JP2012041482A - ポリマー、ポリマーの製造方法、光学材料用樹脂組成物、成形体、光学材料およびレンズ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】脂肪族多環構造を有する繰り返し単位を含むポリマーであって、前記脂肪族多環構造の環骨格を構成する2以上の原子が前記ポリマーの主鎖を構成しており、かつ、前記繰り返し単位がスルホニル基を環骨格の構成基として含む脂肪族環を有していることを特徴とするポリマー。
【選択図】なし
Description
一方、特許文献2には、スルホニル基を有する複素環骨格を有する(メタ)アクリル酸エステルを樹脂材料として用いれば、高屈折率で高アッベ数を有するレンズを提供しうることが記載されている。このポリマーは1.51〜1.52の屈折率を示し、60〜61のアッベ数を示すが、吸水率が高いために実用性に劣るという問題があった。
このため、従来は硫黄原子を含む樹脂を用いても、高屈折性、高アッベ数、低吸水性のすべてを達成することはできなかった。
例えば、特許文献3には、官能基で置換されていてもよい脂肪族多環オレフィンと極性ビニルオレフィンとを共重合させたポリマーが記載されている。その官能基として種々の多岐にわたる官能基が記載されており、その中にスルホニルアルキル基が挙げられている。しかしながら、スルホニルアルキル基を有するポリマーの合成例や物性値はまったく記載されていないうえ、この文献にはレンズに応用できることも記載されていない。また、スルホニル基を環骨格の構成基として含むものではないことから、ポリマーの構造も異なる。
特許文献4および5には、多環式オレフィンを重合させた樹脂が記載されている。この樹脂を用いれば、高屈折性、高アッベ数、高耐熱性を実現できることが記載されている。しかしながら、この文献にはスルホニル基を環骨格の構成基として含む脂肪族環含有ポリマーについては記載されていない。また、特許文献4では無機微粒子と混合して用いることが要求されており、特許文献5ではフッ素原子で置換された多環ポリマーを用いることが要求されており、いずれも使用態様に制限があった。さらに、高屈折性、高アッベ数、高耐熱性、高光線透過率、低吸水性のすべてを満たす樹脂材料を提供するという観点では、なお改善の余地があった。
[1] 脂肪族多環構造を有する繰り返し単位を含むポリマーであって、前記脂肪族多環構造の環骨格を構成する2以上の原子が前記ポリマーの主鎖を構成しており、かつ、前記繰り返し単位がスルホニル基を環骨格の構成基として含む脂肪族環を有していることを特徴とするポリマー。
[2] 前記スルホニル基を環骨格の構成基として含む脂肪族環が、前記脂肪族多環構造の一部を構成する環であることを特徴とする[1]に記載のポリマー。
[3] 前記スルホニル基を環骨格の構成基として含む脂肪族環が、前記脂肪族多環構造に連結基を介して結合していることを特徴とする[1]に記載のポリマー。
[4] 前記ポリマーの主鎖が、前記脂肪族多環構造を構成する原子の他に、エチレン基、ビニレン基またはビニレンオキシ基を含むことを特徴とする[1]〜[3]のいずれか一項に記載のポリマー。
[5] 脂肪族環構造を有する繰り返し単位も含むことを特徴とする[1]〜[4]のいずれか一項に記載のポリマー。
[6] 前記脂肪族環構造を有する繰り返し単位が、フッ素原子、酸素原子または硫黄原子を含むことを特徴とする[1]〜[5]のいずれか一項に記載のポリマー。
[7] 前記脂肪族多環構造を有する繰り返し単位が後掲の一般式(1)で表されることを特徴とする[1]〜[6]のいずれか一項に記載のポリマー。
[8] 前記脂肪族多環構造を有する繰り返し単位が後掲の一般式(2)または後掲の一般式(3)で表されることを特徴とする[7]に記載のポリマー。
[9] 前記一般式(2)のnおよび前記一般式(3)のnがともに0であることを特徴とする[8]に記載のポリマー。
[10] 前記脂肪族多環構造を有する繰り返し単位が後掲の一般式(11)で表されることを特徴とする[1]〜[6]のいずれか一項に記載のポリマー。
[11] 前記脂肪族多環構造を有する繰り返し単位が後掲の一般式(12)または後掲の一般式(13)で表されることを特徴とする[10]に記載のポリマー。
[12] 前記一般式(12)のnおよび前記一般式(13)のnがともに0であることを特徴とする[11]に記載のポリマー。
[13] 前記一般式(1)または一般式(2)で表される繰り返し単位の他に、後掲の一般式(21)または一般式(22)で表される繰り返し単位も含むことを特徴とする[7]〜[12]のいずれか一項に記載のポリマー。
