JP2012039190A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】原稿モアレが抑制された高品質な出力画像を得ることができるようにする。
【解決手段】スクリーン処理部107は、画像データに対してスクリーン処理を行う。モアレ成分算出部106は、スクリーン処理された画像データの低周波成分と前記画像データの低周波成分とに応じた原稿モアレ成分を算出する。原稿モアレ成分除去部111は、算出されたモアレ成分に基づいて画像データを補正する。スクリーン処理部115は、補正された画像データに対してスクリーン処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、スクリーン処理を行うものに関する。
従来、記録媒体上に画像を形成する方法において、階調再現を実現するために面積階調の手法が用いられている。面積階調とは色材の付着領域の割合を変化させることにより階調を表現する手法であり、代表的なものとしてAM(振幅変調)スクリーンとFM(周波数変調)スクリーンとが知られている。AMスクリーンは、色材の付着領域の大きさ(いわゆる網点の大きさ)を変調することで階調を表現し、網点の形状、網点を配置する方向(網点角度)、周期的な網点の配置密度(線数)により特徴付けられる。一方、FMスクリーンは、一定の大きさの微小な孤立ドットを擬似ランダムに配置し、ドットの密度で階調を表現する。FMスクリーンを用いるには微小ドットを安定して記録する必要がある。微小ドットの安定性が不安定である画像形成装置では安定した出力を得るためにはAMスクリーンが用いられている。
AMスクリーンを用いた印刷では、原稿モアレが生じることがある。原稿モアレとは、入力画像における高周波成分が周期的に配列した網点と干渉し、入力画像における高周波成分が低周波領域に折り返すことによって視認される周期的パターンである。このような原稿モアレを抑制する方法として、以下に示す二つの方法が提案されている。一つ目は、入力画像に対してフィルタ処理を行い、モアレの原因となる周波数成分を入力画像から除去する方法である(例えば、特許文献1参照)。二つ目は、AMスクリーンを用いた際に原稿モアレが発生する場合は、AMスクリーンの代わりに、微小な孤立ドットが擬似ランダムに配置されたFMスクリーンを用いる方法である(例えば、特許文献2参照)。
特開平08−051536号公報 特開2007−129558号公報
モアレの原因となる周波数成分はスクリーン周波数付近の高周波成分であるため、特許文献1に記載された技術では当該高周波成分をローパスフィルタによって入力画像から除去するようにしている。そのため、特許文献1に記載された方法では、画像がぼけてしまうという欠点がある。
また、特許文献2に記載された技術のようにFMスクリーンを用いる方法では、微小ドットが不安定である記録装置においては、形成される画像にざらつきが目立つという問題がある。
本発明は、原稿モアレが抑制された高品質な出力画像を得ることができるようにすることを目的とする。
本発明の画像処理装置は、画像データに対してスクリーン処理を行う第1のスクリーン処理手段と、前記スクリーン処理された画像データの低周波成分と前記画像データの低周波成分とに応じた原稿モアレ成分を算出するモアレ成分算出手段と、前記算出されたモアレ成分に基づいて前記画像データを補正する第1の補正手段と、前記補正された画像データに対して前記スクリーン処理を行う第2のスクリーン処理手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、原稿モアレが抑制された高品質な出力画像を得ることができるようにすることができる。
第1の実施形態に係る画像処理装置及び画像形成装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る画像処理装置による画像処理方法を示すフローチャートである。 シアン色分解後デューティデータに対するスクリーン処理の様子を示す図である。 ブラック単色で構成される約5mm四方のサーキュラーゾーンプレートチャートを、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置で処理したときに生成されるブラックプレーンの画像を示す図である。 図4に示す画像におけるAからBまでの位置の画素値と、図4の画像を生成する処理で得られる原稿モアレ成分におけるAからBまでの位置の値を示す図である。 第2の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る画像処理装置の画像処理方法を示すフローチャートである。 CM間モアレ成分算出部の構成を示すブロック図である。 Cプレーン色間モアレ成分除去部の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る画像処理装置の画像処理方法を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 第4の実施形態に係る画像処理装置の画像処理方法を示すフローチャートである。 Cプレーンモアレ成分除去部の構成を示すブロック図である。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
