JPH1098625A - 画像処理方法、画像処理装置、記録装置および記憶媒体 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、記録装置および記憶媒体

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JPH1098625A
JPH1098625A JP8248088A JP24808896A JPH1098625A JP H1098625 A JPH1098625 A JP H1098625A JP 8248088 A JP8248088 A JP 8248088A JP 24808896 A JP24808896 A JP 24808896A JP H1098625 A JPH1098625 A JP H1098625A
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JP8248088A
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Yukimitsu Fujimori
幸光 藤森
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録に装置使用者の意図を反映する。 【解決手段】 本処理は、設定変更処理201、色変換
処理202、黒調整処理203、多値化調整処理204
にから構成される。設定変更処理部201が、装置使用
者が設定した設定に基づいて、黒調整処理203および
多値化調整処理204の制御を行うことにより、記録装
置が装置使用者の意図を反映した記録を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された複数の
色成分信号に対する画像処理装置、および、それを有す
る装置、特に、インクジェット記録装置や昇華型記録装
置のような記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置でカラー印刷をする
場合には、例えばレッド(R),グリーン(G)、ブル
ー(B)で構成された入力画像を、インクの色である例
えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
ブラック(BK)に色変換し、各色素の色毎に2値化を
行い、前記4色の色素を重ねて印刷することによりカラ
ー画像の形成を行っていた。また、近年では、1ドット
に階調を持たせるために、同色ではあるが濃度の異なる
濃インクと淡インクを用意し、画像信号に対し図1に示
されるような記録信号を形成して印画する技術も知られ
ている。さらに、階調を印画時のドットの量の制御によ
って作り出す技術も知られている。
【0003】装置使用者は、例えば、被記録媒体の種類
や、誤差拡散やディザなどの2値化または多値化方法、
キャリッジの双方向走査による印刷の実行の有無等、印
刷に関して数種類の設定を行えば、記録装置があらかじ
め設定された画像処理に従って各インクの量または形成
されるドット生成数を算出して記録を行っていた。近年
では、「早い」、「きれい」などのモードを指定するの
みで、これらの設定を自動的に行う装置も知られてい
る。
【0004】上記の画像処理は、おおよそ次の様なもの
である。以下、2階調の記録装置を例に説明する。ま
ず、入力された赤(R)、緑(G)、青(B)の3色分
解信号に対して輝度、濃度変換および補色変換を行い、
その出力として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)の3つの色素量を得る。次に、これら3つの
色素量に応じて、ブラック(BK)を決定する。一般的
には、ブラック量は、イエロー、マゼンタ、シアンの重
なった量、すなわち、 min(C,M,Y) で算出される。その後、イエロー、マゼンタ、シアンの
量をブラックに応じて、減らすことにより、C’M’
Y’が演算される。この処理をUCR処理という。出力
される画像に応じてUCR処理を調整する方法も知られ
ており、あらかじめ決定されたa、bの係数を用いて以
下のようなUCR処理を行う。
【0005】 K =min(C,M,Y) ブラックの抽出 Y’=Y−a*(K−b) UCR処理(Y) M’=M−a*(K−b) UCR処理(M) C’=C−a*(K−b) UCR処理(C) K’=ak*K−bK ブラックの調整 a、bは係数 UCR処理後のY’、C’、M’、K’の信号は、2値
化処理がおこなわれた後、記録装置に送られ、それぞ
れ、イエロー、マゼンタ、シアン,ブラックの印刷が行
われる。
【0006】上述のようなUCR処理に関しては、たと
えば、特開昭56−140350号公報や、特開昭58
−72144号公報に記載されているように、入力され
た色成分信号からグレーネス信号を抽出し、このグレー
ネス信号に応じて下色除去量を制御する技術や、特公平
7−69642号公報に記載されているように、彩度信
号をも加味して下色除去量を制御する技術が知られてお
り、これらを用いて最適なUCRによる高画質画像の印
画を可能にしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したド
ット発生の画像処理は、一般的にもっともらしい方法で
あるが、入力画像や、使用者の意図によっては好ましく
ない場合もある。例えば、明部から暗部へのグラデーシ
ョンをなめらかに記録したい場合には、BKドットの発
生を比較的明度の低い部分から行うと、BKドットが目
立ちにくく、粒状性が向上する。逆に、明部と暗部のコ
ントラストを強調したい場合は、BKドットの発生をよ
り多くした方が良い結果が得られる。このように、入力
画像と装置使用者の意図によりUCR量が異なるにもか
かわらず、従来の記録装置では、それを実現する設定下
による記録を行うことはできなかった。
【0008】また、同じ色であるが、染料濃度の異なる
