JP2013206120A - 貨幣処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装貨幣を取り扱う構成において、エラーの際に取り出された貨幣を機内へ戻す場合に当該貨幣を厳格に管理することができる貨幣処理装置を提供すること。
【解決手段】貨幣処理装置1は、ばら紙幣Sの入金口18が形成されたばら紙幣処理ユニット2と、束(包装紙幣)Tの入出金口53が形成された包装紙幣処理ユニット3と、制御部70とを含む。ばら紙幣処理ユニット2は、入金口18から入金されたばら紙幣Sを1枚ずつ計数するための識別部20と、識別部20によって計数されたばら紙幣Sを収納するためのカセット12とを有する。包装紙幣処理ユニット3は、束Tを収納するためのカセット45を有する。制御部70は、包装紙幣処理ユニット3での処理中におけるエラーを検知したことに応じて、エラー解除により機外へ取り出された束Tがばら紙幣Sにばらされてから機内に戻されるように入金口18からの戻し入れを受け付ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、貨幣の入出金を行うことができる貨幣処理装置に関する。
従来より、銀行等の金融機関で使用され、貨幣の入出金を行うことができる出納機等の貨幣処理装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1では、硬貨用釣銭機が提案されている。この硬貨用釣銭機には、投入された硬貨を受け入れる硬貨受入部と、受け入れられた硬貨を金種別に収納する硬貨収納部と、硬貨収納部に収納された硬貨を機外へ放出する硬貨放出部と、硬貨受入部と硬貨収納部との間や、硬貨収納部と硬貨放出部との間をむすぶ硬貨搬送路とが設けられている。硬貨受入部に受け入れられた硬貨は、硬貨搬送路内を搬送され、その途中で硬貨計数部によって計数されてから、硬貨収納部に収納される。硬貨収納部に収納された硬貨は、硬貨搬送路によって硬貨放出部まで搬送された後に、硬貨放出部から機外へ放出される。
この硬貨用釣銭機では、硬貨が硬貨搬送路を通過している途中にエラーが生じた場合には、硬貨搬送路内(硬貨収納部外)に残留した硬貨(残留硬貨)を取り除いて機内に戻す処理が可能である。具体的には、エラーが発生したときに、係員が残留硬貨を取り除いて硬貨受入部に投入する。硬貨受入部に投入された硬貨は、硬貨計数部によって計数されてから、硬貨収納部に戻される。
特開2010−72812号公報
特許文献1の硬貨用釣銭機のように、残留硬貨を取り除いて機内に戻す処理が可能な構成において、取り扱い対象が包装貨幣(例えば、所定数の100枚毎にまとまった状態で帯封された紙幣や、所定数の50枚毎に包装された硬貨)である場合には、機内に戻す貨幣について、管理上の問題が生じ得る。
具体的には、ばら硬貨やばら紙幣の場合には、これらのばら貨幣は、機内に戻されたときに1枚ずつ計数されるので、エラーの際に取り除かれた貨幣の数と機内に戻された貨幣の数とは整合する。しかし、包装貨幣の場合には、機内に戻された各包装貨幣において、ばら貨幣が何らかの原因で何枚か抜けていれば、エラーの際に取り除かれた包装貨幣と機内に戻された包装貨幣との数は整合するものの、エラーの際に取り除かれた(包装貨幣を構成する)ばら貨幣の総数と、機内に戻された(包装貨幣を構成する)ばら貨幣の総数とが整合しない。つまり、包装貨幣を機内に戻す場合には、機内に戻された包装貨幣のそれぞれに、前記所定数のばら貨幣が含まれているか否かがわからない。これでは、貨幣を厳格に管理することが困難である。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、包装貨幣を取り扱う構成において、エラーの際に取り出された貨幣を機内へ戻す場合に当該貨幣を厳格に管理することができる貨幣処理装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、ばら貨幣が入金される第1入金口が形成され、前記第1入金口から入金されたばら貨幣を1枚ずつ計数するための計数部と、前記計数部によって計数されたばら貨幣を収納するための第1収納庫とを有するばら貨幣処理ユニットと、所定数のばら貨幣をまとめて包装することによって構成された包装貨幣が入金される第2入金口が形成され、包装貨幣を収納するための第2収納庫を有する包装貨幣処理ユニットと、前記包装貨幣処理ユニットでの処理中におけるエラーを検知するエラー検知手段と、前記エラー検知手段がエラーを検知したことに応じて、エラー解除により機外へ取り出された包装貨幣がばら貨幣にばらされてから機内に戻されるように前記第1入金口からの戻し入れを受け付ける制御手段と、を含むことを特徴とする、貨幣処理装置である。
請求項2記載の発明は、前記第1入金口から入金されたばら貨幣を前記第1収納庫に収納する戻し処理を実行する戻し制御手段と、前記第1収納庫におけるばら貨幣の在庫数と前記第2収納庫における包装貨幣の在庫数とを管理する在庫数管理手段と、前記戻し制御手段が前記戻し処理を実行したことに応じて、前記戻し処理で前記第1収納庫に収納されたばら貨幣の数に応じて、前記第2収納庫の在庫数を減算して前記第1収納庫の在庫数を加算する在庫数更新手段と、を含むことを特徴とする、請求項1記載の貨幣処理装置である。
請求項3記載の発明は、前記エラー解除により機外へ取り出された包装貨幣を前記第2入金口から入金するか、ばら貨幣にばらしてから前記第1入金口から入金するかを選択するために選択手段と、前記エラー解除により機外へ取り出された包装貨幣を前記第2入金口から入金することが前記選択手段によって選択された場合に、前記制御手段は、前記第2入金口からの戻し入れを受け付けることを特徴とする、請求項1記載の貨幣処理装置である。
請求項4記載の発明は、前記第1入金口から入金されたばら貨幣を前記包装貨幣処理ユニットまで搬送する搬送手段と、前記包装貨幣処理ユニットに設けられ、前記搬送手段によって搬送されたばら貨幣を包装して包装貨幣にする包装手段と、を含むことを特徴とする、請求項1記載の貨幣処理装置である。
請求項1記載の発明によれば、包装貨幣処理ユニットでの処理中に発生したエラーの解除により包装貨幣が機外へ取り出された場合、当該包装貨幣を機内に戻すためには、ばら貨幣にばらしてからばら貨幣処理ユニットの第1入金口に入金しなければならない。そのため、当該包装貨幣を構成する全てのばら貨幣が、第1入金口から入金されて計数部によって1枚ずつ計数される。つまり、当該包装貨幣を機内に戻す場合には、当該包装貨幣を構成する全てのばら貨幣に対して機械的なチェック(装置によるチェック)が実施される。これにより、エラーの解除により機外へ取り出された包装貨幣を構成する全てのばら貨幣が正しく機内に戻されたのか否かを確認することができる。その結果、貨幣処理装置では、エラーの際に取り出された貨幣を機内へ戻す場合に当該貨幣を厳格に管理することができる。