先ず、第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係る画像処理装置及び画像形成装置の構成を示すブロック図である。図1において、101は画像処理装置である。118は画像形成装置である。なお、画像処理装置101は、例えば画像形成装置に対応したドライバがインストールされた一般的なパーソナルコンピュータにインストールである。その場合、以下に説明する画像処理装置101の各構成は、コンピュータが所定のプログラムを実行することにより実現されることになる。なお、他の構成例として、例えば画像形成装置118が画像処理装置101を含む構成としてもよい。
画像処理装置101と画像形成装置118とは、インタフェース又は回路によって接続されている。画像処理装置101は、画像データ入力端子102より印刷対象の画像データを入力し、これを入力画像格納バッファ103に格納する。色分解処理部104は、色分解用ルックアップテーブル(LUT)記憶部105に記憶されている色分解用LUTを参照して、入力画像格納バッファ103に格納された画像データを画像形成装置118が備える色材色に対応する色材値へ色分解する。原稿モアレ成分除去部111は、色分解処理部104にて分解された各色材値から、原稿モアレ成分算出部106で算出された原稿モアレ成分を除去する。原稿モアレ成分算出部106は、色分解処理部104にて分解された各色材値を基に原稿モアレ成分を算出する。スクリーン処理部115は、原稿モアレ成分除去部111から出力された各色材値に対してスクリーン処理を実行し、スクリーン処理後データをスクリーン画像格納バッファ116に格納する。スクリーン画像格納バッファ116に格納されたスクリーン処理後データは、出力端子117より画像形成装置118へ出力される。なお、原稿モアレ成分とは、原稿とスクリーン間のモアレである。
図1において、スクリーン処理部107は、第1のスクリーン処理手段の適用例となる構成である。減算部110は、第1の算出手段の適用例となる構成である。原稿モアレ成分除去部111は、第1の補正手段の適用例となる構成である。スクリーン処理部115は、第2のスクリーン処理手段の適用例となる構成である。
また画像形成装置118においては、119、120、121、122は感光体ドラム、123は中間転写ベルト、124は転写部、125は定着部、126は給紙トレイ、127は排紙トレイである。なお、図1に示す例ではシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の色材を用いる。
画像形成装置118において、画像処理装置101から出力されたスクリーン処理後データに従って各色の感光体ドラム119、120、121、122上に潜像画像が形成され、それぞれCMYK色材によって現像され、画像が形成される。さらに、各色の感光体ドラム119、120、121、122上に形成されたCMYK色材の像は中間転写ベルト123上に転写され、中間転写ベルト123上にフルカラーの像が形成される。この像は、転写部124において、給紙トレイ126から供給された用紙上に転写され、定着部125にて定着され、排紙トレイ127に送られる。
次に、本実施形態に係る画像処理装置101の画像処理方法について、図2のフローチャートを用いて説明する。
先ず、ステップS201において、画像処理装置101は、多階調の画像データを入力端子102より入力し、入力画像格納バッファ103に格納する。ここで画像データは、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の3つの色成分によりカラー画像データを構築している。
次に、ステップS202において、色分解処理部104は、入力画像バッファ103に格納された多階調の画像データに対し、色分解用LUT記憶部105に記憶された色分解LUTを用いて、RGBからCMYKの色材プレーンへの色分解処理を行う。本実施形態では、色分解処理後の各画素データを8ビットとして扱うが、それ以上の階調数への変換を行っても構わない。
本実施形態の画像形成装置は、CMYK4種類の色材を使用する。そのため、RGBの画像データは、CMYK各プレーンの計4プレーンの画像データへ変換される。即ち、式(1)〜式(4)のとおりに、4種類の有色色材に対応した4種類のプレーンの色分解後デューティデータD_c、D_m、D_y、D_k(0〜255)が生成される。
D_c=C_LUT_3D(R,G,B)・・・式(1)
D_m=M_LUT_3D(R,G,B)・・・式(2)
D_y=Y_LUT_3D(R,G,B)・・・式(3)
D_k=K_LUT_3D(R,G,B)・・・式(4)
ここで、式(1)〜式(4)の右辺に定義される各関数が、色分解用LUTの内容に該当する。色分解用LUTはR、G、Bの3入力値から、CMYKの4出力値を求める。以上の処理により、本実施形態における色分解処理が完了する。