インクを用いて1ドットの階調を得る印画装置では、明
部から暗部へのグラデーションをなめらかに記録したい
場合には、より多くのドットを濃いインクから淡いイン
クに置き換える必要があるが、ランニングコストは増大
する。逆に、ランニングコストを押さえたい場合には、
より多くの濃いインクを発生させることが必要である。
この関係においても、画像処理に入力画像と装置使用者
の意図が介入することは不可能であった。
【0009】本発明による画像処理方法は、かかる課題
に対してなされたものであり、その目的とするところ
は、ブラックの生成(UCR量)、さらに、1ドットが
階調を持つ記録装置においては、各階調の量またはドッ
ト生成数の発生を入力画像と装置使用者の意図により設
定できるようにし、記録の質感および記録コストに装置
使用者の意図を反映させようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の画像処理方法は、入力画像に対し画像処理を行い、
その結果に基づいて被記録媒体上に画像を記録する画像
処理方法において、画像処理の設定を、装置使用者が行
える事を特徴とし、前記画像処理の設定により、入力画
像に対して記録すべき各インクの量またはドット生成数
を変更する事を特徴とする。
【0011】また、上記目的を達成する本発明の記録装
置は、画像処理手段を備え、入力画像に対し前記画像処
理手段により画像処理を行い、その結果に基づいて被記
録媒体上に画像を記録する記録装置において、画像処理
の設定を装置使用者が行うための設定変更手段を有する
事を特徴とし、前記画像処理の設定により、入力画像に
対する各インクの量またはドット生成数を変更すること
を特徴とする。
【0012】さらに、本発明によれば、入力画像に対し
画像処理を行い、その結果に基づいて被記録媒体上に画
像を記録する画像処理方法において、画像処理の設定
を、装置使用者が行える事を特徴とし、前記画像処理の
設定により、入力画像に対して記録すべき各インクの量
またはドット生成数を変更する事を特徴とする画像処理
方法を、演算処理装置により処理可能な処理手順に構成
した処理手順を記憶した前記演算処理装置で読み取り可
能な記憶媒体が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施例に基づいて説
明する。
【0014】(第1の実施の形態)図2は、本発明の実
施方法を示したブロック図である。記録装置20はC,
M,Yの各々について染料濃度が異なる2種類のインク
(LC,HC,LM,HM,LY,HY)とKのインク
を持つ出力装置であり、C,M,Yの1ドットは、淡染
料によるドット(以下、淡ドット)または、濃染料によ
るドット(以下、濃ドット)のどちらかにより形成さ
れ、淡インクと濃インクの染料濃度比は、濃ドットによ
り記録された色と、その2倍の数の淡ドットによる記録
が同じ色となるように調整されている。さらに、インク
の残量を検出する検出手段26を含んでいる。
【0015】本実施例の画像処理は、設定変更処理20
1、色変換処理202、黒調整処理203、多値化処理
204にから構成される。設定変更処理201が、装置
使用者が設定した設定に基づいて、黒調整処理203お
よび多値化処理204の制御、具体的には処理の設定を
行うことで、装置使用者の意図を反映した記録を行う。
以下に各処理の流れを詳細に説明する。
【0016】1:設定変更処理201 設定変更処理201は、 GUI(グラフィカルユーザ
ーインターフェイス)処理による装置使用者等の外部か
らの設定入力、または、外部記憶処理の内容を受け付け
る設定入力処理29による設定入力に基づいて、一般画
像に最適な設定である初期設定値が記憶された黒量係数
テーブル22、彩色量係数テーブル23および多値化係
数テーブル24の内容の設定または変更を、必要に応じ
てコスト算出処理27を行いながら行う。以下に詳細に
説明する。
【0017】a)各テーブルの内容 黒量係数テーブル22、彩色量係数テーブル23および
多値化係数テーブル24には、あらかじめ一般画像に最
適な各々の設定値が収められている。
【0018】黒量係数テーブル22は、黒量(min
(C,M,Y))とUCR係数の関係を設定したテーブ
ルであり、初期値として一般画像に最適な設定が表1の
ように記憶されている。係数は、1.0が100%UC
Rを示している。
【0019】
【表1】
【0020】彩色量係数テーブル23には、式1に示す
彩度の大きさを表す指標として定義した彩色量とUCR
の関係を設定したテーブルであり、初期値として一般画
像に最適な設定が表2のように記憶されている。係数
は、1.0が100%UCRを示している。
【0021】
【数1】
【0022】
【表2】
【0023】多値化係数テーブル24には、C、M,Y
の値と、各濃度のインクの割合を設定したテーブルであ
り、初期値として一般画像に最適な設定が表3のように
記憶されている。
【0024】
【表3】
【0025】b)GUIによる設定変更要請 係数テーブル変更処理21は、前記各テーブルから係数
の初期値を読み込み、図3、図4および図5に示すGU
Iに表示を行う。
【0026】図3は、黒量係数設定モード指定アイコン
302を能動化したときのGUIの表示である。装置使
用者は、記録時の記録コスト、色の連続性、粒状性、コ
ントラストのバランスが、一般画像に最適な係数である
黒量係数テーブルの初期値(破線32)を、ポインタ3
1を用いて意図した印画になるような黒量とUCR関係
に変更する。例えば、記録コストが増大しても、深暗部
での黒さを保ちながら中間調でなめらかな色の連続を得
たい場合には、一例として、曲線33のような設定にす
ることが考えられる。曲線33によれば、次のような特
徴を持つ記録画像が得られる。
【0027】変更後の黒インクによる黒ドット発生開始
点37は、初期設定の黒ドット発生開始点36に比べ、
より暗部に設定されているので、黒発生開始点36より
