JP5562163B2 - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、スクリーン処理を行うものに関する。
印刷の分野では、入力データにスクリーン処理を行い、スクリーン処理結果に応じてドットのON/OFFを制御することによって階調表現する。
スクリーン処理とは、大小の閾値が周期的に配置された閾値群(以下スクリーン)によって入力データを量子化することである。具体的には、注目画素の入力データと注目画素に対応するスクリーンの閾値とを比較し、入力データの方が大きい場合にはドットをON、入力データの方が小さい場合にはドットをOFFとする。スクリーン処理として、設定された密度および傾斜角度(スクリーン角度)に応じて周期的に閾値を配置するAMスクリーン処理技術が知られている。
しかしながら入力画像が細線やエッジである場合、細線やエッジの方向とスクリーンの傾斜角度とが近いと、画像とスクリーンとが干渉し、線の途切れやエッジのジャギー、さらにはモアレが発生してしまう。
特許文献1には、グラフィックデータの輪郭領域を抽出し、スクリーンを切り替える技術が提案されている。
特許文献2には、入力画像のエッジや細線の特徴量に応じて、スクリーン角度が同一であり、線数が整数倍の関係である複数スクリーンを合成する技術が提案されている。
特許文献3には、細線やエッジの存在判定・検出を行わずに細線及びエッジの再現性を高める技術が提案されている。スクリーン角度が異なる複数のスクリーンを用意し、所定サイズの画素ブロック毎にそれぞれのスクリーン処理後データを生成する。さらに、該各スクリーン処理後データと入力画像との誤差を画素ブロック毎に評価し、誤差が最小となるスクリーン処理を採用する。
特開2004−040499号公報 特開2010−074627号公報 特開2006−174068号公報
しかしながら、上述した特許文献に記載された手法によれば、以下のような課題がある。
例えば、特許文献1、2に記載された手法は、細線やエッジの存在有無の判定が必要であり、誤判定が生じると適切な処理が動作しない。さらに特許文献2は複数のスクリーンのスクリーン角度が同一であるため細線の途切れやエッジのジャギーが発生してしまう。
特許文献3に記載された手法は、所定ブロック内の濃度誤差を用いてスクリーン処理を評価しているため、細線の途切れやエッジのジャギー、さらには干渉によって発生するモアレを正しく評価できないので再現性の高いスクリーン処理ができない。
本発明では、スクリーン処理結果を高精度に検出し、再現性の高いスクリーン処理を実現することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、第1のスクリーン情報を用いて入力画像データに対してスクリーン処理を行う第1のスクリーン処理手段と、前記第1のスクリーン処理手段の処理結果の低周波成分と該入力画像データの低周波成分との差に基づき、該第1のスクリーン処理手段の処理結果の評価値を求める評価手段と、前記第1のスクリーン処理手段の処理結果の評価値に応じて、前記第1のスクリーン情報と該第1のスクリーン情報とは異なる第2のスクリーン情報とを合成し、該合成されたスクリーン情報を設定する設定手段と、前記設定されたスクリーン情報を用いて、前記入力画像データに対してスクリーン処理を行う第2のスクリーン処理手段とを有することを特徴とする。
以上本発明によれば、スクリーン処理結果を適切に評価してスクリーン処理を制御することにより、高品質な画像再現を実現できる。
実施例1の画像処理装置、および画像形成装置の構成を示したブロック図である。 実施例1の画像処理フローを示す図である。 実施例1のスクリーン処理部を示す図である。 実施例1のドットスクリーン処理及びラインスクリーン処理の概念示す図である。 実施例1の評価値算出部を示す図である。 実施例1の各スクリーン処理の周波数特性と対応するローパスフィルタのカットオフ周波数を示す図である。 実施例1のパラメータ算出テーブルを示す図である。 実施例1の合成スクリーン情報算出部の動作を示す図である。 細線画像における実施例1の効果を示す図である。 エッジ画像における実施例1の効果を示す図である。 様々な周波数混在画像における実施例1の効果を示す図である。 実施例2の基本スクリーン処理となるラインスクリーン処理を示す図である。 実施例2のラインスクリーン処理を示す図である。 細線画像における実施例2の効果を示す図である。 エッジ画像における実施例2の効果を示す図である。 様々な周波数混在画像における実施例2の効果を示す図である。 ドットスクリーン情報の網点単位領域を示す図である。 パラメータ算出テーブルの変形例を示す図である。 変形例2(要素値比較によるスクリーン処理の合成)における合成スクリーン情報算出部の動作を示す図である。 変形例2(乗算によるスクリーン処理の合成)における合成スクリーン情報算出部の動作を示す図である。 その他の実施例における、基本スクリーン処理結果のみを評価する例を示す図である。 その他の実施例における、LPFの数を減らした場合の評価値算出部の動作を示す図である。 その他の実施例における、擬似スクリーン処理について示す図である。 その他の実施例における、擬似スクリーン処理を用い、LPFの数を減らした場合の評価値算出部の動作を示す図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明を好適な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
(実施例1)
図1は、本実施例による画像処理装置および画像形成装置の構成を示したブロック図である。本実施例の画像形成装置は電子写真方式のプリンタを用いる。ただし、画像形成装置は電子写真方式のプリンタに限らず、インクジェット方式や昇華型方式、オフセット印刷方式など他の方式のプリンタを用いてもよい。
図1において、画像処理装置1と画像形成装置2は、インタフェース又は回路によって接続されている。画像処理装置1は例えば一般的なパーソナルコンピュータにインストールされたドライバである。その場合、以下に説明する画像処理装置1内の各部は、コンピュータが所定のプログラムを実行することにより実現される。また、画像形成装置2が画像処理装置1を含む構成としてもよい。
画像処理装置1は、入力端子101から入力された印刷対象のカラー入力画像データを入力画像バッファ102に格納する。カラー入力画像データは、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の3つの色成分により構成されている。
色分解処理部103は、色分解用ルックアップテーブル(LUT)104を参照して、格納されたカラー入力画像データを画像形成装置2が備える色材色に対応した色データへ分解する。本実施例における色材色は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4種類である。そのため、RGBカラー入力画像データは、CMYK画像データへ変換される。
スクリーン処理部105は、CMYK画像データの各プレーンデータに対して独立にスクリーン処理を行う。
スクリーン処理部105は、色分解処理部103から出力された画像データを複数のスクリーン処理により2値化し、複数の2値データを出力する。複数のスクリーン処理のそれぞれは異なるスクリーン情報を用いて画像データを2値化する。スクリーン情報は、各画素に対応した様々な値の閾値が周期的に配置された閾値群(スクリーン)である。スクリーン処理は、このスクリーン情報を参照して、注目画素の画像データと注目画素に対応する閾値を比較する。そして閾値より注目画素の画像データの方が大きければON、小さければOFFとして2値化する。評価値算出部106は、スクリーン処理部105から出力された2値データを評価する。評価値算出部106は、2値データの低周波成分とスクリーン処理する前の画像データの低周波成分とを比較し、評価値を算出する。評価値の算出は各スクリーン処理に対しておこなう。
スクリーン情報生成パラメータ算出部107は、評価値算出部106から得たスクリーン処理の評価値に基づいて、合成スクリーン情報を生成するためのパラメータを算出する。
合成スクリーン情報算出部108は、スクリーン情報生成パラメータ算出部107で算出されたパラメータを用いて、合成スクリーン情報を生成する。
合成スクリーン処理部109は、合成スクリーン情報を用いて画像データに対してスクリーン処理を行い、合成スクリーン2値データに変換し、スクリーン処理後画像格納バッファ110に格納する。
