張力で張られている。入金搬送ベルト3132は、一方のプーリが駆動されることによって入金搬送面3131上の硬貨の上面に接して回転し、硬貨を入金搬送面3131に沿って滑らせて複数の収納スペース32へと搬送する。
リジェクト部314は、識別部312が正常でないとした硬貨(異常硬貨)を入金搬送部313から落下させて除く。リジェクト部314は、リジェクト孔3141及びリジェクト受皿3142を有する。リジェクト孔3141は、入金搬送面3131に形成された孔部である。リジェクト受皿3142は、リジェクト部314により除かれた、すなわちリジェクト孔3141を通過した異常硬貨が排出される先である。
第2の入金計数センサ315は、入金搬送部313により搬送されて、複数の収納スペース32の各々に収納される硬貨の枚数を金種ごとに計数する複数のセンサである。
なお、投入皿21から入金された硬貨の金種ごとの枚数は、硬貨入出金装置1の制御部100(図5参照)により、入金部31からの出力、すなわち第1の入金計数センサ311、識別部312及び第2の入金計数センサ315の出力に基づいて計数される。
複数の収納スペース32は、入金搬送部313により搬送された硬貨であって、識別部312が正常であるとした硬貨(正常硬貨、正貨)を収納する。各収納スペース32は、1つの金種に対応する。また、各収納スペース32は、図3に示すように、複数の硬貨を収納可能である。なお、図3は、複数の収納スペース32のうちの任意の金種に対応する1つの収納スペース32を例示する。このように、複数の収納スペース32は、投入皿21から入金された硬貨を金種別に収納する。ここで、複数の収納スペース32の数は、硬貨入出金装置1の対応する金種の種類に応じた数である。図2は、一例として、1円硬貨、5円硬貨、10円硬貨、50円硬貨、100円硬貨及び500円硬貨にそれぞれ対応する6つの収納スペース32を例示する。
排出部33は、金種別に収納された硬貨を金種ごとに枚数を計数しながら排出する。排出部33は、図3に示すように、排出計数センサ331及び排出口332を有する。排出計数センサ331は、排出部33から排出される硬貨の数を計数するセンサである。排出計数センサ331は、各収納スペース32に対応する位置に設けられた複数のセンサを含んでいてもよいし、複数の収納スペース32に対応する位置に設けられた1つのセンサであってもよい。排出口332は、排出部33から硬貨が排出される口である。
硬貨入出金装置1は、図3に示すように、排出機構4を備える。また、硬貨入出金装置1は、図1及び図3に示すように、出金皿5、一次貯留部6及び振分け機構7を備える。また、硬貨入出金装置1は、図3及び図4に示すように、搬送部8を備える。
排出機構4は、上位機9(図5参照)からの指示に応じた金種及び枚数の硬貨を排出部33から排出する。なお、図3は、任意の収納スペース32とともに設けられる1つの排出機構4を例示する。なお、排出機構4は、上位機9からの指示、あるいは上位機9からの指示に応じた制御部100からの指示に限らず、制御部100の判断に基づく制御部100からの指示に応じて動作する場合もあり得る。
排出機構4は、図3に示すように、排出搬送ベルト41、排出ローラ42、排出従動ローラ43及び排出分離ローラ44を有する。排出搬送ベルト41は、エンドレスの平ベルトである。排出搬送ベルト41は、排出ローラ42と排出従動ローラ43とに掛け渡されて支持されることにより各収納スペース32の底を形成する。排出搬送ベルト41上には、図3に示すように、硬貨が不規則に堆積する。排出ローラ42は、排出モータ(不図示)の発生する駆動力により回転する。排出従動ローラ43は、排出ローラ42が回転することにより回転する排出搬送ベルト41によって回転力を与えられて回転する。排出分離ローラ44は、排出搬送ベルト41の排出ローラ42に支持されている部分のやや上流の部分と硬貨の厚さ分程度の隙間を空けて対向する。排出分離ローラ44は、排出ローラ42と同じ方向に回転する。排出分離ローラ44は、硬貨が1枚ずつ排出口332から排出されるように、重なった複数の硬貨を分離する。
出金皿5は、収納部3の排出部33から排出された硬貨を出金する。換言すれば、出金皿5は、釣銭として外部へ払い出された硬貨を受け止め、ユーザが取り去るまで保持する。