暗部の黒発生領域の色を記録する場合、初期設定値32
に比べ、黒ドットの色と周囲の他のインクによる色(以
下、周囲の色)との色差がより小さい部分でのみ黒ドッ
トが形成されるようになるので、中間調での黒ドット形
成に起因する粒状性がさらに向上し、よりなめらかな記
録となるが、より多くの黒インク以外のインクによる黒
(以下コンポジットブラック)が生成されるようになる
ため、記録コストは増大し、中間調での黒はぼやけた感
じとなり、コントラストが低下する。
【0028】曲線33は下に凸の曲線であるので、黒発
生領域において、より明るい部分では黒ドット生成数が
抑えられるので、色の連続が初期設定値32に比べ滑ら
かであるが、より多くのコンポジットブラックが生成さ
れるようになるため、記録コストは増大し、その領域の
分だけ黒はぼやけた感じとなり、コントラストが低下す
る。
【0029】図4は、彩色量係数設定モード指定アイコ
ン303を能動化したときのGUIの表示である。装置
使用者は、記録時の記録コスト、色の連続性、粒状性、
コントラストのバランスが、一般画像に最適な係数であ
る彩色量係数テーブルの初期値である破線42を、ポイ
ンタ31を用いて、意図した印画になるような彩色量と
UCRの関係に変更する。例えば、記録コストを問わ
ず、深暗部での黒さを保ちながら、中間調が鮮やかで、
なめらかな色の連続を得る場合には、一例として、曲線
43のような設定にすることが考えられる。曲線43に
よれば、次のような特徴を持つ記録画像が得られる。
【0030】変更後の黒インクによる黒ドット形成開始
点47は、初期設定の黒発生開始点46に比べ、より無
彩色側に設定されているので、黒発生開始点46より無
彩色側の黒発生領域の色を記録する場合、黒ドットの色
と周囲の他のインクによる色(以下、周囲の色)との色
差がより小さい部分でのみ黒が形成されるので、中間調
での黒ドット形成に起因する粒状性がさらに向上し、記
録は初期設定値42よりなめらかであるが、より多くの
コンポジットブラックが生成されるようになるため、記
録コストは増大し、その領域の分だけ黒はぼやけた感じ
となり、コントラストが低下する。
【0031】曲線43は下に凸の曲線であるので、黒発
生領域において、より有彩色側では黒ドット生成数が抑
えられるので、色の連続が滑らかであり、より鮮やかな
画像となるが、領域49は領域48に比べ、面積が小さ
いので初期設定値42に比べインクの使用量は増加す
る。
【0032】図5は、多値化数設定モード指定アイコン
304を能動化したときのGUIの表示である。装置使
用者は、記録時の記録コスト、色の連続性、粒状性、コ
ントラストのバランスが、一般画像に最適な係数である
多値化係数テーブル24の初期値である破線52を、ポ
インタ31を用いて意図した印画になるような、C、M
またはYの画像信号と濃ドットで形成される割合の関係
に変更する。例えば、記録コストが増大しても、中間調
での粒状性を重視する場合には、一例として、実線53
のような設定にすることが考えられる。実線53によれ
ば、次のような特徴を持つ記録画像が得られる。
【0033】変更後の黒インクによる濃ドット発生開始
点57は、初期設定値52の濃ドット発生開始点56に
比べ、より濃色側に設定されているので、濃ドット発生
開始点56から淡ドット発生終了点58までの濃淡混在
領域についての色を記録する場合、濃ドットの色と、周
囲の他のインクによる色との差がより小さい部分でのみ
濃ドットが形成されるので、中間調で濃ドット形成に起
因する粒状性が向上し、記録が初期設定値に比べなめら
かであるが、直線53と直線52によって区切られた領
域59においては、初期設定値で濃ドット1ドット分の
色が、淡ドット2ドットで形成されるので、初期設定値
に比べインクをより多く必要とする。
【0034】係数保存アイコン312が能動化される
と、係数テーブルの内容が外部記憶処理210を介して
外部記憶媒体に記憶される。また、係数読み込みアイコ
ン313が能動化されると、外部記憶処理210を介し
て、外部記憶媒体中に記憶されている以前の設定が各テ
ーブルに読み込まれ、装置使用者は、以前に行った設定
を用いて記録を行うことができる。また、「人物画」
「風景画」など、記録しようとする画像に応じた設定値
を記憶した外部記憶媒体を作成しておけば、その内容を
各係数テーブルへ転送すれば記録しようとする画像に適
した記録が行える。
【0035】c)コスト算出 各設定モードにおいて、コスト算出アイコン306を能
動化すると、係数テーブル変更処理21は、設定された
条件を元に、RGB空間を32の分解能で分割したとき
の格子点の各色を記録したときのドット生成割合を算出
し、各格子点の色におけるドット生成割合の平均を算出
し、この平均値を設定された条件下での平均インク使用
量と仮定して搭載されているインクで記録可能な枚数を
算出し、コスト表示窓307に表示する。以下にコスト
算出について詳細に説明する。
【0036】まず、RGB空間を32の分解能で分割し
たときの512の格子点(R、G、B)=(0、0、
0)(0、0、31)...(0、0、255)(0、
31、0)(0、31、31)...(0、31、25
5)...(0、255、255)...(255、2
55、255)の色を100ドット記録したときの、H
C,LC、HM,LM、HY,LY,Kのそれぞれのド
ット発生数を、後述する色変換処理202、黒調整処理
203、多値化調整処理204を用いて算出し、それぞ
れの平均ドット発生数HCA,LCA、HMA,LM
A、HYA,LYA,KAを求める。次に、A4サイズ
の被記録媒体の全域に記録を行ったときのドット生成数
をT=6000*8000とし、HCA,LCA、HM
A,LMA、HYA,LYA,KAのそれぞれにT/1
00を乗じたA4サイズでの各インクの平均ドット発生
数HCt,LCt、HMt,LMt、HYt,LYt,
Ktを求め、これを平均インク使用量とする。その後、
HCt,LCt、HMt,LMt、HYt,LYt,