次にステップS203において、原稿モアレ成分算出部106は、原稿モアレ成分を算出する。以下、図1を参照しながら原稿モアレ成分算出部106の処理の詳細について説明する。
原稿モアレ成分算出部106は、スクリーン処理部107、フィルタ処理部108、109、減算部110から構成される。図1では説明の簡単のため、C のデューティデータを処理するブロックについて構成は詳細に示すが、MYKのデューティデータの構成要素を省略する。
スクリーン処理部107は、色分解処理部104にて生成された色分解後デューティデータD_c、D_m、D_y、D_kに対してAMスクリーン処理を行い、スクリーン処理後データOut_c、Out_m、Out_y、Out_kを出力する。これらスクリーン処理後データには、色分解後デューティデータとAMスクリーンとの干渉によって発生する原稿モアレが含まれている可能性がある。
スクリーン処理部107には、CMYK各色の閾値テーブルTh_c、Th_m、Th_y、Th_kのうち、スクリーン処理を行う色の閾値テーブルが格納されている。スクリーン処理部107は、処理を行う色の色分解後デューティデータと処理を行う色の閾値テーブルとを画素毎に比較し、スクリーン処理後データを出力する。ここで説明を簡略化するため、シアンを例に挙げてスクリーン処理の概要を説明する。
図3は、8*8画素のシアン色分解後デューティデータD_c301に対するスクリーン処理の様子を示す。閾値テーブルTh_c302は、画素位置に対応させて閾値が格納されている。スクリーン処理部107は、各画素のシアン色分解後デューティデータD_c301に対して、画素位置に対応した閾値(0〜255)を用いて、式(5)、式(6)に示される処理を行い、シアンデータOut_c303を求める。Th_c302は図3に示すように印刷画像上のアドレスに対応した閾値群である。
D_c≦Th_cのとき、Out_c=0・・・式(5)
Th_c<D_cのとき、Out_c=255・・・式(6)
上記例では、シアンを例に挙げたが、スクリーン処理部107は、マゼンタ、イエロー、ブラックに対しても同様にスクリーン処理を行い、スクリーン処理後データとしてシアンデータOut_c、マゼンタデータOut_m、イエローデータOut_y、ブラックデータOut_kを得る。
次にフィルタ処理部108は、原稿モアレが含まれるスクリーン処理後データOut_c、Out_m、Out_y、Out_kに対して、式(7)〜式(10)のように所定のローパスフィルタLPFによるフィルタ処理を行う。これにより、スクリーン処理後データ低周波成分Out_f_c、Out_f_m、Out_f_y、Out_f_kが算出される。
Out_f_c=Out_c*LPF・・・式(7)
Out_f_m=Out_m*LPF・・・式(8)
Out_f_y=Out_y*LPF・・・式(9)
Out_f_k=Out_k*LPF・・・式(10)
但し、*はコンボリューションを示す
フィルタ処理部109は、色分解後デューティデータD_c、D_m、D_y、D_kに対して、式(11)〜式(14)のように所定のローパスフィルタLPFによるフィルタ処理を行う。これにより、色分解後デューティ低周波成分D_f_c、D_f_m、D_f_y、D_f_kが算出される。
D_f_c=D_c*LPF・・・式(11)
D_f_m=D_m*LPF・・・式(12)
D_f_y=D_y*LPF・・・式(13)
D_f_k=D_k*LPF・・・式(14)
但し、*はコンボリューションを示す
次に減算部110は、式(15)〜式(18)のようにスクリーン処理後データ低周波成分Out_f_c、Out_f_m、Out_f_y、Out_f_kから、色分解後デューティ低周波成分D_f_c、D_f_m、D_f_y、D_f_kを減算する。これにより、原稿モアレ成分P_c、P_m、P_y、P_kが算出される。
P_c=(Out_f_c−D_f_c)・・・式(15)
P_m=(Out_f_m−D_f_m)・・・式(16)
P_y=(Out_f_y−D_f_y)・・・式(17)
P_k=(Out_f_k−D_f_k)・・・式(18)
以上の処理により、本実施形態における原稿モアレ成分算出処理が完了する。
次にステップS204において、原稿モアレ成分除去部111は、原稿モアレ成分を除去する。原稿モアレ成分除去部111は、乗算部112、補正係数記憶部113、減算部114から構成される。図1では簡単のため、シアンを処理するブロック以外の構成要素を省略している。
先ず、乗算部112は、原稿モアレ成分P_c、P_m、P_y、P_kに対して、式(19)〜式(22)のように補正係数h_c、h_m、h_y、h_kを乗算し、補正後原稿モアレ成分P1_c、P1_m、P1_y、P1_kを生成する。
P1_c=h_c×P_c・・・式(19)
P1_m=h_m×P_m・・・式(20)
P1_y=h_y×P_y・・・式(21)
P1_k=h_k×P_k・・・式(22)