一次貯留部6は、排出部33から排出された硬貨を一時的に保持するスペースである。一次貯留部6は、複数の収納スペース32の各々に収納可能な枚数より保持可能な硬貨の枚数が小さい。より詳細には、一次貯留部6の容量は、複数の収納スペース32のうちの最大の容量を有する収納スペース32の容量より小さい。また、投入皿21及び一次貯留部6の合計容量は、複数の収納スペース32のうちの最大の容量を有する収納スペース32の容量以上である。換言すれば、一次貯留部6は、複数の収納スペース32の各々に収納可能な枚数以上の硬貨を、投入皿21と合わせて保持可能である。一次貯留部6は、一例として、図3に示すように、排出口332の下方に設けられる。なお、一次貯留部6は、例えば手動での再計数のために、着脱可能に構成されていてもよいし、保持する硬貨を取り出すための開口及び蓋を有していてもよい。
振分け機構7は、排出部33から排出された硬貨を出金皿5及び一次貯留部6のうちのいずれか一方へ振り分ける。振分け機構7は、一例として、図3に示すように、出金皿5の側面又はその近傍を支点として回動可能に構成された板状の部材である。振分け機構7は、図3に破線で示す状態のとき、排出部33から排出された硬貨を出金皿5に案内する。一方で、振分け機構7は、図3に実線で示す状態のとき、排出部33から排出された硬貨が出金皿5へ向かうことを妨げ、排出部33から排出された硬貨を一次貯留部6に案内する。なお、振分け機構7としては、例えばベルトコンベアなどの他の機構が利用されても構わない。
搬送部8は、一次貯留部6に保持された硬貨を投入皿21へ投入する。具体的には、搬送部8は、一次貯留部6に保持された硬貨を搬送経路に沿って投入皿21まで搬送する。なお、搬送部8は、一次貯留部6に保持された硬貨を投入皿21まで搬送可能に構成されていればよく、に示すように、複数のベルトコンベアにより搬送部8の搬送経路が形成される図3及び図4のような構成に限らない。
搬送部8は、図3に示すように、第1の再計数搬送ベルト811、第1の再計数ローラ821及び第1の再計数従動ローラ831を有する。第1の再計数搬送ベルト811は、エンドレスの平ベルトである。第1の再計数搬送ベルト811は、第1の再計数ローラ821と第1の再計数従動ローラ831とに掛け渡されて支持されることにより一次貯留部6の底を形成する。第1の再計数搬送ベルト811上には、図3に示すように、硬貨が不規則に堆積する。第1の再計数ローラ821は、第1の再計数モータ(不図示)の発生する駆動力により回転する。第1の再計数従動ローラ831は、第1の再計数ローラ821の回転に伴い回転する第1の再計数搬送ベルト811によって回転力を与えられて回転する。第1の再計数搬送ベルト811上に堆積した硬貨、すなわち一次貯留部6に保持された硬貨は、第1の再計数搬送ベルト811の回転に伴い、第2の再計数搬送ベルト812上へ移動する。
搬送部8は、図4に示すように、第2の再計数搬送ベルト812、第2の再計数ローラ822及び第2の再計数従動ローラ832を有する。第2の再計数搬送ベルト812は、エンドレスの平ベルトである。第2の再計数搬送ベルト812は、第2の再計数ローラ822と第2の再計数従動ローラ832とに掛け渡されて支持される。第2の再計数ローラ822は、第2の再計数モータ(不図示)の発生する駆動力により回転する。第2の再計数従動ローラ832は、第2の再計数ローラ822の回転に伴い回転する第2の再計数搬送ベルト812によって回転力を与えられて回転する。第2の再計数搬送ベルト812上に排出された硬貨は、第2の再計数搬送ベルト812の回転に伴い、第3の再計数搬送ベルト813側へ移動する。
搬送部8は、図4に示すように、第3の再計数搬送ベルト813、第3の再計数ローラ823、第3の再計数従動ローラ833、ガイド84及び搬出口85を有する。第3の再計数搬送ベルト813は、所定の間隔で突起部8131(サン,横桟)が設けられた、エンドレスのベルトである。第3の再計数搬送ベルト813は、第3の再計数ローラ823と第3の再計数従動ローラ833とに掛け渡されて支持される。第3の再計数ローラ823は、第3の再計数モータ(不図示)の発生する駆動力により回転する。第3の再計数従動ローラ833は、第3の再計数ローラ823の回転に伴い回転する第3の再計数搬送ベルト813によって回転力を与えられて回転する。第2の再計数搬送ベルト812により搬送された硬貨は、第3の再計数搬送ベルト813の回転に伴い、第3の再計数搬送ベルト813のベルト面、突起部8131及びガイド84のうちの少なくとも2つにより支持された状態で搬出口85まで移動する。搬出口85まで搬送された硬貨は、搬出口85から排出され、投入皿21に投入される。
