JP2012035789A - 車両の非接触給電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に非接触で電力供給を行う給電装置を複数備えた非接触給電システムにおいて、各給電装置における給電準備時間を短くして、速やかに給電開始できるようにする。
【解決手段】複数の給電装置30を車両2の走行路に沿って配置し、その入り口に監視用通信装置50を設け、管理装置60が、監視用通信装置50を介して、進入車両2から車両IDを取得する。また、管理装置60は、車両IDに基づき進入車両2は給電対象車両であるか否かを判定し、給電対象車両であれば、進入車両2から取得した車両情報に基づき給電方法を求め、車両IDと共に各給電装置30に通知する。各給電装置30は、進入車両2から送信される車両IDに基づき、給電対象車両が自己の給電領域に到達したことを検知し、管理装置60から指定された給電方法で、給電対象車両への給電を開始する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に対し非接触で電力供給を行う給電装置を複数備えた非接触給電システムに関する。
従来、エンジンとモータとを動力源とするハイブリッド車やモータのみを動力源とする電気自動車に電力供給を行う給電装置として、車両に搭載された受電コイルに対し、電磁誘導若しくは磁界/電界の共鳴により電力供給を行う、非接触式の給電装置が知られている(例えば、特許文献1〜3等参照)。
また、電力伝送システムとしては、マイクロ波等の電波を利用して無線伝送する無線電力伝送システムが知られている(例えば、特許文献4等参照)。
そして、この無線電力伝送システムにおける電波による電力伝送方式を採用することによっても、車両に非接触で電力供給を行う給電装置を実現することはできる。
特願2009−071909号公報 特願2010−068634号公報 特願2010−124522号公報 特願2010−04324号公報
上記のような非接触式の給電装置によれば、給電対象となる車両を、給電装置が設置された場所に移動させて、車両側から給電装置に対し電力供給を要求すればよく、接触式の給電装置のように、給電用のプラグを給電装置に設けられた給電用のコンセントに差し込む必要がないため、車両への給電を簡単な操作で安全に実施することができる。
ところで、こうした非接触式の給電装置を各種施設の駐車場に設置し、その駐車場の利用者が給電装置を利用できるようにするには、給電装置側で、当該給電装置の給電領域内に進入した車両が給電対象車両であるか否かを判定したり、その車両への給電方法を決定したりする必要がある。
しかし、このような車両判定や給電方法決定のための処理を給電装置が行うようにすると、車両が給電装置の給電領域内に進入してから給電を開始するまでの給電準備時間が長くなるという問題が発生する。
また、非接触式の給電装置は、駐車場に限らず、例えば、車両の走行路に沿って順に配置することで、走行中の車両に対し順次電力供給を行うようにすることもできる。しかし、この場合、各給電装置から給電領域内の車両に電力供給し得る時間は、車両の駐車時に電力給電を行う場合に比べ、極めて短くなる。
このため、上記のように各給電装置での給電準備時間が長くなると、走行中の車両に対し充分電力供給を行うことができないとか、走行中の車両に電力供給を行うには車両の走行速度を極低速に制限しなければならないという問題が生じ、延いては、給電システムの使い勝手が悪くなるという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、車両に対し非接触で電力供給を行う給電装置を複数備えた非接触給電システムにおいて、各給電装置における給電開始前の準備時間を短くして、各給電装置からの給電開始を速やかに実行できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、
車両に搭載された受電手段に対し非接触で電力供給するための給電手段と、
前記給電手段からの電力供給が可能な給電領域内に位置する車両に搭載された車両側通信手段との間で、無線通信を行うための給電側通信手段と、
前記給電側通信手段が、前記車両側通信手段から送信された車両の識別情報を受信すると、該識別情報に基づき、前記給電領域内の車両が給電対象車両であるか否かを判定し、前記給電領域内の車両が給電対象車両であれば、前記給電手段を駆動して前記受電手段への電力供給を実施させる制御手段と、
を備えた給電装置を、前記給電領域が重複することのないよう複数分散して配置してなる車両の非接触給電システムであって、
前記各給電装置が配置された複数の給電領域を含む監視対象領域への車両の進入通路に設置され、前記監視対象領域へ進入する進入車両に搭載された車両側通信手段との間で無線通信を行うための監視用通信装置と、
該監視用通信装置を介して、前記進入車両から識別情報を取得すると共に、該取得した識別情報に基づき当該システムを利用可能な車両の識別情報が登録されたデータベースを検索することで、前記進入車両が当該システムを利用可能な車両であるか否かを判定し、前記進入車両が当該システムを利用可能な車両であれば、前記進入車両の識別情報を、前記給電対象車両の識別情報として、前記監視対象領域内に分散配置された全給電装置の制御手段に通知し、その後、前記各給電装置から送信されてくる給電完了信号に基づき、当該システムにて給電が完了した給電完了車両を特定して、記憶手段に記憶する管理装置と、
を備え、前記各給電装置の制御手段は、前記給電側通信手段が受信した車両の識別情報と、前記管理装置から通知された給電対象車両の識別情報とに基づき、前記給電領域内の車両が給電対象車両であるか否かを判定し、その後、前記給電手段から当該給電対象車両に搭載された受電手段への電力供給が完了すると、当該給電対象車両の識別情報を含む給電完了信号を、前記管理装置に送信することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両の非接触給電システムにおいて、
前記管理装置は、前記進入車両が当該システムを利用可能な車両であれば、前記監視用通信装置を介して、前記進入車両から要求電力量を表す電力情報を取得し、その取得した電力情報に基づき、前記各給電装置に設けられた給電手段から前記受電手段への給電条件を求め、該給電条件と前記進入車両の識別情報とを、給電対象車両の情報として、前記各給電装置の制御手段に通知し、