Ktと、出力装置20に搭載されているインク量検出手
段26で検出し、をドット単位で表した値HCM、LC
M、HMM,LMM、HYM,LYM,KMを比較し、
出力装置20において最も早くインクが終了するインク
の記録可能枚数、min(HCM/HCt、LCM/L
Ct、HMM/HMt、LMM/LMt、HYM/HY
t,LYM/LYt、KM/Kt)を、平均記録枚数と
して、平均記録枚数表示窓7に表示する。
【0037】2:色変換処理202 色変換処理は、入力画像からの色信号R,G,Bに対
し、補色信号C=255−R,M=255−G、Y=2
55−Bを算出する補色変換処理と、前記各補色信号
C,M,Yのそれぞれについて、図6に示す出力装置2
0の入出力特性f(x)の逆関数f−1(x)をC,
M,Yのそれぞれ作用させた信号C1,M1,Y1を生
成するγ補正処理で構成される。
【0038】3:黒調整処理203 黒調整処理203は、まず、色変換処理202から出力
された信号C1,M1,Y1から、黒抽出により最大U
CR量(=min(C1,M1、Y1))が算出され、
次に黒量係数テーブル22、彩色量係数テーブル23を
参照する黒量係数抽出処理、彩色係数抽出処理により抽
出された各々の係数が最大UCR量に乗算され、装置使
用者の意図するUCR量が決定される。その後、22に
よりUCRが行われる。以下に詳細に説明する。
【0039】a)黒抽出処理 min(C1,M1,Y1)を黒量(最大UCR量)と
して算出し、出力する。
【0040】b)黒量係数抽出処理 表1に示す黒量係数テーブル22から、黒抽出により得
られた黒量に対応する係数を出力する。
【0041】c)彩色量係数抽出処理 彩色量係数抽出処理は、まず、色信号R,G,Bをもと
に、式1に示す値を彩色量とし、以下の式を用いて算出
する。以下、YIQ信号のYをイエローと区別してLと
する。
【0042】
【数2】
【0043】 L=0.3R+0.59G+0.11B I=0.74(R−L)−0.27(B−L) Q=0.48(R−L)+0.41(B−L) 次に、得られた彩色量に対応する係数を、表2に示す彩
色量係数テーブルから参照し、出力する。
【0044】d)UCR処理22 黒抽出によって得られた黒量に、前記2係数を乗じた値
をUCR量とし、C1,M1、Y1より減じて、C2,
M2、Y2およびUCR量をブラック(K)として出力
する。
【0045】4:多値化処理204 黒調整処理203から出力されたC2,M2,Y2のそ
れぞれの値に対応する濃度1の割合(LOW)および濃
度2の割合(HI)の係数を、表3に示す多値化係数テ
ーブルから参照し、HC,LC、HM,LM、HY,L
Yを以下のように算出し、記録装置20に出力する。
【0046】LC=C2*LOW HC=C2*HI LM=M2*LOW HM=M2*HI LY=Y2*LOW HY=Y2*HI 上記のように処理された記録信号LC、HC、LM、L
Y、HY、Kを、記録装置20が2値化し、記録するこ
とで記録が行われる。
【0047】以上説明した実施例によれば、ブラックの
生成(UCR量)を、装置使用者が、画質とインクのコ
ストを考慮しながら自由に設定可能であり、さらに、1
ドットが階調をもつ記録装置に関しては、各階調のドッ
ト発生割合にも装置使用者の意図を詳細に反映すること
ができる。また、外部記憶処理210によって各テーブ
ル内容をフロッピーディスク等の外部記憶媒体に記憶さ
せたり、外部記憶媒体の内容を各テーブルへ転送できる
ように構成してあるので、以前行った設定やを用いて記
録する事が可能である。また、「人物画」「風景画」な
ど、記録しようとする画像に応じた設定値を記憶した外
部記憶媒体を作成しておけば、その内容を転送すこと
で、記録しようとする画像に適した記録が行える。
【0048】なお、黒量係数テーブル22の設定または
変更を黒量設定変更処理、彩色量係数テーブル23の設
定または変更を彩度黒係数設定変更処理として分割し、
必要処理のみを行うようにしてもよいし、逆に両者を黒
設定変更処理として統合し、黒発生に関する設定変更処
理として多値化係数テーブル24の設定または変更とは
独立に処理を行ってもよい。
【0049】さらに、黒調整処理203において、LU
T方式を用いる場合は、LUTをC1,M1、Y1から
LC,HC、LM,HM,LY,HY,Kに変換するよ
うに構成し、図14に示すように構成すればよく、各係
数をLUT内部の値に作用させることでLUTの利点で
ある細部にわたる色調整を損なうことなく処理を行う事
ができる。
【0050】また、多値化係数テーブルを、多値化を行
うインクの色の数(本実施例ではC,M,Yの3色)に
分割しておき、各色毎に設定するように構成してもよ
い。
【0051】またコスト算出処理は、検出手段26によ
る各色のインク残量の情報を表示してもよい。
【0052】また、検出手段26をもたない記録装置に
おいても、例えば初期設定値による平均インク使用量
( HCt,LCt、HMt,LMt、HYt,LY
t,Kt)の最大値(max( HCt,LCt、HM
t,LMt、HYt,LYt,Kt))と、変更後の設
定値による平均インク使用量(HCit,LCit、H
Mit,LMit、HYit,LYit,Kit)の最
大値( max( HCit,LCit、HMit,LM
it、HYit,LYit,Kit))の比を用いて、
初期設定値による平均インク使用量を1としたときの平
均インク使用率を求め、これをインク使用率として定義
し、コスト算出処理が、前記インク使用率を算出する処
理とすればコスト算出処理が行える。
【0053】(第2の実施の形態)図7は、本発明の1
実施例のGUIの図である。第1の実施の形態では、装
置使用者の意図をより詳細に反映するために、GUIの
設定値の表示を2次元のグラフとしたが、この方法では
ドット生成状態と記録結果の関係に対し専門的な知識が
装置使用者に求められる。このGUIを1次元の表示と