なお、補正係数h_c、h_m、h_y、h_kは、補正係数記憶部113に記憶されている。本実施形態において、補正係数h_c、h_m、h_y、h_kの値は全て1としたが、1以外の値であってもよい。例えば、CMYKの各色版について単色のサーキュラーゾーンプレートチャートを補正係数の値を振って印刷し、最もモアレが抑制できているチャートに対応する補正係数を設定する方法が考えられる。
次に減算部114は、式(23)〜式(26)のように、色分解後デューティデータD_c、D_m、D_y、D_kから、補正後原稿モアレ成分P1_c、P1_m、P1_y、P1_kを減算する。これにより、原稿モアレ成分除去後デューティデータD1_c、D1_m、D1_y、D1_kが算出される。
D1_c=(D_c−P1_c)・・・式(23)
D1_m=(D_m−P1_m)・・・式(24)
D1_y=(D_y−P1_y)・・・式(25)
D1_k=(D_k−P1_k)・・・式(26)
以上の処理により、本実施形態における原稿モアレ成分除去処理が完了する。
次にステップS205において、スクリーン処理部115は、原稿モアレ成分除去後デューティデータD1_c、D1_m、D1_y、D1_kに対してAMスクリーン処理を行う。これにより、原稿モアレ成分除去後スクリーン処理後データOut1_c、Out1_m、Out1_y、Out1_kが生成され、スクリーン処理部115は、これをスクリーン画像格納バッファ116に格納する。なお、このとき用いられる色の閾値テーブルは、スクリーン処理部107で用いられたものと同一である必要がある。そして、スクリーン画像格納バッファ116に格納された原稿モアレ成分除去後スクリーン処理後データが出力端子117より画像形成装置118へ出力される。
次に、本実施形態における画像処理方法の効果について、図4及び図5を参照しながら説明する。図4は、ブラック単色で構成される約5mm四方のサーキュラーゾーンプレートチャートを、本実施形態における画像処理装置101で処理したときに生成されるブラックプレーンの画像を示している。D_kは色分解処理部104から出力された色分解後デューティデータである。Out_kはスクリーン処理部107から出力されたスクリーン処理後データである。D_f_kはフィルタ処理部109から出力された色分解後デューティ低周波成分である。Out_f_kはフィルタ処理部108から出力されたスクリーン処理後データ低周波成分である。なお、D_f_kはD_kに対してフィルタ処理を掛けた画像データであり、Out_f_kはOut_kに対してフィルタ処理を掛けた画像データである。D1_kは原稿モアレ成分除去部111から出力された原稿モアレ成分除去後デューティデータである。Out1_kはスクリーン処理部115から出力された原稿モアレ成分除去後スクリーン処理後データである。
図4において、Out_kは色分解後デューティデータD_kに対してスクリーン処理を掛けた画像であり、図中の領域Dの部分に原稿モアレが視認できる。一方、Out1_kは原稿モアレ成分除去後デューティデータD1_kに対してスクリーン処理を掛けた画像であり、Out_kに比べ原稿モアレが視認されにくくなっている。このように、Out1_kの方がOut_kに比べ原稿モアレが視認されにくくなる原理は、Out_kの領域DとD1_kの領域Dとを比較すると直感的に理解できる。Out_kの領域Dでは同心円状の原稿モアレが視認されるが、D1_kの領域DではOut_kにおける原稿モアレの階調を反転させたパターンが視認される。すなわち、D1_kは、色分解後デューティデータD_kに対して、階調を反転させた原稿モアレパターンを足し合わせたものであるといえる。そのため、D1_kにスクリーン処理を掛けたOut1_kにおいては、モアレが視認されにくくなる。
図5は、図4に示す画像におけるAからBまでの位置の画素値と、図4の画像を生成する処理で得られる原稿モアレ成分P_kにおけるAからBまでの位置の値を示している。P_kはOut_f_kからD_f_kを減算したものであり、D1_kはD_kからP_kを減算したものである。D_kは本来再現したいデューティデータであるため、D_kに対してスクリーン処理を掛けたデータであるOut_kは、D_kに形状が似ていることが望ましい。しかし、Out_kは、D_kとスクリーンとの干渉によりモアレが発生し、D_kに比べ波の幅が大きくなっていることが分かる。一方、Out1_kは、波の幅が大きくならずに、D_kの形状をOut_kに比べ忠実に再現できていることが分かる。
以上説明したように、本実施形態によれば、AMスクリーンにより生じる原稿モアレを抑制することができる。さらには、特許文献1のように入力画像をぼかすこともなく、特許文献2のようにFMスクリーンを使用しないので出力画像がざらつくこともない。
次に、第2の実施形態について説明する。上述した第1の実施形態では、ざらつきが目立ちにくいAMスクリーンを用いて、入力画像をぼかすことなく原稿モアレを抑制可能な形態について説明した。ところで、AMスクリーンを用いたカラー印刷では、CMYK色材の網点角度を異ならせるスクリーン処理が一般的に行われている。これは色材間で網点の重なりと非重なりを意図的に作ることにより、レジずれ等による色味の変化を抑制するためである。しかし、色材毎に網点角度を異ならせると、色材毎の網点の水平軸、垂直軸の周期がそれぞれ異なるために、各色材を重ねて記録する際に色間モアレと呼ばれる干渉縞が生じることがある。本実施形態では、原稿モアレ成分に加え、色間モアレ成分も抑制可能な形態について説明する。なお、色間モアレ成分とは、異なる色のスクリーン間のモアレである。