そして合成スクリーン2値データは、出力端子111より画像形成装置2へ出力される。
画像形成装置2は、感光体ドラム201、202、203、204、中間転写ベルト205、転写部206、定着部207、用紙トレイ208、印刷物堆積部209を有する。
画像形成装置2において、画像処理装置1から受信したCMYK各色の2値データに基づく潜像画像が、CMYK各色の感光体ドラム201,202,203,204上に形成される。感光体ドラム201,202,203,204において、形成された潜像画像からトナー像が形成され、形成されたトナー像は中間転写ベルト205上に転写され中間転写ベルト205上にカラー像が形成される。転写部206において、このカラー像は用紙トレイ208から供給された用紙上に転写され、定着部207にて用紙上に定着される。カラー像が定着された用紙は印刷物堆積部209に送られる。
図3はスクリーン処理部105の構成を示すブロック図である。基本スクリーン処理部301は、基本スクリーン情報303を参照して、画像データに対してスクリーン処理を行い、基本スクリーン2値データに変換する。本実施例では、基本スクリーン処理部301はドットスクリーン処理を行う。
ラインスクリーン処理部302は、1色に対して2つのラインスクリーン情報テーブル304を有している。ラインスクリーン処理部302は、2つのラインスクリーン情報テーブル304を参照して、画像データに対して2種類のラインスクリーン処理を行い、2つのラインスクリーン2値データに変換する。
図4に基本スクリーン処理部301において用いられるドットスクリーン処理情報とラインスクリーン処理部302において用いられる2つのラインスクリーン処理情報の概要を示す。
基本スクリーン処理部301に用いられるドットスクリーン情報402は閾値(1〜255)が画素位置に対応して配置された閾値群であり、本実施例では基本スクリーン処理に用いられる。全ての画素値が70である画像データ401に対して、ドットスクリーン情報402を参照してスクリーン処理すると、ドットスクリーン2値データ405が得られる。ドットスクリーン2値データ405において黒塗りの画素がONドットの画素である。ドットスクリーン2値データ405では、周期的なドットが出現する。2値データ405において、ドット410に注目すると、ドット411および412が最近接のドットである。1つの注目ドットと最近接ドットとを結んで得られる2方向のベクトルが、ドットスクリーン情報402の特性を示すスクリーンベクトルである。この場合(x、y)=(3、2)及び(x、y)=(−2、3)がドットスクリーン402のスクリーンベクトルである。スクリーンベクトルにおいてベクトルの方向がスクリーン角度を示し、長さが線数を示す。なお、ドットスクリーン402を構成する各スクリーンベクトルの長さは同じであるが、この限りではない。基本スクリーン処理部で用いられるスクリーン情報を構成する2つのスクリーンベクトルを基本スクリーンベクトルとする。従ってここでは、(x、y)=(3、2)及び(x、y)=(−2、3)が基本スクリーンベクトルとなる。
ラインスクリーン情報(1)403およびラインスクリーン情報(2)404はラインスクリーン処理部302で行われるスクリーン処理に用いられる。ドットスクリーン処理と同様に、全ての画素値が70である画像データ401に対して、ラインスクリーン情報403,404を参照してスクリーン処理すると、ラインスクリーン2値データ406、407が得られる。ラインスクリーン2値データ406、407では、周期的なラインが出現する。つまり、ラインスクリーン情報はラインに対して垂直の方向に1つのスクリーンベクトルをもつ。ラインスクリーン情報(1)403のスクリーンベクトルは(x、y)=(3、2)、ラインスクリーン情報(2)404のスクリーンベクトル(2)は(x、y)=(−2、3)となる。
各ラインスクリーン情報のスクリーンベクトルはいずれも、2つの基本スクリーンベクトルと始点が同じである。これはスクリーンベクトルの位相(位置)が同じであることを意味する。さらに、各ラインスクリーンベクトル情報のスクリーンベクトルは、2つの基本スクリーンベクトル408、409の線形結合で、かつ、各結合係数が整数(0やマイナスも含む)もしくは整数の逆数で表せられる。
ラインスクリーン情報の特性を示すスクリーンベクトルをL_V(k)(kは1以上の自然数)、基本スクリーンベクトルをBa_V1、Ba_V2とすると以下の式が成り立つ。
L_V(k)=α×Ba_V1+β×Ba_V2 ・・・(1)
(α、β:整数もしくは整数の逆数)
ラインスクリーン情報(1)403のスクリーンベクトルL_V(1)およびラインスクリーン情報(2)404のスクリーンベクトルL_V(2)は、それぞれ以下の式であらわされる。
L_V(1)=1×Ba_V1+0×Ba_V2 ・・・(2)
(α=1、β=0)
L_V(2)=0×Ba_V1+1×Ba_V2 ・・・(3)
(α=0、β=1)
このようなスクリーンベクトルが構成するラインスクリーン情報は、基本スクリーン処理によって出力される複数のドットを通るようにラインを形成する。そのため、基本スクリーンとラインスクリーンを連続的かつ滑らかに変化させることができる。また、上記例では2つのラインスクリーンを使用する例を述べたが、3つ以上のラインスクリーンを使用してもよい。3つ以上のラインスクリーンの場合でも、式(1)を満たすスクリーンベクトルが構成するラインスクリーン情報であればよい。
図5は評価値算出部106を示している。評価値算出部106は、各スクリーン処理の評価値を算出する。
基本スクリーン2値データに第1LPF501によるフィルタ処理を行い、基本スクリーン低周波成分を算出する。なお、第1LPFのカットオフ周波数は基本スクリーンの周波数特性に対応している。次に、色分解処理後の画像データ(基本スクリーン処理される前の画像データ)についても、第1LPF501と同一のフィルタである第1LPF502を用いたフィルタ処理を行い、第1画像データ低周波成分を算出する。
そして減算部503において、第1画像データ低周波成分と基本スクリーン低周波成分の差分を算出する。さらに重み積算部504において、算出された差分と重み係数a1(実数)を積算し、基本スクリーン処理結果の評価値として出力する。
ラインスクリーン(1)2値データに対しては、ラインスクリーン(1)の周波数特性に対応した第2LPF505、506および重み係数a2(実数)を用いて、基本スクリーンと同様に、ラインスクリーン(1)処理結果の評価値を算出する。同様に、ラインスクリーン(2)2値データに対しても、ラインスクリーン(2)の周波数特性に対応した第3LPF509、510および重み係数a3(実数)を用いて、ラインスクリーン(2)処理結果の評価値を算出する。
ここで、評価値について説明する。細線の途切れやエッジのジャギーやモアレが発生した画像では、一般にスクリーン周波数(網点周波数)よりも低い周波数に干渉が起こっている。そこで、スクリーン周波数よりも低い周波数において、画像データとスクリーン処理後の2値データとを比較することで、画像の再現性をより正確に評価することができる。画像データの低周波成分とスクリーン2値データの低周波成分との差分から算出される評価値は、入力された画像データに対する2値データの再現性を示し、評価値(画像データとの差)が小さいほど再現性が高い。
図6は各スクリーン処理の周波数特性と各LPFのカットオフ周波数を示す。
図6において、原点は直流成分を示し、縦軸は垂直方向の空間周波数、横軸は水平方向の空間周波数を示している。そして、水平垂直方向共に原点より離れるほど高周波成分であることを示している。
図6(A)は、基本スクリーン処理のスクリーン周波数特性を示す。本実施例では基本スクリーン処理として、スクリーンベクトル408、409を有するドットスクリーン情報402を使用する。したがって、601に示されるように、スクリーンベクトル408、409に応じた周波数にスクリーン周波数特性を有する。そこで、本実施例では、第1LPF501、502のカットオフ周波数602を、スクリーン周波数特性601より低い周波数に設定する。つまり、第1LPF501、502は、スクリーン周波数特性601より低い周波数を抽出するフィルタである。
図6(B)はラインスクリーン処理(1)のスクリーン周波数特性603を示し、図6(C)はラインスクリーン処理(2)のスクリーン周波数特性605を示す。スクリーン周波数特性603、605の各々は、スクリーンベクトル413、スクリーンベクトル414に対応する。そして、カットオフ周波数604、605の各々は、スクリーン周波数特性603、605の各々より低い周波数に設定されている。