請求項2記載の発明によれば、包装貨幣処理ユニットでの処理中に発生したエラーの解除により機外へ取り出された包装貨幣を機内に戻すと、当該包装貨幣を構成するばら貨幣が、戻し処理によって第1収納庫に収納される。これに応じて、在庫数管理手段において、第2収納庫の在庫数が減算されて第1収納庫の在庫数が加算されるので、第1収納庫および第2収納庫のそれぞれにおける在庫数が正しく更新される。そのため、包装貨幣処理ユニットでのエラーの前後に亘って、第1収納庫および第2収納庫のそれぞれにおける在庫数を正確に管理することができる。
請求項3記載の発明によれば、エラー解除により機外へ取り出された包装貨幣を、包装貨幣のままの状態で第2入金口から入金するか(包装貨幣処理ユニットに直接戻すか)、ばら貨幣にばらしてから第1入金口から入金するか(ばら貨幣処理ユニットに戻すか)を、状況に応じて任意に選択することができるので、使い勝手がよい。
請求項4記載の発明によれば、エラー解除により機外へ取り出された包装貨幣は、ばら貨幣にばらされた状態で機内に戻されても、包装手段によって元通りの状態(包装貨幣の状態)に戻される。そのため、エラー解除により機外へ取り出された包装貨幣を、元通りの状態に戻してから第2収納庫に収納し直すことができるので、包装貨幣処理ユニットでエラーが発生しても、包装貨幣処理ユニットをエラー発生前の状態に戻すことができる。
図1は、この発明の一実施形態に係る貨幣処理装置1の正面側の外観を示す斜視図である。 図2は、貨幣処理装置1におけるばら紙幣処理ユニット2の模式的な縦断面図である。 図3は、貨幣処理装置1における包装紙幣処理ユニット3の模式的な縦断面図である。 図4は、貨幣処理装置1の制御回路ブロック図であり、この発明の特徴と関連する部分のみを示すブロック図である。 図5は、貨幣処理装置1において行われる制御動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、貨幣処理装置1の表示部7の表示内容の一例を示す図である。 図7は、貨幣処理装置1の表示部7の表示内容の別の例を示す図である。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る貨幣処理装置1の正面側の外観を示す斜視図である。
図1に示す貨幣処理装置1は、たとえば、銀行等に設置される出納機である。
貨幣処理装置1は、ばら紙幣処理ユニット2(ばら貨幣処理ユニット)と、包装紙幣処理ユニット3(包装貨幣処理ユニット)と、包装硬貨処理ユニット4(包装貨幣処理ユニット)と、ばら硬貨処理ユニット5(ばら貨幣処理ユニット)とを含んでいる。これらの処理ユニットは、図1における左側から順に、包装紙幣処理ユニット3、ばら紙幣処理ユニット2、包装硬貨処理ユニット4、ばら硬貨処理ユニット5の順で配置されている。それぞれの処理ユニットは、対応する貨幣(硬貨または紙幣)の入出金処理を行う。ここで、ばら紙幣は、1枚毎に分離した状態の個々の紙幣を指していて、包装紙幣は、所定数毎にまとめられて帯封(包装)された紙幣(まとまった紙幣の束)を指していて、単に「束」と呼ばれることもある。同様に、ばら硬貨は、1枚毎に分離した状態の個々の硬貨を指していて、包装硬貨は、所定数毎にまとめられて包装された硬貨(硬貨のまとまりによって構成された棒状体)を指している。包装紙幣および包装硬貨は、ばら貨幣(ばら紙幣およびばら硬貨のうち対応する方)を所定数毎にまとめて包装することによって構成された包装貨幣に含まれる。
貨幣処理装置1は、その上部に、貨幣処理装置1に所定の処理を実行させるために係員によって操作される操作部6と、必要な情報が表示される表示部7とを主に備えている。表示部7は、たとえば液晶のタッチパネルである。
図2は、貨幣処理装置1におけるばら紙幣処理ユニット2の模式的な縦断面図である。
図2を参照して、ばら紙幣処理ユニット2は、その筐体10内に、入金部11と、複数(ここでは5つ)のカセット12(第1収納庫)と、複数(ここでは2つ)の整理一時保留部13と、出金リジェクト部14と、入金リジェクト部15と、搬送機構16とを備えている。
筐体10の正面(図2では左面)上部には、シャッター17によって開閉される入金口18(第1入金口)が形成されていて、入金部11と入金リジェクト部15とが上下に並んで入金口18に臨むように配置されている。複数のカセット12は、前後方向(図2の左右方向)に並んで配置されていて、各カセット12には、予め定められた金種のばら紙幣が収納される。また、各カセット12の上部には、入金された紙幣を一時的に収納する一時保留部(図示せず)が設けられており、係員の承認で(カセット12の)下部に収納される。なお、いずれかのカセット12は、全ての金種についての損券(傷んだ紙幣)を専用に収納するためのものであってもよい。
筐体10内において、入金部11と各カセット12とは、入金路19でつながっている。入金路19は、入金部11から延び、カセット12の手前でカセット12毎に分岐して、対応するカセット12に対して別々につながっている。入金路19の途中には、紙幣の金種、正損、真偽および表裏を識別する識別部20(計数部)が設けられている。入金路19において識別部20よりもカセット12側には、V字に折れ曲がった反転路21が並列的に接続されている。入金路19において識別部20と反転路21との間から、入金リジェクト路22が分岐して、入金リジェクト部15につながっている。
入金処理の場合、まず、ばら紙幣Sが、開放された入金口18から入金部11に入金された後、入金路19を流れてカセット12側へ搬送される。その途中で、識別部20によってばら紙幣Sの識別が行われ、偽札等であると識別されたばら紙幣Sは、入金リジェクト路22から入金リジェクト部15まで搬送され、入金口18から返却される。表裏が逆であると識別されたばら紙幣Sは、一旦反転路21でスイッチバックされて表裏が直されてから、入金路19に合流する。そして、入金路19においてカセット12の手前まで流れてきたばら紙幣Sは、対応する金種のカセット12に収納されたり、損券専用のカセット12に収納されたりする(損券の場合)。これにより、ばら紙幣処理ユニット2における入金処理が完了する。