図6は、第2の実施形態に係る画像処理装置201の構成を示すブロック図である。図7は、第2の実施形態に係る画像処理装置201の画像処理方法を示すフローチャートである。図7のステップS201〜S205は、第1の実施形態におけるステップS201〜S205と同様の処理であるため説明を省略する。また、本実施形態に係る画像処理装置201にも、図1に示す画像形成装置118が接続されているが、図6では図示を省略している。
ステップS705において、図6の色間モアレ成分算出部601は、色間モアレ成分を算出する。以下、図6及び図8を参照しながら、色間モアレ成分算出部601の処理について詳細に説明する。図8は、CM間モアレ成分算出部602の構成を示すブロック図である。
図6に示すように、色間モアレ成分算出部601は、CM間モアレ成分算出部602、CY間モアレ成分算出部603、CK間モアレ成分算出部604、MY間モアレ成分算出部605、MK間モアレ成分算出部606、YK間モアレ成分算出部607から構成される。602〜607に入力されるデータは、原稿モアレ成分除去部111から出力された原稿モアレ成分除去後デューティデータD1_c、D1_m、D1_y、D1_kにおける2色の組み合わせであり、図6に示すとおりである。602〜607は、入力される2色の原稿モアレ成分除去後デューティデータを基に、当該2色間に発生する色間モアレ成分を算出する。なお、602〜607の機能は同一であるため、CM間モアレ成分算出部602の処理を説明し、他の603〜607における処理は同様のものとして説明を省略する。
先ず、スクリーン処理部801は、入力された原稿モアレ成分除去後デューティデータD1_c、D1_mに対してAMスクリーン処理を行う。これにより、スクリーン処理後データOut2_c、Out2_mが生成される。なお、このとき用いられる色の閾値テーブルは、スクリーン処理部107で用いられるものと同一である必要がある。
次にドット重複部検出処理部802は、式(27)により、スクリーン処理後データOut2_c、Out2_mのドットが互いに重複する部分を示す、ドット重複部データOut2_cmを生成する。
Out2_cm=(Out2_c/255)×(Out2_m/255)×255・・・式(27)
同様に乗算部803は、式(28)により、原稿モアレ成分除去後デューティデータD1_c、D1_mから、乗算後デューティデータD2_cmを生成する。
D2_cm=(D1_c/255)×(D1_m/255)×255・・・式(28)
次にフィルタ処理部804は、ドット重複部データOut2_cmに対して、式(29)のように所定のローパスフィルタLPFによるフィルタ処理を行う。これにより、ドット重複部データ低周波成分Out2_f_cmが算出される。
Out2_f_cm=Out2_cm*LPF・・・式(29)
但し、*はコンボリューションを示す
同様にフィルタ処理部805は、乗算後デューティデータD2_cmに対して、式(30)のように所定のローパスフィルタLPFによるフィルタ処理を行う。これにより、乗算後デューティデータ低周波成分D2_f_cmが算出される。
D2_f_cm=D2_cm*LPF・・・式(30)
但し、*はコンボリューションを示す
次に減算部806は、式(31)のように、ドット重複部データ低周波成分Out2_f_cmから、乗算後デューティデータ低周波成分D2_f_cmを減算する。これにより、色間モアレ成分P2_cmが算出され、CM間モアレ成分算出部602における処理が完了する。
P2_cm=(Out2_f_cm−D2_f_cm)・・・式(31)
603〜607においても以上説明した処理と同様の処理を行うことにより、色間モアレ成分P2_cy、P2_ck、P2_my、P2_mk、P2_ykを算出し、本実施形態における色間モアレ成分算出処理が完了する。
次にステップS706において、色間モアレ成分除去部608は、色間モアレ成分を除去する。図6に示すように、色間モアレ成分除去部608は、Cプレーン色間モアレ成分除去部609、Mプレーン色間モアレ成分除去部610、Yプレーン色間モアレ成分除去部611、Kプレーン色間モアレ成分除去部612から構成される。609〜612に入力されるデータは、原稿モアレ成分除去後デューティデータD1_c、D1_m、D1_y、D1_kにおける1色のデータと、当該データに対応する3つの色間モアレ成分であり、図6に示すとおりである。609〜612は、入力される1色の原稿モアレ成分除去後デューティデータから、当該データに対応する3つの色間モアレ成分を減算する。なお、609〜612の機能は同一であるため、Cプレーン色間モアレ成分除去部609の処理を説明し、他の610〜612における処理は同様のものとして説明を省略する。