[14] 一般式(21)および一般式(22)のnが0であり、かつ、R21〜R24、R29、R30の少なくとも1つはフッ素原子またはフッ化アルキル基であるか或いはR21〜R24のうちの2つ以上が互いに結合してフッ素原子、酸素原子または硫黄原子を含む環を形成していることを特徴とする[13]に記載のポリマー。
[15] 前記一般式(1)または一般式(2)で表される繰り返し単位の他に、後掲の一般式(23)または一般式(24)で表される繰り返し単位も含むことを特徴とする[7]〜[14]のいずれか一項に記載のポリマー。
[16] 前記一般式(1)または一般式(2)で表される繰り返し単位の他に、後掲の一般式(25)で表される繰り返し単位も含むことを特徴とする[7]〜[15]のいずれか一項に記載のポリマー。
[17] 前記一般式(21)〜(25)で表される繰り返し単位が、フッ素原子、チオエーテル基またはエーテル基を含むことを特徴とする[13]〜[16]のいずれか一項に記載のポリマー。
[18] 前記一般式(1)または一般式(2)で表される繰り返し単位の他に、後掲の一般式(26)で表される繰り返し単位も含むことを特徴とする[10]〜[17]のいずれか一項に記載のポリマー。
[20] 前記一般式(31)で表される重合性モノマーを配位重合させることを特徴とする[19]に記載のポリマーの製造方法。
[21] 前記一般式(31)で表される重合性モノマーを開環メタセシス重合させることを特徴とする[19]に記載のポリマーの製造方法。
[22] 前記開環メタセシス重合した後に不飽和結合に水素添加することを特徴とする[21]に記載のポリマーの製造方法。
[23] 前記開環メタセシス重合した後に不飽和結合の一部または全部をエポキシ化することを特徴とする[21]に記載のポリマーの製造方法。
[24] 前記一般式(31)で表される重合性モノマーとともに、後掲の一般式(41)で表される重合性モノマーも重合させることを特徴とする[19]〜[23]のいずれか一項に記載のポリマーの製造方法。
[25] 前記一般式(31)で表される重合性モノマーとともに、後掲の一般式(42)で表される重合性モノマーも重合させることを特徴とする[19]〜[24]のいずれか一項に記載のポリマーの製造方法。
[26] 前記一般式(31)で表される重合性モノマーとともに、後掲の一般式(43)で表される重合性モノマーも重合させることを特徴とする[19]〜[25]のいずれか一項に記載のポリマーの製造方法。
[27] 前記一般式(31)で表される重合性モノマーとともに、後掲の一般式(44)で表される重合性モノマーも重合させることを特徴とする[19]〜[26]のいずれか一項に記載のポリマーの製造方法。
[28] [19]〜[27]のいずれか一項に記載の製造方法により製造されるポリマー。
[29] 数平均分子量が1000〜500000である、[1]〜[18]または[28]のいずれか一項に記載のポリマー。
[31] [1]〜[18]、[28]、[29]のいずれか一項に記載のポリマーを用いた成形体。
[32] [1]〜[18]、[28]、[29]のいずれか一項に記載のポリマーを用いた光学材料。
[33] [1]〜[18]、[28]、[29]のいずれか一項に記載のポリマーを用いたレンズ。
本発明のポリマーは、脂肪族多環構造を有する繰り返し単位を含むポリマーであって、前記脂肪族多環構造の環骨格を構成する2以上の原子が前記ポリマーの主鎖を構成しており、かつ、前記繰り返し単位がスルホニル基を環骨格の構成基として含む脂肪族環を有していることを特徴とする。
スルホニル基が脂肪族多環構造の環骨格の構成基として含まれている場合、環骨格におけるスルホニル基の位置は特に制限されない。したがって、ポリマーの主鎖を構成する原子が含まれている環(環構成原子数が最小の環)にスルホニル基が含まれていても良いし、ポリマーの主鎖を構成する原子が含まれている環(環構成原子数が最小の環)以外の環にスルホニル基が含まれていてもよい。好ましいのは、ポリマーの主鎖を構成する原子が含まれている環(環構成原子数が最小の環)以外の環にスルホニル基が含まれている場合であり、例えば、ポリマーの主鎖を構成する原子が含まれている環(環構成原子数が最小の環)から最も離れている環の骨格を構成基する基としてスルホニル基が含まれている場合を挙げることができる。脂肪族環の環骨格に含まれるスルホニル基の数は、1〜3個であることが好ましく、1〜2個であることがより好ましく、1個であることがさらに好ましい。