前記各給電装置の制御手段は、前記給電側通信手段が受信した車両の識別情報と、前記管理装置から通知された給電対象車両の識別情報とに基づき、前記給電領域内の車両が給電対象車両であると判定すると、前記管理装置から通知された給電条件に従い、前記給電手段から前記受電手段への電力供給を実施させることを特徴とする。
一方、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の車両の非接触給電システムにおいて、
前記各給電装置の制御手段は、前記給電領域内の車両が給電対象車両であると判定すると、前記給電側通信手段を介して、前記給電対象車両から要求電力量を表す電力情報を取得し、その取得した電力情報に基づき、前記給電手段から前記受電手段への給電条件を求め、該給電条件に従い前記給電手段を駆動することを特徴とする。
また次に、請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両の非接触給電システムにおいて、前記管理装置は、複数の給電装置の何れかから前記給電完了信号を受けて、給電完了車両を特定すると、該給電完了車両に対する課金処理を行い、課金処理結果を前記記憶手段に記憶することを特徴とする。
上記のように、請求項1に記載の車両の非接触給電システムにおいては、給電手段と給電側通信手段と制御手段とを備えた複数の給電装置が、給電手段からの給電領域が重複することのないよう分散して配置されており、各給電装置が配置された複数の給電領域を含む監視対象領域への車両の進入通路には、監視対象領域へ進入する進入車両に搭載された車両側通信手段との間で無線通信を行うための監視用通信装置が設けられている。
そして、管理装置が、監視用通信装置を介して進入車両から識別情報を取得し、その取得した識別情報を用いて、当該システムを利用可能な車両の識別情報が登録されたデータベースを検索することにより、進入車両が当該システムを利用可能な車両であるか否かを判定する。
また、管理装置は、進入車両が当該システムを利用可能な車両であると判定すると、この進入車両の識別情報を、給電対象車両の識別情報として、監視対象領域内に分散配置された全給電装置の制御手段に通知する。
すると、各給電装置の制御手段は、給電側通信手段が受信した車両の識別情報と、管理装置から通知された給電対象車両の識別情報とに基づき、給電領域内の車両が給電対象車両であるか否かを判定し、給電領域内の車両が給電対象車両であれば、給電手段を駆動して、その車両に搭載された受電手段への電力供給を実施させる。
従って、請求項1に記載の非接触給電システムによれば、給電装置の制御手段が、給電領域内の車両が給電対象車両か否かを判定する際には、その車両から取得した識別情報が、進入車両が監視対象領域へ進入する際に管理装置から通知された識別情報と一致するか否かを判定するだけでよく、その車両から取得した識別情報を用いて、当該システムを利用可能な車両の識別情報が登録されたデータベースを検索する必要がない。
このため、本発明の非接触給電システムによれば、各給電装置の給電領域内に車両が進入してから、各給電装置が給電手段から受電手段への給電を開始するまでの給電準備時間を極めて短くすることができる。
また、本発明の非接触給電システムによれば、複数の給電装置を車両の走行路に沿って順に配置することで、各給電装置が走行中の車両に対し順次電力供給を行うようにしても、車両の走行速度を極低速にすることなく、車両への給電を良好に実行することができるようになる。
また次に、各給電装置の制御手段は、給電手段を駆動して受電手段への電力供給を開始してから、その受電手段への電力供給が完了すると、給電対象車両の識別情報を含む給電完了信号を管理装置に送信し、管理装置は、各給電装置から送信されてくる給電完了信号に基づき、当該システムにて給電が完了した給電完了車両を特定して、記憶手段に記憶する。
このため、管理装置側では、各給電装置が給電領域内の車両に電力供給を行った際に、その給電を行った車両(給電完了車両)を特定するための情報(識別情報等)が記憶手段に記憶されることになり、当該システムの管理者は、その記憶手段に記憶された給電完了車両の情報に基づき、当該システムの利用状況や当該システムを利用した車両(若しくは利用者)を把握することができる。
ところで、給電装置において、給電手段から受電手段への電力供給を効率よく行うには、給電対象となる車両から要求電力量を表す電力情報を取得し、その取得した電力情報に基づき、給電手段から受電手段への給電条件(給電電力量等)を制御するとよい。
そして、このためには、請求項2に記載のように、管理装置を、進入車両が当該システムを利用可能な車両であると判定した際に、監視用通信装置を介して、進入車両から要求電力量を表す電力情報を取得し、その取得した電力情報に基づき、給電手段から前記受電手段への給電条件を求め、その給電条件と進入車両の識別情報とを、給電対象車両の情報として各給電装置の制御手段に通知するように構成し、更に、各給電装置の制御手段を、給電領域内の車両が給電対象車両であると判定した際、管理装置から通知された給電条件に従い、給電手段から受電手段への電力供給を実施するように構成するか、
或いは、請求項3に記載のように、各給電装置の制御手段を、給電領域内の車両が給電対象車両であると判定すると、給電側通信手段を介して給電対象車両から要求電力量を表す電力情報を取得し、その取得した電力情報に基づき、給電手段から受電手段への給電条件を求め、その給電条件に従い給電手段を駆動するよう構成するとよい。
そして、このようにすれば、各給電装置において、給電手段が給電領域内の車両に対し電力供給する際の給電条件を、その車両からの要求電力量に応じて制御することができるようになり、各給電装置から車両への電力供給を効率よく行うことが可能となる。
また特に、請求項2に記載のように、管理装置側で、進入車両毎に給電手段から受電手段への給電条件を求めて、各給電装置に、その進入車両に対する給電条件を通知するようにすれば、各給電装置側で制御手段が給電手段を駆動する際に、給電対象車両から要求電力量を表す電力情報を取得して給電手段による給電条件を求める必要がないので、各給電装置における給電準備時間をより短くすることができる。
よって、請求項2に記載の車両の非接触給電システムは、各給電装置が走行中の車両に対し順次電力供給を行うのに適したシステムとなり、請求項3に記載の車両の非接触給電システムは、駐車場等で車両の駐車スペース毎に給電装置を設置して、各駐車スペースに駐車された車両に対し電力供給を行うのに適したシステムとなる。
