JP2012186711A - 色処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】N色の値の組み合わせで表される入力色から、M色の値の組み合わせで表され合計値が制限値以下の対応出力色を求めるための処理負荷を削減する。
【解決手段】入力色C0,M0,Y0,K0を4次元(4入力4出力)の色変換用LUT58によって画像形成部に依存するCMYK色空間の色C1,M1,Y1,K1へ変換した後に、C1,M1,Y1,K1のうちのC1,M1,Y1を3次元(3入力5出力)の色分解用LUT60によってDC0,LC0,DM0,LM0,Y2へ変換し、色変換用LUT58から出力されたK1を加えた6色に対して総量制限演算部62で総量制限演算を行い、出力色DC,LC,DM,LM,Y,Kを求める。これにより、色分解用LUT60の補間演算の演算負荷が削減される。
【選択図】図2

Description

本発明は色処理装置及び色処理プログラムに関する。
特許文献1には、色の種類が同一で濃度の異なる濃淡2種類のインクを含む複数のインクを用いて多階調の画像を記録するにあたり、1次元(1入力2出力)のルックアップテーブル(LUT)から成る分配器を色の種類毎に設け、各色毎に入力データから濃淡2種類のインクのデータを生成する構成が開示されている。
また、特許文献2には、入力されたRGBデータ又はCMYKデータを入力プロファイル及び出力プロファイルに基づき出力CMYK色空間のCMYKデータへ変換した後に、4次元(4入力6出力)のLUTから成る演算部によりCMYKデータを6色(C(シアン),LC(ライトシアン),M(マゼンタ),LM(ライトマゼンタ),Y(イエロー),K(ブラック))のインク用のデータへ変換して出力する構成が開示されている。
また、特許文献3には、入力のソース色を中間CMYK分解信号へ変換した後に、4次元(4入力6出力)のLUTにより、中間CMYK分解信号を6色(C,M,Y,K,A,B:A,Bは例えばLCやLM)の色分解信号へ変換して出力する構成が開示されている。
特開平01−128836号公報 特開2006−031376号公報 特開2009−296582号公報
本発明は、N色の値の組み合わせで表される入力色から、M色の値の組み合わせで表され合計値が制限値以下の対応出力色を求めるための処理負荷を、N色の値の組み合わせをM色の値の組み合わせへ直接変換する場合よりも小さくできる色処理装置及び色処理プログラムを得ることが目的である。
請求項1記載の発明に係る色処理装置は、N色(但しN≧4)の値の組み合わせで色を表す入力色信号から前記N色に含まれる特定色を除外したN−1色の値の組み合わせを、対応するM−1色(但しM>N)の値の組み合わせへ変換する変換手段と、前記変換手段による変換後の前記M−1色の各々の値及び前記入力色信号のうちの前記特定色の値の合計値が予め設定された制限値を超えている場合に、前記合計値が前記制限値以下となるように、前記M−1色に前記特定色を加えたM色のうちの少なくとも1つの色の値を変更し、前記M色の値を出力色信号として出力する出力手段と、を含んで構成されている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記入力色信号の前記N色及び前記出力色信号の前記M色には各々黒が含まれており、前記変換手段は、前記N色から前記特定色としての黒を除外した前記N−1色の値の組み合わせを、前記M色から前記特定色としての黒を除外した、対応するM−1色の値の組み合わせへ変換する。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記変換手段は、前記N−1色の値の組み合わせを、前記M−1色の各々の値の合計値が前記制限値以下となる範囲内で、対応するM−1色(但しM>N)の値の組み合わせへ変換する。
請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項記載の発明において、前記出力色信号の前記M色には基本色と非基本色が各々含まれており、前記出力手段は、前記M色の値の合計値が前記制限値を超えている場合に、前記M色から前記非基本色を除外した残りの色の値の合計値が前記制限値を超えているか否かを判定し、前記残りの色の値の合計値が前記制限値以下の場合は、前記非基本色の値を前記M色の値の合計値が前記制限値以下となるように変更し、前記残りの色の値の合計値が前記制限値を超えている場合は、前記非基本色の値を予め設定された最小値へ変更すると共に、前記基本色の値を前記M色の値の合計値が前記制限値以下となるように変更する。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記基本色は前記非基本色を使用しなくても色再現が可能な3以上の色であり、前記非基本色は、前記基本色よりも濃度が低い淡色及び前記基本色と色相が異なる特色の少なくとも一方である。
請求項6記載の発明は、請求項1〜請求項5の何れか1項記載の発明において、前記M−1色には基本色と前記基本色よりも濃度が低い淡色が各々含まれており、前記変換手段は、前記淡色の最大値である最大淡色量を、前記入力色信号の前記N−1色の値の組み合わせから予め設定された色差の範囲で決定し、決定した前記最大淡色量及びUCR率に従って前記M−1色のうちの前記淡色の値を求め、求めた前記淡色の値と前記入力色信号の前記N−1色の値の組み合わせから前記M−1色のうちの前記基本色の値を求めることで、前記N−1色の値の組み合わせを対応する前記M−1色の値の組み合わせへ変換する。
請求項7記載の発明は、請求項1〜請求項5の何れか1項記載の発明において、前記M−1色には基本色と前記基本色よりも濃度が低い淡色が各々含まれており、前記変換手段は、前記N−1色の値の複数の組み合わせを対応する前記M−1色の値の組み合わせと各々対応付ける変換データに基づき補間演算を行うことで、前記N−1色の値の組み合わせを対応する前記M−1色の値の組み合わせへ変換し、前記変換データは、前記淡色の最大値である最大淡色量を、前記入力色信号の前記N−1色の値の組み合わせから予め設定された色差の範囲で決定し、決定した前記最大淡色量及びUCR率に従って前記M−1色のうちの前記淡色の値を求め、求めた前記淡色の値と前記入力色信号の前記N−1色の値の組み合わせから前記M−1色のうちの前記基本色の値を求める処理が、前記N−1色の値の複数の組み合わせに対して各々行われることで事前に生成される。