また、ばら紙幣処理ユニット2は、その筐体10内に、出金部23を備えている。筐体10の上面には、シャッター24によって開閉される出金口25が形成されていて、出金部23が出金口25に臨むように配置されている。筐体10内において、各カセット12と出金部23とは、出金路26でつながっている。出金路26は、各カセット12から個別に延びてから1つに合流し、出金部23まで延びている。出金路26の途中には、識別部27が設けられている。識別部27の機能は、前述した識別部20とほぼ同じである。出金路26において識別部27よりも出金部23側の部分からは、3つの分岐路28が分岐している。3つの分岐路28のうち、1つは、一方の整理一時保留部13に接続され、他の1つは、他方の整理一時保留部13に接続され、残りの1つは、出金リジェクト部14に接続されている。出金路26において識別部27と分岐路28(識別部27に最も近い分岐路28)との間の部分と、入金路19において反転路21とカセット12との間の部分とは、中継路29によってショートカットされている。
出金処理の場合、各カセット12に収納されたばら紙幣Sが、必要に応じて、カセット12から繰り出されて出金路26を流れる。その途中で、ばら紙幣Sは、識別部27による識別を受ける。損券等であると識別されたばら紙幣Sは、分岐路28を介して出金リジェクト部14に収納され、所定のタイミングで回収される。問題のないばら紙幣Sは、出金部23まで搬送されて出金口25から外部に出金され、これにより、ばら紙幣処理ユニット2における出金処理が完了する。
また、出金処理とは別の処理として、各カセット12に収納されたばら紙幣Sが、分岐路28を介して整理一時保留部13に収納されることがある。整理一時保留部13に収納されたばら紙幣Sは、積層状態で収納される。なお、入金部11に入金されたばら紙幣Sが、カセット12を介さずに、中継路29経由で入金路19から出金路26に受け渡されて整理一時保留部13に収納されることもある。ここで、搬送機構16は、整理一時保留部13に収納されたばら紙幣Sの積層方向(ここでは筐体10の上下方向)に移動可能な一対のアーム30を備えていて、筐体10内で整理一時保留部13の後側に配置されている。所定枚数まで積層されたばら紙幣Sは、まとまった状態(積層状態)で一対のアーム30によって挟持され、整理一時保留部13から取り出される。搬送機構16は、取り出したばら紙幣Sのまとまりを、ばら紙幣処理ユニット2の隣の包装紙幣処理ユニット3まで搬送する。
図3は、貨幣処理装置1における包装紙幣処理ユニット3の模式的な縦断面図である。
図3を参照して、包装紙幣処理ユニット3は、その筐体40内に、帯封機構41(包装手段)と、第1搬送機構42と、リフト43と、第2搬送機構44と、複数(ここでは5つ)のカセット45(第2収納庫)とを含んでいる。また、包装紙幣処理ユニット3は、ばら紙幣処理ユニット2との間で搬送機構16を共有している。つまり、搬送機構16は、ばら紙幣処理ユニット2および包装紙幣処理ユニット3のどちらにも属している。搬送機構16は、筐体40内では、奥寄り(筐体40の後側(図3の右側))に配置される。
帯封機構41は、搬送機構16によってばら紙幣処理ユニット2から包装紙幣処理ユニット3まで搬送されてきたばら紙幣Sのまとまりを受け取って帯封(包装)するためのものであって、筐体40内において、搬送機構16の前側(図3の左側)に位置している。帯封機構41の構成として、公知の構成を用いることができる。帯封機構41によって帯封されたばら紙幣Sのまとまりは、前述した包装紙幣(束)Tとなる。帯封機構41がばら紙幣Sのまとまりを受け取って帯封する処理を、「帯封処理」ということにする。
第1搬送機構42は、筐体40内において帯封機構41の前側に設けられている。第1搬送機構42は、上下一対のベルトユニット46を含む。各ベルトユニット46は、前後に離れて配置された一対のローラ47と、これらのローラ47に掛け回された無端状のベルト48と有する。図3を基準として側面視において、上側のベルトユニット46のベルト48は時計回りに周回移動し、下側のベルトユニット46のベルト48は反時計回りに周回移動する。そのため、帯封機構41による帯封を終えた束Tは、周回移動する上下のベルト48の間において前側へ搬送される。
ここで、筐体40内の前寄りには、上下に延びる移動スペース49が形成されている(1点鎖線で囲んだ部分を参照)。移動スペース49の上下方向寸法は、筐体40の内部空間の上下方向寸法とほぼ同じである。束Tは、上下のベルト48によって、移動スペース49へ向けて搬送される。
リフト43は、水平方向に平坦に延びるベース50と、ベース50上に積層された載置板51とを含んでいる。載置板51は、その前端部の支点77を中心として、ベース50と平行な水平位置(実線の載置板51を参照)と、後側へ向かうのに従ってベース50から浮くように傾斜した傾斜位置(点線の載置板51を参照)との間で回動可能である。リフト43全体は、移動スペース49内で上下移動可能である。図3に示されたときのリフト43の上下方向位置を、待機位置ということにする。リフト43は、待機位置を下限として、待機位置から移動スペース49内の任意の位置まで上昇することができる。
ここで、筐体40の正面上部には、シャッター52によって開閉される入出金口53(第2入金口)が形成されている。入出金口53と移動スペース49の上端部とは連通している。また、筐体40の正面下部において、待機位置のリフト43と上下方向で同じ位置には、投出口65が形成されている。この実施形態では、投出口65を開閉するシャッターを筐体40に設けていないが、このシャッターを設けても構わない。
第2搬送機構44は、前後に離れて配置された一対のローラ54と、これらのローラ54に掛け回された無端状のベルト55とを有する。ベルト55は、筐体40の前後方向において長く、その前端部は、移動スペース49内にまではみ出ていて、その後端部は、筐体40の後端部の近傍に配置されている。ベルト55は、図3における側面視において時計回りおよび反時計回りの両方向に周回移動することができる。ベルト55の外周面には、複数の突起56が設けられている。複数の突起56は、ベルト55の周方向(周回移動方向)において等間隔で配置されている。また、第2搬送機構44は、ベルト55の内側の一対のローラ54の間における前側のローラ54の近傍(移動スペース49から離れた位置)に配置された1本の支点ローラ57をさらに有している。ここで、当該前側のローラ54と、ベルト55において支点ローラ57よりも当該前側のローラ54側の部分とのまとまりを、回動ユニット58ということにする。回動ユニット58は、支点ローラ57を支点として、水平方向に延びて移動スペース49内にはみ出した進出位置(実線で示した回動ユニット58を参照)と、移動スペース49から退避して略垂直に延びた退避位置(2点鎖線で示した回動ユニット58を参照)との間で回動可能である。第2搬送機構44には、回動ユニット58を回動させる駆動機構(モータ等)が含まれている。移動スペース49内でリフト43が上下移動している間、回動ユニット58は、退避位置にある。