また次に、請求項4に記載の車両の非接触給電システムにおいては、管理装置が、複数の給電装置の何れかから給電完了信号を受けて給電完了車両を特定すると、該給電完了車両に対する課金処理を行い、課金処理結果を記憶手段に記憶するよう構成されている。
このため、請求項4に記載の車両の非接触給電システムは、給電装置を使って電力供給を行った車両の所有者から、電力供給量に対応した料金を徴収するのに適したシステムとなる。
実施形態の非接触給電システムの概略構成を表す構成図である。 実施形態の受電装置の構成を表すブロック図である。 実施形態の給電装置の構成を表すブロック図である。 実施形態の管理装置にて実行される認証処理を表すフローチャートである。 実施形態の給電装置にて実行される到達予測処理を表すフローチャートである。 実施形態の給電装置にて実行される給電処理を表すフローチャートである。 実施形態の管理装置にて実行される課金処理を表すフローチャートである。 実施形態の非接触給電システムの変形例を表す説明図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1に示すように、本実施形態の非接触給電システムは、車両2に搭載された受電装置10に対し、非接触で電力供給を行うためのものであり、車両2の走行路8に沿って所定間隔で配置された多数の給電装置30と、車両2の進行方向から見て、各給電装置30が配置された給電区間よりも所定距離だけ手前(換言すれば、給電区間への入り口付近)に設けられ、各給電装置30が配置された給電区間(換言すれば監視対象領域)に進入する車両2と無線通信する監視用通信装置50と、監視用通信装置50が車両2と通信することにより得られた車両2の識別情報(以下、車両IDともいう)に基づき、車両2が当該システムを利用可能な車両であるか否かを判定(所謂認証)し、車両2が当該システムを利用可能な車両であるとき、各給電装置30に対し、その認証した車両2(以下、認証できなかった車両2と区別するために、給電対象車両2Aともいう)への給電を実施させる管理装置60と、を備える。
なお、給電装置30の配置間隔は、給電対象車両2Aの受電装置10に対し給電可能な各給電装置30の給電領域が重複することのないように設定されている。
そして、管理装置60と複数の給電装置30とは、走行路8の給電区間に沿って配線された通信線52を介して、双方向に通信可能に接続されており、管理装置60はインターネット等の広域ネットワーク62を介して、車両認証用のデータベース70にアクセスできるようにされている。
ここで、受電装置10は、図2に示すように、ハイブリッド車や電気自動車等からなる車両2に搭載され、給電装置30から受電した電力にて、車両2の動力源となるモータに電源供給を行うバッテリ4を充電するためのものであり、給電装置30からの供給電力を受電する手段として、車両2の底部に設けられた受電用アンテナ12を備える。
なお、受電用アンテナ12及び後述の給電用アンテナ32は、電力伝送用の高周波信号(例えば、マイクロ波)を送受信するように設定されており、以下の説明で通信若しくは電力伝送に用いられる高周波信号(詳しくはOFDM変調信号のサブキャリア)は、全てこれら各アンテナ12、32で送受信可能なものとする。
また、受電装置10には、受電用アンテナ12が受信した受信信号(電力)を整流し平滑化する整流平滑回路18、整流平滑回路18からの出力に基づきバッテリ4を充電する充電回路20、及び、整流平滑回路18からの出力に基づき、受電した電力量(受電量)を検出する受電量検出部22が備えられている。
尚、充電回路20は、外部のプラグイン用給電装置から受電プラグ21を介して入力される電力でもバッテリ4を充電できるようになっているが、この充電系統の制御等については周知であり、本発明とは直接関係がないので、説明を省略する。
また次に、受電装置10には、受電用アンテナを介して監視用通信装置50や給電装置30との間で無線通信するための無線通信部24、及び、この無線通信部24を介して監視用通信装置50や給電装置30に給電要求を送信したり、監視用通信装置50や給電装置30から送信された情報を取得し、充電回路20を制御する受電制御部28が備えられている。
受電制御部28は、CPUを中心とするマイクロコンピュータにて構成されており、車両に搭載されたモータ制御用のECU(電子制御装置)6を始めとする各種ECUとの間で、車内LANを介してデータ通信を行い、車両IDや車両運転者からの充電要求、バッテリ4の残容量、車両の車速等、給電装置30から電力供給を受けるのに必要な各種情報を取得する。
そして、受電制御部28は、車両運転者から充電要求を受けると、無線通信部24に車両IDを表す送信データを出力することで、受電用アンテナ12から車両IDを送信させ、無線通信部24にて車両情報の送信要求が受信されると、その要求に対応した車両情報(例えば、バッテリ4の残容量や車速等)を無線通信部24に出力することで、受電用アンテナ12から車両情報を送信させる。
また、受電制御部28は、給電装置30から電力供給を受けているときには、給電装置30から通知される給電電力量を、無線通信部24を介して取得し、その取得した給電電力量と受電量検出部22で検出される受電電力量とを比較し、これらの差が閾値を超えた際には、受給電に異常があると判断して、充電回路20による充電を停止したり、その旨を表す異常情報を無線通信部24に出力することで、受電用アンテナ12から異常情報を送信させる。
また、無線通信部24は、OFDM変調部25とOFDM復調部26とから構成されており、受電制御部28から入力される送信情報をOFDM変調部25にて変調して、方向性結合器14を介して受電用アンテナ12に出力し、OFDM復調部26には、受電用アンテナ12から方向性結合器14、16を介して受信信号を入力するようにされている。
尚、方向性結合器14は、受電用アンテナ12からの受信信号を方向性結合器16側に伝送し、OFDM変調部25からの送信信号を受電用アンテナ12側に伝送するためのものであり、方向性結合器16は、方向性結合器14を介して入力される受信信号の殆どを整流平滑回路18側に伝送し、その受信信号の一部(−50dB〜−60dB)をOFDM復調部26側に伝送する。