請求項8記載の発明は、請求項6又は請求項7記載の発明において、前記UCR率は、前記入力色信号の前記N−1色のうちの何れかの値に対する関数に基づいて設定される。
請求項9記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記最大淡色量は、前記M−1色の各々の値の合計値が前記制限値以下となる範囲内で決定される。
請求項10記載の発明は、請求項1〜請求項9の何れか1項記載の発明において、入力された色信号を、前記出力色信号が入力される色再現装置における色再現特性に応じた色信号へ変換する色信号変換部を更に備え、前記色信号変換部による色信号変換を経た色信号が前記入力色信号として前記変換手段に入力される。
請求項11記載の発明に係る色処理プログラムは、コンピュータを、N色(但しN≧4)の値の組み合わせで色を表す入力色信号から前記N色に含まれる特定色を除外したN−1色の値の組み合わせを、対応するM−1色(但しM>N)の値の組み合わせへ変換する変換手段、及び、前記変換手段による変換後の前記M−1色の各々の値及び前記入力色信号のうちの前記特定色の値の合計値が予め設定された制限値を超えている場合に、前記合計値が前記制限値以下となるように、前記M−1色に前記特定色を加えたM色のうちの少なくとも1つの色の値を変更し、前記M色の値を出力色信号として出力する出力手段として機能させる。
請求項1,10,11記載の発明は、N色の値の組み合わせで表される入力色から、M色の値の組み合わせで表され合計値が制限値以下の対応出力色を求めるための処理負荷を、N色の値の組み合わせをM色の値の組み合わせへ直接変換する場合よりも小さくできる、という効果を有する。
請求項2記載の発明は、入力色としての画像の各画素の色を出力色へ変換する際に、N色の値の組み合わせをM色の値の組み合わせへ直接変換する場合と同等の画質が得られる、という効果を有する。
請求項3記載の発明は、特定色を含まない色の対応出力色が、色の値の合計値が制限値を超えていることに伴って変化することを抑制できる、という効果を有する。
請求項4,5記載の発明は、本構成を有しない場合と比較して、M色の値の合計値が制限値を超えている場合に、色の値を変更することに伴う色の見えの変化をより小さく抑制できる、という効果を有する。
請求項6,7記載の発明は、本構成を有しない場合と比較して、入力色としての画像の各画素の色を、基本色及び淡色を含むM色の色の組み合わせから成る出力色へ変換する際に、淡色を含む色の再現性を確保しつつ画質を向上させることができる、という効果を有する。
請求項8記載の発明は、入力色としての画像の各画素の色を出力色へ変換して画像を形成するにあたり、画質と色材の消費量抑制の何れを優先した出力色へ変換するかを切り替えることが可能になる、という効果を有する。
請求項9記載の発明は、入力色のうち特定色の値が0の色について、対応出力色のM色の値の合計値が制限値を超えることで、色の値が変更されて色の見えが変化することを抑制できる、という効果を有する。
実施形態で説明した画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 色処理部の概略構成を示すブロック図である。 色分解用変換係数生成処理の内容を示すフローチャートである。 入力色の値の変化に対する最大淡色量の許容色差毎の変化の一例を示す線図である。 入力色の値の変化に対するUCR率及び淡色の値の変化の一例を複数示す線図である。 総量制限演算処理の内容を示すフローチャートである。 本願発明者等が実施した実験の結果を示す線図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。図1には本実施形態に係る画像形成装置10が示されている。画像形成装置10は本発明に係る色処理装置の一例として機能する装置制御部12を備えている。装置制御部12はマイクロコンピュータを含んで構成され、CPU14、メモリ16、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等から成り画像形成装置10の各部の動作を制御するための装置制御プログラム(図示省略)を記憶する不揮発性の記憶部18、及び、通信回線46を介してホストPC48に接続された通信I/F(インタフェース)部20を備えている。装置制御部12は用紙上に形成すべき画像を表す画像データをホストPC48から通信回線46を介して受信する。
また、装置制御部12には色分解を含む色処理を行う色処理部22が設けられており、装置制御部12の記憶部18には、色処理部22によって色処理が行われる際に使用される色変換用変換係数50及び色分解用変換係数52が各々記憶されている(何れも詳細は後述)。また記憶部18には、装置制御部12で後述する色分解用変換係数生成処理を行うための色分解用変換係数生成プログラムがインストールされており、色分解用変換係数生成処理で色票を形成する際に使用される色票データ54も記憶されている。色分解用変換係数52は色分解用変換係数生成処理によって生成される。
また、画像形成装置10には原稿読取部26、操作パネル30及び画像形成部32が設けられており、これらは装置制御部12に各々接続されている。原稿読取部26はセットされた原稿の画像を読み取り、この読み取りによって得られた画像データを装置制御部12へ出力する。操作パネル30は、LCD等から成り各種情報を表示する表示部30Aと、複数のキーを備え利用者による情報入力操作を受け付ける操作受付部30Bを含んで構成されており、表示部30Aへの情報表示は装置制御部12によって制御され、利用者によって入力されて操作受付部30Bによって受け付けられた情報は装置制御部12に入力される。
また画像形成部32は、装置制御部12から入力された画像データが表す画像を、色材としてのトナーを用いて電子写真方式により形成し、用紙上に転写・定着させる構成であり、画像形成ユニット34、走査露光部36、用紙供給部38及び定着部40が設けられている。画像形成ユニット34は感光体を備えており、感光体の周囲に、感光体を帯電させる帯電部、感光体上に形成された静電潜像をトナーによって現像してトナー像を形成させる現像器、感光体上に形成されたトナー像を用紙へ転写する転写部、及び、感光体上を除電及び清掃する除電清掃部が順に設けられて構成されている。