各LPFのカットオフ周波数は、それぞれのスクリーン周波数よりも低く設定されていることがわかる。このようにスクリーン周波数特性に応じたLPFを用いてフィルタ処理することによって、各スクリーン処理後データのスクリーン成分を取り除くことができる。
なお、本実施例では、各スクリーン周波数はほぼ同一となるため、第1LPF、第2LPF、第3LPFは同じカットオフ周波数をもつLPFを用いている。また、画像データにフィルタ処理する際のLPFは、必ずしも評価値を算出するスクリーン処理に対応したLPFと同一でなくても近似していればよい。
次に、以上の構成を備えた画像処理装置1における画像処理について、図2のフローチャートを用いて説明する。なお、本実施例では画素ごとに処理が進められる。
まず、ステップS201において、多階調のカラー入力画像データを入力画像バッファ102に格納する。
ステップS202において、色分解処理部103は、次式のとおり、色分解用LUT104を用いて、RGBカラー入力画像データをCMYKの計4プレーンの画像データに分解し、多値の画像データD_c、D_m、D_y、D_bkを得る。ここでは、各画像データを8ビットとして扱うが、それ以上の階調数を有していても構わない。
D_c=C_LUT_3D(R,G,B) ・・・(4)
D_m=M_LUT_3D(R,G,B) ・・・(5)
D_y=Y_LUT_3D(R,G,B) ・・・(6)
D_bk=K_LUT_3D(R,G,B) ・・・(7)
ここで、式(4)〜(7)の右辺に定義される各関数が、色分解用LUT104の内容に該当する。色分解用LUT104はR、G、Bの3入力値から、各色材の出力値を定める。以後S203〜S208のステップは、色分解処理部によって得た各プレーンの画像データごとに対して独立して行う。
ステップS203では、基本スクリーン処理部301(図3)において画像データD_c、D_m、D_y、D_bkのそれぞれに対し、基本スクリーン処理としてドットスクリーン処理を行う。具体的には、注目画素の画像データとドットスクリーン情報の注目画素に対応する閾値とを比較し、2値化する。CMYKそれぞれのドットスクリーン情報は基本スクリーン情報テーブル303に格納され、閾値Ba_Th_c、Ba_Th_m、Ba_Th_y、Ba_Th_bkを有する。
この実施例では、図4のドットスクリーン情報402を用いてシアンの基本スクリーン処理し、次式のとおりに2値化する。
D_c<Ba_Th_cのとき、Out_Ba_c=0 ・・・(8)
D_c≧Ba_Th_cのとき、Out_Ba_c=255 ・・・(9)
マゼンタ、イエロー、ブラックに対しても同様に基本スクリーン処理部301にて処理を行う。
なお、シアンのドットスクリーン情報は、図4で説明したドットスクリーン情報402であり、スクリーンベクトルBa_c_V1(408)(x、y)=(3、2)、Ba_c_V2(409)(x、y)=(−2、3)と2つのスクリーンベクトルを持つ。この2つのスクリーンベクトルがシアンの基本スクリーンベクトルとなる。
また、マゼンタの基本スクリーンベクトルはBa_m_V1(x、y)=(2、3)、Ba_m_V2(x、y)=(−3、2)である。同様に、イエローの基本スクリーンベクトルはBa_y_V1(x、y)=(2、2)、Ba_y_V2(x、y)=(−2、2)、ブラックの基本スクリーンベクトルは、Ba_bk_V1(x、y)=(0、4)、Ba_y_V2(x、y)=(−4、0)である。
ステップS204において、ラインスクリーン処理部302は画像データD_c、D_m、D_y、D_bkに対してラインスクリーン処理を行う。ラインスクリーン処理部107では、D_c、D_m、D_y、D_bkそれぞれについてラインスクリーン処理(1)および(2)を施し、1色あたり2つの異なるラインスクリーン2値データを出力する。具体的には、注目画素の画像データとラインスクリーン情報の注目画素に対応する閾値とを比較し、2値化する。ラインスクリーン情報はラインスクリーン情報テーブル304に格納されている。CMYK各色のラインスクリーン(1)情報は閾値L_Th_c(1)、L_Th_m(1)、L_Th_y(1)、L_Th_bk(1)を有する。各CMYK各色のラインスクリーン(2)情報はL_Th_c(2)、L_Th_m(2)、L_Th_y(2)、L_Th_bk(2)を有する。
ここでは、図4のラインスクリーン情報(1)403およびラインスクリーン情報(2)404をシアンのラインスクリーン処理に用いて次式のとおりに2値化する。
ラインスクリーン処理(1)
D_c < L_Th_c(1)のとき、Out_L_c(1)=0 ・・・(10)
D_c ≧ L_Th_c(1)のとき、Out_L_c(1)=255・・・(11)
ラインスクリーン処理(2)
D_c < L_Th_c(2)のとき、Out_L_c(2)=0 ・・・(12)
D_c ≧ L_Th_c(2)のとき、Out_L_c(2)=255・・・(13)
なお本実施例では、図4に示した通りように、シアンの各ラインスクリーンベクトルはL_c_V(1)413は(x、y)=(3、2)、L_c_V(2)414は(x、y)=(−2、3)と設定されている。すなわち、上述のラインスクリーン処理は、それぞれ1つのスクリーンベクトルを持っている。また、スクリーンベクトルL_c_V(1)とL_c_V(2)は、基本スクリーンベクトルBa_c_V1、Ba_c_V2と同じ始点である。
マゼンタは、ラインスクリーンベクトルL_m_V(1)(x、y)=(2、3)、L_m_V(2)、(x、y)=(−3、2)をもつ2つのラインスクリーン処理を設定する。イエローはラインスクリーンベクトルL_y_V(1)(x、y)=(2、2)、L_m_V(2)(x、y)=(−2、2)をもつ2つのラインスクリーン処理を設定する。ブラックは、ラインスクリーンベクトルL_bk_V(1)(x、y)=(0、4)、L_m_V(2)(x、y)=(−4、0)をもつ2つのラインスクリーン処理を設定する。
いずれの色も、式(1)を満たすラインスクリーンベクトルをもつラインスクリーン処理が設定される。さらに、いずれの色も、ラインスクリーンベクトルの始点は基本スクリーンベクトルの始点と同じである。すなわち、いずれの色も基本スクリーンベクトルとラインスクリーンベクトルの位相(位置)が同じである。
ステップS205において、評価値算出部109は画素ごとに各スクリーン処理結果の評価値を算出する。シアンを例にして説明するが、マゼンタ、イエロー、ブラックについても同様の処理を行う。
まず、基本スクリーン2値データOut_Ba_cについて、第1LPF501によるフィルタ処理を行い、基本スクリーン低周波成分Out_Ba_c_fを算出する。
Out_Ba_c_f=Out_Ba_c*(LPF_1) ・・・(14)
ただし、*はコンボリューションを示す
LPF_1は第1ローパスフィルタ
次に、画像データD_cについて、第1LPF502によるフィルタ処理を行い、第1画像データ低周波成分D_c_f_1を算出する。
D_c_f_1=D_c*(LPF_1) ・・・(15)
ただし、*はコンボリューションを示す
LPF_1は第1ローパスフィルタ
なお、上記式(15)では、式(14)と同じローパスフィルタを用いている。
そして減算部503において、第1画像データ低周波成分D_c_f_1と基本スクリーン低周波成分Out_Ba_c_fとの差分を出力する。さらに重み積算部504において、差分と重み係数a1(実数)とを積算し、基本スクリーン処理結果の評価値P_Ba_cを算出する。
P_Ba_c=(−Out_Ba_c_f+D_c_f_1)×a1 ・・・(16)
次に、ラインスクリーン(1)2値データOut_L_c(1)について、第2LPF505によるフィルタ処理を行い、ラインスクリーン(1)低周波成分Out_L_c_f(1)を算出する。
Out_L_c_f(1)=Out_L_c(1)*(LPF_2) ・・・(17)
ただし、*はコンボリューションを示す
LPF_2は第2ローパスフィルタ
また画像データD_cにも、第2LPF506によるフィルタ処理を行い、第2画像データ低周波成分D_c_f_2を算出する。
D_c_f_2=D_c*(LPF_2) ・・・(18)
ただし、*はコンボリューションを示す
LPF_2は第2ローパスフィルタ
なお、上記式(18)では、式(17)と同じローパスフィルタを用いている。