次に、給電装置30は、図3に示すように、車両2の受電装置10に設けられた受電用アンテナ12との間で送受信するための給電用アンテナ32と、管理装置60や他の給電装置30との間で通信線52を介して通信を行うための有線通信部34と、CPUを中心とするマイクロコンピュータにて構成された給電制御部36と、給電用アンテナ32を介して受電装置10との間で無線通信をしたり、給電対象車両2Aへの電力供給量を制御したりするための無線通信部38と、給電用電源回路48から電力供給を受けて、無線通信部38からの出力を給電用に電力変換(例えば、D級増幅)する電力変換部44と、電力変換部44での電力変換により発生する歪成分(換言すれば不要な信号成分)を相殺するために、無線通信部38から電力変換部44に出力される送信信号(詳しくはOFDM変調信号)を補正する歪補償部42と、電力変換部44からの出力(送信信号)を給電用アンテナ32側に伝送し、給電用アンテナ32にて受信された受信信号を無線通信部38側に伝送する方向性結合器46と、から構成されている。
なお、給電用電源回路48は、商用電源等の外部電源から電源供給を受けて、電力変換部44駆動用の電源電圧を生成するものであり、給電制御部36や無線通信部38等に電源供給を行う定電圧電源回路(図示せず)とは別に、大電力給電用の電源回路として設けられている。
ここで、無線通信部38は、OFDM変調部40とOFDM復調部41とから構成されており、OFDM変調部40は、給電制御部36からの指令に従い、送信に用いる電波の波数や各電波の変調方式を切り換え可能に構成されている。
そして、給電制御部36は、給電用アンテナ32で受信され、OFDM復調部41にて復調された受電装置10からの車両IDに基づき、給電装置30の給電領域内に給電が必要な給電対象車両2Aが進入したか否かを判定し、給電領域内に給電対象車両2Aが進入したと判定すると、OFDM変調部40に波数及び変調方式(BPSK、QPSK等の位相変調の何れか)を指令して、OFDM変調部40にOFDM変調信号を生成させると共に、変調用のデータとして、現在の給電電力量等を表す情報を出力する。
この結果、OFDM変調部40からは、給電電力量を表す情報にて変調された所定波数のOFDM変調信号が出力され、その信号が歪補償部42を介して電力変換部44に入力され、電力変換部44にて例えばD級増幅されて、給電用アンテナ32から、給電領域内に位置する給電対象車両2Aの受電装置10へと放射される。
なお、車両2の受電装置10において、受電用アンテナ12は車両2の底部に設けられているため、給電装置30の給電用アンテナ32は、低損失で電力伝送を行うために、車両2が走行する走行路8の路面に埋設されている。
次に、監視用通信装置50は、図3に示した給電装置30から、電力変換部44、歪補償部42、給電制御部36及び有線通信部34を除いた無線通信専用の回路構成になっており、通信用のアンテナとして、給電装置30の給電用アンテナと同様に構成され、走行路8の路面に埋設されたアンテナを備える。
そして、管理装置60は、この監視用通信装置50に設けられた無線通信部(図示せず)に接続されており、この無線通信部及び通信用アンテナを介して、車両2に搭載された受電装置10との間で無線通信を行う。
なお、管理装置60は、車両2が監視用通信装置50の通信可能領域を通過する間に、監視用通信装置50を介して車両情報を取得する必要があるため、監視用通信装置50と車両2に搭載された受電装置10(詳しくは図2に示した無線通信部24)との間の通信方式には、高速通信可能な通信方式が設定されている。
具体的には、管理装置60が監視用通信装置50の無線通信部から車両情報の要求信号等を送信させる際の変調方式や、受電装置10が無線通信部24を介して監視用通信装置50に車両情報を送信する際の変調方式には、QPSK,8PSK等の多値の位相変調方式が設定され、しかも、OFDM変調に利用する波数も略最大の波数に設定されている。
以下、この管理装置60の動作、及び、給電装置30における給電制御部36の動作を、図4〜図7に示すフローチャートに沿って説明する。
まず、図4は、管理装置60(詳しくは管理装置60を構成するマイクロコンピュータ)にて実行される認証処理を表すフローチャートである。
図4に示すように、この認証処理では、まずS100(Sはステップを表す)にて、監視用通信装置50が、給電を要求する車両2の受電装置10から送信される車両IDを取得したか否か、を判断することにより、監視用通信装置50が車両IDを取得するのを待つ。
そして、監視用通信装置50が車両IDを取得すると、続くS110にて、車両認証用のデータベース70にアクセスしてこの車両IDを検索し、続くS120にて、今回監視用通信装置50に車両IDを送信してきた車両2が、当該システムを利用可能な給電対象車両2Aとしてデータベース70に登録されているか否かを判断する。
S120にて、車両2(詳しくは車両ID)が給電対象車両2Aとしてデータベース70に登録されていると判断されると、S130に移行して、監視用通信装置50からその車両2(つまり給電対象車両2A)の受電装置10に対し、車両情報(車速やバッテリ4の残容量等)を要求する要求信号を送信させ、逆に、S120にて、車両2(詳しくは車両ID)がデータベース70に登録されていないと判断されると、今回監視用通信装置50の通信可能領域に入った車両2は給電対象車両2Aではないので、当該認証処理を一旦終了する。
次に、S130にて、車両情報の要求信号を送信すると、給電対象車両2Aの受電装置10は、その要求信号を受信して、その要求信号に対応した車両情報(車速やバッテリ4の残容量等)を送信することから、続くS140では、監視用通信装置50が給電対象車両2Aの受電装置10から送信された車両情報を取得したか否かを判断することにより、監視用通信装置50が給電対象車両2Aから車両情報を取得するのを待つ。
次に、S140にて、監視用通信装置50が給電対象車両2Aの車両情報を取得したと判断されると、S150に移行して、監視用通信装置50が取得した車両情報(車速やバッテリ4の残容量等)に基づき、給電対象車両2Aが現在の車速で走行している状態で各給電装置30から給電対象車両2Aに電力を供給するのに適したOFDM変調信号の波数及び変調方式(上述したBPSK、QPSK等の位相変調の何れか)を決定する。
なお、本実施形態では、給電装置30がOFDM変調信号を生成する際の各波の変調方式を位相変調としているが、これは、本実施形態のように所謂路車間通信を行う場合には、給電対象車両2Aが走行中であるため、振幅変調や周波数変調よりも、位相変調の方が、データ通信時の通信エラーが発生し難くなるからである。