複数のカセット45は、上下方向に長手のボックス状であって、筐体40の前後方向に並んで配置されている。各カセット45は、筐体40に対して着脱可能である。筐体40の側壁には、着脱されるカセット45を通過させる開口(図示せず)が形成されている。各カセット45では、上面に、出入口59が形成されているとともに、出入口59を開閉するカセットシャッター60が設けられている(図3における最も左側のカセット45を参照)。原則として、各カセット45内には、同一金種の紙幣からなる束Tが、上下に積層された状態で収納される。各カセット45内には、ステージ64が設けられている。ステージ64の上面は、水平方向に平坦である。各カセット45内に積層状態で収納された束Tは、ステージ64上に載置され、ステージ64によって下側から支えられている。ステージ64は、束Tが載置された状態で、カセット45内で上下移動可能である。
ここで、前述した第2搬送機構44のベルト55は、筐体40内の全てのカセット45の真上に位置していて、これらのカセット45を上方から前後方向において跨るように配置されている。
筐体40内において、各カセット45の真上かつベルト55よりも低い位置には、本体シャッター61が1つずつ設けられている。そして、筐体40内には、ガイド部材62が設けられている。ガイド部材62は、水平に延びる板状である。ガイド部材62は、隣り合う本体シャッター61の間や、移動スペース49に最も近い本体シャッター61から移動スペース49までの間を塞いでいる。ガイド部材62と本体シャッター61とのまとまりは、水平に延びる1枚の板状をなしていて、ベルト55の下側外周面に対して隙間を隔てて下から対向しており、当該隙間は、束搬送路63となっている。束搬送路63は、筐体40内の全てのカセット45の真上に位置していて、これらのカセット45を上方から跨るように前後(水平)に延びている。
次に、包装紙幣処理ユニット3における束Tの流れについて説明する。
帯封機構41からの束Tは、前述したように、第1搬送機構42の上下のベルト48によって、移動スペース49へ向けて搬送される。このとき、移動スペース49内のリフト43は、第1搬送機構42の位置まで上昇していて、この位置で待機している。第1搬送機構42によって移動スペース49まで搬送された束Tは、リフト43に受け渡され、水平位置の載置板51上に載せられる。
その後、リフト43は、移動スペース49内において、束搬送路63より少し低い位置まで下降する。リフト43の下降が終わったとき、リフト43上の束Tは、束搬送路63と上下方向において同じ位置にある。次いで、今まで退避位置にあった回動ユニット58が進出位置まで回動し、第2搬送機構44のベルト55が、図3における反時計回りに周回移動する。これにより、ベルト55のいずれかの突起56がリフト43上の束Tに引っ掛かり、この束Tを束搬送路63内へ取り込む。引き続きベルト55が周回移動することによって、この束Tは、束搬送路63内において移動スペース49から離れる方向へ搬送される。そして、この束Tが、この束Tと同一金種の束Tを収納するカセット45の真上まで搬送されると、この束Tの搬送(ベルト55の周回移動)がストップする。
次いで、図3における右から2つ目のカセット45を参照して、束搬送路63内の束Tの真下のカセット45におけるステージ64が上昇し、この束Tの真下の本体シャッター61および当該カセット45のカセットシャッター60の両方が開く。これにより、束搬送路63内の束Tは、落下して、先ほど上昇してきたステージ64(ステージ64上に既に束Tが積層されている場合には、最上位の束T)に受け止められる。そして、このステージ64が下降すると、今まで束搬送路63内にあった束Tは、出入口59を経てカセット45内に収納された状態になる。このように、帯封を終えた束Tは、対応するカセット45に収納される。
また、カセット45内から束Tを出金する場合、当該カセット45におけるカセットシャッター60と、このカセット45の真上の本体シャッター61との両方が開く。次いで、当該カセット45内のステージ64が上昇し、ステージ64に積層された束Tにおける最上位の束Tが、カセット45の出入口59を介して束搬送路63内まで押し上げられる。この状態で、第2搬送機構44のベルト55が、図3における時計回りに周回移動する。これにより、ベルト55のいずれかの突起56がこの束Tに引っ掛かり、この束Tを束搬送路63内において移動スペース49側へ搬送する。このとき、第2搬送機構44では、回動ユニット58は、進出位置にあり、リフト43は、移動スペース49内において、束搬送路63より少し低い位置で待機している。また、束Tが移動スペース49側へ搬送されると、この束Tを今まで収納していたカセット45のステージ64が下降するとともに、今まで開いていたカセットシャッター60および本体シャッター61の両方が閉じる。
そして、この束Tが、移動スペース49内まで搬送されると、この束Tの搬送(ベルト55の周回移動)はストップし、この束Tは、真下のリフト43に受け渡され、水平位置の載置板51上に載せられる。同様の手順で、カセット45内の束Tが1つずつ繰り出されて束搬送路63内を搬送され、リフト43の載置板51上に積層される。
リフト43への束Tの積み込みが完了した後、今まで進出位置にあった回動ユニット58が退避位置まで回動し、リフト43は、移動スペース49内において、上限位置(移動スペース49の上端)まで上昇する。この状態で、シャッター52が開いて入出金口53が開放され、係員によって、リフト43上の束Tが取り出される。これによって、カセット45内の束Tの出金が完了する。
または、リフト43は、移動スペース49内において、待機位置まで下降する。下降後、リフト43の載置板51が水平位置から傾斜位置まで傾斜し、載置板51上の束Tが、載置板51を滑り落ちて投出口65から機外に投出される。これによっても、カセット45内の束Tが出金される。