そして減算部507において、第2画像データ低周波成分D_c_f_2とラインスクリーン(1)低周波成分Out_L_c_f(1)との差分を出力する。さらに重み積算部508において、差分と重み係数a2(実数)とを積算しラインスクリーン(1)処理結果の評価値P_L_c(1)を算出する。
P_L_c(1)=(−Out_L_c_f(1)+D_c_f_2)×a2
・・・(19)
同様に、ラインスクリーン(2)2値データOut_L_c(2)について、第3LPF510によるフィルタ処理を行い、ラインスクリーン(2)低周波成分Out_L_c_f(2)を算出する。
Out_L_c_f(2)=Out_L_c(2)*(LPF_3) ・・・(20)
ただし、*はコンボリューションを示す
LPF_3は第3ローパスフィルタ
画像データD_cにも、第3LPF509によるフィルタ処理を行い、第3画像データ低周波成分D_c_f_3を算出する。
D_c_f_3=D_c*(LPF_3) ・・・(21)
ただし、*はコンボリューションを示す
LPF_3は第3ローパスフィルタ
なお、上記式(21)では、式(20)と同じローパスフィルタを用いている。
そして減算部511において、第3画像データ低周波成分D_c_f_3とラインスクリーン(2)低周波成分Out_L_c_f(2)との差分を出力する。さらに重み積算部512において、差分と重み係数a3(実数)とを積算し、ラインスクリーン(2)処理結果の評価値P_L_c(2)を算出する。
P_L_c(2)=(−Out_L_c_f(2)+D_c_f_3)×a3
・・・(22)
以上で、評価値算出部106における処理が終了する。評価値は小さいほど再現性が高いと評価できる。なお、本実施例では積算部504、508、512の係数a1、a2、a3は1.0とする。ただし、1.0に限る必要はなく、正の実数であればよい。係数a1、a2、a3は1より大きい場合、誤差が大きくなるため評価値が悪くなる。また1より小さい場合、誤差が小さくなり評価値がよくなる。
ステップS206では、スクリーン情報生成パラメータ算出部107は、すべてのスクリーン処理結果の評価値をもとに、画素ごとに合成スクリーン情報を生成するためのパラメータを算出する。シアンを例にして説明するが、マゼンタ、イエロー、ブラックについても同様の処理を行う。
図5を用いて、スクリーン情報生成パラメータ算出部107にて行われる処理を説明する。まず、ラインスクリーン候補選択部513にて、候補となるラインスクリーン処理を選択する。具体的にはまず、各ラインスクリーン処理結果の評価値の絶対値をとり、比較する。ここでは、評価値の絶対値が小さいほうが再現性が高いことを示す。そしてより再現性が良いラインスクリーン処理を候補として選択する。ここで選択されたラインスクリーン処理の情報とその評価値をL_SC_flgとL_SC_Absとして保持する。
if(Abs(P_L_c(1))<Abs(P_L_c(2))+q)
L_SC_flg_c=1
L_SC_Abs_c=Abs(P_L_c(1))
}else{
L_SC_flg_c = 2
L_SC_Abs_c = Abs(P_L_c(2))
} ・・・(23)
本実施例ではq=0.0としたが、q=0.1など値を持っていても良い。qが正値である場合は、ラインスクリーン処理(1)が優先的に選択される。qが負値である場合は、ラインスクリーン処理(2)が優先的に選択される。次に、スクリーン情報生成パラメータ算出部514にて、基本スクリーン情報とラインスクリーン情報の合成度合いを決定し、パラメータを算出する。まず、基本スクリーン処理結果の評価値P_Ba_cの絶対値Ba_SC_Abs_cを算出する。
Ba_SC_Abs_c=Abs(P_Ba_c) ・・・(24)
合成スクリーン情報を生成するためのパラメータW_Ba、W_Lは以下の条件を満たす。
W_Ba+W_L=1.0 ・・・(25)
シアンのパラメータW_Ba_c、W_L_cは、Ba_SC_Abs_cとL_SC_Abs_cとを用いて、図7に示すパラメータ算出テーブル515を参照することにより、算出する。パラメータ算出テーブル515はCMYKに対して共通して使用される。パラメータ算出テーブル515は2次元配列で管理されている。配列の横軸は、Ba_SC_Absを、配列の縦軸はL_SC_Absを、表の値はW_Baを示している。配列の横軸、縦軸には、0.5、1、3、5、10、50、100と記載されている。これは各評価値が、記載数値以下の場合に、W_Baの取る値の座標を示している。
例えば、Ba_SC_Abs_c=3.3、L_SC_Abs_c=1.4の場合、Ba_SC_Abs_c≦5、L_SC_Abs_c≦3を満たすので、W_Ba_c=0.5となる。このとき、式(25)の関係から、W_L_c=0.5となる。
次に、ステップS207において、合成スクリーン情報算出部108は、合成スクリーン情報を算出する。シアンを例にして説明するが、マゼンタ、イエロー、ブラックについても同様の処理を行う。
合成スクリーン情報を構成する閾値はパラメータW_Ba_cとW_L_cを用いて、以下の式で生成される。
M_Th_c=g_t(W_Ba_c)×(W_Ba_c×Ba_Th_c+W_L×L_Th_c(L_SC_flg_c)) ・・・(26)
(なお、L_SC_flg_cは、k(本実施例では1または2)をとる。g_t(W_Ba_c)は1.0)
ここで図8に合成スクリーン情報算出部の動作を示す。本実施例では式(26)で算出されるM_Th_cは、Ba_Th_cとL_Th_c(L_SC_flg_c)の線形結合で示され、かつパラメータの和は式(25)に示すように、必ず1となる。W_Ba=1の際(801)は、基本スクリーン情報の閾値Ba_Th_cがそのままM_Th_cに代入される。反対に、W_L=1の際(803)は、選択されたラインスクリーン情報の閾値L_Th_cがそのまま、M_Th_cに代入される。0<W_Ba<1の際(802)は基本スクリーン情報の閾値Ba_Th_cとラインスクリーン情報の閾値L_Th_cの合成値がM_Th_cとなる。例えば、W_Ba_c=0.5(W_L_c=0.5)の時は、Ba_Th_cとL_Th_c(L_SC_flg_c)の中間値がM_Th_cに閾値となる。
なお、上記例では、式(26)のようにg_t(W_Ba_c)=1.0となる例を示したが、この例に限るものではない。例えば合成の比率(W_Ba_c)に応じて、g_tが変化しても良い(g_tはW_Ba_cに応じて変化する正の実数)となっても良い。例えば、合成比率W_Ba_c=0.5、W_L_c=0.5のときは、g_t=1.2となっても良いし、g_t=0.8となっても良い。
このようにする理由は、常に、g_t=1.0とすると、W_Ba=0.5、W_L=0.5の時と、W_Ba=1.0、W_L=0.0の時とで、出力されるドットの数が保存されない場合があるためである。そこで、あらかじめ合成比率によって、g_t(W_Ba)が変わるように設定すると、どのような合成比率でも出力されるドットの数が保存される。
上記例では、シアンを例にシアンの合成スクリーン情報の閾値M_Th_cの算出の例を示したが、式(27)と同様の規則を用いて、マゼンタM_Th_m、イエローM_Th_y、ブラックM_Th_bkの合成スクリーン情報も算出する。
ステップS208にて、合成スクリーン処理部109は画像データD_c、D_m、D_y、D_bkに対して各色に対応した合成スクリーン情報を参照してスクリーン処理を行う。具体的には、注目画素の画像データと合成スクリーン情報算出部108にて算出された合成スクリーン情報の注目画素に対応する閾値を比較し、2値化する。シアンを例にすると以下のように記述できる。
D_c<M_Th_cのとき、Out_M_c=0 ・・・(27)
D_c≧M_Th_cのとき、Out_M_c=255 ・・・(28)
同様に、マゼンタ、イエロー、ブラックに対しても算出した合成スクリーン情報に基づいてスクリーン処理を行う。
合成スクリーン処理部109で算出された合成スクリーン2値データはスクリーン画像格納バッファ110に格納され、出力端子111より画像形成装置2へ出力される。
以上により、画像処理が終了する。
本実施例では、各スクリーン処理結果の評価値に応じてドットスクリーン処理、ラインスクリーン処理、もしくはその中間のスクリーン処理が画素ごとに適用される。スクリーンを切り替えても生成されるドットの位置が滑らかに変化するのは、ラインスクリーンベクトルが式(1)を満たし、かつ基本スクリーンベクトルと始点が同じになるように設定したためである。これにより複数のスクリーンを画素ごとに用いても、視覚上好ましい2値化を実現できる。