なお、より詳しくは、装置制御部12から画像形成部32へはDC(ダークシアン:濃色のシアン),LC(ライトシアン:淡色のシアン),DM(ダークマゼンタ:濃色のマゼンタ),LM(ライトマゼンタ:淡色のマゼンタ),Y(イエロー),K(黒)の計6色の画像データが入力され、画像形成部32は、DC,LC,DM,LM,Y,K各色の画像データが表すDC,LC,DM,LM,Y,K各色の画像を、色材としてのDC,LC,DM,LM,Y,K各色のトナーを用いて電子写真方式により各々形成すると共に、形成したDC,LC,DM,LM,Y,K各色の画像を重ね合わせた画像を形成する。このように、DC,LC,DM,LM,Y,K各色の画像を重ね合わせた画像を形成することは、画像形成ユニット34をDC,LC,DM,LM,Y,K各色に対応して6個設け、各画像形成ユニット34で形成したDC,LC,DM,LM,Y,K各色の画像を重ね合わせるか、或いは、DC,LC,DM,LM,Y,K各色の現像器を備えた1個の画像形成ユニット34でDC,LC,DM,LM,Y,K各色の画像を順次形成して重ね合わせることで実現される。
また、走査露光部36は半導体レーザやLED等から成る露光光源を備え、露光光源から射出される露光光を、装置制御部12から入力された画像データに応じて変調し、画像形成ユニット34の感光体上に照射させることで、感光体上に静電潜像を形成させる。なお、DC,LC,DM,LM,Y,K各色に対応して画像形成ユニット34が6個設けられている場合、走査露光部36としては、DC,LC,DM,LM,Y,K各色に対応する6個の露光光源を備え、個々の露光光源から射出される露光光を、互いに異なる色の画像データに応じて変調し、互いに異なる画像形成ユニット34の感光体上に照射させる構成が採用される。また、画像形成ユニット34が1個のみ設けられている場合、走査露光部36としては、単一の露光光源から射出される露光光をDC,LC,DM,LM,Y,K各色の画像データに応じて順に変調し、画像形成ユニット34の感光体上に照射させる構成が採用される。
用紙供給部38は、用紙装填部に装填された用紙を引き出して画像形成ユニット34の転写部へ搬送する。定着部40は、画像形成ユニット34の転写部によってトナー像が転写された用紙を加熱し、トナーを溶融させることで用紙上に画像を定着させる。
装置制御部12に設けられた色処理部22は、ホストPC48から受信した画像データや原稿読取部26が原稿の画像を読み取ることで入力された画像データ(以下、これらを入力画像データと称する)から、画像形成部32が用紙へ画像を形成するための画像データ(以下、出力画像データと称する)を生成する色処理を行う処理部であり、図2に示すように、色変換用LUT58、色分解用LUT60、総量制限演算部62及びTRC変換部64を含んで構成されている。
なお、本実施形態では、色処理部22を構成する色変換用LUT58、色分解用LUT60、総量制限演算部62及びTRC変換部64が各々ハードウェア(電子回路)によって構成されている態様を説明するが、これらの色変換用LUT58、色分解用LUT60、総量制限演算部62及びTRC変換部64によって実現される処理は、コンピュータ(例えば装置制御部12)のCPUがプログラムを実行することで実現することも可能であり、この態様における上記のプログラムは本発明に係る色処理プログラムの一例である。また、この態様における上記のプログラムは、記憶部18に予め記憶(インストール)しておいてもよいが、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。
色処理部22の色変換用LUT58は、記憶部18に記憶されている色変換用変換係数50がセットされ、セットされた色変換用変換係数50に基づいて、入力画像データを、画像形成部32に依存するCMYK色空間の画像データへ変換する。入力画像データとしては、例えばCMYK色空間やRGB色空間、L*a*b*色空間等のうちの何れか1つの色空間の画像データが入力される。例として図2には、CMYK色空間の画像データ(画像の各画素の色をC0,M0,Y0,K0の4色の値の組み合わせで表す画像データ)が入力画像デーとして入力される態様での構成を示しており、この態様において、色変換用LUT58は4次元のLUT(4入力4出力のLUT)で構成される。
色変換用変換係数50は、色変換用LUT58に入力された画像データが表す画像の各画素の色が、色処理部22からの出力画像データが入力される画像形成部32(請求項10に記載の色再現装置の一例)における色再現特性に応じた色へ変換されるように設定されている。具体的には、例えば入力画像データとしてCMYK色空間の画像データが入力される態様の一例としては、刷版印刷システムで画像を印刷するための画像データが入力画像データとして入力される場合が挙げられる。刷版印刷システムは、例えば、入力された画像データに基づいてC,M,Y,K各色の印刷版(刷版)を作成する製版装置(CTP:Computer To Plate)と、製版装置によって作成された印刷版がセットされ、色材としてC,M,Y,K各色のインクを用いて用紙に画像を印刷する印刷機(プレス装置)を含んで構成される。この場合、色変換用LUT58には、画像形成部32によって用紙に形成される画像の見えを、刷版印刷システムによって用紙に印刷される画像の色の見えに近づける色変換が行われるように設定された色変換用変換係数50がセットされ、色変換用LUT58では、セットされた色変換用変換係数50に従って上記の色変換が行われる。
なお、色変換用変換係数50の生成は、例えば後述の(1)式で規定される色予測モデル(画像形成部32に入力したDC,LC,DM,LM,Yの値から、画像形成部32で再現される色のL*a*b*の値を予測する色予測モデル)を用いて行うことができるが、色変換用変換係数50の生成については例えば特許第4212742号公報に詳述されているので、詳細な説明は省略する。色変換用LUT58は請求項10に記載の色信号変換部の一例であり、色変換用LUT58から出力される、画像の各画素の色をC1,M1,Y1,K1の4色の値の組み合わせで表す画像データは、本発明における「N色(但しN=4)の値の組み合わせで色を表す入力色信号」の一例である。