また、包装紙幣処理ユニット3に束Tを入金することもできる。その場合、リフト43が前記上限位置(移動スペース49の上端)で待機した状態で、シャッター52が開いて入出金口53が開放され、係員によって、入出金口53から束Tが入金され、リフト43上にセットされる。その後、係員による操作部6(図1参照)の操作等に応じて、シャッター52が閉じる。その後は、帯封機構41からの束Tがカセット45に収納される場合と同様の手順で、リフト43上にセットされた束Tが、収納先のカセット45に収納される。
ここで、包装紙幣処理ユニット3において、入金(カセット45への束Tの収納)や出金(カセット45の束Tの機外への払い出し)のために束Tを筐体10内で移動させる処理を、「通常処理」ということにする。
次に、貨幣処理装置1の電気的構成について説明する。
図4は、貨幣処理装置1の制御回路ブロック図であり、この発明の特徴と関連する部分のみを示すブロック図である。
図4を参照して、貨幣処理装置1は、マイクロコンピュータ等で構成された制御部70(エラー検知手段、制御手段、戻し制御手段、在庫数更新手段)を備えている。制御部70は、包装紙幣処理ユニット3の動作を制御する。
制御部70には、ばら紙幣処理ユニット2、包装紙幣処理ユニット3、包装硬貨処理ユニット4およびばら硬貨処理ユニット5のそれぞれが電気的に接続されている。また、制御部70には、前述した搬送機構16が電気的に接続されている。ここで、搬送機構16は、前述したようにばら紙幣処理ユニット2および包装紙幣処理ユニット3のどちらにも属していることから、説明の便宜上、図4では、単独で示している。また、制御部70には、必要な情報を記憶するメモリ部72(在庫数管理手段)が電気的に接続されている。
ばら紙幣処理ユニット2では、主に、紙幣搬送機構71、ならびに、前述したシャッター17および識別部20,27のそれぞれが、制御部70に接続されている。紙幣搬送機構71とは、ばら紙幣処理ユニット2内でばら紙幣Sを移動させるための機構(ばら紙幣Sを搬送するローラを回転駆動させるモータ等)である。ここで、紙幣搬送機構71と搬送機構16とは、ばら紙幣処理ユニット2の入金口18から入金されたばら紙幣Sを包装紙幣処理ユニット3まで搬送する搬送手段を構成している。
包装紙幣処理ユニット3では、ジャムセンサ73(エラー検知手段)および識別部83、ならびに、前述した帯封機構41、第1搬送機構42、第2搬送機構44、リフト43、本体シャッター61、シャッター52およびカセット45のそれぞれが、制御部70に接続されている。ジャムセンサ73は、たとえばフォトインタラプタであって、包装紙幣処理ユニット3内で束Tが移動する領域(第1搬送機構42や移動スペース49や束搬送路63)に、1つまたは複数配置されている(図3参照)。ジャムセンサ73は、当該領域内における束Tの詰まり(ジャム)を検出することができる。識別部83の機能は、前述した識別部20や27とほぼ同じである。図3を参照して、識別部83は、移動スペース49に対して最寄りの位置にあるガイド部材62(図3における最も左側のガイド部材62)に取り付けられていて、束搬送路63内に下から臨んでいる。束搬送路63内で搬送される束Tが識別部83を通過する際、識別部83は、束Tにおいて識別部83側の紙幣(最下位の紙幣の下面)を識別することによって、当該束Tを識別したものとする。
図4に戻り、各カセット45では、前述したカセットシャッター60およびステージ64のそれぞれが、制御部70に接続されている。
ここで、前述したシャッター17、リフト43、本体シャッター61、シャッター52、カセットシャッター60およびステージ64のそれぞれでは、厳密には、それぞれを移動させる機構(モータ等)が、制御部70に接続されている。また、前述した紙幣搬送機構71、搬送機構16、帯封機構41、第1搬送機構42および第2搬送機構44のそれぞれでは、それぞれにおけるモータ等の駆動部品が、制御部70に接続されている。
制御部70は、ばら紙幣処理ユニット2については、紙幣搬送機構71の駆動を制御することによって、ばら紙幣処理ユニット2内でばら紙幣Sを移動させることができる。また、制御部70は、ばら紙幣処理ユニット2のシャッター17を開閉することができる。
制御部70は、搬送機構16の駆動を制御することによって、ばら紙幣処理ユニット2の整理一時保留部13におけるばら紙幣Sのまとまりを、包装紙幣処理ユニット3まで搬送することができる。
包装紙幣処理ユニット3について、制御部70は、帯封機構41の駆動を制御することによって、搬送機構16によって搬送されてきたばら紙幣Sのまとまりを束Tにすることができ、第1搬送機構42の駆動を制御することによって、束Tを移動スペース49まで搬送してリフト43に受け渡すことができる。制御部70は、リフト43を上下移動させることで、リフト43上の束Tを移動スペース49内で上下させることができる。制御部70は、第2搬送機構44の駆動を制御することによって、リフト43上の束Tを束搬送路63に取り込んだり、束搬送路63の束Tをリフト43に受け渡したりすることができる。制御部70は、本体シャッター61およびカセットシャッター60のそれぞれを開閉させたり、カセット45のステージ64を上下移動させたりすることで、束搬送路63の束Tをカセット45に収納したり、カセット45の束Tを束搬送路63に繰り出したりすることができる。また、入出金の際、制御部70は、シャッター52を開閉する。
また、前述したメモリ部72には、ばら紙幣処理ユニット2の各カセット12における(金種毎の)ばら紙幣Sの在庫数(在高)と、包装紙幣処理ユニット3の各カセット45における(金種毎の)束Tの在庫数とが登録されている。つまり、メモリ部72は、これらの在庫数を管理している。
ばら紙幣処理ユニット2において、入金の際、1枚のばら紙幣Sが識別部20(図2参照)によって識別され、収納先のカセット12に収納されると、その都度、制御部70は、メモリ部72において、該当する(収納先の)カセット12における在庫数を1枚加算して更新する。逆に、出金の際、カセット12から取り出された1枚のばら紙幣Sが識別部27によって識別され、筐体10の外に投出されると、その都度、制御部70は、メモリ部72において、当該カセット12における在庫数を1枚減算して更新する。そして、識別部20,27は、ばら紙幣S(入金口18から入金されたばら紙幣Sまたはカセット12から出金されたばら紙幣S)が1枚識別部20,27を通過する度に当該ばら紙幣Sを1枚ずつカウントする(計数する)計数センサも兼ねている。識別部20に関し、カセット12は、識別部20によって計数されたばら紙幣Sを収納し、その計数値を確定させるためのものであることがわかる。