し、専門的な知識を必要とすることなく記録結果に装置
使用者の意図を反映するようにしたものが本実施例であ
る。色変換処理202、黒調整処理203、多値化処理
204および記録装置20は実施例1と同様である。以
下に設定変更処理201について詳細に述べる。
【0054】図7において、黒量係数設定窓72は黒量
係数テーブル22を変更するためのGUIであり、彩色
量係数設定窓73は彩色量係数テーブル23を変更する
ためのGUIであり、多値化係数設定窓74は黒量係数
テーブル24を変更するためのGUIであり、各々の値
の設定をポインタ71を用いて、それぞれのスライダー
75、76および77で変更する。破線701、702
および703はそれぞれの設定の初期値である。
【0055】図8は、スライダー75によって調整され
るパラメータを説明する図である。破線81は、黒量係
数テーブル22の初期設定である。スライダー75の位
置は、黒ドット発生開始点83を示しており、スライダ
ー75で設定された位置は変更後の黒発生開始点84に
対応し、84と点(255、100%)を結ぶ直線が黒
量係数テーブルに記憶される。彩色量計数テーブル24
についても、図9に示すように彩色量について同様の処
理が行われる。
【0056】図10は、スライダー77によって調整さ
れるパラメータを説明する図である。破線101は、多
値化係数テーブル24の初期設定である。スライダー7
03の位置は、濃ドット発生開始点103位置を示して
おり、スライダー77で設定された位置は変更後の濃ド
ット発生開始点104に対応し、破線101をスライダ
ー77の移動量だけ平行移動した直線が、多値化係数テ
ーブル24に記憶される。
【0057】上記の実施例によれば、ドット発生と記録
結果について専門的な知識を用いなくても、装置使用者
の意図を記録に反映する事ができる。
【0058】(第3の実施の形態)図15は、本発明の
記録装置の一例を示すブロック図である。以下に図2と
ともに本実施例について説明する。設定変更装置150
8は設定変更処理201を行う装置であり、以下の手段
を持つ。設定入力手段1500は、設定入力処理29を
行う手段であり、表示装置150であるディスプレイな
どの表示装置と、座標入力装置151であるタブレット
等の座標入力装置と、GUI駆動手段1501とで構成
される。また、外部記憶装置152はフロッピーディス
クドライブ等の外部記憶装置であり、画像入力装置15
3はスキャナ等の画像信号を出力装置である。係数テー
ブル変更手段1502は、設定変更処理201を行う手
段であり、図3、図4および図5に示されるGUIの駆
動はGUI駆動手段1501を介して行われ、コスト算
出はコスト算出手段1506を介して行われる。GUI
駆動手段1501は係数テーブル変更手段1502から
の信号を表示装置150に表示し、座標入力装置151
からの信号を係数テーブル変更手段1502に出力す
る。コスト算出手段1506は設定変更処理201のコ
スト算出を行う手段である。色変換手段154は色変換
処理202を行う手段である。UCR手段155は黒調
整処理203を行う手段である。多値化手段156は多
値化処理204を行う手段である。記録装置157は、
C,M,Yの各々について染料濃度が異なる2種類のイ
ンク(LC,HC,LM,HM,LY,HY)とKのイ
ンクを持つ出力装置であり、1ドットは淡ドットまた
は、濃ドットのどちらかにより形成され、淡インクと濃
インクの染料濃度比は、濃染料インクにより記録された
色と、前記濃インクの2倍の数の淡インクによる記録が
同じ色となるように調整されている装置である。彩色量
係数記憶手段1503は彩色量係数テーブル23を記憶
する手段であり、黒量係数記憶手段1504は黒量係数
を記憶する手段であり、多値化係数記憶手段1505は
多値化係数テーブル24を記憶する手段であり、それぞ
れアクセスが高速なメモリ装置で構成されている。外部
記憶装置152は、フロッピーディスクドライブ等の外
部記憶媒体駆動装置であり、係数テーブル変更手段15
02の指示により、彩色量係数記憶手段1503、係数
記憶手段1504および多値化係数記憶手段1505の
内容の、外部記憶媒体への記録、および、外部記憶媒体
の内容の、前記各記憶手段への転送を行う。
【0059】彩色量係数記憶手段1503、黒量係数記
憶手段1504およびUCR手段155は黒設定変更手
段として機能する。
【0060】また、係数テーブル変更手段1502のう
ち、黒量係数記憶手段1504を設定または変更する部
分である黒量設定変更手段と、彩色量係数記憶手段15
03を設定または変更する部分である彩度黒係数設定変
更手段と、多値化係数記憶手段1505を設定または変
更する部分である多値化係数設定変更手段とに分割し、
必要部分のみを実装してもよい。
【0061】以上の構成によれば、図2に示す処理を実
行する装置が実現される。また、記録装置は液晶表示装
置等の入力画像を数色の2以上の階調で表現する装置に
置き換えることも可能である。
【0062】(第4の実施の形態)図11は、本発明に
よる一実施例を示すブロック図である。外部記憶媒体1
13には、図2に示す処理手順が記憶されている。ホス
ト処理装置110を起動させると、演算装置114によ
り外部記憶媒体113に記憶されていた図2に示す処理
の処理手順が解読され実行されるとともに、黒量係数テ
ーブル22、彩色量係数テーブル23および多値化係数
テーブル24が記憶装置117上に構成される。まず、
表示装置115に図3、図4および図5に示すGUIが
表示され、装置使用者がポインタ116を用いて表示装
置上に表示されたポインタ31が操作され、各テーブル
の設定変更が行われる。その後、画像入力装置111か
ら画像データが記憶装置117に送られ、色変換処理2
02、黒調整処理203、多値化処理204の処理が行
われ、記録装置112によって記録される。その後、装
置使用者の要請によっては、各テーブルの内容が外部記
憶媒体に保存される。