スルホニル基が、脂肪族多環構造に結合している置換基の一部または全部を構成する脂肪族環の環骨格の構成基として含まれている場合も、スルホニル基の位置は特に制限されない。この場合、スルホニル基を骨格構成基として含む環は、脂肪族多環構造に対して単結合で結合していてもよいし、アルキレン基やアリーレン基などの連結基を介して結合していてもよい。また、スルホニル基を骨格構成基として含む環と脂肪族多環構造とがスピロ構造を形成していてもよい。スルホニル基を骨格構成基として含む環は、単環構造であってもよいし、多環構造であってもよい。スルホニル基を骨格構成基として含む環の具体例として、テトラヒドロチオフェン 1,1−ジオキシド環、7−チアビシクロ[2.2.1]ヘプタン 7,7−ジオキシド環などを挙げることができる。
(条件1)R1〜R4の少なくとも1つが、スルホニル基を環骨格構成基として含む脂肪族環を有する置換基である。
(条件2)R1とR2、もしくはR3とR4が互いに結合してスルホニル基を環骨格構成基として含む脂肪族環を形成している。
(条件3)R1,R2のいずれかとR3,R4のいずれかが互いに結合してスルホニル基を環骨格構成基として含む脂肪族環を形成している。
スルホニル基を環骨格構成基として含む脂肪族環については、上で説明した通りである。X,Yはそれぞれ独立にメチレン基(−CH2−),チオエーテル基(−S−),エーテル基(−O−),スルホニル基(−SO2−)のいずれかを表す。nは0〜2の整数を表す。nが2であるとき、2つのY、2つのR5、2つのR6、2つのR7、2つのR8はそれぞれ互いに同一であっても異なっていてもよい。nは0または1であるのが好ましく、0であるのがより好ましい。
本発明のポリマーは、本発明のポリマーを構成する繰り返し単位に対応する重合性モノマーを重合することにより合成することができる。例えば、下記の一般式(31)で表される重合性モノマーを重合させる本発明の製造方法によれば、本発明のポリマーを簡便に製造することができる。
これらの反応は当業者に周知な反応であり、一般に採用される反応条件を適宜組み合わせて本発明で採用することができる。
本発明の光学材料用樹脂組成物は、上記の本発明のポリマーを含む組成物である。すなわち、脂肪族多環構造を有する繰り返し単位を含むポリマーであって、前記脂肪族多環構造の環骨格を構成する2以上の原子が前記ポリマーの主鎖を構成しており、かつ、前記繰り返し単位がスルホニル基を環骨格の構成基として含む脂肪族環を有しているポリマーを含有することを特徴とする光学材料用樹脂組成物である。本発明の光学材料用樹脂組成物は、本発明のポリマーとして1種のみを単独で含んでいてもよいし、2種以上を混合して含んでいてもよい。
本発明の光学材料用樹脂組成物に含まれる本発明のポリマーの割合は40〜100重量%であることが好ましく、60〜100重量%であることがより好ましく、80〜100重量%であることがさらに好ましい。
本発明の光学材料用樹脂組成物を成形することにより、本発明の成形体を製造することができる。 本発明の光学材料用樹脂組成物は、溶媒を用いてキャスト成形して成形体を得ることもできるが、溶媒を用いずに固体状態で射出成形、圧縮成形等の手法によって成形することが好ましい。
また本発明の成形体は最大厚みが0.1mm以上であることが好ましい。最大厚みは、好ましくは0.1〜5mmであり、さらに好ましくは1〜3mmである。これらの厚みを有する成形体は、高屈折率の光学部品として特に有用である。このような厚い成形体は、溶液キャスト法で製造しようとしても溶剤が抜けにくいため一般に容易ではない。しかしながら、本発明の光学材料用樹脂組成物を用いれば成形が容易で非球面などの複雑な形状も容易に実現することができる。このように、本発明によれば、高い屈折率特性を利用しながら良好な透明性を有する成形体を得ることができる。
本発明の成形体は、高屈折性、高アッベ数、高耐熱性、高光線透過率、低吸水性、軽量性を併せ持ち、光学特性に優れた成形体である。本発明の光学部品は、このような成形体からなるものである。本発明の光学部品の種類は、特に制限されない。特に、光学材料用樹脂組成物の優れた光学特性を利用した光学部品、特に光を透過する光学部品(いわゆるパッシブ光学部品)として好適に利用することができる。かかる光学部品を備えた光学機能装置としては、例えば、各種ディスプレイ装置(液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等)、各種プロジェクタ装置(OHP、液晶プロジェクタ等)、光ファイバー通信装置(光導波路、光増幅器等)、カメラやビデオ等の撮影装置等が例示される。
