JP2012039886A - 即席粥状食品及び即席粥状食品の素 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】せん断による物理的低粘度化処理、又は酵素、酸或いは酸化剤による低分子化処理により、うるち米アルファ粉1重量部に水10重量部を加えたときの粘度が50〜600mPa・sの範囲となるように調整した低粘度化うるち米アルファ化物を主成分とする、水又はお湯を注ぎ簡単に攪拌するだけで喫食調製時の食味と物性の安定性及び優れた咀嚼・嚥下特性を付与する即席粥状食品の素、該即席粥状食品の素を用いる即席粥状食品の製造方法、及び該即席粥状食品の製造方法を用いて製造した即席粥状食品からなる。本発明の即席粥状食品は、咀嚼・嚥下特性に優れ、咀嚼・困難者にも供することができ、また、固さや物性、カロリーを調整することができ、更に喫食中に経時的な粘度変化を生じない即席粥状食品を提供する。
【選択図】なし
Description
うるち米粉を原料とし、二軸エクストルーダーに供給、水はうるち米粉供給量に対し4%から12%の範囲でバレルから加えて膨化物を得る。膨化物は開き目2mmの網を装着した粉砕機で粉砕した後、熱風式乾燥機により水分が9%〜10%になるように乾燥させ42メッシュパスの粉末にし、米粉アルファ化物1部に対し水(20℃)10部を加えたときの粘度が30mPa・s、50mPa・s、70mPa・s、100mPa・s、140mPa・s、200mPa・s、400mPa・s、600mPa・sのものを得た。粘度は溶解5分後B型粘度計 回転数12rpm、ローターNo.2、3で測定した。
うるち米粉100部に水130部を加え50℃に加温して硫酸にてpH1.0に保ち1時間、3時間、5時間反応し苛性ソーダで中和しドラムドライヤーでα化し42メッシュパスの粉末にしできたものは米粉アルファ化物1部に対し水(20℃)10部を加えたときの粘度が300mPa・s、140mPa・s、80mPa・sのものをえた。粘度は溶解後5分後、B型回転粘度計 回転数12rpm、ローターNo.2、3で測定した。
うるち米粉100部に水130部を加えをドラムドライヤーにかけてα化し、42メッシュパスの粉末にしできたものは米粉アルファ化物1部に対し水(20℃)10部を加えたときの粘度が700mPa・s、6000mPa・sのものをえた。
本発明品20部に対して80℃の湯100部に溶かしペースト粥の官能評価をおこなった(全粥)。結果を、表1に示す。粘度50〜600mPa・sがペースト粥として良好である。
本発明品(粘度100mPa・s)20部に対し80℃の湯の量を40部、60部、80部、100部にそれぞれ溶かしペースト粥の官能評価を行った。結果を、表2に示す。全粥(米:水 20部:100部)よりも少ない水の量でペースト粥ができカロリーアップになる。
本発明品((粘度100mPa・s)と澱粉分解物(DE=1)を配合したもの)20部を80℃の湯40部(やわらかご飯)に溶かして官能評価をおこなった。結果を、表3に示す。
本発明品20部、ゲル化剤3部をよく混合してお湯(80℃)に攪拌しながら溶解して厚生労働省 特別用途食品 高齢者用食品の試験法によりゲルを測定した。結果を、表4に示す。
タピオカ澱粉を水に分散して20〜40質量の懸濁液とし、pHを5〜7に調節した。これに耐熱性のα−アミラーゼを添加し、オンレーターを用いて、85〜100℃に加熱して加水分解を行った。酵素失活後、ロータリーバキュームフィルターを用いて濾過した後、スプレードライヤー乾燥機により粉末化した。上記の反応条件を一部変えることによってDE=1,4,8,12,18,25,40の澱粉分解物を調製した。
<風味、物性について>
粘性、曳糸性、付着性、凝集性、また、風味・味(食味)等も考慮して、喫食に好ましい範囲を判断するが、まずは、風味・味等から、使用に好ましい澱粉分解物のDE、配合割合について検討した。試験は、栄養士を含むモニター18人で官能評価を行った。甘味と風味を米粉:澱粉分解物=90:10、40:60の場合について、各7種類のデキストリンで甘味度を比較した。DE=1,4,8,12,18,25,40のものを使用した。結果を、表5、及び表6に示す。 結果、表5、表6からお粥としての味、風味から判断すると、使用に好ましいデキストリンのDEは12以下、配合割合は5割以下であった。
Claims (9)
- せん断による物理的低粘度化処理、又は酵素、酸或いは酸化剤による低分子化処理により、うるち米アルファ粉1重量部に水10重量部を加えたときの粘度が50〜600mPa・sの範囲となるように調整した低粘度化うるち米アルファ化物を主成分とすることを特徴とする、水又はお湯を注ぎ簡単に攪拌するだけで喫食調製時の食味と物性の安定性及び優れた咀嚼・嚥下特性を付与する即席粥状食品の素。
- 低粘度化うるち米アルファ化物が、うるち米アルファ粉1重量部に水10重量部を加えたときの粘度が70〜300mPa・sの範囲に調整されていることを特徴とする請求項1記載の水又はお湯を注ぎ簡単に攪拌するだけで喫食調製時の食味と物性の安定性及び優れた咀嚼・嚥下特性を付与する即席粥状食品の素。
- 請求項1又は2記載の低粘度化うるち米アルファ粉90〜40重量部に、DE1〜24の澱粉分解物10〜60重量部とを配合した配合物を主成分とすることを特徴とする水又はお湯を注ぎ簡単に攪拌するだけで喫食調製時の食味と物性の安定性及び優れた咀嚼・嚥下特性を付与する即席粥状食品の素。
- 低粘度化うるち米アルファ化物90〜60重量部に、DE1〜24の澱粉分解物10〜40重量部とを配合した配合物を主成分とすることを特徴とする請求項3記載の水又はお湯を注ぎ簡単に攪拌するだけで喫食調製時の食味と物性の安定性及び優れた咀嚼・嚥下特性を付与する即席粥状食品の素。
- 澱粉分解物がDE1〜18のデキストリンであることを特徴とする請求項3又は4に記載の喫食調製時の食味と物性の安定性及び優れた咀嚼・嚥下特性を付与する即席粥状食品の素。
- 請求項1〜5のいずれか記載の即席粥状食品の素に、水又は湯を添加し、攪拌・混合することによって調製することを特徴とする喫食調製時の食味と物性の安定性及び優れた咀嚼・嚥下特性を付与した即席粥状食品の製造方法。
- 低粘度化うるち米アルファ化物の粘度の調整により、粥状食品の粘度、凝集性を調節することを特徴とする請求項6記載の喫食調製時の食味と物性の安定性及び優れた咀嚼・嚥下特性を付与した即席粥状食品の製造方法。
- 即席粥状食品の素に、ゲル化剤を添加することによりゼリー状食品として調製するか、或いはトロミ剤を添加することによりとろみのついた食品として調製したことを特徴とする請求項6又は7記載の喫食調製時の食味と物性の安定性及び優れた咀嚼・嚥下特性を付与した即席粥状食品の製造方法。
- 請求項6〜8のいずれか記載の即席粥状食品の製造方法によって製造された喫食調製時の食味と物性の安定性及び優れた咀嚼・嚥下特性を付与した即席粥状食品。
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