硬貨入出金装置1は、図1に示すように、制御部100を備える。制御部100は、硬貨入出金装置1の筐体内部に配置され、プロセッサ、メモリ、I/O機器制御部及び通信I/F(いずれも不図示)などを有する。プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)が利用される。メモリとしては、例えばRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)が利用される。RAMは、ワーキングメモリとして利用され、プロセッサが演算処理を実行する際にデータが格納される揮発性メモリである。ROMは、プロセッサが実行する制御プログラム1021(図5参照)などのプログラムやパラメータなどのデータを記憶する不揮発性メモリである。制御部100は、ROM等に格納された各種プログラムに従って、硬貨入出金装置1の各部を制御する。また制御部100は、POS(Point of Sale System)端末等の上位機9(図5参照)に直接、あるいは間接的に接続されて、上位機9からの払出し指示や再計数指示などの指示を受信する。
なお、プロセッサとしては、CPUに限らず、GPU(Graphics Processing Unit)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の他のプロセッサが利用されても構わない。また、メモリとしては、RAM及びROMに限らず、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリなどの他の不揮発性メモリが利用されても構わない。
図5は、実施形態に係る硬貨入出金装置1の制御部100の機能構成の一例を示すブロック図である。制御部100は、図5に示すように、収納部3、排出機構4、振分け機構7、搬送部8及び上位機9に通信可能に接続される。この上位機9は、例えばセルフタイプやセミセルフタイプのレジに搭載されたPOS端末等のコンピュータである。
制御部100のプロセッサは、RAMにロードされた各種のプログラムを実行することにより、収納部3、排出機構4、振分け機構7及び搬送部8の動作を制御する。また、100のプロセッサは、RAMにロードされた各種のプログラムを実行することにより、第1の入金計数センサ311、第2の入金計数センサ315及び排出計数センサ331の各々による計数結果をメモリに格納したり、上位機9に送信したりする。また、100のプロセッサは、RAMにロードされた各種のプログラムを実行することにより、上位機9からの払出し指示や再計数指示などの指示を受信する。
一例として、制御部100のプロセッサは、RAMにロードされた制御プログラム1021を実行することにより、再計数制御部101及び記憶部102としての機能を実現する。
再計数制御部101は、上位機9からの収納部3に収納された硬貨の再計数指示を契機として、再計数が指示された金種に関する再計数処理を行う。再計数指示は、上位機9により、硬貨入出金装置1において例えばジャムや不正操作などの在高の正確な把握に影響する事象が発生したと判定されたとき、当該上位機9から硬貨入出金装置1に供給される。なお、再計数制御部101は、複数の金種について再計数が指示された場合、金種ごとに再計数を繰り返す。
以下の説明では、再計数が指示された1つの金種又は再計数が指示された複数の金種のうちの任意の1つの金種を、「再計数の対象の第1の金種」又は「第1の金種」と記載する場合もある。また、複数の収納スペース32のうちの再計数の対象の第1の金種に対応する収納スペース32を、「第1の収納スペース32」と記載する場合もある。
記憶部102は、貯留可能枚数及び収納枚数の値をそれぞれ記憶する。また、記憶部102は、排出部33からの硬貨の排出時に排出計数センサ331により計数された結果を一時的に記憶する。ここで、貯留可能枚数とは、一次貯留部6により保持可能な硬貨の枚数を言う。また、収納枚数とは、その時点での各収納スペース32内の硬貨の枚数を言う。収納枚数の値は、例えば前回の計数結果として制御部100のメモリ又は上位機9に格納されている。あるいは、収納枚数の値は、制御部100のメモリ又は上位機9に格納された各金種の在高に基づいて上位機9又は制御部100により算出される。ここで、第1の収納スペース32の収納枚数は、第1の枚数の一例である。また、貯留可能枚数の値は、例えば予め設定されて制御部100のメモリ又は上位機9に格納されている。ここで、貯留可能枚数は、第2の枚数の一例である。