色分解用LUT60には、色変換用LUT58から出力された画像データ(画像の各画素の色をC1,M1,Y1,K1の4色の値の組み合わせで表す画像データ)のうち、画像の各画素毎に、K1を除いたC1,M1,Y1の3色の値が入力される。色変換用LUT58には、記憶部18に記憶されている色分解用変換係数52がセットされるが、この色分解用変換係数52は、C1,M1,Y1の3色の値の組み合わせで表される色を、対応するDC0,LC0,DM0,LM0,Y2の5色の値の組み合わせへ変換(色分解)するための変換係数であり、色変換用LUT58は、セットされた色分解用変換係数52に基づいて、画像の各画素毎に入力されるC1,M1,Y1の3色の値の組み合わせを、対応するDC0,LC0,DM0,LM0,Y2の5色の値の組み合わせへ変換(色分解)して出力する。このように、色分解用LUT60は3次元のLUT(3入力5出力のLUT)で構成される。
なお、色分解用LUT60は本発明における変換手段の一例であり、色変換用LUT58から画像の画素毎に値が出力されるC1,M1,Y1,K1の4色のうちのK1は、本発明における「N色に含まれる特定色」の一例である。また、色分解用LUT60から画像の各画素毎に出力されるDC0,LC0,DM0,LM0,Y2の5色の値の組み合わせは、本発明における「M−1色(但しM=6)の値の組み合わせ」の一例である。
総量制限演算部62には、画像の各画素毎に色分解用LUT60から出力されたDC0,LC0,DM0,LM0,Y2の5色の値と、色変換用LUT58から出力された同一画素のK1の値と、が各々入力される。詳細は後述するが、総量制限演算部62は、画像の各画素毎に、入力されたDC0,LC0,DM0,LM0,Y2,K1の6色の値の合計値(色材総量)を演算し、演算した色材総量が予め設定された制限値TACを越えていた場合には、色材総量が制限値TAC以下になるように前記6色のうちの1つ以上の色の値を変更し、DC1,LC1,DM1,LM1,Y3,K2の6色の値を出力する。なお、総量制限演算部62は本発明における出力手段の一例である。
また、色処理部22にはTRC変換部64が6個設けられており、総量制限演算部62から出力されたDC1,LC1,DM1,LM1,Y3,K2の6色の値は、6個のTRC変換部64のうちの互いに異なるTRC変換部64に各々入力される。6個のTRC変換部64は各々1次元のLUT(1入力1出力のLUT)で構成される。個々のTRC変換部64には、対応色の値の変化に対する、画像形成部32で形成される対応色の濃度変化の非線形性を補正するための変換係数が各々設定されており、個々のTRC変換部64は、入力された色の値を前記変換係数に従って変換するTRC(Tone Reproduction Curve)変換を行う。
色処理部22における上述した各色処理を経た画像データは、画像の各画素の色をDC,LC,DM,LM,Y,Kの6色の値の組み合わせで表す画像データとして画像形成部32へ出力され、画像形成部32による、DC,LC,DM,LM,Y,K各色のトナーを用いた画像の形成に用いられる。
次に本実施形態の作用を説明する。一般に、用紙に形成すべき画像を表す画像データとして画像形成装置に入力される画像データは、画像の1画素当り3色(例えばR,G,B等)又は4色(例えばC,M,Y,K等)の値の組み合わせで色を表す画像データである。このため、形成画像の画質向上等を目的として、画像形成装置を、5色以上の色材を用いて画像を形成する構成とした場合、画像の1画素当り3色又は4色の値の組み合わせで表されている色を、5色以上の色の値の組み合わせへ変換する色分解を行う必要がある。
上記事項に関し、特許文献1には、1次元(1入力2出力)のLUTから成る分配器を色の種類毎に設け、各色毎に入力データから濃淡2種類のインクのデータを生成する構成が開示されている。しかしながら、色材の総量が過大になると、インクを用いた画像形成ではインクの滲み等が生じ、トナーを用いた画像形成ではトナーの飛散や定着不良等が生じる。このため、特定の色の値を濃淡2色の値へ色分解するにあたっても、特定の色の値のみならず、他の色の値によって変化する色材総量も考慮して濃淡2色の値を決定することが望ましいが、これは1次元のLUTによる色分解では実現できない。このため、上記技術では色分解後に色材の総量制限を行った際に各色の値が大きく変更されることで、粒状性の悪化やトーンジャンプの発生、色再現性の低下等の画質低下が生ずる恐れがある。
また、特許文献2,3には、C,M,Y,K4色を4次元(4入力6出力)のLUTにより、C,M,Y,K4色にLC,LM等の2色を加えた6色へ色分解する構成が開示されている。しかしながら、LUTは、入力データの数に応じた次元数の入力データ空間(例えば入力データの数=4の場合、入力データ空間は4次元となる)に対して予め設定した格子点についてのみ、入力データと出力データとを対応付ける変換係数を保持し、入力データ空間上で格子点の間に位置する入力データに対しては、その周囲に存在する複数の格子点の変換係数から補間演算によって出力データを演算する構成である。このため、上記技術では、4次元LUTを用いることで色材総量も考慮した色分解を実現できるものの、補間演算の演算負荷が非常に高く(3次元LUTにおける2倍以上)、処理時間が大幅に長時間化する。また、補間演算等をハードウェアによって行う構成を採用した場合は、回路規模の増大に伴って大幅なコストアップを招くことになる。
これに対して本実施形態では、CMYK色空間の画像データが表す画像において、見た目の画質を左右する領域はKの色材を用いずに色が形成される画素(C,M,Y,KのうちのKの値が0の画素)から成る領域であること、及び、Kの色材を用いて色が形成される画素における色の見えはKの影響が支配的であり、他の色の色材量を変化させても色の見えは殆ど変化しないこと、に基づき、色分解用LUT60として3次元LUT(3入力5出力のLUT)を設け、前段の色変換用LUT58から出力された画像の各画素毎のC1,M1,Y1,K14色の値のうち、K1を除いたC1,M1,Y1の3色の値を色分解用LUT60に入力し、色分解用LUT60において、C1,M1,Y1の3色の値の組み合わせを、DC0,LC0,DM0,LM0,Y2の5色の値の組み合わせへ変換する構成を採用している。また、色分解用LUT60によるC1,M1,Y1→DC0,LC0,DM0,LM0,Y2変換では、変換後のDC0,LC0,DM0,LM0,Y2の5色の値の合計値(5色の色材総量)が色材総量の制限値TAC以下となるように、色分解用変換係数52が定められている(詳細は後述)。