同様に、包装紙幣処理ユニット3において、入金の際、収納先のカセット45が決まった1つの束Tが識別部83によって識別され、束Tが収納されると、その都度、制御部70は、メモリ部72において、該当する(収納先の)カセット45における在庫数を1つ加算して更新する。逆に、出金の際、カセット45から取り出された1枚の束Tが識別部83によって識別され、筐体40の外に投出されると、その都度、制御部70は、メモリ部72において、当該カセット45における在庫数を1つ減算して更新する。そして、識別部83は、束Tが1つ識別部83を通過する度に束Tを1つカウントする計数センサも兼ねており、収納または投出が完了した時点で在庫数が更新される。
ここからは、包装紙幣処理ユニット3内で前述した通常処理中にエラーが発生した場合に貨幣処理装置1で実行される処理について説明する。ここでのエラーとは、前述した帯封機構41、第1搬送機構42、第2搬送機構44、リフト43、本体シャッター61、シャッター52およびカセット45(カセットシャッター60およびステージ64)等のそれぞれが、制御部70の制御どおりに動かなくなったことや、ジャムセンサ73が束Tのジャムを検出したこと等である。制御部70は、帯封機構41、第1搬送機構42、第2搬送機構44、リフト43、本体シャッター61、シャッター52およびカセット45(カセットシャッター60およびステージ64)等のそれぞれが制御どおりに動かなくなったときや、ジャムセンサ73が束Tのジャムを検出したときに、エラーが発生したと判断する。つまり、ジャムセンサ73および制御部70自身が、包装紙幣処理ユニット3での処理中におけるエラーを検知することができる。
図5は、貨幣処理装置1において行われる制御動作の一例を示すフローチャートである。図6は、貨幣処理装置1の表示部7の表示内容の一例を示す図である。図7は、貨幣処理装置1の表示部7の表示内容の別の例を示す図である。
図5を参照して、包装紙幣処理ユニット3において、前述した通常処理中である場合において(ステップS1でYES)、前述したエラーが発生すると(ステップS2でYES)、制御部70は、当該エラーを検知したことに応じて、当該通常処理を中止して束Tの移動を途中で止め、表示部7にエラー表示する(ステップS3)。ここで、通常処理が中止するということは、収納先に収納されるべき束Tや、カセット45から取り出されて入出金口53や投出口65から出金されるべき束Tが包装紙幣処理ユニット3内(カセット45以外の領域)に留まっていることであり、エラーが発生したとき、制御部70は、当該領域に留まっている束Tの金種および数を把握している。
エラー表示は、図6のように、たとえば、「エラーが生じました。詰まった束を回収し、ばらしてからばら紙幣処理ユニットに戻してください。」というメッセージMと、「OK」と表示されたタッチキーであるOKボタン85とを含んでいる。このエラー表示を見た係員は、包装紙幣処理ユニット3の筐体40に設けられたメンテナンス用の扉(図示せず)を開いて筐体40内にアクセスし、エラーを解除する。
エラーが束Tのジャムである場合には、係員は、エラー解除の一環として、詰まった束Tが筐体10の外(機外)へ取り出す。エラーが内部機構の故障である場合には、係員は、エラー解除の一環として、当該内部機構をメンテナンスするとともに、筐体10内でカセット45外にある束Tを機外へ取り出す。つまり、いずれのエラーであっても、エラー解除の一環として、包装紙幣処理ユニット3内におけるカセット45以外の領域に留まっている束Tが、係員によって機外へ取り出される(回収される)。
図5を参照して、エラーが解除され(ステップS4でYES)、係員が先ほどのOKボタン85を押すと(ステップS5でYES)、制御部70は、ばら紙幣処理ユニット2のシャッター17(図1および図2参照)を開いて入金口18を開放し、一方で、包装紙幣処理ユニット3のシャッター52(図1および図3参照)を閉じて、入出金口53を閉鎖する(ステップS6)。なお、シャッター52が既に閉じている場合には、制御部70は、シャッター52を引き続き閉じたままにする。
ステップS6において、制御部70は、エラー解除により機外へ取り出された束Tがばら紙幣Sにばらされてから機内に戻されるように、入出金口53を閉じて入金口18を開き、入金口18(入金口18のみ)からの(ばら紙幣Sの)戻し入れを受け付けている。
そこで、ばら紙幣処理ユニット2において、シャッター17(入金口18)が開いた後に、係員が、先程のエラー解除で取り出した(回収した)束Tの帯封を解いて、当該束Tをばら紙幣Sへとばらしてから、これらのばら紙幣Sを、(開かれた)入金口18から入金部11にセット(入金)する(図2参照)。ここで、入金部11には、ばら紙幣Sがセットされたことを検知して制御部70に伝えるセンサ(図示せず)が設けられている。
そして、制御部70は、入金部11へのばら紙幣Sのセット(入金)があれば(ステップS7でYES)、ばら紙幣処理ユニット2における入金処理(戻し処理)を実行する(ステップS8)。この際、制御部70は、入金部11にセットされたばら紙幣Sを、前述したように、入金路19内で搬送し、その途中で識別部20によって識別および計数してから、該当する金種のカセット12に収納する(図2参照)。この場合、エラー解除で束Tが回収されたとしても、当該束Tの返却先が、ばら紙幣処理ユニット2の入金口18だけになっているので、当該返却先を間違えずに済む。
ここで、識別部20は、前述したように、入金路19内を搬送されるばら紙幣Sを1枚ずつ識別するとともに計数している。そのため、制御部70は、ここでの入金処理における収納先のカセット12におけるばら紙幣Sの増加枚数(識別部20による計数結果であり、当該入金処理で収納先のカセット12に収納されたばら紙幣Sの数)を把握できる。よって、制御部70は、入金処理が実行されたことに応じて、メモリ部72において、収納先のカセット45についてのばら紙幣Sの在庫数を(当該増加枚数を加算することによって)更新する(ステップS9)。
次いで、制御部70は、当該増加枚数と、エラー解除の際に回収された束Tを構成するばら紙幣Sの枚数(総数)とが一致するかどうかを確認する(ステップS10)。換言すれば、束Tが回収されてからばらされた後に入金口18に入金されるまでの間に、当該束Tからばら紙幣Sの漏れ(不正等によるばら紙幣Sの抜き取り等)がないか否かを確認する。制御部70は、エラーが発生したときに包装紙幣処理ユニット3内(カセット45以外の領域)に留まっている束Tの数(エラー解除の際に回収されるべき束Tの数)を把握しているから、当該束Tを構成するばら紙幣の数(前述した総数)も把握している。