以下、図面を参照して、実施形態に係る硬貨入出金装置1で実行される自動再計数の流れについて説明する。図6は、実施形態に係る硬貨入出金装置1で実行される、再計数処理の一例を示すフローチャートである。
再計数制御部101は、上位機9からの収納部3に収納された硬貨の再計数指示を契機として、再計数処理を開始する(S101)。まず、再計数制御部101は、収納枚数と貯留可能枚数とを比較する(S102)。再計数制御部101は、収納枚数が貯留可能枚数より大きいか否かを判定する(S103)。
なお、S102及びS103の処理は、上位機9において実行されてもよい。この場合、再計数制御部101は、再計数指示とともに、収納枚数及び貯留可能枚数の比較結果、すなわち収納枚数が貯留可能枚数より大きいか否かを示す情報を上位機9から受信する。
収納枚数が貯留可能枚数以下であるとき(S103:No)、再計数制御部101は、第1の収納スペース32内のすべての硬貨を一次貯留部6に搬送する(S104)。具体的には、再計数制御部101は、排出部33から排出された硬貨が一次貯留部6に案内されるように振分け機構7を制御し、排出機構4により排出部33から第1の収納スペース32内のすべての硬貨を排出する。その後、再計数処理は、S107の処理へ進む。
一方で、収納枚数が貯留可能枚数より大きいとき(S103:Yes)、再計数制御部101は、第1の収納スペース32内の硬貨のうちの一部の硬貨を投入皿21へ搬送する(S105)。具体的には、再計数制御部101は、S104と同様に振分け機構7を制御し、排出機構4により排出部33から当該一部の硬貨を排出するとともに、一次貯留部6に保持された当該一部の硬貨を搬送部8により投入皿21へ搬送する。このとき、再計数制御部101は、排出計数センサ331の計数結果に基づいて排出機構4を制御することにより、当該一部の硬貨だけを排出部33から排出する。
ここで、一部の硬貨とは、収納枚数及び貯留可能枚数の差分以上、かつ、投入皿21により保持可能な硬貨の枚数以下の硬貨である。つまり、一部の硬貨とは、各収納スペース32内の硬貨のうちの一次貯留部6には収まりきらない余剰分の枚数の硬貨である。換言すれば、第1の収納スペース32内のすべての硬貨のうち、一部の硬貨の他のすべての硬貨は、一次貯留部6に収納可能な枚数の硬貨である。
なお、一部の硬貨の枚数は、投入皿21により保持可能な硬貨の枚数に基づいて予め設定された固定の枚数であってもよいし、収納枚数に応じた可変の枚数であってもよい。ここで、一部の硬貨の枚数の算出は、上位機9において実行されてもよい。
なお、投入皿21により保持可能な硬貨の枚数は、例えば予め設定されて制御部100のメモリ又は上位機9に格納されている。ここで、投入皿21により保持可能な硬貨の枚数は、第3の枚数の一例である。
なお、硬貨を払い出す際のジャムに起因する再計数など、再計数が行われる時点での各収納スペース32の在高、すなわち収納枚数は、不正確な場合もある。一方で、再計数のために排出部33から排出される硬貨の枚数は、排出計数センサ331により計数されている。このため、一部の硬貨は、好ましくは、収納枚数及び貯留可能枚数の差分より大きく、かつ、投入皿21により保持可能な硬貨の枚数以下の硬貨である。
なお、再計数のために排出部33から硬貨を排出している際にもジャムが発生し得る。この場合、投入皿21により保持可能な硬貨の枚数より大きい枚数の硬貨が投入皿21へ搬送されるおそれがある。このため、一部の硬貨は、より好ましくは、一部の硬貨は、好ましくは、収納枚数及び貯留可能枚数の差分より大きく、かつ、投入皿21により保持可能な硬貨の枚数未満の硬貨である。あるいは、一部の硬貨として投入皿21へ搬送する硬貨の枚数を、再計数のための排出時にジャムが発生したことを契機として、収納枚数及び貯留可能枚数の差分より大きく、かつ、投入皿21により保持可能な硬貨の枚数未満に変更する(小さくする)仕様も実現可能である。
一部の硬貨が投入皿21へ一次貯留部6を介して搬送(S105)された後、再計数制御部101は、例えばS104と同様にして、第1の収納スペース32内の他のすべての硬貨を一次貯留部6に搬送する(S106)。
なお、再計数のための排出時にジャムが発生した場合、一部の硬貨として実際に排出(S105)された硬貨の枚数が設定された枚数より小さく、他のすべての硬貨が排出部33から排出(S106)される前に、排出計数センサ331の計数結果が貯留可能枚数に達する場合もあり得る。このような場合、再計数制御部101は、硬貨入出金装置1や上位機9などのディスプレイに手動での再計数をオペレータに促すための画面を表示してもよい。