これにより、4次元LUTを用いて色分解を行う場合と比較して、補間演算の演算負荷が大幅に削減される。また、見た目の画質を左右する領域の色(K=0の色)が、総量制限演算部62による色材の総量制限に伴って変化することが抑制される。また、Kの色材を用いて形成される色については、総量制限演算部62による色材の総量制限に伴ってDC0,LC0,DM0,LM0,Y2の5色のうちの少なくとも1つの色の値が変更される可能性があるが、この色の値の変更が色の見えに与える影響も抑制される。なお、本実施形態において、色分解用LUT60における補間演算等は、ソフトウェアによって行う構成とハードウェアによって行う構成の何れを採用してもよい。
次に、色分解用変換係数52を生成する際に、色分解用変換係数生成プログラムがCPU14によって実行されることで実現される色分解用変換係数生成処理について、図3を参照して説明する。
色分解用変換係数生成処理では、まずステップ100において、記憶部18から色票データ54を読み出して画像形成部32に出力し、色票データ54が表す画像、詳しくは互いに異なる色の色票が複数配列された画像を画像形成部32によって用紙へ形成させる。本実施形態では、色票データ54として、K=0の条件下でDC,LC,DM,LM,Yの各値を網点面積率25%刻みで変化させたときの全ての色の組み合わせに相当する各色の色票が配列された画像を表すデータを用いており、色票データ54が表す画像を画像形成部32が用紙に形成させることで、用紙上には前記各色の色票が各々形成される。
ステップ102では、各色の色票が形成された用紙が原稿読取部26にセットされたか否か判定し、判定が肯定される迄ステップ102を繰り返す。各色の色票が形成された用紙が原稿読取部26にセットされると、ステップ102の判定が肯定されてステップ104へ移行し、セットされた用紙の画像を原稿読取部26によって読み取り、この読み取りによって得られた画像から各色の色票に相当する領域を各々抽出し、抽出した個々の領域毎にL*a*b*を各々演算する。なお、本実施形態では色票を原稿読取部26で測色する態様を説明しているが、色票は市販の測色器等で測色してもよいことは言うまでもない。
ステップ106では、色票データ54が表す個々の色票のDC,LC,DM,LM,Y各色の値と、ステップ104で演算した各色票のL*a*b*の値と、を素データとして用い、画像形成部32に入力したDC,LC,DM,LM,Yの値から、画像形成部32で再現される色のL*a*b*の値を予測する色予測モデル(次の(1)式も参照)を生成する。
(L*,a*,b*)=f(DC,DM,Y,LC,LM) …(1)
なお、色予測モデルは、少数の入力色と出力色の対応関係を表す素データに基づいて、異なる色空間の間の色変換特性を予測・推定するものである。色予測モデルには、統計的な手法を用いる方法(Makoto Sasaki and Hiroaki Ikegami, Proc. of International Congress of Imaging Science 2002 (2002) p.413-141)や、ニューラルネットワークを利用する方法、ノイゲバウワーやクベルカムンク等の物理モデルを基にする方法があり、何れを用いてもよい。
ステップ108では、色分解用LUT60の入力データ空間に予め設定した複数の格子点の中から演算対象の格子点を選択する。ステップ110では、ステップ106で生成した色予測モデルに対し、ステップ108で選択した演算対象の格子点のC1,M1,Y1の値の組をDC,DM,Yの値の組として入力し(但し、LC,LM=0とする)、色予測モデルによって対応するL*a*b*の値を演算対象の格子点の再現目標色として算出する。
ステップ112では、演算対象の格子点について、色材総量(=DC+DM+Y+LC+LM)≦制限値TACの条件下で、LC,LMを独立に変化(他方を0に設定)させながら色予測モデル(先の(1)式)によってDC,DM,Yを演算することで、演算対象の格子点の再現目標色に対して許容色差の範囲内でDC,DM,Yの解が存在するLC,LMの最大値(最大淡色量LCmax,LMmax)を決定する。なお、DC,DM,Yの解が存在するLC,LMの最小値(最小淡色量LCmin,LMmin)は0である。
例として図4には、色分解用LUT60への入力色C1の値と最大淡色量LCmaxとの関係を、再現目標色に対する許容色差がdE1〜dE4の場合について各々示す。なお、許容色差はdE1<dE2<dE3<dE4である。許容色差が大きくなるに従って最大淡色量LCmaxは大きくなり、許容色差がdE3,dE4の場合は最大淡色量LCmaxが100%に達している。このように、許容色差を大きくすることで最大淡色量LCmaxが増加するため、許容色差が小さい場合よりも粒状性が向上する。また、許容色差がdE3,dE4の場合はC1の値の増加に対して最大淡色量LCmaxが単調増加する変化を示しているので、階調性も向上する。但し、許容色差を大きくすると再現目標色に対する色のずれが大きくなるので、許容色差は両者を勘案して設定すればよい。
次のステップ114では、演算対象の格子点のC1,M1の値に対応するUCR率αC,αMを、次の(2)式に示す関数g1,g2に従って演算する。
αC=g1(C1) , αM=g2(M1) …(2)
そしてステップ116では、ステップ114で演算したUCR率αC,αMと、ステップ112で演算した最大淡色量LCmax,LMmaxに基づいて、次の(3)式に従って、LC,LMの仮の値LC',LM'を演算する。
LC'=LCmax×αC , LM'=LMmax×αM …(3)
例として図5には、(2)式の関数g1によって規定される入力色C1の値とUCR率との関係を、最大淡色量LCmax及び淡色LC0(色分解用LUT60からの出力色LC0)の値の変化と共に示す。なお、図5では、UCR率、最大淡色量LCmax及び淡色LC0の値が何れも0〜100%の範囲の値をとるものとし、縦軸を共通に用いている。
図5(A)に示す例では、入力色C1の値がおよそ90%〜100%の範囲内の場合にUCR率が100%となり、淡色LCの値が最大淡色量LCmaxに一致するように関数g1が設定されている。また、入力色C1の値が0%〜およそ25%の範囲内及びおよそ45%〜およそ65%の範囲内ではUCR率が低く抑制されるように関数g1が設定されている。入力色C1の値が0%〜およそ25%の範囲内では、最大淡色量LCmaxの決定に際して許容色差を設けていることから、UCR率を低く抑えて淡色LCの値も低く抑えることで、淡色LCの値を最大淡色量LCmaxに一致させる場合よりも再現目標色に対する色のずれが小さくなる。