本発明の光学材料用樹脂組成物を用いた光学部品は、特にレンズ基材に好適である。本発明の光学材料用樹脂組成物を用いて製造されたレンズ基材は、高アッベ数であって、高屈折性、光線透過性、軽量性を併せ持ち、光学特性に優れている。また、光学材料用樹脂組成物を構成するモノマーの種類を適宜調節することにより、レンズ基材の屈折率を任意に調節することが可能である。
本発明における「レンズ基材」とは、レンズ機能を発揮することができる単一部材を意味する。レンズ基材の表面や周囲には、レンズの使用環境や用途に応じて膜や部材を設けることができる。例えば、レンズ基材の表面には、保護膜、反射防止膜、ハードコート膜等を形成することができる。また、レンズ基材の周囲を基材保持枠などに嵌入して固定することもできる。ただし、これらの膜や枠などは、本発明でいうレンズ基材に付加される部材であり、本発明でいうレンズ基材そのものとは区別される。
メタンスルホン酸3−メタンスルホニルオキシビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2−イルメチル(1)の合成
4−チアトリシクロ [5.2.1.02,6]デカ−8−エン(M−2)の合成
4−チアトリシクロ[5.2.1.02,6]デカ−8−エン 4,4−ジオキシド(M−1)の合成
ポリマー(P−1)の合成
ポリマー(P−2)の合成
ポリマー(P−3)の合成
ポリマー(P−4)の合成
ポリマー(P−5)の合成
ポリマー(P−6)の合成
ポリマー(P−15)の合成
ポリマー(P−16)の合成
ポリマー(P−17)の合成
実施例1〜6で合成した各ポリマーの屈折率、アッベ数、ガラス転移温度(Tg)、光線透過率、吸水率を以下の方法にしたがって測定し、結果を表1に示した。
(1)屈折率
各ポリマーを加熱圧縮成形して厚さ200μmのフィルムを作製し、波長589nmの光を用いてアッベ屈折計(アタゴ社製「DR−M2」)により測定した。
(2)アッベ数
各ポリマーを加熱圧縮成形して厚さ200μmのフィルムを作製し、波長486nm、589nm、656nmの光を用いてアッベ屈折計(アタゴ社製「DR−M2」)により測定した結果に基づいて算出した。
(3)屈折率とアッベ数の積
上記(1)にしたがって測定された屈折率と上記(2)にしたがって測定されたアッベ数の積を計算して、以下の基準にしたがって評価した。
◎ 屈折率とアッベ数の積が87以上
○ 屈折率とアッベ数の積が85以上87未満
× 屈折率とアッベ数の積が85未満
(4)ガラス転移温度(Tg)
示差走査熱量計(DSC6200、セイコーインスツルメンツ(株)製)を用いて、窒素中、昇温温度10℃/分の条件で測定した。
(5)光線透過率
測定するポリマーを成形して厚さ1.0mmの小片を作製し、紫外可視吸収スペクトル測定用装置「UV−3100」((株)島津製作所製)で測定した。
(6)吸水率
各ポリマー200mgを粉末状に粉砕し、25℃/相対湿度60%の恒温恒湿室で24時間調湿した後、カールフィッシャー水分計(AQUACOUNTER AQV-2100、平沼産業(株)製、発生液:ハイドラナールアクアライトRS−A(シグマアルドリッチ)、対極液:アクアライトCN(関東化学))で2回測定し、平均値を求めた。
ポリマー(P−8)の合成
窒素導入管を装着した還流管、温度計、セプタムラバーを装着し、スターラーチップを入れた100mL三口フラスコを150℃のオイルバス中で15分間減圧乾燥して、室温まで冷却した後、メタセシスポリマー(P−21)1.03gと、o−ジクロロベンゼン37mLを加え、室温で撹拌してポリマーを完全に溶解させた。ここへ、p−トルエンスルホニルヒドラジド5.2g(28.0mmol)、N,N’−ジメチルクロロヘキシルアミン3.6g(28.0mmol)を加え、110℃で4時間加熱撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、メタノール再沈を行い、沈殿した白色固体を回収し、100℃で5時間真空乾燥させることによりポリマー(P−8)0.97gを得た。
ポリマー(P−9)の合成
ポリマー(P−10)の合成
ポリマー(P−11)の合成
ポリマー(P−12)の合成
ポリマー(P−13)の合成
ポリマー(P−14)の合成
実施例10〜14および比較例10で合成した各ポリマーの屈折率、アッベ数、ガラス転移温度(Tg)、光線透過率、吸水率を試験例1と同じ方法にしたがって測定した結果を表2に示した。