図9は、Cプレーン色間モアレ成分除去部609の構成を示すブロック図である。図9に示すように、乗算部901、902、903は、入力された色間モアレ成分P2_cm、P2_cy、P2_ckに対して、式(32)〜式(34)のように補正係数h_cm、h_cy、h_ckを乗算する。これにより、補正後色間モアレ成分P3_cm、P3_cy、P3_ckが生成される。
P3_cm=h_cm×P2_cm・・・式(32)
P3_cy=h_cy×P2_cy・・・式(33)
P3_ck=h_ck×P2_ck・・・式(34)
なお、補正係数h_cm、h_cy、h_ckは、補正係数記憶部904に記憶されている。補正係数の値は、事前のパッチ測定の結果に基づいて設定されている。例えば、各色版の組に対して補正係数を何通りか変えたパッチを印刷し、そのパッチのモアレ検出を行い、最もモアレが抑制できていたパッチに対応する補正係数を設定してもよい。また、ドットが重なっている部分(重畳部)とドットが重なっていない部分(非重畳部)との色差が小さくなるように補正係数を設定してもよい。また、色差の中で色間モアレの見えに大きく影響するのは輝度なので、輝度の差が小さくなるように補正係数を設定してもよい。その場合、重畳部の方の輝度が低い色材の組み合わせの場合、重畳部の輝度を上げるため、補正係数は正の値となる。逆に、重畳部の方の輝度が高い場合、重畳部の輝度が下げるため、補正係数は負の値となる。その他、輝度や明度、色度のうちいずれか1つ以上を利用してもよい。さらに、補正係数h_cm、h_cy、h_ckは、原稿モアレ成分除去後デューティデータD1_c、D1_m、D1_y、D1_kの値に応じて場所毎に変化させてもよい。また、補正係数を予め補正係数記憶部904に記憶せずに、センサ測定による測定値に基づいて設定してもよいし、手動で測定してもよい。
次に減算部905は、式(35)のように、原稿モアレ成分除去後デューティデータD1_cから、補正後色間モアレ成分P3_cm、P3_cy、P3_ckを減算する。これにより、色間モアレ成分除去後デューティデータD3_cが生成され、Cプレーン色間モアレ成分除去部609における処理が完了する。
D3_c=D1_c−P3_cm−P3_cy−P3_ck・・・式(35)
610〜612においても以上説明した処理と同様の処理を行うことにより、色間モアレ成分除去後デューティデータD3_m、D3_y、D3_kを算出し、本実施形態における色間モアレ成分除去処理が完了する。
色間モアレ成分除去後デューティデータは、第1の実施形態と同様にスクリーン処理(ステップS205)が施された後、画像形成装置118へ出力される。なお、ステップS205のスクリーン処理で用いられる色の閾値テーブルは、スクリーン処理部107で用いられたものと同一である必要がある。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様、ざらつきが目立ちにくいAMスクリーンを用いて、入力画像をぼかすことなく原稿モアレを抑制可能である。さらに原稿モアレだけではなく、色間モアレも抑制可能である。
なお、色間モアレ成分算出部601は、第2の算出手段の適用例となる構成である。また、色間モアレ成分除去部608は、第2の補正手段の適用例となる構成である。
次に、第3の実施形態について説明する。上述した第2の実施形態では、原稿モアレ成分除去後に色間モアレ成分を除去することにより、原稿モアレと色間モアレとの両方を抑制可能な形態について説明した。本実施形態では、第2の実施形態とは逆に色間モアレ成分除去後に原稿モアレ成分を除去することにより、第2の実施形態と同様に原稿モアレと色間モアレの両方を抑制可能な形態について説明する。
図10は、第3の実施形態に係る画像処理装置301の構成を示すブロック図である。図10では説明の簡単のため、色間モアレ成分算出部601と色間モアレ成分除去部608との構成を簡略化して示しているが、これらは図6に示した色間モアレ成分算出部601と色間モアレ成分除去部608と同様のものである。また、本実施形態に係る画像処理装置301にも、図1に示す画像形成装置118が接続されているが、図10では図示を省略している。
図11は、第3の実施形態に係る画像処理装置301の画像処理方法を示すフローチャートである。図7に示した第2の実施形態における画像処理方法との差異は、原稿モアレ成分算出処理及び原稿モアレ成分除去処理と、色間モアレ成分算出処理及び色間モアレ成分除去処理との順序が逆になっている。
以下、第3の実施形態における色分解処理後の処理を図10及び図11を用いて説明する。なお、色分解処理(ステップS201〜S202)までは第2の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
先ずS1103において、色間モアレ成分算出部601は、色分解後デューティデータD_c、D_m、D_y、D_kから色間モアレ成分P4_cm、P4_cy、P4_ck、P4_my、P4_mk、P4_ykを算出する。次にステップS1104において、色間モアレ成分除去部608は、色分解後デューティデータから色間モアレ成分を除去することにより、色間モアレ成分除去後デューティデータD4_c、D4_m、D4_y、D4_kを生成する。