また、入力色C1の値がおよそ45%〜およそ65%の範囲内では、入力色C1の値がおよそ60%を境界にして最大淡色量LCmaxが増加から一定値に変わることから、その前後を含む範囲内でUCR率を低く抑えることで、淡色LCの値を最大淡色量LCmaxに一致させる場合よりも淡色LCの値を低く抑えている。これにより、上記の範囲内では、淡色LCの値を抑えたことに伴い、入力色C1の値の増加に対して濃色DCの色材量が徐々に増加されることになり、最大淡色量LCmaxの傾きの変化に伴う色の急激な変化が抑制されることになる。図5(A)に示すUCR率の変化特性は、次に説明する図5(B)の例と比較して淡色LCの値が高くなる(淡色LCの色材量が多くなる)ことから、粒状性や階調性などの画質を重視する場合に好適である。
また、図5(B)に示す例では、入力色C1の値が最大値(100%)のときにUCR率が0%になり、淡色LCの値が最小(この例では0%)となるように関数g1が設定されている。この例においても、図5(A)に示す例のように、入力色C1の値が0%〜およそ25%の範囲内ではUCR率が低く抑制され、更に入力色C1の値がおよそ40%以上の範囲内では入力色C1の値の増加に伴ってUCR率が単調に減少するように関数g1が設定されている。これにより、入力色C1の値がおよそ40%以上の範囲内では、入力色C1の値の増加に伴って淡色LCの値が減少し、その分だけ濃色DCの色材が使用されることになる。例えば入力色C1の値が最大値(100%)の場合、図5(A)に示す例では淡色LCの値が100%、濃色DCの値も100%となり、Cの総量が200%となるのに対して、図5(B)に示す例では淡色LCの値が0%、濃色DCの値が100%となり、Cの総量が100%となる。このように、図5(B)に示すUCR率の変化特性は、使用する色材総量が図5(A)に示す例に比べて減少することから、コスト(色材消費量)を重視する場合に好適である。
なお、UCR率の変化特性は図5(A),(B)に示した例に限られるものではなく、他の変化特性を採用してもよいことは言うまでもない。本実施形態では、UCR率を規定する関数g1,g2の特性を調整することで、関数g1,g2の特性に従って淡色LC,LMの値が制御され、画質やコスト等の要求に応じた淡色の値(及び対応する濃色の値)が得られることになる。
次のステップ118では、演算対象の格子点について、色材総量≦制限値TACの条件下で、LC,LMの仮の値LC',LM'を比率固定で値を変化させながら色予測モデル(先の(1)式)によってDC,DM,Yを演算することで、演算対象の格子点の再現目標色に対して許容色差の範囲内でDC,DM,Yの解が存在するLC',LM'の最大値(すなわち演算対象の格子点のLC,LMの値)を算出する。そしてステップ120では、ステップ110で算出した演算対象の格子点の再現目標色(L*a*b*)、ステップ118で算出したLC,LMの値を次の(4)式に代入し、シンプレックス法等の非線形最適化手法によって(4)式を解くことで、演算対象の格子点のDC,DM,Yを演算する。
(DC,DM,Y)=f-1(L*,a*,b*,LC,LM) …(4)
なお、シンプレックス法は、例えば「非線形計画法」、今野浩著、日科技連出版社、PP.284〜287にアルゴリズムが紹介されている。シンプレックス法はこのような多変数関数の最適化に適した手法であり、高速に最適値を求めることが可能である。また、非線形最適化手法の一例としてシンプレックス法を挙げたが、これに代えて2分法や黄金分割探索法等の他の非線形最適化手法を適用しても良い。また、ニュートン法などの非線形方程式の数値解法を適用しもよい。
上記のようにして、演算対象の格子点についてDC,DM,Y,LC,LMの各色の値(色材量)が求まると、次のステップ122では、演算対象の格子点の変換係数として、演算対象の格子点のC1,M1,Y1の値の組を上記で演算したDC,DM,Y,LC,LMの値の組と対応付ける変換係数をメモリ16に記憶する。次のステップ124では、色分解用LUT60の入力データ空間に設定した全ての格子点を演算対象として選択したか否か判定する。判定が否定された場合はステップ108に戻り、ステップ124の判定が肯定される迄ステップ108〜ステップ124を繰り返す。そして、ステップ124の判定が肯定されると色分解用変換係数生成処理を終了する。
これにより、色分解用変換係数52が生成される。生成された色分解用変換係数52は色処理部22で色処理が行われる際に色分解用LUT60に設定され、色分解用LUT60によるC1,M1,Y1→DC0,LC0,DM0,LM0,Y2変換に用いられる。
なお、色材総量の制限値TACとしては、画像形成部32が画像を形成する用紙の種類(例えば普通紙、コート紙等)毎に異なる値が設定されることがある。このため、色分解用変換係数52は、用紙の種類(によって異なる色材総量の制限値TACの値)毎に複数生成しておき、色処理部22における色処理に際しては、画像形成部32が画像を形成する用紙の種類に対応する色分解用変換係数52を選択的に色分解用LUT60に設定することが望ましい。また、画像形成装置10が、利用者によって色材総量の制限値TACを変更設定可能な構成である場合も、色材総量の制限値TACの複数の値に対応して色分解用変換係数52を複数生成しておき、色処理部22における色処理に際しては、色材総量の制限値TACの現在の設定値に対応する色分解用変換係数52を選択的に色分解用LUT60に設定することが望ましい。
次に、図6を参照し、色処理部22で色処理が行われる際に総量制限演算部62で行われる総量制限演算処理について説明する。この総量制限演算処理は、画像の任意の画素の色材量DC0,LC0,DM0,LM0,Y2が色分解用LUT60から出力される度に行われ、まずステップ130では、色分解用LUT60から出力された或る画素の色材量DC0,LC0,DM0,LM0,Y2と、色変換用LUT58から出力された同一の画素の色材量K1を各々取得し、次のステップ132では、取得した6色の色材の色材量の合計値、すなわち色材総量(=DC0+LC0+DM0+LM0+Y2+K1)を演算する。
ステップ134では、ステップ132で演算した6色の色材の色材総量が予め設定された制限値TAC以下か否か判定する。この判定が肯定された場合、ステップ130で取得した6色の色材の色材量を変更する必要は無いので、ステップ140へ移行し、ステップ130で取得した色材量DC0,LC0,DM0,LM0,Y2,K1を出力色材量DC1,LC1,DM1,LM1,Y3,K2にそのまま設定し(次の(5)式参照)、処理を終了する。