【0063】ホスト処理装置110はコンピュータ等で
もよく、外部記憶媒体113はフロッピーディスクまた
は光磁気ディスク等の外部記憶装置でもよい。また、ポ
インタ116と表示装置115はマウスとディスプレイ
等でもよく、また、液晶表装置付きタブレット等の座標
入力装置でもよい。
【0064】以上の構成によれば、一般に用いられてい
るコンピュータ等のホスト処理装置と一般に用いられて
いるプリンタ等の記録装置を用いて処理を行う事ができ
る。
【0065】(第5の実施形態)図12は本発明の一実
施例を示す概観概略図であり、説明に不要な部分は極力
省いてある。本実施例の記録装置は、表示装置および座
標入力装置123、124と外部記憶媒体駆動装置12
6および記録装置121から構成される。図13は本施
例を示すブロック図である。不揮発性メモリ131に
は、あらかじめ図2に示される処理手順が記憶されてい
る。演算装置132を起動すると、不揮発性メモリ13
1の内容を解読し、実行する。その際、高速メモリ13
3に黒量係数テーブル22、彩色量係数テーブル23お
よび多値化係数テーブル24が構成され、あらかじめ不
揮発性メモリ131に記憶されていた黒量係数テーブル
22、彩色量係数テーブル23および多値化係数テーブ
ル24の初期設定値が転送される。さらに、表示装置1
34に図3、図4および図5に示すGUIが表示され、
座標入力装置135を操作することによって各テーブル
の内容の変更を受け付け、前記変更にしたがって各テー
ブルの内容を変更する。その後、図示しない画像入力装
置から高速メモリ133に転送された画像データを、不
揮発性メモリ131に記憶された色変換処理202、黒
調整処理203、多値化処理204の処理を行い、算出
されたLC,HC,LM,HY、LY、K信号を記録装
置136に出力する。記録装置136は、前記信号に従
って記録を行う。その後、座標入力装置135の要請に
よっては、高速メモリ133の各テーブルの内容を外部
記憶装置137に転送して外部記憶媒体に記録し、前記
各設定を再び使用できるようにする。
【0066】以上の構成によれば、画像入力装置と本体
以外の例えばホスト処理装置などを必要とせずに本発明
を構成できる。また、不揮発性メモリ133の内容の1
部または全部を等価手段で実現してもよい。さらに、図
5に示すGUIで設定変更処理を行う場合は、座標入力
装置135のかわりに数個ボタンと、ボタンの押下情報
をバス130に伝えるインターフェイスで代用してもよ
い。
【0067】
【発明の効果】請求項1、請求項6、請求項13および
請求項18によれば、入力画像信号に対して出力する少
なくとも1つの色の少なくとも1つの階調の出力信号強
度の割合を、設定または変更する設定変更を行うので、
例えば、入力画像の特徴を生かした表現や装置使用者の
意図を反映した表現が行える画像処理方法、記録方法、
画像処理装置および記録装置が実現される。
【0068】請求項2、請求項7、請求項14および請
求項19によれば、入力画像に対して出力する黒信号強
度の割合を、設定または変更する黒設定変更を行うの
で、例えば、入力画像の特徴を生かした表現や装置使用
者の意図を反映した表現が、黒の表現に関して独立に行
える画像処理方法、記録方法、画像処理装置および記録
装置が実現される。
【0069】請求項3、請求項8、請求項15および請
求項20によれば、入力画像のグレーネスに対して出力
する黒信号強度の割合を、設定または変更する黒量設定
変更を行うので、例えば、入力画像の特徴を生かした表
現や装置使用者の意図を反映した表現が、グレーネスに
対する黒の表現に関して独立に行える画像処理方法、記
録方法、画像処理装置および記録装置が実現される。
【0070】請求項4、請求項9、請求項16および請
求項21によれば、入力画像の彩度に対して出力する黒
信号強度の割合を、設定または変更する彩度黒係数設定
変更を行うので、例えば、入力画像の特徴を生かした表
現や装置使用者の意図を反映した表現が、彩度に対する
黒の表現に関して独立に行える画像処理方法、記録方
法、画像処理装置および記録装置が実現される。
【0071】請求項5、請求項10、請求項17および
請求項22によれば、出力信号強度の割合の設定または
変更を入力するための設定入力を行い、前記入力された
設定に基づいて、出力信号強度の割合の設定または変更
を行うので、例えば、装置使用者の意図を反映した表現
が行える画像処理方法、記録方法、画像処理装置および
記録装置が実現される。
【0072】請求項6および請求項23によれば、設定
または変更された設定に基づいてインク使用率を算出す
るので、記録コストをも含めた、例えば装置使用者の意
図を反映した記録が行える記録方法および記録装置が実
現される。
【0073】請求項7および請求項24によれば、設定
または変更された設定と、インク残量に基づいて平均記
録可能枚数を算出するので、記録可能枚数を含めた、例
えば装置使用者の意図を反映した表現が行える記録方法
および記録装置が実現される。
【0074】請求項25によれば、請求項1から請求項
12の画像処理方法を、演算処理装置により処理可能な
処理手順に構成した処理手順を記憶した前記演算処理装
置で読み取り可能な記憶媒体が提供されるので、コンピ
ュータ等の演算装置を用いれば、画像処理装置を作成す
ることなく、請求項1から請求項12に記載の画像処理
を行う装置が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】同色ではあるが、染料濃度が異なるインクを用
いた場合のドット発生数決定方法の一例を示す図。
【図2】本発明による画像処理方法の一例を示すブロッ
ク図。
【図3】本発明による画像処理方法のGUIの一例を示
す図。
【図4】本発明による画像処理方法の黒量係数設定変更
の一例を示す図。
【図5】本発明による画像処理方法の彩度係数設定変更
の一例を示す図。
【図6】γ補正を説明する図。