次にS1104において、原稿モアレ成分算出部106は、色間モアレ成分除去後デューティデータから原稿モアレ成分P5_c、P5_m、P5_y、P5_kを算出する。次にS1105において、原稿モアレ成分除去部111は、色間モアレ成分除去後デューティデータから原稿モアレ成分を除去することにより、原稿モアレ成分除去後デューティデータD5_c、D5_m、D5_y、D5_kを生成する。
次にS1107において、スクリーン処理部115は、原稿モアレ成分除去後デューティデータに対してスクリーン処理を施す。これにより、第2の実施形態と同様に原稿モアレと色間モアレとの両方が抑制されたスクリーン処理後画像データを得ることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第2の実施形態と同様、ざらつきが目立ちにくいAMスクリーンを用いて、入力画像をぼかすことなく原稿モアレを抑制することが可能である。さらに原稿モアレだけではなく、色間モアレも抑制可能である。
次に、第4の実施形態について説明する。上述した第3の実施形態では、第2の実施形態の処理の順序を変えても原稿モアレと色間モアレとの両方を抑制可能な形態について説明した。本実施形態では、さらに処理の順序を変えても原稿モアレと色間モアレとの両方を抑制可能な形態について説明する。
図12は、第4の実施形態に係る画像処理装置401の構成を示すブロック図である。図13は、本実施形態に係る画像処理装置401の画像処理方法を示すフローチャートである。以下、図12及び図13を参照しながら、本実施形態に係る画像処理装置401の画像処理方法について説明する。なお、図13のステップS201、S202、S205は、第1〜第3の実施形態のステップS201、S202、S205と同様であるため、説明を省略する。また、本実施形態に係る画像処理装置401にも、図1に示す画像形成装置118が接続されているが、図12では図示を省略している。
先ずステップS1303において、原稿モアレ成分算出部106は、色分解後デューティデータD_c、D_m、D_y、D_kから原稿モアレ成分D6_c、D6_m、D6_y、D6_kを算出する。また色間モアレ成分算出部601は、色分解後デューティデータから色間モアレ成分P7_cm、P7_cy、P7_ck、P7_my、P7_mk、P7_ykを算出する。なお、ステップS1303における原稿モアレ成分算出と色間モアレ成分算出との処理は、同時に行ってもよいし、別々に行ってもよい。
次にステップS1304において、モアレ成分除去部1201は、色分解後デューティデータから原稿モアレ成分と色間モアレ成分とを除去する。図12に示すように、モアレ成分除去部1201は、Cプレーンモアレ成分除去部1202、Mプレーンモアレ成分除去部1203、Yプレーンモアレ成分除去部1204、Kプレーンモアレ成分除去部1205から構成される。1202〜1205に入力されるデータは、色分解後デューティデータD_c、D_m、D_y、D_kにおける1色のデータと、当該データに対応する3つの色間モアレ成分と1つの原稿モアレ成分であり、図12に示すとおりである。1202〜1205は、入力される1色の色分解後デューティデータから、当該データに対応する3つの色間モアレ成分と1つの原稿モアレ成分とを減算する。なお、1202〜1205の機能は同一であるため、図14を用いてCプレーンモアレ成分除去部1202の処理を説明し、他の1202〜1205における処理は同様のものとして説明を省略する。
図14は、Cプレーンモアレ成分除去部1202の構成を示すブロック図である。図14に示すように、乗算部1401〜1404は、式(36)〜式(39)のように、モアレ成分P7_cm、P7_cy、P7_ck、P6_cに対して、補正係数h1_cm、h1_cy、h1_ck、h1_cを乗算する。これにより、補正後モアレ成分P9_cm、P9_cy、P9_ck、P8_cが生成される。
P9_cm=h1_cm×P7_cm・・・式(36)
P9_cy=h1_cy×P7_cy・・・式(37)
P9_ck=h1_ck×P7_ck・・・式(38)
P8_c=h1_c×P6_c・・・式(39)
なお、補正係数h1_cm、h1_cy、h1_ck、h1_cは、補正係数記憶部1405に記憶されている。補正係数の値は、第1及び第2の実施形態で示した各種方法により設定可能である。
次に減算部1406は、式(40)のように、色分解処理後デューティデータD_cから、補正後モアレ成分P9_cm、P9_cy、P9_ck、P8_cを減算する。これにより、モアレ成分除去後デューティデータD6_cが算出され、Cプレーンモアレ成分除去部1202における処理が完了する。
D6_c=D_c−P9_cm−P9_cy−P9_ck−P8_c・・・式(40)