また本実施例ではシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色は、基本スクリーン情報、ラインスクリーン情報ともに、色ごとに異なるスクリーンベクトルが設定されている。よって、算出された各色の合成スクリーン情報は、細線やエッジのない平坦部、細線部、エッジ部のいずれの領域でも、色ごとにスクリーンベクトルが異なる。従って、物理的なレジストレーションずれ(一般的に色ズレとよばれる)に対して、耐性があることは言うまでもない。
さらに本実施では、図7に示すパラメータ算出テーブル515を使用しているので、わずかなノイズが画像に含まれたとしても必要以上にスクリーンが切り替わらない。パラメータ算出テーブル515から明らかであるように、基本スクリーンの再現性が低い場合のみラインスクリーン処理を適用する。これは、基本スクリーン処理結果の再現劣化が僅かである場合は、常に基本スクリーン処理を採用することを意味する。画像上にノイズや微小なエッジが含まれている場合、基本スクリーン処理結果よりもラインスクリーン処理結果の方が再現性が高いとなる場合が多々ある。しかしその都度ラインスクリーン処理に切り替えると、出力の安定性が確保できない。よって、図7のように設定することは画像の安定出力にメリットがある。
上記に説明した本実施例1における処理の効果を図9、図10、図11に示す。図9は、細線画像を、図10はエッジ画像、図11は様々な周波数成分が含まれる画像のスクリーン処理結果の例である。
図9の基本スクリーン情報903を用いて細線画像901をスクリーン処理すると904が得られる。またラインスクリーン情報(1)906およびラインスクリーン情報(2)909によって入力画像901をスクリーン処理すると、それぞれ907、910が得られる。ここで合成スクリーン情報を参照したスクリーン処理結果913に着目すると、904で途切れた細線が十分再現されていることがわかる。
合成スクリーン情報912は、細線付近においてスクリーン情報が変化している。またその変化は、細線の方向(ベクトル)に対して、角度差の大きいラインスクリーン処理が適用されていることがわかる。
また一見すると、合成スクリーン処理が連続的かつ滑らかに変化していることは視認されづらいが、合成スクリーン情報の細線に着目すると、細線の幅よりも広い領域でスクリーン処理が変化している。これは、再現性評価の際にLPFを用いて評価したためである。LPFによりフィルタ処理した結果をそれぞれ902、905、908、911に示す。LPFを用いることで、細線のみならず細線の周辺領域に渡って、細線の再現性を評価することが可能となり、合成スクリーン処理が連続的かつ滑らかに変化する。
角度45°の細線に着目すると、局所的にラインスクリーン処理とドットスクリーン処理が互いに連続的かつ滑らかに変化していることが分かる。これは、ラインスクリーンを式(1)の条件に基づいて作成したことと、ラインスクリーンベクトルを基本スクリーンベクトルと始点が同じとなるよう設定したためである。さらには、式(27)のように合成スクリーン情報を算出したことも理由に挙げられる。その結果、細線再現性の良好な処理結果913が得られる。
次に図10のエッジ画像1001について、基本スクリーン情報903、ラインスクリーン情報(1)906、ラインスクリーン情報(2)909によるスクリーン処理結果を1002、1003、1004に示す。ここで合成スクリーン情報1005による処理結果1006と比較すると、1003で発生しているエッジ部のジャギーが低減できていることがわかる。
合成スクリーン情報1005に着目すると、エッジ部においてスクリーン処理が変化している。またその変化は、エッジの方向(ベクトル)に対して、角度差の大きいラインスクリーン処理が適用されている。
細線画像の場合と同様に、一見すると図10でも、エッジ部において、合成スクリーン処理が連続的に、かつ滑らかに変化していることは視認されづらいが、エッジよりも広い領域で合成スクリーン処理が変化していることが分かる。これは、LPFを用いて評価したためである。LPFによりフィルタ処理した結果をそれぞれ1007、1008、1009、1010示す。LPFを用いることで、エッジのみならず、エッジの周辺領域に渡ってエッジの再現性評価が可能となり、エッジの周辺領域に渡って合成スクリーンが変化する。
また、角度45°のエッジに着目すると、局所的にラインスクリーン処理とドットスクリーン処理が互いに連続的かつ滑らかに変化している。これは、ラインスクリーンベクトルを式(1)の条件に基づいて作成したことと、かつ基本スクリーンベクトルと同じ始点に設定したことが理由に挙げられる。さらには、式(26)のように合成スクリーン情報を算出したことが挙げられる。その結果、エッジ再現性の良好な処理結果1006が得られる。
また、入力画像の細線およびエッジのない平坦部においては、安定して基本スクリーン処理による結果が得られている。これは、図7のパラメータ算出テーブルの設定による効果である。
図11は様々な周波数成分が含まれる画像1101の効果を示している。基本スクリーン情報903、ラインスクリーン情報(1)906、ラインスクリーン情報(2)909によるスクリーン処理結果はそれぞれ1102、1103、1104である。ここで合成スクリーン情報1105を用いたスクリーン処理結果1106と比較すると、1102で発生したモアレが好適に低減できている。
合成スクリーン情報1106に着目すると、1102でモアレが発生している領域においてスクリーン処理が変化している。またその変化は、1101パターンに対して、角度差の大きいラインスクリーン処理が適用されている。
以上実施例1によれば、スクリーン処理結果を適切に評価してスクリーン処理を制御することにより、高品質な画像再現を実現できる。
(実施例2)
実施例1では、基本スクリーン処理としてドットスクリーン情報を用いたドットスクリーン処理を行う場合について説明した。実施例2では、基本スクリーン処理としてラインスクリーン情報を用いたラインスクリーン処理を行う場合について説明する。実施例2の基本的な構成は、スクリーン処理部105を除いて実施例1と同様である。
通常、ラインスクリーン情報のスクリーンベクトルは1つである。しかしながら、基本スクリーン処理としてラインスクリーン情報を参照する場合は、ラインスクリーンベクトルに加えて仮想スクリーンベクトルを定義する。以下、その定義の詳細について説明する。
実施例2では、図12に示すラインスクリーン情報1201を用いるラインスクリーン処理を基本スクリーン処理とする。前述の通り、ラインスクリーン情報1201はライン方向と垂直な(x、y)=(−2、3)をスクリーンベクトル1204として有する。ここで、スクリーンベクトル1204と始点が同じで、ライン方向と平行なスクリーンベクトル1205(x、y)=(3、2)を仮想スクリーンベクトルと定義する。すなわち、スクリーンベクトル1204と仮想スクリーンベクトル1205は直交する。また、仮想スクリーンベクトル1205の長さはスクリーンベクトル1204と同じとする。なお、仮想スクリーンベクトルの長さについては、これに限るものではない。以上のようにラインスクリーン情報1201に対して仮想スクリーンベクトルを定義する。そして、スクリーンベクトル1204と仮想スクリーンベクトル1205をそれぞれ、基本スクリーンベクトルBa_c_V1およびBa_c_V2とする。
また、マゼンタの基本スクリーン処理に用いられるラインスクリーン情報はスクリーンベクトルBa_m_V1(x、y)=(2、3)をもつ。また、イエロー、ブラックは、スクリーンベクトルBa_y_V1(x、y)=(−2、2)、Ba_bk_V1(x、y)=(0、4)をもつ。
さらにマゼンタ、イエロー、ブラックについて、ライン方向と平行の仮想スクリーンベクトルとしてBa_m_V2(x、y)=(−3、2)、Ba_y_V2(x、y)=(2、2)、Ba_bk_V2(x、y)=(−4、0)が定義されるものとする。本実施例では、各仮想スクリーンベクトルBa_m_V2、Ba_y_V2、Ba_bk_V2の長さは、それぞれBa_m_V1、Ba_y_V1、Ba_bk_V1と同じとする。しかしながら、ベクトルの長さについては、これに限るものではない。
ラインスクリーン処理部107では、画像データD_c、D_m、D_y、D_bkそれぞれについて、1色あたり2つの異なるラインスクリーン処理を施す。
各色のラインスクリーン情報304には、各ラインスクリーン情報が格納され、それぞれ閾値L_Th_c(k)、L_Th_m(k)、L_Th_y(k)、L_Th_bk(k)(kは1または2)を有する。