【図7】本発明による画像処理方法のGUIの一例を示
す図。
【図8】本発明による画像処理方法の黒量係数設定変更
の一例を示す図。
【図9】本発明による画像処理方法の彩色量係数設定変
更の一例を示す図。
【図10】本発明による画像処理方法の多値化係数設定
変更の一例を示す図。
【図11】本発明による記録装置の構成の一例を示す
図。
【図12】本発明による記録装置の概観の一例を示す
図。
【図13】本発明による記録装置の構成の一例を示す
図。
【図14】本発明による画像処理方法の一例を示すブロ
ック図。
【図15】本発明による記録装置の一例を示すブロック
図。
【符号の説明】
20 記録装置 21 係数テーブル補正処理 22 黒量係数テーブル 23 彩色量係数テーブル 24 多値化係数テーブル 25 UCR処理 26 検出手段 29 設定入力処理 31 ポインタ 32 明度係数テーブル初期設定値 33 明度係数テーブル変更値 36 黒量軸上の黒発生開始初期値 37 黒量軸上の黒発生開始変更値 38 黒発生領域量初期値 39 黒発生領域量変更値 42 彩色量係数テーブル初期設定値 43 彩色量係数テーブル変更値 46 彩色量軸上の黒発生開始初期値 47 彩色量軸上の黒発生開始変更値 48 黒発生領域量初期値 49 黒発生領域量変更値 52 多値化係数テーブル初期設定値 53 多値化係数テーブル変更値 54 濃ドット発生開始初期値 57 濃ドット発生開始変更値 58 濃ドット発生領域量初期値 59 濃ドット発生領域量変更値 71 ポインタ 72 黒量係数設定窓 73 彩色量係数設定窓 74 多値化係数設定窓 75 黒量係数スライダー 76 彩色量係数スライダー 77 多値化係数スライダー 81 黒量係数初期設定 82 黒量係数変更値 83 明度軸上の黒発生開始初期値 84 明度軸上の黒発生開始変更値 91 彩色量係数初期設定 92 彩色量係数変更値 93 黒発生開始初期値 94 発生開始変更値 101 多値化係数初期値 102 多値化係数変更値 103 濃ドット発生開始初期値 104 濃ドット発生開始変更値 110 ホスト処理装置 111 画像入力装置 112 記録装置 113 外部記憶媒体 114 演算装置 115 表示装置 116 ポインタ 117 高速メモリ 121 記録装置 123 表示装置および座標入力装置 124 ポインタ 125 外部記憶媒体駆動装置 130 データバス 131 不揮発性メモリ 132 演算装置 133 高速メモリ 134 表示装置 135 座標入力装置 136 記録装置 137 外部記憶媒体駆動装置 150 表示装置 151 座標入力装置 152 外部記憶装置 153 画像入力装置 154 色変換手段 155 UCR手段 156 多値化手段 157 記録装置 201 設定変更処理 202 色変換処理 203 黒調整処理 204 多値化処理 301 設定完了アイコン 302 黒量係数設定モード指定アイコン 303 彩色量係数設定モード指定アイコン 304 多値化係数設定モード指定アイコン 306 コスト算出指定アイコン 307 コスト表示窓 312 係数保存アイコン 313 係数保存アイコン 701 黒量係数初期設定 702 彩色量係数初期設定 703 多値化係数初期設定 1500 設定入力手段 1501 GUI駆動手段 1502 係数テーブル変更手段 1503 彩色量係数記憶手段 1504 黒量係数記憶手段 1505 多値化係数記憶手段 1506 コスト算出手段 1508 設定変更装置 1509 多値化設定装置 1510 UCR設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/407 H04N 1/40 101E 1/46 1/46 Z

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像信号を出力すべき数色の2階調ま
    たは2以上の階調の信号に変換する画像処理方法であっ
    て、入力画像信号に対して、出力する少なくとも1つの
    色の少なくとも1つの階調の出力信号強度の割合を、設
    定または変更する設定変更処理を行う事を特徴とした画
    像処理方法。
  2. 【請求項2】入力画像信号を出力すべき数色の信号に変
    換する画像処理方法であって、入力画像に対して出力す
    る黒信号強度の割合を、設定または変更する黒設定変更
    処理を行うことを特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】入力画像信号を出力すべき数色の信号に変
    換する画像処理方法であって、入力画像のグレーネスに
    対して出力する黒信号強度の割合を、設定または変更す
    る黒量設定変更処理を行う事を特徴とする画像処理方
    法。
  4. 【請求項4】入力画像信号を出力すべき数色の信号に変
    換する画像処理方法であって、入力画像の彩度に対して
    出力する黒信号強度の割合を、設定または変更する彩度
    黒係数設定変更処理を行う事を特徴とする画像処理方
    法。
  5. 【請求項5】出力信号強度の割合の設定または変更を入
    力するための設定入力処理を行い、前記入力された設定
    に基づいて、出力信号強度の割合の設定または変更を行
    うことを特徴とした請求項1から請求項4に記載の画像
    処理方法。
  6. 【請求項6】被記録媒体上に画像を記録する画像処理方
    法であって、入力画像に対して、記録する少なくとも1
    種のインクの量またはドット生成数を、設定または変更
    する設定変更処理を行うことを特徴とした画像処理方
    法。
  7. 【請求項7】被記録媒体上に画像を記録する画像処理方
    法であり、入力画像に対して下色除去を行う画像処理方
    法であって、入力画像に対して記録する黒インクの量ま
    たはドット生成数を、設定または変更する黒設定変更処