また、本実施形態のようにOFDM変調信号を利用して多波で電力伝送する場合、各波の変調方式を位相変調にすれば、各波の信号レベルを最大レベル(増幅回路の飽和レベル)にすることができる。そして、この場合、OFDM変調信号の波数を変更するだけで、送信電力を簡単に調整することができる。
そこで、本実施形態では、多波のOFDM変調信号を利用して無線伝送するに当たって、各波の変調方式として位相変調を採用すると共に、各波を増幅回路の飽和レベルで決まる最大レベルに設定し、OFDM変調信号の波数を変更することにより、送信電力を調整するようにしているのである。
そして、S150にて、各給電装置30が車両2の受電装置10に電力供給を行う際の給電方法(波数及び変調方式)が決定されると、S160に移行して、S110及びS120の処理にて給電対象車両2Aとして認証した車両2の車両ID、S130及びS140の処理にて取得した車両情報に含まれる給電対象車両2Aの車速、S150にて決定した給電方法(波数及び変調方式)、及び、車両IDから車両2を認証した認証時刻からなる給電対象情報を、通信線52を介して各給電装置30に送信し、当該認証処理を終了する。
このように、管理装置60は、上記認証処理を実行することによって、監視用通信装置50付近を通過する車両2が給電対象車両2Aか否かを判定し、監視用通信装置50付近を通過する車両2が給電対象車両2Aである場合には、給電対象車両2Aから車両情報を取得して、その給電対象車両2Aに対する各給電装置30からの給電方法を決定し、その給電方法や車両情報を各給電装置30に通知することで、各給電装置30が、自身の給電領域に進入してきた給電対象車両2Aへの給電を速やかに開始できるようにする。
次に、図5は、給電装置30の給電制御部36にて実行される到達予測処理を表すフローチャートである。
この到達予測処理は、各給電装置30が、管理装置60又は他の給電装置30から通信線52を介して送信されてくる情報(給電対象情報又は給電完了情報)を取得し、その取得した情報に基づき、自己の給電領域に給電対象車両2Aが到達する時刻を予測するための処理であり、各給電装置30内の給電制御部36にて繰り返し実行される。
図5に示すように、この到達予測処理では、まずS200にて、管理装置60又は他の給電装置30から通信線52を介して送信されてきた情報が有線通信部34にて受信されたか否かを判断することにより、有線通信部34が管理装置60又は他の給電装置30から送信された情報を受信するのを待つ。
そして、S200にて、有線通信部34が管理装置60又は他の給電装置30から送信された情報を受信したと判断されると、S210にて、有線通信部34が受信した情報は、管理装置60が給電対象車両2Aを認証したときに送信してくる給電対象情報であるか否かを判断し、受信情報が給電対象情報であれば、S220に移行する。
S220では、有線通信部34が受信した給電対象情報に含まれる認証時刻と車速とに基づき、管理装置60にて今回認証された給電対象車両2Aが当該給電装置30の給電領域に到達する予測時刻(車両到達予測時刻)を算出する。
そして、続くS230では、S220にて算出された車両到達予測時刻と、今回有線通信部34にて受信された給電対象情報とを給電制御部36内のメモリに記憶し、当該到達予測処理を一旦終了する。
一方、S210にて、有線通信部34が受信した情報は、給電対象情報ではないと判断された場合には、S240に移行し、有線通信部34が受信した情報は、他の給電装置30から、給電対象車両2Aへの給電を完了したときに送信される給電完了情報であるか否かを判断する。
なお、この給電完了情報は、図6に示す給電処理に従い各給電装置30が給電対象車両2Aへの電力供給を行い、給電対象車両2Aの移動に伴い給電を完了したときに、通信線52を介して管理装置60及び他の給電装置30に送信する情報であり、給電完了情報には、給電を完了した時刻(給電完了時刻)、給電を完了した給電対象車両2Aの車両IDと車速、これらの情報の送信元である給電装置30を特定するための装置ID、等が含まれる。
S240にて、受信情報が他の給電装置30から送信された給電完了情報であると判断されると、S250に移行して、有線通信部34にて今回受信された給電完了情報に基づき、車両IDにて特定される給電対象車両2Aが、装置IDにて特定される他の給電装置30から当該給電装置30まで移動するのに要する時間を求め、更に、給電完了時刻から、給電対象車両2Aが当該給電装置30の給電領域に到達する時刻を算出する、といった手順で、車両到達予測時刻を再計算し、S230の処理にて既にメモリに記憶されている車両到達予測時刻のうち、今回再計算したものと同じ給電対象車両2Aに対する車両到達予測時刻を、今回再計算した車両到達予測時刻に書き換え、当該到達予測処理を一旦終了する。
従って、各給電装置30は、上記到達予測処理を実行することで、管理装置60が認証した給電対象車両2Aが自己の給電領域に到達する時刻(車両到達予測時刻)を予測することができ、しかも、給電対象車両2Aの車速が、監視用通信装置50を通過して多数の給電装置30が配置された給電区間(管理対象領域)に進入してから変化したとしても、他の給電装置30からの給電完了情報に基づき、車両到達予測時刻を更新することができる。
なお、S250においては、有線通信部34で受信された給電完了情報が、給電区間内で自己の給電装置30よりも前方(換言すれば監視用通信装置50側)に位置する他の給電装置30からの給電完了情報であれば、車両到達予測時刻を再計算してメモリ内の車両到達予測時刻を更新するが、有線通信部34で受信された給電完了情報が、給電区間内で自己の給電装置30よりも後方(換言すれば監視用通信装置50とは反対側)に位置する他の給電装置30からの給電完了情報であれば、車両到達予測時刻を再計算することなく、到達予測処理を終了する。
次に、図6は、給電装置30の給電制御部36にて実行される車両給電処理を表すフローチャートである。
この給電処理は、現在時刻が、上述の到達予測処理でメモリに記憶された車両到達予測に達した時点で起動され、無線通信部38(詳しくはOFDM復調部41)にて受信された車両IDから、自己の給電領域内に入った給電対象車両2Aを検出して、その給電対象車両2Aに対し、電力供給を行うための処理である。