ポリマー(P−9)の成形
実施例11で得られたポリマー(P−9)の粉末を加熱した金型に投入し、160℃で圧縮成形し、直径8mm、厚さ1mmのレンズ成形体を作製した。
ポリマーの溶融粘度が低い場合には溶融成形も可能であり、外径20mmの試験管に樹脂粉末を投入して過熱溶融後、冷却し、さらに切削、研磨してレンズ成形体とすることもできる。
Claims (33)
- 脂肪族多環構造を有する繰り返し単位を含むポリマーであって、前記脂肪族多環構造の環骨格を構成する2以上の原子が前記ポリマーの主鎖を構成しており、かつ、前記繰り返し単位がスルホニル基を環骨格の構成基として含む脂肪族環を有していることを特徴とするポリマー。
- 前記スルホニル基を環骨格の構成基として含む脂肪族環が、前記脂肪族多環構造の一部を構成する環であることを特徴とする請求項1に記載のポリマー。
- 前記スルホニル基を環骨格の構成基として含む脂肪族環が、前記脂肪族多環構造に連結基を介して結合していることを特徴とする請求項1に記載のポリマー。
- 前記ポリマーの主鎖が、前記脂肪族多環構造を構成する原子の他に、エチレン基、ビニレン基またはビニレンオキシ基を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のポリマー。
- 脂肪族環構造を有する繰り返し単位も含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のポリマー。
- 前記脂肪族環構造を有する繰り返し単位が、フッ素原子、酸素原子または硫黄原子を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のポリマー。
- 前記脂肪族多環構造を有する繰り返し単位が下記一般式(1)で表されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のポリマー。
[一般式(1)において、R1〜R10はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R10のうちの2つ以上が互いに結合して環を形成していてもよい。ただし、下記の(条件1)〜(条件3)の少なくとも1つを満足する。
(条件1)R1〜R4の少なくとも1つが、スルホニル基を環骨格構成基として含む脂肪族環を有する置換基である。
(条件2)R1とR2、もしくはR3とR4が互いに結合してスルホニル基を環骨格構成基として含む脂肪族環を形成している。
(条件3)R1,R2のいずれかとR3,R4のいずれかが互いに結合してスルホニル基を環骨格構成基として含む脂肪族環を形成している。
X,Yはそれぞれ独立にメチレン基(−CH2−),チオエーテル基(−S−),エーテル基(−O−),スルホニル基(−SO2−)のいずれかを表し、nは0〜2の整数を表す。nが2であるとき、2つのY、2つのR5、2つのR6、2つのR7、2つのR8はそれぞれ互いに同一であっても異なっていてもよい。] - 前記脂肪族多環構造を有する繰り返し単位が下記一般式(2)または下記一般式(3)で表されることを特徴とする請求項7に記載のポリマー。
[一般式(2)および一般式(3)において、R1、R4〜R14はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1、R4〜R14のうちの2つ以上が互いに結合して環を形成していてもよい。X,Yはそれぞれ独立にメチレン基(−CH2−),チオエーテル基(−S−),エーテル基(−O−),スルホニル基(−SO2−)のいずれかを表し、nは0〜2の整数を表す。nが2であるとき、2つのY、2つのR5、2つのR6、2つのR7、2つのR8はそれぞれ互いに同一であっても異なっていてもよい。] - 前記一般式(2)のnおよび前記一般式(3)のnがともに0であることを特徴とする請求項8に記載のポリマー。
- 前記脂肪族多環構造を有する繰り返し単位が下記一般式(11)で表されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のポリマー。
[一般式(11)において、R1〜R10はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R10のうちの2つ以上が互いに結合して環を形成していてもよい。ただし、下記の(条件1)〜(条件3)の少なくとも1つを満足する。
(条件1)R1〜R4の少なくとも1つが、スルホニル基を環骨格構成基として含む脂肪族環を有する置換基である。