1203〜1205においても以上説明した処理と同様の処理を行うことにより、モアレ成分除去後デューティデータD6_m、D6_y、D6_kを算出し、本実施形態におけるモアレ成分除去処理が完了する。モアレ成分除去後デューティデータは、第1〜第3の実施形態と同様にスクリーン処理(ステップS205)が施された後、画像形成装置118へ出力される。
以上説明したように、本実施形態によれば、第3の実施形態と同様、ざらつきが目立ちにくいAMスクリーンを用いて、入力画像をぼかすことなく原稿モアレを抑制可能である。さらに原稿モアレだけではなく、色間モアレも抑制可能である。
なお、第1〜第4の実施形態におけるフィルタ処理部108、109、804、805では、実空間においてフィルタ処理前の画像データとローパスフィルタ(LPF)とのコンボリューションを求めることによってフィルタ処理後画像を生成した。しかし、フィルタ処理は周波数空間において行うことにより処理精度を向上させることが可能である。そのため、フィルタ処理部108、109、804、805における処理は、式(41)のようにすることも可能である。
I2=IDFT(DFT(I1)×DFT(LPF))・・・式(41)
ここで、I1はフィルタ処理前画像、I2はフィルタ処理後画像、DFTは離散フーリエ変換、IDFTは離散逆フーリエ変換を意味する。
また、上記実施形態では、式(7)〜(18)に示されるように、スクリーン処理後データおよび色分解後デューティデータの各々に対して所定のローパスフィルタLPFによるフィルタ処理を行い、その後にフィルタ処理結果の差分(モアレ成分)を求めた。しかしながら、まず、スクリーン処理後データと色分解後デューティデータの差分を算出し、算出された差分に対して所定のローパスフィルタLPFによるフィルタ処理を行うようにしてもかまわない。所定のローパスフィルタが線形フィルタである場合は、この2つの処理は実質的に等価である、同様に、色間モアレを算出する場合も、まず、差分を求め、その後にフィルタ処理を行うようにしてもかまわない。
また、上述した各実施形態では、電子写真方式におけるモアレ抑制のための画像処理法を説明した。しかしながら本発明は、電子写真記録方式以外の他の方式に従って記録を行う記録装置(例えばインクジェット方式、熱転写方式、オフセット印刷方式)に対しても適用できる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (6)

  1. 画像データに対してスクリーン処理を行う第1のスクリーン処理手段と、
    前記スクリーン処理された画像データの低周波成分と前記画像データの低周波成分とに応じた原稿モアレ成分を算出するモアレ成分算出手段と、
    前記算出されたモアレ成分に基づいて前記画像データを補正する第1の補正手段と、
    前記補正された画像データに対して前記スクリーン処理を行う第2のスクリーン処理手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記モアレ成分算出手段は、
    前記画像データと前記スクリーン処理された画像データとの差分値に対してローパスフィルタを用いたフィルタ処理を行うことにより前記原稿モアレ成分を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 原稿とスクリーン間のモアレである原稿モアレ成分を算出する第1の算出手段を更に有し、
    前記第1の補正手段は、前記画像データから原稿モアレ成分を除去することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 複数色の画像データに基づいて、異なる色のスクリーン間のモアレである色間モアレ成分を算出する色間モアレ成分算出手段と、
    前記第2の算出手段により算出された色間モアレ成分を、前記複数色の画像データから除去する第2の補正手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 画像処理装置によって実行される画像処理方法であって、
    画像データに対してスクリーン処理を行う第1のスクリーン処理ステップと、
    前記スクリーン処理された画像データの低周波成分と前記画像データの低周波成分とに応じた原稿モアレ成分を算出するモアレ成分算出ステップと、
    前記算出されたモアレ成分に基づいて前記画像データを補正する補正ステップと、
    前記補正された画像データに対して前記スクリーン処理を行う第2のスクリーン処理ステップとを含むことを特徴とする画像処理方法。
  6. 画像データに対してスクリーン処理を行う第1のスクリーン処理ステップと、
    前記スクリーン処理された画像データの低周波成分と前記画像データの低周波成分とに応じた原稿モアレ成分を算出するモアレ成分算出ステップと、
    前記算出されたモアレ成分に基づいて前記画像データを補正する補正ステップと、
    前記補正された画像データに対して前記スクリーン処理を行う第2のスクリーン処理ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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