漏れがなければ、つまり、前記増加枚数と前記総数とが一致していれば(ステップS10でYES)、カセット45における束Tの在庫数を更新する(ステップS11)。具体的には、当該増加枚数に基づいて、回収された束Tの数を算出する。回収された束Tの数は、正規の(ばら紙幣Sが不足していない)束Tを構成するばら紙幣Sの枚数(前述した所定数)によって当該増加枚数を割ることによって得られた値である。回収された束Tの数の算出後、制御部70は、メモリ部72において、該当する(同一金種の)カセット45における束Tの在庫数を(回収された束Tの数で減算することによって)更新する(ステップS11)。
このように、制御部70は、ステップS9およびS11において、ステップS8での入金処理でカセット12に収納されたばら紙幣Sの数に応じて、メモリ部72において、カセット45の束Tの在庫数を減算してカセット12のばら紙幣Sの在庫数を加算する。具体的に、たとえば1束あたり100枚(前述した所定数が100)のばら紙幣Sを有する束Tがエラー解除により3つ(3束)機外へ取り出された場合、3つの束Tがばらされてから入金口18に入金されてステップS8での入金処理が実施されたとする。この場合、入金処理における収納先のカセット12では、在庫数が300枚(=100枚×3束)加算され(ステップS9)、エラー発生直前に当該3つの束Tを収納していたカセット45では、入金処理後に、在庫数が3束(=300枚÷100枚)減算される(ステップS11)。
つまり、ステップS9およびS11では、エラーによって回収された束Tを収納していた(包装紙幣処理ユニット3の)カセット45における束Tの在庫数と、当該束Tを構成していたばら紙幣Sを収納した(ばら紙幣処理ユニット2の)カセット12におけるばら紙幣Sの在庫数との両方が正しく更新される。ここでの在庫数の更新によって、束Tの在庫数がばら紙幣Sの在庫数に移し変えられる(在高移動が行われる)ので、ばら紙幣処理ユニット2および包装紙幣処理ユニット3のそれぞれでは、包装紙幣処理ユニット3でのエラーの前後に亘って、カセット12およびカセット45のそれぞれにおける在庫数を正確に管理することができる。
なお、所定時間が経過しても、エラーが解除されなかったり(ステップS4でNO)、OKボタン85が押下されなかったり(ステップS5でNO)、ばら紙幣処理ユニット2に入金がなかったりした場合には(ステップS7でNO)、制御部70は、表示部7に警告メッセージを表示して、係員に、エラー解除やOKボタン85の押下や入金を催促する(ステップS12)。
また、ステップS10において、エラー解除後に入金された紙幣Sについての前述した増加枚数と、エラー解除の際に回収された束Tを構成するばら紙幣Sの枚数(総数)とが一致しなかった場合には(ステップS10でNO)、制御部70は、エラー解除で回収された束Tのばら紙幣Sが全て入金されていない旨の警告メッセージを表示部7に表示する(ステップS13)。そうすれば、束Tからのばら紙幣Sの脱落といったトラブルや、束Tからのばら紙幣Sの抜き取りといった不正を早期に発見することができる。さらに、このような警告メッセージが表示されるようにすることによって、当該不正をしようという考えを人々に起こさせないようにすることができるという効果(不正を抑止する効果)を得ることもできる。
以上のように、貨幣処理装置1では、包装紙幣処理ユニット3での処理中に発生したエラーの解除により束Tが機外へ取り出された場合、当該束Tを機内に戻すためには、ばら紙幣Sにばらしてからばら紙幣処理ユニット2の入金口18に入金しなければならない。そのため、当該束Tを構成する全てのばら紙幣Sが、入金口18から入金されて識別部20によって1枚ずつ計数される。つまり、当該束Tを機内に戻す場合には、当該束Tを構成する全てのばら紙幣Sに対して機械的なチェックが実施される。これにより、エラーの解除により機外へ取り出された束Tを構成する全てのばら紙幣Sが正しく機内に戻されたのか否かを確認することができる。その結果、貨幣処理装置1では、エラーの際に取り出された紙幣を機内へ戻す場合に当該紙幣を厳格に管理することができる。
また、ステップS3におけるエラー表示は、図7のように、たとえば、「エラーが生じました。詰まった束を回収し、以下のどちらかの方法で戻してください。」というメッセージNと、「束のまま包装紙幣処理ユニットに戻す。」と表示されたタッチキーである第1ボタン86(選択手段)と、「束をばらしてからばら紙幣処理ユニットに戻す。」と表示されたタッチキーである第2ボタン87(選択手段)とを含んでいてもよい。このように、エラー解除により機外へ取り出された束Tを入出金口53から入金するか、ばら紙幣Sにばらしてから入金口18から入金するかを、第1ボタン86および第2ボタン87によって選択することができる。
このエラー表示を見た係員は、先程と同様に、エラーを解除する(前述したステップS4)。そして、回収した束Tが多いことから各束Tをばらすのが面倒である(回収した紙幣の総数が多い)等の理由がある場合には、係員は、第1ボタン86を押す(前述したステップS5)。すると、先程のステップS6〜S13の処理とは異なり、制御部70は、ばら紙幣処理ユニット2のシャッター17(入金口18)を閉じて、包装紙幣処理ユニット3のシャッター52(入出金口53)を開く。つまり、エラー解除により機外へ取り出された束Tを入出金口53から入金することが第1ボタン85の押下によって選択された場合に、制御部70は、入金口18を閉じて入出金口53を開き、入出金口53からの(束Tの)戻し入れを受け付ける。そのため、係員は、回収した束Tを入出金口53経由で包装紙幣処理ユニット3に入金する(図3参照)。入金された束Tは、識別部83による識別を受けた後に、元のカセット45に戻される(図3参照)。この場合、メモリ部72における在庫数に変更(更新)はない。
一方、紙幣の管理の厳正化を重視する場合には、係員が第2ボタン87を押すと(前述したステップS5でYES)、先程のステップS6〜S13の処理が実施される。
このように、エラー解除により機外へ取り出された束Tを、束Tのままの状態で入出金口53から入金するか(包装紙幣処理ユニット3に直接戻すか)、ばら紙幣Sにばらしてから入金口18から入金するか(ばら紙幣処理ユニット2に戻すか)を、状況に応じて任意に選択することができるので、使い勝手がよい。