(条件2)R1とR2、もしくはR3とR4が互いに結合してスルホニル基を環骨格構成基として含む脂肪族環を形成している。
(条件3)R1,R2のいずれかとR3,R4のいずれかが互いに結合してスルホニル基を環骨格構成基として含む脂肪族環を形成している。
X,Yはそれぞれ独立にメチレン基(−CH2−),チオエーテル基(−S−),エーテル基(−O−),スルホニル基(−SO2−)のいずれかを表し、Zはエチレン基(−CH2CH2−)、ビニレン基(−CH=CH−)またはビニレンオキシ基(
- 前記脂肪族多環構造を有する繰り返し単位が下記一般式(12)または下記一般式(13)で表されることを特徴とする請求項10に記載のポリマー。
[一般式(12)および一般式(13)において、R1、R4〜R14はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1、R4〜R14のうちの2つ以上が互いに結合して環を形成していてもよい。X,Yはそれぞれ独立にメチレン基(−CH2−),チオエーテル基(−S−),エーテル基(−O−),スルホニル基(−SO2−)のいずれかを表し、Zはエチレン基(−CH2CH2−)、ビニレン基(−CH=CH−)またはビニレンオキシ基(
- 前記一般式(12)のnおよび前記一般式(13)のnがともに0であることを特徴とする請求項11に記載のポリマー。
- 前記一般式(1)または一般式(2)で表される繰り返し単位の他に、下記一般式(21)または一般式(22)で表される繰り返し単位も含むことを特徴とする請求項7〜12のいずれか一項に記載のポリマー。
[一般式(21)および一般式(22)において、R21〜R30はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R21〜R30のうちの2つ以上が互いに結合して環を形成していてもよい。X,Yはそれぞれ独立にメチレン基(−CH2−),チオエーテル基(−S−),エーテル基(−O−),スルホニル基(−SO2−)のいずれかを表し、Zはエチレン基(−CH2CH2−)、ビニレン基(−CH=CH−)またはビニレンオキシ基(
- 一般式(21)および一般式(22)のnが0であり、かつ、R21〜R24、R29、R30の少なくとも1つはフッ素原子またはフッ化アルキル基であるか或いはR21〜R24のうちの2つ以上が互いに結合してフッ素原子、酸素原子または硫黄原子を含む環を形成していることを特徴とする請求項13に記載のポリマー。
- 前記一般式(1)または一般式(2)で表される繰り返し単位の他に、下記一般式(23)または一般式(24)で表される繰り返し単位も含むことを特徴とする請求項7〜14のいずれか一項に記載のポリマー。
[一般式(23)および一般式(24)において、R31〜R38はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R31〜R38のうちの2つ以上が互いに結合して環を形成していてもよい。X,Yはそれぞれ独立にメチレン基(−CH2−),チオエーテル基(−S−),エーテル基(−O−)のいずれかを表すが、XとYのいずれか一方はチオエーテル基(−S−)またはエーテル基(−O−)である。Zはエチレン基(−CH2CH2−)、ビニレン基(−CH=CH−)またはビニレンオキシ基(
- 前記一般式(1)または一般式(2)で表される繰り返し単位の他に、下記一般式(25)で表される繰り返し単位も含むことを特徴とする請求項7〜15のいずれか一項に記載のポリマー。
[一般式(25)において、R41〜R44はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、アルキル基またはハロゲン化アルキル基を表し、R41,R42のいずれかとR43,R44のいずれかが互いに結合して環を形成していてもよい。] - 前記一般式(21)〜(25)で表される繰り返し単位が、フッ素原子、チオエーテル基またはエーテル基を含むことを特徴とする請求項13〜16のいずれか一項に記載のポリマー。
- 前記一般式(1)または一般式(2)で表される繰り返し単位の他に、下記一般式(26)で表される繰り返し単位も含むことを特徴とする請求項10〜17のいずれか一項に記載のポリマー。
[一般式(26)において、R51〜R54はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、アルキル基またはハロゲン化アルキル基を表し、R51とR52は互いに結合して環を形成していてもよいが、R51〜R54の少なくとも1つはフッ素原子を含む。] - 下記一般式(31)で表される重合性モノマーを重合させることを特徴とするポリマーの製造方法。