S104又はS106の処理の後、すなわち第1の収納スペース32内のすべての硬貨が排出された後、再計数制御部101は、第1の金種の硬貨に関する再計数を開始する(S107)。つまり、収納枚数が貯留可能枚数以下であるとき(S103:No)、再計数制御部101は、第1の金種の硬貨が一次貯留部6だけに保持された状態で再計数を開始する。一方で、収納枚数が貯留可能枚数より大きいとき(S103:Yes)、再計数制御部101は、第1の金種の硬貨が投入皿21及び一次貯留部6の両方に保持された状態で再計数を開始する。
第1の金種に関する再計数が終了した後、再計数制御部101は、複数の金種について再計数が指示されている場合、第1の金種の他の再計数が指示された金種に関して、S102〜S107の処理を繰り返す。再計数が指示されたすべての金種に関する再計数が終了した後、図6の再計数処理は、終了する。
このように、実施形態に係る硬貨入出金装置1は、再計数の対象の第1の金種の硬貨の第1の収納スペース32内の収納枚数が貯留可能枚数より大きいとき、第1の収納スペース32内の硬貨のうちの一部の硬貨を投入皿21へ搬送するとともに、第1の収納スペース32内の硬貨のうちの他のすべての硬貨を一次貯留部6へ搬送し、投入皿21及び一次貯留部6に保持された第1の金種の硬貨に関する再計数を開始する。
より具体的には、第1の実施形態の硬貨入出金装置1は、収納枚数が貯留可能枚数より大きいときには、一部の硬貨を投入皿21へ一次貯留部6を介して搬送した後に、他のすべての硬貨を一次貯留部6へ搬送する。
この構成によれば、硬貨入出金装置1において、収納枚数が貯留可能枚数より大きいときには、投入皿21及び一次貯留部6の両方を用いて、排出部33から排出された硬貨を保持することができる。つまり、投入皿21は、二次貯留部として利用可能である。したがって、自動再計数の硬貨入出金装置1への適用に伴い一次貯留部6を設ける場合であっても、投入皿21及び一次貯留部6の合計容量が複数の収納スペース32のうちの最大の容量を有する収納スペース32の容量以上であればよい。このため、自動再計数が適用された硬貨入出金装置1に設けられる一次貯留部6の容量を、複数の収納スペース32のうちの最大の容量を有する収納スペース32より小さくすることができる。つまり、第1の実施形態の硬貨入出金装置1によれば、自動再計数の適用に伴う硬貨入出金装置1の大型化を抑制することができる。また、硬貨入出金装置1が搭載されたレジなどの装置に関して、装置本体の小型化や、筐体内部における硬貨入出金装置1の配置の自由度などを向上させることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、収納枚数が貯留可能枚数より大きいとき(S103:Yes)、一部の硬貨、すなわち余剰分の硬貨を投入皿21へ搬送した後に、他の硬貨を排出部33から排出する場合を例示したが、これに限らない。
図7は、実施形態に係る硬貨入出金装置1で実行される、再計数処理の別の一例を示すフローチャートである。
再計数制御部101は、図6のS101と同様にして再計数処理が開始(S201)された後、図6の例えばS104と同様にして第1の収納スペース32内の硬貨の一次貯留部6への搬送を開始する(S202)。再計数制御部101は、排出計数センサ331の計数結果に基づいて、一次貯留部6が一杯であるか否かを判定する(S203)。ここで、一次貯留部6が一杯であるとは、排出部33から排出された硬貨の枚数が貯留可能枚数に達したことを言う。
一次貯留部6が一杯であるとき(S203:Yes)、再計数制御部101は、排出機構4による排出部33からの硬貨の排出を中断する(S204)。硬貨の排出が中断された後、すなわち貯留可能枚数の硬貨が一次貯留部6へ搬送された後に、再計数制御部101は、図6のS105と同様にして、一次貯留部6へ搬送された硬貨のうちの一部の硬貨を投入皿21へ搬送する(S205)。ここで、一次貯留部6へ搬送された硬貨は第1の収納スペース32内の硬貨のうちの一部の硬貨であるから、一次貯留部6へ搬送された硬貨のうちの一部の硬貨もまた、第1の収納スペース32内の硬貨のうちの一部の硬貨である。なお、S204の処理において投入皿21へ搬送される硬貨(一部の硬貨)の枚数は、第1の実施形態と同様である。一部の硬貨が一次貯留部6から投入皿21へ搬送(S205)された後、再計数制御部101は、例えばS202と同様にして、第1の収納スペース32内の硬貨の一次貯留部6への搬送を再開する(S206)。