以下、図13にシアンのラインスクリーン処理部304による2値化(1304、1305)の概要を示す。図13ではラインスクリーン情報(1)のスクリーンベクトルL_c_V(1)1306は(x、y)=(3、2)、ラインスクリーン情報(2)のL_c_V(2)1307は(x、y)=(1、5)である。これらラインスクリーンベクトルL_c_V(1)、L_c_V(2)の始点は、基本スクリーンベクトルBa_c_V1、Ba_c_V2の始点と同じであり、式(1)を満たす。各ラインスクリーンベクトルは
L_c_V(1)=0×Ba_c_V1+1×Ba_c_V2 ・・・(27)
(α=0、β=1)
L_c_V(2)=1×Ba_c_V1+1×Ba_c_V2 ・・・(28)
(α=1、β=1)
となっている。
マゼンタ、イエロー、ブラックについても同様に2つの異なるラインスクリーン処理を設定する。本実施例では、マゼンタについては、L_m_V(1)(x、y)=(−3、2)、L_m_V(2)、(x、y)=(−1、5)と設定する。また、イエローについてはL_y_V(1)(x、y)=(2、2)、L_y_V(2)(x、y)=(0、4)と設定する。また、ブラックについては、L_bk_V(1)(x、y)=(−4、0)、L_bk_V(2)(x、y)=(−4、4)と設定する。
以上のスクリーン処理部105は各色に対してそれぞれ複数のスクリーン処理をおこなう。評価値の算出、ラインスクリーン候補の選択、合成スクリーン情報の生成などについては、実施例1と同様に図2のフローに従って、画像処理をする。
上記に説明した本実施例2における処理の効果を図14、図15、図16に示す。図14は細線画像を、図15はエッジ画像、図16は様々な周波数成分が含まれる画像の処理結果の例である。いずれの画像においても、本実施例によって基本スクリーン処理のみを施した場合よりも、好適な2値データを出力できていることがわかる。
以上実施例2では、基本スクリーン処理としてラインスクリーン処理を行う例について説明した。本実施例では、実施例1と同様に基本スクリーン処理を除くラインスクリーン処理を2つの場合を例として説明した。本発明において、スクリーン処理部105では1色に対して少なくとも2つ以上の異なるラインスクリーン処理を施すのが好適である。すなわち基本スクリーン処理にドットスクリーン処理が設定されている場合は、ラインスクリーン処理部302は各色に対して2つ以上の異なるラインスクリーン情報テーブル304を用いて、2つの異なるスクリーン処理を行うのがよい。また基本スクリーン処理がラインスクリーン処理である場合は、ラインスクリーン処理部302には各色に対して少なくとも1つ以上のラインスクリーン情報304が保持されているのがよい。
ただし、ラインスクリーン処理部で施すラインスクリーン処理は1つでもよい。特にラインスクリーンベクトルが基本スクリーンベクトルの線形結合で表され、かつ結合係数がα=βであれば、十分に効果を得ることができる。
以上説明した通り、基本スクリーン処理としてラインスクリーン処理を用いた場合、スクリーンベクトルとして、ライン方向と平行な仮想スクリーンベクトルを新たに定義する。これにより基本スクリーン処理としてラインスクリーン処理を用いた場合でも、実施例1と同様の効果を得ることができる。
(変形例1)
前述の実施例および変形例では、画素ごとに評価値を算出する例を示したが、これに限るものではない。変形例1は、実施例1の構成において、評価値算出部106を変形した例を示す。具体的には、基本スクリーン処理で用いられるドットスクリーン情報の網点単位領域で各スクリーン処理結果の評価値を算出する変形例を示す。
網点単位領域とは、基本スクリーンベクトルBa_c_V1、およびBa_c_V2で囲まれた平行四辺形の領域のことで、図17の同一色で塗られた領域1702である。
まず、各ラインスクリーン処理において、注目する網点単位領域における評価値の絶対値の総和から、各ラインスクリーン処理結果の評価値を算出する。そして、その網点単位領域における評価値に基づいて、各ラインスクリーン処理結果の再現性を比較する。より再現性の高い処理結果を出力したラインスクリーン処理を候補として選択し、候補ラインスクリーン処理結果の評価値の総和を保持しておく。具体的には次式(23−a)のように示される。
if(Σ{Abs(P_L_c(1))}<Σ{Abs(P_L_c(2))}+q)
L_SC_flg=1
L_SC_Abs=Σ{Abs(P_L_c(1))}
}else{
L_SC_flg=2
L_SC_Abs=Σ{Abs(P_L_c(2))}
} ・・・(23−a)
前述のように、qが正値である場合は、ラインスクリーン処理(1)が優先的に選択される。qが負値である場合は、ラインスクリーン処理(2)が優先的に選択される。
ここでΣは網点単位領域に含まれる各画素の評価値の絶対値の和を取ることを示している。例えばΣ{Abs(P_L_c(1))は基本スクリーン網点単位領域のラインスクリーン処理(1)の評価値を、Σ{Abs(P_L_c(2))は基本スクリーン網点単位領域のラインスクリーン処理(2)の評価値を示す。
次に、ドットスクリーン処理結果についても注目する網点単位領域における評価値の絶対値の総和を算出し、評価値とする。
Ba_SC_Abs=Σ{Abs(P_Ba_c)} …(24−a)
以降は実施例1と同様に、パラメータ算出テーブルにしたがって、合成スクリーン情報を生成すればよい。
なお、上述の網点領域のxy座標を算出する際には、Holladayのアルゴリズムを用いると効率的である。Holladayのアルゴリズムは、スクリーンベクトルBa_c_V1、Ba_c_V2が与えられた時、重複なく網点領域を敷き詰めるための網点の画素数Nhと、網点の相対的な座標位置H、L、Sを示すアルゴリズムである。
ここで、Lは、始点と同一y座標で同じ網点が与えられるx方向の相対位置Lを、H、Sは、Hライン下(y+H座標)おいて、同じ網点が与えられるx方向の相対位置Sを示す。
Ba_c_V1(x1、y1)=(3、2)、Ba_c_V2(x2、y2)=(−2、3)の場合、Holladayのアルゴリズムを用いると、Nh、H、L、Sは以下のように算出できる。
Nh=x1・y2−y1・x2=13
H=GCD(y1、y2)=1
L=Nh/H=13
S=8
この詳細についてはHenry R. Kang著 Digital Color Halftoning、IEEE Press/SPIE Press、P231〜233に記載されている。Holladayのアルゴリズムは公知なので、詳細は省略する。
基準となる網点の位置を図20の■(1703)とすると、●(1704)は■に対して(0、L)座標だけ相対的に移動したものとなる。すなわち、同一y座標において、L=13隣に、同じ網点が形成されることを示している。一方△(1705)は、■に対して、(H、S)座標だけ相対的に移動したものとなる。すなわち、基準に対しHライン下で、S=8隣に、同じ網点が形成されることを示している。このようにすれば、同一y座標や、Hライン下の網点の繰り返し座標を効率的に求めることができる。
また、上記例では、網点単位領域での評価値を算出した例を示したが、基本スクリーンの網点単位の整数分の1単位や、整数倍の単位で評価値を算出しても良い。このときは、Holladayアルゴリズムで算出した網点の座標の整数分の1や整数倍を用いれば容易に計算できる。
上記例では、シアンの場合について述べたが、同様にマゼンタ、イエロー、ブラックに対しても同様に網点単位での評価値を算出しても良い。
以上のように、画素ごとではなく、網点単位領域ごとに各スクリーン処理結果の再現性を比較し、網点単位領域ごとにスクリーンを合成することにより、粒状性にもすぐれた画像を得ることができる。
(変形例2)
変形例2は、合成スクリーン情報生成の変形例を示す。
まず、実施例1、2では図7のパラメータ算出テーブルを用いたが、他にも図18のようなパラメータ算出テーブルがある。図7のテーブルによれば、基本スクリーン処理結果の評価値Ba_SC_Absがある値以上の場合は、ラインスクリーン処理結果の評価値に関わらずラインスクリーン処理を適用する。図18のパラメータ算出テーブルでは、基本スクリーン処理結果の評価値のみならず、ラインスクリーン処理結果の評価値も考慮してパラメータを設定している。このパラメータ算出テーブルによれば、基本スクリーン処理の処理結果の評価値とラインスクリーン処理の処理結果の評価値が、いずれも悪い場合には基本スクリーン処理の閾値が設定される。これにより、スクリーンが過剰に切り替わり、画像の安定性が失われてしまうのを防止できる。