DC1=DC0,LC1=LC0,DM1=DM0,LM1=LM0,Y3=Y2,K2=K1 …(5)
また、ステップ134の判定が否定された場合はステップ136へ移行し、ステップ130で色材量を取得した6色のうち、淡色LC,LMを除外した基本色(DC,DM,Y,K)の色材総量(=DC0+DM0+Y2+K1)を演算する。ステップ138では、ステップ136で演算した基本色色材総量が制限値TAC以下か否か判定する。
この判定が肯定された場合は、6色の色材総量は制限値TACを超えているものの、淡色LC,LMの色材量を減少させるのみで6色の色材総量を制限値TAC以下に抑制できる。このため、ステップ138の判定が肯定された場合はステップ142へ移行し、ステップ130で色材量を取得した6色のうち、基本色については色材量DC0,DM0,Y2,K1を出力色材量DC1,DM1,Y3,K2にそのまま設定し、非基本色(淡色LC,LM)については、色材量の比率LC0:LM0を維持したまま、6色の色材総量が制限値TACに一致する値迄削減した出力色材量LC1,LM1を演算し(次の(6)式参照)、処理を終了する。DC1=DC0,DM1=DM0,Y3=Y2,K2=K1
LC1=n1×LC0/(LC0+LM0),LM1=n1×LM0/(LC0+LM0)
但し、n1=TAC−(DC0+DM0+Y2+K1) …(6)
また、ステップ138の判定が否定された場合は、6色の色材総量は制限値TACを超えており、淡色LC,LMの色材量を0に設定しても6色の色材総量は制限値TAC以下にならない。このため、ステップ138の判定が否定された場合はステップ144へ移行し、ステップ130で色材量を取得した6色のうち、非基本色(淡色LC,LM)については出力色材量LC1,LM1を0に設定し、Kを除く基本色(DC,DM,Y)については、色材量の比率DC0:DM0:Y2を維持したまま、6色の色材総量が制限値TACに一致する値迄削減した出力色材量DC1,DM1,Y3を演算し、Kについてのみ色材量K1を出力色材量K2にそのまま設定し、(次の(7)式参照)、処理を終了する。、
LC1=0,LM1=0,K2=K1
DC1=n2×DC0/(DC0+DM0+Y2)
DM1=n2×DM0/(DC0+DM0+Y2)
3=n2×Y2/(DC0+DM0+Y2),
但し、n2=TAC−K1 …(7)
上記のように、色材総量が制限値TACを超えている場合に、淡色LC,LMの色材量を優先的に削減し、淡色LC,LMの色材量を0に設定しても色材総量が制限値TAC以下にならない場合に、K以外の基本色(DC,DM,Y)の色材量を削減することで、例えば各色の色材量の比率を維持したまま色材総量が制限値TAC以下になるように各色の色材量を削減する等の態様と比較して、色材総量制限による色材量の削減に伴って色再現性の低下や色域の狭小化が生じることが抑制される。
なお、総量制限演算処理は、上記のように、色材総量が制限値TACを超えている場合に、淡色LC,LMの色材量を優先的に削減し、淡色LC,LMの色材量を0に設定しても色材総量が制限値TAC以下にならない場合に、K以外の基本色(DC,DM,Y)の色材量を削減する処理に限られるものではなく、総量制限演算処理として、各色の色材量の比率を維持したまま色材総量が制限値TAC以下になるように各色の色材量を削減する等の処理を行うことも本発明の権利範囲に含まれる。
また、上記では色分解用LUT60に設定する色分解用変換係数52が色分解用変換係数生成処理(図3)によって事前に生成される態様(請求項7記載の発明の一例に相当する態様)を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば色票の形成、読み取り及び各色票のL*a*b*の演算を事前に行って結果を記憶部18等に記憶しておき、色処理部22で色処理を行う際に、上記の結果に基づき色分解用変換係数生成処理(図3)のステップ106〜ステップ124の処理を行って色分解用変換係数52を生成する変換係数生成部を設け、この変換係数生成部で色分解用変換係数52を生成した後に、色分解用LUT60で入力色C1,M1,Y1に対応する出力色DC0,LC0,DM0,LM0,Y2を補間演算によって求める構成を採用してもよい。この態様は請求項6記載の発明の一例に相当する態様である。
また、上記では色分解用LUT60でC,M,Y→DC,LC,DM,LM,Y変換を行う態様を説明したが、入力色信号のN色はC,M,Y,Kに限られるものではなく、例えば、R,G,B,Kであってもよいし、X,Y,Z,Kであってもよいし、L*,a*,b*,Kであってもよい。また、出力色信号のM色もDC,LC,DM,LM,Yに限られるものではなく、例えば非基本色として、LCやLMに代えてO(オレンジ),G(グリーン),V(ヴァイオレット)の少なくとも1つを用いてもよいし、LC,LMの少なくとも一方とO,G,Vの少なくとも1つを組み合わせて用いてもよい。従って、本発明は出力色信号の色数M=6に限られるものでもないことは言うまでもない。非基本色としてO,G,Vを用いる場合でもLC,LMと同様に、色材総量が制限値TACを超えている場合、基本色(DC,DM,Y)よりも優先的に削減することにより、色再現性の低下や色域の狭小化が抑制される。これは色材総量が制限値TACを超えている場合は、非基本色であるO,G,Vと基本色及びKが混色しているため、色再現性に与える効果としては、非基本色よりも基本色及びKの方の効果が高いからである。
また、上記では色材としてトナーを用い、電子写真方式により画像を形成する構成の画像形成部32を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばインクジェット方式で画像を形成する場合等のように、トナー以外の色材を用いて電子写真方式以外の方式で画像を形成する場合に適用可能であることは言うまでもない。
また、上記では本発明における特定色としてKを適用した態様を説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、K以外の色を特定色として用いることも本発明の権利範囲に含まれる。