    理を行うことを特徴とした画像処理方法。
  8. 【請求項8】被記録媒体上に画像を記録する画像処理方
    法であり、入力画像に対して下色除去を行う画像処理方
    法であって、入力画像のグレーネスに対する黒のインク
    の量またはドット生成数を、設定または変更する黒量設
    定変更処理を行う事を特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】被記録媒体上に画像を記録する画像処理方
    法であり、入力画像に対して下色除去を行う画像処理方
    法であって、入力画像の彩度に対する黒のインクの量ま
    たはドット生成数を、設定または変更する彩度黒係数設
    定変更処理を行う事を特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】各インクの量またはドット生成数の設定
    または変更を入力するための設定入力処理を行い、前記
    入力された設定に基づいて、各インクの量またはドット
    生成数の設定または変更を行うことを特徴とした請求項
    6から請求項9に記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】設定変更処理が、設定または変更された
    設定に基づいてインク使用率を算出することを特徴とす
    る請求項6から請求項10に記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】設定変更処理が、設定または変更された
    設定と、インク残量に基づいて平均記録可能枚数を算出
    することを特徴とする請求項6から請求項10に記載の
    画像処理方法。
  13. 【請求項13】入力画像信号を出力すべき数色の2階調
    または2以上の階調の信号に変換する画像処理装置であ
    って、入力画像信号に対して、出力する少なくとも1つ
    の色の少なくとも1つの階調の出力信号強度の割合を、
    設定または変更する設定変更手段を有する事を特徴とし
    た画像処理装置。
  14. 【請求項14】入力画像信号を出力すべき数色の信号に
    変換する画像処理装置であって、入力画像に対して出力
    する黒信号強度の割合を、設定または変更する黒設定変
    更手段を有する事を特徴とする画像処理装置。
  15. 【請求項15】入力画像信号を出力すべき数色の信号に
    変換する画像処理装置であって、入力画像のグレーネス
    に対して出力する黒信号強度の割合を、設定または変更
    する黒量設定変更手段を有する事を特徴とする画像処理
    装置。
  16. 【請求項16】入力画像信号を出力すべき数色の信号に
    変換する画像処理装置であって、入力画像の彩度に対し
    て出力する黒信号強度の割合を、設定または変更する彩
    度黒係数設定変更手段を有する事を特徴とする画像処理
    装置。
  17. 【請求項17】出力信号強度の割合の設定または変更を
    入力するための設定入力手段を有し、前記入力された設
    定に基づいて、出力信号強度の割合の設定または変更を
    行うことを特徴とした請求項13から請求項16に記載
    の画像処理装置。
  18. 【請求項18】入力画像に対し画像処理装置により画像
    処理を行い、その結果に基づいて被記録媒体上に画像を
    記録する記録装置であって、入力画像に対して、少なく
    とも1種のインクの量またはドット生成数の、設定また
    は変更を行う設定変更手段を有する事を特徴とした、記
    録装置。
  19. 【請求項19】入力画像に対し画像処理装置により画像
    処理を行い、その結果に基づいて被記録媒体上に画像を
    記録する記録装置であって、入力画像に対する黒インク
    の量またはドット生成数の、設定または変更を行う黒設
    定変更手段を有する事を特徴とした記録装置。
  20. 【請求項20】入力画像に対し画像処理装置により画像
    処理を行い、その結果に基づいて被記録媒体上に画像を
    記録する記録装置であって、入力画像のグレーネスに対
    する黒インクの量またはドット生成数の、設定または変
    更を行う黒量設定変更手段を有する事を特徴とした記録
    装置。
  21. 【請求項21】入力画像に対し画像処理装置により画像
    処理を行い、その結果に基づいて被記録媒体上に画像を
    記録する記録装置であって、入力画像の彩度に対する黒
    インクの量またはドット生成数の、設定または変更を行
    う彩度黒係数設定変更手段を有する事を特徴とした記録
    装置。
  22. 【請求項22】各インクの量またはドット生成数の設定
    または変更を入力するための設定入力手段を有し、前記
    入力された設定に基づいて、各インクの量またはドット
    生成数の設定または変更を行うことを特徴とした請求項
    18から請求項21に記載の記録装置。
  23. 【請求項23】各インクの量またはドット生成数の設定
    に従って記録を行った場合のインクの使用量を算出する
    インク使用率算出手段を含むことを特徴とした請求項1
    8から請求項22に記載の記録装置。
  24. 【請求項24】各インクの量またはドット生成数の設定
    と、インク残量に従って記録を行った場合の平均記録可
    能枚数を算出する平均記録可能枚数算出手段を含むこと
    を特徴とした請求項18から請求項22に記載の記録装
    置。
  25. 【請求項25】請求項1から請求項12の画像処理方法
    を、演算処理装置により処理可能な処理手順に構成した
    処理手順を記憶した前記演算処理装置で読み取り可能な
    記憶媒体。
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