なお、パラメータW_BaおよびW_Lのどちらかが0の場合、基本スクリーンの閾値またはラインスクリーンの閾値の一方を選択することと同じである。このように複数スクリーンのうち1つのスクリーンの閾値をそのまま閾値として用いる画素又は領域では、再度スクリーン処理しなくても、すでに得た処理結果をそのまま出力してもよい。
さらに、図7、図18にはパラメータ算出テーブルが7×7の二次元の正方配列で設定された例を示したが、これに限るものではない。例えば、7×7未満であっても良いし、8×8以上であってもよい。その他、7×3や、3×1など、長方配列であってもよい。さらにパラメータ算出テーブルは2次元に限らず、3次元であってもよい。また、図7、18ともに、パラメータの値は1.0、0.5、0.0の3状態についての例を示したが、その他の実数値であっても良い。例えば、0.5の変わりに、0.1、0.2、0.8、0.9の値が格納されても良い。
また、実施例1および2では、合成スクリーン情報算出部108は、合成スクリーン情報を式(26)のように、基本スクリーンとラインスクリーン情報の線形結合によって求める例を示したが、本発明の構成要素はこれに限るものではない。細線やエッジのない領域では基本スクリーン処理を、細線やエッジ部ではラインスクリーン処理を、細線、エッジ部の中間では基本スクリーン処理とラインスクリーン処理の中間処理を適用するような規則であればよい。
例えば、各スクリーン処理結果に応じたパラメータに従って重みづけされた要素値を算出する。そしてこの要素値の比較を行い、小さい値を採用してもよい。この場合は、式(26)は以下の式(26−b)として示されてもよい。
IF(W_Ba>0.5){
y_B=1.0
y_L=1.0−2.0×(W_Ba−0.5)
T_B=y_B×Ba_Th_c/255.0
T_L=y_L×L_Th(L_SC_flg)/255.0
+2.0×(W_Ba−0.5)
}else{
y_B=2.0×W_Ba
y_L=1.0
T_B=y_B×Ba_Th/255.0+1.0−W_Ba×2.0
T_L=y_L×L_Th(L_SC_flg)/255.0
} ・・・(26−a)
なお、1≦Ba_Th≦255、1≦L_Th(L_SC_flg)≦255の値をとる。
上述の式(26−a)は、W_Baの値に応じて、要素値T_B、T_Lの値が変化することを示す。図19に式(26−a)によって要素値T_B、T_Lの変化の様子を示す。このようにして算出された要素値T_B、T_Lに応じて、閾値を得る。
IF(T_B>T_L){
M_Th=T_L×255.0×g_t(W_Ba)
}else{
M_Th=T_B×255.0×g_t(W_Ba)
} ・・・(26−b)
なお上記g_t(W_Ba)については、合成比率W_Baに応じて変化するゲイン値である。出力されるドットの数は保存されない場合があるため、どのような合成比率でも出力されるドットの数が保存されるように、あらかじめ、合成比率によってg_t(W_Ba)が変わるように設定すると好ましい。
その他、基本スクリーン処理とラインスクリーン処理の掛け算で算出してもよい。以下に前述の要素値を用いて掛け算によって合成スクリーン情報を生成する場合を示し、このとき式(26)は以下の式(26−e)として示される。
IF(W_Ba>0.5){
y_B=1.0
y_L=1.0−2.0×(W_Ba−0.5)
T_B=y_B×Ba_Th/255.0
T_L=y_L×L_Th(L_SC_flg)/255.0
+2.0×(W_Ba−0.5)
g_B=0.5
g_L=W_Ba
}else{
y_B=2.0×W_Ba
y_L=1.0
T_B=y_B×Ba_Th/255.0+1.0−W_Ba×2.0
T_L=y_L×L_Th(L_SC_flg)/255.0
g_B=1.0−W_Ba
g_L=0.5
} ・・・(26−c)
なお、1≦Ba_Th≦255、1≦L_Th(L_SC_flg)≦255の値をとるものとする。
g_t=0.5/(g_B×g_L) ・・・(26−d)
M_Th=T_B×T_L×g_t×255.0 ・・・(26−e)
上述の式(26−c)(26−d)は、W_Baの値に応じて、要素値T_B、T_Lおよびg_tの値が変化することを示す。図20に式(26−c)(26−d)によってT_B、T_L、g_tの変化の様子を示す。
なお、g_tは、どのような合成比率でも、出力されるドットの数が保存されるようにするためのゲイン値である。g_tは、合成スクリーン情報の平均値を一定に保ち、出力されるドットの数が保存されるようになる。単に基本スクリーン情報とラインスクリーン情報の掛け算を行って合成スクリーンを生成すると、合成スクリーン情報の平均的値が保存されない場合がある。例えば、W_Ba=1(2001)のT_Lは常に1.0となるが、W_Ba=0.5(2003)のT_Lは平均0.5となってしまう。よって、W_Ba=0.5の時はゲインg_t=2.0をかけることで、合成スクリーン情報の平均値を一定にする。ただしg_tの計算はこれに限るものではなく、合成比率W_Baに応じて変化するものであってもよい。
(変形例3)
前述の実施例および変形例での基本スクリーン情報とラインスクリーン情報はそれぞれ、各画素位置に対応した閾値からなる閾値群を保持しておく例を説明している。しかしながら、閾値群をそのまま保持しておかず、リアルタイムに演算で求めても良い。リアルタイムに演算で求める場合は、スクリーンベクトル情報などを、基本スクリーン情報303、ラインスクリーン情報304に保持しておけばよい。また、合成スクリーン情報算出部108は、各スクリーン処理結果の評価値に応じてパラメータを設定し、そのつど合成スクリーン情報を算出する例を示した。しかしながら、あらかじめ合成したスクリーン処理を用意しておき、評価値に従ってスクリーン処理を切り替える方法でもよい。具体的には、基本スクリーン情報とラインスクリーン情報の他にそれらを合成した中間スクリーン情報を用意しておく。そして、各スクリーン処理結果の評価値に応じて、基本スクリーン、ラインスクリーン、中間スクリーンのうちいずれかを選択する。この方法では、評価値算出部106から評価値が出力されるたびに合成スクリーン情報を生成しなくてもよい。
上記実施例中にラインスクリーン処理に参照されるスクリーンベクトルの設定についていくつか例を示したが、これに限られるものではなく、式(1)を満たすスクリーンベクトルをもつスクリーン処理されればよい。
たとえば、その他のラインスクリーンベクトルとして、
L_c_V=1/2×Ba_c_V1+1/2×Ba_c_V2 ・・・(29)
(α=1/2、β=1/2)
L_c_V=1×Ba_c_V1+1×Ba_c_V2 ・・・(30)
(α=1、β=1)
がある。ただし、式(29)に示した例のように、結合係数が整数の逆数、つまり小数となる場合は、注意が必要である。このときは、単純なデジタル格子上にスクリーンベクトルが設定できない。ラインスクリーンベクトルが小数となる場合は、印刷スクリーンでよく用いられているスーパーセルによるスクリーンを用いる。スーパーセルによるスクリーンは公知であるため、詳細は省略する。
(変形例4)
前述の実施例および変形例では、合成スクリーン情報を生成するためのパラメータを決定する際に、全てのスクリーン処理結果に対して評価値を算出する場合を示した。しかし、図21に示すように、基本スクリーン処理結果のみ評価値を算出する例も本発明の構成となる。具体的には、これまで示したのと同じように基本スクリーン処理を施した2値データにLPFを用いてフィルタ処理を行い、基本スクリーン処理結果の評価値を算出する。そして、基本スクリーン処理結果の評価値が所定値を超えた場合、ラインスクリーン処理を採用する。また評価値が所定値付近の場合は、基本スクリーン情報とラインスクリーン情報の中間スクリーン情報を参照してスクリーン処理するような構成になっていればよい。
(変形例5)
前述の実施例および変形例では、評価値を算出するために、入力画像データに対してのLPF処理、および、スクリーン処理後の2値データに対してのLPF処理と2回のLPF処理が必要であった。しかしながら、必ずしもLPFを2回かける必要はない。例えば図22にLPF処理を1回施すことで評価値を算出する構成例を示す。図22では、入力画像データからスクリーン処理後の2値データを減算し、後にLPFによるフィルタ処理をする。このようにしても、実施例1、2と同様の評価値を算出できる。
(変形例6)