一方で、一次貯留部6が一杯ではないとき(S203:No)又はS206の処理の後、再計数制御部101は、排出計数センサ331の計数結果に基づいて、すべての硬貨が排出されたか否かを判定する(S207)。ここで、すべての硬貨が排出されたとは、排出部33から排出された硬貨の枚数が収納枚数に達したことを言う。
すべての硬貨が排出されていないとき(S207:No)、再計数制御部101は、S203〜S207の処理を繰り返す。一方で、第1の収納スペース32内のすべての硬貨が排出された後(S207:Yes)、再計数制御部101は、図6のS107と同様にして第1の金種の硬貨に関する再計数を開始する(S208)。つまり、すべての硬貨が排出される(S207:Yes)までに、一度も排出部33から排出された硬貨の枚数が貯留可能枚数に達していない(S203:No)とき、すなわち収納枚数が貯留可能枚数以下であるとき、再計数制御部101は、第1の金種の硬貨が一次貯留部6だけに保持された状態で再計数を開始する。一方で、すべての硬貨が排出される(S207:Yes)までに、排出部33から排出された硬貨の枚数が貯留可能枚数に達した(S203:Yes)とき、すなわち収納枚数が貯留可能枚数より大きいとき、再計数制御部101は、第1の金種の硬貨が投入皿21及び一次貯留部6の両方に保持された状態で再計数を開始する。
図7の再計数処理は、図6の再計数処理と同様に、再計数が指示されたすべての金種に関する再計数が終了した後に終了する。
このように、第2の実施形態の硬貨入出金装置1は、貯留可能枚数の硬貨を一次貯留部6へ搬送した後に、一部の硬貨を一次貯留部6から投入皿21へ搬送し、一部の硬貨を投入皿21へ搬送した後に、他のすべての硬貨を一次貯留部6へ搬送する。この構成であっても、第1の実施形態と同様に、二次貯留部として投入皿21を利用することができる。
(第3の実施形態)
上述の各実施形態では、投入皿21を二次貯留部として利用する場合を例示したが、これに限らない。一例として、本実施形態に係る硬貨入出金装置1は、一次貯留部6を備えていない。一方で、本実施形態に係る硬貨入出金装置1において、投入皿21は、二次貯留部としてではなく、上述の各実施形態に係る一次貯留部6として利用される。
つまり、本実施形態に係る投入皿21は、排出部33から排出された硬貨を保持するスペースでもある。また、本実施形態に係る投入皿21により保持可能な硬貨の枚数は、複数の収納スペース32の各々に収納可能な枚数より大きい。より詳細には、本実施形態に係る投入皿21の容量は、複数の収納スペース32のうちの最大の容量を有する収納スペース32の容量より大きい。
本実施形態に係る硬貨入出金装置1において、振分け機構7は、排出部33から排出された硬貨を出金皿5及び搬送部8のうちのいずれか一方へ振り分ける。
本実施形態に係る硬貨入出金装置1において、搬送部8は、排出部33から排出された硬貨を投入皿21へ投入する。なお、搬送部8は、第1の再計数搬送ベルト811、第1の再計数ローラ821及び第1の再計数従動ローラ831を有していなくてもよい。この場合、一例として、搬送部8は、排出部33から排出された硬貨を第2の再計数搬送ベルト812上に案内するための傾斜部を有する。また、別の一例として、搬送部8において、第2の再計数搬送ベルト812のベルト面は、排出口332の下方に設けられる。
図8は、実施形態に係る硬貨入出金装置1で実行される、再計数処理の別の一例を示すフローチャートである。再計数制御部101は、図6のS101や図7のS201と同様にして再計数処理が開始(S301)された後、図6のS104と同様にして第1の収納スペース32内の硬貨のすべての硬貨を投入皿21へ搬送する(S302)。その後、再計数制御部101は、図6のS107や図7のS208と同様にして第1の金種の硬貨に関する再計数を開始する(S303)。つまり、再計数制御部101は、第1の金種の硬貨が投入皿21だけに保持された状態で再計数を開始する。
このように、第3の実施形態の硬貨入出金装置1は、再計数が指示された第1の金種に対応する第1の収納スペース32内のすべての硬貨を投入皿21へ搬送し、投入皿21に保持された硬貨に関する再計数を開始する。この構成であれば、一次貯留部6を設けることなく、硬貨入出金装置1へ自動再計数を適用することができる。つまり、第3の実施形態の硬貨入出金装置1によれば、自動再計数の適用に伴う硬貨入出金装置1の大型化を抑制するとともに、硬貨入出金装置1の部品点数の増加を抑制することができる。