図6に示すように、この給電処理では、まずS300にて、図5のS230にてメモリに記憶された車両対象情報(車両対象情報がメモリに複数記憶されている場合には、今回給電処理が起動された到達予測時刻に対応した給電対象車両2Aの車両対象情報)の中から、自己の給電領域に到達すると予測される給電対象車両2Aの車両IDを読み込み、無線通信部38(詳しくはOFDM復調部41)にてその車両IDが受信されたか否かを判断することにより、給電対象車両2Aが自己の給電領域内に進入してくるのを待つ。
そして、S300にて、無線通信部38にて給電対象車両2Aの車両IDが受信され、給電対象車両2Aが自己の給電領域内に入ったと判断されると、S310に移行して、その給電対象車両2Aに対する給電方法(波数及び変調方式)を、メモリに記憶された車両対象情報の中から読み込み、無線通信部38のOFDM変調部40に対し、OFDM変調信号を生成する際の条件である波数及び変調方式を設定することで、OFDM変調部40によるOFDM変調信号の生成を開始させる。
この結果、OFDM変調部40から電力変換部44には歪補償部42を介してOFDM変調信号(多数のサブキャリアからなる多波信号)が出力され、電力変換部44から、OFDM信号を構成している各サブキャリアを最大レベル(飽和レベル)まで増幅した信号が出力されて、給電対象車両2Aに対する電力供給が開始されることになる。
また、OFDM変調部40は、給電制御部36から指定された波数のサブキャリアを位相変調することで、OFDM変調信号を生成するように動作するため、給電制御部36は、給電対象車両2Aの受電装置10にデータを送信する際には、送信データをOFDM変調部40に出力することで、各サブキャリアを送信データに応じて位相変調させる。
また逆に、受電装置10へのデータ送信は行わず、電力伝送だけを行う際には、給電制御部36は、予め設定された一定の送信データ(例えば全ビットを値「1」にしたデータ)をOFDM変調部40に出力することで、OFDM変調部40から位相変調しない無変調のサブキャリア(多波)を出力させる。
こうして、給電対象車両2Aへの給電が開始されると、S320に移行して、給電対象車両2Aの受電装置10から最新の車両情報(車速やバッテリ4の残容量等)を取得するための送信データをOFDM変調部40に出力することで、受電装置10に対し車両情報の送信要求を送信させる。
なお、車両情報の送信要求を送信するのに用いる送信データには、現在給電対象車両2Aに供給している電力量(給電電力量)のデータも含まれる。
そして、このように車両情報の送信要求を送信すると、給電対象車両2Aの受電装置10からは、その送信要求に対応して、車速やバッテリ4の残容量を表す車両情報が送信され、場合によっては、給電電力量と受電電力量との差が異常である旨を表す異常情報も送信されてくる。
このため、続く、S330では、OFDM復調部41にて、給電対象車両2Aから送信された異常情報が復調されたか否かを判断することにより、給電対象車両2から給電状態の異常が通知されたか否かを判断し、給電状態の異常が通知されていなければ(換言すれば給電対象車両2への給電状態が正常であれば)、S340に移行し、逆に、給電対象車両2Aへの給電状態が異常であれば、S370に移行する。
次に、S340では、S320にて車両情報の送信要求を送信させた後、車両情報を受信できない時間が、所定の判定時間以上経過したか否かを判断することにより、給電対象車両2Aが自己の給電領域を脱出したか否かを判断する。
そして、S340にて、車両情報の送信要求送信後、所定の判定時間以上の間、車両情報を受信できず、給電対象車両2Aが自己の給電領域を通過したと判断されると、給電対象車両2Aに対する給電は完了したと判断して、S350に移行し、逆に、S340にて、車両情報の送信要求送信後、所定の判定時間が経過する間に、車両情報を受信したと判断されると、S320に移行して、給電対象車両2Aの受電装置10に対し、車両情報の送信要求を再送信させる。
次に、S350では、OFDM変調部25からのOFDM変調信号の出力を停止させることで、給電対象車両2Aへの電力供給を停止させると共に、現在の時刻、給電対象車両2Aの車両ID、及び、S310にて給電を開始してから給電を停止するまでの間に供給した電力量等からなる給電完了情報を、給電装置30自身の識別用IDである装置IDと共に、有線通信部34に出力することで、これら各情報を、通信線52を介して管理装置60及び他の給電装置30に送信させる。
一方、S370では、給電対象車両2Aへの給電状態が異常であることから、OFDM変調部25からのOFDM変調信号の出力を停止させることで、給電対象車両2Aへの電力供給を停止させ、現在の時刻や車両ID等からなる給電停止情報を、装置IDと共に有線通信部34に出力することで、これら各情報を、通信線52を介して管理装置60に送信させる。
そして、S370若しくはS350にて、管理装置60若しくは管理装置60と給電装置30へ、給電停止情報若しくは給電完了情報を送信した後は、S360にて、今回電力供給を行った給電対象車両2Aに関する車両情報等の各種情報をメモリから削除し、当該給電処理を終了する。
このように、各給電装置30は、上記給電処理を実行することで、管理装置60にて認証された給電対象車両2Aが自己の給電領域に入ると、その旨を、給電対象車両2Aが受電用アンテナ12を介して送信してくる車両IDに基づき検知し、その後、管理装置60が給電対象車両2Aを認証した際に設定した給電方法(波数及び変調方式)にて、給電対象車両2Aへの給電及び給電対象車両2Aとの間のデータ通信を行う。
そして、各給電装置30は、給電対象車両2Aへの給電が完了すると、その旨を表す給電完了情報を管理装置60及び他の給電装置30に送信し、給電対象車両2Aへの給電に異常が生じると、その旨を表す給電停止情報を管理装置60に送信する。
次に、図7は、管理装置60にて実行される課金処理を表すフローチャートである。
この処理は、管理装置60において、図4に示した認証処理にて給電対象車両2Aを認証した後、その認証した給電対象車両2A毎に、給電対象車両2Aへの給電状態を監視して、給電対象車両2Aの使用者(若しくは所有者)から給電電力に応じた料金を徴収するために実行される処理である。
図7に示すように、課金処理では、まずS410にて、何れかの給電装置30から、給電対象車両2Aに対する給電完了情報若しくは給電停止情報が送信されてきたか否かを判断し、給電対象車両2Aに対する給電完了情報若しくは給電停止情報が送信されてこない場合には、S450に移行して、その状態が予め設定された離脱判定時間を経過したか否かを判断する。