また、以上の実施例では、再現性評価値106は実際にスクリーン処理を行い、入力画像データとの差分を求めることで評価値の算出を行っていた。しかしながら、必ずしも評価値を求めるために実際にスクリーン処理を行う必要はない。例えば図23に、実際のスクリーン処理を行わずにスクリーン処理後二値データに近似したデータを算出する疑似的なスクリーン処理方法を示す。図23の2301は、実際のスクリーン処理をした場合を、2302は擬似的にスクリーン処理を行った場合を示している。疑似的にスクリーン処理をする場合、実際のスクリーン周波数と同じ周波数の1、−1の符号反転データと画像データの積を取る。これにより、実際のスクリーン処理後の周波数に変調することが可能である。また、2302の出力データは、平均0の信号を取り出すことができる。以上の方法によれば、実際にスクリーン処理を行わずに擬似的に評価値を算出可能である。
図24は、擬似スクリーン処理を用いて本発明を実施する例を示す。図24の構成では、実際のスクリーン処理結果とは多少異なるが、実際のスクリーン処理結果と概ね等しい評価値を算出することが可能である。
また、図24に示す構成例では、擬似スクリーン処理データが平均0となるため、入力画像データとの差分を取る必要はない。上記のようにすると、少ないLPFで、実際に入力画像データとの差分を取らなくても、入力画像データの低周波成分とスクリーン処理結果の低周波成分との差の近似値が得られ、評価値を算出することができる。
上記実施例では、2値出力となるスクリーン処理における例を示したが、2値以上の出力となるスクリーン処理に対しても同様に適用してもよい。
本発明は、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体(記録媒体)等としての実施形態をとることが可能である。複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、撮像装置、webアプリケーション等)から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚本発明は、ソフトウェアのプログラムを、システムや装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムや装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。この場合のプログラムとは、本発明に記載の機能を実現するためのプログラムである。
(変形例7)
前述の実施例および変形例では、非細線・非エッジ部と、細線・エッジ部の属性データがあらかじめ与えられない場合を前提として、画像データの全ての画素について評価値を算出し、該評価値を元に、スクリーン合成パラメータを算出した。しかしながら、属性データや領域判定情報によりあらかじめ画像特徴が与えられている場合に、画像特徴に応じて本実施例によるスクリーン処理を施してもよい。例えば細線・エッジ部の属性データが与えられている場合は、属性データ領域のみ評価値を算出し、評価値に応じたスクリーン合成パラメータを算出して、合成スクリーンによる処理を行ってもよい。
更には逆に、特定領域のみ本実施例によるスクリーン処理を施さないようにする構成も考えられる。例えば、人物領域・顔領域・ノイズの多い領域などの領域判定情報が得られる場合には、該当領域に対してのみ、上記実施例の合成スクリーンによるスクリーン処理を行わないなどとする例である。

Claims (13)

  1. 第1のスクリーン情報を用いて入力画像データに対してスクリーン処理を行う第1のスクリーン処理手段と、
    前記第1のスクリーン処理手段の処理結果の低周波成分と該入力画像データの低周波成分との差に基づき、該第1のスクリーン処理手段の処理結果の評価値を求める評価手段と、
    前記第1のスクリーン処理手段の処理結果の評価値に応じて、前記第1のスクリーン情報と該第1のスクリーン情報とは異なる第2のスクリーン情報とを合成し、該合成されたスクリーン情報を設定する設定手段と、
    前記設定されたスクリーン情報を用いて、前記入力画像データに対してスクリーン処理を行う第2のスクリーン処理手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2のスクリーン情報を用いてスクリーン処理する第3のスクリーン処理手段を有し、
    前記評価手段は、さらに、前記第3のスクリーン処理手段の処理結果の低周波成分と前記入力画像データの低周波成分とから、該第3のスクリーン処理手段の処理結果の評価値を求め、
    前記設定手段は、前記第1のスクリーン処理手段の処理結果の評価値と前記第3のスクリーン処理手段の処理結果の評価値とに応じて、前記第1のスクリーン情報と前記第2のスクリーン情報とを合成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記設定手段は、前記第1のスクリーン処理手段の処理結果の評価値および前記第3のスクリーン処理手段の処理結果の評価値の両方が悪い場合は、前記第1のスクリーン情報を設定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1のスクリーン情報はドットスクリーン情報であり、前記第2のスクリーン情報はラインスクリーン情報であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第2のスクリーン情報はラインスクリーン情報であり、前記ラインスクリーン情報から得られるスクリーンベクトルは、前記第1のスクリーン処理を構成する2つのスクリーンベクトルの線形結合で表され、かつ各結合係数が整数または整数の逆数であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2のスクリーン情報には、異なる複数のラインスクリーン情報が含まれることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記評価手段は、前記第1のスクリーン処理手段でおこなうスクリーン処理に応じた周波数をカットオフするローパスフィルタを使用することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記差は、前記第1のスクリーン処理手段の処理結果と前記入力画像データとの画素毎に減算した後に、該減算して得られる結果に対してローパスフィルタを用いてフィルタ処理をすることにより求められる請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 第1のスクリーン情報を用いて入力画像データに対してスクリーン処理を行う第1のスクリーン処理ステップと、
    前記第1のスクリーン処理ステップによる処理結果の低周波成分と該入力画像データの低周波成分との差に基づき、該第1のスクリーン処理ステップによる処理結果の評価値を求める評価ステップと、
    前記第1のスクリーン処理ステップによる処理結果の評価値に応じて、前記第1のスクリーン情報と該第1のスクリーン情報とは異なる第2のスクリーン情報とを合成し、該合成されたスクリーン情報を設定する設定ステップと、
    前記設定されたスクリーン情報を用いて、前記入力画像データに対してスクリーン処理を行う第2のスクリーン処理ステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  10. 請求項1乃至8のいずれかに記載の画像処理装置を実行するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを有するプログラム。
  11. 前記設定されたスクリーン情報を構成する一部の閾値は、前記第1のスクリーン情報の閾値と前記第2のスクリーン情報の閾値とを用いた演算により算出された閾値であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  12. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像処理装置を内蔵し、前記第2のスクリーン処理手段によってスクリーン処理された画像データに基づいて、記録媒体上に画像を記録する画像形成装置。
  13. 電子写真方式を用いて画像を記録することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
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