次に、本発明の効果を確認するために本願発明者等が実施した実験について説明する。本願発明者等は、入力色C,M,Y,Kを出力色DC,LC,DM,LM,Y,Kへ変換するにあたり、入力色C,M,Y,Kを4次元(4入力6出力)のLUTによって出力色DC,LC,DM,LM,Y,Kへ変換する従来方式に代えて、上記の実施形態で説明したように、入力色C,M,Y,KのうちのC,M,Yを3次元(3入力5出力)のLUTによってDC,LC,DM,LM,Yへ変換した後に、Kを加えて総量制限演算を行って出力色DC,LC,DM,LM,Y,Kを求める本発明の方式を採用した場合に、LUTの補間演算の演算負荷が削減されることを確認するために、複数の画像(画像A〜F)について、従来方式及び本発明の方式で各画素の入力色C,M,Y,Kを出力色DC,LC,DM,LM,Y,Kへ変換する処理をコンピュータによって各々行わせ、処理時間を測定した。結果を図7に示す。
図7から明らかなように、本発明の方式は、画像A〜Fの何れについても、従来方式と比較して1/2以下の処理時間で処理が完了しており、LUTの補間演算の演算負荷が大幅に削減されていることが確認された。なお、この実験はLUTの補間演算をコンピュータで行ったが、LUTの補間演算をハードウェア(電子回路)で行う構成を採用した場合には、上記の実験で確認された演算負荷の大幅な削減に伴い、回路規模を1/2以下に削減できる。
10 画像形成装置
12 装置制御部
18 記憶部
22 色処理部
32 画像形成部
50 色変換用変換係数
52 色分解用変換係数
54 色票データ
58 色変換用LUT
60 色分解用LUT
62 総量制限演算部

Claims (11)

  1. N色(但しN≧4)の値の組み合わせで色を表す入力色信号から前記N色に含まれる特定色を除外したN−1色の値の組み合わせを、対応するM−1色(但しM>N)の値の組み合わせへ変換する変換手段と、
    前記変換手段による変換後の前記M−1色の各々の値及び前記入力色信号のうちの前記特定色の値の合計値が予め設定された制限値を超えている場合に、前記合計値が前記制限値以下となるように、前記M−1色に前記特定色を加えたM色のうちの少なくとも1つの色の値を変更し、前記M色の値を出力色信号として出力する出力手段と、
    を含む色処理装置。
  2. 前記入力色信号の前記N色及び前記出力色信号の前記M色には各々黒が含まれており、
    前記変換手段は、前記N色から前記特定色としての黒を除外した前記N−1色の値の組み合わせを、前記M色から前記特定色としての黒を除外した、対応するM−1色の値の組み合わせへ変換する請求項1記載の色処理装置。
  3. 前記変換手段は、前記N−1色の値の組み合わせを、前記M−1色の各々の値の合計値が前記制限値以下となる範囲内で、対応するM−1色(但しM>N)の値の組み合わせへ変換する請求項1又は請求項2記載の色処理装置。
  4. 前記出力色信号の前記M色には基本色と非基本色が各々含まれており、
    前記出力手段は、前記M色の値の合計値が前記制限値を超えている場合に、前記M色から前記非基本色を除外した残りの色の値の合計値が前記制限値を超えているか否かを判定し、前記残りの色の値の合計値が前記制限値以下の場合は、前記非基本色の値を前記M色の値の合計値が前記制限値以下となるように変更し、前記残りの色の値の合計値が前記制限値を超えている場合は、前記非基本色の値を予め設定された最小値へ変更すると共に、前記基本色の値を前記M色の値の合計値が前記制限値以下となるように変更する請求項1〜請求項3の何れか1項記載の色処理装置。
  5. 前記基本色は前記非基本色を使用しなくても色再現が可能な3以上の色であり、
    前記非基本色は、前記基本色よりも濃度が低い淡色及び前記基本色と色相が異なる特色の少なくとも一方である請求項4記載の色処理装置。
  6. 前記M−1色には基本色と前記基本色よりも濃度が低い淡色が各々含まれており、
    前記変換手段は、前記淡色の最大値である最大淡色量を、前記入力色信号の前記N−1色の値の組み合わせから予め設定された色差の範囲で決定し、決定した前記最大淡色量及びUCR率に従って前記M−1色のうちの前記淡色の値を求め、求めた前記淡色の値と前記入力色信号の前記N−1色の値の組み合わせから前記M−1色のうちの前記基本色の値を求めることで、前記N−1色の値の組み合わせを対応する前記M−1色の値の組み合わせへ変換する請求項1〜請求項5の何れか1項記載の色処理装置。
  7. 前記M−1色には基本色と前記基本色よりも濃度が低い淡色が各々含まれており、
    前記変換手段は、前記N−1色の値の複数の組み合わせを対応する前記M−1色の値の組み合わせと各々対応付ける変換データに基づき補間演算を行うことで、前記N−1色の値の組み合わせを対応する前記M−1色の値の組み合わせへ変換し、
    前記変換データは、前記淡色の最大値である最大淡色量を、前記入力色信号の前記N−1色の値の組み合わせから予め設定された色差の範囲で決定し、決定した前記最大淡色量及びUCR率に従って前記M−1色のうちの前記淡色の値を求め、求めた前記淡色の値と前記入力色信号の前記N−1色の値の組み合わせから前記M−1色のうちの前記基本色の値を求める処理が、前記N−1色の値の複数の組み合わせに対して各々行われることで事前に生成される請求項1〜請求項5の何れか1項記載の色処理装置。
  8. 前記UCR率は、前記入力色信号の前記N−1色のうちの何れかの値に対する関数に基づいて設定される請求項6又は請求項7記載の色処理装置。
  9. 前記最大淡色量は、前記M−1色の各々の値の合計値が前記制限値以下となる範囲内で決定される請求項6又は請求項7記載の色処理装置。
  10. 入力された色信号を、前記出力色信号が入力される色再現装置における色再現特性に応じた色信号へ変換する色信号変換部を更に備え、
    前記色信号変換部による色信号変換を経た色信号が前記入力色信号として前記変換手段に入力される請求項1〜請求項9の何れか1項記載の色処理装置。
  11. コンピュータを、
    N色(但しN≧4)の値の組み合わせで色を表す入力色信号から前記N色に含まれる特定色を除外したN−1色の値の組み合わせを、対応するM−1色(但しM>N)の値の組み合わせへ変換する変換手段、
    及び、前記変換手段による変換後の前記M−1色の各々の値及び前記入力色信号のうちの前記特定色の値の合計値が予め設定された制限値を超えている場合に、前記合計値が前記制限値以下となるように、前記M−1色に前記特定色を加えたM色のうちの少なくとも1つの色の値を変更し、前記M色の値を出力色信号として出力する出力手段
    として機能させるための色処理プログラム。
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