この離脱判定時間は、給電対象車両2Aが、多数の給電装置30が配置された給電区間の走行路から外れたことを判定するための時間であり、例えば、給電対象車両2Aの車速と給電区間の長さとに基づき算出される給電区間の走行時間に基づき設定される。
そして、S450にて、給電対象車両2Aに対する給電完了情報若しくは給電停止情報が送信されてこない時間が、離脱判定時間に達したと判断されると、S440に移行し、S450にて、給電対象車両2Aに対する給電完了情報若しくは給電停止情報が送信されてこない時間は、離脱判定時間に達していないと判断された場合には、再度S410に移行する。
一方、S410にて、給電対象車両2Aに対する給電完了情報若しくは給電停止情報が給電装置30の何れかから送信されてきたと判断されると、S420に移行して、その給電完了情報若しくは給電停止情報を、給電対象車両2Aに対する給電履歴を表す情報の1つとして、管理装置60内のメモリに記憶する。
そして、このようにS410にて給電履歴をメモリに記憶すると、S430に移行して、今回記憶した給電完了情報若しくは給電停止情報は、給電区間の最後に設けられた給電装置(最終給電装置)から送信された情報であるか否かを、これら各情報に付与された装置IDに基づき判定する。
そして、S430にて、今回記憶した給電完了情報若しくは給電停止情報は、最終給電装置から送信された情報であると判断されると、給電対象車両2Aは、給電区間を脱出したと判断して、S440に移行する。
また、逆に、S430にて、今回記憶した給電完了情報若しくは給電停止情報は、最終給電装置から送信された情報ではないと判断されると、給電対象車両2Aはまだ給電区間内を走行中であると判断して、S410に移行する。
次に、S440では、S420にて、給電対象車両2Aへの給電履歴としてメモリに記憶された給電完了情報若しくは給電停止情報を全て読み出し、これら各情報に基づき給電対象車両2Aに供給した電力量に対応した課金情報を算出し、その算出した課金情報を給電履歴と共にデータベース70に送信することで、これら各情報をデータベース70に記憶し、当該課金処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態の非接触給電システムにおいては、複数の給電装置30を車両2の走行路に沿って配置することにより、車両2への給電区間(所謂給電レーン)が形成されており、その給電区間への入り口には、給電区間へ進入する車両2から車両情報を取得するための監視用通信装置50が設けられている。
そして、管理装置60が、監視用通信装置50を介して車両2から車両IDを取得することで、給電区間への進入車両は予めデータベース70に登録されている給電対象車両2Aであるか否かを判定し、進入車両が給電対象車両2Aである場合には、給電対象車両2Aのバッテリ4の残容量等に基づき全ての給電装置30を利用して給電対象車両2Aに電力供給するのに適した給電方法(波数、変調方式等)を求め、その給電方法や給電対象車両2Aを特定するための車両IDを給電対象情報として、各給電装置30に通知する。
すると各給電装置30側では、その給電対象情報に基づき、給電対象車両2Aが自己の給電領域に到達する時刻(車両到達予測時刻)を予測し、現在時刻がその車両到達予測時刻に達すると、車両給電処理を起動する。そして、この車両給電処理では、給電対象車両2Aから送信される車両IDに基づき、管理装置60にて認証された給電対象車両2Aが自己の給電領域に入ったことを検知し、管理装置60にて設定された給電方法(波数及び変調方式)にて、給電対象車両2Aへの給電を開始する。
従って、本実施形態の非接触給電システムによれば、各給電装置30の給電領域内に給電対象車両2Aが入ってから、各給電装置30が給電対象車両2Aへの給電を開始するまでの給電準備時間を極めて短くすることができる。
また、各給電装置30での給電準備時間を短くすることができることから、給電対象車両2Aが給電区間を走行する際の走行速度を、車両停止付近の極低速に制限する必要がなく、給電対象車両2Aを時速数十kmで通常走行させつつ、各給電装置30から給電対象車両2Aへの電力供給を行うことが可能になる。
また、各給電装置30は、給電対象車両2Aへの電力供給を完了すると、給電完了情報を管理装置60に送信し、管理装置60は、各給電装置30から送信された給電完了情報に基づき、給電対象車両2Aへの供給電力量を把握して、課金情報を算出し、その算出結果を外部の記憶手段であるデータベース70に記憶する。
このため、当該システムの管理者は、そのデータベース70に記憶された課金情報等に基づき、給電対象車両2A毎に、当該システムの利用状況を把握することができる。
ここで、本実施形態において、車両2に搭載された受電装置が、特許請求の範囲に記載の受電手段にする。また、給電装置30に設けられた給電用アンテナ32、電力変換部44,歪補償部42及びOFDM変調部40は、本発明の給電手段に相当し、給電用アンテナ32、方向性結合器46,OFDM変調部40及びOFDM復調部41は、本発明の給電側通信手段に相当し、給電制御部36は、本発明の制御手段に相当する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、複数の給電装置30は、車両2の走行路に沿って配置され、これら各給電装置30が配置された給電区間内を走行中の車両2に対して電力供給を行うものとして説明したが、例えば、図8に示すように、駐車場等で、車両2の駐車スペース72に夫々給電装置30を配置し、各給電装置30が、対応する駐車スペース72に車両2が駐車された際に、その車両2に搭載された受電装置10との間で通信を行うことで、車両2が給電対象車両2Aか否かを判定して、給電対象車両2Aに給電を行うように構成されたシステムであっても、本発明を適用することができる。
つまり、図8に示すように、駐車場の複数の駐車スペース72に夫々給電装置30が設けられている場合、その駐車場への出入り口付近に監視用通信装置50を設置して、管理装置60が、監視用通信装置50を介して駐車場へ進入した車両2から車両情報を取得して、その車両2が給電対象車両2Aか否かを判定し、その判定結果や車両情報、車両情報から求まる給電方法等を、各給電装置30に通知するようにすれば、上記実施形態と同様に、各給電装置30で給電対象車両2Aに電力供給するのに要する時間を短くすることができる。