[一般式(31)において、R1〜R10はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R10のうちの2つ以上が互いに結合して環を形成していてもよい。ただし、下記の(条件1)〜(条件3)の少なくとも1つを満足する。
(条件1)R1〜R4の少なくとも1つが、スルホニル基を環骨格構成基として含む脂肪族環を有する置換基である。
(条件2)R1とR2、もしくはR3とR4が互いに結合してスルホニル基を環骨格構成基として含む脂肪族環を形成している。
(条件3)R1,R2のいずれかとR3,R4のいずれかが互いに結合してスルホニル基を環骨格構成基として含む脂肪族環を形成している。
X,Yはそれぞれ独立にメチレン基(−CH2−),チオエーテル基(−S−),エーテル基(−O−),スルホニル基(−SO2−)のいずれかを表し、nは0〜2の整数を表す。nが2であるとき、2つのY、2つのR5、2つのR6、2つのR7、2つのR8はそれぞれ互いに同一であっても異なっていてもよい。] - 前記一般式(31)で表される重合性モノマーを配位重合させることを特徴とする請求項19に記載のポリマーの製造方法。
- 前記一般式(31)で表される重合性モノマーを開環メタセシス重合させることを特徴とする請求項19に記載のポリマーの製造方法。
- 前記開環メタセシス重合した後に不飽和結合に水素添加することを特徴とする請求項21に記載のポリマーの製造方法。
- 前記開環メタセシス重合した後に不飽和結合の一部または全部をエポキシ化することを特徴とする請求項21に記載のポリマーの製造方法。
- 前記一般式(31)で表される重合性モノマーとともに、下記一般式(41)で表される重合性モノマーも重合させることを特徴とする請求項19〜23のいずれか一項に記載のポリマーの製造方法。
- 前記一般式(31)で表される重合性モノマーとともに、下記一般式(42)で表される重合性モノマーも重合させることを特徴とする請求項19〜24のいずれか一項に記載のポリマーの製造方法。
[一般式(42)において、R31〜R38はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R31〜R38のうちの2つ以上が互いに結合して環を形成していてもよい。X,Yはそれぞれ独立にメチレン基(−CH2−),チオエーテル基(−S−),エーテル基(−O−)のいずれかを表すが、XとYのいずれか一方はチオエーテル基(−S−)またはエーテル基(−O−)である。] - 前記一般式(31)で表される重合性モノマーとともに、下記一般式(43)で表される重合性モノマーも重合させることを特徴とする請求項19〜25のいずれか一項に記載のポリマーの製造方法。
[一般式(43)において、R41〜R44はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、アルキル基またはハロゲン化アルキル基を表し、R41,R42のいずれかとR43,R44のいずれかが互いに結合して環を形成していてもよい。] - 前記一般式(31)で表される重合性モノマーとともに、下記一般式(44)で表される重合性モノマーも重合させることを特徴とする請求項19〜26のいずれか一項に記載のポリマーの製造方法。
[一般式(44)において、R51〜R54はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、アルキル基またはハロゲン化アルキル基を表し、R51とR52は互いに結合して環を形成していてもよいが、R51〜R54の少なくとも1つはフッ素原子を含む。] - 請求項19〜27のいずれか一項に記載の製造方法により製造されるポリマー。
- 数平均分子量が1000〜500000である、請求項1〜18または28のいずれか一項に記載のポリマー。
- 請求項1〜18、28、29のいずれか一項に記載のポリマーを用いた光学材料用樹脂組成物。
- 請求項1〜18、28、29のいずれか一項に記載のポリマーを用いた成形体。
- 請求項1〜18、28、29のいずれか一項に記載のポリマーを用いた光学材料。
- 請求項1〜18、28、29のいずれか一項に記載のポリマーを用いたレンズ。
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