なお、上述の各実施形態では、再計数のために排出部33から排出された硬貨を、一次貯留部6及び/又は投入皿21により保持する場合を例示したが、これに限らない。一例として、再計数のために排出部33から排出された硬貨は、さらに搬送部8の搬送経路上で保持されても構わない。この構成によれば、自動再計数の適用に伴う硬貨入出金装置1の大型化をさらに抑制することができる。
なお、上述の各実施形態では、上位機9からの収納部3に収納された硬貨の再計数指示を契機として、再計数処理を開始する場合を例示したが、これに限らない。一例として、再計数制御部101は、ジャムや不正操作などの在高の正確な把握に影響する事象の発生が記録されたログを参照して、再計数処理を実行するか否かを判定し、判定結果に応じて再計数処理を開始する。このように、再計数処理を実行するか否かが硬貨入出金装置1において判断される場合、排出機構4は、再計数制御部101からの指示に応じた金種及び枚数の硬貨を排出部33から排出する。また、再計数制御部101は、収納部3に収納された硬貨のうちの再計数の対象の第1の金種の硬貨に関する再計数処理を行う。より具体的には、再計数制御部101は、収納部3に収納された硬貨のうちの再計数の対象の第1の金種に対応する第1の収納スペース32内の硬貨の収納枚数が、一次貯留部6により保持可能な貯留可能枚数より大きいとき、投入皿21及び一次貯留部6に保持された第1の金種の硬貨に関する再計数を開始する。
なお、上述の各実施形態では、例えばセルフタイプやセミセルフタイプのレジに搭載される自動釣銭機としての硬貨入出金装置1を例示したが、これに限らない。各実施形態に係る技術は、遊戯用のコインなどの硬貨の他を対象とした計数装置に適用することもできる。
以上説明した通り、第1から第3の実施形態によれば、自動再計数の適用に伴う硬貨入出金装置1の大型化を抑制することができる。
なお、本実施形態の硬貨入出金装置1で実行される制御プログラム1021は、ROM等に予め組み込まれて提供される。
本実施形態の硬貨入出金装置1で実行される制御プログラム1021は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態の硬貨入出金装置1で実行される制御プログラム1021を、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の硬貨入出金装置1で実行される制御プログラム1021をインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施形態の硬貨入出金装置1で実行される制御プログラム1021は、上述した各部(再計数制御部101及び記憶部102)を含むモジュール構成となっている。CPU(プロセッサ)は、上記記憶媒体から制御プログラム1021を読み出して、上記各部を主記憶装置上にロードする。これにより、再計数制御部101及び記憶部102が、主記憶装置上に生成される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 硬貨入出金装置
100 制御部
101 再計数制御部
102 記憶部
1021 制御プログラム
2 投入部
21 投入皿
22 投入口
23 投入口カバー
3 収納部
31 入金部
311 第1の入金計数センサ
312 識別部
313 入金搬送部
3131 入金搬送面
3132 入金搬送ベルト
314 リジェクト部
3141 リジェクト孔
3142 リジェクト受皿
315 第2の入金計数センサ
32 収納スペース
33 排出部
331 排出計数センサ
332 排出口
4 排出機構
41 排出搬送ベルト
42 排出ローラ
43 排出従動ローラ
44 排出分離ローラ
5 出金皿
6 一次貯留部
7 振分け機構
8 搬送部
811 第1の再計数搬送ベルト
812 第2の再計数搬送ベルト
813 第3の再計数搬送ベルト
8131 突起部
821 第1の再計数ローラ
822 第2の再計数ローラ
823 第3の再計数ローラ
831 第1の再計数従動ローラ
832 第2の再計数従動ローラ
833 第3の再計数従動ローラ
84 ガイド
85 搬出口
特開2015−156141号公報

Claims (6)

  1. 硬貨を装置内へ入金する投入皿と、
    前記投入皿から入金された硬貨を金種ごとに枚数を計数する入金部と、前記投入皿から入金された硬貨を金種別に収納する複数の収納スペースと、前記金種別に収納された硬貨を金種ごとに枚数を計数しながら排出する排出部とを有する収納部と、