包装硬貨処理ユニット4およびばら硬貨処理ユニット5について、簡単に説明する。図1を参照して、ばら硬貨処理ユニット5は、その上面のホッパー90を介して外部から入金されたばら硬貨を受け入れることができ、受け入れたばら硬貨を金種毎に振り分けて保管することができる。また、ばら硬貨処理ユニット5は、受け入れたばかりのばら硬貨や、今まで保管していたばら硬貨を包装硬貨処理ユニット4に受け渡すことができる。包装硬貨処理ユニット4は、ばら硬貨処理ユニット5から受け取ったばら硬貨を包装して包装硬貨にし、金種毎の包装硬貨を保管したり、出金口91から出金したりすることができる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、エラー解除の際に回収された束Tを、ばら紙幣Sにばらしてから、ばら紙幣処理ユニット2の入金口18に入金する場合、入金されたばら紙幣Sは、カセット12に収納されることなく、整理一時保留部13経由で包装紙幣処理ユニット3に搬送されて、再度帯封されて束Tになってもよい。つまり、エラー解除により機外へ取り出された束Tは、ばら紙幣Sにばらされた状態で機内に戻されても、帯封機構41によって元通りの状態(束Tの状態)に戻される。そのため、エラー解除により機外へ取り出された束Tを、元通りの状態に戻してから元のカセット45に収納し直すことができるので、包装紙幣処理ユニット3でエラーが発生しても、包装紙幣処理ユニット3をエラー発生前の状態に戻すことができる。
また、前述した実施形態では、包装紙幣処理ユニット3に束Tを入金することができたが、包装紙幣処理ユニット3では束Tが入金できないようになっていてもよい。つまり、包装紙幣処理ユニット3に入金される紙幣は、ばら紙幣処理ユニット2経由で取り込まれるばら紙幣Sだけにしてもよい。そうすれば、束Tを構成することとなるばら紙幣Sの全てが、ばら紙幣処理ユニット2において識別部20によるチェックを受けてから帯封機構41によって帯封されることから、管理のさらなる厳正化を図ることができる。
また、帯封処理毎に束Tの帯封に付した連番や、帯封に付された印字データを利用して、エラー解除で取り出された束Tを管理(追跡)してもよい。
また、貨幣処理装置1では、ばら紙幣処理ユニット2および包装紙幣処理ユニット3と、包装硬貨処理ユニット4およびばら硬貨処理ユニット5とが揃っている(図1参照)。しかし、本発明は、ばら紙幣処理ユニット2および包装紙幣処理ユニット3だけで構成された貨幣処理装置1や、包装硬貨処理ユニット4およびばら硬貨処理ユニット5だけで構成された貨幣処理装置1にも適用可能である。
また、前述した制御部70は、貨幣処理装置1全体で1つ設けられているように説明されているが、ばら紙幣処理ユニット2、包装紙幣処理ユニット3、包装硬貨処理ユニット4およびばら硬貨処理ユニット5のそれぞれに設けられた制御部(「ユニット制御部」ということにする)のまとまりであってもよい。この場合、それぞれのユニット制御部は、他のユニット制御部と通信可能である。
また、メモリ部72は、ばら紙幣Sおよび束Tの在庫数だけでなく、ばら硬貨や包装硬貨の在庫数も管理している。メモリ部72は、ばら紙幣処理ユニット2、包装紙幣処理ユニット3、包装硬貨処理ユニット4およびばら硬貨処理ユニット5のいずれかに設けられていてもよい。または、メモリ部72は、ばら紙幣Sの在庫数を管理する第1ユニットメモリ部と、束Tの在庫数を管理する第2ユニットメモリ部と、ばら硬貨の在庫数を管理する第3ユニットメモリ部と、包装硬貨の在庫数を管理する第4ユニットメモリ部とに分かれていてもよい。この場合、第1ユニットメモリ部は、ばら紙幣処理ユニット2に設けられ、第2ユニットメモリ部は、包装紙幣処理ユニット3に設けられ、第4ユニットメモリ部は、包装硬貨処理ユニット4に設けられ、第3ユニットメモリ部は、ばら硬貨処理ユニット5に設けられているとよい。
また、この発明は、出納機等以外に、貨幣の入出金処理を行う両替機やATM等にも適用できる。
1 貨幣処理装置
2 ばら紙幣処理ユニット
3 包装紙幣処理ユニット
4 包装硬貨処理ユニット
5 ばら硬貨処理ユニット
12 カセット
16 搬送機構
18 入金口
20 識別部
41 帯封機構
45 カセット
53 入出金口
70 制御部
71 紙幣搬送機構
72 メモリ部
73 ジャムセンサ
86 第1ボタン
87 第2ボタン
S ばら紙幣
T 包装紙幣(束)

Claims (4)

  1. ばら貨幣が入金される第1入金口が形成され、前記第1入金口から入金されたばら貨幣を1枚ずつ計数するための計数部と、前記計数部によって計数されたばら貨幣を収納するための第1収納庫とを有するばら貨幣処理ユニットと、
    所定数のばら貨幣をまとめて包装することによって構成された包装貨幣が入金される第2入金口が形成され、包装貨幣を収納するための第2収納庫を有する包装貨幣処理ユニットと、
    前記包装貨幣処理ユニットでの処理中におけるエラーを検知するエラー検知手段と、
    前記エラー検知手段がエラーを検知したことに応じて、エラー解除により機外へ取り出された包装貨幣がばら貨幣にばらされてから機内に戻されるように前記第1入金口からの戻し入れを受け付ける制御手段と、
    を含むことを特徴とする、貨幣処理装置。
  2. 前記第1入金口から入金されたばら貨幣を前記第1収納庫に収納する戻し処理を実行する戻し制御手段と、
    前記第1収納庫におけるばら貨幣の在庫数と前記第2収納庫における包装貨幣の在庫数とを管理する在庫数管理手段と、
    前記戻し制御手段が前記戻し処理を実行したことに応じて、前記戻し処理で前記第1収納庫に収納されたばら貨幣の数に応じて、前記第2収納庫の在庫数を減算して前記第1収納庫の在庫数を加算する在庫数更新手段と、
    を含むことを特徴とする、請求項1記載の貨幣処理装置。
  3. 前記エラー解除により機外へ取り出された包装貨幣を前記第2入金口から入金するか、ばら貨幣にばらしてから前記第1入金口から入金するかを選択するために選択手段と、
    前記エラー解除により機外へ取り出された包装貨幣を前記第2入金口から入金することが前記選択手段によって選択された場合に、前記制御手段は、前記第2入金口からの戻し入れを受け付けることを特徴とする、請求項1記載の貨幣処理装置。
  4. 前記第1入金口から入金されたばら貨幣を前記包装貨幣処理ユニットまで搬送する搬送手段と、
    前記包装貨幣処理ユニットに設けられ、前記搬送手段によって搬送されたばら貨幣を包装して包装貨幣にする包装手段と、
    を含むことを特徴とする、請求項1記載の貨幣処理装置。
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