また、このシステムを利用した給電対象車両2Aの管理や課金に関する処理は、全て管理装置60側で行えばよく、給電装置30は給電対象車両2Aでの電力供給のみを行えばよいので、各給電装置30の処理負荷を軽減できる。
なお、この場合、各給電装置30は、給電対象車両2Aが停止している状態で電力供給を行えばよいので、給電装置30側では、図5の到達予測処理を実行する必要はなく、管理装置60や他の給電装置30側でも、この到達予測処理を実行するのに必要な情報を送信する必要はない。従って、図8に示すシステムでは、上記実施形態のシステムに比べて、管理装置60や給電装置30にて実行すべき処理を簡単にして、これら各部での処理負荷を軽減することができる。
また、上記実施形態では、給電装置30は、管理装置60側で設定された給電方法に従い、給電対象車両2Aに電力供給を行うものとして説明したが、給電装置30は、給電時に、給電対象車両2Aとの間でデータ通信が可能であるため(図6のS320参照)、そのデータ通信で取得した車両情報(バッテリ4の残容量等)に基づき、給電方法(換言すれば給電電力)を設定(若しくは変更)するようにしてもよい。
また上記実施形態では、給電装置30から給電対象車両2Aに電力供給を行うシステムについて説明したが、給電装置30が、給電対象車両2Aから余剰電力を買い取る買電機能を有するシステムであっても、本願発明を適用することはできる。
また次に、上記実施形態では、受電用アンテナ12及び給電用アンテナ32を介して車両2の受電装置10と給電装置30との間で送受信される電力伝送及び通信用の高周波信号には、例えば、マイクロ波が用いられるものとして説明したが、この高周波信号は、周波数が低いほど、各装置10、30における電力伝送部分を実現し易くなることから、マイクロ波帯よりも低い周波数帯域に設定してもよく、法律上、非接触給電に利用可能な周波数帯であれば、任意の周波数帯域にすればよい。
2…車両(2A…給電対象車両)、2…進入車両、4…バッテリ、8…走行路、10…受電装置、12…受電用アンテナ、14…方向性結合器、16…方向性結合器、18…整流平滑回路、20…充電回路、21…受電プラグ、22…受電量検出部、24…無線通信部、25…OFDM変調部、26…OFDM復調部、28…受電制御部、30…給電装置、32…給電用アンテナ、34…有線通信部、36…給電制御部、38…無線通信部、40…OFDM変調部、41…OFDM復調部、42…歪補償部、44…電力変換部、46…方向性結合器、48…給電用電源回路、50…監視用通信装置、52…通信線、60…管理装置、62…広域ネットワーク、70…データベース、72…駐車スペース。

Claims (4)

  1. 車両に搭載された受電手段に対し非接触で電力供給するための給電手段と、
    前記給電手段からの電力供給が可能な給電領域内に位置する車両に搭載された車両側通信手段との間で、無線通信を行うための給電側通信手段と、
    前記給電側通信手段が、前記車両側通信手段から送信された車両の識別情報を受信すると、該識別情報に基づき、前記給電領域内の車両が給電対象車両であるか否かを判定し、前記給電領域内の車両が給電対象車両であれば、前記給電手段を駆動して前記受電手段への電力供給を実施させる制御手段と、
    を備えた給電装置を、前記給電領域が重複することのないよう複数分散して配置してなる車両の非接触給電システムであって、
    前記各給電装置が配置された複数の給電領域を含む監視対象領域への車両の進入通路に設置され、前記監視対象領域へ進入する進入車両に搭載された車両側通信手段との間で無線通信を行うための監視用通信装置と、
    該監視用通信装置を介して、前記進入車両から識別情報を取得すると共に、該取得した識別情報に基づき当該システムを利用可能な車両の識別情報が登録されたデータベースを検索することで、前記進入車両が当該システムを利用可能な車両であるか否かを判定し、前記進入車両が当該システムを利用可能な車両であれば、前記進入車両の識別情報を、前記給電対象車両の識別情報として、前記監視対象領域内に分散配置された全給電装置の制御手段に通知し、その後、前記各給電装置から送信されてくる給電完了信号に基づき、当該システムにて給電が完了した給電完了車両を特定して、記憶手段に記憶する管理装置と、
    を備え、前記各給電装置の制御手段は、前記給電側通信手段が受信した車両の識別情報と、前記管理装置から通知された給電対象車両の識別情報とに基づき、前記給電領域内の車両が給電対象車両であるか否かを判定し、その後、前記給電手段から当該給電対象車両に搭載された受電手段への電力供給が完了すると、当該給電対象車両の識別情報を含む給電完了信号を、前記管理装置に送信することを特徴とする車両の非接触給電システム。
  2. 前記管理装置は、前記進入車両が当該システムを利用可能な車両であれば、前記監視用通信装置を介して、前記進入車両から要求電力量を表す電力情報を取得し、その取得した電力情報に基づき、前記各給電装置に設けられた給電手段から前記受電手段への給電条件を求め、該給電条件と前記進入車両の識別情報とを、給電対象車両の情報として、前記各給電装置の制御手段に通知し、
    前記各給電装置の制御手段は、前記給電側通信手段が受信した車両の識別情報と、前記管理装置から通知された給電対象車両の識別情報とに基づき、前記給電領域内の車両が給電対象車両であると判定すると、前記管理装置から通知された給電条件に従い、前記給電手段から前記受電手段への電力供給を実施させることを特徴とする請求項1に記載の車両の非接触給電システム。
  3. 前記各給電装置の制御手段は、前記給電領域内の車両が給電対象車両であると判定すると、前記給電側通信手段を介して、前記給電対象車両から要求電力量を表す電力情報を取得し、その取得した電力情報に基づき、前記給電手段から前記受電手段への給電条件を求め、該給電条件に従い前記給電手段を駆動することを特徴とする請求項1に記載の車両の非接触給電システム。
  4. 前記管理装置は、複数の給電装置の何れかから前記給電完了信号を受けて、給電完了車両を特定すると、該給電完了車両に対する課金処理を行い、課金処理結果を前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両の非接触給電システム。
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