    指示に応じた金種及び枚数の硬貨を前記排出部から排出する排出機構と、
    前記排出部から排出された硬貨を出金する出金皿と、
    保持可能な硬貨の枚数が前記複数の収納スペースの各々に収納可能な枚数より小さく、かつ、前記投入皿と合わせて保持可能な硬貨の枚数が前記複数の収納スペースの各々に収納可能な枚数以上であり、前記排出部から排出された硬貨を保持する一次貯留部と、
    前記排出部から排出された硬貨を前記出金皿及び前記一次貯留部のうちのいずれか一方へ振り分ける振分け機構と、
    前記一次貯留部に保持された硬貨を前記投入皿へ投入する搬送部と、
    前記収納部に収納された硬貨のうちの再計数の対象の第1の金種に対応する第1の収納スペース内の硬貨の第1の枚数が、前記一次貯留部により保持可能な硬貨の第2の枚数より大きいとき、前記第1の収納スペース内の硬貨のうちの一部の硬貨を前記投入皿へ搬送するとともに、前記第1の収納スペース内の硬貨のうちの他のすべての硬貨を前記一次貯留部へ搬送し、前記投入皿及び前記一次貯留部に保持された前記第1の金種の硬貨に関する再計数を開始する制御部と
    を具備する硬貨入出金装置。
  2. 前記一部の硬貨は、前記第1の枚数及び前記第2の枚数の差分以上、かつ、前記投入皿により保持可能な硬貨の第3の枚数以下の硬貨である、請求項1に記載の硬貨入出金装置。
  3. 前記制御部は、前記一部の硬貨を前記投入皿へ前記一次貯留部を介して搬送した後に、前記他のすべての硬貨を前記一次貯留部へ搬送する、請求項1又は請求項2に記載の硬貨入出金装置。
  4. 前記制御部は、前記第2の枚数の硬貨を前記一次貯留部へ搬送した後に、前記一部の硬貨を前記一次貯留部から前記投入皿へ搬送し、前記一部の硬貨を前記投入皿へ搬送した後に、前記他のすべての硬貨を前記一次貯留部へ搬送する、請求項1又は請求項2に記載の硬貨入出金装置。
  5. 硬貨を装置内へ入金する投入皿と、
    前記投入皿から入金された硬貨を金種ごとに枚数を計数する入金部と、前記投入皿から入金された硬貨を金種別に収納する複数の収納スペースと、前記金種別に収納された硬貨を金種ごとに枚数を計数しながら排出する排出部とを有する収納部と、
    指示に応じた金種及び枚数の硬貨を前記排出部から排出する排出機構と、
    前記排出部から排出された硬貨を出金する出金皿と、
    前記排出部から排出された硬貨を前記投入皿へ投入する搬送部と、
    前記排出部から排出された硬貨を前記出金皿及び前記搬送部のうちのいずれか一方へ振り分ける振分け機構と、
    前記収納部に収納された硬貨のうちの再計数の対象の第1の金種に対応する第1の収納スペース内のすべての硬貨を前記投入皿へ搬送し、前記投入皿に保持された硬貨に関する再計数を開始する制御部と
    を具備する硬貨入出金装置。
  6. 硬貨を装置内へ入金する投入皿と、
    前記投入皿から入金された硬貨を金種ごとに枚数を計数する入金部と、前記投入皿から入金された硬貨を金種別に収納する複数の収納スペースと、前記金種別に収納された硬貨を金種ごとに枚数を計数しながら排出する排出部とを有する収納部と、
    指示に応じた金種及び枚数の硬貨を前記排出部から排出する排出機構と、
    前記排出部から排出された硬貨を出金する出金皿と、
    保持可能な硬貨の枚数が前記複数の収納スペースの各々に収納可能な枚数より小さく、かつ、前記投入皿と合わせて保持可能な硬貨の枚数が前記複数の収納スペースの各々に収納可能な枚数以上であり、前記排出部から排出された硬貨を保持する一次貯留部と、
    前記排出部から排出された硬貨を前記出金皿及び前記一次貯留部のうちのいずれか一方へ振り分ける振分け機構と、
    前記一次貯留部に保持された硬貨を前記投入皿へ投入する搬送部と
    を備える硬貨入出金装置のコンピュータに、
    前記収納部に収納された硬貨のうちの再計数の対象の第1の金種に対応する第1の収納スペース内の硬貨の第1の枚数が、前記一次貯留部により保持可能な硬貨の第2の枚数より大きいとき、
    前記第1の収納スペース内の硬貨のうちの一部の硬貨を前記投入皿へ搬送するとともに、前記第1の収納スペース内の硬貨のうちの他のすべての硬貨を前記一次貯留部へ搬送することと、
    前記投入皿及び前記一次貯留部に保持された前記第1の金種の硬貨に関する再計数を開始することと
    を実行させるためのプログラム。
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